JP2013029581A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トナー像を担持した記録シートからの、定着装置の定着ニップを提供している加熱用回転部材や加圧用回転部材への静電オフセットを抑制できるとともに該加熱用回転部材や加圧用回転部材へのトナー付着堆積をクリーニング機構レスで抑制することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】定着装置FXの加熱用回転部材2の表面電位Hvを制御する電位制御装置D1と、加圧用回転部材3の表面電位Pvを制御する電位制御装置D2と、画像形成中でないときは|Hv|=|Pv|の関係が成立し、画像形成中は|Hv|>|Pv|の関係が成立するように、制御装置D1に回転部材表面電位Hvを、制御装置D2に回転部材表面電位Pvをそれぞれ制御させる制御部13を含む画像形成装置100。
【選択図】図2

Description

本発明は画像情報に基づいてトナー像を形成し、該トナー像を記録用紙、オーバーヘッドプロジェクター用フィルムシートなどの記録シートに転写し定着させることができる複写機、プリンター、ファクシミリ機、これらのうち2以上を組み合わせた複合機等の画像形成装置に関し、特に、記録シートに転写されたトナー像をその記録シートに定着させる定着装置に関係している。
この種の画像形成装置における定着装置は加熱用回転部材と加圧用回転部材が対向配置されてトナー像定着のための定着ニップを提供しているものが一般的である。
この種の定着装置としては、加熱用回転部材及び加圧用回転部材のうち少なくとも一方がローラーに巻き掛けられて回されるベルトタイプの定着装置もあるが、熱源で加熱される加熱定着用ローラー(以下、「定着ローラー」と言うことがある。)と加圧用のローラー(以下、「加圧ローラー」と言うことがある。)を対向配置してそれらでトナー像定着のための定着ニップを提供する熱ローラー定着方式のものが、低速画像形成装置から高速画像形成装置まで、モノクロ画像形成装置からフルカラー画像形成装置まで、広い範囲にわたって採用されている。
この種の定着装置においては、定着ローラーと加圧ローラーとが加圧手段により相対的に互いに押圧されることにより、それらの間に前記定着ニップを形成している。
この定着ローラーと加圧ローラーは、回転駆動されて、未定着トナー像を担持した記録シートを定着ニップで挟持しつつ搬送する間に、記録シート上に担持されたトナー像を加熱加圧して記録シートに定着する。
以下、加熱用回転部材と加圧用回転部材が対向配置されてトナー像定着のための定着ニップを提供している定着装置に関する課題等について熱ローラー定着方式の定着装置に例をとって説明する。
定着ローラーは、一般的にはアルミニウムや鉄などの芯金上に、PFA、PTFEなどのフッ素系樹脂からなる離型層を形成して構成されており、このフッ素系樹脂離型層により記録シート上のトナー像からトナーが定着ローラーに転移し難いようにして定着ローラーヘのトナーのオフセット防止が図られている。
加圧ローラーは、一般的にはアルミニウムや鉄などの芯金上に、耐熱性を有するシリコーンスポンジなどの弾性層を形成し、さらにその上にPFAやPTFEなどのフッ素系樹脂の離型層を形成して構成されている。このフッ素系樹脂離型層により、記録シートから定着ローラーを介して加圧ローラーへ転移しようとするトナーや、記緑シートの裏面に付着していることがあるトナーが、加圧ローラーの表面にオフセットするのを防止している。
定着ローラーは、上記のように、離型層をPFA等の離型性の高いフッ素系樹脂で形成することにより、トナーのオフセット防止を図っているが、さらに、トナー固有の静電荷を利用したオフセット防止が図られている。
すなわち、トナー固有の静電荷、例えばマイナス極性の静電荷と同極性のマイナスの直流電圧(定着バイアス)を、定着バイアス電源により定着ローラーの芯金に印加するようにする一方、加圧ローラーの芯金に装置本体グランド(GND)との間でダイオードを接続し、且つ、該ダイオードのアノードを本体GND側に、カソードを加圧ローラー芯金側にして接続し、それにより定着ローラーの表面をマイナス電位、加圧ローラーの表面をプラス電位にして定着ローラーと加圧ローラーの間に電位差を作る。その定着ローラーから加圧ローラー方向への電界によって、マイナス極性のトナーが定着ローラーに転移するのを防止する。この定着バイアスは、画像形成装置本体が動作して定着装置が回転している間は印加し、回転していないときは“断”の態様で印加がなされている。
上記のように、定着ローラー表面の離型性をフッ素系樹脂離型層で高めるとともに定着ローラーに定着バイアスを印加することにより記録シート上のトナー像からトナーが定着ローラーに付着するのを防ぐことができ、後続の記緑シート上の画像を汚す、いわゆる画像のオフセット現象を防止したり、ローラーのトナー付着汚染を抑制したりすることができる。
しかし、ハーフトーンのような定着性が不安定な画像を記録シートに形成する場合においては、記録シートの両面に画像形成(プリント)する両面印刷を行なうと、記録シート第2面に画像形成するとき、記録シート第1面に先に形成されたトナー像が加圧ローラー表面に接するためにトナーが加圧ローラー表面に付着しやすくなる。長時間印刷を行うと、トナーが加圧ローラー表面上に蓄積されてローラー表面を汚染する現象が発生する。
また、定着装置内でジヤム(JAM)が発生してJAM処理した場合には、JAM処理
後、未定着のトナーが加圧ローラー側に集中して付着する傾向がある。このことで、トナーが記録シートに転移できずに大量に加圧ローラー側に滞在したままとなって加圧ローラーが汚染されてしまうこともある。
このような問題を解決するため、JAM処理後に加圧ローラー側にトナーと逆極性のバイアスを印加して、該加圧ローラー側に当接させたクリーニングローラーにトナーを回収させる方法が提案されている(特開平4−172480号公報参照)。
また、プリント動作前の所定時間のみ定着ローラーをトナーと同極性に帯電させる方法も提案されている。定着ローラーの金属部である芯金にトナーと同極性の印加バイアスを与えて電位制御しても離型性の良いPFA等の絶縁層を電位制御することは難しいため、この方法では、コロナ放電により定着ローラー表面をトナーと同極性に帯電させ、それにより定着ローラーへのトナーオフセットを抑制する(特開平2000−155487号公報参照)。
特開平4−172480号公報 特開2000−155487号公報
しかしながら、特開平4−172480号公報に記載された方法では、クリーニングローラーに回収されたトナーはある程度蓄積されると吐き出される現象が確認されている。
また、特開2000−155487号公報に記載された方法では、コロナ放電により定着ローラー表面をトナーと同極性に帯電させるのでローラー電位制御は容易となるが、コロナ放電を採用するので、オゾンガス発生を抑制するために、プリント動作前の所定時間のみ定着ローラー表面をトナーと同極性に帯電させる。しかし、帯電タイミングや帯電時間が記録シートへのトナー像転写条件や画像形成装置本体の使用環境等によって影響されるため帯電設定が複雑になる。
本発明は、画像情報に基づいてトナー像を形成し、該トナー像を記録シートに転写し、定着装置で定着させることができ、前記定着装置は、加熱用回転部材と加圧用回転部材を対向配置してトナー像定着のための定着ニップを提供する定着装置である画像形成装置であって、前記定着装置へ搬送されてくるトナー像を担持した記録シートからの前記加熱用回転部材や加圧用回転部材へのトナーの静電オフセットによる画像ノイズ発生を抑制できるとともに前記加熱用回転部材や加圧用回転部材へのトナー付着堆積をクリーニング専用のクリーニング機構無しで抑制することができる画像形成装置を提供することを課題とする。
(1)第1の画像形成装置
本発明は前記課題を解決するため、次の第1の画像形成装置を提供する。すなわち、
画像情報に基づいてトナー像を形成し、該トナー像を記録シートに転写し、定着装置で定着させることができ、前記定着装置は、加熱用回転部材と加圧用回転部材を対向配置してトナー像定着のための定着ニップを提供する定着装置である画像形成装置であって、前記定着装置の加熱用回転部材及び加圧用回転部材のそれぞれの表層部は摩擦帯電により同極性に、且つ、前記トナー像のトナーと同極性に帯電する材料で形成されており、さらに、前記加熱用回転部材の表面電位Hvを制御するための第1電位制御装置と、前記加圧用回転部材の表面電位Pvを制御するための第2電位制御装置と、前記第1及び第2の電位制御装置の制御部を含んでおり、前記制御部は、画像形成可能な状態において、画像形成動作中でないときは|Hv|=|Pv|の関係が成立し、画像形成動作中は|Hv|>|Pv|の関係が成立するように、前記第1電位制御装置に前記加熱用回転部材の表面電位Hvを制御させるとともに前記第2電位制御装置に前記加圧用回転部材の表面電位Pvを制御させる画像形成装置である。
この画像形成装置によると、前記定着装置の加熱用回転部材及び加圧用回転部材のそれぞれの表層部は摩擦帯電により同極性に、且つ、前記トナー像のトナーと同極性に帯電する材料で形成されており、従って、加熱用回転部材表面電位Hv及び加圧用回転部材表面電位Pvは互いに同極性であり、いずれも前記トナー像のトナーと同極性である。
画像形成可能な状態(従って定着装置においてはウオーミングアップが済んでいる状態)においては、前記制御部の指示のもとに、画像形成動作中でないときは|Hv|=|Pv|の関係が成立するように、前記第1電位制御装置により前記加熱用回転部材の表面電位Hvが制御されるとともに前記第2電位制御装置により前記加圧用回転部材の表面電位Pvが制御される。|Hv|=|Pv|には両者が同一とみなしても差し支えない|Hv|≒|Pv|も含まれる。
定着装置の定着ニップにトナー像が担持された記録シートが通されるなどして、該定着装置の加熱用回転部材や加圧用回転部材に付着していることがあるトナーは、Hv、Pvがトナーと同極性で、|Hv|=|Pv|の関係が設定されることにより、加熱用回転部材及び加圧用回転部材のそれぞれに分散され、それらのうちいずれかに集中的に付着することは防がれる。
このように加熱用回転部材及び加圧用回転部材に分散されたトナーは、次に記録シートが定着ニップに突入することで、それら回転部材表面より離型性の悪い記録シートに付着して持っていかれる。このように、加熱用回転部材や加圧用回転部材へのトナー付着堆積をクリーニング専用のクリーニング機構無しで抑制することができる。
また、次に記録シートが定着ニップに通されるとき、前記加熱用回転部材に付着していたトナーが該記録シートのトナー像担持面に付着することがあっても、前記トナー分散により、その量は少量に抑えられているので、画像ノイズ発生は抑制される。
また、画像形成動作中は、Hv、Pvがトナーと同極性で、|Hv|>|Pv|の関係が成立するように、換言すれば、加圧用回転部材表面電位が加熱用回転部材表面電位より絶対値で低い電位に設定されるので、定着ニップに通される記録シートに担持されているトナー像のトナーが加熱回転部材側へ転移することは防がれ、静電オフセットによる画像ノイズ発生は抑制される。
(2)第2の画像形成装置
本発明は前記課題を解決するため、次の第2の画像形成装置も提供する。すなわち、
画像情報に基づいてトナー像を形成し、該トナー像を記録シートに転写し、定着装置で定着させることができ、前記定着装置は、加熱用回転部材と加圧用回転部材を対向配置してトナー像定着のための定着ニップを提供する定着装置である画像形成装置であって、前記定着装置の加熱用回転部材及び加圧用回転部材のそれぞれの表層部は摩擦帯電により同極性に、且つ、前記トナー像のトナーと同極性に帯電する材料で形成されており、さらに、前記加熱用回転部材の表面電位Hvを制御するための第1電位制御装置と、前記加圧用回転部材の表面電位Pvを制御するための第2電位制御装置と、前記第1及び第2の電位制御装置の制御部と、前記加熱用回転部材表面温度を検出する温度センサーを含んでおり、前記制御部は、画像形成前の前記定着装置のウォーミングアップでは|Hv|<|Pv|の関係が成立し、前記温度センサーで検出される前記加熱用回転部材表面温度が予め定めた温度に達すると|Hv|=|Pv|の関係に切り替えられるように、前記第1電位制御装置に前記加熱用回転部材の表面電位Hvを、前記第2電位制御装置に前記加圧用回転部材の表面電位Pvをそれぞれ制御させる画像形成装置である。
この画像形成装置の場合も、前記定着装置の加熱用回転部材及び加圧用回転部材のそれぞれの表層部は摩擦帯電により同極性に、且つ、前記トナー像のトナーと同極性に帯電する材料で形成されており、従って、加熱用回転部材表面電位Hv及び加圧用回転部材表面電位Pvは互いに同極性であり、いずれも前記トナー像のトナーと同極性である。
この画像形成装置によると、前記制御部の指示のもとに、画像形成前の定着装置のウオーミングアップにおいては|Hv|<|Pv|の関係が成立するように、そして前記温度センサーで検出される前記加熱用回転部材表面温度が予め定めた温度に達すると|Hv|=|Pv|の関係に切り替えられるよう、前記加熱用回転部材の表面電位Hvが制御されるとともに前記加圧用回転部材の表面電位Pvが制御される。|Hv|=|Pv|には両者が同一とみなしても差し支えない|Hv|≒|Pv|も含まれる。
ウオーミングアップ時には、定着装置の加熱用回転部材や加圧用回転部材に付着していることがあるトナーは、Hv、Pvがトナーと同極性で、|Hv|<|Pv|の関係が設定されることにより、加熱用回転部材側に寄せられ、加熱され、より記録シートに付着し易い状態とされる。
前記温度センサーで検出される前記加熱用回転部材表面温度が予め定めた温度(例えば、トナーのガラス転移温度以上の温度)に達すると|Hv|=|Pv|の関係に切り替えられ、それにより加熱されて記録シートに付着し易くなったトナーが加熱用回転部材と加圧用回転部材のそれぞれに分散される。
ここで温度センサーで検出される前記加熱用回転部材表面温度の予め定めた温度は、ローラー上のトナーを軟化、或いはさらに溶融させて記録シートに付着しやすくする温度であり、代表例として、前記トナーのガラス転移温度以上の温度を挙げることができる。
このように加熱用回転部材及び加圧用回転部材に分散されたトナーは、次に記録シートが定着ニップに突入することで、それら回転部材表面より離型性の悪い記録シートに付着して持っていかれる。このように、加熱用回転部材や加圧用回転部材へのトナー付着堆積をクリーニング専用のクリーニング機構無しで抑制することができる。
また、次に記録シートが定着ニップに通されるとき、前記加熱用回転部材に付着していたトナーが該記録シートのトナー像担持面に付着することがあっても、前記トナー分散により、その量は少量に抑えられているので、画像ノイズ発生は抑制される。
(3)前記第1の画像形成装置について
前記第2の画像形成装置からして、前記第1の画像形成装置は、
前記加熱用回転部材表面温度を検出する温度センサーを含んでおり、前記制御部は、画像形成前の前記定着装置のウォーミングアップでは|Hv|<|Pv|の関係が成立し、前記温度センサーで検出される前記加熱用回転部材表面温度が予め定めた温度に達すると|Hv|=|Pv|の関係に切り替えられ、画像形成動作中でないときは該|Hv|=|Pv|の関係が維持されるように、前記第1電位制御装置に前記加熱用回転部材の表面電位Hvを、前記第2電位制御装置に前記加圧用回転部材の表面電位Pvをそれぞれ制御させる画像形成装置でもよい。
(4)その他
本発明に係るいずれの画像形成装置においても、定着装置の加熱用回転部材、加圧用回転部材のそれぞれは、ベルト形態のものでもよいし、ローラー形態のものでもよい。
加熱用回転部材及び加圧用回転部材のそれぞれの表層部を形成する材料としては、例えば、記録シート上のトナー像がマイナス帯電トナーで現像形成される場合ならば、離型性のよいPFAやPTFEなどのフッ素系樹脂を挙げることができる。このようなフッ素系樹脂を採用すると、各回転部材表層部は摩擦帯電によりマイナス帯電する。
PFAはパーフルオロアルコキシアルカンであり、PTFEはポリテトラフルオロエチレンである。
本発明に係るいずれの画像形成装置においても、前記加熱用回転部材の表面電位Hvを制御するための第1電位制御装置としては、前記加熱用回転部材表面から除電するための除電部材であって前記加熱用回転部材表面との間隙サイズを調整可能に可動に設けられた第1除電部材と、前記第1除電部材と前記加熱用回転部材表面との間隙サイズ調整のために前記第1除電部材を駆動する第1駆動装置を含んでいるものを例示できる。
本発明に係るいずれの画像形成装置においても、前記加圧用回転部材の表面電位Pvを制御するための第2電位制御装置としては、前記加圧用回転部材表面から除電するための除電部材であって前記加圧用回転部材表面との間隙サイズを調整可能に可動に設けられた第2除電部材と、前記第2除電部材と前記加圧用回転部材表面との間隙サイズ調整のために前記第2除電部材を駆動する第2駆動装置を含んでいるものを例示できる。
また、いずれの画像形成装置においても、画像形成動作において前記定着ニップに記録シートが挟まれた状態で前記定着装置が停止されると、該定着装置停止後は、該定着ニップに挟まれた記録シートは該記録シートにトナー像を定着することなく該定着ニップに通過させてもよい。そのようにすることで、クリーニング動作の必要が無くなり、ユーザーにとっては短時間で復帰する利点がある。
いずれの画像形成装置においても、前記第1及び第2の電位制御装置の制御部は、画像形成動作において、前記記録シートへのトナー付着量(換言すれば記録シートへの印字率)及び画像形成モード(例えば片面画像形成モードか、両面画像形成モードか等)の組み合わせに基づいて予め定められた係数を現在の画像形成枚数に乗じて算出される値が予め定めた値に到達すると、前記定着装置によるトナー像定着処理を中断させて、予め定めた時間、前記加熱用回転部材の表面電位Hvと前記加圧用回転部材の表面電位Pvの間に|Hv|<|Pv|の関係が設定され、その後に|Hv|>|Pv|の関係が設定されて画像形成再開が可能となるように、前記第1電位制御装置に前記加熱用回転部材の表面電位Hvを、前記第2電位制御装置に前記加圧用回転部材の表面電位Pvをそれぞれ制御させるものとしてもよい。
ここでの「トナー付着量と画像形成モードに応じ予め定められたカウント係数」や、「現在の画像形成枚数にカウント係数を乗じて算出される値が予め定めた値になったら」におけるその「予め定めた値」は、定着装置の回転部材へのトナー堆積を抑制する観点から、例えば、予め実験等により求めておくことができる。
また、「トナー像定着処理を中断させて|Hv|<|Pv|の関係を設定する予め定めた時間」は、例えば、定着装置の加熱回転部材上にトナーを集め、該トナーを次の記録シートに付着させて持って行かせるように該加熱回転部材で該トナーを軟化、或いは溶融させられる時間とすればよい。そのような時間は例えば予めの実験等で求めておくことができる。
本発明によると、画像情報に基づいてトナー像を形成し、該トナー像を記録シートに転写し、定着装置で定着させることができ、前記定着装置は、加熱用回転部材と加圧用回転部材を対向配置してトナー像定着のための定着ニップを提供する定着装置である画像形成装置であって、前記定着装置へ搬送されてくるトナー像を担持した記録シートからの前記加熱用回転部材や加圧用回転部材へのトナーの静電オフセットによる画像ノイズ発生を抑制できるとともに前記加熱用回転部材や加圧用回転部材へのトナー付着堆積をクリーニング専用のクリーニング機構無しで抑制することができる画像形成装置を提供することができる。
本発明に係る画像形成装置の1例の構成を概略的に示す図である。 図1の画像形成装置における定着装置を一部断面で示す図である。 図2の定着装置を図2において左側から見て示す図である。 図1の画像形成装置の制御回路の概略を示すブロック図である。 図4の制御回路中の制御部の定着装置に係わる制御を示すフローチャートである。 ウオーミングアップにおける除電ブラシ位置とローラー表面電位関係を示す図である。 ウオーミングアップ開始から加熱ローラー温度が所定温度に到達した場合の除電ブラシ位置とローラー表面電位関係を示す図である。 画像形成(プリント)動作に移行した場合に|Hv|>|Pv|になるように加圧ローラー2の除電を開始する様子を示す図である。 トナーが記録シートに転移して吐き出される様子を示す図である。 ローラー・除電ブラシ先端間距離とローラー表面電位の関係例を示す図である。 図2、図3に示す定着装置を採用した場合と、従来技術例の定着装置を採用した場合での画像汚れ評価結果を示す図である。 記録シート1枚当たりの印字率と画像形成モードの組み合わせに基づく係数(図示例ではカウント係数)と画像形成枚数との積の値に応じて画像形成を中断して所定時間JAM処理後動作と同様に動作させる場合の係数例を示す図である。
図1は本発明に係る画像形成装置の1例の構成の概略を示している。図1の画像形成装置100はタンデム型のカラープリンターである。このプリンター100は、システム速度280mm/secで生産性(画像形成速度)は60枚/分の装置である。
図1に示すプリンター100はプリンター動作等を制御する制御部13(図4参照)も含んでいる。プリンター各部は図4に示すように制御部13の指示のもとに動作する。
プリンター100は操作パネルPAを備えている。操作パネルPAには各種情報を表示するデイスプレイDp、各種入力を行なうテンキー等のキーなどが設けられている。この操作パネルPAからキーKでプリント開始を指示でき、また、画像形成枚数設定や、記録シートの片面に画像形成(プリント)する片面モード、両面に画像形成(プリント)する両面モード等の設定も行なえる。
プリンター100は、画像形成部10、画像形成部下方の記録シート(この例では紙シート)Sの供給カセットCA、画像形成部10で形成されるトナー像をカセットCAから供給される記録シートに転写する2次転写装置TR、トナー像を記録シートに定着させる定着装置FX、シート排出ローラー対8、シート排出トレイ9、両面モード用の記録シート循環搬送路CP等を含んでいる。
画像形成部10は、無端の中間転写ベルトB1を備えている。転写ベルトB1はローラーR1、R2、R3及びR4からなるローラー群に巻き掛けられている。ローラーR1は図示省略の駆動部により回転駆動される駆動ローラーである。ローラーR2、R3はトナー像1次転写域にベルトを張架する案内ローラーであり、ローラーR4は後ほど説明するトナー像2次転写域を提供するバックアップローラーである。転写ベルトB1は駆動ローラーR1の回転により図1において時計方向まわりCWに回される。ローラーR2、R3、R4はベルトに従動回転する。
中間転写ベルトB1を巻き掛けたローラーR2、R3の間には、転写ベルトB1に沿ってローラーR2からR3へ向けて、イエロー画像形成ユニットY、マゼンタ画像形成ユニットM、シアン画像形成ユニットC及びブラック画像形成ユニットKがこの順序で配置されている。
Y、M、C、Kの各画像形成ユニットは電子写真方式により静電潜像を形成し、これを現像してトナー像を形成できるものである。
Y、M、C、Kの各画像形成ユニットは静電潜像担持体としてドラム型の感光体PCを備えており、感光体PCの周囲に図示省略の帯電器、画像露光装置、現像器及びクリーニング装置がこの順序で配置されている。また、各感光体PCに対してベルトB1を間にして1次転写手段(本例では1次転写ローラーtrを含むもの)が設けられている。
各画像形成ユニットにおける感光体PCは、ここでは負帯電性の感光体であり、図示省略の感光体駆動モータから駆動力が伝達されて図1中反時計回りに回転駆動される。
各画像形成ユニットにおける帯電器は、帯電部材に図示省略の電源から帯電用の電圧が印加されて感光体PC表面を帯電させるものである。
画像露光装置は、図示省略の画像読取装置、図示省略のパーソナルコンピュータ、図示省略のファクシミリ機等から提供される画像情報に応じて感光体PCに画像露光を施して静電潜像を形成できるものである。
各画像形成ユニットにおける現像器は、それには限定されないが本例では、負に帯電させたトナーを用いて、感光体PC上に形成される静電潜像を、図示省略の電源から現像バイアスが印加される現像ローラーで反転現像することができる。
1次転写ローラーtrは、少なくとも表層部が弾性材料〔例えば導電性を有するゴム材料(例えば導電性カーボン等を含有させる等して導電性を付与した発泡EPDMゴム)〕で形成されており、転写ベルトB1を間にして感光体PCに対向し、ベルトB1を感光体PCへ押圧接触させ、ベルトの走行に従動回転する。1次転写ローラーtrには、感光体PC上に形成されるトナー像をベルトB1へ1次転写するための、トナーの帯電極性とは逆極性の1次転写バイアスを図示省略の電源から印加できる。
駆動ローラーR1とバックアップローラーR4の間には転写ベルトB1上の2次転写残トナー等を除去清掃するベルトクリーナCLが臨んでいる。クリーナCLに回収されるトナー等は図示省略の搬送手段にて廃棄容器へ送られる。
2次転写装置TRは転写ベルト方式のもので、2次転写ローラーr1、分離ローラーr2及びベルト張架ローラーr3に無端転写ベルトB2を巻き掛け、図示省略のベルト駆動部によりベルトB2を図中反時計方向に回転駆動できるようにしたものである。
2次転写ローラーr1、延いてはベルトB2に、図示省略の電源から、トナーの正規帯電極性とは逆極性の2次転写バイアスを印加することができる。分離ローラーr2はトナー像が2次転写された記録シートSをベルトB2から曲率分離するためのローラーである。
2次転写装置TRの図中左方には定着装置FXが配置されており、右方にはレジストローラーR6が、さらにその下方に、記録シート供給カセットCAが配置されている。
定着装置FXは、それとは限定されないが、ここでは外部誘導加熱ローラー方式の定着装置である。詳細は後述する。
以上説明したプリンター100によると、Y、M、C、Kの画像形成ユニットのうち1又は2以上を用いて画像を形成することができる。
画像形成ユニットY、M、C及びKのすべてを用いてフルカラー画像を形成する場合を例にとると、先ず、イエロー画像形成ユニットYにおいてイエロートナー像を形成し、これを転写ベルト1に1次転写する。
すなわち、イエロー画像形成ユニットYにおいて、感光体PCが図中反時計方向に回転駆動され、帯電器にて表面が一様に所定電位に帯電され、該帯電域に画像露光装置からイエロー画像用の画像露光が施され、感光体PC上にイエロー用静電潜像が形成される。この静電潜像はイエロートナーを有する現像器の現像バイアスが印加された現像ローラーにて現像されて可視イエロートナー像となり、該トナー像が1次転写ローラーtrにて転写ベルトB1上に1次転写される。このとき、1次転写ローラーtrには図示省略の電源から1次転写バイアスが印加される。
同様にして、マゼンタ画像形成ユニットMにおいてマゼンタトナー像が形成されて転写ベルトB1に転写され、シアン画像形成ユニットCにおいてシアントナー像が形成されて転写ベルトB1に転写され、ブラック画像形成ユニットKにおいてブラックトナー像が形成されて転写ベルトB1に転写される。
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像はこれらが中間転写ベルトB1上に重ねて転写されるタイミングで形成される。かくして転写ベルトB1上に形成された多重トナー像は転写ベルトB1の回動により2次転写装置TRへ向け移動する。
一方、記録シート供給カセットCAから記録シートSが引き出され、レジストローラー対R6へ供給され、待機している。
このようにレジストローラー対R6のところで待機する記録シートSは、中間転写ベルトB1にて送られてくる多重トナー像に合わせて、転写ベルトB1と2次転写ベルトB2のニップ部に供給され、図示省略の電源から2次転写バイアスが印加された2次転写ベルトB2にて該多重トナー像が記録シートS上に2次転写される。
その後記録シートSは定着装置FXに通され、そこで多重トナー像が加熱加圧下に記録シートSに定着される。片面モードのときは、記録シートSはそのまま排出ローラー対8にて排出トレイ9上に排出される。
両面モードが選択されていると、片面に画像形成された記録シートSは排出ローラー対8にてシートの一部を残してトレイ9へ排出され、ひき続きローラー対8の逆転にて循環搬送路CPへスイッチバック搬送される。このとき搬送路切り替え爪80がスイッチバックされるシートSを搬送路CPへ導く位置におかれる。かくして、搬送路CPで搬送されるシートSは再びレジストローラー対R6に到来し、第2面目のトナー画像が中間転写ベルトB1で2次転写域へ搬送されて来るタイミングで2次転写域へ送りこまれ、第2面目にも画像形成され、定着装置FXで画像定着され、トレイ9へ排出される。なお、図1においてCrは搬送路CPに設けたシート搬送ローラーである。
いずれにしても、トナー像のベルトB1への1次転写において感光体PC上に残留する転写残トナー等は画像形成ユニットのクリーニング装置で清掃され、次の画像形成に備えられる。
2次転写によりベルト1上に残留する2次転写残トナー等はクリーナCLで清掃される。これら清掃除去されたトナーはそれぞれ図示省略の搬送手段にて廃棄容器へ送られる。
以上説明したように画像形成されるのであるが、定着装置FXについてさらに説明する。
図2は図1のプリンター100における定着装置FXを一部断面で示している。図3は
定着装置FXを図2において左側から見て示す図である。
この定着装置FXの加熱用回転部材はローラータイプの加熱ローラー2であり、加圧用回転部材はローラータイプの加圧ローラー3である。
定着装置FXは外部誘導加熱ローラー定着方式の装置で、外部の誘導コイルユニット4で加熱ローラー2を自己発熱で加熱するためウォーミングアップ時間を短くできるものである。
加熱ローラー2は発熱体であり、図3に示すように、その前側の端部(図2では手前側の端部、図3では右側の端部)と後ろ側端部(図2では奥側の端部、図3では左側の端部)が定着装置の前側の側板6aと後ろ側の側板6bに設けられた断熱ブッシュ7a、7bとそれに嵌められたベアリング8a、8bで回転可能に支持にされている。
加熱ローラー2は、制御部13の指示に基づき、その後ろ側端部から、歯車伝動機構G1を介してモーターM1で図2中時計方向に回転駆動可能である。
加熱ローラー2は、内側から外側に順に、芯金2a、弾性層2b、発熱層である導電層2c、表層2dで構成されており、外径35mm程度のローラー形態の部材である。
芯金2aはステンレススチール(SUS)製であり、弾性層2bはシリコーンスポンジゴムで構成されている。導電層2cは、ニッケル又はSUS等の材料が銅層を挟む構成になっており、銅層という低抵抗材料層を採用することでニッケル単層と比較して発熱効率を15%〜30%向上させたものであり、肉厚0.2mm程度の円筒形状の部材である。表層2dは厚み30μmのPFAチューブで構成されている。
加圧ローラー3は、加熱ローラー2の下側において加熱ローラー2と並行に配置されている。この加圧ローラー3は,その前側の端部と後ろ側の端部が定着装置の前側の側板6aと後ろ側の側板6bに設けたベアリング9a、9bで回転可能に支持にされている。
加圧ローラー3は、アルミ材で形成した肉厚10mm程度の円筒状の金属芯金3aに、耐熱性弾性層(ここではシリコーンゴム層)3bを厚さ2mm〜3mm程度に形成し、それに離型層3cとして厚さ50μm程度のPFA(パーフルオロアルコキシアルカン)チューブを被せ、外径30mm程度のソフトローラーとしたものである。
加圧ローラー3は、図示省略の加圧機構により加熱ローラー2の下面に対して加圧ローラー弾性層3bに抗して押圧(加圧)され、加熱ローラー2との間に記録シート搬送方向において所定幅の定着ニップNを形成している。
加圧ローラー3は加熱ローラー2の回転に従動して図2中反時計方向に回転する。
誘導コイルユニット4は、加熱ローラー2に磁束を作用させ発熱させる。加熱ローラー2の上側において加熱ローラー2に並行に、かつ僅少な隙間を存して非接触に対向させて配置してある。誘導コイルユニット4はその前側の端部と後ろ側の端部が前側の側板6aと後ろ側の側板6bとにブラケット10a、10bを介して固定され、支持されている。
誘導コイルユニット4は磁性芯材(磁性体コア)4bと誘導コイル4aとを含んでいる。
磁性芯材4bは、例えばフェライトコアや積層コアから形成される。誘導コイル4aは、例えば表面に融着層と絶縁層とを持つ銅線が複数回巻かれて構成されている。より具体的には、誘導コイル4aの電線として、例えばリッツ線を用いて構成される。
誘導コイルユニット4は、この電線を横長に(加熱ローラー回転中心線方向に)長く、扁平にシート状渦巻きコイル様に巻回して誘導コイル4aとし、この誘導コイル4aを磁性芯材4bで覆って全体を電気絶縁性の樹脂によって一体的にモールドし、横長・薄板状の部材としたものである。
ユニット4は、加圧ローラー3側とは反対側の加熱ローラー外側において、加熱ローラー2の外面に対し、所定の一定距離だけ離間するように配置され、ブラケット10a、10bを介して側板6a、6bに固定して支持させてある。すなわち、加熱ローラー2の外周を取り囲むように誘導コイルユニット4を配置してある。
誘導コイルユニット4の誘導コイル(電磁誘導加熱コイル)4aには高周波インバーター回路(励磁回路)11から交流電流の高周波電流を流すことができる。これにより生じる交番磁界により加熱ローラー2が電磁誘導で発熱して昇温していく。この加熱ローラー2の表面温度が加熱ローラー2に接触配置された温度検出素子としての温度センサー(例えばサーミスタ)TCにより検知される。
温度センサーTCにて検出される温度情報は制御部13に入力される(図4参照)。
制御部13は温度センサーTCから入力される温度情報がトナー像定着に適する所定の温度に維持されるように、高周波インバーター回路11から誘導コイル4aへ供給される電力を制御する。これにより加熱ローラー2の表面温度が所定のトナー像定着に適する定着温度(画像加熱定着時の目標温度)に制御される。
加熱ローラー2近傍に非接触に配置されたもう一つの温度センサーHTCは、定着装置FXの温まり具合を判断する役割を有するとともに、温度センサーTCが故障したとき暴走を防ぐためのバックアップセンサーとして機能する。
加熱ローラー2及び加圧ローラー3のそれぞれの表面は、それが本例ではPFAチューブで形成されているので、両ローラー2、3の表面は、帯電系列上、記録シートSに定着されるべきトナー像のトナーと同極性のマイナスに帯電するのであるが、その帯電による加熱ローラー2の表面電位Hvを制御する第1電位制御装置D1と、加圧ローラー2の表面電位Pvを制御する第2電位制御装置D2が設けられている。電位制御装置D1、D2はローラー表面から除電したり、しなかったりすることでローラー表面電位を制御するものである。
第1電位制御装置D1は、加熱ローラー2近傍に非接触に配置された加熱ローラー除電ブラシ16を含んでおり、第2電位制御装置D2は、加圧ローラー3近傍に非接触に配置された加熱ローラー除電ブラシ20を含んでいる。
これら除電ブラシ16、20は、線径12μm、電気的固有抵抗=10−5 Ωcmのブラシ繊維の複数本をホルダhで片持ち支持して構成したものである。
さらに言えば、上記ブラシ繊維はステンレススチール製丸棒を細く圧延して繊維状にしたもので、電気抵抗が極めて小さく、抗張力・せん断応力が大きいため、除電効果や堅固さの点で好ましいものである。
除電ブラシ16は、図2、図3に示すように、ホルダhの部分で回動軸15に固定支持され、この回動軸15が定着装置の側板6a、6bにベアリング14a、14bで支持されていることで回動でき、(1)加熱ローラー2との間隙が小さくなり、且つ、接地ユニット17に接触する除電位置(図1中の実線位置)、又は(2)そこから回動後退し、加熱ローラー2との間隙が大きくなり、且つ、接地ユニット17から離れた非除電位置(図1中の破線位置)をとることができる。
除電ブラシ16は、制御部13の指示のもとに、回動軸15に接続された歯車伝動装置G2を介してモーターM2にて除電位置又は非除電位置におかれる。
除電ブラシ20は、図2、図3に示すように、ホルダhの部分で回動軸19に固定支持され、この回動軸19が定着装置の側板6a、6bにベアリング18a、18bで支持されていることで回動でき、(1)加圧ローラー3との間隙が小さくなり、且、接地ユニット21に接触する除電位置(図1中の実線位置)、又は(2)そこから回動後退し、加圧ローラー3との間隙が大きくなり、且つ、接地ユニット21から離れた非除電位置(図1中の破線位置)をとることができる。
除電ブラシ20は、制御部13の指示のもとに、回動軸19に接続された歯車伝動装置G3を介してモーターM3にて除電位置又は非除電位置におかれる。
除電ブラシ16、20は、除電位置ではブラシ先端とローラー表面とのギャップ(間隙)が0.3mm程度である。この状態のとき、ローラー表面電位は例えば−1200Vに制御される。
図10に例示するようにローラー・除電ブラシ先端間距離とローラー表面電位の関係は、ローラー・除電ブラシ先端の距離が離れるほど除電効果が低くなり、ローラー表面電位が上がる特性となっている。
ここでのローラー2、3からの除電方法は自己放電式除電法である。そのため電源を必要とせず、アースされた導電性繊維を電極として、帯電体の電荷を小さなエネルギーに分散させるなどしてアースに導くものであり、安価であるという特長がある。自己放電式除電の除電性要因としては、(1)線径が小さいほど優れている、(2)ブラシ繊維同士の摩擦性が小さいほど優れている、(3)導通性が良い方が早く除電できる等が挙げられる。除電の原理は導電性細線を束ね、帯電体に接近させると、双方に強力な不平等な電界が発生し、帯電体の帯電電荷の近傍に空気イオン対が発生して、帯電体の電荷を中和除去する点にある。その動作原理は自然界の雷に対する避電針と同じ原理である。
そして、画像形成部の転写ニップ部でトナー像tの転写を受けた記録シートSが突入ガイド板12に案内されて定着ニップNに導入される。記緑シートSは定着ニップNで挟持搬送されていく過程で、記緑シートS上のトナー像tが加熱ローラー2による加熱と、定着ニップNの加圧とにより、永久固着像として記録シートに定着される。
次に定着装置FXのローラー電位制御例を図5のフローチャートを参照して説明する。
定着装置FXに配置した加熱ローラー2と加圧ローラー2の離型層はPFAチューブを採用している。従って、両ローラー2、3は離型性に優れており、帯電系列がマイナスになる材料となる。従ってこのローラー対が回転すると接触・摩擦・離隔を繰り返すことでお互いにマイナスに帯電する。また、本例に採用する記録シートS上に担持されるトナー像tはマイナス帯電するトナーで形成される。
まず、長時間停止後のプリンタ使用(例えば朝一番状態からの使用)に当たっては、プリンター100の電源をオンにすると、制御部13からインバーター制御回路11に電力供給指示信号が送られ、誘導コイルユニット4に電力が投入される。それと同時に加熱ローラー2が駆動されて回転開始し、加圧ローラー3がそれに従動回転する。
ローラー2、3に対して付着したトナーを加熱ローラー2側に回収して軟化或いはさらに溶融させることで、次の記録シートSに静電的な力とトナー軟化或いは溶融による粘着力で持っていかせるようにする。
このために、定着装置FXのウオーミングアップにおいては、加熱ローラー2の表面電位Hvと加圧ローラー3の表面電位Pvの関係を|Hv|<|Pv|に制御する。
この制御にあたり、図6のように、加熱ローラー2の除電ブラシ16を加熱ローラー2に接近配置するとともに接地ユニット17に接触させて、加熱ローラー表面から除電する一方、加圧ローラー3側の除電ブラシ20は加圧ローラー3から後退させ、接地ユニット21からも離し、非除電位置におき、除電解除する(ステップS1)。
次に加熱ローラー2の中央部に対して設けた温度センサーTCがトナーのガラス転移温度より高温の150℃を検知すると、|Hv|=|Pv|の関係(|Hv|≒|Pv|を含む)にするため、図7のように、加熱ローラー2と加圧ローラー3の除電ブラシ16,20を非除電位置へ解除して両ローラー表面電位を同電位にする。
ここでのトナーはガラス転移温度が110℃であるため、ウオーミングアップ中に加熱ローラー2の温度が150℃に達成したときにはトナーが溶融しきるタイミングであることを実験的に確認している。
なお、このとき、ローラー2、3が所定電位になるように除電ブラシ16、20とローラー2、3間のギャップを設定してローラー表面電位を制御してもよい(以上、ステップS2、S3)。
|Hv|=|Pv|の関係の設定は、先に、加熱ローラー2側に回収されたトナーが溶融したため、溶融トナーを加熱ローラー2と加圧ローラー3に分散させるために行う。トナーが片側のローラーに偏ってしまい、それが次の記録シートに付着すると、人の目に目立つため、分散させる。
次に、操作パネルPAからキーK操作でプリント指示が制御部13にある場合について説明する。プリント指示がなく、スタンバイに移行する場合には後ほど説明する。
プリント指示による画像形成(プリント)は、加熱ローラー2の温度が定着温度170℃に達したらそれへ移行できる(ステップS4)。本例では操作パネルPAでのプリント指示から定着ニップNに記緑シートSが突入するまで3秒が必要となる。プリント動作中は記録シートに担持されたトナー像tが加熱ローラー2に静電的な力で転移しないようにしなければならない。従って、プリント動作に移行した場合には図8のように|Hv|>|Pv|になるように加圧ローラー2の除電を開始する(ステップS6)。
プリント指示されると、制御部13からの指示に基づき、インバーター制御回路11は加熱ローラー2の温度を170℃になるように制御する(ステップS7)。
このとき、加熱ローラー2に付着したトナーの一部は加圧ローラー3に転移するが、付着トナーは各ローラーに分散されている。記録シートSが定着ニップNに突入すると、各ローラーに付着したトナーは記緑シートSとの静電関係(各ローラーに付着したトナーは、
記録シートSが前段2次転写工程でプラス帯電していることから静電的に記緑シートSに転移しやすい。)と、トナーが溶融しているため、離型性の関係から、図9のように記シートSに転移して吐き出される。連続的に記録シートを通すと、ローラー対2、3及び記録シートSとの接触・摩擦・剥離によって|Hv|>|Pv|の関係は安定する。
次にプリント動作中に記緑シートSが定着ニップN内で詰まった(JAM)場合について説明する。JAMが発生した場合、定着装置FXのローラー2,3に未定着トナーが付着する。このトナーを記録シートSに吐き出すために、再起動時(JAM処理後)は加熱ローラー2側にトナーを回収させる。従って図6のように|Hv|<|Pv|の電位になるように加熱ローラー2の除電を行う(ステップS9)。
さらに、回収されたトナーを溶融させるため加熱ローラー2を150℃に温調し、150℃に達したらその状態を5秒継続する(ステップS10〜S12)。
次に図7のように|Hv|=|Pv|(|Hv|≒|Pv|を含む)に電位を制御して付着したトナーを両ローラーに分散させるため所定時間(5秒)空回転を行う(ステップS13、S14)。上記工程が終了したら、加熱ローラー2の温度を170℃に制御してプリント動作に戻る(ステップS4)。
次にプリントが終了した場合について説明する。プリント動作が終了すると、加圧ローラー3側にトナー付着が集中している。これは、プリント動作中、記緑シートSに載ったトナー像tを加熱ローラー2側に静電的に転移させないため、図8のように|Hv|>|Pv|の電位制御を行っているからである。
このことから、例えば画像がハーフトーン画像である写真画像を両面モードで両面印刷したような場合、第2面目の画像形成のために記録シートが定着ニップNを通過するときに、先の第1面の画像部が加圧ローラー3に接する。このとき、ハーフトーン画像のような不安定な定着の場合、静電的に加圧ローラー2に第1面の画像部トナーが少量付着することがある。両面画像形成が長期的に行われるとトナーが加圧ローラー3に蓄積する。蓄積したトナーが定着ニップ力や記録シートとの摩擦で剥がれ、記緑シートに転移して人の目でわかる画像ノイズが発生してしまう。
画像形成可能な状態であるが印字要求がない待機中であるスタンバイでは加熱ローラー2の温度を所定温度150℃に制御し、ローラー対2,3が回転した状態で待機させる。加圧ローラー3に集中して付着していることがあるトナーを各ローラーに分散させるため、図7のように各ローラーの除電を解除して|Hv|=|Pv|(|Hv|≒|Pv|を含む)にする(ステップS15〜S16)。
本例では各ローラーの除電を解除したが、各ローラーが所定電位になるように除電ブラ
シとローラー間ギャップを制御してもよい。
スタンバイ中にプリント指示が来た場合には、前記説明したプリント動作と同じローラー電位制御を行う。制御部13にプリント指示があると、加熱ローラー2を170℃に制御して、プリント動作に戻る(ステップS5〜S7)。
定着装置FXと、従来技術の定着装置について画像汚れに対する評価を行った。画像形成装置は、定着装置の点を除けばプリンター100と同じものを採用した。
従来技術の定着装置は定着装置FXにおいて加圧ローラー2の近傍に除電ブラシ20を非接触に配置した構成にあたり、除電ブラシ16は設けられていない。
従って、ローラー対2,3が回転動作をしている場合には常に|Hv|>|Pv|になる。
画像汚れ評価方法としては、汚れを促進するためにA4サイズ記録用紙(坪量80g/mの普通紙)で印字率60%のハーフトーン画像を両面印刷で50枚通紙(100面通紙)を行い、翌日に白紙プリントしたとき白紙に転移しているトナー汚れの評価を5日間行った。
図11から分かるように、従来技術の定着装置を採用した場合は、4日目終了後の5日目の朝一番起動時には、静電的にローラーへの吸着が困難となり、ローラーから剥がれ、記録用紙に転移して吐き出されていく。なお、このようにローラー上のトナーが吐き出されたため、翌日の5日目終了後、換言すれば6日目の朝1番の起動時には、白紙評価においてトナー汚れが減少する結果となった。一方、定着装置FXを採用した場合では、人の目でわかる汚れは確認されなかった。
図11に示されるように、白紙上のトナーの付着量を画像解析すると、定着装置FXを用いた場合はトナー付着量がほぼ一定になっている。これに対して、従来技術の定着装置を用いた場合では、ローラー対2,3の電位は|Hv|>|Pv|の関係に維持されているため、静電的に加圧ローラー3側にトナー付着が集中する。加圧ローラー3に付着したために溶融しきれないトナーは記録シートへ付着しにくくなり、プリント毎に加圧ローラー3へトナーが付着、堆積する。
このことから、2日目までの評価では、従来技術定着装置採用の場合の方が白紙に転移しているトナー付着量は少ないが、堆積したトナーはローラー3表面上の離型性を悪化させていくため、ローラー3ヘのトナー付着量が増加し、4日目終了後の5日目の朝一番起動時には、トナーがローラー3から剥がれ、静電的にローラー3ヘの静電的吸着が困難となり、記録シートに転移して吐き出されていく。上記のようにローラー3上のトナーが吐き出された翌日(5日目)終了後に関する評価においては、トナー付着量は減少する結果になった。
従って、白紙通紙の際に吐き出されたトナー付着量の評価は本実施例より従来技術の例の方がトータルのトナー付着量としても悪い結果となっている。
また、通紙中の静電オフセットによる画像ノイズ評価としてA4サイズ記録用紙(坪量64g/mの普通紙)で横罫線1mmの8mmピッチ画像を両面印刷で連続通紙5000枚で評価を行った。どちらの定着装置においても良好な画像が得られた。
定着装置FXを採用したプリンタ―100によればローラー対2,3への通紙によるトナー堆積がないため、良好な画像が長期的に得られる。そして、静電的な画像ノイズも抑制される。
さらに、プリント条件である印字率(換言すればトナー付着量)と片面/両面モードによってローラーに付着するトナー量が変わってくるため、例えば図12のように各条件に応じて所定カウント係数を持たせて、実際の画像形成枚数(換言すれば通紙枚数)1枚あたりに、印字率と通紙モードに応じ予め定めたカウント係数を乗じ、その算出結果が予め定めた値(例えば5500になったら)、プリント動作を中断してJAM処理後動作と同様の動作を行うとローラーへのトナー堆積が抑制され、より効果が上がる(ステップS5〜S6)。
ここでの「印字率と通紙モードに応じ予め定めたカウント係数」や、「実際の画像形成枚数にカウント係数を乗じた算出結果が予め定めた値になったら」におけるその「予め定めた値」は、ローラーへのトナー堆積を抑制する観点から予め実験等により求められるものである。中間調に該当する40%〜50%未満程度の印字率では定着性としては厳しく、印字率が50%以上になってくると定着性がよくなってくることが実機確認で分かっている。そこで図12の例では、印字率50%以上から徐々に係数を下げている。
以上説明したプリンター100はタンデム型のカラープリンターであったが、本発明は他のタイプ(例えば所謂4サイクル型)のカラー画像形成装置にも適用でき、また、モノクロ画像形成装置にも適用できる。
本発明は、定着装置へ搬送されてくるトナー像を担持した記録シートからの、該定着装置の定着ニップを提供している加熱用回転部材や加圧用回転部材への静電オフセットを抑制できるとともに該加熱用回転部材や加圧用回転部材へのトナー付着堆積をクリーニング機構レスで抑制することができる画像形成装置を提供することに利用できる。
100 プリンター
10 画像形成部
B1 中間転写ベルト
Y,M,C,K 画像形成ユニット
CA シート供給カセット
FX 定着装置
2 加熱ローラー
3 加圧ローラー
N 定着ユニット
4 誘導コイルユニット
11 インバーター回路
13 制御部
D1 第1電位制御部
16 除電ブラシ
h ブラシホルダー
17 接地ユニット
D2 第2電位制御部
20 除電ブラシ
h ブラシホルダー
21 接地ユニット
S 記録シート

Claims (8)

  1. 画像情報に基づいてトナー像を形成し、該トナー像を記録シートに転写し、定着装置で定着させることができ、前記定着装置は、加熱用回転部材と加圧用回転部材を対向配置してトナー像定着のための定着ニップを提供する定着装置である画像形成装置であって、前記定着装置の加熱用回転部材及び加圧用回転部材のそれぞれの表層部は摩擦帯電により同極性に、且つ、前記トナー像のトナーと同極性に帯電する材料で形成されており、さらに、前記加熱用回転部材の表面電位Hvを制御するための第1電位制御装置と、前記加圧用回転部材の表面電位Pvを制御するための第2電位制御装置と、前記第1及び第2の電位制御装置の制御部を含んでおり、前記制御部は、画像形成可能な状態において、画像形成動作中でないときは|Hv|=|Pv|の関係が成立し、画像形成動作中は|Hv|>|Pv|の関係が成立するように、前記第1電位制御装置に前記加熱用回転部材の表面電位Hvを制御させるとともに前記第2電位制御装置に前記加圧用回転部材の表面電位Pvを制御させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記加熱用回転部材表面温度を検出する温度センサーを含んでおり、前記制御部は、画像形成前の前記定着装置のウォーミングアップでは|Hv|<|Pv|の関係が成立し、前記温度センサーで検出される前記加熱用回転部材表面温度が予め定めた温度に達すると|Hv|=|Pv|の関係に切り替えられ、画像形成動作中でないときは該|Hv|=|Pv|の関係が維持されるように、前記第1電位制御装置に前記加熱用回転部材の表面電位Hvを、前記第2電位制御装置に前記加圧用回転部材の表面電位Pvをそれぞれ制御させる請求項1記載の画像形成装置。
  3. 画像情報に基づいてトナー像を形成し、該トナー像を記録シートに転写し、定着装置で定着させることができ、前記定着装置は、加熱用回転部材と加圧用回転部材を対向配置してトナー像定着のための定着ニップを提供する定着装置である画像形成装置であって、前記定着装置の加熱用回転部材及び加圧用回転部材のそれぞれの表層部は摩擦帯電により同極性に、且つ、前記トナー像のトナーと同極性に帯電する材料で形成されており、さらに、前記加熱用回転部材の表面電位Hvを制御するための第1電位制御装置と、前記加圧用回転部材の表面電位Pvを制御するための第2電位制御装置と、前記第1及び第2の電位制御装置の制御部と、前記加熱用回転部材表面温度を検出する温度センサーを含んでおり、前記制御部は、画像形成前の前記定着装置のウォーミングアップでは|Hv|<|Pv|の関係が成立し、前記温度センサーで検出される前記加熱用回転部材表面温度が予め定めた温度に達すると|Hv|=|Pv|の関係に切り替えられるように、前記第1電位制御装置に前記加熱用回転部材の表面電位Hvを、前記第2電位制御装置に前記加圧用回転部材の表面電位Pvをそれぞれ制御させることを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記加熱用回転部材表面の前記予め定めた温度は前記トナーのガラス転移温度以上の温度である請求項2又は3記載の画像形成装置。
  5. 前記加熱用回転部材の表面電位Hvを制御するための前記第1電位制御装置は、前記加熱用回転部材表面から除電するための除電部材であって前記加熱用回転部材表面との間隙サイズを調整可能に可動に設けられた第1除電部材と、前記第1除電部材と前記加熱用回転部材表面との間隙サイズ調整のために前記第1除電部材を駆動する第1駆動装置を含んでいる請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記加圧用回転部材の表面電位Pvを制御するための前記第2電位制御装置は、前記加圧用回転部材表面から除電するための除電部材であって前記加圧用回転部材表面との間隙サイズを調整可能に可動に設けられた第2除電部材と、前記第2除電部材と前記加圧用回転部材表面との間隙サイズ調整のために前記第2除電部材を駆動する第2駆動装置を含んでいる請求項1から5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記定着ニップに記録シートが挟まれた状態で前記定着装置が停止されると、該定着装置停止後は、該定着ニップに挟まれた記録シートは該記録シートにトナー像が定着されることなく該定着ニップに通過せしめられる請求項1から6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記第1及び第2の電位制御装置の制御部は、画像形成動作において、前記記録シートへのトナー付着量及び画像形成モードの組み合わせに基づいて予め定められた係数を現在の画像形成枚数に乗じて算出される画像形成枚数が予め定めた枚数に到達すると、前記定着装置によるトナー像定着処理を中断させて、予め定めた時間前記加熱用回転部材の表面電位Hvと前記加圧用回転部材の表面電位Pvの間に|Hv|<|Pv|の関係が設定され、その後に|Hv|>|Pv|の関係が設定されて画像形成再開が可能となるように、前記第1電位制御装置に前記加熱用回転部材の表面電位Hvを、前記第2電位制御装置に前記加圧用回転部材の表面電位Pvをそれぞれ制御させる請求項1記載の画像形成装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015230462A (ja) * 2014-06-06 2015-12-21 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 定着装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2017194499A (ja) * 2016-04-18 2017-10-26 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 定着装置及び画像形成装置
JP2018120139A (ja) * 2017-01-26 2018-08-02 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
US10816921B1 (en) 2019-07-24 2020-10-27 Fuji Xerox Co., Ltd. Fixing apparatus and image forming apparatus

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