JP2013058050A - 情報処理システム、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】スナップショットに基づく起動を行うことができ、かつ、スナップショットを格納するための容量を確保する必要がないネットワーク複合機を提供することを目的とする。
【解決手段】第一ネットワーク複合機と、スナップショット記憶部と、第二ネットワーク複合機とが送信部により接続される情報処理システムであって、第一ネットワーク複合機は、第二ネットワーク複合機の設定情報に関するスナップショットを作成するスナップショット作成部を有し、スナップショット記憶部は、作成されたスナップショットを記憶し、送信部は、スナップショット記憶部から第二ネットワーク複合機へスナップショットを転送し、第二ネットワーク複合機は、起動時にスナップショットを取得して、スナップショットに基づいて設定情報を復元する復元部を有し、当該復元の結果に基づいて起動を行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、揮発性メモリに展開されている情報のイメージをスナップショットとして補助記憶装置に格納し、起動時に当該スナップショットを揮発性メモリに再び展開することにより起動時間の短縮を図る情報処理システムに関するものである。
ネットワーク複合機の高速起動の手法の1つとして、例えば特許文献1のような技術がある。その方法とは、揮発性メモリに展開されている情報のイメージをスナップショットとして、書き換え可能な不揮発性メモリ、ハードディスク等の補助記憶装置に格納する。そして、この方法においてネットワーク複合機は、当該スナップショットを揮発性メモリに再び展開して、揮発性メモリ内部の情報をスナップショット作成時と同じ情報とすることにより、起動時間の短縮を図っている。
特開2009−187134号公報
しかしながら、特許文献1のような技術では、作成されたスナップショットを当該ネットワーク複合機に内蔵される不揮発性メモリ、ハードディスク等の記憶装置に格納するため、スナップショットを格納するための記憶容量が必要となる。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、スナップショットに基づく起動を行うことができ、かつ、スナップショットを格納するための記憶容量を確保する必要がないネットワーク複合機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一形態に係る情報処理システムは、第一ネットワーク複合機と、スナップショット記憶部と、第二ネットワーク複合機と、送信部とにより成る情報処理システムであって、前記第一ネットワーク複合機は、前記第二ネットワーク複合機の設定情報に関するスナップショットを作成するスナップショット作成部を有し、前記スナップショット記憶部は、作成された前記スナップショットを記憶し、前記送信部は、前記スナップショット記憶部から前記第二ネットワーク複合機へ前記スナップショットを送信し、前記第二ネットワーク複合機は、起動時に前記スナップショットを取得して、前記スナップショットに基づいて前記設定情報を復元する復元部を有し、当該復元の結果に基づいて起動を行う。
これによれば、マスタ側のネットワーク複合機として第一ネットワーク複合機がスナップショットを作成し、作成したスナップショットを記憶しておく。そして、スレーブ側のネットワーク複合機としての第二ネットワーク複合機が第一ネットワーク複合機から転送(ダウンロード)したスナップショットに基づいて復元部が設定条件の復元を行う。第二ネットワーク複合機は、当該復元の結果に基づいて起動を行う。これにより、第二ネットワーク複合機は、スナップショットを保持しておくためのスナップショット記憶部を有する必要がなくなる。このため、第二ネットワーク複合機のスナップショットを保持しておくためのスナップショット記憶部の容量を削減できる。
また、好ましくは、前記第一ネットワーク複合機は、さらに、前記スナップショット記憶部を有する。
また、好ましくは、前記スナップショット記憶部は、前記第一ネットワーク複合機と、前記第二ネットワーク複合機から独立して成る。
これによれば、スナップショットを記憶するスナップショット記憶部を、第一ネットワーク複合機、および第二ネットワーク複合機に対して独立して設けているため、第一ネットワーク複合機、および第二ネットワーク複合機にスナップショットを記憶させるための記憶領域を設ける必要がない。このため、第一ネットワーク複合機、および第二ネットワーク複合機ともに記憶容量を削減することができる。
また、好ましくは、前記スナップショット作成部は、所定の条件を満たす場合に、前記スナップショットを新たに作成し、前記スナップショット記憶部は、記憶している前記スナップショットを、当該新たに作成されたスナップショットに更新して記憶する。
また、好ましくは、前記所定の条件とは、所定の期間が経過したこと、前記第二ネットワーク複合機のファームウェアの更新情報がユーザにより提供されたこと、および、ユーザが前記設定情報を変更したことのいずれかである。
これによれば、スナップショット作成部が所定の条件を満たした場合に新たにスナップショットを作成し、スナップショット記憶部が記憶しているスナップショットを新たに作成されたスナップショットに更新する。このため、ユーザは、スナップショットの管理を一元化でき、スナップショットの管理を容易にできる。
また、好ましくは、前記第一ネットワーク複合機は、さらに、前記スナップショットが前記第二ネットワーク複合機において前記復元部により復元された際に、当該第二ネットワーク複合機が正常に起動したか否かを判定する起動判定部と、正常に起動したと前記起動判定部に判定された場合に、復元されたスナップショットに起動実績情報を関連付ける起動実績管理部とを有し、前記スナップショット記憶部は、さらに、前記起動実績情報を関連付けられたスナップショットを記憶する。
これによれば、スナップショット記憶部は、最新のスナップショットを記憶する際に、正常に起動した起動実績を有するスナップショットをさらに記憶している。このため、最新のスナップショットによる起動の際にエラーが生じた場合に、ユーザは、例えば、正常に起動した起動実績を有するスナップショットを利用するように設定することができる。
また、好ましくは、前記第二ネットワーク複合機は、複数あり、少なくとも1以上の第1グループと、前記第1グループとは異なる少なくとも1以上の第2グループとに分類され、前記スナップショット作成部は、前記第1グループに属する前記第二ネットワーク複合機に対応する第1スナップショットと、前記第2グループに属する前記第二ネットワーク複合機に対応する第2スナップショットとを作成し、前記スナップショット記憶部は、前記第1スナップショットと、前記第2スナップショットとを記憶し、前記送信部は、前記第1スナップショットを前記第1グループに属する前記第二ネットワーク複合機に送信し、前記第2スナップショットを前記第2グループに属する前記第二ネットワーク複合機に送信する。
これによれば、第二ネットワーク複合機は複数台から構成されており、複数の第二ネットワーク複合機は複数のグループに分類される。スナップショット作成部は、グループ毎にスナップショットを作成する。スナップショット記憶部はグループ毎に作成された複数のスナップショットを記憶する。送信部はそれぞれのグループに対応するスナップショットをそれぞれのグループに属する第二ネットワーク複合機に転送する。このように、複数のグループに分類されて管理されるような場合であっても、スナップショット記憶部は複数のスナップショットをグループ毎に記憶している。このため、ユーザは、スナップショットの管理を一元化でき、スナップショットの管理を容易にできる。
また、好ましくは、前記スナップショット作成部は、第二ネットワーク複合機の第1の設定情報に関する第3スナップショットと、第二ネットワーク複合機の前記第1の設定情報とは異なる第2の設定情報に関する第4スナップショットとを作成し、前記スナップショット記憶部は、前記第3スナップショットと、前記第4スナップショットとを記憶し、前記第二ネットワーク複合機は、さらに、前記第3スナップショットおよび前記第4スナップショットのいずれかの選択をユーザから受け付け、当該選択の結果を前記送信部に出力する選択部を有し、前記送信部は、前記選択の結果に基づいて、前記第3スナップショットおよび前記第4スナップショットのいずれかを、前記結果を送信した第二ネットワーク複合機に送信する。
これによれば、例えば、同一の機種の第二ネットワーク複合機または1台の第二ネットワーク複合機に対しても、ユーザの使用用途毎に、スナップショット記憶部は複数のスナップショットを記憶している。このため、ユーザは、スナップショットの管理を一元化でき、スナップショットの管理を容易にできる。
また、本発明は、このような情報処理システムとして実現できるだけでなく、情報処理装置が備える特徴的な処理部のそれぞれの動作をステップとして方法として実現することもでき、また、本発明は、各処理部の処理を行う集積回路として実現することもできる。さらに、本発明は、コンピュータに上記各ステップを実行させるためのプログラムとして実現することもできる。そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体またはインターネット等の伝送媒体を介して配信することもできる。
本発明に係る情報処理装置によれば、スナップショットに基づく起動を行うことができ、かつ、スナップショットを格納するための容量を削減することができる。
本発明の一実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。 本実施の形態に係る第一ネットワーク複合機のハードウェア構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る第二ネットワーク複合機のハードウェア構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る情報端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る情報処理システムのスナップショット起動管理処理に係る機能構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る情報処理システムのスナップショット起動管理処理に係る処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る情報処理システムのスナップショット起動管理処理における起動情報の送信処理に係る処理手順を示すフローチャートである。 本発明の他の形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。 本発明の他の形態に係るスナップショット再送信処理の一例を示す処理手順のフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係るスナップショットの起動管理処理における起動準備処理に係る処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
まず、図1を用いて、本発明の一実施形態に係る情報処理システムの構成の概要について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理システム100の構成の一例を示す図である。
同図に示すように、このワークフローシステムは、第一ネットワーク複合機1および第二ネットワーク複合機2および3、情報端末4および5、PSTN(Public Switched Telephone Networks:公衆電話交換回線網)6、並びにLAN(Local Area Network)7から構成される。
情報端末4、5は、本実施の形態における情報処理装置として機能するコンピュータである。情報端末4、5は、本実施の形態では、第一ネットワーク複合機1および第二ネットワーク複合機2を利用するユーザが使用するパーソナルコンピュータである。
第一ネットワーク複合機1および第二ネットワーク複合機2は、スキャナで読み取った書類を、例えば、PSTN6を介して第二ネットワーク複合機3へファクシミリ送信すること、LAN7を介して情報端末4および5へ送信すること、内蔵されるプリンタでプリントアウトすること等ができる。
図2は、本実施の形態に係る第一ネットワーク複合機1のハードウェア構成を示すブロック図である。図3は、本実施の形態に係る第二ネットワーク複合機2、3のハードウェア構成を示すブロック図である。なお、ここでは、第二ネットワーク複合機2、3は、ハードディスク13を有していない以外は第一ネットワーク複合機1と同様の構成であるため説明を省略する。なお、第二ネットワーク複合機2、3は、ハードディスク13を有さない構成に限らずに、第一ネットワーク複合機1のようにハードディスク13、不揮発性メモリなどの記憶装置を有していてもよい。
同図に示すように、第一ネットワーク複合機1は、CPU(Central Processing Unit)10、ROM(Read Only Memory)11、RAM(Random Access Memory)12、ハードディスク13、モデム14、NCU(Network Control Unit)15、操作パネル16、ディスプレイ17、スキャナ18、プリンタ19、およびLANI/F(LAN Interface)20を備えている。
CPU10は、ROM11に格納された制御プログラム50を実行することにより、第一ネットワーク複合機1の全体を制御する。
ROM11は、CPU10が実行する制御プログラム50を保持する読み出し専用メモリである。
RAM12は、CPU10が制御プログラム50を実行する際に用いられるワークデータ、CPU21がハードディスク22に格納されているプログラム60を実行する際に用いられる各種データ、スキャナ18から得られた画像データ等を一時的に保持する読み書き可能なメモリである。
ハードディスク13は、プログラム60、スナップショット61等を格納する。
モデム14は、RAM12に保持された画像データ等をファクシミリ信号に変調して送信し、また外部から受信されたファクシミリ信号をラインデータに復調する。モデム14は、例えばG3規格に準拠したファックスモデムである。
NCU15は、モデム14とPSTN6との接続を制御する網制御装置である。
操作パネル16は、ユーザからの操作を受け付けるタッチパネルである。
ディスプレイ17は、ユーザへの操作ガイド、または第一ネットワーク複合機1の動作状態を表示する表示装置であり、例えばLCD(Liquid Crystal Display:液晶表示装置)である。
スキャナ18は、画像読み取り装置であり、CPU10の制御下で、CCDを用いて原稿を光学的に読み取ることによって画像データを生成する。
プリンタ19は、印刷装置であり、CPU10の制御下で、例えばRAM12に保持された画像データによって表される画像イメージを印刷出力する。
LANI/F20は、第一ネットワーク複合機1とLAN7とを接続する通信アダプタであり、CPU10の制御下で、例えばRAM12に保持された画像データを情報端末4等へ送信する。
図4は、本実施の形態に係る情報端末4、5のハードウェア構成を示すブロック図である。
情報端末4は、図4に示されるように、主に、CPU21、ハードディスク22、RAM23、入力装置24、ディスプレイ25、およびLANI/F26から構成される。なお、ここでは、情報端末5は、情報端末4と同様の構成であるため説明を省略する。
CPU21は、ハードディスク22に格納されたプログラム60を実行することにより、情報端末4の全体を制御する。
ハードディスク22は、プログラム60、スナップショット61等を格納する。
RAM23は、CPU21がハードディスク22に格納されているプログラム60を実行する際に用いられる各種データを一時的に保持する読み書き可能なメモリである。
入力装置24は、ユーザからの操作を受け付ける装置であって、キーボードあるいは、マウスやタッチパネル等のポインティングデバイス等である。
ディスプレイ25は、RAM23から送信されてきたデータを文字や画像として表示するためのCRTディスプレイ、LCD、プラズマディスプレイ、あるいは有機ELディスプレイ等である。
LANI/F26は、情報端末4とLAN7とを接続する通信アダプタである。LANI/F26は、CPU21の制御下で、例えば情報端末4のハードディスク22に保持されたプログラム60、各種データを情報端末5に送信する。LANI/F26はまた、情報端末5、第一ネットワーク複合機1、および第二ネットワーク複合機2から情報端末4に送信されてきた各種データを受信する。
図5は、本実施の形態に係る情報処理システム100のスナップショット61による起動処理およびスナップショット61の管理処理に係る機能構成を示すブロック図である。以下、スナップショット61による起動処理およびスナップショット61の管理処理をスナップショット起動管理処理とする。つまり、図5は、図2から図4に示されるハードウェア構成によって発揮される第一ネットワーク複合機1、第二ネットワーク複合機2、3、および端末装置4、5によってなる情報処理システム100の機能のうち、主に本実施の形態のスナップショット起動管理処理に関わる機能の構成を示すブロック図である。
情報処理システム100は、機能的には、スナップショット作成部30と、起動実績管理部31と、スナップショット記憶部32と、マスタ側送受信部33と、復元部34と、起動判定部35と、スレーブ側記憶部36と、スレーブ側送受信部37とから構成される。なお、スナップショット作成部30と、起動実績管理部31と、スナップショット記憶部32と、マスタ側送受信部33とは、第一ネットワーク複合機1のハードウェア構成により実現される処理部および記憶部である。また、復元部34と、起動判定部35と、スレーブ側記憶部36と、スレーブ側送受信部37とは、第二ネットワーク複合機2のハードウェア構成により実現される処理部および記憶部である。また、マスタ側送受信部33およびスレーブ側送受信部37は、送信部として機能する。送信部は、第一ネットワーク複合機1から第二ネットワーク複合機2へスナップショット作成部30により再生されたスナップショット61を送信する。なお、情報処理システム100は、第一ネットワーク複合機と、スナップショット記憶部と、第二ネットワーク複合機と、送信部とにより成る。
スナップショット作成部30は、図2におけるCPU10、プログラム60等によって実現される処理部である。スナップショット作成部30は、予め指定された設定内容に基づいて、設定情報に関するスナップショット61を作成する。具体的にスナップショット作成部30は、第一ネットワーク複合機1の各種設定条件のイメージをスナップショット61として作成する。また、スナップショット作成部30は、所定の条件をみたす場合に、スナップショット61を新たに作成する。ここでいう「所定の条件」は、所定の期間が経過したこと、第二ネットワーク複合機2のファームウェアの更新情報がユーザにより提供されたこと、および、ユーザが第二ネットワーク複合機2の設定条件を変更したことのいずれかである。つまり、スナップショット作成部30は、例えば1日ごとなどの期間が経過するとその時に設定された設定条件に関するスナップショットを新たに作成する。また、スナップショット作成部30は、第二ネットワーク複合機2のファームウェアの更新情報がユーザにより提供されると、ファームウェアの更新情報を盛り込んだスナップショットを新たに作成する。また、ユーザが第二ネットワーク複合機2の設定条件を変更した場合に、変更された設定条件に関するスナップショットを新たに作成する。なお、所定の条件の一部として、第二ネットワーク複合機2のファームウェアの更新情報がユーザにより提供されたこと、および、ユーザが第二ネットワーク複合機2の設定条件を変更したことのように、第二ネットワーク複合機2に関しての条件となっている。しかしながら、当該所定の条件は、第二ネットワーク複合機2に限らずに、第一ネットワーク複合機1に関しての条件であってもよい。
起動実績管理部31は、図2におけるCPU10、プログラム60等によって実現される処理部である。起動実績管理部31は、第二ネットワーク複合機2の起動が正常に行われたか否かを示す起動情報に基づいて、当該復元されたスナップショット61に起動実績情報を関連付ける。なお、起動情報は、後述する起動判定部35により第二ネットワーク複合機2側から送信される情報である。なお、起動情報は、第二ネットワーク複合機2から送信される情報に限らずに、第一ネットワーク複合機1において生成される情報であってもよい。
スナップショット記憶部32は、図2におけるRAM12、ハードディスク13等によって実現される。スナップショット記憶部32は、スナップショット作成部30により作成されたスナップショット61を記憶する。スナップショット記憶部32はまた、記憶しているスナップショット61を、スナップショット作成部30により新たに作成されたスナップショット61に更新して記憶する。スナップショット記憶部32はさらに、起動実績情報を関連付けられたスナップショット61を記憶する。なお、スナップショット記憶部32は、図4におけるハードディスク22、RAM23等によって実現されてもよい。つまり、スナップショット記憶部32は、端末装置4、5に備えられてもよい。
マスタ側送受信部33は、図2におけるLANI/F20等によって実現される。マスタ側送受信部33は、第一ネットワーク複合機1に備えられる。マスタ側送受信部33は、第二ネットワーク複合機2から送信依頼情報(後述参照)を受信した後で、スナップショット作成部30により作成されたスナップショット61を第二ネットワーク複合機2に送信する。マスタ側送受信部33はまた、第二ネットワーク複合機2が送信した起動情報を受信する。
復元部34は、図3におけるCPU10、プログラム60等によって実現される処理部である。復元部34は、第二ネットワーク複合機2の起動時にスナップショット記憶部32に記憶されているスナップショット61をマスタ側送受信部33から取得する。具体的には、復元部34は、第二ネットワーク複合機2の起動信号を受け付けると、スレーブ側送受信部37を介して送信依頼情報を第一ネットワーク複合機1に送信し、送信されてきたスナップショット61に基づいて各種設定条件を復元する。第二ネットワーク複合機2は、復元部34の復元の結果に基づいて、起動を行う。
起動判定部35は、図3におけるCPU10、プログラム60等によって実現される処理部である。起動判定部35は、スナップショット61が第二ネットワーク複合機2において後述する復元部34により復元された際に、当該第二ネットワーク複合機2が正常に起動したか否かを判定する。具体的には、起動判定部35は、第二ネットワーク複合機2が正常に起動したか否かを判定して、スレーブ側送受信部37を介して起動情報を第一ネットワーク複合機1に送信する。なお、起動情報には、第二ネットワーク複合機2の起動が正常に行われたこと示す正常情報と、第二ネットワーク複合機2の起動にエラーが生じたことを示すエラー情報とが含まれる。
スレーブ側記憶部36は、図3におけるRAM12等によって実現される。スレーブ側記憶部36は、復元部34により復元された各種設定条件を記憶する。
スレーブ側送受信部37は、図3におけるLANI/F20等によって実現される。スレーブ側送受信部37は、復元部34からの送信依頼情報、起動情報等をマスタ側送受信部33へ送信する。スレーブ側送受信部37はまた、マスタ側送受信部33から送信されたスナップショット61を受信する。
次に、以上のように構成された本実施の形態における情報処理システム100によるスナップショット起動管理処理の処理手順について説明する。
図6は、本実施の形態に係る情報処理システム100のスナップショット起動管理処理に係る処理手順を示すフローチャートである。
図6に示すように、第一ネットワーク複合機1において、スナップショット作成部30は、予め指定されたタイミングに応じてスナップショット61を作成する(S10)。なお、「予め指定されたタイミング」とは、所定期間が経過したこと(つまり、定期的にスナップショット61を作成すること)に限らず、ユーザによって設定条件が変更された時、ファームウェアが更新された時等であってもよい。このときスナップショット作成部30により作成されるスナップショット61には、スナップショット61を識別するためのスナップショットIDが関連付けられる。なお、スナップショット61を識別するためのスナップショットIDは、例えば、スナップショット61を作成したときの日時に基づく番号である。
そして、スナップショット記憶部32は、スナップショット作成部30により作成されたスナップショット61を記憶する(S11)。より具体的には、スナップショット記憶部32として機能するRAM12およびハードディスク13のうちで、RAM12が一時的に当該スナップショット61を記憶した後に、ハードディスク13がスナップショット61を記憶する。
これらステップS10およびステップS11の処理は、第一ネットワーク複合機1において、予め指定されたタイミングに応じて独立して行われている。
一方で、ユーザが第二ネットワーク複合機2を起動することにより、第二ネットワーク複合機2では起動準備処理が開始される(S12)。起動準備処理において、第二ネットワーク複合機2は、第一ネットワーク複合機1と通信を確立する。
第二ネットワーク複合機2と第一ネットワーク複合機1との間の通信が確立されると、第二ネットワーク複合機2において復元部34は、スレーブ側送受信部37を介して送信依頼情報を第一ネットワーク複合機1に送信する(S13)。
マスタ側送受信部33は、スレーブ側送受信部37により送信された送信依頼情報を受信した後で、スナップショット記憶部32に記憶されているスナップショット61を第二ネットワーク複合機2に送信する(S14)。
スレーブ側送受信部37は、マスタ側送受信部33により送信されたスナップショット61を受信する(S15)。
スレーブ側送受信部37により受信されたスナップショット61は、スレーブ側記憶部36に記憶される(S16)。
スレーブ側記憶部36に記憶されたスナップショット61は、復元部34により復元され、復元の結果である各種設定条件がスレーブ側記憶部36に記憶される(S17)。なお、ステップS12〜ステップS17は、第二ネットワーク複合機2の起動処理に相当し、ステップS12の起動開始処理は起動処理の初期段階において行われる処理である。第二ネットワーク複合機2では、当該復元の結果に基づいて最終的な起動処理が行われる。
起動判定部35は、復元部34により復元されたスナップショット61に基づいて、当該第二ネットワーク複合機2が正常に起動したか否かを判定し、スレーブ側送受信部37は、起動判定部35により判定された結果である起動情報を第一ネットワーク複合機1に送信する(S18)。ステップS18における起動情報の送信処理についての詳細は後述する。
マスタ側送受信部33は、スレーブ側送受信部37により送信された起動情報を受信する(S19)。
起動実績管理部31は、第二ネットワーク複合機2の起動が正常に行われたか否かを示す起動情報に基づいて、当該復元されたスナップショット61に起動実績情報を関連付ける(S20)。起動実績情報が関連付けられたスナップショット61は、スナップショット記憶部32により記憶される。
このように、スナップショット作成部30により作成されたスナップショット61は、各第二ネットワーク複合機2の起動時に各第二ネットワーク複合機2に送信されて、各第二ネットワーク複合機2における起動実績が関連付けられた状態で第一ネットワーク複合機1のスナップショット記憶部32に記憶されることになる。これにより、ユーザは、どのスナップショット61がどの第二ネットワーク複合機2の起動処理において正常に機能したか否かを一元的に管理することができる。
図7は、本実施の形態に係る情報処理システム100のスナップショット61の起動管理処理における起動情報の送信処理(S18)に係る処理手順を示すフローチャートである。
図7に示すように、第二ネットワーク複合機2において、起動判定部35は、復元部34により復元されたスナップショット61に基づいて当該第二ネットワーク複合機2が正常に起動したか否かを判定する(S30)。
そして、第二ネットワーク複合機2が正常に起動したことを起動判定部35が判定することにより、スレーブ側送受信部37が正常情報を起動情報として第一ネットワーク複合機1に送信する(S31)。
一方で、第二ネットワーク複合機2がエラーとともに起動したことを起動判定部35が判定することにより、スレーブ側送受信部37がエラー情報を起動情報として第一ネットワーク複合機1に送信する(S32)。
ステップS31またはステップS32が終了した後で、起動情報の送信処理を終了する。
このように、起動情報として正常情報またはエラー情報を第一ネットワーク複合機1に送信することにより、起動情報に対応するスナップショット61が正常に起動されたか否かを第一ネットワーク複合機1が判断することができる。このため、スナップショット61の起動実績の管理が容易となる。
以上のように本実施形態の情報処理システム100によれば、スナップショット作成部30がスナップショット61を作成し、スナップショット記憶部32が作成されたスナップショット61を記憶する。そして、第二ネットワーク複合機2が第一ネットワーク複合機1から受信したスナップショット61に基づいて復元部34が設定条件の復元を行う。これにより、第二ネットワーク複合機2は、スナップショット61を保持しておくための記憶部を有する必要がなくなる。このため、第二ネットワーク複合機2のスナップショット61を保持しておくための記憶部の容量を削減できる。
また、本実施形態の情報処理システム100によれば、スナップショット記憶部32は、最新のスナップショット61を記憶する際に、正常に起動した起動実績を有するスナップショット61をさらに記憶している。このため、最新のスナップショット61にエラーが生じた場合に、ユーザは、例えば、正常に起動した起動実績を有するスナップショット61を利用するように設定することができる。
また、本発明は、このような情報処理システムとして実現できるだけでなく、情報処理システムが備える特徴的な処理部のそれぞれの動作をステップとして方法として実現することもでき、また、本発明は、各処理部の処理を行う集積回路として実現することもできる。さらに、本発明は、コンピュータに上記各ステップを実行させるためのプログラムとして実現することもできる。そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体またはインターネット等の伝送媒体を介して配信することもできる。
以上、本発明に係る情報処理システムについて、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
つまり、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
上記実施の形態では、スナップショット作成部30が作成したスナップショット61、または、起動実績情報が関連付けられたスナップショット61は、第一ネットワーク複合機1に設けられる(内蔵される)スナップショット記憶部32に記憶されているがこれに限らない。例えば、スナップショット記憶部32として機能するハードウェアとして、図8に示すようにLAN7に接続されるNAS(Network Attached Storage)8を採用してもよいし、外付けのハードディスクを採用してもよい。つまり、本発明は、スナップショット記憶部32が第一ネットワーク複合機1に内蔵されていることに限定されるものではない。なお、この形態は、上述した第一ネットワーク複合機1がスナップショット61の作成および管理を行っている場合に特に有効である。つまり、この形態を採用することにより、スナップショット61を記憶するスナップショット記憶部32を、第一ネットワーク複合機1および第二ネットワーク複合機2に対して独立して設けることになり、当該スナップショット61の作成および管理に係る第一ネットワーク複合機1の記憶容量を削減することができる。また、第一ネットワーク複合機1として、大容量の記憶容量を有するネットワーク複合機を採用する必要がなくなるため、従来のネットワーク複合機を第一ネットワーク複合機1として利用することも可能となる。
また、上記実施の形態では、起動実績管理部31が第一ネットワーク複合機1側に設けられており、起動判定部35によって判定された結果に基づいて各種設定条件の復元の元になったスナップショット61に起動実績情報を関連付けている。しかしながら、当該関連付けは第一ネットワーク複合機1側で行うことに限らない。例えば、起動判定部35の結果に基づいて、起動実績管理部31も第二ネットワーク複合機2側で当該スナップショット61に起動実績情報を関連付ける形態としてもよい。なお、この場合には、第二ネットワーク複合機2側で起動実績情報が関連付けられたスナップショット61が、第一ネットワーク複合機1に送信されることになる。つまり、起動実績情報が関連付けられたスナップショット61は、第一ネットワーク複合機1において一括で管理される。
上記実施の形態では、第二ネットワーク複合機2の各種設定条件のイメージをスナップショット61としてスナップショット作成部30が作成しているが、各種設定条件だけでなく、例えば第二ネットワーク複合機2の各種設定条件とともにファームウェアをイメージ化したものをスナップショット61として作成するようにしてもよい。なお、この場合には、ユーザがファームウェアまたは各種設定条件を設定することになる。このように、各種設定条件を含むファームウェアをイメージ化したものをスナップショット61として作成することにより、ファームウェアの更新を複数の第二ネットワーク複合機2毎にインストールする作業を省略することができる。つまり、第二ネットワーク複合機2が起動されたときに自動的にスナップショット61として第二ネットワーク複合機2に展開することができるため、ユーザのファームウェアの更新にかかる手間を削減することができる。また、ユーザは、複数の種類のファームウェアを第一ネットワーク複合機1に保持させておくことにより、例えばファームウェアのバージョン情報を複数の第二ネットワーク複合機2毎に管理することができる。このため、ユーザは、ファームウェアのバージョン管理等が容易となる。
上記実施の形態では、第二ネットワーク複合機2が起動処理を開始した場合に、スレーブ側送受信部37が送受信依頼情報を第一ネットワーク複合機1に送信することにより、第二ネットワーク複合機2が第一ネットワーク複合機1からスナップショット61をダウンロードしているがこれに限らない。例えば、第一ネットワーク複合機1がスナップショット61を作成して記憶させた後(つまりステップS11の後)に、スナップショット61を第二ネットワーク複合機2に送信して、スレーブ側記憶部36にスナップショット61を記憶させるようにしてもよい。なお、この場合に、スレーブ側送受信部37およびスレーブ側記憶部36は、常に(例えば第二ネットワーク複合機2が電源OFFの状態であったとしても)機能する。そして、スレーブ側送受信部37は、第一ネットワーク複合機1により送信されたスナップショット61を受信し、スレーブ側記憶部36は受信されたスナップショット61を記憶する。その後に、第二ネットワーク複合機2がユーザにより起動されると、スレーブ側記憶部36が記憶しているスナップショット61を復元するステップS17の復元処理が行われることになる。ステップS17以降の処理は、図6で説明したフローと同様となる。
上記実施の形態では、複数の第二ネットワーク複合機2の機種が異なることについては言及していないが、複数の第二ネットワーク複合機2の機種が異なっていてもよい。なお、「機種が異なる」とは、機能が異なることと、同じ機能が搭載されていても異なる機能を含むこととのいずれかである。つまり、機種が異なると機能毎に対応する設定が異なるため、設定自体が異なることになる。このように、複数の第二ネットワーク複合機2の機種が異なる場合には、グループ別に分類する。具体的には、複数の第二ネットワーク複合機2を、例えば、少なくとも1以上の第二ネットワーク複合機2から構成される第1グループと、第1グループとは異なる少なくとも1以上の第二ネットワーク複合機2から構成される第2グループとに分類する。そして、スナップショット作成部30は、グループ毎に異なる設定条件を有するスナップショットを複数作成する。つまり、スナップショット作成部30は、第1グループに属する第二ネットワーク複合機2に対応する第1スナップショットと、第2グループに属する第二ネットワーク複合機2に対応する第2スナップショットとを作成する。スナップショット記憶部32は、第1スナップショットと、第2スナップショットとを記憶する。送信部は、第1スナップショットを第1グループに属する第二ネットワーク複合機2に送信し、第2スナップショットを第2グループに属する第二ネットワーク複合機2に送信する。
この場合に、スナップショット作成部30は、上記実施形態のように日時に基づく番号をスナップショットIDとして関連付けるだけでなく、第1スナップショットと第2スナップショットとを区別するための識別記号をスナップショットIDとして各スナップショットに関連付ける。なお、上述したようにグループ別に分類する場合は、複数の第二ネットワーク複合機2の機種が異なる場合だけでなく、例えば、ユーザが各種設定条件を異なるものにして使用する場合等であってもよい。
なお、機種が異なる場合にグループ別に分類すると述べたが、機種が同種の場合であってもユーザの使用用途が異なることにより設定が異なる場合であってもグループ別に分類してもよい。また、1台の第二ネットワーク複合機2においても、ユーザの使用用途が異なることにより設定が異なる場合には次のようにしてもよい。例えば、異なる設定毎にスナップショット61を複数作成しておくことで、ユーザが自分の使用用途に適する設定条件に関するスナップショットを選択することにより、設定条件を変えるようにしてもよい。この場合には、スナップショット作成部30は、第二ネットワーク複合機2の第1の設定情報に関する第3スナップショットと、第二ネットワーク複合機2の第1の設定情報とは異なる第2の設定情報に関する第4スナップショットとを作成する。スナップショット記憶部32は、第3スナップショットと、第4スナップショットとを記憶する。第二ネットワーク複合機2は、さらに、第3スナップショットおよび第4スナップショットのいずれかの選択をユーザから受け付け、当該選択の結果を送信部に出力する選択部(操作パネル16または入力装置24に相当)を有する。送信部は、選択の結果に基づいて、第3スナップショットおよび第4スナップショットのいずれかを、結果を送信した第二ネットワーク複合機2に送信する。
このように、複数のグループに分類されて管理されるような場合であっても、スナップショット記憶部32は複数のスナップショットをグループ毎に記憶している。また、同一の機種の第二ネットワーク複合機2または1台の第二ネットワーク複合機2に対しても、ユーザの使用用途毎に、スナップショット記憶部32は複数のスナップショットを記憶している。このため、ユーザは、スナップショットの管理を一元化でき、スナップショットの管理を容易にできる。
上記実施の形態では、起動実績管理部31は、起動情報に基づいて、当該起動情報に対応するスナップショット61に起動実績情報を関連付けているが、起動実績情報の関連付けは、正常情報を含む起動情報のみに基づいて行ってもよい。つまり、起動実績管理部31は、正常に起動が行われたスナップショット61のみに起動実績情報を関連付けて、当該関連付けが行われたスナップショット61のみをスナップショット記憶部32に記憶させるようにしてもよい。これにより、第一ネットワーク複合機1のスナップショット記憶部32に記憶されるスナップショット61は正常に起動されたスナップショット61のみを記憶すればよいため、スナップショット記憶部32がスナップショット61を記憶するために容量を削減できる。
また、スナップショット記憶部32が記憶するスナップショット61の優先順位について特に言及していないが、例えば、最新のスナップショット61であって、起動実績のある(つまり正常に起動された実績のある)スナップショット61を優先的に記憶しておくことが好ましい。つまり、スナップショット記憶部32は、起動実績のないスナップショット61を記憶しておく必要はない。さらに、スナップショット記憶部32に記憶するスナップショット61に、作成された日時によって優先順位をつけて、例えば新たにスナップショット61を記憶するときに、その時点で最新のものであって起動実績のあるスナップショット61のみを残して、その他のスナップショット61を削除するようにしてもよい。また、スナップショット61の優先順位をユーザが設定できるようにしてもよい。
上記実施の形態では、スナップショット起動管理処理において、起動実績管理部31が起動実績をスナップショット61に関連付けて、当該関連付けの結果をスナップショット記憶部32に保存して当該処理を終了している。スナップショット起動管理処理においてエラー情報としての起動情報を受信した場合を考慮して、起動実績管理部31は、例えば次に示す処理(スナップショット再送信処理)を行ってもよい。
図9は、本発明の他の形態に係るスナップショット再送信処理の一例を示す処理手順のフローチャートである。
起動実績管理部31は、スナップショット起動管理処理の例えばスナップショット61に関連付けを行う処理(S20)を終了した後に、図9に示すスナップショット再送信処理を開始する。
起動実績管理部31は、起動情報が正常情報であるか否かを判定する(S40)。
起動情報が正常情報である場合には、スナップショット再送信処理を終了する。
起動情報がエラー情報である場合には、起動実績管理部31は、当該第二ネットワーク複合機2において起動実績のあるスナップショット61のうちで最新のスナップショット61を選択して、当該第二ネットワーク複合機2に送信する(S41)。
ステップS41が終了すれば、スナップショット再送信処理は終了する。
このように、スナップショット再送信処理では、起動実績管理部31は、起動情報がエラー情報である場合に、当該第二ネットワーク複合機2において起動実績のあるスナップショット61のうちで最新のスナップショット61を当該第二ネットワーク複合機2に再送信する。これにより、ステップS15〜S17の処理にエラーが生じて第二ネットワーク複合機2が起動できなかった場合であっても、第一ネットワーク複合機1が起動実績のあるスナップショット61を第二ネットワーク複合機2に自動的に送信することにより、第二ネットワーク複合機2が起動できない状態を継続することを防ぐことができる。なお、起動実績のあるスナップショット61を再送信された第二ネットワーク複合機2は、スナップショット起動管理処理におけるステップS15〜S17の処理を行って当該スナップショット61を復元することにより、起動処理を行うことになる。
上記実施の形態では、スナップショット61の起動管理処理は、起動準備処理(S12)において第一ネットワーク複合機1と第二ネットワーク複合機2との間の通信が確立されることが前提で行われている。しかしながらこの前提に限らずに、起動準備処理において第一ネットワーク複合機1と第二ネットワーク複合機2との間の通信が確立されない場合を考慮して、図10に示す起動準備処理を行ってもよい。
図10は、本発明の他の実施形態に係るスナップショット61の起動管理処理における起動準備処理に係る処理手順を示すフローチャートである。
図10に示すように、第二ネットワーク複合機2において、スレーブ側送受信部37は第一ネットワーク複合機1のマスタ側送受信部33との間で通信が確立したか否かを判定する(S50)。
ステップS50において第二ネットワーク複合機2と第一ネットワーク複合機1との間で通信が確立されたとスレーブ側送受信部37が判定すれば、起動準備処理を終了する。
一方で、第二ネットワーク複合機2と第一ネットワーク複合機1との間で通信が確立されないとスレーブ側送受信部37が判定すれば、復元部34は第二ネットワーク複合機2に書き込み可能な不揮発性メモリ、ハードディスク等のストレージがあるか否かを判定する(S51)。
復元部34は、第二ネットワーク複合機2にストレージがあると判定すれば、当該ストレージにスナップショットが記憶されているか否かを判定する(S52)。
復元部34はまた、ストレージにスナップショットが記憶されていると判定すれば、当該スナップショットを復元する(S53)。
一方で、ステップS51において第二ネットワーク複合機2に当該ストレージが無いと判定された場合、または、当該ストレージにスナップショット61が記憶されていないと判定された場合に、第二ネットワーク複合機2は、ROM11に記憶される起動プログラムにより起動される(S54)。
なお、ステップS51〜S53については、第二ネットワーク複合機2が書き込み可能な不揮発性メモリ、ハードディスク等のストレージを有する場合、を考慮している。そして、この起動準備処理は、このような場合であってさらに、スナップショットの起動管理処理において、受信したスナップショットを当該記憶部に記憶させておく場合があることを考慮したものである。
上記実施の形態では、図1、図5において第二ネットワーク複合機2は3台であるように描いているが、3台に限定するものではなく、複数台であれば何台であってもよい。
本発明は、スナップショットに基づく起動を行うことができ、かつ、スナップショットを格納するための容量を確保する必要がない情報処理システムとして利用することができる。
1 第一ネットワーク複合機
2、3 第二ネットワーク複合機
4、5 端末装置
6 PSTN
7 LAN
8 NAS
10 CPU
11 ROM
12 RAM
13 ハードディスク
14 モデム
15 NCU
16 操作パネル
17 ディスプレイ
18 スキャナ
19 プリンタ
20 LANI/F
21 CPU
22 ハードディスク
23 RAM
24 入力装置
25 ディスプレイ
26 LANI/F
30 スナップショット作成部
31 起動実績管理部
32 スナップショット記憶部
33 マスタ側送受信部
34 復元部
35 起動判定部
36 スレーブ側記憶部
37 スレーブ側送受信部
50 制御プログラム
60 プログラム
61 スナップショット
100 情報処理システム

Claims (10)

  1. 第一ネットワーク複合機と、スナップショット記憶部と、第二ネットワーク複合機と、送信部とにより成る情報処理システムであって、
    前記第一ネットワーク複合機は、前記第二ネットワーク複合機の設定情報に関するスナップショットを作成するスナップショット作成部を有し、
    前記スナップショット記憶部は、作成された前記スナップショットを記憶し、
    前記送信部は、前記スナップショット記憶部から前記第二ネットワーク複合機へ前記スナップショットを送信し、
    前記第二ネットワーク複合機は、起動時に前記スナップショットを取得して、前記スナップショットに基づいて前記設定情報を復元する復元部を有し、当該復元の結果に基づいて起動を行う
    情報処理システム。
  2. 前記第一ネットワーク複合機は、さらに、前記スナップショット記憶部を有する
    請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記スナップショット記憶部は、前記第一ネットワーク複合機と、前記第二ネットワーク複合機から独立して成る
    請求項1に記載の情報処理システム。
  4. 前記スナップショット作成部は、所定の条件を満たす場合に、前記スナップショットを新たに作成し、
    前記スナップショット記憶部は、記憶している前記スナップショットを、当該新たに作成されたスナップショットに更新して記憶する
    請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  5. 前記所定の条件とは、所定の期間が経過したこと、前記第二ネットワーク複合機のファームウェアの更新情報がユーザにより提供されたこと、および、ユーザが前記設定情報を変更したことのいずれかである
    請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 前記第一ネットワーク複合機は、さらに、
    前記スナップショットが前記第二ネットワーク複合機において前記復元部により復元された際に、当該第二ネットワーク複合機が正常に起動したか否かを判定する起動判定部と、
    正常に起動したと前記起動判定部に判定された場合に、復元されたスナップショットに起動実績情報を関連付ける起動実績管理部と、
    を有し、
    前記スナップショット記憶部は、さらに、前記起動実績情報を関連付けられたスナップショットを記憶する
    請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  7. 前記第二ネットワーク複合機は、複数あり、少なくとも1以上の第1グループと、前記第1グループとは異なる少なくとも1以上の第2グループとに分類され、
    前記スナップショット作成部は、前記第1グループに属する前記第二ネットワーク複合機に対応する第1スナップショットと、前記第2グループに属する前記第二ネットワーク複合機に対応する第2スナップショットとを作成し、
    前記スナップショット記憶部は、前記第1スナップショットと、前記第2スナップショットとを記憶し、
    前記送信部は、前記第1スナップショットを前記第1グループに属する前記第二ネットワーク複合機に送信し、前記第2スナップショットを前記第2グループに属する前記第二ネットワーク複合機に送信する
    請求項1から6のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  8. 前記スナップショット作成部は、第二ネットワーク複合機の第1の設定情報に関する第3スナップショットと、第二ネットワーク複合機の前記第1の設定情報とは異なる第2の設定情報に関する第4スナップショットとを作成し、
    前記スナップショット記憶部は、前記第3スナップショットと、前記第4スナップショットとを記憶し、
    前記第二ネットワーク複合機は、さらに、前記第3スナップショットおよび前記第4スナップショットのいずれかの選択をユーザから受け付け、当該選択の結果を前記送信部に出力する選択部を有し、
    前記送信部は、前記選択の結果に基づいて、前記第3スナップショットおよび前記第4スナップショットのいずれかを、前記結果を送信した第二ネットワーク複合機に送信する
    請求項1から7のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  9. 第一ネットワーク複合機と、第二ネットワーク複合機とを接続してなる情報処理システムにおいて行われる情報処理方法であって、
    前記第一ネットワーク複合機において、設定情報に関するスナップショットを作成するスナップショット作成ステップと、
    作成された前記スナップショットを記憶するスナップショット記憶ステップと、
    前記第一ネットワーク複合機から前記第二ネットワーク複合機へ前記スナップショットを転送する転送ステップと、
    前記第二ネットワーク複合機において、前記第二ネットワーク複合機の起動時に前記スナップショットを取得して、前記スナップショットに基づいて前記設定情報を復元する復元ステップと、を含む
    情報処理方法。
  10. コンピュータ用非一時的コンピュータ読み取り可能記録媒体に記録された請求項9に記載の情報処理方法に含まれるステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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