JP2013038831A - 電池制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の電池を並列接続したときの電流を抑制すること。
【解決手段】車両用動力装置1は、電池制御装置10を備える。車両用動力装置1は、複数の電池13、14を備える。これらの電池13、14は、その一部だけが電源装置12から離脱する場合がある。例えば、電池13、14が一時的に異常となった後に正常に復帰した場合、または、電池13、14が交換された場合である。電池制御装置10を構成する制御装置21は、離脱電池と接続電池とを含む複数の電池13、14の充電状態SOCが平衡状態になるまで複数の電池13、14を並列接続せず、複数の電池13、14の充電状態SOCが平衡状態になると複数の電池13、14を並列接続する平衡制御手段22を備える。これにより、複数の電池13、14が並列接続された直後に電池間に流れる電流が抑制される。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の電池の接続状態を制御する電池制御装置に関し、例えば、複数の電池パックを脱着可能に搭載した電動車両に設けることができる。
特許文献1、および特許文献2に開示されるように、車両に搭載された電池によって走行する電動車両が多く開発されている。このような電動車両には、電動機だけを動力源とする、いわゆる電気自動車と、電動機と内燃機関との両方を動力源とする、いわゆるハイブリッド車両とが含まれる。
特開平7−115708号公報 特開2000−258513号公報
このような電動車両の登場により、大容量、高電圧の電池が車両に搭載されるようになった。電動車両においては、電池の容量、電池の利用効率が走行可能距離に直接的に影響するからである。従来、走行可能距離を延ばすための一つの手段として、並列接続された複数の電池を採用する手段が知られている。この場合、稼働中のひとつまたは複数の電池に、新たに電池を追加的に並列接続する事態が生じる。例えば、一部の電池だけに故障が発生し、その電池を並列接続群から切断し、離脱させた後に、故障状態が解消し、再び並列接続する場合である。また、一部の電池のみを新しいものに交換したい場合も想定される。しかし、複数の電池間の電位差が大きい場合、並列接続した直後に突入電流が発生するおそれがある。このため、電池を利用する一般的な装置においては、一部の電池のみの交換を禁止している。このため、1つの電池が故障しただけで、複数の電池の電位をそろえるために、すべての電池を交換する必要があった。
一方、突入電流の発生を回路の改良によって抑制する手段も知られている。例えば、電池間の回路に突入電流を抑えることのできる抵抗値の大きいリレーを設ける手法が考えられる。また、電池が接続された後にリレーをスイッチング制御することにより、突入電流を抑制することも考えられる。しかし、これらの構成では、接続後に複数の電池の電位が平衡するまで電流が流れるため、電力が浪費されるという問題点があった。また、リレー、抵抗器などの部品により回路の複雑化、コストアップを招くという問題点があった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の電池を並列接続したときの電流を抑制することができる電池制御装置を提供することである。
本発明の他の目的は、複数の電池を並列接続したときの電流を抑制することができる適切なタイミングにおいて複数の電池を並列接続することができる電池制御装置を提供することである。
本発明は上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の発明は、負荷(11)へ給電することができる複数の電池(13、14)と、複数の電池を負荷に対して並列的に接続する並列回路(15)と、複数の電池の少なくとも一部を並列回路に対して離脱、または接続する断続器(16、17)と、一部の電池が断続器によって並列回路から離脱させられ離脱電池となった後に、並列接続された複数の電池間に流れる電流が抑制される平衡条件が成立すると、断続器によって離脱電池を並列回路に接続する平衡制御手段(22)とを備えることを特徴とする。
この構成によると、複数の電池が並列回路において並列接続され、負荷へ給電する場合がある。さらに、一部の電池が断続器によって並列回路から離脱させられ離脱電池となる場合がある。離脱電池が生じると、この離脱電池を含む複数の電池が並列接続されたときに、それら複数の電池の間に、過剰な電流が流れることがある。この過剰な電流を抑制するために、平衡制御手段は、並列接続された複数の電池間に流れる電流が抑制される平衡条件が成立するか否かを判定する。そして、平衡制御手段は、平衡条件が成立すると、断続器によって離脱電池を並列回路に接続する。この結果、離脱電池が生じた後に、その離脱電池が再び並列回路に組み入れられるときに、電池間に過剰な電流が流れることが抑制される。
請求項2に記載の発明は、平衡制御手段は、平衡条件が成立するか否かを判定する平衡判定手段(155)と、平衡判定手段によって平衡条件の成立が判定されると断続器を閉じる閉路手段(156)とを備えることを特徴とする。この構成によると、平衡条件の成立が判定された後に、断続器が閉じられ、離脱電池が他の電池と並列接続される。
請求項3に記載の発明は、平衡制御手段は、離脱電池を並列回路に接続可能か否かを判定する接続判定手段(153)を備え、接続判定手段により接続可能と判定されるとき、平衡判定手段による判定が実行されることを特徴とする。この構成によると、離脱電池が接続可能な場合にだけ、平衡条件が成立するか否かが判定される。このため、接続不能な離脱電池が並列回路に接続されることが回避される。
請求項4に記載の発明は、平衡制御手段は、さらに、一部の電池を並列回路から離脱させるべき離脱条件の成立を判定する離脱判定手段(131、132、141)と、離脱判定手段によって離脱条件の成立が判定されると、断続器によって一部の電池を並列回路から離脱させ、離脱電池とする離脱手段(133、142)とを備えることを特徴とする。この構成によると、自動的に一部の電池が離脱電池となる。その後、平衡制御手段によって離脱電池が再び並列回路に接続される。このため、自動的に離脱電池が発生した場合でも、その離脱電池を含む複数の電池の間に過剰な電流が流れることが抑制される。
請求項5に記載の発明は、離脱判定手段は、複数の電池が異常か正常かを診断する診断手段(131、132)を備え、離脱手段は、異常であると診断された電池を並列回路から離脱させ、離脱電池とし、接続判定手段は、異常であると診断された電池がないときに、離脱電池を並列回路に接続可能であると判定することを特徴とする。この構成によると、電池の異常が診断された場合に、その異常な電池が離脱電池とされる。この結果、異常な電池が使用され続けることが回避される。また、電池の異常状態が解消し、電池が正常であると診断されると、離脱電池が接続可能であると判定される。この結果、一時的な異常診断によって離脱させられた電池が自動的に再接続される。しかも、その再接続のときに、電池間に過剰な電流が流れることが抑制される。
請求項6に記載の発明は、離脱判定手段は、離脱条件として、一部の電池が交換されたことを判定し、離脱手段は、交換された電池を並列回路から離脱させ、離脱電池とし、接続判定手段は、一部の電池が交換された後に、離脱電池を並列回路に接続可能であると判定することを特徴とする。この構成によると、一部の電池が交換された場合に、その交換された電池が離脱電池とされる。この結果、交換された電池が、平衡条件が満たされないまま、交換前から継続して使用されている接続電池と並列接続されることが回避される。また、交換の直後から、離脱電池が接続可能であると判定される。この結果、一部の電池が交換された後は、平衡条件が成立すれば、交換された電池が並列回路に接続される。しかも、その接続のときに、電池間に過剰な電流が流れることが抑制される。
請求項7に記載の発明は、平衡制御手段は、離脱電池と並列接続されるべき接続電池の状態を、離脱電池の状態に向けてフィードバック制御によって接近させるフィードバック制御手段(154、151)を備えることを特徴とする。この構成によると、接続電池の状態が、離脱電池の状態に向けて接近するように積極的にフィードバック制御によって制御される。この結果、接続電池の状態と離脱電池の状態とが接近し、上記平衡条件が成立しやすくなる。
請求項8に記載の発明は、平衡制御手段は、離脱電池と並列接続されるべき接続電池の状態が、負荷への給電によって離脱電池の状態に向けて接近するように、接続電池と離脱電池とを入れ替える入替手段(261−267)を備えることを特徴とする。この構成によると、接続電池の状態が、その接続電池から負荷への給電に起因して、離脱電池の状態に向けて接近するように、接続電池と離脱電池とが入れ替えられる。例えば、接続電池の状態が負荷への給電により低下する場合、状態が高い電池を接続電池とし、状態が低い電池を離脱電池とするように入替が実行される。この結果、電力消費に伴う電池の状態の変化を利用して、平衡条件の成立を促すことができる。
請求項9に記載の発明は、平衡条件は、複数の電池の充電状態(SOC)がほぼ等しいことであることを特徴とする。この構成によると、電池の状態を安定的に示すことができる充電状態(SOC)を指標として、平衡条件の成立が判定される。このため、変動しやすい電圧に基づいて平衡条件を判定するよりも安定的な制御が可能となる。
なお、特許請求の範囲および上記手段の項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
本発明を適用した第1実施形態に係る電池制御装置を含む車両用動力装置を示すブロック図である。 第1実施形態の電池制御装置の自己診断制御を示すフローチャートである。 第1実施形態の電池制御装置の電池交換制御を示すフローチャートである。 第1実施形態の電池制御装置の電池接続制御を示すフローチャートである。 第1実施形態の電池制御装置による充電状態(SOC)の変化を示すグラフである。 第1実施形態の電池制御装置による充電状態(SOC)の変化を示すグラフである。 本発明を適用した第2実施形態に係る電池制御装置の電池接続制御を示すフローチャートである。 第2実施形態の電池制御装置による充電状態(SOC)の変化を示すグラフである。 第2実施形態の電池制御装置による充電状態(SOC)の変化を示すグラフである。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。また、後続の実施形態においては、先行する実施形態で説明した事項に対応する部分に百の位だけが異なる参照符号を付加することにより対応関係を示し、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態で具体的に組合せが可能であることを明示している部分同士の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、明示してなくとも実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
図1は、本発明を適用した第1実施形態に係る電池制御装置10を含む車両用動力装置1を示すブロック図である。車両用動力装置1は、車両の走行用の動力を供給するための電動システム11を備える。電動システム11は、直流電力を交流電力に変換するインバータ回路と、回転電機と、動力伝達装置、および車両の駆動輪を含むことができる。電動システム11は、電気自動車の主たる動力装置として、または、ハイブリッド車両における内燃機関と並ぶ動力装置として車両に搭載されている。
車両用動力装置1は、電動システム11に直流電力を供給する電源装置12を備える。電源装置12は、電動システム11を負荷とする複数の電池13、14を備える。図中には、例示的に、最小構成である2つの電池13、14が図示されている。車両用動力装置1は、3つ以上の電池を備えることができる。電池13、14は、車両の走行用の動力源として機能することができる大容量、大電圧の二次電池である。電池13、14は、数百ボルトの電圧を供給するリチウムイオン電池によって提供することができる。電池13、14のそれぞれは、電池パックとも呼ばれ、ひとつのユニットとして取り扱い可能に構成されている。
複数の電池13、14は、電動システム11に対して電気的に並列に位置付けられている。電源装置12は、複数の電池13、14を電動システム11に対して並列接続可能な並列回路15を備える。電源装置12は、複数の電池13、14のいずれかひとつだけを電源装置12から離脱させ、電動システム11に接続されている他の電池から独立させることが可能に構成されている。上記のような並列接続、および一部の電池の離脱を可能とするために、電源装置12は、並列回路15と、この並列回路15に配置され回路接続を切換える手段としてのリレー16、17を備える。複数の電池13、14のそれぞれは、直列接続されたリレー16、17を備える。ひとつの電池13(または14)には、少なくともひとつのリレー16(または17)が直列接続されている。
リレー16は、電池13と電動システム11との間の給電経路を開閉する。リレー17は、電池14と電動システム11との間の給電経路を開閉する。複数のリレー16、17は、複数の電池13、14の少なくとも一部を並列回路15に対して離脱、または並列回路15に接続する断続器である。複数のリレー16、17が閉じられるとき、複数の電池13、14が電動システム11に対して並列接続される。ひとつのリレー16(または17)が開かれるとき、そのリレー16(または17)とだけ直列接続された電池13(または14)は、電動システム11に接続された他の電池17(または16)を含む電源装置から切り離される。したがって、電源装置12は、複数の電池13、14を電動システム11に対して並列的に接続した状態と、一部の電池だけを電動システム11と接続されている他の電池から離脱させた状態とを選択的に提供することができる。さらに、電源装置12は、離脱させる電池を選択的に切換えることができる。
車両用動力装置1は、電池制御装置10の一部を構成する制御装置21を備える。制御装置21は、電動システム11を制御する電動車両のための走行制御装置でもある。制御装置21は、複数の電池13、14の状態を平衡させてから複数の電池13、14を電動システム11に対して並列接続する平衡制御手段22を備える。ここで、平衡状態は、複数の電池13、14が並列接続されても、それらの間に過大な電流が流れない状態を意味する。例えば、電池13の電位と電池14の電位とに電位差があると、それらが並列接続されたときに突入電流が流れる。このような突入電流が流れない状態が平衡状態である。平衡制御手段22は、複数の電池13、14の状態が平衡状態になったときに、それら複数の電池13、14を並列接続する。言い換えると、平衡制御手段22は、電動システム11に接続されている一部の接続電池(稼働電池)から電動システム11への給電を可能とする。さらに、平衡制御手段22は、他の離脱電池(非稼働電池)が電動システム11に対して接続可能である場合に、接続電池と離脱電池とが平衡状態になるまで待ち、平衡状態となってから接続電池と離脱電池とを電動システム11に対して並列接続する。
制御装置21は、図2、図3、および図4に図示されたフローチャートの処理を実行することにより平衡制御手段22として機能する。制御装置21は、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体を備えるマイクロコンピュータによって提供される。記憶媒体は、コンピュータによって読み取り可能なプログラムを格納している。記憶媒体は、メモリによって提供されうる。プログラムは、制御装置21によって実行されることによって、制御装置21をこの明細書に記載される装置として機能させ、この明細書に記載される制御方法を実行するように制御装置21を機能させる。制御装置21が提供する手段は、所定の機能を達成する機能的ブロック、またはモジュールとも呼ぶことができる。制御装置21は、車両に搭載された低電圧の二次電池23から給電されて作動する電子制御装置である。
車両用動力装置1は、複数の電池13、14の状態を検出するためのセンサ群24−27を備える。センサ群24−27により検出された信号は、制御装置21に入力される。制御装置21は、センサ群24−27からの信号に応じて制御を実行する。センサ群24−27は、電池13の電圧を検出する電圧センサ24、電池13の電流を検出する電流センサ25、電池14の電圧を検出する電圧センサ26、および電池13の電流を検出する電流センサ27を備えることができる。
さらに、車両用動力装置1は、その状態を診断するためのダイアグテスタ28を備えることができる。ダイアグテスタ28は、例えば、車両のサービス工場などに配備されており、必要に応じて車両用動力装置1に接続される。ダイアグテスタ28は、車両の保守作業の際に、車両に接続される。ダイアグテスタ28は、車両用動力装置1の作動状態、異常個所などを表示するとともに、車両用動力装置1の制御パラメータを設定することができる。例えば、この実施形態では、電池13または電池14が交換された後に、その交換された電池の状態を示す情報が、ダイアグテスタ28によって制御装置21に設定される。例えば、ダイアグテスタ28によって、交換された電池の充電状態SOC(State Of Charge)の初期値を設定することができる。
充電状態SOCは、電池に充電された電力量を反映するだけでなく、その内部抵抗値、劣化の進行度、機体ごとの差などを反映するように補正された値である。充電状態SOCは、種々の手法によって検出、または算出することができる。例えば、先行技術文献が開示する手法によって算出することができる。充電状態SOCは、電池の端子間電圧、すなわち電池の電位と一定の相関を持っている。複数の電池13、14が、同じ機種である場合、それらがもつ充電状態SOCと電位との相関関係は同じである。
充電量に差がある2つの電池が並列に接続されると、充電量の多い電池から充電量の少ない電池に向かって充電量が平衡状態となるように電流が流れる。電位差が大きい場合、電池間に流れる電流が過剰に大きくなり、突入電流と呼べる水準に到達する。このような過剰な電流を抑制するためには、並列接続された複数の電池間に流れる電流が抑制される平衡条件が成立したときに複数の電池を並列接続すればよい。例えば、複数の電池の充電量が充分に等しいとき、つまり電位差が充分に小さいときにそれらの複数の電池を並列接続すればよい。しかし、計測された電圧は、回路の制御状態により大きく変化する。このため、電池の真の電位を計測することは困難である。これに対して、充電状態SOCは、電池の容量、回路の制御状態、入出力電流の影響を排除した指標である。このため、充電状態SOCは、並列接続されるべき複数の電池が平衡状態に到達したことを判定するための指標として好適である。そこで、平衡制御手段22は、充電状態SOCを指標として利用する。
平衡制御手段22は、一部の電池がリレー16、17によって並列回路15から離脱させられ離脱電池となった後に、上記平衡条件が成立すると、リレー16、17によって離脱電池を並列回路15に接続する。平衡制御手段22は、並列接続されようとする複数の電池の充電量の差が所定値を下回ったことを、それらの電池の充電状態SOCの差が所定値を下回ったことにより判定する。すなわち、平衡制御手段22は、複数の電池の充電状態(SOC)がほぼ等しいことを平衡条件として採用している。平衡制御手段22は、その判定に応答して、それらの電池を並列接続することにより、突入電流を抑制する。
図2は、第1実施形態の電池制御装置10の自己診断制御130を示すフローチャートである。自己診断制御130は、所定間隔で繰り返して実行される。
ステップ131では、電源装置12に含まれる複数の電池13、14の状態を診断する。ステップ132では、異常と診断された電池があるか否かを判定する。異常電池がある場合、ステップ133へ進む。ステップ133では、異常であると診断された電池だけに直列接続されたリレーを開く。ステップ133により、異常電池は電源装置12から離脱する。ステップ134では、異常電池の充電状態SOCを記録する。異常電池の充電状態SOC(fail)は、離脱させられた電池、すなわち離脱電池の充電状態Sbとして記録される。ステップ132において異常電池がないと判定されると、ステップ135へ進む。ステップ135では、離脱電池がある場合にその再接続を許可する。
ステップ131、および132の処理により、一部の電池を並列回路15から離脱させるべき離脱条件の成立を判定する離脱判定手段が提供される。ステップ131は、複数の電池が異常か正常かを診断する診断手段を提供する。ここでは、離脱条件として、診断手段の診断が利用される。ステップ133の処理により、複数の電池13、14のいずれかが異常状態になると、その異常な電池を並列回路15から離脱させ、離脱電池とする離脱手段が提供される。さらに、ステップ131、132、および135の処理により、異常電池が正常状態に復帰した場合に、その復帰した電池の再接続を許可する許可手段が提供される。
図3は、第1実施形態の電池制御装置10の電池交換制御140を示すフローチャートである。電池交換制御140は、電池を交換する作業に応答して、または所定間隔で繰り返して実行される。
ステップ141では、電源装置12に含まれる複数の電池13、14のいずれかが交換されたか否かを判定する。電池の交換は、電池と電源装置12との接続の切断を検出することにより、またはダイアグテスタ28からの設定により判定することができる。電池が交換された場合、ステップ142へ進む。ステップ142では、交換された電池だけに直列接続されたリレーを開く。ステップ142により、交換された電池は電源装置12から離脱された状態に置かれる。ステップ142の処理は、ステップ141の前において、電池を交換する作業者によって手動的に実現されてもよい。ステップ143では、交換された電池の充電状態SOCを記録する。ここで、交換された電池は、新品電池の場合と、使用済み電池の場合とがある。交換された電池の充電状態SOC(repl)は、離脱している電池、すなわち離脱電池の充電状態Sbとして記録される。ここで、交換された電池の充電状態SOC(repl)は、種々の手法によって設定することができる。例えば、制御装置21によって、交換された電池の充電状態SOCを計測し、この初期計測値を交換電池の充電状態SOC(repl)として利用することができる。また、ダイアグテスタ28から交換電池の充電状態SOCを設定し、この設定値を交換電池の充電状態SOC(repl)として利用することができる。また、制御装置21に予め設定された固定の設定値を交換電池の充電状態SOC(repl)として利用することができる。ステップ141において電池の交換がないと判定されると、処理を終了する。
ステップ141の処理により、一部の電池を並列回路15から離脱させるべき離脱条件の成立を判定する離脱判定手段が提供される。ここでは、離脱条件として、一部の電池が交換されたことが判定される。ステップ141、および142の処理により、複数の電池13、14のいずれかが交換されると、その交換された電池を電源装置12から離脱させる離脱手段が提供される。さらに、ステップ144の処理により、交換された電池の再接続を許可する許可手段が提供される。
図4は、第1実施形態の電池制御装置10の電池接続制御150を示すフローチャートである。電池接続制御150は、ハイブリッド車両における制御を示している。すなわち、車両に搭載された内燃機関によって発電機が駆動され、電池13、14を充電可能な場合を示している。電池接続制御150は、所定間隔で繰り返して実行される。
ステップ151では、電源装置12に含まれる複数の電池13、14の充電状態SOCが目標Srにフィードバック制御される。ここでは、複数の電池13、14の充電状態SOCが上限値と下限値との間に維持されるようにハイブリッド車両の発電機が制御される。
ステップ152では、電源装置12に含まれる一部の電池が切断中か否かを判定する。例えば、自己診断制御130によって、異常であると診断された電池が離脱させられている場合、または、電池交換制御140によって、交換された電池が離脱させられている場合に、ステップ152からYESに分岐する。すべての電池が並列接続され、稼働中である場合、ステップ152からNOに分岐し、処理を終了する。
ステップ153では、離脱させられている電池の再接続が可能か否かを判定する。例えば、自己診断制御130において、再接続が許可された場合、または、電池交換制御140によって、再接続が許可された場合に、ステップ153からYESに分岐する。電池の再接続が許可されていない場合、ステップ153からNOに分岐し、処理を終了する。ステップ153の処理は、離脱電池を並列回路15に接続可能か否かを判定する接続判定手段を提供する。この手段は、異常であると診断された電池がないときに、離脱電池を並列回路15に接続可能であると判定する。また、この手段は、一部の電池が交換された後に、離脱電池、すなわち交換電池を並列回路15に接続可能であると判定する。
ステップ154では、複数の電池13、14の充電状態SOCを平衡させるための積極的な平衡制御のための目標値である目標Srを設定する。ここでは、離脱電池の充電状態Sbに基づいて目標Srが設定される。目標Srは、充電状態Sbの不可避の変動分を考慮して設定される。ここでは、充電状態Sbの低下分Seが考慮される。目標Srは、Sr=Sb−Seによって設定することができる。ここで、低下分Seは、一定の値とすることもできる。また、低下分Seは、離脱電池の離脱時間の増加に応じて、比例的に増加するように設定してもよい。
ステップ154において目標Srが設定されることにより、次回のステップ151の実行時には、電源装置12において接続され稼働している稼働電池の充電状態SOCが目標Sr、すなわちSb−Seに向けてフィードバック制御される。この結果、稼働電池の充電状態SOCが目標Srに向けて積極的に調節される。言い換えると、複数の電池の充電状態SOCが。平衡状態Srに向けて積極的に制御される。
ステップ155では、複数の電池13、14が平衡状態に到達したか否かを判定する。具体的には、稼働電池の充電状態Saが、目標Srに到達したか否かを判定する。ここでは、充電状態Saと目標Srとの差が所定範囲内に到達したことが判定される。すなわち、充電状態Saと目標Srとの差の絶対値|Sa−Sr|が、所定の閾値Stを下回っているか否かを判定する。充電状態Saが目標Srに到達すると、ステップ156に進む。充電状態Saが目標Srに到達していない場合、ステップ155からNOに分岐し、処理を終了する。この場合、ステップ151の処理が再度実行され、稼働電池の充電状態SOCが目標Srに向けて制御される。
ステップ156では、離脱電池にだけ直列接続されたリレーを再び閉じる。これにより、離脱電池が再接続される。言い換えると、切断されることによって非稼働であった非稼働電池が、再接続によって電動システム11に給電可能な状態となり、稼働電池となる。ステップ157では、目標Srを、通常のフィードバック制御のための目標Sfbに再設定する。
ステップ152、153、155、および156の処理により、複数の電池13、14が平衡状態に到達してから、離脱電池を再接続する再接続手段が提供される。ステップ151およびステップ154により、接続電池の充電状態Saを、離脱電池の充電状態Sbに向けてフィードバック制御によって接近させるフィードバック制御手段が提供される。言い換えると、接続中の稼働電池の充電状態Saを積極的に平衡状態である目標Srに接近するようにフィードバック制御するフィードバック制御手段が提供される。ステップ155の処理は、平衡条件が成立するか否かを判定する平衡判定手段を提供する。また、ステップ156の処理は、平衡判定手段によって平衡条件の成立が判定されると断続器を閉じる閉路手段を提供する。
図5は、第1実施形態の電池制御装置10による充電状態(SOC)の変化を示すグラフである。時刻t1までの期間、すべての電池13、14が接続され、電動システム11に給電している。この期間、すべての電池13、14の充電状態SOCは、目標Sfbに向けて制御されている。図示の状態では、電池13、14の充電状態SOCは、目標Sfbより高い値にある。時刻t1において、いずれかの電池に異常が発生すると、その異常電池にだけ直列接続されたリレーが開かれる。時刻t1における離脱電池の充電状態SOCは、充電状態Sbである。時刻t1の後、離脱電池の充電状態SOCは、自然放電などによって徐々にゆっくりと低下してゆく。離脱電池の充電状態SOCの低下分は、低下分Seによって示される。一方、接続されている接続電池の充電状態SOCは、電源システム11への給電と、電源システム11からの充電とによって変動しながら推移してゆく。
やがて、時刻t2において、離脱電池の異常状態が何らかの理由によって解消すると、離脱電池の接続許可が判定される。しかし、平衡制御手段22によって、離脱電池はすぐに接続されない。時刻t2の後、目標Srが設定される。この結果、接続電池の充電状態Saは、目標Srに向けてフィードバック制御され、徐々に接近してゆく。時刻t3において、接続電池の充電状態Saが目標Srに到達すると、離脱電池が接続される。したがって、時刻t1から時刻t3の間にわたって一部の電池が非稼働とされる。時刻t1と時刻t3との間の期間のうち、時刻t2と時刻t3との間の期間において、並列接続されるべき電池を平衡状態にするための平衡制御が実行されている。時刻t3の後は、それまで離脱していた離脱電池が接続されるから、すべての電池が稼働状態となる。
図6は、第1実施形態の電池制御装置10による充電状態(SOC)の変化を示すグラフである。時刻t1までの期間、すべての電池13、14が接続され、電動システム11に給電している。この期間、すべての電池13、14の充電状態SOCは、目標Sfbに向けて制御されている。図示の状態では、電池13、14の充電状態SOCは、目標Sfbより高い値にある。時刻t1において、いずれかの電池が交換されると、その交換電池にだけ直列接続されたリレーが開かれ、その開放状態が維持される。この結果、交換電池は、車両に搭載されるが、依然として離脱電池のままで維持される。さらに、電池の交換と同時に、その交換電池の接続許可が設定される。しかし、平衡制御手段22によって、離脱電池はすぐに接続されない。時刻t1における交換電池の充電状態SOCは、充電状態Sbである。時刻t1の後、交換電池の充電状態SOCは、自然放電などによって徐々にゆっくりと低下してゆく。交換電池の充電状態SOCの低下分は、低下分Seによって示される。一方、接続されている接続電池の充電状態SOCは、電源システム11への給電と、電源システム11からの充電とによって変動しながら推移してゆく。時刻t1の後、目標Srが設定される。この結果、接続電池の充電状態Saは、目標Srに向けてフィードバック制御され、徐々に接近してゆく。
時刻t2において、接続電池の充電状態Saが目標Srに到達すると、離脱電池が接続される。したがって、時刻t1から時刻t2の間にわたって一部の電池が非稼働とされる。時刻t1と時刻t2との間の期間において、並列接続されるべき電池を平衡状態にするための平衡制御が実行されている。時刻t2の後は、それまで離脱していた離脱電池が接続されるから、すべての電池が稼働状態となる。
以上に述べたように、この実施形態によると、一部の電池が離脱している場合、平衡制御手段22は、並列接続されるべき電池が平衡状態となってから、それらの電池を並列接続する。このため、並列接続された電池の間に過剰な電流が流れることが抑制される。
(第2実施形態)
図7は、本発明を適用した第2実施形態に係る電池制御装置10の電池接続制御250を示すフローチャートである。この実施形態の電池制御装置10は、車両用動力装置1の一部である。この実施形態の車両用動力装置1は、先行する実施形態と同じ構成を備える。この実施形態の電池制御装置10も、先行する実施形態の自己診断制御130と電池交換制御140とを実行する。この実施形態では、先行する実施形態の電池接続制御150に代えて、電池接続制御250が実行される。
電池接続制御250は、電気自動車における制御を示している。すなわち、内燃機関式発電機を備えることなく、もっぱら車両の外部から電池13、14を充電可能な場合を示している。したがって、電池13、14の充電状態SOCは、車両制動時の回生電力による充電により上昇することはあるが、車両が運行されている期間には、ほぼ一様に減少してゆく。電池接続制御250は、所定間隔で繰り返して実行される。
ステップ152−156は、先行する実施形態と同じ処理である。ステップ261では、接続電池の充電状態Saが離脱電池の充電状態Sb以上であるか否かを判定する。接続電池は電動システム11に給電中の稼働電池である。一方、離脱電池は、電動システム11に給電しない非稼働電池である。この非稼働電池の充電状態Sbは、自然放電などによって徐々にゆっくりと低下するだけである。一方、稼働電池は電動システム11に給電するから、その充電状態SOCは比較的急速に低下する。電気自動車の場合、車両が運行されている期間中に電池の充電状態SOCが大幅に上昇することは期待できない。よって、並列接続されるべき複数の電池を平衡状態にするためには、充電状態SOCが高いほうの電池を接続電池とし、充電状態SOCが低いほうの電池を離脱電池として、車両を運行させ、接続電池の充電状態Saが、離脱電池の充電状態SOCにまで低下するのを待つ必要がある。そこで、ステップ261では、接続電池と離脱電池との入れ替えが必要か否かを判定している。接続電池と離脱電池との入れ替えが必要である場合、NOに分岐し、ステップ262に進む。ステップ262以下では、接続電池と離脱電池とを自動的に入れ替える入替処理が実行される。電池の入れ替えが不要である場合、ステップ154へ進む。
ステップ262では、電池の入れ替えを促進すべき条件が満たされているか否かを判定する。電池13、14は、電動システム11に給電するから、その電池の入替は、車両の運行に影響を与えないタイミングにおいて実行する必要がある。例えば、車両が完全に停車しているときに電池を入れ替えることが望ましい。ところが、そのような入替条件が満たされるまでに長い期間を要する場合がある。しかし、一部の電池を離脱電池としている期間が長くなると、車両の走行可能距離が短くなるといった弊害が生じる。そこで、一定の入替促進条件が満たされると、入れ替えを促進する処理を実行する。この実施形態では、入替促進条件として、例えば、接続電池だけによる走行可能距離が所定の閾値を下回ったことが判定される。また、入替促進処理は、ステップ263において提供される。ステップ263では、入替条件が満たされるための車両の操作を行うように車両の利用者にアドバイスを提供する。例えば、車両を一時的に停車させることを勧める表示が車両の表示装置に表示される。
ステップ264では、入替条件が満たされたか否かを判定する。ここでは、稼働電池と非稼働電池とを入れ替えても車両の運行に影響を与えないか否かを判定する。例えば、車両が停車状態にあり、稼働電池に電流が流れていないか否かが判定される。車両が停車状態にあり、かつ稼働電池に電流が流れていないことが判定されると、ステップ265へ進む。
ステップ265とステップ266では、稼働電池と非稼働電池とを入れ替えるためのリレー16、17の入替制御が実行される。ステップ265では、充電状態SOCが低いほうの電池、すなわち稼働電池(接続電池)にだけ直列接続されたリレーを開く。ステップ266では、充電状態SOCが高いほうの電池、すなわち非稼働電池(離脱電池)にだけ直列接続されたリレーを閉じる。これにより、離脱電池と接続電池とが入れ替えられる。
ステップ267では、ステップ265によって新たに離脱させられた離脱電池の充電状態SOCを記録する。ステップ265によって切断された電池の充電状態SOC(shut)は、離脱電池の充電状態Sbとして記録される。この後、ステップ154へ進み、先行する実施形態と同様の処理を実行する。
ステップ152、153、155、および156の処理により、複数の電池13、14が平衡状態に到達してから、離脱電池を再接続する再接続手段が提供される。ステップ261からステップ267の処理により、離脱電池と接続電池とを入れ替えることにより、充電状態が高い電池を接続電池とし、充電状態が低い電池を離脱電池とする入替手段が提供される。また、ステップ261からステップ267の処理により、電力消費によって低下する電池の充電状態の変化傾向を利用して、接続中の稼働電池の充電状態SOCが平衡状態である目標Srに接近するのを待つ待機制御手段が提供される。ステップ261からステップ267の処理は、離脱電池と並列接続されるべき接続電池の状態が、負荷への給電によって離脱電池の状態に向けて接近するように、接続電池と離脱電池とを入れ替える入替手段を提供する。言い換えると、充電状態SOCが高い電池を接続電池とし、充電状態SOCが低い電池を離脱電池とするように入替が実行される。この結果、電力消費に伴う充電状態SOCの変化を利用して、平衡条件の成立を促すことができる。
図8は、第2実施形態の電池制御装置10による充電状態(SOC)の変化を示すグラフである。時刻t1までの期間、すべての電池13、14が接続され、電動システム11に給電している。時刻t1において、いずれかの電池に異常が発生すると、その異常電池にだけ直列接続されたリレーが開かれる。時刻t1における離脱電池の充電状態SOCは、充電状態Sbである。時刻t1の後、離脱電池の充電状態SOCは、自然放電などによって徐々にゆっくりと低下してゆく。一方、接続されている接続電池の充電状態SOCは、電源システム11への給電と、電源システム11からの回生充電とによって変動しながら低下してゆく。
やがて、時刻t2において、離脱電池の異常状態が何らかの理由によって解消すると、離脱電池の接続許可が判定される。しかし、平衡制御手段22によって、離脱電池はすぐに接続されない。また、時刻t1と時刻t2との間における接続電池から電動システム11への給電によって、接続電池の充電状態Saは、離脱電池の充電状態Sbを大きく下回っている。よって、入替処理が実行される。この結果、離脱電池と接続電池とが入れ替えられる。時刻t2の後も、離脱電池の充電状態SOCは、自然放電などによって徐々にゆっくりと低下してゆく。離脱電池の充電状態SOCの低下分は、低下分Seによって示される。時刻t2の後、目標Srが設定される。一方、接続電池の充電状態SOCは、電源システム11への給電と、電源システム11からの回生充電とによって変動しながら低下してゆく。この結果、接続電池の充電状態Saは、目標Srに向けて徐々に接近してゆく。
時刻t3において、接続電池の充電状態Saが目標Srに到達すると、離脱電池が接続される。したがって、時刻t1から時刻t3の間にわたって一部の電池が非稼働とされる。時刻t1と時刻t3との間の期間のうち、時刻t2と時刻t3との間の期間において、並列接続されるべき電池を平衡状態にするための平衡制御が実行されている。時刻t3の後は、それまで離脱していた離脱電池が接続されるから、すべての電池が稼働状態となる。
図9は、第2実施形態の電池制御装置による充電状態(SOC)の変化を示すグラフである。時刻t1までの期間、すべての電池13、14が接続され、電動システム11に給電している。時刻t1において、いずれかの電池が交換されると、その交換電池にだけ直列接続されたリレーが開かれ、その開放状態が維持される。この結果、交換電池は、車両に搭載されるが、依然として離脱電池のままで維持される。さらに、電池の交換と同時に、その交換電池の接続許可が設定される。しかし、平衡制御手段22によって、離脱電池はすぐに接続されない。時刻t1における交換電池の充電状態SOCは、充電状態Sbである。時刻t1の後、交換電池の充電状態SOCは、自然放電などによって徐々にゆっくりと低下してゆく。交換電池の充電状態SOCの低下分は、低下分Seによって示される。一方、接続されている接続電池の充電状態Saは、電源システム11への給電と、電源システム11からの充電とによって変動しながら低下してゆく。時刻t1の後、目標Srが設定される。この結果、接続電池の充電状態Saは、目標Srに向けて徐々に接近してゆく。
図示の場合、交換電池の初期の充電状態Sbが十分に低いから、時刻t1の後に接続電池の充電状態Saが離脱電池の充電状態Sbを大きく下回ることはない。よって、入替処理は実行されない。
時刻t2において、接続電池の充電状態Saが目標Srに到達すると、離脱電池が接続される。したがって、時刻t1から時刻t2の間にわたって一部の電池が非稼働とされる。時刻t1と時刻t2との間の期間において、並列接続されるべき電池を平衡状態にするための平衡制御が実行されている。時刻t2の後は、それまで離脱していた離脱電池が接続されるから、すべての電池が稼働状態となる。
以上に述べたように、この実施形態によると、一部の電池が離脱している場合、平衡制御手段22は、並列接続されるべき電池が平衡状態となってから、それらの電池を並列接続する。このため、並列接続された電池の間に過剰な電流が流れることが抑制される。
(他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。上記実施形態の構造は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものである。
例えば、上記実施形態では、ひとつの電池13(14)にひとつのリレー16(17)を直列接続した。これに代えて、ひとつの電池13(14)を離脱させるために、ひとつの電池13(14)の正極側と負極側との両方にリレーを設けてもよい。
また、上記実施形態では、自己診断制御130と電池交換制御140とによって自動的に一部の電池が離脱電池となる構成を採用した。これに代えて、利用者の手動操作に応答して一部の電池が離脱電池となる構成を追加的に、または代替的に採用してもよい。
また、上記実施形態では、電池の状態を示す指標として充電状態SOCを採用した。これに代えて、所定の運転状態における電池の電圧を採用してもよい。また、電池の容量、電池の充電量、電池の充電容量、電池の蓄電量といった名称で呼ばれる指標を採用してもよい。
また、上記実施形態では、自己診断制御130と電池交換制御140とによって自動的に一部の電池が離脱電池となる構成を採用した。これに代えて、利用者の手動操作に応答して一部の電池が離脱電池となる構成を追加的に、または代替的に採用してもよい。
また、制御装置21が提供する手段と機能は、ソフトウェアのみ、ハードウェアのみ、あるいはそれらの組合せによって提供することができる。例えば、制御装置をアナログ回路によって構成してもよい。
1 車両用動力装置、 10 電池制御装置、 11 電動システム、 12 電源装置、 13 電池、 14 電池、 15 並列回路、 16 リレー、 17 リレー、 21 制御装置、 22 平衡制御手段、 23 電池、 24 電圧センサ、 25 電流センサ、 26 電圧センサ、 27 電流センサ、 28 ダイアグテスタ。

Claims (9)

  1. 負荷(11)へ給電することができる複数の電池(13、14)と、
    複数の前記電池を前記負荷に対して並列的に接続する並列回路(15)と、
    複数の前記電池の少なくとも一部を前記並列回路に対して離脱、または接続する断続器(16、17)と、
    一部の前記電池が前記断続器によって前記並列回路から離脱させられ離脱電池となった後に、並列接続された複数の前記電池間に流れる電流が抑制される平衡条件が成立すると、前記断続器によって前記離脱電池を前記並列回路に接続する平衡制御手段(22)とを備えることを特徴とする電池制御装置。
  2. 前記平衡制御手段は、
    前記平衡条件が成立するか否かを判定する平衡判定手段(155)と、
    前記平衡判定手段によって前記平衡条件の成立が判定されると前記断続器を閉じる閉路手段(156)とを備えることを特徴とする請求項1に記載の電池制御装置。
  3. 前記平衡制御手段は、
    前記離脱電池を前記並列回路に接続可能か否かを判定する接続判定手段(153)を備え、
    前記接続判定手段により接続可能と判定されるとき、前記平衡判定手段による判定が実行されることを特徴とする請求項2に記載の電池制御装置。
  4. 前記平衡制御手段は、さらに、
    一部の前記電池を前記並列回路から離脱させるべき離脱条件の成立を判定する離脱判定手段(131、132、141)と、
    前記離脱判定手段によって前記離脱条件の成立が判定されると、前記断続器によって一部の前記電池を前記並列回路から離脱させ、前記離脱電池とする離脱手段(133、142)とを備えることを特徴とする請求項3に記載の電池制御装置。
  5. 前記離脱判定手段は、複数の前記電池が異常か正常かを診断する診断手段(131、132)を備え、
    前記離脱手段は、異常であると診断された前記電池を前記並列回路から離脱させ、前記離脱電池とし、
    前記接続判定手段は、異常であると診断された前記電池がないときに、前記離脱電池を前記並列回路に接続可能であると判定することを特徴とする請求項4に記載の電池制御装置。
  6. 前記離脱判定手段は、前記離脱条件として、一部の前記電池が交換されたことを判定し、
    前記離脱手段は、交換された前記電池を前記並列回路から離脱させ、前記離脱電池とし、
    前記接続判定手段は、一部の前記電池が交換された後に、前記離脱電池を前記並列回路に接続可能であると判定することを特徴とする請求項4に記載の電池制御装置。
  7. 前記平衡制御手段は、
    前記離脱電池と並列接続されるべき接続電池の状態を、前記離脱電池の状態に向けてフィードバック制御によって接近させるフィードバック制御手段(154、151)を備えることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の電池制御装置。
  8. 前記平衡制御手段は、
    前記離脱電池と並列接続されるべき接続電池の状態が、前記負荷への給電によって前記離脱電池の状態に向けて接近するように、前記接続電池と前記離脱電池とを入れ替える入替手段(261−267)を備えることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の電池制御装置。
  9. 前記平衡条件は、複数の前記電池の充電状態(SOC)がほぼ等しいことであることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の電池制御装置。
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