JP2013070238A - タグシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の質問器を備えるタグシステムにおいて、2つ以上の質問器からの質問信号を受信する位置にタグが存在する場合に、そのタグが、それら質問器のうちのいずれの質問器に最も近い位置に存在するかを特定したい。
【解決手段】一般に、2つ以上の質問器それぞれにおける搬送波の送信強度が互いに等しい場合において、タグが、それら質問器からの搬送波を受信するとき、タグにおける搬送波の受信強度の最も高い搬送波を送信した質問器が、そのタグに最も近い質問器であると考えられる。
本発明に係る質問器のそれぞれは、所定単位時間内に搬送波を実質的に同一強度で送信する送信部を有し、タグは、単位時間内に受けた搬送波の中で受信強度の最も強い送信波を送信した質問器を特定する特定部を有する。
このことにより、タグは、自器に最も近い質問器を特定することができる。
【選択図】図9

Description

本発明は、タグと複数の質問器とを備えるタグシステムに関する。
従来、複数の質問器と、質問器から送信される質問信号に呼応して応答信号を送信するタグとを備えるタグシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−165191号公報
ところで、複数の質問器を備えるタグシステムの中には、タグから応答信号が送信された場合に、その応答信号がいずれの質問器から送信される質問信号に呼応したものであるかを調べることで、そのタグの位置を特定し、特定したタグの位置に応じて、システムの行う動作を切り替えるものがある。一例として、複数の机のそれぞれに質問器を備え、それら机うちのいずれの机の近傍にタグが存在するかを特定し、近傍にタグの存在が特定される机の照明器具に限って点灯状態となるように、それぞれの机の照明器具を制御するというタグシステムがある。
このようなタグシステムでは、2つ以上の質問器からの質問信号を受信する位置にタグが存在する場合には、そのタグは、それら質問信号のそれぞれに呼応して、それぞれ応答信号を送信することとなる。このことによって、このタグシステムは、そのタグが、それら質問器群の近傍に存在することは特定できるが、それら質問器群のうちのいずれの質問器に最も近い位置に存在するかを特定することはできない。
そこで本発明は、係る問題に鑑みてなされたものであり、タグが2つ以上の質問器からの質問信号を受信する場合において、それら質問器群のうちのいずれの質問器に最も近いかを特定することができるタグシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係るタグシステムは、所定単位期間内に搬送波を実質的に同一強度で送信する送信部を有する複数の質問器と、前記単位期間内に受けた搬送波の中で受信強度の最も強い搬送波を送信した質問器を特定する特定部と、前記特定に応じて自器からの送信を制御する出力部とを有するタグとを備えることを特徴とする。
また、前記出力部は、前記送信の制御を、前記特定部によって特定された質問器を識別する情報を送信内容に含んで送信するように行うとしても構わない。
また、前記出力部は、前記送信の制御を、前記特定部によって特定された質問器が所定の質問器である場合に送信し、前記特定部によって特定された質問器が所定の質問器でない場合に送信しないように行うとしても構わない。
上記課題を解決するために本発明に係るタグシステムは、所定単位期間内に搬送波を実質的に同一強度で送信する送信部を有する複数の質問器と、前記単位期間内に受けた搬送波それぞれについての受信強度に係る情報を送信する強度送信部を有するタグと、前記強度送信部から送信された受信強度に係る情報に基づいて、前記タグの位置を特定する特定部を有する管理装置とを備えることを特徴とする。
また、前記管理装置は、前記特定部によって特定されたタグの位置に応じて外部機器を制御する外部機器制御部を有するとしても構わない。
また、一の質問器における前記送信部は、前記搬送波の送信を、変調されていない搬送波を前記実質的に同一強度で送信する無変調送信期間と、変調されている搬送波を送信する変調送信期間とを、前記単位期間内において別々に存在させるように行い、さらに、当該送信部の行う送信における無変調送信期間と、当該送信部を有する質問器以外の質問器の行う送信における無変調送信期間との間に、当該送信部の行う送信における変調送信期間が含まれないように行うとしても構わない。
また、前記タグシステムは、前記質問器のそれぞれに同期信号を送信する同期信号送信装置を備え、前記質問器は、前記同期信号送信装置から送信される同期信号を受信する同期信号受信部と、前記同期信号受信部が受信した同期信号を利用して、前記送信部が、前記単位期間内に搬送波を送信できるように、前記送信部の行う前記搬送波の送信タイミングを調整するタイミング調整部とを有するとしても構わない。
また、前記同期信号送信装置の行う前記同期信号の送信は、伝送経路に信号線を利用するものであるとしても構わない。
また、前記信号線は、前記質問器のそれぞれに電力を供給する電力線を含むとしても構わない。
また、前記同期信号送信装置の行う前記同期信号の送信は、無線信号を利用するものであるとしても構わない。
また、前記複数の質問器の内の1つの質問器は第1種質問器であり、他の質問器は第2種質問器であって、前記第1種質問器は、前記第2種質問器のそれぞれに同期信号を送信する同期信号送信部を有し、前記第2種質問器のそれぞれは、前記第1種質問器から送信される同期信号を受信する同期信号受信部と、前記同期信号受信部が受信した同期信号を利用して、前記送信部が、前記単位期間内に搬送波を送信できるように、前記送信部の行う前記搬送波の送信タイミングを調整するタイミング調整部とを有するとしても構わない。
また、前記送信部は、前記搬送波の送信を、変調されていない搬送波を送信する無変調送信期間を含んで行い、前記タイミング調整部は、前記送信タイミングの調整を、前記質問器のそれぞれに含まれる前記送信部のそれぞれにおける無変調送信期間が、互いに重ならないように行うとしても構わない。
また、前記タイミング調整部は、前記送信タイミングの調整を、前記質問器のそれぞれに含まれる送信部のそれぞれにおける無変調送信期間の直前に、前記質問器のそれぞれに含まれるいずれの送信部からも、搬送波が送信されない期間が存在するように行うとしても構わない。
また、前記送信部は、前記搬送波の送信を、さらに、無変調送信期間の直前に、一定の識別情報が含まれるように変調されている搬送波を送信するパイロット信号送信期間が存在するように行い、前記タイミング調整部は、前記送信タイミングの調整を、前記質問器のそれぞれに含まれる前記送信部のそれぞれにおける無変調送信期間とパイロット信号送信期間とのいずれもが、互いに重ならなくなるように行うとしても構わない。
また、前記送信部は、前記搬送波の送信を、さらに、無変調送信期間の直前に、自送信部を含む質問器の質問器識別情報が含まれるように変調されている搬送波を送信する識別情報送信期間が存在するように行い、前記タイミング調整部は、前記送信タイミングの調整を、前記質問器のそれぞれに含まれる前記送信部のそれぞれにおける無変調送信期間と識別情報送信期間とのいずれもが、互いに重ならないように行うとしても構わない。
また、前記送信部は、前記搬送波の送信を、変調されていない搬送波を送信する無変調送信期間と、変調されている搬送波を送信する変調送信期間とが、前記単位期間内において別々に存在するように行い、一の質問器における前記タイミング調整部は、前記送信タイミングの調整を、当該タイミング調整部を有する質問器に含まれる送信部の行う送信における無変調送信期間が、当該タイミング調整部を有する質問器以外の質問器の行う送信における変調送信期間の全てを含むように行うとしても構わない。
また、前記質問器それぞれにおける前記送信部のそれぞれは、最大出力能力が互いに略等しく、前記送信部は、前記搬送波の送信を、最大出力で行うとしても構わない。
また、前記質問器は、自器の設定状態が、送信抑制状態の場合に、前記送信部の行う前記送信を抑制する送信抑制部を有するとしても構わない。
一般に、2つ以上の質問器それぞれにおける搬送波の送信強度が互いに等しい場合において、タグが、それら質問器からの搬送波を受信するとき、タグにおける搬送波の受信強度の最も高い搬送波を送信した質問器が、そのタグに最も近い質問器であると考えられる。
このことにより、上述の構成を備える本発明に係るタグシステムにおいて、タグは、2つ以上の質問器からの搬送波を受信する場合に、それらの質問器のうち、いずれが最もタグに近い質問器であるかを特定することとなる。そして、タグは、この特定に応じて自器からの送信を制御する。
従って、このタグシステムは、タグが2つ以上の質問器からの質問信号を受信する場合において、それら質問器群のうちのいずれの質問器に最も近いかを特定することができる。
居室130の概略構成図 質問器100の主要な回路構成を示す回路図 タグ300の主要な回路構成を示す回路図 経過時間対応表400のデータ構成図 受信装置121の主要な回路構成を示す回路図 対応表600のデータ構成図 (a)変調されていない信号のタイミングチャート、(b)変調されている信号のデータ構成図 基準信号と強度測定用信号と質問信号とのタイミングチャート 応答処理のフローチャート 所在確認処理のフローチャート 変形応答信号1120のデータ構成図 変形応答処理のフローチャート 第1変形所在確認処理のフローチャート (a)扉1470の内側付近の概略構成図、(b)扉1470の外側付近の概略構成図 第2変形所在確認処理のフローチャート
<実施の形態1>
<概要>
以下、本発明に係るタグシステムの一実施形態として、複数の質問器と、質問器から送信される質問信号に呼応して応答信号を送信する複数のタグとからなるプレゼンス管理システムについて説明する。
このプレゼンス管理システムは、質問器と卓上照明とが配置されている複数の机が設置されているオフィスの一室で運用されており、タグを所有するユーザが着席している机を特定し、この特定に基づいて、机に配置されている卓上照明の点灯状態等を制御する。
以下、本実施の形態1に係るプレゼンス管理システムの構成について、図面を参照しながら説明する。
<構成>
図1は、本実施の形態1に係るプレゼンス管理システムが運用されている、オフィスの一室である居室130の概略構成図である。
同図に示されるように、居室130には、12脚の机と12脚の椅子とサーバ120とUHF受信装置121と照明制御装置122とエアコン123とネットワーク124とが設置されている。そして、それぞれの机の上には、それぞれ1台の質問器と1台の卓上照明とが配置されている。
居室130で運用されているプレゼンス管理システムは、サーバ120と受信装置121と照明制御装置122とエアコン123とネットワーク124と質問器100〜質問器111と卓上照明150〜卓上照明161と複数のタグ(図1には図示せず)とから構成されている。
ネットワーク124は、サーバ120と受信装置121と照明制御装置122とエアコン123と質問器100〜質問器111とに接続され、これら接続される機器間の通信に用いられる信号を有線で伝達する機能を有する。
質問器100〜質問器111のそれぞれは、ネットワーク124に接続され、以下の3つの機能を有する。
通信機能:ネットワーク124を介してサーバ120と通信する機能。
搬送波送信機能:サーバ120から送信される同期信号に同期して、変調されていないLF(Low Frequency)帯(例えば135KHz)の搬送波を送信する機能。
質問信号送信機能:サーバ120から送信される同期信号に同期して、変調されているLF帯の質問信号(後述)を送信する機能。
質問器100〜質問器111は、いずれも同様の構成を備え、同様の機能を有している。よって、以後、質問器100〜質問器111に共通する事項を説明する場合には、これらの質問器を代表して質問器100のみについて説明する。
図2は、質問器100の主要な回路構成を示す回路図である。
同図に示されるように、質問器100は、CPU(Central Processing Unit)210とLF帯アンテナ220とLF帯送信回路230とメモリ240とタイマ250と通信回路260と電池270とから構成される。
LF帯アンテナ220は、LF帯送信回路230に接続される、例えばコイルであって、LF帯信号の送信に利用される。
LF帯送信回路230は、CPU210とLF帯アンテナ220とに接続され、CPU210によって制御され、以下の2つの機能を有する。
機能1:CPU210から送られてくる信号を、LF帯の信号に変調する機能。
機能2:変調したLF帯の信号を、LF帯アンテナ220を用いて外部に出力する機能。
メモリ240は、CPU210に接続され、RAM(Random Access Memory)とROM(Read Only Memory)と着脱可能なフラッシュメモリとからなり、CPU210の動作を規定するプログラムとCPU210が利用するデータとを記憶する。
また、メモリ240は、自質問器の質問器識別子を記憶している。
タイマ250は、CPU210に接続され、CPU210によって制御され、時間を計測する機能を有する。
通信回路260は、CPU210とネットワーク124とに接続され、CPU210によって制御され、ネットワーク124を介してネットワーク124に接続された他の機器と通信する機能を有する。
CPU210は、LF帯送信回路230とメモリ240とタイマ250と通信回路260とに接続され、メモリ240が記憶するプログラムを実行することで、LF帯送信回路230とメモリ240とタイマ250と通信回路260とを制御して、質問器100に様々な機能(例えば、通信機能、搬送波送信機能、質問信号送信機能等)を実現させる。
電池270は、タグリーダ110を構成する電子部品に電力を供給する。
図1に示されていない複数のタグのそれぞれは、プレゼンス管理システムを利用するユーザに携帯されて利用され、以下の3つの機能を有する。
質問信号受信機能:質問器100〜質問器111から送信されるLF帯の質問信号を受信する機能。
応答信号送信機能:受信した質問信号に呼応するUHF帯の応答信号(後述)を生成して外部に送信する機能。
受信強度測定機能:内蔵するRSSI(Received Signal Strength Indication)計測回路(後述)を利用して、受信するLF帯の搬送波の受信強度を測定する機能。
受信強度比較機能:所定期間内(例えば400ms:以後、この「例えば400ms」のことを、所定時間T1ともいう。)に受信するLF帯の搬送波のうち、受信強度の最も強い搬送波を特定する機能。
複数のタグのそれぞれは、互いに同様の構成を備え、同様の機能を有している。よって、以後、これらのタグに共通する事項を説明する場合には、これらのタグを代表してタグ300のみについて説明する。
図3は、タグ300の主要な回路構成を示す回路図である。
同図に示されるように、タグ300は、CPU310とLF帯アンテナ320とLF帯受信回路330とUHF(Ultra High Frequency)帯アンテナ340とUHF帯送信回路350とメモリ360とRSSI(Received Signal Strength Indication)計測回路370とタイマ380と電池390とから構成されている。
LF帯アンテナ320は、LF帯受信回路330に接続される、例えば、互いにコイル軸が直交する3つのコイルによって構成され、LF帯信号の受信に利用される。
LF帯受信回路330は、CPU310とRSSI計測回路370とLF帯アンテナ320とに接続され、CPU310によって制御され、以下の2つの機能を有する。
機能1:LF帯アンテナ320を用いて、CRC(Cyclic Redundancy Check)チェックをかけてLF帯の信号を受信する機能。
機能2:受信したLF帯の信号が変調されている場合に、その受信したLF帯の信号を復調して、CPU310へ送る機能。
RSSI計測回路370は、CPU310とLF帯受信回路330とに接続され、LF帯受信回路330が受信したLF帯の信号の受信強度を計測する機能を有する。
UHF帯アンテナ340は、UHF帯送信回路350に接続される、例えば微小ループアンテナであって、UHF帯信号の送信に利用される。
UHF帯送信回路350は、CPU310とUHF帯アンテナ340とに接続され、CPU310によって制御され、以下の2つの機能を有する。
機能1:CPU310から送られてくる信号を、UHF帯の信号に変調する機能。
機能2:変調したUHF帯の信号を、UHF帯アンテナ340を用いて外部に出力する機能。
タイマ380は、CPU310に接続され、CPU310によって制御され、時間を計測する機能を有する。
メモリ360は、CPU310に接続され、RAMとROMと着脱可能なフラッシュメモリとからなり、CPU310の動作を規定するプログラムとCPU310が利用するデータとを記憶する。
また、メモリ360は、自器のタグ識別子と、経過時間対応表400とを記憶している。
図4は、メモリ360が記憶する経過時間対応表400のデータ構造図の一例である。
同図に示されるように、経過時間対応表400は、質問器識別子410と第1経過時間420と第2経過時間430とが対応付けられて構成されている。
この経過時間対応表400は、プレゼンス管理システムの初期状態設定時に、システム管理者によって生成されるものであり、メモリ360を構成する着脱可能なフラッシュメモリに書き込まれる。
同図において、質問器識別子410は、プレゼンス管理システムを構成する質問器それぞれの質問器識別子である。
第1経過時間420は、対応付けられている質問器識別子410を記憶する質問器が、基準信号(後述)の送信を開始してから、強度測定用信号(後述)の送信を開始するまでの時間をミリ秒単位で示すものである。
第2経過時間430は、対応付けられている質問器識別子410を記憶する質問器が、基準信号の送信を開始してから、質問信号の送信を開始するまでの時間をミリ秒単位で示すものである。
再び図3に戻り、タグ300の説明を続ける。
CPU310は、LF帯受信回路330とUHF帯送信回路350とメモリ360とRSSI計測回路370とに接続され、メモリ360が記憶するプログラムを実行することで、LF帯受信回路330とUHF帯送信回路350とRSSI計測回路370を制御して、タグ300に様々な機能(例えば、質問信号受信機能、応答信号送信機能、受信強度測定機能、受信強度比較機能等)を実現させる。
電池390は、タグ300を構成する電子部品に電力を供給する。
再び図1に戻り、プレゼンス管理システムの説明を続ける。
受信装置121は、ネットワーク124に接続され、以下の2つの機能を有する。
応答信号受信機能:タグから送信されるUHF帯の応答信号を受信する機能。
識別子送信機能:タグから応答信号を受信した場合に、応答信号に含まれる質問器識別子とタグ識別子との組を、ネットワーク124を介してサーバ120に送信する機能。
図5は、受信装置121の主要な回路構成を示す回路図である。
同図に示されるように、受信装置121は、CPU510とUHF帯アンテナ520とUHF帯受信回路530とメモリ540と通信回路550とタイマ560とから構成される。
UHF帯アンテナ520は、UHF帯受信回路530に接続される、例えば微小ループアンテナであって、UHF帯信号の受信に利用される。
UHF帯受信回路530は、CPU510とUHF帯アンテナ520とに接続され、CPU510によって制御され、以下の2つの機能を有する。
機能1:UHF帯アンテナ520を用いて、CRCチェックをかけてUHF帯の信号を受信する機能。
機能2:受信したUHF帯の信号を復調して、CPU510へ送る機能。
メモリ540は、CPU510に接続され、RAMとROMと着脱可能なフラッシュメモリとからなり、CPU510の動作を規定するプログラムとCPU510が利用するデータとを記憶する。
通信回路550は、CPU510とネットワーク124とに接続され、CPU510によって制御され、ネットワーク124を介してネットワーク124に接続される他の機器と通信する機能を有する。
タイマ560は、CPU510に接続され、CPU510によって制御され、時間を計測する機能を有する。
CPU510は、UHF帯受信回路530とメモリ540と通信回路550とタイマ560とに接続され、メモリ540が記憶するプログラムを実行することで、UHF帯送信回路530とメモリ540と通信回路550とタイマ560を制御して、受信装置121に様々な機能(例えば、応答信号受信機能、識別子送信機能等)を実現させる。
再び図1に戻り、プレゼンス管理システムの説明を続ける。
サーバ120は、プロセッサとメモリとを内蔵する例えばパーソナルコンピュータであって、ネットワーク124に接続され、プロセッサがメモリに記憶されているプログラムを実行することで、以下の5つの機能を実現する。
同期信号送信機能:ネットワーク124を介して、質問器100〜質問器111と受信装置121とへ、所定時間T2(例えば1500ms)毎に同期信号を送信する機能。
識別子受信機能:ネットワーク124を介して受信装置121から送信される質問器識別子とタグ識別子との組を受信する機能。
対応表更新機能:受信した質問器識別子とタグ識別子との組を用いて、内蔵するメモリが記憶する対応表600(後述)を更新する機能。
照明制御機能:内蔵するメモリが記憶する対応表600を参照して、ネットワーク124を介して、照明制御装置122へ、照明制御装置122を制御する照明制御コマンドを送信する機能。
エアコン制御機能:内蔵するメモリが記憶する対応表600を参照して、ネットワーク124を介して、エアコン123へ、エアコン123を制御するエアコン制御コマンドを送信する機能。
図6は、サーバ120に内蔵されるメモリが記憶する対応表600のデータ構成図である。
同図に示されるように、対応表600は、質問器識別子610とタグ識別子620と照明識別子630とエアコン識別子640とが対応付けられて構成されている。
同図において、質問器識別子610は、プレゼンス管理システムを構成する質問器それぞれの質問器識別子である。
タグ識別子620は、対応表600が更新される直前の所定時間T2周期内に、受信装置121から受信した質問器識別子とタグ識別子との組に含まれるタグ識別子であって、組となる質問器識別子と対応付けられている。
図6の例では、質問器識別子“102”とタグ識別子“203”とが対応付けられ、質問器識別子“104”とタグ識別子“201”とタグ識別子“209”とが対応付けられている。
照明識別子630は、プレゼンス管理システムを構成する卓上照明それぞれの卓上照明識別子であり、エアコン識別子640は、エアコン123の識別子である。
再び図1に戻り、プレゼンス管理システムの説明を続ける。
照明制御装置122は、ネットワーク124と、図示していない照明制御信号線を介して卓上照明150〜卓上照明161とに接続され、以下の機能を有する。
機能:ネットワーク124を介してサーバ120から送信さる照明制御コマンドに従って、卓上照明150〜卓上照明161の点灯状態を、それぞれ個別に制御する機能。
卓上照明150〜卓上照明161のそれぞれは、図示していない照明制御信号線を介して照明制御装置122に接続される、例えば電気スタンドであって、照明制御装置122によって点灯状態を制御される。
エアコン123は、ネットワーク124に接続され、ネットワーク124を介してサーバ120から送信さるエアコン制御コマンドに従って動作する。
以下、上記構成のプレゼンス管理システムにおいて、質問器100とタグ300との通信、及びタグ300と受信装置121との通信に使用される通信信号について説明する。
<通信信号>
質問器100は、タグ300に対して、変調されていないLF帯の基準信号と、変調されていないLF帯の強度測定用信号と、変調されているLF帯の質問信号とを送信する。そして、タグ300は、受信装置141に対して、変調されているUHF帯の応答信号を送信する。
ここで、変調されていない信号とは、変調されずに出力された搬送波のことをいう。
図7(a)は、これらの信号のうち、変調されていない信号のタイミングチャートの一例であり、図7(b)は、これらの信号のうち、変調されている信号のデータ構成図の一例である。
図7(a)に示されるように、基準信号710は、一例として、送信時間が10msとなる変調されていない搬送波が、10msの間隔で2回連続する信号である。
強度測定用信号720は、一例として、送信時間が10msとなる変調されていない搬送波からなる信号である。
なお、LF帯送信回路230の送信強度と、LF帯受信回路330の受信感度とは、基準信号710を用いて行う通信距離が一例として1.5m程度になるように、及び強度測定用信号720を用いて行う通信距離が一例として1.5m程度となるように、予め設定されている。
ここで、通信距離とは、良好な無線通信を行うことができる球状の領域における半径のことをいう。
また、質問器100〜質問器111のそれぞれは、互いに同じ構成となる質問器であるので、質問器100〜質問器111のそれぞれから送信される強度測定用信号における搬送波の送信強度は、互いに等しいものとなっている。ここでは、質問器100〜質問器111のそれぞれは、強度測定用信号の送信を、最大出力強度で行っている。
図7(b)に示されるように、質問信号730は、PR(PReamble)731と質問器識別子732とCRC733とから構成される。
PR731は、質問信号730の始まりを示す同期信号であり、CRC733は、質問信号730に誤りが発生しているか否かを検出するための信号である。
質問器識別子732は、質問信号730を送信する質問器が記憶している、自器の質問器識別子である。
LF帯送信回路230の送信強度と、LF帯受信回路330の受信感度とは、質問信号730を用いて行う通信距離が一例として1.5m程度になるように予め設定されている。
また、ここでは、質問器100〜質問器111のそれぞれは、質問信号の送信を、最大出力強度で行っている。
応答信号740は、PR741と質問器識別子742とタグ識別子743とCRC744とから構成される。
PR741は、応答信号740の始まりを示す同期信号であり、CRC744は、応答信号740に誤りが発生しているか否かを検出するための信号である。
質問器識別子742は、応答信号740を送信するタグが、応答信号740の送信に先立って受信した質問信号に含まれる質問器識別子である。
タグ識別子743は、応答信号740を送信するタグが記憶している、自器のタグ識別子である。
UHF帯送信回路350の送信強度と、UHF帯受信回路530の受信感度とは、応答信号740を用いて行う通信距離が一例として20m程度となるように、予め設定されている。
質問器100〜質問器111のそれぞれは、サーバ120から送信される同期信号に同期して、基準信号と強度測定用信号と質問信号とを、それぞれ予め設定された時間間隔で送信するように設定されている。
図8は、質問器100〜質問器111のそれぞれが送信する、基準信号と強度測定用信号と質問信号とのタイミングチャートの一例である。
質問器100〜質問器111のそれぞれは、サーバ120から送信される同期信号を互いに同じタイミングで受信し、受信した同期信号に同期して、互いに同じタイミングで基準信号を送信する。
質問器100〜質問器111のそれぞれは、基準信号を送信した後、基準信号送信開始時刻から一例として50ms経過すると、質問器100から順に、一例として20msの間隔で強度測定用信号を送信する。そして、基準信号開始時刻から一例として400ms経過すると、質問器100から順に一例として80ms間隔で質問信号を送信する。
以下、図面を参照しながら、上記構成のプレゼンス管理システムが行う動作について説明する。
<動作>
ここでは、プレゼンス管理システムが行う動作のうち、特徴的な動作である、応答処理と所在確認処理とについて説明する。
<応答処理>
応答処理は、タグ300が行う処理であって、タグ300が、質問器100〜質問器111のいずれかから送信された質問信号を受信し、受信した質問信号に基づいて応答信号を生成し、生成した応答信号を外部に送信するという処理である。
図9は応答処理のフローチャートである。
応答処理は、タグ300が起動されることで開始される。
応答処理が開始されると、タグ300は、質問器100〜質問器111のいずれかから送信される基準信号を受信するまで待機する(ステップS900:Noを繰り返す)。
タグ300は、いずれかの質問器から送信される基準信号を受信すると(ステップS900:Yes)、タイマ380を初期化して(ステップS910)、所定時間T1(例えば400ms)と所定時間T3(例えば1400ms)との計測を開始する。
タイマ380を初期化すると、タグ300は、タイマ380の初期化後所定時間T1経過するまでの期間に、1以上の強度測定用信号を受信するか否かを調べる(ステップS920)。
ステップS920の処理において、1以上の強度測定用信号を受信した場合に(ステップS920:Yes)、タグ300は、それら受信した強度測定用信号のうち、最大の受信強度となる強度測定用信号の受信開始時刻を特定する(ステップS930)。
ここで、受信開始時刻とは、タイマ初期化時刻からの経過時間のことをいう。
最大の受信強度となる強度測定用信号の受信開始時刻を特定すると、タグ300は、メモリ360が記憶する経過時間対応表400を参照して、その強度測定用信号を送信した質問器の質問器識別子と、その質問器識別子に対応付けられている第2経過時間とを特定する(ステップS940)。
その後、タグ300は、タイマ380の初期化時刻からの経過時間が、その特定した第2経過時間となる時刻に、その特定した質問器識別子を含む質問信号を受信するか否かを調べる(ステップS950)。
ステップS950の処理において、特定した質問器識別子を含む質問信号を受信した場合に(ステップS950:Yes)、タグ300は、自器のタグ識別子とその特定した質問器識別子とを含むUHF帯の応答信号を生成して、外部に出力する(ステップS960)。
ステップS920の処理において、強度測定用信号を受信しなかった場合(ステップS920:No)と、ステップS950の処理において、特定した質問器識別子を含む質問信号を受信しなった場合(ステップS950:No)と、ステップS960の処理が終了した場合とに、タグ300は、タイマ380の初期化後所定時間T3が経過するまで待機する(ステップS970)。
タイマ380の初期化後所定時間T3が経過するまで待機すると、タグ300は、再びステップS900の処理に戻って、ステップS900以下の処理を繰り返す。
<所在確認処理>
所在確認処理は、サーバ120と受信装置121と質問器100〜質問器111とが協働で行う処理であって、タグ300の所在位置を特定し、特定したタグの所在位置に基づいて、卓上照明150〜卓上照明161とエアコン123とを制御する処理である。
図10は所在確認処理のフローチャートである。
所在確認処理は、プレゼンス管理システムが起動されることで開始される。
所在確認処理が開始されると、サーバ120が同期信号を送信する(ステップS1000)。そして、質問器100〜質問器111のそれぞれと受信装置121とは、互いに同時にサーバ120からの同期信号を受信する。以後、サーバ120は、所定時間T2(例えば、1500ms)毎に、周期的に同期信号を送信する。
受信装置121は、サーバ120からの同期信号を受信すると、タイマ560を初期化する。
質問器100〜質問器111のそれぞれは、互いに同時にサーバ120からの同期信号を受信すると、タイマ250を初期化して、互いに同時に基準信号を送信する(ステップS1005)。
その後、質問器100〜質問器111のそれぞれは、それぞれ予め定められたタイミングで、強度測定用信号の送信と質問信号の送信とを行う(ステップS1010)。
タグ300は、質問器100〜質問器111のいずれかから送信される、基準信号と強度測定用信号と質問信号とを受信することができる位置に存在する場合に、最大の受信強度となる強度測定用信号を送信した質問器の質問器識別子を含む応答信号を送信する。
一方、タグ300は、質問器100〜質問器111のいずれかから送信される、基準信号と強度測定用信号と質問信号とを受信することができる位置に存在しない場合には、応答信号を送信することはない。
強度測定用信号と質問信号の送信とが送信されると、受信装置121は、タイマ560の初期化後所定時間T3経過するまでの期間に、1以上の応答信号を受信するか否かを調べる(ステップS1015)。
ステップS1015の処理において、1以上の応答信号を受信した場合に(ステップS1015:Yes)、受信装置121は、受信した応答信号のそれぞれについて、応答信号に含まれる質問器識別子とタグ識別子との組を、ネットワーク124を介してサーバ120に送信する。
質問器識別子とタグ識別子との組を1組以上受信すると、サーバ120は、それぞれの組におけるタグ識別子を調べて、それらのタグ識別子が、プレゼンス管理システムで用いられているタグを識別するものであることを確認する。そして、それぞれの組における質問器識別子とタグ識別子との対応関係が、対応表600(図6参照)に反映されるように、対応表600を更新する(ステップS1020)。
そして、サーバ120は、対応表600を参照して、エアコン識別子に、ヌル値以外のタグ識別子に対応付けられているため、起動状態となるように、ネットワーク124を介してエアコン123を制御する(ステップS1025)。
さらに、サーバ120は、対応表600を参照して、ヌル値以外のタグ識別子に対応付けられている照明識別子で識別される卓上照明に限って点灯状態となるように、ネットワーク124を介して照明制御装置122を制御する(ステップS1030)。
ステップS1015の処理において、応答信号を受信しなかった場合には(ステップS1015:No)、受信装置121は、質問器識別子とタグ識別子との組を、ネットワーク124を介してサーバ120に送信しない。
すると、サーバ120は、同期信号送信後所定時間T3経過するまでの期間に、質問器識別子とタグ識別子との組を受信せず、全てのタグ識別子がヌル値となるように、対応表600を更新する(ステップS1035)。
そして、サーバ120は、対応表600を参照して、エアコン識別子に、ヌル値以外のタグ識別子に対応付けられていないため、停止状態となるように、ネットワーク124を介してエアコン123を制御する(ステップS1040)。
さらに、サーバ120は、対応表600を参照して、ヌル値以外のタグ識別子に対応付けられている照明識別子が存在しないため、全ての卓上照明が消灯状態となるように、ネットワーク124を介して照明制御装置122を制御する(ステップS1045)。
ステップS1030の処理が終了した場合、又はステップS1045の処理が終了した場合には、プレゼンス管理システムは、再びステップS900の処理に戻って、ステップS900以下の処理を繰り返す。
<考察>
プレゼンス管理システムによると、それぞれの質問器における強度測定用信号の送信強度が互いに等しいものとなっているため、タグが強度測定用信号を受信した場合に、最大の受信強度となる強度測定用信号を送信した質問器が、そのタグに最も近い質問器となる。
従って、タグは、自器から最も近い位置に存在する質問器を特定する。
<実施の形態2>
<概要>
以下、本発明に係るタグシステムの一例として、実施の形態1に係るプレゼンス管理システムの一部を変形した、変形プレゼンス管理システムについて説明する。
実施の形態2に係る変形プレゼンス管理システムは、そのハードウエア構成が、実施の形態1に係るプレゼンス管理システムと同様のものとなっているが、実行されるソフトウエアの一部が、実施の形態1に係るプレゼンス管理システムから変形されている。
実施の形態1に係るプレゼンス管理システムは、タグが、1以上の質問器から強度測定用信号を受信した場合に、そのタグが、それら強度測定用信号のうち、最大の受信強度となる強度測定用信号を送信した質問器の質問器識別子を特定する構成の例であった。これに対して、実施の形態2に係る変形プレゼンス管理システムは、タグが、1以上の質問器から強度測定用信号を受信した場合に、サーバが、それら強度測定用信号のうち、最大の受信強度となる強度測定用信号を送信した質問器の質問器識別子を特定する構成の例である。
以下、本実施の形態2に係る変形プレゼンス管理システムについて、実施の形態1に係るプレゼンス管理システムとの相違点を中心に、図面を参照しながら説明する。
<構成>
変形プレゼンス管理システムは、実施の形態1に係るプレゼンス管理システムと同様のハードウエア構成となっている。よって、ここでは説明を省略する。また、以下では、変形プレゼンス管理システムのハードウエアを構成する構成要素に係る説明は、特に断りのない限り、実施の形態1に係るプレゼンス管理システムのハードウエアを構成する各構成要素と同じ符号を用いて行う。しかしながら、実行されるソフトウエアの一部が変形されているため、実施の形態1におけるタグ300が、その機能の一部を変形されて変形タグとなり、実施の形態1における受信装置121が、その機能の一部を変形されて変形受信装置となり、実施の形態1におけるサーバ120が、その機能の一部を変形されて変形サーバとなっている。
変形タグは、実施の形態1におけるタグ300から、応答信号送信機能が、以下の変形応答信号送信機能に変形されている。
変形応答信号送信機能:受信した質問信号に呼応するUHF帯の変形応答信号(後述)を生成して外部に送信する機能。
変形受信装置は、実施の形態1における受信装置121から、識別子送信機能が、以下の変形識別子送信機能に変形されている。
変形識別子送信機能:タグから変形応答信号を受信した場合に、受信した変形応答信号を、ネットワーク124を介してサーバ120に送信する機能。(但し、受信した変形応答信号そのものではなく、パケット形式の信号に変換したものを送信する。)
変形サーバは、実施の形態1におけるサーバ120から、識別子受信機能と対応表更新機能とが、それぞれ、以下の変形識別子受信機能と変形対応表更新機能とに変形され、新たに、最大受信強度特定機能が追加されている。
変形識別子受信機能:ネットワーク124を介して受信装置121から送信される、変形応答信号を受信する機能。
変形対応表更新機能:受信した変形応答信号に含まれるタグ識別子と、その変形応答信号から特定された、最も大きい受信強度値を示す強度測定用信号を送信した質問器の質問器識別子とを対応付けて、内蔵するメモリが記憶する対応表600を更新する機能。
最大受信強度特定機能:受信した変形応答信号から、その変形応答信号に含まれる受信強度値のうち最も大きい受信強度値を示す強度測定用信号を送信した質問器の質問器識別子を特定する機能。
<通信信号>
変形プレゼンス管理システムで利用される通信信号は、実施の形態1に係るプレゼンス管理システムで利用される通信信号から、応答信号が変形応答信号に変形されたものとなっている。
図11は、変形応答信号1120のデータ構成図である。
同図に示されるように、変形応答信号は、PR1121とn(nは1以上の整数)個の質問器識別子(第1質問器識別子1122〜第n質問器識別子1124)とn個の受信強度値(第1受信強度値1125〜第n受信強度値1127)とタグ識別子1128とCRC1129とから構成される。
PR1121は、変形応答信号1120の始まりを示す同期信号であり、CRC1129は、変形応答信号1120に誤りが発生しているか否かを検出するための信号である。
第1質問器識別子1122〜第n質問器識別子1124のそれぞれは、変形応答信号1120を送信する変形タグが、変形応答信号の送信に先立って受信したn個の質問信号それぞれに含まれる質問器識別子である。
第1受信強度値1125〜第n受信強度値1127のそれぞれは、変形応答信号1120を送信する変形タグが、変形応答信号の送信に先立って受信したn個の強度測定用信号それぞれについての受信強度を示す値である。
ここで、第m質問器識別子と第m受信強度値との関係は、第m受信強度値が、第m質問器識別子によって識別される質問器から送信された強度測定用信号についての受信強度値となる関係になっている。
タグ識別子1128は、変形応答信号1120を送信する変形タグが記憶している、自器のタグ識別子である。
UHF帯送信回路350の送信強度と、UHF帯受信回路530の受信感度とは、変形応答信号1120を用いて行う通信距離が一例として20m程度となるように、予め設定されている。
以下、図面を参照しながら、上記構成の変形プレゼンス管理システムが行う動作について説明する。
<動作>
ここでは、変形プレゼンスシステムが行う動作のうち、特徴的な動作である、変形応答処理と第1変形所在確認処理とについて説明する。変形応答処理は、実施の形態1における応答処理の一部の処理が変形されたものであり、第1変形所在確認処理は、実施の形態1における所在確認処理の一部の処理が変形されたものである。
<変形応答処理>
変形応答処理は、変形タグが行う処理であって、変形タグが、質問器100〜質問器111のいずれかから送信された質問信号を受信し、受信した質問信号に基づいて変形応答信号を生成し、生成した変形応答信号を外部に送信するという処理である。
図12は変形応答処理のフローチャートである。
変形応答処理は、変形タグが起動されることで開始される。
ステップS1200の処理〜ステップS1220の処理は、実施の形態1に係る応答処理におけるステップS900の処理〜ステップS920の処理に対して、タグ300を変形タグに読み替え、所定時間T1を所定時間T4(例えば400ms)に読み替え、所定時間T3を所定時間T6(例えば1400ms)に読み替えた処理と同等の処理である。よって、ここでは、その説明を省略する。
ステップS1220の処理において、1以上の強度測定用信号を受信した場合に(ステップS1220:Yes)、変形タグは、それら受信した強度測定用信号それぞれについて、受信強度の特定と、強度測定用信号の受信開始時刻の特定とを行う(ステップS1230)。
そして、変形タグは、受信した強度測定用信号のそれぞれについて、経過時間対応表(図6参照)を参照して、強度測定用信号を送信した質問器の質問器識別子と、その質問器識別子に対応付けられている第2経過時間とを特定する(ステップS1240)。
その後、変形タグは、受信した強度測定用信号のそれぞれについて、タイマ380の初期化時刻からの経過時間が、特定した第2経過時間となる時刻に、特定した質問器識別子を含む質問信号を受信するか否かを調べる(ステップS1250)。
ステップS1250の処理において、受信した強度測定用信号のそれぞれについて、特定した質問器識別子を含む質問信号を受信した場合に(ステップS1250:Yes)、変形タグは、受信した強度測定用信号のそれぞれにおける、受信強度値と送信元質問器の質問器識別子と、自器のタグ識別子とを含む変形応答信号を生成して出力する(ステップS1260)。
ステップS1220の処理において、1以上の強度測定用信号を受信しなかった場合(ステップS1220:No)と、ステップS1250の処理において、受信した強度測定用信号のうちの少なくとも1つの強度測定用信号について、特定した質問器識別子を含む質問信号を受信しなかった場合(ステップS1250:No)と、ステップS1260の処理が終了した場合とに、変形タグは、タイマ380の初期化後所定時間T6が経過するまで待機する(ステップS1270)。
タイマ380の初期化後所定時間T6が経過するまで待機すると、変形タグは、再びステップS1200の処理に戻って、ステップS1200以下の処理を繰り返す。
<第1変形所在確認処理>
第1変形所在確認処理は、変形サーバと変形受信装置と質問器100〜質問器111とが協働で行う処理であって、変形タグの所在位置を特定し、特定したタグの所在位置に基づいて、卓上照明150〜卓上照明161とエアコン123とを制御する処理である。
図13は第1変形所在確認処理のフローチャートである。
第1変形所在確認処理は、変形プレゼンス管理システムが起動されることで開始される。
ステップS1300の処理〜ステップS1310の処理は、実施の形態1に係る所在確認処理におけるステップS1000の処理〜ステップS1010の処理に対して、サーバ120を変形サーバに読み替え、受信装置121を変形受信装置に読み替え、所定時間T2を所定時間T5(例えば1500ms)に読み替え、所定時間T3を所定時間T6に読み替えたものと同等の処理である。よって、ここでは、その説明を省略する。
変形タグは、質問器100〜質問器111のいずれかから送信される、基準信号と強度測定用信号と質問信号とを受信することができる位置に存在する場合に、変形応答信号を送信する。
一方、変形タグは、質問器100〜質問器111のいずれかから送信される、基準信号と強度測定用信号と質問信号とを受信することができる位置に存在しない場合には、変形応答信号を送信することはない。
強度測定用信号と質問信号の送信とが送信されると、変形受信装置は、タイマ560の初期化後所定時間T6経過するまでの期間に、1以上の変形応答信号を受信するか否かを調べる(ステップS1315)。
ステップS1315の処理において、1以上の変形応答信号を受信した場合に(ステップS1315:Yes)、変形受信装置は、受信した変形応答信号のそれぞれを、パケット形式の信号に変換して、ネットワーク124を介して変形サーバへ送信する。
変形応答信号を受信すると、変形サーバは、受信した変形応答信号のそれぞれについて、タグ識別子を調べて、それらのタグ識別子が、本プレゼンス管理システムで用いられているタグを識別するものであることを確認する。そして、受信した変形応答信号のそれぞれについて、最大の受信強度値を示す強度測定用信号を送信した質問器の質問器識別子を特定する(ステップS1320)。
その後、変形サーバは、受信した変形応答信号のそれぞれにおける、タグ識別子と特定された質問器識別子との対応関係が、対応表600(図6参照)に反映されるように、対応表600を更新する(ステップS1323)。
ステップS1325の処理〜ステップS1330の処理は、実施の形態1に係る所在確認処理におけるステップS1025の処理〜ステップS1030の処理に対して、サーバ120を変形サーバに読み替えたものと同等の処理である。よって、ここでは、その説明を省略する。
ステップS1315の処理において、変形応答信号を受信しなかった場合には(ステップS1315:No)、変形受信装置は、パケット形式の信号に変換された変形応答信号を、ネットワーク124を介して変形サーバに送信しない。
ステップS1335の処理〜ステップS1345の処理は、実施の形態1に係る所在確認処理におけるステップS1035の処理〜ステップS1045の処理に対して、サーバ120を変形サーバに読み替えたものと同等の処理である。よって、ここでは、その説明を省略する。
ステップS1330の処理が終了した場合、又はステップS1345の処理が終了した場合には、プレゼンス管理システムは、再びステップS1300の処理に戻って、ステップS1300以下の処理を繰り返す。
<考察>
変形プレゼンス管理システムによると、それぞれの質問器における、強度測定用信号の送信強度は互いに等しいものとなっているため、変形タグが強度測定用信号を受信した場合に、最大の受信強度となる強度測定用信号を送信した質問器が、その変形タグに最も近い質問器となる。
従って、変形サーバは、変形タグから最も近い位置に存在する質問器を特定していることとなる。
<実施の形態3>
<概要>
以下、本発明に係るタグシステムの一例として、実施の形態1に係るプレゼンス管理システムの一部を変形した、電気錠システムについて説明する。
この電気錠システムは、出入り口となる扉を有する居室で運用されており、扉の内側にタグを所有するタグ所有者が存在する場合において、扉の内側に設置されている解錠スイッチが操作されたときと、扉の外側にタグ所有者が存在する場合において、扉の外側に設置されている解錠スイッチが操作されたときとに限って、その扉に取り付けられている電気錠を解錠するというものである。
この電気錠システムは、扉の内側にタグ所有者が存在する場合において、扉の外側に設置されている解錠スイッチが操作されたとき、及び扉の外側にタグ所有者が存在する場合において、扉の内側に設置されている解錠スイッチが操作されたときには、その扉に取り付けられている電気錠を解錠することはない。
以下、本実施の形態3に係る電気錠システムの構成について、図面を参照しながら説明する。
<構成>
図14(a)は、本実施の形態3に係る電気錠システムが運用されている居室への出入り口となる扉1470の内側付近の概略構成図であり、図14(b)は、扉1470の外側付近の概略構成図である。
図14(a)に示されるように、扉1470の内側付近には、壁に、質問器1410と解錠スイッチ1420と電気錠1430とネットワーク1460の一部とが設置され、床に、受信装置1440とサーバ1450とが設置されている。
図14(b)に示されるように、扉1470の外側付近には、壁に、質問器1411と解錠スイッチ1421とネットワーク1460の一部とが設置されている。
居室で運用されている電気錠システムは、質問器1410と質問器1411と解錠スイッチ1420と解錠スイッチ1421と電気錠1430と受信装置1440とサーバ1450とネットワーク1460とタグ(図14に図示されず)とから構成されている。
ネットワーク1460は、質問器1410と質問器1411と解錠スイッチ1420と解錠スイッチ1421と電気錠1430と受信装置1440とサーバ1450とに接続され、これら接続される機器間の通信に用いられる信号を有線で伝達する機能を有する。
質問器1410と質問器1411とは、それぞれ、ネットワーク1460に接続され、それぞれ、実施の形態1における質問器100と同様の構成を備え、同様の機能を有している。よって、ここでは、それらの説明を省略する。
解錠スイッチ1420と解錠スイッチ1421とは、それぞれ、ネットワーク1460に接続され、押下操作を受け付けるボタンを有する。そして、それぞれ、ボタンが押下された場合に、自器においてボタンが押下された旨の信号を、ネットワーク1460を介してサーバ1450へ送信する機能を有する。
受信装置1440は、ネットワーク1460に接続され、実施の形態1における受信装置121と同様の構成を備え、同様の機能を有している。よって、ここでは、その説明を省略する。
電気錠1430は、ネットワーク1460に接続され、ネットワーク1460を介してサーバ1450によって制御され、扉1470を施解錠する機能を有する。
サーバ1450は、ネットワーク1460に接続され、実施の形態1におけるサーバ120から、照明制御機能とエアコン制御機能とが削除され、以下の、押下信号受信機能と電気錠制御機能とが追加されるように変形されたものである。
押下信号受信機能:ネットワーク1460を介して、解錠スイッチ1420と解錠スイッチ1421とから送信される、自器においてボタンが押下された旨の信号を受信する機能。
電気錠制御機能:ネットワーク1460を介して、電気錠1430の施解錠状態を制御する機能。
タグは、実施の形態1におけるタグ300と同様の構成を備え、同様の機能を有している。よって、ここでは、その説明を省略する。
以下、図面を参照しながら、上記構成の電気錠システムが行う動作について説明する。
<動作>
電気錠システムが行う動作のうち、特徴的な動作として、応答処理と第2変形所在確認処理とがある。このうち、応答処理は、実施の形態1における応答処理と同様の処理であり、第2変形所在確認処理は、実施の形態1における所在確認処理の一部の処理が変形された処理である。よって、ここでは第2変形所在確認処理について、その説明を行う。
<第2変形所在確認処理>
第2変形所在確認処理は、サーバ1450と受信装置1440と質問器1410と質問器1411とが協働で行う処理であって、タグの所在位置を特定し、特定したタグの所在位置に基づいて、電気錠1430を制御する処理である。
図15は第2変形所在確認処理のフローチャートである。
ステップS1500の処理〜ステップS1510の処理は、実施の形態1に係る所在確認処理におけるステップS1000の処理〜ステップS1010の処理に対して、サーバ120をサーバ1450に読み替え、受信装置121を受信装置1440に読み替え、質問器100〜質問器111を質問器1410〜質問器1411に読み替え、所定時間T2を所定時間T7(例えば1500ms)に読み替え、所定時間T3を所定時間T8(例えば1400ms)に読み替えたものと同等の処理である。よって、ここでは、その説明を省略する。
タグは、質問器1410〜質問器1411のいずれかから送信される、基準信号と強度測定用信号と質問信号とを受信することができる位置に存在する場合に、応答信号を送信する。
ここで、タグの所有するユーザが、扉1470の内側において質問器1410の近傍にいる場合に、質問器1410からの質問信号を受信すると共に、扉1470の外側にある質問器1411からの質問信号をも受信してしまうことがある。これは、質問器1411から送信される質問信号が、壁又は扉を透過してタグにまで到達してしまうことによって生じる。同様に、タグの所有するユーザが、扉1470の外側において質問器1411の近傍にいる場合に、質問器1411からの質問信号を受信すると共に、扉1470の内側にある質問器1410からの質問信号をも受信してしまうことがある。
一方、タグは、質問器1410〜質問器1411のいずれかから送信される、基準信号と強度測定用信号と質問信号とを受信することができる位置に存在しない場合には、応答信号を送信することはない。
強度測定用信号と質問信号の送信とが送信されると、受信装置1440は、タイマ560の初期化後所定時間T8(例えば、1400ms)の経過を上限に、応答信号を受信するか否かを調べる(ステップS1520)。
ステップS1520の処理において、応答信号を受信した場合に(ステップS1520:Yes)、受信装置1440は、受信した応答信号に含まれる質問器識別子とタグ識別子との組を、ネットワーク1460を介してサーバ1450に送信する。
質問器識別子とタグ識別子との組を受信すると、サーバ1450は、そのタグ識別子を調べて、そのタグ識別子が、本電気錠システムで用いられているタグを識別するものであることを確認する。そして、その質問器識別子が、扉1470の内側に設置されている質問器1410を識別するものであるか否かを調べる(ステップS1530)。
ステップS1530の処理において、質問器識別子が、扉1470の内側に設置されている質問器1410を識別するものである場合に(ステップS1530:Yes)、サーバ1450は、タイマ560の初期化後所定時間T9(例えば、10s)経過するまでの期間に、扉1470の内側に設置されている解錠スイッチ1420のボタンが押下操作されたか否かを調べる(ステップS1540)。
ステップS1530の処理において、質問器識別子が、扉1470の内側に設置されている質問器1410を識別するものでない場合に(ステップS1530:No)、サーバ1450は、タイマ560の初期化後所定時間T9経過するまでの期間に、扉1470の外側に設置されている解錠スイッチ1421のボタンが押下操作されたか否かを調べる(ステップS1550)。なお、ステップS1530の処理において、質問器識別子が、扉1470の内側に設置されている質問器1410を識別するものでない場合には、その質問器識別子は、扉1470の外側に設置されている質問器1411を識別するものとなる。
ステップS1540の処理において、解錠スイッチ1420のボタンが押下操作された場合(ステップS1540:Yes)と、ステップS1550の処理において、解錠スイッチ1421のボタンが押下操作された場合(ステップS1550:Yes)とに、サーバ1450は、ネットワーク1460を介して電気錠1430を制御し、電気錠1430を解錠状態とする(ステップS1560)。
電気錠1430を解錠状態とすると、サーバ1450は、電気錠1430を解錠状態としてから所定時間T10(例えば30s)の経過を待って、ネットワーク1460を介して電気錠1430を制御し、電気錠1430を施錠状態とする(ステップS1570)。
ステップS1540の処理において、解錠スイッチ1420のボタンが押下操作されなかった場合(ステップS1540:No)と、ステップS1550の処理において、解錠スイッチ1421のボタンが押下操作されなかった場合(ステップS1550:No)と、ステップS1570の処理が終了した場合に、電気錠システムは、再びステップS1500の処理に戻って、ステップS1500以下の処理を繰り返す。
<考察>
タグの所有するユーザが、扉1470の内側において質問器1410の近傍にいる場合に、質問器1410からの質問信号を受信すると共に、扉1470の外側にある質問器1411からの質問信号をも受信してしまうことがある。しかしながら、このような場合には、質問器1410からの強度測定用信号の受信強度の方が、質問器1411からの強度測定用信号の受信強度よりも大きくなるので、タグは、送信する応答信号に、質問器1410の質問器識別子を含ませることとなる。
従って、このような場合において、扉1470の外側に設置されている解錠スイッチ1420のボタンが押下操作されたとしても、電気錠1430が解除されることはない。
<補足>
以下、本発明に係るタグシステムの一実施形態として、実施の形態1、実施の形態2、実施の形態3において、3つのタグシステムの例について説明したが、以下のように変形することも可能である。本発明は上述した実施の形態1、実施の形態2、実施の形態3で示した通りの電気錠システムに限られないことはもちろんである。
(1)実施の形態1において、プレゼンス管理システムは、タグが、質問器のいずれかから強度測定用信号と質問信号とを受信した場合に、最も受信強度の高い強度測定用信号を送信した質問器の質問器識別子を含めた応答信号を送信するというものであった。
これに対して、タグが、応答信号の送信を制限するための応答制限用質問器識別子を記憶する機能を有し、タグが応答信号を送信する条件に、さらに、最も受信強度の高い強度測定用信号を送信した質問器の質問器識別子が、自器の記憶する応答制限用質問器識別子と一致する場合に限って行うという条件を加えてもよい。
このようにすることで、タグは、タグを所有しているタグ所有者が所定の質問器の近傍に存在する場合に限って、応答信号を送信することとなる。
このことにより、例えば、タグに、応答制限用質問器識別子として、そのタグの所有者の専用机に設置されている質問器の質問器識別子を記憶させておくことで、そのタグ所有者が自分の机に着席している場合に限って、その机の上の卓上照明を点灯するという運用等が可能となる。
また、タグ所有者が自分の机に着席している場合に限って、その机の上の卓上照明を点灯するという運用を実現するために、例えば、サーバ120が、卓上照明の制御に係る登録表といったものを予め保持し、それに基づいて卓上照明の制御を行うといった構成の例も考えられる。
また、タグが応答信号を送信する条件に、さらに、受信強度が一定以上の場合に限って行うという条件を加えてもよい。このようにすることで、座席付近を通過しただけでなく確実に着席した場合に限って照明を点灯させることができるという運用が可能となる。
(2)実施の形態1において、プレゼンス管理システムは、サーバ120が質問器のそれぞれに同期信号を送信し、質問器のそれぞれが、受信した同期信号に同期して、基準信号と強度測定用信号と質問信号とを、それぞれ予め設定された時間間隔で送信する構成の例であった。
しかしながら、質問器のそれぞれが送信する基準信号と強度測定用信号と質問信号とのそれぞれが互いに同期している構成であれば、サーバ120が質問器のそれぞれに同期信号を送信する構成に限られる必要はない。例えば、質問器のうちの代表する1つの質問器が、他の質問器のそれぞれに同期信号を送信し、その同期信号を受信する質問器のそれぞれが、受信した同期信号に同期して、基準信号と強度測定用信号と質問信号とを、それぞれ予め設定された時間間隔で送信する構成の例等が考えられる。
(3)実施の形態1において、プレゼンス管理システムは、サーバ120と受信装置121と照明制御装置122とエアコン123と質問器100〜質問器111との通信は、有線通信を利用するネットワーク124を介してなされる構成の例であった。
しかしながら、これらの機器が互いに通信することができれば、必ずしも有線通信を利用するネットワーク124を介してなされる必要はなく、例えば、これらの機器が、互いに無線通信を行う構成であっても構わない。
これらの機器が無線通信を行う構成の例としては、例えば、これらの機器のそれぞれが、UHF送受信部を有し、UHF送信部を用いてUHF帯の無線通信を行う構成等が考えられる。
また、ネットワーク124が有線通信を利用する構成の例として、例えば、ネットワーク124に、専用通信ケーブルを用いた構成の例も考えられる。
さらには、質問器のそれぞれが電池270を備えずに商用電力線を通じて外部から供給される電力で動作する構成の場合には、ネットワーク124の一部に、質問器のそれぞれに電力を供給する商用電力線を用いた構成の例等も考えられる。
(4)実施の形態1において、プレゼンス管理システムは、質問器のそれぞれについて、基準信号の送信と強度測定用信号の送信との間に、なんら信号を送信しない構成の例であった。
しかしながら、質問器のそれぞれは、自器の送信する、基準信号以外の信号の送信期間と、他質問器の送信する信号の送信期間とが互いに重なることがなければ、強度測定用信号の送信の直前に、予め定められた変調がなされているパイロット信号を送信する構成としても構わない。
このような構成にすることで、タグは、強度測定用信号の受信開始を、比較的容易に検知することができるようになる。
(5)実施の形態1において、プレゼンス管理システムは、質問器のそれぞれについて、基準信号の送信と強度測定用信号の送信との間に、なんら信号を送信しない構成の例であった。
しかしながら、質問器のそれぞれは、自器の送信する、基準信号以外の信号の送信期間と、他質問器の送信する信号の送信期間とが互いに重なることがなければ、強度測定用信号の送信の直前に、自器の質問器識別子を含む信号を送信する構成としても構わない。
このような構成にすることで、いずれかの質問器から送信された強度測定用信号を受信するタグは、その強度測定用信号がいずれの質問器から送信されたものであるかを、比較的容易に特定することができるようになる。さらには、質問器は、基準信号を送信する必要がなくなり、タグは、タイマでカウントする必要がなくなる。
(6)実施の形態1において、プレゼンス管理システムは、同期信号を受信する質問器の全てが、その同期信号に同期して、基準信号と強度測定用信号と質問信号とを送信する構成の例であった。
しかしながら、少なくとも1つの質問器が、同期信号に同期して、基準信号と強度測定用信号と質問信号とを送信することができる構成であれば、必ずしも、同期信号を受信する質問器の全てが、これらの信号を送信する構成に限られる必要はない。
例えば、質問器のそれぞれは、プレゼンス管理システムの管理者等によって、送信可能状態と送信抑制状態とのいずれか一方の状態に設定される機能を有し、自器が送信抑制状態に設定されている場合には、これらの信号を送信しない構成の例等が考えられる。
(7)実施の形態1において、プレゼンス管理システムは、基準信号と強度測定用信号と質問信号とがLF帯の信号である構成の例であったが、無線信号であれば、必ずしもLF帯の信号に限られる必要はない。
但し、これらの信号がLF帯の信号であることで、これらの信号の通信可能距離の絞り込みを比較的容易に実現することができる。
また、実施の形態1において、プレゼンス管理システムは、応答信号がUHF帯の信号である構成の例であったが、無線信号であれば、必ずしもUHF帯の信号に限られる必要はない。
但し、応答信号がUHF帯の信号であることで、応答信号の送受信に利用される、送信回路、受信回路、アンテナ等を、比較的容易に実現することができる。
(8)実施の形態1におけるプレゼンス管理システム、実施の形態2における変形プレゼンス管理システムにおいて、それぞれの質問器が行う強度測定用信号の送信と質問信号の送信との順序が、図8、図4等に示される順番で行われる構成の例であったが、それぞれの質問器が、それぞれ強度測定用信号と質問信号とを送信することができれば、送信の順序は、必ずしもこの順番に限られる必要はない。
(9)以下、さらに本発明の一実施形態に係る電気錠システムの構成及びその変形例と各効果について説明する。
(a)本発明の一実施形態に係る電気錠システムは、所定単位期間内に搬送波を実質的に同一強度で送信する送信部を有する複数の質問器と、前記単位期間内に受けた搬送波の中で受信強度の最も強い搬送波を送信した質問器を特定する特定部と、前記特定に応じて自器からの送信を制御する出力部とを有するタグとを備えることを特徴とする。
一般に、2つ以上の質問器それぞれにおける搬送波の送信強度が互いに等しい場合において、タグが、それら質問器からの搬送波を受信するとき、タグにおける搬送波の受信強度の最も高い搬送波を送信した質問器が、そのタグに最も近い質問器であると考えられる。
このことにより、上述の構成を備える本実施の形態に係るタグシステムにおいて、タグは、2つ以上の質問器からの搬送波を受信する場合に、それらの質問器のうち、いずれが最もタグに近い質問器であるかを特定することとなる。そして、タグは、この特定に応じて自器からの送信を制御する。
従って、このタグシステムは、タグが2つ以上の質問器からの質問信号を受信する場合において、それら質問器群のうちのいずれの質問器に最も近いかを特定することができる。
(b)また、前記出力部は、前記送信の制御を、前記特定部によって特定された質問器を識別する情報を送信内容に含んで送信するように行うとしてもよい。
このような構成にすることによって、タグの出力部から送信された信号を受信する受信装置に、そのタグに最も近い質問器を識別させることができるようになる。
(c)また、前記出力部は、前記送信の制御を、前記特定部によって特定された質問器が所定の質問器である場合に送信し、前記特定部によって特定された質問器が所定の質問器でない場合に送信しないように行うとしてもよい。
このような構成にすることで、タグの位置検出を、そのタグから最も近い質問器が所定の質問器である場合に限って行うようにすることができるようになる。
(d)本発明の一実施形態に係る電気錠システムは、所定単位期間内に搬送波を実質的に同一強度で送信する送信部を有する複数の質問器と、前記単位期間内に受けた搬送波それぞれについての受信強度に係る情報を送信する強度送信部を有するタグと、前記強度送信部から送信された受信強度に係る情報に基づいて、前記タグの位置を特定する特定部を有する管理装置とを備えることを特徴とする。
一般に、2つ以上の質問器それぞれにおける搬送波の送信強度が互いに等しい場合において、タグが、それら質問器からの搬送波を受信するとき、タグにおける搬送波の受信強度の最も高い搬送波を送信した質問器が、そのタグに最も近い質問器であると考えられる。
このことにより、上述の構成を備える本発明に係るタグシステムにおいて、管理装置は、タグが2つ以上の質問器からの搬送波を受信する場合に、それらの質問器のうち、いずれが最もそのタグに近い質問器であるかを特定することとなる。
従って、このタグシステムは、タグが2つ以上の質問器からの質問信号を受信する場合において、それら質問器群のうちのいずれの質問器に最も近いかを特定することができる。
(e)また、前記管理装置は、前記特定部によって特定されたタグの位置に応じて外部機器を制御する外部機器制御部を有するとしてもよい。
このような構成にするとで、タグの位置に応じた外部機器の制御を行うことができるようになる。
(f)また、一の質問器における前記送信部は、前記搬送波の送信を、変調されていない搬送波を前記実質的に同一強度で送信する無変調送信期間と、変調されている搬送波を送信する変調送信期間とを、前記単位期間内において別々に存在させるように行い、さらに、当該送信部の行う送信における無変調送信期間と、当該送信部を有する質問器以外の質問器の行う送信における無変調送信期間との間に、当該送信部の行う送信における変調送信期間が含まれないように行うとしてもよい。
このような構成にすることで、タグにおける変調回路の起動状態と停止状態との切り替え回数の増加を抑制することができる。
(g)また、前記タグシステムは、前記質問器のそれぞれに同期信号を送信する同期信号送信装置を備え、
前記質問器は、
前記同期信号送信装置から送信される同期信号を受信する同期信号受信部と、
前記同期信号受信部が受信した同期信号を利用して、前記送信部が、前記単位期間内に搬送波を送信できるように、前記送信部の行う前記搬送波の送信タイミングを調整するタイミング調整部とを有するとしてもよい。
このような構成にすることで、それぞれの質問器における搬送波の送信のそれぞれを、同期信号送信装置が送信する同期信号に同期したものとすることができる。
(h)また、前記同期信号送信装置の行う前記同期信号の送信は、伝送経路に信号線を利用するものであるとしてもよい。
このような構成にすることによって、同期信号の送信における信頼性の低下を抑制することができる。
(i)また前記信号線は、前記質問器のそれぞれに電力を供給する電力線を含む、としてもよい。
このような構成にすることによって、同期信号を送信するための信号線の一部に、既に存在している電力線を利用することができる。
(j)また、前記同期信号送信装置の行う前記同期信号の送信は、無線信号を利用するものであるとしてもよい。
このような構成にすることによって、同期信号の送信の為の信号線が不要となる。
(k)また、前記複数の質問器の内の1つの質問器は第1種質問器であり、他の質問器は第2種質問器であって、前記第1種質問器は、前記第2種質問器のそれぞれに同期信号を送信する同期信号送信部を有し、前記第2種質問器のそれぞれは、前記第1種質問器から送信される同期信号を受信する同期信号受信部と、前記同期信号受信部が受信した同期信号を利用して、前記送信部が、前記単位期間内に搬送波を送信できるように、前記送信部の行う前記搬送波の送信タイミングを調整するタイミング調整部とを有するとしてもよい。
このような構成にすることで、それぞれの質問器における搬送波の送信のそれぞれを、第1種質問器が送信する同期信号に同期したものとすることができる。
(l)また、前記送信部は、前記搬送波の送信を、変調されていない搬送波を送信する無変調送信期間を含んで行い、前記タイミング調整部は、前記送信タイミングの調整を、前記質問器のそれぞれに含まれる前記送信部のそれぞれにおける無変調送信期間が、互いに重ならないように行うとしてもよい。
このような構成にすることで、第1質問器から送信される変調されていない第1搬送波と、第2質問器から送信される変調されていない第2搬送波とを受信するタグが存在する場合において、そのタグは、第1搬送波の受信強度の計測と、第2搬送波の受信強度の計測とを、互いに他方の搬送波に干渉されることなく行うことができる。
(m)また、前記タイミング調整部は、前記送信タイミングの調整を、前記質問器のそれぞれに含まれる送信部のそれぞれにおける無変調送信期間の直前に、前記質問器のそれぞれに含まれるいずれの送信部からも、搬送波が送信されない期間が存在するように行うとしてもよい。
このような構成にすることで、第1質問器から送信される変調されていない第1搬送波と、第2質問器から送信される変調されていない第2搬送波とを受信するタグが存在する場合において、そのタグは、第1搬送波と第2搬送波との区別を、搬送波が送信されない期間を検出することで、比較的容易に行うことがきる。
(n)また、前記送信部は、前記搬送波の送信を、さらに、無変調送信期間の直前に、一定の識別情報が含まれるように変調されている搬送波を送信するパイロット信号送信期間が存在するように行い、前記タイミング調整部は、前記送信タイミングの調整を、前記質問器のそれぞれに含まれる前記送信部のそれぞれにおける無変調送信期間とパイロット信号送信期間とのいずれもが、互いに重ならなくなるように行うとしてもよい。
このような構成にすることで、タグは、変調されていない搬送波の受信開始を、比較的容易に検知することができる。
(o)また、前記送信部は、前記搬送波の送信を、さらに、無変調送信期間の直前に、自送信部を含む質問器の質問器識別情報が含まれるように変調されている搬送波を送信する識別情報送信期間が存在するように行い、前記タイミング調整部は、前記送信タイミングの調整を、前記質問器のそれぞれに含まれる前記送信部のそれぞれにおける無変調送信期間と識別情報送信期間とのいずれもが、互いに重ならないように行うとしてもよい。
このような構成にすることで、いずれかの質問器から送信された変調されていない搬送波を受信するタグは、その搬送波がいずれの質問器から送信されたものであるかを、比較的容易に特定することができる。
(p)また、前記送信部は、前記搬送波の送信を、変調されていない搬送波を送信する無変調送信期間と、変調されている搬送波を送信する変調送信期間とが、前記単位期間内において別々に存在するように行い、一の質問器における前記タイミング調整部は、前記送信タイミングの調整を、当該タイミング調整部を有する質問器に含まれる送信部の行う送信における無変調送信期間が、当該タイミング調整部を有する質問器以外の質問器の行う送信における変調送信期間の全てを含むように行うとしてもよい。
一般に、変調されていない搬送波は、変調されている搬送波への妨害電波として作用する。
このような構成にすることで、それぞれの質問器において、自質問器の送信する変調されていない搬送波を、他質問器が送信する変調された搬送波に対する妨害波として作用させることができる。
(q)また、前記質問器それぞれにおける前記送信部のそれぞれは、最大出力能力が互いに略等しく、前記送信部は、前記搬送波の送信を、最大出力で行うとしてもよい。
このような構成にすることで、タグにおける搬送波の受信強度を比較的高いものとすることができる。これにより、タグにおける受信強度の測定における雑音の影響を抑制することができる。
(r)また、前記質問器は、自器の設定状態が、送信抑制状態の場合に、前記送信部の行う前記送信を抑制する送信抑制部を有するとしてもよい。
このような構成にすることで、送信する必要のない質問器を、送信抑制状態にすることで、送信する質問器を、限定することができるようになる。
100〜111 質問器
120 サーバ
121 受信装置
122 照明制御装置
123 エアコン
124 ネットワーク
150〜161 卓上照明
300 タグ
310 CPU
320 LF帯アンテナ
330 LF帯受信回路
340 UHF帯アンテナ
350 UHF帯送信回路
360 メモリ
370 RSSI計測回路
380 タイマ
390 電池

Claims (18)

  1. 所定単位期間内に搬送波を実質的に同一強度で送信する送信部を有する複数の質問器と、
    前記単位期間内に受けた搬送波の中で受信強度の最も強い搬送波を送信した質問器を特定する特定部と、前記特定に応じて自器からの送信を制御する出力部とを有するタグとを備える
    ことを特徴とするタグシステム。
  2. 前記出力部は、前記送信の制御を、前記特定部によって特定された質問器を識別する情報を送信内容に含んで送信するように行う
    ことを特徴とする請求項1記載のタグシステム。
  3. 前記出力部は、前記送信の制御を、前記特定部によって特定された質問器が所定の質問器である場合に送信し、前記特定部によって特定された質問器が所定の質問器でない場合に送信しないように行う
    ことを特徴とする請求項1記載のタグシステム。
  4. 所定単位期間内に搬送波を実質的に同一強度で送信する送信部を有する複数の質問器と、
    前記単位期間内に受けた搬送波それぞれについての受信強度に係る情報を送信する強度送信部を有するタグと、
    前記強度送信部から送信された受信強度に係る情報に基づいて、前記タグの位置を特定する特定部を有する管理装置とを備える
    ことを特徴とするタグシステム。
  5. 前記管理装置は、前記特定部によって特定されたタグの位置に応じて外部機器を制御する外部機器制御部を有する
    ことを特徴とする請求項4記載のタグシステム。
  6. 一の質問器における前記送信部は、前記搬送波の送信を、変調されていない搬送波を前記実質的に同一強度で送信する無変調送信期間と、変調されている搬送波を送信する変調送信期間とを、前記単位期間内において別々に存在させるように行い、さらに、当該送信部の行う送信における無変調送信期間と、当該送信部を有する質問器以外の質問器の行う送信における無変調送信期間との間に、当該送信部の行う送信における変調送信期間が含まれないように行う
    ことを特徴とする請求項1又は4記載のタグシステム。
  7. 前記タグシステムは、前記質問器のそれぞれに同期信号を送信する同期信号送信装置を備え、
    前記質問器は、
    前記同期信号送信装置から送信される同期信号を受信する同期信号受信部と、
    前記同期信号受信部が受信した同期信号を利用して、前記送信部が、前記単位期間内に搬送波を送信できるように、前記送信部の行う前記搬送波の送信タイミングを調整するタイミング調整部とを有する
    ことを特徴とする請求項1又は4記載のタグシステム。
  8. 前記同期信号送信装置の行う前記同期信号の送信は、伝送経路に信号線を利用するものである
    ことを特徴とする請求項7記載のタグシステム。
  9. 前記信号線は、前記質問器のそれぞれに電力を供給する電力線を含む
    ことを特徴とする請求項8記載のタグシステム。
  10. 前記同期信号送信装置の行う前記同期信号の送信は、無線信号を利用するものである
    ことを特徴とする請求項7記載のタグシステム。
  11. 前記複数の質問器の内の1つの質問器は第1種質問器であり、他の質問器は第2種質問器であって、
    前記第1種質問器は、前記第2種質問器のそれぞれに同期信号を送信する同期信号送信部を有し、
    前記第2種質問器のそれぞれは、
    前記第1種質問器から送信される同期信号を受信する同期信号受信部と、
    前記同期信号受信部が受信した同期信号を利用して、前記送信部が、前記単位期間内に搬送波を送信できるように、前記送信部の行う前記搬送波の送信タイミングを調整するタイミング調整部とを有する
    ことを特徴とする請求項1又は4記載のタグシステム。
  12. 前記送信部は、前記搬送波の送信を、変調されていない搬送波を送信する無変調送信期間を含んで行い、
    前記タイミング調整部は、前記送信タイミングの調整を、前記質問器のそれぞれに含まれる前記送信部のそれぞれにおける無変調送信期間が、互いに重ならないように行う
    ことを特徴とする請求項7又は11記載のタグシステム。
  13. 前記タイミング調整部は、前記送信タイミングの調整を、前記質問器のそれぞれに含まれる送信部のそれぞれにおける無変調送信期間の直前に、前記質問器のそれぞれに含まれるいずれの送信部からも、搬送波が送信されない期間が存在するように行う
    ことを特徴とする請求項12記載のタグシステム。
  14. 前記送信部は、前記搬送波の送信を、さらに、無変調送信期間の直前に、一定の識別情報が含まれるように変調されている搬送波を送信するパイロット信号送信期間が存在するように行い、
    前記タイミング調整部は、前記送信タイミングの調整を、前記質問器のそれぞれに含まれる前記送信部のそれぞれにおける無変調送信期間とパイロット信号送信期間とのいずれもが、互いに重ならなくなるように行う
    ことを特徴とする請求項12記載のタグシステム。
  15. 前記送信部は、前記搬送波の送信を、さらに、無変調送信期間の直前に、自送信部を含む質問器の質問器識別情報が含まれるように変調されている搬送波を送信する識別情報送信期間が存在するように行い、
    前記タイミング調整部は、前記送信タイミングの調整を、前記質問器のそれぞれに含まれる前記送信部のそれぞれにおける無変調送信期間と識別情報送信期間とのいずれもが、互いに重ならないように行う
    ことを特徴とする請求項12記載のタグシステム。
  16. 前記送信部は、前記搬送波の送信を、変調されていない搬送波を送信する無変調送信期間と、変調されている搬送波を送信する変調送信期間とが、前記単位期間内において別々に存在するように行い、
    一の質問器における前記タイミング調整部は、前記送信タイミングの調整を、当該タイミング調整部を有する質問器に含まれる送信部の行う送信における無変調送信期間が、当該タイミング調整部を有する質問器以外の質問器の行う送信における変調送信期間の全てを含むように行う
    ことを特徴とする請求項7又は11記載のタグシステム。
  17. 前記質問器それぞれにおける前記送信部のそれぞれは、最大出力能力が互いに略等しく、
    前記送信部は、前記搬送波の送信を、最大出力で行う
    ことを特徴とする請求項1又は請求項4記載のタグシステム。
  18. 前記質問器は、自器の設定状態が、送信抑制状態の場合に、前記送信部の行う前記送信を抑制する送信抑制部を有する
    ことを特徴とする請求項1又は4記載のタグシステム。
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