JP2013054453A - デイジーチェーン接続された機器のid設定方法およびシステム機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】デイジーチェーン接続された機器に対し、効率良くIDを設定する方法が望まれていた。
【解決手段】デイジーチェーン接続された複数台の機器を準備し、複数台の各機器を、順に接続された第1グループおよび第2グループに区分し、第1グループに属する複数台の機器に、それぞれ、第1グループ内で重複しない個有IDを設定し、第2グループに属する複数台の機器に、それぞれ、第2グループ内で重複しない個有IDを設定し、第1グループと第2グループとの間は、接続を開放可能な切替機を介して接続し、ホスト装置を第1グループの機器に接続し、ホスト装置から第1グループおよび第2グループに属する全機器に対して、固有設定された自機のIDに切替えるコマンドを与え、第1グループの端の機器に対して、切替機を開放する信号を与え、第1グループの機器に、固有設定された自機のIDに特定の符号を上位桁に付したIDに変更する旨のコマンドを与える。
【選択図】図1
【解決手段】デイジーチェーン接続された複数台の機器を準備し、複数台の各機器を、順に接続された第1グループおよび第2グループに区分し、第1グループに属する複数台の機器に、それぞれ、第1グループ内で重複しない個有IDを設定し、第2グループに属する複数台の機器に、それぞれ、第2グループ内で重複しない個有IDを設定し、第1グループと第2グループとの間は、接続を開放可能な切替機を介して接続し、ホスト装置を第1グループの機器に接続し、ホスト装置から第1グループおよび第2グループに属する全機器に対して、固有設定された自機のIDに切替えるコマンドを与え、第1グループの端の機器に対して、切替機を開放する信号を与え、第1グループの機器に、固有設定された自機のIDに特定の符号を上位桁に付したIDに変更する旨のコマンドを与える。
【選択図】図1
Description
この発明は、デイジーチェーン接続された複数台の機器に対し、それぞれの機器のIDを設定するための方法および装置に関する。
デイジーチェーン接続とは、複数台の機器を数珠つなぎに繋いでいく接続方法であり、各機器に与えられるデータは、接続された隣接機器を経由して転送される。このため、デイジーチェーン接続された各機器には、重複しないようにそれぞれのID(アドレス)を設定する必要がある。
従来のデイジーチェーン接続機器のアドレス設定方法の一例は、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されたアドレス設定方法は、前段の機器からアドレスデータが付されたアドレス設定コマンドを受信し、受信したアドレスデータに応じて自身の機器にアドレスを設定する。そして、自身の機器のアドレスに応じて後段の機器に対するアドレスデータを作成し、作成したアドレスデータが付されたアドレス設定コマンドを後段の機器に送信するというアドレス設定方法である。
従来のデイジーチェーン接続機器のアドレス設定方法の一例は、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されたアドレス設定方法は、前段の機器からアドレスデータが付されたアドレス設定コマンドを受信し、受信したアドレスデータに応じて自身の機器にアドレスを設定する。そして、自身の機器のアドレスに応じて後段の機器に対するアドレスデータを作成し、作成したアドレスデータが付されたアドレス設定コマンドを後段の機器に送信するというアドレス設定方法である。
特許文献1に開示されたアドレス設定方法では、各機器のアドレス(ID)をインクリメントすることで、各機器に順にIDが割り振られるため、全ての機器を制御するときには、各機器に順次アドレス設定をしなければならず、アドレス設定に時間を要する。また、各機器が後段の機器のためにアドレスデータを作成しなければならず、アドレス設定エラーを招き易い。さらに、接続されているいずれかの機器が故障等により通信やインクリメント処理ができなくなった場合に、故障した機器よりも後段の機器のIDを割り振ることができなくなる等の課題がある。
一方、デイジーチェーン接続される機器には、機械的に予めIDが付与されている場合があり、かかる機械的に付与されたIDを利用して、デイジーチェーン接続された各機器に個別のIDを付与することができれば、より簡易にかつ短時間でのID設定が可能になると考えられる。
この発明は、このような背景のもとになされたもので、デイジーチェーン接続された機器に対し、効率良くIDを設定するための方法および装置を提供することを主たる目的とする。
この発明は、このような背景のもとになされたもので、デイジーチェーン接続された機器に対し、効率良くIDを設定するための方法および装置を提供することを主たる目的とする。
請求項1記載の発明は、デイジーチェーン接続された機器のID設定方法であって、デイジーチェーン接続された複数台の機器を準備し、複数台の各機器を、順に接続された第1グループおよび第2グループに区分し、第1グループに属する複数台の機器に、それぞれ、第1グループ内で重複しない個有IDを設定し、第2グループに属する複数台の機器に、それぞれ、第2グループ内で重複しない個有IDを設定し、第1グループと第2グループとの間は、接続を開放可能な切替機を介して接続し、ホスト装置を第1グループの機器に接続し、ホスト装置から第1グループおよび第2グループに属する全機器に対して、固有設定された自機のIDに切替えるID割付開始コマンドを与え、第1グループの端の機器に対して、切替機を開放する信号を与え、第1グループの機器に、固有設定された自機のIDに特定の符号を付したIDに変更する旨のID切替コマンドを与えることを含む、IDの設定方法である。
請求項2記載の発明は、ID切替コマンドが与えられなかった第2グループに属する機器は、一定時間経過後、自機のIDをスレーブ側を表わす符号を付したIDに変更設定することを特徴とする、請求項1記載のID設定方法である。
請求項3記載の発明は、複数の機器がデイジーチェーン接続された第1グループと、複数の機器がデイジーチェーン接続された第2グループと、第1グループと第2グループとの接続を開放可能な切替機を介して接続する手段と、第1グループの機器に接続され、ID割付開始コマンドおよびID切替コマンドを出力するためのホスト装置と、複数の各機器にそれぞれ設けられ、前記ID割付開始コマンドを受信したことに応答して、自機のIDをデフォルトIDに設定する手段と、前記ID切替コマンドを受信したことに応答して、自機のIDをデフォルトIDからマスター側IDに変更する手段と、前記第1グループの端部に位置し、第2グループの機器との接続に寄与する機器に設けられ、前記切替機の開閉を制御する手段と、を含むことを特徴とするデイジーチェーン接続されたシステム機器である。
請求項3記載の発明は、複数の機器がデイジーチェーン接続された第1グループと、複数の機器がデイジーチェーン接続された第2グループと、第1グループと第2グループとの接続を開放可能な切替機を介して接続する手段と、第1グループの機器に接続され、ID割付開始コマンドおよびID切替コマンドを出力するためのホスト装置と、複数の各機器にそれぞれ設けられ、前記ID割付開始コマンドを受信したことに応答して、自機のIDをデフォルトIDに設定する手段と、前記ID切替コマンドを受信したことに応答して、自機のIDをデフォルトIDからマスター側IDに変更する手段と、前記第1グループの端部に位置し、第2グループの機器との接続に寄与する機器に設けられ、前記切替機の開閉を制御する手段と、を含むことを特徴とするデイジーチェーン接続されたシステム機器である。
請求項4記載の発明は、前記切替機の開閉を制御する手段は、前記ID割付開始コマンドを受信したことに応答して、前記切替機を開放することを特徴とする、請求項3記載のデイジーチェーン接続されたシステム機器である。
請求項5記載の発明は、前記ID割付開始コマンドを受信後、所定時間内に前記ID切替コマンドを受信しなかったとき、自機のIDをデフォルトIDからスレーブ側IDに変更する手段をさらに含むことを特徴とする、請求項3または4記載のデイジーチェーン接続されたシステム機器である。
請求項5記載の発明は、前記ID割付開始コマンドを受信後、所定時間内に前記ID切替コマンドを受信しなかったとき、自機のIDをデフォルトIDからスレーブ側IDに変更する手段をさらに含むことを特徴とする、請求項3または4記載のデイジーチェーン接続されたシステム機器である。
この発明によれば、機械的に同一IDが付与された機器でも、デイジーチェーン接続された状態において、IDが重複しないように個別にIDを付与することができる。
また、この発明によれば、複数の機器がデイジーチェーン接続されたグループの接続端部の機器を制御することにより、そのグループに複数の機器がデイジーチェーン接続された他のグループを接続した場合において、そのグループおよび他のグループの機器全体を通して、重複のないIDを付与することができる。さらに、デイジーチェーン接続された複数の機器のうち、いずれかの機器が故障しても他の機器は、ホスト装置から送信されるコマンドによりIDが付与されるため、故障した機器より後段の機器に対してもIDを付与することができる。
また、この発明によれば、複数の機器がデイジーチェーン接続されたグループの接続端部の機器を制御することにより、そのグループに複数の機器がデイジーチェーン接続された他のグループを接続した場合において、そのグループおよび他のグループの機器全体を通して、重複のないIDを付与することができる。さらに、デイジーチェーン接続された複数の機器のうち、いずれかの機器が故障しても他の機器は、ホスト装置から送信されるコマンドによりIDが付与されるため、故障した機器より後段の機器に対してもIDを付与することができる。
以下では、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明をする。
この発明の対象であるデイジーチェーン接続された機器としては、列車(鉄道車両)の各車両に設けられた車内用表示器を例示することができる。複数車両の列車が連結された場合、各車両に設けられた車内用表示器は、デイジーチェーン接続され、たとえば先頭車両に設けられた指令装置(ホスト)により各車両の表示器の表示内容が制御される。このため、各車両の表示器に対し、重複することのないID(番号)を設定しておく必要がある。
この発明の対象であるデイジーチェーン接続された機器としては、列車(鉄道車両)の各車両に設けられた車内用表示器を例示することができる。複数車両の列車が連結された場合、各車両に設けられた車内用表示器は、デイジーチェーン接続され、たとえば先頭車両に設けられた指令装置(ホスト)により各車両の表示器の表示内容が制御される。このため、各車両の表示器に対し、重複することのないID(番号)を設定しておく必要がある。
ところで、列車の運用にあたっては、1/2編成単位で車両が接続し直されることがある。1/2編成単位とは、たとえば、6両編成であれば、3両単位という意味である。各車両内に、個別のIDが設定された表示器が設置されている場合、車両を接続し直すと各車両に設けられた表示器のIDが重複することがある。表示器のIDが重複すると、IDが重複した機器は正常に動作しないことになるため、車両を接続し直す度に、表示器のIDが重複していないことを確認し、もし重複していれば、IDを変更する操作をしなければならない。かかる車内用表示器のIDが重複していないことの確認、および、重複している場合にはIDを変更する処理は、煩雑であり、また時間を要するという課題がある。
そこで、この発明は、各車両に設けられた車内用表示器(以下単に「機器」という。)のIDを、重複しないように容易に設定する方法および装置を提供するものである。
図1は、6両編成車両における各車両に設けられた機器の接続状態を示す模式図である。6両編成車両は、3両からなる1/2編成Aと、3両からなる1/2編成Bとが接続されている。1/2編成Aには、機器1、2、3が備えられており、1/2編成Bにも、機器1、2、3が備えられている。これら各機器1、2、3は、1/2編成Aに設けられた指令装置(ホスト)にデイジーチェーン接続されている。すなわち、1/2編成A内で指令装置(ホスト)および各機器1、2、3はデイジーチェーン接続され、かつ、1/2編成B内で各機器1、2、3はデイジーチェーン接続され、さらに、機器3同士がデイジーチェーン接続されている。
図1は、6両編成車両における各車両に設けられた機器の接続状態を示す模式図である。6両編成車両は、3両からなる1/2編成Aと、3両からなる1/2編成Bとが接続されている。1/2編成Aには、機器1、2、3が備えられており、1/2編成Bにも、機器1、2、3が備えられている。これら各機器1、2、3は、1/2編成Aに設けられた指令装置(ホスト)にデイジーチェーン接続されている。すなわち、1/2編成A内で指令装置(ホスト)および各機器1、2、3はデイジーチェーン接続され、かつ、1/2編成B内で各機器1、2、3はデイジーチェーン接続され、さらに、機器3同士がデイジーチェーン接続されている。
1/2編成A中の機器1、2、3を、機器1(A)、機器2(A)、機器3(A)とし、それらには、機械的に固有のID(デフォルトID)として、ID=1、ID=2、ID=3が設定されているとする。また、1/2編成B中の機器1、2、3を機器1(B)、機器2(B)、機器3(B)とし、それらにも、機械的に固有のID(デフォルトID)として、ID=1、ID=2、ID=3が設定されているとする。この場合、全体の車両編成においては、ID=1、ID=2、ID=3の機器がそれぞれ2台ずつ存在するため、各機器に対してIDを付与し直さなければならない。かかるIDの変更処理は、通常、1/2編成車両を接続し直す度に行う必要がある。
この実施例では、このIDの変更処理を、次の手順により行うものである。
(1)車両に電源が投入されると、指令装置(ホストであり、各機器に命令を送信して制御する役割の装置である。)は、各機器に、ID割付開始コマンドを送信する。ID割付開始コマンドを受信した1/2編成Aのグループの端に位置する機器3(A)、および、1/2編成Bのグループの端に位置する機器3(B)、すなわち隣接する別の1/2編成グループとの接続に関与する位置にある機器は、それぞれ、リレーを開放して、指令装置(ホスト)からの信号が1/2編成Bグループへ送信されない状態とする。
(1)車両に電源が投入されると、指令装置(ホストであり、各機器に命令を送信して制御する役割の装置である。)は、各機器に、ID割付開始コマンドを送信する。ID割付開始コマンドを受信した1/2編成Aのグループの端に位置する機器3(A)、および、1/2編成Bのグループの端に位置する機器3(B)、すなわち隣接する別の1/2編成グループとの接続に関与する位置にある機器は、それぞれ、リレーを開放して、指令装置(ホスト)からの信号が1/2編成Bグループへ送信されない状態とする。
そして、指令装置(ホスト)からのID割付開始コマンドを受信した全機器(この場合は、ID割付開始コマンドはデイジーチェーン接続された全機器に送信された後、機器3(A)のリレーおよび機器3(B)のリレーが開放されるので、ID割付開始コマンドは、1/2編成Aの3台の機器および1/2編成Bの3台の機器の全てが受信する。)は、それぞれ、ID切替時間の計時を開始する。ID切替時間は、たとえば2秒に設定されており、各機器は2秒の計時を開始する。
(2)次いで、指令装置(ホスト)は、2秒(ID切替時間)以内に、ID切替コマンドを送信する。送信されるID切替コマンドは、1/2編成Aの3台の機器1(A)、機器2(A)、機器3(A)は受信するが、1/2編成Bの機器1(B)、機器2(B)、機器3(B)は受信できない。
ID切替コマンドを受信した機器、すなわち1/2編成Aに備えられた3台の機器1(A)、2(A)、3(A)は、それぞれ、デフォルトIDを別のIDに変更する。この変更は、たとえば自機のデフォルトIDの上位桁に特定の番号や符号を付与するといった態様で行われる。たとえば、ID=1→A1、ID=2→A2、ID=3→A3、に変更する。
ID切替コマンドを受信した機器、すなわち1/2編成Aに備えられた3台の機器1(A)、2(A)、3(A)は、それぞれ、デフォルトIDを別のIDに変更する。この変更は、たとえば自機のデフォルトIDの上位桁に特定の番号や符号を付与するといった態様で行われる。たとえば、ID=1→A1、ID=2→A2、ID=3→A3、に変更する。
(3)他方、2秒(ID切替時間)以内にID切替コマンドを受信しなかった機器、すなわち1/2編成Bに属する機器1(B)、2(B)、3(B)は、2秒(ID切替時間)経過時に、自機のデフォルトIDを別のIDに変更する。この変更も、たとえば自機のデフォルトIDの上位桁に特定の番号や符号を付与するといった態様で行われる。たとえば、ID=1→B1、ID=2→B2、ID=3→B3、に変更する。
(4)その後、2秒(ID切替時間)経過後に、ID割付開始コマンドを受信してリレーを開放した機器(この場合、機器3(A)および機器3(B))は、リレーを短絡して、1/2編成Aに属する機器と1/2編成Bに属する機器とがデイジーチェーン接続された状態に戻す。
以上により、1/2編成Aに属する各機器のIDは、それぞれ、A1、A2、A3となり、1/2編成Bに属する各機器のIDは、B1、B2、B3となって、1/2編成Aに属する機器と、1/2編成Bに属する機器とに、互いに重複しないIDが設定される。
以上により、1/2編成Aに属する各機器のIDは、それぞれ、A1、A2、A3となり、1/2編成Bに属する各機器のIDは、B1、B2、B3となって、1/2編成Aに属する機器と、1/2編成Bに属する機器とに、互いに重複しないIDが設定される。
それゆえ、このID設定方法を用いれば、1/2編成単位で車両を接続し直す度に、各編成車両に属する機器のID番号の確認を行う必要がなくなり、簡単な操作で、かつ短時間で各機器のIDを設定し直すことができる。
なお、上述の実施形態において、ID切替コマンドを受信しなかった機器、すなわち1/2編成Bに属する機器1(B)、機器2(B)、機器3(B)は、これら機器のIDを変更せずに、それぞれ、ID=1、ID=2、ID=3のままとしてもよい。この場合であっても、1/2編成Bに属する機器のIDが、1/2編成Aに属する機器のIDと重複することはない。
なお、上述の実施形態において、ID切替コマンドを受信しなかった機器、すなわち1/2編成Bに属する機器1(B)、機器2(B)、機器3(B)は、これら機器のIDを変更せずに、それぞれ、ID=1、ID=2、ID=3のままとしてもよい。この場合であっても、1/2編成Bに属する機器のIDが、1/2編成Aに属する機器のIDと重複することはない。
次に、この発明の他の実施形態について説明をする。
図2は、この発明の他の実施形態に係るデイジーチェーン接続された機器全体のブロック図である。この実施形態も、1/2編成単位の電車ユニット(たとえば7両セット)のマスター側と、1/2編成単位の電車ユニット(たとえば7両セット)のスレーブ側とを接続して、車両1編成とした場合のシステム全体のブロック図である。
図2は、この発明の他の実施形態に係るデイジーチェーン接続された機器全体のブロック図である。この実施形態も、1/2編成単位の電車ユニット(たとえば7両セット)のマスター側と、1/2編成単位の電車ユニット(たとえば7両セット)のスレーブ側とを接続して、車両1編成とした場合のシステム全体のブロック図である。
マスター側電車ユニット11には、各車両毎に車内用表示器(以下単に「機器」という。)A1〜A7が搭載されており、合計7台の機器A1〜A7はデイジーチェーン接続されている。さらに、先頭車両に搭載された機器A1には、先頭車両に備えられた指令装置(ホスト)13が接続されている。この指令装置(ホスト)13からのコマンドにより、各機器のIDが設定される。
スレーブ側電車ユニット12には、各車両毎に車内用表示器(以下単に「機器」という。)B1〜B7が搭載されており、合計7台の機器B1〜B7はデイジーチェーン接続されている。そして、マスター側電車ユニット11の機器A7とスレーブ側電車ユニット12の機器B7とは、リレー14、15を介してデイジーチェーン接続されている。
さらに、マスター側電車ユニット11の各機器A1〜A7には、それぞれ、機械的に固有のID(デフォルトID)が設定されている。具体的には、機器A1にはIDスイッチ設定により「1」が、機器A2にはIDスイッチ設定により「2」が、…、機器A7にはIDスイッチ設定により「7」が設定されている。
さらに、マスター側電車ユニット11の各機器A1〜A7には、それぞれ、機械的に固有のID(デフォルトID)が設定されている。具体的には、機器A1にはIDスイッチ設定により「1」が、機器A2にはIDスイッチ設定により「2」が、…、機器A7にはIDスイッチ設定により「7」が設定されている。
同様に、スレーブ側電車ユニット12の機器B1〜B7にも、機械的に固有のID(デフォルトID)が設定されている。すなわち、機器B1にはIDスイッチ設定により「1」が、機器B2にはIDスイッチ設定により「2」が、…、機器B7にはIDスイッチ設定により「7」が設定されている。
さらに、スレーブ側電車ユニット12の先頭車両に搭載された機器B1には、先頭車両に備えられた指令装置(ホスト)16が接続されている。この指令装置(ホスト)16は、スレーブ側電車ユニット12がマスター側として機能するときに、コマンドを出力し、各機器のIDを設定するために動作する。
さらに、スレーブ側電車ユニット12の先頭車両に搭載された機器B1には、先頭車両に備えられた指令装置(ホスト)16が接続されている。この指令装置(ホスト)16は、スレーブ側電車ユニット12がマスター側として機能するときに、コマンドを出力し、各機器のIDを設定するために動作する。
図3は、各機器に対するID割付シーケンスを表わす図である。
次に、このシーケンスに従って、指令装置(ホスト)13と各機器との間の信号のやりとりと、それに基づくIDの設定方法について具体的に説明をする。
指令装置(ホスト)13への電源投入時およびリセット時には、指令装置(ホスト)13が、デイジーチェーン接続された各機器に対し、次のように動作する。
次に、このシーケンスに従って、指令装置(ホスト)13と各機器との間の信号のやりとりと、それに基づくIDの設定方法について具体的に説明をする。
指令装置(ホスト)13への電源投入時およびリセット時には、指令装置(ホスト)13が、デイジーチェーン接続された各機器に対し、次のように動作する。
(1)指令装置(ホスト)13は、まず、ID割付開始コマンドを各機器に送信する。また、ID割付開始コマンドとともに、マスター側電車ユニット11の後端に位置する機器A7(およびスレーブ側電車ユニット12の後端に位置する機器B7)を特定するID=7を送信する。
ID割付開始コマンドを受信した各機器は、それぞれ、以下の処理を行う。
ID割付開始コマンドを受信した各機器は、それぞれ、以下の処理を行う。
a.自機のIDをデフォルトIDにする。
b.ID=7の機器A7、B7は、リレー14、15をオープンにする。
c.各機器は、ID切替時間T3のカウントを開始する。ID切替時間T3は、たとえばT3=5秒に設定されている。
d.ID=7の機器A7は、応答時間Tr2後に、指令装置(ホスト)13に対し応答コマンド(ID=7)を返信する。この応答コマンド(ID=7)は、リレー14をオープンにした旨を指令装置(ホスト)13へ送信するためのものである。
b.ID=7の機器A7、B7は、リレー14、15をオープンにする。
c.各機器は、ID切替時間T3のカウントを開始する。ID切替時間T3は、たとえばT3=5秒に設定されている。
d.ID=7の機器A7は、応答時間Tr2後に、指令装置(ホスト)13に対し応答コマンド(ID=7)を返信する。この応答コマンド(ID=7)は、リレー14をオープンにした旨を指令装置(ホスト)13へ送信するためのものである。
e.指令装置(ホスト)13は、応答コマンドを受信できない場合、ID割付開始コマンドのリトライ送信を行い、さらに返信がない場合(応答コマンドが返信されない場合)であっても、次の処理へ進む。
(2)指令装置(ホスト)13は、ID割付開始コマンドを送信し、時間T1後に、ID切替コマンドを各機器に対して送信する。また、ID切替コマンドとともに、マスター側電車ユニット11の後端にある機器A7を特定するためのID=7が送信される。ID切替コマンドの送信と同時に、指令装置(ホスト)13は、ID切替待ち時間T2のカウントを開始する。このID切替待ち時間T2は、たとえば3秒に設定されている。
(2)指令装置(ホスト)13は、ID割付開始コマンドを送信し、時間T1後に、ID切替コマンドを各機器に対して送信する。また、ID切替コマンドとともに、マスター側電車ユニット11の後端にある機器A7を特定するためのID=7が送信される。ID切替コマンドの送信と同時に、指令装置(ホスト)13は、ID切替待ち時間T2のカウントを開始する。このID切替待ち時間T2は、たとえば3秒に設定されている。
ID切替コマンドを受信した各機器は、以下の処理を行う。
a.ID割付開始コマンド受信後、ID切替時間T3以内にID切替コマンドを受信した機器は、自機のIDをマスター側IDに設定する。たとえば、自機のIDが「X」(Xは任意の数値)の場合、上位桁にマスター側を表わす数値「1」を追加して、マスター側IDとしての「1X」に設定する。
a.ID割付開始コマンド受信後、ID切替時間T3以内にID切替コマンドを受信した機器は、自機のIDをマスター側IDに設定する。たとえば、自機のIDが「X」(Xは任意の数値)の場合、上位桁にマスター側を表わす数値「1」を追加して、マスター側IDとしての「1X」に設定する。
b.マスター側電車ユニット11の後端にあるID=7の機器A7は、ID切替時間T3内にID切替コマンドを受信したら、応答コマンド(ID=7)を指令装置(ホスト)13に返信し、自機のIDをマスター側IDに設定する。すなわち、ID=7→17とする。
c.指令装置(ホスト)13は、ID切替コマンド送信後、応答コマンドを受信できない場合は、リトライ送信を行う。リトライ送信した場合は、ID切替待ち時間T2のカウントは、リトライ送信時からやり直す。
c.指令装置(ホスト)13は、ID切替コマンド送信後、応答コマンドを受信できない場合は、リトライ送信を行う。リトライ送信した場合は、ID切替待ち時間T2のカウントは、リトライ送信時からやり直す。
(3)ID割付開始コマンド受信後、ID切替時間T3内にID切替コマンドを受信しなかった機器(この実施形態では、スレーブ側電車ユニット12に属する7台の機器B1〜B7)は、自機のIDをスレーブ側に設定し、ID切替を終了する。自機のIDをスレーブ側に設定するとは、たとえば自機のID=1に対し、スレーブ側を特定するために、上位桁にスレーブ側を表わす数値「2」を追加して、自機のID=1をID=21にすることである。従って、スレーブ側電車ユニット12に属する7台の機器B1〜B7のIDは、それぞれ、「21」「22」「23」…「27」に設定される。
なお、スレーブ側電車ユニット12に属する機器B1〜B7がID切替コマンドを受信しないのは、先に説明したように、ID割付開始コマンドを受信した際、ID=7を受信した機器A7、B7がリレー14、15をオープンにするので、マスター側電車ユニット11の最後の機器A7からスレーブ側電車ユニット12に属する機器B7への信号送信が遮断されるからである。
なお、スレーブ側電車ユニット12に属する自機のIDがID=7の機器B7は、ID切替時間T3経過時に、リレーをクローズし、自己のIDをスレーブ側に設定して、ID切り換えを終了する。
以上のように設定された各機器のID割付は、各機器に備えられたRAMに保存される。それゆえ、電源が切られると、各機器のIDはデフォルトIDに戻る。
以上のように設定された各機器のID割付は、各機器に備えられたRAMに保存される。それゆえ、電源が切られると、各機器のIDはデフォルトIDに戻る。
また、指令装置(ホスト)13は、ID切替コマンド発行後、ID切替待ち時間T2を経過した時、ID切替処理を終了する。
以上のシーケンスで行われるID切替処理であるが、上記シーケンスに用いられるコマンドと、そのコマンドを受信した機器の動作を表にまとめると、下記表1の通りとなる。
以上のシーケンスで行われるID切替処理であるが、上記シーケンスに用いられるコマンドと、そのコマンドを受信した機器の動作を表にまとめると、下記表1の通りとなる。
表1に示すように、「ID割付開始コマンド」を受信すると、各機器は、次の動作を行う。
・自機IDをデフォルトに切り換える。
・自機ID=7の機器のリレーをオープンする。
・ID=7の機器は、リレーオープン後、応答時間Tr2経過後に指令装置(ホスト)に応答コマンドを返信する。
・自機IDをデフォルトに切り換える。
・自機ID=7の機器のリレーをオープンする。
・ID=7の機器は、リレーオープン後、応答時間Tr2経過後に指令装置(ホスト)に応答コマンドを返信する。
・ID割付開始コマンド受信時点からID切替時間T3のカウントを開始する。
・ID切替時間T3内はID切替コマンド受信待ちを行う。
・ID切替時間T3内にID切替コマンドを受信しなければ自機をスレーブに設定する。
・ID切替時間T3終了後に、自機ID=7の機器は、リレーをクローズし、ID切替を終了する。
・ID切替時間T3内はID切替コマンド受信待ちを行う。
・ID切替時間T3内にID切替コマンドを受信しなければ自機をスレーブに設定する。
・ID切替時間T3終了後に、自機ID=7の機器は、リレーをクローズし、ID切替を終了する。
また、「ID切替コマンド」を受信した場合、すなわちID割付開始コマンド受信後、ID切替時間T3カウント終了迄の間に「ID切替コマンド」を受信したら、
・自機ID=7の機器は指令装置(ホスト)に応答コマンド(ID=7)を返信してから、自機IDをマスターに切替える。
・ID=7以外の機器は、応答コマンドを返信せずに、自機IDをマスターに切替える。
・自機ID=7の機器は指令装置(ホスト)に応答コマンド(ID=7)を返信してから、自機IDをマスターに切替える。
・ID=7以外の機器は、応答コマンドを返信せずに、自機IDをマスターに切替える。
図4は、マスター側電車ユニット11およびスレーブ側電車ユニット12に含まれる各機器A1〜A7、B1〜B7におけるID切替処理の手順を表わすフローチャートである。
上述した説明内容と同等であるが、機器側から見たID切替処理手順について説明をする。
上述した説明内容と同等であるが、機器側から見たID切替処理手順について説明をする。
各機器は、ID割付開始コマンドを受信すると、自機のIDをデフォルトに変更する(ステップS1)。各機器には、予めデフォルトIDが設定されており、たとえばIDが2桁の数値で表わされている場合は、「01」「02」「03」…「07」と定められているので、各機器は、自機IDの2桁目を「0」に変更する。
次いで、ID割付開始コマンドとともに自機のIDが送信されてきたか否かの判別がされる(ステップS2)。ID割付開始コマンドとともに、ID=7が送信されてきた場合は、ID=7の機器は、リレーをオープンにし、通信ラインを切断する(ステップS3)。図2に示す構成の場合、マスター側電車ユニット11の後端の機器A7と、スレーブ側電車ユニット12の後端の機器B7が、共にID=7であるから、これら機器のリレー14、15が共にオープンとなる。
次いで、ID割付開始コマンドとともに自機のIDが送信されてきたか否かの判別がされる(ステップS2)。ID割付開始コマンドとともに、ID=7が送信されてきた場合は、ID=7の機器は、リレーをオープンにし、通信ラインを切断する(ステップS3)。図2に示す構成の場合、マスター側電車ユニット11の後端の機器A7と、スレーブ側電車ユニット12の後端の機器B7が、共にID=7であるから、これら機器のリレー14、15が共にオープンとなる。
次に、ID割付開始コマンドに、自機のIDが含まれているか否かが判別され(ステップS4)、自機のIDが含まれているID=7の機器は、一定時間Tr2後に指令装置(ホスト)へ応答を返信する(ステップS5)。この応答は、マスター側電車ユニット11の機器A7と、スレーブ側電車ユニット12の機器B7との間の通信が遮断されている(リレー14、15が開いている)ので、マスター側電車ユニット11の機器A7からの返信だけが指令装置(ホスト)13へ届くことになる。
次に、ID切替時間T3のカウントが各機器において開始され(ステップS6)、ID切替コマンドが受信されたか否かの判別がされる(ステップS7)。そして各機器において、ID切替コマンドが受信されると、各機器においてID切替コマンド受信動作が実行される(ステップS8)。
一方、ID切替時間T3経過したか否かが判別され、経過してもID切替コマンドが受信されない場合には(ステップS7でNO、ステップS9でYES)、ID=7の機器、より具体的にはスレーブ側電車ユニット12に属するID7の機器B7はステップS3でオープンにしたリレー15をクローズにする(ステップS10)。また、ID切替コマンドを受信できなかったスレーブ側電車ユニット12に属する7台の機器B1〜B7は、それぞれ、IDの上位桁を、スレーブ側を意味する「2」に変更設定する(ステップS11)。すなわち、スレーブ側電車ユニット12に属する各機器B1〜B7のIDは、「21」「22」…「27」に設定される。そしてID割付が終了する。
一方、ID切替時間T3経過したか否かが判別され、経過してもID切替コマンドが受信されない場合には(ステップS7でNO、ステップS9でYES)、ID=7の機器、より具体的にはスレーブ側電車ユニット12に属するID7の機器B7はステップS3でオープンにしたリレー15をクローズにする(ステップS10)。また、ID切替コマンドを受信できなかったスレーブ側電車ユニット12に属する7台の機器B1〜B7は、それぞれ、IDの上位桁を、スレーブ側を意味する「2」に変更設定する(ステップS11)。すなわち、スレーブ側電車ユニット12に属する各機器B1〜B7のIDは、「21」「22」…「27」に設定される。そしてID割付が終了する。
ステップS8で行われるID切替コマンド受信動作では、まず、ID切替コマンドに自機のIDが含まれているか否かの判別がされる(ステップS81)。この実施例では、ID=7が含まれているから、マスター側電車ユニット11に属するID=7の機器A7は、指令装置(ホスト)13へ返信処理を行う(ステップS82)。
また、ID切替コマンドを受信したマスター側電車ユニット11に属する7台の機器A1〜A7は、それぞれ、自機のIDの上位桁を「1」に変更設定する(ステップS83)。この上位桁の「1」は、マスター側であることを表わす数値である。
また、ID切替コマンドを受信したマスター側電車ユニット11に属する7台の機器A1〜A7は、それぞれ、自機のIDの上位桁を「1」に変更設定する(ステップS83)。この上位桁の「1」は、マスター側であることを表わす数値である。
その結果、マスター側電車ユニット11に属する7台の機器A1〜A7のIDは、それぞれ、「11」「12」…「17」となる。
そしてID=7の機器A7は、ステップS3でオープンにしたリレー14をクローズし、通信ラインを接続し(ステップS84)、処理を終える。
以上詳述したように、この発明によれば、デイジーチェーン接続された機器について、IDを簡単にかつ重複なく容易に設定することができる。
そしてID=7の機器A7は、ステップS3でオープンにしたリレー14をクローズし、通信ラインを接続し(ステップS84)、処理を終える。
以上詳述したように、この発明によれば、デイジーチェーン接続された機器について、IDを簡単にかつ重複なく容易に設定することができる。
上述した実施形態では、デフォルトIDをマスター側IDやデフォルト側IDに変更する場合に、デフォルトIDの上位桁に特定の数値または符号を付加する構成を例示したが、上位桁ではなく下位桁に特定の数値または符号を付加する構成であってもよい。
その他、この発明は、以上説明した実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内において種々の変更が可能である。
その他、この発明は、以上説明した実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内において種々の変更が可能である。
11 マスター側電車ユニット
12 スレーブ側電車ユニット
13 指令装置(ホスト)
14、15 リレー
16 指令装置(ホスト)
12 スレーブ側電車ユニット
13 指令装置(ホスト)
14、15 リレー
16 指令装置(ホスト)
Claims (5)
- デイジーチェーン接続された機器のID設定方法であって、
デイジーチェーン接続された複数台の機器を準備し、複数台の各機器を、順に接続された第1グループおよび第2グループに区分し、
第1グループに属する複数台の機器に、それぞれ、第1グループ内で重複しない個有IDを設定し、
第2グループに属する複数台の機器に、それぞれ、第2グループ内で重複しない個有IDを設定し、
第1グループと第2グループとの間は、接続を開放可能な切替機を介して接続し、
ホスト装置を第1グループの機器に接続し、
ホスト装置から第1グループおよび第2グループに属する全機器に対して、固有設定された自機のIDに切替えるID割付開始コマンドを与え、
第1グループの端の機器に対して、切替機を開放する信号を与え、
第1グループの機器に、固有設定された自機のIDに特定の符号を上位桁に付したIDに変更する旨のID切替コマンドを与えることを含む、IDの設定方法。 - ID切替コマンドが与えられなかった第2グループに属する機器は、一定時間経過後、自機のIDをスレーブ側を表わす符号を付したIDに変更設定することを特徴とする、請求項1記載のID設定方法。
- 複数の機器がデイジーチェーン接続された第1グループと、複数の機器がデイジーチェーン接続された第2グループと、
第1グループと第2グループとの接続を開放可能な切替機を介して接続する手段と、
第1グループの機器に接続され、ID割付開始コマンドおよびID切替コマンドを出力するためのホスト装置と、
複数の各機器にそれぞれ設けられ、前記ID割付開始コマンドを受信したことに応答して、自機のIDをデフォルトIDに設定する手段と、
前記ID切替コマンドを受信したことに応答して、自機のIDをデフォルトIDからマスター側IDに変更する手段と、
前記第1グループの端部に位置し、第2グループの機器との接続に寄与する機器に設けられ、前記切替機の開閉を制御する手段と、
を含むことを特徴とするデイジーチェーン接続されたシステム機器。 - 前記切替機の開閉を制御する手段は、前記ID割付開始コマンドを受信したことに応答して、前記切替機を開放することを特徴とする、請求項3記載のデイジーチェーン接続されたシステム機器。
- 前記ID割付開始コマンドを受信後、所定時間内に前記ID切替コマンドを受信しなかったとき、自機のIDをデフォルトIDからスレーブ側IDに変更する手段をさらに含むことを特徴とする、請求項3または4記載のデイジーチェーン接続されたシステム機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011190931A JP2013054453A (ja) | 2011-09-01 | 2011-09-01 | デイジーチェーン接続された機器のid設定方法およびシステム機器 |
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ID=48131408
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JP (1) | JP2013054453A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101636937B1 (ko) * | 2015-02-27 | 2016-07-07 | 린나이코리아 주식회사 | 병렬 배치형 온수생성모듈의 제어 방법 |
JP2019046104A (ja) * | 2017-08-31 | 2019-03-22 | 旭化成エレクトロニクス株式会社 | 設定装置、デバイス、および設定方法 |
-
2011
- 2011-09-01 JP JP2011190931A patent/JP2013054453A/ja not_active Withdrawn
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