JP2013050558A - ヘッド・マウント・ディスプレイ及び表示制御方法 - Google Patents

ヘッド・マウント・ディスプレイ及び表示制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】左右の表示部の画面位置の調整が正常な状態か否かをユーザーが好適に確認することができるヘッド・マウント・ディスプレイを提供する。
【解決手段】ヘッド・マウント・ディスプレイ10の毎起動時で、コンテンツの鑑賞を開始する前に、左右の表示パネル224、225の画面位置が正常であるか否かをチェックするための「正常表示チェック画面」を表示して、画面位置の調整が正常な状態かどうかをユーザーに確認して頂く。ユーザーはこの正常表示チェック画面を見て、画面位置の調整が異常でいることに気付いたときには、ヘッド・マウント・ディスプレイ10の使用を直ちに中止する。
【選択図】 図8A

Description

本明細書で開示する技術は、ユーザーの頭部に装着して映像の視聴に供されるヘッド・マウント・ディスプレイ及び表示制御方法に係り、特に、左右の表示部の画面位置の調整が正常な状態か否かをユーザーが確認するヘッド・マウント・ディスプレイ及び表示制御方法に関する。
頭部に装着して映像を視聴する表示装置、すなわちヘッド・マウント・ディスプレイ(HMD)が広く知られている。ヘッド・マウント・ディスプレイは、左右の眼毎に光学ユニットを持ち、また、ヘッドフォンと併用し、視覚及び聴覚を制御できるように構成されている。頭部に装着した際に外界を完全に遮るように構成すれば、視聴時の仮想現実感が増す。また、ヘッド・マウント・ディスプレイは、左右の眼に違う映像を映し出すことも可能であり、左右の眼に視差のある画像を表示すれば3D画像を提示することができる。
ヘッド・マウント・ディスプレイは、ユーザーに虚像を提供する(すなわち、虚像を眼の網膜上に結像させる)表示システムである。ここで、虚像は、物体が、焦点距離よりレンズに近い位置にある場合に、その物体側にできるものである。ユーザーに虚像を観賞させる場合、例えば、虚像が形成されるユーザーからの距離などは、映像によって変化させるのが好ましい。例えば、映像に適した形で虚像を提供する表示装置について提案がなされている(例えば、特許文献1を参照のこと)。この表示装置は、ユーザーの左眼と右眼とで観察される同一の虚像を、同一平面上に配置する拡大光学系を備え、映像のアスペクト比に応じて、虚像のユーザーからの距離及び虚像の大きさを制御するようになっている。
ヘッド・マウント・ディスプレイの左右の眼の表示部には、例えば液晶や有機EL(Electro− Luminescence)素子などからなる高解像度の表示パネルを用いることができる。また、光学系で適当な画角を設定するとともに、ヘッドフォンで多チャンネルを再現すれば、映画館で視聴するような臨場感を再現することができるであろう。
ヘッド・マウント・ディスプレイは、所望する画角と奥行き感でユーザーの網膜に虚像を結像させ、左右の映像が脳内で好適に融像するように、製造・販売元で左右の表示部の画面位置を調整してから出荷するのが一般的である。しかしながら、ユーザーが購入した後、使用する過程で衝撃を受けて左右の表示部の画面位置がずれていくことが想定される。
左右の表示部の画面位置の調整が異常な状態であるにも拘らず、ユーザーがヘッド・マウント・ディスプレイを視聴し続けると、目が疲れ易くなり、健康被害にもつながる。このような場合、ユーザーは直ちにヘッド・マウント・ディスプレイの使用を中止して、製造元に問い合わせる、あるいは修理に出す必要がある。また、ユーザーが適切に使用を中止してもらわないと、製造元にとってはユーザーから苦情を受けることになる。
特開2007−133415号公報
本明細書で開示する技術の目的は、左右の表示部の画面位置の調整が正常な状態か否かをユーザーが好適に確認することができる、優れたヘッド・マウント・ディスプレイ及び表示制御方法を提供することにある。
本願は、上記課題を参酌してなされたものであり、請求項1に記載の技術は、
左眼用画像を表示する左眼用表示部と、
右眼用画像を表示する右眼用表示部と、
前記左眼用表示部及び前記右眼用表示部の画面表示を制御する表示制御部と、
を具備し、
前記左眼用表示部及び前記右眼用表示部の画面位置の調整が正常な状態かどうかをチェックする際に、前記表示制御部は、画面中央で水平方向に伸びる横線を含んだ第1の正常表示チェック画面と画面中央で水平方向に配列された複数本の短い縦線を含んだ第2の正常表示チェック画面の組み合わせを前記左眼用表示部及び前記右眼用表示部に表示させ、前記第2の正常表示チェック画面の各縦線の上下両端に強調部を付加する、
ヘッド・マウント・ディスプレイである。
本願の請求項2に記載の技術によれば、請求項1に記載のヘッド・マウント・ディスプレイにおいて、強調部は、前記第2の正常表示チェック画面の各縦線の上下両端にそれぞれ描く短い横線からなる。
本願の請求項3に記載の技術によれば、請求項1に記載のヘッド・マウント・ディスプレイの表示制御部は、前記ヘッド・マウント・ディスプレイの起動時において、前記第1の正常表示チェック画面及び前記第2の正常表示チェック画面の組み合わせを前記左眼用表示部及び前記右眼用表示部に表示させるように構成されている。
本願の請求項4に記載の技術によれば、請求項1に記載のヘッド・マウント・ディスプレイは、前記左眼用表示部と前記右眼用表示部間の眼幅を調整する眼幅調整機構をさらに備えている。そして、前記表示制御部は、前記眼幅調整機構において前記眼幅を調整する際に、画面のほぼ中央に文字列を含んだ眼幅調整画面を前記左眼用表示部及び前記右眼用表示部に表示させるように構成されている。
本願の請求項5に記載の技術によれば、請求項1に記載のヘッド・マウント・ディスプレイは、前記左眼用表示部と前記右眼用表示部間の眼幅を調整する眼幅調整機構をさらに備えている。そして、前記表示制御部は、前記ヘッド・マウント・ディスプレイの起動時において、前記眼幅調整機構において前記眼幅を調整する際に用いる文字列を画面のほぼ中央に含んだ起動画面を前記左眼用表示部及び前記右眼用表示部に表示させるように構成されている。
また、本願の請求項6に記載の技術は、
ヘッド・マウント・ディスプレイの画面位置の調整が正常な状態かどうかをチェックする際に、画面中央で水平方向に伸びる横線を含んだ第1の正常表示チェック画面と画面中央で水平方向に配列された複数本の短い縦線を含んだ第2の正常表示チェック画面の組み合わせを左眼用表示部及び右眼用表示部に表示させる正常表示チェック画面表示ステップを有し、
前記正常表示チェック画面表示ステップでは、前記第2の正常表示チェック画面の各縦線の上下両端に強調部を付加する、
ヘッド・マウント・ディスプレイの表示制御方法である。
本願の請求項7に記載の技術によれば、請求項6に記載の表示制御方法は、正常表示チェック画面表示ステップでは、前記第2の正常表示チェック画面の各縦線の上下両端にそれぞれ描く短い横線からなる前記強調部を描画するように構成されている。
本願の請求項8に記載の技術によれば、請求項6に記載の表示制御方法は、正常表示チェック画面表示ステップでは、前記ヘッド・マウント・ディスプレイの起動時において、前記第1の正常表示チェック画面及び前記第2の正常表示チェック画面の組み合わせを前記左眼用表示部及び前記右眼用表示部に表示させるように構成されている。
本願の請求項9に記載の技術によれば、ヘッド・マウント・ディスプレイは前記左眼用表示部と前記右眼用表示部間の眼幅を調整する眼幅調整機構をさらに備えている。そして、請求項6に記載の表示制御方法は、前記眼幅調整機構において前記眼幅を調整する際に、画面のほぼ中央に文字列を含んだ眼幅調整画面を前記左眼用表示部及び前記右眼用表示部に表示させる眼幅調整画面表示ステップをさらに有している。
本願の請求項10に記載の技術によれば、ヘッド・マウント・ディスプレイは前記左眼用表示部と前記右眼用表示部間の眼幅を調整する眼幅調整機構をさらに備えている。そして、請求項6に記載の表示制御方法は、ヘッド・マウント・ディスプレイの起動時において、前記眼幅調整機構において前記眼幅を調整する際に用いる文字列を画面のほぼ中央に含んだ起動画面を前記左眼用表示部及び前記右眼用表示部に表示させる眼幅調整画面表示ステップをさらに有している。
本明細書で開示する技術によれば、左右の表示部の画面位置の調整が正常な状態か否かをユーザーが好適に確認することができる、優れたヘッド・マウント・ディスプレイ及び表示制御方法を提供することができる。
本明細書で開示する技術のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
図1は、ヘッド・マウント・ディスプレイを含む画像表示システムの構成を模式的に示した図である。 図2は、ヘッド・マウント・ディスプレイ10の内部構成を模式的に示した図である。図である。 図3は、眼幅調整機構を装備したヘッド・マウント・ディスプレイ10の本体の上面を俯瞰した様子を示した図である。 図4は、ヘッド・マウント・ディスプレイ10の左右の表示パネル224、225に表示する正常表示チェック画面の構成例を示した図である。 図5Aは、正常な状態でユーザーに観察される正常表示チェック画面例を示した図である。 図5Bは、正常な状態でユーザーに観察される正常表示チェック画面例を示した図である。 図5Cは、正常な状態でユーザーに観察される正常表示チェック画面例を示した図である。 図6Aは、異常な状態でユーザーに観察される正常表示チェック画面例を示した図である。 図6Bは、異常な状態でユーザーに観察される正常表示チェック画面例を示した図である。 図6Cは、異常な状態でユーザーに観察される正常表示チェック画面例を示した図である。 図7Aは、図4に示した正常表示チェック画面の問題点を説明するための図である。 図7Bは、図4に示した正常表示チェック画面の問題点を説明するための図である。 図8Aは、縦線の上下両端に短い横線からなる強調部を付加した正常表示チェック画面の観察例を示した図である。 図8Bは、縦線の上下両端に短い横線からなる強調部を付加した正常表示チェック画面の観察例を示した図である。 図9Aは、各縦線の上下両端に短い横線からなる強調部を付加した場合の、正常な状態でユーザーに観察される正常表示チェック画面例を示した図である。 図9Bは、各縦線の上下両端に短い横線からなる強調部を付加した場合の、正常な状態でユーザーに観察される正常表示チェック画面例を示した図である。 図9Cは、各縦線の上下両端に短い横線からなる強調部を付加した場合の、正常な状態でユーザーに観察される正常表示チェック画面例を示した図である。 図10Aは、各縦線の上下両端に短い横線からなる強調部を付加した場合の、異常な状態でユーザーに観察される正常表示チェック画面例を示した図である。 図10Bは、各縦線の上下両端に短い横線からなる強調部を付加した場合の、異常な状態でユーザーに観察される正常表示チェック画面例を示した図である。 図10Cは、各縦線の上下両端に短い横線からなる強調部を付加した場合の、異常な状態でユーザーに観察される正常表示チェック画面例を示した図である。 図11は、眼幅調整時に使用可能な起動画面の構成例を示した図である。
以下、図面を参照しながら本明細書で開示する技術の実施形態について詳細に説明する。
図1には、ヘッド・マウント・ディスプレイを含む画像表示システムの構成を模式的に示している。図示のシステムは、ヘッド・マウント・ディスプレイ10本体と、視聴コンテンツのソースとなるブルーレイ・ディスク再生装置20と、ブルーレイ・ディスク再生装置20の再生コンテンツの他の出力先となるハイビジョン・ディスプレイ(例えば、HDMI対応テレビ)30と、ブルーレイ・ディスク再生装置20から出力されるAV信号の処理を行なうフロント・エンド・ボックス40で構成される。
フロント・エンド・ボックス40は、ブルーレイ・ディスク再生装置20から出力されるAV信号をHDMI入力すると、例えば信号処理して、HDMI出力するHDMIリピーターに相当する。また、フロント・エンド・ボックス40は、ブルーレイ・ディスク再生装置20の出力先をヘッド・マウント・ディスプレイ10又はハイビジョン・ディスプレイ30のいずれかに切り替える2出力スイッチャーでもある。図示の例では、フロント・エンド・ボックス40は2出力であるが、3以上の出力を有していてもよい。但し、フロント・エンド・ボックス40は、AV信号の出力先を排他的とし、且つ、ヘッド・マウント・ディスプレイ10への出力を最優先とする。
なお、HDMI(High−Definition Mutlimedia Interface)は、DVI(Digital Visual Interface)を基にし、物理層にTMDS(Transition Minimized Differential Signaling)を用いた、主に音声と映像の伝送を用途としたディジタル家電向けのインターフェース規格である。本システムは、例えばHDMI1.4に準拠する。
ブルーレイ・ディスク再生装置20とフロント・エンド・ボックス40間、並びに、フロント・エンド・ボックス40とハイビジョン・ディスプレイ30間は、それぞれHDMIケーブルで接続されている。フロント・エンド・ボックス40とヘッド・マウント・ディスプレイ10間も、HDMIケーブルで接続するように構成することも可能であるが、その他の仕様のケーブルを用いてAV信号をシリアル転送するようにしてもよい。但し、フロント・エンド・ボックス40とヘッド・マウント・ディスプレイ10間を接続するケーブル1本で、AV信号と電力を供給するものとし、ヘッド・マウント・ディスプレイ10はこのケーブルを介して駆動電力も得ることができる。
ヘッド・マウント・ディスプレイ10は、左眼用及び右眼用の独立した表示部を備えている。各表示部は、例えば有機EL素子を用いている。また、左右の各表示部は、低歪みで且つ高解像度の広視野角光学系を装備している。
図2には、ヘッド・マウント・ディスプレイ10の内部構成を模式的に示している。図示のヘッド・マウント・ディスプレイは、UI(User Interface)操作部201と、映像信号入力部202と、中央制御部210と、表示制御部220を備えている。
映像信号入力部202は、ブルーレイ・ディスク再生装置20から再生出力される映像信号を、フロント・エンド・ボックス40経由で入力する。
中央制御部210内では、左右映像信号生成部211が、入力映像信号から、左眼用映像信号及び右眼用映像信号を混合した左右映像信号を生成して、ビデオ・バッファー212に書き込む。また、中央制御部210は、ヘッド・マウント・ディスプレイ10の起動時などにおいて、眼幅調整用の表示を含んだ起動画面(後述)や、左右の画面位置の調整が正常な状態かどうかをチェックするための正常表示チェック画面(後述)を生成するようになっている。
また、UI操作部201は、ボタンなどを介したユーザーの操作を受け容れる。中央制御部210内では、OSD制御部213が、UI操作に応じて、該当するメニュー用の画像データをビットマップ・バッファー214から読み出して、OSD画面を生成する。また、OSD表示位置制御部215は、OSD画面の表示位置を制御し、OSD描画部216はOSDバッファー217の該当する位置にOSD画面の画像データを書き込む。OSD画面は、例えば、メニュー背景領域とメニュー文言からなるメニュー画面である。
そして、画像合成部218は、ビデオ・バッファー212に書き込まれた画像データ上に、OSDバッファー217に書き込まれたOSD画面を重畳して、表示制御部220に出力する。
表示制御部220内では、まず、左右映像信号分離部221が入力した左右映像信号を左眼用映像信号と右眼用映像信号に分離する。そして、左眼用表示駆動制御部222は、左眼用映像信号の左眼用表示パネル224への描画を制御する。また、右眼用表示駆動制御部223は、右眼用映像信号の右眼用表示パネル225への描画を制御する。表示パネル224、225は、例えば有機EL素子や液晶などの表示デバイスからなる。また、左眼用表示パネル224並びに右眼用表示パネル225には、それぞれ映像を拡大するレンズ・ブロックが装備されている。左右のレンズ・ブロックは、それぞれ複数の光学レンズの組み合わせからなり、表示パネル224、225が表示する映像を光学処理する。表示パネル224、225の発光面に表示された映像は、レンズ・ブロックを通過する際に拡大され、ユーザーの網膜に大きな虚像を結像する。そして、観察するユーザーの脳内では左眼用映像と右眼用映像が融像される。
ヘッド・マウント・ディスプレイ10は左右に独立して光学系を持つ一方、眼の高さや眼幅にはユーザー毎に個人差があるため、光学系と装着したユーザーの眼とを位置合わせする必要がある。ブルーレイ・ディスク再生装置20の再生映像などを長時間鑑賞するときには、目の健康のためにも、ヘッド・マウント・ディスプレイ10から映し出される画像を、眼幅に正確に合わせることが好ましい。このため、本実施形態では、ヘッド・マウント・ディスプレイ10の本体部は、右眼用の表示部と左眼用の表示部の間に、眼幅を調整する眼幅調整機構を装備している。図3には、眼幅調整機構を装備したヘッド・マウント・ディスプレイ10の本体部の上面を俯瞰した様子を示している。眼幅調整機構をどのような機構部品で実装するかは任意である。例えば、ヘッド・マウント・ディスプレイ10は、左右の表示部の位置を水平方向に位置調整するスライドスイッチを有しており、ユーザーは、左右のスライドスイッチを操作することで、眼幅を調整することができる。
ブルーレイ・ディスク再生装置20の再生映像などを長時間鑑賞するときには、目の健康のためにも、ヘッド・マウント・ディスプレイ10から映し出される画像を、眼幅に正確に合わせることが好ましい。また、ヘッド・マウント・ディスプレイ10で3D画像を表示するときには、眼球の輻輳角と焦点距離に差が出るため、眼精疲労し易くなるので、とりわけ正確に眼幅調整を行なう必要が出てくる。
ユーザーがヘッド・マウント・ディスプレイ10を装着して自ら調整する場合には、ユーザーは左右の表示部に映し出されている画像を観察しながらの作業になる。このとき、表示部から2D(若しくは3D)の自然画像が映し出されていると、ユーザーは指標を見出し難く、眼幅の調整を行なうのは困難である。そこで、例えば、ヘッド・マウント・ディスプレイ10の機同士などにおいて、ユーザーが眼幅を調整する際には、左右の表示パネル224、225から、眼幅調整用の表示画面を表示出力することが好ましい。
眼幅調整用の表示画面は、例えば白と黒の図形を組み合わせた簡単な幾何形状でもよく、左右の表示パネル224、225Rから同じパターンを同時に表示させる(若しくは、同じ形状で白黒を左右で反転させたものを同時に表示させる)ことにより、眼幅の調整を行なう際に視覚的な指標をユーザーに与えることができる(例えば、本出願人に既に譲渡されている2010−287835号明細書を参照のこと)。これに対し、本実施形態では、調整専用の画面ではなく、起動画面を用いて眼幅調整を行なうようにしている。また、単なる幾何形状ではなく、起動画面のほぼ中央に表示した所定サイズの文字列を用いて眼幅調整を行なうようにしている。
簡単な幾何形状に代えて、文字列を用いて調整を行なう場合、文字には丸や開口、縦線、横線、斜め線など多彩な線分を含むことから、目視することでより眼幅が合っているかどうかを細かくチェックすることができる。また、表示した文字列は、単に調整に用いるだけでなく、ユーザーへのメッセージを兼ねることもできる。
図11には、眼幅調整を兼ねたヘッド・マウント・ディスプレイ10の起動画面の構成例を示している。画面中央のメッセージ文“WELCOME!”の各文字は、丸や開口、縦線、横線、斜め線など多彩な線分を含むことから、眼幅の調整を行なう際に視覚的な指標をユーザーに与える。また、この起動画面の上段には、ユーザーがメッセージ文“WELCOME!”の表示を見て、眼幅の調整を行なうことを促すために、メッセージ文「画面中央の文字がよく見えるようにスライドスイッチを調整してください。」が表示される。また、眼幅の調整を行なった後の処理を支持するために、メッセージ文「調整後、MENUボタンを押して次の画面に進んでください。」が表示される。
ヘッド・マウント・ディスプレイ10は、左右の表示部の位置を水平方向に位置調整するスライドスイッチを有しており、ユーザーは、左右のスライドスイッチを操作することで、眼幅を調整することができる(前述)。図11に示す起動画面の下段には、ヘッド・マウント・ディスプレイ10本体の左右のスライドスイッチ付近の絵を表示して、眼幅の調整方法を図解している。
ヘッド・マウント・ディスプレイ10は、所望する画角と奥行き感でユーザーの網膜に虚像を結像させ、左右の映像が脳内で好適に融像するように、製造・販売元で左右の表示パネル224、225の画面位置を調整してから出荷するのが一般的である。しかしながら、ユーザーが購入した後、使用する過程で衝撃を受けて左右の表示部の画面位置がずれていくことが想定される。左右の表示パネル224、225の画面位置が不適切であるにも拘らず、ユーザーがヘッド・マウント・ディスプレイ10を視聴し続けると、目が疲れ易くなり、健康被害にもつながる。
そこで、本実施形態では、ヘッド・マウント・ディスプレイ10の毎起動時で、コンテンツの鑑賞を開始する前に、左右の表示パネル224、225の画面位置が正常であるか否かをチェックするための「正常表示チェック画面」を表示して、画面位置の調整が正常な状態かどうかをユーザーに確認して頂くようにしている。ユーザーはこの正常表示チェック画面を見て、画面位置の調整が異常でいることに気付いたときには、ヘッド・マウント・ディスプレイ10の使用を直ちに中止して、製造元に問い合わせ、あるいは修理に出すようにする。
図4には、ヘッド・マウント・ディスプレイ10の左右の表示パネル224、225に表示する正常表示チェック画面の構成例を示している。図示の例では、画面の垂直方向のほぼ中央付近で水平方向に伸びる長い横線を表示する左眼用の正常表示チェック画面と、画面の垂直方向のほぼ中央付近で水平方向に並んだ短い縦線を表示する右眼用の正常表示チェック画面の組み合わせで構成される。左側の表示パネル224に上記の左眼用の正常表示チェック画面を表示するとともに、右側の表示パネル225に上記の右眼用の正常表示チェック画面を表示すると、これを見るユーザーの脳内では左右の表示画面が融像されて、同図下段に示すような、長い横線が複数本の短い縦線を横切るパターンが観察される。
なお、図4に示したような正常表示チェック画面は、例えば濃いグレー色の背景に横線及び縦線をそれぞれ淡いグレー色で描いたものとする。濃いグレー色と淡いグレー色のようにコントラストの小さい色の組み合わせを用いるのは、コントラストが大きいと、境界部分が見え難くなるからである。
図5には、正常な状態でユーザーに観察される正常表示チェック画面例を示している。図5Aに示すように、左眼用の正常表示チェック画面上の横線が水平方向に移動したり、図5Bに示すように、左眼用の正常表示チェック画面上の横線が水平方向及び垂直方向に移動したり、あるいは、図5Cに示すように、右眼用の正常表示チェック画面上の縦線が水平方向又は垂直方向に移動したりしても、ユーザーは、長い横線がすべての短い縦線を横切る画面を観察することができれば、左右の表示パネル224、225の画面位置の調整は正常な状態であると判断することができる。
また、図6には、異常な状態でユーザーに観察される正常表示チェック画面例を示している。図6Aに示すように、左眼用の正常表示チェック画面上の横線が著しく垂直方向に移動するとともに、右眼用の正常表示チェック画面上の縦線が水平方向に移動したために、すべての縦線とは交差しなくなったとき、図6Bに示すように、左眼用の正常表示チェック画面の横線が大きく傾いてしまったために、少なくとも一部の縦線とは交差しなくなったとき、図6Cに示すように、左眼用の正常表示チェック画面の横線の垂直方向への移動はわずかであるが少なくとも一部の縦線とは交差しなくなったときは、いずれも画面位置の調整が異常な状態である。ユーザーは、長い横線が少なくとも一部の縦線と交差しない画面を観察すると、画面位置の調整が異常な状態と判断することができる。
なお、左眼用の正常表示チェック画面の横線、及び、右眼用の正常表示チェック画面の縦線の長さや配置は、長い横線がすべての短い縦線を横切る画面を観察できれば、画面位置の調整が正常な状態と判断できるようにそれぞれ決定される設計事項である。
要するに、図4に示した正常表示チェック画面は、左右の表示パネル224、225に同時表示して、ユーザーの脳内で融像した際に横線がすべての縦線と交差するかどうかによって、ユーザーが正常な状態を目視でチェックするという簡単な方法である。
ところが、例えば、図7Aに示すように、ユーザーが左右の正常表示チェック画面を観察した際に、横線と縦線が重なっているにも拘らず、横線が縦線の手前に見える、あるいは逆に、横線が縦線の奥に見えるなど、横線と縦線が交差しないように見えてしまい、画面位置の調整は正常な状態であるにも拘わらず、ユーザーは異常な状態と誤判定してしまう場合がある。
また、図5B、図5Cに示したように、左眼用の正常表示チェック画面上の横線と右眼用の正常表示チェック画面上の縦線の相対位置が垂直方向に変化したとしても、交差していれば、画面位置の調整は正常な状態である。しかしながら、設計上は交差しているにも拘らず、図7B中の点線で示す縦線の部分が消えて見えてしまい、ユーザーは異常な状態と誤判定してしまう場合がある。これは、視野闘争による、非有意眼の抑制が原因であると思料される。非有意眼はユーザー毎に異なるため、事前に左眼用の正常表示チェック画面と右眼用の正常表示チェック画面を左右入れ替えて表示することは困難である。
図7A並びに図7Bに示したような問題点を解決する1つの方法として、本出願人は、右眼用の正常表示チェック画面に表示する各縦線の上下両端に、視認を容易にするための強調部を付加することにした。したがって、ユーザーは、上下両端の強調部の間を横線が通過しているかどうかによって、横線と各縦線が交差しているかどうかをより正確且つ確実に判定することができるようになる。また、縦線の上下両端に強調部があると、視覚的な目標となり易いので、視野闘争により非有意眼の抑制により端部の誤検出を生じ難くなる。
縦線の上下両端に付加する強調部の一例として、上下両端に短い横線を付加して、縦線をアルファベット文字の“I”のような形状にすることが挙げられる(図8〜10を参照のこと)。また、他の例として、上下両端だけ目立つ色にすることが挙げられる(図示しない)。
図8A並びに図8Bには、前者の、縦線の上下両端に短い横線からなる強調部を付加した正常表示チェック画面の観察例を示している。図8Aに示すように、ユーザーが左右の正常表示チェック画面を観察した際に、横線と縦線が重なっているにも拘らず、横線が縦線の手前に見える、あるいは逆に、横線が縦線の奥に見えるなど、横線と縦線が交差しないように見えてしまうこともある。これらの場合であっても、ユーザーは、縦線の上下両端の強調部の間を横線が通過していることから、横線と縦線が交差していることを正確に判断することができ、異常な状態と誤判定してしまう可能性が低くなる。
また、図5B、図5Cに示したように、左眼用の正常表示チェック画面上の横線と右眼用の正常表示チェック画面上の縦線の相対位置が垂直方向に変化した場合、上記のように縦線の両端が短い横線の付加により強調されていることから、ユーザーは、縦線が横線から離れているかどうかを視認し易くなる。図8B中で左から3つ目までの縦線は、下端部の強調部が横線の上端から離れておらず、交差していることを視認し易い。他方、右端の縦線は、下端部の強調部が横線の上端から離れていることを視認し易く、ユーザーは画面位置の調整が異常な状態であることを確実に判定することができる。
図9には、各縦線の上下両端に短い横線からなる強調部を付加した場合の、正常な状態でユーザーに観察される正常表示チェック画面例を示している。図9Aに示すように、左眼用の正常表示チェック画面上の横線が水平方向に移動したり、図9Bに示すように、左眼用の正常表示チェック画面上の横線が水平方向及び垂直方向に移動したり、あるいは、図9Cに示すように、右眼用の正常表示チェック画面上の縦線が水平方向又は垂直方向に移動したりしても、ユーザーは、長い横線がすべての短い縦線を横切る画面を観察することができれば、左右の表示パネル224、225の画面位置の調整は正常な状態であると判断することができる。各縦線の上下両端に強調部を付加していることから、ユーザーはより正確に視認することができる。
また、図10には、各縦線の上下両端に短い横線からなる強調部を付加した場合の、異常な状態でユーザーに観察される正常表示チェック画面例を示している。図10Aに示すように、左眼用の正常表示チェック画面上の横線が著しく垂直方向に移動したために、すべての縦線とは交差しなくなったとき、図10Bに示すように、左眼用の正常表示チェック画面の横線が傾き、水平でなくなったために、すべての縦線とは交差しなくなったとき、図10Cに示すように、右眼用の正常表示チェック画面の縦線が著しく垂直方向に移動したために、横線がすべての縦線とは交差しなくなったときは、いずれも画面位置の調整が異常な状態である。ユーザーは、長い横線が少なくとも一部の縦線と交差しない画面を観察すると、画面位置の調整が異常な状態と判断することができる。各縦線の上下両端に強調部を付加していることから、ユーザーはより正確に視認することができる。
なお、本明細書の開示の技術は、以下のような構成をとることも可能である。
(1)左眼用画像を表示する左眼用表示部と、右眼用画像を表示する右眼用表示部と、前記左眼用表示部及び前記右眼用表示部の画面表示を制御する表示制御部と、を具備し、前記左眼用表示部及び前記右眼用表示部の画面位置の調整が正常な状態かどうかをチェックする際に、前記表示制御部は、画面中央で水平方向に伸びる横線を含んだ第1の正常表示チェック画面と画面中央で水平方向に配列された複数本の短い縦線を含んだ第2の正常表示チェック画面の組み合わせを前記左眼用表示部及び前記右眼用表示部に表示させ、前記第2の正常表示チェック画面の各縦線の上下両端に強調部を付加する、ヘッド・マウント・ディスプレイ。
(2)前記強調部は、前記第2の正常表示チェック画面の各縦線の上下両端にそれぞれ描く短い横線である、上記(1)に記載のヘッド・マウント・ディスプレイ。
(3)前記表示制御部は、前記ヘッド・マウント・ディスプレイの起動時において、前記第1の正常表示チェック画面及び前記第2の正常表示チェック画面の組み合わせを前記左眼用表示部及び前記右眼用表示部に表示させる、上記(1)に記載のヘッド・マウント・ディスプレイ。
(4)前記左眼用表示部と前記右眼用表示部間の眼幅を調整する眼幅調整機構をさらに備え、前記表示制御部は、前記眼幅調整機構において前記眼幅を調整する際に、画面のほぼ中央に文字列を含んだ眼幅調整画面を前記左眼用表示部及び前記右眼用表示部に表示させる、上記(1)に記載のヘッド・マウント・ディスプレイ。
(5)前記左眼用表示部と前記右眼用表示部間の眼幅を調整する眼幅調整機構をさらに備え、前記表示制御部は、前記ヘッド・マウント・ディスプレイの起動時において、前記眼幅調整機構において前記眼幅を調整する際に用いる文字列を画面のほぼ中央に含んだ起動画面を前記左眼用表示部及び前記右眼用表示部に表示させる、上記(1)に記載のヘッド・マウント・ディスプレイ。
(6)ヘッド・マウント・ディスプレイの画面位置の調整が正常な状態かどうかをチェックする際に、画面中央で水平方向に伸びる横線を含んだ第1の正常表示チェック画面と画面中央で水平方向に配列された複数本の短い縦線を含んだ第2の正常表示チェック画面の組み合わせを左眼用表示部及び右眼用表示部に表示させる正常表示チェック画面表示ステップを有し、前記正常表示チェック画面表示ステップでは、前記第2の正常表示チェック画面の各縦線の上下両端に強調部を付加する、ヘッド・マウント・ディスプレイの表示制御方法。
(7)前記正常表示チェック画面表示ステップでは、前記第2の正常表示チェック画面の各縦線の上下両端にそれぞれ描く短い横線からなる前記強調部を描画する、上記(6)に記載のヘッド・マウント・ディスプレイの表示制御方法。
(8)前記正常表示チェック画面表示ステップでは、前記ヘッド・マウント・ディスプレイの起動時において、前記第1の正常表示チェック画面及び前記第2の正常表示チェック画面の組み合わせを前記左眼用表示部及び前記右眼用表示部に表示させる、上記(6)に記載のヘッド・マウント・ディスプレイの表示制御方法。
(9)前記ヘッド・マウント・ディスプレイは、前記左眼用表示部と前記右眼用表示部間の眼幅を調整する眼幅調整機構をさらに備え、前記眼幅調整機構において前記眼幅を調整する際に、画面のほぼ中央に文字列を含んだ眼幅調整画面を前記左眼用表示部及び前記右眼用表示部に表示させる眼幅調整画面表示ステップをさらに有する、上記(6)に記載のヘッド・マウント・ディスプレイの表示制御方法。
(10)前記ヘッド・マウント・ディスプレイは、前記左眼用表示部と前記右眼用表示部間の眼幅を調整する眼幅調整機構をさらに備え、前記ヘッド・マウント・ディスプレイの起動時において、前記眼幅調整機構において前記眼幅を調整する際に用いる文字列を画面のほぼ中央に含んだ起動画面を前記左眼用表示部及び前記右眼用表示部に表示させる眼幅調整画面表示ステップをさらに有する、上記(6)に記載のヘッド・マウント・ディスプレイの表示制御方法。
以上、特定の実施形態を参照しながら、本明細書で開示する技術について詳細に説明してきた。しかしながら、本明細書で開示する技術の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。
本明細書では、本明細書で開示する技術をヘッド・マウント・ディスプレイに適用した実施形態を中心に説明してきたが、本明細書で開示する技術の要旨は特定のヘッド・マウント・ディスプレイの構成に限定されるものではない。左眼用映像及び右眼用映像、あるいは複数の映像を同時に表示するさまざまなタイプの表示システムにも、同様に本明細書で開示する技術を適用することができる。
要するに、例示という形態により本明細書で開示する技術について説明してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本明細書で開示する技術の要旨を判断するためには、特許請求の範囲を参酌すべきである。
10…ヘッド・マウント・ディスプレイ
20…ブルーレイ・ディスク再生装置
30…ハイビジョン・ディスプレイ
40…フロント・エンド・ボックス
201…UI操作部、202…映像信号入力部
210…中央制御部、211…左右映像信号生成部
212…ビデオ・バッファー、213…OSD制御部
214…ビットマップ・バッファー、215…OSD表示位置制御部
216…OSD描画部、217…OSDバッファー
218…画像合成部
220…表示制御部、221…左右映像信号分離部
222…左眼用表示駆動制御部、223…右眼用表示駆動制御部
224…左眼用表示パネル、225…右眼用表示パネル

Claims (10)

  1. 左眼用画像を表示する左眼用表示部と、
    右眼用画像を表示する右眼用表示部と、
    前記左眼用表示部及び前記右眼用表示部の画面表示を制御する表示制御部と、
    を具備し、
    前記左眼用表示部及び前記右眼用表示部の画面位置の調整が正常な状態かどうかをチェックする際に、前記表示制御部は、画面中央で水平方向に伸びる横線を含んだ第1の正常表示チェック画面と画面中央で水平方向に配列された複数本の短い縦線を含んだ第2の正常表示チェック画面の組み合わせを前記左眼用表示部及び前記右眼用表示部に表示させ、前記第2の正常表示チェック画面の各縦線の上下両端に強調部を付加する、
    ヘッド・マウント・ディスプレイ。
  2. 前記強調部は、前記第2の正常表示チェック画面の各縦線の上下両端にそれぞれ描く短い横線である、
    請求項1に記載のヘッド・マウント・ディスプレイ。
  3. 前記表示制御部は、前記ヘッド・マウント・ディスプレイの起動時において、前記第1の正常表示チェック画面及び前記第2の正常表示チェック画面の組み合わせを前記左眼用表示部及び前記右眼用表示部に表示させる、
    請求項1に記載のヘッド・マウント・ディスプレイ。
  4. 前記左眼用表示部と前記右眼用表示部間の眼幅を調整する眼幅調整機構をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記眼幅調整機構において前記眼幅を調整する際に、画面のほぼ中央に文字列を含んだ眼幅調整画面を前記左眼用表示部及び前記右眼用表示部に表示させる、
    請求項1に記載のヘッド・マウント・ディスプレイ。
  5. 前記左眼用表示部と前記右眼用表示部間の眼幅を調整する眼幅調整機構をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記ヘッド・マウント・ディスプレイの起動時において、前記眼幅調整機構において前記眼幅を調整する際に用いる文字列を画面のほぼ中央に含んだ起動画面を前記左眼用表示部及び前記右眼用表示部に表示させる、
    請求項1に記載のヘッド・マウント・ディスプレイ。
  6. ヘッド・マウント・ディスプレイの画面位置の調整が正常な状態かどうかをチェックする際に、画面中央で水平方向に伸びる横線を含んだ第1の正常表示チェック画面と画面中央で水平方向に配列された複数本の短い縦線を含んだ第2の正常表示チェック画面の組み合わせを左眼用表示部及び右眼用表示部に表示させる正常表示チェック画面表示ステップを有し、
    前記正常表示チェック画面表示ステップでは、前記第2の正常表示チェック画面の各縦線の上下両端に強調部を付加する、
    ヘッド・マウント・ディスプレイの表示制御方法。
  7. 前記正常表示チェック画面表示ステップでは、前記第2の正常表示チェック画面の各縦線の上下両端にそれぞれ描く短い横線からなる前記強調部を描画する、
    請求項6に記載のヘッド・マウント・ディスプレイの表示制御方法。
  8. 前記正常表示チェック画面表示ステップでは、前記ヘッド・マウント・ディスプレイの起動時において、前記第1の正常表示チェック画面及び前記第2の正常表示チェック画面の組み合わせを前記左眼用表示部及び前記右眼用表示部に表示させる、
    請求項6に記載のヘッド・マウント・ディスプレイの表示制御方法。
  9. 前記ヘッド・マウント・ディスプレイは、前記左眼用表示部と前記右眼用表示部間の眼幅を調整する眼幅調整機構をさらに備え、
    前記眼幅調整機構において前記眼幅を調整する際に、画面のほぼ中央に文字列を含んだ眼幅調整画面を前記左眼用表示部及び前記右眼用表示部に表示させる眼幅調整画面表示ステップをさらに有する、
    請求項6に記載のヘッド・マウント・ディスプレイの表示制御方法。
  10. 前記ヘッド・マウント・ディスプレイは、前記左眼用表示部と前記右眼用表示部間の眼幅を調整する眼幅調整機構をさらに備え、
    前記ヘッド・マウント・ディスプレイの起動時において、前記眼幅調整機構において前記眼幅を調整する際に用いる文字列を画面のほぼ中央に含んだ起動画面を前記左眼用表示部及び前記右眼用表示部に表示させる眼幅調整画面表示ステップをさらに有する、
    請求項6に記載のヘッド・マウント・ディスプレイの表示制御方法。
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