パチンコホールの台島には、図1に示すように、外枠1が設置されている。この外枠1は前面および後面のそれぞれが開口する四角筒状をなすものであり、外枠1には外枠1の前方に位置して内枠2が装着されている。この内枠2には横長な長方形状の上皿板3が装着されており、上皿板3には上皿4が固定されている。この上皿4は賞品として払出される遊技球を受けるものであり、上面が開口する容器状をなしている。内枠2には上皿板3の下方に位置して横長な長方形状の下皿板5が装着されており、下皿板5には下皿6が固定されている。この下皿6は上皿4内から溢れた遊技球を受けるものであり、上面が開口する容器状をなしている。
下皿板5の右端部には、図1に示すように、ハンドル台7が固定されており、ハンドル台7には発射ハンドル8が装着されている。この発射ハンドル8は遊技者が前方から手指で操作するものであり、前後方向へ指向する軸を中心に回転可能にされている。内枠2には上皿4の後方に位置して発射ソレノイドが固定されており、発射ソレノイドの出力軸には打球槌9が連結されている。この発射ソレノイドは打球槌9の駆動源に相当するものであり、発射ハンドル8が予め決められた発射停止位置から時計回り方向へ回転操作された状態では発射ソレノイドに駆動電源が与えられ、打球槌9が駆動することで上皿4内の遊技球を単位時間当りに一定個数(99個/分)で上皿4内から弾き出す。
内枠2には、図1に示すように、上皿板3の上方に位置して前枠10が装着されている。この前枠10は内枠2の前方に配置されたものであり、前枠10には透明な円形状のガラス窓11が固定されている。この前枠10には左上隅部および右上隅部のそれぞれに位置して網状のスピーカカバー12が固定され、両スピーカカバー12のそれぞれの後方に位置してスピーカ13が固定されており、両スピーカ13のそれぞれが再生した効果音は前方のスピーカカバー12を通して放出される。前枠10には両スピーカカバー12のそれぞれの下方に位置して複数のランプカバー14が固定され、複数のランプカバー14のそれぞれの後方に位置して複数の電飾LED15(図3参照)が固定されており、複数のランプカバー14のそれぞれは後方の電飾LED15が点灯することで照明される。
内枠2には、図2に示すように、垂直な板状の遊技盤16が固定されている。この遊技盤16は前枠10の後方に配置されたものであり、前枠10のガラス窓11は遊技盤16を前方から視覚的に認識可能に覆っている。この遊技盤16には外レール17と内レール18と球止めゴム19が固定されている。これら外レール17〜球止めゴム19のそれぞれは遊技盤16の前方に配置されたものであり、外レール17および内レール18のそれぞれは円弧状の金属板から構成され、球止めゴム19は外レール17および内レール18相互間の隙間を塞ぐゴムから構成されている。
遊技盤16には、図2に示すように、発射通路20および遊技領域21が形成されている。発射通路20は外レール17および内レール18相互間に位置する円弧状の隙間を称するものであり、遊技領域21は外レール17と内レール18と球止めゴム19で囲まれた領域のうち発射通路20を除く残りの円形状の領域を称するものであり、打球槌9が弾いた遊技球は発射通路20を通して遊技領域21内に放出される。この遊技領域21内には複数の障害釘22が固定されており、発射通路20から遊技領域21内に放出された遊技球は障害釘22に当りながら遊技領域21内を落下する。
遊技盤16には、図2に示すように、遊技領域21内に位置して始動口23が固定されている。この始動口23は遊技球が上面から入賞することが可能なポケット状をなすものであり、始動口23内には始動口センサ24(図3参照)が固定されている。この始動口センサ24は近接スイッチからなるものであり、遊技球が始動口23内に入賞した場合には始動口センサ24が遊技球を検出することで始動信号を出力する。
遊技盤16には、図2に示すように、遊技領域21内に位置して特別入賞口25が固定されている。この特別入賞口25は遊技球が前面から入賞することが可能な横長な箱状をなすものであり、特別入賞口25内には特別入賞口センサ26(図3参照)が固定されている。この特別入賞口センサ26は近接スイッチからなるものであり、遊技球が特別入賞口25内に入賞した場合には特別入賞口センサ26が遊技球を検出することで特別入賞信号を出力する。
特別入賞口25には、図2に示すように、扉27が左右方向へ指向する軸28を中心に回転可能に装着されている。この扉27は特別入賞口ソレノイド29(図3参照)の出力軸に連結されており、特別入賞口ソレノイド29の電気的なオフ状態では扉27が垂直な閉鎖状態となることで特別入賞口25の前面を遊技球が入賞不能に閉鎖する。この扉27は特別入賞口ソレノイド29の電気的なオン状態で前方へ水平に倒れた開放状態に回動するものであり、扉27の開放状態では遊技球が扉27に乗って特別入賞口25内に入賞可能になる。
遊技盤16の後方には、図2に示すように、賞球払出し装置30が固定されている。この賞球払出し装置30はパルスモータからなる払出モータ31(図3参照)を有するものであり、遊技球が始動口23内に入賞した場合および特別入賞口25内に入賞した場合のそれぞれには払出モータ31の回転軸が回転操作されることで上皿4内に単位個数の遊技球が賞品として払出される。
遊技領域22内には、図2に示すように、表示台板32が固定されており、表示台板32には特別図柄表示器33および装飾図柄表示器34が固定されている。特別図柄表示器33はLED表示器からなるものであり、遊技球が始動口23内に入賞した場合には賞球払出装置30から単位個数の遊技球が上皿4内に払出され、特別図柄表示器33に特別図柄として大当り図柄0(0)と大当り図柄1(1)と大当り図柄2(2)と大当り図柄3(3)と特別大当り図柄1(4)と特別大当り図柄2(5)と特別大当り図柄3(6)と外れ図柄(7)のいずれかが表示される。この特別図柄表示器33に大当り図柄0と大当り図柄1と大当り図柄2と大当り図柄3と特別大当り図柄1と特別大当り図柄2と特別大当り図柄3のいずれかが表示された場合には大当り遊技が開始される。この大当り遊技は特別入賞口25を開放状態とするものであり、大当り遊技が開始されてから終了するまでの大当り遊技中には装飾図柄表示器34に大当り遊技演出の映像が表示され、両スピーカ13のそれぞれから効果音が出力され、複数の電飾LED15のそれぞれが発光する。
装飾図柄表示器34は特別図柄表示器33に比べて大きな表示領域を有するカラー液晶表示器からなるものであり、遊技球が始動口23内に入賞した場合には装飾図柄表示器34に装飾図柄遊技の映像が表示開始される。この装飾図柄遊技の映像は左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを変動状態および変動停止状態で順に表示するものであり、装飾図柄遊技の映像の表示中には両スピーカ13のそれぞれから効果音が出力され、複数の電飾LED15のそれぞれが発光する。これら左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれの変動表示は図柄要素をその種類を変化させながら表示するものであり、3列の図柄要素のそれぞれの変化は(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(1)・・・の循環的な一定順序に設定されている。これら左列の図柄要素〜右列の図柄要素の全てが変動停止した状態の組合せには大当りの組合せおよび外れの組合せが設定されている。大当りの組合せは3列の図柄要素が相互に同一な組合せであり、外れの組合せは3列の図柄要素が相互に同一でない組合せである。
図3のメイン制御回路40は特別図柄表示器33の表示内容および大当り遊技の遊技内容を制御するものであり、CPU41とROM42とRAM43を有している。このメイン制御回路40のROM42には制御プログラムおよび制御データが予め記録されており、CPU41はRAM43をワークエリアとしてROM42の制御プログラムおよびROM42の制御データに基づいて処理動作を行う。
図3の入力回路44は始動口センサ24からの始動信号および特別入賞口センサ26からの特別入賞信号のそれぞれをメイン制御回路40に出力するものであり、メイン制御回路40は入力回路44を通して始動信号を検出した場合に制御コマンドおよび賞球コマンドを設定し、特別入賞信号を検出した場合に賞球コマンドを設定する。ソレノイド回路45は特別入賞口ソレノイド29を通断電するものであり、メイン制御回路40はソレノイド回路45を電気的に制御することで特別入賞口25の扉27を開閉操作する。LED回路46は特別図柄表示器33の複数のLEDのそれぞれを通断電するものであり、メイン制御回路40はLED回路46を電気的に制御することで特別図柄表示器33の表示内容を制御する。
図3の払出制御回路50は賞品球の払出動作を制御するものであり、CPUとROMとRAMを有している。この払出制御回路50のROMには制御プログラムおよび制御データが予め記録されており、CPUはRAMをワークエリアとしてROMの制御プログラムおよびROMの制御データに基づいて遊技球の払出動作を行う。この払出制御回路50はメイン制御回路40から賞球コマンドが送信されるものであり、賞球コマンドを検出した場合に駆動信号を出力する。モータ回路51は払出制御回路50から駆動信号が入力されるものであり、駆動信号が入力された場合に払出しモータ31を駆動することで上皿4内に単位個数の賞品球を払出す。
図3の演出制御回路60は装飾図柄遊技の映像の演出内容を設定するものであり、CPU61とROM62とRAM63を有している。この演出制御回路60のROM62には制御プログラムおよび制御データが予め記録されており、CPU61はRAM63をワークエリアとしてROM62の制御プログラムおよびROM62の制御データに基づいて処理動作を行う。この演出制御回路60はメイン制御回路40から制御コマンドの設定結果が送信されるものであり、制御コマンドの送信結果を検出した場合に演出コマンドを設定する。
図3の表示制御回路70は装飾図柄表示器34の表示内容を制御するものであり、表示制御回路70には演出制御回路60から演出コマンドの設定結果が送信される。この表示制御回路70は演出コマンドの設定結果を受信した場合に装飾図柄表示器34に演出コマンドの受信結果に応じた映像を表示するものであり、VDPとVROMとVRAMを有している。VROMは装飾図柄遊技の映像を表示するための画像データと大当り遊技演出の映像を表示するためのビデオデータと大当り遊技演出の映像を表示するための画像データが予め記録されたものであり、VDPはVROMから検出した画像データおよびビデオデータのそれぞれをVRAMに展開し、装飾図柄表示器34にR・G・Bの各信号を出力することで映像をカラーで表示する。
図3の音制御回路80は両スピーカ13のそれぞれの出力内容を制御するものであり、音制御回路80には演出制御回路60から演出コマンドの設定結果が送信される。この音制御回路80は演出コマンドの設定結果を受信した場合に演出コマンドの受信結果に応じた音信号を設定するものであり、両スピーカ13のそれぞれを音信号の設定結果に応じて電気的に操作することで両スピーカ13のそれぞれから演出コマンドの受信結果に応じた効果音を出力する。
図3の電飾制御回路90は複数の電飾LED15のそれぞれの発光内容を制御するものであり、電飾制御回路90には演出制御回路60から演出コマンドの設定結果が送信される。この電飾制御回路90は演出コマンドの設定結果を受信した場合に演出コマンドの受信結果に応じた電飾信号を設定するものであり、複数の電飾LED15のそれぞれを電飾信号の設定結果に応じて電気的に操作することで演出コマンドに応じて発光させる。
[1]メイン制御回路40の処理内容
[1−1]タイマ割込み処理
図4はメイン制御回路40のCPU41が実行するタイマ割込み処理である。このタイマ割込み処理はタイマ割込みの発生する4msec毎に起動するものであり、CPU41はタイマ割込み処理が起動した場合にはステップS1のカウンタ更新処理でRAM43のカウンタMC1の値およびRAM43のカウンタMC2の値のそれぞれを一定値(1)だけ更新する。
カウンタMC1の値は大当りであるか否かを判定するためのものであり、電源が投入された場合に下限値(0)に初期設定され、ステップS1で下限値(0)から上限値(100)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算される。カウンタMC2の値は大当りと判定された場合に特別図柄を大当り図柄0と大当り図柄1と大当り図柄2と大当り図柄3と特別大当り図柄1と特別大当り図柄2と特別大当り図柄3のうちから選択するためのものであり、電源が投入された場合に下限値(0)に初期設定され、ステップS1で下限値(0)から上限値(999)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算される。
CPU41はステップS1のカウンタ更新処理を終えると、ステップS2の大当り判定処理とステップS3の特別図柄遊技処理とステップS4の大当り遊技処理のいずれかへ移行する。これらステップS2の大当り判定処理〜ステップS4の大当り遊技処理はRAM43のプロセスフラグの値の設定結果に応じて択一的に行われるものであり、プロセスフラグの値は電源が投入された場合に(0)に初期設定される。
[1−2]大当り判定処理
図5はステップS2の大当り判定処理である。この大当り判定処理はプロセスフラグの値が(0)に設定されている場合に実行されるものであり、CPU41はステップS11で入力回路44からの始動信号があるか否かを判断する。ここで入力回路44からの始動信号がないと判断した場合には大当り判定処理を終え、入力回路44からの始動信号があると判断した場合にはステップS12でRAM43からカウンタMC1およびカウンタMC2のそれぞれの値の更新結果を検出する。
CPU41はステップS12でカウンタMC1およびカウンタMC2のそれぞれの値の更新結果を検出すると、ステップS13でカウンタMC1の値の検出結果を大当り値(7)と比較する。この大当り値(7)はROM42に予め記録されたものであり、CPU41はカウンタMC1の値の検出結果が大当り値でないと判断した場合にはステップS14でRAM43の大当りフラグをオフ状態に設定する。この大当りフラグは電源が投入された場合にオフ状態に初期設定されるものであり、CPU41はステップS14で大当りフラグをオフ状態に設定した場合にはステップS15で特別図柄を外れ図柄に設定し、ステップS19へ移行する。
CPU41はステップS13でカウンタMC1の値の検出結果が大当り値であると判断すると、ステップS16で大当りフラグをオン状態に設定し、ステップS17でROM42から大当り図柄テーブルを検出する。図6は大当り図柄テーブルである。この大当り図柄テーブルはROM42に予め記録されたものであり、大当り図柄0にカウンタMC2の更新範囲内の(760)の値を割付け、大当り図柄1に(90)の値を割付け、大当り図柄2に(70)の値を割付け、大当り図柄3と特別大当り図柄1と特別大当り図柄2と特別大当り図柄3のそれぞれに(20)の値を割付けることで設定されている。
CPU41はステップS17で大当り図柄テーブルを検出すると、ステップS18で大当り図柄テーブルからカウンタMC2の値の検出結果に応じた1つの大当り図柄を選択し、ステップS19へ移行する。即ち、大当りと判定された場合には大当り図柄0が(76%)の確率で設定され、大当り図柄1が(9%)の確率で設定され、大当り図柄2が(7%)の確率で設定され、大当り図柄3と特別大当り図柄1と特別大当り図柄2と特別大当り図柄3のそれぞれが(2%)の確率で設定される。
CPU41はステップS19へ移行すると、特別図柄の設定結果に応じて図柄コマンドを設定する。この図柄コマンドは大当り図柄0が設定された場合に図柄コマンド0に設定され、大当り図柄1が設定された場合に図柄コマンド1に設定され、大当り図柄2が設定された場合に図柄コマンド2に設定され、大当り図柄3が設定された場合に図柄コマンド3に設定されるものであり、特別大当り図柄1が設定された場合には図柄コマンド4に設定され、特別大当り図柄2が設定された場合には図柄コマンド5に設定され、特別大当り図柄3が設定された場合には図柄コマンド6に設定され、外れ図柄が設定された場合には図柄コマンド7に設定される。
CPU41はステップS19で図柄コマンドを設定すると、ステップS20で演出制御回路60に図柄コマンドの設定結果を送信することで特別図柄の設定結果を通知し、ステップS21でRAM43のタイマMT1の値に変動表示時間(12×1000msec)を設定する。この変動表示時間はROM42に予め記録されたものであり、CPU41はステップS21でタイマMT1の値を設定した場合にはステップS22へ移行する。ここで演出制御回路60に変動開始コマンドを送信することで特別図柄遊技が始まることを通知し、ステップS23でプロセスフラグの値に(1)を設定する。
[1−3]特別図柄遊技処理
図7はステップS3の特別図柄遊技処理である。この特別図柄遊技処理はプロセスフラグの値が(1)に設定されている場合に実行されるものであり、CPU41はステップS31でタイマMT1の値から一定値(4msec)を減算し、ステップS32でタイマMT1の値の減算結果を限度値(0)と比較する。ここでタイマMT1の値の減算結果が限度値に到達していないと判断した場合には特別図柄遊技処理を終える。
CPU41はステップS32でタイマMT1の値の減算結果が限度値に到達していると判断すると、ステップS33の特別図柄表示処理へ移行する。ここで特別図柄表示器33に特別図柄の設定結果を表示し、ステップS34で演出制御回路60に変動停止コマンドを送信する。即ち、外れと判定された場合には特別図柄表示器33に外れ図柄が表示される。大当りと判定されたことで大当り図柄0が設定された場合には特別図柄表示器33に大当り図柄0が表示され、大当り図柄1が設定された場合には大当り図柄1が表示され、大当り図柄2が設定された場合には大当り図柄2が表示され、大当り図柄3が設定された場合には大当り図柄3が表示され、特別大当り図柄1が設定された場合には特別大当り図柄1が表示され、特別大当り図柄2が設定された場合には特別大当り図柄2が表示され、特別大当り図柄3が設定された場合には特別大当り図柄3が表示される。
CPU41はステップS34で変動停止コマンドを送信すると、ステップS35で大当りフラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここで大当りフラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS36でプロセスフラグの値に(0)を設定し、大当りフラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS37で大当りフラグをオフ状態に設定する。
CPU41はステップS37で大当りフラグをオフ状態に設定すると、ステップS38でタイマMT1の値にインターバル時間(1.9×1000msec)を設定する。このインターバル時間はROM42に予め記録されたものであり、CPU41はステップS38でタイマMT1の値にインターバル時間を設定した場合にはステップS39でRAM43のインターバルフラグをオン状態に設定する。このインターバルフラグは電源が投入された場合にオフ状態に初期設定されるものであり、CPU41はステップS39でインターバルフラグをオン状態に設定した場合にはステップS40へ移行する。
CPU41はステップS40へ移行すると、RAM43のカウンタMN1の値に(0)を設定する。このカウンタMN1の値は大当りラウンドの継続回数を計測するものであり、CPU41はステップS40でカウンタMN1の値を設定した場合にはステップS41で演出制御回路60に大当り遊技開始コマンドを送信することで大当り遊技が始まることを通知し、ステップS42でRAM43の特別入賞口開放フラグをオフ状態に設定する。この特別入賞口開放フラグは電源が投入された場合にオフ状態に初期設定されるものであり、CPU41はステップS42で特別入賞口開放フラグをオフ状態に設定した場合にはステップS43でプロセスフラグの値に(2)を設定する。
[1−4]大当り遊技処理
図4のステップS4の大当り遊技処理はプロセスフラグの値が(2)に設定されている場合に実行されるものであり、図8はステップS4の大当り遊技処理が実行されることに応じて行われる大当り遊技を説明するものである。
図8の(g)は大当り図柄0が選択された場合の大当り遊技であり、大当り図柄0が選択された場合には大当り遊技で15回の大当りラウンドおよび16回のインターバルが行われる。15回の大当りラウンドのそれぞれは大当りラウンドの継続時間が(27×1000msec)に到達または特別入賞口25に対する遊技球の入賞個数が(8個)に到達した場合に終了するものであり、15回の大当りラウンドのそれぞれでは特別入賞口25が継続的に開放状態にされる。16回のインターバルのそれぞれは特別入賞口25を閉鎖状態とするものであり、インターバルの継続時間が(1.9×1000msec)に到達した場合に終了する。
図8の(a)は大当り図柄1が選択された場合の大当り遊技であり、大当り図柄1が選択された場合には3回の大当りラウンドおよび4回のインターバルが行われる。3回の大当りラウンドのそれぞれは大当りラウンドの継続時間が(8×1000msec)に到達または特別入賞口25に対する遊技球の入賞個数が(8個)に到達した場合に終了するものであり、3回の大当りラウンドのそれぞれでは特別入賞口25の短時間(1.5×1000msec)の開放が断続的に3回だけ行われる。4回のインターバルのそれぞれは特別入賞口25を閉鎖状態とするものであり、インターバルの継続時間が(1.9×1000msec)に到達した場合に終了する。
図8の(b)は特別大当り図柄1が選択された場合の大当り遊技であり、特別大当り図柄1が選択された場合には15回の大当りラウンドおよび16回のインターバルが行われる。15回の大当りラウンドのうち最初の3回のそれぞれは大当り図柄1が選択された場合と同様に大当りラウンドの継続時間が(8×1000msec)に到達または特別入賞口25に対する遊技球の入賞個数が(8個)に到達した場合に終了するものであり、最初の3回の大当りラウンドのそれぞれでは大当り図柄1が選択された場合と同様に特別入賞口25の短時間(1.5×1000msec)の開放が断続的に3回だけ行われる。15回の大当りラウンドのうち残りの12回のそれぞれは大当り図柄0が選択された場合と同様に大当りラウンドの継続時間が(27×1000msec)に到達または特別入賞口25に対する遊技球の入賞個数が(8個)に到達した場合に終了するものであり、残りの12回の大当りラウンドのそれぞれでは大当り図柄0が選択された場合と同様に特別入賞口25が継続的に開放状態にされる。16回のインターバルのそれぞれは特別入賞口25を閉鎖状態とするものであり、インターバルの継続時間が(1.9×1000msec)に到達した場合に終了する。
図8の(c)は大当り図柄2が選択された場合の大当り遊技であり、大当り図柄2が選択された場合には3回の大当りラウンドおよび4回のインターバルが行われる。3回の大当りラウンドのそれぞれは大当りラウンドの継続時間が(8×1000msec)に到達または特別入賞口25に対する遊技球の入賞個数が(8個)に到達した場合に終了するものであり、3回の大当りラウンドのそれぞれでは特別入賞口25の長時間(3.15×1000msec)の開放が断続的に2回だけ行われる。4回のインターバルのそれぞれは特別入賞口25を閉鎖状態とするものであり、インターバルの継続時間が(1.9×1000msec)に到達した場合に終了する。
図8の(d)は特別大当り図柄2が選択された場合の大当り遊技であり、特別大当り図柄2が選択された場合には15回の大当りラウンドおよび16回のインターバルが行われる。15回の大当りラウンドのうち最初の3回のそれぞれは大当り図柄2が選択された場合と同様に大当りラウンドの継続時間が(8×1000msec)に到達または特別入賞口25に対する遊技球の入賞個数が(8個)に到達した場合に終了するものであり、最初の3回の大当りラウンドのそれぞれでは大当り図柄2が選択された場合と同様に特別入賞口25の長時間(3.15×1000msec)の開放が断続的に2回だけ行われる。15回の大当りラウンドのうち残りの12回のそれぞれは大当り図柄0が選択された場合と同様に大当りラウンドの継続時間が(27×1000msec)に到達または特別入賞口25に対する遊技球の入賞個数が(8個)に到達した場合に終了するものであり、残りの12回の大当りラウンドのそれぞれでは大当り図柄0が選択された場合と同様に特別入賞口25が継続的に開放状態にされる。16回のインターバルのそれぞれは特別入賞口25を閉鎖状態とするものであり、インターバルの継続時間が(1.9×1000msec)に到達した場合に終了する。
図8の(e)は大当り図柄3が選択された場合の大当り遊技であり、大当り図柄3が選択された場合には3回の大当りラウンドおよび4回のインターバルが行われる。3回の大当りラウンドのそれぞれは大当りラウンドの継続時間が(8×1000msec)に到達または特別入賞口25に対する遊技球の入賞個数が(8個)に到達した場合に終了するものであり、3回の大当りラウンドのそれぞれでは特別入賞口25が継続的に開放状態にされる。4回のインターバルのそれぞれは特別入賞口25を閉鎖状態とするものであり、インターバルの継続時間が(1.9×1000msec)に到達した場合に終了する。
図8の(f)は特別大当り図柄3が選択された場合の大当り遊技であり、特別大当り図柄3が選択された場合には15回の大当りラウンドおよび16回のインターバルが行われる。15回の大当りラウンドのうち最初の3回のそれぞれは大当り図柄3が選択された場合と同様に大当りラウンドの継続時間が(8×1000msec)に到達または特別入賞口25に対する遊技球の入賞個数が(8個)に到達した場合に終了するものであり、最初の3回の大当りラウンドのそれぞれでは大当り図柄3が選択された場合と同様に特別入賞口25が継続的に開放状態にされる。15回の大当りラウンドのうち残りの12回のそれぞれは大当り図柄0が選択された場合と同様に大当りラウンドの継続時間が(27×1000msec)に到達または特別入賞口25に対する遊技球の入賞個数が(8個)に到達した場合に終了するものであり、残りの12回の大当りラウンドのそれぞれでは大当り図柄0が選択された場合と同様に特別入賞口25が継続的に開放状態にされる。16回のインターバルのそれぞれは特別入賞口25を閉鎖状態とするものであり、インターバルの継続時間が(1.9×1000msec)に到達した場合に終了する。
図9はステップS4の大当り遊技処理であり、CPU41はステップS51でインターバルフラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここでインターバルフラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS52のインターバル処理へ移行し、インターバルフラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS53の大当りラウンド処理へ移行する。
[1−4−1]インターバル処理
図10はステップS52のインターバル処理であり、CPU41はステップS61でタイマMT1の値から一定値(4msec)を減算し、ステップS42でタイマMT1の値の減算結果が限度値(0)に到達したか否かを判断する。ここでタイマMT1の値の減算結果が限度値(0)に到達していないと判断した場合にはインターバル処理を終え、タイマMT1の値の減算結果が限度値(0)に到達したと判断した場合にはステップS63へ移行する。
CPU41はステップS63へ移行すると、大当り図柄の設定結果を大当り図柄1と大当り図柄2と大当り図柄3のそれぞれと比較する。ここで大当り図柄の設定結果が大当り図柄1〜大当り図柄3のいずれでもないと判断した場合にはステップS67へ移行し、大当り図柄の設定結果が大当り図柄1〜大当り図柄3のいずれかであると判断した場合にはステップS64へ移行する。
CPU41はステップS64へ移行すると、カウンタMN1の値が(3)であるか否かを判断する。このカウンタMN1の値は大当りラウンドの継続回数を計測するものであり、CPU41は3回目の大当りラウンドの直後の4回目のインターバルを終えた場合(図8参照)にはステップS64でカウンタMN1の値が(3)であると判断してステップS65の大当り遊技停止処理へ移行し、1回目の大当りラウンドの直前の1回目のインターバルを終えた場合と2回目の大当りラウンドの直前の2回目のインターバルを終えた場合と3回目の大当りラウンドの直前の3回目のインターバルを終えた場合(図8参照)のそれぞれにはステップS64でカウンタMN1の値が(3)でないと判断してステップS66の大当りラウンド開始処理へ移行する。
CPU41はステップS67へ移行すると、カウンタMN1の値が(15)であるか否かを判断する。ここで15回目の大当りラウンドの直後の16回目のインターバルを終えた場合(図8参照)にはステップS67でカウンタMN1の値が(15)であると判断してステップS68の大当り遊技停止処理へ移行し、1回目の大当りラウンドの直前の1回目のインターバルを終えた場合〜15回目の大当りラウンドの直前の15回目のインターバルを終えた場合(図8参照)のそれぞれにはステップS67でカウンタMN1の値が(15)でないと判断してステップS69の大当りラウンド開始処理へ移行する。
図11はステップS65およびステップS68のそれぞれの大当り遊技停止処理であり、CPU41はステップS71で演出制御回路60に大当り遊技停止コマンドを送信することで大当り遊技が停止することを通知し、ステップS72でプロセスフラグの値に(0)を設定する。
図12はステップS66およびステップS69のそれぞれの大当りラウンド開始処理であり、CPU41はステップS81で大当り図柄の設定結果が大当り図柄0であるか否かを判断する。ここで大当り図柄の設定結果が大当り図柄0でないと判断した場合にはステップS83へ移行し、大当り図柄の設定結果が大当り図柄0であると判断した場合にはステップS82へ移行する。ここでタイマMT1の値に大当りラウンド時間1(27×1000msec)を設定し、ステップS94へ移行する。この大当りラウンド時間1はROM42に予め記録されたものであり、大当り図柄0が設定された場合には1回目〜15回目の15回のそれぞれの大当りラウンドが始まるときにタイマMT1の値に大当りラウンド時間1が設定される。
CPU41はステップS83へ移行すると、カウンタMN1の値を(3)と比較する。ここでカウンタMN1の値が(3)に比べて大きいと判断した場合にはステップS84でタイマMT1の値に大当りラウンド時間1を設定し、ステップS94へ移行する。即ち、特別大当り図柄1と特別大当り図柄2と特別大当り図柄3のそれぞれが設定された場合には4回目〜15回目の12回のそれぞれの大当りラウンドが始まるときにタイマMT1の値に大当りラウンド時間1が設定される。
CPU41はステップS83でカウンタMN1の値が(3)以下であると判断すると、ステップS85で大当り図柄の設定結果を大当り図柄1および特別大当り図柄1のそれぞれと比較する。ここで大当り図柄の設定結果が大当り図柄1および特別大当り図柄1のいずれでもないと判断した場合にはステップS89へ移行し、大当り図柄の設定結果が大当り図柄1および特別大当り図柄1のいずれかであると判断した場合にはステップS86へ移行する。
CPU41はステップS86へ移行すると、タイマMT1の値に大当りラウンド時間2(8×1000msec)を設定する。そして、ステップS87でタイマMT2の値に特別入賞口開放時間1(1.5×1000msec)を設定し、ステップS88でカウンタMN2の値に開放回数1(3回)を設定し、ステップS94へ移行する。これら大当りラウンド時間2と特別入賞口開放時間1と開放回数1のそれぞれはROM42に予め記録されたものであり、大当りラウンド時間2は1回目〜3回目のそれぞれの大当りラウンドの継続時間であり、特別入賞口開放時間1は1回目〜3回目のそれぞれの大当りラウンドでの特別入賞口25の1回当りの開放時間であり、開放回数1は1回目〜3回目のそれぞれの大当りラウンドでの特別入賞口25の開放回数である。
CPU41はステップS89へ移行すると、大当り図柄の設定結果を大当り図柄2および特別大当り図柄2のそれぞれと比較する。ここで大当り図柄の設定結果が大当り図柄2および特別大当り図柄2のいずれかであると判断した場合にはステップS90でタイマMT1の値に大当りラウンド時間2(8×1000msec)を設定し、ステップS91でタイマMT2の値に特別入賞口開放時間2(3.15×1000msec)を設定し、ステップS92でカウンタMN2の値に開放回数2(2回)を設定し、ステップS94へ移行する。これら特別入賞口開放時間2および開放回数2のそれぞれはROM42に予め記録されたものであり、特別入賞口開放時間2は1回目〜3回目のそれぞれの大当りラウンドでの特別入賞口25の1回当りの開放時間であり、開放回数2は1回目〜3回目のそれぞれの大当りラウンドでの特別入賞口25の開放回数である。
CPU41はステップS89で大当り図柄の設定結果が大当り図柄2および特別大当り図柄2のいずれでもないと判断すると、ステップS93でタイマMT1の値に大当りラウンド時間2(8×1000msec)を設定し、ステップS94へ移行する。即ち、大当り図柄3が選択された場合および特別大当り図柄3が選択された場合のそれぞれにはタイマMT2の値およびカウンタMN2の値のそれぞれが設定されることなくタイマMT1の値が設定される。
CPU41はステップS94へ移行すると、カウンタMN1の値に一定値(1)を加算する。そして、ステップS95でカウンタMN1の値の加算結果に応じて大当りラウンドコマンドを設定し、ステップS96で演出制御回路60に大当りラウンドコマンドの設定結果を送信する。この大当りラウンドコマンドは今回の大当りラウンドが始まるときに今回の大当りラウンドが何回目の大当りラウンドであるかを演出制御回路60に通知するものであり(図24参照)、1回目の大当りのラウンドが始まるときには大当りラウンドコマンド1が送信され、2回目の大当りのラウンドが始まるときには大当りラウンドコマンド2が送信され、3回目の大当りのラウンドが始まるときには大当りラウンドコマンド3が送信され、4回目の大当りのラウンドが始まるときには大当りラウンドコマンド4が送信される。
CPU41はステップS96で大当りラウンドコマンドの設定結果を送信すると、ステップS97でRAM43のカウンタMN3の値に(0)を設定する。このカウンタMN3は今回の大当りラウンドでの遊技球の特別入賞口25に対する入賞個数を計測するためのものであり、CPU41はステップS97でカウンタMN3の値を設定した場合にはステップS98で特別入賞口25を開放状態とすることで大当りラウンドを開始する。そして、ステップS99で特別入賞口開放フラグをオン状態に設定し、ステップS100でインターバルフラグをオフ状態に設定する。
[1−4−2]大当りラウンド処理
図13はステップS53の大当りラウンド処理であり、CPU41はステップS101でタイマMT1の値から一定値(4msec)を減算し、ステップS102で大当り図柄の設定結果を大当り図柄1と特別大当り図柄1と大当り図柄2と特別大当り図柄2のそれぞれと比較する。ここで大当り図柄の設定結果が大当り図柄1〜特別大当り図柄2のいずれでもないと判断した場合にはステップS109へ移行し、大当り図柄の設定結果が大当り図柄1〜特別大当り図柄2のいずれかであると判断した場合にはステップS103へ移行する。
CPU41はステップS103へ移行すると、カウンタMN1の値が(3)以下であるか否かを判断する。ここでカウンタMN1の値が(3)に比べて大きいと判断した場合にはステップS109へ移行し、カウンタMN1の値が(3)以下であると判断した場合にはステップS104へ移行する。ここでタイマMT2の値から一定値(4msec)を減算し、ステップS105でタイマMT2の値の減算結果が限度値(0)に到達したか否かを判断する。ここでタイマMT2の値の減算結果が限度値(0)に到達していないと判断した場合にはステップS109へ移行し、タイマMT2の値の減算結果が限度値(0)に到達したと判断した場合にはステップS106へ移行する。
CPU41はステップS106へ移行すると、特別入賞口開放フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここで特別入賞口開放フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS107の特別入賞口閉鎖処理へ移行し、特別入賞口開放フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS108の特別入賞口開放処理へ移行し、ステップS107の特別入賞口閉鎖処理を終えた場合およびステップS108の特別入賞口開放処理を終えた場合のそれぞれにはステップS109へ移行する。
図14はステップS107の特別入賞口閉鎖処理である。この特別入賞口閉鎖処理は大当り図柄1と特別大当り図柄1と大当り図柄2と特別大当り図柄2のそれぞれが設定された場合の1回目から3回目までの各回の大当りラウンドで特別入賞口25を開放状態から閉鎖状態に切換えるときに行われるものであり(図8参照)、CPU41はステップS121で特別入賞口25を閉鎖状態とする。そして、ステップS122で特別入賞口開放フラグをオフ状態に設定し、ステップS123でカウンタMN2の値から一定値(1)を減算する。
CPU41はステップS123でカウンタMN2の値を減算すると、ステップS124でカウンタMN2の値の減算結果を限度値(0)と比較する。ここでカウンタMN2の値の減算結果が限度値であると判断した場合には特別入賞口閉鎖処理を終え、カウンタMN2の値の減算結果が限度値に比べて大きいと判断した場合にはステップS125へ移行する。
CPU41はステップS125へ移行すると、大当り図柄の設定結果を大当り図柄1および特別大当り図柄1のそれぞれと比較する。ここで大当り図柄の設定結果が大当り図柄1および特別大当り図柄1のいずれかであると判断した場合にはステップS126でタイマMT2の値に特別入賞口閉鎖時間1(1.75×1000msec)を設定し、大当り図柄の設定結果が大当り図柄2および特別大当り図柄2のいずれかであると判断した場合にはステップS127でタイマMT2の値に特別入賞口閉鎖時間2(1.7×1000msec)を設定する。これら特別入賞口閉鎖時間1および特別入賞口閉鎖時間2のそれぞれはROM42に予め記録されたものであり、特別入賞口閉鎖時間1は大当り図柄1および特別大当り図柄1のそれぞれが設定された場合の1回目から3回目までの各回の大当りラウンドでの特別入賞口25の1回当りの閉鎖時間であり、特別入賞口閉鎖時間2は大当り図柄2および特別大当り図柄2のそれぞれが設定された場合の1回目から3回目までの各回の大当りラウンドでの特別入賞口25の1回当りの閉鎖時間である。
図15はステップS108の特別入賞口開放処理である。この特別入賞口開放処理は大当り図柄1と特別大当り図柄1と大当り図柄2と特別大当り図柄2のそれぞれが設定された場合の1回目から3回目までの各回の大当りラウンドで特別入賞口25を閉鎖状態から開放状態に切換えるときに行われるものであり(図8参照)、CPU41はステップS131でカウンタMN2の値を限度値(0)と比較する。ここでカウンタMN2の値が限度値であると判断した場合には特別入賞口開放処理を終え、カウンタMN2の値が限度値に比べて大きいと判断した場合にはステップS132へ移行する。
CPU41はステップS132へ移行すると、特別入賞口25を開放状態とする。そして、ステップS133で特別入賞口開放フラグをオン状態に設定し、ステップS134で大当り図柄の設定結果を大当り図柄1および特別大当り図柄1のそれぞれと比較する。ここで大当り図柄の設定結果が大当り図柄1および特別大当り図柄1のいずれかであると判断した場合にはステップS135でタイマMT2の値に特別入賞口開放時間1(1.5×1000msec)を設定し、大当り図柄の設定結果が大当り図柄2および特別大当り図柄2のいずれかであると判断した場合にはステップS136でタイマMT2の値に特別入賞口開放時間2(3.15×1000msec)を設定する。
CPU41はステップS109へ移行すると、特別入賞口センサ26からの特別入賞信号があるか否かを判断する。ここで特別入賞信号がないと判断した場合にはステップS112へ移行し、特別入賞信号があると判断した場合にはステップS110へ移行する。ここでカウンタMN3の値に一定値(1)を加算し、ステップS111で演出制御回路60に特別入賞コマンドを送信し、ステップS112へ移行する。
CPU41はステップS112へ移行すると、カウンタMN3の値をROM42に予め決められた限度値(8)と比較する。ここでカウンタMN3の値が限度値(8)に到達していると判断した場合にはステップS114へ移行し、カウンタMN3の値が限度値(8)に到達していないと判断した場合にはステップS113でタイマMT1の値の減算結果をROM42に予め記録された限度値(0)と比較する。ここでタイマMT1の値の減算結果が限度値(0)に到達していないと判断した場合には大当りラウンド処理を終え、タイマMT1の値の減算結果が限度値(0)に到達していると判断した場合にはステップS114へ移行する。
CPU41はステップS114へ移行すると、特別入賞口25を閉鎖状態とする。そして、ステップS115でタイマMT1の値にインターバル時間(1.9×1000msec)を設定し、ステップS116でインターバルフラグをオン状態に設定する。即ち、1回目〜15回目のそれぞれの大当りラウンドは大当り図柄0と大当り図柄1と大当り図柄2と大当り図柄3と特別大当り図柄1と特別大当り図柄2と特別大当り図柄3のいずれが設定されている場合であってもタイマMT1の値が限度値(0)に到達またはカウンタMN3の値が限度値(8)に到達することで終了する。
大当り図柄1が選択された場合には1回目から最終の3回目までのそれぞれの大当りラウンドで特別入賞口25が「(1.5×1000msec)の開放→(1.75×1000msec)の閉鎖→(1.5×1000msec)の開放→(1.75×1000msec)の閉鎖→(1.5×1000msec)の開放」の開閉パターン1で操作され、特別大当り図柄1が選択された場合には1回目から3回目までのそれぞれの大当りラウンドで特別入賞口25が開閉パターン1で操作された後に4回目の大当りラウンドが開始されるので、遊技者の目線では大当り図柄1および特別大当り図柄1のいずれが選択されたかを1回目から3回目までの大当りラウンドでの特別入賞口25の挙動から識別することが不能になる。
大当り図柄2が選択された場合には1回目から3回目までのそれぞれの大当りラウンドで特別入賞口25が「(3.15×1000msec)の開放→(1.7×1000msec)の閉鎖→(3.15×1000msec)の開放」の開閉パターン2で操作され、特別大当り図柄2が選択された場合には1回目から3回目までのそれぞれの大当りラウンドで特別入賞口25が開閉パターン2で操作された後に4回目の大当りラウンドが開始されるので、遊技者の目線では大当り図柄2および特別大当り図柄2のいずれが選択されたかを1回目から3回目までの大当りラウンドでの特別入賞口25の挙動から識別することが不能になる。
大当り図柄3が選択された場合には1回目から3回目までのそれぞれの大当りラウンドで特別入賞口25が「(8×1000msec)の開放」の開閉パターン3で操作され、特別大当り図柄3が選択された場合には1回目から3回目までのそれぞれの大当りラウンドで特別入賞口25が開閉パターン3で操作された後に4回目の大当りラウンドが開始されるので、遊技者の目線では大当り図柄3および特別大当り図柄3のいずれが選択されたかを1回目から3回目までの大当りラウンドでの特別入賞口25の挙動から識別することが不能になる。
大当り図柄1は大当りと判定された場合に(90/1000)の確率で選択され、特別大当り図柄1は大当りと判定された場合に(20/1000)の確率で選択されるものであり、1回目から3回目までのそれぞれの大当りラウンドで特別入賞口25が開閉パターン1で操作された場合に4回目の大当りラウンドが始まる遊技者の目線での確率は「(20/90+20)×100=18%」に設定されている。大当り図柄2は大当りと判定された場合に(70/1000)の確率で選択され、特別大当り図柄2は大当りと判定された場合に(20/1000)の確率で選択されるものであり、1回目から3回目までのそれぞれの大当りラウンドで特別入賞口25が開閉パターン2で操作された場合に4回目の大当りラウンドが始まる遊技者の目線での確率は「(20/70+20)×100=22%」に設定されている。大当り図柄3は大当りと判定された場合に(20/1000)の確率で選択され、特別大当り図柄3は大当りと判定された場合に(20/1000)の確率で選択されるものであり、1回目から3回目までのそれぞれの大当りラウンドで特別入賞口25が開閉パターン3で操作された場合に4回目の大当りラウンドが始まる遊技者の目線での確率は「(20/20+20)×100=50%」に設定されている。
即ち、4回目の大当りラウンドが始まる遊技者の目線での確率は1回目から3回目までのそれぞれの大当りラウンドでの特別入賞口25の挙動に応じて遊技者に報知されるものであり、遊技者の目線では1回目から3回目までのそれぞれの大当りラウンドで特別入賞口25が開閉パターン2で操作された場合が開閉パターン1で操作された場合に比べて高い期待感で4回目の大当りラウンドが始まることを待つことができる新たな趣興性ができ、1回目から3回目までのそれぞれの大当りラウンドで特別入賞口25が開閉パターン3で操作された場合が開閉パターン2で操作された場合に比べて高い期待感で4回目の大当りラウンドが始まることを待つことができる新たな趣興性ができる。
[2]演出制御回路60の処理内容
[2−1]メイン処理
図16のメイン処理は演出制御回路60のCPU61が実行するものであり、CPU61は電源が投入された場合にはステップS101の電源投入処理でRAM63を初期設定し、ステップS102のカウンタ更新処理を繰返す。このカウンタ更新処理はRAM63のカウンタSC1とカウンタSC2とカウンタSC3のそれぞれの値を一定値(1)だけ更新するものである。カウンタSC1の値はステップS101で下限値(0)に初期設定されるものであり、ステップS102では下限値(0)から上限値(249)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算される。カウンタSC2の値はステップS101で下限値(0)に初期設定されるものであり、ステップS102では下限値(0)から上限値(162)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算される。カウンタSC3の値はステップS101で下限値(0)に初期設定されるものであり、ステップS102では下限値(0)から上限値(72)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算される。
[2−2]外部割込み処理
演出制御回路60のCPU61はメイン制御回路40から図柄コマンドと変動開始コマンドと変動停止コマンドと大当り遊技開始コマンドと大当りラウンドコマンドと特別入賞コマンドと大当り遊技停止コマンドのそれぞれが送信されることで外部割込み処理を起動する。このCPU61は外部割込み処理を起動した場合には割込み禁止状態となり、図柄コマンド〜大当り遊技停止コマンドのそれぞれを外部割込み処理でRAM63に記録した後に割込み禁止状態を解除する。
[2−3]タイマ割込み処理
図17は演出制御回路60のCPU61が実行するタイマ割込み処理であり、CPU61はステップS111の装飾図柄遊技処理およびステップS112の大当り遊技演出処理のそれぞれへ順に移行する。このタイマ割込み処理はタイマ割込みの発生する10msec毎に起動するものであり、メイン処理はタイマ割込み処理が起動する毎に中断され、タイマ割込み処理が終了する毎に再開される。
[2−4]装飾図柄遊技処理
図18はステップS111の装飾図柄遊技処理であり、演出制御回路60のCPU61はステップS121でRAM63に変動開始コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでRAM63に変動開始コマンドが記録されていないと判断した場合にはステップS130へ移行し、RAM63に変動開始コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS122でRAM63から変動開始コマンドを消去する。そして、ステップS123でRAM63から図柄コマンドを検出し、ステップS124で図柄コマンドの検出結果が図柄コマンド7(外れ図柄)であるか否かを判断する。
CPU61はステップS124で図柄コマンドの検出結果が図柄コマンド7であると判断すると、ステップS125でRAM63から図柄コマンド7を消去し、ステップS126の外れ図柄設定処理へ移行する。この外れ図柄設定処理は装飾図柄を外れの組合せに設定するものであり、CPU61はRAM63からカウンタSC1とSC2とSC3のそれぞれの値の更新結果を検出する。そして、(1)〜(8)の8つの図柄要素のうちからカウンタSC1の値の検出結果に応じた1つを選択し、左列の図柄要素を図柄要素の選択結果に設定する。次に(1)〜(8)の8つの図柄要素のうちからカウンタSC2の値の検出結果に応じた1つを選択し、右列の図柄要素を図柄要素の選択結果に設定する。最後に(1)〜(8)の8つの図柄要素のうち左列の図柄要素の設定結果を除いた7つのうちからカウンタSC3の値の検出結果に応じた1つを選択し、中列の図柄要素を図柄要素の選択結果に設定することで装飾図柄を外れの組合せに設定する。
CPU61はステップS124で図柄コマンドの検出結果が図柄コマンド1〜図柄コマンド6の6つのいずれかであると判断すると、ステップS127の大当り図柄設定処理へ移行する。この大当り図柄設定処理は装飾図柄を大当りの組合せに設定するものであり、CPU61はRAM63からカウンタSC1の値の更新結果を検出する。そして、(1)〜(8)の8つの図柄要素のうちからカウンタSC1の値の検出結果に応じた1つを選択し、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを図柄要素の選択結果に設定することで装飾図柄を大当りの組合せに設定する。
CPU61はステップS126またはステップS127で装飾図柄の組合せを設定すると、ステップS128で表示制御回路70に左列の図柄要素の設定結果と中列の図柄要素の設定結果と右列の図柄要素の設定結果のそれぞれを送信する。この表示制御回路70は左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれの送信結果を受信した場合にはVRAMに記録する。
CPU61はステップS128で表示制御回路70に左列の図柄要素の設定結果〜右列の図柄要素の設定結果を送信すると、ステップS129で表示制御回路70に遊技開始コマンドを送信し、ステップS130へ移行する。この表示制御回路70のVDPは遊技開始コマンドを受信した場合に装飾図柄表示器34に装飾図柄遊技の映像を表示開始する。この装飾図柄遊技の映像は図柄要素を左列と中列と右列の横3列に変動状態で表示開始するものであり(図19のa参照)、VDPは図柄要素を横3列に変動状態で表示開始した場合には左列の図柄要素をVRAMの左列の図柄要素の設定結果で変動停止状態とし(図19のb参照)、左列の図柄要素を変動停止状態とした場合には右列の図柄要素をVRAMの右列の図柄要素の設定結果で変動停止状態とする(図19のc参照)。
CPU61はステップS130へ移行すると、RAM63に変動停止コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでRAM63に変動停止コマンドが記録されていないと判断した場合には装飾図柄遊技処理を終え、RAM63に変動停止コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS131へ移行する。ここでRAM63から変動停止コマンドを消去し、ステップS132で表示制御回路70に遊技停止コマンドを送信する。この表示制御回路70のVDPは遊技停止コマンドを受信した場合には右列の図柄要素をVRAMの中列の図柄要素の設定結果で変動停止状態とすることで装飾図柄遊技の映像を表示停止する(図19のd参照)。即ち、大当りと判定された場合には装飾図柄遊技の映像で横3列の図柄要素が大当りの組合せとなり、外れと判定された場合には外れの組合せとなる。
[2−5]大当り遊技演出処理
図20はステップS112の大当り遊技演出処理であり、CPU61はステップS141の昇格演出設定処理とステップS142の昇格演出処理とステップS143の通常演出処理へ順に移行する。
[2−5−1]昇格演出設定処理
図21はステップS141の昇格演出設定処理であり、CPU61はステップS151でRAM63に大当りラウンドコマンド1が記録されているか否かを判断する。ここでRAM63に大当りラウンドコマンド1が記録されていないと判断した場合にはステップS162へ移行し、RAM63に大当りラウンドコマンド1が記録されていると判断した場合にはステップS152でRAM63から図柄コマンドを検出する。
CPU61はステップS152で図柄コマンドを検出すると、ステップS153で図柄コマンドの検出結果が図柄コマンド0(大当り図柄0)であるか否かを判断する。ここで図柄コマンドの検出結果が図柄コマンド0であると判断した場合にはステップS154でRAM63の昇格演出フラグをオフ状態に設定し、図柄コマンドの検出結果が大当り図柄1と大当り図柄2と大当り図柄3と特別大当り図柄1と特別大当り図柄2と特別大当り図柄3のいずれかであると判断した場合にはステップS155で昇格演出フラグをオン状態に設定する。この昇格演出フラグはステップS101でオフ状態に初期設定されるものであり、CPU61はステップS155で昇格演出フラグをオン状態に設定した場合にはステップS156へ移行する。
CPU61はステップS156へ移行すると、RAM63のカウンタSNの値に(0)を設定する。このカウンタSNの値は1回目から3回目までの大当りラウンドでの遊技球の特別入賞口25に対する累積的な入賞個数を計測するものであり、CPU61はステップS156でカウンタSNの値を初期設定した場合にはステップS157で図柄コマンドの検出結果を図柄コマンド1(大当り図柄1)および図柄コマンド4(特別大当り図柄1)のそれぞれと比較する。ここで図柄コマンドの検出結果が図柄コマンド1および図柄コマンド4のいずれでもないと判断した場合にはステップS159へ移行し、図柄コマンドの検出結果が図柄コマンド1および図柄コマンド4のいずれかであると判断した場合にはステップS158で表示制御回路70に昇格演出開始コマンド1を送信する。この表示制御回路70のVDPは昇格演出開始コマンド1を受信した場合にはVRAMに記録する。
CPU61はステップS159へ移行すると、図柄コマンドの検出結果を図柄コマンド2(大当り図柄2)および図柄コマンド5(特別大当り図柄2)のそれぞれと比較する。ここで図柄コマンドの検出結果が図柄コマンド2および図柄コマンド5のいずれかであると判断した場合にはステップS160で表示制御回路70に昇格演出開始コマンド2を送信し、図柄コマンドの検出結果が図柄コマンド3(大当り図柄3)および図柄コマンド6(特別大当り図柄3)のいずれかであると判断した場合にはステップS161で表示制御回路70に昇格演出開始コマンド3を送信する。この表示制御回路70のVDPは昇格演出開始コマンド2および昇格演出開始コマンド3のそれぞれを受信した場合にはVRAMに記録する。
CPU61はステップS162へ移行すると、RAM63に大当りラウンドコマンド4が記録されているか否かを判断する。ここでRAM63に大当りラウンドコマンド4が記録されていると判断した場合にはステップS164でRAM63から図柄コマンドを消去し、RAM63に大当りラウンドコマンド4が記録されていないと判断した場合にはステップS163でRAM63に大当り遊技停止コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでRAM63に大当り遊技停止コマンドが記録されていないと判断した場合には昇格演出設定処理を終え、RAM63に大当り遊技停止コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS164でRAM63から図柄コマンドを消去する。
CPU61はステップS164でRAM63から図柄コマンドを消去すると、ステップS165で昇格演出フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここで昇格演出フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合には昇格演出設定処理を終え、昇格演出フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS166へ移行する。ここで表示制御回路70に昇格演出停止コマンドを送信し、ステップS167で昇格演出フラグをオフ状態に設定する。この表示制御回路70のVDPは昇格演出停止コマンドを受信した場合にはVRAMに記録する。
即ち、昇格演出フラグは大当り図柄1と大当り図柄2と大当り図柄3と特別大当り図柄1と特別大当り図柄2と特別大当り図柄3のそれぞれが設定された場合に1回目の大当りラウンドが始まる前にオン状態に設定されるものであり、大当り図柄1と大当り図柄2と大当り図柄3のそれぞれが設定された場合には4回目の大当りラウンドが始まる直前にオフ状態に設定され、特別大当り図柄1と特別大当り図柄2と特別大当り図柄3のそれぞれが設定された場合には大当り遊技が終わる直前にオフ状態に設定される。昇格演出開始コマンド1は大当り図柄1および特別大当り図柄1のそれぞれが設定された場合に1回目の大当りラウンドが始まる直前に送信されるものであり、昇格演出開始コマンド2は大当り図柄2および特別大当り図柄2のそれぞれが設定された場合に1回目の大当りラウンドが始まる直前に送信され、昇格演出開始コマンド3は大当り図柄3および特別大当り図柄3のそれぞれが設定された場合に1回目の大当りラウンドが始まる直前に送信される。
[2−5−2]昇格演出処理
図22はステップS142の昇格演出処理であり、CPU61はステップS171でRAM63に特別入賞コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでRAM63に特別入賞コマンドが記録されていないと判断した場合には昇格演出処理を終え、RAM63に特別入賞コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS172で昇格演出フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここで昇格演出フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS182でRAM63から特別入賞コマンドを消去し、昇格演出フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS173でカウンタSNの値に一定値(1)を加算する。
CPU61はステップS173でカウンタSNの値を加算すると、ステップS174でカウンタSNの値の加算結果に応じてポイントコマンドを設定し、ステップS175でポイントコマンドの設定結果を表示制御回路70に送信する。このポイントコマンドはカウンタSNの値の加算結果を表示制御回路70に通知するものであり、表示制御回路70のVDPはポイントコマンドを受信した場合にはVRAMに記録する。
CPU61はステップS175でポイントコマンドの設定結果を送信すると、ステップS176でRAM63から図柄コマンドを検出し、ステップS177で図柄コマンドの検出結果を図柄コマンド1(大当り図柄1)および図柄コマンド4(特別大当り図柄1)のそれぞれと比較する。ここで図柄コマンドの検出結果が図柄コマンド1および図柄コマンド4のいずれかであると判断した場合にはステップS178で表示制御回路70にバトル演出コマンド1を送信し、ステップS182でRAM63から特別入賞コマンドを消去する。この表示制御回路70のVDPはバトル演出コマンド1を受信した場合にはVRAMに記録する。
CPU61はステップS177で図柄コマンドの検出結果が図柄コマンド1および図柄コマンド4のいずれでもないと判断すると、ステップS179で図柄コマンドの検出結果を図柄コマンド2(大当り図柄2)および図柄コマンド5(特別大当り図柄2)のそれぞれと比較する。ここで図柄コマンドの検出結果が図柄コマンド2および図柄コマンド5のいずれかであると判断した場合にはステップS180で表示制御回路70にバトル演出コマンド2を送信し、ステップS182でRAM63から特別入賞コマンドを消去する。この表示制御回路70のVDPはバトル演出コマンド2を受信した場合にはVRAMに記録する。
CPU61は図柄コマンドの検出結果が図柄コマンド3(大当り図柄3)および図柄コマンド6(特別大当り図柄3)のいずれかである場合にはステップS179で図柄コマンドの検出結果が図柄コマンド2および図柄コマンド5のいずれでもないと判断し、ステップS181で表示制御回路70にバトル演出コマンド3を送信し、ステップS182でRAM63から特別入賞コマンドを消去する。この表示制御回路70のVDPはバトル演出コマンド3を受信した場合にはVRAMに記録する。
即ち、バトル演出コマンド1は大当り図柄1および特別大当り図柄1のそれぞれが設定された場合の1回目〜3回目の各回の大当りラウンドで遊技球が特別入賞口25に入賞する毎に送信され、バトル演出コマンド2は大当り図柄2および特別大当り図柄2のそれぞれが設定された場合の1回目〜3回目の各回の大当りラウンドで遊技球が特別入賞口25に入賞する毎に送信され、バトル演出コマンド3は大当り図柄3および特別大当り図柄3のそれぞれが設定された場合の1回目〜3回目の各回の大当りラウンドで遊技球が特別入賞口25に入賞する毎に送信されるものであり、ポイントコマンドは大当り図柄1と特別大当り図柄1と大当り図柄2と特別大当り図柄2と大当り図柄3と特別大当り図柄3のそれぞれが設定された場合の1回目〜3回目の各回の大当りラウンドで遊技球が特別入賞口25に入賞する毎に送信される。
[2−5−3]通常演出処理
図23はステップS143の通常演出処理であり、CPU61はステップS191でRAM63に大当り遊技開始コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでRAM63に大当り遊技開始コマンドが記録されていないと判断した場合にはステップS194へ移行し、RAM63に大当り遊技開始コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS192でRAM63から大当り遊技開始コマンドを消去する。そして、ステップS193で表示制御回路70に大当り表示コマンドを送信し、ステップS194へ移行する。この表示制御回路70のVDPは大当り表示コマンドを受信した場合にはVRAMに記録する。
CPU61はステップS194へ移行すると、RAM63に大当りラウンドコマンドが記録されているか否かを判断する。ここでRAM63に大当りラウンドコマンドが記録されていないと判断した場合にはステップS200へ移行し、RAM63に大当りラウンドコマンドが記録されていると判断した場合にはステップS195で昇格演出フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。ここで昇格演出フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS199でRAM63から大当りラウンドコマンドを消去し、ステップS200へ移行する。
CPU61はステップS195で昇格演出フラグがオフ状態に設定されていると判断すると、ステップS196でROM62からビデオコマンドテーブルを検出する。図24はビデオコマンドテーブルである。このビデオコマンドテーブルはROM62に予め記録されたものであり、大当りラウンドコマンド1〜大当りラウンドコマンド15の15のそれぞれに1つのビデオコマンドを割付けることで設定されている。
CPU61はステップS196でビデオコマンドテーブルを検出すると、ステップS197でビデオコマンドテーブルからRAM63の大当りコマンドに応じた1つのビデオコマンドを選択する。そして、ステップS198で表示制御回路70にビデオコマンドの選択結果を送信し、ステップS199でRAM63から大当りラウンドコマンドを消去し、ステップS200へ移行する。この表示制御回路70のVDPはビデオコマンドの選択結果を受信した場合にはVRAMに記録する。
即ち、大当り図柄0が設定された場合には1回目〜15回目のそれぞれの大当りラウンドが始まるときに今回の大当りラウンドに応じたビデオコマンドが送信され、大当り図柄1と大当り図柄2と大当り図柄3と特別大当り図柄1と特別大当り図柄2と特別大当り図柄3のそれぞれが設定された場合には4回目〜15回目の各回の大当りラウンドが始まるときに今回の大当りラウンドに応じたビデオコマンドが送信される。
CPU61はステップS200へ移行すると、RAM63に大当り遊技停止コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでRAM63に大当り遊技停止コマンドが記録されていないと判断した場合には通常演出処理を終え、RAM63に大当り遊技停止コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS201へ移行する。ここでRAM63から大当り遊技停止コマンドを消去し、ステップS202で表示制御回路70に再生停止コマンドを送信する。この表示制御回路70のVDPは再生停止コマンドを受信した場合にはVRAMに記録する。
[3]表示制御回路70の処理内容
図25は表示制御回路70のVROMに予め記録された大当り遊技演出用のビデオデータの一覧であり、表示制御回路70のVDPはVRAMに大当り表示コマンドが記録されていると判断した場合にはVROMから大当り表示コマンドに応じてビデオデータV00を検出する。このVDPはビデオデータV00を検出した場合にはVRAMから大当り表示コマンドを消去し、ビデオデータV00を再生開始する。この大当り表示コマンドは大当り遊技で1回目のインターバルが開始されるときに送信されるものであり、1回目のインターバルではビデオデータV00が再生されることで装飾図柄表示器34に「やったね!!大当り」の映像が表示される。
表示制御回路70のVDPはVRAMにビデオコマンドが記録されていると判断すると、VROMのビデオデータV01〜V15のうちからVRAMのビデオコマンドに応じた1つを検出する。このVDPはビデオデータを検出した場合にはVRAMからビデオコマンドを消去し、ビデオデータの検出結果を再生開始する。このビデオコマンドは大当り図柄0が設定された場合に1回目〜15回目の各回の大当りラウンドが始まるときに送信され、大当り図柄1と大当り図柄2と大当り図柄3と特別大当り図柄1と特別大当り図柄2と特別大当り図柄3のそれぞれが設定された場合に4回目〜15回目の各回の大当りラウンドが始まるときに送信されるものであり、大当り図柄0が設定された場合には1回目〜15回目の各回の大当りラウンドでビデオデータの検出結果が再生されることで装飾図柄表示器34に大当りラウンドを演出する演出映像が表示され、大当り図柄1と大当り図柄2と大当り図柄3と特別大当り図柄1と特別大当り図柄2と特別大当り図柄3のそれぞれが設定された場合には4回目〜15回目の各回の大当りラウンドでビデオデータの検出結果が再生されることで装飾図柄表示器34に大当りラウンドを演出する演出映像が表示される。
表示制御回路70のVDPはVRAMに昇格演出開始コマンド1と昇格演出開始コマンド2と昇格演出開始コマンド3のいずれかが記録されていると判断すると、VROMのビデオデータVB1〜VB3のうちからVRAMの昇格演出開始コマンドに応じた1つを検出し、VRAMから昇格演出開始コマンドを消去する。このVDPはVRAMから昇格演出開始コマンドを消去した場合にはビデオデータの検出結果を再生開始し、ビデオデータの検出結果を再生開始した場合にはVRAMに4回目の大当りラウンド用のビデオコマンドC04または大当り遊技演出処理の終了用の再生停止コマンドが記録されていると判断することでビデオデータの検出結果を再生停止する。
図26の(a)はバトル演出映像1である。このバトル演出映像1はVRAMに昇格演出開始コマンド1が記録されている場合にビデオデータVB1が再生されることで装飾図柄表示器34に表示されるものであり、味方キャラクタが敵キャラクタ1と対戦する内容に設定されている。この昇格演出開始コマンド1は大当り図柄1および特別大当り図柄1のそれぞれが設定された場合に1回目の大当りラウンドが始まる直前に送信されるものであり、大当り図柄1および特別大当り図柄1のそれぞれが設定された場合には1回目の大当りラウンドが始まる直前から4回目のインターバルが終了する直前までバトル演出映像1が表示される。
図26の(b)はバトル演出映像2である。このバトル演出映像2はVRAMに昇格演出開始コマンド2が記録されている場合にビデオデータVB2が再生されることで装飾図柄表示器34に表示されるものであり、味方キャラクタが敵キャラクタ2と対戦する内容に設定されている。この昇格演出開始コマンド2は大当り図柄2および特別大当り図柄2のそれぞれが設定された場合に1回目の大当りラウンドが始まる直前に送信されるものであり、大当り図柄2および特別大当り図柄2のそれぞれが設定された場合には1回目の大当りラウンドが始まる直前から4回目のインターバルが終了する直前までバトル演出映像2が表示される。
図26の(c)はバトル演出映像3である。このバトル演出映像3はVRAMに昇格演出開始コマンド3が記録されている場合にビデオデータVB3が再生されることで装飾図柄表示器34に表示されるものであり、味方キャラクタが敵キャラクタ3と対戦する内容に設定されている。この昇格演出開始コマンド3は大当り図柄3および特別大当り図柄3のそれぞれが設定された場合に1回目の大当りラウンドが始まる直前に送信されるものであり、大当り図柄3および特別大当り図柄3のそれぞれが設定された場合には1回目の大当りラウンドが始まる直前から4回目のインターバルが終了する直前までバトル演出映像3が表示される。
図27のポイント表示処理は表示制御回路70のVDPが実行するものであり、VDPはステップS301でVRAMにバトル演出コマンド1が記録されているか否かを判断する。ここでVRAMにバトル演出コマンド1が記録されていないと判断した場合にはステップS305へ移行し、VRAMにバトル演出コマンド1が記録されていると判断した場合にはステップS302でVROMから画像データDB1を検出する。この画像データDB1はVROMに予め記録されたものであり、VDPはステップS302で画像データDB1を検出した場合にはステップS303で画像データDB1を再生することで装飾図柄表示器34に敵キャラ敗北映像1を表示する。そして、ステップS304でVRAMからバトル演出コマンド1を消去し、ステップS313へ移行する。
VDPはステップS305へ移行すると、VRAMにバトル演出コマンド2が記録されているか否かを判断する。ここでVRAMにバトル演出コマンド2が記録されていないと判断した場合にはステップS309へ移行し、VRAMにバトル演出コマンド2が記録されていると判断した場合にはステップS306でVROMから画像データDB2を検出する。この画像データDB2はVROMに予め記録されたものであり、VDPはステップS306で画像データDB2を検出した場合にはステップS307で画像データDB2を再生することで装飾図柄表示器34に敵キャラ敗北映像2を表示する。そして、ステップS308でVRAMからバトル演出コマンド2を消去し、ステップS313へ移行する。
VDPはステップS309へ移行すると、VRAMにバトル演出コマンド3が記録されているか否かを判断する。ここでVRAMにバトル演出コマンド3が記録されていないと判断した場合にはポイント表示処理を終え、VRAMにバトル演出コマンド3が記録されていると判断した場合にはステップS310でVROMから画像データDB3を検出する。この画像データDB3はVROMに予め記録されたものであり、VDPはステップS310で画像データDB3を検出した場合にはステップS311で画像データDB3を再生することで装飾図柄表示器34に敵キャラ敗北映像3を表示する。そして、ステップS312でVRAMからバトル演出コマンド3を消去し、ステップS313へ移行する。
図28の(a)は敵キャラ敗北映像1である。この敵キャラ敗北映像1は敵キャラクタ1が味方キャラクタに倒された静止画像からなるものであり、バトル演出映像1の前方に一定の表示時間だけ重ねて表示される。図28の(b)は敵キャラ敗北映像2である。この敵キャラ敗北映像2は敵キャラクタ2が味方キャラクタに倒された静止画像からなるものであり、バトル演出映像2の前方に一定の表示時間だけ重ねて表示される。図28の(c)は敵キャラ敗北映像3である。この敵キャラ敗北映像3は敵キャラクタ3が味方キャラクタに倒された静止画像からなるものであり、バトル演出映像3の前方に一定の表示時間だけ重ねて表示される。
敵キャラ敗北映像1と敵キャラ敗北映像2と敵キャラ敗北映像3のそれぞれの表示時間は遊技球が特別入賞口25に入賞してから新たに入賞することが不能な短時間(0.4×1000msec)に設定されており、大当り図柄1および特別大当り図柄1のそれぞれが設定された場合には1回目〜3回目の各回の大当りラウンドで遊技球が特別入賞口25に入賞する毎に敵キャラ敗北映像1が表示され、大当り図柄2および特別大当り図柄2のそれぞれが設定された場合には1回目〜3回目の各回の大当りラウンドで遊技球が特別入賞口25に入賞する毎に敵キャラ敗北映像2が表示され、大当り図柄3および特別大当り図柄3のそれぞれが設定された場合には1回目〜3回目の各回の大当りラウンドで遊技球が特別入賞口25に入賞する毎に敵キャラ敗北映像3が表示される。
VDPはステップS313へ移行すると、VRAMからポイントコマンドを検出する。そして、ステップS314でVROMからポイントコマンドの検出結果に応じた画像データを検出し、ステップS315で画像データの検出結果を再生することで装飾図柄表示器34にダメージポイントの絵柄を表示し、ステップS316でVRAMからポイントコマンドを消去する。このダメージポイントの絵柄はポイントコマンドの検出結果に応じた数字からなるものであり(図26参照)、大当り図柄1と大当り図柄2と大当り図柄3と特別大当り図柄1と特別大当り図柄2と特別大当り図柄3のそれぞれが設定された場合の1回目〜3回目の各回の大当りラウンドでは敵キャラクタ1または敵キャラクタ2または敵キャラクタ3が倒される映像が表示される毎にダメージポイントの絵柄がカウントアップされ、遊技球の特別入賞口25に対する累積的な入賞個数として敵キャラクタ1または敵キャラクタ2または敵キャラクタ3が倒された回数が表示される。
大当り図柄1が選択された場合および特別大当り図柄1が選択された場合のそれぞれには1回目から3回目までの大当りラウンドで特別入賞口25が「(1.5×1000msec)の開放→(1.75×1000msec)の閉鎖→(1.5×1000msec)の開放→(1.75×1000msec)の閉鎖→(1.5×1000msec)の開放」の開閉パターン1で操作される。このため、1回目の大当りラウンドが始まってから3回目の大当りラウンドが終わるまでの遊技球の特別入賞口25に対する累積的な入賞個数が少数となるので、味方キャラクタが敵キャラクタ1を倒す敵キャラ敗北映像1の表示回数も少数となり、ダメージポイントの値も低値となる。
大当り図柄2が選択された場合および特別大当り図柄2が選択された場合のそれぞれには1回目から3回目までの大当りラウンドで特別入賞口25が「(3.15×1000msec)の開放→(1.7×1000msec)の閉鎖→(3.15×1000msec)の開放」の開閉パターン2で操作される。このため、1回目の大当りラウンドが始まってから3回目の大当りラウンドが終わるまでの遊技球の特別入賞口25に対する累積的な入賞個数が中数となるので、味方キャラクタが敵キャラクタ2を倒す敵キャラ敗北映像2の表示回数も中数となり、ダメージポイントの値も中値となる。
大当り図柄3が選択された場合および特別大当り図柄3が選択された場合のそれぞれには1回目から3回目までの大当りラウンドで特別入賞口25が「(8×1000msec)の開放」の開閉パターン3で操作される。このため、1回目の大当りラウンドが始まってから3回目の大当りラウンドが終わるまでの遊技球の特別入賞口25に対する累積的な入賞個数が多数となるので、味方キャラクタが敵キャラクタ3を倒す敵キャラ敗北映像3の表示回数も多数となり、ダメージポイントの値も高値となる。
4回目の大当りラウンドが始まる遊技者の目線での確率は1回目から3回目までのそれぞれの大当りラウンドで特別入賞口25が開閉パターン1で操作された場合が低値(18%)に設定され、開閉パターン2で操作された場合が中値(22%)に設定され、開閉パターン3で操作された場合が高値(50%)に設定されており、遊技者の目線では味方キャラクタが敵キャラクタを数多く倒すことに応じて4回目の大当りラウンドが始まる確率が高くなる。即ち、4回目の大当りラウンドが始まる遊技者の目線での確率は味方キャラクタが何人の敵キャラクタを倒したかのダメージポイントの値の大きさで遊技者に報知される。
上記実施例1においては、大当り図柄1と大当り図柄2と大当り図柄3と特別大当り図柄1と特別大当り図柄2と特別大当り図柄3のそれぞれが選択された場合の1回目の大当りラウンドで特別入賞口25を開閉パターン1〜開閉パターン3の3種類のいずれとも異なる相互に同一の開閉パターンで操作し、大当り図柄1および特別大当り図柄1のそれぞれが選択された場合の2回目の大当りラウンド〜3回目の大当りで特別入賞口25を開閉パターン1で操作し、大当り図柄2および特別大当り図柄2のそれぞれが選択された場合の2回目の大当りラウンド〜3回目の大当りで特別入賞口25を開閉パターン2で操作し、大当り図柄3および特別大当り図柄3のそれぞれが選択された場合の2回目の大当りラウンド〜3回目の大当りで特別入賞口25を開閉パターン3で操作しても良い。要するに複数の大当り図柄のそれぞれが選択された場合の最初のX1回の大当りラウンドで特別入賞口25を相互に同一の開閉パターンで操作し、(X1+1)回目から(X1+X2)回目までの大当りラウンドで特別入賞口25がどのような開閉パターンで開閉されたかに応じて(X1+X2+1)回目の大当りラウンドが始まる信頼度の高さを遊技者に報知すれば良い。ここでX1およびX2のそれぞれは1以上の整数である。
上記実施例1においては、大当り図柄1と大当り図柄2と大当り図柄3と特別大当り図柄1と特別大当り図柄2と特別大当り図柄3のそれぞれが選択された場合の1回目〜3回目の大当りラウンドで遊技球が特別入賞口25に入賞する毎に味方キャラクタが共通の敵キャラクタを倒す映像を表示しても良い。
上記実施例1においては、1回目から3回目までのそれぞれの大当りラウンドで特別入賞口25が開閉パターン1で操作された場合に4回目の大当りラウンドが始まる遊技者の目線での確率を高値に設定し、特別入賞口25が開閉パターン2で操作された場合に4回目の大当りラウンドが始まる遊技者の目線での確率を中値に設定し、特別入賞口25が開閉パターン3で操作された場合に4回目の大当りラウンドが始まる遊技者の目線での確率を低値に設定しても良い。