JP2013026808A - 画像処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

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    • H04N13/282Image signal generators for generating image signals corresponding to three or more geometrical viewpoints, e.g. multi-view systems

Abstract

【課題】多視点画像を生成できるようにする。
【解決手段】2次元画像信号からなる入力画像信号の各画素に対して注目画素の左右の画素を含む3画素にフィルタ処理を施して強調信号を生成し、入力画像の各画素に対して強調信号を加算、または減算して得られる出力信号により、複数の視点における3次元立体視を実現できるように、視点毎の出力信号の差分、すなわち、視点間信号差分が、同一になるようにすることで、クロストークの少ない多視点による3次元立体視を実現することができる。本技術は、3次元画像処理装置に適用することができる。
【選択図】図4

Description

本技術は、画像処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、簡易な方法で、2次元画像からなる入力画像から、多視点による裸眼3次元立体視を実現できる多視点画像の生成を実現できるようにした画像処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
従来より、一枚の画像より立体視可能な2枚のステレオ画像を生成する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1により提案されている技術によれば、簡易な微分フィルタ等を使用して入力画像より取り出した特徴量信号に対して非線形変換を行うことで強調信号を生成し、この強調信号を入力信号に加算、および、減算することで、立体視可能な右眼用画像と左眼用画像を生成することができる。
特開2010−63083号公報
しかしながら、上記の方法による生成される画像は、右眼用画像と左眼用画像の2種類のみであるため、例えば、レンチキュラーレンズ方式や視差バリア方式などの裸眼立体視画像表示装置に代表される、多視点表示装置の入力信号として必要となる、多視点画像を生成することはできなかった。
本技術はこのような状況に鑑みてなされたものであり、特に、簡易な手法で2次元画像からなる入力画像から多視点の裸眼3次元立体視画像を適切に生成できるようにするものである。
本技術の第1の側面の画像処理装置は、2次元画像信号からなる入力画像信号より、視点間信号差分が所定値となり、かつ、前記視点間信号差分が、前記所定値の2倍となる2枚の視点用画像が、いずれも左眼用画像、および右眼用画像を構成し、3次元立体視を実現するように複数の視点用画像を生成する。
本技術の第2の側面の画像処理装置は、2次元画像信号からなる入力画像信号の空間的な特徴量信号を複数に抽出する複数の抽出部と、前記複数の特徴量信号のそれぞれに対して強調処理を施して複数の強調信号を生成する複数の強調処理部と、前記複数の強調信号を前記入力画像信号に加算することにより、前記複数の強調信号毎に第1の視点用画像を生成する複数の第1の画像生成部とを含み、前記複数の抽出部は、前記入力画像信号に対して加算される強調信号の加算値の大きさ順に求められる各視点用画像間の視点間信号差分が所定値となり、かつ、前記視点間信号差分が、前記所定値の2倍となる2枚の視点用画像が、いずれも左眼用画像、および右眼用画像を構成し、3次元立体視を実現するように、前記複数の抽出部は、前記2次元画像信号からなる入力画像信号の空間的な特徴量を複数に抽出する。
前記複数の強調信号を前記入力画像信号より減算することにより、前記複数の強調信号毎に第2の視点用画像を生成する複数の第2の画像生成部をさらに含ませるようにすることができ、前記複数の抽出部には、前記入力画像信号に対して加算、または減算される強調信号の加算値の大きさ順に求められる各視点用画像間の視点間信号差分が所定値となり、かつ、前記視点間信号差分が、前記所定値の2倍となる2枚の視点用画像が、いずれも左眼用画像、および右眼用画像を構成し、3次元立体視を実現するように、前記複数の抽出部は、前記2次元画像信号からなる入力画像信号の空間的な特徴量を複数に抽出させるようにすることができる。
前記入力画像信号が、連続的に所定の方向に隣接する画素単位で順次供給される場合、前記第1の画像生成部には、前記強調信号を現画素の前記入力画像信号に加算することにより、前記第1の視点用画像を生成させるようにすることができる。
本技術の第2の側面の画像処理方法は、2次元画像信号からなる入力画像信号の空間的な特徴量信号を複数に抽出する複数の抽出部における、前記2次元画像信号からなる入力画像信号の空間的な特徴量信号を複数に抽出する複数の抽出ステップと、前記複数の特徴量信号のそれぞれに対して強調処理を施して複数の強調信号を生成する複数の強調処理部における、前記複数の特徴量信号のそれぞれに対して強調処理を施して複数の強調信号を生成する複数の強調処理ステップと、前記複数の強調信号を前記入力画像信号に加算することにより、前記複数の強調信号毎に第1の視点用画像を生成する複数の第1の画像生成部における、前記複数の強調信号を前記入力画像信号に加算することにより、前記複数の強調信号毎に第1の視点用画像を生成する複数の第1の画像生成ステップとを含み、前記複数の抽出ステップの処理は、前記入力画像信号に対して加算される強調信号の加算値の大きさ順に求められる各視点用画像間の視点間信号差分が所定値となり、かつ、前記視点間信号差分が、前記所定値の2倍となる2枚の視点用画像が、いずれも左眼用画像、および右眼用画像を構成し、3次元立体視を実現するように、前記複数の抽出部は、前記2次元画像信号からなる入力画像信号の空間的な特徴量を複数に抽出する。
本技術の第2の側面のプログラムは、2次元画像信号からなる入力画像信号の空間的な特徴量信号を複数に抽出する複数の抽出部と、前記複数の特徴量信号のそれぞれに対して強調処理を施して複数の強調信号を生成する複数の強調処理部と、前記複数の強調信号を前記入力画像信号に加算することにより、前記複数の強調信号毎に第1の視点用画像を生成する複数の第1の画像生成部とを含み、前記複数の抽出部は、前記入力画像信号に対して加算される強調信号の加算値の大きさ順に求められる各視点用画像間の視点間信号差分が所定値となり、かつ、前記視点間信号差分が、前記所定値の2倍となる2枚の視点用画像が、いずれも左眼用画像、および右眼用画像を構成し、3次元立体視を実現するように、前記複数の抽出部は、前記2次元画像信号からなる入力画像信号の空間的な特徴量を複数に抽出する画像処理装置を制御するコンピュータに、前記複数の抽出部における、前記2次元画像信号からなる入力画像信号の空間的な特徴量信号を複数に抽出する複数の抽出ステップと、前記複数の強調処理部における、前記複数の特徴量信号のそれぞれに対して強調処理を施して複数の強調信号を生成する複数の強調処理ステップと、前記複数の第1の画像生成部における、前記複数の強調信号を前記入力画像信号に加算することにより、前記複数の強調信号毎に第1の視点用画像を生成する複数の第1の画像生成ステップとを含み、前記複数の抽出ステップの処理は、前記入力画像信号に対して加算される強調信号の加算値の大きさ順に求められる各視点用画像間の視点間信号差分が所定値となり、かつ、前記視点間信号差分が、前記所定値の2倍となる2枚の視点用画像が、いずれも左眼用画像、および右眼用画像を構成し、3次元立体視を実現するように、前記複数の抽出部は、前記2次元画像信号からなる入力画像信号の空間的な特徴量を複数に抽出するプログラム。
本技術の第1の側面の画像処理装置においては、2次元画像信号からなる入力画像信号より、視点間信号差分が所定値となり、かつ、前記視点間信号差分が、前記所定値の2倍となる2枚の視点用画像が、いずれも左眼用画像、および右眼用画像を構成し、3次元立体視を実現するような複数の視点用画像が生成される。
本技術の第2の側面の画像処理装置においては、2次元画像信号からなる入力画像信号の空間的な特徴量信号が複数に抽出され、前記複数の特徴量信号のそれぞれに対して強調処理が施されて複数の強調信号が生成され、前記複数の強調信号が前記入力画像信号に加算されることにより、前記複数の強調信号毎に第1の視点用画像が生成され、前記入力画像信号に対して加算される強調信号の加算値の大きさ順に求められる各視点用画像間の視点間信号差分が所定値となり、かつ、前記視点間信号差分が、前記所定値の2倍となる2枚の視点用画像が、いずれも左眼用画像、および右眼用画像が構成され、3次元立体視が実現されるように、前記2次元画像信号からなる入力画像信号の空間的な特徴量が複数に抽出される。
本技術の画像処理装置は、独立した装置であっても良いし、画像処理を行うブロックであっても良い。
本技術によれば、2次元の入力画像より裸眼による多視点の3次元立体視画像を簡易な手法で生成することが可能となる。
本技術である画像処理装置を適用した画像符号化装置の第1の実施の形態の構成例を示すブロック図である。 従来のステレオ画像生成処理を説明する図である。 本技術の画像処理装置を適用した多視点画像生成部の第1の実施の形態の構成例を示す図である。 図3の多視点画像生成部による多視点画像生成処理を説明する図である。 非線形変換処理を説明する図である。 図3の多視点画像生成部による多視点画像生成処理を説明するフローチャートである。 図3の多視点画像生成部により生成された多視点画像により生じるクロストークを説明する図である。 本技術の画像処理装置を適用した多視点画像生成部の第2の実施の形態の構成例を示す図である。 図8の多視点画像生成部による多視点画像生成処理を説明する図である。 図8の多視点画像生成部による多視点画像生成処理を説明するフローチャートである。 図3の多視点画像生成部により生成された多視点画像により生じるクロストークを説明する図である。 汎用のパーソナルコンピュータの構成例を説明する図である。
以下、本技術を実施するための形態(以下実施の形態とする)について説明する。なお、説明は以下の順序で行なう。
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態(1つのフィルタ係数列自身が中央の係数値を基準として奇対称とならない場合の構成例)
<1.第1の実施の形態>
[従来の裸眼による3次元立体視画像]
本技術を適用した裸眼による3次元立体視画像を生成する多視点画像生成部の説明にあたり、上述した特許文献1により開示されている3次元立体視画像の生成原理について説明する。
図1は、2次元画像からなる入力画像から裸眼による3次元立体視画像を生成する従来のステレオ画像生成部1の構成を示している。
ステレオ画像生成部1は、フィルタ11、非線形変換部12、加算器13、および減算器14より構成されている。フィルタ11は、2次元画像からなる入力画像を、微分フィルタ処理するなどして特徴量信号として抽出する。非線形変換部12は、特徴量信号を非線形変換することにより強調信号として出力する。加算器13は、入力画像に対して強調信号を加算して左眼用画像信号として出力する。減算器14は、入力画像に対して強調信号を減算して右眼用画像信号として出力する。
この右眼用画像信号および左眼用画像信号に基づいて得られる右眼用画像および左眼用画像が立体視可能となるには、右眼用画像および左眼用画像に立体視に適した信号差分があることが必要条件と考えられる。以下、右眼用画像と左眼用画像の信号差分を左右視点間信号差分と称するものとする。
フィルタ11が、例えば、注目画素に対して、左右に隣接する画素を含む3画素に対して、[−1,0,1]の係数をそれぞれ乗じた線形和を用いて処理するような場合、特徴量信号を[−1,0,1]で表現するものとする。また、非線形変換部12により入力信号を1,2,3,4,・・・としたときの出力信号が1u,2u,3u,4u,・・・で表現されるものとする。尚、非線形変換部12における入力信号と出力信号との関係は詳細を後述する。このような場合、入力画像の各画素に対応する強調信号は、図2で示されるように、左眼用画像に対して[−u,0,u]であり、左眼用画像に対して[u,0,−u]のように表現される。したがって、図2で示されるように、左眼用出力信号は、[−u,1,u]として、右眼用出力信号は、[u,1,−u]として表現される。結果として、左眼用出力信号から右眼用出力信号を減算することにより、左右視点間信号差分が、[−2u,0,2u]として表現される。
すなわち、このように表現される左右視点間信号差分が、[−2u,0,2u]が適切に設定されると、2次元画像から裸眼による3次元立体視が可能となる左眼用出力信号および右眼用出力信号を生成することが可能となる。
しかしながら、上述したように、特許文献1に記載の方法では、生成される画像が、左眼用出力信号および右眼用出力信号からなる2種類の画像のみであるため、例えば、レンチキュラーレンズ方式や視差バリア方式などの裸眼立体画像表示装置に代表される、多視点表示装置の入力信号として必要となる、多視点画像を生成することはできない。
[本技術を適用した画像処理装置からなる多視点画像生成部の構成例]
そこで、レンチキュラーレンズ方式や視差バリア方式などの裸眼立体視画像表示装置に代表される、多視点表示装置で利用できる多視点画像の生成を可能とした多視点画像生成部の構成例について、図3を参照して説明する。
図3の多視点画像生成部31は、第1フィルタ51乃至第4フィルタ54、非線形変換部61乃至64、加算器71乃至74、および減算器75乃至78を備えている。第1フィルタ51乃至第4フィルタ54の4種類のフィルタは、それぞれ異なるフィルタ係数を備えた、例えば、FIRフィルタであり、入力画像である2次元画像にフィルタ処理を施して、特徴量信号を求め、それぞれ非線形変換部61乃至64に供給する。
非線形変換部61乃至64は、供給されてくる特徴量信号に対して、同一の非線形特性の非線形処理を施して、強調信号を生成する。非線形変換部61は、生成した強調信号を加算器71、および減算器78に供給する。非線形変換部62は、生成した強調信号を加算器72、および減算器77に供給する。非線形変換部63は、生成した強調信号を加算器73、および減算器76に供給する。非線形変換部64は、生成した強調信号を加算器74、および減算器75に供給する。
加算器71乃至74は、入力画像に対して、それぞれに供給されてくる強調信号を加算して、それぞれ、第1視点用出力信号乃至第4視点用出力信号として出力する。減算器75乃至78は、入力画像に対して、それぞれに供給されてくる強調信号を減算して、それぞれ、第6視点用出力信号乃至第9視点用出力信号として出力する。尚、入力画像は、第5視点用出力信号として、そのまま出力される。
すなわち、多視点画像生成部31は、1の2次元画像からなる入力画像より、9種類の視点の異なる第1視点用出力信号乃至第9視点用出力信号を生成して出力する。
[図3の多視点画像生成部における第1フィルタ乃至第4フィルタのフィルタ係数]
次に、図4を参照して、第1フィルタ51乃至第4フィルタ54のフィルタ係数について説明する。尚、各視点は、図4の丸印内に付された番号に対応する位置に対応するものとし、それぞれ視点1乃至視点9と称するものとする。また、各視点毎に裸眼3次元立体視可能な画像として設定される左眼用画像信号および右眼用画像信号は、隣接する視点間距離Rを1とする場合、各視点の入力画像に対応する位置に設定される画像に隣接する視点間距離が2となる2枚の視点用出力信号とするものとする。
すなわち、視点5における入力画像に対応する出力信号は、視点5の位置に設定される第5視点用出力信号である。そして、視点5における左眼用画像信号および右眼用画像信号は、それぞれ第4視点用出力信号および第6視点用出力信号となる。同様に、視点4における入力画像に対応する出力信号は、視点4の位置に設定される第4視点用出力信号である。そして、視点4における左眼用画像信号および右眼用画像信号は、それぞれ第3視点用出力信号および第5視点用出力信号となる。また、視点3における入力画像に対応する出力信号は、視点3の位置に設定される第3視点用出力信号である。そして、視点3における左眼用画像信号および右眼用画像信号は、それぞれ第2視点用出力信号および第4視点用出力信号となる。さらに、視点2における入力画像に対応する出力信号は、視点2の位置に設定される第2視点用出力信号である。そして、視点2における左眼用画像信号および右眼用画像信号は、それぞれ第1視点用出力信号および第3視点用出力信号となる。
また、視点6における入力画像に対応する出力信号は、視点6の位置に設定される第6視点用出力信号である。そして、視点6における左眼用画像信号および右眼用画像信号は、それぞれ第5視点用出力信号および第7視点用出力信号となる。また、視点7における入力画像に対応する出力信号は、視点7の位置に設定される第7視点用出力信号である。そして、視点7における左眼用画像信号および右眼用画像信号は、それぞれ第6視点用出力信号および第8視点用出力信号となる。さらに、視点8における入力画像に対応する出力信号は、視点8の位置に設定される第8視点用出力信号である。そして、視点8における左眼用画像信号および右眼用画像信号は、それぞれ第7視点用出力信号および第9視点用出力信号となる。
また、視点aの出力信号をC_a、視点aの出力信号と視点b出力信号の差分をD_abと表記するものとする。
すなわち、各視点における左眼用画像信号および右眼用画像信号は、いずれも、裸眼3次元立体視が実現されることが前提であるので、各視点における左眼用画像信号および右眼用画像信号の視点間信号差分は同一である。したがって、第1フィルタ51乃至第4フィルタ54におけるフィルタ係数は、視点間信号差分が同一になるように設定されている。
そこで、この視点間信号差分が同一になるという拘束条件に基づいて第1フィルタ51乃至第4フィルタ54のフィルタ係数を考える。
例えば、視点4,6の特徴量信号を生成する第1フィルタ51が、フィルタ係数として[−1,0,1]のタップ係数を持つ、3タップのFIRフィルタを用いているものとし、非線形変換により入力が、1,2,3,4・・・の場合、u,2u,3u,4u,・・・であるようなとき、単位入力1に対する、視点4乃至6における出力信号C_4乃至C_6は、以下の式(1)乃至式(3)のように表わされる。
C_4=[−u,1,u]
・・・(1)
C_5=[0,1,0]
・・・(2)
C_6=[u,1,−u]
・・・(3)
したがって、視点1乃至3および7乃至9の出力信号C_1乃至C_3および出力信号C_7乃至C_9を生成するフィルタ係数は以下の手順により求められることになる。ここで、uは、非線形変換において生じる値であり、詳細は、後述する。
すなわち、視点4の出力信号と視点6の出力信号の差分D_46は、視点4の出力信号C_4と視点6の出力信号C_6との差分であるので、以下の式(4)で示されるように表わされる。
D_46=C_4−C_6=[−u,1,u]−[u,1,−u]=[−2u,0,2u]
・・・(4)
視点3の出力信号C_3と視点5の出力信号C_5の差分D_35は、拘束条件に基づいて、差分D_46と等しくなるので、以下の式(5)の関係が成立する。
D_35=C_3−C_5=D_46
・・・(5)
この式(5)を以下の式(6)のように変形することで、視点3の出力信号C_3が求められる。
C_3=D_46+C_5=[−2u,0,2u] +[0,1,0]=[−2u,1,2u]
・・・(6)
さらに、視点2の出力信号C_2と視点4の出力信号C_4の差分D_24は、拘束条件により、差分D_46と等しくなるので、以下の式(7)の関係が成立する。
D_24=C_2−C_4=D_46
・・・(7)
この式(7)を以下の式(8)のように変形することで、視点2の出力信号C_2が求められる。
C_2=D_46+C_4=[−2u,0,2u]+[−u,1,u]=[−3u,1,3u]
・・・(8)
また、視点1の出力信号C_1と視点3の出力信号C_3の差分D_13は、拘束条件により、差分D_46と等しくなるので、以下の式(9)の関係が成立する。
D_13=C_1−C_3=D_46
・・・(9)
この式(9)を以下の式(10)のように変形することで、視点1の出力信号C_1が求められる。
C_1=D_46+C_3=[−2u,0,2u]+[−2u,1,2u]=[−4u,1,4u]
・・・(10)
さらに、視点5の出力信号C_5と視点7の出力信号C_7の差分D_57は、拘束条件により、差分D_46と等しくなるので、以下の式(11)が成立する。
D_57=C_5−C_7=D_46
・・・(11)
この式(11)を以下の式(12)のように変形することで、視点7の出力信号C_7が求められる。
C_7=C_5−D_46=[0,1,0]−[−2u,0,2u]=[2u,1,−2u]
・・・(12)
また、視点6の出力信号C_6と視点8の出力信号C_8の差分D_68は、拘束条件により差分D_46と等しくなるので、以下の式(13)が成立する。
D_68=C_6−C_8=D_46
・・・(13)
この式(13)を以下の式(14)のように変形することで、視点8の出力信号C_8が求められる。
C_8=C_6−D_46=[u,1,−u]−[−2u,0,2u]=[3u,1,−3u]
・・・(14)
さらに、視点7の出力信号C_7と視点9の出力信号C_9の差分D_79は、拘束条件により、差分D_46と等しくなるので、以下の式(15)が成立する。
D_79=C_7−C_9=D_46
・・・(15)
この式(15)を以下の式(16)のように変形することで、視点9の出力信号C_9が求められる。
C_9=C_7−D_46=[2u,1,−2u]−[−2u,0,2u]=[4u,1,−4u]
・・・(16)
上記の各視点の出力信号C_1乃至C_9は、非線形変換部61乃至64により、同一の非線形変換された後に入力信号が加算された値であるため、フィルタ係数は、出力信号C_1乃至C_9から入力信号を減算後、逆非線形変換を行うことにより求められる。
また、立体視効果のある強調信号の振幅は主に低いレベルであるため、この領域においては非線形変換、および、非線形逆変換は線形変換に近似できる。すなわち、例えば、非線形変換部61乃至64が非線形変換に用いる関数y=f(x)が、図5で示されるような曲線で定義される関数であるとすれば、例えば、図中の一点鎖線の矢印で示される強調信号の振幅が大きい範囲内における、出力y=f(x)=Auであるような場合、入力は非線形であるので、x=Aとはならない。しかしながら、図中の実線の矢印の範囲内などの、振幅が低レベルであり、原点近傍であれば、図中の点線で示されるような線形関数と近似できるので、出力y=uまたは2uであれば、対応する入力は、ほぼ1また2と考えることができる。
すなわち、非線形変換部61乃至64への入力をx、非線形変換部61乃至64からの出力をyとし、非線形変換部61乃至64により非線形変換に用いられる関数をy=f(x)とし、非線形逆変換に用いられる関数をx=f'(y)と定義すると、非線形変換に係る式は、入力xを1,2,3,4とするとき、以下の式(17)乃至式(20)により表される。
u=f(1)
・・・(17)
2u=f(2)
・・・(18)
3u=f(3)
・・・(19)
4u=f(4)
・・・(20)
したがって、非線形変換に係る式は、以下の式(21)乃至(24)により表される。
1=f'(u)
・・・(21)
2=f'(2u)
・・・(22)
3=f'(3u)
・・・(23)
4=f'(4u)
・・・(24)
このため、第1フィルタ51乃至第4フィルタ54のフィルタ係数は、以下の式(25)乃至式(28)のように求められることになる。
第1フィルタ51のフィルタ係数=[−4,0,4]
・・・(25)
第2フィルタ52のフィルタ係数=[−3,0,3]
・・・(26)
第3フィルタ53のフィルタ係数=[−2,0,2]
・・・(27)
第4フィルタ54のフィルタ係数=[−1,0,1]
・・・(28)
この結果、フィルタ係数は、第1視点用出力信号乃至第9視点用出力信号に対して、実質的に、第5視点用出力を中心として、奇対称の関係となることがわかる。上記のように、視点間信号差分が常に一定となるようフィルタ係数を設定することにより、いずれの視点においても、常に最適な裸眼3次元立体視を可能とする多視点画像を生成することが可能となる。尚、フィルタ係数については、隣接視点間距離により設定される拘束条件が満たされる限り、その他のフィルタ係数であってもよいことはいうまでもない。
[図3の多視点が画像生成部による多視点画像生成処理]
次に、図6のフローチャートを参照して、図3の多視点画像生成部31による多視点画像生成処理について説明する。
ステップS1において、多視点画像生成部31は、画素位置を管理するための図示せぬカウンタx,yを0に初期化する。
ステップS2において、多視点画像生成部31は、注目画素の画素位置を(x,y)に設定する。
ステップS3において、多視点画像生成部31は、視点位置を管理するための図示せぬカウンタnを0に初期化する。
ステップS4において、多視点画像生成部31は、カウンタnが0であるか否かを判定し、例えば、最初の処理の場合、カウンタnが0であるので、処理は、ステップS5に進む。
ステップS5において、多視点画像生成部31は、入力画像の注目画素の画像信号を、第5視点用出力信号としてそのまま出力し、処理は、ステップS13に進む。
ステップS13おいて、多視点画像生成部31は、図示せぬカウンタnを1インクリメントし、処理は、ステップS4に戻る。
そして、ステップS4において、例えば、カウンタn=0ではない場合、処理は、ステップS6に進む。
ステップS6において、多視点画像生成部31は、第1フィルタ51乃至第4フィルタ54のうち、カウンタnに対応する第nフィルタを制御して、入力画像の注目画素の信号から上述した、フィルタ係数によるフィルタ処理により特徴量信号を生成する。多視点画像生成部31は、第nフィルタにより生成された特徴量信号を、非線形変換部61乃至64のうち、対応する非線形変換部(60+n)に供給する。
ステップS7において、多視点画像生成部31は、非線形変換部(60+n)を制御して、特徴量信号に非線形変換処理を施すことで強調信号を生成し、加算器(70+n)、および減算器(79−n)に供給する。
ステップS8において、多視点画像生成部31は、加算器(70+n)を制御して、入力画像に対して、強調信号を加算して、第n視点用出力信号を生成する。すなわち、この処理により、カウンタnの値に応じて、順次第1視点用出力信号乃至第4視点用出力信号が生成される。
ステップS9において、加算器(70+n)は、生成した第n視点用出力信号を出力する。
ステップS10において、多視点画像生成部31は、減算器(79−n)を制御して、入力画像に対して、強調信号を減算して、第(10−n)視点用出力信号を生成する。すなわち、この処理により、カウンタnの値に応じて、順次第9視点用出力信号乃至第6視点用出力信号が生成される。
ステップS11において、減算器(79−n)は、生成した第(10−n)視点用出力信号を出力する。
ステップS12において、多視点画像生成部31は、カウンタn=4になったか、すなわち、全ての視点用出力信号が生成されたか否かを判定し、全ての視点用出力信号が生成されていない場合、処理は、ステップS13に進む。すなわち、全ての視点用出力信号が生成されるまで、ステップS4,S6乃至S13の処理が繰り返される。そして、ステップS12において、カウンタn=4であるとみなされ、全ての視点用出力信号が生成されたと判定されると、処理は、ステップS14に進む。
ステップS12において、多視点画像生成部31は、カウンタxがxmaxであるか否か、すなわち、画像の水平方向の端部であるか否かを判定し、カウンタxがxmaxでなく、すなわち、画像の水平方向の端部ではない場合、処理は、ステップS15に進む。
ステップS15において、多視点画像生成部31は、カウンタxを1インクリメントして、処理は、ステップS2に戻る。
また、ステップS14において、カウンタxがxmaxである場合、ステップS16において、多視点画像生成部31は、カウンタxを0に初期化し、処理は、ステップS17に進む。
ステップS17において、多視点画像生成部31は、カウンタyがymaxであるか、すなわち、垂直方向の端部であるか否かを判定し、例えば、カウンタyがymaxでなく、垂直方向の端部ではない場合、ステップS18において、カウンタyを1インクリメントして、処理は、ステップS2に戻る。
そして、ステップS17において、カウンタyがymaxであり、画像全体の処理が完了したとみなされた場合、処理は、終了する。
以上の処理により、第1視点用画像乃至第9視点用画像からなる多視点画像が生成される。尚、図3の多視点画像生成部31においては、9種類の視点に対応する多視点画像を生成する例について説明してきたが、第1フィルタ51乃至第4フィルタ54、非線形変換部61乃至64、加算器71乃至74、および減算器75乃至78のそれぞれに対応するフィルタ、非線形変換部、加算器、および減算器を増減することにより、異なる種類数に対応する多視点画像を生成する構成としてもよい。また、第1視点用画像乃至第9視点用画像は、それぞれ隣接する視点間の視点間信号差分が所定値となり、その所定値の2倍、すなわち、例えば、上述した[−2u,0,2u]となる2枚の視点用画像であれば、いずれの2枚の画像であっても、それぞれ左眼用出力信号、および右眼用出力信号を構成する。この結果、複数の視点においても、裸眼3次元立体視を実現することが可能となる。
[図3の多視点画像生成部により生成された多視点画像のクロストークによる影響]
一般的に多視点表示装置では完全に1つの視点画像のみを視聴者に提示することが構造上難しく、特定の視点の両側の視点画像(以下ではこれを「隣接視点画像」と称する)の画像が一定の割合で同時に見えてしまうことが避けられない。この現象は、音声信号の漏話に例えてクロストークと称される。
ここで、図7を参照して、図3の多視点画像生成部31により生成された多視点画像の隣接視点からのクロストークがある場合の視点間信号差分について説明する。
図7で示されるように、本来、左眼用画像として視聴者に提示されるべき画像である第4視点用出力信号に加えて、通常、隣接視点画像である第3視点用出力信号、および第5視点用出力信号が一定の割合で左眼に対して提示される状態となる。
また、本来の右眼用画像として視聴者に提示されるべき画像である第6視点用出力信号に加えて、隣接視点画像である第5視点用出力信号および第7視点用出力信号が一定の割合で右眼に対して提示されている状態を示している。
本来提示すべき画像に対する、隣接視点画像の割合をpとすると、図7において、このように視点5において、左眼用の視点aの画像として左眼に提示される出力信号C_a’と、右眼用の視点bの画像として右眼に提示される出力信号C_b’との差分である、視点間信号差分D_abは以下の式(29)で示されるように求められる。
D_ab=C_a’−C_b’
・・・(29)
ここで、視点aと視点bの出力信号、C_a’とC_b’は、以下の式(30),式(31)のように置き換えられる。
C_a’=p×C_a−1+(1−2×p)×C_a+p×C_a+1
・・・(30)
C_b’=p×C_b−1+(1−2×p)×C_b+p×C_b+1
・・・(31)
また、視点間距離Rは2であるので、視点a,bの関係は、以下の式(32)で示されるようなものとなる。
b=a+R=a+2
・・・(32)
この関係を利用すると、式(31)は、以下の式(33)に変形することができる。
C_b’=p×C_a+1+(1−2×p)×C_a+2+p×C_a+3
・・・(33)
従って、クロストークの影響を加味した視点間信号差分D_abは以下の式(34)で表されることになる。
D_ab={p×C_a−1+(1−2×p)×C_a+p×C_a+1}
−{p×C_a+1+(1−2×p)×C_a+2+p×C_a+3}
=p×(C_a−1−C_a+1)+(C_a−C_a+2)
−2×p×(C_a−C_a+2)+p×(C_a+1−C_a+3)
=(p+1−2×p+p)×[−2u,0,2u]
(∵C_a−1−C_a+1=C_a−C_a+2=C_a+1−C_a+3=[−2u,0,2u])
=[−2u,0,2u]
・・・(34)
式(34)で示されるように、視点間信号差分D_abは、クロストークの割合pに依存しない値となる。すなわち、図3の多視点画像生成部31により生成された多視点画像は、隣接視点間で生じるクロストークの量や位置に関わらず、常に一定の視点間信号差分が維持できるので、常に最適な3次元立体視を実現することが可能となる。
<2.第2の実施の形態>
[直前の注目画素における強調信号を利用する多視点画像生成部の構成例]
以上においては、1つのフィルタ係数列自身が中央の係数値を基準として奇対称とならる場合の構成例について説明してきたが、1つのフィルタ係数列自身が中央の係数値を基準として奇対称とならない場合でも係数値の構成を工夫することにより実現できる。
図8は、1つのフィルタ係数列自身が中央の係数値を基準として奇対称とならない場合の多視点画像生成部31の構成例を示している。尚、図8の多視点画像生成部31において、図3の多視点画像生成部31の構成と同一の機能を備えた構成については、同一の符号を付しており、その説明は適宜省略するものとする。
すなわち、図8の多視点画像生成部31における、図3の多視点画像生成部31と異なる構成は、第1フィルタ51乃至第4フィルタ54、および減算部75乃至78に代えて、第1フィルタ81乃至第4フィルタ88と、加算部91乃至94とを設けた点である。
第1フィルタ81乃至第4フィルタ88は、基本的に、第1フィルタ51乃至第4フィルタ54と同様の機能であるが、フィルタ係数が異なる。
加算部91乃至94は、それぞれ加算部71乃至74と同一の機能を備えている。
[図8の多視点画像生成部における第1フィルタ乃至第4フィルタのフィルタ係数]
図9で示されるように、例えば、視点4,6の特徴量信号を生成する第1フィルタ81が、フィルタ係数として[−1,1,0]のタップ係数を持つ、3タップのFIRフィルタを用いているものとし、非線形変換により入力が、1,2,3,4・・・の場合、u,2u,3u,4u,・・・であるようなとき、単位入力1に対する、視点4乃至6における出力信号C_4乃至C_6は、以下の式(35)乃至式(37)のように表わされる。
C_4=[−u,1+u,0]
・・・(35)
C_5=[0,1,0]
・・・(36)
C_6=[0,1+u,−u]
・・・(37)
したがって、視点1乃至3および7乃至9の出力信号C_1乃至C_3および出力信号C_7乃至C_9を生成するフィルタ係数は以下の手順により求められることになる。
すなわち、視点4の出力信号と視点6の出力信号の差分D_46は、視点4の出力信号C_4と視点6の出力信号C_6との差分であるので、以下の式(38)で示されるように表わされる。
D_46=C_4−C_6=[−u,1+u,0]−[0,1+u,−u]=[−u,0,u]
・・・(38)
視点3の出力信号C_3と視点5の出力信号C_5の差分D_35は、拘束条件に基づいて、差分D_46と等しくなるので、以下の式(39)の関係が成立する。
D_35=C_3−C_5=D_46
・・・(39)
この式(39)を以下の式(40)のように変形することで、視点3の出力信号C_3が求められる。
C_3=D_46+C_5=[−u,0,u]+[0,1,0]=[−u,1,u]
・・・(40)
さらに、視点2の出力信号C_2と視点4の出力信号C_4の差分D_24は、拘束条件により、差分D_46と等しくなるので、以下の式(41)の関係が成立する。
D_24=C_2−C_4=D_46
・・・(41)
この式(41)を以下の式(42)のように変形することで、視点2の出力信号C_2が求められる。
C_2=D_46+C_4=[−u,0,u]+[−u,1+u,0]=[−2u,1+u,u]
・・・(42)
また、視点1の出力信号C_1と視点3の出力信号C_3の差分D_13は、拘束条件により、差分D_46と等しくなるので、以下の式(43)の関係が成立する。
D_13=C_1−C_3=D_46
・・・(43)
この式(43)を以下の式(44)のように変形することで、視点1の出力信号C_1が求められる。
C_1=D_46+C_3=[−u,0,u]+[−u,1,u]=[−2u,1,2u]
・・・(44)
さらに、視点5の出力信号C_5と視点7の出力信号C_7の差分D_57は、拘束条件により、差分D_46と等しくなるので、以下の式(45)が成立する。
D_57=C_5−C_7=D_46
・・・(45)
この式(45)を以下の式(46)のように変形することで、視点7の出力信号C_7が求められる。
C_7=C_5−D_46=[0,1,0]−[−u,0,u]=[u,1,−u]
・・・(46)
また、視点6の出力信号C_6と視点8の出力信号C_8の差分D_68は、拘束条件により差分D_46と等しくなるので、以下の式(47)が成立する。
D_68=C_6−C_8=D_46
・・・(47)
この式(47)を以下の式(48)のように変形することで、視点8の出力信号C_8が求められる。
C_8=C_6−D_46=[0,1+u,−u]−[−u,0,u]=[u,1+u,−2u]
・・・(48)
さらに、視点7の出力信号C_7と視点9の出力信号C_9の差分D_79は、拘束条件により、差分D_46と等しくなるので、以下の式(49)が成立する。
D_79=C_7−C_9=D_46
・・・(49)
この式(49)を以下の式(50)のように変形することで、視点9の出力信号C_9が求められる。
C_9=C_7−D_46=[u,1,−u]−[−u,0,u]=[2u,1,−2u]
・・・(50)
非線形変換部61乃至64に係る非線形変換については、上述した式(17)乃至式(24)の関係と同様である。
このため、第1フィルタ81乃至第4フィルタ84のフィルタ係数は、以下の式(51)乃至式(54)のように求められることになる。
第1フィルタ81のフィルタ係数=[−2,0,2]
・・・(51)
第2フィルタ82のフィルタ係数=[−2,1,1]
・・・(52)
第3フィルタ83のフィルタ係数=[−1,0,1]
・・・(53)
第4フィルタ84のフィルタ係数=[−1,1,0]
・・・(54)
また、同様の手法により、第5フィルタ85乃至第8フィルタ88のフィルタ係数についても、上述した第1フィルタ81乃至第4フィルタ84のフィルタ係数と同様の手法により求めることができ、以下の式(55)乃至(58)のように求められる。
第5フィルタ85のフィルタ係数=[0,1,−1]
・・・(55)
第6フィルタ86のフィルタ係数=[1,0,−1]
・・・(56)
第7フィルタ87のフィルタ係数=[1,1,−2]
・・・(57)
第8フィルタ88のフィルタ係数=[2,0,−2]
・・・(58)
上記のように、視点間信号差分が常に一定となるようフィルタ係数を設定することにより、いずれの視点においても、常に最適な裸眼3次元立体視を可能とする多視点画像を生成することが可能となる。この結果、複数の視点においても、裸眼3次元立体視を実現することが可能となる。尚、フィルタ係数については、隣接視点間距離により設定される拘束条件が満たされる限り、その他のフィルタ係数であってもよいことはいうまでもない。
[図8の多視点が画像生成部による多視点画像生成処理]
次に、図10のフローチャートを参照して、図8の多視点画像生成部31による多視点画像生成処理について説明する。尚、図10のフローチャートのステップS40乃至42の処理を除く、ステップS31乃至S49の処理については、図6のフローチャートを参照して説明したステップS10の処理を除く、ステップS1乃至S18の処理と同様であるので、その説明は省略する。
すなわち、ステップS40において、多視点画像生成部31は、第1フィルタ81乃至第8フィルタ88のうち、カウンタnに対応する第(9−n)フィルタを制御して、入力画像の注目画素の信号から上述した、フィルタ係数によるフィルタ処理により特徴量信号を生成する。多視点画像生成部31は、第(9−n)フィルタにより生成された特徴量信号を、非線形変換部61乃至68のうち、対応する非線形変換部(69−n)に供給する。
ステップS41において、多視点画像生成部31は、非線形変換部(69−n)を制御して、特徴量信号に非線形変換処理を施すことで強調信号を生成し、加算器(95−n)に供給する。
ステップS42において、多視点画像生成部31は、加算器(95−n)を制御して、入力画像に対して、強調信号を加算して、第(10−n)視点用出力信号を生成する。すなわち、この処理により、カウンタnの値に応じて、順次第9視点用出力信号乃至第6視点用出力信号が生成される。
以上の処理により、多視点画像が生成される。尚、図8の多視点画像生成部31においては、9種類の視点に対応する多視点画像を生成する例について説明してきたが、第1フィルタ81乃至第4フィルタ88、非線形変換部61乃至68、加算器71乃至74、および加算器91乃至94のそれぞれに対応するフィルタ、非線形変換部、および加算器、を増減することにより、異なる種類数に対応する多視点画像を生成する構成としてもよい。また、第1視点用画像乃至第9視点用画像は、それぞれ隣接する視点間の視点間信号差分が所定値となり、その所定値の2倍、すなわち、例えば、上述した[−u,0,u]となる2枚の視点用画像であれば、いずれの2枚の画像であっても、それぞれ左眼用出力信号、および右眼用出力信号を構成する。この結果、複数の視点においても、裸眼3次元立体視を実現することが可能となる。尚、水平方向に隣接する画素単位で順次処理する場合、水平方向の先頭位置、または最後尾位置に存在する画素が注目画素となるとき、直前、または直後の注目画素は、隣接する画素ではなくなるので、水平方向の先頭位置、または最後尾位置の画素が注目画素となったときには、直前、または直後の注目画素も、現注目画素であるものとして扱うようにしてもよい。
[図8の多視点画像生成部により生成された多視点画像のクロストークによる影響]
ここで、図11を参照して、図8の多視点画像生成部31により生成された多視点画像の隣接視点からのクロストークがある場合の視点間信号差分について説明する。隣接視点間のクロストークについては、上述した式(34)より求められることになる。この式(34)に、図8の多視点画像生成部31の第1フィルタ81乃至第4フィルタ84のフィルタ係数を代入することにより、図8の多視点画像生成部31により求められた隣接視点間のクロストークを加味した視点間信号差分D_abは、以下の式(59)として求められる。
D_ab={p×C_a−1+(1−2×p)×C_a+p×C_a+1}
−{p×C_a+1+(1−2×p)×C_a+2+p×C_a+3}
=p×(C_a−1−C_a+1)+(C_a−C_a+2)
−2×p×(C_a−C_a+2)+p×(C_a+1−C_a+3)
=(p+1−2×p+p)×[−u,0,u]
(∵C_a−1−C_a+1=C_a−C_a+2=C_a+1−C_a+3=[−u,0,u])
=[−u,0,u]
・・・(59)
式(59)で示されるように、視点間信号差分D_abは、クロストークの割合pに依存しない値となる。すなわち、図8の多視点画像生成部31により生成された多視点画像は、隣接視点間で生じるクロストークの量や位置に関わらず、常に一定の視点間信号差分が維持できるので、常に最適な3次元立体視を実現することが可能となる。
以上の如く、本技術においては、簡易な処理により立体視に適したな多視点画像を生成することが可能になると共に、多視点画像を表示するにあたり生じるクロストークの量に依存せず、常に最適な3次元立体視を実現することが可能となる。
ところで、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
図12は、汎用のパーソナルコンピュータの構成例を示している。このパーソナルコンピュータは、CPU(Central Processing Unit)1001を内蔵している。CPU1001にはバス1004を介して、入出力インタフェイス1005が接続されている。バス1004には、ROM(Read Only Memory)1002およびRAM(Random Access Memory)1003が接続されている。
入出力インタフェイス1005には、ユーザが操作コマンドを入力するキーボード、マウスなどの入力デバイスよりなる入力部1006、処理操作画面や処理結果の画像を表示デバイスに出力する出力部1007、プログラムや各種データを格納するハードディスクドライブなどよりなる記憶部1008、LAN(Local Area Network)アダプタなどよりなり、インターネットに代表されるネットワークを介した通信処理を実行する通信部1009が接続されている。また、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini Disc)を含む)、もしくは半導体メモリなどのリムーバブルメディア1011に対してデータを読み書きするドライブ1010が接続されている。
CPU1001は、ROM1002に記憶されているプログラム、または磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリ等のリムーバブルメディア1011から読み出されて記憶部1008にインストールされ、記憶部1008からRAM1003にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM1003にはまた、CPU1001が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
尚、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理は、もちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理を含むものである。
尚、本技術は以下のような構成を取ることができる。
(1) 2次元画像信号からなる入力画像信号の空間的な特徴量信号を複数に抽出する複数の抽出部と、
前記複数の特徴量信号のそれぞれに対して強調処理を施して複数の強調信号を生成する複数の強調処理部と、
前記複数の強調信号を前記入力画像信号に加算することにより、前記複数の強調信号毎に第1の視点用画像を生成する複数の第1の画像生成部とを含み、
前記複数の抽出部は、前記入力画像信号に対して加算される強調信号の加算値の大きさ順に求められる各視点用画像間の視点間信号差分が所定値となり、かつ、前記視点間信号差分が、前記所定値の2倍となる2枚の視点用画像が、いずれも左眼用画像、および右眼用画像を構成し、3次元立体視を実現するように、前記2次元画像信号からなる入力画像信号の空間的な特徴量を複数に抽出する
画像処理装置。
(2) 前記複数の強調信号を前記入力画像信号より減算することにより、前記複数の強調信号毎に第2の視点用画像を生成する複数の第2の画像生成部をさらに含み、
前記複数の抽出部は、前記入力画像信号に対して加算、または減算される強調信号の加算値の大きさ順に求められる各視点用画像間の視点間信号差分が所定値となり、かつ、前記視点間信号差分が、前記所定値の2倍となる2枚の視点用画像が、いずれも左眼用画像、および右眼用画像を構成し、3次元立体視を実現するように、前記複数の抽出部は、前記2次元画像信号からなる入力画像信号の空間的な特徴量を複数に抽出する
請求項2に記載の画像処理装置。
(3) 前記入力画像信号が、連続的に所定の方向に隣接する画素単位で順次供給される場合、
前記第1の画像生成部は、前記強調信号を現画素の前記入力画像信号に加算することにより、前記第1の視点用画像を生成し、
前記第2の画像生成部は、前記強調信号を前記現画素より直前に処理された画素の前記入力画像信号より減算することにより、前記第2の視点用画像を生成する
(1)または(2)に記載の画像処理装置。
(4) 2次元画像信号からなる入力画像信号の空間的な特徴量信号を複数に抽出する複数の抽出部における、前記2次元画像信号からなる入力画像信号の空間的な特徴量信号を複数に抽出する複数の抽出ステップと、
前記複数の特徴量信号のそれぞれに対して強調処理を施して複数の強調信号を生成する複数の強調処理部における、前記複数の特徴量信号のそれぞれに対して強調処理を施して複数の強調信号を生成する複数の強調処理ステップと、
前記複数の強調信号を前記入力画像信号に加算することにより、前記複数の強調信号毎に第1の視点用画像を生成する複数の第1の画像生成部における、前記複数の強調信号を前記入力画像信号に加算することにより、前記複数の強調信号毎に第1の視点用画像を生成する複数の第1の画像生成ステップとを含み、
前記複数の抽出ステップの処理は、前記入力画像信号に対して加算される強調信号の加算値の大きさ順に求められる各視点用画像間の視点間信号差分が所定値となり、かつ、前記視点間信号差分が、前記所定値の2倍となる2枚の視点用画像が、いずれも左眼用画像、および右眼用画像を構成し、3次元立体視を実現するように、前記2次元画像信号からなる入力画像信号の空間的な特徴量を複数に抽出する
画像処理方法。
(5) 2次元画像信号からなる入力画像信号の空間的な特徴量信号を複数に抽出する複数の抽出部と、
前記複数の特徴量信号のそれぞれに対して強調処理を施して複数の強調信号を生成する複数の強調処理部と、
前記複数の強調信号を前記入力画像信号に加算することにより、前記複数の強調信号毎に第1の視点用画像を生成する複数の第1の画像生成部とを含み、
前記複数の抽出部は、前記入力画像信号に対して加算される強調信号の加算値の大きさ順に求められる各視点用画像間の視点間信号差分が所定値となり、かつ、前記視点間信号差分が、前記所定値の2倍となる2枚の視点用画像が、いずれも左眼用画像、および右眼用画像を構成し、3次元立体視を実現するように、前記2次元画像信号からなる入力画像信号の空間的な特徴量を複数に抽出する
画像処理装置を制御するコンピュータに、
前記複数の抽出部における、前記2次元画像信号からなる入力画像信号の空間的な特徴量信号を複数に抽出する複数の抽出ステップと、
前記複数の強調処理部における、前記複数の特徴量信号のそれぞれに対して強調処理を施して複数の強調信号を生成する複数の強調処理ステップと、
前記複数の第1の画像生成部における、前記複数の強調信号を前記入力画像信号に加算することにより、前記複数の強調信号毎に第1の視点用画像を生成する複数の第1の画像生成ステップとを含み、
前記複数の抽出ステップの処理は、前記入力画像信号に対して加算される強調信号の加算値の大きさ順に求められる各視点用画像間の視点間信号差分が所定値となり、かつ、前記視点間信号差分が、前記所定値の2倍となる2枚の視点用画像が、いずれも左眼用画像、および右眼用画像を構成し、3次元立体視を実現するように、前記2次元画像信号からなる入力画像信号の空間的な特徴量を複数に抽出する
プログラム。
31 多視点画像生成部, 51 第1フィルタ, 52 第2フィルタ, 53 第3フィルタ, 54 第4フィルタ, 61乃至64 非線形変換部, 71乃至74 加算器, 75乃至78 減算器, 81 第1フィルタ, 82 第2フィルタ, 83 第3フィルタ, 84 第4フィルタ, 85 第5フィルタ, 86 第6フィルタ, 87 第7フィルタ, 88 第8フィルタ, 91乃至94 加算器

Claims (6)

  1. 2次元画像信号からなる入力画像信号より、視点間信号差分が所定値となり、かつ、前記視点間信号差分が、前記所定値の2倍となる2枚の視点用画像が、いずれも左眼用画像、および右眼用画像を構成し、3次元立体視を実現するように複数の視点用画像を生成する
    画像処理装置。
  2. 2次元画像信号からなる入力画像信号の空間的な特徴量信号を複数に抽出する複数の抽出部と、
    前記複数の特徴量信号のそれぞれに対して強調処理を施して複数の強調信号を生成する複数の強調処理部と、
    前記複数の強調信号を前記入力画像信号に加算することにより、前記複数の強調信号毎に第1の視点用画像を生成する複数の第1の画像生成部とを含み、
    前記複数の抽出部は、前記入力画像信号に対して加算される強調信号の加算値の大きさ順に求められる各視点用画像間の視点間信号差分が所定値となり、かつ、前記視点間信号差分が、前記所定値の2倍となる2枚の視点用画像が、いずれも左眼用画像、および右眼用画像を構成し、3次元立体視を実現するように、前記複数の抽出部は、前記2次元画像信号からなる入力画像信号の空間的な特徴量を複数に抽出する
    画像処理装置。
  3. 前記複数の強調信号を前記入力画像信号より減算することにより、前記複数の強調信号毎に第2の視点用画像を生成する複数の第2の画像生成部をさらに含み、
    前記複数の抽出部は、前記入力画像信号に対して加算、または減算される強調信号の加算値の大きさ順に求められる各視点用画像間の視点間信号差分が所定値となり、かつ、前記視点間信号差分が、前記所定値の2倍となる2枚の視点用画像が、いずれも左眼用画像、および右眼用画像を構成し、3次元立体視を実現するように、前記複数の抽出部は、前記2次元画像信号からなる入力画像信号の空間的な特徴量を複数に抽出する
    請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記入力画像信号が、連続的に所定の方向に隣接する画素単位で順次供給される場合、
    前記第1の画像生成部は、前記強調信号を現画素の前記入力画像信号に加算することにより、前記第1の視点用画像を生成する
    請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 2次元画像信号からなる入力画像信号の空間的な特徴量信号を複数に抽出する複数の抽出部における、前記2次元画像信号からなる入力画像信号の空間的な特徴量信号を複数に抽出する複数の抽出ステップと、
    前記複数の特徴量信号のそれぞれに対して強調処理を施して複数の強調信号を生成する複数の強調処理部における、前記複数の特徴量信号のそれぞれに対して強調処理を施して複数の強調信号を生成する複数の強調処理ステップと、
    前記複数の強調信号を前記入力画像信号に加算することにより、前記複数の強調信号毎に第1の視点用画像を生成する複数の第1の画像生成部における、前記複数の強調信号を前記入力画像信号に加算することにより、前記複数の強調信号毎に第1の視点用画像を生成する複数の第1の画像生成ステップととを含み、
    前記複数の抽出ステップの処理は、前記入力画像信号に対して加算される強調信号の加算値の大きさ順に求められる各視点用画像間の視点間信号差分が所定値となり、かつ、前記視点間信号差分が、前記所定値の2倍となる2枚の視点用画像が、いずれも左眼用画像、および右眼用画像を構成し、3次元立体視を実現するように、前記複数の抽出部は、前記2次元画像信号からなる入力画像信号の空間的な特徴量を複数に抽出する
    画像処理方法。
  6. 2次元画像信号からなる入力画像信号の空間的な特徴量信号を複数に抽出する複数の抽出部と、
    前記複数の特徴量信号のそれぞれに対して強調処理を施して複数の強調信号を生成する複数の強調処理部と、
    前記複数の強調信号を前記入力画像信号に加算することにより、前記複数の強調信号毎に第1の視点用画像を生成する複数の第1の画像生成部とを含み、
    前記複数の抽出部は、前記入力画像信号に対して加算される強調信号の加算値の大きさ順に求められる各視点用画像間の視点間信号差分が所定値となり、かつ、前記視点間信号差分が、前記所定値の2倍となる2枚の視点用画像が、いずれも左眼用画像、および右眼用画像を構成し、3次元立体視を実現するように、前記複数の抽出部は、前記2次元画像信号からなる入力画像信号の空間的な特徴量を複数に抽出する
    画像処理装置を制御するコンピュータに、
    前記複数の抽出部における、前記2次元画像信号からなる入力画像信号の空間的な特徴量信号を複数に抽出する複数の抽出ステップと、
    前記複数の強調処理部における、前記複数の特徴量信号のそれぞれに対して強調処理を施して複数の強調信号を生成する複数の強調処理ステップと、
    前記複数の第1の画像生成部における、前記複数の強調信号を前記入力画像信号に加算することにより、前記複数の強調信号毎に第1の視点用画像を生成する複数の第1の画像生成ステップとを含み、
    前記複数の抽出ステップの処理は、前記入力画像信号に対して加算される強調信号の加算値の大きさ順に求められる各視点用画像間の視点間信号差分が所定値となり、かつ、前記視点間信号差分が、前記所定値の2倍となる2枚の視点用画像が、いずれも左眼用画像、および右眼用画像を構成し、3次元立体視を実現するように、前記複数の抽出部は、前記2次元画像信号からなる入力画像信号の空間的な特徴量を複数に抽出する
    プログラム。
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