JP2013026065A - 衛星搭載用twta及びその待機時の運用方法 - Google Patents

衛星搭載用twta及びその待機時の運用方法 Download PDF

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Abstract

【課題】カソードの劣化を抑制しつつウォームアップ時間の短縮を図ることができるTWTAを提供する。
【解決手段】地球局と通信を行なうために衛星に搭載されるTWTA。電圧の印加に応じて電子銃のカソードを加熱する加熱手段を備える。定常電圧Vcを印加したとき、加熱手段は電子銃が電子ビームを生成可能となる温度Tcまでカソードを加熱するものとする。また、ゼロより大きくかつ定常電圧Vc未満の予め定められた電圧である待機電圧Vsを印加したとき、加熱手段は温度Tcよりも低い温度Tsまでカソードを加熱するものとする。このとき、可視時間に加熱手段に待機電圧Vsを印加することにより、温度Tsまでカソードを加熱して電子銃を待機させる。電子銃で電子ビームを生成する際、加熱手段に印加する電圧を定常電圧Vcに上げ、カソードの温度を温度Tcまで上げる。
【選択図】図2

Description

本発明はTWTA(Travelling Wave Tube Amplifier、進行波管増幅器)に関し、特に、通信衛星のTWTAに関する。
周回軌道上の人工衛星には、地球局から見える時間(可視時間)と見えない時間(非可視時間)があり、人工衛星と地球局は可視時間中に通信を行なう。人工衛星は常に地球局と通信可能ではなく、通信は可視時間中に限られる。
地球局とマイクロ波による通信を行なう人工衛星にはTWTAを搭載するものがある。一般に、TWTAは高電圧によりカソードからビーム電流を取り出して、信号増幅を行うが、ビーム電流を取り出しやすくするためにカソードのウォームアップを行っている。そのため、高電圧を印加して通信を開始する前には、運用準備(ウォームアップ開始)から運用開始までに時間がかかっていた。
このように、TWTAを搭載した人工衛星では、限られた人工衛星の可視時間から、更に、カソードをウォームアップするための所要時間を差し引いた残り時間が、地上局との間で通信可能な時間となっている。このような経緯から、ウォームアップの所要時間を短縮することが重要な課題となっている。
人工衛星に搭載される従来のTWTAは、通信を行なっていないときはフィラメントに印加する電圧をゼロにする。この種のTWTAでは、通信を行なう度毎にフィラメントに定常電圧を印加して、所定温度までカソードを加熱して通信を開始し、通信が終了すると再びフィラメントへの印加電圧をゼロに戻す。このような従来技術によれば、通信終了後にカソードの温度が下がるので、次に通信を行なうためには再びカソードをウォームアップするための時間を設ける必要がある。ウォームアップ時間中は通信を行なうことができないので、実質的には可視時間を短くしていることになる。
別の従来のTWTAには、実際に地球局と通信を行なっているか否かに関係なく、可視時間中は常に定常電圧をフィラメントに印加するものがある。この種のTWTAでは、可視時間中のカソードは常に通信可能な温度に保たれていて常時通信可能であるため、前述のTWTAのようにウォームアップ時間が可視時間を実質的に短縮する恐れはない。しかし、通信を行なっていないときにも通信中と同様にカソードを加熱することになる。一般に、カソードにはバリウムが含まれるが、バリウムはカソードの温度が高いほど蒸発しやすい。このため、この種のTWTAでは、カソードの劣化が早く、電子銃の寿命が短い。
人工衛星に搭載されるTWTAに関連する技術は例えば特許文献1に記載されている。
特開平11―238470号公報
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、カソードの劣化を抑制しつつウォームアップ時間の短縮を図ることができるTWTAを提供することである。
上述の課題を解決するため、本発明は、その一態様として、地球局と通信を行なうために衛星に搭載されるTWTA(Travelling Wave Tube Amplifier、進行波管増幅器)において、電圧の印加に応じて前記電子銃のカソードを加熱する加熱手段を備え、定常電圧Vcを印加したとき、前記加熱手段は前記電子銃が電子ビームを生成可能となる温度Tcまで前記カソードを加熱し、ゼロより大きくかつ前記定常電圧Vc未満の予め定められた電圧である待機電圧Vsを印加したとき、前記加熱手段は前記温度Tcよりも低い温度Tsまで前記カソードを加熱するとして、更に、前記衛星が前記地球局から見える可視時間の間に、前記加熱手段に前記待機電圧Vsを印加することにより、前記温度Tsまで前記カソードを加熱して、前記電子銃を待機させる手段と、前記可視時間の間に、前記電子銃で電子ビームを生成するため、前記加熱手段に印加する電圧を前記定常電圧Vcに上げることにより、前記カソードの温度を前記温度Tcまで上げる手段と、を備えることを特徴とするTWTAを提供する。
また、本発明は、他の一態様として、TWTAを介して地球局と通信を行なう衛星の前記TWTAの待機時の運用方法において、電圧の印加に応じて前記電子銃のカソードを加熱する手段を加熱手段とし、定常電圧Vcを印加したとき、前記加熱手段は前記電子銃が電子ビームを生成可能となる温度Tcまで前記カソードを加熱し、ゼロより大きくかつ前記定常電圧Vc未満の予め定められた電圧である待機電圧Vsを印加したとき、前記加熱手段は前記温度Tcよりも低い温度Tsまで前記カソードを加熱するとして、前記方法は、前記衛星が前記地球局から見える可視時間の間に、前記加熱手段に前記待機電圧Vsを印加することにより、前記温度Tsまで前記カソードを加熱して、前記電子銃を待機させる段階と、前記可視時間の間に、前記電子銃でビームを生成するため、前記加熱手段に印加する電圧を前記定常電圧Vcに上げることにより、前記カソードの温度を前記温度Tcまで上げる段階と、を含むことを特徴とする方法を提供する。
本発明によれば、衛星が可視時間にあるとき、まずカソードを温度Tsに予熱して待機し、電子銃で電子を射出する際、カソードを温度Tcに加熱する。このため、待機電圧を印加しない場合と比較して短時間でウォームアップを完了することができる。また、定常電圧をそのまま待機電圧とする場合と比較して、カソードの劣化を抑制することができる。
本発明の一実施の形態であるTWTA1のブロック図である。 TWTA1の動作状態の遷移を説明するための図である。 TWTA1の動作状態の遷移を説明するための図である。
本発明の一実施の形態であるTWTA1について図面を参照して説明する。TWTA1は地球の軌道を周回する通信衛星等の人工衛星に設けられて、地球局と通信を行なうための電波を出力する。
TWTA1は、電子銃2、へリックス型遅波回路3、電子銃2のウォームアップ回路4、高圧電源5、多段コレクタ6を備える。
電子銃2はRF信号を増幅するための電子ビームを生成する。電子ビームを生成するためには、電子銃2のカソードは予め所定の温度まで加熱しておく必要がある。電子銃2が電子ビームを生成可能なときのカソードの温度をTcとする。
高圧電源5は、ヘリックス型遅波回路3と多段コレクタ6に接続されていて、電子ビームの照射のON/OFF動作を行う。
ウォームアップ回路4はフィラメント2aに電圧を印加する。フィラメント2aにより、電子ビームの生成に先立って電子銃2のカソードを加熱し、カソードのウォームアップを行なう。カソードを温度Tcに加熱するためにフィラメント2aに印加する電圧を定常電圧Vcとする。
ウォームアップ回路4はウォームアップ動作を制御するウォームアップ制御装置4aを備える。ウォームアップ制御装置4aは、TWTA1の外部装置である通信制御装置7からの制御信号に応じて、フィラメント2aへの印加電圧を制御する。通信制諸装置7からの制御信号としては、例えば通信を行なう旨の制御信号、通信を終了する旨の制御信号があり、より具体的には、人工衛星と地球局との間で送受信されるセッション確立の要求信号、セッション開放の要求信号の生成乃至受信に応じ、通信制御装置7が生成する制御信号がある。セッション確立要求信号の入力に応じて、ウォームアップ制御装置4aは、ウォームアップ回路4に定常電圧Vcを出力させる一方、セッション開放要求信号の入力に応じて、ウォームアップ制御装置4aは、ウォームアップ回路4に所定の待機電圧Vsを出力させる。ウォームアップ制御装置4aは例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)であるが、これに限定されるものではなく、フィラメントへの印加電圧の設定値を変更可能に構成した回路をウォームアップ制御装置4aとしてもよい。
電子銃2が生成した電子ビームはヘリックス型遅波回路3に照射される。また、ヘリックス型遅波回路3には外部からRF入力信号3aが入力される。ヘリックス型遅波回路3は、照射された電子ビームによってRF入力信号3aを増幅し、RF出力信号3bとして出力する。
多段コレクタ6はヘリックス型遅波回路3から出力される不要な電子ビームを回収する。
上述のように、TWTA1は地球の軌道を周回する人工衛星に搭載される。人工衛星は地球局から見えるとき(可視時間)と見えないとき(非可視時間)がある。本発明では可視時間中のフィラメント2aに印加する電圧をゼロから定常電圧Vcの間で制御する。これにより、地球局と通信を行なう際にカソードの温度がTcまで上昇するまでの時間を短縮したTWTAを提供することができ、このTWTAを搭載した周回軌道衛星の可視時間を有効に活用することができる。
また、一般に、カソードの温度が上昇すると、カソードに含浸しているバリウムが蒸発し、カソードが劣化する。本発明では、フィラメント2aへの印加電圧をゼロから定常電圧の間で適宜制御し、カソードの温度が低い期間が存在する。このため、このため、本発明では、フィラメントに常時定常電圧を印加する場合と比較して、カソードの劣化を最小限に抑え、電子銃の長寿命化を図ることができる。
更に、本発明は、ウォームアップ制御装置4aの動作を変更するだけで実現することができる。ウォームアップ制御装置4aは例えばFPGAで構成されており、この場合、FPGAのプログラムを変更するだけでフィラメント2aへの印加電圧を変更することができる。
本実施例では、可視時間中のフィラメント2aに印加する電圧を、TWTA1を介して人工衛星が行なう通信の有無に応じて、定常電圧Vcと、待機電圧Vsの2段階に制御する。待機電圧Vsはゼロより大きく定常電圧Vc未満の電圧であり、例えば定常電圧Vcの70%である。待機電圧Vsを印加し続けるとカソードの温度はTsまで上昇するものとする。
図2を参照してウォームアップ制御装置4aによるウォームアップ動作を中心としてTWTA1の動作について説明する。
始めにウォームアップ回路4はフィラメント2aに電圧を徐々に印加していく(ステップS20)。印加電圧がVcまで増加し、カソードが約5分間でウォームアップされ、カソードの温度はTcまで上昇する(状態S21)。カソードのウォームアップ後、高圧電源5がONとなり電子ビームがヘリックス型遅波回路3へ照射され、へリックス内で発生する磁界と電子ビームの相互作用でRF入力信号3aを増幅しRF出力信号3bとして出力する(状態S22)。
可視時間のうち、通信を行わない時間帯では、高圧電源5をOFFする。また、ウォームアップ回路4は出力電圧を待機電圧Vsに切り替えてフィラメント2aに印加する。次に通信を行なうときまで、ウォームアップ回路4は待機電圧Vsをフィラメント2aに印加し続け、この間、カソードは温度Tsを維持する(状態S23)。
以後、可視時間中は通信の有無に応じて状態S21、S22、S23を遷移する。例えば人工衛星が地球局に対してセッション確立を要求するとき、通信制御装置7はセッション確立要求信号を生成するが、このとき同時に通信制御装置7は通信の開始をウォームアップ制御装置4aに通知する制御信号を送信し、この制御信号に応答して、ウォームアップ制御装置4aは、フィラメント2aへの印加電圧を待機電圧Vsから定常電圧Vcに切り替えて、状態S23から状態S21へ移行し、カソードの温度がTcまで上昇すると更に状態S22へ移行する。逆に、現に確立しているセッションの開放要求を地球局から受けたとき、通信制御装置7はセッション開放時に通信の終了をウォームアップ制御装置4bに通知する制御信号を送信し、この制御信号に応答して、ウォームアップ制御装置4aは、フィラメント2aへの印加電圧を定常電圧Vcから待機電圧Vsに切り替えて、状態S21から状態S23に移行する。
フィラメント2aへの印加電圧をゼロから定常電圧Vcに上げて、カソードの温度がTcになるまでの所要時間が5分であり、待機電圧Vsとして定常電圧の70%を印加するとする。このとき、待機状態である状態S23では、フィラメント2aに予め待機電圧Vs1を印加して、カソードの温度をTs1に維持する。温度Ts1から温度Tcまでカソードの温度を上げるまでの所要時間は、およそ5分×60秒×(100−70)/100=90秒程度である。
人工衛星が可視時間から非可視時間に入ると、ウォームアップ回路4はフィラメント2aへの印加電圧をゼロにする。
本実施例によれば、カソードをウォームアップする際にフィラメントへ印加する電圧として、定常電圧Vcと、例えば定常電圧Vcの70%の待機電圧Vsとの2種類の電圧を用意しておき、TWTA1にて通信を行なわないときは待機電圧Vsをフィラメントに印加する。待機電圧Vsを印加しているときのカソードの温度はTsなので、次回通信を行なう際にはカソードを温度Tsから温度Tcまで上昇させればよい。また、このときのカソード温度Tsは温度Tcよりも低いので、定常電圧Vcをフィラメントに印加しているときと比較して、カソードの劣化を抑制することができる。
実施例1ではウォームアップ回路4は定常電圧Vcと1段階の待機電圧Vsの2段階の電圧を出力する。これに対し、本実施例では、待機電圧として2段階の待機電圧Vs1、Vs2を出力し、定常電圧Vcとあわせて3段階の電圧を出力する。
図3を参照して説明する。状態S30、S31、S32はそれぞれ前述の状態S20、S21、S22と同様なので説明を省略する。状態S23には2つの状態S33a、S33bが対応し、それぞれ、定常電圧Vcの85%である待機電圧Vs1(状態S33a)と、定常電圧Vcの70%の電圧である待機電圧Vs2(状態S33b)との2段階の待機電圧のいずれかをウォームアップ回路4はフィラメント2aに出力する。ウォームアップ制御装置4aは、通信制御装置7から通信実行の指示を最後に受け取ってからの経過時間を計測し、経過時間が20分を越えると状態S33aに移行し、経過時間が40分を越えると状態S33bに移行する。待機電圧Vs1をフィラメント2aに印加し続けたとき電子銃2のカソードは温度Ts1になり、待機電圧Vs2を印加し続けたときは温度Ts2になるとする。
フィラメント2aへの印加電圧をゼロから定常電圧Vcに上げて、カソードの温度がTcになるまでの所要時間が5分であるとする。このとき、フィラメント2aに予め待機電圧Vs1を印加して、カソードを温度Ts1まで加熱してあると、およそ5分×60秒×(100−85)/100=45秒程度でウォームアップが完了する。一方、フィラメント2aに予め待機電圧Vs2を印加してカソードを温度Ts2まで加熱してあると、同様に90秒程度でウォームアップが完了する。このように、待機電圧を2段階以上にしておくことにより、TWTA1を介して通信を行なう人工衛星が置かれている状況に応じて、ウォームアップ時間の短縮とカソードの長寿命化とのバランスを最適化することができる。
以上、本発明を実施の形態及び実施例に則して説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。実施例2では待機電圧を2段階設けることとしたが、3段階以上設けることとしてもよい。また、待機電圧を連続的に変化させることとしてもよい。また、こうした待機電圧の上限として、定常電圧を含めることとしてもよい。
1 TWTA(Travelling Wave Tube Amplifier、進行波管増幅器)
2 電子銃
3 ヘリックス型遅波回路
3a RF入力信号(RF IN)
3b RF出力信号(RF OUT)
4 ウォームアップ回路
4a ウォームアップ制御装置
5 高圧電源
6 多段コレクタ

Claims (9)

  1. 地球局と通信を行なうために人工衛星に搭載されるTWTA(Travelling Wave Tube Amplifier、進行波管増幅器)において、
    電圧の印加に応じて前記電子銃のカソードを加熱する加熱手段を備え、
    定常電圧Vcを印加したとき、前記加熱手段は前記電子銃が電子ビームを生成可能となる温度Tcまで前記カソードを加熱し、
    ゼロより大きくかつ前記定常電圧Vc未満の予め定められた電圧である待機電圧Vsを印加したとき、前記加熱手段は前記温度Tcよりも低い温度Tsまで前記カソードを加熱するとして、
    更に、
    前記衛星が前記地球局から見える可視時間の間に、前記加熱手段に前記待機電圧Vsを印加することにより、前記温度Tsまで前記カソードを加熱して、前記電子銃を待機させる手段と、
    前記可視時間の間に、前記電子銃で電子ビームを生成するため、前記加熱手段に印加する電圧を前記定常電圧Vcに上げることにより、前記カソードの温度を前記温度Tcまで上げる手段と、
    を備えることを特徴とするTWTA。
  2. Vs1<Vs2<…<Vsn(nは2以上の自然数)であるVs1、Vs2、…、Vsnをそれぞれ前記待機電圧とすることを特徴とする請求項1に記載のTWTA。
  3. 前記人工衛星と地球局との通信の状態に応じて、前記Vs1、Vs2、…、Vsnのいずれかを選択することを特徴とする請求項2に記載のTWTA。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のTWTAを備える人工衛星。
  5. TWTA(Travelling Wave Tube Amplifier、進行波管増幅器)を介して地球局と通信を行なう衛星の前記TWTAの待機時の運用方法において、
    電圧の印加に応じて前記電子銃のカソードを加熱する手段を加熱手段とし、
    定常電圧Vcを印加したとき、前記加熱手段は前記電子銃が電子ビームを生成可能となる温度Tcまで前記カソードを加熱し、
    ゼロより大きくかつ前記定常電圧Vc未満の予め定められた電圧である待機電圧Vsを印加したとき、前記加熱手段は前記温度Tcよりも低い温度Tsまで前記カソードを加熱するとして、
    前記方法は、
    前記衛星が前記地球局から見える可視時間の間に、前記加熱手段に前記待機電圧Vsを印加することにより、前記温度Tsまで前記カソードを加熱して、前記電子銃を待機させる段階と、
    前記可視時間の間に、前記電子銃でビームを生成するため、前記加熱手段に印加する電圧を前記定常電圧Vcに上げることにより、前記カソードの温度を前記温度Tcまで上げる段階と、
    を含むことを特徴とする方法。
  6. Vs1<Vs2<…<Vsn(nは2以上の自然数)であるVs1、Vs2、…、Vsnをそれぞれ前記待機電圧とすることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記人工衛星と地球局との通信の状態に応じて、前記Vs1、Vs2、…、Vsnのいずれかを選択することを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. コンピュータに請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の方法の各段階を実行させることを特徴とするプログラム。
  9. 請求項8に記載のプログラムを格納し、前記プログラムに従って動作するコンピュータ。
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JP2014176093A (ja) * 2013-03-08 2014-09-22 Tesat Spacecom Gmbh & Co Kg 進行波管モジュールを動作させる方法

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