JP2013049060A - 摩擦撹拌接合施工方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】摩擦撹拌接合工具や接合部分の酸化等を防止する。
【解決手段】母材30の表面に低融点金属40を設置し、回転している摩擦撹拌接合工具10のピン12を、低融点金属40に差し込んでから母材30に差し込んでいき、低融点金属40を溶融すると共に母材30を溶融して摩擦撹拌接合する。溶融した低融点金属40は、表面張力により摩擦撹拌接合工具10の周囲及び母材30に付着したままで、摩擦撹拌接合工具10の移動と共に移動していくため、工具の周囲及び接合部分は、溶融した低融点金属40に覆われて液体21に接触せず、酸化から防止される。
【選択図】図1
【解決手段】母材30の表面に低融点金属40を設置し、回転している摩擦撹拌接合工具10のピン12を、低融点金属40に差し込んでから母材30に差し込んでいき、低融点金属40を溶融すると共に母材30を溶融して摩擦撹拌接合する。溶融した低融点金属40は、表面張力により摩擦撹拌接合工具10の周囲及び母材30に付着したままで、摩擦撹拌接合工具10の移動と共に移動していくため、工具の周囲及び接合部分は、溶融した低融点金属40に覆われて液体21に接触せず、酸化から防止される。
【選択図】図1
Description
本発明は、摩擦撹拌接合施工方法に関し、摩擦撹拌接合工具や被接合物の接合部分が、酸化したり窒化したりすることを防止するように工夫したものである。
摩擦撹拌接合(FSW:Friction Stir Welding)は、回転ロッドの先端面にピンを備えた摩擦撹拌接合工具を回転させながら、ピンを被接合物に差し込み、ピンを被接合物に差し込んだ状態を維持しつつ、回転している摩擦撹拌接合工具を被接合物の表面に沿い横移動させていくことにより、摩擦熱によって軟化した材料を撹拌(塑性流動化)して接合する接合方法である。
この摩擦撹拌接合は、通常の溶融溶接とは異なり、固相での接合が行われるため、金属組織が微細化し機械的特性に優れているという利点を有している。
この摩擦撹拌接合は、通常の溶融溶接とは異なり、固相での接合が行われるため、金属組織が微細化し機械的特性に優れているという利点を有している。
かかる摩擦撹拌接合は、アルミニウムなどの軽金属材料(融点は約600〜700℃)の接合に多く利用されているが、近年では、鋼材やステンレス鋼やニッケル基合金などのような、高強度材(融点は約1200〜1500℃)の接合にも適用検討が開始されてきている。
また摩擦撹拌接合は、大気中における接合等に適用できる他、液体(液体ナトリウムや水や油など)中に存在する被接合物の接合や、液体中に存在する被接合物に発生した亀裂などを補修する場合にも適用されている。
更には、酸化雰囲気や窒化雰囲気の中での接合にも適用検討が開始されてきている。
更には、酸化雰囲気や窒化雰囲気の中での接合にも適用検討が開始されてきている。
ここで、液体中の母材(被接合物)を摩擦撹拌接合する従来技術を、図10〜図12を参照しつつ説明する。
図10〜図12に示すように、摩擦撹拌接合工具10は、円柱状の回転ロッド11の先端面(ショルダ面14)の中心にピン12を一体的に備えて構成されている。ピン12は回転ロッド11と同軸となって、ショルダ面14の中心から突出している。ピン12の周面には、右ねじ溝13が形成されている。
液槽20内には液体(水や液体ナトリウムなど)21が貯留されており、被接合物である母材30は、液体21中に浸漬されている。
液槽20内には液体(水や液体ナトリウムなど)21が貯留されており、被接合物である母材30は、液体21中に浸漬されている。
このように液体21中に浸漬されている母材30を、摩擦撹拌接合工具10により摩擦撹拌接合する手順を説明すると次の通りである。
図10に示すように、摩擦撹拌接合工具10を左回転RLさせつつ、ピン12の先端(下端)を母材30の表面(上面)に接触させてから下方に押し込んでいく(下降させる)。そうすると、回転しているピン12と母材30との間に摩擦熱が発生し、この摩擦熱により母材30が軟化して塑性流動材料31になる。
母材30のうちピン12に接している部分やその周囲が軟化して塑性流動材料31になるため、左回転RLしつつ下方に押し込まれている摩擦撹拌接合工具10のピン12は、図11に示すように、更に母材30に差し込まれていく。
このようにして左回転RLしている摩擦撹拌接合工具10のピン12が母材30に差し込まれていき、ピン12が母材30に完全に埋没されてショルダ面14が母材30の表面位置に達したら、摩擦撹拌接合工具10の下降を停止する。これにより、ピン12の母材30への差し込み工程が完了する。
ピン12の母材30への差し込み工程が完了したら、図12に示すように、ピン12を母材30に差し込んだ状態を維持しつつ、左回転RLしている摩擦撹拌接合工具10を母材30の表面に沿い横移動させていく。
このとき、ピン12と母材30との間に発生する摩擦熱に、ショルダ面14と母材30との間に発生する摩擦熱が加わり、発熱量が急増するため、ピン12の周囲には塑性流動材料31が多量に発生する。
このとき、ピン12と母材30との間に発生する摩擦熱に、ショルダ面14と母材30との間に発生する摩擦熱が加わり、発熱量が急増するため、ピン12の周囲には塑性流動材料31が多量に発生する。
軟化した塑性流動材料31は、ショルダ面14やピン12の回転によって撹拌された状態で回転方向に塑性流動する。
また、右ねじ溝13が形成されたピン12が左回転RLすることにより、スクリューポンプと同様な作用が発生して、軟化した塑性流動材料31は、ピン12の基端側(ショルダ面側)からピン12の先端側(下端側)に向かって軸方向に塑性流動して撹拌される。
このように、摩擦熱により軟化した塑性流動材料31(軟化した母材30)が、回転方向のみならず軸方向にも塑性流動することにより、撹拌力が向上し、接合部分の特に底部の内部欠陥(空洞など)の発生を抑制している。
また、右ねじ溝13が形成されたピン12が左回転RLすることにより、スクリューポンプと同様な作用が発生して、軟化した塑性流動材料31は、ピン12の基端側(ショルダ面側)からピン12の先端側(下端側)に向かって軸方向に塑性流動して撹拌される。
このように、摩擦熱により軟化した塑性流動材料31(軟化した母材30)が、回転方向のみならず軸方向にも塑性流動することにより、撹拌力が向上し、接合部分の特に底部の内部欠陥(空洞など)の発生を抑制している。
なお特許文献1には、液中で摩擦撹拌接合をする場合において、接合部分にアルゴンガスなどの非酸化性ガス(シールドガス)を供給することにより、接合部分から液体を排除して、酸化の発生を防止する技術が開示されている。
ところで図10〜図12に示すように、液体21中でFSW施工する場合には、液体21中に巻き込んだ空気や液体21中の残存酸素により、母材31の接合部分や、摩擦撹拌接合工具10の特にピン12やショルダ面14が、酸化して劣化の原因となるという問題がある。
また、大気中や酸化雰囲気中でFSW施工する場合には、同様に、母材31の接合部分や、摩擦撹拌接合工具10の特にピン12やショルダ面14が、酸化して劣化の原因となるという問題がある。
更に、窒化雰囲気中でFSW施工する場合には、母材31の接合部分や、摩擦撹拌接合工具10の特にピン12やショルダ面14が、窒化して劣化の原因となるという問題がある。
更に、窒化雰囲気中でFSW施工する場合には、母材31の接合部分や、摩擦撹拌接合工具10の特にピン12やショルダ面14が、窒化して劣化の原因となるという問題がある。
なお特許文献1に示す技術では、接合部分にアルゴンガスなどの非酸化性ガス(シールドガス)を供給しているため、シールドガスを接合部分に供給する供給構造が必要であるため装置構成が複雑となると共に、シールドガスを使用することによりコストアップを招来してしまうという問題があった。
本発明は、FSW施工する場合において被接合物(母材)や工具が酸化したり窒化したりすることを防止して、工具寿命を延ばすと共に高品質なFSW施工ができるように工夫した、摩擦撹拌接合施工方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の構成は、
回転ロッドの先端面にピンを備えた摩擦撹拌接合工具を回転させつつ、前記ピンを被接合物に差し込み、
その後、前記ピンを前記被接合物に差し込んだ状態を維持しつつ、前記摩擦撹拌接合工具を回転させながら前記被接合物の表面に沿い横移動させていく摩擦撹拌接合施工方法において、
前記被接合物の表面のうち前記ピンが最初に差し込まれる部分に、前記被接合物の融点よりも低融点の低融点金属を設置し、
前記ピンを前記被接合物に差し込んでいく際には、回転している前記ピンを前記低融点金属に差し込んでから、前記被接合物に差し込んでいき、
その後は、摩擦熱により溶融した前記低融点金属を、表面張力により前記摩擦撹拌接合工具の周囲及び前記被接合物の表面に付着させたままで、前記ピンを前記被接合物に差し込んだ状態を維持しつつ、前記摩擦撹拌接合工具を回転させながら前記被接合物の表面に沿い横移動させていくことを特徴とする。
回転ロッドの先端面にピンを備えた摩擦撹拌接合工具を回転させつつ、前記ピンを被接合物に差し込み、
その後、前記ピンを前記被接合物に差し込んだ状態を維持しつつ、前記摩擦撹拌接合工具を回転させながら前記被接合物の表面に沿い横移動させていく摩擦撹拌接合施工方法において、
前記被接合物の表面のうち前記ピンが最初に差し込まれる部分に、前記被接合物の融点よりも低融点の低融点金属を設置し、
前記ピンを前記被接合物に差し込んでいく際には、回転している前記ピンを前記低融点金属に差し込んでから、前記被接合物に差し込んでいき、
その後は、摩擦熱により溶融した前記低融点金属を、表面張力により前記摩擦撹拌接合工具の周囲及び前記被接合物の表面に付着させたままで、前記ピンを前記被接合物に差し込んだ状態を維持しつつ、前記摩擦撹拌接合工具を回転させながら前記被接合物の表面に沿い横移動させていくことを特徴とする。
また本発明の構成は、
回転ロッドの先端面にピンを備えた摩擦撹拌接合工具を回転させつつ、前記ピンを被接合物に差し込み、
その後、前記ピンを前記被接合物に差し込んだ状態を維持しつつ、前記摩擦撹拌接合工具を回転させながら前記被接合物の表面に沿い横移動させていく摩擦撹拌接合施工方法において、
前記ピンの周囲に、前記被接合物の融点よりも低融点の低融点金属を設置し、
前記低融点金属が設置された前記ピンを回転させつつ前記被接合物に差し込み、
その後は、摩擦熱により溶融した前記低融点金属を、表面張力により前記摩擦撹拌接合工具の周囲及び前記被接合物の表面に付着させたままで、前記ピンを前記被接合物に差し込んだ状態を維持しつつ、前記摩擦撹拌接合工具を回転させながら前記被接合物の表面に沿い横移動させていくことを特徴とする。
回転ロッドの先端面にピンを備えた摩擦撹拌接合工具を回転させつつ、前記ピンを被接合物に差し込み、
その後、前記ピンを前記被接合物に差し込んだ状態を維持しつつ、前記摩擦撹拌接合工具を回転させながら前記被接合物の表面に沿い横移動させていく摩擦撹拌接合施工方法において、
前記ピンの周囲に、前記被接合物の融点よりも低融点の低融点金属を設置し、
前記低融点金属が設置された前記ピンを回転させつつ前記被接合物に差し込み、
その後は、摩擦熱により溶融した前記低融点金属を、表面張力により前記摩擦撹拌接合工具の周囲及び前記被接合物の表面に付着させたままで、前記ピンを前記被接合物に差し込んだ状態を維持しつつ、前記摩擦撹拌接合工具を回転させながら前記被接合物の表面に沿い横移動させていくことを特徴とする。
また本発明の構成は、
前記低融点金属は、すず、はんだ、亜鉛、すず系合金のいずれかであることを特徴とする。
前記低融点金属は、すず、はんだ、亜鉛、すず系合金のいずれかであることを特徴とする。
また本発明の構成は、
前記ピンの周面にはねじ溝が形成されていることを特徴とする。
前記ピンの周面にはねじ溝が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、摩擦撹拌接合施工方法において、摩擦撹拌接合の際において、摩擦撹拌接合工具の周囲及び被接合物の表面に、溶融した低融点金属を付着させたまま、摩擦撹拌接合工具の横移動をさせていくため、摩擦撹拌接合工具の周囲及び被接合物の接合部分は、溶融した低融点金属により覆われて外部環境と接触しなくなる。このため、摩擦撹拌接合工具や接合部分を、酸化や窒化から防ぐことができ、工具の寿命が延びるとともに接合部分の品質が向上する。
しかも、低融点金属は安価であり、シールドガスは使用しないため、低コスト化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、実施例に基づき詳細に説明する。
液体中の母材(被接合物)を摩擦撹拌接合する本発明の実施例1を、図1〜図3を参照しつつ説明する。
図1〜図3に示すように、摩擦撹拌接合工具10は、円柱状の回転ロッド11の先端面(ショルダ面14)の中心にピン12を一体的に備えて構成されている。ピン12は回転ロッド11と同軸となって、ショルダ面14の中心から突出している。ピン12の周面には、右ねじ溝13が形成されている。
液槽20内には液体(水や液体ナトリウムなど)21が貯留されており、被接合物である母材30は、液体21中に浸漬されている。
液槽20内には液体(水や液体ナトリウムなど)21が貯留されており、被接合物である母材30は、液体21中に浸漬されている。
このように液体21中に浸漬されている母材30を、摩擦撹拌接合工具10により摩擦撹拌接合する、実施例1の手順を説明すると次の通りである。
図1に示すように、母材30の表面のうち、摩擦撹拌接合をするためにピン12が最初に差し込まれる部分に、低融点金属40を設置する。本例では、低融点金属40は、板状を成し、しかも、その面積は摩擦撹拌接合工具10のショルダ面14よりも広くなっており、その厚さはピン12の軸長よりやや薄くなっているが、ピン12の軸長よりやや厚くなっていてもよい。
この低融点金属40は、母材30の融点よりも低融点の金属材である。具体的には、低融点金属40としては、次の物を採用することができる。
・すず(融点は231℃)
・はんだ(融点は170〜300℃)
・亜鉛(融点は419℃)
・低融点合金(すず系の合金であり、融点は60〜200℃)
・ホワイトメタル(すず系の合金であり、融点は60〜200℃)
この低融点金属40は、母材30の融点よりも低融点の金属材である。具体的には、低融点金属40としては、次の物を採用することができる。
・すず(融点は231℃)
・はんだ(融点は170〜300℃)
・亜鉛(融点は419℃)
・低融点合金(すず系の合金であり、融点は60〜200℃)
・ホワイトメタル(すず系の合金であり、融点は60〜200℃)
図1に示すように、摩擦撹拌接合工具10を左回転RLさせつつ上方から下方に押し込んでいく(下降させる)ことにより、回転しているピン12を、低融点金属40に差し込んでから母材30の表面に差し込んでいく。
そうすると、回転しているピン12と低融点金属40との間に摩擦熱が発生し、この摩擦熱により、ピン12の周囲の低融点金属40が溶融する。また、回転しているピン12と母材30との間に摩擦熱が発生し、この摩擦熱により、ピン12の先端に接している母材30の表面部分が軟化して塑性流動材料31になる。
そうすると、回転しているピン12と低融点金属40との間に摩擦熱が発生し、この摩擦熱により、ピン12の周囲の低融点金属40が溶融する。また、回転しているピン12と母材30との間に摩擦熱が発生し、この摩擦熱により、ピン12の先端に接している母材30の表面部分が軟化して塑性流動材料31になる。
低融点金属40のうちピン12の周囲に接している部分が溶融し、同時に、母材30のうちピン12に接している部分やその周囲が軟化して塑性流動材料31になるため、左回転RLしつつ下方に押し込まれている摩擦撹拌接合工具10のピン12は、図2に示すように、更に母材30に差し込まれていく。
このようにして左回転RLしている摩擦撹拌接合工具10のピン12が母材30に差し込まれていき、ピン12が母材30に完全に埋没されてショルダ面14が母材30の表面位置に達したら、摩擦撹拌接合工具10の下降を停止する。これにより、ピン12の母材30への差し込み工程が完了する。なお、摩擦撹拌接合工具10の回転は継続している。
このとき、ピン12と母材30との間に発生する摩擦熱に、ショルダ面14と母材30との間に発生する摩擦熱が加わり、発熱量が急増する。
このようにして発熱量が増すと、図3に示すように、ピン12の周囲には塑性流動材料31が多量に発生する。また、低融点金属40は全体が溶融し、溶融した低融点金属40は、表面張力の作用により、半球状となって摩擦撹拌接合工具10の周囲(特にショルダ面14の周囲)及び母材30の表面に付着する。
換言すると、溶融した低融点金属40が、摩擦撹拌接合工具10の周囲(特にショルダ面14の周囲)、及び、母材30が溶融して塑性流動材料31となっている部分(つまり接合部分)を覆っている。
このようにして発熱量が増すと、図3に示すように、ピン12の周囲には塑性流動材料31が多量に発生する。また、低融点金属40は全体が溶融し、溶融した低融点金属40は、表面張力の作用により、半球状となって摩擦撹拌接合工具10の周囲(特にショルダ面14の周囲)及び母材30の表面に付着する。
換言すると、溶融した低融点金属40が、摩擦撹拌接合工具10の周囲(特にショルダ面14の周囲)、及び、母材30が溶融して塑性流動材料31となっている部分(つまり接合部分)を覆っている。
次に、図3に示すように、ピン12を母材30に差し込んだ状態を維持しつつ、左回転RLしている摩擦撹拌接合工具10を母材30の表面に沿い横移動させていく。
このとき多量に発生した、軟化した塑性流動材料31は、ショルダ面14やピン12の回転によって撹拌された状態で回転方向に塑性流動する。
また、右ねじ溝13が形成されたピン12が左回転RLすることにより、スクリューポンプと同様な作用が発生して、軟化した塑性流動材料31は、ピン12の基端側(ショルダ面側)からピン12の先端側(下端側)に向かって軸方向に塑性流動して撹拌される。
このように、摩擦熱により軟化した塑性流動材料31(軟化した母材30)が、回転方向のみならず軸方向にも塑性流動することにより、撹拌力が向上し、接合部分の特に底部の内部欠陥(空洞など)の発生を抑制している。
このとき多量に発生した、軟化した塑性流動材料31は、ショルダ面14やピン12の回転によって撹拌された状態で回転方向に塑性流動する。
また、右ねじ溝13が形成されたピン12が左回転RLすることにより、スクリューポンプと同様な作用が発生して、軟化した塑性流動材料31は、ピン12の基端側(ショルダ面側)からピン12の先端側(下端側)に向かって軸方向に塑性流動して撹拌される。
このように、摩擦熱により軟化した塑性流動材料31(軟化した母材30)が、回転方向のみならず軸方向にも塑性流動することにより、撹拌力が向上し、接合部分の特に底部の内部欠陥(空洞など)の発生を抑制している。
このように摩擦撹拌接合工具10を母材30の表面に沿い横移動させていく場合にも、溶融した低融点金属40が、表面張力の作用により、摩擦撹拌接合工具10の周囲(特にショルダ面14の周囲)及び母材30の表面に付着しつつ、摩擦撹拌接合工具10と一緒に横移動していく。
この結果、摩擦撹拌接合工具10の横移動に伴い接合位置が順次移動していっても、接合作業の際には、摩擦撹拌接合工具10の周囲(特にショルダ面14の周囲)及び溶融している塑性流動材料31は、溶融している低融点金属40で常に覆われており、液体21に接することはない。
このため、摩擦撹拌接合工具10や接合部分が、液体21中に巻き込んだ空気や液体21中の残存酸素により酸化されることがなくなり、工具寿命が長くなり且つ接合部分の品質が向上する。
このため、摩擦撹拌接合工具10や接合部分が、液体21中に巻き込んだ空気や液体21中の残存酸素により酸化されることがなくなり、工具寿命が長くなり且つ接合部分の品質が向上する。
液体中の母材(被接合物)を摩擦撹拌接合する本発明の実施例2を、図4〜図6を参照しつつ説明する。なお実施例1と同一機能を果たす部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
液体21中に浸漬されている母材30を、摩擦撹拌接合工具10により摩擦撹拌接合する、実施例2の手順を説明すると次の通りである。
図4に示すように、摩擦撹拌接合工具10のピン12を、予め低融点金属40に差し込み、ピン12の周囲に低融点金属40を設置する。
図5に示すように、ピン12に低融点金属40が設置されている摩擦撹拌接合工具10を、左回転RLさせつつ上方から下方に押し込んでいく(下降させる)ことにより、回転しているピン12を母材30の表面に差し込んでいく。
そうすると、回転しているピン12と低融点金属40との間に摩擦熱が発生し、この摩擦熱により、ピン12の周囲の低融点金属40が溶融する。また、回転しているピン12と母材30との間に摩擦熱が発生し、この摩擦熱により、ピン12の先端や周囲に接している母材30の表面部分が軟化して塑性流動材料31になる。
そうすると、回転しているピン12と低融点金属40との間に摩擦熱が発生し、この摩擦熱により、ピン12の周囲の低融点金属40が溶融する。また、回転しているピン12と母材30との間に摩擦熱が発生し、この摩擦熱により、ピン12の先端や周囲に接している母材30の表面部分が軟化して塑性流動材料31になる。
低融点金属40のうちピン12の周囲に接している部分が溶融し、同時に、母材30のうちピン12に接している部分やその周囲が軟化して塑性流動材料31になるため、左回転RLしつつ下方に押し込まれている摩擦撹拌接合工具10のピン12は、更に母材30に差し込まれていく。
このようにして左回転RLしている摩擦撹拌接合工具10のピン12が母材30に差し込まれていき、ピン12が母材30に完全に埋没されてショルダ面14が母材30の表面位置に達したら、摩擦撹拌接合工具10の下降を停止する。これにより、ピン12の母材30への差し込み工程が完了する。なお、摩擦撹拌接合工具10の回転は継続している。
このとき、ピン12と母材30との間に発生する摩擦熱に、ショルダ面14と母材30との間に発生する摩擦熱が加わり、発熱量が急増する。
このようにして発熱量が増すと、図6に示すように、ピン12の周囲には塑性流動材料31が多量に発生する。また、低融点金属40は全体が溶融し、溶融した低融点金属40は、表面張力の作用により、半球状となって摩擦撹拌接合工具10の周囲(特にショルダ面14の周囲)及び母材30の表面に付着する。
換言すると、溶融した低融点金属40が、摩擦撹拌接合工具10の周囲(特にショルダ面14の周囲)、及び、母材30が溶融して塑性流動材料31となっている部分(つまり接合部分)を覆っている。
このようにして発熱量が増すと、図6に示すように、ピン12の周囲には塑性流動材料31が多量に発生する。また、低融点金属40は全体が溶融し、溶融した低融点金属40は、表面張力の作用により、半球状となって摩擦撹拌接合工具10の周囲(特にショルダ面14の周囲)及び母材30の表面に付着する。
換言すると、溶融した低融点金属40が、摩擦撹拌接合工具10の周囲(特にショルダ面14の周囲)、及び、母材30が溶融して塑性流動材料31となっている部分(つまり接合部分)を覆っている。
次に、図6に示すように、ピン12を母材30に差し込んだ状態を維持しつつ、左回転RLしている摩擦撹拌接合工具10を母材30の表面に沿い横移動させていく。
このとき多量に発生した、軟化した塑性流動材料31は、ショルダ面14やピン12の回転によって撹拌された状態で回転方向に塑性流動する。
また、右ねじ溝13が形成されたピン12が左回転RLすることにより、スクリューポンプと同様な作用が発生して、軟化した塑性流動材料31は、ピン12の基端側(ショルダ面側)からピン12の先端側(下端側)に向かって軸方向に塑性流動して撹拌される。
このように、摩擦熱により軟化した塑性流動材料31(軟化した母材30)が、回転方向のみならず軸方向にも塑性流動することにより、撹拌力が向上し、接合部分の特に底部の内部欠陥(空洞など)の発生を抑制している。
このとき多量に発生した、軟化した塑性流動材料31は、ショルダ面14やピン12の回転によって撹拌された状態で回転方向に塑性流動する。
また、右ねじ溝13が形成されたピン12が左回転RLすることにより、スクリューポンプと同様な作用が発生して、軟化した塑性流動材料31は、ピン12の基端側(ショルダ面側)からピン12の先端側(下端側)に向かって軸方向に塑性流動して撹拌される。
このように、摩擦熱により軟化した塑性流動材料31(軟化した母材30)が、回転方向のみならず軸方向にも塑性流動することにより、撹拌力が向上し、接合部分の特に底部の内部欠陥(空洞など)の発生を抑制している。
このように摩擦撹拌接合工具10を母材30の表面に沿い横移動させていく場合にも、溶融した低融点金属40が、表面張力の作用により、摩擦撹拌接合工具10の周囲(特にショルダ面14の周囲)及び母材30の表面に付着しつつ、摩擦撹拌接合工具10と一緒に横移動していく。
この結果、摩擦撹拌接合工具10の横移動に伴い接合位置が順次移動していっても、接合作業の際には、摩擦撹拌接合工具10の周囲(特にショルダ面14の周囲)及び溶融している塑性流動材料31は、溶融している低融点金属40で常に覆われており、液体21に接することはない。
このため、摩擦撹拌接合工具10や接合部分が、液体21中に巻き込んだ空気や液体21中の残存酸素により酸化されることがなくなり、工具寿命が長くなり且つ接合部分の品質が向上する。
このため、摩擦撹拌接合工具10や接合部分が、液体21中に巻き込んだ空気や液体21中の残存酸素により酸化されることがなくなり、工具寿命が長くなり且つ接合部分の品質が向上する。
大気中や酸化雰囲気中や窒化雰囲気中の母材(被接合物)を摩擦撹拌接合する本発明の実施例3を、図7〜図9を参照しつつ説明する。なお実施例1と同一機能を果たす部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
大気中や酸化雰囲気中や窒化雰囲気中に配置されている母材30を、摩擦撹拌接合工具10により摩擦撹拌接合する、実施例3の手順を説明すると次の通りである。
図7に示すように、摩擦撹拌接合工具10のピン12を、予め低融点金属40に差し込み、ピン12の周囲に低融点金属40を設置する。
図8に示すように、ピン12に低融点金属40が設置されている摩擦撹拌接合工具10を、左回転RLさせつつ上方から下方に押し込んでいく(下降させる)ことにより、回転しているピン12を母材30の表面に差し込んでいく。
そうすると、回転しているピン12と低融点金属40との間に摩擦熱が発生し、この摩擦熱により、ピン12の周囲の低融点金属40が溶融する。また、回転しているピン12と母材30との間に摩擦熱が発生し、この摩擦熱により、ピン12の先端や周囲に接している母材30の表面部分が軟化して塑性流動材料31になる。
そうすると、回転しているピン12と低融点金属40との間に摩擦熱が発生し、この摩擦熱により、ピン12の周囲の低融点金属40が溶融する。また、回転しているピン12と母材30との間に摩擦熱が発生し、この摩擦熱により、ピン12の先端や周囲に接している母材30の表面部分が軟化して塑性流動材料31になる。
低融点金属40のうちピン12の周囲に接している部分が溶融し、同時に、母材30のうちピン12に接している部分やその周囲が軟化して塑性流動材料31になるため、左回転RLしつつ下方に押し込まれている摩擦撹拌接合工具10のピン12は、更に母材30に差し込まれていく。
このようにして左回転RLしている摩擦撹拌接合工具10のピン12が母材30に差し込まれていき、ピン12が母材30に完全に埋没されてショルダ面14が母材30の表面位置に達したら、摩擦撹拌接合工具10の下降を停止する。これにより、ピン12の母材30への差し込み工程が完了する。なお、摩擦撹拌接合工具10の回転は継続している。
このとき、ピン12と母材30との間に発生する摩擦熱に、ショルダ面14と母材30との間に発生する摩擦熱が加わり、発熱量が急増する。
このようにして発熱量が増すと、図9に示すように、ピン12の周囲には塑性流動材料31が多量に発生する。また、低融点金属40は全体が溶融し、溶融した低融点金属40は、表面張力の作用により、半球状となって摩擦撹拌接合工具10の周囲(特にショルダ面14の周囲)及び母材30の表面に付着する。
換言すると、溶融した低融点金属40が、摩擦撹拌接合工具10の周囲(特にショルダ面14の周囲)、及び、母材30が溶融して塑性流動材料31となっている部分(つまり接合部分)を覆っている。
このようにして発熱量が増すと、図9に示すように、ピン12の周囲には塑性流動材料31が多量に発生する。また、低融点金属40は全体が溶融し、溶融した低融点金属40は、表面張力の作用により、半球状となって摩擦撹拌接合工具10の周囲(特にショルダ面14の周囲)及び母材30の表面に付着する。
換言すると、溶融した低融点金属40が、摩擦撹拌接合工具10の周囲(特にショルダ面14の周囲)、及び、母材30が溶融して塑性流動材料31となっている部分(つまり接合部分)を覆っている。
次に、図9に示すように、ピン12を母材30に差し込んだ状態を維持しつつ、左回転RLしている摩擦撹拌接合工具10を母材30の表面に沿い横移動させていく。
このとき多量に発生した、軟化した塑性流動材料31は、ショルダ面14やピン12の回転によって撹拌された状態で回転方向に塑性流動する。
また、右ねじ溝13が形成されたピン12が左回転RLすることにより、スクリューポンプと同様な作用が発生して、軟化した塑性流動材料31は、ピン12の基端側(ショルダ面側)からピン12の先端側(下端側)に向かって軸方向に塑性流動して撹拌される。
このように、摩擦熱により軟化した塑性流動材料31(軟化した母材30)が、回転方向のみならず軸方向にも塑性流動することにより、撹拌力が向上し、接合部分の特に底部の内部欠陥(空洞など)の発生を抑制している。
このとき多量に発生した、軟化した塑性流動材料31は、ショルダ面14やピン12の回転によって撹拌された状態で回転方向に塑性流動する。
また、右ねじ溝13が形成されたピン12が左回転RLすることにより、スクリューポンプと同様な作用が発生して、軟化した塑性流動材料31は、ピン12の基端側(ショルダ面側)からピン12の先端側(下端側)に向かって軸方向に塑性流動して撹拌される。
このように、摩擦熱により軟化した塑性流動材料31(軟化した母材30)が、回転方向のみならず軸方向にも塑性流動することにより、撹拌力が向上し、接合部分の特に底部の内部欠陥(空洞など)の発生を抑制している。
このように摩擦撹拌接合工具10を母材30の表面に沿い横移動させていく場合にも、溶融した低融点金属40が、表面張力の作用により、摩擦撹拌接合工具10の周囲(特にショルダ面14の周囲)及び母材30の表面に付着しつつ、摩擦撹拌接合工具10と一緒に横移動していく。
この結果、摩擦撹拌接合工具10の横移動に伴い接合位置が順次移動していっても、接合作業の際には、摩擦撹拌接合工具10の周囲(特にショルダ面14の周囲)及び溶融している塑性流動材料31は、溶融している低融点金属40で常に覆われており、大気や酸化雰囲気や窒化雰囲気に接することはない。
このため、摩擦撹拌接合工具10や接合部分が、大気や酸化雰囲気に含まれている酸素により酸化されたり、窒化雰囲気に含まれている窒素により窒化されたりすることがなくなり、工具寿命が長くなり且つ接合部分の品質が向上する。
このため、摩擦撹拌接合工具10や接合部分が、大気や酸化雰囲気に含まれている酸素により酸化されたり、窒化雰囲気に含まれている窒素により窒化されたりすることがなくなり、工具寿命が長くなり且つ接合部分の品質が向上する。
なお、大気中や酸化雰囲気中や窒化雰囲気中で母材(被接合物)を摩擦撹拌接合する場合においても、実施例1と同様に、母材30上に低融点金属40を配置しておき、ピン12を母材30に差し込んでいく際には、回転しているピン12を低融点金属40に差し込んでから母材30に差し込んでいって、摩擦撹拌接合をすることもできる。
なお上記の各実施例では、ピン12の周面に右ねじ溝13が形成されていたが、ピン12の周面に左ねじ溝を形成して、摩擦撹拌接合工具を右回転しつつ被接合物に差し込んでいくようにしてもよい。
また、ピン12にねじ溝を形成していない場合であっても、本願発明を適用することができる。
また、ピン12にねじ溝を形成していない場合であっても、本願発明を適用することができる。
10 摩擦撹拌接合工具
11 回転ロッド
12 ピン
13 右ねじ溝
14 ショルダ面
20 液槽
21 液体
30 母材(被接合物)
31 塑性流動材料
40 低融点金属
11 回転ロッド
12 ピン
13 右ねじ溝
14 ショルダ面
20 液槽
21 液体
30 母材(被接合物)
31 塑性流動材料
40 低融点金属
Claims (4)
- 回転ロッドの先端面にピンを備えた摩擦撹拌接合工具を回転させつつ、前記ピンを被接合物に差し込み、
その後、前記ピンを前記被接合物に差し込んだ状態を維持しつつ、前記摩擦撹拌接合工具を回転させながら前記被接合物の表面に沿い横移動させていく摩擦撹拌接合施工方法において、
前記被接合物の表面のうち前記ピンが最初に差し込まれる部分に、前記被接合物の融点よりも低融点の低融点金属を設置し、
前記ピンを前記被接合物に差し込んでいく際には、回転している前記ピンを前記低融点金属に差し込んでから、前記被接合物に差し込んでいき、
その後は、摩擦熱により溶融した前記低融点金属を、表面張力により前記摩擦撹拌接合工具の周囲及び前記被接合物の表面に付着させたままで、前記ピンを前記被接合物に差し込んだ状態を維持しつつ、前記摩擦撹拌接合工具を回転させながら前記被接合物の表面に沿い横移動させていくことを特徴とする摩擦撹拌接合施工方法。 - 回転ロッドの先端面にピンを備えた摩擦撹拌接合工具を回転させつつ、前記ピンを被接合物に差し込み、
その後、前記ピンを前記被接合物に差し込んだ状態を維持しつつ、前記摩擦撹拌接合工具を回転させながら前記被接合物の表面に沿い横移動させていく摩擦撹拌接合施工方法において、
前記ピンの周囲に、前記被接合物の融点よりも低融点の低融点金属を設置し、
前記低融点金属が設置された前記ピンを回転させつつ前記被接合物に差し込み、
その後は、摩擦熱により溶融した前記低融点金属を、表面張力により前記摩擦撹拌接合工具の周囲及び前記被接合物の表面に付着させたままで、前記ピンを前記被接合物に差し込んだ状態を維持しつつ、前記摩擦撹拌接合工具を回転させながら前記被接合物の表面に沿い横移動させていくことを特徴とする摩擦撹拌接合施工方法。 - 請求項1または請求項2において、
前記低融点金属は、すず、はんだ、亜鉛、すず系合金のいずれかであることを特徴とする摩擦撹拌接合施工方法。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一項において、
前記ピンの周面にはねじ溝が形成されていることを特徴とする摩擦撹拌接合施工方法。
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CN103212780A (zh) * | 2013-04-28 | 2013-07-24 | 江苏科技大学 | 一种局部排水-半干式水下搅拌摩擦焊具 |
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-
2011
- 2011-08-30 JP JP2011186701A patent/JP2013049060A/ja not_active Withdrawn
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