JP2013023217A - 空気圧式作動による後縁スプリットフラップ - Google Patents

空気圧式作動による後縁スプリットフラップ Download PDF

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Abstract

【課題】フラッターの懸念を軽減するスプリットフラップを提供する。
【解決手段】スプリットフラップ14と翼10の上側表面18との間に配置されているブラダーシステムを含む。スプリットフラップは、蝶番16または可撓性下側外板により翼後縁から分離されている短翼弦(通常、翼弦全体の1〜3%)長翼幅の下側パネルである。スプリットフラップの展開は、膨張可能なブラダーシステムにより空気圧式で作動される。スプリットフラップは、固定翼後縁、移動フラップ後縁または尾部後縁に存在していてもよい。空気圧式ブラダー22は、スプリットフラップを伸展および格納するために力を分配して提供する。この空気圧式手法により、過剰な抗力が取り除かれ、コストおよび重量が削減され、かつ、フラッターの懸念が軽減される。
【選択図】図1

Description

これから開示する実施形態は、一般に、翼、飛行制御表面(例えば、フラップ)および水平安定板といった固定翼航空機の翼の後縁上の蝶番式表面に関する。とりわけ、ここに開示する実施形態は、そのような翼に蝶番式に装着されているスプリットフラップを作動させるための方法に関する。
スプリットフラップは、翼の一部を形成する蝶番式の板である。スプリットフラップは、航空機に空気力学的利点を提供するが、その大きさが小さいこと(典型的に翼弦の1〜3%)、および、最後縁という位置により、困難が生じる。
典型的に何らかの形態の外部蝶番または作動を有する複雑な機械的連結機構により、スプリットフラップを作動させることが知られている。外部蝶番または作動は、過剰な抗力を生みだす。複雑な機械的連結機構では部品点数が多くなり、コストおよび重量の増大につながる。不連続な機械的支持体は、フラッターをより生じやすい可能性があり、かつ、連結機構は、ジャミングを受けやすいだろう。さらに、(典型的な機械的連結機構などの)不連続な点におけるスプリットフラップの作動は、小型で薄いスプリットフラップの非常に低い剛性のため困難であり、これにより、スプリットフラップのブーンという騒音やフラッターの危険性が高まることがある。このことが、多くの点における作動を強制している。
過剰な抗力を除去し、コストおよび重量を削減し、かつ、フラッターおよびジャミングの懸念を軽減するスプリットフラップの作動システムおよび方法が必要である。
これから開示する実施形態は、翼の後縁付近または後縁に蝶番式に装着されているスプリットフラップを空気圧式で作動させるためのシステムに関する。該システムは、スプリットフラップと翼の上側表面との間に配置されているブラダーシステムを含む。スプリットフラップは、蝶番または可撓性下側外板により翼後縁から分離されている短翼弦(通常、翼弦全体の1〜3%)長翼幅の下側パネルである。スプリットフラップの展開は、膨張可能なブラダーシステムにより空気圧式で作動される。スプリットフラップは、固定翼後縁、移動フラップ後縁または尾部後縁に存在していてもよい。空気圧式ブラダーは、スプリットフラップを伸展および格納するために力を分配して提供する。
空気圧式作動は、数多くの特徴および利点を提供する。ブラダーシステムは、動く部品をほとんど有さないことにより、コストおよび重量が削減されるとともに、ジャミングの危険性も低減する。ブラダーシステムは、その長手方向に沿ってスプリットフラップに連続した支持を提供し、これにより、より薄型の(作動困難点や厳しい剛性要件がない)スプリットフラップが得られ、かつ、(連続蝶番または連続湾曲外板と組み合わせて)支持されていない翼幅を除去することによりフラッターの危険性を削減できる。ブラダーシステムの構成は、空気力学的需要を最もよく満たすために、スプリットフラップの展開角度が翼幅方向で変化するよう調整することができる。ブラダーは、スプリットフラップに対して複数の展開位置を可能とする内部の翼幅方向へ向いた隔壁を有することができる。翼弦方向へ向いた隔壁は、ブラダーの破損によるスプリットフラップの格納の翼幅方向での程度を低減することができる。高負荷時のフラップに対する負荷緩和は、ブラダーシステムのベイを収縮させることにより達成でき、この収縮は、(あるいは二重化された)圧力解放弁により迅速に行うことができる。ブラダーシステムに吸引力を印加することにより、負荷がかかっている状態でフラップが完全に格納したままに保たれる。さらなるフラップを閉じる力が必要であれば、ねじりばねを追加することができる。
これから開示するさまざまな実施形態に係る装置は、上側表面および下側表面を有する翼と、下側表面に結合されているスプリットフラップと、スプリットフラップと翼の上側表面との間に配置されている膨張可能なベイのアレイとを含む。一実施構成において、膨張可能なベイは、行列配置されており、各列における隣接するベイが翼幅方向の隔壁により分離されている一方で、各行における隣接するベイは翼弦方向の隔壁により分離されている。あらゆる特定の列における膨張可能なベイは、次々と膨張させることができ、これにより、スプリットフラップを段階的に展開する。一つおきの列における膨張可能なベイは、独立した圧縮空気源を用いて膨張させることができ、これにより、いずれか1つのベイの破損の影響をフラップの他の半分にわたる圧力を維持することにより軽減する。これに加えて、種々の列のベイは、完全に膨張した際に異なる形状を有するよう構成してもよく、その結果、翼幅方向におけるフラップの偏向の程度が変化する。
本発明の広い範囲にしたがって、アレイは、あらゆる数の列およびあらゆる数の行に配置されている少なくとも2つの膨張可能なベイを有する。アレイが膨張可能なベイを2つしか含まない場合、一実施形態では、1本の行に配置可能であり、別の実施形態では、1本の列に配置可能である。ここで開示する実施形態において、膨張可能なベイのアレイは、2本の列および2本より多くの行を有するが、以下の側面は、本発明のさまざまな側面の広い範囲を示すものである。
本発明の一側面は、上側表面および下側表面を有する翼と、下側表面により支持されている前縁を有し、かつ、翼幅方向に延在している展開可能なフラップと、個々に膨張可能かつ互いに隣接している第1ベイおよび第2ベイを含むブラダーシステムとを含む装置である。第1ベイおよび第2ベイは、フラップの一部と上側表面との間に配置されている。フラップの上記一部は、第1ベイが膨張しており、かつ、第2ベイが収縮しているときに第1構成を有し、第1および第2ベイが両方とも膨張しているときに第1構成とは異なる第2構成を有する。上記フラップ部分が第1構成にあるときよりフラップ部分が第2構成にあるときの方が、フラップ部分は、下側表面に対してより大きい角度で展開されている。
本発明の別の側面は、ブラダーシステムの互いに隣接している第1ベイおよび第2ベイに圧縮空気を供給することを含む、翼後縁付近の翼の下側表面により支持されている蝶番式フラップを展開するための方法であって、第1ベイおよび第2ベイは、翼の上側表面と蝶番式フラップの少なくとも翼幅方向区画との間に配置されており、蝶番式フラップの第1翼幅方向区画は、第1ベイが膨張しており、かつ、第2ベイが収縮しているときに第1展開位置へと偏向され、第1ベイおよび第2ベイの両方が膨張しているときに第1展開位置を超えた第2展開位置へ偏向される。
本発明のさらなる側面は、上側表面および下側表面ならびに後縁を有する翼と、翼の後縁付近の下側表面により支持されている前縁を有し、かつ、翼幅方向に延在している展開可能なフラップと、上側表面とフラップとの間に配置されている少なくとも1つのブラダーであって、翼幅方向に区分されて、翼幅方向区分を形成する少なくとも1つのブラダーとを含む装置であって、少なくとも1つのブラダーの翼幅方向区分が、フラップを収納位置から展開位置へ移動させるよう膨張可能である。
本発明の他の側面を下に開示および請求する。
図1は、さまざまな実施形態に係る空気圧式に作動可能なスプリットフラップを備えた後縁を有する翼の一部の断面図であって、作動前のスプリットフラップの位置を示している。 図2は、さまざまな実施形態に係る空気圧式に作動可能なスプリットフラップを備えた後縁を有する翼の一部の断面図であって、第1作動段階後のスプリットフラップの位置を示している。 図3は、さまざまな実施形態に係る空気圧式に作動可能なスプリットフラップを備えた後縁を有する翼の一部の断面図であって、第2作動段階後のスプリットフラップの位置を示している。 図4は、図1〜図3に描写したスプリットフラップの部分の偏向を空気圧式に作動させるためのシステムの構成要素を示した図である。太字矢印は、空気圧式接続を通る空気流を示し、一方、コントローラを横切る線は、電気接続を示す。 図5は、一実施形態に係るスプリットフラップを作動させるために圧縮空気を供給するためのシステムの平面図を示す。 図6は、別の実施形態に係るスプリットフラップを作動させるために圧縮空気を供給するためのシステムの平面図を示す。 図7は、図6に描写したシステムの一部(すなわち、スプリットフラップを有する翼後縁)の、図6に示した7−7線に沿った断面図を示す。 図8は、図1〜図3に描写したスプリットフラップの一部の偏向を空気圧式で作動させるためのシステムの構成要素を示す。太字矢印は、空気圧式接続を通る空気流を示し、一方、コントローラを横切る線は、電気接続を示す。 図9は、図1〜図3に描写したスプリットフラップの一部の格納を空気圧式で作動させるためのシステムの構成要素を示す。太字矢印は、空気圧式接続を通る空気流を示し、一方、コントローラを横切る線は、電気接続を示す。 図10は、さらなる実施形態に係る漏えい緩和のための手段を有する空気圧式ブラダー作動システムのいくつかの構成要素を示す。太字矢印は、空気圧式接続を通る空気流を示し、一方、コントローラを横切る線は、電気接続を示す。
これより、異なる図面における同様の要素が同じ参照番号を有する図面に言及する。
図1は、さまざまな実施形態に係るスプリットフラップ14を展開するための空気圧式アクチュエータを備えた翼10の後縁部分の断面図を示す。翼10は、下側空気力学的表面12と、上側空気力学的表面18と、最後縁にある中実の先端20とを含む。翼は、炭素繊維強化ポリマー、金属またはその他適切な材料から作られていてもよい。展開可能なフラップ14は、下側表面12により支持されている前縁を有し、かつ、翼幅方向(すなわち、翼の翼幅に平行な方向)に延在している。スプリットフラップ14もまた、炭素繊維強化ポリマー、金属(例えば、アルミニウム)またはその他適切な材料から作られていてもよい。
図1は、非作動状態のスプリットフラップ14を示している。非作動状態において、フラップ14は、下側表面12と概ねまっすぐに並んでおり、かつ、下側表面の開口を覆っている。中実の先端20は、フラップ14の後部縁を収容するための凹部を有する。フラップ14は、後部縁に蝶番16を有する装着板42を介して下側表面12により支持されている。蝶番16は、連続蝶番の手法で構成されていてもよい。フラップ14は、蝶番16の軸の周りで下側表面に対して旋回可能である。あるいは、フラップは、連続湾曲外板により下側表面に接続されることにより、蝶番を省くことが可能であろう。
図1に示した空気圧式アクチュエータは、翼10の上側表面18とスプリットフラップ14との間に配置されているブラダーシステムを含む。図1において見えているブラダーシステムの構成要素は、共通の壁(すなわち、隔壁24)を共有する第1段階ベイ26および第2段階ベイ28を形成するためにブラダー22を仕切る内部隔壁24を有する折り畳み可能なブラダー22のみである。隔壁24は、ベイ26およびベイ28のそれぞれの内部表面を形成する。ベイ26および28は、翼10の上側表面18とスプリットフラップ14との間に積層されている。ベイ26の一部は、翼の上側表面18に(例えば、接着剤により)貼り付けられている一方、ベイ28の一部は、フラップ14に同様に貼り付けられている。両方のベイが折り畳まれた(すなわち、非膨張)状態で示されている。
種々の実施形態にしたがって、図1に示した積層されているベイ26および28は、膨張可能ベイの複数列のアレイを含むブラダーシステムにおける1列を形成していてもよく(図1では見えないが、後で詳細に説明する図5および図6を参照のこと)、各列は、翼10の上側表面18とスプリットフラップ14のそれぞれの翼幅方向区画との間に配置されている一対の同様に積層されている膨張可能なベイを含む。膨張可能なベイの2行複数列のアレイの場合、図1においてみられる内部隔壁24は、各行における隣接するベイが共通の翼弦方向隔壁を共有している状態で、アレイの全長にわたり翼幅方向に延在していてもよい。
共通の隔壁を共有する隣接したベイの代わりに、(列または行に関わらずこれらにおける)2つの隣接したベイは、別々の容器または袋として形成されてもよく、これらは次に、容器の構成に用いられている材料によって決まる接着剤あるいは熱接着またはその他の適切な手段により貼り付けられる。
さらなる代替案によると、積層されているベイの連続した対を互いに貼り付けることなく、複数対の積層されているベイを別々に設置してもよい。さらに、積層されているベイのそれぞれの対は、間隙により分離されていてもよく、互いに隣接している必要はない。
いくつかの実施形態によると、ブラダーシステムは、折り畳み可能な繊維強化材料で作ることができ、その母材は、ナイロンまたはゴムである。繊維強化材料の使用は、所定の構成が得られたとき、すなわち、強化繊維が完全に伸展されて、ベイをそれ以上拡張させない点までベイの壁が完全に拡張されたとき、設計されたレベルを超える内部空気圧に応じてベイが拡張し終わるという利点がある。
再度図1を参照すると、ベイ26および28は、これらベイのそれぞれの出入口に結合されている対応する空気注入管32および34を介して個々に膨張可能である。図1は、空気注入管をブラダー出入口に結合させるためのハードウェアを示していないが、そのようなハードウェアは、膨張可能なブラダーの技術分野における当業者によく知られている。(例えば、ブラダーシステムの各ベイは、配管または管の端部に締め付けられている開口部を備えている可能性がある。)空気注入管32および34のそれぞれの部分は、ポリマー材料、例えば、フェノール樹脂のブロック40に埋設されており、これにより、支持されている。部分的に図1に示されている空気供給システムの特定の構成において、空気注入管32は、空気分配管30と流体連通している一方、空気注入管34は、弁36を介して空気分配管30と流体連通している。空気分配管30は、今度は、(図1では示していない)圧縮空気源、例えば、空気ポンプと連通する。
任意に、空気注入管32と空気分配管30との間に弁を設置することも可能である。あるいは、弁36を省略することも可能であり、圧縮空気源と空気注入管32との間に弁を設けることも可能であり、該配置構成により、ベイ26の膨張前にベイ28の膨張が可能となるだろう。
具体的には、空気分配管30は、システムを動作させるための高圧入力をもたらす源に結合されている空気分配システムの一部であり得る。例えば、源は、(図1では示していない)主導管を介して主分配弁に接続されることができる。(図示されていない)コントローラは、スプリットフラップの展開が命令された際、電線を介して主分配弁を電気的に起動する。コントローラは、操縦士により起動可能であるか、または、飛行状態にしたがって予めプログラム可能である。主分配弁は、開いているとき、多岐管を介して一組の弁(例えば、図1に示す弁36)へ圧縮空気を分配する。開いている弁は、今度は、圧縮空気を対応する空気注入管へ供給する。
圧縮空気源が電子制御された空気ポンプである場合、コントローラは、スプリットフラップの展開が命令された際、空気ポンプをも起動する。図2および図3は、それぞれ、第1作動段階および第2作動段階の完了時のフラップ位置および膨張可能なベイの状態を示している。第1段階において、ベイ26の膨張により、フラップ14の部分的展開が作動される。図2は、ベイ26が完全に膨張しているとき、フラップ14が、翼10の下側表面12に対して第1角度だけ偏向している状態を示している。第2段階において、ベイ28の膨張により、フラップ14の完全展開が作動される。図3は、ベイ26およびベイ28の両方が完全に膨張しているとき、フラップ14が、第1角度より大きい第2角度だけ偏向している状態を示している。あるいは、ベイ26およびベイ28は、同時に膨張させることもできる。
しかしながら、フラップ14が剛性構造体ではなく、ねじれに弱いということを鑑みると、スプリットフラップのすべての翼幅方向区画は、部分的または完全展開のいずれかの間、正確に同じ角度で偏向することはない。図2および図3に描写された実施例において、フラップ14の描写部分は、(図2で見られるように)ベイ26が膨張し、かつ、ベイ28が収縮しているときに第1構成を有し、(図3で見られるように)ベイ26およびベイ28の両方が膨張しているときに第1構成とは異なる第2構成を有する。図2および図3に描写されていないフラップのその他の部分は、図2および図3に描写された角度とは異なる角度で偏向していてもよい。
そのうえ、(各列が、図1〜図3に描写した種類の一対の積層されたベイからなる)複数列を有する膨張可能なベイのアレイがフラップと翼の上側表面との間に設置されている場合、ベイの該一対は、これらの列のベイが完全に膨張しているときにそれぞれの列が異なる構成を有するように構成されていてもよい。これにより、翼幅方向において偏向量が変化するように、設計者がフラップの偏向を調整できるようになる。
また、1列における膨張可能なベイの数を2つより多くすることもできることは理解されたい。例えば、各層が3つのベイを有する場合、第1ベイのみが膨張すると、フラップは、第1部分的展開位置へと展開されるだろう。第1ベイが膨張したままで第2ベイが膨張すると、フラップは、第1部分的展開位置と完全展開位置との中間の第2部分的展開位置へと展開されるだろう。最後に、第1ベイおよび第2ベイが膨張したままで層中の第3ベイが膨張すると、フラップは、完全展開位置へと展開されるだろう。
図4は、図1〜図3に描写したスプリットフラップの部分の偏向を空気圧式に作動させるためのシステムの構成要素を示している。第1作動段階において、コントローラ8が空気ポンプ44を起動すると、ベイ26は、膨張させられる。図4における太字矢印は、空気圧式接続を通る空気流を示し、一方、コントローラを横切る線は、電気接続を示す。(第1段階に続く)第2作動段階において、(空気ポンプ44が依然として起動されている間に)コントローラ8が弁36を開くことにより、ベイ28を空気ポンプ44と流体連通させると、ベイ28は、膨張させられる。空気ポンプ44とベイ26との間に(図4には示されていない)介在弁が設置されている構成において、該介在弁は、第1作動段階中にコントローラにより開かれることにより、ベイ28を空気ポンプ44と流体連通させるだろう。
コントローラ8は、スプリットフラップを図2に描写した角度だけ偏向させるべきと指示する命令をうけると、空気ポンプを起動し、かつ、弁36を開かないようにプログラムすることができる。さらに、コントローラ8は、スプリットフラップを図2に描写した角度より大きい図3に描写した角度だけ偏向させるべきと指示する命令をうけると、空気ポンプを起動し、次いで、弁36を開くようにプログラムすることができる。
図5は、一実施形態に係るスプリットフラップを作動させるために圧縮空気を供給するためのシステムを示す。図5は、スプリットフラップ14が翼10の下側表面12における開口に収まっている状態で翼10を見上げている図である。本実施例において、翼10は、後縁フラップであり、かつ、スプリットフラップ14は、後縁フラップに対して(紙面外の方向へ)偏向可能な先端フラップである。図5に示されているシステムは、(フラップ14の裏に位置し、図5の視点からは見えない)膨張可能なベイのアレイを含む。図5に見られる実施例において、膨張可能なベイのアレイは、2行11列を有し、ベイの各列は、図1〜図3を参照しつつ上で説明したように層内に配置されている。積層ベイの各対は、空気ポンプ44からの圧縮空気を供給することにより膨張可能である。任意に、空気ポンプ44は、希望に応じて(フラップから)離れて位置することも可能である。
ポンプ44からの圧縮空気は、複数の空気分配管30への空気供給線46により分配される。図1〜図3に示した空気分配管30の説明と一致して、図5に見られる各空気分配管30は、(図5には示されていない)対応する弁および空気注入管を介して積層ベイのそれぞれの対へ空気を供給することができる。必要に応じて(例えば、それぞれの空気分配管30内に)追加の弁を設置して、万が一ブラダーシステム内のいずれかの場所において破損が生じた場合に、供給線46内の圧力損失を回避することができる。また、フラップが固体積層複合材または金属薄膜で作られている場合、いくらかねじれる傾向にあるが、すべてのベイが収縮するわけではない。しかしながら、膨張したままのその他のベイは、たとえフラップのねじれ角度が変化していても、依然として偏向位置においてフラップを保持するだろう。
図5に示した実施構成において、単一の空気ポンプは、単一の供給線を用いてフラップ全体を駆動する。空気ポンプは、供給線46の外へ空気を吸い出し、これにより、折り畳み可能なベイの外へ空気を吸い出すことによりフラップが格納可能なように両方向に使用可能である。(図5には示されていない)二重化された空気解放弁を膨張可能なベイ上に設けて、必要に応じてフラップの格納を促進することができる。各空気解放弁の状態は、空気分配弁の状態を制御するものと同じコントローラにより制御可能である。各空気解放弁は、弁が設置されているベイを開放する。次いで、空気の流れによりフラップ14に印加される外部圧力により、ベイが折り畳まれ、かつ、開かれた空気解放弁の外へ空気が送られる。より大きな閉鎖力が必要であれば、蝶番線16にねじりばねを設置して、フラップがより迅速に閉まるようにすることが可能である。
図6は、別の実施形態に係るスプリットフラップを作動させるために圧縮空気を供給するためのシステムを示す。ここでもまた、図6は、スプリットフラップ14が翼10の下側表面12における開口に収まっている状態で翼10を見上げている図である。図6に示されているシステムは、フラップ14の裏に位置している膨張可能なベイのアレイを含むが、例示のために、図6では参照番号56、58、60および62により積層膨張可能ベイの4つの隣り合う対を示している。これらのベイは、共通の境界を共有しており、該境界は、翼弦方向の隔壁50、52および54の形態を取り、ブラダーを4つの翼幅方向の区画に仕切っている。
図7は、図6に描写したシステムの一部(すなわち、スプリットフラップを有する翼後縁)の、図6に示した7−7線に沿った断面図を示す。図7において見られるように、各翼幅方向の区画は、今度は、翼幅方向の隔壁24により仕切られて、前に説明した種類の膨張可能なベイ26および28を形成する。
したがって、組み合わせて見ると、図6および図7は、2行4列の膨張可能なベイを有するアレイからなるブラダーシステムの一例を示しており、各列における積層ベイは、それぞれの翼幅方向の隔壁24を共有しており、隣接する列におけるベイは、それぞれの翼弦方向の隔壁50、52または54を共有している。図6における1/2の表示は、(各々が一対の積層ベイである)2列を示し、これら2列の膨張可能なベイは、(図示しない)圧力源A層と選択的に流体連通されている。同様に、図6における3/4の表示は、(各々が一対の積層ベイである)2列を示し、これら2列の膨張可能なベイは、(図示しない)圧力源Bと選択的に流体連通されている。図6において見られるように、ベイの対1/2は、ベイの対3/4と交互の順番で配置されている。各ベイの対1/2の1番ベイは、空気分配サブシステム64を用いて圧力源Aにより膨張可能である一方、各ベイの対1/2の2番ベイは、空気分配サブシステム66を用いて圧力源Aにより膨張可能である。前に説明したように、図7に示されているベイ28およびベイ26に相当する1番ベイおよび2番ベイは、順番にまたは同時に膨張可能である。同様に、各ベイの対3/4の3番ベイは、空気分配サブシステム68を用いて圧力源Bにより膨張可能である一方、各ベイの対3/4の4番ベイは、空気分配サブシステム70を用いて圧力源Bにより膨張可能である。ここでも図7に示されているベイ28およびベイ26に相当する3番ベイおよび4番ベイは、順番にまたは同時に膨張可能である。図6には示されていないが、適切な位置に弁を設置して、1番ベイおよび2番ベイまたは3番ベイおよび4番ベイを順番に膨張させられるようにしてもよい。
図6に示した配置構成により、1つおきの列における膨張可能なベイ(すなわち、翼幅方向区分)を独立した圧縮空気源を用いて膨張させることができ、これにより、いずれか1つのベイの破損の影響をフラップの他の半分にわたる圧力を維持することにより軽減する。2つの別々の圧力源の使用により、圧力源の故障の影響を軽減する。
別の実施形態によると、ブラダーシステムの構成を調整して、スプリットフラップの展開角度を翼幅方向に変化させて、空気力学的需要をもっともよく満足することができる。装置の一例は、上側表面および下側表面を有する翼と、下側表面により支持されている前縁を有し、かつ、翼幅方向に延在している展開可能なフラップと、上側表面とフラップの第1翼幅方向区画との間に配置されている第1膨張可能な翼幅方向区画および上側表面とフラップの第2翼幅方向区画との間に配置されている第2膨張可能な翼幅方向区画を含むブラダーシステムとを含む。そのような実施形態は、図6および図7を参照しつつこれまでに説明した。フラップの偏向の翼幅方向の変化は、ブラダーシステムのある膨張可能な翼幅方向区画(例えば、図6における区画60)を別の膨張可能な翼幅方向区画(例えば、図6における区画62)とはフラップのこれら翼幅方向区画の偏向量が実質的に異なるのに十分なほど異なるように構成することにより提供できる。例えば、ブラダーシステムは、スプリットフラップの一端が30度偏向されている一方、多端が60度偏向されている結果、スプリットフラップがその長手方向に沿ってねじられるように構成可能である。
さらなる実施形態によると、フラップの格納が命令された際、1つ以上のベンチュリ管を利用して、ブラダーシステムを排気することができる。ベンチュリ管は、ブラダーシステムの膨張に用いた同じ管から空気を引き出すことにより、装置の1つまたは複数のベイを収縮させる。その他の管を排気専用とすることも可能だが、膨張出入口を利用することが好適な解決法である。
図8および図9は、図1〜図3に描写したスプリットフラップの一部の偏向または格納のいずれかを空気圧式で作動させるためのシステムの構成要素を示す。ここでもまた、太字矢印は、空気圧式接続(例えば、管)を通る空気流を示し、一方、コントローラを横切る線は、電気接続を示す。空気ポンプ44は、管72により方向弁4に接続されている。空気ポンプ44の起動および弁4の方向状態は、コントローラ8により電子的に制御される。図8に描写されている膨張モードにおいて、弁4は、ポンプ44からベンチュリ管6を迂回する管74へと空気流を導く。管74を通る流れは、直列接続されている管76および管78により第1段階ベイ26の出入口へと導かれる。コントローラ8はまた、開放状態において、管80内の圧縮空気を管82内へ結合させる弁36の状態を制御する。管82は、今度は、第2段階ベイ28の出入口に接続される。コントローラは、弁4がバイパス管74内へ圧縮空気を導くように弁4の状態を切り替えた後、弁36を開くするようプログラム可能であり、この場合、ベイ28は、ベイ26が膨張された後に膨張される。
ベンチュリ管6は、管84を介して弁4に接続されている第1出入口と、管76に接続されている第2出入口と、管86に接続されている第3出入口とを有する。管86は、排気口(図示せず)に接続されている。図8に描写されている膨張モードにおいて、ベンチュリ管6は、ポンプ44からベイ26およびベイ28への空気流と干渉せず、ポンプ44により生じる圧縮空気は、管86を介しては逃がされない。
対照的に、図9は、収縮モードにおけるシステムを描写している。コントローラ8は、弁36を開放状態に維持し、弁4が今度はポンプ44からバイパス管74の代わりに管84内へ圧縮空気を導くよう方向弁4を切り替えるようプログラムされている。このモード変更の結果、ベンチュリ管6の一方の側の管76内の圧力が、ベンチュリ管6の他方の側の管84内の圧力より低くなり、これにより、ポンプ44により生じる圧縮空気をベンチュリ管6からその第3出入口を介して逃がし、排出管86内へ流れ込ませる。ベンチュリ管6から逃がされる空気は、ベルヌーイの原理により真空を生じ、該真空は、空気流がベンチュリ管をわたって導かれることにより、ベイ26およびベイ28を排気する間は、生じ、かつ、保持される。結果として生じる管76、78、80および82を通る逆向きの空気流は、ベイ26および28を収縮させるが、図9において矢じりにより示されている。
図10は、さらなる実施形態に係る漏えい緩和のための手段を有する空気圧式ブラダー作動システムの構成要素を示す。本実施形態は、弁38が管76と管78との間に配置されており、かつ、第1段階ベイ26および第2段階ベイ28がコントローラ8に接続された対応する圧力トランスデューサ86および圧力トランスデューサ88を備えているという点において図8に描写されている実施形態とは異なる。図10は、弁36および弁38が開放状態での膨張モードにおけるシステムを示す。ベイ26は(損傷していなければ)、空気ポンプ(図示せず)からの圧縮空気を管76、開放弁38および管78を介して受け入れるにつれて膨張する一方、ベイ28は(損傷していなければ)、前記ポンプからの圧縮空気を管76および管80、開放弁36ならびに管82を介して受け入れるにつれて膨張する。
本実施形態にしたがって、ブラダー区画のうちのいずれかにおける漏えいを検出および緩和するための手段を提供する。コントローラは、圧力トランスデューサ86から電気接続90を介してベイ26の内部圧力を表す信号を受信する一方、圧力トランスデューサ88から電気接続92を介してベイ28の内部圧力を表す信号をも受信する。コントローラ8は、各ベイの圧力増大を監視するようプログラムされている。万が一ある1つが膨張しなかった場合、コントローラは、そのブラダーに対する対応する弁に信号を送信し、弁を閉じる。例えば、ベイ26が膨張していないことを圧力トランスデューサ86からの圧力信号が示しているとコントローラが判断した場合、コントローラ8は、(電気接続96を介して)弁38へ制御信号を送信し、弁38の状態を開放から閉鎖へ変更する。これにより、ベイ26におけるいかなる破損からの圧縮空気の漏えいも防がれ、また、ベイ28の膨張を防ぐ作用をも有する。同様に、ベイ28が膨張していないことを示す圧力トランスデューサ88からの圧力信号に応答して、コントローラ8は、(電気接続94を介して)弁36へ制御信号を送信し、弁36の状態を開放から閉鎖へ変更する。
この解決法は、万が一の漏えいの際に二重化を保つ手段を提供する。フラップのその他の区画は、すべてのブラダー区画が膨張していなくとも動作するような大きさとなっているので、依然として膨張するだろう。機能しているブラダー区画の排気により、依然としてフラップが完全に閉鎖され、通常の飛行構成が回復されるだろう。
(いずれも一定の縮尺にしたがっていない)図1〜図7において描写した実施形態において、スプリットフラップの機尾側端は、翼の真の後縁からいくらかの距離を有するように見える。しかしながら、その他の実施形態によると、スプリットフラップの機尾側縁は、フラップ/翼/水平安定板の真の機尾側縁へと延在可能である。この結果、空気力学的観点からより効果的なスプリットフラップとなるが、折り畳まれたブラダーの容積を非常に小さなくさび形部分において操作するのは困難であるので、より厚みの大きい後縁先端を要する可能性があり、フラップの格納時に抗力が増大する結果となる。
装置は、上側表面および下側表面を有する翼と、前記下側表面により支持されている前縁を有し、かつ、翼幅方向に延在している展開可能なフラップと、個々に膨張可能かつ互いに隣接する第1ベイおよび第2ベイを含むブラダーシステムとを含んでもよく、前記第1ベイおよび第2ベイは、前記フラップの一部と前記下側表面との間に配置されており、前記フラップの前記一部は、前記第1ベイが膨張しており、かつ、前記第2ベイが収縮しているときに第1構成を有し、前記第1および第2ベイが両方とも膨張しているときに前記第1構成とは異なる第2構成を有し、前記フラップの前記一部は、前記フラップの前記一部が前記第1構成にあるときより前記フラップの前記一部が前記第2構成にあるときの方が前記下側表面に対してより大きい角度で展開されている。
該装置は、折り畳み可能な繊維強化材料から作られるブラダーシステムを含んでもよい。該装置は、所定の構成が得られたとき、内部空気圧に応じて拡張し終わる第1ベイを含むことができる。記載されている該装置は、前記下側表面に対する前記フラップの移動を促進する蝶番をさらに含んでもよい。該装置は、圧縮空気源と、前記圧縮空気源から前記第2ベイへと圧縮空気を搬送するための空気注入管と、前記圧縮空気源と前記空気注入管との間に設置されている弁と、前記圧縮空気源を起動し、かつ、命令に応答して前記弁を開くことにより、前記第2ベイを膨張させるようプログラムされているコントローラとをさらに含んでもよい。
該装置は、圧縮空気源と、前記圧縮空気源と流体連通している第1弁および第2弁と、前記第1弁および第2弁とそれぞれ流体連通し、かつ、前記第1ベイおよび第2ベイとそれぞれ流体連通している第1空気注入管および第2空気注入管と、前記圧縮空気源を起動し、かつ、命令に応答して前記第1弁および第2弁を開くことにより、圧縮空気を前記第1ベイおよび第2ベイに供給するようプログラムされているコントローラとをさらに含んでもよい。記載されている装置は、前記第1ベイおよび第2ベイのそれぞれにおける内部圧力を検出する第1圧力トランスデューサおよび第2圧力トランスデューサをさらに含んでもよく、前記コントローラは、前記第1ベイが膨張していないと示す前記第1圧力トランスデューサからの信号に応答して前記第1弁を閉じ、前記第2ベイが膨張していないと示す前記第2圧力トランスデューサからの信号に応答して前記第2弁を閉じるようさらにプログラムされている。該装置は、圧縮空気源と、前記圧縮空気源から圧縮空気を受け入れるよう接続されている方向弁と、前記圧縮空気源が起動されており、かつ、前記方向弁が圧縮空気を前記空気分配システムへと導く状態にあるときに前記第1ベイおよび第2ベイを膨張させるために空気を分配する空気分配システムと、前記方向弁および前記空気分配システムと接続されているベンチュリ管とをさらに含んでもよく、前記第1ベイおよび第2ベイ内の圧縮空気は、前記圧縮空気源が起動されており、かつ、前記方向弁が圧縮空気を前記空気分配システムの代わりに前記ベンチュリ管へと導く状態にあるときに前記ベンチュリ管を介して逃がされて、前記第1ベイおよび第2ベイを収縮させる。
該装置が、個々に膨張可能かつ互いに隣接している第3ベイおよび第4ベイをさらに含むブラダーシステムを含んでもよいことに注目するのは重要であり、前記第3ベイおよび第4ベイは、前記フラップと前記上側表面との間に配置されており、かつ、前記装置は、各々が独立して動作可能な第1圧縮空気源および第2圧縮空気源をさらに含み、前記第1圧縮空気源は、圧縮空気を前記第1ベイおよび第2ベイに供給するよう接続されており、かつ、前記第2圧縮空気源は、圧縮空気を前記第3ベイおよび第4ベイに供給するよう接続されている。
第1ベイおよび第2ベイは、第1翼幅方向隔壁により分離されていてもよく、前記第3ベイおよび第4ベイは、第2翼幅方向隔壁により分離されており、前記第1ベイおよび第3ベイは、第1翼弦方向隔壁により分離されており、かつ、前記第2ベイおよび第4ベイは、第2翼弦方向隔壁により分離されている。翼は、後縁をさらに含んでもよく、前記フラップは、前記後縁に沿って配置されている。翼は、以下のもの:飛行制御表面、翼または水平安定板のうちの1つであってもよい。
翼後縁付近の翼の下側表面により支持されている蝶番式フラップを展開するための方法は、ブラダーシステムの互いに隣接している第1ベイおよび第2ベイに圧縮空気を供給することを含み、第1ベイおよび第2ベイは、翼の上側表面と蝶番式フラップの少なくとも第1翼幅方向区画との間に配置されており、蝶番式フラップの第1翼幅方向区画は、第1ベイが膨張しており、かつ、第2ベイが収縮しているときに第1展開位置へ偏向され、第1ベイおよび第2ベイの両方が膨張しているときに第1展開位置を超えた第2展開位置へ偏向される。該方法は、第1ベイおよび第2ベイへ向かって導かれる流路からベンチュリ管を通る代替の流路へ圧縮空気を導き直すことにより第1ベイおよび第2ベイを収縮させることを含む。該方法は、第2ベイが膨張していないことに応答して第1ベイと連通する弁を閉じることを含んでもよい。該方法は、ブラダーシステムの互いに隣接している第3ベイおよび第4ベイに圧縮空気を供給することを含んでもよく、第3ベイおよび第4ベイは、翼の上側表面と蝶番式フラップの第2翼幅方向区画との間に配置されており、完全に膨張した第3ベイおよび第4ベイは、完全に膨張した第1ベイおよび第2ベイの構成とはフラップの第1および第2翼幅方向区画の偏向量が実質的に異なるのに十分なほど異なるような構成を有する。
該方法は、ブラダーシステムの互いに隣接している第3ベイおよび第4ベイに圧縮空気を供給することを含んでもよく、第3ベイおよび第4ベイは、翼の上側表面と蝶番式フラップの第2翼幅方向区画との間に配置されており、第1ベイおよび第2ベイは、第1圧縮空気源により供給される圧縮空気により膨張させられ、かつ、第3ベイおよび第4ベイは、第2圧縮空気源により供給される圧縮空気により膨張させられ、第1圧縮空気源および第2圧縮空気源の各々は、第1圧縮空気源および第2圧縮空気源の他方の故障とは独立して動作可能である。
ある装置は、上側表面および下側表面ならびに後縁を有する翼と、前記翼の前記後縁付近の前記下側表面により支持されている前縁を有し、かつ、翼幅方向に延在している展開可能なフラップと、前記上側表面と前記フラップとの間に配置されている少なくとも1つのブラダーとを含んでもよく、前記少なくとも1つのブラダーは、翼幅方向において区分されて、翼幅方向区分を形成し、前記少なくとも1つのブラダーの前記翼幅方向区分は、前記フラップを収納位置から展開位置へ移動させるよう膨張可能である。
該装置は、少なくとも1つの翼弦方向隔壁により前記翼幅方向において区分されている1つのブラダーを含んでもよく、前記少なくとも1つのブラダーの各翼幅方向区分が、今度は、少なくとも1つの翼幅方向隔壁により少なくとも2つのベイに仕切られている。該装置は、第1圧縮空気源および第2圧縮空気源と、複数の弁と、前記第1圧縮空気源および第2圧縮空気源を選択的に起動し、かつ、前記弁を選択的に開くためのコントローラとを含んでもよく、これにより、第1翼幅方向区分が前記第1圧縮空気源と選択的に接続可能であり、かつ、第2翼幅方向区分が前記第2圧縮空気源と選択的に接続可能である。
該装置は、完全に膨張した第2翼幅方向区画の構成とはフラップの第1および第2翼幅方向区画の偏向量が実質的に異なるのに十分なほど異なるような構成を有する完全に膨張した第1翼幅方向区画を含んでもよい。該装置は、圧縮空気源と、前記圧縮空気源と流体連通している第1弁および第2弁と、前記第1弁および第2弁とそれぞれ流体連通し、かつ、前記第1翼幅方向区分および第2翼幅方向区分とそれぞれ流体連通している第1空気注入管および第2空気注入管と、前記圧縮空気源を起動し、かつ、命令に応答して前記第1弁および第2弁を開くことにより、圧縮空気を前記第1翼幅方向区分および第2翼幅方向区分に供給するようプログラムされているコントローラとをさらに含んでもよい。
該装置は、前記第1翼幅方向区分および第2翼幅方向区分のそれぞれにおける内部圧力を検出する第1圧力トランスデューサおよび第2圧力トランスデューサをさらに含んでもよく、前記コントローラは、前記第1翼幅方向区分が膨張していないと示す前記第1圧力トランスデューサからの信号に応答して前記第1弁を閉じ、前記第2翼幅方向区分が膨張していないと示す前記第2圧力トランスデューサからの信号に応答して前記第2弁を閉じるようさらにプログラムされている。
さまざまな実施形態を参照しつつ本発明を説明したが、本発明の範囲を逸脱することなく、さまざまな変更を行ってもよく、かつ、その構成要素の代わりに均等物を用いてもよいことは当業者により理解されるだろう。例えば、各翼幅方向区分が翼幅方向隔壁により形成されている一対のベイを含む(翼弦方向隔壁により)翼幅方向に区分された単一のブラダーの代わりに、互いに貼り付けられている(翼弦方向隔壁により)翼幅方向に区分された2つのブラダーを用いてもよい。あるいは、各翼幅方向区分が翼幅方向隔壁により形成されている一対のベイを含む(翼弦方向隔壁により)翼幅方向に区分された単一のブラダーの代わりに、各ブラダーが翼幅方向隔壁により形成されている一対のベイを含む直列に貼り付けられているブラダーの翼幅方向アレイを用いてもよい。これに加えて、本発明の本質的な範囲から逸脱することなく特定の状況を本発明の教示に適合させるために、数多くの修正を行ってもよい。したがって、本発明は、本発明を実施するために想定されているベストモードとして開示されている特定の実施形態に限定されないことが意図されている。
請求項において用いられているように、「蝶番」という用語は、(連続蝶番のような)可動構成部品により作られている蝶番のみを包含するものとして解釈すべきではなく、むしろ、可撓性材料から作られている蝶番(例えば、可撓性接続または一体蝶番)のようなその他の種類の蝶番をさらに包含する意味を与えられるべきである。
4 弁
6 ベンチュリ管
8 コントローラ
10 翼
12 下側表面
14 フラップ
16 蝶番
18 上側表面
20 中実の先端
22 ブラダー
24 内部隔壁
26 第1段階ベイ
28 第2段階ベイ
30 空気分配管
32、34 空気注入管
36、38 弁
40 ブロック
44 空気ポンプ
46 空気供給線
50、52、54 翼弦方向の隔壁
56、58、60、62 積層膨張可能ベイの4つの隣接する対
64、66、68、70 空気分配サブシステム
72、74、76、78、80、82、84、86 管
86、88 圧力トランスデューサ
90、92、94、96 電気接続

Claims (14)

  1. 上側表面および下側表面を有する翼と、
    前記下側表面により支持されている前縁を有し、かつ、翼幅方向に延在している展開可能なフラップと、
    個々に膨張可能かつ互いに隣接している第1ベイおよび第2ベイを含むブラダーシステムであって、前記第1ベイおよび第2ベイが前記フラップの一部と前記上側表面との間に配置されているブラダーシステムと、
    を含む装置であって、
    前記フラップの前記一部は、前記第1ベイが膨張しており、かつ、前記第2ベイが収縮しているときに第1構成を有し、前記第1ベイおよび第2ベイが両方とも膨張しているときに前記第1構成とは異なる第2構成を有し、前記フラップの前記一部が前記第1構成にあるときより前記フラップの前記一部が前記第2構成にあるときの方が、前記フラップの前記一部は、前記下側表面に対してより大きい角度で展開されている装置。
  2. 前記ブラダーシステムが、折り畳み可能な繊維強化材料で作られている請求項1に記載の装置。
  3. 所定の構成が得られたとき、内部空気圧に応じて前記第1ベイが拡張し終わる請求項1に記載の装置。
  4. 前記下側表面に対する前記フラップの移動を促進する蝶番をさらに含む請求項1に記載の装置。
  5. 圧縮空気源と、前記圧縮空気源から前記第2ベイへと圧縮空気を搬送するための空気注入管と、前記圧縮空気源と前記空気注入管との間に設置されている弁と、前記圧縮空気源を起動し、かつ、命令に応答して前記弁を開くことにより、前記第2ベイを膨張させるようプログラムされているコントローラとをさらに含む請求項1に記載の装置。
  6. 圧縮空気源と、前記圧縮空気源と流体連通している第1弁および第2弁と、前記第1弁および第2弁とそれぞれ流体連通し、かつ、前記第1ベイおよび第2ベイとそれぞれ流体連通している第1空気注入管および第2空気注入管と、前記圧縮空気源を起動し、かつ、命令に応答して前記第1弁および第2弁を開くことにより、圧縮空気を前記第1ベイおよび第2ベイに供給するようプログラムされているコントローラとをさらに含む請求項1に記載の装置。
  7. 前記翼が後縁をさらに含み、前記フラップが、前記後縁に沿って配置されている請求項1に記載の装置。
  8. 前記翼が、以下のもの:飛行制御表面、翼または水平安定板のうちの1つである請求項1に記載の装置。
  9. 翼後縁付近の翼の下側表面により支持されている蝶番式フラップを展開するための方法であって、ブラダーシステムの互いに隣接している第1ベイおよび第2ベイに圧縮空気を供給することを含み、第1ベイおよび第2ベイが、翼の上側表面と蝶番式フラップの少なくとも第1翼幅方向区画との間に配置されており、蝶番式フラップの第1翼幅方向区画は、第1ベイが膨張しており、かつ、第2ベイが収縮しているときに第1展開位置へ偏向され、第1ベイおよび第2ベイの両方が膨張しているときに第1展開位置を超えた第2展開位置へ偏向される方法。
  10. 第1ベイおよび第2ベイへ向かって導かれる流路からベンチュリ管を通る代替の流路へ圧縮空気を導き直すことにより第1ベイおよび第2ベイを収縮させることをさらに含む請求項9に記載の方法。
  11. 第2ベイが膨張していないことに応答して第1ベイと連通する弁を閉じることをさらに含む請求項9に記載の方法。
  12. ブラダーシステムの互いに隣接している第3ベイおよび第4ベイに圧縮空気を供給することをさらに含み、第3ベイおよび第4ベイが、翼の上側表面と蝶番式フラップの第2翼幅方向区画との間に配置されており、完全に膨張した第3ベイおよび第4ベイは、完全に膨張した第1ベイおよび第2ベイの構成とはフラップの第1および第2翼幅方向区画の偏向量が実質的に異なるのに十分なほど異なるような構成を有する請求項9に記載の方法。
  13. ブラダーシステムの互いに隣接している第3ベイおよび第4ベイに圧縮空気を供給することをさらに含み、第3ベイおよび第4ベイが、翼の上側表面と蝶番式フラップの第2翼幅方向区画との間に配置されており、第1ベイおよび第2ベイが、第1圧縮空気源により供給される圧縮空気により膨張させられ、かつ、第3ベイおよび第4ベイが、第2圧縮空気源により供給される圧縮空気により膨張させられ、第1圧縮空気源および第2圧縮空気源の各々は、第1圧縮空気源および第2圧縮空気源の他方の故障とは独立して動作可能である請求項9に記載の方法。
  14. 上側表面および下側表面ならびに後縁を有する翼と、
    前記翼の前記後縁付近の前記下側表面により支持されている前縁を有し、かつ、翼幅方向に延在している展開可能なフラップと、
    前記上側表面と前記フラップとの間に配置されている少なくとも1つのブラダーであって、翼幅方向において区分されて、翼幅方向区分を形成する前記少なくとも1つのブラダーと、
    を含む装置であって、
    前記少なくとも1つのブラダーの前記翼幅方向区分が、前記フラップを収納位置から展開位置へ移動させるよう膨張可能である装置。
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