JP2013034671A - ぱちんこ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】「特別遊技実行の前段階フラグ」がオンになるタイミングと「特別遊技実行フラグ」がオンになるタイミングが異なる遊技機において、このような特性を利用して新たな機種開発を試みる際には、遊技の興趣性向上と遊技進行上の利便性を高めるための工夫を提供する。
【解決手段】開放状態と閉鎖状態を採り得る可変部材を備え、特別遊技状態への移行権利が未行使状態である状況下、遊技球が特定領域に入球した場合には特別遊技状態に移行させると共に、補助遊技用識別情報の停止識別情報が特定態様にて表示されたことを契機として、可変部材を開放状態に駆動制御するよう構成されているぱちんこ遊技機。
【選択図】図15

Description

ぱちんこ遊技機に関する。
現在最も普及している従来の第1種ぱちんこ遊技機は、始動口(スタートチャッカー)に遊技球が入球したことを契機として乱数が取得され、当該乱数を用いて当否抽選を実行した上、抽選結果が当選である場合には通常時には閉鎖状態である可変入賞口(アタッカー)が所定条件下で開放状態となる特別遊技状態に移行する機種である。ここで、通常遊技状態から特別遊技状態への移行に関しては、下記のような処理が実行される。まず、始動口への遊技球の入球に基づいて取得された乱数を用いて抽選が実行された場合、直後に識別情報表示部上で識別情報が変動表示される。そして、所定時間経過後に識別情報の変動表示が終了して停止識別情報が表示される。この際、当否抽選の結果が当選である場合には、停止識別情報として所定態様(例えば「7」)が表示されることになる。そして、当否抽選の結果が当選である場合には、停止識別情報が表示されたタイミングで「特別遊技移行許可フラグ」をオンにし、当該「特別遊技移行許可フラグ」がオンになったことを受けて「特別遊技実行フラグ」をオンとし、ただちに特別遊技が実行される。このように、処理上、「特別遊技移行許可フラグ」がオンになるタイミングと「特別遊技実行フラグ」がオンになるタイミングは連続的であり事実上同じである。
ところで、前述の「特別遊技移行許可フラグ」のように特別遊技移行が確定するフラグではないが、「特別遊技実行の前段階フラグ」(「特別遊技移行権利獲得フラグ」)がオンになるタイミングと「特別遊技実行フラグ」がオンになるタイミングが異なる遊技機は、従来から存在する(従来の第3種)。従来の第3種ぱちんこ遊技機では、例えば始動口への遊技球の入球により取得された乱数で抽選を実行し、抽選結果が当選である場合、例えば識別情報の変動が終了したタイミングで「特別遊技移行権利獲得フラグ」をオンにする。但し、この種のぱちんこ遊技機では、「特別遊技移行権利獲得フラグ」がオンである期間は所定時間に限られ、当該所定時間内に「特別遊技実行フラグ」をオンにしないと「特別遊技移行権利獲得フラグ」がオフになる(特別遊技移行権利が消滅する)。更には、この種の遊技機の中には、「特別遊技移行権利獲得フラグ」がオンであり且つ「特別遊技実行フラグ」がオンではない期間中でも、次の抽選が実行されるものも存在する。この場合、「特別遊技実行フラグ」がオンになって「特別遊技移行権利獲得フラグ」がオフになった直後、当該次の抽選でも当選してしまった結果として再度「特別遊技移行権利獲得フラグ」がオンになることに起因して、一旦実行された特別遊技が強制終了してしまう事態も招いていた(いわゆるパンク)。
特開平7−51440号公報
このように、「特別遊技実行の前段階フラグ」がオンになるタイミングと「特別遊技実行フラグ」がオンになるタイミングが異なる、従来の第3種遊技機のような遊技機は従来から存在するものの、このような特性を利用して遊技の興趣性を高めるための技術については未だ改善の余地が残されている状況である。更に、「特別遊技実行の前段階フラグ」がオンになるタイミングと「特別遊技実行フラグ」がオンになるタイミングとが異なるという特性は、換言すれば、特別遊技移行権利の獲得後において速やかなる特別遊技の実行を阻害してしまう要因となり得る。よって、このような特性を利用して新たな機種開発を試みる際には、遊技の興趣性向上と遊技進行上の利便性を高めるための工夫が必要になるという課題が生じる。
本態様に係るぱちんこ遊技機は、
主遊技を実行する主遊技部と、
主遊技をサポートする補助遊技部と、
遊技球が入球可能な主遊技用始動口(例えば、主遊技始動口2210)と、
遊技球が入球可能な補助遊技用始動口(例えば、補助遊技始動口2410)と、
遊技球が入球可能な特定領域(例えば、特定領域2331)と、
開放状態と閉鎖状態を採り得る部材であって、開放状態の際は特定領域(例えば、特定領域2331)に遊技球が入球可能であると共に、閉鎖状態の際は特定領域(例えば、特定領域2331)に遊技球が入球不能又は開放状態と比較して入球困難に構成されている可変部材(例えば、誘導装置電動役物2333)と、
主遊技用識別情報を変動表示及び停止表示可能な主遊技用識別情報表示部(例えば、主遊技図柄表示部2131)と、
補助遊技用識別情報を変動表示及び停止表示可能な補助遊技用識別情報表示部(例えば、補助遊技図柄表示部2421)と
を備え、
主遊技部は、
主遊技用始動口(例えば、主遊技始動口2210)への遊技球の入球に基づき、主遊技用乱数を取得する主遊技用乱数取得手段(例えば、主遊技乱数取得判定実行手段1121)と、
主遊技用乱数に基づき当否抽選を実行する主遊技用当否抽選実行手段(例えば、当否抽選手段1135)と、
主遊技用当否抽選実行手段(例えば、当否抽選手段1135)による当否抽選結果に基づき、主遊技用識別情報の停止識別情報を決定する主遊技用識別情報表示内容決定手段(例えば、主遊技内容決定手段1141)と、
主遊技用識別情報の変動開始条件を充足している場合、主遊技用識別情報表示内容決定手段(例えば、主遊技内容決定手段1141)による決定に基づき、主遊技用識別情報表示部(例えば、主遊技図柄表示部2131)にて主遊技用識別情報を変動表示した後、停止識別情報を表示するよう制御する主遊技用識別情報表示制御手段(例えば、主遊技図柄制御手段1151)と、
主遊技用当否抽選実行手段(例えば、当否抽選手段1135)による当否抽選結果が当選である場合、主遊技用識別情報の停止識別情報が所定態様にて表示されたことを契機として、遊技者にとって有利となる特別遊技状態への移行権利を付与する特別遊技状態移行権利付与手段(例えば、遊技制御手段1100)と、
特別遊技状態への移行権利が未行使状態である状況下、遊技球が特定領域(例えば、特定領域2331)に入球した場合には特別遊技状態に移行させる手段であって、特別遊技状態への移行権利の行使可能期間を設けず、遊技球が特定領域(例えば、特定領域2331)に入球するまで特別遊技状態への移行権利を保持する特別遊技状態移行権利行使制御手段(例えば、条件判定手段1171)と
を備え、
補助遊技部は、
補助遊技用始動口(例えば、補助遊技始動口2410)への遊技球の入球に基づき、可変部材(例えば、誘導装置電動役物2333)の開放状態駆動に係る補助遊技用乱数を取得する補助遊技用乱数取得手段(例えば、補助遊技乱数取得判定実行手段1123)と、
補助遊技用乱数に基づき当否抽選を実行する補助遊技用当否抽選実行手段(例えば、当否抽選手段1135)と、
補助遊技用当否抽選実行手段(例えば、当否抽選手段1135)による当否抽選結果に基づき、補助遊技用識別情報の停止識別情報を決定する補助遊技用識別情報表示内容決定手段(例えば、補助遊技内容決定手段1143)と、
補助遊技用識別情報の変動開始条件を充足している場合、補助遊技用識別情報表示内容決定手段(例えば、補助遊技内容決定手段1143)による決定に基づき、補助遊技用識別情報表示部(例えば、補助遊技図柄表示部2421)にて補助遊技用識別情報を変動表示した後、停止識別情報を表示するよう制御する補助遊技用識別情報表示制御手段(例えば、補助遊技図柄制御手段1154)と、
補助遊技用当否抽選実行手段(例えば、当否抽選手段1135)による当否抽選結果が当選である場合、補助遊技用識別情報の停止識別情報が特定態様にて表示されたことを契機として、可変部材(例えば、誘導装置電動役物2333)を開放状態に駆動制御する易入球遊技を実行する可変部材開放状態制御手段(例えば、電動役物開閉制御手段1160)と
を備える
ことを特徴とするぱちんこ遊技機である。
本態様に係るぱちんこ遊技機によれば、「特別遊技実行の前段階フラグ」がオンになるタイミングと「特別遊技実行フラグ」がオンになるタイミングが異なる遊技機において、このような特性を利用すると共に、遊技の興趣性向上と遊技進行上の利便性を高めるための工夫を盛り込んだ新たな機種開発が可能になるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係るぱちんこ遊技機の正面図である。 図2は、実施形態に係るぱちんこ遊技機の背面図である。 図3は、実施形態に係るぱちんこ遊技機の機能ブロック図である。 図4は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側でのメインフローチャートである。 図5は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での入賞処理のフローチャートである。 図6は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での補助遊技側乱数取得処理のフローチャートである。 図7は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での主遊技側乱数取得処理のフローチャートである。 図8は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での電動役物駆動判定実行処理のフローチャートである。 図9は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での電動役物駆動判定実行処理にて参照されるテーブル構成図である。 図10は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での通常遊技制御処理のフローチャートである。 図11は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での主遊技図柄表示処理のフローチャートである。 図12は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での主遊技図柄表示処理にて参照されるテーブル構成図である。 図13は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での主遊技図柄の変動開始条件充足判定処理のフローチャートである。 図14は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特定遊技終了判定処理のフローチャートである。 図15は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技作動条件判定処理フローチャートである。 図16は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技作動条件判定処理にて参照されるテーブル構成図である。 図17は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技制御処理のフローチャートである。 図18は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技終了後の遊技状態決定処理のフローチャートである。 図19は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技終了後の遊技状態決定処理にて参照されるテーブル構成図である。 図20は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、表示制御装置側でのメインフローチャートである。 図21は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、表示制御装置側での保留情報管理・保留表示制御処理のフローチャートである。 図22は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、表示制御装置側での装飾図柄表示内容決定処理のフローチャートである。 図23は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、表示制御装置側での装飾図柄表示制御処理のフローチャートである。 図24は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、表示制御装置側での発射強度指示情報表示制御処理のフローチャートである。 図25は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における、表示制御装置側での特別遊技中表示制御処理のフローチャートである。 図26は、実施形態に係るぱちんこ遊技機における作用図である。 図27は、実施形態の変更例1に係るぱちんこ遊技機の正面図である。 図28は、実施形態の変更例1に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技作動条件判定処理フローチャートである。 図29は、実施形態の変更例1に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特定領域入球可否判定処理フローチャートである。 図30は、第二実施形態に係るぱちんこ遊技機の正面図である。 図31は、第二実施形態に係るぱちんこ遊技機の機能ブロック図である。 図32は、第二実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での主遊技側乱数取得処理のフローチャートである。 図33は、第二実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での通常遊技制御処理のフローチャートである。 図34は、第二実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での主遊技図柄表示処理のフローチャートである。 図35は、第二実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での主遊技図柄表示処理にて参照されるテーブル構成図である。 図36は、第二実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での主遊技図柄の変動開始条件充足判定処理のフローチャートである。 図37は、第二実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技作動条件判定処理フローチャートである。 図38は、第二実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技作動条件判定処理にて参照されるテーブル構成図である。 図39は、第二実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技終了後の遊技状態決定処理にて参照されるテーブル構成図である。 図40は、第二実施形態に係るぱちんこ遊技機における、表示制御装置側での発射強度指示情報表示制御処理のフローチャートである。 図41は、第二実施形態に係るぱちんこ遊技機における作用図である。 図42は、第二実施形態の変更例1に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での電動役物駆動判定実行処理のフローチャートである。
実施するための形態
はじめに、本特許請求の範囲及び本明細書における各用語の意義を説明することとする。尚、各用語の意義は特に限定されないが、理解の容易上例示的に説明する。「入球」とは、賞球が払い出される入賞のみならず、賞球払い出しの無い「スルーチャッカー」への通過も含む。「開状態」とは、遊技球が流入可能な状態や流入し易い状態を指し、「閉状態」とは、遊技球が流入不能な状態や遊技球が流入困難な状態を指す。「可変部材」は、少なくとも第一位置(可変部材が当該位置にあるとき、入球口に入球可能となる)及び第二位置(可変部材が当該位置にあるとき、入球口に入球不能又は困難となる)に変位可能であれば変位態様は特に限定されない。変位態様としては、第一位置が開放状態である位置であり第二位置が閉鎖状態である位置となる可変部材{例えば、それぞれが下端で軸支されている、相互に対向した二部材が、一方(遊技者から見て右)は時計回り、他方(遊技者から見て左)は反時計回りに移動した「第一位置」と、前記一方が反時計回り、前記他方が時計回りに移動した「第二位置」とを採り得る、所謂周知の「電動チューリップ」}や、第一位置が遊技者側に突き出した状態である位置であり第二位置が遊技者に対して引っ込んだ状態である位置である可変部材(例えば、周知の「ベロ電動役物」)を挙げることができる。更に、可変部材の位置として、第一位置や第二位置だけでなく、第一位置よりも遊技球が入球し易い一又は複数の位置や、第二位置よりも遊技球が入球し難い一又は複数の位置を採り得る態様も含む。「識別情報」とは、五感(視覚、聴覚、触覚等)を通じて情報の種類を識別可能であればどのような形態でもよく、例えば、視覚的なものとしては、数字、文字、図柄等の形状のあるものを通じて情報出力するもの(例えば、主制御装置側で管理する主遊技図柄や補助遊技図柄、副制御装置側で管理する演出遊技に関連する装飾図柄)を挙げることができる。「乱数」とは、ぱちんこ遊技機において何らかの遊技内容を決定するための抽選(電子計算機によるくじ)に使用される乱数であり、狭義の乱数の他に擬似乱数も含む(例えば、乱数としてはハード乱数、擬似乱数としてはソフト乱数)。例えば、主遊技用乱数としては、特別遊技の移行と関連した「当選乱数(当否抽選用乱数)」、識別図柄の変動態様(又は変動時間)を決定するための「変動態様決定乱数」、停止図柄を決定する「図柄決定乱数」、特別遊技後に特定遊技(例えば確率変動遊技)に移行するか否かを決定する「当り図柄決定乱数」等を挙げることができる。また、補助遊技用乱数としては、停止図柄を決定する「図柄決定乱数」を挙げることができる{但し、これはあくまで一例であり、前述した図柄決定乱数の他、或いはこの乱数の代わりに、易入球状態への移行可否を決定する「当選乱数」、識別図柄の変動態様(又は変動時間)を決定するための「変動態様決定乱数」、易入球状態の継続時間や易入球状態の実行態様(例えば、開放態様、開閉態様)を決定するための「易入球状態決定用乱数」のいずれか一又は任意の複数の組み合わせを含んでいてもよい}。特別遊技状態への移行権利に関する「行使」とは、特別遊技への移行権利を獲得した後に特別遊技に移行させることを指し、例えば、特別遊技への移行権利の獲得に伴って当該権利獲得に対応したフラグ(例えば、「特別遊技条件装置作動フラグ」)がオンになった状況下で、当該権利獲得に対応したフラグをオフにして特別遊技への移行に対応したフラグ(例えば、「特別遊技実行フラグ」や「特別遊技移行許可フラグ」)をオンにすることを指す。また、「未行使」とは、特別遊技への移行権利が獲得されている状況下、まだ特別遊技に移行していないことを指し、例えば、前述の例の場合だと、特別遊技への移行権利獲得に対応したフラグがオンのままである状況を指す。「易入球遊技状態のなり易さ」とは「単位時間当たりの易入球遊技に係る平均実行時間の長さ」と換言することもでき、典型的には、補助遊技図柄に係る保留が常に存在しているという仮定の下(換言すれば、補助遊技図柄の図柄変動が絶え間なく実行されている仮定の下)、単位時間当たりにおける可変部材が開状態となっている期間の平均値の長短を指す。ここで、単位時間当たりにおける可変部材が開状態となっている期間の平均値の長短が生起する要因として、(1)可変部材を開状態に遷移させる抽選に当選し易い高確率抽選状態、(2)可変部材を開状態に遷移させる抽選結果を識別情報で表示する場合には、当該識別情報の変動時間を通常時よりも短縮させる変動時間短縮状態、(3)可変部材を開状態に遷移させる抽選に当選した場合、通常時よりも開状態の継続時間を長くする開状態延長状態、の一又は任意の複数の組み合わせ(例えばすべて)を例示することができる。「誘導容易」又は「誘導困難」とは、例えば、遊技球を10000球発射した際の、入球数の大小で決定するものとする。
以下の実施形態は、従来の第1種ぱちんこ遊技機である。但し、これには何ら限定されず、他のぱちんこ遊技機{例えば、第1種ぱちんこ遊技機を二つ混在させたような機種(第1種第1種複合機)、第1種ぱちんこ遊技機と第2種ぱちんこ遊技機を二つ混在させたような機種(第1種第2種複合機)等}に応用された場合も本実施形態の範囲内である。尚、本形態は、あくまで一例であり、各手段が存在する場所や機能等、各種処理に関しての各ステップの順序、フラグのオン・オフのタイミング、各ステップの処理を担う手段名等に関し、以下の態様に限定されるものではない。また、上記した実施形態や変更例は、特定のものに対して適用されると限定的に解すべきでなく、どのような組み合わせであってもよい。例えば、ある実施形態についての変更例は、別の実施形態の変更例であると理解すべきであり、また、ある変更例と別の変更例が独立して記載されていたとしても、当該ある変更例と当該別の変更例を組み合わせたものも記載されていると理解すべきである。また、本実施形態では、各種テーブルに関し、抽選テーブルと参照テーブルとが存在するが、これらも限定的ではなく、抽選テーブルを参照テーブルとしたり或いはこの逆としてもよい。
ここで、各構成要素について説明する前に、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の特徴(概略)を説明する。以下、図面を参照しながら、各要素について詳述する。
まず、図1を参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の前面側の基本構造を説明する。ぱちんこ遊技機は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。以下、これらを順に説明する。
はじめに、ぱちんこ遊技機の遊技機枠は、外枠102、前枠104、透明板106、扉108、上球皿110、下球皿112及び発射ハンドル116を含む。まず、外枠102は、ぱちんこ遊技機を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠104は、外枠102の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構を介して外枠102に開閉可能に取り付けられる。前枠104は、遊技球を発射する機構、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導又は回収するための機構等を含む。透明板106は、ガラス等により形成され、扉108により支持される。扉108は、図示しないヒンジ機構を介して前枠104に開閉可能に取り付けられる。上球皿110は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿112への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿112は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。また、上球皿110と下球皿112の間にはスピーカ114が設けられており、遊技状態等に応じた効果音が出力される。
次に、遊技盤は、外レール122と内レール124とにより区画された遊技領域120が形成されている。そして、当該遊技領域120には、図示しない複数の遊技釘及び風車等の機構や各種一般入賞口の他、主遊技始動口2210、補助遊技始動口2410、大入賞口2120、主遊技図柄表示装置2130、演出表示装置2310、補助遊技図柄表示装置2420、センター飾り192及びアウト口142が設置されている。また、本実施形態においては、遊技領域120を流下する遊技球を特定の入球口へと誘導する誘導装置2330が設置されている。以下、各要素を順番に詳述する。
次に、主遊技始動口2210は、主遊技図柄(特別図柄)に対応する始動入賞口として設置されている。具体的構成としては、主遊技始動口2210は、主遊技始動口入球検出装置2211を備える。ここで、主遊技始動口入球検出装置2211は、主遊技始動口2210への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す主遊技始動口入球情報を生成する。尚、本実施形態においては、遊技領域120の左側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球が、主遊技始動口2210に誘導され易いよう構成されており、他方遊技領域120の右側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球は、主遊技始動口2210に誘導され難いよう構成されている。尚、「誘導され易い」及び「誘導され難い」は、例えば、遊技球を右側及び左側にそれぞれ10000球発射した際の、入球数の大小で決定するものとする。
次に、補助遊技始動口2410は、補助遊技始動口入球検出装置2411を備える。ここで、補助遊技始動口入球検出装置2411は、補助遊技始動口2410への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す補助遊技始動口入球情報を生成する。尚、補助遊技始動口2410への遊技球の入球は、後述する誘導装置2330に設けられた誘導装置電動役物2333(以下、単に電動役物と呼ぶことがある)を拡開させるための抽選の契機となる。尚、本実施形態においては、遊技領域120の右側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球が、補助遊技始動口2410に誘導され易いよう構成されており、他方遊技領域120の左側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球は、補助遊技始動口2410に誘導され難いよう構成されている。
次に、大入賞口2120は、所定の条件を充足した場合に開状態となる、横長方形状を成しアウト口142の右上方に位置した入賞口である。具体的構成としては、大入賞口2120は、遊技球の入球を検出するための大入賞口入賞検出装置2121と、大入賞口電動役物2122と、大入賞口電動役物2122を開閉させるための大入賞口電動役物ソレノイド2122aと、を備える。ここで、大入賞口入賞検出装置2121は、大入賞口2120への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す大入賞口入球情報を生成する。大入賞口電動役物2122は、大入賞口2120に遊技球が入賞不能又は入賞困難な通常状態と遊技球が入賞し易い開放状態に可変する。
次に、主遊技図柄表示装置2130は、主遊技図柄に関連した表示等を実行する装置である。具体的構成としては、主遊技図柄表示装置2130は、主遊技図柄表示部2131と、主遊技図柄保留表示部2132と、を備える。ここで、主遊技図柄保留表示部2132は、4個のランプから構成され、当該ランプの点灯個数が、主遊技図柄に係る乱数の保留数(実行されていない主遊技図柄の変動数)に相当する。尚、主遊技図柄表示部2131は、例えば7セグメントLEDで構成され、主遊技図柄が、「0」〜「9」の10種類の数字及びハズレの「−」で表示される。
尚、主遊技図柄は必ずしも演出的な役割を持つ必要が無いため、本実施形態では、主遊技図柄表示装置2130の大きさは、目立たない程度に設定されている。しかしながら、主遊技図柄自体に演出的な役割を持たせるような手法を採用する場合には、後述する演出表示装置2310のような液晶ディスプレー上に、主遊技図柄を表示させるように構成してもよい。
次に、補助遊技図柄表示装置2420は、補助遊技図柄に関する表示等を実行する装置である。具体的構成としては、補助遊技図柄表示装置2420は、補助遊技図柄表示部2421と、補助遊技図柄保留表示部2422と、を備える。ここで、補助遊技図柄保留表示部2422は、4個のランプから構成され、当該ランプの点灯個数が、補助遊技図柄変動の保留数(実行されていない補助遊技図柄変動の数)に相当する。
次に、演出表示装置2310は、主遊技図柄・補助遊技図柄と連動して変動・停止する装飾図柄を含む演出画像の表示等を実行する装置である。ここで、具体的構成としては、演出表示装置2310は、主遊技図柄と対応した装飾図柄の変動表示等を含めて演出が実行される装図表示部2311と、主遊技図柄の保留数と対応した保留表示が実行される装図保留表示部2312と、補助遊技図柄と対応した装飾図柄の変動表示等を含めて演出が実行される装図表示部2311aと、補助遊技図柄の保留数と対応した保留表示が実行される装図保留表示部2312aと、を備える。ここで、装図表示部2311(装図表示部2311a)には、例えば、スロットマシンのゲームを模した複数列の装飾図柄変動の動画像が画面上に表示され、主遊技図柄表示部2131(補助遊技図柄表示装置2420)上での図柄変動表示・停止表示と同期する形で動画像が再生される。尚、演出表示装置2310は、本実施形態では液晶ディスプレーで構成されているが、機械式のドラムやLED等の他の表示手段で構成されていてもよい。また、装図保留表示部2312(装図保留表示部2312a)は、4個のランプ画像から構成され、当該ランプ画像は、主遊技図柄保留表示部2132(補助遊技図柄保留表示部2422)上のランプ点灯個数と連動している。
次に、センター飾り192は、演出表示装置2310の周囲に設置され、遊技球の流路、演出表示装置2310の保護、装飾等の機能を有する。また、遊技効果ランプ190は、遊技領域120又は遊技領域120以外の領域に設けられ、点滅等することで演出の役割を果たす。
次に、誘導装置2330は、その外郭に開閉変位可能な誘導装置電動役物2333が設けられており、誘導装置電動役物ソレノイド2333aによって開閉動作が可能となるよう構成されている。ここで、誘導装置電動役物2333が開状態(図中の点線で示される状態)となった場合には、遊技領域120を流下する遊技球が誘導装置2330内へと流入容易となる一方、誘導装置電動役物2333が閉状態(図中の実線で示される状態)となった場合には、遊技領域120を流下する遊技球は誘導装置2330内へ流入不能(又は困難)となるよう構成されている。尚、本実施形態においては、遊技領域120の右側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球が、誘導装置電動役物2333の近傍へと誘導され易いよう構成されており、他方遊技領域120の左側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球は、誘導装置電動役物2333の近傍へと誘導され難いよう構成されている。また、誘導装置2330内には、誘導路2334と、特定領域2331と、が設けられており、誘導装置2330内へと流入した遊技球は、誘導路2334上を転動し、特定領域2331へ入球するよう構成されている。そして、遊技球が特定領域2331へ入球した場合には、特定領域入球検出装置2331aによって検出され、その入球を示す特定領域入球情報が生成されるよう構成されている。尚、誘導装置電動役物2333の開閉変位態様には特に限定されず、上下方向に変位する態様、左右方向に変位する態様、前後方向に変位する態様(例えばベロ部材のような変位)、回転変位する態様{例えば、穴が設けられた円形部材を公転変位(例えば反時計回り)させ、穴が所定位置(例えば2時)のときに遊技球を受け入れて下流に誘導するような態様}、等のような構成であってもよい。
次に、図2を参照しながら、ぱちんこ遊技機の背面側における基本構造を説明する。ぱちんこ遊技機は、ぱちんこ遊技機の全体動作を制御し、特に主遊技図柄や補助遊技図柄の抽選等、遊技動作全般の制御(即ち、遊技者の利益と直接関係する制御)を行う主制御装置(メイン基板)1000と、遊技内容に興趣性を付与する各種演出に係る表示制御等を行う演出制御手段(サブメイン基板)2320と、遊技の興趣性を高める演出が表示される演出表示装置(サブサブ基板)2310と、賞球タンク212、賞球レール214及び各入賞口への入賞に応じて賞球タンク212から供給される遊技球を上球皿110へ払い出す払出ユニット216等を備える賞球払出機構(セット基盤)210と、払出ユニット216による払出動作を制御する賞球払出制御装置3000と、上球皿110の遊技球(貯留球)を遊技領域120へ1球ずつ発射する発射装置232と、発射装置232の発射動作を制御する発射制御基板230と、ぱちんこ遊技機の各部へ電力を供給する電源ユニット290と、ぱちんこ遊技機の電源をオンオフするスイッチである電源スイッチ292等が、前枠104裏面(遊技側と反対側)に設けられている。
次に、図3のブロック図を参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の各種機能について説明する。はじめに、主制御装置(主制御基板)1000は、遊技に係る各種周辺機器と情報伝達可能に接続されている。まず、主制御装置1000は、I/Oポートを介して、遊技周辺機器2000(主遊技周辺機器A、主遊技周辺機器B、主遊技周辺機器C、補助遊技周辺機器2400)と接続されている。具体的には、主遊技始動口2210、大入賞口2120、補助遊技始動口2410又は特定領域2331等からの各種入球信号を受信したり、主遊技図柄表示装置2130や補助遊技図柄表示装置2420等への表示コマンドを送信したり、誘導装置電動役物2333や大入賞口電動役物2122等への駆動信号を送信したりする。更に、主制御装置1000は、演出制御を司る演出制御手段(サブメイン基板)2320と、一方向的に情報送信可能なように接続されている。尚、演出制御手段2320は、演出を実行する演出表示装置2310(サブサブ基板)に演出コマンドを送信可能なように接続されている。更に、主制御装置1000は、賞球払出の制御を司る賞球払出制御装置(賞球払出制御基板)3000と双方向に情報伝達可能に接続されている。尚、賞球払出制御装置3000は、賞球払出動作を実行する賞球払出装置(ステッピングモータ等の駆動手段とスプロケット等を含む装置)を駆動制御可能に接続されている。その他、図示しないが、各種遊技効果ランプ190(例えばサイドランプ)やスピーカ114等とも電気的に接続されている。尚、主制御基板1000、サブ基板(演出制御手段2320、演出表示装置2310)、賞球払出制御基板3000等は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子等から構成される。尚、以下で主制御装置1000に含まれるとする各手段を周辺機器に搭載される形で構成してもよい。例えば、周辺機器に含まれるとする各手段を主制御装置1000に搭載される形で構成してもよい。以下、上記各手段(装置)の詳細を説明する。
まず、主制御装置1000は、主遊技(特別遊技を含む)・補助遊技・一般遊技に関する主たる制御を司る遊技制御手段1100と、遊技周辺機器2000やサブメイン基板2320側に各種遊技情報〔例えば、サブメイン基板2320側には、主遊技に関する情報として、停止図柄情報、停止図柄の属性情報{例えば、16R大当り(出球あり)、2R大当り(出球あり)、2R大当り(出球無し)、小当り、ハズレ}、変動態様に関する情報(例えば、変動時間)、特別遊技の開始信号・状態情報・終了信号、保留情報等;補助遊技に関しては、停止図柄情報、停止図柄の属性情報(当り、ハズレ)、変動時間に関する情報、電動役物の開始信号・終了信号、保留情報等;賞球払出制御基板3000側には、賞球払出コマンド〕を送信するための情報送信手段1300と、各種入賞口への遊技球の入賞に基づき所定の賞球の払出を行うように賞球払出制御装置3000を制御する賞球払出決定手段1400と、を有している。
ここで、遊技制御手段1100は、各入球口(始動口等)への遊技球の流入を判定するための入球判定手段1110と、各乱数の取得可否を判定し、当該判定結果に基づき当該各乱数を取得するための乱数取得判定実行手段1120と、変動表示中における各始動口への入球を保留球として上限個数以内で一時記憶するための保留制御手段1130と、後述する主遊技側乱数・補助遊技側乱数に基づき当否抽選を実行する当否抽選手段1135と、主遊技図柄の変動開始条件{特別遊技中でないこと、主遊技図柄の変動中でないこと等}を充足したか否か及び補助遊技図柄の変動開始条件(電動役物が開放中でないこと、補助遊技図柄が変動中でないこと)の判定処理を司る図柄変動開始条件充足判定手段1138と、各乱数に基づき、各図柄の停止図柄及び変動態様(変動時間等)を決定するための図柄内容決定手段1140と、各図柄の変動及び停止表示制御を行う表示制御手段1150と、電動役物の開閉決定に直接関連する各種処理を行うための電動役物開閉制御手段1160と、通常遊技よりも遊技者に有利な特別遊技に関する制御を司る特別遊技制御手段1170と、主遊技及び補助遊技に関し、現在の遊技状態をどの遊技状態に移行させるかの決定と、当該決定に基づき遊技状態を移行させる処理を行うための特定遊技制御手段1180と、現在及び過去の遊技状態[例えば、主遊技に関する状態{通常遊技状態、特定遊技状態(確率変動遊技状態、時間短縮遊技状態、限定頻度遊技状態)、特別遊技状態}、補助遊技に関する状態(入賞容易状態)、主遊技図柄や補助遊技図柄に係る停止図柄及び変動態様情報、各種フラグのオンオフ状況、特別遊技中の遊技状態(例えばラウンド数や入賞個数情報)]等を一時記憶するための遊技関連情報一時記憶手段1190と、を有している。以下、各手段について詳述する。
まず、入球判定手段1110は、主遊技始動口2210へ遊技球が入球したか否かを判定する主遊技始動口入球判定手段1111と、補助遊技始動口2410に遊技球が流入したか否かを判定する補助遊技始動口入球判定手段1113と、特定領域2331に遊技球が流入したか否かを判定する特定領域入球判定手段1115と、を有している。
次に、乱数取得判定実行手段1120は、主遊技始動口2210への遊技球の入球に基づき主遊技側乱数を取得するか否かを判定すると共に、判定結果に応じて当該乱数(例えば、主遊技当選乱数、主遊技変動態様決定乱数、主遊技図柄決定乱数等)を取得する主遊技乱数取得判定実行手段1121と、補助遊技側選乱数の取得の可否を判定し、当該判定結果に基づき当該乱数(例えば、補助遊技当選乱数、補助遊技変動態様決定乱数、補助遊技図柄決定乱数等)を取得するための補助遊技乱数取得判定実行手段1123と、を有している。
ここで、上記を含め本特許請求の範囲及び本明細書における「乱数」は、例えば、乱数の種類(例えば、当選乱数や変動態様決定乱数)により割り振られた「0」〜「65535」や「0」〜「255」といった所定範囲からランダムに選択された値である。また、乱数としては、数学的に発生させる乱数でなくともよく、ハードウエア乱数やソフトウエア乱数等により発生させる擬似乱数でもよい。例えば、乱数にある夫々の値の発現方式が、乱数の数列に沿って順々に値を発現させる方式(プラスワン方式)、乱数の数列の最終値が発現したときの次の値(初期値)を偶然性のある値によって定める方式(初期値更新方式)、これらの組み合わせ等を挙げることができる。
次に、保留制御手段1130は、主遊技図柄に係る変動許可が下りていない状況で取得した当該主遊技側乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき前記乱数を図柄変動許可が下りるまで主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aに保留するための主遊技図柄保留手段1131と、補助遊技図柄に係る変動許可が下りていない状況で取得した補助遊技側乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき当該乱数を図柄変動許可が下りるまで補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aに保留するための補助遊技図柄保留手段1133と、を有している。ここで、主遊技図柄保留手段1131及び補助遊技図柄保留手段1133は、最大4個まで記憶可能な、前記乱数を保留順序と結合した形で一時記憶するための、主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131a及び補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aを夫々有している。
次に、当否抽選手段1135は、当否抽選の結果、大当りや小当りである場合に特別遊技への移行決定をし得る(例えば、内部的に特別遊技実行許可フラグをオンにする)特別遊技移行決定手段1135aと、当否抽選を行う際に参照される当否抽選用テーブル1135bと、電動役物を開放させるか否かを決定する電動役物開放可否決定手段1135cと、電動役物の開放抽選の際に参照される電動役物開放当否抽選テーブル1135dと、を有している(テーブルの詳細な構成については後述する)。
次に、図柄内容決定手段1140は、取得した主遊技側乱数(特に、主遊技図柄決定乱数及び主遊技変動態様決定乱数)に基づき、主遊技図柄に係る停止図柄と変動態様(変動時間等)を決定する主遊技内容決定手段1141と、取得した補助遊技側乱数(特に、補助遊技図柄決定乱数及び補助遊技変動態様決定乱数)に基づき補助遊技図柄の停止図柄を決定する補助遊技内容決定手段1143と、を有している。以下、各手段について詳述する。
まず、主遊技内容決定手段1141は、主遊技図柄に係る停止図柄や変動態様を決定する際に参照される主遊技内容決定用抽選テーブル1141aを有している。そして、主遊技内容決定用抽選テーブル1141aは、主遊技図柄の停止図柄を決定する際に参照される主遊技停止図柄決定用抽選テーブル1141a−1と、主遊技図柄の変動態様(変動時間)を決定する際に参照される主遊技変動態様決定用抽選テーブル1141a−2と、を有している(テーブルの詳細な構成については後述する)。
次に、補助遊技内容決定手段1143は、補助遊技図柄に係る停止図柄や変動態様を決定する際に参照される補助遊技内容決定用抽選テーブル1143aを有している。更に、補助遊技内容決定用抽選テーブル1143aは、補助遊技図柄の停止図柄を決定する際に参照される補助遊技停止図柄決定用参照テーブル1143a−1と、補助遊技図柄の変動態様(変動時間)を決定する際に参照される補助遊技変動態様決定用参照テーブル1143a−2とを有している(テーブルの詳細な構成については後述する)。
次に、表示制御手段1150は、主遊技図柄表示装置2130の主遊技図柄表示部2131上で、所定時間だけ主遊技図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う主遊技図柄制御手段1151と、補助遊技図柄表示装置2420の補助遊技図柄表示部2421上で、所定時間だけ補助遊技図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う補助遊技図柄制御手段1154と、を有している。
ここで、主遊技図柄制御手段1151は、主遊技内容決定手段1141により決定された変動態様に係る変動時間を管理するための主遊技図柄変動時間管理手段1151aを更に有している。また、主遊技図柄変動時間管理手段1151aは、ゼロクリア可能な主遊技図柄変動管理用タイマ1151a−1(デクリメントカウンタ)を更に有している。次に、補助遊技図柄制御手段1154は、補助遊技図柄表示装置2420の補助遊技図柄表示部2421上での補助遊技図柄の変動時間を管理するための補助遊技図柄変動時間管理手段1154aを有している。また、補助遊技図柄変動時間管理手段1154aは、時間を計測可能な補助遊技図柄変動管理用タイマ1154a−1を更に備えている。
次に、電動役物開閉制御手段1160は、電動役物を開閉する処理を行うための条件を充足しているか否かを判定するための条件判定手段1161と、電動役物の開放時間を決定する際に参照される電動役物開放時間決定用参照テーブル1163と、電動役物の開放時間を管理する電動役物開放時間管理用タイマ1162と、電動役物の開閉態様を決定する電動役物開閉態様決定手段1164と、を有している。
次に、特別遊技制御手段1170は、特別遊技(高利益特別遊技、低利益特別遊技等)に移行するための条件を充足しているか否か、具体的には、当りに当選している(特別遊技実行許可フラグがオンである)か否かを判定する条件判定手段1171と、特別遊技移行条件を充足している場合、当該特別遊技の内容(具体的には、開状態となる大入賞口、ラウンド数、ラウンド時間等)を特別遊技関連情報一時記憶手段1191c中にセットする特別遊技内容決定手段1172と、大入賞口2120を所定条件で開状態にするという特別遊技を実行するための特別遊技実行手段1173と、特別遊技に関する各種処理の時間管理(例えば、大入賞口2120の開閉時間)を行うための特別遊技時間管理手段1174とを有している。
また、特別遊技時間管理手段1174は、ラウンド時間を管理するラウンド実行用タイマ1174aを更に有している。また、特別遊技内容決定手段1172は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191cにセットされるべき前記特別遊技の内容を特定する際に参照される特別遊技内容参照テーブル1172aを更に有している(テーブルの詳細な構成については後述する)。
次に、特定遊技制御手段1180は、特定遊技の内容を決定する特定遊技可否・内容決定手段1183と、特定遊技状態の終了条件を充足しているか否かを判定する特定遊技終了条件判定手段1181と、を有している。ここで、特定遊技可否・内容決定手段1183は、主遊技遊技状態に係る特定遊技の内容を決定するために参照される主遊技特定遊技可否・内容決定用参照テーブル1183aと、補助遊技遊技状態に係る特定遊技の内容を決定するために参照される補助遊技特定遊技可否・内容決定用参照テーブル1183bと、を更に有している(テーブルの詳細な構成については後述する)。また、特定遊技終了条件判定手段1181は、特定遊技に係る実行回数をカウントするための主遊技時短回数カウンタ1181bを更に有している。
次に、遊技関連情報一時記憶手段1190は、主遊技図柄に関する制御や特別遊技に関する制御等の主遊技に関連した処理の際の情報を一時記憶するための主遊技関連情報一時記憶手段1191と、補助遊技図柄に関する制御や電動役物に関する制御等の補助遊技に関連した処理の際の情報を一時記憶するための補助遊技関連情報一時記憶手段1192と、を有している。
ここで、主遊技関連情報一時記憶手段1191は、主遊技図柄の表示制御に関する情報を一時記憶するための主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191aと、主遊技側の遊技状態に関する情報を一時記憶するための主遊技側遊技状態一時記憶手段1191bと、特別遊技の処理に関する情報を一時記憶するための特別遊技関連情報一時記憶手段1191cと、を有している。
また、補助技関連情報一時記憶手段1192は、補助遊技図柄の表示制御に関する情報を一時記憶するための補助遊技図柄関連情報一時記憶手段1192aと、補助遊技側の遊技状態に関する情報を一時記憶するための補助遊技側遊技状態一時記憶手段1192bと、を有している。
次に、遊技周辺機器について説明する。尚、一部の周辺機器については既に詳細構成を述べたので、残る構成について簡潔に説明する。まず、遊技周辺機器2000は、主遊技側の周辺機器である主遊技周辺機器Aと、主遊技周辺機器Bと、主遊技周辺機器Cと、補助遊技に関する補助遊技周辺機器2400と、を有している。また、その他の遊技機周辺機器として、演出出力に係るサブ基板(サブメイン基板2320、サブサブ基板2310)と、払出実行に係る賞球払出制御基板3000と、を有している。
次に、演出制御手段2320(サブメイン基板と称される副制御基板)は、主制御装置1000側からの各種情報を受信するための情報受信手段2321と、主制御装置1000側からの前記情報に基づき、演出表示装置2310上で演出表示制御を行う表示制御手段2322と、演出に関連する情報を一時記憶する演出表示関連情報一時記憶手段2322dと、を有している。ここで、演出制御手段2320が実行する主たる演出は、主遊技図柄又は補助遊技図柄の変動と時間的に同期の取れた形での、装飾図柄と称される遊技の結果に影響を与えない演出用図柄の表示制御である。以下、上記各手段を詳述する。
まず、情報受信手段2321は、主制御装置1000側からの主遊技に関する情報(例えば、図柄情報、遊技状態情報、特別遊技情報等)や補助遊技に関する情報(例えば、図柄情報、遊技状態情報、電動役物の開閉情報等)を一時記憶するためのメイン側情報一時記憶手段2321aを有している。尚、メイン側情報一時記憶手段2321aに一時記憶された図柄情報は、以下で説明する各処理において、後述の各種手段により必要に応じ適宜参照される。
次に、表示制御手段2322は、演出表示装置2310上での装飾図柄の変動表示や停止表示に関する制御を司る装飾図柄表示制御手段2322aと、演出表示装置2310上での保留情報の表示処理に関する一切の制御を司る装図保留情報表示制御手段2322bと、発射ハンドル116の操作指示に係る情報の出力制御を司る発射装置操作指示制御手段2322cと、を有している。
ここで、装飾図柄表示制御手段2322aは、メイン側情報一時記憶手段2321a内に一時記憶された主制御装置1000側からの図柄情報に基づき、装飾図柄の停止図柄と変動態様を決定するための装図表示内容決定手段2322a−1と、装飾図柄や装飾図柄の変動態様に関するデータ(各種オブジェクトデータ、動画像データ、音声データ等)を含め演出に関する一切のデータを記憶するための装図変動態様記憶手段2322a−2と、を有している。ここで、装図表示内容決定手段2322a−1は、装飾図柄の変動態様を決定する際に参照するための装図変動内容決定用抽選テーブル2322a−1−1と、装飾図柄の停止図柄を決定する際に参照するための停止図柄決定用抽選テーブル2322a−1−2と、を更に有している。
次に、装図保留情報表示制御手段2322bは、現在の保留球数を一時記憶するための装図保留情報一時記憶手段2322b−1を有している。
尚、演出制御手段2320は、その他にも、遊技効果ランプ190の点灯及び消灯や、スピーカ114からの音声出力等の演出処理といった、画像表示以外の演出に係る一切の制御を更に制御する。また、本実施形態においては、演出制御手段2320が、装飾図柄、遊技ランプ及び音声の制御を一体的に行なうように構成しているが、機能的に別個の周辺機器として分離するように構成してもよい。この場合、当該周辺機器同士を基板対基板コネクタで接続するように構成してもよい。
尚、主遊技図柄表示装置2130及び補助遊技図柄表示装置2420が、主制御装置1000と情報伝達可能に接続されており、残る演出表示装置2310が、演出制御手段2320と情報伝達可能に接続されている。即ち、主遊技図柄表示装置2130及び補助遊技図柄表示装置2420は、主制御装置1000により制御され、演出表示装置2310は、演出制御手段2320により夫々制御されることを意味する。尚、主制御装置1000と片方向通信により制御される他の周辺機器を介して、別の周辺機器を制御するように構成してもよい。
次に、図4〜図25のフローチャートを参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の処理の流れを説明する。はじめに、図4〜図19のフローチャートを参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機のメイン基板側での処理の流れを説明する。
はじめに、図4は、主制御装置1000が行う一般的な処理の流れを示したメインフローチャートである。まず、ステップ10で、主制御装置1000は、特別遊技移行に係る始動口(間接的に寄与する補助遊技始動口も含む)への入賞に関する処理を行う入賞処理10を実行する。次に、ステップ1200で、主制御装置1000は、後述の電動役物駆動判定実行処理を実行する。次に、ステップ14で、主制御装置1000は、後述の通常遊技制御処理を実行する。次に、ステップ1600で、主制御装置1000は、後述の特別遊技制御処理を実行する。そして、ステップ5000で、主制御装置1000(特に、賞球払出決定手段1400)は、入賞口(始動口)毎に予め定められた賞球数に基づき賞球払出制御処理を実行し、再びステップ10に戻る。以下、各サブルーチンに係る処理について詳述する。
次に、図5は、図4におけるステップ10のサブルーチンに係る、入賞処理のフローチャートである。まず、ステップ1100で、主制御装置1000は、後述の補助遊技側乱数取得処理を実行する。そして、ステップ1300で、主制御装置1000は、後述の主遊技側乱数取得処理を実行し、次の処理(ステップ1200の電動役物駆動判定実行処理)に移行する。
次に、図6は、図5におけるステップ1100のサブルーチンに係る、補助遊技側乱数取得処理のフローチャートである。まず、ステップ1102で、補助遊技始動口入球判定手段1113は、補助遊技始動口2410に遊技球が入球(流入、通過)したか否かを判定する。ステップ1102でYesの場合、ステップ1104で、補助遊技乱数取得判定実行手段1123は、補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aを参照し、保留球が上限(本例では、4個)でないか否かを判定する。ステップ1104でYesの場合、ステップ1106で、補助遊技乱数取得判定実行手段1123は、補助遊技側乱数を取得する。次に、ステップ1108で、補助遊技図柄保留手段1133は、何個目の保留であるかという順番情報と共に、当該乱数を補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aにセット(保留)する形で保留球を1加算する。次に、ステップ1110で、情報送信手段1300は、当該保留情報を演出制御手段2320側に送信し、次の処理(ステップ1300の主遊技側乱数取得処理)に移行する。尚、ステップ1102及びステップ1104でNoの場合には、次の処理(ステップ1300の主遊技側乱数取得処理)に移行する。
次に、図7は、図5におけるステップ1300のサブルーチンに係る、主遊技側乱数取得処理のフローチャートである。まず、ステップ1302で、主遊技始動口入球判定手段1111は、主遊技始動口2210の主遊技始動口入球検出装置2211から主遊技始動口入球情報を受信したか否かを判定する。ステップ1302でYesの場合、ステップ1304で、主遊技乱数取得判定実行手段1121は、主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aを参照し、保留球が上限(本例では、4個)でないか否かを判定する。ステップ1304でYesの場合、ステップ1306及びステップ1308で、主遊技乱数取得判定実行手段1121は、主遊技側乱数(主遊技当選乱数、主遊技変動態様決定乱数、主遊技図柄決定乱数等)を取得し、主遊技図柄保留手段1131が、主遊技図柄について何個目の保留であるかという順番情報と共に、当該主遊技側乱数を主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aにセット(保留)する。次に、ステップ1309で、情報送信手段1300は、主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aを参照し、当該乱数が主遊技図柄について何個目の保留として記憶されたのかの情報を取得すると共に、当該情報を演出制御手段2320側に送信し、次の処理(ステップ1200の電動役物駆動判定実行処理)に移行する。尚、ステップ1302及びステップ1304でNoの場合には、次の処理(ステップ1200の電動役物駆動判定実行処理)に移行する。
次に、図8は、図4におけるステップ1200のサブルーチンに係る、電動役物駆動判定実行処理のフローチャートである。まず、ステップ1202で、電動役物開閉制御手段1160は、補助遊技関連情報一時記憶手段1192を参照して、電動役物開放中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1202でYesの場合、ステップ1204で、補助遊技図柄制御手段1154は、補助遊技関連情報一時記憶手段1192を参照して、補助遊技図柄変動中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1204でYesの場合、ステップ1206で、補助遊技内容決定手段1143は、補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aを参照し、補助遊技図柄に関する保留球があるか否かを判定する。以下、当該ステップ1206でYesである場合、誘導装置電動役物2333の開放当否抽選(補助遊技図柄の停止図柄決定)処理、補助遊技図柄の変動時間の決定処理、補助遊技図柄の変動表示処理、誘導装置電動役物2333の開放時間決定処理、誘導装置電動役物2333の開放制御処理、が実行される。
まず、ステップ1250〜ステップ1254にかけて、誘導装置電動役物2333の開放当否抽選(補助遊技図柄の停止図柄決定)処理が実行される。具体的には、はじめに、ステップ1250で、補助遊技内容決定手段1143は、補助遊技側遊技状態一時記憶手段1192bを参照し、補助遊技確変フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1250でYesの場合、ステップ1252で、電動役物開放可否決定手段1135cは、今回消化される補助遊技側乱数に基づき、電動役物開放当否抽選テーブル1135d(補助遊技確変時用)を参照して当否を決定し、続いて、補助遊技内容決定手段1143は、当否結果に基づき、補助遊技停止図柄決定用参照テーブル1143a−1を参照して停止図柄を決定する。他方、ステップ1250でNoの場合、ステップ1254で、電動役物開放可否決定手段1135cは、今回消化される補助遊技側乱数に基づき、電動役物開放当否抽選テーブル1135d(補助遊技通常時用)を参照して当否を決定し、続いて、補助遊技内容決定手段1143は、当否結果に基づき、補助遊技停止図柄決定用参照テーブル1143a−1を参照して停止図柄を決定する。
ここで、図9(補助遊技テーブル1−1、1−2)は、電動役物開放当否抽選テーブル1135dの一例である。本例に示されるように、補助遊技確変時用テーブルにおいては、補助遊技通常時用テーブルと比して、相対的に当り(当選)となる確率が高くなるよう構成されている。また、図9(補助遊技テーブル2)は、補助遊技停止図柄決定用参照テーブル1143a−1の一例である。本例に示されるように、補助遊技側乱数(当選乱数)に基づき、当否結果が「ハズレ」として決定された場合には、所定のハズレ図柄「−」が割り当てられるよう構成されている。他方、補助遊技側乱数(当選乱数)に基づき、当否結果が「当選」として決定された場合には、所定の当り図柄「7」が割り当てられるよう構成されている。
尚、本実施形態では、誘導装置電動役物2333の開放当否抽選を実行した後、当否結果と対応した停止図柄を割り当てるように構成したが、当選図柄とハズレ図柄が存在する停止図柄決定用抽選テーブルを用いて停止図柄を直接決定するように構成してもよい。この場合、補助遊技確変時用テーブルにおける当選図柄の選択率が補助遊技通常時用テーブルにおける選択率よりも高く設定されている。また、本例では、補助遊技確変フラグは1種類のみしかないが、複数種(例えば3種)設け、それぞれ当選確率を異ならしめるように構成してもよい(例えば、当選確率が高い順に、補助遊技確変Aフラグオン>補助遊技確変フラグBオン>補助遊技確変フラグCオン>補助遊技確変フラグオフ)。
図8のフローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ1256〜ステップ1260にかけて、補助遊技図柄の変動時間の決定処理が実行される。具体的には、はじめに、ステップ1256で、補助遊技内容決定手段1143は、補助遊技側遊技状態一時記憶手段1192bを参照し、補助遊技時短フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1256でYesの場合、ステップ1258で、補助遊技内容決定手段1143は、補助遊技変動態様決定用参照テーブル1143a−2を参照し、補助遊技図柄の変動時間(本例では、T)をセットする。他方、ステップ1256でNoの場合、ステップ1260で、補助遊技内容決定手段1143は、補助遊技変動態様決定用参照テーブル1143a−2を参照し、補助遊技図柄の変動時間{本例では、T(T>T)}をセットする。
ここで、図9(補助遊技テーブル3)は、補助遊技変動態様決定用参照テーブル1143a−2の一例である。本例に示されるように、補助遊技時短フラグがオンである状況下で補助遊技図柄が変動する場合、当該フラグがオフである状況下と比較して短時間変動するように構成されている(例えば、変動時間T=1秒、変動時間T=10秒)。
尚、本実施形態では、補助遊技図柄の変動時間を決定する際、補助遊技時短フラグのオンオフで一義的に変動時間が割り当てられる(即ち、参照テーブルの形)ように構成したが、これに限定されず、抽選テーブルの構成を採ってもよい。この場合、選択頻度を踏まえての選択される時間の平均時間が、補助遊技時短時の方が補助遊技通常時よりも短くなるように構成されていればよく、補助遊技時短時と補助遊技通常時とで同一変動時間のものが選択される場合があっても、更には補助遊技時短時の方が補助遊技通常時よりも長い変動時間のものが選択される場合があってもよい。また、本例では、補助遊技時短フラグは1種類のみしかないが、複数種(例えば3種)設け、それぞれ変動時間(或いは前述した平均時間)を異ならしめるように構成してもよい(例えば、変動時間が短い順に、補助遊技時短Aフラグオン>補助遊技時短フラグBオン>補助遊技時短フラグCオン>補助遊技時短フラグオフ)。
図8のフローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ1212〜ステップ1220にかけて、補助遊技図柄の変動表示処理が実行される。まず、ステップ1212で、補助遊技図柄制御手段1154は、補助遊技関連情報一時記憶手段1192内の補助遊技図柄変動中フラグをオンにする。次に、ステップ1214で、補助遊技図柄保留手段1133は、補助遊技図柄に関する当該保留球を1減算した上で補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aに記録されている保留情報を更新すると共に、補助遊技図柄制御手段1154は、補助遊技図柄変動管理用タイマ1154a−1をスタートした後、補助遊技図柄表示部2421上で補助遊技図柄の変動表示を開始する。次に、ステップ1215で、情報送信手段1300は、当該図柄変動における補助遊技図柄に係る情報(補助遊技図柄変動開始情報)を演出制御手段2320側に送信する。次に、ステップ1216で、補助遊技図柄変動時間管理手段1154aは、補助遊技図柄変動管理用タイマ1154a−1を参照して、当該図柄変動に係る所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ1216でYesの場合、ステップ1218で、補助遊技図柄制御手段1154は、補助遊技図柄表示部2421上で、ステップ1252又はステップ1254で補助遊技内容決定手段1143が決定した停止図柄を確定表示する。次に、ステップ1219で、情報送信手段1300は、補助遊技図柄の変動表示が終了した旨の情報(補助遊技図柄に係る変動終了情報)を演出制御手段2320側に送信する。そして、ステップ1220で、補助遊技図柄制御手段1154は、補助遊技関連情報一時記憶手段1192内の補助遊技図柄変動中フラグをオフにする。
次に、ステップ1222〜ステップ1266にかけて、誘導装置電動役物2333の開放時間決定処理が実行される。まず、ステップ1222で、条件判定手段1161は、当該補助遊技図柄の停止図柄が「当り」であるか否かを判定する。ステップ1222でYesの場合、ステップ1262で、電動役物開閉態様決定手段1164は、補助遊技側遊技状態一時記憶手段1192bを参照し、開放延長フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1262でYesの場合、ステップ1264で、電動役物開閉態様決定手段1164は、電動役物開放時間決定用参照テーブル1163を参照し、誘導装置電動役物2333の開放時間{本例では、T(T>T)}を補助遊技関連情報一時記憶手段1192にセットする。他方、ステップ1262でNoの場合、ステップ1266で、電動役物開閉態様決定手段1164は、電動役物開放時間決定用参照テーブル1163を参照し、誘導装置電動役物2333の開放時間{本例では、T(T>T)}を補助遊技関連情報一時記憶手段1192にセットする。
ここで、図9(補助遊技テーブル4)は、電動役物開放時間決定用参照テーブル1163の一例である。本例に示されるように、開放延長フラグがオンである状況下で誘導装置電動役物2333が開放する場合、当該フラグがオフである状況下と比較して長時間開放するように構成されている(例えば、開放時間T=5秒、開放時間T=2秒)。尚、本実施形態においては、誘導装置電動役物2333を開閉させる態様として、所定の時間分だけ開放動作のみを行うよう構成されているが、これには限定されない。その場合には、所定の時間分だけ開放動作を行う態様だけでなく、所定の時間内において複数回の開閉動作を行うよう構成してもよい。例えば、開放延長フラグがオンの場合、所定時間(本例では、5秒)分だけ開放動作を行う態様と、所定時間内において、複数回の開閉動作(例えば、2.5秒の開閉動作を2回)を行う態様の何れかを、抽選によって決定するよう構成する例を挙げることができる。
尚、本例では、開放延長フラグは1種類のみしかないが、複数種(例えば3種)設け、それぞれ開放時間(或いは前述した平均時間)を異ならしめるように構成してもよい(例えば、開放時間が長い順に、開放延長Aフラグオン>開放延長フラグBオン>開放延長フラグCオン>開放延長フラグオフ)。
図8のフローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ1226〜ステップ1234にかけて、誘導装置電動役物2333の開放制御処理が実行される。まず、ステップ1226で、電動役物開閉制御手段1160は、補助遊技関連情報一時記憶手段1192内の電動役物開放中フラグをオンにする。そして、ステップ1228で、電動役物開閉制御手段1160は、誘導装置電動役物ソレノイド2333aを駆使して誘導装置電動役物2333を開放すると共に、電動役物開放期間管理用タイマ1162をスタートする。次に、ステップ1229で、情報送信手段1300は、誘導装置電動役物ソレノイド2333aの開放動作を開始した旨の情報(電動役物開放開始情報)を演出制御手段2320側に送信する。次に、ステップ1230で、電動役物開閉制御手段1160は、電動役物開放期間管理用タイマ1162を参照し、補助遊技関連情報一時記憶手段1192に一時記憶した開放時間の終了タイミングに到達したか否かを判定する。ステップ1230でYesの場合、ステップ1232で、電動役物開閉制御手段1160は、誘導装置電動役物ソレノイド2333aを駆使して誘導装置電動役物2333を閉鎖すると共に、電動役物開放期間管理用タイマ1162を停止(及びゼロクリア)する。次に、ステップ1233で、情報送信手段1300は、誘導装置電動役物2333の開放動作を終了した旨の情報(電動役物開放終了情報)を演出制御手段2320側に送信する。次に、ステップ1234で、電動役物開閉制御手段1160は、補助遊技関連情報一時記憶手段1192内の電動役物開放中フラグをオフにし、次の処理(ステップ14の通常遊技処理)に移行する。
尚、ステップ1202でNoの場合はステップ1230に移行し、ステップ1204でNoの場合はステップ1216に移行し、ステップ1206、ステップ1216、ステップ1222及びステップ1230でNoの場合は次の処理(ステップ14の通常遊技処理)に移行する。
次に、図10は、図4におけるステップ14のサブルーチンに係る、通常遊技制御処理のフローチャートである。まず、ステップ1400で、主制御装置1000は、後述する主遊技図柄表示処理を実行する。次に、ステップ1500で、主制御装置1000は、後述する特別遊技作動条件判定処理を実行し、次のステップ(ステップ1600の特別遊技制御処理)に移行する。
次に、図11は、図10におけるステップ1400のサブルーチンに係る、主遊技図柄表示処理のフローチャートである。まず、ステップ1800で、主制御装置1000は、後述する変動開始条件充足判定処理を実行する。次に、ステップ1402で、主遊技内容決定手段1141は、主遊技関連情報一時記憶手段1191内の変動開始許可フラグがオンであるか否かを判定する。尚、「変動開始許可フラグ」とは、後述する変動開始条件充足判定処理においてオンとなる、特別遊技中や主遊技図柄が変動中でないこと等を条件としてオンになるフラグである。ステップ1402でYesの場合、ステップ1403で、主遊技内容決定手段1141は、主遊技関連情報一時記憶手段1191のフラグ領域にアクセスし、主遊技図柄に係る変動開始許可フラグをオフにする。
次に、ステップ1404で、主遊技内容決定手段1141は、主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aに一時記憶されている、今回の図柄変動に係る主遊技側乱数を読み出す。次に、ステップ1405で、主遊技内容決定手段1141は、主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aから当該読み出した主遊技側乱数を削除すると共に、残りの図柄変動に係る主遊技側乱数をシフトする。次に、ステップ1407で、当否抽選手段1135は、主遊技側乱数(当選乱数)及び遊技状態に基づき、主遊技用当否抽選テーブル1135b−1を参照し、主遊技図柄当否(大当り)抽選を実行する。
ここで、図12(主遊技テーブル1)は、主遊技用当否抽選テーブル1135b−1の一例である。本例に示されるように、主遊技確変遊技(確率変動遊技)時用テーブルにおいては、主遊技非確変遊技時用テーブルと比して、相対的に当り(当選)となる確率が高くなるよう構成されている。尚、本例における当選確率はあくまで例示である。
尚、本実施形態では、大当りに係る当否抽選についてのみ例示しているが、これには限定されず、いわゆる小当りに係る当否抽選を実行するよう構成してもよい。その場合には、同一の抽選テーブルで大当り及び小当りの抽選を実行するよう構成してもよいし、例えば、当否抽選に際しては、先に大当り抽選テーブルを参照して大当り抽選を実行し、大当り抽選にはずれた場合、更に小当り抽選テーブルを参照して小当り抽選を実行するように構成してもよい。更には、先に小当り抽選テーブルを参照して小当り抽選を実行し、小当り抽選にはずれた場合又は当たった場合でも重ねて大当り抽選を実行してもよい。
図11のフローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ1408で、特別遊技移行決定手段1135aは、抽選結果が当りか否かを判定する。ステップ1408でYesの場合、ステップ1410で、特別遊技移行決定手段1135aは、主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191a内の当りフラグをオンにする。他方、ステップ1408でNoの場合には、ステップ1410をスキップする。
次に、ステップ1412で、主遊技内容決定手段1141は、主遊技停止図柄決定用抽選テーブル1141a−1を参照し、主遊技側乱数(特に、主遊技図柄決定乱数)及び当否抽選結果に基づいて主遊技図柄に関する停止図柄を決定すると共に、当該決定した停止図柄を主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191aに一時記憶し、ステップ1413に移行する。
ここで、図12(主遊技テーブル2)は、主遊技停止図柄決定用抽選テーブル1141a−1の一例である。尚、本例における図柄の種類及び図柄選択確率はあくまで例示である。
図11のフローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ1413で、主遊技内容決定手段1141は、主遊技変動態様決定用抽選テーブル1141a−2を参照し、主遊技側乱数(特に、主遊技変動態様決定乱数)、当否結果及び現在の主遊技遊技状態に基づいて主遊技図柄に関する変動態様を決定すると共に、当該決定した変動態様を主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191aに一時記憶する。
ここで、図12(主遊技テーブル3)は、主遊技変動態様決定用抽選テーブル1141a−2の一例である。本例に示されるように、主遊技時短遊技時のテーブル(下段テーブル)においては、主遊技非時短遊技時のテーブル(上段テーブル)と比較して相対的に短い変動時間が選択されるよう構成されている。即ち、主遊技時短遊技状態である状況下においては、主遊技図柄の変動時間が相対的に短縮されることとなる。尚、本例はあくまで一例であり、保留球数に応じて、異なる変動態様が選択されるよう構成してもよい(例えば、保留消化時に保留が3個又は4個存在している場合には、短い変動時間が選択されるよう構成してもよい)。また、主遊技図柄の図柄の種類と紐づく形にて、異なる変動態様が選択されるよう構成してもよい{例えば、「7A」図柄当り時には、長時間変動(例えば、変動時間=120秒)が選択される等}。
図11のフローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ1414で、情報送信手段1300は、ステップ1412で決定した主遊技図柄に関する図柄情報(停止図柄情報、停止図柄の属性情報、変動態様情報等)を演出制御手段2320側に送信する。次に、ステップ1416で、主遊技図柄変動時間管理手段1151aは、当該図柄変動に係る所定時間(ステップ1413で決定した変動態様に係る変動時間}を主遊技図柄変動管理用タイマ1151a−1にセットする。そして、ステップ1418で、主遊技図柄制御手段1151は、主遊技図柄表示装置2130の主遊技図柄表示部2131上で、主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191aに一時記憶された変動態様に従い、主遊技図柄の変動表示を開始すると共に、主遊技図柄変動管理用タイマ1151a−1をスタートする。次に、ステップ1420で、主遊技図柄制御手段1151は、主遊技関連情報一時記憶手段1191内の変動中フラグをオンする。
そして、ステップ1422で、主遊技図柄変動時間管理手段1151aが、主遊技図柄変動管理用タイマ1151a−1を参照して、当該主遊技図柄の変動時間に係る所定時間に到達したか否かを判定する。ここで、ステップ1422でNoの場合には、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。他方、ステップ1422でYesの場合、ステップ1424で、情報送信手段1300は、所定時間に到達した旨のコマンドを演出制御手段2320側に送信する。次に、ステップ1426で、主遊技図柄制御手段1151は、主遊技図柄表示装置2130の主遊技図柄表示部2131上での主遊技図柄の変動表示を停止し、主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191aに記憶されている停止図柄を確定停止図柄として表示制御する。
次に、ステップ1438で、遊技制御手段1100は、主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191aを参照し、当りフラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1438でYesの場合、ステップ1440で、遊技制御手段1100は、主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191a内の当りフラグをオフにする。次に、ステップ1446で、遊技制御手段1100は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内の特別遊技条件装置作動フラグをオンにする。ここで、特別遊技条件装置作動フラグとは、主遊技図柄が当り図柄で停止表示されたことを契機としてオンとなるフラグであって、後述するように、所定条件を充足するまで特別遊技に移行しないよう制御するためのフラグである。
次に、ステップ1447で、特定遊技制御手段1180は、遊技関連情報一時記憶手段1190における遊技内容決定用情報一時記憶領域内の記憶内容を、今回の特別遊技への移行契機となった当選図柄、現在の遊技状態(主遊技側及び補助遊技側の遊技状態)にて更新し、ステップ1428に移行する。尚、ステップ1438でNoの場合にも、ステップ1428に移行する。ここで、ステップ1447の処理にて更新(バックアップ)された遊技内容決定用情報一時記憶領域内の記憶内容は、後述するように、当該特別遊技後の遊技状態を決定する際に適宜参照されることとなる。
次に、ステップ1428で、主遊技図柄制御手段1151は、主遊技関連情報一時記憶手段1191内の変動中フラグをオフにする。そして、ステップ1430で、主遊技図柄変動時間管理手段1151aは、主遊技図柄変動管理用タイマ1151a−1を停止(及びリセット)する。
次に、ステップ1450で、主制御装置1000は、後述の特定遊技終了判定処理を実行し、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。尚、ステップ1402でNoの場合には、ステップ1432で、主遊技図柄制御手段1151は、主遊技関連情報一時記憶手段1191を参照し、変動中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1432でYesの場合にはステップ1422に移行し、Noの場合には次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
次に、図13は、図11におけるステップ1800のサブルーチンに係る、変動開始条件充足判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1802で、図柄変動開始条件充足判定手段1138は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191cを参照し、特別遊技中でないか否かを判定する。ステップ1802でYesの場合、ステップ1804で、図柄変動開始条件充足判定手段1138は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内の特別遊技条件装置作動フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1804でYesの場合、ステップ1806で、図柄変動開始条件充足判定手段1138は、主遊技関連情報一時記憶手段1191内の変動中フラグがオフであるか否か、換言すれば、現在主遊技図柄が変動中でないか否かを判定する。ステップ1806でYesの場合、ステップ1808で、図柄変動開始条件充足判定手段1138は、主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aを参照し、主遊技図柄に係る保留が存在しているか否かを判定する。ステップ1808でYesの場合、ステップ1810で、図柄変動開始条件充足判定手段1138は、主遊技関連情報一時記憶手段1191内の変動開始許可フラグをオンにし、次の処理(ステップ1402)に移行する。尚、ステップ1802、ステップ1804、ステップ1806又はステップ1808でNoの場合には、次の処理(ステップ1402)に移行する。
次に、図14は、図11におけるステップ1450のサブルーチンに係る、特定遊技終了判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1452で、特定遊技制御手段1180は、主遊技時短回数カウンタ1181bを参照して、主遊技時短回数カウンタ値が0よりも大きいか否か、即ち、主遊技時短遊技状態中であるか否かを判定する。ステップ1452でYesの場合、ステップ1454で、特定遊技制御手段1180は、主遊技時短回数カウンタ1181bの時短回数カウンタ値を1減算する。次に、ステップ1456で、特定遊技制御手段1180は、主遊技時短回数カウンタ1181bを参照して、主遊技時短回数が0であるか否かを判定する。ステップ1456でYesの場合、ステップ1457で、特定遊技制御手段1180は、主遊技側遊技状態一時記憶手段1191b内の主遊技時間短縮フラグをオフにする。そして、ステップ1458で、特定遊技制御手段1180は、補助遊技側遊技状態一時記憶手段1192b内の補助遊技関連フラグ(補助遊技確変フラグ、補助遊技時短フラグ、開放延長フラグ)を全てオフにし、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。尚、ステップ1452及びステップ1456及でNoの場合にも、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
次に、図15は、図10におけるステップ1500のサブルーチンに係る、特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1502で、特定領域入球判定手段1115は、特定領域入球検出装置2331aから新たな特定領域入球情報を受信したか否か、換言すれば、誘導装置2330内の特定領域2331へ遊技球が入球したか否かを判定する。ステップ1502でYesの場合、ステップ1506で、条件判定手段1171は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内の特別遊技条件装置作動フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1506でYesの場合、ステップ1508で、条件判定手段1171は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内の特別遊技条件装置作動フラグをオフにする。次に、ステップ1510で、特別遊技内容決定手段1172は、各種パラメータに基づき、特別遊技内容参照テーブル1172aを参照することにより、当該特別遊技の内容を特別遊技関連情報一時記憶手段1191cにセットする。尚、ステップ1502又はステップ1506でNoの場合には、次の処理(ステップ1600の特別遊技制御処理)に移行する。このように、本実施形態においては、主遊技図柄が当り図柄で停止表示された後であって、誘導装置2330内の特定領域2331へ遊技球が入球した場合において、特別遊技が実行されるよう構成されている。
ここで、図16(特別遊技テーブル1)は、特別遊技内容参照テーブル1172aの一例である。本例に示されるように、当り図柄「7A」は、獲得できる出球の期待値が大きい高利益特別遊技である。他方、当り図柄「3A、5A」は、高利益特別遊技よりも獲得できる出球の期待値が小さい中利益特別遊技である。更に、当り図柄「1A」は、中利益特別遊技よりも獲得できる出球の期待値が小さい低利益特別遊技である。尚、本例にて示される特別遊技内容はあくまでも一例である。
図15のフローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ1512で、特定遊技制御手段1180は、主遊技側遊技状態一時記憶手段1191b及び補助遊技側遊技状態一時記憶手段1192bを参照し、特定遊技に係る遊技状態フラグの内、オンであるフラグが存在しているか否かを判定する。ステップ1512でYesの場合、ステップ1514で、特定遊技制御手段1180は、ステップ1512で該当するフラグ(即ち、オンである特定遊技に係る遊技状態フラグ)をすべてオフにして、ステップ1515に移行する。尚、ステップ1512でNoの場合にも、ステップ1515に移行する。次に、ステップ1515で、特定遊技制御手段1180は、主遊技時短回数カウンタ1181bのカウンタ値をクリア(ゼロクリア)する。そして、ステップ1518で、条件判定手段1171は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内の特別遊技移行許可フラグをオンにし、次の処理(ステップ1600の特別遊技制御処理)に移行する。
次に、図17は、図4におけるステップ1600のサブルーチンに係る、特別遊技制御処理のフローチャートである。まず、ステップ1602で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191cを参照し、特別遊技移行許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1602でYesの場合、ステップ1604及びステップ1606で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内の特別遊技移行許可フラグをオフにすると共に特別遊技実行フラグをオンにする。次に、ステップ1608で、情報送信手段1300は、演出制御手段2320側に特別遊技の開始表示を指示する旨の情報(特別遊技開始表示指示情報)を送信し、ステップ1612に移行する。他方、ステップ1602でNoの場合、ステップ1610で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191cを参照し、特別遊技実行フラグがオンであるか否かを判定する。そして、ステップ1610でYesの場合には、ステップ1612に移行する。尚、ステップ1610でNoの場合には、特別遊技実行手段1173は、特別遊技の許可が下りていないと判定し、次の処理(ステップ5000の賞球払出制御処理)に移行する。
次に、ステップ1612で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191cを参照し、ラウンド継続フラグがオンであるか否か、換言すれば、当該ラウンドが途中であるか否かを判定する。ステップ1612でYesの場合、即ち、当該ラウンドが途中である場合、以下で詳述するステップ1614〜1622の処理を行うことなく、ステップ1626に移行する。他方、ステップ1612でNoの場合、即ち、当該ラウンドの開始直前である場合、まず、ステップ1614で、特別遊技制御手段1170は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191cに一時記憶されている開放パターン(例えば、開放し続ける開放パターン、開閉を行うパターン)をセットする。次に、ステップ1616で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内の入賞球カウンタをゼロクリアする。次に、ステップ1618で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内のラウンド数カウンタに1を加算する。尚、特別遊技関連情報一時記憶手段1191cに記憶されているラウンド数は、特別遊技開始直後(初期値)は0であり、以後ラウンドを重ねていく毎に1ずつインクリメントされる。次に、ステップ1620で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内のラウンド継続フラグをオンにする。次に、ステップ1622で、特別遊技実行手段1173は、大入賞口電動役物2122を駆動して大入賞口2120を開放すると共に、ラウンド実行用タイマ1174aをスタートし、ステップ1626に移行する。
次に、ステップ1626で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191cの入賞球カウンタを参照して当該ラウンドで所定球(例えば10球)の入賞球があったか否かを判定する。ステップ1626でYesの場合には、ステップ1630に移行する。他方、ステップ1626でNoの場合、ステップ1628で、特別遊技実行手段1173は、ラウンド実行用タイマ1174a(特に開放時間タイマ)を参照して当該ラウンド実行に係る所定時間が経過したか否かを判定する。ステップ1628でYesの場合には、ステップ1630に移行し、他方、ステップ1628でNoの場合には、次の処理(ステップ5000の賞球払出制御処理)に移行する。
次に、ステップ1630で、特別遊技実行手段1173は、大入賞口電動役物2122の駆動を停止して大入賞口2120を閉鎖する。そして、ステップ1632で、特別遊技実行手段1173は、ラウンド実行用タイマ1174aを停止(及びリセット)する。次に、ステップ1634で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内のラウンド継続フラグをオフにする。次に、ステップ1636で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内のラウンド数カウンタを参照して、当該ラウンドが最終ラウンド(例えば、高利益特別遊技に係る大当りであれば16ラウンド)であるか否かを判定する。ステップ1636でYesの場合、ステップ1638で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内の特別遊技実行フラグをオフにする。次に、ステップ1640で、情報送信手段1300は、演出制御手段2320側に特別遊技の終了表示を指示する旨の情報(特別遊技終了表示指示情報)を送信する。そして、ステップ9000で、遊技制御手段1100は、後述の特別遊技終了後の遊技状態決定処理を実行し、次の処理(ステップ5000の賞球払出制御処理)に移行する。尚、ステップ1636でNoの場合にも、次の処理(ステップ5000の賞球払出制御処理)に移行する。
次に、図18は、図17におけるステップ9000のサブルーチンに係る、特別遊技終了後の遊技状態決定処理のフローチャートである。まず、ステップ9002で、特定遊技制御手段1180は、遊技関連情報一時記憶手段1190(遊技内容決定用情報一時記憶領域)を参照して今回の当りの契機となった図柄情報及び遊技状態情報を取得した上、主遊技特定遊技可否・内容決定用参照テーブル1183aを参照して主遊技遊技状態を決定し、遊技関連情報一時記憶手段1190に当該決定した主遊技遊技状態をセットする。次に、ステップ9004で、特定遊技制御手段1180は、遊技関連情報一時記憶手段1190(遊技内容決定用情報一時記憶領域)を参照して今回の当りの契機となった図柄情報及び遊技状態情報を取得した上、補助遊技特定遊技可否・内容決定用参照テーブル1183bを参照して補助遊技遊技状態を決定し、遊技関連情報一時記憶手段1190に当該決定した補助遊技遊技状態をセットし、次の処理(ステップ5000の賞球払出制御処理)に移行する。
ここで、図19(遊技状態移行テーブル1)は、主遊技特定遊技可否・内容決定用参照テーブル1183aの一例である。本実施形態においては、特別遊技終了後の主遊技遊技状態は、当該特別遊技移行前の遊技状態及び当り図柄に基づき一義的に決定されるよう構成されている。尚、本例における、遊技状態の移行態様はあくまでも一例である。
また、図19(遊技状態移行テーブル2)は、補助遊技特定遊技可否・内容決定用参照テーブル1183bの一例である。本例に示されるように、主遊技遊技状態が主遊技時短遊技状態(主遊技時短フラグがオン)に移行した場合には、誘導装置電動役物2333が開放容易となるよう、補助遊技関連のフラグ(補助遊技確変フラグ、補助遊技時短フラグ、開放延長フラグ)が全てオンとなると共に、主遊技図柄が所定回数(本例では、100回)分の図柄変動を終了するまでは、当該フラグ状態を維持することとなる。他方、主遊技遊技状態が主遊技非時短遊技状態(主遊技時短フラグがオフ)に移行した場合には、誘導装置電動役物2333が開放困難となるよう、補助遊技関連のフラグ(補助遊技確変フラグ、補助遊技時短フラグ、開放延長フラグ)が全てオフとなるよう構成されている。このように構成することで、補助遊技遊技状態は、主遊技時短遊技状態と連動する形で遊技状態が移行することとなる。
次に、図20〜図25のフローチャートを参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機のサブ基板側での処理の流れを説明する。まず、図20は、演出制御手段2320が行う一般的な処理の流れを示したメインフローチャートである。まず、ステップ6100(1)及び(2)で、演出制御手段2320は、主遊技側及び補助遊技側に対応した後述する保留情報管理・保留表示処理を実行する。次に、ステップ6200(1)及び(2)で、演出制御手段2320は、主遊技側及び補助遊技側に対応した後述する装飾図柄表示内容決定処理を実行する。次に、ステップ6300(1)及び(2)で、演出制御手段2320は、主遊技側及び補助遊技側に対応した後述する装飾図柄表示制御処理を実行する。次に、ステップ6400で、演出制御手段2320は、後述する発射強度指示情報表示制御処理を実行する。次に、ステップ6500で、演出制御手段2320は、後述する特別遊技中(大当り中)表示制御処理を実行し、ステップ6100に戻る処理を繰り返す。以下、各サブルーチンに係る処理について詳述する。
次に、図21は、図20でのステップ6100のサブルーチンに係る、保留情報管理・保留表示処理のフローチャートである。ここで、主遊技側に係るステップ6100(1)と補助遊技側に係るステップ6100(2)とは処理が共通するので、両者を一纏めにして説明し、両者の相違点については括弧書きするものとする。まず、ステップ6102で、装図保留情報表示制御手段2322bは、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、主制御装置1000側から主遊技図柄(補助遊技図柄)に係る保留情報を受信したか否かを判定する。ステップ6102でYesの場合、ステップ6104で、装図保留情報表示制御手段2322bは、装図保留情報一時記憶手段2322b−1内の主遊技用装図保留カウンタ値(補助遊技用装図保留カウンタ値)に1を加算する。次に、ステップ6106で、装図保留情報表示制御手段2322bは、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、主制御装置1000側から送信された主遊技図柄(補助遊技図柄)に係る保留情報{例えば、主遊技側乱数値(補助遊技側乱数値)}を装図保留情報一時記憶手段2322b−1内に一時記憶する。そして、ステップ6120で、装図保留情報表示制御手段2322bは、装図保留情報一時記憶手段2322b−1内の主遊技用装図保留カウンタ値(補助遊技用装図保留カウンタ値)と同数の保留表示を、装図保留表示部2312(装図保留表示部2312a)にて実行し、次の処理{ステップ6200の装飾図柄表示内容決定処理}に移行する。他方、ステップ6102でNoの場合、ステップ6110で、装図保留情報表示制御手段2322bは、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、主制御装置1000側から主遊技図柄(補助遊技図柄)に係る新たな図柄情報(換言すれば、図柄変動を開始する旨の情報)を受信したか否かを判定する。ステップ6110でYesの場合、ステップ6112で、装図保留情報表示制御手段2322bは、装図保留情報一時記憶手段2322b−1内の主遊技用装図保留カウンタ値(補助遊技用装図保留カウンタ値)から1を減算する。次に、ステップ6114で、装図保留情報表示制御手段2322bは、主遊技図柄(補助遊技図柄)における当該図柄変動に係る保留情報{例えば、主遊技側乱数値(補助遊技側乱数値)}を装図保留情報一時記憶手段2322b−1内から削除し、残りの保留情報をシフトする。そして、ステップ6116で、演出制御手段2320は、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の主遊技用図柄内容決定許可フラグ(補助遊技用図柄内容決定許可フラグ)をオンにし、ステップ6120に移行する。
次に、図22は、図20でのステップ6200のサブルーチンに係る、装飾図柄表示内容決定処理のフローチャートである。ここで、主遊技側に係るステップ6200(1)と補助遊技側に係るステップ6200(2)とは処理が共通するので、両者を一纏めにして説明し、両者の相違点については括弧書きするものとする。まず、ステップ6202で、装図表示内容決定手段2322a−1は、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の主遊技用図柄内容決定許可フラグ(補助遊技用図柄内容決定許可フラグ)がオンであるか否かを判定する。ステップ6202でYesの場合、ステップ6204で、装図表示内容決定手段2322a−1は、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の主遊技用図柄内容決定許可フラグ(補助遊技用図柄内容決定許可フラグ)をオフにする。次に、ステップ6206で、装図表示内容決定手段2322a−1は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、主制御装置1000側から受信した、主遊技図柄(補助遊技図柄)に係る新たな図柄情報に基づき、装図変動内容決定用抽選テーブル2322a−1−1及び停止図柄決定用抽選テーブル2322a−1−2を参照し、装飾図柄の変動態様と停止図柄を決定し、演出表示関連情報一時記憶手段2322dの図柄関連情報エリア内に一時記憶する。そして、ステップ6208で、装図表示内容決定手段2322a−1は、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の主遊技用図柄内容決定フラグ(補助遊技用図柄内容決定フラグ)をオンにし、次の処理{ステップ6200の装飾図柄表示制御処理}に移行する。
次に、図23は、図20でのステップ6300のサブルーチンに係る、装飾図柄表示制御処理のフローチャートである。ここで、主遊技側に係るステップ6300(1)と補助遊技側に係るステップ6300(2)とは処理が共通するので、両者を一纏めにして説明し、両者の相違点については括弧書きするものとする。まず、ステップ6302で、装飾図柄表示制御手段2322aは、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の主遊技用図柄変動中フラグ(補助遊技用図柄変動中フラグ)がオフであるか否かを判定する。ステップ6302でYesの場合、ステップ6304で、装飾図柄表示制御手段2322aは、演出表示関連情報一時記憶手段2322a内の主遊技用図柄内容決定フラグ(補助遊技用図柄内容決定フラグ)がオンであるか否かを判定する。ステップ6304でYesの場合、ステップ6306及びステップ6308で、装飾図柄表示制御手段2322aは、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の主遊技用図柄変動中フラグ(補助遊技用図柄変動中フラグ)をオンにすると共に、主遊技用図柄内容決定フラグ(補助遊技用図柄内容決定フラグ)をオフにする。次に、ステップ6310で、装飾図柄表示制御手段2322aは、演出表示関連情報一時記憶手段2322dの図柄関連情報エリア内に一時記憶された決定内容(変動態様)に従い、演出表示装置2310の装図表示部2311(装図表示部2311a)上で装飾図柄の変動表示を開始する。
そして、ステップ6312で、装飾図柄表示制御手段2322aは、メイン側情報一時記憶手段2121aを参照し、主制御装置1000側から主遊技図柄(補助遊技図柄)における図柄停止に係る情報を受信したか否かを判定する。ステップ6312でYesの場合、ステップ6314で、装飾図柄表示制御手段2322aは、演出表示関連情報一時記憶手段2322dの図柄関連情報エリア内に一時記憶された決定内容(停止図柄)に従い、演出表示装置2310の装図表示部2311(装図表示部2311a)上で装飾図柄の停止図柄を確定表示する。そして、ステップ6316で、装飾図柄表示制御手段2322aは、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の主遊技用図柄変動中フラグ(補助遊技用図柄変動中フラグ)をオフにし、次の処理(ステップ6400の発射強度指示情報表示制御処理)に移行する。
尚、ステップ6302でNoの場合はステップ6312に移行し、ステップ6304又はステップ6312でNoの場合は次の処理(ステップ6400の発射強度指示情報表示制御処理)に移行する。
次に、図24は、図20でのステップ6400のサブルーチンに係る、発射強度指示情報表示制御処理のフローチャートである。まず、ステップ6402で、発射装置操作指示制御手段2322cは、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、主遊技側にて当りが発生したか否か(換言すれば、主遊技図柄が当り図柄にて停止表示されたか否か)を判定する。ステップ6402でYesの場合、ステップ6404で、発射装置操作指示制御手段2322cは、演出表示装置2310上にて、遊技領域120の右側へ遊技球を発射するよう指示する旨の情報(例えば、「右打ちしてください」とのメッセージ表示等)を表示し、次の処理(ステップ6500の特別遊技中表示制御処理)に移行する。他方、ステップ6402でNoの場合、ステップ6406で、発射装置操作指示制御手段2322cは、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、特別遊技が終了したか否かを判定する。ステップ6406でYesの場合、ステップ6408で、発射装置操作指示制御手段2322cは、演出表示装置2310上にて、遊技領域120の左側へ遊技球を発射するよう指示する旨の情報(例えば、「左打ちしてください」とのメッセージ表示等)を表示し、次の処理(ステップ6500の特別遊技中表示制御処理)に移行する。尚、ステップ6406でNoの場合には、次の処理(ステップ6500の特別遊技中表示制御処理)に移行する。
次に、図25は、図20でのステップ6500のサブルーチンに係る、特別遊技中(大当り中)表示制御処理のフローチャートである。まず、ステップ6502で、表示制御手段2322は、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の特別遊技中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ6502でYesの場合、ステップ6504で、表示制御手段2322は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、主制御装置1000側から特別遊技開始表示指示情報を受信したか否かを判定する。ステップ6504でYesの場合、ステップ6506及びステップ6508で、表示制御手段2322は、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の特別遊技中フラグをオンにすると共に、演出表示装置2310上で大当り開始表示を行う。そして、ステップ6510で、表示制御手段2322は、演出表示装置2310上で、主制御装置1000側から逐次送信されている遊技情報に基づき、ラウンド数と入賞個数を適宜表示する。次に、ステップ6512で、表示制御手段2322は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、主制御装置1000側から特別遊技終了表示指示情報を受信したか否かを判定する。ステップ6512でYesの場合、ステップ6514で、表示制御手段2322は、演出表示装置2310上で、大当り終了表示を行う。そして、ステップ6516で、表示制御手段2322は、演出表示関連情報一時記憶手段2322d内の特別遊技中フラグをオフにし、次の処理(ステップ6100の保留情報管理・保留表示処理)に移行する。
尚、ステップ6502でNoの場合には、ステップ6510に移行し、ステップ6504又はステップ6512でNoの場合には、次の処理(ステップ6100の保留情報管理・保留表示処理)に移行する。
次に、図26のタイミングチャートを参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の作用について説明する。はじめに、本例は、本実施形態における、非特別遊技時から特別遊技実行開始時(及び終了時)までの流れを示した図である。尚、本例では、遊技者は演出表示装置に表示されている発射強度指示情報に従い遊技を進行しているものとする。
まず、図中1のタイミングにおいて、演出表示装置に表示されている発射強度指示情報である「左打ち」に従い、遊技領域120の左側に遊技球が流下するよう操作して遊技を進行している状況下、主遊技始動口2210に遊技球が入球し、主遊技図柄の図柄変動が開始される。このように、遊技領域120の左側に遊技球が流下している状況下においては、主に主遊技図柄の図柄変動に基づき遊技が進行することとなる。
次に、図中2のタイミングにおいて、主遊技図柄の新たな図柄変動が開始される。ここで、本タイミングにおいては、主遊技図柄の当否抽選に当選し、主遊技図柄が当り図柄「7A」で停止表示されることが内部的に決定されている状況下での図柄変動が開始されている。
次に、図中3のタイミングにおいて、当該主遊技図柄の図柄変動が終了し、主遊技図柄が当り図柄「7A」で停止表示される。ここで、本タイミングにおいては、主遊技図柄が当り図柄で停止表示されたものの、特別遊技が開始されることはなく、引き続き非特別遊技状態にて遊技が進行することとなる。他方、演出表示装置に表示されている発射強度指示情報は、「左打ち」から「右打ち」へと変更となるため、以降は遊技領域120の右側に遊技球が流下するよう操作して遊技を進行することとなる。
次に、図中4のタイミングにおいて、補助遊技始動口2410に遊技球が入球し、補助遊技図柄の図柄変動が開始される。このように、遊技領域120の右側に遊技球が流下している状況下においては、主に補助遊技図柄の図柄変動に基づき遊技が進行することとなる。
次に、図中5のタイミングにおいて、補助遊技図柄の新たな図柄変動が開始される。ここで、本タイミングにおいては、補助遊技図柄の当否抽選に当選し、補助遊技図柄が当り図柄「7」で停止表示されることが内部的に決定されている状況下での図柄変動が開始されている。その結果、図中6のタイミングにおいて、当該補助遊技図柄の図柄変動が終了した際には、補助遊技図柄が当り図柄「7」で停止表示されると共に、誘導装置電動役物2333が所定期間だけ開状態となる。
次に、図中7のタイミングにおいて、当該開状態である誘導装置電動役物2333が閉状態となる。ここで、本タイミングにおいては、当該開状態である期間中に特定領域2331へ遊技球が入球しなかったため、特別遊技が開始されることはなく、引き続き非特別遊技状態にて遊技が進行することとなる。
次に、図中8のタイミングにおいて、補助遊技図柄の新たな図柄変動であって、補助遊技図柄が当り図柄「7」で停止表示されることが内部的に決定されている状況下での図柄変動が開始される。その結果、当該補助遊技図柄の図柄変動が終了した際には、再び誘導装置電動役物2333が所定期間だけ開状態となる。そして、図中9のタイミングにおいて、当該開状態である期間中に特定領域2331へ遊技球が入球したことを契機として、特別遊技が開始されることとなる。また、図中10のタイミングにおいて、当該特別遊技が終了した際には、演出表示装置に表示されている発射強度指示情報が、「右打ち」から「左打ち」へと変更となるため、以降は図中1からの遊技進行状態と同様の遊技進行状態となる。
尚、図中3のタイミングにおいて、主遊技図柄が当り図柄で停止表示された際には、「特別遊技条件装置作動フラグ」がオンとなると共に、図中9のタイミングにおいて、誘導装置電動役物2333が開状態である期間中に特定領域2331へ遊技球が入球した際には、「特別遊技条件装置作動フラグ」がオフとなるよう制御される。そして、「特別遊技条件装置作動フラグ」がオフである状況下では、特定領域2331へ遊技球が入球した場合であっても、特別遊技は開始されないこととなる。
以上のような作用となる結果、本実施形態における遊技の流れとしては、まず(第一段階)主遊技始動口2210へ遊技球を入球させ、主遊技図柄の当否抽選に当選する、(第二段階)補助遊技始動口2410へ遊技球を入球させ、補助遊技図柄の当否抽選に当選する、(第三段階)誘導装置電動役物2333が開状態である期間中に特定領域2331へ遊技球を入球させ、特定領域2331へ遊技球が入球したことを契機として特別遊技の実行が開始される、という流れとなる。よって、特別遊技実行によって出玉を獲得するためには、少なくとも二段階の当否抽選(第一段階、第二段階)に順次当選する必要があるが、換言すれば、第一段階の当否抽選に当選した際には、残りの第二段階の当否抽選に当選することで特別遊技実行の機会を得ることができるため、第一段階の当否抽選に当選した以降は遊技者にとって相対的に有利となる状況を構築することができる。即ち、遊技者にとっては、出玉獲得までの過程を段階的に認識することができる遊技性となるため、遊技の興趣性を向上させることが可能となるのである。
また、本実施形態においては、第一段階の当否抽選に係る遊技状態として、主遊技確率変動遊技状態と主遊技非確率変動遊技状態のいずれかに移行し得るよう構成されているため、主遊技確率変動遊技状態である状況下では、主遊技非確率変動遊技状態である状況下よりも、相対的に第一段階の当否抽選に当選する確率が上昇することとなる。更に、第二段階の当否抽選に係る遊技状態として、時短遊技状態(本例では、主遊技時短遊技状態且つ補助遊技時短遊技状態)と非時短遊技状態のいずれかに移行し得るよう構成されているため、時短遊技状態である状況下では、非時短遊技状態である状況下よりも、相対的に第二段階の当否抽選に当選する頻度が上昇することとなる。よって、これらの遊技状態を組合わせた場合、これら二段階の当否抽選に係る4つの遊技状態(主遊技確率変動遊技状態且つ時短遊技状態、主遊技確率変動遊技状態且つ非時短遊技状態、主遊技非確率変動遊技状態且つ時短遊技状態、主遊技非確率変動遊技状態且つ非時短遊技状態)を構築することが可能となり、夫々の遊技状態における当選確率(当選頻度)を調整することで、バリエーション豊富な遊技機の開発が可能となるのである。特に、時短遊技状態における当選頻度については、補助遊技図柄の当選確率及び補助遊技図柄の変動時間の夫々を複数段階に設定可能であるため、更にバリエーション豊富な遊技機の開発が可能となる。
尚、本実施形態においては、特別遊技が実行されるまでに、必ず二段階の当否抽選(第一段階、第二段階)に順次当選することを要するよう構成されているが、これには限定されず、第一段階の当否抽選に当選した際に、所定の条件を充足した場合には、第二段階及び第三段階を経由することなく、特別遊技が実行されるよう構成してもよい。その場合には、例えば、第一段階の当否抽選に当選した際に、当り図柄が所定態様(例えば、「7A」)であった場合において、第二段階及び第三段階を経由することなく、特別遊技が実行されるよう構成する例を挙げることができる。
尚、本実施形態においては、非特別遊技状態である状況下、演出表示装置2310上には常に主遊技用装飾図柄及び補助遊技用装飾図柄が表示されるよう構成(図26の下段参照)されているが、これには限定されない。その場合には、第一段階の当否抽選に当選後、第二段階の当否抽選実行中においては、補助遊技用装飾図柄のみを表示するよう構成してもよく、遊技者に遊技性を明確に報知したい場合には好適である。
尚、本実施形態においては、補助遊技始動口2410と誘導装置電動役物2333とが別部材として離間して配置されるよう構成されているが、これには限定されない。その場合には、補助遊技始動口2410と誘導装置電動役物2333とを一体成型部材とし、両者が近接するよう構成してもよい。このように構成することで、誘導装置電動役物2333近傍の釘調整等により、本実施形態における遊技性が損なわれてしまうことを回避することができる。即ち、第二段階の当否抽選に当選した際に、第三段階にて誘導装置電動役物2333が開状態である期間中に特定領域2331へ遊技球を入球させることが困難となってしまう事態を回避することができるのである。
他方、補助遊技始動口2410と誘導装置電動役物2333とが別部材として離間して配置されている場合には、遊技の興趣性を向上させるための構成として組み込むことが可能である。即ち、第二段階の当否抽選における当選頻度が高くなる(例えば、補助遊技図柄の当選確率=1/1.1、補助遊技図柄の変動時間=3秒)よう構成すると共に、誘導装置電動役物2333が開状態である期間中に特定領域2331へ遊技球を入球させることが困難となるよう構成(例えば、誘導装置電動役物2333の開放時間=0.2秒)するのである。このように構成した場合には、第二段階及び第三段階に係る遊技性は、第二種ぱちんこ遊技機(いわゆる、羽根モノ)における遊技性に近いものとなる。そこで、第二段階及び第三段階に係る遊技性を、より第二種ぱちんこ遊技機における遊技性に近づけるための構成を、本実施形態からの変更例(変更例1)とし、以下、本実施形態からの変更点についてのみ詳述する。
(実施形態における変更例1)
まず、図27を参照しながら、本実施形態の変更例1に係るぱちんこ遊技機の前面側の基本構造を説明する。はじめに、本実施形態からの変更点は、誘導路2334の一部として構成されている弁部材2334aと、遊技球が入球可能な通常領域2332と、通常領域2332への遊技球の入球を検出するための通常領域入球検出装置2332aと、を備えている点である。ここで、弁部材2334aは遊技機の電源投入時から略等間隔(例えば、約1秒間隔)で、下降状態(図中の実線で示される位置)と上昇状態(図中の破線で示される位置)とに繰り返し変位するよう構成されている。また、弁部材2334aが上昇状態にあるときには、誘導路2334上を転動する遊技球を特定領域2331へ誘導する一方、弁部材2334aが下降状態にあるときには、誘導路2334上を転動する遊技球を通常領域2332へと誘導するよう構成されている。そして、後述するように、遊技球が特定領域2331へ入球しない限り、特別遊技の実行が開始されないよう構成されている。即ち、本実施形態の変更例1に係るぱちんこ遊技機においては、本実施形態とは異なり、誘導装置2330内へ入球した遊技球が、特定領域2331へ入球容易となる状態と特定領域2331へ入球困難となる状態とを採り得ることとなる。
次に、図3のブロック図を参照しながら、本実施形態の変更例1に係るぱちんこ遊技機の各種機能について説明する。まず、条件判定手段1171は、所定期間内に遊技球が特定領域2331へ入球したか否かを判定する特定領域入球可否判定手段1171aを有している。また、特定領域入球可否判定手段1171aは、当該所定期間を計時するための特定領域有効時間タイマ1171a−1を更に有している。
次に、図28は、本実施形態の変更例1に係るぱちんこ遊技機における、図10のステップ1500のサブルーチンに係る、特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。はじめに、本実施形態からの変更点は、ステップ1550(変1)、ステップ1506(変1)及びステップ1508(変1)についてであり、その目的は、主遊技図柄が当り図柄で停止表示された後であって、遊技球が特定領域2331へ入球した場合に限り、特別遊技の実行を開始するよう制御することである。即ち、ステップ1550(変1)で、条件判定手段1171は、後述する特定領域入球可否判定処理を実行する。次に、ステップ1506(変1)で、条件判定手段1171は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内の特別遊技内容決定許可フラグがオンであるか否かを判定する。ここで、特別遊技内容決定許可フラグとは、後述する特定領域入球可否判定処理において、主遊技図柄が当り図柄で停止表示された後であって、遊技球が特定領域2331へ入球した場合にオンとなるフラグである。ステップ1506(変1)でYesの場合、ステップ1508(変1)で、条件判定手段1171は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内の特別遊技内容決定許可フラグをオフにすると共に、以降の処理において特別遊技の実行を開始するよう制御することとなる。
次に、図29は、本実施形態の変更例1に係るぱちんこ遊技機における、図28のステップ1550(変1)のサブルーチンに係る、特定領域入球可否判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1552(変1)で、特定領域入球可否判定手段1171aは、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内の特定領域有効フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1552(変1)でYesの場合、ステップ1554(変1)で、特定領域入球可否判定手段1171aは、補助遊技関連情報一時記憶手段1192を参照して、誘導装置電動役物2333が新たに開状態となったか否かを判定する。ステップ1554(変1)でYesの場合、ステップ1556(変1)で、特定領域入球可否判定手段1171aは、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内の特定領域有効フラグをオンにする。次に、ステップ1558(変1)で、特定領域入球可否判定手段1171aは、特定領域有効時間タイマ1171a−1に所定時間値(例えば、2秒)をセットすると共に、当該タイマ値のカウントダウンを開始し、ステップ1560(変1)に移行する。尚、ステップ1552(変1)でNoの場合には、ステップ1560(変1)に移行する。
次に、ステップ1560(変1)で、特定領域入球可否判定手段1171aは、特定領域有効時間タイマ1171a−1のタイマ値がゼロであるか否かを判定する。ステップ1560(変1)でYesの場合、ステップ1562(変1)で、特定領域入球可否判定手段1171aは、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内の特定領域有効フラグをオフにする。次に、ステップ1564(変1)で、特定領域入球可否判定手段1171aは、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内の特定領域入球フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1564(変1)でYesの場合、ステップ1566(変1)で、特定領域入球可否判定手段1171aは、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内の特定領域入球フラグをオフにする。次に、ステップ1568(変1)で、特定領域入球可否判定手段1171aは、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内の特別遊技条件装置作動フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1568(変1)でYesの場合、ステップ1570(変1)で、特定領域入球可否判定手段1171aは、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内の特別遊技条件装置作動フラグをオフにする。次に、ステップ1572(変1)で、特定領域入球可否判定手段1171aは、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内の特別遊技内容決定許可フラグをオンにし、次の処理{ステップ1506(変1)}に移行する。尚、ステップ1554(変1)、ステップ1564(変1)又はステップ1568(変1)でNoの場合には、次の処理{ステップ1506(変1)}に移行する。
他方、ステップ1560(変1)でNoの場合、ステップ1574(変1)で、特定領域入球判定手段1115は、特定領域入球検出装置2331aから新たな特定領域入球情報を受信したか否か、換言すれば、誘導装置2330内の特定領域2331へ遊技球が入球したか否かを判定する。ステップ1574(変1)でYesの場合、ステップ1576(変1)で、特定領域入球可否判定手段1171aは、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内の特定領域入球フラグをオンにし、次の処理{ステップ1506(変1)}に移行する。尚、ステップ1574(変1)でNoの場合には、次の処理{ステップ1506(変1)}に移行する。
以上の構成へと変更することで、本実施形態の変更例1に係るぱちんこ遊技機における遊技の流れとしては、(第一段階)主遊技始動口2210へ遊技球を入球させ、主遊技図柄の当否抽選に当選する、(第二段階)補助遊技始動口2410へ遊技球を入球させ、補助遊技図柄の当否抽選に当選する、(第三段階の1)誘導装置電動役物2333が開状態である期間中に誘導装置2330内へ遊技球を入球させる、(第三段階の2)弁部材2334aが上昇状態にあった場合には、当該入球した遊技球が特定領域2331へ誘導され、特定領域2331へ遊技球が入球したことを契機として特別遊技の実行が開始される、という流れとなる。よって、第一段階の遊技性は従来の第一種ぱちんこ遊技機における遊技性に近いものとなり、第二段階以降の遊技性は従来の第二種ぱちんこ遊技機における遊技性に近いものとなる。このように構成することで、遊技者にとっては、出玉獲得までの過程を段階的に認識することができる遊技性となると共に、当該出玉獲得までの過程における遊技性を異なるものとすることができるため、遊技の興趣性を向上させることが可能となるのである。
尚、本実施形態の変更例1に係るぱちんこ遊技機においては、第二段階の当否抽選における当選頻度(補助遊技図柄の当選確率、補助遊技図柄の変動時間)、第三段階の1における誘導装置電動役物2333の開放時間、及び第三段階の2における弁部材2334aの可変態様、の何れかを変更することで、第二段階以降の遊技性を調整することが可能である。ここで、特に、弁部材2334aの可変態様(本例では、約1秒間隔毎に上昇状態と下降状態とを繰り返す態様)は、誘導装置2330内に入球した遊技球が特定領域2331へと入球する割合を決定づける要素となるが、当該割合には限定されず、任意の割合(例えば、1/10以上であってもよいし、1/10以下であってもよい)へと変更するよう構成してもよい。
尚、本実施形態(変更例1を含む)において、特定領域2331を主遊技図柄の始動口と兼用する構成とすることも可能であり、このような構成とすることで、本実施形態とは異なる遊技機態様を概念することができる。そこで、このような構成の一例を、第二実施形態とし、以下、本実施形態からの変更点についてのみ詳述する。
(第二実施形態)
まず、図30を参照しながら、第二実施形態に係るぱちんこ遊技機の前面側の基本構造を説明する。はじめに、第二実施形態に係るぱちんこ遊技機は、第1種ぱちんこ遊技機を二つ混在させたような機種(第1種第1種複合機)として概念される。即ち、主遊技図柄として、第一主遊技に係る主遊技図柄と第二主遊技に係る主遊技図柄とを夫々有しており、第一主遊技に係る始動口と第二主遊技に係る始動口とが別個の始動口となるよう構成されている。
まず、第1主遊技始動口2210は、第1主遊技に対応する始動入賞口として設置されている。具体的構成としては、第1主遊技始動口2210は、第1主遊技始動口入球検出装置2211を備える。ここで、第1主遊技始動口入球検出装置2211は、第1主遊技始動口2210への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第1主遊技始動口入球情報を生成する。尚、第二実施形態においては、遊技領域120の左側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球が、第1主遊技始動口2210に誘導され易いよう構成されている一方、遊技領域120の右側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球は、第1主遊技始動口2210に誘導され難いよう構成されている。尚、「誘導され易い」及び「誘導され難い」は、例えば、遊技球を右側及び左側にそれぞれ10000球発射した際の、入球数の大小で決定するものとする。
次に、第2主遊技始動口2110は、第2主遊技に対応する始動入賞口として設置されている。具体的構成としては、第2主遊技始動口2110は、第2主遊技始動口入球検出装置2111を備える。ここで、第2主遊技始動口入球検出装置2111は、第2主遊技始動口2110への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第2主遊技始動口入球情報を生成する。尚、第二実施形態においては、第2主遊技始動口2110は、誘導装置電動役物2333を有しており、誘導装置電動役物2333が開状態(図中の点線で示される状態)となった際に遊技領域120を流下する遊技球が第2主遊技始動口2110(誘導装置2330)内へと流入した場合において、当該流入した遊技球が第2主遊技始動口入球検出装置2111へと誘導されるよう構成されている。即ち、第二実施形態においては、補助遊技始動口2410へ遊技球が入球し補助遊技図柄の当否抽選に当選した後、誘導装置電動役物2333が開状態である期間中においてのみ、第2主遊技始動口2110へ遊技球が入球可能な状態となるのである。また、第二実施形態においては、遊技領域120の右側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球が、補助遊技始動口2410及び誘導装置電動役物2333近傍に誘導され易いよう構成されている一方、遊技領域120の左側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球は、補助遊技始動口2410及び誘導装置電動役物2333近傍に誘導され難いよう構成されている。尚、本例においては、誘導装置電動役物2333と第2主遊技始動口入球検出装置2111とは離間して設置されるよう構成されているが、これには限定されず、誘導装置電動役物2333の近傍に第2主遊技始動口入球検出装置2111を設ける{換言すれば、第2主遊技始動口2110(誘導装置2330)内へと流入した遊技球が即座に第2主遊技始動口入球検出装置2111にて検出される}よう構成してもよい。
次に、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)は、第1主遊技(第2主遊技)に対応する第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)の変動表示及び停止表示を行う。具体的構成としては、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)は、第1主遊技図柄表示部2131(第2主遊技図柄表示部2231)と、第1主遊技図柄保留表示部2132(第2主遊技図柄保留表示部2232)と、を備える。ここで、第1主遊技図柄保留表示部2132(第2主遊技図柄保留表示部2232)は、4個のランプから構成され、当該ランプの点灯個数が、第1主遊技(第2主遊技)に係る乱数の保留数(実行されていない特別図柄の変動数)に相当する。また、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)は、例えば7セグメントLEDで構成され、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)は、「0」〜「9」の10種類の数字及びハズレの「−」で表示される。尚、演出表示装置2310上の装図表示部2311及び装図保留表示部2312には、第1主遊技図柄表示部2131(第2主遊技図柄表示部2231)及び第1主遊技図柄保留表示部2132(第2主遊技図柄保留表示部2232)での表示と同期する形で動画像が再生される。
次に、図31のブロック図を参照しながら、第二実施形態に係るぱちんこ遊技機の各種機能について説明する。尚、以下の説明においては、第1種第1種複合機へと変更したことに伴う各種機能における変更点についてのみ説明する。
まず、入球判定手段1110は、第1主遊技始動口2210へ遊技球が入球したか否かを判定する第1主遊技始動口入球判定手段1111と、第2主遊技始動口2110へ遊技球が入球したか否かを判定する第2主遊技始動口入球判定手段1112と、を有している。
次に、乱数取得判定実行手段1120は、第1主遊技始動口2210への遊技球の入球に基づき第1主遊技内容決定乱数を取得するか否かを判定すると共に、判定結果に応じて当該乱数(例えば、第1主遊技当選乱数、第1主遊技変動態様決定乱数、第1主遊技図柄決定乱数等)を取得する第1主遊技乱数取得判定実行手段1121と、第2主遊技始動口2110への遊技球の入球に基づき第2主遊技内容決定乱数を取得するか否かを判定すると共に、判定結果に応じて当該乱数(例えば、第2主遊技当選乱数、第2主遊技変動態様決定乱数、第2主遊技図柄決定乱数等)を取得する第2主遊技乱数取得判定実行手段1122と、を有している。
次に、保留制御手段1130は、第1主遊技図柄変動許可が下りていない状況で取得した当該第1主遊技内容決定乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき前記乱数を図柄変動許可が下りるまで第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aに保留するための第1主遊技図柄保留手段1131と、第2主遊技図柄変動許可が下りていない状況で取得した当該第2主遊技内容決定乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき前記乱数を図柄変動許可が下りるまで第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aに保留するための第2主遊技図柄保留手段1132と、を有している。尚、第1主遊技図柄保留手段1131及び第2主遊技図柄保留手段1132は、最大4個まで記憶可能な、前記乱数を保留順序と結合した形で一時記憶するための、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131a及び第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aを有している。
次に、当否抽選用テーブル1135bは、第1主遊技に係る当否抽選を実行する際に参照される第1主遊技用当否抽選テーブル1135b−1と、第2主遊技に係る当否抽選を実行する際に参照される第2主遊技用当否抽選テーブル1135b−3と、を有している(テーブルの詳細な構成については後述する)。
次に、図柄内容決定手段1140は、取得した第1主遊技側乱数(特に、第1主遊技図柄決定乱数及び第1主遊技変動態様決定乱数)に基づき、第1主遊技図柄に係る停止図柄と変動態様(変動時間等)を決定する第1主遊技内容決定手段1141と、取得した第2主遊技側乱数(特に、第2主遊技図柄決定乱数及び第2主遊技変動態様決定乱数)に基づき、第2主遊技図柄に係る停止図柄と変動態様(変動時間等)を決定する第2主遊技内容決定手段1142と、を有している。ここで、第1主遊技内容決定手段1141は、第1主遊技図柄に係る停止図柄や変動態様を決定する際に参照される第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141aを有している。そして、第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141aは、第1主遊技図柄の停止図柄を決定する際に参照される第1主遊技停止図柄決定用抽選テーブル1141a−1と、第1主遊技図柄の変動態様(変動時間)を決定する際に参照される第1主遊技変動態様決定用抽選テーブル1141a−2と、を有している。また、第2主遊技内容決定手段1142は、第2主遊技図柄に係る停止図柄や変動態様を決定する際に参照される第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142aを有している。そして、第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142aは、第2主遊技図柄の停止図柄を決定する際に参照される第2主遊技停止図柄決定用抽選テーブル1142a−1と、第2主遊技図柄の変動態様(変動時間)を決定する際に参照される第2主遊技変動態様決定用抽選テーブル1142a−2と、を有している(これらテーブルの詳細な構成については後述する)。
次に、表示制御手段1150は、第1主遊技図柄表示装置2130の第1主遊技図柄表示部2131上で、所定時間だけ第1主遊技図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う第1主遊技図柄制御手段1151と、第2主遊技図柄表示装置2230の第2主遊技図柄表示部2231上で、所定時間だけ第2主遊技図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う第2主遊技図柄制御手段1152と、を有している。ここで、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)により決定された変動態様に係る変動時間を管理するための第1主遊技図柄変動時間管理手段1151a(第2主遊技図柄変動時間管理手段1152a)を更に有している。また、第1主遊技図柄変動時間管理手段1151a(第2主遊技図柄変動時間管理手段1152a)は、ゼロクリア(及びデクリメント)可能な第1主遊技図柄変動管理用タイマ1151a−1(第2主遊技図柄変動管理用タイマ1152a−1)を更に有している。
次に、主遊技関連情報一時記憶手段1191は、第1主遊技及び第2主遊技における図柄変動表示・停止表示に係る情報を一時記憶するための第1・第2主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191aを有している。
次に、図32は、第二実施形態に係るぱちんこ遊技機における、図5のステップ1300のサブルーチンに係る、主遊技側乱数取得処理のフローチャートである。まず、ステップ1302(第2)で、第1主遊技始動口入球判定手段1111は、第1主遊技始動口2210の第1主遊技始動口入球検出装置2211から第1主遊技始動口入球情報を受信したか否かを判定する。ステップ1302(第2)でYesの場合、ステップ1304(第2)で、第1主遊技乱数取得判定実行手段1121は、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aを参照し、保留球が上限(本例では、4個)でないか否かを判定する。ステップ1304(第2)でYesの場合、ステップ1306(第2)及びステップ1308(第2)で、第1主遊技乱数取得判定実行手段1121は、第1主遊技側乱数(第1主遊技当選乱数、第1主遊技変動態様決定乱数、第1主遊技図柄決定乱数等)を取得し、第1主遊技図柄保留手段1131が、第1主遊技図柄について何個目の保留であるかという順番情報と共に、当該第1主遊技側乱数を第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aにセット(保留)する。次に、ステップ1309(第2)で、情報送信手段1300は、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aを参照し、当該乱数が第1主遊技図柄について何個目の保留として記憶されたのかの情報を取得すると共に、当該情報を演出制御手段2320側に送信する。次に、ステップ1310(第2)で、第2主遊技始動口入球判定手段1112は、第2主遊技始動口2110の第2主遊技始動口入球検出装置2111から第2主遊技始動口入球情報を受信したか否かを判定する。ステップ1310(第2)でYesの場合、ステップ1312(第2)で、第2主遊技乱数取得判定実行手段1122は、第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aを参照し、保留球が上限(本例では、4個)でないか否かを判定する。ステップ1312(第2)でYesの場合、ステップ1314(第2)及びステップ1316(第2)で、第2主遊技乱数取得判定実行手段1122は、第2主遊技側乱数(第2主遊技当選乱数、第2主遊技変動態様決定乱数、第2主遊技図柄決定乱数)を取得し、第2主遊技図柄保留手段1132が、第2主遊技図柄について何個目の保留であるかという順番情報と共に、当該第2主遊技側乱数を第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aにセット(保留)する。次に、ステップ1317(第2)で、情報送信手段1300は、第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aを参照し、当該乱数が第2主遊技図柄について何個目の保留として記憶されたのかの情報を取得すると共に、当該情報を表示制御手段2320側に送信し、次の処理(ステップ1200の電動役物駆動判定実行処理)に移行する。尚、ステップ1302及びステップ1304でNoの場合はステップ1310に移行し、ステップ1310及びステップ1312でNoの場合は次の処理(ステップ1200の電動役物駆動判定実行処理)に移行する。
次に、図33は、第二実施形態に係るぱちんこ遊技機における、図4のステップ14のサブルーチンに係る、通常遊技制御処理のフローチャートである。まず、ステップ1400(1)(第2)で、主制御装置1000は、後述する第1主遊技図柄表示処理を実行する。次に、ステップ1400(2)(第2)で、主制御装置1000は、後述する第2主遊技図柄表示処理を実行する。そして、ステップ1500(第2)で、主制御装置1000は、後述する特別遊技作動条件判定処理を実行し、次のステップ(ステップ1600の特別遊技制御処理)に移行する。
次に、図34は、第二実施形態に係るぱちんこ遊技機における、図33のステップ1400(1)(第2)及び(2)(第2)のサブルーチンに係る、第1主遊技図柄表示処理及び第2主遊技図柄表示処理のフローチャートである。尚、本処理は、第1主遊技図柄側及び第2主遊技図柄側で共通するため、特記する場合を除き、第1主遊技図柄側を主に記載することとし、第2主遊技図柄側は括弧書きで記載する。まず、ステップ1800(第2)で、主制御装置1000は、後述する変動開始条件充足判定処理を実行する。次に、ステップ1402(第2)で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)に係る変動開始許可フラグがオンであるか否かを判定する。尚、「変動開始許可フラグ」とは、後述する変動開始条件充足判定処理においてオンとなる、特別遊技中や主遊技図柄が変動中でないこと等を条件としてオンになるフラグである。ステップ1402(第2)でYesの場合、ステップ1403(第2)で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、主遊技関連情報一時記憶手段1191のフラグ領域にアクセスし、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)に係る変動開始許可フラグをオフにする。
次に、ステップ1404(第2)で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131a(第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132a)に一時記憶されている、今回の図柄変動に係る第1主遊技側乱数(第2主遊技側乱数)を読み出す。次に、ステップ1405(第2)で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131a(第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132a)から当該読み出した第1主遊技側乱数(第2主遊技側乱数)を削除すると共に、残りの図柄変動に係る第1主遊技側乱数(第2主遊技側乱数)をシフトする。次に、ステップ1407(第2)で、当否抽選手段1135は、第1主遊技側乱数(第1当選乱数){第2主遊技側乱数(第2当選乱数)}及び遊技状態に基づき、第1主遊技用当否抽選テーブル1135b−1(第2主遊技用当否抽選テーブル1135b−3)を参照し、主遊技図柄当否(大当り)抽選を実行する。
ここで、図35(主遊技テーブル1)は、第1主遊技用当否抽選テーブル1135b−1及び第2主遊技用当否抽選テーブル1135b−3の一例である。本例に示されるように、主遊技確変遊技(確率変動遊技)時用テーブルにおいては、主遊技非確変遊技時用テーブルと比して、相対的に当り(当選)となる確率が高くなるよう構成されている。尚、本例における当選確率はあくまで例示である。
図34のフローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ1408(第2)で、特別遊技移行決定手段1135aは、抽選結果が当りか否かを判定する。ステップ1408(第2)でYesの場合、ステップ1410(第2)で、特別遊技移行決定手段1135aは、第1・第2主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191a内の当りフラグをオンにする。他方、ステップ1408でNoの場合には、ステップ1410をスキップする。
次に、ステップ1412(第2)で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、第1主遊技停止図柄決定用抽選テーブル1141a−1(第2主遊技停止図柄決定用抽選テーブル1142a−1)を参照し、第1主遊技側乱数(特に、第1主遊技図柄決定乱数){第2主遊技側乱数(特に、第2主遊技図柄決定乱数)}及び当否抽選結果に基づいて第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)に関する停止図柄を決定すると共に、当該決定した停止図柄を第1・第2主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191aに一時記憶し、ステップ1413(第2)に移行する。
ここで、図35(主遊技テーブル2)は、第1主遊技停止図柄決定用抽選テーブル1141a−1及び第2主遊技停止図柄決定用抽選テーブル1142a−1の一例である。まず、本実施形態においては、第1主遊技側よりも第2主遊技側の方が、遊技者にとって有利となる停止図柄の選択率が高くなるよう構成されている。より具体的には、第1主遊技側よりも第2主遊技側の方が、特別遊技時において実行されるラウンド数が多い(換言すれば、特別遊技時における期待出玉が多い)停止図柄の選択率が高くなるよう構成されている。尚、本例における図柄の種類及び図柄選択確率はあくまで例示であり、このような特徴を有する構成であれば、特に限定されない。
図34のフローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ1413(第2)で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、第1主遊技変動態様決定用抽選テーブル1141a−2(第2主遊技変動態様決定用抽選テーブル1142a−2)を参照し、第1主遊技側乱数(特に、第1主遊技変動態様決定乱数){第2主遊技側乱数(特に、第2主遊技変動態様決定乱数)}、当否抽選結果及び現在の主遊技遊技状態に基づいて第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)に関する変動態様を決定すると共に、当該決定した変動態様を第1・第2主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191aに一時記憶し、ステップ1414(第2)に移行する。
ここで、図35(主遊技テーブル3)は、第1主遊技変動態様決定用抽選テーブル1141a−2及び第2主遊技変動態様決定用抽選テーブル1142a−2の一例である(第1主遊技側と第2主遊技側とでは両者のテーブル構成が共通するので一纏めにして示す)。本例に示されるように、主遊技時短遊技時のテーブル(下段テーブル)においては、主遊技非時短遊技時のテーブル(上段テーブル)と比較して相対的に短い変動時間が選択されるよう構成されており、主遊技時短遊技状態である状況下においては、主遊技図柄の変動時間が相対的に短縮されることとなる。尚、本例はあくまで一例であり、保留球数に応じて、異なる変動態様が選択されるよう構成してもよい(例えば、保留消化時に保留が3個又は4個存在している場合には、短い変動時間が選択されるよう構成してもよい)。また、主遊技図柄の図柄の種類と紐づく形にて、異なる変動態様が選択されるよう構成してもよい{例えば、「7A、7B」図柄当り時には、長時間変動(例えば、変動時間=120秒)が選択される等}。
図34のフローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ1414(第2)で、情報送信手段1300は、当該決定した第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)に関する図柄情報(停止図柄情報、停止図柄の属性情報、変動態様情報等)を演出制御手段2320側に送信する。次に、ステップ1416(第2)で、第1主遊技図柄変動時間管理手段1151a(第2主遊技図柄変動時間管理手段1152a)が、所定時間{前記ステップ1413(第2)で決定した変動態様に係る変動時間}を第1主遊技図柄変動管理用タイマ1151a−1(第2主遊技図柄変動管理用タイマ1152a−1)にセットする。そして、ステップ1418(第2)で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、第1主遊技図柄表示装置2130の第1主遊技図柄表示部2131(第2主遊技図柄表示装置2230の第2主遊技図柄表示部2231)上で、第1・第2主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191aに一時記憶された変動態様に従い、主遊技図柄の変動表示を開始すると共に、第1主遊技図柄変動管理用タイマ1151a−1(第2主遊技図柄変動管理用タイマ1152a−1)をスタートする。次に、ステップ1420(第2)で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、主遊技関連情報一時記憶手段1191内の変動中フラグをオンする。
そして、ステップ1422(第2)で、第1主遊技図柄変動時間管理手段1151a(第2主遊技図柄変動時間管理手段1152a)が、第1主遊技図柄変動管理用タイマ1151a−1(第2主遊技図柄変動管理用タイマ1152a−1)を参照して、当該主遊技図柄の変動時間に係る所定時間に到達したか否かを判定する。ここで、ステップ1422(第2)でNoの場合には、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。他方、ステップ1422(第2)でYesの場合、ステップ1424(第2)で、情報送信手段1300は、所定時間に到達した旨のコマンドを演出制御手段2320側に送信する。次に、ステップ1426(第2)で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、第1主遊技図柄表示装置2130の第1主遊技図柄表示部2131(第2主遊技図柄表示装置2230の第2主遊技図柄表示部2231)上での主遊技図柄の変動表示を停止し、第1・第2主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191aに記憶されている停止図柄を確定停止図柄として表示制御する。
次に、ステップ1438(第2)で、遊技制御手段1100は、第1・第2主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191aを参照し、当りフラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1438(第2)でYesの場合、ステップ1440(第2)で、遊技制御手段1100は、第1・第2主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191a内の当りフラグをオフにする。次に、ステップ1446(第2)で、遊技制御手段1100は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内の特別遊技条件装置作動フラグをオンにする。次に、ステップ1447(第2)で、特定遊技制御手段1180は、遊技関連情報一時記憶手段1190における遊技内容決定用情報一時記憶領域内の記憶内容を、今回の特別遊技への移行契機となった当選図柄、現在の遊技状態(主遊技側及び補助遊技側の遊技状態)にて更新し、ステップ1428(第2)に移行する。尚、ステップ1438(第2)でNoの場合にも、ステップ1428(第2)に移行する。ここで、ステップ1447(第2)の処理にて更新(バックアップ)された遊技内容決定用情報一時記憶領域内の記憶内容は、後述するように、当該特別遊技後の遊技状態を決定する際に適宜参照されることとなる。
次に、ステップ1428(第2)で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、主遊技関連情報一時記憶手段1191内の変動中フラグをオフにする。そして、ステップ1430(第2)で、第1主遊技図柄変動時間管理手段1151a(第2主遊技図柄変動時間管理手段1152a)は、第1主遊技図柄変動管理用タイマ1151a−1(第2主遊技図柄変動管理用タイマ1152a−1)を停止(及びリセット)する。
次に、ステップ1450(第2)で、主制御装置1000は、後述の特定遊技終了判定処理を実行し、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。尚、ステップ1402(第2)でNoの場合には、ステップ1432(第2)で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、主遊技関連情報一時記憶手段1191を参照し、変動中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1432(第2)でYesの場合にはステップ1422(第2)に移行し、Noの場合には次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
次に、図36は、図35におけるステップ1800(第2)のサブルーチンに係る、第1主遊技図柄及び第2主遊技図柄に係る変動開始条件充足判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1802(第2)で、図柄変動開始条件充足判定手段1138は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191cを参照し、第1主遊技及び第2主遊技に係る特別遊技の実行中でないか否かを判定する。ステップ1802(第2)でYesの場合、ステップ1804(第2)で、図柄変動開始条件充足判定手段1138は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内の特別遊技条件装置作動フラグがオフであるか否か、換言すれば、第1主遊技図柄又は第2主遊技図柄の何れかが当り図柄で停止表示された状態であるか否かを判定する。ステップ1804(第2)でYesの場合、ステップ1806(第2)で、図柄変動開始条件充足判定手段1138は、主遊技関連情報一時記憶手段1191にアクセスし、現在第1主遊技図柄及び第2主遊技図柄の何れも変動中でないか否かを判定する。ステップ1806(第2)でYesの場合、ステップ1808(第2)で、図柄変動開始条件充足判定手段1138は、優先消化側の保留(本例では第2主遊技図柄側の保留)が存在するか否かを判定する。ステップ1808(第2)でYesの場合、ステップ1810(第2)で、図柄変動開始条件充足判定手段1138は、主遊技関連情報一時記憶手段1191にアクセスし、優先消化側である第2主遊技図柄に係る変動開始許可フラグをオンにし、次の処理{ステップ1402(第2)}に移行する。他方、ステップ1808(第2)でNoの場合(優先消化側の保留が無い場合)には、ステップ1812(第2)で、図柄変動開始条件充足判定手段1138は、非優先消化側の保留が存在するか否かを判定する。ステップ1812(第2)でYesの場合、ステップ1814(第2)で、図柄変動開始条件充足判定手段1138は、主遊技関連情報一時記憶手段1191にアクセスし、非優先消化側である第1主遊技図柄に係る変動許可フラグをオンにし、次の処理{ステップ1402(第2)}に移行する。尚、ステップ1802(第2)、ステップ1804(第2)、ステップ1806(第2)又はステップ1812(第2)でNoの場合には、次の処理{ステップ1402(第2)}に移行する。
次に、図37は、第二実施形態に係るぱちんこ遊技機における、図10におけるステップ1500のサブルーチンに係る、特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1502(第2)で、条件判定手段1171は、第2主遊技始動口入球検出装置2111から新たな第2主遊技始動口入球情報を受信したか否か、換言すれば、誘導装置2330内の第2主遊技始動口2110へ遊技球が入球したか否かを判定する。ステップ1502(第2)でYesの場合、ステップ1506(第2)で、条件判定手段1171は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内の特別遊技条件装置作動フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1506(第2)でYesの場合、ステップ1508(第2)で、条件判定手段1171は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内の特別遊技条件装置作動フラグをオフにする。次に、ステップ1510(第2)で、特別遊技内容決定手段1172は、各種パラメータに基づき、特別遊技内容参照テーブル1172aを参照することにより、当該特別遊技の内容を特別遊技関連情報一時記憶手段1191cにセットする。尚、ステップ1502(第2)又はステップ1506(第2)でNoの場合には、次の処理(ステップ1600の特別遊技制御処理)に移行する。このように、第二実施形態においては、第1主遊技図柄又は第2主遊技図柄が当り図柄で停止表示された後であって、誘導装置2330内の第2主遊技始動口2110へ遊技球が入球した場合において、特別遊技が実行されるよう構成されている。
ここで、図38(特別遊技テーブル1)は、特別遊技内容参照テーブル1172aの一例である。本例に示されるように、当り図柄「7A、7B」は、獲得できる出球の期待値が大きい高利益特別遊技である。他方、当り図柄「3A、3B、5A、5B」は、高利益特別遊技よりも獲得できる出球の期待値が小さい中利益特別遊技である。更に、当り図柄「1A、1B」は、中利益特別遊技よりも獲得できる出球の期待値が小さい低利益特別遊技である。そして、前述のように、夫々の停止図柄の選択率は、第1主遊技側よりも第2主遊技側の方が、特別遊技時において実行されるラウンド数が多い停止図柄の選択率が高くなるよう構成されている。尚、本例にて示される特別遊技内容はあくまでも一例である。
図37のフローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ1512(第2)で、特定遊技制御手段1180は、主遊技側遊技状態一時記憶手段1191b及び補助遊技側遊技状態一時記憶手段1192bを参照し、特定遊技に係る遊技状態フラグの内、オンであるフラグが存在しているか否かを判定する。ステップ1512(第2)でYesの場合、ステップ1514(第2)で、特定遊技制御手段1180は、ステップ1512(第2)で該当するフラグ(即ち、オンである特定遊技に係る遊技状態フラグ)をすべてオフにして、ステップ1515(第2)に移行する。尚、ステップ1512(第2)でNoの場合にも、ステップ1515(第2)に移行する。次に、ステップ1515(第2)で、特定遊技制御手段1180は、主遊技時短回数カウンタ1181bのカウンタ値をクリア(ゼロクリア)する。そして、ステップ1518(第2)で、条件判定手段1171は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内の特別遊技移行許可フラグをオンにし、次の処理(ステップ1600の特別遊技制御処理)に移行する。
次に、図39(遊技状態移行テーブル1)は、第二実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主遊技特定遊技可否・内容決定用参照テーブル1183aの一例である。第二実施形態においては、特別遊技終了後の主遊技遊技状態は、当該特別遊技移行前の遊技状態及び当り図柄に基づき一義的に決定されるよう構成されている。ここで、当り図柄「3A、3B、7A、7B」に係る特別遊技終了後には、主遊技確変遊技状態及び主遊技時短遊技状態に移行するよう構成されている一方、当り図柄「1A、1B、5A、5B」に係る特別遊技終了後には、主遊技確変遊技状態及び主遊技時短遊技状態に移行しない場合があるよう構成されている。即ち、主遊技確変遊技状態及び主遊技時短遊技状態である状況下、特別遊技時において実行されるラウンド数が多い停止図柄での当りが発生すればするほど、相対的に遊技者に付される利益率が高くなることとなる。よって、このような状況下においては、第2主遊技側の図柄変動が実行されればされるほど、第1主遊技側の図柄変動が実行されるよりも相対的に遊技者に付される利益率が高くなるのである。尚、本例における、遊技状態の移行態様はあくまでも一例である。
次に、図40は、第二実施形態に係るぱちんこ遊技機における、図20でのステップ6400のサブルーチンに係る、発射強度指示情報表示制御処理のフローチャートである。まず、ステップ6402(第2)で、発射装置操作指示制御手段2322cは、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、主遊技側にて当りが発生したか否か(換言すれば、第1主遊技図柄又は第2主遊技図柄が当り図柄にて停止表示されたか否か)を判定する。ステップ6402(第2)でYesの場合、ステップ6404(第2)で、発射装置操作指示制御手段2322cは、演出表示装置2310上にて、遊技領域120の右側へ遊技球を発射するよう指示する旨の情報(例えば、「右打ちしてください」とのメッセージ表示等)を表示し、次の処理(ステップ6500の特別遊技中表示制御処理)に移行する。他方、ステップ6402(第2)でNoの場合、ステップ6406(第2)で、発射装置操作指示制御手段2322cは、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、特別遊技終了後に主遊技非時短遊技に移行したか否かを判定する。ステップ6406(第2)でYesの場合、ステップ6408(第2)で、発射装置操作指示制御手段2322cは、演出表示装置2310上にて、遊技領域120の左側へ遊技球を発射するよう指示する旨の情報(例えば、「左打ちしてください」とのメッセージ表示等)を表示し、次の処理(ステップ6500の特別遊技中表示制御処理)に移行する。尚、ステップ6406(第2)でNoの場合には、次の処理(ステップ6500の特別遊技中表示制御処理)に移行する。
次に、図41のタイミングチャートを参照しながら、第二実施形態に係るぱちんこ遊技機の作用について説明する。はじめに、本例は、第二実施形態における、非特別遊技時から特別遊技実行開始時までの流れ、及び特別遊技終了後において特定遊技状態(本例では、主遊技確変遊技状態且つ主遊技時短遊技状態)に移行した後の更なる特別遊技実行開始時までの流れを示した図である。尚、本例では、遊技者は演出表示装置に表示されている発射強度指示情報に従い遊技を進行しているものとする。
まず、図中1のタイミングにおいて、演出表示装置に表示されている発射強度指示情報である「左打ち」に従い、遊技領域120の左側に遊技球が流下するよう操作して遊技を進行している状況下、第1主遊技始動口2210に遊技球が入球し、第1主遊技図柄の図柄変動が開始される。このように、遊技領域120の左側に遊技球が流下している状況下においては、主に第1主遊技図柄の図柄変動に基づき遊技が進行することとなる。
次に、図中2のタイミングにおいて、第1主遊技図柄の新たな図柄変動が開始される。ここで、本タイミングにおいては、第1主遊技図柄の当否抽選に当選し、主遊技図柄が当り図柄「7A」で停止表示されることが内部的に決定されている状況下での図柄変動が開始されている。
次に、図中3のタイミングにおいて、当該第1主遊技図柄の図柄変動が終了し、第1主遊技図柄が当り図柄「7A」で停止表示される。ここで、本タイミングにおいては、第1主遊技図柄が当り図柄で停止表示されたものの、特別遊技が開始されることはなく、引き続き非特別遊技状態にて遊技が進行することとなる。他方、演出表示装置に表示されている発射強度指示情報は、「左打ち」から「右打ち」へと変更となるため、以降は遊技領域120の右側に遊技球が流下するよう操作して遊技を進行することとなる。
次に、図中4のタイミングにおいて、補助遊技始動口2410に遊技球が入球し、補助遊技図柄の図柄変動が開始される。このように、遊技領域120の右側に遊技球が流下している状況下においては、主に補助遊技図柄の図柄変動に基づき遊技が進行することとなる。
次に、図中5のタイミングにおいて、補助遊技図柄の新たな図柄変動であって、補助遊技図柄が当り図柄「7」で停止表示されることが内部的に決定されている状況下での図柄変動が開始される。その結果、当該補助遊技図柄の図柄変動が終了した際には、誘導装置電動役物2333が所定期間だけ開状態となる。そして、図中6のタイミングにおいて、当該開状態である期間中に第2主遊技始動口2110へ遊技球が入球したことを契機として、特別遊技が開始されることとなる。
次に、図中7のタイミングにおいて、当該特別遊技が終了したことを契機として、特定遊技状態(本例では、主遊技確変遊技状態且つ主遊技時短遊技状態)に移行する。ここで、第二実施形態においては、特定遊技状態である状況下、第2主遊技側の図柄変動が実行されればされるほど、第1主遊技側の図柄変動が実行されるよりも相対的に遊技者に付される利益率が高くなるようこう構成されていると共に、第2主遊技側の保留が存在している場合には、第1主遊技側よりも第2主遊技側の図柄変動が優先して実行されるよう構成されている。このような構成下、当該特定遊技状態に移行した際には、図中6のタイミングにおいて生起した第2主遊技側の保留が存在しているため、第2主遊技側の図柄変動が優先して実行されることとなる。更に、特定遊技状態である状況下においては、誘導装置電動役物2333が相対的に開放容易な状態となるため、第2主遊技始動口2110への入球が容易な状態となる。即ち、特定遊技状態である状況下においては、遊技領域120の右側に遊技球が流下するよう操作して遊技を進行することにより、主に遊技者にとって有利な第2主遊技図柄の図柄変動に基づき遊技が進行することとなる。
次に、図中8のタイミングにおいて、第2主遊技図柄の新たな図柄変動が開始される。ここで、本タイミングにおいては、第2主遊技図柄の当否抽選に当選し、主遊技図柄が当り図柄「7B」で停止表示されることが内部的に決定されている状況下での図柄変動が開始されている。そして、図中9のタイミングにおいて、当該第2主遊技図柄の新たな図柄変動が終了し、第2主遊技図柄が当り図柄「7B」で停止表示される。ここで、本タイミングにおいては、誘導装置電動役物2333が開放容易な状態となっているため、図中10のタイミングにおいて示すように、当該当り図柄「7B」が停止表示された後には、容易に第2主遊技始動口2110へ遊技球が入球し、特別遊技が開始されることとなる。
以上のような作用となる結果、本実施形態における遊技の流れとしては、(第一段階)第1主遊技始動口2210へ遊技球を入球させ、第1主遊技図柄の当否抽選に当選する、(第二段階)補助遊技始動口2410へ遊技球を入球させ、補助遊技図柄の当否抽選に当選する、(第三段階)誘導装置電動役物2333が開状態である期間中に第2主遊技始動口2110へ遊技球を入球させ、第2主遊技始動口2110へ遊技球が入球したことを契機として特別遊技の実行が開始される、という流れとなる。そして、当該特別遊技後に特定遊技状態(本例では、主遊技確変遊技状態且つ主遊技時短遊技状態)に移行した際には、第三段階において既に生起している第2主遊技側の保留に基づく第2主遊技図柄の当否抽選が優先して実行されることとなる。よって、第2主遊技図柄の当否抽選が実行されればされるほど、第1主遊技側の図柄変動が実行されるよりも相対的に遊技者に付される利益率が高くなるよう構成されている場合において、特定遊技状態への移行直後に第1主遊技図柄の当否抽選が実行されてしまうことに起因した、遊技者に不利益を与えてしまう事態を回避することが可能となるのである。
また、第二実施形態においては、特定遊技状態である状況下では、誘導装置電動役物2333が開放容易な状態となる(第2主遊技始動口2110へ遊技球が入球容易な状態となる)ため、遊技領域120の右側に遊技球が流下するよう操作して遊技を進行することにより、その遊技の流れは、(第四段階)補助遊技始動口2410へ遊技球を入球させ、補助遊技図柄の当否抽選に当選する、(第五段階)誘導装置電動役物2333が開状態である期間中に第2主遊技始動口2110へ遊技球を入球させ、第2主遊技図柄の当否抽選に当選する、(第六段階)誘導装置電動役物2333が開状態である期間中に第2主遊技始動口2110へ遊技球を入球させ、第2主遊技始動口2110へ遊技球が入球したことを契機として特別遊技の実行が開始される、という流れとなる。そして、第四段階から第六段階までの流れがスムーズに(持ち球の減少を抑制しつつ)実行されることとなるため、当該特定遊技状態である状況下においては、従来の第1種第1種複合機における特定遊技状態と同様に、遊技者にとって有利な遊技状態を構築することが可能となるのである。
また、第二実施形態(本実施形態をも含む)においては、特定遊技状態が終了するタイミングは、主遊技図柄が当り図柄にて停止表示されたタイミングではなく、特別遊技の実行開始時のタイミング(本実施形態においては、特定領域2331に遊技球が入球したタイミングであり、第二実施形態においては、第2主遊技始動口2110に遊技球が入球したタイミング)としている。このように構成することにより、特定遊技状態である状況下、第六段階が完了するまでは、第四段階から第六段階までの流れがスムーズに(持ち球の減少を抑制しつつ)実行されることを担保することが可能となるのである。そして、第六段階が完了したことを契機として実行された特別遊技終了後には、必ず第二主遊技図柄に係る保留が残存していることが担保されているため、当該特別遊技終了後においても遊技が途切れてしまうことを回避することが可能となるのである。
尚、第二実施形態においては、第1主遊技図柄又は第2主遊技図柄が当り図柄にて停止表示されたことを契機として、第1主遊技図柄及び第2主遊技図柄に係る当否抽選(図柄変動)が開始されないよう構成されている。このように構成することにより、特定遊技状態の終了条件として「主遊技図柄における所定回数分の図柄変動終了時」との終了条件を設けている(本例における時短遊技状態は、主遊技図柄が100回分の図柄変動終了時に非時短遊技状態に移行する)場合、当該終了条件を充足するまでに第五段階が達成された際には、第六段階が完了するまで誘導装置電動役物2333が開放容易な状態を維持することとなる。よって、特定遊技状態である状況下、第六段階が完了するまでは、第四段階から第六段階までの流れがスムーズに(持ち球の減少を抑制しつつ)実行されることを担保することが可能となるのである。しかしながら、第1主遊技図柄又は第2主遊技図柄が当り図柄にて停止表示されたことを契機として、第1主遊技図柄及び第2主遊技図柄に係る当否抽選(図柄変動)が開始されないよう構成することには限定されず、特別遊技の実行開始を契機として、第1主遊技図柄及び第2主遊技図柄に係る当否抽選(図柄変動)が開始されないよう構成してもよい。その場合には、第1主遊技図柄又は第2主遊技図柄が当り図柄にて停止表示された際、遊技者にとって不利な主遊技側(本例では、第1主遊技側)の保留が存在している場合には、当該保留が全て消化されるまで、遊技球の発射を停止する旨の指示情報を出力するよう構成することで、特定遊技状態への移行直後に第1主遊技図柄の当否抽選が実行されてしまうことに起因した、遊技者に不利益を与えてしまう事態を回避することが可能となる。
尚、第二実施形態においては、図41の図中9及び10のタイミングにて示されるように、特定遊技状態であっても、第五段階の完了後から第六段階の完了までには多少のタイムラグが発生してしまう。特に、図中9のタイミングにおいて補助遊技図柄が変動中であった場合には、当該補助遊技図柄の残り変動時間が長ければ長いほど、タイムラグが大きくなってしまう。このようなタイムラグは遊技者にとっては好ましくないため、第五段階の完了後には速やかに第六段階を完了させるための施策が必要である。そこで、このような構成の一例を、第二実施形態からの変更例(変更例1)とし、以下、第二実施形態からの変更点についてのみ詳述する。
(第二実施形態における変更例1)
次に、図42は、第二実施形態に係る変更例1における、図4のステップ1200のサブルーチンに係る、電動役物駆動判定実行処理のフローチャートである。はじめに、第二実施形態からの変更点は、ステップ1205(第2変1)及びステップ1217(第2変1)についてであり、その目的は、第1主遊技図柄又は第2主遊技図柄が当り図柄にて停止表示された後、第2主遊技始動口2110に遊技球が入球するまでは、補助遊技図柄の図柄変動時間を極めて短時間とすることである。即ち、ステップ1204(第2変1)でNoの場合において、ステップ1205(第2変1)で、補助遊技図柄制御手段1154は、特別遊技関連情報一時記憶手段1191c内の特別遊技条件装置作動フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1205(第2変1)でYesの場合、ステップ1217(第2変1)で、補助遊技図柄制御手段1154は、補助遊技図柄の図柄変動を強制停止(及びタイマリセット)すると共に、補助遊技図柄表示部2421上にて当該停止表示予定である停止図柄を確定表示し、ステップ1219(第2変1)に移行する。尚、ステップ1205(第2変1)でNoの場合には、ステップ1216(第2変1)に移行する。
以上のような処理へと変更することで、第二実施形態に係る変更例1においては、図41の図中9のタイミングにおいて、補助遊技図柄が変動中であった場合には、当該補助遊技図柄の図柄変動が強制停止されると共に、停止表示予定である停止図柄が補助遊技図柄表示部2421上にて確定表示されることとなる。また、図41の図中9のタイミング以降において、補助遊技図柄が新たな図柄変動を開始した場合においても、当該補助遊技図柄の図柄変動が強制停止されると共に、停止表示予定である停止図柄が補助遊技図柄表示部2421上にて確定表示されることとなる。その結果、誘導装置電動役物2333における閉状態から開状態となる間隔が相対的に短縮されることとなるため、前述の第五段階の完了後において速やかに第六段階を完了させるよう制御することが可能となるのである。
尚、第二実施形態に係る変更例1においては、補助遊技図柄が新たな図柄変動を開始した場合には補助遊技図柄の図柄変動を強制停止するよう構成されているが、これには限定されない。その場合には、当該補助遊技図柄の新たな図柄変動に係る変動時間を決定する際に、特別遊技条件装置作動フラグがオンであるか否かを判定し、オンである場合にはオフである場合と比較して変動時間が短時間(例えば、0.1秒)となるよう構成してもよい。
(本実施形態)
1000 主制御装置
1100 遊技制御手段、1110 入球判定手段
1111 主遊技始動口入球判定手段、1113 補助遊技始動口入球判定手段
1115 特定領域入球判定手段、1120 乱数取得判定実行手段
1121 主遊技乱数取得判定実行手段、1123 補助遊技乱数取得判定実行手段
1130 保留制御手段、1131 主遊技図柄保留手段
1131a 主遊技図柄保留情報一時記憶手段、1133 補助遊技図柄保留手段
1133a 補助遊技図柄保留情報一時記憶手段、1135 当否抽選手段
1135a 特別遊技移行決定手段、1135b 当否抽選用テーブル
1135b−1 主遊技用当否抽選テーブル、1135c 電動役物開放可否決定手段
1135d 電動役物開放当否抽選テーブル、1138 図柄変動開始条件充足判定手段
1140 図柄内容決定手段、1141 主遊技内容決定手段
1141a 主遊技内容決定用抽選テーブル、1141a−1 主遊技停止図柄決定用抽選テーブル
1141a−2 主遊技変動態様決定用抽選テーブル、1143 補助遊技内容決定手段
1143a 補助遊技内容決定用抽選テーブル、1143a−1 補助遊技停止図柄決定用参照テーブル
1143a−2 補助遊技変動態様決定用参照テーブル、1150 表示制御手段
1151 主遊技図柄制御手段、1151a 主遊技図柄変動時間管理手段
1151a−1 主遊技図柄変動管理用タイマ、1154 補助遊技図柄制御手段
1154a 補助遊技図柄変動時間管理手段、1154a−1 補助遊技図柄変動管理用タイマ
1160 電動役物開閉制御手段、1161 条件判定手段
1163 電動役物開放時間決定用参照テーブル、1162 電動役物開放時間管理用タイマ
1164 電動役物開閉態様決定手段、1170 特別遊技制御手段
1171 条件判定手段、1171a 特定領域入球可否判定手段
1171a−1 特定領域有効時間タイマ、1172 特別遊技内容決定手段
1172a 特別遊技内容参照テーブル、1173 特別遊技実行手段
1174 特別遊技時間管理手段、1174a ラウンド実行用タイマ
1180 特定遊技制御手段、1183 特定遊技可否・内容決定手段
1183a 主遊技特定遊技可否・内容決定用参照テーブル、1183b 補助遊技特定遊技可否・内容決定用参照テーブル
1181 特定遊技終了条件判定手段、1181b 主遊技時短回数カウンタ
1190 遊技関連情報一時記憶手段、1191 主遊技関連情報一時記憶手段
1191a 主遊技図柄関連情報一時記憶手段、1191b 主遊技側遊技状態一時記憶手段
1191c 特別遊技関連情報一時記憶手段、1192 補助遊技関連情報一時記憶手段
1192a 補助遊技図柄関連情報一時記憶手段、1192b 補助遊技側遊技状態一時記憶手段
1300 情報送信手段
1400 賞球払出決定手段、
2000 遊技周辺機器
A 主遊技周辺機器
2210 主遊技始動口、2211 主遊技始動口入球検出装置
2130 主遊技図柄表示装置、2131 主遊技図柄表示部
2132 主遊技図柄保留表示部
B 主遊技周辺機器
2333 誘導装置電動役物、2331 特定領域
2331a 特定領域入球検出装置、2332 通常領域
2332a 通常領域入球検出装置
C 主遊技周辺機器
2120 大入賞口、2121 大入賞口入賞検出装置
2122 大入賞口電動役物
2400 補助遊技周辺機器
2410 補助遊技始動口、2411 補助遊技始動口入球検出装置
2420 補助遊技図柄表示装置、2421 補助遊技図柄表示部
2422 補助遊技図柄保留表示部
2320 演出制御手段(サブメイン基板)
2321 情報受信手段、2321a メイン側情報一時記憶手段
2322 表示制御手段、2322a 装飾図柄表示制御手段
2322a−1 装図表示内容決定手段、2322a−1−1 装図変動内容決定用抽選テーブル
2322a−1−2 停止図柄決定用抽選テーブル、2322a−2 装図変動態様記憶手段
2322b 装図保留情報表示制御手段、2322b−1 装図保留情報一時記憶手段
2322c 発射装置操作指示制御手段、2322d 演出表示関連情報一時記憶手段
2310 演出表示装置(サブサブ制御基板)
2311 装図表示部、2312 装図保留表示部
3000 賞球払出制御装置(賞球払出制御基板)
(第二実施形態)
1000 主制御装置
1100 遊技制御手段、1110 入球判定手段
1111 第1主遊技始動口入球判定手段、1112 第2主遊技始動口入球判定手段
1113 補助遊技始動口入球判定手段、1120 乱数取得判定実行手段
1121 第1主遊技乱数取得判定実行手段、1122 第2主遊技乱数取得判定実行手段
1123 補助遊技乱数取得判定実行手段、1130 保留制御手段
1131 第1主遊技図柄保留手段、1131a 第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段
1132 第2主遊技図柄保留手段、1132a 第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段
1133 補助遊技図柄保留手段、1133a 補助遊技図柄保留情報一時記憶手段
1135 当否抽選手段、1135a 特別遊技移行決定手段
1135b 当否抽選用テーブル、1135b−1 第1主遊技用当否抽選テーブル
1135b−3 第2主遊技用当否抽選テーブル、1135c 電動役物開放可否決定手段
1135d 電動役物開放当否抽選テーブル、1138 図柄変動開始条件充足判定手段
1140 図柄内容決定手段、1141 第1主遊技内容決定手段
1141a 第1主遊技内容決定用抽選テーブル、1141a−1 第1主遊技停止図柄決定用抽選テーブル
1141a−2 第1主遊技変動態様決定用抽選テーブル、1142 第2主遊技内容決定手段
1142a 第2主遊技内容決定用抽選テーブル、1142a−1 第2主遊技停止図柄決定用抽選テーブル
1142a−2 第2主遊技変動態様決定用抽選テーブル、1143 補助遊技内容決定手段
1143a 補助遊技内容決定用抽選テーブル、1143a−1 補助遊技停止図柄決定用参照テーブル
1143a−2 補助遊技変動態様決定用参照テーブル、1150 表示制御手段
1151 第1主遊技図柄制御手段、1151a 第1主遊技図柄変動時間管理手段
1151a−1 第1主遊技図柄変動管理用タイマ、1152 第2主遊技図柄制御手段
1152a 第2主遊技図柄変動時間管理手段、1152a−1 第2主遊技図柄変動管理用タイマ
1154 補助遊技図柄制御手段、1154a 補助遊技図柄変動時間管理手段
1154a−1 補助遊技図柄変動管理用タイマ、1160 電動役物開閉制御手段
1161 条件判定手段、1163 電動役物開放時間決定用参照テーブル
1162 電動役物開放時間管理用タイマ、1164 電動役物開閉態様決定手段
1170 特別遊技制御手段、1171 条件判定手段
1172 特別遊技内容決定手段、1172a 特別遊技内容参照テーブル
1173 特別遊技実行手段、1174 特別遊技時間管理手段
1174a ラウンド実行用タイマ、1180 特定遊技制御手段
1183 特定遊技可否・内容決定手段、1181 特定遊技終了条件判定手段
1181b 主遊技時短回数カウンタ
1190 遊技関連情報一時記憶手段、1191 主遊技関連情報一時記憶手段
1191a 第1・第2主遊技図柄関連情報一時記憶手段、1191b 主遊技側遊技状態一時記憶手段
1191c 特別遊技関連情報一時記憶手段、1192 補助遊技関連情報一時記憶手段
1192a 補助遊技図柄関連情報一時記憶手段、1192b 補助遊技側遊技状態一時記憶手段
1300 情報送信手段
1400 賞球払出決定手段、
2000 遊技周辺機器
A 第1主遊技周辺機器
2210 第1主遊技始動口、2211 第1主遊技始動口入球検出装置
2130 第1主遊技図柄表示装置、2131 第1主遊技図柄表示部
2132 第1主遊技図柄保留表示部
B 第2主遊技周辺機器
2110 第2主遊技始動口、2111 第2主遊技始動口入球検出装置
2333 誘導装置電動役物、2230 第2主遊技図柄表示装置
2231 第2主遊技図柄表示部、2232 第2主遊技図柄保留表示部
C 第1・第2主遊技共用周辺機器
2120 大入賞口
2121 大入賞口入賞検出装置、2122 大入賞口電動役物
2400 補助遊技周辺機器
2410 補助遊技始動口、2411 補助遊技始動口入球検出装置
2420 補助遊技図柄表示装置、2421 補助遊技図柄表示部
2422 補助遊技図柄保留表示部
2320 演出制御手段(サブメイン基板)
2321 情報受信手段、2321a メイン側情報一時記憶手段
2322 表示制御手段、2322a 装飾図柄表示制御手段
2322a−1 装図表示内容決定手段、2322a−1−1 装図変動内容決定用抽選テーブル
2322a−1−2 停止図柄決定用抽選テーブル、2322a−2 装図変動態様記憶手段
2322b 装図保留情報表示制御手段、2322b−1 装図保留情報一時記憶手段
2322c 発射装置操作指示制御手段、2322d 演出表示関連情報一時記憶手段
2310 演出表示装置(サブサブ制御基板)
2311 装図表示部、2312 装図保留表示部
3000 賞球払出制御装置(賞球払出制御基板)

Claims (3)

  1. 主遊技を実行する主遊技部と、
    主遊技をサポートする補助遊技部と、
    遊技球が入球可能な主遊技用始動口と、
    遊技球が入球可能な補助遊技用始動口と、
    遊技球が入球可能な特定領域と、
    開放状態と閉鎖状態を採り得る部材であって、開放状態の際は特定領域に遊技球が入球可能であると共に、閉鎖状態の際は特定領域に遊技球が入球不能又は開放状態と比較して入球困難に構成されている可変部材と、
    主遊技用識別情報を変動表示及び停止表示可能な主遊技用識別情報表示部と、
    補助遊技用識別情報を変動表示及び停止表示可能な補助遊技用識別情報表示部と
    を備え、
    主遊技部は、
    主遊技用始動口への遊技球の入球に基づき、主遊技用乱数を取得する主遊技用乱数取得手段と、
    主遊技用乱数に基づき当否抽選を実行する主遊技用当否抽選実行手段と、
    主遊技用当否抽選実行手段による当否抽選結果に基づき、主遊技用識別情報の停止識別情報を決定する主遊技用識別情報表示内容決定手段と、
    主遊技用識別情報の変動開始条件を充足している場合、主遊技用識別情報表示内容決定手段による決定に基づき、主遊技用識別情報表示部にて主遊技用識別情報を変動表示した後、停止識別情報を表示するよう制御する主遊技用識別情報表示制御手段と、
    主遊技用当否抽選実行手段による当否抽選結果が当選である場合、主遊技用識別情報の停止識別情報が所定態様にて表示されたことを契機として、遊技者にとって有利となる特別遊技状態への移行権利を付与する特別遊技状態移行権利付与手段と、
    特別遊技状態への移行権利が未行使状態である状況下、遊技球が特定領域に入球した場合には特別遊技状態に移行させる手段であって、特別遊技状態への移行権利の行使可能期間を設けず、遊技球が特定領域に入球するまで特別遊技状態への移行権利を保持する特別遊技状態移行権利行使制御手段と
    を備え、
    補助遊技部は、
    補助遊技用始動口への遊技球の入球に基づき、可変部材の開放状態駆動に係る補助遊技用乱数を取得する補助遊技用乱数取得手段と、
    補助遊技用乱数に基づき当否抽選を実行する補助遊技用当否抽選実行手段と、
    補助遊技用当否抽選実行手段による当否抽選結果に基づき、補助遊技用識別情報の停止識別情報を決定する補助遊技用識別情報表示内容決定手段と、
    補助遊技用識別情報の変動開始条件を充足している場合、補助遊技用識別情報表示内容決定手段による決定に基づき、補助遊技用識別情報表示部にて補助遊技用識別情報を変動表示した後、停止識別情報を表示するよう制御する補助遊技用識別情報表示制御手段と、
    補助遊技用当否抽選実行手段による当否抽選結果が当選である場合、補助遊技用識別情報の停止識別情報が特定態様にて表示されたことを契機として、可変部材を開放状態に駆動制御する易入球遊技を実行する可変部材開放状態制御手段と
    を備える
    ことを特徴とするぱちんこ遊技機。
  2. 補助遊技部は、
    易入球遊技状態のなり易さに関する補助遊技部側遊技状態として、補助遊技部側通常状態と、通常状態と比較して易入球遊技状態となり易い補助遊技部側特定状態と、が存在する状況下、補助遊技部側遊技状態への移行制御を実行する補助遊技部側遊技状態移行制御手段
    を更に備える、請求項1記載のぱちんこ遊技機。
  3. ぱちんこ遊技機は、
    遊技球の発射強度として、第一の発射強度と第一の発射強度とは異なる第二の発射強度とを採り得る遊技球発射装置
    を更に備え、
    第一の発射強度である場合には、第二の発射強度と比較して、主遊技用始動口へ遊技球を誘導容易とする一方、第二の発射強度である場合には、第一の発射強度と比較して、主遊技用始動口へ遊技球を誘導困難とするよう構成されていると共に、
    第一の発射強度である場合には、第二の発射強度と比較して、補助遊技用始動口及び可変部材へ遊技球を誘導困難とする一方、第二の発射強度である場合には、第一の発射強度と比較して、補助遊技用始動口及び可変部材へ遊技球を誘導容易とするよう構成されている、請求項1又は2記載のぱちんこ遊技機。
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