JP2013043405A - 情報処理装置、その制御方法、および制御プログラム - Google Patents

情報処理装置、その制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】取り外し可能な記録媒体(メモリ部)を備えるMFPなどの情報処理装置において、コストを低減してセキュリティを向上させる。
【解決手段】MFPは印刷データを一旦メモリに格納して、メモリに格納された印刷データに応じて印刷ジョブを実行する。メモリは複数のメモリ部を備えており、CPU111は印刷データを分割して複数の分割データとして複数の分割データを複数のメモリ部に振り分けて記録する。印刷ジョブを実行する際、CPU複数のメモリ部に記録された分割データを結合して印刷データを復元する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、その制御方法、および制御プログラムに関し、特に、取り外し可能な記憶媒体を用いる情報処理装置におけるセキュリティの確保に関する。
一般に、情報処理装置の一つである画像入出力装置において、所謂履歴印刷機能(又はリプリント機能)を有するものが知られている。履歴印刷機能とは、印刷ジョブに応じた印刷を実行した後、印刷ジョブに係る画像データを記憶部に記憶して、当該記憶した画像データを用いて再印刷を行う機能のことをいう(特許文献1参照)。
この履歴印刷機能は、例えば、PDLプリントジョブを実行した後、印刷設定を変更して画像データに応じて再度印刷を行う場合などに用いられる。さらに、履歴印刷機能は、印刷部数を変更して同一の画像データに応じて再度印刷を行う場合になどにも用いられている。
ところで、ネットワークに接続された画像入出力装置(印刷装置ともいう)を共有して使用する印刷システムでは、一般に機密を保持するための対策が施されている。例えば、暗証番号又はパスワード付きの印刷ジョブを印刷装置に備えられた記憶部に一時保存する。そして、ユーザが操作パネルから暗証番号又はパスワードを入力すると、印刷装置は記憶部に保存された印刷ジョブに応じた印刷を実行する。
これによって、ネットワークに接続された印刷装置であっても、ユーザが印刷装置まで行ってパスワードなどを入力しなければ印刷が開始されない。よって、印刷物が第三者の目に触れることがなく、機密が保持される(特許文献2参照)。
近年、上記の記憶部として揮発性のDRAMよりも容量単価の安いSDカード又はUSBメモリなどが用いられる傾向にある。さらに、これら記憶部の記憶容量もなるべく小さくしてコストダウンを図っている。
特開平11−119956号公報 特開2001−216125号公報
ところが、記憶部としてUSBメモリ又はSDカード等の取り外し可能な不揮発性の記憶媒体を用いる場合、当該記憶媒体が印刷装置から不正に取り外されてしまう可能性がある。このような場合には、記憶媒体に記憶された画像データなどが第三者に取得されてしまうおそれがあって、セキュリティ上好ましくない。
このような事態を防止するため、例えば、記録媒体に記憶する画像データなどを暗号化しても、暗号を解読して画像データなどが不正に取得されるおそれがある。
一方、印刷装置から取り外せないようにするため、基板上に備え付けの不揮発性メモリに画像データなどを格納することも考えられる。しかしながら、基板上で不揮発性メモリを扱うためにはエラー補正などの処理を行う必要があるため、USBメモリ又はSDカードなどの取り外し可能な不揮発性の記憶媒体に比べてパフォーマンスが低下してしまう。
パフォーマンスを向上させるために、専用のハードウェアを用いると、今度はエラー補正のための処理に柔軟性がなくなって、不揮発性メモリが交換されるとそのエラー補正に対応できなくなることがある。
さらに、エラー補正に柔軟性を持たせるためCPUで処理しようとすると、パフォーマンス向上のため高速なCPUが必要となって、不可避的にコストアップしてしまう。
従って、本発明の目的は、コストを低減しつつ、セキュリティを向上させることのできる情報処理装置、その制御方法、および制御プログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による情報処理装置は、データをメモリに一旦記憶して、前記メモリに記憶されたデータに応じてジョブを実行する情報処理装置であって、前記メモリは複数のメモリ部を備えており、前記データを分割して複数の分割データとして当該複数の分割データを前記複数のメモリ部に振り分けて記録する記録手段と、前記ジョブを実行する際、前記複数のメモリ部に記録された前記分割データを結合して前記データを復元する復元手段とを有することを特徴とする。
本発明による制御方法は、データをメモリに一旦記憶して、前記メモリに記憶されたデータに応じてジョブを実行する情報処理装置の制御方法であって、前記メモリは複数のメモリ部を備えており、前記データを分割して複数の分割データとして当該複数の分割データを前記複数のメモリ部に振り分けて記録する記録ステップと、前記ジョブを実行する際、前記複数のメモリ部に記録された前記分割データを結合して前記データを復元する復元ステップとを有することを特徴とする。
本発明による制御プログラムは、データをメモリに一旦記憶して、前記メモリに記憶されたデータに応じてジョブを実行する情報処理装置で用いられる制御プログラムであって、前記メモリは複数のメモリ部を備えており、前記情報処理装置が備えるコンピュータに、前記データを分割して複数の分割データとして当該複数の分割データを前記複数のメモリ部に振り分けて記録する記録ステップと、前記ジョブを実行する際、前記複数のメモリ部に記録された前記分割データを結合して前記データを復元する復元ステップと実行させることを特徴とする。
本発明によれば、セキュリティを確保しつつ、セキュリティの確保によるコストアップを低減することができる。
本発明の実施の形態による情報処理装置の一つである画像入出力装置の一例を示すブロック図である。 図1に示す操作部の一例を説明するための図である。 図1に示すホストコンピュータにおいて機密印刷を設定する際に表示される設定画面の一例を示す図である。 図1に示すメインコントローラにおける印刷制御を説明するためのフローチャートである。 図1に示すメインコントローラで行われる印刷ジョブデータの分割について説明するための図である。 図1に示すメインコントローラで行われる印刷ジョブデータの分割を説明するためのフローチャートである。 図6で説明した印刷ジョブデータの分割処理の際に生成される分割ファイル管理テーブルの一例を示す図である。 図1に示す操作部に表示される認証操作画面の一例を示す図である。 図1に示す操作部に表示される再印刷操作画面の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態による情報処理装置について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態による情報処理装置の一つである画像入出力装置の一例を示すブロック図である。以下、図示の画像入出力装置をマルチファンクションプリンタ(MFP)と呼ぶ。
図1において、メインコントローラ110には、リーダ部130、プリンタ部140、および操作部150が接続されている。さらに、メインコントローラ110はネットワーク又はUSBなどを介してホストコンピュータ160に接続されている。
メインコントローラ110はCPU111およびメモリ制御部112を有しており、CPU111およびメモリ制御部112はメインコントローラ110の動作を制御する。そして、CPU111はメモリ119(記憶手段)に格納されたプログラムに基づいて動作する。
メモリ制御部112は各I/F(インタフェース)から入出力されるデータの転送を制御し、バス競合の際の調停およびDMAデータ転送制御を行う。バス制御部113は不揮発性メモリ120およびROM121に対するアクセスを制御する。
スキャンI/F114はリーダ部130から入力される画像データを受信して、メモリ119に当該画像データを転送する。プリンタI/F115は、プリンタ部140から送られるビデオ制御信号に基づいて制御信号を生成し、当該制御信号に同期してビデオ信号を出力する。
ROM121にはCPU111のプログラムおよび各種設定データが格納される。不揮発性メモリ120(メモリ部)はユーザ設定情報、FAX等の画像データ、ホストコンピュータ160からのプリントジョブ、およびスキャン画像などを一旦記憶する際に用いられる。
操作部I/F116は操作部150との通信を行う。操作部150は、例えば、液晶表示部(液晶パネル)および複数個のハードキーを備えている。ハードキーから入力された信号は、前述の操作部I/F116を介してCPU111に送られる。液晶表示部は操作部I/F116から送られたデータを画像として表示する。また、液晶表示部には、MFPを操作する際に用いられる機能表示(アイコン)などが表示される。
外部I/F117はホストコンピュータ160との通信および各種デバイスとの通信を行う。外部I/F118は公衆回線に接続され、FAX等の通信制御を行う。
メディア制御部122はメモリ119に格納されたデータをCPU111の制御下で記憶部123に転送する。また、メディア制御部122は記憶部123に格納されたデータをCPU111の制御下でメモリ119に転送する。
記憶部123(メモリ部)は不揮発性の記録媒体であり、例えば、ハードディスク、SDカード、又はUSBメモリなどが用いられる。そして、図示の例では、記録部123はMFPから取り外し可能である。
プリンタ画像制御部124はメモリ119からラスターイメージデータを入力して、メモリ119にハーフトーン画像処理を施したデータ(画像データ)を出力する。画像処理として、例えば、色空間圧縮、下地除去、ログ(log)変換、非線形色空間変換、乱数加算、ガンマ変換、誤差拡散処理、およびスクリーン処理などが選択的に行われる。
画像圧縮・伸張部125はメモリ119に蓄積されたラスターイメージデータをMH/MR/MMR/JBIG/JPEGなどの方式で圧縮する。また、画像圧縮・伸張部125は圧縮され蓄積されたコードデータをラスターイメージデータに伸長してメモリ119に格納する。
図2は、図1に示す操作部150の一例を説明するための図である。
操作部150は状況確認キー214を有している。状況確認キー214はMFPに存在する印刷ジョブを確認する際に用いられる。OKキー216は、例えば、項目の選択および各種値を確定する際に用いられる。上下左右矢印キー217〜220は項目を移動する際に用いられる。
操作部150は液晶表示部(LCD)221を備えており、LCD221には各種の画面が表示される。ストップキー224は印刷ジョブを停止する場合になどに用いられる。数字キー230〜239は数字を入力する際に用いられる。クリアーキー229は入力した数字を修正する際に用いられる。
図3は、図1に示すホストコンピュータ160において機密印刷を設定する際に表示される設定画面の一例を示す図である。
いま、ホストコンピュータ160において、機密印刷モードによる印刷を指示すると、ホストコンピュータ160に備えられた表示装置には、図3に示す設定画面300が表示される。この設定画面300にはドキュメント名301、ユーザ名302、およびパスワード303の各欄が備えられている。ドキュメント名301はドキュメント名を入力する欄であり、初期値としてファイル名などがセットされている。
ユーザ名302はユーザ名を入力する欄であり、初期値としてログイン名などがセットされている。パスワード303はパスワードを入力する欄であり、ここには機密印刷文書(機密データ)のパスワードが入力される。
ユーザがドキュメント名301、ユーザ名302、およびパスワード303の各欄に入力を行った後、OKボタン304を押し下げると、ホストコンピュータ160はドキュメント名で示される機密印刷文書(つまり、機密文書データ)を、ユーザ名およびパスワードとともに印刷ジョブとしてメインコントローラ110に送信する。
図4は、図1に示すメインコントローラ11における印刷制御を説明するためのフローチャートである。このフローチャートはCPU111がROM121に格納されたプログラムをメモリ119に展開して当該プログラムを実行することによって行われる。
CPU111はホストコンピュータ160から印刷ジョブを受信すると、印刷ジョブに係るデータ(印刷ジョブデータという)をメモリ119に格納する。そして、CPU111はメモリ119に格納した印刷ジョブデータについて、後述するデータ分割を行って、不揮発性メモリ120および記憶部123に分割して蓄積する(ステップS401)。
続いて、CPU111は印刷ジョブが通常の印刷ジョブであるか機密印刷ジョブであるかについて判定する(ステップS402)。ここでは、印刷ジョブについて予め登録されたパスワードが付加されていれば、CPU111は機密印刷ジョブであると判定する。付加されるパスワードは、図3のパスワード入力欄303にユーザが入力したパスワードである。
機密印刷ジョブであると判定すると(ステップS402において、YES)、CPU111は印刷処理を行わずに、印刷制御を終了して認証操作待ち状態となる。
一方、通常の印刷ジョブであると判定すると(ステップS402において、NO)、CPU111は当該印刷ジョブデータを画像データに展開(ラスタライズ)してラスター画像データに変換しメモリ119に格納する(ステップS403)。そして、CPU111はプリンタ画像処理部124を制御して、メモリ119に格納したラスター画像データをプリンタ画像処理部124において画像処理(例えばハーフトーン処理)を施す(ステップS404)。その後、CPU111は画像処理後の画像データをメモリ119に格納する。
続いて、CPU111は画像圧縮・伸張部125を制御して、メモリ119に格納された画像処理後の画像データを画像圧縮・伸張部125で圧縮処理する(ステップS405)。そして、CPU111は圧縮画像データをメモリ119に格納する。なお、ソートなどの設定で複数部数の印刷を行う場合、またはメモリ119に十分な蓄積領域が確保できない場合などは、CPUは圧縮画像データを不揮発性メモリ119および記憶部123に分割して格納する。
次に、CPU111は画像圧縮・伸張部125を制御して、メモリ119に蓄積された圧縮画像データを画像圧縮・伸張部125で伸張する(ステップS406)。そして、CPU111は伸張の結果得られた画像データをメモリ119を格納する。なお、圧縮画像データがメモリ119に存在せず、不揮発性メモリ119および記憶部123格納されている場合には、CPU111は不揮発性メモリ119および記憶部123から圧縮画像データを読み出す。そして、CPU111はメモリ119に蓄積して合成した後伸張処理を行うことになる。
続いて、CPU111は、メモリ119に格納された画像処理後の画像データを、プリンタ部140から送られる制御信号に同期してプリントI/F115を介してプリント部140に送る。そして、プリント部140では、受信した画像データに応じて、例えば、電子写真プロセスによって画像形成を実行する(ステップS407)。画像データの転送が完了すると、つまり、当該印刷ジョブが終了するとプリント出力は終了する。
ここで、印刷ジョブデータを分割して不揮発性メモリ119および記憶部123に格納する手順について説明する。
図5は図1に示すメインコントローラで行われる印刷ジョブデータの分割について説明するための図である。また、図6は図1に示すメインコントローラで行われる印刷ジョブデータの分割を説明するためのフローチャートである。なお、図6に示すフローチャートは、CPU111がROM121に格納されたプログラムをメモリ119に展開して実行することによって行われる。そして、図6に示す処理は、図4で説明したステップS401で行われる処理である。
図1、図5、および図6を参照して、CPU111は、前述したように、ホストコンピュータ160から印刷ジョブデータを受信して、印刷ジョブデータ(印刷データともいう)500としてメモリ119に格納する(ステップS601)。CPU111は印刷ジョブデータ500のサイズが所定のサイズ以下であるか否かを判定する(ステップS602)。
印刷ジョブデータのサイズが所定のサイズよりも大きいと(ステップS602において、YES)、CPU111は印刷ジョブデータの分割を行う。データ分割の際には、CPU111は所定のサイズで印刷ジョブデータの分割を行う(ステップS603)。以下の説明では、印刷ジョブデータのサイズは所定のサイズの3倍であるとする。
まず、CPU111は印刷ジョブデータ500を所定のサイズ毎に分割して分割データ511、521、および531を得る。続いて、CPU111は分割データ511を分割してデータ片512および513を得る。同様にして、CPU111は分割データ521を分割して、データ片522および523を得るとともに、分割データ531を分割してデータ片532および533を得る。
例えば、CPU111は印刷ジョブデータを4kバイト単位で分割する。つまり、分割データ511、521、および531の各々は4kバイトである(ここでは、所定のサイズ=4kバイトとなる)。また、データ片512、522、および532の各々は256バイトであり、データ片513、523、および533の各々は3744バイトである。
なお、印刷ジョブデータを分割する際には、さらに細かい単位で分割を行うようにしてもよい。データ片512、522、および532と、データ片513、523、および533とに分割する際には、その比率は不揮発性メモリ120および記憶部123の容量の比率、そして、読み書き速度などのパフォーマンスなどに応じて決定される。
データ片512、522、および532と、データ片513、523、および533とを得た後、CPU111はデータ片512、522、および532を纏めて分割印刷データ541とする。さらに、CPU111はデータ片513、523、および533を纏めて分割印刷データ542とする。このようにして、CPU111は印刷ジョブデータ500からメモリ119上に分割印刷データ541および分割印刷データ542を作成する(ステップS604)。
続いて、CPU111は分割印刷データ541を不揮発性メモリ120に格納する。さらに、CPU111はメディア制御部122を制御して分割印刷データ542を記憶部123に転送して蓄積する(ステップS605)。
なお、ハードウェアのDMA回路によって印刷ジョブデータ500からデータ片512、522、および532とデータ片513、523、および533とを抜き出して不揮発性メモリ120および記憶部123に格納する際には、ステップS604は省略され、ステップS603からステップS605に遷移する。
このように、CPU111は印刷ジョブデータのサイズに応じて記憶部123を用いる必要があると判定すると、分割印刷データの各々を複数のデータ片にさらに分割することになる。
上述のようにして不揮発性メモリ120および記憶部123に格納された分割印刷データを読み出す際には、CPU111は上述した手順と逆の手順を行う。つまり、CPU111は不揮発性メモリ120および記憶部123からメモリ119に分割印刷データ541および542を転送する。
CPU111は分割印刷データ541および542をそれぞれデータ片512、522、および532と、データ片513、523、および533に分割する。そして、CPU111はデータ片512とデータ片513を合成して分割データ511を作成する。同様にして、CPU111はデータ片522とデータ片523を合成して分割データ521とし、データ片532とデータ片533とを合成して分割データ531とする。そして、CPU111は分割データ511、521、および531を結合してメモリ119に印刷データジョブ500を格納する。
なお、ステップS602において、印刷ジョブデータのサイズが所定のサイズ以下であると(ステップS602において、YES)、CPU111は印刷ジョブデータを不揮発性メモリ120に記憶する。
図7は、図6で説明した印刷ジョブデータの分割処理の際に生成される分割ファイル管理テーブルの一例を示す図である。
図7に示す分割ファイル管理テーブル700はCPU111によって生成され、メモリ119に格納される。分割ファイル管理テーブル700はジョブ名称701、第1のファイルサイズ(file size)702、第1のファイル名703、第2のファイルサイズ704、第1の比率705、第2のファイル名706、第3のファイルサイズ707、および第2の比率の各欄を備えている。
ジョブ名称701には印刷ジョブの名称が格納される。第1のファイルサイズ702には印刷ジョブデータ500のサイズが格納される。第1のファイル名703には不揮発性メモリ120に格納される分割印刷データ541のファイル名が格納される。第2のファイルサイズ704には分割印刷データ541のサイズが格納される。
第1の比率705には、データ片512の分割比率が格納されている。第2のファイル名706には記憶部123に格納される分割印刷データ542のファイル名が格納される。第3のファイルサイズ707には分割印刷データ542のサイズが格納される。第2の比率にはデータ片512の分割比率が格納されている。なお、印刷ジョブデータの分割を行わない場合には、第3のファイルサイズ707にはファイルサイズとして0kBが格納され、第2の比率708に格納される分割比率が0となる。
CPU111は分割ファイル管理テーブル700を生成した後、この分割ファイル管理テーブル700をメモリ119から不揮発性メモリ120又は記憶部123に転送する。
このように、分割ファイル管理テーブル700には印刷データの各々について分割印刷データ毎にデータ片が複数のメモリ部のいずれに記録されたかを示す分割データ記録情報が登録されることになる。
図8は、図1に示す操作部150に表示される認証操作画面の一例を説明するための図である。
いま、図4に示すステップS402において、CPU111は印刷ジョブが機密印刷ジョブであると判定して認証操作待ち状態となっているものとする。操作部150において、図2に示す状況確認キーを押し下げると、CPU111は操作部150にジョブ選択画面800を表示する。このジョブ選択画面800には複数の項目が表示される。図示の例では、コピー/プリントジョブ801およびジョブ状況802などの項目が表示されている。
各項目(リスト)にカーソルを移動させる際には、図2に示す上下キー217および218が用いられる。そして、カーソルが位置づけられたリストにおいてはその文字が反転文字で表示される。ユーザが選択したリストにカーソルを移動させて、OKキー216(図2)を押し下げると、CPU111は当該リストを選択する。
いま、ジョブ選択画面800においてジョブ状況802を選択すると、CPU111は操作部150に印刷ジョブ状況画面810を表示する。この印刷ジョブ状況画面810にはメインコントローラ110、つまり、CPU111が受信した印刷ジョブの一覧がコピー/プリント状況として表示される。ここでは、図示のように、印刷ジョブが認証待ちであるか否かが表示される。
いま、ユーザがカーソルを移動させて認証待ちの印刷ジョブである”4/1配布資料811”を選択すると、CPU111は当該認証待ちの印刷ジョブに係る詳細を示す詳細画面820を操作部150に表示する。詳細画面820には詳細情報として認証および中止が表示されるとともに、状況と受付時刻とが表示される。
詳細情報画面820において、ユーザが認証811を選択すると、CPU111は暗証番号入力画面830を表示する。ユーザは図2に示す数字キー230〜239を用いて、暗証番号入力画面830上でパスワードを入力する。
CPU111は入力されたパスワードが、印刷ジョブデータとともに受信したパスワードと一致すると、当該印刷ジョブデータに応じて印刷を開始する。この際、CPU111は分割ファイル管理テーブルを参照して印刷ジョブデータを不揮発性メモリ120および/又は記憶部123から読み出して、図4のステップS403〜S407の処理を実行することになる。
図9は、図1に示す操作部150に表示される再印刷操作画面の一例を説明するための図である。
図8に関連して説明したように、操作部150において状況確認キー214を押し下げると、ジョブ選択画面800が表示される。いま、ジョブ選択画面800において、リプリント(再印刷)ジョブ902を選択すると、CPU111はユーザ選択画面910を操作部150に表示する。ユーザ選択画面910ではリプリント可能なユーザのユーザ名が表示される。
いま、ユーザ名911が選択されると、CPU111は該当ユーザ名においてリプリント可能な印刷ジョブリスト画面920を操作部150に表示する。この印刷ジョブリスト画面920にはリプリント可能なジョブリスト921が表示される。リプリント可能なジョブリスト921から印刷ジョブとして分担表922を選択すると、CPU111は確認画面930を操作部150に表示する。
この確認画面930において、ユーザが“はい“931を選択すると、CPU111は当該選択された印刷ジョブの実行(ジョブ実行)を開始する。印刷を行う際には、CPU111は分割ファイル管理テーブル参照して該当する印刷ジョブデータを不揮発性メモリ120および/又は記憶部123から読み出して、図4で説明したステップS403〜S407の処理を行う。
このように、本発明の実施の形態によれば、印刷データを複数の分割印刷データに分割して、さらに各分割印刷データを複数のデータ片に分割して、分割印刷データ毎(分割データ毎)にデータ片を不揮発性メモリ120および記憶部123に振り分けて記録する。よって、記録部123がMFPから取り外されたとしても、データの復元は困難であり、印刷データについて容易にセキュリティを確保することができる。さらに、セキュリティの確保に要するコストを低減することができる。また、データを分割するにあたっての分割比率は、不揮発性メモリ120および記憶部123の容量の比率や読み書き速度などのパフォーマンスなどに応じて決定される。これにより、機械的にデータを分割する場合に比べて、より効率的に分割して蓄積させることができる。
上述の実施の形態では、情報処理装置としてMFPを例に挙げて説明したが、他の情報処理装置、例えば、パソコン、携帯電話機などにおいても同様にして適用することができる。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
例えば、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法を情報処理装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、この制御プログラムを情報処理装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
この際、制御方法および制御プログラムの各々は、少なくとも分割登録ステップおよび復元ステップを有することになる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
110 MFP
111 CPU
112 メモリ制御部
119 メモリ
120 不揮発性メモリ
122 メディア制御部
123 記憶部
130 リーダ部
140 プリンタ部
150 操作部

Claims (7)

  1. データをメモリに一旦記憶して、前記メモリに記憶されたデータに応じてジョブを実行する情報処理装置であって、
    前記メモリは複数のメモリ部を備えており、
    前記データを分割して複数の分割データとして当該複数の分割データを前記複数のメモリ部に振り分けて記録する記録手段と、
    前記ジョブを実行する際、前記複数のメモリ部に記録された前記分割データを結合して前記データを復元する復元手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記記録手段は前記分割データの各々を複数のデータ片にさらに分割して、前記分割データの各々について前記データ片を前記複数のメモリ部に振り分けて記録するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記データの各々について前記分割データ毎に前記データ片が前記複数のメモリ部のいずれに記録されたかを示す分割データ記録情報が登録されたテーブルを記録する記憶手段を有し、
    前記復元手段は前記テーブルを参照して前記データの復元を行うことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記複数のメモリ部の少なくとも1つは前記情報処理装置に対して取り外し可能な記録媒体であり、
    前記データを記録する際、前記データのサイズに応じて前記記録媒体を用いる必要があると判定すると前記記録手段は前記分割データの各々を複数のデータ片にさらに分割することを特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理装置。
  5. 前記データに暗証番号が付加されているか否かによって前記データが機密データであるか否かを判定する判定手段と、
    前記データが前記機密データであると判定されると、前記暗証番号の入力があった際に前記ジョブを実行するジョブ実行手段とを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. データをメモリに一旦記憶して、前記メモリに記憶されたデータに応じてジョブを実行する情報処理装置の制御方法であって、
    前記メモリは複数のメモリ部を備えており、
    前記データを分割して複数の分割データとして当該複数の分割データを前記複数のメモリ部に振り分けて記録する記録ステップと、
    前記ジョブを実行する際、前記複数のメモリ部に記録された前記分割データを結合して前記データを復元する復元ステップとを有することを特徴とする制御方法。
  7. データをメモリに一旦記憶して、前記メモリに記憶されたデータに応じてジョブを実行する情報処理装置で用いられる制御プログラムであって、
    前記メモリは複数のメモリ部を備えており、
    前記情報処理装置が備えるコンピュータに、
    前記データを分割して複数の分割データとして当該複数の分割データを前記複数のメモリ部に振り分けて記録する記録ステップと、
    前記ジョブを実行する際、前記複数のメモリ部に記録された前記分割データを結合して前記データを復元する復元ステップと実行させることを特徴とする制御プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018067087A (ja) * 2016-10-18 2018-04-26 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム

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