JP2013061569A - 制御装置、画像形成装置及び起動制御方法 - Google Patents

制御装置、画像形成装置及び起動制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】異常終了に伴うデータ異常の発生を抑えつつ、異常終了した旨をユーザに報知する。
【解決手段】商用電源からの供給に基づいて電力を供給する電源ユニット30と、充電した電力を供給するバッテリユニット40と、メイン基板60と、商用電源からの供給が遮断された場合にメイン基板60の電源を電源ユニット30からバッテリユニット40に切り替え、バッテリユニット40からメイン基板60へ電力を供給するDCDCユニット50と、電源に切り替えられたバッテリユニット40の電圧が、動作下限電圧となったことを検出する電圧検出部41と、メイン基板60に備えられ、動作下限電圧が検出されると、当該動作下限電圧が検出されたことを示す検出情報をNVRAM68に記憶するEC67と、を備え、EC67は、起動操作が行われると、NVRAM68に検出情報が記憶されているか否かを判定し、検出情報が記憶されている場合、起動を中止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、制御装置、画像形成装置及び起動制御方法に関する。
電池駆動型の情報処理装置において、サスペンド状態へ移行させるサスペンド処理中に電池が抜かれた場合、次回の電源起動後のリブート処理実行前にサスペンド処理が異常終了した旨をユーザに報知する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、画像形成装置のコントローラである制御装置の場合、電力供給には、通常、商用電源からの供給に基づいて電力を供給する主電源が用いられ、商用電源からの供給が遮断されると、充電可能な電気二重層コンデンサなどの補助電源が用いられる。そして制御装置は、通常、補助電源から電力が供給されている間にシャットダウン処理を行う。
しかしながら、上述したような制御装置は、補助電源の電圧が動作下限電圧に達すると、異常終了してしまう。この後、電力供給が復旧して制御装置を通常起動させてしまうと、更なるデータ異常が発生してしまうおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、異常終了に伴うデータ異常の発生を抑えつつ、異常終了した旨をユーザに報知することができる制御装置、画像形成装置及び起動制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様にかかる制御装置は、商用電源からの供給に基づいて電力を供給する主電源と、充電した電力を供給する補助電源と、主制御基板と、前記商用電源からの供給が遮断された場合に前記主制御基板の電源を前記主電源から前記補助電源に切り替え、当該補助電源から前記主制御基板へ電力を供給する電源制御部と、前記電源に切り替えられた前記補助電源の電圧が、動作下限電圧となったことを検出する電圧検出部と、前記主制御基板に備えられ、前記動作下限電圧が検出されると、当該動作下限電圧が検出されたことを示す検出情報を記憶部に記憶する電源管理部と、を備え、前記電源管理部は、起動操作が行われると、前記記憶部に前記検出情報が記憶されているか否かを判定し、前記検出情報が記憶されている場合、起動を中止することを特徴とする。
また、本発明の別の態様にかかる画像形成装置は、上記制御装置を備えることを特徴とする。
また、本発明の別の態様にかかる起動制御方法は、商用電源からの供給が遮断された場合に、主制御基板の電源を、前記商用電源からの供給に基づいて電力を供給する主電源から、充電した電力を供給する補助電源に切り替え、当該補助電源から前記主制御基板へ電力を供給する電源制御ステップと、前記電源に切り替えられた前記補助電源の電圧が、動作下限電圧となったことを検出する電圧検出ステップと、前記動作下限電圧が検出されると、当該動作下限電圧が検出されたことを示す検出情報を記憶部に記憶する電源管理ステップと、起動操作が行われると、前記記憶部に前記検出情報が記憶されているか否かを判定し、前記検出情報が記憶されている場合、起動を中止する制御ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、異常終了に伴うデータ異常の発生を抑えつつ、異常終了した旨をユーザに報知することができるという効果を奏する。
図1は、本実施形態のコントローラのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図2は、本実施形態の電圧検出部の回路構成の一例を示す回路図である。 図3は、本実施形態のコントローラを備える画像形成装置の構成の一例を示すブロック図である。 図4は、本実施形態の画像形成装置で行われる充電の一例を示す図である。 図5は、本実施形態のコントローラで実行される起動制御処理の一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明にかかる制御装置、画像形成装置及び起動制御方法の実施形態を詳細に説明する。本実施形態では、制御装置が画像形成装置のコントローラである場合を例にとり説明するが、制御装置はこれに限定されるものではない。また画像形成装置は、例えば、複写機、複合機、印刷装置、スキャナ装置、及びファクシミリ装置など画像を形成する装置であればよい。なお複合機とは、印刷機能、複写機能、スキャナ機能、及びファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する装置である。
まず、本実施形態のコントローラの構成について説明する。
図1は、本実施形態のコントローラ10のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、コントローラ10は、AC電源コード20と、電源ユニット30と、バッテリユニット40と、DCDCユニット50と、メイン基板60とを、備える。
AC電源コード20は、商用電源などの外部の電力源からコントローラ10(電源ユニット30)に電力(AC電源)を供給する。
電源ユニット30(主電源の一例)は、商用電源からの供給に基づいて電力を供給する。具体的には、電源ユニット30は、商用電源から供給されたAC電源をDC電源に変換してメイン基板60に供給する。
バッテリユニット40(補助電源の一例)は、充電可能な二次電池であり、充電した電力を供給する。具体的には、バッテリユニット40は、商用電源から電源ユニット30への電力の供給が遮断された場合に、一時的に(バックアップ処理のために)メイン基板60に電力(DC電源)を供給する。なおバッテリユニット40は、例えば、電気二重層コンデンサなどにより実現でき、コントローラ10(メイン基板60)に応じて電池の容量や本数が定まる。バッテリユニット40は、バッテリユニット40の電圧が動作下限電圧となったことを検出する電圧検出部41を備える。ここで、本実施形態では、動作下限電圧は、メイン基板60が動作可能な電圧の下限値を示すものとする。
図2は、本実施形態の電圧検出部41の回路構成の一例を示す回路図である。図2に示すように、電圧検出部41は、変換回路43と、ツェナーダイオード44と、コンパレータ45とを、備える。
変換回路43は、コンパレータ45の+端子に接続されている。変換回路43は、バッテリの電圧をコンパレータ45の動作電圧に変換し、コンパレータ45の+端子に出力する。変換回路43は、例えば、抵抗分圧回路などにより実現できる。
ツェナーダイオード44は、コンパレータ45の−端子に接続されている。ツェナーダイオード44は、定電圧源であり、定電圧をコンパレータ45の−端子に出力する。
コンパレータ45は、変換回路43の出力とツェナーダイオード44の出力とを比較する。これにより、コンパレータ45は、バッテリユニット40の電圧が動作下限電圧となったことを検出できる。そしてコンパレータ45は、比較結果(検出結果)をDCDCユニット50やメイン基板60に出力する。
なお、温度など環境の影響を排除するため、電圧検出部41の回路構成に、専用のIC(Integrated Circuit)などを加えるようにしてもよい。
DCDCユニット50(電源制御部の一例)は、メイン基板60の電源を電源ユニット30又はバッテリユニット40に切り替え、電源から供給されるDC電源をメイン基板60が必要とするDC電源電圧に変換してメイン基板60に供給する。DCDCユニット50は、電源切替部51と、DCDCコンバータ53とを、備える。
電源切替部51は、商用電源からの供給が遮断されると、メイン基板60の電源を電源ユニット30からバッテリユニット40に切り替え、商用電源からの供給が復旧されると、メイン基板60の電源をバッテリユニット40から電源ユニット30に切り替える。なお電源切替部51は、メイン基板60の電源を切り替えたことをメイン基板60の後述するEC67に通知する。また電源切替部51は、バックアップ処理用途であるバッテリユニット40からコントローラ10(画像形成装置)を起動しないよう切替制御する。具体的には、電源切替部51は、電圧検出部41(コンパレータ45)からの出力(検出結果)がバッテリユニット40の電圧が動作下限電圧以下であることを示すと、その後、メイン基板60の電源をバッテリユニット40から電源ユニット30に切り替える。これにより、後述のDCDCコンバータ53で正しく電圧を変換できないことを原因とする電源の遮断を防止することができる。
DCDCコンバータ53は、電源切替部51によりメイン基板60の電源に切り替えられた電源ユニット30又はバッテリユニット40から、メイン基板60へ電力を供給する。本実施形態では、DCDCコンバータ53は、第1DCDCコンバータ〜第3DCDCコンバータを有する。第1DCDCコンバータは、電源切替部51によりメイン基板60の電源が電源ユニット30に切り替えられている場合、電源ユニット30から供給されるDC電源をメイン基板60の各部が必要とするDC電源電圧に変換してメイン基板60の各種電源に供給する。第2DCDCコンバータは、電源切替部51によりメイン基板60の電源がバッテリユニット40に切り替えられている場合、バッテリユニット40から供給されるDC電源をメイン基板60の各部が必要とするDC電源電圧に変換してメイン基板60の各種電源に供給する。第3DCDCコンバータは、電圧検出部41(コンパレータ45)からの出力(検出結果)がバッテリユニット40の電圧が動作下限電圧以下であることを示すと、バッテリユニット40から供給されるDC電源をメイン基板60の後述するEC67が必要とするDC電源電圧に変換してメイン基板60のEC67の電源に供給する。バッテリユニット40の電圧が動作下限電圧以下となると、メイン基板60全体を動作させる電池容量はないが、EC67をしばらく起動させておくには十分な電池容量があるため、EC67をしばらく駆動させることができる。
メイン基板60(主制御基板の一例)は、コントローラ10の全体を制御するものであり、例えば、PC(Personal Computer)で使用されているものと同様のマザーボードなどにより実現できる。
メイン基板60は、CPU(Central Processing Unit)61と、メモリ62と、チップセット63と、ペリフェラル64と、HDD(Hard Disk Drive)65と、BIOS−ROM66と、EC67と、NVRAM(Non Volatile RAM)68と、StatusLCD69とを、備える。
CPU61は、メモリ62を作業領域としてOS(Operating System)の動作処理や各種データ処理を行う。CPU61は、例えば、電源切替部51により電源ユニット30からバッテリユニット40にメイン基板60の電源が切り替えられると、シャットダウン処理を行う。なおCPU61は、メイン基板60の電源が切り替えられたことを後述のEC67から通知される。メモリ62は、例えば、RAM(Random Access Memory)などであり、CPU61のデータ展開領域や作業領域として機能する。CPU61とメモリ62とは、データ転送速度が高速なメモリバスで接続されている。
チップセット63は、メイン基板60が有する各種デバイスを接続し、接続している各種デバイスを制御する。チップセット63は、データ転送速度が高速な専用バスを有しており、この専用バスでCPU61と接続されている。
またチップセット63は、USB(Universal Serial Bus)I/F、PCI(Peripheral Components Interconnect)Express、通信I/F、及びSATA(Serial ATA)I/Fなどの汎用I/Fを有しており、これらの汎用I/Fで各種ペリフェラル64やHDD65と接続されている。
各種ペリフェラル64は、例えば、USBI/Fで接続されるマウスやキーボードなどのPCの周辺機器、PCIExpressで接続される内部拡張機器、通信I/Fで接続されるLAN(Local Area Network)ケーブルやモデムなどの通信機器などが該当する。
HDD65は、CPU61で使用される各種データやプログラムを記憶する不揮発性の記憶媒体であり、SATAI/Fでチップセット63に接続される。
またチップセット63は、LPC(Low Pin Count)バスなどのデータ転送速度が比較的低速な内部デバイス接続用のローカルI/Fバスを有しており、このローカルI/FバスでBIOS−ROM66、EC(Enbedded Controller)67、及びNVRAM68と接続されている。
BIOS−ROM66は、メイン基板60の基本設定を行なうためのプログラムを記憶する。
EC67(電源管理部の一例)は、処理性能の比較的低いデバイスやユニットを制御する。EC67は、主として、電源マネージメントなどコントローラ10を起動動作させる際の設定を行い、温度監視やハードウェア的な故障の検出などコントローラ10の動作を維持する為の機能を担う。例えば、EC67は、電源切替部51からメイン基板60の電源が切り替えられたことが通知されると、その旨をCPU61に通知する。また例えば、EC67は、電圧検出部41(コンパレータ45)からの出力(検出結果)がバッテリユニット40の電圧が動作下限電圧以下であることを示すと、動作下限電圧が検出されたことを示す検出情報を、不揮発性の記憶媒体であるNVRAM68(記憶部の一例)に記憶する。そしてEC67は、検出情報をNVRAM68に記憶した旨を電源切替部51に通知し、電源切替部51は、メイン基板60の電源をバッテリユニット40から電源ユニット30に切り替える。なお、CPU61によるシャットダウン処理中に、電圧検出部41により動作下限電圧が検出されると、その後、シャットダウン処理は正常に終了せず、コントローラ10(画像形成装置)は、異常終了する。一方、CPU61によるシャットダウン処理が正常に終了すれば、安全な状態で全ての電源がオフされるので、電圧検出部41により動作下限電圧が検出されることはない。
そして、異常終了後に、商用電源からの供給が復旧し、ユーザにより電源がオン(起動操作の一例)されると、EC67は、NVRAM68に検出情報が記憶されているか否かを判定し、検出情報が記憶されている場合、コントローラ10(画像形成装置)の起動を中止する。更にEC67は、NVRAM68に検出情報が記憶されている場合、StatusLCD68にエラーを表示させる。一方、EC67は、NVRAM68に検出情報が記憶されていない場合、CPU61と協働して、コントローラ10(画像形成装置)を通常起動させる。
StatusLCD69は、EC67により表示制御が行われる表示装置であり、EC67が管理する電源管理状態を表示する。例えば、StatusLCD69は、EC67によりエラー表示が指示されると、バッテリユニット40の動作下限電圧が検出され、コントローラ10(画像形成装置)が異常終了した旨を示すエラーコードを表示する。これにより、コントローラ10(画像形成装置)が異常終了した旨をユーザに報知でき、電源オンをせずにサービスマンや管理者へ連絡することをユーザに促すことができる。
図3は、本実施形態のコントローラ10を備える画像形成装置100の構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、画像形成装置100は、コントローラ10と、画像形成エンジン80とを、備える。
画像形成エンジン80は、画像形成を実行するものであり、AC電源コード90と、バッテリ91と、専用I/F93と、汎用I/F95とを、備える。また、コントローラ10も、専用I/F71と、汎用I/F73とを、備える。
AC電源コード90は、商用電源などの外部の電力源から画像形成エンジン80に電力(AC電源)を供給する。
バッテリ91は、充電可能な二次電池であり、充電した電力を供給する。例えば、バッテリ91は、IHインバータ用の補助電源に利用される電気二重層キャパシタなどである。
専用I/F71及び専用I/F93は、汎用I/Fで定義されていない画像形成装置100固有の機能を提供するための接続インターフェースである。
汎用I/F73及び汎用I/F95は、汎用I/Fで定義されている接続インターフェースである。
本実施形態の画像形成装置100では、コントローラ10において、バッテリユニット40が専用I/F71に接続され、画像形成エンジン80において、バッテリ91が専用I/F93に接続され、専用I/F71及び専用I/F93が専用線で接続されている。また、汎用I/F73及び汎用I/F95がLAN(Local Area Network)などで接続されている。そして、画像形成エンジン80は、汎用I/F73及び汎用I/F95を利用して、コントローラ10からバッテリユニット40の状態を取得し、充電が必要な場合には、バッテリ91から供給される電力でバッテリユニット40を充電する。これにより、画像形成装置100の接続を変更せずに、コントローラ10側の商用電源からの供給が遮断されている場合に、画像形成エンジン80のバッテリ91の電力を利用して、コントローラ10のバッテリユニット40を充電することができる。
図4は、本実施形態の画像形成装置100で行われる充電の一例を示す図である。図4に示す例では、停電が発生すると、コントローラ10がバッテリユニット40の電力を利用してシャットダウン処理を行い、シャットダウン処理が終了すると、画像形成エンジン80が、バッテリ91の電力を利用して、バッテリユニット40を充電している。そして、停電が終了すると、コントローラ10は、商用電源からの電力を利用してバッテリユニット40を充電する。その後、再び停電が発生すると前述した動作が繰り返される。
このため、短い間隔で停電が発生するような場合には、画像形成エンジン80のバッテリ91を利用した充電の効果が十分に期待できる。
次に、本実施形態のコントローラの動作について説明する。
図5は、本実施形態のコントローラ10で実行される起動制御処理の一例を示すフローチャートである。
まず、EC67は、電源オンを待機する(ステップS100でNo)。
続いて、EC67は、電源がオンされ(ステップS100でYes)、商用電源から電源ユニット30への供給があり(ステップS102でYes)、NVRAM68に検出情報が記憶されていなければ(ステップS104でNo)、CPU61と協働して、コントローラ10(画像形成装置)を通常起動させる(ステップS106)。
一方、商用電源から電源ユニット30への供給がない場合(ステップS102でNo)、ステップS100へ戻る。また、NVRAM68に検出情報が記憶されている場合(ステップS104でYes)、EC67は、コントローラ10(画像形成装置)の起動を中止させ、StatusLCD68にエラーを表示させ(ステップS108)、ステップS100へ戻る。
続いて、コントローラ10の起動後、例えば停電などにより、商用電源から電源ユニット30への供給が遮断されると(ステップS110でYes)、電源切替部51は、メイン基板60の電源を電源ユニット30からバッテリユニット40に切り替え、DCDCコンバータ53は、バッテリユニット40からメイン基板60へ電力を供給する(ステップS112)。商用電源から電源ユニット30への供給が遮断されなければ(ステップS110でNo)、ステップS110へ戻る。
商用電源から電源ユニット30への供給が復旧されると(ステップS114でYes)、電源切替部51は、メイン基板60の電源をバッテリユニット40から電源ユニット30に切り替え、DCDCコンバータ53は、電源ユニット30からメイン基板60へ電力を供給する(ステップS116)。そして、ステップS110へ戻る。
商用電源から電源ユニット30への供給が復旧されなければ(ステップS114でNo)、CPU61によりシャットダウン処理が行われ、シャットダウン処理が終了するまでに電圧検出部41により動作下限電圧が検出されなければ(ステップS118でNo、ステップS120でNo)、シャットダウン処理が正常終了し(ステップS120でYes)、ステップS100へ戻る。
一方、シャットダウン処理が終了するまでに、電圧検出部41が動作下限電圧を検出すると(ステップS118でYes、ステップS120でNo)、EC67は、検出情報をNVRAM68に記憶し(ステップS122)、電源切替部51は、メイン基板60の電源をバッテリユニット40から電源ユニット30に切り替え(ステップS124)、ステップS100へ戻る。
以上のように本実施形態によれば、動作下限電圧が検出された場合は、次回の起動を中止するため、HDD65などにおける異常終了に伴うデータ異常の発生を抑えつつ、異常終了した旨をユーザに報知することができる。特に本実施形態では、エラー表示も行うため、よりユーザが理解し易い態様で、異常終了した旨をユーザに報知することができる。
また本実施形態によれば、バッテリユニットが電圧検出部を備えているため、バッテリユニットの電圧や放電特性に合わせた精度の高い検出が可能となり、また、バッテリユニットを変更する度に電圧検出部を変更する必要がないので、メイン基板の流用性(汎用性)を高くすることができる。
(変形例)
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
(変形例1)
上記実施形態では、動作下限電圧は、メイン基板60が動作可能な電圧の下限値を示すものとしたが、メイン基板60が動作可能な電圧の下限値よりも高くしてもよい。
このようにすれば、EC67の電源に供給するDC電源電圧を生成するDCDCコンバータ(上記実施形態では、第3DCDCコンバータ)を省略することができ、DCDCユニットの基板面積を小さくでき、コストも安くすることができる。また、このDCDCコンバータが動作し続けることによるバッテリの過放電から保護するための制御回路も省略できる。
具体的には、変形例1の動作下限電圧は、動作下限電圧が検出された後に、メイン基板60全体にDC電源を供給したままEC67がNVRAM68に検出情報を記憶しても、バッテリユニット40の電圧が、メイン基板60が動作可能な電圧の下限値よりも高くなるような電圧であればよい。例えば、バッテリユニット40がニッケル水素電池の場合、メイン基板60が動作可能な電圧の下限値は、1セルあたり0.8Vとするのが通常であるが、この電圧の約110%の電圧を動作下限電圧とすればよい。
(変形例2)
また上記実施形態では、画像形成エンジン80のバッテリ91をコントローラ10のバッテリユニット40の充電に利用したが、バッテリ91自体をバックアップ処理用の電源に利用してもよい。この場合、コントローラ10は、汎用I/F73及び汎用I/F95を利用して、バッテリ91の状態を取得し、監視すればよい。このようにすれば、コントローラ10にバッテリユニット40を設ける必要がなく、コストを下げ環境負荷を減らすことができる。
(変形例3)
また上記実施形態では、バッテリユニット40が電圧検出部41を備える例について説明したが、バッテリユニット40の外に電圧検出部41を備えるようにしてもよい。
(変形例4)
また上記実施形態では、EC67は、NVRAM68に検出情報が記憶されている場合、コントローラ10(画像形成装置)の起動を中止し、StatusLCD68にエラーを表示させたが、EC67は、コントローラ10の起動を中止せずにある程度起動させて、CPU61がエラーをオペレーションパネル(図示省略)などに表示させるようにしてもよい。
(変形例5)
また上記実施形態では、EC67は、NVRAM68に検出情報を記憶したが、検出情報の記憶先は、メイン基板60内部の記憶媒体であってもメイン基板60外部の記憶媒体であってもよい。
10 コントローラ
20 AC電源コード
30 電源ユニット
40 バッテリユニット
41 電圧検出部
43 変換回路
44 ツェナーダイオード
45 コンパレータ
50 DCDCユニット
60 メイン基板
61 CPU
62 メモリ
63 チップセット
64 ペリフェラル
65 HDD
66 BIOS−ROM
67 EC
68 NVRAM
69 StatusLCD
71 専用I/F
73 汎用I/F
80 画像形成エンジン
90 AC電源コード
91 バッテリ
93 専用I/F
95 汎用I/F
100 画像形成装置
特開平11−24803号公報

Claims (10)

  1. 商用電源からの供給に基づいて電力を供給する主電源と、
    充電した電力を供給する補助電源と、
    主制御基板と、
    前記商用電源からの供給が遮断された場合に前記主制御基板の電源を前記主電源から前記補助電源に切り替え、当該補助電源から前記主制御基板へ電力を供給する電源制御部と、
    前記電源に切り替えられた前記補助電源の電圧が、動作下限電圧となったことを検出する電圧検出部と、
    前記主制御基板に備えられ、前記動作下限電圧が検出されると、当該動作下限電圧が検出されたことを示す検出情報を記憶部に記憶する電源管理部と、を備え、
    前記電源管理部は、起動操作が行われると、前記記憶部に前記検出情報が記憶されているか否かを判定し、前記検出情報が記憶されている場合、起動を中止することを特徴とする制御装置。
  2. 前記動作下限電圧は、前記主制御基板が動作可能な電圧の下限値を示し、
    前記電源制御部は、前記動作下限電圧が検出されると、前記主制御基板のうち前記制御部に前記補助電源から電力を供給することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記動作下限電圧は、前記主制御基板が動作可能な電圧の下限値よりも高いことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  4. 前記電源制御部は、前記検出情報が前記記憶部に記憶されると、前記電源を前記補助電源から前記主電源に切り替えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の制御装置。
  5. 前記電源管理部は、前記記憶部に前記検出情報が記憶されている場合、表示部にエラーを表示させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の制御装置。
  6. 前記補助電源は、前記電圧検出部を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の制御装置。
  7. 前記補助電源は、画像形成エンジンが有するバッテリから供給された電力を充電することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の制御装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1つに記載の制御装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  9. 画像を形成する画像形成エンジンを備え、
    前記補助電源は、前記画像形成エンジンが有するバッテリであることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 商用電源からの供給が遮断された場合に、主制御基板の電源を、前記商用電源からの供給に基づいて電力を供給する主電源から、充電した電力を供給する補助電源に切り替え、当該補助電源から前記主制御基板へ電力を供給する電源制御ステップと、
    前記電源に切り替えられた前記補助電源の電圧が、動作下限電圧となったことを検出する電圧検出ステップと、
    前記動作下限電圧が検出されると、当該動作下限電圧が検出されたことを示す検出情報を記憶部に記憶する電源管理ステップと、
    起動操作が行われると、前記記憶部に前記検出情報が記憶されているか否かを判定し、前記検出情報が記憶されている場合、起動を中止する制御ステップと、
    を含むことを特徴とする起動制御方法。
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