JP2013034286A - 主発電機と補機とを備えた発電システムの起動装置および起動方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】補機を使って主発電機を起動した後に自立または系統連系で運転するシステムにおいて、補機への電力供給に起動発電機を用いたとしても、安定した電圧波形で、良好に自立運転する。
【解決手段】本発明の発電システム100において、PWMインバータ130を自立運転モードにおいても使用する場合には、CVCFインバータ140からの出力を、PWMインバータ130の電圧波形入力へ接続する。運転モード切替スイッチ250を自立運転モード側で、スイッチ210を起動用発電機160接続側で、負荷接続スイッチ220を負荷170非接続側で、CVCF機能を備えた起動用発電機160を起動する。起動用発電機160により電力が供給された補機180が駆動されて発電機110が起動する。発電機110が発電し始めると、スイッチ210を起動用発電機160を非接続側へ切り替え、負荷接続スイッチ220を負荷170接続側へ切り替える。
【選択図】図2
【解決手段】本発明の発電システム100において、PWMインバータ130を自立運転モードにおいても使用する場合には、CVCFインバータ140からの出力を、PWMインバータ130の電圧波形入力へ接続する。運転モード切替スイッチ250を自立運転モード側で、スイッチ210を起動用発電機160接続側で、負荷接続スイッチ220を負荷170非接続側で、CVCF機能を備えた起動用発電機160を起動する。起動用発電機160により電力が供給された補機180が駆動されて発電機110が起動する。発電機110が発電し始めると、スイッチ210を起動用発電機160を非接続側へ切り替え、負荷接続スイッチ220を負荷170接続側へ切り替える。
【選択図】図2
Description
本発明は、補機を使って主発電機を起動して、主発電機が起動すると自立運転モードまたは系統連系運転モードで運転される発電システムの起動技術に関する。
近年、地球温暖化対策のため化石燃料の代替エネルギーとして再生可能エネルギーの導入が図られており、太陽光発電システム、風力発電システム、マイクロ水力発電システムが着目されている。さらに、蒸気タービンを回転させるほどの熱量を持たない低温の熱源(たとえば地熱)から低沸点の作動媒体の熱サイクルへ熱を移動し、この循環サイクル内で作動媒体を用いた発電を行うバイナリ発電システムも着目されている。
このような発電システムは、商用交流電源と系統連系して運転するモードと、自立運転するモードとを切り替えている。太陽光発電システムを例にすると、特開2010−259170号公報(特許文献1)は、以下のように2つのモードを切り替える系統連系システムを開示する。
この系統連系システムは、太陽電池パネルと分電盤との間に設けられたパワーコンディショナが太陽電池パネルの出力を交流に変換するインバータ回路を備え、自立運転時には解列開閉器により系統分離させるとともに、自立運転用ブレーカを介して自立運転用給電装置に供給する。自立運転用給電装置は、切替操作に応じてパワーコンディショナの運転モードを系統連系運転モード又は自立運転モードのいずれれかに切り替える接点信号を発生する切替スイッチと、自立運転時にパワーコンディショナから供給される電力を負荷に給電するためのコンセントとを備える。
この系統連系システムは、太陽電池パネルと分電盤との間に設けられたパワーコンディショナが太陽電池パネルの出力を交流に変換するインバータ回路を備え、自立運転時には解列開閉器により系統分離させるとともに、自立運転用ブレーカを介して自立運転用給電装置に供給する。自立運転用給電装置は、切替操作に応じてパワーコンディショナの運転モードを系統連系運転モード又は自立運転モードのいずれれかに切り替える接点信号を発生する切替スイッチと、自立運転時にパワーコンディショナから供給される電力を負荷に給電するためのコンセントとを備える。
このような発電システムにおいては、系統連系運転モード時には、系統連系用の発電ユニット(ここでは太陽光パネル)から出力される電力は、インバータ回路により、系統電力の電圧波形に同期させている。一方、自立運転モード時には、インバータ回路そのもので電圧波形を形成している。特許文献1に開示されたシステムにおいては、この特許文献1の図1に示すように、1つのインバータ回路21で両方の運転モードに対応している。
ところで、バイナリ発電システムにおいては、発電機を起動するためには、熱サイクルの循環ポンプを先に駆動する必要がある。風力発電システムの場合には、風向きによりプロペラの方向を変更するモータを先に駆動する必要がある。これらのポンプおよびモータを補機と記載する。このように、補機によって主発電機を起動して、主発電機が起動すると自立運転モードまたは系統連系運転モードで運転される。
たとえば、バイナリ発電システムにおいては、主発電機(以下、単に「発電機」と記載する場合があるが、外部発電機および起動用発電機とは異なる)をポンプ等の補機を用いて起動させるにあたり、外部発電機で電力が発電されて補機へ供給される。発電機の起動後は自立運転モードまたは系統連系運転モードで運転される。このような発電システムの場合、たとえば、図6に示すようなブロック図で制御される。
図6に示すように、従来の発電システム600は、発電機の出力はコンバータおよび運転モード切替スイッチ610を介して、PWM(Pulse Width Modulation)インバータおよびCVCF(Constant Voltage Constant Frequency)インバータに接続されている。PWMインバータは、外部周波数位相同期型インバータであり、外部から入力される信号の周波数、位相に同期した出力を出す。系統連系運転モードにおいて、PWMインバータは系統からの電圧波形信号に同期させて電圧波形を整形する。CVCFインバータは、定電圧定周波数型インバータであり、内部で設定された電圧になるように出力電圧を一定値に制御するとともに、設定された周波数になるように周波数を一定値に制御する。各インバータの接続には、留意すべき点がいくつかあり、例えば、CVCFインバータの出力に他のCVCFインバータの出力が接続されるような配線(二次側同士の接続)は、電圧、位相の正確な一致を期すことができず、問題が発生する。
すなわち、外部発電機により補機が駆動されて補機により発電機が起動して発電を開始するまでは問題ないが、発電機が発電を開始すると、CVCFインバータが定電圧および定周波数になるように電圧波形を制御する。このため、外部発電機のCVCF機能により制御される定電圧および定周波数と合致せず、安定した電圧波形が出力されず、不安定な出力となる。
系統連系運転モードから自立運転モードへ切り替える際には、PWMインバータをCVCFインバータへ変更する必要がある。一方、上述したように、CVCF機能を有する外部発電機が必要である。このように、自立運転モードにおいては、2台のCVCF機能を有する電気要素が作動するために、周波数や電圧の違いにより、安定した電圧波形が供給できないという問題がある。
このため、図7に示す別の従来の発電システム700のように、CVCFインバータを設けないで、系統連系運転モード時のように、系統からの電圧波形信号に同期させてPWMインバータにより電圧波形を整形することも考えられる。この場合であっても、発電機が発電を開始するまでの補機を駆動させるために、CVCF機能を有する外部発電機が設けられることが多い。この場合には、上述した図6における問題点は解消されるとしても、外部発電機を常時駆動させないと、自立運転モードを継続できないという問題がある。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、補機を使って主発電機を起動して、主発電機が起動すると自立運転モードまたは系統連系運転モードで運転される発電システムにおいて、補機への電力供給に外部電源(外部の起動発電機、外部電源)を用いたとしても、安定した電圧波形で電力を供給でき、良好に自立運転ができる起動装置および起動方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の発電システムの起動装置は以下の技術的手段を講じている。
即ち、本発明の発電システムの起動装置は、主発電機と補機とを備えた発電システムの起動装置であって、電源から供給された電力により前記補機を駆動して前記主発電機を起動して、前記主発電機の起動後に前記電源から前記補機への電力供給を停止することを特徴とする。
即ち、本発明の発電システムの起動装置は、主発電機と補機とを備えた発電システムの起動装置であって、電源から供給された電力により前記補機を駆動して前記主発電機を起動して、前記主発電機の起動後に前記電源から前記補機への電力供給を停止することを特徴とする。
好ましくは、前記電源は、起動用発電機に接続された定電圧定周波数型インバータ装置又はバッテリーであるとよい。
好ましくは、前記定電圧定周波数型インバータ装置には、交流電力が供給されるとよい。
好ましくは、前記定電圧定周波数型インバータには、直流電力が供給されるとよい。
好ましくは、前記定電圧定周波数型インバータ装置には、交流電力が供給されるとよい。
好ましくは、前記定電圧定周波数型インバータには、直流電力が供給されるとよい。
好ましくは、前記主発電機に外部周波数位相同期型インバータが接続されていて、前記外部周波数位相同期型インバータは、定電圧定周波数型インバータが供給する交流電力の電圧、周波数および位相を基準に制御されるとよい。
また、本発明の発電システムの起動方法は、主発電機と補機とを備えた発電システムの起動方法であって、起動用発電機に接続された定電圧定周波数型インバータ装置又はバッテリーからなる電源から供給された電力により前記補機を駆動するステップと、前記主発電機を起動するステップと、前記主発電機の起動後に前記電源から前記補機への電力供給を停止するステップと、からなることを特徴とする。
また、本発明の発電システムの起動方法は、主発電機と補機とを備えた発電システムの起動方法であって、起動用発電機に接続された定電圧定周波数型インバータ装置又はバッテリーからなる電源から供給された電力により前記補機を駆動するステップと、前記主発電機を起動するステップと、前記主発電機の起動後に前記電源から前記補機への電力供給を停止するステップと、からなることを特徴とする。
本発明の発電システムの起動装置または起動方法を用いることにより、補機を使って主発電機を起動して、主発電機が起動すると自立運転モードまたは系統連系運転モードで運転される発電システムにおいて、補機への電力供給に起動発電機(外部の起動発電機、外部電源)を用いたとしても、安定した電圧波形で電力を供給でき、良好に自立運転ができる。
以下、本発明の実施形態に係る発電システムの起動装置および起動方法を、図面に基づき詳しく説明する。なお、以下の説明では、異なる実施の形態であっても同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。また、以下においては、発電システムはバイナリー発電方法を採用しているものであって、補機の一例は、熱サイクルの循環ポンプであるとする。しかしながら、このような発電方法にも補機にも限定されない。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る発電システム100の全体構成(ブロック図)を示している。
[全体構成]
図1に示すように、この発電システム100は、以下のような特徴を備える。
図1は、本発明の第1実施形態に係る発電システム100の全体構成(ブロック図)を示している。
[全体構成]
図1に示すように、この発電システム100は、以下のような特徴を備える。
系統(外部電力系統)と起動用発電機160とを切り替える運転モード切替スイッチ150を設け、かつ、外部(電源)からの電圧波形信号に同期させて電圧波形を整形するPWMインバータ130と、インバータ内部で設定の電圧になるように、出力電圧を一定値に制御するとともに、設定された周波数になるように、周波数を一定値に制御する機能を有するCVCFインバータ140とを併用し、補機(ポンプ等)や負荷を、CVCFインバータ140の出力側に接続している。さらに、CVCF機能を備えた起動用発電機160を設けている。
なお、PWMインバータ130は、外部周波数位相同期型インバータであり、外部から入力される信号の周波数、位相に同期した出力を出す。CVCFインバータ140は、定電圧定周波数型インバータであり、内部で設定された電圧になるように出力電圧を一定値に制御するとともに、設定された周波数になるように周波数を一定値に制御する。
各インバータの接続には、留意すべき点がいくつかあり、例えば、CVCFインバータの出力に他のCVCFインバータの出力が接続されるような配線(二次側同士の接続)は、電圧、位相の正確な一致を期すことができず、問題が発生する。以下述べる実施形態は、この点を確実に踏まえた構成となっている。
各インバータの接続には、留意すべき点がいくつかあり、例えば、CVCFインバータの出力に他のCVCFインバータの出力が接続されるような配線(二次側同士の接続)は、電圧、位相の正確な一致を期すことができず、問題が発生する。以下述べる実施形態は、この点を確実に踏まえた構成となっている。
このような特徴を備えた発電システム100について説明する。
この発電システム100は、バイナリ発電方法により3相交流電力を発電する発電機110と、発電機110に接続され交直変換するコンバータ120と、コンバータ120の出力側に並列に設けられたPWMインバータ130およびCVCFインバータ140と、PWMインバータ130に運転モード切替スイッチ150を介して接続された起動用発電機160とから構成される。なお、起動用発電機160は、CVCF機能を有する。このような構成を採用することにより、CVCF機能は、CVCFインバータ140と起動用発電機160との両方で実現される。
この発電システム100は、バイナリ発電方法により3相交流電力を発電する発電機110と、発電機110に接続され交直変換するコンバータ120と、コンバータ120の出力側に並列に設けられたPWMインバータ130およびCVCFインバータ140と、PWMインバータ130に運転モード切替スイッチ150を介して接続された起動用発電機160とから構成される。なお、起動用発電機160は、CVCF機能を有する。このような構成を採用することにより、CVCF機能は、CVCFインバータ140と起動用発電機160との両方で実現される。
PWMインバータ130は、系統からの電圧波形信号に同期させて、発電機110で発電された電力の電圧波形を整形する。CVCFインバータ140は、インバータ内部で設定された電圧になるように、出力電圧を一定値に制御するとともに、設定された周波数になるように、周波数を一定値に制御する。すなわち、PWMインバータ130は、系統からの電圧波形信号に同期させて電圧波形を整形する。CVCFインバータ140は、負荷170や補機180に接続される。CVCFインバータ140は、その内部で、設定された電圧になるように、出力電圧を一定値に制御するとともに、設定された周波数になるように、周波数を一定値に制御する。
運転モード切替スイッチ150は、系統連系運転モードと自立運転モードとを切り替えるスイッチであって、PWMインバータ130を、系統へ接続するか起動用発電機160へ接続するかを切り替える。
起動用発電機160は、この発電システム100の起動時において系統から電力が供給されない場合に、発電機110を起動させるための電力を補機180へ供給する。この起動用発電機160は、PWMインバータ130に外部からの電圧波形信号を与えるために、CVCF機能を備える。このため、起動用発電機160においても、その内部で、設定された電圧になるように、出力電圧を一定値に制御するとともに、設定された周波数になるように、周波数を一定値に制御する。
起動用発電機160は、この発電システム100の起動時において系統から電力が供給されない場合に、発電機110を起動させるための電力を補機180へ供給する。この起動用発電機160は、PWMインバータ130に外部からの電圧波形信号を与えるために、CVCF機能を備える。このため、起動用発電機160においても、その内部で、設定された電圧になるように、出力電圧を一定値に制御するとともに、設定された周波数になるように、周波数を一定値に制御する。
[起動を含む運転方法]
以上のような制御ブロックを備えた発電システム100の起動を含む運転方法について説明する。これは、系統から電力が供給されない場合の起動方法である。すなわち、運転モード切替スイッチ150は系統へ接続されていない。
(1−1)まず、起動用発電機160を起動させる。このとき、運転モード切替スイッチ150は自立運転モード側である。起動用発電機160が起動すると、その内部に設けられたCVCF機能により制御された一定電圧および一定周波数の電力が、PMWインバータ130およびCVCFインバータ140を介して補機180(熱サイクルの循環ポンプ)へ供給される。
以上のような制御ブロックを備えた発電システム100の起動を含む運転方法について説明する。これは、系統から電力が供給されない場合の起動方法である。すなわち、運転モード切替スイッチ150は系統へ接続されていない。
(1−1)まず、起動用発電機160を起動させる。このとき、運転モード切替スイッチ150は自立運転モード側である。起動用発電機160が起動すると、その内部に設けられたCVCF機能により制御された一定電圧および一定周波数の電力が、PMWインバータ130およびCVCFインバータ140を介して補機180(熱サイクルの循環ポンプ)へ供給される。
(1−2)起動用発電機160から供給された電力により補機180が駆動される。これにより、熱サイクルが作動する。熱サイクルが作動すると、発電機110が3相交流電力を発電をし始める。発電機110が外部からの電力に相当する所定の電力で発電し始めると、起動用発電機160をこの発電システム100から切り離す。
(1−3)発電機110で発電された3相交流電力は、コンバータ120で直流に整流されて、CVCFインバータ140で一定電圧および一定周波数の電力に制御されて、負荷170や補機180へ供給される。なお、このときに、発電機110で発電された電力は、CVCFインバータ140で補機や負荷に応じた一定電圧および一定周波数の電力に制御されて、負荷170や補機180へ供給される。この場合、CVCF機能を備えた起動用発電機160が停止して、この発電システム100から切り離されているが、この発電システム100において必要なCVCF機能は、CVCFインバータ140で担っている。このため、この発電システムは、良好に自立運転することができる。
(1−3)発電機110で発電された3相交流電力は、コンバータ120で直流に整流されて、CVCFインバータ140で一定電圧および一定周波数の電力に制御されて、負荷170や補機180へ供給される。なお、このときに、発電機110で発電された電力は、CVCFインバータ140で補機や負荷に応じた一定電圧および一定周波数の電力に制御されて、負荷170や補機180へ供給される。この場合、CVCF機能を備えた起動用発電機160が停止して、この発電システム100から切り離されているが、この発電システム100において必要なCVCF機能は、CVCFインバータ140で担っている。このため、この発電システムは、良好に自立運転することができる。
(1−4)なお、このような状態で、この発電システム100で発電された電力を系統へ接続する場合(たとえば売電する場合)には、運転モード切替スイッチ150を自立運転モード側から系統連系運転モードへ切り替える。発電機110で発電された3相交流電力は、コンバータ120で直流に整流されて、PWMインバータ130により系統の電圧波形信号に合致するように、電圧、周波数、位相が同期されて、発電機110で発電された電力の電圧波形が整形されて、系統へ送電される。なお、このときに、発電機110で発電された電力は、CVCFインバータ140で一定電圧および一定周波数の電力に制御されて、負荷170や補機180へも供給される。
以上のようにして、本実施形態に係る発電システム100によると、発電機110の起動後に、CVCF機能を備えた起動用発電機160をこの発電システム100から切り離して、起動用発電機160から補機180への電力供給を停止する。なお、この起動用発電機160の切り離しの具体的な方法については、特に限定されるものではなく、起動用発電機160の作動を停止するものであってもよい。
[効果]
本実施形態に係る発電システム100の効果は以下の通りである。
バイナリー発電等の発電機110が所定の電力で発電を開始するまでの間、系統の代わりに外部電源(ここでは起動用発電機160)から電力を供給し、発電機110が所定の電力で発電を開始するために必要なポンプ等の補機180を駆動する。また、発電機110が誘導発電機の場合または同期発電機であってもセンサーレス等の場合には、起動時には外部から発電機110をモータとして回転させる必要があるため、バイナリー発電等の発電機110が所定の電力で発電を開始するまでの間、系統の代わりに起動用発電機160から電力を供給する。すなわち、発電機110で発電を開始するためにポンプ等の補機180を駆動させる必要がある場合や、発電機110が誘導発電機の場合または同期発電機であってもセンサーレス等の場合には、外部電源(ここでは起動用発電機160)が設けられていなければ、発電機110が発電機として機能しない。
本実施形態に係る発電システム100の効果は以下の通りである。
バイナリー発電等の発電機110が所定の電力で発電を開始するまでの間、系統の代わりに外部電源(ここでは起動用発電機160)から電力を供給し、発電機110が所定の電力で発電を開始するために必要なポンプ等の補機180を駆動する。また、発電機110が誘導発電機の場合または同期発電機であってもセンサーレス等の場合には、起動時には外部から発電機110をモータとして回転させる必要があるため、バイナリー発電等の発電機110が所定の電力で発電を開始するまでの間、系統の代わりに起動用発電機160から電力を供給する。すなわち、発電機110で発電を開始するためにポンプ等の補機180を駆動させる必要がある場合や、発電機110が誘導発電機の場合または同期発電機であってもセンサーレス等の場合には、外部電源(ここでは起動用発電機160)が設けられていなければ、発電機110が発電機として機能しない。
この発電システム100によると、外部の起動用発電機160が作動している場合には、起動用発電機160から補機180へ電力が供給されている。起動用発電機160を停止しても補機180を発電機110により駆動させるために、発電機110の出力電力に対してCVCFインバータ140により定電圧制御および定周波数制御を行なう必要がある。この発電システム100においては、これら2個のCVCF(CVCFインバータ140および起動用発電機160が有するCVCF機能)が、同じACラインとならないようにすることで、系統からの電力供給のない状態で起動用発電機160を停止しても、安定した自立運転を実現できる。
<第2実施形態>
図2は、本発明の第2実施形態に係る発電システム200の全体構成(ブロック図)を示している。ブロック構成要素の中で、上述の説明と重複する部分についてはここでは繰り返さない。
[全体構成]
図2に示すように、この発電システム200は、以下のような特徴を備える。
図2は、本発明の第2実施形態に係る発電システム200の全体構成(ブロック図)を示している。ブロック構成要素の中で、上述の説明と重複する部分についてはここでは繰り返さない。
[全体構成]
図2に示すように、この発電システム200は、以下のような特徴を備える。
系統と起動用発電機160とを切り替える運転モード切替スイッチ250を設け、かつ、外部(ここでは系統およびCVCFインバータ140のいずれか)からの電圧波形信号に同期させて電圧波形を整形するPWMインバータ130を設ける。このPWMインバータ130を自立運転モードにおいても使用し、自立運転モードにおいては、CVCFインバータ140からの出力を、PWMインバータ130の電圧波形入力へ接続している。
このような特徴を備えた発電システム200について説明する。この発電システム200は、バイナリ発電方法により3相交流電力を発電する発電機110と、発電機110に接続され交直変換するコンバータ120と、コンバータ120の出力側に設けられたPWMインバータ130と、CVCFインバータ140と、起動用発電機160とから構成される。なお、起動用発電機160は、CVCF機能を有する。さらに、この発電システム200は、起動用発電機160の接続/非接続を切り替えるスイッチ210と、負荷170の接続/非接続を切り替える負荷接続スイッチ220と、系統連系運転モードと自立運転モードとを切り替える運転モード切替スイッチ250とを備える。
[起動を含む運転方法]
以上のような制御ブロックを備えた発電システム200の起動を含む運転方法について説明する。これは、系統から電力が供給されない場合の起動方法である。すなわち、運転モード切替スイッチ250は系統へ接続されていない。
(2−1)まず、起動用発電機160を起動させる。このとき、運転モード切替スイッチ250は自立運転モード側であって、スイッチ210は、起動用発電機160側(接続側)であって、負荷接続スイッチ220は、負荷170を接続しない非接続側である。起動用発電機160が起動すると、その内部に設けられたCVCF機能により制御された一定電圧および一定周波数の電力が、補機180(熱サイクルの循環ポンプ)へ供給される。
以上のような制御ブロックを備えた発電システム200の起動を含む運転方法について説明する。これは、系統から電力が供給されない場合の起動方法である。すなわち、運転モード切替スイッチ250は系統へ接続されていない。
(2−1)まず、起動用発電機160を起動させる。このとき、運転モード切替スイッチ250は自立運転モード側であって、スイッチ210は、起動用発電機160側(接続側)であって、負荷接続スイッチ220は、負荷170を接続しない非接続側である。起動用発電機160が起動すると、その内部に設けられたCVCF機能により制御された一定電圧および一定周波数の電力が、補機180(熱サイクルの循環ポンプ)へ供給される。
(2−2)起動用発電機160から供給された電力により補機180が駆動される。これにより、熱サイクルが作動する。熱サイクルが作動すると、発電機110が3相交流電力を発電し始める。発電機110が外部からの電力に相当する所定の電力を発電し始めると、起動用発電機160をこの発電システム200から切り離す。なお、この起動用発電機160の切り離し方法は、スイッチ210を起動用発電機160側(接続側)から非接続側へ切り替える。また、発電機110が3相交流電力を発電し始めると、負荷接続スイッチ220を、負荷170を接続しない非接続側から接続側へ切り替える。
(2−3)発電機110で発電された3相交流電力は、コンバータ120で直流に整流されて、PWMインバータ130でCVCFインバータ140からの出力電圧と周波数・位相が合致するように、電圧波形が整形される。PWMインバータ130からの出力の一部は負荷170へ供給される。PWMインバータ130からの出力の他の一部はCVCFインバータ140で一定電圧および一定周波数の電力に制御されて、補機180へ供給される。なお、このときに、発電機110で発電された電力は、CVCFインバータ140で一定電圧および一定周波数の電力に制御されて補機180へ供給されるとともに、PWMインバータ130でCVCFインバータ140からの出力波形に合致するように電圧波形が整形されて負荷170へ供給される。すなわち、CVCFインバータ140は、発電機110で発電された電力の全量を通すものではない。この場合、スイッチ210が非接続で、CVCF機能を備えた起動用発電機160はこの発電システム200から切り離されているが、この発電システム200において必要なCVCF機能は、CVCFインバータ140で担っている。このため、この発電システムは、良好に自立運転することができる。
(2−4)なお、このような状態で、この発電システム100で発電された電力を系統へ接続する場合(売電する場合)には、運転モード切替スイッチ250を自立運転モード側から系統連系運転モードへ切り替える。発電機110で発電された3相交流電力は、コンバータ120で直流に整流されて、PWMインバータ130により系統の電圧波形信号に合致するように、電圧、周波数、位相が同期されて、発電機110で発電された電力の電圧波形が整形されて、系統へ送電される。なお、このときに、発電機110で発電された電力は、系統に繋がっているPWMインバータ130により制御されて、補機180へ供給される。
以上のようにして、本実施形態に係る発電システム200によると、発電機110の起動後に、CVCF機能を備えた起動用発電機160をこの発電システム200から切り離して、起動用発電機160から補機180への電力供給を停止する。
[効果]
本実施形態に係る発電システム200の効果は、上述した第1実施形態に係る発電システム100の効果に加えて、CVCFインバータ140に発電機110で発電された電力の全量を通すものではないので、CVCFインバータ140の容量を小さくすることができる。言い換えれば、CVCFインバータ140は、補機180のみを動かす出力であればよく、CVCFインバータ140を低容量且つ安価なものとすることができる。
[効果]
本実施形態に係る発電システム200の効果は、上述した第1実施形態に係る発電システム100の効果に加えて、CVCFインバータ140に発電機110で発電された電力の全量を通すものではないので、CVCFインバータ140の容量を小さくすることができる。言い換えれば、CVCFインバータ140は、補機180のみを動かす出力であればよく、CVCFインバータ140を低容量且つ安価なものとすることができる。
<第3実施形態>
図3は、本発明の第3実施形態に係る発電システム300の全体構成(ブロック図)を示している。ブロック構成要素の中で、上述の説明と重複する部分についてはここでは繰り返さない。
[全体構成]
図3に示すように、この発電システム300は、以下のような特徴を備える。
図3は、本発明の第3実施形態に係る発電システム300の全体構成(ブロック図)を示している。ブロック構成要素の中で、上述の説明と重複する部分についてはここでは繰り返さない。
[全体構成]
図3に示すように、この発電システム300は、以下のような特徴を備える。
系統と起動用発電機160とを切り替える運転モード切替スイッチ350を設け、かつ、系統連系運転モードにおいては、外部(ここでは系統)からの電圧波形信号に同期させて電圧波形を整形するPWMインバータ130を使用し、自立運転モードにおいては、インバータ内部で設定の電圧になるように、出力電圧を一定値に制御するとともに、設定された周波数になるように、周波数を一定値に制御する機能を有するCVCFインバータ140を使用し、かつ、発電機110の起動時においては、起動用発電機160からの出力電力を整流器310で整流して、CVCFインバータ140の入力側(DC側)に電力を供給する。
[起動を含む運転方法]
以上のような制御ブロックを備えた発電システム300の起動を含む運転方法について説明する。これは、系統から電力が供給されない場合の起動方法である。すなわち、運転モード切替スイッチ350は系統へ接続されていない。
(3−1)まず、起動用発電機160を起動させる。このとき、運転モード切替スイッチ350は自立運転モード側である。起動用発電機160が起動すると、その内部に設けられたCVCF機能により制御された一定電圧および一定周波数の電力が、整流器310およびCVCFインバータ140を介して、補機180(熱サイクルの循環ポンプ)へ供給される。
以上のような制御ブロックを備えた発電システム300の起動を含む運転方法について説明する。これは、系統から電力が供給されない場合の起動方法である。すなわち、運転モード切替スイッチ350は系統へ接続されていない。
(3−1)まず、起動用発電機160を起動させる。このとき、運転モード切替スイッチ350は自立運転モード側である。起動用発電機160が起動すると、その内部に設けられたCVCF機能により制御された一定電圧および一定周波数の電力が、整流器310およびCVCFインバータ140を介して、補機180(熱サイクルの循環ポンプ)へ供給される。
(3−2)起動用発電機160から供給された電力により補機180が駆動される。これにより、熱サイクルが作動する。熱サイクルが作動すると、発電機110が3相交流電力を発電し始める。発電機110が外部からの電力に相当する所定の発電し始めると、起動用発電機160をこの発電システム300から切り離す。なお、この起動用発電機160の切り離しの具体的な方法については、特に限定されるものではない。一例としては、起動用発電機160の作動を停止する。
(3−3)発電機110で発電された3相交流電力は、コンバータ120で直流に整流されて、CVCFインバータ140で一定電圧および一定周波数の電力に制御されて、負荷170や補機180へ供給される。なお、このときに、発電機110で発電された電力は、CVCFインバータ140で補機や負荷に応じた一定電圧および一定周波数の電力に制御されて、負荷170や補機180へ供給される。この場合、CVCF機能を備えた起動用発電機160が停止して、この発電システム300から切り離されているが、この発電システム300において必要なCVCF機能は、CVCFインバータ140で担ってる。このため、この発電システムは、良好に自立運転することができる。
(3−4)なお、このような状態で、この発電システム300で発電された電力を系統へ接続する場合(売電する場合)には、運転モード切替スイッチ350を自立運転モード側から系統連系運転モードへ切り替える。発電機110で発電された3相交流電力は、コンバータ120で直流に整流されて、PWMインバータ130により系統の電圧波形信号に合致するように、電圧、周波数、位相が同期されて、発電機110で発電された電力の電圧波形が整形されて、系統へ送電される。なお、このときに、発電機110で発電された電力は、CVCFインバータ140で一定電圧および一定周波数の電力に制御されて、負荷170や補機180へも供給される。
以上のようにして、本実施形態に係る発電システム300によると、発電機110の起動後に、CVCF機能を備えた起動用発電機160をこの発電システム300から切り離して、起動用発電機160から補機180への電力供給を停止する。
[効果]
本実施形態に係る発電システム300によると、上述した第1実施形態に係る発電システム100の効果と同様の効果を発現することができる。
[効果]
本実施形態に係る発電システム300によると、上述した第1実施形態に係る発電システム100の効果と同様の効果を発現することができる。
<第4実施形態>
図4は、本発明の第4実施形態に係る発電システム400の全体構成(ブロック図)を示している。ブロック構成要素の中で、上述の説明と重複する部分についてはここでは繰り返さない。
本実施形態に係る発電システム400は、第3実施形態に係る発電システム300の起動用発電機160および整流器310を、バッテリー420およびDC/DC変換器410へ変更したことを特徴とし、その他の構成は発電システム300と同じである。なお、DC/DC変換器410は、DC電圧が異なる場合や電流制限を行なう必要がある場合には設けられる。
図4は、本発明の第4実施形態に係る発電システム400の全体構成(ブロック図)を示している。ブロック構成要素の中で、上述の説明と重複する部分についてはここでは繰り返さない。
本実施形態に係る発電システム400は、第3実施形態に係る発電システム300の起動用発電機160および整流器310を、バッテリー420およびDC/DC変換器410へ変更したことを特徴とし、その他の構成は発電システム300と同じである。なお、DC/DC変換器410は、DC電圧が異なる場合や電流制限を行なう必要がある場合には設けられる。
[起動を含む運転方法]
以上のような制御ブロックを備えた発電システム400の起動を含む運転方法について説明する。これは、系統から電力が供給されない場合の起動方法である。すなわち、運転モード切替スイッチ350は系統へ接続されていない。
(4−1)まず、バッテリー420をCVCFインバータ140のDC側へ接続してバッテリー420からCVCFインバータ140へ電力を供給する。このとき、必要に応じてDC/DC変換器410を作動させる。また、このとき、運転モード切替スイッチ350は自立運転モード側である。
以上のような制御ブロックを備えた発電システム400の起動を含む運転方法について説明する。これは、系統から電力が供給されない場合の起動方法である。すなわち、運転モード切替スイッチ350は系統へ接続されていない。
(4−1)まず、バッテリー420をCVCFインバータ140のDC側へ接続してバッテリー420からCVCFインバータ140へ電力を供給する。このとき、必要に応じてDC/DC変換器410を作動させる。また、このとき、運転モード切替スイッチ350は自立運転モード側である。
(4−2)バッテリー420からCVCFインバータ140へ供給された電力により補機180が駆動される。これにより、熱サイクルが作動する。熱サイクルが作動すると、発電機110が3相交流電力を発電し始める。発電機110が外部からの電力に相当する所定の電力で発電し始めると、発電機からCVCFインバータ140への電力が供給される。これ以降は、第3実施形態と同じである。
以上のようにして、本実施形態に係る発電システム400によると、発電機110の起動後に、外部電源であるバッテリー420から補機180への電力供給を停止する。
[効果]
本実施形態に係る発電システム400によると、上述した第3実施形態に係る発電システム100の効果と同様の効果を、起動用発電機160を用いることなく、発現することができる。
[効果]
本実施形態に係る発電システム400によると、上述した第3実施形態に係る発電システム100の効果と同様の効果を、起動用発電機160を用いることなく、発現することができる。
<第5実施形態>
図5は、本発明の第5実施形態に係る発電システム200の全体構成(ブロック図)を示している。ブロック構成要素の中で、上述の説明と重複する部分についてはここでは繰り返さない。
[全体構成]
図5に示すように、この発電システム500は、第4実施形態に係る発電システム400のDC/DC変換器410を、DC/DC変換器510へ変更したことを特徴とし、その他の構成は発電システム400と同じである。なお、DC/DC変換器410は、DC電圧が異なる場合や電流制限を行なう必要がある場合には設けられていたが、DC/DC変換器510は、バッテリー420の充電と放電とを切り替えるために設けられている。
図5は、本発明の第5実施形態に係る発電システム200の全体構成(ブロック図)を示している。ブロック構成要素の中で、上述の説明と重複する部分についてはここでは繰り返さない。
[全体構成]
図5に示すように、この発電システム500は、第4実施形態に係る発電システム400のDC/DC変換器410を、DC/DC変換器510へ変更したことを特徴とし、その他の構成は発電システム400と同じである。なお、DC/DC変換器410は、DC電圧が異なる場合や電流制限を行なう必要がある場合には設けられていたが、DC/DC変換器510は、バッテリー420の充電と放電とを切り替えるために設けられている。
[起動を含む運転方法]
以上のような制御ブロックを備えた発電システム500の起動を含む運転方法について説明する。なお、以下では、第4実施形態と異なる部分のみを説明する。
本実施形態に係る発電システム500においては、発電機110が発電しているとき、または、系統からの電源が供給されているときに、バッテリー420を充電する。詳しくは、自立運転モードにおける発電システム500を起動する時にはバッテリー420から放電して、DC/DC変換器510を介して補機180へ電力を供給する。発電機110が発電中であって、かつ、コンバータ120からの出力DCと、DC/DC変換器510からの出力DCとの電位差が閾値以上の場合は(コンバータ120側が高い場合は)、DC/DC変換器510を介してバッテリー420を充電する。
以上のような制御ブロックを備えた発電システム500の起動を含む運転方法について説明する。なお、以下では、第4実施形態と異なる部分のみを説明する。
本実施形態に係る発電システム500においては、発電機110が発電しているとき、または、系統からの電源が供給されているときに、バッテリー420を充電する。詳しくは、自立運転モードにおける発電システム500を起動する時にはバッテリー420から放電して、DC/DC変換器510を介して補機180へ電力を供給する。発電機110が発電中であって、かつ、コンバータ120からの出力DCと、DC/DC変換器510からの出力DCとの電位差が閾値以上の場合は(コンバータ120側が高い場合は)、DC/DC変換器510を介してバッテリー420を充電する。
[効果]
本実施形態に係る発電システム500によると、上述した第4実施形態に係る発電システム100の効果と同様の効果に加えて、バッテリー420を充電することができるので、系統からの電源供給がなくなった場合であっても、自立運転モードでの発電システム500の起動を複数回行わなければならない場合であっても、発電システム500の起動時にはバッテリー420が充電された状態となるため、発電システム500を起動することができる。
本実施形態に係る発電システム500によると、上述した第4実施形態に係る発電システム100の効果と同様の効果に加えて、バッテリー420を充電することができるので、系統からの電源供給がなくなった場合であっても、自立運転モードでの発電システム500の起動を複数回行わなければならない場合であっても、発電システム500の起動時にはバッテリー420が充電された状態となるため、発電システム500を起動することができる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 発電システム(第1実施形態)
200 発電システム(第2実施形態)
300 発電システム(第3実施形態)
400 発電システム(第4実施形態)
500 発電システム(第5実施形態)
110 発電機(主発電機)
120 コンバータ
130 PWMインバータ
140 CVCFインバータ
150 運転モード切替スイッチ
250 運転モード切替スイッチ
350 運転モード切替スイッチ
160 起動用発電機(外部発電機)
170 負荷
180 補機
210 スイッチ
220 負荷接続スイッチ
310 整流器
410、510 DC/DC変換器
420 バッテリー
200 発電システム(第2実施形態)
300 発電システム(第3実施形態)
400 発電システム(第4実施形態)
500 発電システム(第5実施形態)
110 発電機(主発電機)
120 コンバータ
130 PWMインバータ
140 CVCFインバータ
150 運転モード切替スイッチ
250 運転モード切替スイッチ
350 運転モード切替スイッチ
160 起動用発電機(外部発電機)
170 負荷
180 補機
210 スイッチ
220 負荷接続スイッチ
310 整流器
410、510 DC/DC変換器
420 バッテリー
Claims (6)
- 主発電機と補機とを備えた発電システムの起動装置であって、
電源から供給された電力により前記補機を駆動して前記主発電機を起動して、前記主発電機の起動後に前記電源から前記補機への電力供給を停止することを特徴とする起動装置。 - 前記電源は、起動用発電機に接続された定電圧定周波数型インバータ装置又はバッテリーであることを特徴とする請求項1に記載の起動装置。
- 前記定電圧定周波数型インバータ装置には、交流電力が供給されることを特徴とする請求項2に記載の起動装置。
- 前記定電圧定周波数型インバータには、直流電力が供給されることを特徴とする請求項2に記載の起動装置。
- 前記主発電機に外部周波数位相同期型インバータが接続されていて、
前記外部周波数位相同期型インバータは、定電圧定周波数型インバータが供給する交流電力の電圧、周波数および位相を基準に制御されることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載の起動装置。 - 主発電機と補機とを備えた発電システムの起動方法であって、
起動用発電機に接続された定電圧定周波数型インバータ装置又はバッテリーからなる電源から供給された電力により前記補機を駆動するステップと、
前記主発電機を起動するステップと、
前記主発電機の起動後に前記電源から前記補機への電力供給を停止するステップと、
からなることを特徴とする起動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011168293A JP2013034286A (ja) | 2011-08-01 | 2011-08-01 | 主発電機と補機とを備えた発電システムの起動装置および起動方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=47789702
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Country | Link |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6433636B1 (ja) * | 2018-06-07 | 2018-12-05 | 三菱電機株式会社 | 制御装置、および電力制御システム |
Citations (3)
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---|---|---|---|---|
US8000A (en) * | 1851-03-25 | Improvement in scythe-fastenings | ||
JPH08277723A (ja) * | 1995-04-06 | 1996-10-22 | Nissan Motor Co Ltd | ガスタービン発電機 |
JP2007082311A (ja) * | 2005-09-13 | 2007-03-29 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 発電機運転効率向上方法と装置 |
-
2011
- 2011-08-01 JP JP2011168293A patent/JP2013034286A/ja active Pending
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