JP2013036906A - 摂取熱量推定装置、摂取熱量推定方法および摂取熱量推定用データ出力装置 - Google Patents

摂取熱量推定装置、摂取熱量推定方法および摂取熱量推定用データ出力装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単かつ正確に摂取熱量を推定できるようにすること。
【解決手段】食前画像、すなわち食前の熱量が推定された食品の中で、食後の熱量が推定されていないものを撮像した画像を表示し、ユーザーに何れか一つを選択させる(ステップS381)。何れか一つの画像の選択を受けると、「食事量入力」と「食後撮像」とのアイコンを表示し、「食後撮像」がユーザーに選択されると(ステップS382,「食後撮像」)、食後の食品の熱量を推定する(ステップS383)。続いて、ステップS381において選択された食品について予め推定した食前の熱量から、ステップS383において推定した熱量を引くことで、ステップS381において選択された食品についての摂取熱量を算出する(ステップS386)。
【選択図】図5

Description

本発明は、ユーザーによって摂取される食品の熱量を推定する技術に関する。
食事に関する情報を記録したり管理したりするために、例えば特許文献1は、食品の情報をその食品が盛られた皿に予め付与された情報から取得する技術を開示している。
特開2008−219805号公報
上記従来技術には、摂取熱量の推定が簡単かつ正確とは言えないという課題があった。本発明は、上記の課題を解決するためにされたものであり、簡単かつ正確に摂取熱量を推定できるようにすることを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
ユーザーが摂取する前に食品の熱量を推定する食前熱量推定部と、
分光分析の結果に基づいて前記ユーザーが摂取した後に前記食品の熱量を推定する食後熱量推定部と、
前記ユーザーが摂取する前の熱量と前記ユーザーが摂取した後の熱量との差を取ることで、前記ユーザーによる摂取熱量を推定する摂取熱量推定部と
を備える摂取熱量推定装置。
この適用例によれば、ユーザーが摂取する前に推定した食品の熱量と、ユーザーが摂取した後に推定した食品の熱量とに基づいて、ユーザーによる摂取熱量が推定される。また、ユーザーに面倒な入力作業等を要求しないので、簡単かつ正確に摂取熱量を推定できる。なお「食品」とは、食べ物および飲み物を含む。また「分光分析」とは、照射された光の各波長に対する吸光度を示す情報の分析である。さらに、食品の食前の熱量を推定する手法は種々考えられ、例えば、分光分析を用いてもよいし、従来のように食品が盛られた皿から取得してもよい。
[適用例2]
適用例1に記載の摂取熱量推定装置であって、
前記食後熱量推定部は、前記ユーザーからの指示を契機に、前記ユーザーが摂取した後に前記食品の熱量を推定し、
前記食前熱量推定部によって熱量が推定された食品の中に、前記食後熱量推定部によって熱量が推定されていない食品がある場合、前記食後熱量推定部によって熱量が推定されていない旨を前記ユーザーに通知する未推定状態通知部
を備える摂取熱量推定装置。
この適用例によれば、ユーザーに、熱量が推定されていない食品がある旨を通知することで、例えば、ユーザーによる食後熱量推定部への指示を促すことができる。
[適用例3]
適用例2に記載の摂取熱量推定装置であって、
前記食前熱量推定部によって熱量が推定された食品の中に、前記食後熱量推定部によって熱量が推定されていない食品がある場合、何れの食品が熱量の推定をされていないかを前記ユーザーに通知する未推定食品通知部を備える
摂取熱量推定装置。
この適用例によれば、熱量が推定されていない食品が何れであるかをユーザーに通知できる。
[適用例4]
適用例3に記載の摂取熱量推定装置であって、
前記未推定状態通知部は、前記食後熱量推定部によって熱量が推定されていない旨を画面に表示することによって前記ユーザーに通知する
摂取熱量推定装置。
この適用例によれば、熱量が推定されていない食品がある旨をユーザーに分かりやすく通知できる。
[適用例5]
適用例4に記載の摂取熱量推定装置であって、
前記未推定状態通知部は、前記画面を介して、前記未推定食品通知部の起動の指示を受けるインターフェースを備える
摂取熱量推定装置。
この適用例によれば、熱量が推定されていない食品がある旨を通知すると共に、ユーザーから未推定食品通知部の起動の指示を受けることができる。
[適用例6]
適用例3〜5の何れか一つに記載の摂取熱量推定装置であって、
前記ユーザーが摂取する前に前記食品の画像である食前画像を撮像する食前撮像部をさらに備え、
前記未推定食品通知部は、前記食後熱量推定部によって熱量が推定されていない食品の通知として、前記ユーザーが摂取する前において撮像された前記食品の食前画像を表示する
摂取熱量推定装置。
この適用例によれば、食後の熱量が推定されていない食品が何れであるかを、ユーザーに分かりやすく通知できる。
[適用例7]
適用例6に記載の摂取熱量推定装置であって、
前記未推定食品通知部は、前記表示した画像から何れか一つを前記ユーザーに選択させるインターフェースを備え、
前記摂取熱量推定部は、前記選択された画像に含まれる食品について前記食前熱量推定部によって推定された熱量と、前記食後熱量推定部によって推定された熱量との差を取ることで、前記ユーザーによる摂取熱量を推定する
摂取熱量推定装置。
この適用例によれば、食前と食後との食品の照合を、ユーザーの確認に基づいて行うので、摂取熱量の推定をより正確に実行できる。
[適用例8]
適用例7に記載の摂取熱量推定装置であって、
前記ユーザーが摂取した後に前記食品の画像である食後画像を撮像する食後撮像部と、
前記画像の選択後、前記食後画像の撮像を行う操作を前記ユーザーに催促する催促部とを備え、
前記食後熱量推定部は、前記ユーザーによる操作に従って撮像された前記食後画像に含まれる食品を対象とした分光分析の結果に基づいて、前記ユーザーが摂取した後に当該食品の熱量を推定する
摂取熱量推定装置。
この適用例によれば、食後の熱量を推定するための操作をユーザーに催促できる。したがって、例えば、ユーザーが食後熱量推定部への指示を忘れることを防止できるので、より確実に摂取熱量を推定できる。
[適用例9]
適用例8に記載の摂取熱量推定装置であって、
前記食後画像の撮像を行うユーザーによる操作が、前記食後熱量推定部の動作の契機となる前記ユーザーの指示である
摂取熱量推定装置。
この適用例によれば、食後画像の撮像を行うユーザーによる操作が行われると、食後の熱量が推定される。したがって、例えば、ユーザーが撮像とは別に食後熱量推定部の動作の契機となる指示を行う必要が無いので、確実に摂取熱量を推定できる。
[適用例10]
適用例8又は9に記載の摂取熱量推定装置であって、
前記ユーザーが摂取する前に撮像された前記食品の食前画像が前記未推定食品通知部を介して選択された後、前記ユーザーが摂取した後に行う該食品の熱量推定を前記食後熱量推定部による推定結果に基づいて実行するのか、前記ユーザーによって入力される食べ残し量に基づいて実行するのかを、前記ユーザーに選択させる選択部を備え、
前記催促部は、前記食後熱量推定部による推定結果が前記選択部を介して選択された場合に前記催促をし、
前記摂取熱量推定部は、前記食べ残し量が前記選択部を介して選択された場合は、前記食べ残し量に基づいて摂取熱量を推定する
摂取熱量推定装置。
この適用例によれば、ユーザーによって食品の食後が撮像されなかった場合にも、ユーザーによって入力される食べ残し量に基づいて、摂取熱量を推定できる。
[適用例11]
適用例6〜10の何れか一つに記載の摂取熱量推定装置であって、
前記食前熱量推定部は、前記食前画像を対象とした分光分析の結果に基づいて、前記ユーザーが摂取する前の前記食品の熱量を推定し、
前記未推定食品通知部は、前記食前画像を表示する
摂取熱量推定装置。
この適用例によれば、食後熱量推定部と同じ手法によって熱量を推定するので推定方法の違いによる誤差が出にくく、食前の撮像が分光分析と画像表示とのために行われるのでユーザーの負担が軽減する。
[適用例12]
ユーザーが摂取する前に食品の熱量を推定することと、
分光分析の結果に基づいて前記ユーザーが摂取した後に前記食品の熱量を推定することと、
前記ユーザーが摂取する前の熱量と前記ユーザーが摂取した後の熱量との差を取ることで、前記ユーザーによる摂取熱量を推定することと、を含む
摂取熱量推定方法。
[適用例13]
ユーザーが摂取する前に食品の熱量を推定する食前熱量推定部と、
分光分析の結果に基づいて前記ユーザーが摂取した後に前記食品の熱量を推定する食後熱量推定部と、
前記ユーザーが摂取する前の熱量と前記ユーザーが摂取した後の熱量とを外部に出力する出力部と
を備える摂取熱量推定用データ出力装置。
この適用例によれば、ユーザーが摂取する前に推定した食品の熱量と、ユーザーが摂取した後に推定した食品の熱量とを、外部に出力することができる。また、ユーザーに面倒な入力作業等を要求しないので、簡単かつ正確にユーザーによる摂取熱量を外部装置に推定させることができる。
実施形態による処理の概要を示した概念図。 摂取熱量推定装置10の概略構成を示したブロック図。 摂取熱量推定処理を示したフローチャート。 食品熱量推定処理を示したフローチャート。 食後処理を示すフローチャート。 表示部191に表示される画像を示した図。
本発明が適用された実施形態を図面と共に説明する。図1は、本実施形態による処理の概要を示した概念図である。図に示すように、摂取熱量推定装置10は、デジタルカメラのような外観を持ち、手にとって容易に撮像操作ができる形状に構成されている。この摂取熱量推定装置10によって食前と食後において食品を撮像し、その撮像された食品の画像から食前・食後の熱量を推定する。そして、その推定した食前の熱量(ユーザーが摂取する前の熱量)と、食後の熱量(ユーザーが摂取した後の熱量)の差を取ることで、ユーザーの摂取熱量の推定値とし、その推定値を記憶装置150に記憶する。なお、食品が全て食べられた場合は、食後においてその食品を撮像することはできず、その食品が盛られていた食器等を撮像することになるが、この場合の撮像も本実施形態では「食品の食後の撮像」とする。以下、摂取熱量推定装置10の詳細を説明する。
[1.ハードウェア構成(図2)]
図2は、摂取熱量推定装置10の概略構成を示したブロック図である。摂取熱量推定装置10は、図に示すように、外部に可視光〜近赤外領域の光を発射する光源280、外部からの光の光量を調整する光量調整器270、光量調整器270によって光量が調整された光を結像させるために屈折させるレンズ210、レンズ210からの光について透過させる波長の範囲を選択するエタロン290(ファブリペロー型フィルター)、エタロン290を透過した波長成分の光を受光し、受光位置毎に受光強度を示すアナログ信号を出力する受光素子260、受光素子260からのアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換器120を備える。
さらに摂取熱量推定装置10は、受光素子260からのデジタル信号の入力を受け、また、以下の構成要素を統括制御するシステム制御部110、AD変換器120から入力された信号のゲインを調整するゲイン処理部130、計算を実行する計算処理部140、データを記憶する記憶装置150、光源280の照射を制御する光源制御部180、光量調整器270を制御する光量調整器制御部170、エタロン290による波長選択を制御するエタロン制御部190、受光素子260を制御する受光素子制御部160、後述する摂取熱量推定処理の開始および終了の指示入力を受けるインターフェースとして機能する開始/終了ボタン195、撮像のためのシャッターボタン193、画面を表示する表示部191、外部装置とのデータのやり取りをするインターフェースとして機能する通信部197、他の構成要素に電力を供給するバッテリー(図示なし)を備える。
以上に説明した構成によって撮像対象を撮像すると、可視光画像に加えて、撮像範囲の分光分析の結果として、近赤外領域の赤外吸収スペクトルを取得できる。この可視光画像と赤外吸収スペクトルとを利用した摂取熱量推定処理を次から説明する。
図3は、摂取熱量推定処理を示したフローチャートである。この処理は、開始/終了ボタン195が押されたことを契機に、システム制御部110が主体となって実行する処理である。また、図4は摂取熱量推定処理の一部としての食品熱量推定処理を示すフローチャート、図5は摂取熱量推定処理の一部としての食後処理を示すフローチャート、図6(A)〜(G)は摂取熱量推定処理において表示部191に表示される画面を示した図である。
[2.摂取熱量推定処理(図3)]
摂取熱量推定処理を開始すると、食前の熱量を推定した食品の中で、食後の熱量を推定していないものが有るか否かを判定する(ステップS310)。なお、食前・食後の熱量の推定は、後述する処理において行われる。
摂取熱量推定処理の開始直後で、食前の熱量の推定をまだ行っていなければ、食後の熱量を推定していないものは無いので(ステップS310,NO)、この場合、基本画面を表示部191に表示する(ステップS320)。基本画面とは「メニュー」「食事撮像」「終了」の各アイコンを表示する画面である。これらアイコンは、グラフィカル・ユーザー・インターフェースとして機能し、ユーザーが何れか一つを選択できる。図6(A)は、この基本画面の各アイコンに加え、「食前画像」のアイコン(詳細後述)を表示した画面を示す。
上記のように基本画面を表示した後、この基本画面の各アイコンの何れかが選択されるまで待機し、ユーザーからの指示を待つ(ステップS340)。ユーザーからの指示が食事撮像だった場合(ステップS340,食事撮像)、食品熱量推定処理を実行する(ステップS350)。
[2−A.食品熱量推定処理(図4)]
食品熱量推定処理を開始すると、撮像モードに移行する(ステップS352)。撮像モードとは、撮像対象を撮像するための操作をユーザーに行わせる状態のことである。具体的には、AD変換器120を介して取得した波長毎の画像から可視光領域のものを重ね合わせて形成する可視光画像を表示部191に表示する(図6(B)参照)。ユーザーには、撮像対象とすべき食品の何れか一種類が表示部191に表示されている状態においてシャッターボタン193を押すように、取扱説明書等によって予め説明しておく。
上記待機中にシャッターボタン193が押されたら、光源280から光を撮像対象に照射せずに、受光素子260が受光する光の波長をエタロン290によって切り替えることによって、波長毎の画像を撮像する(ステップS354)。続いて、光源280から光を撮像対象に照射しながら、受光素子260が受光する光の波長をエタロン290によって切り替えることによって、波長毎の画像を撮像する(ステップS356)。
続いて、撮像した画像から、食品の部分を抽出する(ステップS358)。具体的には、赤外吸収スペクトル及び可視光画像を利用して食品と食器(箸やスプーン等)とを区別し、食品としての画像部位を抽出する。赤外吸収スペクトルは、光源280から発射される光の波長毎の強度およびステップS356において取得した波長毎の強度の比較、並びにステップS354において取得した波長毎の強度に基づく外乱光補正によって、取得する。
続いて、食品の質量を求める(ステップS362)。具体的には、一般的な秤によって皿ごと重量を計測する。皿の重量は、後のステップにおいてその影響を相殺するので、計測結果に含めても問題ない。
次に、赤外吸収スペクトルから食品の質量当たりの熱量(cal/g)を推定する(ステップS364)。具体的な方法としては、既知のもの(例えば、特開2005−67738に開示された手法)を用いればよい。この方法の概要は、食品における糖質・脂質・たんぱく質などの含有率を赤外吸収スペクトルに基づき推定し、さらに、その推定結果に基づき熱量を推定するというものである。本実施形態においては、可視光画像により抽出した食品の部位内において平均を取った赤外吸収スペクトルに基づいて、その食品の質量当たりの熱量を推定する。
続いて、推定した食品の質量と、質量当たりの熱量との積を、その食品の熱量として算出し(ステップS366)、食品熱量推定処理を終えて摂取熱量推定処理に戻る。
続いて、ステップS356で撮像した画像(光源280による照射有りの場合の撮像による画像)に基づく可視光画像と、上記推定した熱量とを関連づけると共に食前のものとして記憶装置150に記憶し(ステップS370)、ステップS310に戻る。
上記のように食品の食前の熱量を推定した直後は、その食品の食後の熱量を推定していないので(ステップS310,YES)、基本画面の各アイコンに加えて、食前画像アイコンを表示部191に表示し(ステップS330)(図6(A)参照)、ユーザーからの指示を待つ(ステップS340)。ユーザーには、食前の食品が複数種類ある場合、各種類の食品を対象にしてステップS350とステップS370とが実行されるように、ステップS340における指示、及びステップS352におけるシャッターボタン193の押下を行うよう予め説明しておく。
全種類の食前の食品を対象にしてステップS350とステップS370とが実行されると、ステップS340における指示待ちの状態になるが、ユーザーは食事を開始するので、その状態で暫く待機することになる。ユーザーには、食事を終えたと判断したら、ステップS340において「食前画像」を選択するように予め説明しておく。ステップS340において「食前画像」が選択されたら、食後処理を実行する(ステップS380)。
[2−B.食後処理(図5)]
食後処理を開始すると、食前画像、すなわち食前の熱量が推定された食品の中で、食後の熱量が推定されていないものを撮像した画像を表示部191に表示し(図6(C)参照)、ユーザーに何れか一つを選択させる(ステップS381)。ユーザーには、直前の食事において食べた食品に対応する食前の画像を選択するように予め説明しておく。
何れか一つの画像の選択を受けると、「食事量入力」と「食後撮像」とのアイコンを表示部191に表示し(図6(D)参照)、何れかをユーザーに選択させる(ステップS382)。
ステップS382において食後撮像が選択されると、既に説明した食品熱量推定処理を食後の食品を対象にして実行する(ステップS383)。続いて、ステップS382において選択された食品の食前のものとして記憶装置150に記憶した熱量から、ステップS383において推定した熱量を引くことで、ステップS381において選択された食品についての摂取熱量を算出する(ステップS386)。さらに、その算出した摂取熱量その他データ(食前の画像、食事の日付、食事が朝昼夜の何れであるかなど)を記憶装置150に記憶する(ステップS387)。
次に、食前の熱量を推定した食品の中で、食後の熱量を推定していないものが有るか否かを判定する(ステップS388)。食後の熱量を推定していないものが無ければ(ステップS388,NO)、食後処理を終えてステップS310に戻る。
一方、食後の熱量を推定していないものが有れば(ステップS388,YES)、表示部191を介して食後処理の終了指示が入力されたか否かを判定する(ステップS389)。終了指示が入力されていなければ(ステップS389,NO)、ステップS381に戻って、食後の熱量を推定していない食品について熱量の推定を実行する。この際、既に食後の熱量が推定された食品の画像は、ステップS381において表示されなくなる(図6(G)参照)。
一方、ステップS382において「食事量入力」が選択されたら、ステップS381において選択された食品の食べた割合を入力させるための画面を表示部191に表示し(図6(F)参照)、その割合の入力を受ける(ステップS385)。このようにして食べた割合の入力がされた場合は、ステップS386においてその割合に基づいて摂取熱量を推定する。
一方、終了指示が入力されたら(ステップS389,YES)、食後処理を終えて摂取熱量推定処理のステップS310に戻る。
一方、ステップS340において「メニュー」が選択されたら、「メニュー」用のアイコン(「摂取熱量の表示」「食前の画像の削除」「食べた食品名の入力」「基本画面に戻る」など)を表示部191に表示し(ステップS390)、「基本画面に戻る」が選択されない間は(ステップS395,NO)、ユーザーによって選択されたアイコンに従って動作を行う。「基本画面に戻る」が選択されたら(ステップS395,YES)、ステップS310を経て、ステップS340に進み基本画面を表示部191に表示する。一方、ステップS340において「終了」が選択されたら、摂取熱量推定処理を終える。
このように、摂取熱量推定処理を実行することで記憶装置150に記憶されたデータは、表示部191に表示することができる(図1参照)。具体的には、図1に示すように、各食事において推定された総摂取熱量を、日付および朝昼夜毎に整理した表やグラフとして表示できる。また、記憶装置150に記憶されたデータを通信部197経由で外部装置に入力することで、このような表示を外部装置に実行させることもできる。
以上に述べたように、摂取熱量推定装置10によれば、食前と食後における食品の赤外吸収スペクトルに基づいて摂取熱量を推定するので、摂取熱量の推定を簡単かつ正確に実行できる。さらに、赤外吸収スペクトルを取得するための撮像によって得られる可視光画像をインターフェースに利用しているので、ユーザーの行う操作が分かりやすくなっている。
また、食後の熱量を推定していないものが有る場合にのみ、「食前画像」アイコンを表示するので、食後の熱量を推定していないものが有ることをユーザーに通知すると共に、食後処理を開始するための操作を促すことができる。さらに、食後処理において「食後撮像」が選択されると撮像モードに移行することによって、ユーザーに食後の熱量推定のための撮像を催促することができる。この他、食後の食品の撮像が実行されなかった場合でも、食べた割合に基づいて食後の熱量を推定できる。
[3.実施形態と適用例との対応関係]
ステップS330が未推定状態通知部を、ステップS340において「食事撮像」選択後の食品熱量推定処理におけるステップS366が食前熱量推定部を、食後処理の一部としての食品熱量推定処理におけるステップS352が催促部を、食後処理の一部としての食品熱量推定処理におけるステップS366が食後熱量推定部を、ステップS381が未推定食品通知部を、ステップS382が選択部を、ステップS386が摂取熱量推定部を各々実現するためのソフトウェアに対応する。また、下記他の実施形態の一つが、適用例13に対応する。
[4.他の実施形態]
本発明は、先述した実施形態になんら限定されるものではなく、発明の技術的範囲内における種々の形態により実施できる。例えば、実施形態の構成要素の中で付加的なものは、実施形態から省略できる。ここで言う付加的な構成要素とは、実質的に独立している適用例においては特定されていない事項に対応する要素のことである。また、例えば、以下のような実施形態が考えられる。
・摂取熱量推定装置を、資料提示装置のような形状、つまり、食品を所定の位置に載せ、その位置に対して固定された撮像系によって撮像し、熱量を推定するように構成してもよい。このようにすれば、食前と食後でのアングル等に違いが出にくいので、より正確に摂取熱量を推定できる。
・摂取熱量推定装置を、電子レンジのような形状、つまり、食品を内部に収納する構造を備え、食品をこの構造によって収納した状態で撮像すると共に熱量を推定するように構成してもよい。このようにすれば、食前と食後において、アングル等に違いが出にくいのに加え、外乱光の差異が小さくなるので、より正確に摂取熱量を推定できる。
・摂取熱量推定装置の機能を複数の装置(例えば、サーバー及び端末装置)に分離させ、摂取熱量推定システムとして構成してもよい。
・サーバー及び端末装置による摂取熱量システムの場合、端末装置は、少なくとも撮像およびインターフェース機能(実施形態の場合、ステップS310〜340・352〜356・381・382・385・389・390を実現するための構成)を備えるのが好ましい。その他の機能は、端末装置が備えても、サーバーが備えても構わない。具体的には、次のような態様が考えられる。
・端末装置は、摂取熱量を推定し、その推定結果を無線通信によってサーバーに入力する。サーバーは、入力された摂取熱量の推定結果を記憶すると共に、要求に応じて端末に送信する。
・端末装置(適用例13に相当)は、質量と質量当たりの熱量とを推定し、その推定結果を無線通信によってサーバーに入力する。サーバーは、入力された推定結果に基づいて摂取熱量を推定すると共に記憶し、その摂取熱量を要求に応じて端末に送信する。なお、端末装置による質量推定の方法は、秤を用いてもよいし、下記で述べるように、密度と体積とから推定してもよい。
・端末装置は、撮像を行い、撮像結果としての画像データを無線通信によってサーバーに入力する。サーバーは、入力された画像データに基づいて摂取熱量を推定すると共に記憶し、その摂取熱量を要求に応じて端末に送信する。
・端末装置としては、摂取熱量を推定するための専用機でもよいし、例えば、カメラ付きのスマートフォンやモバイルコンピューターなどの通信機器や、記録メディアによってデータを外部と授受できるデジタルカメラを利用してもよい。
・赤外吸収スペクトルから食品の密度を推定し、その密度と、可視光画像から推定した体積との積を、食品の質量の推定値としてもよい。なお、赤外吸収スペクトルと密度との関係は、予め種々の食品についてサンプルデータを求めておくと共に、記憶装置150に記憶させておく。また、密度の推定に用いる赤外吸収スペクトルは、可視光画像により抽出した食品の部位内において平均を取ったものとする。
・食品の質量を求める際にする密度の推定は、食品の種類に基づいて行ってもよい。具体的には、可視光画像と予め記憶した食品画像とのマッチングに基づいて、食品の種類を推定し、その食品の密度として予め記憶したものを質量推定に用いればよい。
・赤外吸収スペクトルによって体積当たりの熱量を推定する場合は、質量を求める処理を省いて、体積と体積当たりの熱量とに基づいて食品の熱量を推定すればよい。
・分光分析の結果を取得するために、可視光や中赤外領域の吸収スペクトルを用いてもよい。可視光を用いると、可視光画像と波長領域を共通にできる。また、中赤外を用いると、食品成分をより詳細に分析でき、熱量推定の精度が向上すると考えられる。
・分光分析をするために、エタロンを使用する代わりに、光源から照射される光の波長を切り替えるようにしてもよい。つまり、異なるピークを持つ光源を複数備えておき、それら光源から順次、光を発射するようにすればよい。照射した光の波長が分かれば、赤外吸収スペクトルを求めることができる。
・可視光画像と赤外吸収スペクトルとで取得するための光の経路を別々にすることで、可視光画像を分光しないようにしてもよい。
・食品の抽出は、可視光画像を用いず、赤外領域の画像のみで行ってもよい。
実施形態では、取扱説明書によってユーザーに操作の説明をしていたが、画面や音声で説明するようにしてもよい。なお、音声を用いる場合は、ハードウェア構成にスピーカーを追加するのが好ましい。
10…摂取熱量推定装置
110…システム制御部
120…AD変換器
130…ゲイン処理部
140…計算処理部
150…記憶装置
160…受光素子制御部
170…光量調整器制御部
180…光源制御部
190…エタロン制御部
191…表示部
193…シャッターボタン
195…開始/終了ボタン
197…通信部
210…レンズ
260…受光素子
270…光量調整器
280…光源
290…エタロン

Claims (13)

  1. ユーザーが摂取する前に食品の熱量を推定する食前熱量推定部と、
    分光分析の結果に基づいて前記ユーザーが摂取した後に前記食品の熱量を推定する食後熱量推定部と、
    前記ユーザーが摂取する前の熱量と前記ユーザーが摂取した後の熱量との差を取ることで、前記ユーザーによる摂取熱量を推定する摂取熱量推定部と
    を備える摂取熱量推定装置。
  2. 請求項1に記載の摂取熱量推定装置であって、
    前記食後熱量推定部は、前記ユーザーからの指示を契機に、前記ユーザーが摂取した後に前記食品の熱量を推定し、
    前記食前熱量推定部によって熱量が推定された食品の中に、前記食後熱量推定部によって熱量が推定されていない食品がある場合、前記食後熱量推定部によって熱量が推定されていない旨を前記ユーザーに通知する未推定状態通知部
    を備える摂取熱量推定装置。
  3. 請求項2に記載の摂取熱量推定装置であって、
    前記食前熱量推定部によって熱量が推定された食品の中に、前記食後熱量推定部によって熱量が推定されていない食品がある場合、何れの食品が熱量の推定をされていないかを前記ユーザーに通知する未推定食品通知部を備える
    摂取熱量推定装置。
  4. 請求項3に記載の摂取熱量推定装置であって、
    前記未推定状態通知部は、前記食後熱量推定部によって熱量が推定されていない旨を画面に表示することによって前記ユーザーに通知する
    摂取熱量推定装置。
  5. 請求項4に記載の摂取熱量推定装置であって、
    前記未推定状態通知部は、前記画面を介して、前記未推定食品通知部の起動の指示を受けるインターフェースを備える
    摂取熱量推定装置。
  6. 請求項3〜5の何れか一つに記載の摂取熱量推定装置であって、
    前記ユーザーが摂取する前の前記食品の食前画像である食前画像を撮像する食前撮像部をさらに備え、
    前記未推定食品通知部は、前記食後熱量推定部によって熱量が推定されていない食品の通知として、前記ユーザーが摂取する前において撮像された前記食品の画像を表示する
    摂取熱量推定装置。
  7. 請求項6に記載の摂取熱量推定装置であって、
    前記未推定食品通知部は、前記表示した画像から何れか一つを前記ユーザーに選択させるインターフェースを備え、
    前記摂取熱量推定部は、前記選択された画像に含まれる食品について前記食前熱量推定部によって推定された熱量と、前記食後熱量推定部によって推定された熱量との差を取ることで、前記ユーザーによる摂取熱量を推定する
    摂取熱量推定装置。
  8. 請求項7に記載の摂取熱量推定装置であって、
    前記ユーザーが摂取した後に前記食品の画像である食後画像を撮像する食後撮像部と、
    前記画像の選択後、前記食後画像の撮像を行う操作を前記ユーザーに催促する催促部とを備え、
    前記食後熱量推定部は、前記ユーザーによる操作に従って撮像された前記食後画像に含まれる食品を対象とした分光分析の結果に基づいて、前記ユーザーが摂取した後に当該食品の熱量を推定する
    摂取熱量推定装置。
  9. 請求項8に記載の摂取熱量推定装置であって、
    前記食後画像の撮像を行うユーザーによる操作が、前記食後熱量推定部の動作の契機となる前記ユーザーの指示である
    摂取熱量推定装置。
  10. 請求項8又は9に記載の摂取熱量推定装置であって、
    前記ユーザーが摂取する前に撮像された前記食品の食前画像が前記未推定食品通知部を介して選択された後、前記ユーザーが摂取した後に行う該食品の熱量推定を前記食後熱量推定部による推定結果に基づいて実行するのか、前記ユーザーによって入力される食べ残し量に基づいて実行するのかを、前記ユーザーに選択させる選択部を備え、
    前記催促部は、前記食後熱量推定部による推定結果が前記選択部を介して選択された場合に前記催促をし、
    前記摂取熱量推定部は、前記食べ残し量が前記選択部を介して選択された場合は、前記食べ残し量に基づいて摂取熱量を推定する
    摂取熱量推定装置。
  11. 請求項6〜10の何れか一つに記載の摂取熱量推定装置であって、
    前記食前熱量推定部は、食前画像を対象とした分光分析の結果に基づいて、前記ユーザーが摂取する前の前記食品の熱量を推定し、
    前記未推定食品通知部は、前記食前画像を表示する
    摂取熱量推定装置。
  12. ユーザーが摂取する前に食品の熱量を推定することと、
    分光分析の結果に基づいて前記ユーザーが摂取した後に前記食品の熱量を推定することと、
    前記ユーザーが摂取する前の熱量と前記ユーザーが摂取した後の熱量との差を取ることで、前記ユーザーによる摂取熱量を推定することと、を含む
    摂取熱量推定方法。
  13. ユーザーが摂取する前に食品の熱量を推定する食前熱量推定部と、
    分光分析の結果に基づいて前記ユーザーが摂取した後に前記食品の熱量を推定する食後熱量推定部と、
    前記ユーザーが摂取する前の熱量と前記ユーザーが摂取した後の熱量とを外部に出力する出力部と
    を備える摂取熱量推定用データ出力装置。
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