JP2013025171A - アダプター、カメラシステム、およびアダプター制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】レンズ交換式のカメラシステムにおいて、様々な種類の光学系を適切に機能させることができるアダプターを提供する。
【解決手段】アダプターは、カメラボディを着脱可能な第1マウント部と、第1マウント部とは別に設けられ、交換レンズを着脱可能な第2マウント部と、第2マウント部に装着されている交換レンズから、交換レンズの特徴を示す情報を取得するアダプター制御部とを備え、アダプター制御部は、取得した情報に基づいて、交換レンズの名称を示す情報を生成することを特徴とする。
【選択図】図3
【解決手段】アダプターは、カメラボディを着脱可能な第1マウント部と、第1マウント部とは別に設けられ、交換レンズを着脱可能な第2マウント部と、第2マウント部に装着されている交換レンズから、交換レンズの特徴を示す情報を取得するアダプター制御部とを備え、アダプター制御部は、取得した情報に基づいて、交換レンズの名称を示す情報を生成することを特徴とする。
【選択図】図3
Description
本発明は、アダプター、カメラシステム、およびアダプター制御プログラムに関する。
カメラボディとカメラボディに着脱可能な交換レンズとを備えるレンズ交換式のカメラシステムがある(例えば、特許文献1参照)。
このレンズ交換式のカメラシステムにおいては、カメラボディに装着される交換レンズを変更することにより、様々な種類の光学系を介しての撮像が可能である。
このレンズ交換式のカメラシステムにおいては、カメラボディに装着される交換レンズを変更することにより、様々な種類の光学系を介しての撮像が可能である。
近年、デジタル方式のカメラシステムにおいては、従来よりもカメラボディのサイズが小型化された新しいレンズ交換式のカメラシステムが開発されている。
しかしながら、この新しいレンズ交換式のカメラシステムのカメラボディには、既存のカメラシステムの交換レンズを装着させて機能させることができない場合がある。
ところで、既存の交換レンズは、一般に広く普及している。そのため、新しいレンズ交換式のカメラシステムにおいて、様々な種類の光学系を介しての撮像を可能にするためには、既存の交換レンズも装着させて機能させることができるようになることが望まれている。
しかしながら、この新しいレンズ交換式のカメラシステムのカメラボディには、既存のカメラシステムの交換レンズを装着させて機能させることができない場合がある。
ところで、既存の交換レンズは、一般に広く普及している。そのため、新しいレンズ交換式のカメラシステムにおいて、様々な種類の光学系を介しての撮像を可能にするためには、既存の交換レンズも装着させて機能させることができるようになることが望まれている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、レンズ交換式のカメラシステムにおいて、様々な種類の光学系を適切に機能させることができるアダプター、カメラシステム、およびアダプター制御プログラムを提供することにある。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、カメラボディを着脱可能な第1マウント部と、前記第1マウント部とは別に設けられ、交換レンズを着脱可能な第2マウント部と、前記第2マウント部に装着されている前記交換レンズから、前記交換レンズの特徴を示す情報を取得するアダプター制御部と、を備え、前記アダプター制御部は、前記取得した情報に基づいて、前記交換レンズの名称を示す情報を生成することを特徴とするアダプターである。
また、本発明は、上記記載のアダプターと、前記第1マウント部に装着された前記カメラボディと、前記第2マウント部に装着された前記交換レンズと、を備えることを特徴とするカメラシステムである。
また、本発明は、カメラボディを着脱可能な第1マウント部と、前記第1マウント部とは別に設けられ、交換レンズを着脱可能な第2マウント部と、を備えたアダプターに設けられているアダプター制御部を制御するアダプター制御プログラムであって、前記第2マウント部に装着されている前記交換レンズから、前記交換レンズの特徴を示す情報を取得するステップと、前記取得した情報に基づいて、前記交換レンズの名称を示す情報を生成するステップと、を含むことを特徴とするアダプター制御プログラムである。
また、本発明は、上記記載のアダプターと、前記第1マウント部に装着された前記カメラボディと、前記第2マウント部に装着された前記交換レンズと、を備えることを特徴とするカメラシステムである。
また、本発明は、カメラボディを着脱可能な第1マウント部と、前記第1マウント部とは別に設けられ、交換レンズを着脱可能な第2マウント部と、を備えたアダプターに設けられているアダプター制御部を制御するアダプター制御プログラムであって、前記第2マウント部に装着されている前記交換レンズから、前記交換レンズの特徴を示す情報を取得するステップと、前記取得した情報に基づいて、前記交換レンズの名称を示す情報を生成するステップと、を含むことを特徴とするアダプター制御プログラムである。
この発明によれば、レンズ交換式のカメラシステムにおいて、様々な種類の光学系を適切に機能させることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、この発明の一実施形態によるカメラシステム1の構成を示す斜視図である。
図1に示すカメラシステム1は、レンズ交換式のカメラシステムであり、カメラボディ100と、交換レンズ200と、カメラボディ100と交換レンズ200との間に設けられ、カメラボディ100と交換レンズ200とに対してそれぞれ着脱可能に固定されるアダプター300と、を備えている。
この図において、アダプター300は、カメラボディ100に装着されている。また、交換レンズ200は、アダプター300を介してカメラボディ100に装着されている。
図1は、この発明の一実施形態によるカメラシステム1の構成を示す斜視図である。
図1に示すカメラシステム1は、レンズ交換式のカメラシステムであり、カメラボディ100と、交換レンズ200と、カメラボディ100と交換レンズ200との間に設けられ、カメラボディ100と交換レンズ200とに対してそれぞれ着脱可能に固定されるアダプター300と、を備えている。
この図において、アダプター300は、カメラボディ100に装着されている。また、交換レンズ200は、アダプター300を介してカメラボディ100に装着されている。
このカメラシステム1において、カメラボディ100が備えているレンズマウントであるカメラボディ側マウント101の仕様と、交換レンズ200が備えているレンズマウントであるレンズ側マウント201の仕様とは、互いに異なる仕様である。例えば、カメラボディ側マウント101の仕様とレンズ側マウント201の仕様とでは、マウント形状の仕様、電気的に接続される接続端子の仕様が互いに異なる。また、該接続端子を介して通信される通信規格や通信データの種類等も互いに異なる。そのため、交換レンズ200をカメラボディ100に直接装着することはできない。
そこで、アダプター300は、カメラボディ100と交換レンズ200とを間接的に装着可能にするマウントアダプターとして構成されている。さらに、アダプター300は、互いに異なる通信規格や通信データの種類を持つカメラボディ100と交換レンズ200との間で、それら通信規格等を変更すること無く、両者間の通信を可能とするように構成されている。
また、カメラボディ100は、電源釦131と、レリーズ釦132と、背面操作部133と、表示部150と、を備えている。
電源釦131は、カメラボディ100における主電源のオンとオフとを切替えるための操作部材である。
レリーズ釦132は、撮影処理開始の指示を受け付ける操作部材である。例えば、レリーズ釦132は、半押しされた状態(半押し状態、例えば、焦点調整、露出調整等を受け付ける状態)と全押しされた状態(全押し状態、例えば、露光開始の指示を受け付ける状態)との2種類の撮影処理開始の指示を受け付ける。
背面操作部133は、カメラボディ100の筐体面のうちカメラボディ側マウント101を備えている面と反対面である背面に設けられている。背面操作部133は、例えば、動作モードの選択釦(例えば、モードダイヤル)、または、各種設定条件の選択釦(例えば、メニュー釦や上下左右選択釦)等の操作部材を含んで構成されている。
表示部150は、背面操作部133と同様に背面に設けられており、撮影された画像、または、各種設定条件を選択させるメニュー画面等を表示する。表示部150は、例えば、液晶ディスプレイ、または有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等を含んで構成されている。
そこで、アダプター300は、カメラボディ100と交換レンズ200とを間接的に装着可能にするマウントアダプターとして構成されている。さらに、アダプター300は、互いに異なる通信規格や通信データの種類を持つカメラボディ100と交換レンズ200との間で、それら通信規格等を変更すること無く、両者間の通信を可能とするように構成されている。
また、カメラボディ100は、電源釦131と、レリーズ釦132と、背面操作部133と、表示部150と、を備えている。
電源釦131は、カメラボディ100における主電源のオンとオフとを切替えるための操作部材である。
レリーズ釦132は、撮影処理開始の指示を受け付ける操作部材である。例えば、レリーズ釦132は、半押しされた状態(半押し状態、例えば、焦点調整、露出調整等を受け付ける状態)と全押しされた状態(全押し状態、例えば、露光開始の指示を受け付ける状態)との2種類の撮影処理開始の指示を受け付ける。
背面操作部133は、カメラボディ100の筐体面のうちカメラボディ側マウント101を備えている面と反対面である背面に設けられている。背面操作部133は、例えば、動作モードの選択釦(例えば、モードダイヤル)、または、各種設定条件の選択釦(例えば、メニュー釦や上下左右選択釦)等の操作部材を含んで構成されている。
表示部150は、背面操作部133と同様に背面に設けられており、撮影された画像、または、各種設定条件を選択させるメニュー画面等を表示する。表示部150は、例えば、液晶ディスプレイ、または有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等を含んで構成されている。
図2は、本実施形態によるアダプター300の構成の一例を示す斜視図である。
アダプター300は、カメラボディ100を着脱可能な第1マウント部と、第1マウント部とは別に設けられており、交換レンズ200を着脱可能な第2マウント部と、を備えている。
例えば図2に示すように、アダプター300は、カメラボディ100が備えているカメラボディ側マウント101に着脱可能な第1マウント301(第1マウント部)と、交換レンズ200が備えているレンズ側マウント201に着脱可能な第2マウント302(第2マウント部)と、を備えている。
なお、第1マウント301の近傍には、カメラボディ側マウント101の近傍に設けられている複数の電気的な接続端子のそれぞれに対応する、複数の電気的な接続端子(マウント接点)が設けられて入る。これにより、アダプター300は、カメラボディ100に装着されると、これら複数の接続端子を介して、カメラボディ100と電気的に接続される。
また、第2マウント302の近傍には、レンズ側マウント201の近傍に設けられている複数の電気的な接続端子のそれぞれに対応する複数の電気的な接続端子を備えている。これにより、アダプター300は、交換レンズ200に装着されると、これら複数の接続端子を介して交換レンズ200と電気的に接続される。
アダプター300は、カメラボディ100を着脱可能な第1マウント部と、第1マウント部とは別に設けられており、交換レンズ200を着脱可能な第2マウント部と、を備えている。
例えば図2に示すように、アダプター300は、カメラボディ100が備えているカメラボディ側マウント101に着脱可能な第1マウント301(第1マウント部)と、交換レンズ200が備えているレンズ側マウント201に着脱可能な第2マウント302(第2マウント部)と、を備えている。
なお、第1マウント301の近傍には、カメラボディ側マウント101の近傍に設けられている複数の電気的な接続端子のそれぞれに対応する、複数の電気的な接続端子(マウント接点)が設けられて入る。これにより、アダプター300は、カメラボディ100に装着されると、これら複数の接続端子を介して、カメラボディ100と電気的に接続される。
また、第2マウント302の近傍には、レンズ側マウント201の近傍に設けられている複数の電気的な接続端子のそれぞれに対応する複数の電気的な接続端子を備えている。これにより、アダプター300は、交換レンズ200に装着されると、これら複数の接続端子を介して交換レンズ200と電気的に接続される。
また、アダプター300は、アダプター300を三脚に取り付け可能とするための三脚座305と、レンズ着脱釦306と、絞り連動レバー350と、を備えている。
レンズ着脱釦306は、交換レンズ200が装着されることに応じて機械的にロックされるロック機構のロックを解除するための釦である。つまり、レンズ着脱釦306は、ユーザが、アダプター300に装着されている交換レンズ200を取り外す際に操作する操作部材である。
レンズ着脱釦306は、交換レンズ200が装着されることに応じて機械的にロックされるロック機構のロックを解除するための釦である。つまり、レンズ着脱釦306は、ユーザが、アダプター300に装着されている交換レンズ200を取り外す際に操作する操作部材である。
絞り連動レバー350(絞り連動機構部)は、交換レンズ200の絞りによる絞り開口径(絞りによる絞り込み量、開口サイズ、開口率、絞り値)を変化させる複数の絞り羽根を含む絞り機構251(図3参照)を変位させるためのレバーとしてアダプター300に備えられている。絞り連動レバー350の位置が、アダプター300の内周に沿った方向に移動することで、交換レンズ200の絞りの開口径が変化するよう構成されている。
例えば、交換レンズ200は、絞り機構251を変位させる絞りレバー252(図3参照)を備えている。したがって、交換レンズ200の絞り開口径は、絞りレバー252の位置が移動することで変位する。そして絞りレバー252は、絞り連動レバー350と勘合し、絞り連動レバー350と連動して移動するよう構成されている。このため交換レンズ200の絞り開口径は、絞り連動レバー350の位置が移動することで変化する。
すなわち、絞り連動レバー350は、交換レンズ200が備えている絞り機構251(絞り)の絞り値に応じた位置に移動する。
例えば、交換レンズ200は、絞り機構251を変位させる絞りレバー252(図3参照)を備えている。したがって、交換レンズ200の絞り開口径は、絞りレバー252の位置が移動することで変位する。そして絞りレバー252は、絞り連動レバー350と勘合し、絞り連動レバー350と連動して移動するよう構成されている。このため交換レンズ200の絞り開口径は、絞り連動レバー350の位置が移動することで変化する。
すなわち、絞り連動レバー350は、交換レンズ200が備えている絞り機構251(絞り)の絞り値に応じた位置に移動する。
<カメラシステムのブロック構成の説明>
次に、図3を参照して、カメラシステム1のブロック構成について説明する。
図3は、本実施形態によるカメラシステム1の構成の一例を示す概略ブロック図である。この図において、カメラボディ100と交換レンズ200とは、アダプター300を介して装着されている。また、カメラボディ100、交換レンズ200、およびアダプター300がそれぞれ備える接続端子を介して、互いに電気的に接続されている。
次に、図3を参照して、カメラシステム1のブロック構成について説明する。
図3は、本実施形態によるカメラシステム1の構成の一例を示す概略ブロック図である。この図において、カメラボディ100と交換レンズ200とは、アダプター300を介して装着されている。また、カメラボディ100、交換レンズ200、およびアダプター300がそれぞれ備える接続端子を介して、互いに電気的に接続されている。
まず、カメラシステム1の構成の概略を説明する。
カメラボディ100は、接続部101sを含むカメラボディ側マウント101を備えている。アダプター300は、接続部301sを含む第1マウント301と、接続部302sを含む第2マウント302と、を備えている。交換レンズ200は、接続部201sを含むレンズ側マウント201を備えている。
カメラボディ100は、接続部101sを含むカメラボディ側マウント101を備えている。アダプター300は、接続部301sを含む第1マウント301と、接続部302sを含む第2マウント302と、を備えている。交換レンズ200は、接続部201sを含むレンズ側マウント201を備えている。
カメラボディ100とアダプター300とは、カメラボディ側マウント101および第1マウント301を介して装着(物理的に接続)されており、また接続部101sおよび接続部301sを介して電気的に接続されている。接続部101sと接続部301sはそれぞれ、互いに電気的に接続される12個の接続端子(端子Ta1〜Ta12と、端子Tb1〜Tb12)を備えており、この接続端子を介してカメラボディ100とアダプター300との間で給電(電圧の供給)および信号の授受(通信)が行われる。
なお、信号の授受(通信)は、カメラボディ100が備えているカメラ制御部110とアダプター300が備えているアダプター制御部310との間で行われる。
なお、信号の授受(通信)は、カメラボディ100が備えているカメラ制御部110とアダプター300が備えているアダプター制御部310との間で行われる。
また、交換レンズ200とアダプター300とは、レンズ側マウント201および第2マウント302を介して装着(物理的に接続)されており、また接続部201sおよび接続部302sを介して電気的に接続されている。接続部201sと接続部302sはそれぞれ、互いに電気的に接続される9個の接続端子(端子Tc1〜Tc9と、端子Td1〜Td9と)を備えており、この接続端子を介して交換レンズ200とアダプター300との間で給電(電圧の供給)および信号の授受(通信)が行われる。
なお、信号の授受(通信)は、交換レンズ200が備えているレンズ制御部210とアダプター300が備えているアダプター制御部310との間で行われる。
なお、信号の授受(通信)は、交換レンズ200が備えているレンズ制御部210とアダプター300が備えているアダプター制御部310との間で行われる。
(カメラボディの構成)
次に、カメラボディ100の構成について説明する。
カメラボディ100は、カメラ制御部110と、カメラ電源部120と、スイッチ125と、バッテリー部190Bと、接続部101s(端子Ta1〜Ta12)とを備えている。
接続部101sは、アダプター300が備えている接続部301sの12個の接続端子(端子Tb1〜Tb12)と互いに接続される接続端子として、端子Ta1〜Ta12の12個の接続端子を備えている。
なお、アダプター300の構成については後で詳細に説明する。
次に、カメラボディ100の構成について説明する。
カメラボディ100は、カメラ制御部110と、カメラ電源部120と、スイッチ125と、バッテリー部190Bと、接続部101s(端子Ta1〜Ta12)とを備えている。
接続部101sは、アダプター300が備えている接続部301sの12個の接続端子(端子Tb1〜Tb12)と互いに接続される接続端子として、端子Ta1〜Ta12の12個の接続端子を備えている。
なお、アダプター300の構成については後で詳細に説明する。
バッテリー部190Bは、バッテリー190を収納する。
バッテリー190は、カメラボディ100、交換レンズ200およびアダプター300に電圧を供給する。例えば、バッテリー190は、リチウムイオン2次電池またはニッケル水素2次電池等である。なお、バッテリー190は、アルカリ電池等の1次電池であってもよい。また、カメラボディ100は、バッテリー190から電圧が供給される構成に限られず、外部の直流電源(例えば、交流電源から直流電源に変換して電圧を供給するACアダプター等)から電圧が供給されてもよい。
バッテリー190は、カメラボディ100、交換レンズ200およびアダプター300に電圧を供給する。例えば、バッテリー190は、リチウムイオン2次電池またはニッケル水素2次電池等である。なお、バッテリー190は、アルカリ電池等の1次電池であってもよい。また、カメラボディ100は、バッテリー190から電圧が供給される構成に限られず、外部の直流電源(例えば、交流電源から直流電源に変換して電圧を供給するACアダプター等)から電圧が供給されてもよい。
カメラ電源部120は、バッテリー190から供給される電圧をカメラボディ100、またはカメラボディ100に接続されるカメラアクセサリーに供給できるようバッテリー電圧を変換(分圧)する。電圧例えば、カメラ電源部120は、バッテリー電圧を変換することで、カメラボディ100が備えている制御系回路(主にカメラ制御部110)に電圧を供給する電源Vcc0と、カメラ電源部120は、接続部101sに接続されるアダプター300に電圧を供給する第1電源系統である電源Vcc1とに分ける。この電源Vcc1の電圧は、アダプター300が備えている制御系回路(主にアダプター制御部310)に供給される。以下、この電源Vcc1を、制御系電源Vcc1と称する。
また、カメラ電源部120は、カメラ制御部110の制御により、制御系電源Vcc1による電圧の供給状態と供給停止状態とを切り替える。さらに、カメラ電源部120は、カメラ制御部110の制御により、供給可能な電力(電力量、給電量)を制御する。例えば、カメラ電源部120は、カメラシステム1において撮影処理を実行可能な程度に供給可能な電力(電力量、給電量)が多い状態(通常給電状態)と、撮影処理を実行不可能な程度に供給可能な電力(電力量、給電量)が少ない状態(小給電状態)とを切り替える。
なお、制御系電源Vcc1の電圧は、端子Ta3と端子Tb3を介してアダプター制御部310に供給される。
なお、制御系電源Vcc1の電圧は、端子Ta3と端子Tb3を介してアダプター制御部310に供給される。
また、バッテリー190の正極端子と端子Ta2とが、バッテリー部190Bとスイッチ125を介して接続されている。これにより、上述した第1電源系統である電源Vcc1とは別に、バッテリー190から第2電源系統である電源PWRが生成され、その電源PWRからの電圧がアダプター電源部320に供給される。電源PWRの電圧は、端子Ta2と端子Tb2とを介してアダプター電源部320に供給される。なお、バッテリー190に代えて、外部の直流電源から電源PWRの電圧が供給されてもよい。また、電源PWRは、制御系電源Vcc1に比べて供給可能な電圧が大きい電源系統である。以下、この電源PWRを、パワー系電源PWRと称する。なお、パワー系電源PWRは、制御系電源Vcc1に比べて供給可能な電力(電力量)が多い電源系統としてもよい。
また、パワー系電源PWRに対応するグランド(GND)であるパワー系グランドPGNDは、パワー系電源PWRの電圧が供給される各部および端子Ta1に接続されている。一方、制御系電源Vcc1に対応するグランドである制御系グランドSGNDは、端子Ta12に接続されている。また、パワー系グランドPGNDと制御系グランドSGNDは、バッテリー部190Bを介してそれぞれバッテリー190の負極端子と同電位のグランドになっている。
なお、制御系グランドSGNDは、電源Vcc0に対応するグランドでもあり、制御系グランドSGNDがカメラ制御部110のグランド端子に接続されている。
なお、制御系グランドSGNDは、電源Vcc0に対応するグランドでもあり、制御系グランドSGNDがカメラ制御部110のグランド端子に接続されている。
スイッチ125は、カメラ制御部110の制御により、導通状態と遮断状態(非導通状態)とを切り替える。すなわち、スイッチ125は、カメラ制御部110の制御により、パワー系電源PWRの電圧を、端子Ta2に対して供給するか否かを切り替える。
カメラ制御部110は、カメラ制御部110は、カメラ電源制御部111と、第1カメラ通信部112と、第2カメラ通信部113と、を備えている。カメラ制御部110は、カメラボディ100が備えている各部を制御するとともに、接続部101sを介して接続されるアダプター300のアダプター制御部310との間で第1データ通信系D1bと第2データ通信系D2bとの2系統の通信を行う。
カメラ電源制御部111は、カメラボディ100の状態、または、第1カメラ通信部112もしくは第2カメラ通信部113による通信状態に基づいて、カメラ電源部120およびスイッチ125を制御する。
なお、第1カメラ通信部112および第2カメラ通信部113はそれぞれ、第1データ通信系D1bと第2データ通信系D2bとの2系統の通信を、独立に実行する。
なお、第1カメラ通信部112および第2カメラ通信部113はそれぞれ、第1データ通信系D1bと第2データ通信系D2bとの2系統の通信を、独立に実行する。
第1データ通信系D1bは、シリアルインターフェース方式の全二重通信による通信系である。第1カメラ通信部112は、第1データ通信系D1bとして、信号RDY、CLK1、DATAB、DATALの4種類の信号の授受(通信)を行う。
信号RDYは、第1カメラ通信部112に対して通信可否を通知する信号である。この信号RDYは、後述する第1アダプター通信部312から第1カメラ通信部112に対して、端子Ta4を介して送信(出力)される。信号CLK1は、シリアル通信用のクロック信号である。このクロック信号CLK1は、第1カメラ通信部112から第1アダプター通信部312に対して、端子Ta5を介して送信(出力)される。信号DATABは、第1カメラ通信部112から第1アダプター通信部312に対して、端子Ta6を介して出力される、カメラボディ100に関するデータ信号である。信号DATALは、第1アダプター通信部312から第1カメラ通信部112に対して出力される、交換レンズ200に関するデータ信号である。第1カメラ通信部112は信号DATALを端子Ta7を介して受信する。
信号RDYは、第1カメラ通信部112に対して通信可否を通知する信号である。この信号RDYは、後述する第1アダプター通信部312から第1カメラ通信部112に対して、端子Ta4を介して送信(出力)される。信号CLK1は、シリアル通信用のクロック信号である。このクロック信号CLK1は、第1カメラ通信部112から第1アダプター通信部312に対して、端子Ta5を介して送信(出力)される。信号DATABは、第1カメラ通信部112から第1アダプター通信部312に対して、端子Ta6を介して出力される、カメラボディ100に関するデータ信号である。信号DATALは、第1アダプター通信部312から第1カメラ通信部112に対して出力される、交換レンズ200に関するデータ信号である。第1カメラ通信部112は信号DATALを端子Ta7を介して受信する。
第2データ通信系D2bは、シリアルインターフェース方式であって、カメラボディ100に対してデータが送信される単方向通信による通信系である。第2カメラ通信部113は、信号HREQ、HANS、HCLK、HDATAの4種類の信号の授受(通信)を行う。
信号HREQは、第2カメラ通信部113からの通信要求を示す信号であり、第2カメラ通信部113が、後述する第2アダプター通信部313に対して、端子Tb8を介して送信(出力)する。信号HANSは、第2カメラ通信部113への通信応答を示す信号であり、第2アダプター通信部313から第2カメラ通信部113に対して、端子Tb9を介して送信される。信号HCLKは、シリアル通信用のクロック信号である。このクロック信号HCLKは、第2カメラ通信部113から第2アダプター通信部313に対して、端子Tb10を介して送信(出力)される。信号HDATAは、第2アダプター通信部313から第2カメラ通信部113に対して、端子Tb11を介して送信されるレンズのデータ信号である。
信号HREQは、第2カメラ通信部113からの通信要求を示す信号であり、第2カメラ通信部113が、後述する第2アダプター通信部313に対して、端子Tb8を介して送信(出力)する。信号HANSは、第2カメラ通信部113への通信応答を示す信号であり、第2アダプター通信部313から第2カメラ通信部113に対して、端子Tb9を介して送信される。信号HCLKは、シリアル通信用のクロック信号である。このクロック信号HCLKは、第2カメラ通信部113から第2アダプター通信部313に対して、端子Tb10を介して送信(出力)される。信号HDATAは、第2アダプター通信部313から第2カメラ通信部113に対して、端子Tb11を介して送信されるレンズのデータ信号である。
なお、第1データ通信系D1b、および第2データ通信系D2bでの通信内容は、後で詳述する。
(交換レンズの構成)
次に、交換レンズ200の構成について説明する。
交換レンズ200は、接続部201s(端子Td1〜Td9)と、レンズ制御部210と、光学系220と、光学系駆動部230とを備えている。
光学系220を介して入射した被写体光(光学像)は、アダプター300を介してカメラボディ100が備えている周知の撮影素子(不図示)の受光面に導かれる。
光学系220は、レンズ221と、焦点調整用レンズ(以下、フォーカスレンズと称す)222と、光学像の像ぶれ補正用(防振用)レンズ(以下、VR(Vibration Reduction)レンズと称す)223と、絞りユニット250と、を備えている。
次に、交換レンズ200の構成について説明する。
交換レンズ200は、接続部201s(端子Td1〜Td9)と、レンズ制御部210と、光学系220と、光学系駆動部230とを備えている。
光学系220を介して入射した被写体光(光学像)は、アダプター300を介してカメラボディ100が備えている周知の撮影素子(不図示)の受光面に導かれる。
光学系220は、レンズ221と、焦点調整用レンズ(以下、フォーカスレンズと称す)222と、光学像の像ぶれ補正用(防振用)レンズ(以下、VR(Vibration Reduction)レンズと称す)223と、絞りユニット250と、を備えている。
絞りユニット250は、複数の絞り羽根を含む絞り機構251と、絞り機構251を機械的に操作する絞りレバー252とを備えている。したがって、交換レンズ200の絞り開口径は、絞りレバー252が絞り機構251を機械的に操作することで変化する。また、図3に記載のカメラシステム1における交換レンズ200は、絞り機構251を駆動するアクチュエータ等の動力源を内蔵しないレンズであり、アダプター300の絞り連動レバー350によって絞りレバー252を介して絞り機構251が駆動されるレンズである。
光学系駆動部230は、AF(Auto Focus)駆動部231と、AFエンコーダ232と、VR駆動部235と、を備えている。
AF駆動部231は、レンズ制御部210の制御によりフォーカスレンズ222を駆動させる。また、AFエンコーダ232は、フォーカスレンズ222の位置を検出してレンズ制御部210に検出結果を供給する。
VR駆動部235は、レンズ制御部210の制御によりVRレンズ223を駆動させる。
なお、交換レンズ200は、ユーザに手動操作されることによってフォーカスレンズ222の位置を移動させるフォーカスリングを備えている構成としてもよい。
AF駆動部231は、レンズ制御部210の制御によりフォーカスレンズ222を駆動させる。また、AFエンコーダ232は、フォーカスレンズ222の位置を検出してレンズ制御部210に検出結果を供給する。
VR駆動部235は、レンズ制御部210の制御によりVRレンズ223を駆動させる。
なお、交換レンズ200は、ユーザに手動操作されることによってフォーカスレンズ222の位置を移動させるフォーカスリングを備えている構成としてもよい。
接続部201sは、アダプター300が備えている接続部302sの9個の接続端子(端子Tc1〜Tc9)と互いに接続される接続端子として、9個の接続端子Td1〜Td9を備えている。
光学系駆動部230の電圧が供給される電源Vpは、端子Td2を介して供給される。以下、この電源Vpをレンズ駆動系電源Vpと称する。レンズ駆動系電源Vpはアダプター300を介してパワー系電源PWRから供給される。
例えば、AF駆動部231が備えているフォーカスレンズ222を駆動するアクチュエータ、およびVRレンズ223を駆動するアクチュエータ等のように消費電力が多い光学系駆動部230に、この端子Td2からレンズ駆動系電源Vpの電圧が供給される。また、レンズ駆動系電源Vpに対応するグランドであるパワー系グランドPGNDは、光学系駆動部230のグランド端子および端子Td1に接続されている。
光学系駆動部230の電圧が供給される電源Vpは、端子Td2を介して供給される。以下、この電源Vpをレンズ駆動系電源Vpと称する。レンズ駆動系電源Vpはアダプター300を介してパワー系電源PWRから供給される。
例えば、AF駆動部231が備えているフォーカスレンズ222を駆動するアクチュエータ、およびVRレンズ223を駆動するアクチュエータ等のように消費電力が多い光学系駆動部230に、この端子Td2からレンズ駆動系電源Vpの電圧が供給される。また、レンズ駆動系電源Vpに対応するグランドであるパワー系グランドPGNDは、光学系駆動部230のグランド端子および端子Td1に接続されている。
レンズ制御部210の電圧が供給される電源Vcは、端子Td3に接続されている。以下、この電源Vcをレンズ制御系電源Vcと称する。レンズ制御系電源Vcはアダプター300を介してパワー系電源PWRから供給される。
光学系駆動部230と比べて消費電力が少ないレンズ制御部210を含む制御系回路等に、この端子Td3を介してレンズ制御系電源Vcの電圧が供給される。また、レンズ制御系電源Vcに対応するグランドである制御系グランドSGNDは、レンズ制御部210のグランド端子および端子Td9に接続されている。
すなわち、パワー系グランドPGNDと制御系グランドSGNDとは、交換レンズ200において互いに接続されておらず、2系統のグランドに分離されている。
光学系駆動部230と比べて消費電力が少ないレンズ制御部210を含む制御系回路等に、この端子Td3を介してレンズ制御系電源Vcの電圧が供給される。また、レンズ制御系電源Vcに対応するグランドである制御系グランドSGNDは、レンズ制御部210のグランド端子および端子Td9に接続されている。
すなわち、パワー系グランドPGNDと制御系グランドSGNDとは、交換レンズ200において互いに接続されておらず、2系統のグランドに分離されている。
レンズ制御部210は、光学系制御部211と、第1レンズ通信部212と、第2レンズ通信部213と、を備えている。レンズ制御部210は、光学系駆動部230を制御するとともに、接続部201sを介して接続されるアダプター300のアダプター制御部310との間で第1データ通信系D1Lと第2データ通信系D2Lとの2系統の通信を制御する。
光学系制御部211は、光学系駆動部230を制御する。例えば、光学系制御部211は、アダプター300との通信状態に応じて、光学系駆動部230を初期化する。また、光学系制御部211は、アダプター300を介したカメラ制御部110の制御に応じて、フォーカスレンズ222またはVRレンズ223等の駆動要素を駆動するよう、光学系駆動部230を制御する。また、光学系制御部211は、光学系駆動部230から供給される光学系(駆動要素)220に関する情報(例えば、AFエンコーダ232に検出されたフォーカスレンズ222の位置等の情報)を取得する。
第1レンズ通信部212および第2レンズ通信部213は、それぞれ第1データ通信系D1Lと第2データ通信系D2Lとの2系統の通信を独立したタイミングで実行する。
第1データ通信系D1Lは、シリアルインターフェース方式の半二重通信による通信系である。第1レンズ通信部212は、第1データ通信系D1Lとして、信号R/W、CLK2、DATAの3種類の信号の通信を実行する。
信号R/Wは、後述するデータ信号の通信方向を示すリード/ライト信号であり、端子Td4を介して、後述する第1アダプター通信部312と第1レンズ通信部212との間で送受信される。信号CLK2は、シリアル通信用のクロック信号であり、第1アダプター通信部312から第1レンズ通信部212に対して、端子Td5を介して送信(出力)される。信号DATAは、第1アダプター通信部312と第1レンズ通信部212との間で、端子Td6を介して送受信されるデータ信号である。
第1データ通信系D1Lは、シリアルインターフェース方式の半二重通信による通信系である。第1レンズ通信部212は、第1データ通信系D1Lとして、信号R/W、CLK2、DATAの3種類の信号の通信を実行する。
信号R/Wは、後述するデータ信号の通信方向を示すリード/ライト信号であり、端子Td4を介して、後述する第1アダプター通信部312と第1レンズ通信部212との間で送受信される。信号CLK2は、シリアル通信用のクロック信号であり、第1アダプター通信部312から第1レンズ通信部212に対して、端子Td5を介して送信(出力)される。信号DATAは、第1アダプター通信部312と第1レンズ通信部212との間で、端子Td6を介して送受信されるデータ信号である。
第2データ通信系D2Lは、パルス通信方式であって、交換レンズ200からパルス信号が出力される単方向通信による通信系である。第2レンズ通信部213は、第2データ通信系D2Lとして、信号HLP1、HLP2の2種類のパルス信号を送信する。
信号HLP1は、端子Td7を介して後述する第2アダプター通信部313に送信されるパルス信号である。信号HLP2は、第2レンズ通信部213から第2アダプター通信部313に対して、端子Td8を介して出力されるパルス信号である。これらのパルス信号HLP1、HLP2は、AFエンコーダ232から出力される信号に応じたパルス信号である。
信号HLP1は、端子Td7を介して後述する第2アダプター通信部313に送信されるパルス信号である。信号HLP2は、第2レンズ通信部213から第2アダプター通信部313に対して、端子Td8を介して出力されるパルス信号である。これらのパルス信号HLP1、HLP2は、AFエンコーダ232から出力される信号に応じたパルス信号である。
なお、第1データ通信系D1L、および第2データ通信系D2Lにて通信される通信内容は、後で詳述する。
(アダプターの構成)
次に、アダプター300の構成について説明する。
アダプター300は、アダプター制御部310と、アダプター電源部320と、絞り連動レバー駆動部330(絞り連動機構駆動部)と、接続部301s(端子Tb1〜Tb12)と、接続部302s(端子Tc1〜Tc9)と、絞り連動レバー350と、を備えている。
次に、アダプター300の構成について説明する。
アダプター300は、アダプター制御部310と、アダプター電源部320と、絞り連動レバー駆動部330(絞り連動機構駆動部)と、接続部301s(端子Tb1〜Tb12)と、接続部302s(端子Tc1〜Tc9)と、絞り連動レバー350と、を備えている。
接続部301sは、カメラボディ100側の既述の12個の接続端子Ta1〜Ta12と互いに接続される、12個の接続端子Tb1〜Tb12を備えている。アダプター300とカメラボディ100とが接続部301sおよび接続部101sを介して接続されることにより、接続部301sの端子Tb1〜Tb12のそれぞれの端子は、接続部101sの端子Ta1〜Ta12のそれぞれ対応する接続端子と電気的に接続する。
また、接続部302sは、交換レンズ200側の既述の9個の接続端子(端子Td1〜Td9)と互いに接続される、9個の接続端子Tc1〜Tc9を備えている。アダプター300と交換レンズ200とが、接続部302sおよび接続部201sを介して接続されることにより、接続部302sの端子Tc1〜Tc9のそれぞれの端子は、接続部201sの端子Td1〜Td9のそれぞれ対応する接続端子と接続する。
端子Tb2は端子Ta2に接続され、端子Tb3は端子Ta3に接続される。これにより、カメラボディ100から、端子Ta2を介して端子Tb2にパワー系電源PWRの電圧が供給され、端子Ta3を介して端子Tb3に制御系電源Vcc1の電圧が供給される。これにより、アダプター電源部320には、カメラボディ100から端子Ta2および端子Tb2を介してパワー系電源PWRの電圧が供給される。
一方、アダプター制御部310には、カメラボディ100から端子Ta3および端子Tb3を介して制御系電源Vcc1の電圧が供給される。
一方、アダプター制御部310には、カメラボディ100から端子Ta3および端子Tb3を介して制御系電源Vcc1の電圧が供給される。
このように、アダプター300には、カメラボディ100から制御系電源Vcc1の電圧(第1電源系統の電圧)と、制御系電源Vcc1と比べて供給可能な電圧が大きいパワー系電源PWRの電圧(第2電源系統の電圧)の両方が供給される。アダプター電源部320に供給されたパワー系電源PWRの電圧は、交換レンズ200に電圧を供給するレンズ系電源系統として、レンズ駆動系電源Vp(第3電源系統)とレンズ制御系電源Vc(第4電源系統)とに分けられる(変換される)。例えば、アダプター電源部320は、カメラボディ100から供給されたパワー系電源PWRから、交換レンズ200に対して給電するレンズ駆動系電源Vpおよびレンズ制御系電源Vcの供給電圧を生成する。
なお、レンズ駆動系電源Vpから供給される電圧は、レンズ制御系電源Vcから供給される電圧よりも大きい。また、レンズ駆動系電源Vpから供給される負荷における消費電力が、レンズ制御系電源Vcから供給される負荷における消費電力に比べて多いとしてもよい。
なお、レンズ駆動系電源Vpから供給される電圧は、レンズ制御系電源Vcから供給される電圧よりも大きい。また、レンズ駆動系電源Vpから供給される負荷における消費電力が、レンズ制御系電源Vcから供給される負荷における消費電力に比べて多いとしてもよい。
さらに、アダプター電源部320に供給されたパワー系電源PWRからは、上述したレンズ駆動系電源Vpとレンズ制御系電源Vcとは別に、絞り連動レバー駆動部330に電圧を供給する電源Vm(第5電源系統)も生成される(分けられる)。以下、この電源Vmを絞り駆動用電源Vmと称する。
例えば、アダプター電源部320は、パワー系電源PWRの電圧を予め定められた絞り駆動用電源Vmの電圧に変換する電圧変換部を備えている。この電圧変換部は、例えば、DC−DCコンバータを備えている。また、この電圧変換部は、例えば予め定められた電圧(予め定められた絞り駆動用電源Vmの電圧)まで昇降圧した電圧に変換する。そして、アダプター電源部320は、生成した絞り駆動用電源Vmの電圧を絞り連動レバー駆動部330に供給する。
なお、アダプター電源部320は、絞り駆動用電源Vmの電圧に基づいてレンズ制御系電源Vcの電圧を変換する(生成する)第1レギュレータ部を備える構成としてもよい。例えば、この第1レギュレータ部は、絞り駆動用電源Vmの電圧を予め定められた電圧(予め定められたレンズ制御系電源Vcの電圧)まで降圧した電圧に変換する。また、例えば、この第1レギュレータ部は、第1リニアレギュレータを備えている構成としてもよい。なお、絞り駆動用電源Vmの電圧は、レンズ制御系電源Vcの電圧より高い電圧に設定されている。
また、アダプター電源部320は、パワー系電源PWRの電圧に基づいてレンズ駆動系電源Vpの電圧を変換する(生成する)第2レギュレータ部を備えている構成としてもよい。例えば、この第2レギュレータ部は、パワー系電源PWRの電圧を予め定められた電圧(予め定められたレンズ駆動系電源Vpの電圧)まで降圧した電圧に変換する。また、例えば、この第2レギュレータ部は、第2リニアレギュレータを備えている構成としてもよい。なお、この場合、第2レギュレータ部は、第1レギュレータ部と比べて供給可能な電圧が大きくなる(給電量が多い)ように構成されている。また、アダプター電源部320は、電源電圧を検出する電圧検出部を備え、検出結果をアダプター制御部310に供給する。
なお、アダプター電源部320の内部構成については、図4を用いて後述する。
例えば、アダプター電源部320は、パワー系電源PWRの電圧を予め定められた絞り駆動用電源Vmの電圧に変換する電圧変換部を備えている。この電圧変換部は、例えば、DC−DCコンバータを備えている。また、この電圧変換部は、例えば予め定められた電圧(予め定められた絞り駆動用電源Vmの電圧)まで昇降圧した電圧に変換する。そして、アダプター電源部320は、生成した絞り駆動用電源Vmの電圧を絞り連動レバー駆動部330に供給する。
なお、アダプター電源部320は、絞り駆動用電源Vmの電圧に基づいてレンズ制御系電源Vcの電圧を変換する(生成する)第1レギュレータ部を備える構成としてもよい。例えば、この第1レギュレータ部は、絞り駆動用電源Vmの電圧を予め定められた電圧(予め定められたレンズ制御系電源Vcの電圧)まで降圧した電圧に変換する。また、例えば、この第1レギュレータ部は、第1リニアレギュレータを備えている構成としてもよい。なお、絞り駆動用電源Vmの電圧は、レンズ制御系電源Vcの電圧より高い電圧に設定されている。
また、アダプター電源部320は、パワー系電源PWRの電圧に基づいてレンズ駆動系電源Vpの電圧を変換する(生成する)第2レギュレータ部を備えている構成としてもよい。例えば、この第2レギュレータ部は、パワー系電源PWRの電圧を予め定められた電圧(予め定められたレンズ駆動系電源Vpの電圧)まで降圧した電圧に変換する。また、例えば、この第2レギュレータ部は、第2リニアレギュレータを備えている構成としてもよい。なお、この場合、第2レギュレータ部は、第1レギュレータ部と比べて供給可能な電圧が大きくなる(給電量が多い)ように構成されている。また、アダプター電源部320は、電源電圧を検出する電圧検出部を備え、検出結果をアダプター制御部310に供給する。
なお、アダプター電源部320の内部構成については、図4を用いて後述する。
なお、アダプター電源部320により変換された電源系それぞれの接続は、以下のようになっている。
端子Tc2は、アダプター電源部320のレンズ駆動系電源Vp出力端子(レンズ駆動系電源Vpの電圧を出力する端子)に接続されている。また、端子Tc3は、アダプター電源部320のレンズ制御系電源Vc出力端子(レンズ制御系電源Vcの電圧を出力する端子)に接続されている。これにより、アダプター電源部320は、端子Tc2にレンズ駆動系電源Vpの電圧を供給し、端子Tc3にレンズ制御系電源Vcの電圧を供給する。
また、アダプター電源部320は、レンズ駆動系電源Vpの電圧を端子Tc2および端子Td2を介して交換レンズ200の光学系駆動部230に供給する。
また、アダプター電源部320は、レンズ制御系電源Vcの電圧を端子Tc3および端子Td3を介して交換レンズ200のレンズ制御部210に供給する。
端子Tc2は、アダプター電源部320のレンズ駆動系電源Vp出力端子(レンズ駆動系電源Vpの電圧を出力する端子)に接続されている。また、端子Tc3は、アダプター電源部320のレンズ制御系電源Vc出力端子(レンズ制御系電源Vcの電圧を出力する端子)に接続されている。これにより、アダプター電源部320は、端子Tc2にレンズ駆動系電源Vpの電圧を供給し、端子Tc3にレンズ制御系電源Vcの電圧を供給する。
また、アダプター電源部320は、レンズ駆動系電源Vpの電圧を端子Tc2および端子Td2を介して交換レンズ200の光学系駆動部230に供給する。
また、アダプター電源部320は、レンズ制御系電源Vcの電圧を端子Tc3および端子Td3を介して交換レンズ200のレンズ制御部210に供給する。
このように、アダプター電源部320は、交換レンズ200の光学系駆動部230およびレンズ制御部210に供給する電圧を、パワー系電源PWRの電圧から生成することができる。
これにより、アダプター300は、カメラボディ100から供給される制御系電源Vcc1の電圧を、交換レンズ200に供給する電圧とせずに、アダプター制御部310に供給する電圧とすることができる。カメラボディ100内のカメラ電源部120は、端子Ta3を介して接続されている接続先に対して、制御系電源Vcc1を(接続先からの「供給要求」がある限り)常時供給するように構成されている。このため端子Ta3に対して端子Tb3を介して接続されているアダプター制御部310は、例えカメラボディ100側の電源スイッチがOFFされたとしても、常時起動させておくことができる。アダプター制御部310を常時起動させておくことにより、アダプター300側の設定状態(例えば、絞り連動レバー350の初期化処理が完了済みか否かなど)を記憶しておくことが出来るので、カメラボディ100側の電源スイッチをONしたときにアダプター300内で無駄な初期化処理を行わずに済む、という利点がある。また、本実施形態では記載していないが、アダプター300側にユーザ操作可能なカメラボディ起動スイッチ(アダプター300側で電源のON/OFFを切り替えるスイッチ)を設けた場合には、その起動スイッチのON操作を常時モニターできるので、アダプター300側の操作によってカメラボディ100を起動させるシステムを構成することも可能になる(ちなみに、もしレンズ制御部210を常時起動させるように、制御系電源Vcc1をレンズ制御部210に伝達するシステム構成を採用した場合には、交換レンズ200側にカメラボディ100を起動するための操作スイッチを設けたとしても、交換レンズ200とカメラボディ100の両者間には起動状態にない(電源供給されていないため)アダプター300が介在しているため、その交換レンズ200側の操作スイッチの操作をカメラボディ100側に伝えることができないため、カメラボディ100を起動させることが出来ない)。
これにより、アダプター300は、カメラボディ100から供給される制御系電源Vcc1の電圧を、交換レンズ200に供給する電圧とせずに、アダプター制御部310に供給する電圧とすることができる。カメラボディ100内のカメラ電源部120は、端子Ta3を介して接続されている接続先に対して、制御系電源Vcc1を(接続先からの「供給要求」がある限り)常時供給するように構成されている。このため端子Ta3に対して端子Tb3を介して接続されているアダプター制御部310は、例えカメラボディ100側の電源スイッチがOFFされたとしても、常時起動させておくことができる。アダプター制御部310を常時起動させておくことにより、アダプター300側の設定状態(例えば、絞り連動レバー350の初期化処理が完了済みか否かなど)を記憶しておくことが出来るので、カメラボディ100側の電源スイッチをONしたときにアダプター300内で無駄な初期化処理を行わずに済む、という利点がある。また、本実施形態では記載していないが、アダプター300側にユーザ操作可能なカメラボディ起動スイッチ(アダプター300側で電源のON/OFFを切り替えるスイッチ)を設けた場合には、その起動スイッチのON操作を常時モニターできるので、アダプター300側の操作によってカメラボディ100を起動させるシステムを構成することも可能になる(ちなみに、もしレンズ制御部210を常時起動させるように、制御系電源Vcc1をレンズ制御部210に伝達するシステム構成を採用した場合には、交換レンズ200側にカメラボディ100を起動するための操作スイッチを設けたとしても、交換レンズ200とカメラボディ100の両者間には起動状態にない(電源供給されていないため)アダプター300が介在しているため、その交換レンズ200側の操作スイッチの操作をカメラボディ100側に伝えることができないため、カメラボディ100を起動させることが出来ない)。
さらに、アダプター電源部320は、アダプター300内の絞り駆動用電源Vmの電圧を、絞り連動レバー駆動部330に供給する。つまりアダプター300は、絞り連動レバー駆動部330に供給する電圧を、カメラボディ100から供給されるパワー系電源PWRの電圧から生成する。パワー系電源PWRは、制御系電源Vcc1よりも給電力が十分に大きいため、パワー系電源PWRを様々な回路への給電に利用することができ、且つ本実施形態のようにパワー系電源PWRから絞り連動レバー駆動部330に給電する電圧を作成しても(パワー系電源PWRを兼用しても)、その兼用先の他の回路の動作(例えば上述のレンズ制御部210の動作)に悪影響を与えることがない
また、端子Tb1は、カメラボディ100の端子Ta1に接続されている。これにより、パワー系グランドPGNDは、端子Ta1を介して端子Tb1に接続されている。また、端子Tb1と端子Tc1とは、アダプター300内でパワー系グランドPGNDとして接続されている。さらに、端子Tc1は、交換レンズ200の端子Td1に接続されている。これにより、パワー系グランドPGNDは、レンズ駆動系電源Vpに対応するグランドとして、端子Tc1を介して端子Td1に接続されている。なお、パワー系グランドPGNDは、アダプター電源部320および絞り連動レバー駆動部330等のグランドとしても接続されている。
また、端子Tb12は、カメラボディ100の端子Ta12に接続されている。これにより、制御系グランドSGNDは、端子Ta12を介して端子Tb12に接続されている。また、端子Tb12と端子Tc9とは、アダプター300内で制御系グランドSGNDとして接続されている。さらに、端子Tc9は、交換レンズ200の端子Td9に接続されている。これにより、制御系グランドSGNDは、レンズ制御系電源Vcに対応するグランドとして、端子Tc9を介して端子Td9に接続されている。また、制御系グランドSGNDは、アダプター制御部310のグランドとしても接続されている。
このように、パワー系グランドPGNDと制御系グランドSGNDとは、アダプター300において互いに接続されておらず、2系統のグランドに分離されている。
つまり、交換レンズ200およびアダプター300において、パワー系グランドPGNDと制御系グランドSGNDとが互いに接続されておらず、2系統のグランドに分離されている。ただし、2系統に分離されているパワー系グランドPGNDと制御系グランドSGNDとは、カメラボディ100において接続され、バッテリー190の負極と同電位のグランドになっている。したがって、カメラ制御部110、レンズ制御部210、およびアダプター制御部310のグランドは、制御系グランドSGNDに接続され同電位になっている。
よって、パワー系グランドPGNDにおいて生じるノイズが制御系グランドSGNDに対して影響することを低減することができる。
つまり、交換レンズ200およびアダプター300において、パワー系グランドPGNDと制御系グランドSGNDとが互いに接続されておらず、2系統のグランドに分離されている。ただし、2系統に分離されているパワー系グランドPGNDと制御系グランドSGNDとは、カメラボディ100において接続され、バッテリー190の負極と同電位のグランドになっている。したがって、カメラ制御部110、レンズ制御部210、およびアダプター制御部310のグランドは、制御系グランドSGNDに接続され同電位になっている。
よって、パワー系グランドPGNDにおいて生じるノイズが制御系グランドSGNDに対して影響することを低減することができる。
なお、交換レンズ200において、制御系グランドSGNDは、レンズ側マウント201の導電部(交換レンズ筐体)に接続されていてもよい。また、交換レンズ200において制御系グランドSGNDが接続されている端子Td9は、レンズ側マウント201の導電部に含まれている構成としてもよい。同様に、アダプター300において、制御系グランドSGNDは、第2マウント302の導電部に接続されていてもよい。また、アダプター300において制御系グランドSGNDが接続されている端子Tc9は、第2マウント302の導電部に含まれている構成としてもよい。
さらに、同様に、端子Tb9は第1マウント301の導電部に接続されていてもよく、また、端子Tb9は第1マウント301の導電部に含まれている構成としてもよい。同様に、端子Ta9も、カメラボディ側マウント101の導電部に接続されていてもよく、また、端子Ta9はカメラボディ側マウント101の導電部に含まれている構成としてもよい。
さらに、同様に、端子Tb9は第1マウント301の導電部に接続されていてもよく、また、端子Tb9は第1マウント301の導電部に含まれている構成としてもよい。同様に、端子Ta9も、カメラボディ側マウント101の導電部に接続されていてもよく、また、端子Ta9はカメラボディ側マウント101の導電部に含まれている構成としてもよい。
絞り連動レバー駆動部330は、アダプター制御部310の制御により絞り連動レバー350の位置を移動させる。絞り連動レバー駆動部330は、絞り連動レバー350を移動させることにより、交換レンズ200の絞り機構251を絞りレバー252を介して変位させる。また、絞り連動レバー駆動部330は、絞り連動レバー350の位置を検出して、該検出結果をアダプター制御部310に出力する。
例えば、絞り連動レバー駆動部330は、絞り連動レバー350を駆動する絞り駆動用アクチュエータ(例えば、ステッピングモーター)、絞り駆動用アクチュエータを駆動制御するモーター駆動部、および、絞り連動レバー350の位置を検出する絞り連動レバー位置検出部等を備えている。これにより、絞り連動レバー駆動部330において、モーター駆動部が絞り駆動用アクチュエータを駆動することにより、絞り駆動用アクチュエータが絞り連動レバー350を駆動する。また、絞り連動レバー駆動部330において、絞り連動レバー位置検出部(例えば、フォトインタラプタ)が、絞り連動レバー350の位置を検出して、検出結果をアダプター制御部310に供給する。
アダプター制御部310は、アダプター電源制御部311と、第1アダプター通信部312と、第2アダプター通信部313と、絞り制御部314と、を備えている。また、アダプター制御部310は、カメラ制御部110との周期的な通信により制御されて、アダプター300が備えている各部において行われる処理を制御するとともに、レンズ制御部210と周期的な通信を行う。例えば、アダプター制御部310は、カメラ制御部110との間で、定常的な周期的通信を実行する。また、アダプター制御部310は、レンズ制御部110との間でも、定常的な周期的通信を実行する。
また、アダプター制御部310は、カメラ制御部110からの撮影処理を制御するための通信に基づいて、絞り連動レバー駆動部330の制御をするとともに、交換レンズ200の光学系駆動部230を制御するためにレンズ制御部210との通信を行う。
アダプター電源制御部311は、カメラ制御部110またはレンズ制御部210との通信結果、またはアダプター300の状態等に応じて、アダプター電源部320を制御する。例えば、アダプター電源制御部311は、カメラ制御部110またはレンズ制御部210との通信結果に応じてアダプター電源部320を制御して、レンズ制御系電源Vc、レンズ駆動系電源Vp、または絞り駆動用電源Vmの電圧を供給させるか否かを制御する。
また、アダプター電源制御部311は、カメラボディ100から電圧が供給される電源系統の電圧(換言すればカメラボディ100側からアダプター300に対して供給される電圧の状態)、および、アダプター300において生成して電圧を供給する電源系統の電圧(換言すればアダプター300側から交換レンズ200に対して供給する電圧の状態)を監視する。アダプター電源制御部311は、各電源系統の電圧を検出する電圧検出部を備えており、それら電圧検出部からの検出結果に基づいて各電源系統の電圧を監視し、該監視結果を必要に応じてカメラ制御部110に通知する。この動作については後述の「電源瞬断時の処理」(図16)において詳述する。
また、アダプター制御部310は、カメラ制御部110からの撮影処理を制御するための通信に基づいて、絞り連動レバー駆動部330の制御をするとともに、交換レンズ200の光学系駆動部230を制御するためにレンズ制御部210との通信を行う。
アダプター電源制御部311は、カメラ制御部110またはレンズ制御部210との通信結果、またはアダプター300の状態等に応じて、アダプター電源部320を制御する。例えば、アダプター電源制御部311は、カメラ制御部110またはレンズ制御部210との通信結果に応じてアダプター電源部320を制御して、レンズ制御系電源Vc、レンズ駆動系電源Vp、または絞り駆動用電源Vmの電圧を供給させるか否かを制御する。
また、アダプター電源制御部311は、カメラボディ100から電圧が供給される電源系統の電圧(換言すればカメラボディ100側からアダプター300に対して供給される電圧の状態)、および、アダプター300において生成して電圧を供給する電源系統の電圧(換言すればアダプター300側から交換レンズ200に対して供給する電圧の状態)を監視する。アダプター電源制御部311は、各電源系統の電圧を検出する電圧検出部を備えており、それら電圧検出部からの検出結果に基づいて各電源系統の電圧を監視し、該監視結果を必要に応じてカメラ制御部110に通知する。この動作については後述の「電源瞬断時の処理」(図16)において詳述する。
絞り制御部314は、カメラ制御部110またはレンズ制御部210との通信結果に応じて、絞り連動レバー駆動部330を制御する。
例えば、絞り制御部314は、カメラ制御部110との通信結果に応じて、絞り251の開度が、カメラ制御部110からの制御指示に応じた開度になるように絞り連動レバー駆動部330を制御する。
また、絞り制御部314は、処理に応じて絞り連動レバー350の位置を初期の位置に移動させる制御を絞り連動レバー駆動部330にする。例えば、絞り制御部314は、初期の位置として、絞り251が開放になる位置、絞り251の設定絞り値に応じて移動する絞りレバー252に干渉しない位置である退避位置、等に絞り連動レバー350を移動させるように絞り連動レバー駆動部330を制御する。
また、絞り制御部314は、絞り連動レバー駆動部330において検出された絞り連動レバー350の位置を取得する。
例えば、絞り制御部314は、カメラ制御部110との通信結果に応じて、絞り251の開度が、カメラ制御部110からの制御指示に応じた開度になるように絞り連動レバー駆動部330を制御する。
また、絞り制御部314は、処理に応じて絞り連動レバー350の位置を初期の位置に移動させる制御を絞り連動レバー駆動部330にする。例えば、絞り制御部314は、初期の位置として、絞り251が開放になる位置、絞り251の設定絞り値に応じて移動する絞りレバー252に干渉しない位置である退避位置、等に絞り連動レバー350を移動させるように絞り連動レバー駆動部330を制御する。
また、絞り制御部314は、絞り連動レバー駆動部330において検出された絞り連動レバー350の位置を取得する。
第1アダプター通信部312は、第1カメラ通信部112との間で第1データ通信系D1bの通信を実行し、第1レンズ通信部212との間で第1データ通信系D1Lの通信を実行する。
具体的には、第1アダプター通信部312は、互いに異なる通信規格である第1データ通信系D1bと第1データ通信系D1Lとの通信を中継する。例えば、第1アダプター通信部312は、シリアルインターフェース方式の全二重通信である第1データ通信系D1bの通信規格により第1カメラ通信部112から受信したデータを、シリアルインターフェース方式の半二重通信である第1データ通信系D1Lの通信規格のデータに変換して第1レンズ通信部212へ送信する。一方、第1アダプター通信部312は、シリアルインターフェース方式の半二重通信である第1データ通信系D1Lの通信規格により第1レンズ通信部212から受信したデータを、シリアルインターフェース方式の全二重通信である第1データ通信系D1bの通信規格のデータに変換して第1カメラ通信部112へ送信する。
また、第1アダプター通信部312は、互いに異なる周期で通信される第1データ通信系D1bと第1データ通信系D1Lとの通信を中継する。
また、第1アダプター通信部312は、第1データ通信系D1bと第1データ通信系D1Lとにおいて送受信されるデータのフォーマットの整合性をとるための変換処理をする。
なお、アダプター制御部310は、例えば、記憶部(不図示)を備えている。第1アダプター通信部312は、受信したデータ、および変換したデータ等に基づいて生成したデータを該記憶部に一時的に記憶させる。そして、第1アダプター通信部312は、生成したデータを該記憶部から読み出して送信する。
具体的には、第1アダプター通信部312は、互いに異なる通信規格である第1データ通信系D1bと第1データ通信系D1Lとの通信を中継する。例えば、第1アダプター通信部312は、シリアルインターフェース方式の全二重通信である第1データ通信系D1bの通信規格により第1カメラ通信部112から受信したデータを、シリアルインターフェース方式の半二重通信である第1データ通信系D1Lの通信規格のデータに変換して第1レンズ通信部212へ送信する。一方、第1アダプター通信部312は、シリアルインターフェース方式の半二重通信である第1データ通信系D1Lの通信規格により第1レンズ通信部212から受信したデータを、シリアルインターフェース方式の全二重通信である第1データ通信系D1bの通信規格のデータに変換して第1カメラ通信部112へ送信する。
また、第1アダプター通信部312は、互いに異なる周期で通信される第1データ通信系D1bと第1データ通信系D1Lとの通信を中継する。
また、第1アダプター通信部312は、第1データ通信系D1bと第1データ通信系D1Lとにおいて送受信されるデータのフォーマットの整合性をとるための変換処理をする。
なお、アダプター制御部310は、例えば、記憶部(不図示)を備えている。第1アダプター通信部312は、受信したデータ、および変換したデータ等に基づいて生成したデータを該記憶部に一時的に記憶させる。そして、第1アダプター通信部312は、生成したデータを該記憶部から読み出して送信する。
第1アダプター通信部312と第1カメラ通信部112とは、信号RDY、CLK1、DATAB、DATALの4種類の信号線を介して第1データ通信系D1bの通信を実行する。端子Tb4は、信号RDYの信号線を介して第1アダプター通信部312に接続されている。また、端子Tb5は信号CLK1の信号線、端子Tb6は信号DATABの信号線、および端子Tb7は信号DATALの信号線、を介してそれぞれ第1アダプター通信部312に接続されている。そして、端子Tb4は、カメラボディ100の端子Ta4に接続されており、端子Tb5は端子Ta5に、端子Tb6は端子Ta6に、端子Tb7は端子Ta7に、それぞれ接続されている。
つまり、第1データ通信系D1bの通信を行う信号RDY、CLK1、DATAB、DATALの4種類の信号線は、端子Tb4〜Tb7と端子Ta4〜Ta7とを介して第1アダプター通信部312と第1カメラ通信部112との間で接続されている。
つまり、第1データ通信系D1bの通信を行う信号RDY、CLK1、DATAB、DATALの4種類の信号線は、端子Tb4〜Tb7と端子Ta4〜Ta7とを介して第1アダプター通信部312と第1カメラ通信部112との間で接続されている。
一方、第1アダプター通信部312と第1レンズ通信部212とは、信号R/W、CLK2、DATAの3種類の信号線を介して第1データ通信系D1Lの通信を実行する。端子Tc4は、信号R/Wの信号線を介して第1アダプター通信部312に接続されている。また、端子Tc5は信号CLK2の信号線、端子Tc6は信号DATAの信号線を介して第1アダプター通信部312に接続されている。そして、端子Tc4は、交換レンズ200の端子Td4に接続されており、端子Tc5は端子Td5に、端子Tc6は端子Td6に、それぞれ接続されている。
つまり、第1データ通信系D1Lの通信を行う信号R/W、CLK2、DATAの3種類の信号線は、端子Tc4〜Tc6と端子Td4〜Td6とを介して第1アダプター通信部312と第1レンズ通信部212との間で接続されている。
つまり、第1データ通信系D1Lの通信を行う信号R/W、CLK2、DATAの3種類の信号線は、端子Tc4〜Tc6と端子Td4〜Td6とを介して第1アダプター通信部312と第1レンズ通信部212との間で接続されている。
このように、第1アダプター通信部312を介して第1カメラ通信部112と第1レンズ通信部212との間において、第1データ通信系D1bの通信および第1データ通信系D1Lの通信が行われる。この第1データ通信系D1bの通信および第1データ通信系D1Lの通信においては、第1カメラ通信部112と第1レンズ通信部212との間で、第1アダプター通信部312を介して、例えば、光学系220の情報、制御指示等の要求コマンド、および要求コマンドに対する応答データ等が通信される。ここで、この第1データ通信系D1bおよび第1データ通信系D1Lにおける通信をコマンドデータ通信と称する。
なお、光学系220の情報とは、光学系220の種類を示す情報(光学系220の仕様、機能、光学特性等を示す情報)、または光学系220の駆動状態を示す情報等である。
以上述べたように、アダプター制御部310内の第1アダプター通信部312は、カメラ制御部110の第1カメラ通信部112から出力されるカメラ制御指令を受信する機能(換言すれば第1受信部)と、第1受信部での受信内容に応じて、交換レンズ200の駆動要素を駆動制御するためのレンズ制御指令を交換レンズ200の第1レンズ通信部212に対して送信する機能(換言すれば第1送信部)と、駆動要素の駆動状態を示す状態情報を交換レンズ200の第1レンズ通信部212から受信する機能(換言すれば第2受信部)と、第2受信部での受信内容に基づいて、駆動要素の駆動状態を示す状態情報をカメラボディ100の第1カメラ通信部112に対して送信する機能(換言すれば第2送信部)と、を有する。
なお、光学系220の情報とは、光学系220の種類を示す情報(光学系220の仕様、機能、光学特性等を示す情報)、または光学系220の駆動状態を示す情報等である。
以上述べたように、アダプター制御部310内の第1アダプター通信部312は、カメラ制御部110の第1カメラ通信部112から出力されるカメラ制御指令を受信する機能(換言すれば第1受信部)と、第1受信部での受信内容に応じて、交換レンズ200の駆動要素を駆動制御するためのレンズ制御指令を交換レンズ200の第1レンズ通信部212に対して送信する機能(換言すれば第1送信部)と、駆動要素の駆動状態を示す状態情報を交換レンズ200の第1レンズ通信部212から受信する機能(換言すれば第2受信部)と、第2受信部での受信内容に基づいて、駆動要素の駆動状態を示す状態情報をカメラボディ100の第1カメラ通信部112に対して送信する機能(換言すれば第2送信部)と、を有する。
第2アダプター通信部313は、第2レンズ通信部213から第2データ通信系D2Lのパルス信号を受信して、第2カメラ通信部113との間で第2データ通信系D2bの通信を実行する。
具体的には、第2アダプター通信部313は、第2データ通信系D2Lのパルス信号に含まれる情報を検出し、検出した情報を第2データ通信系D2bの通信規格に合わせて変換する。例えば、第2アダプター通信部313は、パルス通信方式の単方向通信である第2データ通信系D2Lの通信規格により第2レンズ通信部213から受信したパルス信号を、シリアルインターフェース方式の単方向通信である第2データ通信系D2bの通信規格のデータに変換して第2カメラ通信部113へ送信する。また、第2アダプター通信部313は、第1アダプター通信部312による制御に応じて、第2データ通信系D2Lの通信により受信したパルス信号に含まれる情報を第2データ通信系D2bの通信規格に変換して第2カメラ通信部113へ送信する。
具体的には、第2アダプター通信部313は、第2データ通信系D2Lのパルス信号に含まれる情報を検出し、検出した情報を第2データ通信系D2bの通信規格に合わせて変換する。例えば、第2アダプター通信部313は、パルス通信方式の単方向通信である第2データ通信系D2Lの通信規格により第2レンズ通信部213から受信したパルス信号を、シリアルインターフェース方式の単方向通信である第2データ通信系D2bの通信規格のデータに変換して第2カメラ通信部113へ送信する。また、第2アダプター通信部313は、第1アダプター通信部312による制御に応じて、第2データ通信系D2Lの通信により受信したパルス信号に含まれる情報を第2データ通信系D2bの通信規格に変換して第2カメラ通信部113へ送信する。
第2アダプター通信部313と第2カメラ通信部113とは、信号HREQ、HANS、HCLK、HDATAの4種類の信号線を介して第2データ通信系D2bの通信を実行する。端子Tb8は、信号HREQの信号線を介して第2アダプター通信部313に接続されている。また、端子Tb9は信号HANSの信号線、端子Tb10は信号HCLKの信号線、および端子Tb11は信号HDATAの信号線、を介してそれぞれ第2アダプター通信部313に接続されている。そして、端子Tb8は、カメラボディ100の端子Ta8に接続されており、端子Tb9は端子Ta9に、端子Tb10は端子Ta10に、端子Tb11は端子Ta11に、それぞれ接続されている。
つまり、第2データ通信系D2bの通信を行う信号HREQ、HANS、HCLK、HDATAの4種類の信号線は、端子Tb8〜Tb11と端子Ta8〜Ta11とを介して第2アダプター通信部313と第2カメラ通信部113との間で接続されている。
つまり、第2データ通信系D2bの通信を行う信号HREQ、HANS、HCLK、HDATAの4種類の信号線は、端子Tb8〜Tb11と端子Ta8〜Ta11とを介して第2アダプター通信部313と第2カメラ通信部113との間で接続されている。
一方、第2アダプター通信部313と第2レンズ通信部213とは、信号HLP1、HLP2の2種類の信号線を介して第2データ通信系D2Lの通信を実行する。端子Tc7は、信号HLP1の信号線を介して第2アダプター通信部313に接続されている。また、端子Tc8は信号HLP2の信号線を介して第2アダプター通信部313に接続されている。そして、端子Tc7は、交換レンズ200の端子Td7に接続されており、端子Tc8は端子Td8に接続されている。
つまり、第2データ通信系D2Lの通信を行う信号HLP1、HLP2の2種類の信号線は、端子Tc7〜Tc8と端子Td7〜Td8とを介して第2アダプター通信部313と第2レンズ通信部213との間で接続されている。
つまり、第2データ通信系D2Lの通信を行う信号HLP1、HLP2の2種類の信号線は、端子Tc7〜Tc8と端子Td7〜Td8とを介して第2アダプター通信部313と第2レンズ通信部213との間で接続されている。
このように、第2アダプター通信部313を介して第2カメラ通信部113と第2レンズ通信部213との間において、第2データ通信系D2bの通信および第2データ通信系D2Lの通信が行われる。この第2データ通信系D2bの通信および第2データ通信系D2Lの通信においては、第2カメラ通信部113の通信要求信号に基づいて、第2アダプター通信部313を介して第2レンズ通信部213から、例えば、フォーカスレンズ222の位置を示すデータ等が通信される。ここで、この第2データ通信系D2bおよび第2データ通信系D2Lにおける通信をホットライン通信と称する。
(アダプターの電源部および電源系統の構成の詳細)
次に、図4を参照して、アダプター300におけるアダプター電源部320および電源系統の構成の詳細について説明する。
図4は、アダプター電源部320および電源系統の構成の一例を示す概略ブロック図である。同図において図3の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。また、この図に示すアダプター制御部310は、アダプター電源制御部311に関する構成のみを示している。
次に、図4を参照して、アダプター300におけるアダプター電源部320および電源系統の構成の詳細について説明する。
図4は、アダプター電源部320および電源系統の構成の一例を示す概略ブロック図である。同図において図3の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。また、この図に示すアダプター制御部310は、アダプター電源制御部311に関する構成のみを示している。
アダプター電源部320は、DC−DCコンバータ部321(電圧変換部)と、第1レギュレータ部322と、第2レギュレータ部323と、Vc電圧検出部325(第4電源系統の電圧検出部)と、Vp電圧検出部326(第3電源系統の電圧検出部)と、PWR電圧検出部327(第2電源系統の電圧検出部)と、ヒューズF1と、ヒューズF2とを備えている。
DC−DCコンバータ部321には、パワー系電源PWRの電源線が接続されており、パワー系電源PWRの電圧が供給される。DC−DCコンバータ部321は、パワー系電源PWRの電圧から予め定められた電圧まで昇降圧した電圧に変換した絞り駆動用電源Vmを生成する。DC−DCコンバータ部321により生成された絞り駆動用電源Vmの電源線は、ヒューズF1を介して、絞り連動レバー駆動部330と第1レギュレータ部322の入力端子とに接続されており、絞り駆動用電源Vmの電圧が供給される。
第1レギュレータ部322は、例えば、第1リニアレギュレータを備えており、絞り駆動用電源Vmの電圧を降圧して電圧を安定化させたレンズ制御系電源Vcを生成する。なお、レンズ制御系電源Vcの電源線は、図3を用いて説明した端子Tc3に接続されている。
また、第2レギュレータ部323の入力端子には、パワー系電源PWRの電源線が接続されており、パワー系電源PWRの電圧が供給される。第2レギュレータ部323は、例えば、第2リニアレギュレータを備えており、パワー系電源PWRの電圧を降圧して電圧を安定化させたレンズ駆動系電源Vpを生成する。この第2レギュレータ部323は、第1レギュレータ部322対比して供給可能な給電量が多いレギュレータである。なお、レンズ駆動系電源Vpの電源線は、ヒューズF2を介して、図3を用いて説明した端子Tc2に接続されている。
なお、ヒューズの接続位置は、この図に示すヒューズF1およびヒューズF2の接続位置に限られるものではない。例えば、絞り駆動用電源Vmの電源線に直列に接続されているヒューズは、絞り連動レバー駆動部330に接続される電源線と、第1レギュレータ部322に接続される電源線とに分岐された後の電源線にそれぞれ直列に接続されている構成としてもよい。また、ヒューズは、レンズ制御系電源Vcの電源線に直列に接続されている構成としてもよい。また、レンズ駆動系電源Vpの電源線に直列に接続されているヒューズF2は、レンズ駆動系電源Vpの電源線とVp電圧検出部326との接続点に対して第2レギュレータ部323の側に直列に接続されているが、該接続点に対して端子Tc2の側に直列に接続されている構成としてもよい。また、ヒューズは、レンズ制御系電源Vcの電源線に直列に接続されている場合も同様に、レンズ制御系電源Vcの電源線とVc電圧検出部325との接続点に対して、第1レギュレータ部322側と端子Tc3の側とのうち何れの側に直列に接続されている構成としてもよい。
これらのヒューズは、それぞれの電源線に意図しない定格以上の大電流が流れた際に、電流を遮断して電気回路を保護する。
これらのヒューズは、それぞれの電源線に意図しない定格以上の大電流が流れた際に、電流を遮断して電気回路を保護する。
また、制御信号CTL1の信号線は、アダプター制御部310の制御信号出力端子と、DC−DCコンバータ部321(例えば、DC−DCコンバータ部321が有している出力制御用のコントロール端子)と、に接続されている。DC−DCコンバータ部321は、アダプター制御部310から供給される制御信号CTL1に基づいて、絞り駆動用電源Vmの電圧の供給状態を、給電状態(電圧を供給している状態)、または遮断状態(電圧の供給を停止している状態)に制御する。例えば、DC−DCコンバータ部321は、制御信号CTL1がH(ハイ)状態の場合に、絞り駆動用電源Vmの電圧を給電状態に制御する。また、DC−DCコンバータ部321は、制御信号CTL1がL(ロウ)状態の場合に、絞り駆動用電源Vmの電圧を遮断状態に制御する。
なお、第1レギュレータ部322においては、絞り駆動用電源Vmの電圧が供給されることに応じて、レンズ制御系電源Vcの電圧が給電状態になり、絞り駆動用電源Vmの電圧の供給が停止されることに応じて、レンズ制御系電源Vcの電圧が遮断状態になる。すなわち、第1レギュレータ部322において生成されるレンズ制御系電源Vcの電圧の供給状態は、絞り駆動用電源Vmの電圧の供給状態と同様に制御信号CTL1に基づいて制御される。
なお、第1レギュレータ部322においては、絞り駆動用電源Vmの電圧が供給されることに応じて、レンズ制御系電源Vcの電圧が給電状態になり、絞り駆動用電源Vmの電圧の供給が停止されることに応じて、レンズ制御系電源Vcの電圧が遮断状態になる。すなわち、第1レギュレータ部322において生成されるレンズ制御系電源Vcの電圧の供給状態は、絞り駆動用電源Vmの電圧の供給状態と同様に制御信号CTL1に基づいて制御される。
また、制御信号CTL2の信号線は、アダプター制御部310の制御信号出力端子と、第2レギュレータ部323(例えば、第2レギュレータ部323が有している出力制御用のコントロール端子)と、に接続されている。第2レギュレータ部323は、アダプター制御部310から供給される制御信号CTL2に基づいて、レンズ駆動系電源Vpの電圧の供給状態を、給電状態(電圧を供給している状態)、または遮断状態(電圧の供給を停止している状態)に制御する。例えば、第2レギュレータ部323は、制御信号CTL2がH(ハイ)状態の場合に、レンズ駆動系電源Vpの電圧を給電状態に制御する。また、第2レギュレータ部323は、制御信号CTL2がL(ロウ)状態の場合に、レンズ駆動系電源Vpの電圧を遮断状態に制御する。
Vc電圧検出部325の電圧検出端子は、レンズ制御系電源Vcの電源線に接続されている。これにより、Vc電圧検出部325は、レンズ制御系電源Vcの電圧を検出して、検出信号Vc_senをアダプター制御部310に供給する。例えば、Vc電圧検出部325からアダプター制御部310に供給される検出信号Vc_senの信号線は、アダプター制御部310のA/D変換(アナログ/デジタル変換)入力端子に接続されている。
また、Vp電圧検出部326の電圧検出端子は、レンズ駆動系電源Vpの電源線に接続されている。これにより、Vp電圧検出部326は、レンズ駆動系電源Vpの電圧を検出して、検出信号Vp_senをアダプター制御部310に供給する。例えば、Vp電圧検出部326からアダプター制御部310に供給される検出信号Vp_senの信号線は、アダプター制御部310のA/D変換入力端子に接続されている。
また、PWR電圧検出部327の電圧検出端子は、パワー系電源PWRの電源線に接続されている。これにより、PWR電圧検出部327は、パワー系電源PWRの電圧を検出して、検出信号PWR_senをアダプター制御部310に供給する。例えば、PWR電圧検出部327からアダプター制御部310に供給される検出信号PWR_senの信号線は、アダプター制御部310のA/D変換入力端子に接続されている。
また、Vp電圧検出部326の電圧検出端子は、レンズ駆動系電源Vpの電源線に接続されている。これにより、Vp電圧検出部326は、レンズ駆動系電源Vpの電圧を検出して、検出信号Vp_senをアダプター制御部310に供給する。例えば、Vp電圧検出部326からアダプター制御部310に供給される検出信号Vp_senの信号線は、アダプター制御部310のA/D変換入力端子に接続されている。
また、PWR電圧検出部327の電圧検出端子は、パワー系電源PWRの電源線に接続されている。これにより、PWR電圧検出部327は、パワー系電源PWRの電圧を検出して、検出信号PWR_senをアダプター制御部310に供給する。例えば、PWR電圧検出部327からアダプター制御部310に供給される検出信号PWR_senの信号線は、アダプター制御部310のA/D変換入力端子に接続されている。
絞り連動レバー駆動部330は、絞り駆動用アクチュエータとしてのステッピングモーター335と、モーター駆動部331と、絞り連動レバー位置検出部332と、を備えている。
ステッピングモーター335は、絞り連動レバー350を駆動する動力源であり、モーター駆動部331により駆動される。
モーター駆動部331は、アダプター制御部310の制御により、パルス電圧を生成してステッピングモーター335を駆動する。また、絞り連動レバー位置検出部332は、例えばフォトインタラプタを含み、絞り連動レバー350の位置を検出する。
ステッピングモーター335は、絞り連動レバー350を駆動する動力源であり、モーター駆動部331により駆動される。
モーター駆動部331は、アダプター制御部310の制御により、パルス電圧を生成してステッピングモーター335を駆動する。また、絞り連動レバー位置検出部332は、例えばフォトインタラプタを含み、絞り連動レバー350の位置を検出する。
DC−DCコンバータ部321により生成された絞り駆動用電源Vmの電源線は、モーター駆動部331と、絞り連動レバー位置検出部332とに接続されており、絞り駆動用電源Vmの電圧が供給される。
また、制御系電源Vcc1の電源線は、アダプター制御部310とモーター駆動部331とに接続されており、制御系電源Vcc1の電圧が供給される。
また、制御系電源Vcc1の電源線は、アダプター制御部310とモーター駆動部331とに接続されており、制御系電源Vcc1の電圧が供給される。
制御系グランドSGNDは、アダプター制御部310、モーター駆動部331、第1レギュレータ部322、およびVc電圧検出部325に、制御系電源Vcc1に対応するグランドとして接続されている。
また、パワー系グランドPGNDは、DC−DCコンバータ部321、第2レギュレータ部323、Vp電圧検出部326、PWR電圧検出部327、モーター駆動部331、および絞り連動レバー位置検出部332に、パワー系電源PWRに対応するグランドとして接続されている。
また、パワー系グランドPGNDは、DC−DCコンバータ部321、第2レギュレータ部323、Vp電圧検出部326、PWR電圧検出部327、モーター駆動部331、および絞り連動レバー位置検出部332に、パワー系電源PWRに対応するグランドとして接続されている。
このように、アダプター300は、カメラボディ100から供給される制御系電源Vcc1の電圧およびパワー系電源PWRの電圧のうち、パワー系電源PWRの電圧から交換レンズ200に供給するレンズ駆動系電源Vpの電圧およびレンズ制御系電源Vcの電圧を生成する。つまり、アダプター制御部310には、カメラボディ100から制御系電源Vcc1の電圧が供給され、交換レンズ200のレンズ制御部210には、アダプター300においてパワー系電源PWRから生成されたレンズ制御系電源Vcの電圧が供給される。また、交換レンズ200の光学系駆動部230には、アダプター300においてパワー系電源PWRから生成されたレンズ駆動系電源Vpの電圧が供給される。
これにより、アダプター300は、カメラボディ100から供給されたパワー系電源PWRから交換レンズ200を駆動するための電圧を生成して供給することができる。例えば、アダプター制御部310およびレンズ制御部210の両方に供給される電圧に対比してカメラボディ100から供給される制御系電源Vcc1の電圧が不足する場合であっても、アダプター300は、電圧が不足することなくアダプター制御部310およびレンズ制御部210の両方に電圧を供給することができるとともに、光学系駆動部230に電圧を供給することができる。よって、カメラボディ100と交換レンズ200とをアダプター300を介して接続することにより、カメラボディ100により交換レンズ200を駆動して機能させることができる。
また、アダプター300は、レンズ制御系電源Vcの電圧が供給される負荷の消費電力に対比して消費電力が多い負荷にレンズ駆動系電源Vpの電圧を供給する。すなわち、アダプター300は、レンズ制御系電源Vcをレンズ制御部210に電圧を供給する電源系統として生成し、レンズ制御系電源Vcに対比して供給可能な給電量が多いレンズ駆動系電源Vpを光学系駆動部230に電圧を供給する電源系統として生成する。これにより、アダプター300は、レンズ制御部210および光学系駆動部230に適切に電圧を供給することができる。よって、アダプター300は、交換レンズ200を駆動するための電圧を適切に供給することができる。
また、アダプター300は、DC−DCコンバータ部321により、パワー系電源PWRの電圧から予め定められた電圧まで昇降圧した電圧に変換して絞り駆動用電源Vmの電圧を生成するため、安定化させた電圧を絞り連動レバー駆動部330に供給することができる。さらに、アダプター300は、第1レギュレータ部322により、絞り駆動用電源Vmの電圧を予め定められた電圧まで降圧して電圧を安定化させたレンズ制御系電源Vcを生成するため、駆動系の電圧ノイズの影響を低減した電圧をレンズ制御部210に供給することができる。また、アダプター300は、第2レギュレータ部323により、パワー系電源PWRの電圧から予め定められた電圧まで降圧した電圧に変換してレンズ駆動系電源Vpの電圧を生成するため、安定化させた電圧を光学系駆動部230に供給することができる。
<交換レンズの他の形態>
次に、交換レンズの他の形態について説明する。
アダプター300を介してカメラボディ100と接続して機能させることが可能なレンズは、図3を用いて説明した交換レンズ200に限られるものではない。交換レンズ200の他に、様々な交換レンズを、アダプター300を介してカメラボディ100と接続して機能させることが可能である。
なお、図3を用いて説明した交換レンズ200は、通信可能なレンズ制御部210を備えており、レンズ制御部210が通信結果に基づいて光学系駆動部230を制御する交換レンズであり、この交換レンズ200を、以下の記述においてCPU(Central Processing Unit)レンズとも称する。
次に、交換レンズの他の形態について説明する。
アダプター300を介してカメラボディ100と接続して機能させることが可能なレンズは、図3を用いて説明した交換レンズ200に限られるものではない。交換レンズ200の他に、様々な交換レンズを、アダプター300を介してカメラボディ100と接続して機能させることが可能である。
なお、図3を用いて説明した交換レンズ200は、通信可能なレンズ制御部210を備えており、レンズ制御部210が通信結果に基づいて光学系駆動部230を制御する交換レンズであり、この交換レンズ200を、以下の記述においてCPU(Central Processing Unit)レンズとも称する。
(非CPUレンズ)
これに対して、図5に示すように、通信可能なレンズ制御部を備えていない交換レンズ200Bを、アダプター300を介してカメラボディ100と接続して機能させることも可能である。
図5は、通信可能なレンズ制御部を備えていない交換レンズ200Bを備えているカメラシステム1Bの構成の一例を示す概略ブロック図である。同図において図3の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。
この図において、カメラボディ100と交換レンズ200Bとは、アダプター300を介して装着されている。
これに対して、図5に示すように、通信可能なレンズ制御部を備えていない交換レンズ200Bを、アダプター300を介してカメラボディ100と接続して機能させることも可能である。
図5は、通信可能なレンズ制御部を備えていない交換レンズ200Bを備えているカメラシステム1Bの構成の一例を示す概略ブロック図である。同図において図3の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。
この図において、カメラボディ100と交換レンズ200Bとは、アダプター300を介して装着されている。
例えば、交換レンズ200Bは、光学系を電気的に駆動しない仕様のレンズであって、ユーザの操作によってフォーカスレンズ222Bの位置を調整可能なフォーカスリング260Bと、ユーザの操作によって絞り機構251Bの開度を変更可能な絞り環255Bとを備えているレンズである。また、図5に示す交換レンズ200Bは、レンズ制御部、光学系駆動部、および電気的な接続端子を備えていない点で、図3に示す交換レンズ200と異なる。
なお、交換レンズ200Bにおいては、ユーザによって絞り環255Bが操作されることにより、絞り機構251Bの絞り開口径(開度、絞り値)が変更される。そのため、アダプター制御部310は、絞り機構251Bの絞り開口径(開度、絞り値)が変更されることに応じて位置が移動する絞りレバー252Bの位置に干渉しない位置(移動を妨げない位置)である退避位置に、絞り連動レバー350を制御する。
これにより、交換レンズ200Bは、アダプター300を介してカメラボディ100と接続することが可能であり、交換レンズ200Bの仕様に応じてマニュアル操作によって機能させることができる。
この交換レンズ200Bを、以下の記述において、非CPUレンズとも称する。
なお、交換レンズ200Bにおいては、ユーザによって絞り環255Bが操作されることにより、絞り機構251Bの絞り開口径(開度、絞り値)が変更される。そのため、アダプター制御部310は、絞り機構251Bの絞り開口径(開度、絞り値)が変更されることに応じて位置が移動する絞りレバー252Bの位置に干渉しない位置(移動を妨げない位置)である退避位置に、絞り連動レバー350を制御する。
これにより、交換レンズ200Bは、アダプター300を介してカメラボディ100と接続することが可能であり、交換レンズ200Bの仕様に応じてマニュアル操作によって機能させることができる。
この交換レンズ200Bを、以下の記述において、非CPUレンズとも称する。
(電磁絞り式CPUレンズ)
また、図6に示すように、絞り機構251Cを電気的に駆動する電磁絞り式の交換レンズ200Cを、アダプター300を介してカメラボディ100と接続して機能させることも可能である。
図6は、電磁絞り式の交換レンズ200Cを備えているカメラシステム1Cの構成の一例を示す概略ブロック図である。同図において図3の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。
この図において、カメラボディ100と交換レンズ200Cとは、アダプター300を介して装着されている。
図6に示す交換レンズ200Cは、図3に示す交換レンズ200が絞りレバー252を有する絞りユニット250を備えているのに対して、絞り駆動部233Cを有する電磁絞りユニット250C備えている点で異なる。
また、図6に示すように、絞り機構251Cを電気的に駆動する電磁絞り式の交換レンズ200Cを、アダプター300を介してカメラボディ100と接続して機能させることも可能である。
図6は、電磁絞り式の交換レンズ200Cを備えているカメラシステム1Cの構成の一例を示す概略ブロック図である。同図において図3の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。
この図において、カメラボディ100と交換レンズ200Cとは、アダプター300を介して装着されている。
図6に示す交換レンズ200Cは、図3に示す交換レンズ200が絞りレバー252を有する絞りユニット250を備えているのに対して、絞り駆動部233Cを有する電磁絞りユニット250C備えている点で異なる。
例えば、交換レンズ200Cは、電磁絞りユニット250C(EMD(Electro-magnetic Diaphragm)を備えているレンズである。この電磁絞りユニット250Cは、絞り機構251Cと絞り駆動部233Cとを備えている。
絞り駆動部233Cは、レンズ制御部210Cが備えている光学系制御部211Cの制御により、絞り機構251Cの絞り開口径(開度、絞り値)を電気的に駆動して変更する。また、絞り駆動部233Cは、例えば、絞り駆動用アクチュエータを含んで構成されている。
なお、この図に示す構成においてアダプター300が絞り機構251Cを制御する場合、アダプター制御部310は、絞り連動レバー駆動部330を制御するのに代えて、レンズ制御部210Cと通信することにより絞り駆動部233Cを介して絞り機構251Cを制御する。
これにより、交換レンズ200Cは、アダプター300を介してカメラボディ100と接続することが可能であり、カメラ制御部110は、アダプター制御部310を介してレンズ制御部210Cと通信することにより、交換レンズ200Cを機能させることができる。
この交換レンズ200Cを、以下の記述において、電磁絞り式CPUレンズとも称する。
絞り駆動部233Cは、レンズ制御部210Cが備えている光学系制御部211Cの制御により、絞り機構251Cの絞り開口径(開度、絞り値)を電気的に駆動して変更する。また、絞り駆動部233Cは、例えば、絞り駆動用アクチュエータを含んで構成されている。
なお、この図に示す構成においてアダプター300が絞り機構251Cを制御する場合、アダプター制御部310は、絞り連動レバー駆動部330を制御するのに代えて、レンズ制御部210Cと通信することにより絞り駆動部233Cを介して絞り機構251Cを制御する。
これにより、交換レンズ200Cは、アダプター300を介してカメラボディ100と接続することが可能であり、カメラ制御部110は、アダプター制御部310を介してレンズ制御部210Cと通信することにより、交換レンズ200Cを機能させることができる。
この交換レンズ200Cを、以下の記述において、電磁絞り式CPUレンズとも称する。
(規格適合レンズ)
なお、図7は、交換レンズ200Aのレンズ側マウント201Aと、カメラボディ100のカメラボディ側マウント101と、が同じ仕様のレンズマウントである場合のカメラシステム1Aの構成の一例を示す概略ブロック図である。
すなわち、交換レンズ200Aは、カメラボディ100のレンズマウント仕様および通信規格に適合するレンズであって、アダプター300を介さず直接にカメラボディ100と接続して機能させることが可能なレンズである。
同図において図3または図6の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。
なお、図7は、交換レンズ200Aのレンズ側マウント201Aと、カメラボディ100のカメラボディ側マウント101と、が同じ仕様のレンズマウントである場合のカメラシステム1Aの構成の一例を示す概略ブロック図である。
すなわち、交換レンズ200Aは、カメラボディ100のレンズマウント仕様および通信規格に適合するレンズであって、アダプター300を介さず直接にカメラボディ100と接続して機能させることが可能なレンズである。
同図において図3または図6の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。
図7の光学系220Aおよび光学系駆動部230Aの各部は、図3または図6の光学系220および光学系駆動部230の各部と同様の構成である。また、絞りユニット250Aの各部は、図6の絞りユニット250Cと同様の構成である。
交換レンズ200Aのレンズ側マウント201Aの仕様は、カメラボディ100のカメラボディ側マウント101に対応する装着可能な仕様である。
レンズ側マウント201Aの接続部201Asは、カメラボディ100が備えている接続部101sの接続端子に接続される接続端子として、端子Te1〜Te12の12個の接続端子を備えている。交換レンズ200Aとカメラボディ100とが接続部201Asおよび接続部101sを介して接続されることにより、接続部201Asの端子Te1〜Te12のそれぞれの端子は、接続部101sの端子Ta1〜Ta12のそれぞれの接続端子のうちの対応する接続端子に接続される。なお、この接続部201Asと接続部101sとは、電気的に接続される。
交換レンズ200Aのレンズ側マウント201Aの仕様は、カメラボディ100のカメラボディ側マウント101に対応する装着可能な仕様である。
レンズ側マウント201Aの接続部201Asは、カメラボディ100が備えている接続部101sの接続端子に接続される接続端子として、端子Te1〜Te12の12個の接続端子を備えている。交換レンズ200Aとカメラボディ100とが接続部201Asおよび接続部101sを介して接続されることにより、接続部201Asの端子Te1〜Te12のそれぞれの端子は、接続部101sの端子Ta1〜Ta12のそれぞれの接続端子のうちの対応する接続端子に接続される。なお、この接続部201Asと接続部101sとは、電気的に接続される。
端子Te2は、カメラボディ100の端子Ta2に接続され、カメラボディ100からパワー系電源PWRの電圧が供給される。この端子Te2に供給されたパワー系電源PWRの電圧が、交換レンズ200Aの光学系駆動部230Aに供給されるレンズ駆動系電源の電圧(交換レンズ200に供給されるレンズ駆動系電源Vpの電圧に相当する電圧)である。
また、端子Te3は、カメラボディ100の端子Ta3に接続され、カメラボディ100から制御系電源Vccの電圧が供給される。この端子Te3に供給された制御系電源Vccの電圧が、交換レンズ200Aのレンズ制御部210Aに供給されるレンズ制御系電源の電圧(交換レンズ200に供給されるレンズ制御系電源Vcの電圧に相当する電圧)である。
また、端子Te3は、カメラボディ100の端子Ta3に接続され、カメラボディ100から制御系電源Vccの電圧が供給される。この端子Te3に供給された制御系電源Vccの電圧が、交換レンズ200Aのレンズ制御部210Aに供給されるレンズ制御系電源の電圧(交換レンズ200に供給されるレンズ制御系電源Vcの電圧に相当する電圧)である。
レンズ制御部210Aは、光学系制御部211Aと、第1レンズ通信部212Aと、第2レンズ通信部213Aと、を備えている。光学系制御部211Aは、光学系駆動部230Aおよび絞りユニット250Aの絞り駆動部233Aを制御する。
第1レンズ通信部212Aと第1カメラ通信部112とは、信号RDY、CLK1、DATAB、DATALの4種類の信号線を介して第1データ通信系D1bの通信を実行する。また、第2レンズ通信部213Aと第2カメラ通信部113とは、信号HREQ、HANS、HCLK、HDATAの4種類の信号線を介して第2データ通信系D2bの通信を実行する。
第1レンズ通信部212Aと第1カメラ通信部112とは、信号RDY、CLK1、DATAB、DATALの4種類の信号線を介して第1データ通信系D1bの通信を実行する。また、第2レンズ通信部213Aと第2カメラ通信部113とは、信号HREQ、HANS、HCLK、HDATAの4種類の信号線を介して第2データ通信系D2bの通信を実行する。
このように、交換レンズ200Aには、カメラボディ100からパワー系電源PWRの電圧がレンズ駆動系電源の電圧として供給され、制御系電源Vccの電圧がレンズ制御系電源の電圧として供給される。また、第1レンズ通信部212Aと第1カメラ通信部112とは、同じ通信規格でありコマンドデータ通信を行う。また、第2レンズ通信部213Aと第2カメラ通信部113とは、同じ通信規格であり、ホットライン通信を行う。
これにより、交換レンズ200Aは、アダプター300を介さずにカメラボディ100と直接に接続することが可能であり、カメラ制御部110は、レンズ制御部210Aと通信することにより、交換レンズ200Aを機能させることができる。
この交換レンズ200Aを、以下の記述において、規格適合レンズとも称する。
これにより、交換レンズ200Aは、アダプター300を介さずにカメラボディ100と直接に接続することが可能であり、カメラ制御部110は、レンズ制御部210Aと通信することにより、交換レンズ200Aを機能させることができる。
この交換レンズ200Aを、以下の記述において、規格適合レンズとも称する。
<状態遷移の説明>
次に、本実施形態による処理について説明する。
まず、図8を参照して本実施形態による状態遷移の概要について説明する。
図8は、本実施形態による交換レンズに係る処理の状態遷移の概要を示すフローチャートである。
次に、本実施形態による処理について説明する。
まず、図8を参照して本実施形態による状態遷移の概要について説明する。
図8は、本実施形態による交換レンズに係る処理の状態遷移の概要を示すフローチャートである。
まず、カメラボディ100に対して、カメラボディ100の主電源がオンされた場合、または、カメラボディ100の主電源がオンされている状態において、アダプター300が装着された場合、アダプター300は、カメラボディ100の制御により、「レンズ起動処理」を実行する(ステップS100)。
ここで、「レンズ起動処理」とは、例えば、カメラボディ100のカメラボディ側マウント101に対する着脱判定処理、アダプター300およびアダプター300に装着されている交換レンズ200の初期化処理、各電源系統の給電制御処理、等である。また、例えば、このレンズ起動処理において、カメラボディ100は、カメラボディ100にアダプター300を介して装着されている交換レンズ200の種類や仕様(機能)の情報を取得する。このレンズ起動処理については後述の「レンズ起動処理」(図12)において詳述する。
ここで、「レンズ起動処理」とは、例えば、カメラボディ100のカメラボディ側マウント101に対する着脱判定処理、アダプター300およびアダプター300に装着されている交換レンズ200の初期化処理、各電源系統の給電制御処理、等である。また、例えば、このレンズ起動処理において、カメラボディ100は、カメラボディ100にアダプター300を介して装着されている交換レンズ200の種類や仕様(機能)の情報を取得する。このレンズ起動処理については後述の「レンズ起動処理」(図12)において詳述する。
ステップS100においてレンズ起動処理が完了すると、アダプター300は、カメラボディ100の制御により、「レンズ定常処理」に遷移する(ステップS200)。
「レンズ定常処理」とは、例えば、レンズ起動処理が完了した後の撮影処理が可能な状態である。このレンズ定常処理において、カメラボディ100は、例えば、アダプター300を介して装着されている交換レンズ200の装着状態の検出と光学系の情報の取得とを所定周期で行う「定常通信」を実行する。このレンズ定常処理については図9、図10を用いて後述する。
「レンズ定常処理」とは、例えば、レンズ起動処理が完了した後の撮影処理が可能な状態である。このレンズ定常処理において、カメラボディ100は、例えば、アダプター300を介して装着されている交換レンズ200の装着状態の検出と光学系の情報の取得とを所定周期で行う「定常通信」を実行する。このレンズ定常処理については図9、図10を用いて後述する。
次に、カメラボディ100またはアダプター300は、レンズ定常処理中において割り込み要求が生じたか否かを判定する(ステップS300)。ステップS300において、割り込み要求がないと判定された場合、アダプター300は、カメラボディ100の制御により、レンズ定常処理を継続する。一方、ステップS300において、割り込み要求があると判定された場合、カメラボディ100またはアダプター300は、要求された割り込み処理に遷移する(ステップS400)。ここで、割り込み処理とは、例えば、レリーズ操作による撮影開始処理、電源瞬断時の処理、低消費電力モードへの移行または電源オフによる電源遮断処理等である。これらの処理についても後述する。
なお、カメラボディ100にアダプター300が装着されるのに代えて、規格適合レンズ(例えば、交換レンズ200A)が直接に装着された場合の処理の状態遷移も、図8と同様の状態遷移となる。
なお、カメラボディ100にアダプター300が装着されるのに代えて、規格適合レンズ(例えば、交換レンズ200A)が直接に装着された場合の処理の状態遷移も、図8と同様の状態遷移となる。
(レンズ定常処理におけるコマンドデータ通信の説明)
次に、レンズ定常処理(図8のステップS200)において実行されるコマンドデータ通信について説明する。
図9は、レンズ定常処理におけるコマンドデータ通信の通信シーケンスの一例を示す図である。
この図は、交換レンズ200(CPUレンズ)とカメラボディ100とがアダプター300を介して接続されているカメラシステム1を例としてコマンドデータ通信の一例を示している。アダプター制御部310は、カメラ制御部110との間で、定常的に周期的通信を実行可能であり、この周期的通信を実行することにより、カメラ制御部110からの要求に応じて、レンズ制御部210から取得したレンズ情報(光学系220の情報等)をカメラ制御部110に送信する。
次に、レンズ定常処理(図8のステップS200)において実行されるコマンドデータ通信について説明する。
図9は、レンズ定常処理におけるコマンドデータ通信の通信シーケンスの一例を示す図である。
この図は、交換レンズ200(CPUレンズ)とカメラボディ100とがアダプター300を介して接続されているカメラシステム1を例としてコマンドデータ通信の一例を示している。アダプター制御部310は、カメラ制御部110との間で、定常的に周期的通信を実行可能であり、この周期的通信を実行することにより、カメラ制御部110からの要求に応じて、レンズ制御部210から取得したレンズ情報(光学系220の情報等)をカメラ制御部110に送信する。
例えば、図9に示す「レンズ定常処理」において、第1アダプター通信部312は、周期Tf(第1の通信周期)で交換レンズ200が備えるレンズ制御部210との間で通信する第1定期通信と、周期Tm(第2の通信周期)でカメラボディ100が備えているカメラ制御部110と通信する第2定期通信とを非同期の関係で実行する。
第1アダプター通信部312は、周期Tf(例えば、64msec毎の周期)で、第1データ通信系D1Lの通信(第1定期通信)を第1レンズ通信部212と実行する(ステップS2010、S2020)。
ここで、このレンズ定常処理における第1データ通信系D1Lの通信(第1定期通信)を「レンズ定常通信」と称する。このレンズ定常通信により、第1アダプター通信部312は、第1レンズ通信部212からレンズ情報(光学系220の情報等(第1情報))を取得する。
第1アダプター通信部312は、周期Tf(例えば、64msec毎の周期)で、第1データ通信系D1Lの通信(第1定期通信)を第1レンズ通信部212と実行する(ステップS2010、S2020)。
ここで、このレンズ定常処理における第1データ通信系D1Lの通信(第1定期通信)を「レンズ定常通信」と称する。このレンズ定常通信により、第1アダプター通信部312は、第1レンズ通信部212からレンズ情報(光学系220の情報等(第1情報))を取得する。
また、第1アダプター通信部312は、ステップS2010において取得したレンズ情報に基づいて、第1カメラ通信部112へ送信するレンズ情報(光学系220の情報等(第2情報))を生成する(ステップS2015)。例えば、第1アダプター通信部312は、ステップS2010において取得したレンズ情報(光学系220の情報等)のデータを、第1データ通信系D1bの通信規格に適合するようにデータ変換して、第1カメラ通信部112へ送信する情報を生成する。
同様に、第1アダプター通信部312は、ステップS2020において取得したレンズ情報(光学系220の情報等)に基づいて、第1カメラ通信部112へ送信する情報をデータ変換して生成する(ステップS2025)。
すなわち、第1アダプター通信部312は、レンズ定常通信の通信タイミング(周期Tfの通信タイミング)に応じて、第1カメラ通信部112へ送信するレンズ情報(光学系220の情報等)を生成する。
同様に、第1アダプター通信部312は、ステップS2020において取得したレンズ情報(光学系220の情報等)に基づいて、第1カメラ通信部112へ送信する情報をデータ変換して生成する(ステップS2025)。
すなわち、第1アダプター通信部312は、レンズ定常通信の通信タイミング(周期Tfの通信タイミング)に応じて、第1カメラ通信部112へ送信するレンズ情報(光学系220の情報等)を生成する。
上述の第1データ通信系D1Lの通信に対して、第1アダプター通信部312は、第1データ通信系D1Lでの交換レンズ200との間の通信(第1定期通信)周期Tfとは非同期な周期Tm(例えば、16msec毎の周期)で、第1データ通信系D1bの通信(第2定期通信)を第1カメラ通信部112と実行する(ステップS1010、S1015、S1020、S1025)。この通信周期Tmは、通信周期Tfよりも高速な通信周期である。
ここで、このレンズ定常処理における第1データ通信系D1bの通信(第2定期通信)を「定常通信」と称する。この定常通信には、レンズ着脱検出処理(レンズ着脱検出)と、定常データ通信処理(以下、「定常データ通信」)とが含まれている。
各ステップのレンズ着脱検出処理は、第1カメラ通信部112からのレンズ着脱検出指示コマンドに応じて、第1アダプター通信部312が検出結果を応答する処理である。第1アダプター通信部312は、第1レンズ通信部212からレンズ定常通信の応答があるか否かに基づいて、交換レンズ200の着脱を検出し、検出結果を第1カメラ通信部112に送信する。
ここで、このレンズ定常処理における第1データ通信系D1bの通信(第2定期通信)を「定常通信」と称する。この定常通信には、レンズ着脱検出処理(レンズ着脱検出)と、定常データ通信処理(以下、「定常データ通信」)とが含まれている。
各ステップのレンズ着脱検出処理は、第1カメラ通信部112からのレンズ着脱検出指示コマンドに応じて、第1アダプター通信部312が検出結果を応答する処理である。第1アダプター通信部312は、第1レンズ通信部212からレンズ定常通信の応答があるか否かに基づいて、交換レンズ200の着脱を検出し、検出結果を第1カメラ通信部112に送信する。
各ステップの定常データ通信は、第1アダプター通信部312が生成したレンズ情報(光学系220の情報等)を、第1カメラ通信部112が取得する通信処理である。すなわち、定常データ通信において、第1カメラ通信部112は、第1アダプター通信部312に対して、レンズ情報(光学系220の情報等)の送信を要求する要求コマンドを送信し、それを受けた第1アダプター通信部312からの応答(アダプターからカメラ側への送信)によって、アダプター300を介した交換レンズ200からのレンズ情報(光学系220の情報等)の受信(取得)処理を行う。この要求コマンドは定常データ通信において定期的に送信されるため、第1カメラ通信部112は、この定常データ通信のたびに、レンズ情報の取得(受信)動作を繰り返し行う。
例えば、第1カメラ通信部112は、ステップS1010の定常データ通信により、第1アダプター通信部312がステップS2010のレンズ定常通信の前に取得したレンズ情報(光学系220の情報等/第1情報)に基づいて生成したレンズ情報(第2情報)を取得する。また、第1カメラ通信部112は、ステップS1015、S1020の定常データ通信により、第1アダプター通信部312がステップS2010のレンズ定常通信において取得したレンズ情報(光学系220の情報等/第1情報)に基づいて生成したレンズ情報(第2情報)を取得する。また、第1カメラ通信部112は、ステップS1025の定常データ通信により、第1アダプター通信部312がステップS2020のレンズ定常通信において取得したレンズ情報(光学系220の情報等)に基づいて生成したレンズ情報を取得する。
すなわち、第1アダプター通信部312は、上記のように生成したレンズ情報を、定常データ通信の周期Tmで第1カメラ通信部112に送信する(応答する)。
例えば、第1カメラ通信部112は、ステップS1010の定常データ通信により、第1アダプター通信部312がステップS2010のレンズ定常通信の前に取得したレンズ情報(光学系220の情報等/第1情報)に基づいて生成したレンズ情報(第2情報)を取得する。また、第1カメラ通信部112は、ステップS1015、S1020の定常データ通信により、第1アダプター通信部312がステップS2010のレンズ定常通信において取得したレンズ情報(光学系220の情報等/第1情報)に基づいて生成したレンズ情報(第2情報)を取得する。また、第1カメラ通信部112は、ステップS1025の定常データ通信により、第1アダプター通信部312がステップS2020のレンズ定常通信において取得したレンズ情報(光学系220の情報等)に基づいて生成したレンズ情報を取得する。
すなわち、第1アダプター通信部312は、上記のように生成したレンズ情報を、定常データ通信の周期Tmで第1カメラ通信部112に送信する(応答する)。
このように、コマンドデータ通信において、アダプター制御部310は、周期Tfのレンズ定常通信により取得した交換レンズ200からのレンズ情報(光学系220の情報等/第1情報)に基づいて、カメラ制御部110に送信するレンズ情報(第2情報)を生成する。また、アダプター制御部310は、生成したレンズ情報(第2情報)を、周期Tmの定常データ通信によりカメラ制御部110に送信する。
これにより、アダプター制御部310は、周期Tfのレンズ定常通信により取得して生成したレンズ情報を、周期Tfに対して非同期の関係にある周期Tmの定常データ通信によりカメラ制御部110に滞りなく確実に送信することができる。
よって、アダプター制御部310は、カメラ制御部110と通信することにより、カメラ制御部110からの要求に応じて、レンズ制御部210から取得したレンズ情報をカメラ制御部110に滞りなく送信することができる。
これにより、アダプター制御部310は、周期Tfのレンズ定常通信により取得して生成したレンズ情報を、周期Tfに対して非同期の関係にある周期Tmの定常データ通信によりカメラ制御部110に滞りなく確実に送信することができる。
よって、アダプター制御部310は、カメラ制御部110と通信することにより、カメラ制御部110からの要求に応じて、レンズ制御部210から取得したレンズ情報をカメラ制御部110に滞りなく送信することができる。
なお、図9を用いて、レンズ定常通信の通信タイミング(周期Tfの通信タイミング)に応じて、第1カメラ通信部112へ送信するレンズ情報(光学系220の情報等)を、第1アダプター通信部312が生成する処理を説明したが、これに限られるものではない。例えば、第1アダプター通信部312は、定常データ通信の通信タイミング(周期Tmの通信タイミング)に応じて、第1カメラ通信部112へ送信するレンズ情報(光学系220の情報等)を生成してもよい。
これにより、アダプター制御部310は、周期Tfのレンズ定常通信により取得したレンズ情報(光学系220の情報等)から、周期Tfに対して非同期の関係にある周期Tmのタイミングに応じてカメラ制御部110に送信するレンズ情報を生成し、生成したレンズ情報を定常データ通信によりカメラ制御部110に送信することができる。
これにより、アダプター制御部310は、周期Tfのレンズ定常通信により取得したレンズ情報(光学系220の情報等)から、周期Tfに対して非同期の関係にある周期Tmのタイミングに応じてカメラ制御部110に送信するレンズ情報を生成し、生成したレンズ情報を定常データ通信によりカメラ制御部110に送信することができる。
また、図9を用いて、第1アダプター通信部312は、レンズ制御部210との通信の周期Tfと、カメラ制御部110との通信の周期Tmとが、非同期の関係にある処理について説明したが、周期Tfと周期Tmとが、同期の関係にある処理としてもよい。
(レンズ定常通信の説明)
周期Tfで通信される「レンズ定常通信」は、具体的には、1周期内(例えば64ms周期)において複数回の通信(例えば8回の通信/1回の通信あたりに要す時間は約8ms)に分けて通信される。この複数回の通信には、第1アダプター通信部312がレンズ制御部210から情報を取得するための通信と、第1アダプター通信部312からレンズ制御部210に対して情報(設定指示)を出力する通信とが含まれる。
第1アダプター通信部312は、レンズ定常通信において第1レンズ通信部212との間で複数回の通信を行い、各回毎に第1レンズ通信部212からレンズ情報(光学系220の情報や絞りユニット250の情報等/第1情報)を取得する。また、第1アダプター通信部312は、複数回の通信により取得したレンズ情報のうち、互いに異なる回に取得した複数のレンズ情報を用いて、定常データ通信で第1カメラ通信部112に送信するレンズ情報を生成する。そして、第1アダプター通信部312は、第1カメラ通信部112からの要求に応じて、生成したレンズ情報(第2情報)を第1カメラ通信部112に送信する。
図10は、レンズ定常通信の1周期内において複数回の通信に分けて通信される通信コマンドの一例を示す図である。
この図に示すように、レンズ定常通信は、例えば、通信データを送受信する通信コマンドD1〜D8を有し、レンズ定常通信の1周期の期間において順次通信される。この図に示す例では、1周期の期間内において、レンズ定常通信の通信コマンドD1〜D8が順次通信されることにより、8回の通信が行われる。
周期Tfで通信される「レンズ定常通信」は、具体的には、1周期内(例えば64ms周期)において複数回の通信(例えば8回の通信/1回の通信あたりに要す時間は約8ms)に分けて通信される。この複数回の通信には、第1アダプター通信部312がレンズ制御部210から情報を取得するための通信と、第1アダプター通信部312からレンズ制御部210に対して情報(設定指示)を出力する通信とが含まれる。
第1アダプター通信部312は、レンズ定常通信において第1レンズ通信部212との間で複数回の通信を行い、各回毎に第1レンズ通信部212からレンズ情報(光学系220の情報や絞りユニット250の情報等/第1情報)を取得する。また、第1アダプター通信部312は、複数回の通信により取得したレンズ情報のうち、互いに異なる回に取得した複数のレンズ情報を用いて、定常データ通信で第1カメラ通信部112に送信するレンズ情報を生成する。そして、第1アダプター通信部312は、第1カメラ通信部112からの要求に応じて、生成したレンズ情報(第2情報)を第1カメラ通信部112に送信する。
図10は、レンズ定常通信の1周期内において複数回の通信に分けて通信される通信コマンドの一例を示す図である。
この図に示すように、レンズ定常通信は、例えば、通信データを送受信する通信コマンドD1〜D8を有し、レンズ定常通信の1周期の期間において順次通信される。この図に示す例では、1周期の期間内において、レンズ定常通信の通信コマンドD1〜D8が順次通信されることにより、8回の通信が行われる。
なお、レンズ定常通信において通信データを送信または受信する通信コマンドD1〜D8には、アダプター300側が交換レンズ200側から交換レンズ200に関するレンズ情報を取得するためのコマンドと、アダプター300側から交換レンズ200側に情報や指示(設定指示)を送るためのコマンドが存在する。交換レンズ200に関する情報を取得するためのコマンドとして例えば、光学系220の情報や駆動状態を示す情報を通信する通信コマンドD1、D4,D5、電磁絞りに関する情報を取得する通信コマンドD6がある。また、交換レンズ200側に情報や指示(設定指示)を送るためのコマンドとしては、カメラボディ100の動作状態を示す情報(たとえばレリーズボタンに対する半押し操作がなされたか否かを示す情報)を通信する通信コマンドD2、ホットライン通信の設定情報(設定指示)を通信する通信コマンドD3、防振制御(VRレンズ223の制御)に関する指示(設定指示)を通信する通信コマンドD7、D8がある。そして、交換レンズ(交換レンズ200またはその他の交換レンズ)の仕様によってそれぞれ交換レンズの機能が異なるため、交換レンズの仕様(機能)によって(交換レンズの種類・タイプに応じて)、通信コマンドD1〜D8の中から選択された通信コマンドが通信される。
例えば、VRレンズ223の有無(防振機能の有無)、または電磁絞り機能の有無等の交換レンズの仕様(機能)によって、不要な通信コマンドの通信は行われない。
例えば、VRレンズ223の有無(防振機能の有無)、または電磁絞り機能の有無等の交換レンズの仕様(機能)によって、不要な通信コマンドの通信は行われない。
すなわち、第1アダプター通信部312は、複数回の通信により、光学系220の情報を複数の情報に分割して取得し、分割して取得した複数の情報に対応する情報を1つにまとめた光学系220の情報を生成する。
なお、複数の情報に対応する情報とは、該複数の情報に対して通信規格等に応じてデータ変換された情報等のことである。
第1アダプター通信部312は、レンズ定常通信の1周期内において8種類の通信コマンドD1〜D8(前述のように、このうち4種類の通信コマンドD2,D3,D7,D8は交換レンズ200側に情報および指示を通信するためのコマンドであり、残りの4種類の通信コマンドD1,D4,D5,D6が交換レンズ200から情報を取得するコマンド)を順次通信することにより、光学系220に関する情報、絞りユニット250に関する情報、およびその他各種のレンズ情報を4種類の情報に分割して(4回に分けて)取得(受信)すると共に、交換レンズ200に対して4種類の情報・指示を分割して送信する。また、第1アダプター通信部312は、1周期内の4回の通信毎に分割取得した情報に基づいて、第1カメラ通信部112に対して送信する光学系220の情報を生成する。ここで、第1アダプター通信部312が1周期内で生成するレンズ(例えば光学系220)の情報(換言すれば第1カメラ通信部112に送信する情報)は、分割取得した各情報を、各回の受信のたびに生成してカメラボディ100に送信するのではなく、1周期内で分割受信した情報の全て(本実施形態であれば4回に分けて分割受信した全てのレンズ情報)に基づいて送信するレンズ情報を生成し、その生成したレンズ情報をカメラボディ100に送信する。つまりカメラボディ100に送信されるレンズ情報は、分割して取得したそれぞれの情報のみではなく、受信した4種類(4回)全ての情報をまとめた(カメラボディ100への送信のために1まとめにした)情報である(換言すれば、アダプター300は、交換レンズ200から4回に分けて受信したレンズ情報を、4回に分けてカメラボディ100に送信するのではなく、1回でカメラボディ100に送信する)。このように構成することでアダプター300とカメラボディ100との間の通信頻度を抑制でき、双方の制御部(アダプター制御部310とカメラ制御部110)における処理負担を軽減することができる。
なお、複数の情報に対応する情報とは、該複数の情報に対して通信規格等に応じてデータ変換された情報等のことである。
第1アダプター通信部312は、レンズ定常通信の1周期内において8種類の通信コマンドD1〜D8(前述のように、このうち4種類の通信コマンドD2,D3,D7,D8は交換レンズ200側に情報および指示を通信するためのコマンドであり、残りの4種類の通信コマンドD1,D4,D5,D6が交換レンズ200から情報を取得するコマンド)を順次通信することにより、光学系220に関する情報、絞りユニット250に関する情報、およびその他各種のレンズ情報を4種類の情報に分割して(4回に分けて)取得(受信)すると共に、交換レンズ200に対して4種類の情報・指示を分割して送信する。また、第1アダプター通信部312は、1周期内の4回の通信毎に分割取得した情報に基づいて、第1カメラ通信部112に対して送信する光学系220の情報を生成する。ここで、第1アダプター通信部312が1周期内で生成するレンズ(例えば光学系220)の情報(換言すれば第1カメラ通信部112に送信する情報)は、分割取得した各情報を、各回の受信のたびに生成してカメラボディ100に送信するのではなく、1周期内で分割受信した情報の全て(本実施形態であれば4回に分けて分割受信した全てのレンズ情報)に基づいて送信するレンズ情報を生成し、その生成したレンズ情報をカメラボディ100に送信する。つまりカメラボディ100に送信されるレンズ情報は、分割して取得したそれぞれの情報のみではなく、受信した4種類(4回)全ての情報をまとめた(カメラボディ100への送信のために1まとめにした)情報である(換言すれば、アダプター300は、交換レンズ200から4回に分けて受信したレンズ情報を、4回に分けてカメラボディ100に送信するのではなく、1回でカメラボディ100に送信する)。このように構成することでアダプター300とカメラボディ100との間の通信頻度を抑制でき、双方の制御部(アダプター制御部310とカメラ制御部110)における処理負担を軽減することができる。
なお、第1アダプター通信部312は、予め定められたフォーマットに基づいて、「レンズ定常通信」(図9参照)により取得したレンズ情報(例えば光学系220の情報)に基づいて、「定常データ通信」(図9参照)により第1カメラ通信部112に送信するためのレンズ情報(光学系220の情報)を生成する。
ここで、予め定められたフォーマットとは、第1アダプター通信部312と第1カメラ通信部112との間の第1データ通信系D1bにおけるコマンドデータ通信の通信規格によって、予め定められたフォーマットであって、光学系220の情報を送信するデータ構成の規定等が定められたフォーマットである。例えば、光学系220の情報として、光学系220の種類を示す情報、フォーカスレンズ222の駆動状態を示す情報、VRレンズ223の駆動状態を示す情報、等のデータ構成の規定が定められている。
ここで、予め定められたフォーマットとは、第1アダプター通信部312と第1カメラ通信部112との間の第1データ通信系D1bにおけるコマンドデータ通信の通信規格によって、予め定められたフォーマットであって、光学系220の情報を送信するデータ構成の規定等が定められたフォーマットである。例えば、光学系220の情報として、光学系220の種類を示す情報、フォーカスレンズ222の駆動状態を示す情報、VRレンズ223の駆動状態を示す情報、等のデータ構成の規定が定められている。
このように、第1アダプター通信部312は、「レンズ定常通信」において複数回の通信により複数の情報に分割して取得したレンズ情報(光学系220の情報)を、予め定められたフォーマットに基づいてまとめた(1まとめにした)情報に変換して、「定常データ通信」における1回の通信により送信する。つまり、第1アダプター通信部312は、「レンズ定常通信」の通信フォーマットで送受信される通信データを、「定常データ通信」の通信フォーマットで送受信される通信データに変換する。
よって、アダプター300は、互いに異なる通信規格を有するカメラボディ100と交換レンズ200の間に装着されることにより、交換レンズ200の光学系220の情報を取得してカメラボディ100に送信することができる。
なお上記実施形態では、複数回に分けて取得したレンズ情報を全て1まとめにしてカメラボディ100に送信する例を説明したが、必ずしも全てを使わないようにしても良い。例えば複数回(上記では4回)受信したうちの幾つか(例えば2回分、または3回分)を選択し、その選択した情報を1まとめにして送信するようにしても良い。
またアダプター300は、「定常データ通信」の通信フォーマットに合わせることだけでなく、カメラボディ100からの要求コマンドに応じて(その要求コマンドを解析して)、レンズ200から取得したレンズ情報を、送信すべき内容(カメラボディ100からの要求に見合うように)に組み合わせて送信するよう構成しているので、カメラボディ100からの各種要求コマンドに対しても対応可能である。
よって、アダプター300は、互いに異なる通信規格を有するカメラボディ100と交換レンズ200の間に装着されることにより、交換レンズ200の光学系220の情報を取得してカメラボディ100に送信することができる。
なお上記実施形態では、複数回に分けて取得したレンズ情報を全て1まとめにしてカメラボディ100に送信する例を説明したが、必ずしも全てを使わないようにしても良い。例えば複数回(上記では4回)受信したうちの幾つか(例えば2回分、または3回分)を選択し、その選択した情報を1まとめにして送信するようにしても良い。
またアダプター300は、「定常データ通信」の通信フォーマットに合わせることだけでなく、カメラボディ100からの要求コマンドに応じて(その要求コマンドを解析して)、レンズ200から取得したレンズ情報を、送信すべき内容(カメラボディ100からの要求に見合うように)に組み合わせて送信するよう構成しているので、カメラボディ100からの各種要求コマンドに対しても対応可能である。
(交換レンズの駆動要素(或いは光学系駆動部)の駆動状態を検出する通信処理)
次に、交換レンズ200の駆動要素(光学系220や絞りユニット250)或いは光学系駆動部230の駆動状態の通信処理について説明する。
アダプター制御部310は、カメラ制御部110から出力される制御指令を受信し(例えば、第1アダプター通信部312の第1受信部が受信し)、その受信した制御指令の内容(第1受信部での受信内容)に応じて、光学系駆動部230(換言すれば交換レンズ200内の光学系220や絞り250等の駆動要素)に対して駆動制御するためのレンズ制御指令を、レンズ制御部210に対して送信する(例えば、第1アダプター通信部312の第1送信部が送信する)。また、アダプター制御部310は、該レンズ制御指令を送信した後、光学系駆動部230の駆動状態を示す状態情報をレンズ制御部210から受信し(例えば、第1アダプター通信部312の第2受信部が受信し)、受信した内容(第2受信部での受信内容)に基づいて、駆動要素の駆動状態を示す状態情報をカメラ制御部110に送信する(例えば、第1アダプター通信部312の第2送信部が送信する)。
すなわち、アダプター制御部310は、光学系駆動部230に対するレンズ制御指令をレンズ制御部210に送信した後、光学系駆動部230の駆動状態を示す状態情報をレンズ制御部210から受け取った上で、その状態情報をカメラ制御部110に対して送信する。
但し、アダプター制御部310は、駆動要素の駆動開始を指示するレンズ制御指令(第1のレンズ制御指令)をレンズ制御部210に対して送信した場合には(例えば、第1送信部から送信した場合には)、第2受信部の受信とは無関係に、駆動要素が駆動中であることを示す状態情報をカメラ制御部110に対して送信する(第2送信部から送信する)。
次に、交換レンズ200の駆動要素(光学系220や絞りユニット250)或いは光学系駆動部230の駆動状態の通信処理について説明する。
アダプター制御部310は、カメラ制御部110から出力される制御指令を受信し(例えば、第1アダプター通信部312の第1受信部が受信し)、その受信した制御指令の内容(第1受信部での受信内容)に応じて、光学系駆動部230(換言すれば交換レンズ200内の光学系220や絞り250等の駆動要素)に対して駆動制御するためのレンズ制御指令を、レンズ制御部210に対して送信する(例えば、第1アダプター通信部312の第1送信部が送信する)。また、アダプター制御部310は、該レンズ制御指令を送信した後、光学系駆動部230の駆動状態を示す状態情報をレンズ制御部210から受信し(例えば、第1アダプター通信部312の第2受信部が受信し)、受信した内容(第2受信部での受信内容)に基づいて、駆動要素の駆動状態を示す状態情報をカメラ制御部110に送信する(例えば、第1アダプター通信部312の第2送信部が送信する)。
すなわち、アダプター制御部310は、光学系駆動部230に対するレンズ制御指令をレンズ制御部210に送信した後、光学系駆動部230の駆動状態を示す状態情報をレンズ制御部210から受け取った上で、その状態情報をカメラ制御部110に対して送信する。
但し、アダプター制御部310は、駆動要素の駆動開始を指示するレンズ制御指令(第1のレンズ制御指令)をレンズ制御部210に対して送信した場合には(例えば、第1送信部から送信した場合には)、第2受信部の受信とは無関係に、駆動要素が駆動中であることを示す状態情報をカメラ制御部110に対して送信する(第2送信部から送信する)。
例えば、レンズ制御部210は、アダプター制御部310から駆動開始のレンズ制御指令を受信すると、光学系駆動部230を該制御指令の指示に応じて駆動する。また、レンズ制御部210は、光学系駆動部230を駆動開始することに応じて、交換レンズ200内の駆動要素が「駆動中」であることを示す状態情報をアダプター制御部310に送信する。
ここで、アダプター制御部310は、この状態情報をレンズ定常通信によりレンズから受信するのを待ってから、その受信した状態情報をカメラ制御部110に対して定常データ通信で送信するよう構成すると、光学系駆動部230の駆動が開始されたタイミング(すなわち駆動中)に対して、その駆動中であることを示す状態情報をカメラ制御部110に伝えるまでに、時間を要する(カメラ制御部110で受信されるタイミングが遅延する)ことがある。
これは、レンズ定常通信と定常データ通信とが、互いに非同期の関係であって、且つ互いに異なる周期で通信が行われるためである。また、アダプター制御部310は、互いに異なる通信規格であるレンズ定常通信と定常データ通信との間の通信を中継するためにデータの変換処理が必要であるためである。
このように、アダプター制御部310は、光学系駆動部230の駆動が開始されたタイミングから、「駆動中」であることを示す状態情報がカメラ制御部110に受信されるタイミングまでの間にタイムラグが生じる。すなわち、カメラ制御部110において、光学系駆動部230がもうすでに駆動中であるにもかかわらず、「駆動中」であることを示す状態情報を受信できない期間が生じてしまう。
これは、レンズ定常通信と定常データ通信とが、互いに非同期の関係であって、且つ互いに異なる周期で通信が行われるためである。また、アダプター制御部310は、互いに異なる通信規格であるレンズ定常通信と定常データ通信との間の通信を中継するためにデータの変換処理が必要であるためである。
このように、アダプター制御部310は、光学系駆動部230の駆動が開始されたタイミングから、「駆動中」であることを示す状態情報がカメラ制御部110に受信されるタイミングまでの間にタイムラグが生じる。すなわち、カメラ制御部110において、光学系駆動部230がもうすでに駆動中であるにもかかわらず、「駆動中」であることを示す状態情報を受信できない期間が生じてしまう。
上述のタイムラグを低減するために、アダプター制御部310は、光学系駆動部230に対する駆動開始のレンズ制御指令(第1のレンズ制御指令)をレンズ制御部210に送信した(例えば、第1送信部から送信した)後(直後)、レンズ制御部210からの応答(駆動要素の駆動状態を示す状態情報の応答)を待たずに(例えば、第2受信部での受信を待たずに)、すでに駆動状態にあることを示す状態情報(「駆動中」状態であることを示す状態情報)をカメラ制御部110に対して送信する。
なお本実施形態のアクセサー制御部310は、上述の駆動開始を示すレンズ制御指令をレンズ制御部210に送信した後で、「駆動中」を示す状態情報をカメラ制御部110に送信するように構成した。この順序については、例えば、上述のレンズ制御指令をレンズ制御部210に送信すると同時に、「駆動中」の状態情報をカメラ制御部110に送信するようにアクセサリー制御部310の動作シーケンスを改良しても良い。
一方、光学系駆動部230の駆動が停止された場合、アダプター制御部310は、光学系駆動部230が停止状態にあることを示す応答(状態情報)をレンズ制御部210から取得した後で、その「駆動停止状態」を示す状態情報をカメラ制御部110に対して送信する。つまりアダプター制御部310は、光学系駆動部230を駆動停止する場合には、実際の停止状態を確認した上で(レンズ制御部210からその旨を示す応答を受信してから)、カメラ制御部110に対してその旨を応答する。
なお本実施形態のアクセサー制御部310は、上述の駆動開始を示すレンズ制御指令をレンズ制御部210に送信した後で、「駆動中」を示す状態情報をカメラ制御部110に送信するように構成した。この順序については、例えば、上述のレンズ制御指令をレンズ制御部210に送信すると同時に、「駆動中」の状態情報をカメラ制御部110に送信するようにアクセサリー制御部310の動作シーケンスを改良しても良い。
一方、光学系駆動部230の駆動が停止された場合、アダプター制御部310は、光学系駆動部230が停止状態にあることを示す応答(状態情報)をレンズ制御部210から取得した後で、その「駆動停止状態」を示す状態情報をカメラ制御部110に対して送信する。つまりアダプター制御部310は、光学系駆動部230を駆動停止する場合には、実際の停止状態を確認した上で(レンズ制御部210からその旨を示す応答を受信してから)、カメラ制御部110に対してその旨を応答する。
図11は、光学系駆動部230(或いは上述の駆動要素)の駆動状態を検出する通信シーケンスの一例を示す図である。
この図を参照して、アダプター制御部310が光学系駆動部230(或いは上述の駆動要素)の駆動状態を通信する処理について説明する。
なお、第1カメラ通信部112は、第1アダプター通信部312と周期Tmで定常データ通信を行う(ステップS1032、S1036、S1038、S1040)。また、第1アダプター通信部312は、第1レンズ通信部212と周期Tfでレンズ定常通信を行う(ステップS2034、S2038)。
この図を参照して、アダプター制御部310が光学系駆動部230(或いは上述の駆動要素)の駆動状態を通信する処理について説明する。
なお、第1カメラ通信部112は、第1アダプター通信部312と周期Tmで定常データ通信を行う(ステップS1032、S1036、S1038、S1040)。また、第1アダプター通信部312は、第1レンズ通信部212と周期Tfでレンズ定常通信を行う(ステップS2034、S2038)。
まず、カメラ制御部110により交換レンズ200が備えている光学系駆動部230を制御する場合、第1カメラ通信部112は、光学系駆動部230を制御するレンズ制御指令を、第1アダプター通信部312に送信する(ステップS1030)。例えば、第1カメラ通信部112は、フォーカスレンズ222の位置を目標位置まで移動させるレンズ制御指令(駆動開始指令)を送信する。
次に、第1アダプター通信部312は、受信したレンズ制御指令(駆動開始指令)を、第1レンズ通信部212に送信するレンズ制御指令(駆動開始指令)に変換して、変換したレンズ制御指令(駆動開始指令)を第1レンズ通信部212に送信する(ステップS2030)。また、第1アダプター通信部312は、レンズ制御指令を第1レンズ通信部212に送信した後、光学系駆動部230の駆動状態を検出することなく、駆動状態を「駆動中」に設定する(ステップS2032)。例えば、第1アダプター通信部312は、フォーカスレンズ222の位置を目標位置まで移動させるレンズ制御指令に応じて、フォーカスレンズ222の駆動状態を示す状態情報を「駆動中」に設定する。
第1アダプター通信部312は、定常データ通信により、「駆動中」に設定した状態情報を第1カメラ通信部112に応答する(ステップS1032)。第1カメラ通信部112は、ステップS1032の定常データ通信により、状態情報が「駆動中」であることを検出する(ステップS1035)。
また、第1レンズ通信部212は、ステップS2030において第1アダプター通信部312から送信されたレンズ制御指令を受信する。レンズ制御部210の光学系制御部211は、レンズ制御指令(駆動開始指令)に基づいて、光学系駆動部230を制御して駆動を開始させる(ステップS3030)。例えば、光学系制御部211は、フォーカスレンズ222の位置を目標位置まで移動させるレンズ制御指令に応じて、光学系駆動部230を制御してフォーカスレンズ222の駆動を開始させる。
また、光学系制御部211は、光学系駆動部230を制御してフォーカスレンズ222の駆動を開始させることに応じて、交換レンズ200の内部に有する状態情報を、フォーカスレンズ222の駆動状態が駆動中であることを示す「駆動中」に設定する(ステップS3032)。
また、光学系制御部211は、光学系駆動部230を制御してフォーカスレンズ222の駆動を開始させることに応じて、交換レンズ200の内部に有する状態情報を、フォーカスレンズ222の駆動状態が駆動中であることを示す「駆動中」に設定する(ステップS3032)。
次に、第1レンズ通信部212は、このステップS3032において光学系制御部211により設定された「駆動中」の状態情報をレンズ定常通信により応答する(ステップS2034)。そして、第1アダプター通信部312は、レンズ定常通信により応答された「駆動中」の状態情報を取得する(ステップS2036)。なお、ステップS2036において、第1アダプター通信部312は、「駆動中」の状態情報の取得のみを行い、第1カメラ通信部112には送信しない。
続いて、フォーカスレンズ222の目標位置までの移動が完了した場合、光学系制御部211は、光学系駆動部230を制御してフォーカスレンズ222の駆動を停止させる(ステップS3034)。また、光学系制御部211は、駆動を停止させることに応じて、交換レンズ200の内部に有する状態情報を、フォーカスレンズ222の駆動状態が駆動停止状態であることを示す「駆動停止」に設定する(ステップS3036)。
次に、第1レンズ通信部212は、このステップS3036において光学系制御部211により設定された「駆動停止」の状態情報をレンズ定常通信により応答する(ステップS2038)。そして、第1アダプター通信部312は、レンズ定常通信により応答された「駆動停止」の状態情報を取得する(ステップS2040)。
次に、第1レンズ通信部212は、このステップS3036において光学系制御部211により設定された「駆動停止」の状態情報をレンズ定常通信により応答する(ステップS2038)。そして、第1アダプター通信部312は、レンズ定常通信により応答された「駆動停止」の状態情報を取得する(ステップS2040)。
第1アダプター通信部312は、定常データ通信により、「駆動停止」に設定した状態情報を第1カメラ通信部112に応答する(ステップS1040)。第1カメラ通信部112は、ステップS1040の定常データ通信により、状態情報が「駆動停止」であることを検出する(ステップS1045)。
このように、第1アダプター通信部312は、光学系駆動部230に対する駆動開始の制御指令を第1レンズ通信部212に送信した後、第1レンズ通信部212からの応答を待たずに、駆動状態を示す状態情報(駆動中であることを示す状態情報)を第1カメラ通信部112に対して送信する。
また、光学系駆動部230の駆動が停止された場合、第1アダプター通信部312は、光学系駆動部230が停止状態にあることを示す応答を第1レンズ通信部212から取得した後、駆動状態を示す状態情報を第1カメラ通信部112に対して送信する。
これにより、第1アダプター通信部312は、光学系駆動部230の駆動が開始されたタイミングから、駆動中であることを示す状態情報が第1カメラ通信部112に受信されるタイミングまでの間のタイムラグを低減させることができる。
よって、第1カメラ通信部112において、光学系駆動部230が駆動中であるにもかかわらず、駆動中であることを示す状態情報を受信できない期間が生じないようにすることができる。また、光学系駆動部230の駆動が停止した場合、第1アダプター通信部312は、駆動が停止状態にあることを確認してから状態情報を第1カメラ通信部112に送信することができる。
また、光学系駆動部230の駆動が停止された場合、第1アダプター通信部312は、光学系駆動部230が停止状態にあることを示す応答を第1レンズ通信部212から取得した後、駆動状態を示す状態情報を第1カメラ通信部112に対して送信する。
これにより、第1アダプター通信部312は、光学系駆動部230の駆動が開始されたタイミングから、駆動中であることを示す状態情報が第1カメラ通信部112に受信されるタイミングまでの間のタイムラグを低減させることができる。
よって、第1カメラ通信部112において、光学系駆動部230が駆動中であるにもかかわらず、駆動中であることを示す状態情報を受信できない期間が生じないようにすることができる。また、光学系駆動部230の駆動が停止した場合、第1アダプター通信部312は、駆動が停止状態にあることを確認してから状態情報を第1カメラ通信部112に送信することができる。
(レンズ起動処理)
次に、レンズ起動処理(図8のステップS100の処理)について説明する。
まず、レンズ起動処理の概要について説明する。
アダプター制御部310は、カメラボディ100から制御系電源Vcc1の電圧の供給が開始された場合(制御系電源Vcc1からのアダプター制御部310に対する給電が開始された後で)、パワー系電源PWRの電圧の供給開始を要求するパワー系電源PWR要求信号をカメラボディ100に送信する。すなわち、アダプター制御部310は、カメラボディ100から制御系電源Vcc1の電圧の給電を受けた後で、パワー系電源PWRからの給電開始を要求するパワー系電源PWR要求信号をカメラボディ100に送信する。
また、アダプター制御部310は、パワー系電源PWR要求信号に応じてカメラボディ100から供給されたパワー系電源PWRの電圧から、交換レンズ200に電圧を供給するレンズ駆動系電源Vpの電圧とレンズ制御系電源Vcの電圧とをアダプター電源部320に生成させる。なお、アダプター制御部310は、パワー系電源PWRからの給電が開始された後、レンズ駆動系電源Vpの電圧とレンズ制御系電源Vcの電圧とをアダプター電源部320に生成させて交換レンズ200に供給させる。
次に、レンズ起動処理(図8のステップS100の処理)について説明する。
まず、レンズ起動処理の概要について説明する。
アダプター制御部310は、カメラボディ100から制御系電源Vcc1の電圧の供給が開始された場合(制御系電源Vcc1からのアダプター制御部310に対する給電が開始された後で)、パワー系電源PWRの電圧の供給開始を要求するパワー系電源PWR要求信号をカメラボディ100に送信する。すなわち、アダプター制御部310は、カメラボディ100から制御系電源Vcc1の電圧の給電を受けた後で、パワー系電源PWRからの給電開始を要求するパワー系電源PWR要求信号をカメラボディ100に送信する。
また、アダプター制御部310は、パワー系電源PWR要求信号に応じてカメラボディ100から供給されたパワー系電源PWRの電圧から、交換レンズ200に電圧を供給するレンズ駆動系電源Vpの電圧とレンズ制御系電源Vcの電圧とをアダプター電源部320に生成させる。なお、アダプター制御部310は、パワー系電源PWRからの給電が開始された後、レンズ駆動系電源Vpの電圧とレンズ制御系電源Vcの電圧とをアダプター電源部320に生成させて交換レンズ200に供給させる。
例えば、アダプター制御部310は、アダプター電源部320にパワー系電源PWRからの給電が開始された後に、アダプター電源部320からレンズ制御系電源Vcの電圧を交換レンズ200に供給させる(レンズ制御系電源Vcからの給電を開始させる)。続いて、アダプター制御部310は、レンズ制御系電源Vcの電圧をアダプター電源部320から交換レンズ200に供給させた後、レンズ駆動系電源Vpの電圧を交換レンズ200に供給させる。
具体的には、アダプター制御部310は、交換レンズ200にレンズ制御系電源Vcの電圧が供給されることに応じて、交換レンズ200からレンズ駆動系電源Vpの電圧の供給開始を要求することを示すレンズ駆動系電源Vp要求信号を受信した場合、レンズ駆動系電源Vpの電圧をアダプター電源部320から交換レンズ200に供給させる。
具体的には、アダプター制御部310は、交換レンズ200にレンズ制御系電源Vcの電圧が供給されることに応じて、交換レンズ200からレンズ駆動系電源Vpの電圧の供給開始を要求することを示すレンズ駆動系電源Vp要求信号を受信した場合、レンズ駆動系電源Vpの電圧をアダプター電源部320から交換レンズ200に供給させる。
また、アダプター制御部310は、カメラボディ100から制御系電源Vcc1の電圧の供給が開始された後で、カメラ制御部110からの制御指示に応じた初期化処理を実行する。例えば、アダプター制御部310は、初期化処理として交換レンズ200の状態を初期化する処理を実行する(交換レンズ200に対して要求する)。すなわち、アダプター制御部310は、交換レンズ200に対して給電させた(交換レンズ200に対してレンズ系電源系統の電源を供給させた)後で、交換レンズ200の状態を初期化する処理を実行する(交換レンズ200に対して要求する)。
また、この交換レンズ200の状態を初期化する処理には、レンズ制御部210を初期化するレンズ制御部初期化処理が含まれる。
例えば、アダプター制御部310は、初期化処理として、交換レンズ200に対して給電することにより、交換レンズ200がアダプター300に装着されている状態にあるか否かを検出する。そして、アダプター制御部310は、交換レンズ200がアダプター300に装着されている状態にあることを検出した後、レンズ制御部210を初期化するレンズ制御部初期化処理を実行する。
また、この交換レンズ200の状態を初期化する処理には、レンズ制御部210を初期化するレンズ制御部初期化処理が含まれる。
例えば、アダプター制御部310は、初期化処理として、交換レンズ200に対して給電することにより、交換レンズ200がアダプター300に装着されている状態にあるか否かを検出する。そして、アダプター制御部310は、交換レンズ200がアダプター300に装着されている状態にあることを検出した後、レンズ制御部210を初期化するレンズ制御部初期化処理を実行する。
次に、カメラシステム1のレンズ起動処理の詳細について説明する。
図12は、レンズ起動処理の処理シーケンスの一例を示す図である。この図は、カメラボディ100の主電源がオンされた場合のレンズ起動処理の一例を示している。
レンズ起動処理は、着脱判定(ステップS110)、カメラボディ100とアダプター300との間の情報交換(ステップS120)、初期化(ステップS130)、レンズ情報取得(ステップS160)、レンズ機能開始(ステップS170)の順に処理が行われる。また、初期化(ステップS130)においては、アダプター300が交換レンズ200に対して行う処理として、装着判定処理(ステップS140)とレンズ初期化処理(ステップS150)とが順に実行される。
なお、この起動処理において、カメラボディ100がアダプター300を介して交換レンズ200と実行される通信は、コマンドデータ通信である。
図12は、レンズ起動処理の処理シーケンスの一例を示す図である。この図は、カメラボディ100の主電源がオンされた場合のレンズ起動処理の一例を示している。
レンズ起動処理は、着脱判定(ステップS110)、カメラボディ100とアダプター300との間の情報交換(ステップS120)、初期化(ステップS130)、レンズ情報取得(ステップS160)、レンズ機能開始(ステップS170)の順に処理が行われる。また、初期化(ステップS130)においては、アダプター300が交換レンズ200に対して行う処理として、装着判定処理(ステップS140)とレンズ初期化処理(ステップS150)とが順に実行される。
なお、この起動処理において、カメラボディ100がアダプター300を介して交換レンズ200と実行される通信は、コマンドデータ通信である。
まず、着脱判定(ステップS110)は、カメラボディ100がアダプター300に対する制御系電源Vcc1の給電を開始して、アダプター300(または、交換レンズ200A)が装着されているか否かを判定する処理である。
カメラボディ100の主電源がオンされた場合、カメラ制御部110は、カメラ電源部120を制御して、制御系電源Vcc1の電圧をアダプター300に供給(給電)させる(ステップS1110)。これにより、アダプター制御部310に、制御系電源Vcc1の電圧が供給される。アダプター制御部310は、制御系電源Vcc1の電圧が供給されるのに応じてアダプター起動処理を行い、第1アダプター通信部312から第1カメラ通信部112に対して通信可否を通知する(ステップS2110)。例えば、第1アダプター通信部312は、制御系電源Vcc1の電圧が供給されるのに応じて信号RDYをH(ハイ)レベルに制御し、アダプター起動処理により信号RDYをL(ロウ)レベルに制御する。そして、第1カメラ通信部112は、信号RDYの信号レベルの立下りエッジを検出することにより、装着情報を取得する(ステップS1112)。
カメラボディ100の主電源がオンされた場合、カメラ制御部110は、カメラ電源部120を制御して、制御系電源Vcc1の電圧をアダプター300に供給(給電)させる(ステップS1110)。これにより、アダプター制御部310に、制御系電源Vcc1の電圧が供給される。アダプター制御部310は、制御系電源Vcc1の電圧が供給されるのに応じてアダプター起動処理を行い、第1アダプター通信部312から第1カメラ通信部112に対して通信可否を通知する(ステップS2110)。例えば、第1アダプター通信部312は、制御系電源Vcc1の電圧が供給されるのに応じて信号RDYをH(ハイ)レベルに制御し、アダプター起動処理により信号RDYをL(ロウ)レベルに制御する。そして、第1カメラ通信部112は、信号RDYの信号レベルの立下りエッジを検出することにより、装着情報を取得する(ステップS1112)。
これにより、カメラ制御部110は、第1カメラ通信部112により取得された装着情報に基づいて、アダプター300が装着されているか否かの着脱判定を行う(ステップS1114)。例えば、カメラ制御部110は、信号RDYの信号レベルの立下りエッジが検出されたか否かを示す装着情報に基づいて着脱判定を行う。
ステップS1114において、カメラボディ100にアダプター300が装着されていると判定された場合、カメラ制御部110は、カメラボディ100とアダプター300との間の情報交換(ステップS120)に処理を進める。
なお、カメラボディ100に対してアダプター300を介さず直接に規格適合レンズ(例えば、交換レンズ200A)が装着されている場合も、カメラ制御部110は、同様にステップS120に処理を進める。この場合のステップS120の処理は、カメラボディ100と交換レンズ200Aとの間の情報交換の処理となる。
また、ステップS1114において装着されていないと判定された場合、カメラ制御部110は、カメラボディ100に対してアダプター300および交換レンズ200Aの何れかが装着されていない非装着状態であると判定する。
なお、カメラボディ100に対してアダプター300を介さず直接に規格適合レンズ(例えば、交換レンズ200A)が装着されている場合も、カメラ制御部110は、同様にステップS120に処理を進める。この場合のステップS120の処理は、カメラボディ100と交換レンズ200Aとの間の情報交換の処理となる。
また、ステップS1114において装着されていないと判定された場合、カメラ制御部110は、カメラボディ100に対してアダプター300および交換レンズ200Aの何れかが装着されていない非装着状態であると判定する。
ステップS120のカメラボディ100とアダプター300との間の情報交換において、次の処理が行われる。
第1カメラ通信部112は、第1アダプター通信部312と通信(コマンドデータ通信)の確立を行う。そして、第1カメラ通信部112と第1アダプター通信部312とは、カメラボディ100とアダプター300とのそれぞれの識別ID、名称、ファームウェアバージョン等の情報を互いに通信して取得する。また、第1アダプター通信部312は、パワー系電源PWRの電圧の供給開始を要求するパワー系電源PWR要求信号を第1カメラ通信部112に送信する(ステップS1120、ステップS2120)。
第1カメラ通信部112は、第1アダプター通信部312と通信(コマンドデータ通信)の確立を行う。そして、第1カメラ通信部112と第1アダプター通信部312とは、カメラボディ100とアダプター300とのそれぞれの識別ID、名称、ファームウェアバージョン等の情報を互いに通信して取得する。また、第1アダプター通信部312は、パワー系電源PWRの電圧の供給開始を要求するパワー系電源PWR要求信号を第1カメラ通信部112に送信する(ステップS1120、ステップS2120)。
続いて、初期化(ステップS130)の処理が行われる。この初期化の処理は、カメラボディ100からパワー系電源PWRの電圧を供給して、アダプター300および交換レンズ200の初期化を行う処理である。
まず、カメラ制御部110は、第1カメラ通信部112によりパワー系電源PWR要求信号が受信された場合、スイッチ125を導通状態に制御してパワー系電源PWRの電圧をバッテリー190からアダプター300に供給(給電)させる(ステップS1130)。
まず、カメラ制御部110は、第1カメラ通信部112によりパワー系電源PWR要求信号が受信された場合、スイッチ125を導通状態に制御してパワー系電源PWRの電圧をバッテリー190からアダプター300に供給(給電)させる(ステップS1130)。
次に、第1カメラ通信部112は、初期化要求として初期化実行コマンドを第1アダプター通信部312に送信する(ステップS1140)。
アダプター制御部310は、第1アダプター通信部312により初期化実行コマンドが受信された場合、装着判定処理(ステップS140)およびレンズ初期化処理(ステップS150)を実行する。
アダプター制御部310は、第1アダプター通信部312により初期化実行コマンドが受信された場合、装着判定処理(ステップS140)およびレンズ初期化処理(ステップS150)を実行する。
装着判定処理(ステップS140)は、アダプター300に対しての交換レンズの装着判定処理である。
アダプター制御部310は、レンズ制御系電源Vcの電圧をアダプター電源部320に生成せて交換レンズ200に供給(給電)させる。次に、第1アダプター通信部312は、第1レンズ通信部212との間の通信により、レンズ装着判定処理を実行し、交換レンズが装着されているか否かを判定する。交換レンズ200が装着されている場合、第1レンズ通信部212は、第1アダプター通信部312に、レンズ駆動系電源Vp要求信号を送信する(ステップS2140、ステップS3140)。そして、アダプター制御部310は、レンズ初期化処理(ステップS150)に処理を進める。
アダプター制御部310は、レンズ制御系電源Vcの電圧をアダプター電源部320に生成せて交換レンズ200に供給(給電)させる。次に、第1アダプター通信部312は、第1レンズ通信部212との間の通信により、レンズ装着判定処理を実行し、交換レンズが装着されているか否かを判定する。交換レンズ200が装着されている場合、第1レンズ通信部212は、第1アダプター通信部312に、レンズ駆動系電源Vp要求信号を送信する(ステップS2140、ステップS3140)。そして、アダプター制御部310は、レンズ初期化処理(ステップS150)に処理を進める。
レンズ初期化処理(ステップS150)は、アダプター300および交換レンズ200の初期化処理である。
アダプター制御部310は、第1アダプター通信部312によりレンズ駆動系電源Vp要求信号が受信された場合、レンズ駆動系電源Vpの電圧をアダプター電源部320に生成させて交換レンズ200に供給(給電)させる。次に、第1アダプター通信部312は、第1レンズ通信部212との間の通信により、レンズ初期化処理を実行する(ステップS2150、ステップS3150)。ここで、アダプター300側からレンズ駆動系電源Vpを交換レンズ200側に供給しないのは、次の理由による。交換レンズによっては電源供給を必要としないレンズ(例えばマニュアルフォーカスレンズ)も存在する。そのような交換レンズが装着されているときにレンズ駆動系電源Vpを生成し、電源供給動作を行うことは、不必要な作業をアダプター300側にさせることになる。そこで本実施形態では、不必要な作業をアダプター300に行わせないようにするために、電源の給電手順を決めている。
アダプター制御部310は、第1アダプター通信部312によりレンズ駆動系電源Vp要求信号が受信された場合、レンズ駆動系電源Vpの電圧をアダプター電源部320に生成させて交換レンズ200に供給(給電)させる。次に、第1アダプター通信部312は、第1レンズ通信部212との間の通信により、レンズ初期化処理を実行する(ステップS2150、ステップS3150)。ここで、アダプター300側からレンズ駆動系電源Vpを交換レンズ200側に供給しないのは、次の理由による。交換レンズによっては電源供給を必要としないレンズ(例えばマニュアルフォーカスレンズ)も存在する。そのような交換レンズが装着されているときにレンズ駆動系電源Vpを生成し、電源供給動作を行うことは、不必要な作業をアダプター300側にさせることになる。そこで本実施形態では、不必要な作業をアダプター300に行わせないようにするために、電源の給電手順を決めている。
次に、アダプター300および交換レンズ200の初期化が完了すると、第1カメラ通信部112は、初期化確認コマンドに対する応答結果として、初期化が完了したことを示す情報として「初期化完了」を、第1アダプター通信部312から受信する。これにより、カメラ制御部110は初期化完了情報を取得する(ステップS1150)。
初期化が完了すると、カメラ制御部110は、ステップS1120のカメラボディ100とアダプター300との間の情報交換において取得した情報に基づいて、アダプター300が装着されているか否かを判定する(ステップS1155)。ステップS1155において、アダプター300が装着されていないと判定された場合、カメラ制御部110は、カメラボディ100に対してアダプター300を介さず直接に規格適合レンズ(例えば、交換レンズ200A)が装着されていると判定する。一方、ステップS1155において、アダプター300が装着されていると判定された場合、カメラ制御部110は、レンズ情報取得(ステップS160)の処理に進める。
レンズ情報取得(ステップS160)の処理は、アダプター300に対しての交換レンズの装着判定処理、および、アダプター300に装着されている交換レンズ200の情報を取得する処理である。交換レンズ200の情報とは、例えば、レンズの種別、ホットライン通信機能の有無、防振機能の有無、電磁絞りの有無、開放F値、焦点距離情報等のレンズ情報である。
第1カメラ通信部112は、第1アダプター通信部312にレンズ情報取得コマンドを送信して、第1アダプター通信部312からのレンズ情報の応答を受信して、交換レンズ200の情報を取得する(ステップS1160、ステップS2160)。
第1カメラ通信部112は、第1アダプター通信部312にレンズ情報取得コマンドを送信して、第1アダプター通信部312からのレンズ情報の応答を受信して、交換レンズ200の情報を取得する(ステップS1160、ステップS2160)。
次に、カメラ制御部110は、レンズ情報取得(ステップS160)において取得されたレンズ情報に基づいて、交換レンズ200の種類(種別)を判定する(ステップS1165)。例えば、カメラ制御部110は、装着判定処理(ステップS140)の判定結果により、アダプター300にCPUレンズが装着されているか否かを判定する。
ステップS1165においてCPUレンズが装着されていないと判定された場合、非CPUレンズ装着状態と判定して起動し、処理を終了する。
一方、ステップS1165において、CPUレンズが装着されていると判定された場合、レンズ機能開始(ステップS170)に処理を進める。
また、カメラ制御部110は、取得したレンズ情報に基づいて、例えば、AF制御(処理)の機能を有するレンズ、VRレンズ223の制御(処理)の機能(防振制御機能)を有するレンズ、または、電磁絞り式レンズ、であるか否か等を判定する。
ステップS1165においてCPUレンズが装着されていないと判定された場合、非CPUレンズ装着状態と判定して起動し、処理を終了する。
一方、ステップS1165において、CPUレンズが装着されていると判定された場合、レンズ機能開始(ステップS170)に処理を進める。
また、カメラ制御部110は、取得したレンズ情報に基づいて、例えば、AF制御(処理)の機能を有するレンズ、VRレンズ223の制御(処理)の機能(防振制御機能)を有するレンズ、または、電磁絞り式レンズ、であるか否か等を判定する。
レンズ機能開始(ステップS170)の処理は、レンズ情報取得(ステップS160)の処理において取得したレンズ情報に基づいて、交換レンズの種別(機能)に応じて、それぞれの機能を開始する処理をする。第1カメラ通信部112は、第1アダプター通信部312を介して第1レンズ通信部212と通信を行い、例えば、レンズ制御用テーブルの取得、ホットライン通信許可設定、防振制御開始設定等の処理を行う(ステップS1170、ステップS2170、ステップS3170)。
そして、カメラ制御部110は、CPUレンズ装着状態と判定して起動し、処理を終了する。
そして、カメラ制御部110は、CPUレンズ装着状態と判定して起動し、処理を終了する。
このように、アダプター制御部310は、カメラボディ100から制御系電源Vcc1の電圧が供給されることに応じて起動し、カメラボディ100にパワー系電源PWRの電圧の供給開始を要求する。また、アダプター制御部310は、カメラボディ100からパワー系電源PWRの電圧が供給されることに応じて、パワー系電源PWRから交換レンズ200に供給するレンズ制御系電源Vcの電圧を生成する。さらに、アダプター制御部310は、交換レンズ200にレンズ制御系電源Vcの電圧を供給することにより、交換レンズ200からレンズ駆動系電源Vpの電圧の供給が要求された場合、パワー系電源PWRからレンズ駆動系電源Vpの電圧を生成して交換レンズ200に供給する。
これにより、アダプター制御部310は、カメラボディ100から供給される電圧に基づいて、交換レンズ200に供給する電圧を生成するとともに、それぞれの電源系統の電圧の供給開始タイミングを適切に制御することができる。
また、アダプター制御部310は、レンズ起動処理において交換レンズ200の仕様を判別し、判別した仕様に基づいて交換レンズ200に電圧を供給することができる。また、アダプター制御部310は、判別した交換レンズの仕様に基づいて、電圧の供給が不要な交換レンズの場合、交換レンズへの電圧の供給を停止させることができる。
また、アダプター制御部310は、レンズ起動処理において交換レンズ200の仕様を判別し、判別した仕様に基づいて交換レンズ200に電圧を供給することができる。また、アダプター制御部310は、判別した交換レンズの仕様に基づいて、電圧の供給が不要な交換レンズの場合、交換レンズへの電圧の供給を停止させることができる。
(レンズ起動処理における初期化処理の詳細)
次に、図12を用いて説明したレンズ起動処理における初期化(ステップS130)の処理について、図13を用いながら詳しく説明する。
図13は、レンズ起動処理における初期化処理の処理シーケンスの一例を示す図である。図13において、図12の各処理に対応する処理には同一の符号を付け、その説明を省略する。
次に、図12を用いて説明したレンズ起動処理における初期化(ステップS130)の処理について、図13を用いながら詳しく説明する。
図13は、レンズ起動処理における初期化処理の処理シーケンスの一例を示す図である。図13において、図12の各処理に対応する処理には同一の符号を付け、その説明を省略する。
第1カメラ通信部112は、パワー系電源PWRの電圧を供給(ステップS1130)した後、初期化要求として初期化実行コマンドを第1アダプター通信部312に送信する(ステップS1140)。その後、第1カメラ通信部112は、アダプター300による初期化の処理の完了を検出するための初期化完了確認コマンド(ステップS1145a、S1145b、S1145c、・・・)を、第1アダプター通信部312に繰り返し送信し、第1アダプター通信部312からの「初期化完了」の応答を待つ(ステップS1145)。
例えば、第1カメラ通信部112は、初期化完了確認コマンドを周期Tsで第1アダプター通信部312に、「初期化完了」の応答を取得するまでの期間(または、タイムアウト処理とするために予め定められた期間)繰り返し送信する。この初期化完了確認コマンドの通信の周期Tsは、図9を用いて説明した定常データ通信の周期Tmより短い時間間隔である。つまり、第1アダプター通信部312は、初期化処理が完了したか否かを示す情報の送信処理(初期化完了確認コマンドへの応答の処理)を定常データ通信の周期Tmより短い時間間隔でカメラ制御部110に対して実行する。すなわち、初期化処理が完了したか否かの確認は、定常データ通信の周期Tmより短い時間間隔でカメラ制御部110によって検出される。このように初期化の完了を確認する間隔(周期)を早くすることによって、結果として初期化の完了後に行う処理を早期に開始することができ、装置およびシステムの立ち上がりに要する時間を短縮することが出来る。
第1アダプター通信部312は、初期化完了するまでの間、第1カメラ通信部112から繰り返し送信される初期化完了確認コマンドに対して、初期化が完了していない状態であることを示す情報として「初期化中」を初期化状態として応答する。
なお、この図において、第1カメラ通信部112は、ステップS1145nの初期化完了確認コマンドに対する応答結果により「初期化完了」の応答を取得する。
これにより、第1カメラ通信部112は、アダプター300の初期化処理が完了したか否かの確認を、定常データ通信の周期より早い時間間隔の周期で検出することができる。
第1アダプター通信部312は、初期化完了するまでの間、第1カメラ通信部112から繰り返し送信される初期化完了確認コマンドに対して、初期化が完了していない状態であることを示す情報として「初期化中」を初期化状態として応答する。
なお、この図において、第1カメラ通信部112は、ステップS1145nの初期化完了確認コマンドに対する応答結果により「初期化完了」の応答を取得する。
これにより、第1カメラ通信部112は、アダプター300の初期化処理が完了したか否かの確認を、定常データ通信の周期より早い時間間隔の周期で検出することができる。
アダプター制御部310は、第1アダプター通信部312により初期化実行コマンドが受信された場合、アダプター300が備えている各部の初期化処理を行う(ステップS2130)。これは例えばアダプター300のアダプター制御部310内のメモリをリセットする処理などである。次に、アダプター制御部310は、絞り連動レバー駆動部を制御して絞り連動レバー350を退避位置に移動させる(ステップS2135)。
続いて、アダプター制御部310は、レンズ装着判定処理(ステップS140)に処理を進める。このレンズ装着判定処理において、アダプター制御部310は、まずレンズ制御系電源Vcの電圧をアダプター電源部320に生成せて交換レンズ200に供給(給電)させる(ステップS2142)。次に、第1アダプター通信部312は、交換レンズ200にレンズ制御系電源Vcの電圧を供給(給電)させることに応じて、交換レンズ200の第1レンズ通信部212から応答があるか否かに基づいて、交換レンズ200が装着されているか否かを検出して装着判定をする(ステップS2144、ステップS3144)。
例えば、第1レンズ通信部212から応答がない場合、交換レンズ200がアダプター300に装着されていない状態(レンズ未装着状態)にあることとして判定する。
一方、第1アダプター通信部312は、第1レンズ通信部212から応答がある場合、交換レンズ200がアダプター300に装着されている状態にあることとして判定し、アダプター300と交換レンズ200との間で情報交換の通信を行う(ステップS2146、ステップS3146)。
例えば、第1レンズ通信部212から応答がない場合、交換レンズ200がアダプター300に装着されていない状態(レンズ未装着状態)にあることとして判定する。
一方、第1アダプター通信部312は、第1レンズ通信部212から応答がある場合、交換レンズ200がアダプター300に装着されている状態にあることとして判定し、アダプター300と交換レンズ200との間で情報交換の通信を行う(ステップS2146、ステップS3146)。
このアダプター300と交換レンズ200との間の情報交換の通信において、例えば、第1アダプター通信部312と第1レンズ通信部212とは、互いの識別確認コマンドを通信して互いに識別を行い、正常に通信ができるか否かを確認する。また、第1アダプター通信部312は、交換レンズ200の種類を識別するレンズ情報、交換レンズ200が備えているレンズスイッチ(例えば、AFとMF(Manual Focus)とを切り替えるスイッチ)の状態を示す情報等を取得する。
また、第1レンズ通信部212は、第1アダプター通信部312に、レンズ駆動系電源Vp要求信号を送信する。そして、アダプター制御部310は、レンズ初期化処理(ステップS150)に処理を進める。
また、第1レンズ通信部212は、第1アダプター通信部312に、レンズ駆動系電源Vp要求信号を送信する。そして、アダプター制御部310は、レンズ初期化処理(ステップS150)に処理を進める。
レンズ初期化処理(ステップS150)において、まず、アダプター制御部310は、第1アダプター通信部312によりレンズ駆動系電源Vp要求信号が受信された場合、レンズ駆動系電源Vpの電圧をアダプター電源部320に生成させて交換レンズ200に供給(給電)させる(ステップS2152)。次に、第1アダプター通信部312は、レンズ初期化処理の実行を要求するレンズ初期化実行コマンドを第1レンズ通信部212に、送信する(ステップS2154)。レンズ制御部210は、第1レンズ通信部212によりレンズ初期化実行コマンドが受信された場合、第1アダプター通信部312からのレンズ初期化実行コマンドに応じてレンズ初期化処理を実行する(ステップS3154)。
このレンズ初期化処理とは、レンズ制御部210の初期化、AF制御(フォーカスレンズ222の制御)の初期化、防振制御(VRレンズ223の制御)の初期化、等の処理である。なお、電磁絞り方式CPUレンズの場合、このレンズ初期化処理において、電磁絞り制御の初期化の処理も実行される。
なお、レンズ初期化処理が完了した後、第1アダプター通信部312は、第1レンズ通信部212との間のレンズ定常通信を開始する(ステップS2156)。
このレンズ初期化処理とは、レンズ制御部210の初期化、AF制御(フォーカスレンズ222の制御)の初期化、防振制御(VRレンズ223の制御)の初期化、等の処理である。なお、電磁絞り方式CPUレンズの場合、このレンズ初期化処理において、電磁絞り制御の初期化の処理も実行される。
なお、レンズ初期化処理が完了した後、第1アダプター通信部312は、第1レンズ通信部212との間のレンズ定常通信を開始する(ステップS2156)。
次に、アダプター制御部310は、絞り連動レバー350の初期化駆動を実行する(ステップS2158)。例えば、アダプター制御部310は、絞り連動レバー駆動部330を制御して、絞り連動レバー350の位置を予め定められた所定の位置に移動させる処理を実行する。なお、アダプター制御部310は、例えば、制御条件に応じて絞り連動レバー350の位置を退避位置、開放位置、または記憶部に記憶されている位置等に移動させる。
続いて、ステップS2158における絞り連動レバー350の初期化駆動の実行が完了されることに応じて、第1アダプター通信部312は、第1カメラ通信部112からの初期化完了確認コマンド(ステップS1145n)に対して、初期化状態として「初期化完了」を応答する(ステップS2159)。第1カメラ通信部112は、ステップS1145nの初期化完了確認コマンドに対する応答結果により「初期化完了」の応答を取得し(ステップS1150)、初期化を終了する。
このように、アダプター制御部310は、第1カメラ通信部112からの初期化実行コマンドに応じて、アダプター300が備ええている各部の初期化、アダプター300への装着判定、および、アダプター300に装着されている交換レンズ200の状態の初期化を実行することができる。また、第1カメラ通信部112は、アダプター300の初期化処理が完了したか否かの確認を、定常データ通信の周期(上記周期Tm/例えば16msec)より早い時間間隔の周期(例えば10msec)で検出することができる。よって、カメラ制御部110は、初期化処理が完了したか否かを早いタイミングで適切に検出することができる。
(初期化完了応答データの例)
なお、図13を用いて説明したように、アダプター制御部310は、交換レンズ200の状態を初期化する処理を交換レンズ200に対して要求した後に、絞り連動レバー350の初期化駆動(初期化処理)を実行する。また、アダプター制御部310は、交換レンズ200の状態を初期化するレンズ初期化処理が完了した後、第1カメラ通信部112により送信された初期化実行コマンドに応じた初期化の処理を完了する。すなわち、アダプター制御部310が初期化の処理(絞り連動レバー350の退避位置への移動も含めた処理)を完了する前に、レンズ初期化処理が完了している。
これにより、アダプター制御部310は、レンズ初期化処理が完了した後に、第1カメラ通信部112に初期化完了の応答をすることができる。
なお、図13を用いて説明したように、アダプター制御部310は、交換レンズ200の状態を初期化する処理を交換レンズ200に対して要求した後に、絞り連動レバー350の初期化駆動(初期化処理)を実行する。また、アダプター制御部310は、交換レンズ200の状態を初期化するレンズ初期化処理が完了した後、第1カメラ通信部112により送信された初期化実行コマンドに応じた初期化の処理を完了する。すなわち、アダプター制御部310が初期化の処理(絞り連動レバー350の退避位置への移動も含めた処理)を完了する前に、レンズ初期化処理が完了している。
これにより、アダプター制御部310は、レンズ初期化処理が完了した後に、第1カメラ通信部112に初期化完了の応答をすることができる。
図14は、コマンドデータ通信において初期化完了確認コマンドに応答する初期化状態のデータ構造の一例を示す図である。
例えば、コマンドデータ通信において初期化完了確認コマンドに応答する初期化状態のデータは、2バイトのデータである。そして、2バイトのデータのうち、下位1バイトD10(bit0〜7)は、初期化完了確認コマンドに応答するデータであること示すコマンドデータである。例えば、この図に示されるように、初期化完了確認コマンドに応答するデータであること識別するためのコマンドデータとして、「15H」(16進数における15H)のデータが下位1バイトD10に設定されている例を示している。また、上位1バイトD20(bit8〜15)は、応答する初期化状態のデータである。この上位1バイトD20のうち、bit8には、アダプター300内の絞り連動レバー350の初期化処理が完了したか否かを示すフラグ(絞り連動レバー初期化完了情報)が設定されている。また、bit9には、交換レンズ200内のフォーカスレンズ222の初期化処理が完了したか否かを示すフラグ(レンズ初期化完了情報)が設定されている。また、bit10には、交換レンズ200内のVRレンズ223の初期化処理が完了したか否かを示すフラグ(レンズ初期化完了情報)が設定されている。なお、bit11〜15は、未定義であって、無効なデータ領域である。
例えば、コマンドデータ通信において初期化完了確認コマンドに応答する初期化状態のデータは、2バイトのデータである。そして、2バイトのデータのうち、下位1バイトD10(bit0〜7)は、初期化完了確認コマンドに応答するデータであること示すコマンドデータである。例えば、この図に示されるように、初期化完了確認コマンドに応答するデータであること識別するためのコマンドデータとして、「15H」(16進数における15H)のデータが下位1バイトD10に設定されている例を示している。また、上位1バイトD20(bit8〜15)は、応答する初期化状態のデータである。この上位1バイトD20のうち、bit8には、アダプター300内の絞り連動レバー350の初期化処理が完了したか否かを示すフラグ(絞り連動レバー初期化完了情報)が設定されている。また、bit9には、交換レンズ200内のフォーカスレンズ222の初期化処理が完了したか否かを示すフラグ(レンズ初期化完了情報)が設定されている。また、bit10には、交換レンズ200内のVRレンズ223の初期化処理が完了したか否かを示すフラグ(レンズ初期化完了情報)が設定されている。なお、bit11〜15は、未定義であって、無効なデータ領域である。
図14(a)は、第1カメラ通信部112が初期化要求として初期化実行コマンドを第1アダプター通信部312に送信することに応じて、第1アダプター通信部312において設定される初期化完了確認コマンドに応答する初期化状態のデータである(図13のステップS2130において設定されるデータ)。すなわち、第1アダプター通信部312は、初期化完了確認コマンドに対して「初期化中」を示す初期化状態にあることを示すデータとして、図14(a)に示すデータを応答する。
なお、このタイミング(図13のステップS2130)では、フォーカスレンズ222の初期化処理、VRレンズ223の初期化処理、および絞り連動レバー350の初期化処理の全ての初期化処理が完了していない(交換レンズ200の状態を初期化する処理が完了していない)。しかしながら第1アダプター通信部312は、交換レンズ200側の初期化状態を示すbit9〜10のそれぞれについては、初期化処理が完了していることを示すフラグ「0」を設定する。その一方で絞り連動レバー350の初期化状態のデータを示すbit8には初期化処理が未完了であることを示すフラグ「1」を設定する。つまりアダプター300は、交換レンズ200側での初期化処理の状態(初期化処理の進捗状態)にかかわらず、常に、初期化済みを示す完了フラグ「0」をbit9〜10に設定する。このようにアダプター300内の初期化フラグを構成することによって、初期化完了を示すフラグをアダプター300に出力できないタイプの交換レンズを、アダプター300を介してカメラボディ100に装着した場合であっても、前述した初期化処理シーケンスの段階で動作(カメラシステム)が停止してしまうことがなく、利用できる交換レンズの種類を広げることができる、という利点がある。
なお、このタイミング(図13のステップS2130)では、フォーカスレンズ222の初期化処理、VRレンズ223の初期化処理、および絞り連動レバー350の初期化処理の全ての初期化処理が完了していない(交換レンズ200の状態を初期化する処理が完了していない)。しかしながら第1アダプター通信部312は、交換レンズ200側の初期化状態を示すbit9〜10のそれぞれについては、初期化処理が完了していることを示すフラグ「0」を設定する。その一方で絞り連動レバー350の初期化状態のデータを示すbit8には初期化処理が未完了であることを示すフラグ「1」を設定する。つまりアダプター300は、交換レンズ200側での初期化処理の状態(初期化処理の進捗状態)にかかわらず、常に、初期化済みを示す完了フラグ「0」をbit9〜10に設定する。このようにアダプター300内の初期化フラグを構成することによって、初期化完了を示すフラグをアダプター300に出力できないタイプの交換レンズを、アダプター300を介してカメラボディ100に装着した場合であっても、前述した初期化処理シーケンスの段階で動作(カメラシステム)が停止してしまうことがなく、利用できる交換レンズの種類を広げることができる、という利点がある。
レンズ初期化処理(図13のステップS150)が完了する時点では、まだアダプター300側の絞り連動レバー350の初期化処理が完了していない。
図14(b)は、絞り連動レバー350の初期化駆動(図13のステップS2158)の初期化処理が完了した際に設定される初期化完了確認コマンドに応答する初期化状態のデータである。この時点(図13のステップS2158)では、通常、レンズ側の初期化処理(図13のステップS150)は完了している。
絞り連動レバー350の初期化処理が完了すると、第1アダプター通信部312は、初期化状態のデータのbit8に、初期化処理が完了したことを示すフラグ「0」を設定する。これにより、初期化状態のデータのbit8〜10の全てに初期化処理が完了していることを示すフラグ「0」が設定される。すなわち、第1アダプター通信部312は、初期化完了確認コマンドに対して「初期化完了」を示す初期化状態のデータとして、図14(b)に示すデータを応答する。
絞り連動レバー350の初期化処理が完了すると、第1アダプター通信部312は、初期化状態のデータのbit8に、初期化処理が完了したことを示すフラグ「0」を設定する。これにより、初期化状態のデータのbit8〜10の全てに初期化処理が完了していることを示すフラグ「0」が設定される。すなわち、第1アダプター通信部312は、初期化完了確認コマンドに対して「初期化完了」を示す初期化状態のデータとして、図14(b)に示すデータを応答する。
つまり、初期化処理が完了したか否かを示す初期化完了情報には、レンズ初期化処理(交換レンズ200の状態を初期化する処理)が完了したか否かを常に示すレンズ初期化完了情報(図14のbit9、10)と、絞り連動レバー350の初期化処理(絞り連動レバー初期化処理)が完了したか否かを示す情報(絞り連動レバー初期化完了情報)(図14のbit8)とが含まれている。
そして、第1アダプター通信部312は、交換レンズ200に対して初期化を指示すると同時に、レンズ初期化完了情報の値を初期化完了を示す値に設定し、絞り連動レバー初期化処理が完了することに応じて、絞り連動レバー初期化完了情報の値を初期化完了を示す値に設定する。
すなわち、アダプター制御部310は、交換レンズ200の状態を初期化する処理の進捗状態とは無関係にレンズ初期化完了情報の値を、初期化完了を示す値に設定する。また、アダプター制御部310は、絞り連動レバー初期化処理が完了することに応じて、絞り連動レバー初期化完了情報の値を、初期化完了を示す値に設定し、且つカメラ制御部110に初期化完了情報を送信する。
なお、アダプター制御部310は、カメラ制御部110による初期化完了確認コマンドのタイミング(初期化処理の検出タイミング)に応じて、カメラ制御部110に初期化完了情報を応答(送信)する。
そして、第1アダプター通信部312は、交換レンズ200に対して初期化を指示すると同時に、レンズ初期化完了情報の値を初期化完了を示す値に設定し、絞り連動レバー初期化処理が完了することに応じて、絞り連動レバー初期化完了情報の値を初期化完了を示す値に設定する。
すなわち、アダプター制御部310は、交換レンズ200の状態を初期化する処理の進捗状態とは無関係にレンズ初期化完了情報の値を、初期化完了を示す値に設定する。また、アダプター制御部310は、絞り連動レバー初期化処理が完了することに応じて、絞り連動レバー初期化完了情報の値を、初期化完了を示す値に設定し、且つカメラ制御部110に初期化完了情報を送信する。
なお、アダプター制御部310は、カメラ制御部110による初期化完了確認コマンドのタイミング(初期化処理の検出タイミング)に応じて、カメラ制御部110に初期化完了情報を応答(送信)する。
このように、アダプター制御部310は、絞り連動レバー350の初期化処理の完了タイミングにおいて、初期化が完了したか否かを示す情報(フラグ)を更新してカメラ制御部110に応答する。
よって、アダプター制御部310は、絞り連動レバー350の初期化処理が完了するタイミングにおいて、交換レンズ200側の初期化も含めた全ての初期化が完了した旨を示す初期化完了状態をカメラ制御部110に応答することができる。
よって、アダプター制御部310は、絞り連動レバー350の初期化処理が完了するタイミングにおいて、交換レンズ200側の初期化も含めた全ての初期化が完了した旨を示す初期化完了状態をカメラ制御部110に応答することができる。
(規格適合レンズ装着の場合の初期化)
なお、上記実施形態において、カメラボディ100に対してアダプター300が接続されている場合の初期化処理について説明したがこれに限られるものではない。例えば、カメラボディ100に対してアダプター300以外のアクセサリーが接続されている場合の初期化処理において、アクセサリーは、同様にカメラボディ100によって初期化処理が完了したか否かが検出されてもよい。例えば、カメラボディ100に対して着脱可能に固定されるアクセサリーにおいて、アクセサリーが備えているアクセサリー制御部は、カメラボディ100が備えるカメラ制御部110との周期的な通信(定常的な周期的通信)により制御されるとする。この場合の初期化処理において、このアクセサリー制御部は、カメラ制御部110からの制御指示に応じた初期化処理を行い、初期化処理が完了したか否かが周期的な通信の周期より短い時間間隔でカメラ制御部110によって検出される処理をしてもよい。
一例として、カメラボディ100に対して着脱可能に固定されるアクセサリーが、規格適合レンズである場合について、以下に説明する。
カメラボディ100に対して、規格適合レンズ(例えば、交換レンズ200A)がアダプター300を介さず直接に接続されている場合、レンズ定常処理においては、例えば、第1レンズ通信部212A(上述のアクセサリー制御部に対応するレンズ制御部210Aが備えている第1レンズ通信部212A)は、第1カメラ通信部112との間で、周期Tmで定常データ通信を実行する(図9に示す第1アダプター通信部312と第1カメラ通信部112との間の定常データ通信と同様の周期Tmで定常データ通信を実行する)。
また、レンズ起動処理においては、第1カメラ通信部112は、図13に示すステップS1140の初期化要求処理と同様に初期化実行コマンドを、第1レンズ通信部212Aに対して送信する。すなわち、第1カメラ通信部112は、第1アダプター通信部312に代えて第1レンズ通信部212Aに初期化実行コマンドを送信する。その後、第1カメラ通信部112は、ステップS1145の初期化完了確認処理と同様に初期化完了確認コマンドを、第1レンズ通信部212Aに周期Tsで繰り返し送信し、第1レンズ通信部212Aからの「初期化完了」の応答を待つ。
また、レンズ制御部210Aは、第1レンズ通信部212Aにより初期化実行コマンドが受信された場合、交換レンズ200Aのレンズ初期化処理を実行する。そして、レンズ制御部210Aによるレンズ初期化処理が完了することに応じて、第1レンズ通信部212Aは、「初期化完了」を応答する。
このように、カメラ制御部110における初期化要求から初期化完了確認までの処理は、カメラボディ100に対して、アダプター300を介して交換レンズ200が接続されている場合と、交換レンズ200Aが直接に接続されている場合との何れの場合も同様の処理である。
つまり、第1レンズ通信部212Aは、初期化処理が完了したか否かを示す情報の送信処理(初期化完了確認コマンドへの応答の処理)を定常データ通信の周期Tmより短い時間間隔でカメラ制御部110に対して実行する。すなわち、カメラボディ100に対して、交換レンズ200Aが直接に接続されている場合も、初期化処理が完了したか否かの確認は、定常データ通信の周期Tmより短い時間間隔でカメラ制御部110によって検出される。
これにより、第1カメラ通信部112は、交換レンズ200Aの初期化処理が完了したか否かの確認を、定常データ通信の周期より早い時間間隔の周期で検出することができる。これにより、カメラ制御部110は、初期化処理が完了したか否かを早いタイミングで適切に検出することができる。
なお、上記実施形態において、カメラボディ100に対してアダプター300が接続されている場合の初期化処理について説明したがこれに限られるものではない。例えば、カメラボディ100に対してアダプター300以外のアクセサリーが接続されている場合の初期化処理において、アクセサリーは、同様にカメラボディ100によって初期化処理が完了したか否かが検出されてもよい。例えば、カメラボディ100に対して着脱可能に固定されるアクセサリーにおいて、アクセサリーが備えているアクセサリー制御部は、カメラボディ100が備えるカメラ制御部110との周期的な通信(定常的な周期的通信)により制御されるとする。この場合の初期化処理において、このアクセサリー制御部は、カメラ制御部110からの制御指示に応じた初期化処理を行い、初期化処理が完了したか否かが周期的な通信の周期より短い時間間隔でカメラ制御部110によって検出される処理をしてもよい。
一例として、カメラボディ100に対して着脱可能に固定されるアクセサリーが、規格適合レンズである場合について、以下に説明する。
カメラボディ100に対して、規格適合レンズ(例えば、交換レンズ200A)がアダプター300を介さず直接に接続されている場合、レンズ定常処理においては、例えば、第1レンズ通信部212A(上述のアクセサリー制御部に対応するレンズ制御部210Aが備えている第1レンズ通信部212A)は、第1カメラ通信部112との間で、周期Tmで定常データ通信を実行する(図9に示す第1アダプター通信部312と第1カメラ通信部112との間の定常データ通信と同様の周期Tmで定常データ通信を実行する)。
また、レンズ起動処理においては、第1カメラ通信部112は、図13に示すステップS1140の初期化要求処理と同様に初期化実行コマンドを、第1レンズ通信部212Aに対して送信する。すなわち、第1カメラ通信部112は、第1アダプター通信部312に代えて第1レンズ通信部212Aに初期化実行コマンドを送信する。その後、第1カメラ通信部112は、ステップS1145の初期化完了確認処理と同様に初期化完了確認コマンドを、第1レンズ通信部212Aに周期Tsで繰り返し送信し、第1レンズ通信部212Aからの「初期化完了」の応答を待つ。
また、レンズ制御部210Aは、第1レンズ通信部212Aにより初期化実行コマンドが受信された場合、交換レンズ200Aのレンズ初期化処理を実行する。そして、レンズ制御部210Aによるレンズ初期化処理が完了することに応じて、第1レンズ通信部212Aは、「初期化完了」を応答する。
このように、カメラ制御部110における初期化要求から初期化完了確認までの処理は、カメラボディ100に対して、アダプター300を介して交換レンズ200が接続されている場合と、交換レンズ200Aが直接に接続されている場合との何れの場合も同様の処理である。
つまり、第1レンズ通信部212Aは、初期化処理が完了したか否かを示す情報の送信処理(初期化完了確認コマンドへの応答の処理)を定常データ通信の周期Tmより短い時間間隔でカメラ制御部110に対して実行する。すなわち、カメラボディ100に対して、交換レンズ200Aが直接に接続されている場合も、初期化処理が完了したか否かの確認は、定常データ通信の周期Tmより短い時間間隔でカメラ制御部110によって検出される。
これにより、第1カメラ通信部112は、交換レンズ200Aの初期化処理が完了したか否かの確認を、定常データ通信の周期より早い時間間隔の周期で検出することができる。これにより、カメラ制御部110は、初期化処理が完了したか否かを早いタイミングで適切に検出することができる。
(電源遮断処理および低消費電力処理)
次に、電源遮断処理および低消費電力処理について説明する。
ここで、低消費電力処理とは、カメラボディ100の動作状態(動作モード)を、撮影処理を行うことが可能な動作モード(第1動作モード)に比して消費電力を低減させた、撮影処理行うことが不可能な動作モード(第2動作モード/低消費電力モード/スリープモード)に遷移させる処理である。
ここで、以下の記述において、低消費電力処理をスリープ処理と称し、スリープ処理により遷移させた動作状態(動作モード)をスリープモードと称する。
例えば、カメラボディ100における電源オフによる割り込み要求に応じて、電源遮断処理が実行される。また、無操作が所定時間以上継続した場合等に、スリープ処理が実行される。
また、電源遮断処理およびスリープ処理は、アダプター300および交換レンズ200の機能を停止(シャットダウン)させて、カメラボディ100からのパワー系電源PWRの電圧の供給を停止(遮断)させるレンズシャットダウン処理が含まれている。すなわち、電源遮断処理およびスリープ処理は、交換レンズ200に供給される電圧を停止して、パワー系電源PWRの電圧の供給を停止(遮断)させる処理である。
次に、電源遮断処理および低消費電力処理について説明する。
ここで、低消費電力処理とは、カメラボディ100の動作状態(動作モード)を、撮影処理を行うことが可能な動作モード(第1動作モード)に比して消費電力を低減させた、撮影処理行うことが不可能な動作モード(第2動作モード/低消費電力モード/スリープモード)に遷移させる処理である。
ここで、以下の記述において、低消費電力処理をスリープ処理と称し、スリープ処理により遷移させた動作状態(動作モード)をスリープモードと称する。
例えば、カメラボディ100における電源オフによる割り込み要求に応じて、電源遮断処理が実行される。また、無操作が所定時間以上継続した場合等に、スリープ処理が実行される。
また、電源遮断処理およびスリープ処理は、アダプター300および交換レンズ200の機能を停止(シャットダウン)させて、カメラボディ100からのパワー系電源PWRの電圧の供給を停止(遮断)させるレンズシャットダウン処理が含まれている。すなわち、電源遮断処理およびスリープ処理は、交換レンズ200に供給される電圧を停止して、パワー系電源PWRの電圧の供給を停止(遮断)させる処理である。
また、カメラボディ100の動作モードがスリープモードに遷移される場合において、カメラボディ100からパワー系電源PWRの電圧の供給が停止され、制御系電源Vcc1の電圧の供給が継続される。例えば、カメラボディ100の動作モードがスリープモードに遷移した場合、カメラボディ100によって、制御系電源Vcc1の電圧の供給が予め定められた期間継続される。ここで、予め定められた期間とは、例えば、カメラボディ100に対しての操作を検出することにより撮影処理を行うことが可能な動作モードに復帰するとして定められた期間、または、無操作状態が更に継続された場合にカメラボディ100の電源遮断処理に移行するために定められた期間等である。
また、カメラボディ100の動作モードがスリープモードに遷移する場合、電源遮断状態またはスリープモードへの遷移を指示することを示す指示信号(シャットダウン実行コマンド)が、カメラ制御部110からアダプター制御部310に送信され、アダプター制御部310は、該指示信号を受信することに応じて、交換レンズ200への給電を停止するレンズシャットダウン処理を実行する。
次に、アダプター制御部310は、レンズシャットダウン処理が終了した場合、電源遮断状態またはスリープモードに遷移することを許可することを示す許可信号(シャットダウン準備完了の応答)をカメラボディ100に送信する。続いて、アダプター制御部310から送信された許可信号に応じて、カメラボディ100からパワー系電源PWRの電圧の供給が停止される。
次に、アダプター制御部310は、レンズシャットダウン処理が終了した場合、電源遮断状態またはスリープモードに遷移することを許可することを示す許可信号(シャットダウン準備完了の応答)をカメラボディ100に送信する。続いて、アダプター制御部310から送信された許可信号に応じて、カメラボディ100からパワー系電源PWRの電圧の供給が停止される。
図15は、電源遮断処理およびスリープ処理の処理シーケンスの一例を示す図である。
この図を参照して、カメラシステム1の電源遮断処理およびスリープ処理について説明する。
電源遮断処理およびスリープ処理は、レンズ機能終了(ステップS410)、シャットダウン(ステップS420)、スリープモード移行(ステップS430)の順に処理が行われる。なお、この電源遮断処理およびスリープ処理において、カメラボディ100がアダプター300を介して交換レンズ200と行う通信は、コマンドデータ通信である。
この図を参照して、カメラシステム1の電源遮断処理およびスリープ処理について説明する。
電源遮断処理およびスリープ処理は、レンズ機能終了(ステップS410)、シャットダウン(ステップS420)、スリープモード移行(ステップS430)の順に処理が行われる。なお、この電源遮断処理およびスリープ処理において、カメラボディ100がアダプター300を介して交換レンズ200と行う通信は、コマンドデータ通信である。
電源遮断処理またはスリープ処理が開始されると、まず、レンズ機能終了(ステップS410)の処理が行われる。
第1カメラ通信部112は、第1アダプター通信部312を介して第1レンズ通信部212と通信することにより、交換レンズ200の機能動作を停止させる(ステップS1210、ステップS2210、ステップS3210)。これにより、レンズ制御部210は、交換レンズ200の機能動作を停止する。例えば、レンズ機能終了の処理によって、交換レンズ200の防振制御の終了、またはホットライン通信の禁止等の処理が行われる。
第1カメラ通信部112は、第1アダプター通信部312を介して第1レンズ通信部212と通信することにより、交換レンズ200の機能動作を停止させる(ステップS1210、ステップS2210、ステップS3210)。これにより、レンズ制御部210は、交換レンズ200の機能動作を停止する。例えば、レンズ機能終了の処理によって、交換レンズ200の防振制御の終了、またはホットライン通信の禁止等の処理が行われる。
次に、シャットダウン(ステップS420)の処理が行われる。
第1カメラ通信部112は、シャットダウン要求として、シャットダウン実行コマンドを第1アダプター通信部312に送信する(ステップS1220)。その後、第1カメラ通信部112は、シャットダウン完了確認コマンドを繰り返して送信して、第1アダプター通信部312からのシャットダウン準備完了の応答を待つ。
第1カメラ通信部112は、シャットダウン要求として、シャットダウン実行コマンドを第1アダプター通信部312に送信する(ステップS1220)。その後、第1カメラ通信部112は、シャットダウン完了確認コマンドを繰り返して送信して、第1アダプター通信部312からのシャットダウン準備完了の応答を待つ。
アダプター制御部310は、第1アダプター通信部312によりシャットダウン実行コマンドが受信された場合、レンズシャットダウン処理を開始する。まず、第1アダプター通信部312は、レンズ制御系電源Vcの給電不可を指示するコマンドを第1レンズ通信部212に送信する。第1レンズ通信部212により、このコマンドが受信されることに応じて、レンズ制御部210は、交換レンズ200内におけるレンズ制御系電源Vcの電圧の供給(給電)を停止させる(ステップS3220)。次に、第1アダプター通信部312は、第1レンズ通信部212とのレンズ定常通信を停止する。そして、アダプター制御部310は、アダプター電源部320からのレンズ駆動系電源Vpの電圧の供給を停止させ、続いて、レンズ制御系電源Vcの供給を停止させる(ステップS2220)。
次に、アダプター制御部310は、絞り連動レバー350を退避位置に移動させ(ステップS2230)、アダプター300が備えている各部のシャットダウン処理を実行する(ステップS2235)。続いて、第1アダプター通信部312は、シャットダウン処理が完了した場合、第1カメラ通信部112から受信したシャットダウン完了確認コマンドに応じて、アダプター300(アダプター300および交換レンズ200)におけるシャットダウン処理が完了したことを示す情報として「シャットダウン準備完了」を第1カメラ通信部112に応答する。また、第1アダプター通信部312は、スリープ処理要求の有無を第1カメラ通信部112に応答する(ステップS2240)。
第1カメラ通信部112は、シャットダウン完了確認コマンドの応答結果として、第1アダプター通信部312から「シャットダウン準備完了」の応答を取得する(ステップS1240)。
カメラ制御部110は、第1アダプター通信部312によりシャットダウン準備完了の応答が取得された場合、スイッチ125を遮断状態に制御してパワー系電源PWRの電圧の供給を停止させる(ステップS1250)。
カメラ制御部110は、第1アダプター通信部312によりシャットダウン準備完了の応答が取得された場合、スイッチ125を遮断状態に制御してパワー系電源PWRの電圧の供給を停止させる(ステップS1250)。
次に、カメラ制御部110は、シャットダウン完了確認コマンドの応答結果において、スリープモード移行要求の有無を判定する(ステップS1255)。ステップS1255において、スリープモード移行要求が無いと判定された場合、カメラ制御部110は、カメラ電源部120を制御して制御系電源Vcc1の電圧の供給を停止させる(ステップS1270)。
一方、ステップS1255において、スリープモード移行要求が有りと判定された場合、スリープモード移行(ステップS430)の処理か行われる。まず、第1カメラ通信部112は、スリープモードへの遷移指示を第1アダプター通信部312に送信する。これにより、アダプター制御部310は、スリープモードに遷移する。例えば、第1アダプター通信部312は、スリープモードに遷移する処理の開始前に、信号RDYをH(ハイ)レベルに制御し、スリープモードに遷移する処理が完了した後、信号RDYをL(ロウ)レベルに制御する。第1カメラ通信部112は、信号RDYの信号レベルの立下りエッジを検出することにより、アダプター300のスリープモードに遷移する処理が完了したことを検出して、制御系電源Vcc1の電圧の供給を小給電状態に切り替える(ステップS1260、ステップS2260)。
これにより、電源遮断状態またはスリープモードに遷移する。
これにより、電源遮断状態またはスリープモードに遷移する。
このように、カメラボディ100がスリープモードに遷移した場合、カメラ制御部110は、アダプター300へのパワー系電源PWRの電圧の供給を停止させ、制御系電源Vcc1の電圧の供給を継続させる。すなわち、アダプター300は、スリープモードに遷移された場合、カメラボディ100からパワー系電源PWRの電圧の供給が停止され、制御系電源Vcc1の電圧の供給が継続される。
これにより、スリープモードにおいて低消費電力化が可能である。また、制御系電源Vcc1の電圧の供給を継続してアダプター制御部310の処理を完全に停止させていない(アダプター制御部310を、復帰処理に必要な最小の電力で動作させている)。そのため、アダプター制御部310は、スリープモードから定常状態への復帰(起動)の際に、完全に処理を停止している場合に比較して、短い時間で復帰(起動)することができる。
これにより、スリープモードにおいて低消費電力化が可能である。また、制御系電源Vcc1の電圧の供給を継続してアダプター制御部310の処理を完全に停止させていない(アダプター制御部310を、復帰処理に必要な最小の電力で動作させている)。そのため、アダプター制御部310は、スリープモードから定常状態への復帰(起動)の際に、完全に処理を停止している場合に比較して、短い時間で復帰(起動)することができる。
(電源瞬断時の処理)
パワー系電源PWR、レンズ駆動系電源Vp、レンズ制御系電源Vcには、それぞれ所定の電圧範囲が定められている。
Vc電圧検出部325、Vp電圧検出部326、およびPWR電圧検出部327により、パワー系電源PWR、レンズ駆動系電源Vp、およびレンズ制御系電源Vcの電圧が検出されて、アダプター制御部310に検出結果が供給される。アダプター制御部310は、検出されたパワー系電源PWR、レンズ駆動系電源Vp、およびレンズ制御系電源Vcの電圧のうち何れかの電圧が、それぞれに定められている所定の電圧範囲より低下した場合、その検出結果をカメラボディ100に供給(通知)する。
例えば、アダプター制御部310は、カメラボディ100から給電されているパワー系電源PWRの電圧(電圧値)、およびアダプター電源部320から交換レンズ200に対して給電するレンズ駆動系電源Vpの電圧(電圧値)、およびアダプター電源部320から交換レンズ200に対して給電するレンズ制御系電源Vcの電圧(電圧値)のうち何れかの電圧(電圧値)が、それぞれに定められている所定の電圧範囲より低下した場合には、交換レンズ200(の状態)を初期化するために、レンズ初期化処理を実行させる。
パワー系電源PWR、レンズ駆動系電源Vp、レンズ制御系電源Vcには、それぞれ所定の電圧範囲が定められている。
Vc電圧検出部325、Vp電圧検出部326、およびPWR電圧検出部327により、パワー系電源PWR、レンズ駆動系電源Vp、およびレンズ制御系電源Vcの電圧が検出されて、アダプター制御部310に検出結果が供給される。アダプター制御部310は、検出されたパワー系電源PWR、レンズ駆動系電源Vp、およびレンズ制御系電源Vcの電圧のうち何れかの電圧が、それぞれに定められている所定の電圧範囲より低下した場合、その検出結果をカメラボディ100に供給(通知)する。
例えば、アダプター制御部310は、カメラボディ100から給電されているパワー系電源PWRの電圧(電圧値)、およびアダプター電源部320から交換レンズ200に対して給電するレンズ駆動系電源Vpの電圧(電圧値)、およびアダプター電源部320から交換レンズ200に対して給電するレンズ制御系電源Vcの電圧(電圧値)のうち何れかの電圧(電圧値)が、それぞれに定められている所定の電圧範囲より低下した場合には、交換レンズ200(の状態)を初期化するために、レンズ初期化処理を実行させる。
具体的には、アダプター制御部310のカメラボディ100が備えているカメラ制御部110に、レンズ初期化処理を含む初期化処理を実行させることを指示する初期化要求信号を、第1アダプター通信部312から第1カメラ通信部112へ送信してカメラボディ100に供給(通知)する。また、アダプター制御部310は、検出されたレンズ駆動系電源Vpおよびレンズ制御系電源Vcの電圧のうち何れかの電圧がそれぞれに定められている所定の電圧範囲より低下した場合、レンズ駆動系電源Vpおよびレンズ制御系電源Vcの電圧の供給を停止させるとともに、初期化要求信号をカメラボディ100に送信する。
なお、この初期化処理は、初期化要求信号に応じてパワー系電源PWRの電圧の供給を一旦停止させた後再び供給開始させる処理である。また、この初期化処理は、初期化要求信号に応じて制御系電源Vcc1の電圧の供給を一旦停止させた後、再び供給開始させる処理である。
なお、アダプター制御部310は、カメラボディ100による初期化処理に応じて、レンズ駆動系電源Vpおよびレンズ制御系電源Vcの電圧の供給を開始させる。すなわち、アダプター制御部310は、カメラボディ100による初期化処理に応じて、レンズ制御部210を初期化させる。
なお、アダプター制御部310は、カメラボディ100による初期化処理に応じて、レンズ駆動系電源Vpおよびレンズ制御系電源Vcの電圧の供給を開始させる。すなわち、アダプター制御部310は、カメラボディ100による初期化処理に応じて、レンズ制御部210を初期化させる。
つまり、アダプター制御部310は、電源電圧の低下を検出した場合、まず、交換レンズ200への電圧の供給を停止させる。次に、アダプター制御部310は、カメラ制御部110に初期化要求信号を送信して、カメラボディ100から供給される電源の電圧の供給を一旦停止させた後、再び供給開始させる処理を実行させる。これにより、再度レンズ起動処理が実行されることにより初期化の処理が行われ、アダプター制御部310は、交換レンズ200に電圧を供給させる。
よって、アダプター制御部310は、パワー系電源PWR、レンズ駆動系電源Vp、およびレンズ制御系電源Vcの電圧のうち何れかの電圧が、それぞれに定められている所定の電圧範囲より低下した場合、アダプター300および交換レンズ200の初期化を実行させることができる。このため不安定な給電状態のままで交換レンズ200側の動作を継続してしまう不具合を未然に防ぐことができる。
なおパワー系電源PWR、レンズ駆動系電源Vp、およびレンズ制御系電源Vcの電圧値のうち、判断に優劣(重要度、優先度)を持たせるようにしても良い。安定的な給電の維持という観点から見れば、まず供給電圧を生成するために給電される(アダプター電源部320に給電される)電圧値が所定範囲内である必要が高い。さもなくば、その後で生成される電圧値にも変動を来たす虞がある。よってパワー系電源PWRの電圧値に異常が無いか否かを最初に判断するようにする。次に重要なのは、交換レンズ200側が正しい制御を実行するためにはレンズ制御部210が安定駆動する必要がある。そのために、レンズ制御部210に給電するレンズ制御系電源Vcに異常が無いか否かを2番目に判断するようにする。即ち、パワー系電源PWR、レンズ制御系電源Vc、レンズ駆動系電源Vp、という優先度で各電圧値に異常が無いか否かを判断すれば良い。このように判断に優劣をつけることで、例えば、レンズ駆動系電源Vpの電圧値に異常を示す場合であっても、レンズ制御系電源Vcの電圧値は正常であり且つレンズ制御部210が正常に動作している(アダプター制御部310との間で正常に通信を実行している)ならば、交換レンズ200側にリセット処理(初期化処理)を実行させずに、他のエラー処理(レンズ側の駆動要素の再駆動/リトライ動作)で回復させることも可能となる。これにより安易な(不要な)初期化処理を防ぐことができる。
よって、アダプター制御部310は、パワー系電源PWR、レンズ駆動系電源Vp、およびレンズ制御系電源Vcの電圧のうち何れかの電圧が、それぞれに定められている所定の電圧範囲より低下した場合、アダプター300および交換レンズ200の初期化を実行させることができる。このため不安定な給電状態のままで交換レンズ200側の動作を継続してしまう不具合を未然に防ぐことができる。
なおパワー系電源PWR、レンズ駆動系電源Vp、およびレンズ制御系電源Vcの電圧値のうち、判断に優劣(重要度、優先度)を持たせるようにしても良い。安定的な給電の維持という観点から見れば、まず供給電圧を生成するために給電される(アダプター電源部320に給電される)電圧値が所定範囲内である必要が高い。さもなくば、その後で生成される電圧値にも変動を来たす虞がある。よってパワー系電源PWRの電圧値に異常が無いか否かを最初に判断するようにする。次に重要なのは、交換レンズ200側が正しい制御を実行するためにはレンズ制御部210が安定駆動する必要がある。そのために、レンズ制御部210に給電するレンズ制御系電源Vcに異常が無いか否かを2番目に判断するようにする。即ち、パワー系電源PWR、レンズ制御系電源Vc、レンズ駆動系電源Vp、という優先度で各電圧値に異常が無いか否かを判断すれば良い。このように判断に優劣をつけることで、例えば、レンズ駆動系電源Vpの電圧値に異常を示す場合であっても、レンズ制御系電源Vcの電圧値は正常であり且つレンズ制御部210が正常に動作している(アダプター制御部310との間で正常に通信を実行している)ならば、交換レンズ200側にリセット処理(初期化処理)を実行させずに、他のエラー処理(レンズ側の駆動要素の再駆動/リトライ動作)で回復させることも可能となる。これにより安易な(不要な)初期化処理を防ぐことができる。
次に、図16を参照して、電源電圧が低下した場合の処理の例として、電源瞬断時の処理について説明する。
図16は、電源瞬断時の処理シーケンスの一例を示す図である。
図16は、電源瞬断時の処理シーケンスの一例を示す図である。
レンズ定常状態において、第1カメラ通信部112と第1アダプター通信部312とは、定常データ通信を周期Tmで実行している(ステップS1310、S1312、S1314)。アダプター制御部310のアダプター電源制御部311は、Vc電圧検出部325、Vp電圧検出部326、およびPWR電圧検出部327の検出結果から、レンズ制御系電源Vc、レンズ駆動系電源Vp、およびパワー系電源PWRの電圧が一時的に低下した状態になったことを検出する(ステップS2310)。この図16に示す例は、レンズ制御系電源Vc、レンズ駆動系電源Vp、およびパワー系電源PWRの電圧が一時的に低下した後復帰した場合(電源の瞬断が生じた場合)の例である。アダプター電源制御部311は、電圧が一時的に低下した状態(電源の瞬断が生じた状態)になったことを検出したことに応じて、交換レンズ200に供給させる電源の遮断処理を実行する。例えば、アダプター電源制御部311は、電源の遮断処理として、レンズ駆動系電源Vp、レンズ制御系電源Vcの順に電圧の供給を停止させる制御を、アダプター電源部320に実行させる(ステップS2320)。
次に、アダプター電源部320によってレンズ駆動系電源Vpおよびレンズ制御系電源Vcの電圧の供給が停止された後、第1アダプター通信部312は、電源瞬断が検出されたことを示す情報を、定常データ通信(ステップS1314)により第1カメラ通信部112に応答する(ステップS2330)。例えば、第1アダプター通信部312は、電源瞬断が検出されたことを示す信号として、「電源瞬断検出有り初期化要求信号」(初期化要求信号)を第1カメラ通信部112に送信する。
続いて、カメラ制御部110は、第1カメラ通信部112により「電源瞬断検出有り初期化要求信号」が受信されることに応じて、スイッチ125を遮断状態に制御してパワー系電源PWRの電圧の供給を停止させる(ステップS1330)。また、カメラ制御部110は、パワー系電源PWRの電圧の供給を停止させた後、カメラ電源部120を制御して制御系電源Vcc1の電圧の供給を停止させる(ステップS1340)。
続いて、カメラ制御部110は、レンズ起動処理(図8のステップS100)の処理を実行して、再び電圧の給電と初期化の処理を実行させる。
続いて、カメラ制御部110は、第1カメラ通信部112により「電源瞬断検出有り初期化要求信号」が受信されることに応じて、スイッチ125を遮断状態に制御してパワー系電源PWRの電圧の供給を停止させる(ステップS1330)。また、カメラ制御部110は、パワー系電源PWRの電圧の供給を停止させた後、カメラ電源部120を制御して制御系電源Vcc1の電圧の供給を停止させる(ステップS1340)。
続いて、カメラ制御部110は、レンズ起動処理(図8のステップS100)の処理を実行して、再び電圧の給電と初期化の処理を実行させる。
このように、交換レンズ200に供給される電源の瞬断が発生した場合、アダプター制御部310は、瞬断が発生したことを検出し、交換レンズに供給させる電圧とカメラボディ100から供給される電圧を一旦停止させて電源遮断状態にし、その後、再起動を実行させて初期化処理を実行させる。これにより、電源の瞬断が発生した場合であっても、アダプター制御部310は、アダプター300および交換レンズ200を初期化させて正常な動作状態に遷移させることができる。
上記実施形態では、アダプター電源制御部311が、Vc電圧検出部325、Vp電圧検出部326、およびPWR電圧検出部327の検出結果から、レンズ制御系電源Vc、レンズ駆動系電源Vp、およびパワー系電源PWRの電圧が一時的に低下した状態になったことを検出すると、交換レンズ200に供給する電源を遮断し、レンズの初期化処理を行うようになっている。しかしながらVp電圧検出部326の検出結果のみが電圧低下判定された場合(Vc電圧検出部325、およびPWR電圧検出部327の検出結果は電圧低下判定されなかった場合)には、アダプター制御部310とレンズ制御部210との間での通信自体は正常に実行中であることを示しているので、交換レンズ200における初期化処理を実行しないようにしても良い。
なお、上記実施形態において、アダプター制御部310から電源瞬断の検出結果がカメラ制御部110に送信されることに応じて、カメラ制御部110が交換レンズ200の初期化を実行させる例(アダプター制御部310がカメラ制御部110からの指示を仰ぐ形で初期化を行う例)について説明したが、これに限れられるものではない。例えば、アダプター制御部310が、カメラ制御部110からの指示を仰ぐことなく、初期化実行の必要性を自身で判断した上で交換レンズ200に初期化を実行させてもよい。
なお、本実施形態では、上述の3つの電圧検出部325〜327を全て備える構成を説明した。しかしながら、これら3つの電圧検出部のうちの何れか1つのみ又は2つのみを持つ構成であっても本実施形態と同様の効果が得られる。この場合において、特に電圧検出を行う部位として効果的(優先的)なのはPWR電圧検出部327であり、以下その効果面での優先順序としては、Vc電圧検出部325、Vp電圧検出部326の順である。これによる効果は上述したとおりである。
なお、上記実施形態において、アダプター制御部310から電源瞬断の検出結果がカメラ制御部110に送信されることに応じて、カメラ制御部110が交換レンズ200の初期化を実行させる例(アダプター制御部310がカメラ制御部110からの指示を仰ぐ形で初期化を行う例)について説明したが、これに限れられるものではない。例えば、アダプター制御部310が、カメラ制御部110からの指示を仰ぐことなく、初期化実行の必要性を自身で判断した上で交換レンズ200に初期化を実行させてもよい。
なお、本実施形態では、上述の3つの電圧検出部325〜327を全て備える構成を説明した。しかしながら、これら3つの電圧検出部のうちの何れか1つのみ又は2つのみを持つ構成であっても本実施形態と同様の効果が得られる。この場合において、特に電圧検出を行う部位として効果的(優先的)なのはPWR電圧検出部327であり、以下その効果面での優先順序としては、Vc電圧検出部325、Vp電圧検出部326の順である。これによる効果は上述したとおりである。
(識別情報の情報交換)
次に、カメラシステム1において識別情報を情報交換する処理について説明する。
カメラボディ100、交換レンズ200、およびアダプター300のそれぞれは、それぞれの個体を識別する識別情報(識別ID(Identity Document))を有している。
例えば、カメラボディ100は、カメラボディ100の個体を識別するカメラボディ識別情報(以下、カメラボディIDと称する)を有している。また、交換レンズ200は、交換レンズ200の個体を識別するレンズ識別情報(以下、レンズIDと称する)を有している。また、アダプター300は、アダプター300の個体を識別するアダプター識別情報(以下、アダプターIDと称する)を有している。
ここで、識別IDとは、例えば、製造された際に、個体毎に付けられる固有の番号(例えば、製造シリアル番号)等により示される識別情報であって、それぞれの個体を識別可能な識別情報である。よって、例えば、識別IDに対応付けられている製品名称、製品の種類、製品の搭載している機能、製造履歴情報等を、この識別IDを取得することにより検出することが可能である。
なお、これらの識別IDは、コマンドデータ通信の通信処理により送受信されて、交換レンズ200、カメラボディ100、およびアダプター300の間で情報交換される。
次に、カメラシステム1において識別情報を情報交換する処理について説明する。
カメラボディ100、交換レンズ200、およびアダプター300のそれぞれは、それぞれの個体を識別する識別情報(識別ID(Identity Document))を有している。
例えば、カメラボディ100は、カメラボディ100の個体を識別するカメラボディ識別情報(以下、カメラボディIDと称する)を有している。また、交換レンズ200は、交換レンズ200の個体を識別するレンズ識別情報(以下、レンズIDと称する)を有している。また、アダプター300は、アダプター300の個体を識別するアダプター識別情報(以下、アダプターIDと称する)を有している。
ここで、識別IDとは、例えば、製造された際に、個体毎に付けられる固有の番号(例えば、製造シリアル番号)等により示される識別情報であって、それぞれの個体を識別可能な識別情報である。よって、例えば、識別IDに対応付けられている製品名称、製品の種類、製品の搭載している機能、製造履歴情報等を、この識別IDを取得することにより検出することが可能である。
なお、これらの識別IDは、コマンドデータ通信の通信処理により送受信されて、交換レンズ200、カメラボディ100、およびアダプター300の間で情報交換される。
カメラシステム1において識別IDを情報交換する処理は、以下のように行われる。
まず、カメラボディ100は、カメラボディIDをアダプター300のアダプター制御部310に送信する。アダプター制御部310は、カメラボディ100から送信されるカメラボディIDを取得する。また、アダプター制御部310は、アダプターIDをカメラボディ100に送信する。次に、アダプター制御部310は、カメラボディ100から取得したカメラボディIDを交換レンズ200に送信する。また、アダプター制御部310は、アダプターIDを交換レンズ200に送信する。続いて、アダプター制御部310は、交換レンズ200から送信されるレンズIDを取得し、取得したレンズIDをカメラボディ100に送信する。
まず、カメラボディ100は、カメラボディIDをアダプター300のアダプター制御部310に送信する。アダプター制御部310は、カメラボディ100から送信されるカメラボディIDを取得する。また、アダプター制御部310は、アダプターIDをカメラボディ100に送信する。次に、アダプター制御部310は、カメラボディ100から取得したカメラボディIDを交換レンズ200に送信する。また、アダプター制御部310は、アダプターIDを交換レンズ200に送信する。続いて、アダプター制御部310は、交換レンズ200から送信されるレンズIDを取得し、取得したレンズIDをカメラボディ100に送信する。
例えば、これらの識別IDを交換する処理は、レンズ起動処理(図8のステップS100、および図12参照)において行われる。
具体的には、アダプター制御部310は、カメラボディ100から給電されることに応じて、アダプターIDをカメラボディ100に送信するとともに、カメラボディ100から送信されるカメラボディIDを取得する。その後、カメラボディ100の制御指令に応じた交換レンズ200の状態を初期化する初期化処理の実行中に、カメラボディIDおよびアダプターIDを交換レンズ200に送信する。続いて、アダプター制御部310は、初期化処理が完了した場合、カメラボディ100からの要求に応じて、レンズIDをカメラボディ100に送信する。
具体的には、アダプター制御部310は、カメラボディ100から給電されることに応じて、アダプターIDをカメラボディ100に送信するとともに、カメラボディ100から送信されるカメラボディIDを取得する。その後、カメラボディ100の制御指令に応じた交換レンズ200の状態を初期化する初期化処理の実行中に、カメラボディIDおよびアダプターIDを交換レンズ200に送信する。続いて、アダプター制御部310は、初期化処理が完了した場合、カメラボディ100からの要求に応じて、レンズIDをカメラボディ100に送信する。
図17は、識別IDの情報交換処理の処理シーケンスの一例を示す図である。
この図を参照して、レンズ起動処理における識別IDの情報交換処理の詳細について説明する。
なお、図17は、図12に示すレンズ起動処理の処理シーケンスにおいて、識別IDの情報交換の処理が行われる処理を示している。図17において、図12の各処理に対応する処理には同一の符号を付け、その説明を省略する。
この図を参照して、レンズ起動処理における識別IDの情報交換処理の詳細について説明する。
なお、図17は、図12に示すレンズ起動処理の処理シーケンスにおいて、識別IDの情報交換の処理が行われる処理を示している。図17において、図12の各処理に対応する処理には同一の符号を付け、その説明を省略する。
アダプター制御部310は、カメラボディ100から制御系電源Vcc1の電力が給電されることに応じて、着脱判定(ステップS110)の処理を行い、カメラボディ100とアダプター300との間の情報交換(ステップS120)の処理に進む。
カメラボディ100とアダプター300との間の情報交換(ステップS120)において、図12を用いて説明したように、第1カメラ通信部112は、第1アダプター通信部312と通信(コマンドデータ通信)の確立を行う。そして、第1カメラ通信部112と第1アダプター通信部312とは、カメラボディ100とアダプター300とのそれぞれの識別ID、名称、ファームウェアバージョン等の情報を互いに通信して取得する。
カメラボディ100とアダプター300との間の情報交換(ステップS120)において、図12を用いて説明したように、第1カメラ通信部112は、第1アダプター通信部312と通信(コマンドデータ通信)の確立を行う。そして、第1カメラ通信部112と第1アダプター通信部312とは、カメラボディ100とアダプター300とのそれぞれの識別ID、名称、ファームウェアバージョン等の情報を互いに通信して取得する。
この処理において、第1カメラ通信部112は、カメラボディIDを第1アダプター通信部312に送信する。また、第1アダプター通信部312は、アダプターIDを第1カメラ通信部112に送信する。これにより、第1カメラ通信部112は、第1アダプター通信部312から送信されたアダプターIDを取得する。また、第1アダプター通信部312は、第1カメラ通信部112から送信されたカメラボディIDを取得する(ステップS1120、ステップS2120)。
次に、初期化(ステップS130)の処理において、第1カメラ通信部112は、初期化要求として初期化実行コマンド(制御指令)を第1アダプター通信部312に送信する(ステップS1140)。この初期化実行コマンドに応じて、交換レンズ200の状態を初期化する処理が行われる。
ステップS130の初期化の処理において、第1アダプター通信部312と第1レンズ通信部212とは、識別IDの情報交換の処理を行う。具体的には、アダプター300と交換レンズ200との間で情報交換の通信を行う処理(ステップS2146、ステップS3146)において、第1アダプター通信部312がカメラボディIDおよびアダプターIDを第1レンズ通信部212に送信し、第1レンズ通信部212がレンズIDを第1アダプター通信部312に送信する。
これにより、第1レンズ通信部212は、第1アダプター通信部312から送信されたカメラボディIDおよびアダプターIDを取得する。また、第1アダプター通信部312は、第1レンズ通信部212から送信されたレンズIDを取得する。
ステップS130の初期化の処理において、第1アダプター通信部312と第1レンズ通信部212とは、識別IDの情報交換の処理を行う。具体的には、アダプター300と交換レンズ200との間で情報交換の通信を行う処理(ステップS2146、ステップS3146)において、第1アダプター通信部312がカメラボディIDおよびアダプターIDを第1レンズ通信部212に送信し、第1レンズ通信部212がレンズIDを第1アダプター通信部312に送信する。
これにより、第1レンズ通信部212は、第1アダプター通信部312から送信されたカメラボディIDおよびアダプターIDを取得する。また、第1アダプター通信部312は、第1レンズ通信部212から送信されたレンズIDを取得する。
続いて、初期化(ステップS130)の処理が完了した場合、レンズ情報取得(ステップS160)の処理において、第1カメラ通信部112は、第1アダプター通信部312にレンズ情報取得コマンドを送信する。そして、第1カメラ通信部112は、第1アダプター通信部312からのレンズ情報の応答を受信して、交換レンズ200の情報を取得する。この処理において、第1カメラ通信部112は、第1レンズ通信部212から送信された交換レンズ200のレンズIDを第1アダプター通信部312から取得する(ステップS1160、ステップS2160)。
このように、アダプター300は、交換レンズ200にアダプターIDを送信するとともに、カメラボディ100のカメラボディIDを送信する。つまり、交換レンズ200は、アダプターIDのみならずカメラボディIDも取得する。
よって、交換レンズ200は、アダプター300を介して接続されているカメラボディ100の個体を特定することができる。
よって、交換レンズ200は、アダプター300を介して接続されているカメラボディ100の個体を特定することができる。
これにより、交換レンズ200は、カメラボディIDに基づいて、カメラボディ100の個体毎に応じた処理をすることが可能である。例えば、交換レンズ200は、カメラボディIDに基づいて、カメラボディ100との処理内容を変更する処理、機能を制限する処理、または、接続動作の許可や不許可の処理等を、アダプター300を介して行うことができる。また、通信規格が互いに異なるカメラボディ100と交換レンズ200とがアダプター300を介して接続される場合であっても、交換レンズ200は、カメラボディIDに基づいて検出したカメラボディ100の種類に応じたデータフォーマットに変換したデータを送信することもできる。さらに、交換レンズ200は、取得したカメラボディIDに基づいて、所定の期間に製造されたカメラボディ100の個体に対してのみ、所定の処理(例えば、所定の期間に製造された個体において処理の不具合がある場合、その不具合がある個体のみにその不具合を解消するような処理)を行うこともできる。
また、カメラボディ100、交換レンズ200、およびアダプター300のそれぞれは、レンズ起動処理においてそれぞれの識別IDを取得する。そのため、カメラボディ100、交換レンズ200、およびアダプター300の何れもが、接続されている装置の識別IDに基づいた処理を行うことができる。これにより、例えば、既存の装置と通信規格が異なるカメラボディ、交換レンズ、またはアダプターが接続される場合に、それら既存の装置と通信規格が異なるカメラボディ、交換レンズ、およびアダプターのうち何れもが、既存の装置に対応した処理をする構成にすることが可能である。
また、交換レンズ200は、取得したカメラボディIDとアダプターIDとの組み合わせに基づいて、処理を行うことができる。同様に、カメラ制御部100は、取得したアダプターIDとレンズIDとの組み合わせに基づいて、処理を行うことができる。また、同様に、アダプター300は、取得したカメラボディIDとレンズIDとの組み合わせに基づいて、処理を行うことができる。
よって、互いに異なる通信規格の交換レンズ200とカメラボディ100であっても、アダプター300を介して接続することにより、適切に機能させることができる。
また、交換レンズ200は、取得したカメラボディIDとアダプターIDとの組み合わせに基づいて、処理を行うことができる。同様に、カメラ制御部100は、取得したアダプターIDとレンズIDとの組み合わせに基づいて、処理を行うことができる。また、同様に、アダプター300は、取得したカメラボディIDとレンズIDとの組み合わせに基づいて、処理を行うことができる。
よって、互いに異なる通信規格の交換レンズ200とカメラボディ100であっても、アダプター300を介して接続することにより、適切に機能させることができる。
<コマンドデータ通信のデータ処理>
次に、互いに異なる通信規格の第1データ通信系D1bと第1データ通信系D1Lとを用いて通信処理が行われるコマンドデータ通信において、第1アダプター通信部312が通信データおよび通信コマンドのフォーマットの整合性をとるために行うデータ処理について説明する。
次に、互いに異なる通信規格の第1データ通信系D1bと第1データ通信系D1Lとを用いて通信処理が行われるコマンドデータ通信において、第1アダプター通信部312が通信データおよび通信コマンドのフォーマットの整合性をとるために行うデータ処理について説明する。
(第1アダプター通信部312の構成)
図18は、第1アダプター通信部312の構成の一例を示す概略ブロック図である。
第1アダプター通信部312は、データ選択部312aと、データ処理部312bと、データ生成部312cと、コマンド変換部312dと、を備えている。
データ選択部312aは、第1データ通信系D1bまたは第1データ通信系D1Lにおいて受信した通信データ(レンズ情報を含む)から、処理に応じた所定の通信データを選択して、選択した通信データを示す情報をデータ処理部312bに供給する。例えば、データ選択部312aは、通信データに含まれる交換レンズ200から取得したレンズ情報(第1レンズ情報)から、レンズ情報の種類に基づいて処理対象のレンズ情報を選択して、選択したレンズ情報をデータ処理部312bに供給する。
ここで、本実施形態で行うレンズ情報の種類の識別方法について説明する。
カメラボディ100は、交換レンズ200のレンズ情報を取得する場合には、まずカメラ制御部110から、レンズ情報を要求するためのレンズ情報要求コマンドを、第1データ通信系D1bを使ってアダプター300(第1アダプター通信部312)に出力する。このレンズ情報要求コマンドには、第1データ通信系D1bの通信規格上、複数種類の要求コマンド(以下、「第1通信規格コマンド」と称す)が存在している。そして、その要求コマンドごとに所望するレンズ情報の内容(複数種類のレンズ情報のセット)も、第1データ通信系D1bの通信規格上、予め決まっている。例えば、要求コマンドAは「絞りの位置、防振レンズの位置、収差情報A」の3種のレンズ情報をセットにして要求するコマンドであり、また別の要求コマンドBは「開放F値、収差情報B、周辺光量(減光)情報」の3種のレンズ情報をセットにして要求するコマンドである。
一方、第1データ通信系D1Lの通信規格上においても、交換レンズ200に対してレンズ情報を要求するコマンドとして複数種類の要求コマンド(以下、「第2通信規格コマンド」と称す)が存在しており、それら要求コマンドごとに所望するレンズ情報の内容(セット)も、第1データ通信系D1Lの通信規格上、予め決まっている。
そして、アダプター300(第1アダプター通信部312)は、第1データ通信系D1bで使用されるレンズ情報要求コマンド(第1通信規格コマンド)を(それにより所望されるデータも含めて)、アダプター制御部310内の不揮発性メモリー内に予め記憶しており、且つ第1データ通信系D1Lで使用される要求コマンド(第2通信規格コマンド)も(それにより所望されるデータも含めて)、その不揮発性メモリー内に予め記憶している。つまりアダプター300は、カメラボディ100から受信した要求コマンド(第1通信規格コマンド)と上述の不揮発性メモリーの記憶内容とに基づいて、カメラボディ100が要求しているレンズ情報の種類を把握することができる。
そしてアダプター300は、カメラボディ100から受信した第1通信規格コマンドに応じて、そのコマンドに最も相応しい(所望されるデータのセットが類似している)第2通信規格コマンドを選択して、その選択した要求コマンドを交換レンズ200に送信する。なおこの時点でアダプター300は、交換レンズ200に送信した要求コマンド(第2通信規格コマンド)と上述の不揮発性メモリーの記憶内容とに基づいて、交換レンズ200から受信するはずのレンズ情報の種類を把握することができる。
アダプター300は、要求コマンド(第2通信規格コマンド)を交換レンズ200に送信した後で、その要求コマンドに応答した交換レンズ200から、複数種類のレンズ情報を含んだレンズデータ(レンズ情報のセット)を受信する。交換レンズ200から受信するレンズデータは、通信規格上、そのレンズデータの配列が予め決まっている。このためアダプター300は、受信したレンズデータの何ビット目に何のレンズ情報が入っているか、すなわちレンズ情報の種類を把握することができる。
このようにして、アダプター300(第1アダプター通信部312)は、カメラボディ100から受信する第1通信規格コマンドに基づいてカメラボディ100が要求しているレンズ情報の種類を把握でき、且つ交換レンズ200に送信する第2通信規格コマンドに基づいて交換レンズ200から受信すべきレンズ情報の種類を把握できる。またアダプター300は、交換レンズ200から受信したレンズデータからでも、受信したレンズ情報の種類を把握できる。このためアダプター300は、カメラボディ100から受信する要求コマンド(第1通信規格コマンド)と、交換レンズ200へ送信する要求コマンド(第2通信規格コマンド)に基づいて、交換レンズ200から受信したレンズ情報の中に、カメラボディ100の要求するレンズ情報が含まれているか否かの判別ができる。またアダプター300は、交換レンズ200から受信したレンズ情報の中に、カメラボディ100が要求していないレンズ情報が含まれているか否かの判別もできる。
なお、アダプター300(第1アダプター通信部312)は、レンズ情報(種類)に応じて、交換レンズ200から受信したレンズ情報をそのままカメラボディ100に送信しても良いのか、或いは変換処理を施して送信すべきなのか、或いはアダプター300内に予め記憶されているデータをレンズ情報として送信すべきなのか、等についての判断基準(指針)を、予めアダプター制御部310内にプログラミングされている。この判断処理や具体的な動作については後述する。
図18は、第1アダプター通信部312の構成の一例を示す概略ブロック図である。
第1アダプター通信部312は、データ選択部312aと、データ処理部312bと、データ生成部312cと、コマンド変換部312dと、を備えている。
データ選択部312aは、第1データ通信系D1bまたは第1データ通信系D1Lにおいて受信した通信データ(レンズ情報を含む)から、処理に応じた所定の通信データを選択して、選択した通信データを示す情報をデータ処理部312bに供給する。例えば、データ選択部312aは、通信データに含まれる交換レンズ200から取得したレンズ情報(第1レンズ情報)から、レンズ情報の種類に基づいて処理対象のレンズ情報を選択して、選択したレンズ情報をデータ処理部312bに供給する。
ここで、本実施形態で行うレンズ情報の種類の識別方法について説明する。
カメラボディ100は、交換レンズ200のレンズ情報を取得する場合には、まずカメラ制御部110から、レンズ情報を要求するためのレンズ情報要求コマンドを、第1データ通信系D1bを使ってアダプター300(第1アダプター通信部312)に出力する。このレンズ情報要求コマンドには、第1データ通信系D1bの通信規格上、複数種類の要求コマンド(以下、「第1通信規格コマンド」と称す)が存在している。そして、その要求コマンドごとに所望するレンズ情報の内容(複数種類のレンズ情報のセット)も、第1データ通信系D1bの通信規格上、予め決まっている。例えば、要求コマンドAは「絞りの位置、防振レンズの位置、収差情報A」の3種のレンズ情報をセットにして要求するコマンドであり、また別の要求コマンドBは「開放F値、収差情報B、周辺光量(減光)情報」の3種のレンズ情報をセットにして要求するコマンドである。
一方、第1データ通信系D1Lの通信規格上においても、交換レンズ200に対してレンズ情報を要求するコマンドとして複数種類の要求コマンド(以下、「第2通信規格コマンド」と称す)が存在しており、それら要求コマンドごとに所望するレンズ情報の内容(セット)も、第1データ通信系D1Lの通信規格上、予め決まっている。
そして、アダプター300(第1アダプター通信部312)は、第1データ通信系D1bで使用されるレンズ情報要求コマンド(第1通信規格コマンド)を(それにより所望されるデータも含めて)、アダプター制御部310内の不揮発性メモリー内に予め記憶しており、且つ第1データ通信系D1Lで使用される要求コマンド(第2通信規格コマンド)も(それにより所望されるデータも含めて)、その不揮発性メモリー内に予め記憶している。つまりアダプター300は、カメラボディ100から受信した要求コマンド(第1通信規格コマンド)と上述の不揮発性メモリーの記憶内容とに基づいて、カメラボディ100が要求しているレンズ情報の種類を把握することができる。
そしてアダプター300は、カメラボディ100から受信した第1通信規格コマンドに応じて、そのコマンドに最も相応しい(所望されるデータのセットが類似している)第2通信規格コマンドを選択して、その選択した要求コマンドを交換レンズ200に送信する。なおこの時点でアダプター300は、交換レンズ200に送信した要求コマンド(第2通信規格コマンド)と上述の不揮発性メモリーの記憶内容とに基づいて、交換レンズ200から受信するはずのレンズ情報の種類を把握することができる。
アダプター300は、要求コマンド(第2通信規格コマンド)を交換レンズ200に送信した後で、その要求コマンドに応答した交換レンズ200から、複数種類のレンズ情報を含んだレンズデータ(レンズ情報のセット)を受信する。交換レンズ200から受信するレンズデータは、通信規格上、そのレンズデータの配列が予め決まっている。このためアダプター300は、受信したレンズデータの何ビット目に何のレンズ情報が入っているか、すなわちレンズ情報の種類を把握することができる。
このようにして、アダプター300(第1アダプター通信部312)は、カメラボディ100から受信する第1通信規格コマンドに基づいてカメラボディ100が要求しているレンズ情報の種類を把握でき、且つ交換レンズ200に送信する第2通信規格コマンドに基づいて交換レンズ200から受信すべきレンズ情報の種類を把握できる。またアダプター300は、交換レンズ200から受信したレンズデータからでも、受信したレンズ情報の種類を把握できる。このためアダプター300は、カメラボディ100から受信する要求コマンド(第1通信規格コマンド)と、交換レンズ200へ送信する要求コマンド(第2通信規格コマンド)に基づいて、交換レンズ200から受信したレンズ情報の中に、カメラボディ100の要求するレンズ情報が含まれているか否かの判別ができる。またアダプター300は、交換レンズ200から受信したレンズ情報の中に、カメラボディ100が要求していないレンズ情報が含まれているか否かの判別もできる。
なお、アダプター300(第1アダプター通信部312)は、レンズ情報(種類)に応じて、交換レンズ200から受信したレンズ情報をそのままカメラボディ100に送信しても良いのか、或いは変換処理を施して送信すべきなのか、或いはアダプター300内に予め記憶されているデータをレンズ情報として送信すべきなのか、等についての判断基準(指針)を、予めアダプター制御部310内にプログラミングされている。この判断処理や具体的な動作については後述する。
なお、データ選択部312aは、レンズの種類に基づいて、処理対象のレンズ情報を選択してもよい(これについては後述する)。
データ処理部312bは、データ選択部312aによって選択された通信データに対して、データ処理を行う。ここで、データ処理部312bにおいて実行されるデータ準備処理は、例えば、所定の変換式を用いてデータを変換して準備する処理(この変換処理には、変換係数1の変換処理、すなわち値を変更せずにそのまま伝える場合は、含まれない)、所定のデータ(所定の固定値、またはそのデータが無効であることを示す規定値)に置換して準備する処理、または、新たに所定のデータを生成して準備する処理等である。
例えば、データ処理部312bは、データ選択部312aによってレンズ情報の種別(種類)に基づき選択されたレンズ情報に対して、種類毎に対応付けられている処理を実行する。
また、データ処理部312bは、データ選択部312aによってレンズ情報(種類)に基づき選択されたレンズ情報から、対応するレンズ情報を選択して生成する。
なお、データ処理部312bは、交換レンズ200の種類に基づいて、選択されたレンズ情報に対して、レンズ情報(種類)に対応付けられている処理を実行してもよい(これについては後述する)。
そして、データ処理部312bは、データ処理を実行した通信データを、データ生成部312cに供給する。
データ処理部312bは、データ選択部312aによって選択された通信データに対して、データ処理を行う。ここで、データ処理部312bにおいて実行されるデータ準備処理は、例えば、所定の変換式を用いてデータを変換して準備する処理(この変換処理には、変換係数1の変換処理、すなわち値を変更せずにそのまま伝える場合は、含まれない)、所定のデータ(所定の固定値、またはそのデータが無効であることを示す規定値)に置換して準備する処理、または、新たに所定のデータを生成して準備する処理等である。
例えば、データ処理部312bは、データ選択部312aによってレンズ情報の種別(種類)に基づき選択されたレンズ情報に対して、種類毎に対応付けられている処理を実行する。
また、データ処理部312bは、データ選択部312aによってレンズ情報(種類)に基づき選択されたレンズ情報から、対応するレンズ情報を選択して生成する。
なお、データ処理部312bは、交換レンズ200の種類に基づいて、選択されたレンズ情報に対して、レンズ情報(種類)に対応付けられている処理を実行してもよい(これについては後述する)。
そして、データ処理部312bは、データ処理を実行した通信データを、データ生成部312cに供給する。
データ生成部312cは、データ処理部312bによりデータ処理が行われた通信データに基づいて、第1データ通信系D1bまたは第1データ通信系D1Lにおいて送信する通信データを生成する。また、データ生成部312cは、第1データ通信系D1bまたは第1データ通信系D1Lにおいて送信するデータのフォーマットに従った通信データを生成する。
コマンド変換部312dは、第1データ通信系D1bまたは第1データ通信系D1Lにおいて受信した通信コマンドを、送信する通信系(第1データ通信系D1bまたは第1データ通信系D1L)の通信規格に対応する通信コマンドに変換する。例えば、カメラボディ100から第1データ通信系D1bにおいて受信した通信コマンドを、第1データ通信系D1Lにおいて送信される交換レンズ200の通信規格に対応する通信コマンドに変換する。
(通信データ(レンズ情報)のデータ処理)
次に、第1アダプター通信部312において、第1データ通信系D1bと第1データ通信系D1Lとにおいて送受信される通信データのフォーマットの整合性をとるためのデータ処理(データの変換処理)の一例として、レンズ情報に対するデータ処理(データ変換処理)について説明する。
次に、第1アダプター通信部312において、第1データ通信系D1bと第1データ通信系D1Lとにおいて送受信される通信データのフォーマットの整合性をとるためのデータ処理(データの変換処理)の一例として、レンズ情報に対するデータ処理(データ変換処理)について説明する。
まず、レンズ情報に対するデータ処理(交換レンズ200から受信したレンズ情報を、或いは交換レンズ200には存在しないレンズ情報を、カメラボディ100に送信するための送信用データに変換するデータ変換処理)の概要について説明する。
アダプター制御部310の第1アダプター通信部312は、交換レンズ200の情報の種類に基づいて、カメラボディ100の第1カメラ通信部112に送信する交換レンズ200の情報を生成する。例えば、第1アダプター通信部312は、カメラボディ100から要求されているレンズ情報(換言すると、アダプター300がカメラボディ100に送信するためのレンズ情報としてカメラボディ100から要求されるレンズ情報)と、交換レンズ200から取得した交換レンズ200の情報である第1レンズ情報(受信レンズ情報)とに基づいて、第1カメラ通信部112に送信するための交換レンズ200の情報である第2レンズ情報(ボディ送信用レンズ情報)を、レンズ情報の種類に応じた互いに異なる方法で生成する(準備する)。
ここで、交換レンズ200の情報(第1レンズ情報)としては、例えば、交換レンズ200の光学特性を示す情報(射出瞳位置を示す情報、開放F値を示す情報、倍率色収差を示す情報、分光透過率を示す情報、周辺光量(減光)を示す情報、焦点距離の情報等)、機能を示す情報(防振機能の情報、操作スイッチの有無等の情報)、制御用の情報(像面移動量を補正する補正パラメータの情報、カップリング回転量と像面移動量との関係を示す情報、その他各種の補正値の情報、各種の駆動制限値の情報等)、等である。
交換レンズ200の情報(第1レンズ情報)は、大別すると以下のように分類される。以下では分類した種類ごとに説明をする。
まず、「分類1の情報」として、カメラボディ100と交換レンズ200の両方で使用されており、且つそのデータ定義(データ構成の仕組み、フォーマット)が同じである情報(以下、「同一定義情報」という)が存在する。この分類1の情報としては、例えば上述の、射出瞳位置情報がある。
次に、「分類2の情報」として、カメラボディ100と交換レンズ200の両方で使用されているが、互いにそのデータ定義(上述)が異なっている情報(以下、「要変換情報」という)が存在する。この分類2の情報としては、例えば上述の、開放F値情報や像面移動量補正パラメータがある。
次に、「分類3の情報」として、カメラボディ100では使用するが、交換レンズ200では使用しない(具備しない)情報であって、且つ交換レンズ200との組合わせにおいてカメラボディ100で使用する情報(以下、「交換レンズ非使用情報」という)が存在する。この分類3の情報としては、例えば上述の、倍率色収差情報や分光透過率情報がある。
次に、「分類4の情報」として、カメラボディ100では使用するが、交換レンズ200では使用しない(具備しない)情報であり、且つ交換レンズ200との組み合わせにおいてはカメラボディ100で使用しない情報(以下、「無効情報」という)が存在する。この分類4の情報としては、例えば上述の、周辺光量(減光)情報がある。
最後に、「分類5の情報」として、交換レンズ200では使用するが、カメラボディ100では使用しない情報(以下、「ボディ非使用情報」という)が存在する。この分類5の情報としては、例えば上述の、カップリング回転量と像面移動量との関係を示す情報がある。ここでカップリングとは、カメラボディ100に設けられたカップリングと係合可能なカップリングを備え、当該カップリングの回転によって合焦用レンズが駆動されるタイプの交換レンズに用いられる駆動力伝達機構のことである。そしてカップリング回転量と像面移動量との関係を示す情報とは、このカップリングの1回転によって、撮像素子の撮像面上で被写体像が光軸方向にどのくらい移動するかを示す情報のことである。
これら5つに分類分けできるレンズ情報(第1レンズ情報)はそれぞれ、それらの情報(種類)ごとに、カメラボディ100に送信すべき情報であるか否か、またカメラボディ100へ送信すべき情報であるならばどのようなデータに変換して送信すべき情報であるのか、について、予め手順が定められている(具体的には、それら情報(種類)ごとに予め手順が決められおり、その手順は既述した如く、アダプター制御部310内の不揮発性メモリーに記憶されている)。アダプター制御部310は、その予め定められている手順に従って、カメラボディ100への送信の有無、および送信すべきデータの変換方法を決定し、送信処理を実行する。
アダプター制御部310の第1アダプター通信部312は、交換レンズ200の情報の種類に基づいて、カメラボディ100の第1カメラ通信部112に送信する交換レンズ200の情報を生成する。例えば、第1アダプター通信部312は、カメラボディ100から要求されているレンズ情報(換言すると、アダプター300がカメラボディ100に送信するためのレンズ情報としてカメラボディ100から要求されるレンズ情報)と、交換レンズ200から取得した交換レンズ200の情報である第1レンズ情報(受信レンズ情報)とに基づいて、第1カメラ通信部112に送信するための交換レンズ200の情報である第2レンズ情報(ボディ送信用レンズ情報)を、レンズ情報の種類に応じた互いに異なる方法で生成する(準備する)。
ここで、交換レンズ200の情報(第1レンズ情報)としては、例えば、交換レンズ200の光学特性を示す情報(射出瞳位置を示す情報、開放F値を示す情報、倍率色収差を示す情報、分光透過率を示す情報、周辺光量(減光)を示す情報、焦点距離の情報等)、機能を示す情報(防振機能の情報、操作スイッチの有無等の情報)、制御用の情報(像面移動量を補正する補正パラメータの情報、カップリング回転量と像面移動量との関係を示す情報、その他各種の補正値の情報、各種の駆動制限値の情報等)、等である。
交換レンズ200の情報(第1レンズ情報)は、大別すると以下のように分類される。以下では分類した種類ごとに説明をする。
まず、「分類1の情報」として、カメラボディ100と交換レンズ200の両方で使用されており、且つそのデータ定義(データ構成の仕組み、フォーマット)が同じである情報(以下、「同一定義情報」という)が存在する。この分類1の情報としては、例えば上述の、射出瞳位置情報がある。
次に、「分類2の情報」として、カメラボディ100と交換レンズ200の両方で使用されているが、互いにそのデータ定義(上述)が異なっている情報(以下、「要変換情報」という)が存在する。この分類2の情報としては、例えば上述の、開放F値情報や像面移動量補正パラメータがある。
次に、「分類3の情報」として、カメラボディ100では使用するが、交換レンズ200では使用しない(具備しない)情報であって、且つ交換レンズ200との組合わせにおいてカメラボディ100で使用する情報(以下、「交換レンズ非使用情報」という)が存在する。この分類3の情報としては、例えば上述の、倍率色収差情報や分光透過率情報がある。
次に、「分類4の情報」として、カメラボディ100では使用するが、交換レンズ200では使用しない(具備しない)情報であり、且つ交換レンズ200との組み合わせにおいてはカメラボディ100で使用しない情報(以下、「無効情報」という)が存在する。この分類4の情報としては、例えば上述の、周辺光量(減光)情報がある。
最後に、「分類5の情報」として、交換レンズ200では使用するが、カメラボディ100では使用しない情報(以下、「ボディ非使用情報」という)が存在する。この分類5の情報としては、例えば上述の、カップリング回転量と像面移動量との関係を示す情報がある。ここでカップリングとは、カメラボディ100に設けられたカップリングと係合可能なカップリングを備え、当該カップリングの回転によって合焦用レンズが駆動されるタイプの交換レンズに用いられる駆動力伝達機構のことである。そしてカップリング回転量と像面移動量との関係を示す情報とは、このカップリングの1回転によって、撮像素子の撮像面上で被写体像が光軸方向にどのくらい移動するかを示す情報のことである。
これら5つに分類分けできるレンズ情報(第1レンズ情報)はそれぞれ、それらの情報(種類)ごとに、カメラボディ100に送信すべき情報であるか否か、またカメラボディ100へ送信すべき情報であるならばどのようなデータに変換して送信すべき情報であるのか、について、予め手順が定められている(具体的には、それら情報(種類)ごとに予め手順が決められおり、その手順は既述した如く、アダプター制御部310内の不揮発性メモリーに記憶されている)。アダプター制御部310は、その予め定められている手順に従って、カメラボディ100への送信の有無、および送信すべきデータの変換方法を決定し、送信処理を実行する。
例えば、第1レンズ情報はそれぞれ、カメラボディ100に送信するべきか否かが、その情報(種別、種類)に対応付けられて定められている。その判断の基準は、カメラボディ100から要求されている情報(種類)であれば、送信すべき情報と判断され、そうでなければ送信不要な情報として判断される。そして、第1アダプター通信部312は、第1レンズ情報のうち、カメラボディ100に送信すべきと定められている情報(上記分類1〜4に対応する情報)に基づいて、第2レンズ情報(ボディ送信用レンズ情報)を生成する。
また、第1アダプター通信部312は、第1レンズ情報に対して、そのレンズ情報(種別)に対応付けられた変換処理を行うことにより第2レンズ情報(ボディ送信用レンズ情報)を生成する。
例えば、第1レンズ情報は、第2レンズ情報として生成される場合、変換処理を行うべきか否か(その手順)がレンズ情報(種類)に対応付けられて定められている。そして、第1アダプター通信部312は、第1レンズ情報のうち「変換処理を行う」と定められている情報に対しては、変換処理を行うことにより第2レンズ情報を生成する。また、第1アダプター通信部312は、第1レンズ情報のうち「変換処理を行わない(換言すれば、変換係数1の変換処理を行う)」と定められている第1レンズ情報に対しては、変換処理を行わずに第1レンズ情報のままの情報を、第2レンズ情報として生成する。なお、この判断基準、および変換処理については後述する。
また、第1アダプター通信部312は、第2レンズ情報のうち交換レンズ200から取得できない情報に対して、該取得できない情報に成り代わって送信すべき情報として予め用意されている情報を、第2レンズ情報(ボディ送信用レンズ情報)として生成する。
例えば、第1レンズ情報は、第2レンズ情報として生成される場合、変換処理を行うべきか否か(その手順)がレンズ情報(種類)に対応付けられて定められている。そして、第1アダプター通信部312は、第1レンズ情報のうち「変換処理を行う」と定められている情報に対しては、変換処理を行うことにより第2レンズ情報を生成する。また、第1アダプター通信部312は、第1レンズ情報のうち「変換処理を行わない(換言すれば、変換係数1の変換処理を行う)」と定められている第1レンズ情報に対しては、変換処理を行わずに第1レンズ情報のままの情報を、第2レンズ情報として生成する。なお、この判断基準、および変換処理については後述する。
また、第1アダプター通信部312は、第2レンズ情報のうち交換レンズ200から取得できない情報に対して、該取得できない情報に成り代わって送信すべき情報として予め用意されている情報を、第2レンズ情報(ボディ送信用レンズ情報)として生成する。
次に、図19と図20とを参照して、レンズ情報に対するデータ処理の詳細について説明する。
図19は、取得したレンズ情報に対するデータ処理の一例を示すフローチャートである。
まず、第1アダプター通信部312は、交換レンズ200の第1レンズ通信部212から第1レンズ情報を取得する(ステップS510)。
例えば、データ選択部312aは、交換レンズ200から取得した第1レンズ情報であるレンズデータから、第1レンズ情報の種類に基づいて、処理対象のレンズデータを選択して、選択したレンズデータをデータ処理部312bに供給する。
図19は、取得したレンズ情報に対するデータ処理の一例を示すフローチャートである。
まず、第1アダプター通信部312は、交換レンズ200の第1レンズ通信部212から第1レンズ情報を取得する(ステップS510)。
例えば、データ選択部312aは、交換レンズ200から取得した第1レンズ情報であるレンズデータから、第1レンズ情報の種類に基づいて、処理対象のレンズデータを選択して、選択したレンズデータをデータ処理部312bに供給する。
次に、データ処理部312bは、データ選択部312aにより選択されたレンズデータに対して、データ処理を行う(ステップS520)。
続いて、データ生成部312cは、データ処理部312bによりデータ処理が実行されたレンズデータから、カメラボディ100の第1カメラ通信部112に送信するレンズデータを生成する(ステップS530)。例えば、データ生成部312cは、データ処理部312bによりデータ処理が実行されたレンズデータを、第1カメラ通信部112に送信するレンズデータのフォーマットに従ったデータ配列にして送信用レンズデータ(ボディ送信用レンズ情報)を生成する。
続いて、データ生成部312cは、データ処理部312bによりデータ処理が実行されたレンズデータから、カメラボディ100の第1カメラ通信部112に送信するレンズデータを生成する(ステップS530)。例えば、データ生成部312cは、データ処理部312bによりデータ処理が実行されたレンズデータを、第1カメラ通信部112に送信するレンズデータのフォーマットに従ったデータ配列にして送信用レンズデータ(ボディ送信用レンズ情報)を生成する。
図20は、図19のステップS520におけるデータ処理の詳細の一例を示すフローチャートである。
ステップS520におけるデータ処理は、処理1(ステップS521)と、処理2(ステップS522)と、処理3(ステップS523)と、処理4(ステップS524)と、を有している。処理1〜処理4のどの処理を行うべきであるかを示す手順(判断基準の情報)が、レンズ情報(種類)ごとに、予めアダプター制御部310内の不揮発性メモリーに記憶されている。アダプター制御部310はこの記憶されている手順(情報)に基づいて、レンズ情報(種類)ごとに予め決められている後述の処理を行う。
データ選択部312aは、交換レンズ200から取得した第1レンズ情報であるレンズデータから、各レンズ情報(種類)に基づいて、上述のそれぞれの処理(処理1、処理2、処理3、または処理4)の対象となるレンズ情報を選択する。次に、データ選択部312aは、選択した各レンズ情報をデータ処理部312bに供給する。データ処理部312bは、データ選択部312aにより選択された各レンズ情報それぞれに対して、各レンズ情報(種類)に対応付けられて定められている処理を実行する。
ステップS520におけるデータ処理は、処理1(ステップS521)と、処理2(ステップS522)と、処理3(ステップS523)と、処理4(ステップS524)と、を有している。処理1〜処理4のどの処理を行うべきであるかを示す手順(判断基準の情報)が、レンズ情報(種類)ごとに、予めアダプター制御部310内の不揮発性メモリーに記憶されている。アダプター制御部310はこの記憶されている手順(情報)に基づいて、レンズ情報(種類)ごとに予め決められている後述の処理を行う。
データ選択部312aは、交換レンズ200から取得した第1レンズ情報であるレンズデータから、各レンズ情報(種類)に基づいて、上述のそれぞれの処理(処理1、処理2、処理3、または処理4)の対象となるレンズ情報を選択する。次に、データ選択部312aは、選択した各レンズ情報をデータ処理部312bに供給する。データ処理部312bは、データ選択部312aにより選択された各レンズ情報それぞれに対して、各レンズ情報(種類)に対応付けられて定められている処理を実行する。
ステップS521の処理1は、取得したレンズデータに対して変換処理等を行わず、取得したレンズデータのままとする処理(換言すれば、「変換係数=1」の変換を施す処理)である。
例えば、この処理1において処理されるレンズ情報は、交換レンズ200から取得した第1レンズ情報とカメラボディ100に送信する第2レンズ情報とのそれぞれのデータフォーマットが同じであることにより、データ変換が不要なレンズ情報として予め定められているレンズ情報である。
データ処理部312bは、処理1において、変換が不要なレンズ情報として対応付けられているレンズ情報に対して、そのままのデータとしてデータ処理を終了する。このようなレンズ情報としては、例えば、上述の分類1として説明したレンズ情報が含まれる。つまり射出瞳位置情報は、変換処理が不要なレンズ情報として予めアダプター制御部310内で定義付けられている。
すなわち、レンズ情報が、カメラボディ100と交換レンズ200との両方で使用する情報であり、且つ且つ両者間でのデータ定義が同一である場合には、アダプター制御部310は、受信した第1レンズ情報をそのまま用いて第2レンズ情報(ボディ送信用レンズ情報)を準備する。
例えば、この処理1において処理されるレンズ情報は、交換レンズ200から取得した第1レンズ情報とカメラボディ100に送信する第2レンズ情報とのそれぞれのデータフォーマットが同じであることにより、データ変換が不要なレンズ情報として予め定められているレンズ情報である。
データ処理部312bは、処理1において、変換が不要なレンズ情報として対応付けられているレンズ情報に対して、そのままのデータとしてデータ処理を終了する。このようなレンズ情報としては、例えば、上述の分類1として説明したレンズ情報が含まれる。つまり射出瞳位置情報は、変換処理が不要なレンズ情報として予めアダプター制御部310内で定義付けられている。
すなわち、レンズ情報が、カメラボディ100と交換レンズ200との両方で使用する情報であり、且つ且つ両者間でのデータ定義が同一である場合には、アダプター制御部310は、受信した第1レンズ情報をそのまま用いて第2レンズ情報(ボディ送信用レンズ情報)を準備する。
ステップS522の処理2は、取得したレンズデータに対してレンズ情報(種類)に対応付けられて定められている処理を行う処理である。
例えば、この処理2において処理されるレンズデータは、交換レンズ200から取得した第1レンズ情報とカメラボディ100に送信する第2レンズ情報とのそれぞれのデータフォーマットが互いに異なるために、データ変換が必要なレンズデータとしてアダプター制御部310が予め認識している(不揮発性メモリー内にその旨を記憶している)レンズ情報である。このようなレンズ情報としては、例えば、上述の分類2として説明したレンズ情報がある。つまり開放F値情報や像面移動量補正パラメータは、データ変換処理が必要なレンズ情報として予めアダプター制御部310内で定義付けられている。
なお、処理2におけるデータ変換処理は、各レンズ情報(種別)に対応付けられて定められている処理であって、第1レンズ情報のレンズデータを、第2レンズ情報のデータフォーマットに従ったレンズデータに変換する処理である。例えば、処理2におけるデータ変換処理は、1バイトのデータフォーマットを2バイトのデータフォーマットに変換する処理、データに対して変換式(関数式)等により示される変換演算を実行して変換する処理等である。
データ処理部312bは、処理2において、変換が必要なレンズ情報(種類)と定義されているレンズ情報に対して、予め定められている上記処理2を実行してデータ処理を終了する。
すなわち、レンズ情報が、カメラボディ100と交換レンズ200との両方で使用する情報であり、且つ両者間でのデータ定義が異なる場合には、アダプター制御部310は、受信した第1レンズ情報に対して所定の変換処理を施して第2レンズ情報(ボディ送信用レンズ情報)を準備する。
例えば、この処理2において処理されるレンズデータは、交換レンズ200から取得した第1レンズ情報とカメラボディ100に送信する第2レンズ情報とのそれぞれのデータフォーマットが互いに異なるために、データ変換が必要なレンズデータとしてアダプター制御部310が予め認識している(不揮発性メモリー内にその旨を記憶している)レンズ情報である。このようなレンズ情報としては、例えば、上述の分類2として説明したレンズ情報がある。つまり開放F値情報や像面移動量補正パラメータは、データ変換処理が必要なレンズ情報として予めアダプター制御部310内で定義付けられている。
なお、処理2におけるデータ変換処理は、各レンズ情報(種別)に対応付けられて定められている処理であって、第1レンズ情報のレンズデータを、第2レンズ情報のデータフォーマットに従ったレンズデータに変換する処理である。例えば、処理2におけるデータ変換処理は、1バイトのデータフォーマットを2バイトのデータフォーマットに変換する処理、データに対して変換式(関数式)等により示される変換演算を実行して変換する処理等である。
データ処理部312bは、処理2において、変換が必要なレンズ情報(種類)と定義されているレンズ情報に対して、予め定められている上記処理2を実行してデータ処理を終了する。
すなわち、レンズ情報が、カメラボディ100と交換レンズ200との両方で使用する情報であり、且つ両者間でのデータ定義が異なる場合には、アダプター制御部310は、受信した第1レンズ情報に対して所定の変換処理を施して第2レンズ情報(ボディ送信用レンズ情報)を準備する。
ステップS523の処理3は、取得したレンズデータを、カメラボディ100に送信しない処理である。
処理3が実行されるレンズ情報としては、例えば、交換レンズ200から取得したレンズ情報が、カメラボディ100側で必要な情報として定義されておらず(換言すればカメラボディ100側の要求コマンドにおける要求対象として、そのレンズ情報が含まれておらず)、その取得したレンズデータはカメラボディ100にとって、第2レンズ情報として不要なレンズデータである。
データ処理部312bは、処理3において、不要なレンズデータとしてアダプター制御部310内で定義されているレンズ情報(種類)に対して、第2レンズ情報として不要なレンズデータとする処理(データ生成部312cにおいて送信用レンズデータを生成する際に使用されないレンズデータとする処理)を実行してデータ処理を終了する。このようなレンズデータ(第1レンズ情報)としては、例えば、上述の分類5として説明したレンズ情報がある。つまりカップリング回転量と像面移動量との関係を示す情報は、(カメラボディ100から要求されていないため)カメラボディ100に送信不要なレンズ情報として予めアダプター制御部310内で定義付けられている。
すなわち、レンズ情報が、カメラボディ100では使用しない情報である場合には、アダプター制御部310は、このレンズ情報に対応する情報を、第2レンズ情報(ボディ送信用レンズ情報)として準備しない。
処理3が実行されるレンズ情報としては、例えば、交換レンズ200から取得したレンズ情報が、カメラボディ100側で必要な情報として定義されておらず(換言すればカメラボディ100側の要求コマンドにおける要求対象として、そのレンズ情報が含まれておらず)、その取得したレンズデータはカメラボディ100にとって、第2レンズ情報として不要なレンズデータである。
データ処理部312bは、処理3において、不要なレンズデータとしてアダプター制御部310内で定義されているレンズ情報(種類)に対して、第2レンズ情報として不要なレンズデータとする処理(データ生成部312cにおいて送信用レンズデータを生成する際に使用されないレンズデータとする処理)を実行してデータ処理を終了する。このようなレンズデータ(第1レンズ情報)としては、例えば、上述の分類5として説明したレンズ情報がある。つまりカップリング回転量と像面移動量との関係を示す情報は、(カメラボディ100から要求されていないため)カメラボディ100に送信不要なレンズ情報として予めアダプター制御部310内で定義付けられている。
すなわち、レンズ情報が、カメラボディ100では使用しない情報である場合には、アダプター制御部310は、このレンズ情報に対応する情報を、第2レンズ情報(ボディ送信用レンズ情報)として準備しない。
ステップS524の処理4は、カメラボディ100に送信する第2レンズ情報のレンズデータのうち、交換レンズ200から取得できないレンズデータに対して、アダプター制御部310内で予め用意してある情報(固定値データ)を対応付ける処理である。換言すれば処理4は、第2レンズ情報として所定の固定値データを適用する処理である。この処理4では、データ種類によって更に2通りの処理に分かれる。まず一つ目の処理について説明する。
例えば、この処理4において処理されるレンズデータは、交換レンズ200から取得した第1レンズ情報の中に、カメラボディ100に送信すべき第2レンズ情報が含まれないレンズデータである。
例えば、カメラボディ100は、交換レンズ200内の光学系で生じる画像としての不具合を画像処理によって補正処理する機能を備えており、取得すべき第2レンズ情報に、その画像処理で用いる光学系補正用のレンズデータが含まれているとする。一方、交換レンズ200は、この光学系補正用のレンズデータを有していないとする。すなわち、この光学系補正用のレンズデータは、アダプター300がカメラボディ100に送信する第2レンズ情報(換言すれば、カメラボディ100が要求しているレンズ情報)には含まれているが、交換レンズ200から取得するレンズ情報(換言すれば、アダプター300から交換レンズ200に対して要求するレンズ情報)には含まれていないとする。このような場合、データ処理部312bは、処理4におけるデータ変換処理において、例えば、アダプター300内に予め設けられている(アダプター制御部310の不揮発性メモリー内に記憶されている)所定の光学補正用データ(カメラボディ100において制御用として使用される所定データ)を、カメラボディ100に応答するための代用データとして設定する処理を行う。この所定の光学補正用データは、どのタイプの交換レンズが装着されたとしても、カメラボディ100側に同じ値が送信される、一律の補正データである。なお所定の光学補正用データとしては、例えば、カメラボディ100において所定の補正効果を達成できるようなデータを所定の光学補正用データとして設定しても良いし、或いは補正効果がゼロになるようなデータを所定の補正用データとして設定するようにしても良い。このように、処理4として、所定の補正用データが代用して設定処理されるレンズ情報としては、例えば、上述の分類3として説明したレンズ情報がある。つまり倍率色収差情報や分光透過率情報は、アダプター300内に予め記憶されている所定データが、それらデータに対応するデータとしてカメラボディ100に送信されるレンズ情報であるとして、予めアダプター制御部310内で定義付けられている。
すなわち、レンズ情報が、交換レンズ200では使用しない情報であり、且つ交換レンズ200との組合わせにおいてカメラボディ100で使用する情報である場合には、アダプター制御部310は、アダプター制御部310内に予め記憶されている制御用の所定データを、第2レンズ情報(ボディ送信用レンズ情報)として準備する。
次に処理4としての二つ目の処理について説明する。データ処理部312bは、処理4におけるデータ変換処理において、レンズ情報(種類)に応じた設定処理として、カメラボディ100において無効データとして判定されるデータを設定する処理を行う。アダプター制御部310での処理4において、「無効」を示すデータが固定値データとして設定され、且つそれをカメラボディ100側に送信した場合には、それを受信したカメラボディ100側では、そのデータが最初から存在していないものとして、以降のカメラボディ100側での処理を行うことになる。このように、処理4として、「無効」を定義する情報を固定値データとして設定処理されるレンズ情報としては、例えば、上述の分類4として説明したレンズ情報がある。つまり周辺光量(減光)情報は、アダプター300内に予め記憶されている無効を示す「固定値データ」が、その情報に対応するデータとしてカメラボディ100に送信されるレンズ情報であるとして、予めアダプター制御部310内で定義付けられている。このように、データ処理部312bは、処理4において、交換レンズ200から取得できないレンズ情報(種類)に対して、対応する固定値データを設定する処理を実行してデータ処理を終了する。
すなわち、レンズ情報が、交換レンズ200では使用しない情報であり、且つ交換レンズ200との組合わせにおいてカメラボディ100では使用しない情報である場合には、アダプター制御部310は、このレンズ情報が無効であることを示す所定データを、第2レンズ情報(ボディ送信用レンズ情報)として準備する。
例えば、この処理4において処理されるレンズデータは、交換レンズ200から取得した第1レンズ情報の中に、カメラボディ100に送信すべき第2レンズ情報が含まれないレンズデータである。
例えば、カメラボディ100は、交換レンズ200内の光学系で生じる画像としての不具合を画像処理によって補正処理する機能を備えており、取得すべき第2レンズ情報に、その画像処理で用いる光学系補正用のレンズデータが含まれているとする。一方、交換レンズ200は、この光学系補正用のレンズデータを有していないとする。すなわち、この光学系補正用のレンズデータは、アダプター300がカメラボディ100に送信する第2レンズ情報(換言すれば、カメラボディ100が要求しているレンズ情報)には含まれているが、交換レンズ200から取得するレンズ情報(換言すれば、アダプター300から交換レンズ200に対して要求するレンズ情報)には含まれていないとする。このような場合、データ処理部312bは、処理4におけるデータ変換処理において、例えば、アダプター300内に予め設けられている(アダプター制御部310の不揮発性メモリー内に記憶されている)所定の光学補正用データ(カメラボディ100において制御用として使用される所定データ)を、カメラボディ100に応答するための代用データとして設定する処理を行う。この所定の光学補正用データは、どのタイプの交換レンズが装着されたとしても、カメラボディ100側に同じ値が送信される、一律の補正データである。なお所定の光学補正用データとしては、例えば、カメラボディ100において所定の補正効果を達成できるようなデータを所定の光学補正用データとして設定しても良いし、或いは補正効果がゼロになるようなデータを所定の補正用データとして設定するようにしても良い。このように、処理4として、所定の補正用データが代用して設定処理されるレンズ情報としては、例えば、上述の分類3として説明したレンズ情報がある。つまり倍率色収差情報や分光透過率情報は、アダプター300内に予め記憶されている所定データが、それらデータに対応するデータとしてカメラボディ100に送信されるレンズ情報であるとして、予めアダプター制御部310内で定義付けられている。
すなわち、レンズ情報が、交換レンズ200では使用しない情報であり、且つ交換レンズ200との組合わせにおいてカメラボディ100で使用する情報である場合には、アダプター制御部310は、アダプター制御部310内に予め記憶されている制御用の所定データを、第2レンズ情報(ボディ送信用レンズ情報)として準備する。
次に処理4としての二つ目の処理について説明する。データ処理部312bは、処理4におけるデータ変換処理において、レンズ情報(種類)に応じた設定処理として、カメラボディ100において無効データとして判定されるデータを設定する処理を行う。アダプター制御部310での処理4において、「無効」を示すデータが固定値データとして設定され、且つそれをカメラボディ100側に送信した場合には、それを受信したカメラボディ100側では、そのデータが最初から存在していないものとして、以降のカメラボディ100側での処理を行うことになる。このように、処理4として、「無効」を定義する情報を固定値データとして設定処理されるレンズ情報としては、例えば、上述の分類4として説明したレンズ情報がある。つまり周辺光量(減光)情報は、アダプター300内に予め記憶されている無効を示す「固定値データ」が、その情報に対応するデータとしてカメラボディ100に送信されるレンズ情報であるとして、予めアダプター制御部310内で定義付けられている。このように、データ処理部312bは、処理4において、交換レンズ200から取得できないレンズ情報(種類)に対して、対応する固定値データを設定する処理を実行してデータ処理を終了する。
すなわち、レンズ情報が、交換レンズ200では使用しない情報であり、且つ交換レンズ200との組合わせにおいてカメラボディ100では使用しない情報である場合には、アダプター制御部310は、このレンズ情報が無効であることを示す所定データを、第2レンズ情報(ボディ送信用レンズ情報)として準備する。
以上述べたように、第1アダプター通信部312は、交換レンズ200から取得したレンズ情報(第1レンズ情報)に基づいて、レンズ情報(種類)それぞれに適した処理を行うことによりカメラボディ100に送信するレンズ情報(ボディ送信用レンズ情報)を生成する。例えば、第1アダプター通信部312は、交換レンズ200から取得したレンズ情報(種類)に基づいて、取得した情報のままの情報とする処理、取得した情報を変換する処理、取得した情報を送信しない情報とする処理、または、取得できない情報に対して固定値データを設定して生成する処理、のうちの何れかの処理を行い、カメラボディ100に送信するレンズ情報(ボディ送信用レンズ情報、第2レンズ情報)を生成する。
これにより、アダプター300は、互いに異なる通信規格の交換レンズ200とカメラボディ100との間の通信を中継して、交換レンズ200の情報をカメラボディ100に送信する情報へ、前述のレンズ情報(種類)に応じて適切に変換することができる。すなわち、アダプター300は、接続されている交換レンズ200の情報(種類)に応じて、カメラボディ100に送信する交換レンズ200のレンズ情報を適切に生成することができる。よって、互いに異なる通信規格の交換レンズ200とカメラボディ100であっても、アダプター300を介して接続することにより、適切に機能させることができる。
なお、第1アダプター通信部312は、交換レンズの種類に応じて、第2レンズ情報(ボディ送信用レンズ情報)を生成してもよい。すなわち、第1アダプター通信部312は、交換レンズの種類に応じた互いに異なる方法で、第2レンズ情報(ボディ送信用レンズ情報)を生成してもよい。
例えば、第1アダプター通信部312は、受信した第1レンズ情報に対して所定の変換処理を施して第2レンズ情報(ボディ送信用レンズ情報)を生成する(準備する)か、およびアダプター制御部内に予め記憶されている制御用の所定データ(例えば、レンズ情報(種類)に対応して定められている情報(固定値データ))を、第2レンズ情報として生成する(準備する)か、のうちの何れかを、交換レンズの種類に応じて選択してもよい。
ここで、交換レンズの種類とは、例えば、CPUレンズ、または非CPUレンズ等のことである。
例えば、第1アダプター通信部312は、受信した第1レンズ情報に対して所定の変換処理を施して第2レンズ情報(ボディ送信用レンズ情報)を生成する(準備する)か、およびアダプター制御部内に予め記憶されている制御用の所定データ(例えば、レンズ情報(種類)に対応して定められている情報(固定値データ))を、第2レンズ情報として生成する(準備する)か、のうちの何れかを、交換レンズの種類に応じて選択してもよい。
ここで、交換レンズの種類とは、例えば、CPUレンズ、または非CPUレンズ等のことである。
すなわち、第1アダプター通信部312は、アダプター300に対してCPUレンズが接続されているか、または非CPUレンズが接続されているかに応じて、第2レンズ情報を生成してもよい。例えば、第1アダプター通信部312は、CPUレンズが接続されている状態において取得可能であった第1レンズ情報のうち、非CPUレンズが接続されている状態になると取得できなくなる情報がある。そのため、第1アダプター通信部312は、CPUレンズが接続されているか、または非CPUレンズが接続されているかに応じて、第1レンズ情報に対して変換処理をして第2レンズ情報を生成するか、およびレンズ情報(種類)に対応して定められている情報(固定値データ)にして第2レンズ情報(ボディ送信用レンズ情報)を生成するか、のうちの何れかを選択してもよい。
ここで、第1アダプター通信部312は、交換レンズ200に給電することに応じて、交換レンズ200から応答があるか否かに応じて、CPUレンズであるか、または非CPUレンズであるかを判定する。なお、第1アダプター通信部312は、交換レンズ200から第1レンズ情報を取得したか否かに応じて、CPUレンズであるか、または非CPUレンズであるかを判定してもよい。
また、第1アダプター通信部312は、防振機構が搭載されているレンズであるか否か、または電磁絞り式のレンズであるか否かによって、第1レンズ情報に対して変換処理をして第2レンズ情報を生成するか、およびレンズ情報(種類)に対応して定められている情報(固定値データ)にして第2レンズ情報を生成するか、のうちの何れかを選択してもよい。
なお、第1アダプター通信部312は、図13に示すステップS160におけるアダプター300と交換レンズ200との間の情報交換の処理において取得した第1レンズ情報に基づいて、防振機構が搭載されているレンズであるか否か、または電磁絞り式のレンズであるか否か等を判定する。
なお、第1アダプター通信部312は、図13に示すステップS160におけるアダプター300と交換レンズ200との間の情報交換の処理において取得した第1レンズ情報に基づいて、防振機構が搭載されているレンズであるか否か、または電磁絞り式のレンズであるか否か等を判定する。
これにより、アダプター300は、装着されている交換レンズ200の種類に応じて、カメラボディ100に送信する交換レンズ200のレンズ情報を適切に生成することができる。また、互いに異なる通信規格の交換レンズ(例えば、交換レンズ200A、200B、200C等)と、カメラボディ100とをアダプター300を介して接続することにより、様々な種類の光学系220を適切に機能させることができる。
(通信データ(レンズ名称データ)の生成処理)
次に、交換レンズ200が「レンズ名称」を示す情報を有していない場合に、アダプター300においてレンズ名称データを生成する処理について説明する。
第1アダプター通信部312は、取得した交換レンズ200の情報(第1レンズ情報)に基づいて、アダプター300に装着されている交換レンズ200の「名称」を示す情報を生成することができる。例えば、第1アダプター通信部312は、交換レンズ200から取得した第1レンズ情報に含まれる交換レンズ200の特徴を示す情報(仕様情報)に基づいて、アダプター300に装着されている交換レンズ200の「名称」を示す情報を生成する。
例えば、予め、アダプター300内の不揮発性メモリーに、既知の交換レンズの名称とその交換レンズの特徴を示す仕様情報(光学特性情報や機能情報)とを対応付けた対応情報(以下、「第1の対応情報(第1テーブル情報)」と称する)として記憶しておく。そして、第1アダプター通信部312は、その第1テーブル情報と、実際にアダプター300に装着されている交換レンズ200から取得した光学系220の仕様情報(光学特性情報や機能情報などの特徴情報)とに基づいて、実際に取得した仕様情報に最も近い仕様情報を持つレンズの名称を、アダプター300に装着されている交換レンズ200の名称として、第1テーブル情報から選択(推定)する。これにより、第1アダプター通信部312は、その第1テーブル情報から選択したレンズの名称を示す情報に基づいて、交換レンズ200の「名称」を示す情報を生成する。この生成手法について、以下に図21〜22を用いて詳述する。
次に、交換レンズ200が「レンズ名称」を示す情報を有していない場合に、アダプター300においてレンズ名称データを生成する処理について説明する。
第1アダプター通信部312は、取得した交換レンズ200の情報(第1レンズ情報)に基づいて、アダプター300に装着されている交換レンズ200の「名称」を示す情報を生成することができる。例えば、第1アダプター通信部312は、交換レンズ200から取得した第1レンズ情報に含まれる交換レンズ200の特徴を示す情報(仕様情報)に基づいて、アダプター300に装着されている交換レンズ200の「名称」を示す情報を生成する。
例えば、予め、アダプター300内の不揮発性メモリーに、既知の交換レンズの名称とその交換レンズの特徴を示す仕様情報(光学特性情報や機能情報)とを対応付けた対応情報(以下、「第1の対応情報(第1テーブル情報)」と称する)として記憶しておく。そして、第1アダプター通信部312は、その第1テーブル情報と、実際にアダプター300に装着されている交換レンズ200から取得した光学系220の仕様情報(光学特性情報や機能情報などの特徴情報)とに基づいて、実際に取得した仕様情報に最も近い仕様情報を持つレンズの名称を、アダプター300に装着されている交換レンズ200の名称として、第1テーブル情報から選択(推定)する。これにより、第1アダプター通信部312は、その第1テーブル情報から選択したレンズの名称を示す情報に基づいて、交換レンズ200の「名称」を示す情報を生成する。この生成手法について、以下に図21〜22を用いて詳述する。
図21は、レンズ名称データを生成する処理の一例を示すフローチャートである。
まず、第1アダプター通信部312は、交換レンズ200の第1レンズ通信部212から交換レンズ200の情報を取得する(ステップS540)。本ステップS540では、この交換レンズ200の情報取得と共に、その取得したレンズ情報の中から、レンズ名称データの生成に利用する情報の選択も行う。
例えば、データ選択部312a(図18)は、交換レンズ200から取得した交換レンズ200の情報のうち、交換レンズ200の名称を示す情報を選択して生成するために必要となる情報の種類(種別)を所定の選択基準に基づいて選択する。この所定の選択基準は予めアダプター制御部310内で決められているものである。本実施形態では、アダプター300装着された交換レンズ200の主たる「仕様」(光学特性情報や機能情報)に関する情報が選択される。その「仕様」の一例を挙げれば、図22で後述する、その交換レンズ200の焦点距離、開放F値、絞り操作環の有無、絶対距離エンコーダの有無、防振機能(防振レンズ)の有無、などの仕様情報である。そしてステップS540でデータ選択部312aは、選択した上記種類の情報のレンズデータをデータ処理部312b(図18)に供給する。
まず、第1アダプター通信部312は、交換レンズ200の第1レンズ通信部212から交換レンズ200の情報を取得する(ステップS540)。本ステップS540では、この交換レンズ200の情報取得と共に、その取得したレンズ情報の中から、レンズ名称データの生成に利用する情報の選択も行う。
例えば、データ選択部312a(図18)は、交換レンズ200から取得した交換レンズ200の情報のうち、交換レンズ200の名称を示す情報を選択して生成するために必要となる情報の種類(種別)を所定の選択基準に基づいて選択する。この所定の選択基準は予めアダプター制御部310内で決められているものである。本実施形態では、アダプター300装着された交換レンズ200の主たる「仕様」(光学特性情報や機能情報)に関する情報が選択される。その「仕様」の一例を挙げれば、図22で後述する、その交換レンズ200の焦点距離、開放F値、絞り操作環の有無、絶対距離エンコーダの有無、防振機能(防振レンズ)の有無、などの仕様情報である。そしてステップS540でデータ選択部312aは、選択した上記種類の情報のレンズデータをデータ処理部312b(図18)に供給する。
次に、データ処理部312bは、データ選択部312aにより選択されたレンズデータに基づいて、交換レンズ200の名称を示す情報であるレンズ名称データを選択する処理を行う(ステップS550)。ここでは、後述する図22に示されるような、予めアダプター制御部310の不揮発性メモリーに記憶されている、既知のレンズ名称と仕様情報との関係を示す情報(上述の第1テーブル情報)を比較対象として、上記ステップS540で取得されたレンズデータ(上記仕様情報)の各々と比較する。そして図22の中で、取得した各レンズデータとの差が最も少ない(最も近しい)レンズデータを持つレンズ名称を、アダプター300に装着されている交換レンズ200のレンズ名称として選択する。
続いて、データ生成部312cは、上記ステップS550においてデータ処理部312bにより選択されたレンズ名称のデータを生成し、且つこの生成したレンズ名称データを、アダプター300に装着されている交換レンズ200のレンズデータの一部として付加して、カメラボディ100の第1カメラ通信部112に送信するレンズデータを生成する(ステップS560)。
既述したように、取得した交換レンズ200の特徴を示す情報には、交換レンズ200が備えている光学系220の種類を示す情報が含まれる。なお、光学系220の種類を示す情報には、既述したような光学系220の光学特性を示す情報、および光学系220の機能を示す情報の何れかの情報(光学系220の仕様、機能、光学特性等を示す情報の何れかの情報)が含まれている。
また、上述の「第1の対応(テーブル)情報」には、光学系220の種類を示す複数の情報の組み合わせと、それに対応する交換レンズ200の名称を示す情報とが、既知の情報として対応付けられている。
また、上述の「第1の対応(テーブル)情報」には、光学系220の種類を示す複数の情報の組み合わせと、それに対応する交換レンズ200の名称を示す情報とが、既知の情報として対応付けられている。
図22は、第1の対応情報の一例を示す図である。
図22は、既知の交換レンズ(例えば、既知の交換レンズ200)の既知の名称を示す情報D50と、その既知の交換レンズの光学系(例えば、既知の交換レンズ200の光学系220)の種類(仕様)を示す複数の情報(特性情報)D60との組み合わせ(セット)を、複数の交換レンズ(複数のレンズ名称)ごとにテーブル化した状態を示している。
この図22において、光学系220の種類を示す情報D60には、光学系220の光学特性を示す情報として焦点距離および開放F値の情報と、光学系220の機能を示す情報として絞り環の有無、防振機能の有無、および電磁絞り機能の有無の情報が含まれている。つまり図22に示す第1の対応情報には、これら光学系220の種類を示す情報D60のそれぞれの情報の組み合わせと、その組合わせを持つべき交換レンズの名称(換言すれば、その組み合わせに基づいて推定されるべき交換レンズ200の名称)を示す情報D50とが対応付けられている。
例えば、データ処理部312bは、データ選択部312aにより選択(上記ステップS540)されたレンズデータと、この第1の対応情報(図22)とに基づいて、既述のように交換レンズ200の名称を示す情報を選択する。
図22は、既知の交換レンズ(例えば、既知の交換レンズ200)の既知の名称を示す情報D50と、その既知の交換レンズの光学系(例えば、既知の交換レンズ200の光学系220)の種類(仕様)を示す複数の情報(特性情報)D60との組み合わせ(セット)を、複数の交換レンズ(複数のレンズ名称)ごとにテーブル化した状態を示している。
この図22において、光学系220の種類を示す情報D60には、光学系220の光学特性を示す情報として焦点距離および開放F値の情報と、光学系220の機能を示す情報として絞り環の有無、防振機能の有無、および電磁絞り機能の有無の情報が含まれている。つまり図22に示す第1の対応情報には、これら光学系220の種類を示す情報D60のそれぞれの情報の組み合わせと、その組合わせを持つべき交換レンズの名称(換言すれば、その組み合わせに基づいて推定されるべき交換レンズ200の名称)を示す情報D50とが対応付けられている。
例えば、データ処理部312bは、データ選択部312aにより選択(上記ステップS540)されたレンズデータと、この第1の対応情報(図22)とに基づいて、既述のように交換レンズ200の名称を示す情報を選択する。
このように、アダプター300は、接続されている交換レンズ200がレンズ名称を示す情報を有していない場合であっても、交換レンズ200から取得した光学系220の情報に基づいて、レンズ名称を示す情報(レンズ名称データ)を生成することができる。
なお、この図に示す光学系220の光学特性を示す情報および光学系220の機能を示す情報は、一例であってこれに限られるものではなく、その他の情報が用いられてもよい。
なお、この図に示す光学系220の光学特性を示す情報および光学系220の機能を示す情報は、一例であってこれに限られるものではなく、その他の情報が用いられてもよい。
なお上述の第1テーブル情報とは異なるテーブル情報を用いることも考えられる。例えば、アダプター300が取得する交換レンズ200の特徴を示す情報の中には、交換レンズ200の個体を識別するレンズIDが含まれている。このレンズIDも交換レンズ200の特徴を示す情報(特徴情報)の1つと言える。そのため、アダプター制御部310内の不揮発性メモリーに、既知のレンズIDと、それに対応する交換レンズ200の既知の名称との対応付けを示す既知の対応情報(以下、「第2の対応情報(第2のテーブル情報)」と称する」)を記憶しておく。そして第1アダプター通信部312は、その第2テーブル情報と、アダプター300に装着されている交換レンズ200から取得したレンズ情報とに基づいて(上記第1テーブル情報を用いた場合と同様の手法にて)、交換レンズ200の名称を示す情報を選択し、生成することができる。
図23は、この第2の対応情報の一例を示す図である。
図23では、既知のレンズIDの情報D70と、それらレンズIDに対応する交換レンズ200の名称を示す情報D50と、が対応付けられている。
データ選択部312bは交換レンズ200から取得したレンズデータの中からレンズIDのデータを、第2の対応情報(図23)との比較対象データとして選択する。そしてデータ処理部312bは、データ選択部312aにより選択されたレンズIDを示すデータと、予めアダプター制御部310内に記憶されている上記第2の対応情報(図23)とに基づいて、交換レンズ200から得たレンズIDが含まれる交換レンズ200の名称を選択する。それ以降の処理(図21のステップS560の処理)については上述した通りである。
図23では、既知のレンズIDの情報D70と、それらレンズIDに対応する交換レンズ200の名称を示す情報D50と、が対応付けられている。
データ選択部312bは交換レンズ200から取得したレンズデータの中からレンズIDのデータを、第2の対応情報(図23)との比較対象データとして選択する。そしてデータ処理部312bは、データ選択部312aにより選択されたレンズIDを示すデータと、予めアダプター制御部310内に記憶されている上記第2の対応情報(図23)とに基づいて、交換レンズ200から得たレンズIDが含まれる交換レンズ200の名称を選択する。それ以降の処理(図21のステップS560の処理)については上述した通りである。
このように、アダプター300は、接続されている交換レンズ200がレンズ名称を示す情報を有していない場合であっても、交換レンズ200から取得したレンズIDに基づいて、レンズ名称を示す情報(レンズ名称データ)を生成することができる。
また、第1アダプター通信部312は、カメラボディ100からの制御指令に応じて交換レンズ200の状態を初期化する処理の期間において、交換レンズ200の情報を取得する。また、第1アダプター通信部312は、カメラボディ100からの制御指令に応じて交換レンズ200の状態を初期化する処理の期間において、取得した交換レンズ200の情報に基づいて、交換レンズ200の名称を示す情報を生成する。
例えば、第1アダプター通信部312は、図12に示すステップS130の初期化の処理の期間において、交換レンズ200の情報を取得し、取得した交換レンズ200の情報に基づいて、交換レンズ200の名称を示す情報を生成する。
これにより、第1アダプター通信部312は、レンズ起動処理における初期化の処理において、交換レンズ200の名称を示す情報を生成することができる。すなわち、第1アダプター通信部312は、カメラシステム1において撮像処理を行うことが可能になる状態の前に、交換レンズ200の名称を示す情報を生成することができる。
例えば、第1アダプター通信部312は、図12に示すステップS130の初期化の処理の期間において、交換レンズ200の情報を取得し、取得した交換レンズ200の情報に基づいて、交換レンズ200の名称を示す情報を生成する。
これにより、第1アダプター通信部312は、レンズ起動処理における初期化の処理において、交換レンズ200の名称を示す情報を生成することができる。すなわち、第1アダプター通信部312は、カメラシステム1において撮像処理を行うことが可能になる状態の前に、交換レンズ200の名称を示す情報を生成することができる。
また、第1アダプター通信部312は、生成した交換レンズ200の名称を示す情報を、カメラボディ100に送信する。例えば、第1アダプター通信部312は、カメラボディ100からの要求に応じて、生成した交換レンズ200の名称を示す情報を、カメラボディ100に送信する。
具体的には、第1アダプター通信部312は、レンズ起動処理の処理シーケンスにおけるレンズ情報取得(図12のステップS160)の処理により、カメラボディ100からの要求に応じて、生成した交換レンズ200の名称を示す情報を、カメラボディ100に送信する。
これにより、カメラボディ100は、レンズ起動処理の期間において、アダプター300により生成された交換レンズ200の名称を示す情報を取得することができる。すなわち、カメラボディ100は、カメラシステム1において撮像処理を行うことが可能になる状態の前に、アダプター300により生成された交換レンズ200の名称を示す情報を取得することができる。
具体的には、第1アダプター通信部312は、レンズ起動処理の処理シーケンスにおけるレンズ情報取得(図12のステップS160)の処理により、カメラボディ100からの要求に応じて、生成した交換レンズ200の名称を示す情報を、カメラボディ100に送信する。
これにより、カメラボディ100は、レンズ起動処理の期間において、アダプター300により生成された交換レンズ200の名称を示す情報を取得することができる。すなわち、カメラボディ100は、カメラシステム1において撮像処理を行うことが可能になる状態の前に、アダプター300により生成された交換レンズ200の名称を示す情報を取得することができる。
なお、第1アダプター通信部312は、生成した交換レンズ200の名称を示す情報を、交換レンズ200を介して撮像された画像データに対応付けられる撮像情報として、カメラボディ100に送信する。
ここで、画像データに対応付けられる撮像情報は、予め定められたフォーマットに従って画像データと対応付けられて記録される。例えば、この撮像情報は、EXIF(Exchangeable Image File Format)で規定された形式により、画像データと対応付けられて記録される。
ここで、画像データに対応付けられる撮像情報は、予め定められたフォーマットに従って画像データと対応付けられて記録される。例えば、この撮像情報は、EXIF(Exchangeable Image File Format)で規定された形式により、画像データと対応付けられて記録される。
このように、アダプター300は、接続されている交換レンズ200がレンズ名称を示す情報を有していない場合であっても、カメラシステム1において撮像された画像データに対応付けられる撮像情報に、交換レンズ200の情報に基づいて生成したレンズ名称を示す情報(レンズ名称データ)を付加することができる。
すなわち、レンズ名称を示す情報を有していない交換レンズ200であっても、アダプター300を介してカメラボディ100に接続することにより、ユーザは、撮像された画像データから、撮像処理が行われる際に接続されていた交換レンズ200の名称を知ることができる。よって、互いに異なる通信規格の交換レンズ200とカメラボディ100であっても、アダプター300を介して接続することにより、適切に機能させることができる。
なお上記実施形態では、図22,23に示すようなテーブルデータを用いてレンズ名称を推定し、作成したが、例えば、交換レンズ200から得た上述の仕様情報(光学特性情報や機能情報)の少なくとも一部を直接使って、レンズ名称を作成するように構成しても良い。一例として、図22で示すレンズ名称「Lname001」の交換レンズ200がアダプター300に装着されており、且つそのレンズ名称「Lnama001」が不明であった場合について説明する。この場合、アダプター300は、アダプター300に装着されている交換レンズ200から、交換レンズ200の仕様情報として図22に示すような光学特性情報と機能情報が取得される。即ち、焦点距離18−105、開放F値3.5−5.6、絞り環無し(「無し」は「0」とする)、防振機能あり(「あり」は「1」とする)、電磁絞り機能無し(0)、という5種の情報が取得される。アダプター制御部310は、これら取得したレンズ情報を使って、「18−105_3.5−5.6_010」という情報を示すデータを作成し、これをそのままレンズ名称データとして使用するようにしても良い。ここでは5種の情報全てを使ってレンズ名称を作成したが、全部ではなく一部を使って作成するようにしても良い。また図23で示すレンズID(例えば、図23に示された1つのID「AB0001」)をそのままレンズ名称として使用するようにしても良い。
すなわち、レンズ名称を示す情報を有していない交換レンズ200であっても、アダプター300を介してカメラボディ100に接続することにより、ユーザは、撮像された画像データから、撮像処理が行われる際に接続されていた交換レンズ200の名称を知ることができる。よって、互いに異なる通信規格の交換レンズ200とカメラボディ100であっても、アダプター300を介して接続することにより、適切に機能させることができる。
なお上記実施形態では、図22,23に示すようなテーブルデータを用いてレンズ名称を推定し、作成したが、例えば、交換レンズ200から得た上述の仕様情報(光学特性情報や機能情報)の少なくとも一部を直接使って、レンズ名称を作成するように構成しても良い。一例として、図22で示すレンズ名称「Lname001」の交換レンズ200がアダプター300に装着されており、且つそのレンズ名称「Lnama001」が不明であった場合について説明する。この場合、アダプター300は、アダプター300に装着されている交換レンズ200から、交換レンズ200の仕様情報として図22に示すような光学特性情報と機能情報が取得される。即ち、焦点距離18−105、開放F値3.5−5.6、絞り環無し(「無し」は「0」とする)、防振機能あり(「あり」は「1」とする)、電磁絞り機能無し(0)、という5種の情報が取得される。アダプター制御部310は、これら取得したレンズ情報を使って、「18−105_3.5−5.6_010」という情報を示すデータを作成し、これをそのままレンズ名称データとして使用するようにしても良い。ここでは5種の情報全てを使ってレンズ名称を作成したが、全部ではなく一部を使って作成するようにしても良い。また図23で示すレンズID(例えば、図23に示された1つのID「AB0001」)をそのままレンズ名称として使用するようにしても良い。
(通信コマンド(制御コマンド)の変換処理)
次に、第1アダプター通信部312において、互いに異なる通信規格の第1データ通信系D1bと第1データ通信系D1Lとにおいて送受信される通信コマンドの整合性をとるためのデータ処理の一例として、防振制御コマンドの変換処理について説明する。
第1アダプター通信部312は、第1データ通信系D1bと第1データ通信系D1Lとにおけるコマンドデータ通信の中継をする。
例えば、第1アダプター通信部312は、交換レンズ200が備えているVRレンズ223(防振用光学系)を駆動するVR駆動部235(防振駆動部)を制御する防振制御コマンドを、第1データ通信系D1bの通信処理によりカメラボディ100から取得する。そして、第1アダプター通信部312は、取得した防振制御コマンドを、第1データ通信系D1Lの通信規格に整合するように変換して交換レンズ200に送信する。
次に、第1アダプター通信部312において、互いに異なる通信規格の第1データ通信系D1bと第1データ通信系D1Lとにおいて送受信される通信コマンドの整合性をとるためのデータ処理の一例として、防振制御コマンドの変換処理について説明する。
第1アダプター通信部312は、第1データ通信系D1bと第1データ通信系D1Lとにおけるコマンドデータ通信の中継をする。
例えば、第1アダプター通信部312は、交換レンズ200が備えているVRレンズ223(防振用光学系)を駆動するVR駆動部235(防振駆動部)を制御する防振制御コマンドを、第1データ通信系D1bの通信処理によりカメラボディ100から取得する。そして、第1アダプター通信部312は、取得した防振制御コマンドを、第1データ通信系D1Lの通信規格に整合するように変換して交換レンズ200に送信する。
なお、本実施形態において、カメラボディ100は、アダプター300に対して、防振制御の初期化(VRレンズ223の初期化)の際に「初期化実行コマンド」(第1制御指令)を送信し、また、VRレンズ223を駆動する制御を終了させる防振終了処理を行う際に初期化実行コマンドとは異なるコマンドである「防振終了コマンド」(第2制御指令)を送信する。
ここで、「初期化実行コマンド」は、第1データ通信系D1bの通信規格においては、VRレンズ223をセンタリング処理させるためのコマンドである。一方の「防振終了コマンド」は、第1データ通信系D1bの通信規格においては、VRレンズ223をセンタリング位置とは異なる待機位置に移動せしめて待機させるためのコマンドである。このように第1データ通信系D1bの通信規格上では、これら2つのコマンド(「初期化実行コマンド」と「防振終了コマンド」)は、交換レンズ200に処理させる内容が互いに異なっているものである。しかしながら第1データ通信系D1Lの通信規格では、これら2つのコマンドにそれぞれ合致する2つのコマンドが存在しない。
ところで第1データ通信系D1Lの通信規格上では、防振制御の初期化の処理、および防振終了処理の何れの場合においても、VRレンズ223の位置をセンタリングする処理を実行させるための1つの(共通の)センタリングコマンド(第3制御指令)を交換レンズ200に出力するように定められている。そして交換レンズ200側では、そのセンタリングコマンドに応じて、VRレンズ223の位置をセンタリングしてからロックする処理を実行する。
そこでアダプター300は、防振制御コマンドに関する上述の2つの通信系(D1bとD1L)間の通信規格上の不整合を解消するために、第1データ通信系D1bで使用する種類(制御指令内容)の異なるコマンド(初期化実行コマンドと防振終了コマンド)を、第1データ通信系D1Lで使用するコマンドに変換する際には、共通の1つのコマンド(センタリングコマンド)に変換するように構成している。このように、間にアダプター300が介在することによって、互いに通信規格の異なる通信系を備えるカメラボディ100と交換レンズ200との通信および制御を実現することができる。
ここで、「初期化実行コマンド」は、第1データ通信系D1bの通信規格においては、VRレンズ223をセンタリング処理させるためのコマンドである。一方の「防振終了コマンド」は、第1データ通信系D1bの通信規格においては、VRレンズ223をセンタリング位置とは異なる待機位置に移動せしめて待機させるためのコマンドである。このように第1データ通信系D1bの通信規格上では、これら2つのコマンド(「初期化実行コマンド」と「防振終了コマンド」)は、交換レンズ200に処理させる内容が互いに異なっているものである。しかしながら第1データ通信系D1Lの通信規格では、これら2つのコマンドにそれぞれ合致する2つのコマンドが存在しない。
ところで第1データ通信系D1Lの通信規格上では、防振制御の初期化の処理、および防振終了処理の何れの場合においても、VRレンズ223の位置をセンタリングする処理を実行させるための1つの(共通の)センタリングコマンド(第3制御指令)を交換レンズ200に出力するように定められている。そして交換レンズ200側では、そのセンタリングコマンドに応じて、VRレンズ223の位置をセンタリングしてからロックする処理を実行する。
そこでアダプター300は、防振制御コマンドに関する上述の2つの通信系(D1bとD1L)間の通信規格上の不整合を解消するために、第1データ通信系D1bで使用する種類(制御指令内容)の異なるコマンド(初期化実行コマンドと防振終了コマンド)を、第1データ通信系D1Lで使用するコマンドに変換する際には、共通の1つのコマンド(センタリングコマンド)に変換するように構成している。このように、間にアダプター300が介在することによって、互いに通信規格の異なる通信系を備えるカメラボディ100と交換レンズ200との通信および制御を実現することができる。
このように、第1アダプター通信部312は、防振制御の処理において、互いに異なる通信規格の第1データ通信系D1bと第1データ通信系D1Lとにより通信される通信コマンドを変換して中継する。
すなわち、第1アダプター通信部312は、カメラボディ100から受信した互いに指令内容の異なる制御コマンド(以下、第1制御指令、第2制御指令と称する)を、交換レンズ200に送信する1つの共通な制御コマンド(以下、第3制御指令と称する)に変換する。ここで、第1アダプター通信部312は、第3制御指令として、交換レンズ200が備えるVRレンズ223を駆動するVR駆動部235を制御させるための制御指令である制御コマンドを、交換レンズ200に送信する。
すなわち、第1アダプター通信部312は、カメラボディ100から受信した互いに指令内容の異なる制御コマンド(以下、第1制御指令、第2制御指令と称する)を、交換レンズ200に送信する1つの共通な制御コマンド(以下、第3制御指令と称する)に変換する。ここで、第1アダプター通信部312は、第3制御指令として、交換レンズ200が備えるVRレンズ223を駆動するVR駆動部235を制御させるための制御指令である制御コマンドを、交換レンズ200に送信する。
例えば、第1アダプター通信部312は、交換レンズ200の状態を初期化させる処理を含む初期化処理を実行させる「初期化実行コマンド」を第1制御指令としてカメラボディ100から受信する。次に、第1アダプター通信部312は、カメラボディ100からの初期化実行コマンドに応じて、VRレンズ223の位置をセンタリングさせる(予め定められた位置に移動させる)「センタリングコマンド」を含む防振制御の初期化(VRレンズ223の初期化)実行コマンドを第3制御指令として交換レンズ200に送信する。
すなわち、第1アダプター通信部312は、カメラボディ100から初期化実行コマンドを受信することに応じて、センタリングコマンドを含む防振制御の初期化実行コマンドに変換して交換レンズ200に送信する。
すなわち、第1アダプター通信部312は、カメラボディ100から初期化実行コマンドを受信することに応じて、センタリングコマンドを含む防振制御の初期化実行コマンドに変換して交換レンズ200に送信する。
また、第1アダプター通信部312は、VR駆動部235の制御を終了させる「防振終了コマンド」を第2制御指令としてカメラボディ100から受信する。次に、第1アダプター通信部312は、カメラボディ100からの防振終了コマンドに応じて、VRレンズ223の位置をセンタリングさせる(予め定められた位置に移動させる)「センタリングコマンド」(「初期化実行コマンド」が変換されたコマンドと共通のコマンド)を第3制御指令として交換レンズ200に送信する。
すなわち、第1アダプター通信部312は、カメラボディ100から防振終了コマンドを受信することに応じて、センタリングコマンドに変換して交換レンズ200に送信する。
すなわち、第1アダプター通信部312は、カメラボディ100から防振終了コマンドを受信することに応じて、センタリングコマンドに変換して交換レンズ200に送信する。
なお、上述の位置のセンタリングとは、予め定められた位置に移動させることである。予め定められた位置とは、VRレンズ223が移動可能な範囲のうち、VRレンズ223を加振させた場合に所定の振幅を確保可能な位置である。例えば、予め定められた位置とは、VRレンズ223が移動可能な範囲のうち中央の位置である。
このように、アダプター300は、カメラボディ100から受信した防振制御コマンドを、交換レンズ200に対して送信する通信規格に応じた防振制御コマンドに変換して送信することができる。
なお、第1アダプター通信部312は、カメラボディ100から受信する制御指令が、交換レンズ200に送信すべき制御指令に対応していない制御指令である場合、該対応していない制御指令を交換レンズ200に送信しない制御をしてもよい。
例えば、防振制御スタンバイ状態(防振制御が一時的に停止されている状態)において、VRレンズ223が機械的に静止している構成のレンズ(例えば、交換レンズ200とする)と、VRレンズ223Aが電気的に駆動されて静止している構成のレンズ(例えば、交換レンズ200Aとする)と、の異なる構成のレンズがある。
カメラボディ100に交換レンズ200Aが接続されている場合、第1カメラ通信部112は、VRレンズ223Aを防振制御スタンバイ状態に制御する際に、電気的に駆動して静止させるための防振制御スタンバイの制御指令を交換レンズ200Aに対して送信する。
一方、カメラボディ100にアダプター300を介して交換レンズ200が接続されている場合、第1カメラ通信部112は、VRレンズ223を防振制御スタンバイ状態に制御する際に、共通の制御として、防振制御スタンバイの制御指令を第1アダプター通信部312に対して送信する。
ここで、交換レンズ200において防振制御スタンバイ状態に制御する際は、VRレンズ223が機械的に静止するため、上述の防振制御スタンバイの制御指令は不要である。そのため、第1アダプター通信部312は、第1カメラ通信部112から取得した防振制御スタンバイの制御指令を交換レンズ200には送信しない制御をする。
このように、アダプター300は、カメラボディ100から受信したコマンドのうち、交換レンズ200に対して送信する必要がないコマンドを送信しない制御をすることができる。よって、アダプター300は、交換レンズ200に対して不要なコマンドを含まないコマンドを交換レンズ200に対して送信することができる。
例えば、防振制御スタンバイ状態(防振制御が一時的に停止されている状態)において、VRレンズ223が機械的に静止している構成のレンズ(例えば、交換レンズ200とする)と、VRレンズ223Aが電気的に駆動されて静止している構成のレンズ(例えば、交換レンズ200Aとする)と、の異なる構成のレンズがある。
カメラボディ100に交換レンズ200Aが接続されている場合、第1カメラ通信部112は、VRレンズ223Aを防振制御スタンバイ状態に制御する際に、電気的に駆動して静止させるための防振制御スタンバイの制御指令を交換レンズ200Aに対して送信する。
一方、カメラボディ100にアダプター300を介して交換レンズ200が接続されている場合、第1カメラ通信部112は、VRレンズ223を防振制御スタンバイ状態に制御する際に、共通の制御として、防振制御スタンバイの制御指令を第1アダプター通信部312に対して送信する。
ここで、交換レンズ200において防振制御スタンバイ状態に制御する際は、VRレンズ223が機械的に静止するため、上述の防振制御スタンバイの制御指令は不要である。そのため、第1アダプター通信部312は、第1カメラ通信部112から取得した防振制御スタンバイの制御指令を交換レンズ200には送信しない制御をする。
このように、アダプター300は、カメラボディ100から受信したコマンドのうち、交換レンズ200に対して送信する必要がないコマンドを送信しない制御をすることができる。よって、アダプター300は、交換レンズ200に対して不要なコマンドを含まないコマンドを交換レンズ200に対して送信することができる。
次に、図24を参照して防振制御の初期化処理の処理シーケンスについて説明する。
図24は、防振制御の初期化処理の処理シーケンスの一例を示す図である。
防振制御の初期化処理は、図13に示す初期化の処理におけるレンズ初期化処理(ステップS150)の処理において行われる。図24において、図13の各処理に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。
図24は、防振制御の初期化処理の処理シーケンスの一例を示す図である。
防振制御の初期化処理は、図13に示す初期化の処理におけるレンズ初期化処理(ステップS150)の処理において行われる。図24において、図13の各処理に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。
図24に示すように、ステップS1140において、第1カメラ通信部112から初期化要求の制御指令として初期化実行コマンドが第1アダプター通信部312に送信される。
第1アダプター通信部312は、初期化実行コマンドに応じて、初期化処理を開始する。そして、第1アダプター通信部312は、レンズ初期化処理(ステップS150)に含まれるレンズ初期化要求において、防振制御の初期化(VRレンズ223の初期化)要求の制御指令としてセンタリングコマンド(センタリング指令)を第1レンズ通信部212に送信する(ステップS2154V)。また、交換レンズ200の光学系制御部211は、第1レンズ通信部212によりセンタリングコマンドが受信されることに応じて、防振制御の初期化(VRレンズ223の初期化)処理を実行して、VRレンズ223の位置をセンタリングさせる制御をする(ステップS3154V)。
第1アダプター通信部312は、初期化実行コマンドに応じて、初期化処理を開始する。そして、第1アダプター通信部312は、レンズ初期化処理(ステップS150)に含まれるレンズ初期化要求において、防振制御の初期化(VRレンズ223の初期化)要求の制御指令としてセンタリングコマンド(センタリング指令)を第1レンズ通信部212に送信する(ステップS2154V)。また、交換レンズ200の光学系制御部211は、第1レンズ通信部212によりセンタリングコマンドが受信されることに応じて、防振制御の初期化(VRレンズ223の初期化)処理を実行して、VRレンズ223の位置をセンタリングさせる制御をする(ステップS3154V)。
なお、この防振制御の初期化処理(ステップS2154V、ステップS3154V)において、詳しくは、第1アダプター通信部312は、第1レンズ通信部212との通信処理により、防振状態情報の取得、防振回転位置の設定指令、防振像位置の取得、センタリング指令等の通信処理を実行する。
次に、図25を参照して防振制御のオン(制御中状態)とオフ(非制御状態)との切り替え処理の処理シーケンスについて説明する。
図25は、防振制御のオンとオフとの切り替え処理の処理シーケンスの一例を示す図である。
なお、交換レンズ200には、ユーザによって操作される防振制御の制御状態をオンとオフとに切り替える操作が可能なスイッチ(操作部)である「防振オン/オフ」スイッチ(不図示)が、備えられている。
また、第1カメラ通信部112は、第1アダプター通信部312と周期Tmで定常データ通信を行う(ステップS1610、S1612、S1616、S1618、S1630、S1640)。また、第1アダプター通信部312は、第1レンズ通信部212と周期Tfでレンズ定常通信を行う(ステップS2610、S2616、S2618、S2620、S2630、S2634)。
図25は、防振制御のオンとオフとの切り替え処理の処理シーケンスの一例を示す図である。
なお、交換レンズ200には、ユーザによって操作される防振制御の制御状態をオンとオフとに切り替える操作が可能なスイッチ(操作部)である「防振オン/オフ」スイッチ(不図示)が、備えられている。
また、第1カメラ通信部112は、第1アダプター通信部312と周期Tmで定常データ通信を行う(ステップS1610、S1612、S1616、S1618、S1630、S1640)。また、第1アダプター通信部312は、第1レンズ通信部212と周期Tfでレンズ定常通信を行う(ステップS2610、S2616、S2618、S2620、S2630、S2634)。
まず、交換レンズ200において、「防振オン/オフ」スイッチがオン状態からオフ状態に切り替えられた場合の処理シーケンスを説明する。
第1アダプター通信部312は、「防振オン/オフ」スイッチがオン状態からオフ状態に切り替えられたことを示す情報を、ステップS2610のレンズ定常通信において取得する。次に、第1アダプター通信部312は、ステップS1612の定常データ通信において、「防振オン/オフ」スイッチがオン状態からオフ状態に切り替えられたことを示す情報を第1カメラ通信部112に応答する。なお、「防振オン/オフ」スイッチのオン/オフ状態の情報は、上述の通信規格間でこの情報の整合性がなければ、第1アダプター通信部312において整合性のとれる情報に変換した上でカメラボディ100に送信され、整合性があればそのまま送信される。
第1アダプター通信部312は、「防振オン/オフ」スイッチがオン状態からオフ状態に切り替えられたことを示す情報を、ステップS2610のレンズ定常通信において取得する。次に、第1アダプター通信部312は、ステップS1612の定常データ通信において、「防振オン/オフ」スイッチがオン状態からオフ状態に切り替えられたことを示す情報を第1カメラ通信部112に応答する。なお、「防振オン/オフ」スイッチのオン/オフ状態の情報は、上述の通信規格間でこの情報の整合性がなければ、第1アダプター通信部312において整合性のとれる情報に変換した上でカメラボディ100に送信され、整合性があればそのまま送信される。
続いて、第1カメラ通信部112は、「防振オン/オフ」スイッチがオン状態からオフ状態に切り替えられたことを示す情報を取得したことに応じて、VR駆動部235の駆動を終了させる(防振制御を終了させる)制御指令として上述の「防振終了コマンド」を第1アダプター通信部312に送信する(ステップS1614)。第1アダプター通信部312は、第1カメラ通信部112から防振終了コマンドを受信したことに応じて、受信した防振終了コマンドを上述の「センタリングコマンド」に変換し、変換したセンタリングコマンドを第1レンズ通信部212に送信する(ステップS2614)。交換レンズ200の光学系制御部211は、第1レンズ通信部212によりセンタリングコマンドが受信された場合、VRレンズ223の位置をセンタリングさせる処理を開始する(ステップS3614)。
第1レンズ通信部212は、VRレンズ223の位置のセンタリング処理が完了するまでの間、レンズ定常通信(ステップS2616)において「処理中」を示す情報を第1アダプター通信部312に応答する。第1カメラ通信部112は、定常データ通信(ステップS1616)において、「防振動作状態」として「センタリング途中」を示す情報を第1アダプター通信部312から取得する。
そして、第1カメラ通信部112は、取得した防振動作状態を示す情報に基づいて防振動作状態の判定を行う(ステップS1620)。ステップS1620において取得した防振動作状態が「センタリング途中」の状態である場合、第1カメラ通信部112は、「センタリング完了」を示す情報が取得できるまでの期間、定常データ通信において防振動作状態の取得と判定の処理を繰り返す。
そして、第1カメラ通信部112は、取得した防振動作状態を示す情報に基づいて防振動作状態の判定を行う(ステップS1620)。ステップS1620において取得した防振動作状態が「センタリング途中」の状態である場合、第1カメラ通信部112は、「センタリング完了」を示す情報が取得できるまでの期間、定常データ通信において防振動作状態の取得と判定の処理を繰り返す。
VRレンズ223の位置のセンタリング処理が完了した場合、光学系制御部211は、センタリング処理が完了したことを第1レンズ通信部212に通知する(ステップS3616)。そして、第1レンズ通信部212は、センタリング処理が完了したことが通知されたことに応じて、レンズ定常通信(ステップS2618)において「防振オフ」を示す情報を第1アダプター通信部312に応答する。これに応じて、第1カメラ通信部112は、防振動作状態の確認コマンドにより定常データ通信(ステップS1618)において、防振動作状態として「センタリング完了」を示す情報を第1アダプター通信部312から取得する。
そして、第1カメラ通信部112は、取得した防振動作状態を示す情報に基づいて防振動作状態の判定を行い(ステップS1620)、防振動作状態が「センタリング完了」の状態である場合、防振制御がオフされたことを検出して、防振オフ状態に遷移する(ステップS1622)。
なお上述の「防振動作状態」の情報に関して、上述の通信規格間でこの情報の整合性がなければ、第1アダプター通信部312において整合性のとれる情報に変換した上でカメラボディ100に送信され、整合性があればそのまま送信される。
そして、第1カメラ通信部112は、取得した防振動作状態を示す情報に基づいて防振動作状態の判定を行い(ステップS1620)、防振動作状態が「センタリング完了」の状態である場合、防振制御がオフされたことを検出して、防振オフ状態に遷移する(ステップS1622)。
なお上述の「防振動作状態」の情報に関して、上述の通信規格間でこの情報の整合性がなければ、第1アダプター通信部312において整合性のとれる情報に変換した上でカメラボディ100に送信され、整合性があればそのまま送信される。
次に、交換レンズ200において、「防振オン/オフ」スイッチがオフ状態からオン状態に切り替えられた場合の処理シーケンスを説明する。
第1アダプター通信部312は、「防振オン/オフ」スイッチがオフ状態からオン状態に切り替えられたことを示す情報を、ステップS2630のレンズ定常通信において取得する。次に、第1アダプター通信部312は、ステップS1630の定常データ通信において、「防振オン/オフ」スイッチがオフ状態からオン状態に切り替えられたことを示す情報を第1カメラ通信部112に応答する。なお、この情報の、上記通信規格間での整合性に関する処理については、上述した通りである。
第1アダプター通信部312は、「防振オン/オフ」スイッチがオフ状態からオン状態に切り替えられたことを示す情報を、ステップS2630のレンズ定常通信において取得する。次に、第1アダプター通信部312は、ステップS1630の定常データ通信において、「防振オン/オフ」スイッチがオフ状態からオン状態に切り替えられたことを示す情報を第1カメラ通信部112に応答する。なお、この情報の、上記通信規格間での整合性に関する処理については、上述した通りである。
続いて、第1カメラ通信部112は、「防振オン/オフ」スイッチがオフ状態からオン状態に切り替えられたことを示す情報を取得したことに応じて、VR駆動部235の駆動を開始させる(防振制御を開始させる)制御指令として防振開始コマンドを第1アダプター通信部312に送信する(ステップS1632)。第1アダプター通信部312は、第1カメラ通信部112から防振開始コマンドを受信したことに応じて、受信した防振開始コマンドに変換処理を行い、変換処理した防振開始コマンドを第1レンズ通信部212に送信する(ステップS2614)。交換レンズ200の光学系制御部211は、第1レンズ通信部212により防振開始コマンドが受信された場合、防振制御を開始する(ステップS3632)。
例えば、第1アダプター通信部312は、動画の撮像処理において防振制御をさせる動画防振開始コマンドを防振開始コマンドとして第1カメラ通信部112から受信し、受信した動画防振開始コマンドをレリーズ半押し操作において防振制御を開始させる半押し防振開始コマンドに変換する。そして、第1アダプター通信部312は、変換した半押し防振開始コマンドを防振開始コマンドとして第1レンズ通信部212に送信する。
光学系制御部211は、防振制御を開始する処理が完了した場合、防振制御を開始したことを第1レンズ通信部212に通知する(ステップS3632)。そして、第1レンズ通信部212は、防振制御の開始が通知されたことに応じて、レンズ定常通信(ステップS2634)において「防振オン」を示す情報を第1アダプター通信部312に応答する。これに応じて、第1カメラ通信部112は、防振動作状態として「防振オン」を示す情報を第1アダプター通信部312から取得する。
このように、アダプター300は、カメラボディ100から受信した通信コマンドを交換レンズ200に送信する通信コマンドに変換する処理を行う。これにより、アダプター300は、カメラボディ100に対して通信処理を行う第1データ通信系D1bと、交換レンズ200に対して通信処理を行う第1データ通信系D1Lとの互いに異なる通信規格の通信系において、送受信される通信コマンドの整合性をとることができる。
例えば、アダプター300は、カメラボディ100から受信した防振制御コマンドを、交換レンズ200に送信する通信規格に応じた防振制御コマンドに変換して送信することができる。また、アダプター300は、交換レンズ200から受信したスイッチのON/OFF状態や防振動作状態などの状態情報を、カメラボディ100に対して(場合によっては通信先の通信規格に適応するように変換処理した上で)送信することができる。
よって、カメラボディ100と異なる通信規格の交換レンズ200を、アダプター300を介して接続することにより適切に制御することができる。
例えば、アダプター300は、カメラボディ100から受信した防振制御コマンドを、交換レンズ200に送信する通信規格に応じた防振制御コマンドに変換して送信することができる。また、アダプター300は、交換レンズ200から受信したスイッチのON/OFF状態や防振動作状態などの状態情報を、カメラボディ100に対して(場合によっては通信先の通信規格に適応するように変換処理した上で)送信することができる。
よって、カメラボディ100と異なる通信規格の交換レンズ200を、アダプター300を介して接続することにより適切に制御することができる。
(防振制御モードの選択)
次に、交換レンズ200に対する防振制御モードの選択処理について説明する。
アダプター制御部310は、第1アダプター通信部312により取得した交換レンズ200の情報に基づいて、カメラボディ100に設定されるVR駆動部235を制御する際の防振制御モードを、予め定められている複数の防振制御モードから選択し、選択した防振制御モードを示す情報をカメラボディ100に送信する。
次に、交換レンズ200に対する防振制御モードの選択処理について説明する。
アダプター制御部310は、第1アダプター通信部312により取得した交換レンズ200の情報に基づいて、カメラボディ100に設定されるVR駆動部235を制御する際の防振制御モードを、予め定められている複数の防振制御モードから選択し、選択した防振制御モードを示す情報をカメラボディ100に送信する。
ここで、複数の防振制御モードには、カメラボディ100からの制御指令が交換レンズ200からの制御指令よりも優先される第1防振制御モードと、交換レンズ200からの制御指令がカメラボディ100からの制御指令よりも優先される第2防振制御モードと、が含まれている。
そして、アダプター制御部310は、第1アダプター通信部312により取得した交換レンズ200の情報に基づいて、第1防振制御モード、および第2防振制御モードの何れかを選択し、選択した防振制御モードを示す情報をカメラボディ100に送信する。
本実施形態では、アダプター制御部310は、取得した交換レンズ200の情報に基づいて、交換レンズ200がVR駆動部235を備えていることを検出した場合、第2防振制御モードを選択する。
そして、アダプター制御部310は、第1アダプター通信部312により取得した交換レンズ200の情報に基づいて、第1防振制御モード、および第2防振制御モードの何れかを選択し、選択した防振制御モードを示す情報をカメラボディ100に送信する。
本実施形態では、アダプター制御部310は、取得した交換レンズ200の情報に基づいて、交換レンズ200がVR駆動部235を備えていることを検出した場合、第2防振制御モードを選択する。
なお、上述の複数の防振制御モードに、防振制御のオンとオフとの切り替えの制御のみにおいてカメラボディ100からの制御指令が優先され、その他の制御において交換レンズ200からの制御指令がカメラボディ100からの制御指令よりも優先される第3防振制御モードが、さらに含まれている。
この場合、本実施形態では、アダプター制御部310は、取得した交換レンズ200の情報に基づいて、交換レンズ200が、VR駆動部235と、「防振オン/オフ」スイッチと、を備えていることを検出した場合、第2防振制御モードを選択する。また、アダプター制御部310は、取得した交換レンズ200の情報に基づいて、交換レンズ200が、VR駆動部235を備えているが、「防振オン/オフ」スイッチを備えていないことを検出した場合、第3防振制御モードを選択する。
この場合、本実施形態では、アダプター制御部310は、取得した交換レンズ200の情報に基づいて、交換レンズ200が、VR駆動部235と、「防振オン/オフ」スイッチと、を備えていることを検出した場合、第2防振制御モードを選択する。また、アダプター制御部310は、取得した交換レンズ200の情報に基づいて、交換レンズ200が、VR駆動部235を備えているが、「防振オン/オフ」スイッチを備えていないことを検出した場合、第3防振制御モードを選択する。
このように、アダプター300は、第1アダプター通信部312により取得した交換レンズ200の情報に基づいて、VR駆動部235を制御する際の防振制御モードを、予め定められている複数の防振制御モードから選択し、選択した防振制御モードを示す情報をカメラボディ100に送信する。
これにより、アダプター300は、交換レンズ200の種類に基づいて、適切な防振制御モードを選択することができる。よって、カメラボディ100は、アダプター300を介して接続されている交換レンズ200の種類に応じて、アダプター300により選択された適切な防振制御モードに設定することができる。
これにより、アダプター300は、交換レンズ200の種類に基づいて、適切な防振制御モードを選択することができる。よって、カメラボディ100は、アダプター300を介して接続されている交換レンズ200の種類に応じて、アダプター300により選択された適切な防振制御モードに設定することができる。
<ファームウェアの更新処理>
次に、アダプター300において、アダプター制御部310内のファームウェアが更新される際の処理について説明する。
アダプター制御部310は、例えば、不図示の不揮発性メモリー(不揮発性の記憶部)およびCPUを備えている。そして、そのメモリーには、アダプター300が備えている各部を制御するファームウェアとしてのソフトウェアプログラムが記憶されている。
例えば、アダプター制御部310は、不揮発性メモリーに記憶されているソフトウェアプログラムに従って、アダプター電源部320を制御して、交換レンズ200に電力を供給させる給電制御等をする。
上述のような構成において、アダプター制御部310が備えている不揮発性メモリーに記憶されているソフトウェアプログラムが更新される処理について説明する。
次に、アダプター300において、アダプター制御部310内のファームウェアが更新される際の処理について説明する。
アダプター制御部310は、例えば、不図示の不揮発性メモリー(不揮発性の記憶部)およびCPUを備えている。そして、そのメモリーには、アダプター300が備えている各部を制御するファームウェアとしてのソフトウェアプログラムが記憶されている。
例えば、アダプター制御部310は、不揮発性メモリーに記憶されているソフトウェアプログラムに従って、アダプター電源部320を制御して、交換レンズ200に電力を供給させる給電制御等をする。
上述のような構成において、アダプター制御部310が備えている不揮発性メモリーに記憶されているソフトウェアプログラムが更新される処理について説明する。
アダプター制御部310は、カメラボディ100からの制御指令に応じて、ソフトウェアプログラムの更新を行う場合には、交換レンズ200に対する給電をアダプター電源部320に停止させる。すなわち、アダプター制御部310は、カメラボディ100からの制御指令に応じて、ソフトウェアプログラムが更新される場合、交換レンズ200に対する給電をアダプター電源部320に停止させる。例えば、アダプター制御部310は、カメラボディ100からの制御指令に応じて、ソフトウェアプログラムが更新される場合、交換レンズ200に対するレンズ系電源系統の給電(レンズ駆動系電源Vpおよびレンズ制御系電源Vcの給電)をアダプター電源部320に停止させる。換言すれば、カメラ制御部110は、アダプター300が備えているソフトウェアプログラムを更新する場合、アダプター300から交換レンズ200に対するレンズ系電源系統の給電(レンズ駆動系電源Vpおよびレンズ制御系電源Vcの給電)を停止させる。
なお、アダプター制御部310は、カメラボディ100からの制御指令に応じて、ソフトウェアプログラムが更新される場合、カメラボディ100からのパワー系電源PWRの給電が停止されてもよい。換言すれば、カメラ制御部110は、アダプター300が備えているソフトウェアプログラムを更新する場合、アダプター300に対するパワー系電源PWRの電力供給を停止させる制御をしてもよい。
また、アダプター制御部310は、ソフトウェアプログラムの更新が完了した場合、カメラボディ100からの制御系電源Vcc1の電力の供給が停止される。すなわち、カメラ制御部110は、アダプター300がソフトウェアプログラムの更新が完了した場合、アダプター300に対する制御系電源Vcc1の給電を停止する。
図26は、ファームウェア更新処理の処理シーケンスの一例を示す図である。
この図を参照して、アダプター300がファームウェアとして備えているソフトプログラムが更新される処理について説明する。
この図を参照して、アダプター300がファームウェアとして備えているソフトプログラムが更新される処理について説明する。
ファームウェアの更新処理は、ファームウェア更新開始判定(ステップS650)、レンズ機能終了(ステップS410)、シャットダウン(ステップS420)、ファームウェア更新処理(ステップS660)の順に処理が行われる。
ここで、図26に示すレンズ機能終了(ステップS410)、および、シャットダウン(ステップS420)のそれぞれの処理は、図15に示すレンズ機能終了(ステップS410)、および、シャットダウン(ステップS420)のそれぞれの処理と同様の処理であり、その説明を省略する。
ここで、図26に示すレンズ機能終了(ステップS410)、および、シャットダウン(ステップS420)のそれぞれの処理は、図15に示すレンズ機能終了(ステップS410)、および、シャットダウン(ステップS420)のそれぞれの処理と同様の処理であり、その説明を省略する。
まず、カメラボディ100は、例えば、ユーザからのファームウェアの更新開始を指示する操作を検出することにより、ファームウェア更新開始判定(ステップS650)の処理を行う。
ファームウェア更新開始判定(ステップS650)の処理において、第1カメラ通信部112は、ファームウェアの更新開始を要求する制御指令である更新開始要求コマンドを第1アダプター通信部310に送信する(ステップS1650)。第1アダプター通信部310は、更新開始要求コマンドを受信したことに応じて、アダプター300に記憶されているファームウェアの情報を第1カメラ通信部112に応答する。ここで、ファームウェアの情報とは、ファームウェアのファイル形式、ファームウェアのID、ファームウェアのバージョン等を示す情報である。
第1カメラ通信部112は、第1アダプター通信部310から応答されたファームウェアの情報を取得する(ステップS1652)。
ファームウェア更新開始判定(ステップS650)の処理において、第1カメラ通信部112は、ファームウェアの更新開始を要求する制御指令である更新開始要求コマンドを第1アダプター通信部310に送信する(ステップS1650)。第1アダプター通信部310は、更新開始要求コマンドを受信したことに応じて、アダプター300に記憶されているファームウェアの情報を第1カメラ通信部112に応答する。ここで、ファームウェアの情報とは、ファームウェアのファイル形式、ファームウェアのID、ファームウェアのバージョン等を示す情報である。
第1カメラ通信部112は、第1アダプター通信部310から応答されたファームウェアの情報を取得する(ステップS1652)。
次に、カメラ制御部110は、第1カメラ通信部112により取得したファームウェアの情報と、更新用のファームウェアの情報(更新用のソフトウェアプログラムの情報)とに基づいて、ファームウェアの更新処理の開始判定を行う(ステップS1654)。例えば、カメラ制御部110は、ファームウェアのファイル形式、ファームウェアのID、ファームウェアのバージョン等を示す情報に基づいて、更新処理の開始が可能であるか否かを判定する。
ステップS1654において、更新処理の開始が不可能であると判定された場合、カメラ制御部110は、エラー処理を実行して処理を終了する(ステップS1640)。ここで、エラー処理とは、例えば、更新不可能であることを示す表示または音等により、更新エラーであることをユーザに通知する処理である。
一方、ステップS1654において、更新処理の開始が可能であると判定された場合、カメラ制御部110は、ステップS410に処理を進める。
一方、ステップS1654において、更新処理の開始が可能であると判定された場合、カメラ制御部110は、ステップS410に処理を進める。
ステップS410において、第1カメラ通信部112は、第1アダプター通信部312を介して第1レンズ通信部212と通信することにより、交換レンズ200の機能動作を停止させる。
次に、ステップS420のシャットダウンの処理において、第1カメラ通信部112は、シャットダウン要求として、シャットダウン実行コマンドを第1アダプター通信部312に送信する(ステップS1220)。第1アダプター通信部312は、シャットダウン実行コマンドを受信したことに応じて、アダプター電源部320からのレンズ駆動系電源Vpの給電を停止させ、続いて、レンズ制御系電源Vcの給電を停止させる(ステップS2220)。
次に、ステップS420のシャットダウンの処理において、第1カメラ通信部112は、シャットダウン要求として、シャットダウン実行コマンドを第1アダプター通信部312に送信する(ステップS1220)。第1アダプター通信部312は、シャットダウン実行コマンドを受信したことに応じて、アダプター電源部320からのレンズ駆動系電源Vpの給電を停止させ、続いて、レンズ制御系電源Vcの給電を停止させる(ステップS2220)。
第1カメラ通信部112は、シャットダウン完了確認コマンドの応答結果として、第1アダプター通信部312から「シャットダウン準備完了」の応答を取得する(ステップS1240)。カメラ制御部110は、第1アダプター通信部312によりシャットダウン準備完了の応答が取得された場合、スイッチ125を遮断状態に制御してパワー系電源PWRの給電を停止させる(ステップS1250)。
次に、カメラ制御部110は、ファームウェア更新処理(ステップS660)に処理を進める。ファームウェア更新処理(ステップS660)において、第1カメラ通信部112は、更新用のソフトウェアプログラムを第1アダプター通信部312に送信する。更新用のソフトウェアプログラムの送信が完了した場合、第1カメラ通信部112は、ファームウェアの更新処理が完了したことを示す応答を取得する(ステップS1660、ステップS2660)。
カメラ制御部110は、ファームウェア更新処理(ステップS660)が完了した場合、カメラ電源部120を制御して、アダプター300に対する制御系電源Vcc1の給電を停止させて処理を終了する(ステップS1662)。
カメラ制御部110は、ファームウェア更新処理(ステップS660)が完了した場合、カメラ電源部120を制御して、アダプター300に対する制御系電源Vcc1の給電を停止させて処理を終了する(ステップS1662)。
このように、アダプター300は、カメラボディ100からの制御指令に応じて、ファームウェア(ソフトウェアプログラム)が更新される場合、更新処理の開始前に、交換レンズ200への給電を停止する。これにより、アダプター300は、ファームウェアが更新される場合、更新処理の期間に交換レンズ200に対して、意図しない不要な電流消費または不要な信号等が供給されないようにすることができる。よって、アダプター300は、ファームウェアの更新処理の期間において、交換レンズ200のハードウェアを保護する制御をすることができる。また、カメラボディ100は、アダプター300が備えているファームウェアを更新する場合、更新処理の期間に交換レンズ200に対して、意図しない不要な電流消費または不要な信号等がアダプター300から供給されないようにすることができる。よって、互いに異なる通信規格の交換レンズ200とカメラボディ100との間に接続されているアダプター300のファームウェアを、適切に更新させることができる。
なお、上述のファームウェアの更新処理は、アダプター制御部310が備えているメモリーに記憶されているソフトウェアプログラムが更新される処理に限られるものではない。
例えば、ファームウェアの更新処理は、ソフトウェアプログラムの処理において参照されるデータ等の情報が更新される処理であってもよい。
例えば、ファームウェアの更新処理は、ソフトウェアプログラムの処理において参照されるデータ等の情報が更新される処理であってもよい。
以上のように、本実施形態によれば、レンズ交換式のカメラシステムにおいて、様々な種類の光学系を適切に機能させることができる。
なお、図3、図5、および図6に示す、交換レンズ200とカメラボディ100とがアダプター300のみを介して接続されている構成に限られるものではない。
例えば、交換レンズ200とカメラボディ100とが、アダプター300と他の変換アダプター(テレコンバータ等)とを介して交換レンズ200に接続されている構成としてもよい。
また、上記実施形態のアダプター300は、光学系を備えていない構成であるが、光学系を備えている構成としてもよい。
例えば、交換レンズ200とカメラボディ100とが、アダプター300と他の変換アダプター(テレコンバータ等)とを介して交換レンズ200に接続されている構成としてもよい。
また、上記実施形態のアダプター300は、光学系を備えていない構成であるが、光学系を備えている構成としてもよい。
なお、図1におけるカメラ制御部110、レンズ制御部210、またはアダプター制御部310は、それぞれ専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、メモリーおよびCPU(Central Processing Unit)により構成され、上述のカメラ制御部110、レンズ制御部210、およびアダプター制御部310のそれぞれの機能を実現するためのプログラムをメモリーにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
また、上述のカメラ制御部110、レンズ制御部210、またはアダプター制御部310それぞれの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述の各部の処理をそれぞれ行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリーのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリーのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1 カメラシステム、100 カメラボディ、110 カメラ制御部、200 交換レンズ、210 レンズ制御部、220 光学系、230 光学系駆動部、251 絞り機構(絞り)、300 アダプター、301 第1マウント(第1マウント部)、302 第2マウント(第2マウント部)、310 アダプター制御部、312 第1アダプター通信部、313 第2アダプター通信部、320 アダプター電源部、321 DC−DCコンバータ部、322 第1レギュレータ部、323 第2レギュレータ部、325 Vc電圧検出部、326 Vp電圧検出部、327 PWR電圧検出部、330 絞り連動レバー駆動部、350 絞り連動レバー
Claims (11)
- カメラボディを着脱可能な第1マウント部と、
前記第1マウント部とは別に設けられ、交換レンズを着脱可能な第2マウント部と、
前記第2マウント部に装着されている前記交換レンズから、前記交換レンズの特徴を示す情報を取得するアダプター制御部と、を備え、
前記アダプター制御部は、前記取得した情報に基づいて、前記交換レンズの名称を示す情報を生成することを特徴とするアダプター。 - 前記アダプター制御部は、
前記第1マウント部に装着されている前記カメラボディからの制御指令に応じて前記交換レンズを初期化する処理の期間において、前記交換レンズの情報を取得し、
前記初期化する処理の期間において、前記取得した前記情報に基づき、前記交換レンズの名称を示す情報を生成することを特徴とする請求項1に記載のアダプター。 - 前記アダプター制御部は、
前記生成した前記交換レンズの名称を示す情報を、前記カメラボディに送信することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のアダプター。 - 前記アダプター制御部は、
前記生成した前記交換レンズの名称を示す情報を、前記交換レンズを介して撮像された画像データに対応付けられる撮像情報として、前記カメラボディに送信することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載のアダプター。 - 前記交換レンズの特徴を示す情報には、前記交換レンズが備える光学系の種類を示す情報が含まれることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載のアダプター。
- 前記アダプター制御部は、
前記光学系の種類を示す情報と、前記交換レンズの名称を示す情報との対応付けを示す第1の対応情報に基づいて、取得した前記交換レンズの情報から前記交換レンズの名称を示す情報を選択して生成することを特徴とする請求項5に記載のアダプター。 - 前記光学系の種類を示す情報には、前記光学系の光学特性を示す情報、および前記光学系の機能を示す情報の何れかの情報が含まれており、
前記第1の対応情報には、
前記光学系の種類を示す複数の情報の組み合わせに基づいて推定される前記交換レンズの名称を示す情報が、前記光学系の種類を示す情報の組み合わせごとに対応付けられていることを特徴とする請求項6に記載のアダプター。 - 前記交換レンズの特徴を示す情報には、前記交換レンズの個体を識別する識別情報が含まれることを特徴とする請求項1から請求項7の何れか1項に記載のアダプター。
- 前記アダプター制御部は、
前記交換レンズの個体を識別する識別情報と前記交換レンズの名称を示す情報との対応付けを示す第2の対応情報に基づいて、取得した前記交換レンズの情報から前記交換レンズの名称を示す情報を選択して生成することを特徴とする請求項8に記載のアダプター。 - 請求項1から請求項9の何れか1項に記載のアダプターと、
前記第1マウント部に装着された前記カメラボディと、
前記第2マウント部に装着された前記交換レンズと、
を備えることを特徴とするカメラシステム。 - カメラボディを着脱可能な第1マウント部と、前記第1マウント部とは別に設けられ、前記交換レンズを着脱可能な第2マウント部と、を備えたアダプターに設けられているアダプター制御部を制御するアダプター制御プログラムであって、
前記第2マウント部に装着されている前記交換レンズから、前記交換レンズの特徴を示す情報を取得するステップと、
前記取得した情報に基づいて、前記交換レンズの名称を示す情報を生成するステップと、を含むことを特徴とするアダプター制御プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011160847A JP2013025171A (ja) | 2011-07-22 | 2011-07-22 | アダプター、カメラシステム、およびアダプター制御プログラム |
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JP2011160847A Withdrawn JP2013025171A (ja) | 2011-07-22 | 2011-07-22 | アダプター、カメラシステム、およびアダプター制御プログラム |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019148831A (ja) * | 2017-05-31 | 2019-09-05 | キヤノン株式会社 | カメラ、アクセサリ装置、通信制御方法、コンピュータプログラム、およびカメラシステム |
-
2011
- 2011-07-22 JP JP2011160847A patent/JP2013025171A/ja not_active Withdrawn
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JP7401612B2 (ja) | 2017-05-31 | 2023-12-19 | キヤノン株式会社 | カメラ、アクセサリ装置、通信制御方法、コンピュータプログラム、およびカメラシステム |
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