JP2013058398A - タッチ検出装置を備えたリモートコントローラ - Google Patents

タッチ検出装置を備えたリモートコントローラ Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構造でボタンの押し込み量に応じたパラメータ値を取得できるようにしたリモートコントローラを提供する。
【解決手段】リモートコントローラ1に備わる押しボタン型操作子20のタッチ検出するためのタッチ検出装置40において、印刷配線基板30上の固定接点パターンPT1は、その中心部から外側に向かって渦巻状に延びる2つの接点パターンPT1−1、PT1−2からなり、可動接点パターンPT2が形成されたボタン部21の下面21bは、固定接点パターンPT1の径方向を中心部に向かって該固定接点パターンPT1との距離が次第に大きくなるように傾斜している。ボタン部21の押し込み量に応じて、可動接点パターンPT2の固定接点パターンPT1に対する接触面31が外径側から内径側へ順次増加し、その接触面積増加に応じて固定接点パターンPT1の抵抗値が順次小さくなる。
【選択図】図3

Description

この発明は、押しボタン型操作子に対する押下操作に応じたタッチ検出を行うタッチ検出装置を備えたリモートコントローラに関し、特に、コンピュータを用いた音楽制作に好適なリモートコントローラに関する。
従来、汎用のパーソナルコンピュータに音楽制作機能を実現するアプリケーションプログラム(デジタルオーディオワークステーションプログラム、以下「DAWソフト」)をインストールしておき、DAWソフトを用いて音楽制作を行うことが知られる。DAWソフトを利用した音楽制作において、ユーザは、PCに標準装備されたディスプレイ、マウス、キーボードを用いて各種コマンドやパラメータの値を入力して、DAWソフトの動作を制御できる。このDAWソフトの動作の制御に、DAWソフト専用のフィジカルコントローラを用いることが、従来から知られる。フィジカルコントローラの操作形態は、フェーダ操作子や回転式ノブ操作子を主要な操作子として備えるものや、鍵盤を主要な操作子として備える鍵盤楽器型など、色々なタイプが知られる。かかるフィジカルコントローラは、一般的に、上記のような主要な操作子とは別に、押しボタン型操作子を備えていることが多い。その場合、押しボタン型操作子は、専らオン/オフ切り替えスイッチとして、或いは、インクリメント/デクリメントスイッチとして利用されていた。
また、従来のフィジカルコントローラにパッド状操作子を有するものがあった。パット状操作子は、パッドを叩く強弱に応じた値でMIDIベロシティ値等を入力できるため、打楽器系音色を用いたリズムパートの入力に適している。かかるパッド状操作子をはじめとする各種の操作子におけるタッチ検出(押圧力検出)を行うためのタッチ検出装置の一例として、特許文献1に記載のタッチ検出装置がある。特許文献1に記載のタッチ検出装置は、スペーサ部材を介して所定間隔で対向配置された2枚の柔軟性を有する支持部材を備え、該2枚の支持部材の互いに対向する面に導体パターンを形成したものである。そして、支持部材の面にかかる圧力(荷重)によって支持部材が撓むことで導体パターンが接触してタッチ検出信号が出力されるように構成している。
また、電子鍵盤楽器の鍵盤操作に関するタッチ検出可能なセンサの一例として、特許文献2に記載のタッチレスポンスセンサがある。特許文献2に記載のタッチレスポンスセンサは、離隔並設された2つの略矩形状の固定接点部と、押鍵操作に応じて固定接点部に接触する抵抗性弾性体とを備え、押鍵操作の圧力増加に応じて抵抗性弾性体と固定接点部との接触面積を変化させ、接触面積の変化に応じて、固定接点部間の抵抗変化を検出するよう構成されている。
特公平02−49029号公報 実開昭52−101432号公報
上記特許文献1に示すタッチ検出装置の構造では、所定間隔で配置した2枚の支持部材はそれらの対向する面が互いに平行であって、かつ、当該面に形成した導体パターンは直線状に形成されているものである。この構成では、支持部材の面にかかる圧力(荷重)によって2枚の支持部材に形成した導体パターンが接触する際、その圧力の大きさに応じた接触領域の面積の変化量をあまり大きくすることができない。そのため、操作子の操作に応じて出力されるタッチ検出信号のダイナミックレンジが小さく、その操作の強さを精度良く詳細に検出することが十分に行えないという課題がある。
また、上記特許文献2は、押鍵操作に応じて、略矩形状の固定接点部の長手方向に沿って一方向に、固定接点部と抵抗性弾性体との接触面積が増加する構造である。この構造では、鍵盤楽器の鍵操作のように一方向からの操作に関しては押圧力に対して一定の検出値を得ることが可能であるが、この構造を仮に押しボタン型操作子に適用した場合、同じ強さの押下操作であっても操作位置や操作方向によって検出値が一定にならず、押下操作の強さを正しく検出できないという課題がある。
更に、従来のDAWソフトのフィジカルコントローラにおいて、押しボタン型操作子のタッチ検出を利用したパラメータ制御を行いたいという要望があった。しかし、従来のタッチ検出装置では、上述の課題に加えて、タッチ検出を行う構造が比較的複雑になってしまうという課題がある。
この発明は、上述の点に鑑みてなされたもので、簡単な構造で、押しボタン型操作子の押し込み量に基づいてDAWソフトのパラメータをリモート制御できるリモートコントローラを提供することを目的とする。
この発明は、コンピュータが実行する音楽制作機能に関する動作をリモート制御するためのリモートコントローラであって、ユーザによって押下操作される押しボタン型操作子と、該押しボタン型操作子に対する押下操作に応じたタッチ検出を行うタッチ検出装置を備えており、前記タッチ検出装置が、前記押しボタン型操作子の可動部の下面に設けられた可動接点パターンであって、該下面の外周縁から中央に向かって傾斜する凹形状に形成された前記可動接点パターンと、基板上面に前記可動接点パターンに対向して配置され、可変抵抗として機能する固定接点パターンであって、その中心側から径方向の外側に向かって渦巻状に延びる2つの接点パターンにより構成され、該2つの接点パターンが径方向に沿って交互に並ぶように配置された前記固定設定パターンとを備え、前記押しボタン型操作子の非操作時には、前記可動接点パターンを前記固定接点パターンから所定間隔離隔させており、前記押しボタン型操作子の押下操作があったときに、前記可動部の押し込み量に応じて、前記可動接点パターンを前記固定接点パターンに対してその外側から内側に向かって順次接触させることで、該可動接点パターンの該固定接点パターンに対する接触面積を順次変化させ、この接触面積の変化に応じた前記固定接点パターンの抵抗値の変化に基づいて、該押しボタン型操作子の押し込み量に応じて変化する検出値を出力することを特徴とするタッチ検出装置を備えたリモートコントローラである。
本発明にかかるリモートコントローラによれば、渦巻状の固定接点パターンと、押しボタン型操作子の可動部の下面に形成した可動接点パターンとからなるタッチ検出装置を備え、固定接点パターンをその中心部から外径側に向かって渦巻状に延びる2つの接点パターンにより構成し、且つ、可動接点パターンが下面の外周縁から中央に向かって傾斜する凹形状に形成することにより、可動部の押下操作の強さ(=押し込み量)に応じて、可動接点パターンを固定接点パターンの外径側から内径側へ順次に接触させ、可動接点パターンの固定接点パターンに対する接触面積を順次変化させることが可能となる。そして、その接触面積の変化に応じて固定接点パターンの抵抗値が変化することにより、可動部の押し込み量に応じて変化する検出値を得ることができる。したがって、押しボタン型操作子の押し込み量に応じて変化する検出値に基づいて、コンピュータが実行する音楽制作機能に関する動作をリモート制御することが可能なリモートコントローラを構成できる。
加えて、固定接点パターンを渦巻状の接点パターンとしたことで、その長手方向の延伸寸法を十分に長い寸法に設定できる。そして、かかる形状の固定接点パターンに対して、可動接点パターンが、渦巻形状の外径側から内径側へ順次に接触するので、固定接点パターンと可動接点パターンの接触の強さに応じた接触領域の面積の変化量を大きくすることができ、押下操作の検出値のダイナミックレンジを大きくすることができる。したがって、押下操作の強さを高い精度で検出可能となる。また、固定接点パターンを渦巻状の接点パターンとしたことで、同じ強さの押下操作であれば、可動部に対する操作位置や操作方向によらず、常に略一定の検出値を得ることが可能となる。したがって、押しボタン型操作子のタッチ検出に好適である。
また、この発明に係るリモートコントローラは、一実施形態として、前記押しボタン型操作子に対して、前記音楽制作機能に関する動作を制御するための複数のパラメータのうち所望のパラメータを割り当てる割り当て部と、前記検出値をパラメータ種類に応じたパラメータの値に変換する変換テーブルであって、複数のパラメータ種類に応じた複数の変換テーブル記憶する変換テーブル部と、前記押しボタン型操作子の押下操作があったときに、前記割り当て部により該押しボタン型操作子に割り当てられたパラメータ種類を特定し、前記変換テーブル部に記憶された複数の変換テーブルのうちの、該特定したパラメータの種類に応じた変換テーブルに基づいて、前記タッチ検出装置から出力された検出値をパラメータの値に変換して出力するパラメータ値出力部を、更に備えるよう構成できる。
この発明によれば、簡単な構造で、押しボタン型操作子の押し込み量に基づいて、コンピュータが実行する音楽制作機能に関する動作をリモート制御できるという優れた効果を奏する。また、検出値のダイナミックレンジを高めて押しボタン型操作子の押し込み量を高精度に検出できるという優れた効果を奏する。また、固定接点パターンを渦巻状の接点パターンとしたことで、同じ強さの押下操作であれば、可動部に対する操作位置や操作方向によらず、常に略一定の検出値を得ることが可能となるという優れた効果を奏する。
本発明のリモートコントローラを用いた音楽制作環境を説明する図。 タッチ検出装置の構成を説明する斜視図(図1の矢印Aから見た斜視図)。 ボタン部の側断面図(図2のB−B矢視に対応する断面図)。 固定接点パターンを示す平面図。 (a)〜(c)は、ボタン部の押し込み量の変化に応じた可動接点パターンの固定接点パターンの接触面積の変化を説明する図。 タッチ検出回路の構成例を示す回路図。 PCの電気的ハードウェア構成例を示すブロック図。 リモートコントローラの電気的ハードウェア構成例を示すブロック図。 固定接点パターンの別の構成例を示す平面図。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるリモートコントローラ1を用いた音楽制作環境を説明する図であり、リモートコントローラ1が上面側から見た平面図で描かれている。図1において、リモートコントローラ1は通信ケーブル3を介してパーソナルコンピュータ(PC)2とデータ通信可能に接続される。コントローラ1とPC2を接続するインターフェースは、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格のインターフェースなど周知技術を適用してよい。また、その接続は有線又は無線のいずれでもよい。
PC2は、汎用のOS(オペレーティングシステム)を登載した汎用のパーソナルコンピュータであって、アプリケーションプログラムの1つとしてPC2に音楽制作機能を実行させるデジタルオーディオワークステーションプログラム(DAWソフト)を実装している。DAWソフトは、主な機能として、例えば、オーディオ波形やMIDI演奏データをトラック毎に録音する機能、オーディオミキシング機能、或いは、各種効果処理を施すエフェクタ機能等を備えている。
PC2はディスプレイにDAWソフトの各種機能毎の操作画面4を表示する。図1では操作画面4の一例を拡大して示している。PC2は、ディスプレイに表示した操作画面4内に音楽制作機能の動作を制御するための各種パラメータの値を例えばボタン画像やフェーダ操作子画像などのGUI(Graphical User Interface)部品によって表示するとともに、それらパラメータの値を調整する操作をユーザから受け付ける。
リモートコントローラ1は、PC2で動作中のDAWソフトによる音楽制作機能の動作をリモート制御するために利用される。リモートコントローラ1は、外装ケース10の上面に配置された複数個(図では20個)の押しボタン型操作子20を備える。ユーザは、押しボタン型操作子20の押下操作により、操作画面4に表示中の所望のパラメータの値を調整することで、DAWソフトの動作をリモート制御できる。本実施形態は、1台のPC2に1台のリモートコントローラ1を接続する構成であれば実施できる。なお、図1に示すように、1台のPC2に複数台(図1では2台)のリモートコントローラ1を接続して、複数のコントローラ1から1つのPC2上のDAWソフトをリモート制御することも可能である。
図1に示す通り、20個の押しボタン型操作子20は、外装ケース10の上面において、縦方向に5個ずつ、横方向に4個ずつのマトリクス状に整列配置されている。外装ケース10は、合成樹脂材などで形成された略長方形の平板状ケース部材であり、その内部に後述のタッチ検出装置を収容している。外装ケース10のサイズは、例えば携帯操作性を考慮した比較的小型サイズに設計される。
図2は、リモートコントローラ1の外装ケース10の内部に収容されたタッチ検出装置40の構成を説明する斜視図(図1の矢印A側から見た斜視図)であり、印刷配線基板30の一部を抽出して示すとともに、押しボタン型操作子20を想像線(一点鎖線)で示す。タッチ検出装置40は、印刷配線基板30の上方に設置された押しボタン型操作子20と、印刷配線基板30の上面に押しボタン型操作子20に対向して配置された固定接点パターンPT1と、を含んで構成されている。
印刷配線基板30は、外装ケース10内に収容可能な略長方形状の外形を有する平板状の硬質基板であり、その上面に、複数の押しボタン型操作子20のそれぞれに対応する複数個(この実施例では20個)の固定接点パターンPT1が形成される。これら20個の固定接点パターンPT1は、押しボタン型操作子20の配列(図1参照)に対応する縦方向に5個ずつ、横方向に4個ずつのマトリクス状の配列で整列して配置されている。
各押しボタン型操作子20は、それぞれ対応する固定接点パターンPT1の上方に配置されたボタン部(可動部)21を有する。各ボタン部21は、例えば合成樹脂ラバー、シリコン樹脂など合成樹脂製の可撓性を有する部材(弾性部材)からなり、その上面部が指などで操作される操作面(キートップ)21aになっている。各ボタン部21は、ユーザの押下操作に応じて印刷配線基板30に対して、所定のストローク範囲内で略垂直方向に、相対移動可能に取り付けられており、押しボタン型操作子20の押下操作の強さ(押圧力又は押し込みの深さ)に応じて、ボタン部21の印刷配線基板30に対する相対位置が変化する。ボタン部21の取り付け構造は、ユーザによる押下操作に応じたストローク移動が可能でさえあれば、どのような構成でもよい。
図3は、1つのボタン部21の側断面図(図2のB−B矢視に対応する断面図)である。ボタン部21の下面21bには略円錐台形状の凹部21cが形成されている。すなわち、下面21bは、全体として、ボタン部21の下面の外周縁から中央に向かって、印刷配線基板30上の固定接点パターンPT1に対する高さ位置Dが次第に大きくなるように傾斜する凹形状に形成されている。そして、かかるボタン部21の下面21bの表面が全体として可動接点パターンPT2を形成している。一例として、下面21bの傾斜面20dは、ボタン部21の中央に向かって迫り出す方向に緩やかにカーブしているのが望ましい。
可動接点パターンPT2は、導電性を有する接点パターンであり、例えば導体塗料の塗布により形成されてもよいし、或いは、導電ゴムによりボタン部21と一体成形されてもよい。可動接点パターンPT2は、ボタン部21の下面21bを平面上に見たときの形状が、対応する固定接点パターンPT1に近似し、且つ、略同径の円形状の面に形成されるとよい。ボタン部21の下面21bが上記のような傾斜を有する凹形状に形成されているので、可動接点パターンPT2と固定接点パターンPT1との離間寸法(高さ位置)Dは、ボタン部21の下面21bの径方向に沿って一定ではなく、外径側から内径側に向かって次第に増加する寸法になる。
図4は、1つの固定接点パターンPT1を印刷配線基板30上面側から見た平面図である。固定接点パターンPT1は、その中心側から径方向の外側に向かって渦巻状に延びる2つの接点パターン(第1接点パターンPT1−1と第2接点パターンPT1−2)から構成されている。固定接点パターンPT1の周囲には、図示は省略するが、固定接点パターンPT1を電気回路(図示外)に接続するための引出用パターン(引出配線)が配設されている。
図4に示す通り、第1接点パターンPT1−1と第2接点パターンPT1−2は、それぞれ、固定接点パターンPT1全体の中心部分に位置する端部A,Bから外径側に位置する端部X,Yに向かって径方向に沿って互いに略平行に延びる同一方向の渦巻状接点パターンにより構成される。この構成により、第1接点パターンPT1−1と第2接点パターンPT1−2とは、固定接点パターンPT1の径方向に沿って所定間隔を隔てて交互に並設される。前述の図3の断面図では、第1接点パターンPT1−1を黒塗りで示し、第2接点パターンPT1−2を白抜き示しており、これら接点パターンが径方向(図では左右方向)に沿って交互に並ぶ様子が明らかである。なお、図4において、第1接点パターンPT1−1と第2接点パターンPT1−2は、それぞれ図示及び説明の便宜上「線」により描かれているが、或る幅を持つ帯状の接点パターンにより形成されてもよい。
固定接点パターンPT1を構成する第1接点パターンPT1−1と第2接点パターンPT1−2は、それぞれ所定の抵抗を有する抵抗性カーボンパターン又は低抵抗導電パターンなどからなり、プリント等による簡単な加工により形成できる。具体的には、印刷配線基板30の上面に導体性ペーストからなる塗料を塗布することや、あるいは、印刷配線基板30の上面における固定接点パターンPT1を形成する部分以外の部分にマスキングを施した状態で、該印刷配線基板30を導体塗料の液中に浸漬し、該印刷配線基板30の上面に導体塗料を付着させること等により、かかる固定接点パターンPT1を形成できる。なお、固定接点パターンPT1が形成されていない部分、つまり、第1接点パターンPT1−1と第2接点パターンPT1−2との相互間は、絶縁性部材であり、第1接点パターンPT1−1と第2接点パターンPT1−2との間を電気的に絶縁するようになっている。
図5(a)〜(c)は、押しボタン型操作子20の押下操作の強さ(=押し込み量)に応じた可動接点パターンPT2の固定接点パターンPT1に対する接触面積の変化を説明する図である。(a)〜(c)のそれぞれにおいて、右側に図3に対応するボタン部21の断面図を示し、その左側に図4に対応する固定接点パターンPT1の平面図を示す。
押しボタン型操作子20を押下操作していない状態では、ボタン部21は非動作位置(初期位置)にあり、その下面21bに設けた可動接点パターンPT2と印刷配線基板30上面の固定接点パターンPT1の固定接点パターンPT1とは、所定間隔Dの幅で離間対向している(図3参照)。
押しボタン型操作子20の押下操作に応じて、ボタン部21が印刷配線基板30に対して相対的に下降し、それに伴い、ボタン部21の下面21bに設けられた可動接点パターンPT2が固定接点パターンPT1とに接触する。なお、ボタン部21の「押し込み量」は、ボタン部21の非動作位置からの印刷配線基板30に対する相対的変化量(下降量)である。ボタン部21の押し込み量が小さいとき、図5(a)に示すように可動接点パターンPT2と固定接点パターンPT1との接触が開始する。この状態では、可動接点パターンPT2は、下面21bの外周縁側でのみ、固定接点パターンPT1に接触する。よって、固定接点パターンPT1に対する可動接点パターンPT2の接触面31(図5において網掛け表示)は、固定接点パターンPT1の外周部にのみ接触する略線状の細いリング形状となっており、端部A,Bから接触面31までの第1接点パターンPT1−1,第2接点パターンPT1−2の長さが長い。前述の通り、可動接点パターンPT2は導電性を有する接点パターンであるから、接触面31を介して固定接点パターンPT1の第1接点パターンPT1−1と第2接点パターンPT1−2とが導通する。図5(a)のように接触面31が小さいときには、固定接点パターンPT1の抵抗値が極めて高い状態となる。
前述のように、固定接点パターンPT1とボタン部21の下面21bに設けられた可動接点パターンPT2との離間寸法Dが固定接点パターンPT1の外径側から内径側に向かって次第に増加する寸法になっているので、ボタン部21の押し込み量の増加に応じて、可動接点パターンPT2は固定接点パターンPT1に対して、その外側から内側に向かって順次接触してゆく。ボタン部21は弾性部材で構成されているので、印刷配線基板30上面の固定接点パターンPT1に接触した箇所が押しつぶされて接触面31が広がる。例えば(b)は、ボタン部21をストローク範囲のおおむね中間位置まで押し込んだ状態であり、(a)の状態に比べて、リング状の接触面31は、その内径を狭める形で固定接点パターンPT1の外径側から内径側へ向かって広がっている。そして、ボタン部21をストローク範囲の下限まで押し下げた(c)の状態では、固定接点パターンPT1の略全体に、可動接点パターンPT2の接触面31が広がる。
図5(a)〜(c)に示すように、ボタン部21の押し込み量の増加に応じて、可動接点パターンPT2の固定接点パターンPT1に対する接触面31がその外側から内側に向かって順次増加してゆくことにより、可動接点パターンPT2の固定接点パターンPT1に対する接触面積が順次増加してゆく。これに伴い固定接点パターンPT1の第1接点パターンPT1−1と第2接点パターンPT1−2の端部A、Bから接触面31までの長さが順次短くなる。このようにして接触面31の面積が順次増加することにより、固定接点パターンPT1の抵抗値が順次小さくなる。すなわち、ボタン部21の押下操作の強さ(押し込み量)に応じて、可動接点パターンPT2が固定接点パターンPT1に接触する領域の大きさが変化し、その接触面積変化に伴い、固定接点パターンPT1の抵抗値が変化する。言い換えれば、固定接点パターンPT1が全体として、可動接点パターンPT2の接触面に応じて抵抗値が変化する可変抵抗として機能する。
図6は、上述の構成からなるタッチ検出装置40において、固定接点パターンPT1の抵抗値変化に基づいてボタン部21の押下操作に応じたタッチ検出(押し込み量の検出)を行うタッチ検出回路を示す回路図である。なお、図6に示す回路構成は、一例であって、これに限定される訳ではない。図6に示すタッチ検出回路200は、固定接点パターンPT1及び可動接点パターンPT2で構成されるタッチ検出部の回路構成と等価であるセンサ等価回路201を備える。
センサ等価回路201は、固定接点パターンPT1の一方である第1接点パターンPT1−1に対応する抵抗R21と、他方である第2接点パターンPT1−2に対応する抵抗R22とを備え、抵抗R21と抵抗R22の間が可動接点202により接続される。図6において、渦巻状の第1接点パターンPT1−1の長さを抵抗R21の一端から延びる線分AXにより、また、第2接点パターンPT1−2の長さを線分BYによって表している。線分AX及び線分BYに対する可動接点202の相対位置は、可動接点パターンPT2の固定接点パターンPT1に対する接触面積に対応しており、該接触面積の増加に応じて端部X,Y側の位置から端部A,B側の位置に移動するようになっている。そして、線分AX及び線分BYに対する可動接点202の相対位置が端部X,Y側から端部A,B側へ移動するのに伴い、固定接点パターンPT1全体の抵抗R2(=R21+R22)の抵抗値が順次小さくなる。
タッチ検出回路200は、電源電圧Vccに対して、グランドラインに挿入された抵抗R1と、固定接点パターンPT1の抵抗R2(=R21+R22)による抵抗値R=R1/(R1+R2)に応じた出力電圧V1を得るよう構成されている。そして、ボタン部21の押し込み量に応じた可動接点パターンPT2の固定接点パターンPT1に対する接触面積の変化に応じて、可動接点202の位置が変化することにより抵抗値R2が変化し、この抵抗値R2の変化に基づいて上記の出力電圧V1が変化する。
上記構成のタッチ検出回路200により、固定接点パターンPT1の抵抗値R2の変化に基づいて、所定のストローク範囲で変位するボタン部21の押し込み量に応じて変化する出力電圧V1(検出値)を連続値(アナログ量)で検出できる。タッチ検出回路200は、出力電圧V1をADコンバータ203に入力するよう構成されている。ADコンバータ203は、入力された出力電圧V1を、例えば最小値「0」から最大値「127」の128段階の分解能でデジタル変換して、該変換後のデジタル検出値を出力する。よって、ボタン部21の押し込み量に応じて変化する該出力電圧V1に対応するデジタル検出値を得ることができる。すなわち、押しボタン型操作子20に対する押下操作に応じたタッチ検出を行うことができる。
例えば、ボタン部21の押し込み量が小さい図5(a)状態では、ADコンバータ203は最小値「0」を出力する。そして、ボタン部21の押し込み量の増加に応じてADコンバータ203のデジタル検出値が順次増加する。ボタン部21をストローク範囲のおおむね中間位置まで押し込んだ図5(b)の状態では、ADコンバータ203は最大値と最小値の中間にあたる値「63」を出力する。そして、ボタン部21をストローク範囲の下限まで押しこんだ図5(c)の状態で、ADコンバータ203は最小値「127」を出力する。
次に、図1に示す構成の音楽制作環境において、上述の構成からなるタッチ検出装置40を備えたリモートコントローラ1を用いてDAWソフトをリモート制御する動作、及び、そのための構成について説明する。図7は、PC2の電気的ハードウェア構成例を示すブロック図である。PC2は、CPU(Central Processing Unit)50、ROM(read only memory)及びRAM(Random Access Memory)を含むメモリ51、インターフェース(IF)52、ユーザインターフェース(UI)53及びハードディスク装置(HDD)54を備え、バス55を介して各部が接続される。メモリ51には、DAWソフトが実行する音楽制作機能に関する複数のパラメータの現在値を記憶する領域が設けられている。PC2はIF52を介してリモートコントローラ1に接続される。UI53は、PC2に標準装備されたディスプレイ、マウス、キーボードを含む。HDD54は外部記憶装置の一例である。HDD54にはDAWソフトが記憶される。CPU50は、DAWソフトの実行時に、HDD54からメモリ51にDAWソフトを読み出して、起動する。
また、図8は、リモートコントローラ1の電気的ハードウェア構成の一例を示すブロック図である。リモートコントローラ1は、CPU60、メモリ61、IF62及び検出回路63を備え、バス64を介して各部が接続される。リモートコントローラ1は、IF63を介してPC2に接続される。検出回路63は、図6のタッチ検出回路200に対応しており、複数の押しボタン型操作子20(図1参照)に接続され、押しボタン型操作子20毎の押し込み量に応じたデジタル検出値を出力する。
ユーザは、リモートコントローラ1の各押しボタン型操作子20に対して、DAWソフトが実行する音楽制作機能に関する複数のパラメータのうち所望のパラメータを、操作対象として割り当てることができる。このパラメータの割り当ては、例えば、PC2のディスプレイ(UI52)に表示したDAWソフトの設定画面から行うことができる。
押しボタン型操作子20に対するパラメータ割り当て態様の一例として、2つの押しボタン型操作子20を1組として扱い、1組の押しボタン型操作子20に1つのパラメータを割り当てて、その一方をパラメータの値の増加に、他方をそのパラメータの値の減少に用いるように構成できる。例えば、図1の符号20a,20bのように左右に並んだ2つの押しボタン型操作子を1組として扱う。
ユーザが押しボタン型操作子20を押下操作すると、リモートコントローラ1のCPU60は、検出回路63により検出したそのボタン部21の押し込み量に応じたデジタル検出値を、ボタン毎の操作信号としてPC2に供給する。この操作信号は、押しボタン型操作子20を特定する情報と、検出回路63で検出したデジタル検出値を含む。PC2のCPU50は、リモートコントローラ1から供給された操作信号を受信すると、該受信した操作信号に基づいて、該操作信号に対応する操作子20に割り当てられたパラメータを特定し、メモリ51中の該特定されたパラメータの値を、該操作信号に含まれるデジタル検出値に応じて更新する。そして、CPU50は、メモリ51のパラメータ更新結果に基づいて、ディプレイの表示内容を変更したり、或いは、オーディオ信号処理の動作を制御したりする。
操作対象となるパラメータには、例えば、音量レベル、ステレオパン、ゲインなど音特性を調整するパラメータ群や、MIDI演奏データに関する各種パラメータ(音高指定、キーオン、キーオフ、ベロシティなど)や、MIDI音源の音色設定パラメータなど、がある。これら各種パラメータは、その種類に応じて、パラメータの値の種類(例えば、正負符号付き整数数値、正負符号無し整数数値、小数点付きの数値或いは文字列など)や、パラメータの値の設定範囲が異なる。したがって、デジタル検出値を操作対象のパラメータの種類に応じて変換する必要がある。一例として、PC2のメモリ51に、デジタル検出値をパラメータ種類に応じたパラメータの値に変換する変換テーブルを、パラメータ種類毎の複数個記憶しておき、操作対象となるパラメータの種類に応じて使用するテーブルを切り替えるように構成する。この場合、PC2のCPU50は、操作信号に対応する操作子20に割り当てられたパラメータを特定し、該特定したパラメータの種類に応じた変換テーブルに基づいて、操作信号のデジタル検出値をパラメータの値に変換して、メモリ51の該当するパラメータの値を更新する。
別の一例として、リモートコントローラ1のメモリ61に、検出回路63から出力されたデジタル検出値をパラメータ種類に応じたパラメータの値に変換する変換テーブルを、パラメータ種類毎の複数個記憶しておき、操作対象となるパラメータの種類に応じて使用するテーブルを切り替えるように構成してもよい。その場合、リモートコントローラ1のCPU60は、押しボタン型操作子20に割り当てられたパラメータを特定する情報をPC2から取得し、その情報をメモリ61に記憶しておく。そして、押しボタン型操作子20の押下操作があったときに、CPU60は、該操作された操作子20に割り当てられたパラメータの種類を特定し、該特定したパラメータの種類に応じた変換テーブルに基づいて、該操作に応じて出力されたデジタル検出値をパラメータの値に変換して、変換後のパラメータの値を操作信号としてIF63を介してPC2に供給する。PC2では、操作信号に含まれるパラメータの値をそのまま使って、メモリ51の該当するパラメータの値を更新できる。
以上説明したように、本実施形態のリモートコントローラ1は、渦巻状の固定接点パターンPT1と、ボタン部21の下面21bに形成した可動接点パターンPT2とからなる簡単なタッチ検出装置40の構成により、ボタン部21の押し込み量に応じて変化する出力電圧V1を取得できる。よって、押しボタン型操作子20の押し込み量に応じたパラメータ値を得ることができる。
したがって、リモートコントローラ1のユーザは、押しボタン型操作子20の押し込み量を調節するだけの直感的で簡単な操作により、DAWソフトの動作を制御する各種パラメータの値をリモート制御できる。例えば、或る音量レベルを微調整したいときには、該当する押しボタン型操作子20を少しだけ押下操作すればよいし、音量レベルを大幅に調整したいときには、該当する押しボタン型操作子20を強く押下操作すればよい。本実施形態のリモートコントローラ1は、押しボタン型操作子20の押し込み量に応じたパラメータ値を取得できるので、例えば音量レベルのように、所定の数値範囲内の数値によってパラメータの値を設定するタイプのパラメータの値をリモート制御の制御するのに好適である。また、押しボタン型操作子20の操作対象として割り当てるパラメータは、その数値設定範囲や、パラメータの値の種類の制約を受けずに、自由に選択・設定できる。よって、本実施形態のリモートコントローラ1は、DAWソフトのリモートコントローラとして好適である。
また、印刷配線基板30上の固定接点パターンPT1をその中心部から外径側に向かって渦巻状に延びる接点パターンとしたことで、固定接点パターンPT1の長手方向の延伸寸法を十分に長い寸法に設定できる。そのうえ、可動接点パターンPT2が形成されたボタン部21の下面21bを渦巻状の固定接点パターンPT1の径方向に沿って傾斜した状態としたことで、ボタン部21の押下操作の強さに応じて、可動接点パターンPT2を渦巻状の固定接点パターンPT1に対してその外径側から内径側へ順次に接触させることが可能となる。これらによって、固定接点パターンPT1と可動接点パターンPT2の接触面積変化に応じた検出値のダイナミックレンジを大きくすることが可能となる。したがって、ボタン部21の押し込み量(押下操作の強さ)を高い精度で検出可能なタッチ検出装置40となる。
また、本実施形態のタッチ検出装置40では、固定接点パターンPT1を渦巻状の接点パターンとしたことで、同じ強さの押下操作であれば、ボタン部21に対する操作位置や操作方向によらず、常に略一定の検出値を得ることが可能となる。したがって、押しボタン型操作子20に対する押下操作を検出するのに好適なタッチ検出装置40を構成できる。
なお、固定設定パターンPT1は、上述の図4の形態に限定されない。図9は、固定接点パターンPT1の別の構成例を示す平面図である。図9において、固定接点パターンPT1は、中心部に位置する端部Aから外径側に位置する端部Xの間を渦巻状に結ぶ第1接点パターンPT1−1と、中心部に位置する端部Bから外径側に位置する端部Yを、該第1接点パターンPT1−1とは逆向きに巻き方向で結ぶ渦巻状に結ぶ第2接点パターンPT1−2とから構成されている。第1接点パターンPT1−1と第2接点パターンPT1−2は、互いが逆向きに巻かれた渦巻状であって、中心部から径方向に沿って交互に位置するように所定間隔で並べて配置されている。この構成においても、ボタン部21の押下操作の強さに応じて可動接点パターンPT2が固定接点パターンPT1に接触する領域の大きさが変化し、その接触面積の増加に応じて固定接点パターンPT1の抵抗値R2が小さくなる。したがって、この場合も、図6に示すタッチ検出回路200により、ボタン部21の押し込み量に応じた固定接点パターンPT1の抵抗値R2の変化に基づいてタッチ検出を行うことができる。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。
また、上記実施形態に示したタッチ検出装置40では、ボタン部21の下面21bをその外周縁から中央に向かってその高さ位置が次第に高くなるように傾斜させている。これに対して、ボタン部の下面を傾斜させる態様としては、これ以外にもボタン部の下面が中心から外周縁に向かって径方向に沿って次第に高くなるように傾斜させることも考えられる。その場合、ボタン部の下降に伴い可動接点パターンPT2が固定接点パターンの中心側から外径側に向かって順に接触するようになる。しかしながら、そのような構成では、弱タッチのとき(ボタン部の下降量が少ないとき)に固定接点パターンに対する可動接点パターンPT2の接触が点接触状態となってしまい、接触状態が不安定で検出信号の出力にバラつきが生じ易いという問題がある。これに対して、本願発明及び上記実施形態のようにボタン部の下面をその外周縁から中央に向かって次第に高くなるように傾斜させていれば、弱タッチのときの固定接点パターンに対する可動接点パターンPT2の接触を、可動接点パターンPT2の外周全周での面接触状態とすることが可能となる。これにより、固定接点パターンに対する可動接点パターンPT2の接触状態を安定させることができ、検出信号の出力にバラつきが生じることを効果的に抑制できる。
1・・・リモートコントローラ、10・・・外装ケース、20・・・押しボタン型操作子、21・・・ボタン部(可動部)、21a・・・操作面、21b・・・下面、30・・・印刷配線基板、40・・・タッチ検出装置、PT1・・・固定接点パターン、PT2・・・可動接点パターン、200・・・タッチ検出回路、201・・・センサ等価回路、50,60・・・CPU、51,61・・・メモリ、52,62・・・インターフェース、54・・・HDD、63・・・検出回路

Claims (2)

  1. コンピュータが実行する音楽制作機能に関する動作をリモート制御するためのリモートコントローラであって、ユーザによって押下操作される押しボタン型操作子と、該押しボタン型操作子に対する押下操作に応じたタッチ検出を行うタッチ検出装置を備えており、
    前記タッチ検出装置が、
    前記押しボタン型操作子の可動部の下面に設けられた可動接点パターンであって、該下面の外周縁から中央に向かって傾斜する凹形状に形成された前記可動接点パターンと、
    基板上面に前記可動接点パターンに対向して配置され、可変抵抗として機能する固定接点パターンであって、その中心側から径方向の外側に向かって渦巻状に延びる2つの接点パターンにより構成され、該2つの接点パターンが径方向に沿って交互に並ぶように配置された前記固定設定パターンと
    を備え、
    前記押しボタン型操作子の非操作時には、前記可動接点パターンを前記固定接点パターンから所定間隔離隔させており、
    前記押しボタン型操作子の押下操作があったときに、前記可動部の押し込み量に応じて、前記可動接点パターンを前記固定接点パターンに対してその外側から内側に向かって順次接触させることで、該可動接点パターンの該固定接点パターンに対する接触面積を順次変化させ、この接触面積の変化に応じた前記固定接点パターンの抵抗値の変化に基づいて、該押しボタン型操作子の押し込み量に応じて変化する検出値を出力することを特徴とするタッチ検出装置を備えたリモートコントローラ。
  2. 前記押しボタン型操作子に対して、前記音楽制作機能に関する動作を制御するための複数のパラメータのうち所望のパラメータを割り当てる割り当て部と、
    前記検出値をパラメータ種類に応じたパラメータの値に変換する変換テーブルであって、複数のパラメータ種類に応じた複数の変換テーブル記憶する変換テーブル部と、
    前記押しボタン型操作子の押下操作があったときに、前記割り当て部により該押しボタン型操作子に割り当てられたパラメータ種類を特定し、前記変換テーブル部に記憶された複数の変換テーブルのうちの、該特定したパラメータの種類に応じた変換テーブルに基づいて、前記タッチ検出装置から出力された検出値をパラメータの値に変換して出力するパラメータ値出力部
    を、更に備えることを特徴とする請求項1に記載のリモートコントローラ。
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