JP2013027824A - 液体分配装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】流下液の均一性を確保しながら充填塔断面専有面積を小さくできる液体分配装置を提供する。
【解決手段】上方又は側方から流入する液体を下方に分配して流下させるとともに、下方から上昇する気体を上方に通過させる充填塔用の液体分配装置において、底板21と、該底板21の両側の長辺にそれぞれ設けられた一対の側板22と、前記底板21の両端の短辺にそれぞれ設けられた一対の端板23とを有する副流路13の底板21における一方の側板22の近傍に、側板22に沿うようにして複数の液流下孔14を配置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体分配装置に関し、詳しくは、充填材を充填した充填塔における上方からの流下液を下方の充填材に向けて均一に分配するための液体分配装置に関する。
例えば、深冷空気分離に用いられる充填塔では、充填塔内を流下する液体(下降液、還流液)を下方の充填材へ均一に分配流下させるとともに、下方から上昇する気体(上昇ガス)を上方に通過させる液体分配装置が設けられている。一般的な液体分配装置は、上方又は側方から流入する液体を受ける主流路(メインチャンネル(main channel)ともいう。)と、主流路に接続する複数の副流路(サブチャンネル(subchannel)ともいう。)とを有しており、主流路から複数の副流路に液体を流入させ、副流路の底板の中心線上に一列に配置した複数の液流下孔から液体を下方に流下させる構造を有している(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−75603号公報
液体分配装置における副流路の流路幅は、副流路内を水平方向に流れる液体の流速が各液流下孔からの液流下量に影響しないように決定される。すなわち、一つの副流路iの入口における液体の平均流速uiは、以下の式1で表される。
Q/N = Qi/ni 、 ui = Qi/(h×w) から
ui[m/s]=ni×Q/(N×h×w) ・・・式1
式中、
Q[m/s]:流下液の総流量
N[個]:液流下孔の総数
Qi[m/s]:副流路iの入口における液体の流量
ni[個]:副流路iにおける液流下孔の数
h[m]:運転中における副流路の液深
w[m]:副流路の流路幅
をそれぞれ表している。
式1において、流下液の総流量Qは、充填塔の設計によって液体分配装置とは無関係に決定され、液流下孔の総数N及び副流路iにおける液流下孔の数niは、充填塔の塔径に応じた液散布密度[1/m]及び液流下孔の全体的な配置により決定される。また、運転中における副流路の液深hは、液分配装置の設置状態における水平度の許容範囲内で、全ての液流下孔からの液流下量のバラツキが抑えられるように、一般的な深冷空気分離の充填塔では、概ね50mm以上に設定される。
したがって、副流路iの入口における液体の平均流速ui及び副流路iにおける水平方向の液体の平均流速は、副流路の流路幅wによって決まる。また、副流路の中央に一列に配置された液流下孔からの液流下量は、副流路内の水平方向の流速に影響されるため、一般的な深冷空気分離の充填塔では、液流速の影響を受けないように、流路幅wを概ね30〜50mmとしている。このため、液体分配装置の充填塔断面専有面積が大きくなり、液体分配装置を通過して上昇する気体の流路断面積が小さくなって上昇気体の圧力損失を招き、圧縮機などの消費エネルギーが多くなっていた。
そこで本発明は、流下液の均一性を確保しながら充填塔断面専有面積を小さくできる液体分配装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の液体分配装置は、上方又は側方から流入する液体を下方に分配して流下させるとともに、下方から上昇する気体を上方に通過させる充填塔用の液体分配装置において、上方又は側方から流入する液体を受ける主流路と、該主流路に液体流入部を介して接続した複数の副流路とを備え、該副流路は、液流れ方向に長い底板と、該底板の両側の長辺にそれぞれ設けられた一対の側板と、前記底板の両端の短辺にそれぞれ設けられた一対の端板とを備えるとともに、前記底板における前記側板の近傍に、底板の長手方向に対してあらかじめ設定された間隔で複数の液流下孔を配置したことを特徴としている。
さらに、本発明の液体分配装置は、前記液流下孔が、該液流下孔の中心から前記側板までの距離が前記底板の幅寸法に対して20%以下の位置に配置されていること、前記液流下孔が、一方の前記側板に沿って一直線状に配置されていることを特徴としている。
本発明の液体分配装置では、副流路の中央部を流れる液体の流速に比べて側板に沿って流れる液体の流速が遅くなることから、側板の近傍に液流下孔を配置することで、液流下孔から流下する液体の流量や均一性を確保しながら副流路の幅を狭くすることができる。これにより、各副流路の幅を狭くして液体分配装置の充填塔断面専有面積を小さくでき、上昇する気体の圧力損失を低減して圧縮機などの消費エネルギーを削減することができる。
本発明の液体分配装置の一形態例を示す概略平面図である。 同じく正面断面図である。 同じく側面断面図である。
本形態例に示す液体分配装置は、充填塔11の塔内を直径方向に横切るように配置されたチャンネル状の主流路12と、該主流路12の下部に、該主流路12と直交する方向に塔内周面近くまで配置された複数の副流路13,13と、各副流路13,13の底面を鉛直方向に貫通して設けられた複数の液流下孔14,14とを備えている。
主流路12の底面には、主流路12内の液体を副流路13に分配するための液体流入部15がそれぞれ設けられている。各液体流入部15は、対応する副流路13を介して下方に流下する液体の量、すなわち、各副流路13に設けられた液流下孔14の数に応じて液体流入部15の開口面積がそれぞれ設定されており、液流下孔14の数が多くて寸法が長い副流路13に対応した液体流入部15の開口面積は大きく、液流下孔14の数が少なくて寸法が短い副流路13に対応した液体流入部15の開口面積は小さく設定されている。
副流路13は、液流れ方向に長い水平方向の底板21と、該底板21の両側の長辺にそれぞれ設けられた鉛直方向の一対の側板22と、前記底板21の両端の短辺にそれぞれ設けられた鉛直方向の一対の端板23とによって上方が開口したチャンネル状に形成されており、前記複数の液流下孔14は、底板21における一方の側板22の近傍に沿うように、底板21の長手方向に対してあらかじめ設定された一定の間隔で一直線状に設けられている。
底板21の幅方向における液流下孔14の位置は、できるだけ側板22に近い位置が好ましく、液流下孔14の中心と側板22との距離Aが、底板21の幅寸法Bの20%以下になる位置が好適である。このように、液流下孔14を側板22の近傍に配置することにより、液流下孔14の真上を流れる液体の流速を、副流路13の中央上部を流れる液体の流速に比べて遅くすることができる。
すなわち、副流路13を層流状態で流れる液体の流速は、底板21及び側板22との接触による抵抗で、図1の矢印Y方向に流れる液体の流速は、流速分布Zに示すように、副流路13の幅方向では中央が速く、両側が遅くなる。同様に、深さ方向では、上部が速く、下部が遅くなるので、液流下孔14を側板22の近傍の底板21に配置することにより、流速が最も遅い部分の液体を液流下孔14から流下させることができるので、副流路13の液流下孔14全体から安定した状態で均一に液体を流下させることができる。さらに、液流下孔14の真上の液流速を、底板の中央線に沿って液流下孔を配置した従来の副流路と同じ液流速に設定する場合、前述の副流路iの入口における液体の平均流速uiを上昇させることができるので、副流路13の流路幅wを狭くすることが可能となる。
例えば、液流下孔14が設けられた副流路13の底面における液流速の水平方向の流速分布は、副流路13の側板22を平行な平板とみなし、液体の流れを粘性流として解くと、以下の式2で表すことができる。
u(y)=1.5×ui[1−{y/(0.5×w)}]・・・(式2)
y[m]:副流路13の中心線からの距離。
ここで、従来の液流下孔は、副流路の中心線上に配置されているため、y=0となり、液流下孔の真上における水平方向の液流速は1.5×uiとなる。一方、液流下孔14の中心位置を副流路13の中心線からy=0.35wの位置にずらした場合、液流下孔14の真上における水平方向の液流速は、式2から、約0.75×uiが得られ、従来に比べて液流下孔14の真上の液流速が約半分になることがわかる。このとき、液流下孔14の真上の液流速を従来と同じ1.5×uiとすることにより、液流下孔14から流下する液体の状態を従来と同じ均一な状態にすることができ、例えば、y=0.3wに設定した場合、すなわち、液流下孔14を側板22からの距離が底板21の幅寸法に対して20%の位置に設定した場合、副流路13の流路幅を従来の2/3にすることができ、y=0.3w以上となる位置に液流下孔14を配置することにより、副流路13の流路幅を更に狭めることが可能となる。
したがって、従来の液体分配装置における副流路の流路幅に比べて、副流路13の流路幅を狭くすることができるので、液流下孔14から流下する液体の流量の均一性を確保しながら、副流路13の流路幅を狭くした分だけ、液体分配装置の充填塔断面専有面積を小さくすることができる。これにより、液体分配装置の隙間を通って液体分配装置の下方から上方へ上昇する気体の圧力損失を低減することができ、充填塔下部側の圧力を下げることが可能となり、充填塔下部に気体を導入するための圧縮機などの消費エネルギーを削減することができる。
なお、図1乃至図3では、本発明の液体分配装置における構成の理解を助けるために、各部の寸法、寸法比を誇張して表しており、本発明を実施する際の各部の形状や寸法は、充填塔の設計に応じて適宜最適な状態に設定される。また、主流路の側方に副流路を設けた場合、主流路から側板に設けた液体流入部を通って各副流路に流入する液体の量は、各副流路の液流下孔からの液流下量で制限されるので、液体流入部の開口面積は、最大液体流入量に対応した同一開口面積にすることができる。さらに、主流路の側方に設けた副流路との間に側板を設けない場合もある。これらの液体分配装置における主流路の底板には、副流路の底板に配置した液流下孔の延長線上に、適切な間隔で液流下孔を配置することができる。さらに、液流下孔は、両側の側板に沿ってそれぞれ一直線状に配置することもでき、千鳥状に配置することもできる。
11…充填塔、12…主流路、13…副流路、14…液流下孔、15…液体流入部、21…底板、22…側板、23…端板

Claims (3)

  1. 上方又は側方から流入する液体を下方に分配して流下させるとともに、下方から上昇する気体を上方に通過させる充填塔用の液体分配装置において、上方又は側方から流入する液体を受ける主流路と、該主流路に液体流入部を介して接続した複数の副流路とを備え、該副流路は、液流れ方向に長い底板と、該底板の両側の長辺にそれぞれ設けられた一対の側板と、前記底板の両端の短辺にそれぞれ設けられた一対の端板とを備えるとともに、前記底板における前記側板の近傍に、底板の長手方向に対してあらかじめ設定された間隔で複数の液流下孔を配置した液体分配装置。
  2. 前記液流下孔は、該液流下孔の中心から前記側板までの距離が前記底板の幅寸法に対して20%以下の位置に配置されている請求項1記載の液体分配装置。
  3. 前記液流下孔は、一方の前記側板に沿って一直線状に配置されている請求項1又は2記載の液体分配装置。
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