JP2013015711A - 表示装置 - Google Patents

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Ryo Ogawa
涼 小川
Tomoya Yano
友哉 谷野
Atsushi Ito
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Abstract

【課題】観察環境に応じた最適な立体表示を実現できる表示装置を提供する。
【解決手段】複数の画素を有し、複数の視点画像を各画素に割り当てて表示する表示部と、観察環境に応じて、各画素と各視点画像との対応関係を変化させる表示制御部と、各画素に割り当てられた各視点画像による画像光を立体視が可能となるように偏向させる偏向機能を有し、かつ、偏向機能による偏向状態を複数の状態に変化させることが可能に構成された可変パララックス素子と、観察環境に応じて、可変パララックス素子の偏向状態を変化させるパララックス素子制御部とを備える。
【選択図】図1

Description

本開示は、可変パララックス素子を用いた表示装置に関する。
3D(立体)表示を行う手法としては、立体視用の眼鏡を用いる眼鏡方式と、立体視用の特殊な眼鏡を用いることなく裸眼での立体視を可能にした裸眼方式とがある。裸眼方式としては、パララックスバリアやレンチキュラレンズ等の光学素子(視差分離手段)を用いるものがある。この裸眼方式の場合、観察者が視差分離手段を通して2次元表示装置に表示された2D(2次元)画像を見ると、ある方向から見える画像はパララックスバリアやレンチキュラレンズ等の配列ピッチに対応した、2次元表示装置の離散的な位置の画素のみとなる。別の方向から見た場合は別の離散的な位置の画素を見ることになる。これにより両眼に異なる画像を提示することが可能となり、立体表示が実現する。
眼鏡方式の代表的なものとしては、2次元表示装置に右眼用画像および左眼用画像を表示する際に時間分割、空間分割または波長分割等により画像の選択性を持たせると共に、眼鏡にこれに対応する選択性をもたせる。これにより、観察者の右眼と左眼とに異なる画像を提示することが可能となり立体表示が可能となる。
特開2010−176019号公報 特開2002−199417号公報
ところで、例えばTV(テレビジョン)用途を考えた場合、2D/3Dの切り替え表示ができることが好ましい。裸眼方式で2D/3Dの切り替え表示を行う方法として、液晶レンズ(または液晶バリア)等の可変パララックス素子を用いたものがある(特許文献1,2参照)。このとき、液晶レンズ(または液晶バリア)は初期の電極パターンによって、設計条件が決まってしまうため、汎用性の低いものになってしまう問題を有していた。
本開示の目的は、観察環境に応じた最適な立体表示を実現できる表示装置を提供することにある。
本開示による表示装置は、複数の画素を有し、複数の視点画像を各画素に割り当てて表示する表示部と、観察環境に応じて、各画素と各視点画像との対応関係を変化させる表示制御部と、各画素に割り当てられた各視点画像による画像光を立体視が可能となるように偏向させる偏向機能を有し、かつ、偏向機能による偏向状態を複数の状態に変化させることが可能に構成された可変パララックス素子と、観察環境に応じて、可変パララックス素子の偏向状態を変化させるパララックス素子制御部とを備えたものである。
本開示による表示装置では、観察環境に応じて、各画素と各視点画像との対応関係が変化する。また、観察環境に応じて、可変パララックス素子の偏向状態が変化する。
本開示の表示装置によれば、観察環境に応じて、各画素と各視点画像との対応関係を変化させると共に、可変パララックス素子の偏向状態を変化させるようにしたので、観察環境に応じた最適な立体表示を実現することができる。
本開示の第1の実施の形態に係る表示装置の一構成例を示すブロック図である。 可変パララックス素子の配置の一例を示す外観図である。 可変パララックス素子の具体的な構成例を示す断面図である。 レンチキュラレンズと表示部の画素との組み合わせの第1の例を示す平面図である。 (A)は可変パララックス素子によるレンズ形状に対応する光路長差分布の第1の例を示す特性図であり、(B)は(A)の光路長差分布に対応する電圧分布を示す特性図である。 第1の視点位置における観察状態の例を示す説明図である。 可変パララックス素子によるレンズ形状に対応する光路長差分布の第2の例を示す特性図である。 第2の視点位置における観察状態の例を示す説明図である。 レンチキュラレンズと表示部の画素との組み合わせの第2の例を示す平面図である。 可変パララックス素子によるレンズ形状に対応する光路長差分布の第3の例を示す特性図である。
以下、本開示の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
[表示装置の全体構成]
図1は、本開示の第1の実施の形態に係る表示装置の一構成例を示している。この表示装置は、表示部1と、可変パララックス素子2と、検出部3と、表示制御部4と、画像生成部5と、パララックス素子制御部6と、設定記憶部7とを備えている。検出部3は、撮像部31と、視点位置判定部32とを有している。
この表示装置は、全画面での2次元(2D)表示モードと、全画面での3次元(3D)表示モードとを任意に選択的に切り替えることが可能とされている。2次元表示モードと3次元表示モードとの切り替えは、表示部1に表示する画像データの切り替え制御と、可変パララックス素子2によるレンズ効果のオン・オフの切り替え制御とを行うことで可能となっている。また、この表示装置は、3次元表示モードで表示する際に、観察距離(視距離)等の観察環境(使用環境)に応じて最適化された複数の表示状態での表示が可能とされている。
表示部1は、液晶表示パネル、有機EL(エレクトロルミネッセンス)、またはプラズマディスプレイ等の2次元表示ディスプレイで構成されている。表示部1の表示画面には、複数の画素が2次元的に配列されている。表示部1には、3次元画像データに基づく複数の視点画像と2次元画像データに基づく画像とが任意に選択的に切り替え表示されるようになっている。なお、3次元画像データとは、例えば、3次元表示における複数の視野角方向に対応した複数の視点画像を含むデータである。例えば2眼式の3次元表示を行う場合、右眼表示用と左眼表示用の視点画像のデータである。3次元表示モードでの表示を行う場合には、例えば、複数の視点画像として、左右2視点の視差画像または多視点の視差画像が1画面内に合成された視差合成画像が表示される。すなわち、複数の視点画像が空間分割されて表示される。
可変パララックス素子2は、例えば図2に示したように、表示部1の表示面に対して対向配置されている。可変パララックス素子2は、液晶レンズ方式による可変レンズアレイであり、電気的にレンズ効果のオン・オフ制御を行うことが可能なものである。可変パララックス素子2は、表示モードに応じてレンズ効果を制御することで、表示パネル2からの光線の通過状態を選択的に変化させるようになっている。可変パララックス素子2は、3次元表示モードにおいて、表示部1の各画素に割り当てられた各視点画像による画像光を立体視が可能となるように偏向させる偏向機能を有し、かつ、偏向機能による偏向状態を複数の状態に変化させることが可能に構成されている。可変パララックス素子2は、例えば図4に示したような複数の分割レンズ10Aを含むレンチキュラレンズ10と等価なレンズ効果を発生させることによって偏向機能を実現するものである。可変パララックス素子2は、3次元表示モードにおいて、少なくとも、分割レンズ10Aの曲率または幅を変化させることにより、偏向状態を複数の状態に変化させることが可能とされている。
なお、図4は、レンチキュラレンズ方式による立体表示装置の一例を示している。この立体表示装置は、表示部1に対して、パララックス素子としてのレンチキュラレンズ10が対向配置されたものである。図4の構成例では、表示部1がR(赤色)用画素11R、G(緑色)用画素11G、およびB(青色)用画素11Bからなる画素を複数有し、それら複数の画素がマトリクス状に配置されている。図4では、9視点表示を行う例を示している。各画素11R,11G,11B内に付した0〜8の数字は、各画素11R,11G,11Bに割り当てられる9種類の視点画像の番号(視点番号)を示している。
レンチキュラレンズ10は、例えばシリンドリカル状の分割レンズ10Aを複数並列配置したものとなっている。図4では分割レンズ10Aの母線方向が斜めとなるように傾けて水平方向に複数並列配置した例(斜めレンチキュラ方式)を示している。レンチキュラレンズ10は、表示部1に表示された複数の視点画像を空間的に分離して観察者側に出射する(各画素に割り当てられた各視点画像による画像光を立体視が可能となるように偏向させる)ようになっている。
撮像部31は、観察者を撮影するものである。視点位置判定部32は、撮像部31による撮影画像を解析することによって、観察環境の1つとして、観察者の視点位置(表示部1に対する観察者の距離(視距離)、表示面に平行な面内方向の観察者の位置等)を判定するものである。検出部3による視点位置の検出には、例えばフェイストラッキング技術を用いることができる。なお、視距離は通常、表示部1の表示面から観察者の両眼の中心位置までの距離である。
表示制御部4は、観察環境、例えば検出部3で検出された観察者の視点位置に応じて、表示部1に表示する画像の制御を行うようになっている。表示制御部4は、3次元表示モードにおいて、観察環境に応じて、例えば表示部1における各画素と各視点画像との対応関係を変化させる制御を行うようになっている。
画像生成部5は、3次元表示モードにおいて、表示制御部4の制御に従って、観察環境、例えば観察者の視点位置に応じた複数の視点画像を含む画像データを生成して表示部1に供給するようになっている。表示制御部4は、画像生成部5によって生成された画像データを表示部1に表示させる。
パララックス素子制御部6は、3次元表示モードにおいて、観察環境、例えば検出部3で検出された観察者の視点位置に応じて、可変パララックス素子2の偏向状態を変化させるようになっている。
設定記憶部7は、特定の観察環境に対応する、表示制御部4およびパララックス素子制御部6による制御の状態を記憶するものである。
表示制御部4およびパララックス素子制御部6は、3次元表示モードにおいて、検出部3の検出結果に応じて自動で画像の表示制御および可変パララックス素子2の制御を行うようにしても良いし、設定記憶部7に記憶された設定をユーザの指示に応じて適宜呼び出して制御を行うようにしても良い。これにより、3次元表示モードにおいて、検出部3の検出結果に関わらず、ユーザが自分の好みに応じた表示状態を設定できるようになっている。
[可変パララックス素子2の構成例]
図3は可変パララックス素子2の構成例を示している。可変パララックス素子2は、間隔を空けて互いに対向配置された第1の基板21および第2の基板22と、それら第1の基板21および第2の基板22の間に配置された液晶層25とを備えている。第1の基板21および第2の基板22は、例えばガラス材料または樹脂材料よりなる透明基板である。第1の基板21上における第2の基板22に対向する側には、ITO(Indium Tin Oxide)膜などの透明な導電膜からなる第1の電極23が形成されている。図示を省略しているが、第1の基板21上にはまた、第1の電極23を介して液晶層25に接するように第1の配向膜が形成されている。第2の基板22上における第1の基板21に対向する側には、ITO膜などの透明な導電膜からなる第2の電極24が形成されている。図示を省略しているが、第2の基板22上にはまた、第2の電極24を介して液晶層25に接するように第2の配向膜が形成されている。
液晶層25は、液晶分子を含み、第1の電極23と第2の電極24とに印加される電圧に応じて液晶分子の配列方向が変化することでレンズ効果が制御されるようになっている。液晶分子は、屈折率異方性を有し、例えば長手方向と短手方向とで通過光線に対して屈折率の異なる屈折率楕円体の構造を有している。液晶層25は、第1の電極23と第2の電極24とに印加される電圧の状態に応じて、レンズ効果の無い状態と、レンズ効果が発生する状態とに電気的に切り替わるようになっている。
第1の電極23および第2の電極24の少なくとも一方は、例えばサブピクセルの幅より小さい幅の電極幅を有する分割電極が、所定の方向に複数並列配置された構造とされている。例えば図4に示した斜め方向のレンチキュラレンズ10と等価なレンズ効果を発生させる場合、例えば第1の電極23を斜め方向に延在する分割電極とし、その分割電極を水平方向に複数、並列配置した構造であればよい。この場合、レンズ効果として発生させるレンチキュラレンズ10の分割レンズ10Aの曲率や幅等を変化させることができるようにするために、第1の電極23を構成する分割電極は、レンズ効果を発生させたときのレンズピッチよりも狭い間隔で複数、並列的に配置する。また例えば、第1の電極23と第2の電極24とをそれそれ分割電極として、互いに交差するようにマトリクス状の電極構造にすることで種々の形状のレンズ効果を発生させることができる。
レンズ効果を発生させる場合には、液晶層25を挟む上下の電極間で、液晶分子の配列に変化を生じさせることが可能となるような所定の電位差を与えるようにする。第1の電極23および第2の電極24に所定の駆動電圧を印加すると、液晶層25内での電界分布に偏りが生ずる。すなわち、第1の電極23と第2の電極24との間の電位差が大きければ電界強度が強くなり、電位差が小さければ電界強度が弱くなるような電界が発生する。例えば、第1の電極23と第2の電極24との間の電位差を、横方向(X方向)に変化させた場合には、横方向にレンズ効果が発生する。
なお、2次元表示を行う場合には、第1の電極23と第2の電極24との間の電位差をゼロとする。この場合、液晶層25内での屈折率分布が一様になるのでレンズ効果が無い状態となる。このため、表示部1からの表示画像光が偏向されることなくそのまま透過して観察者の両眼に到達する。すなわち、同一の画素からの光が左眼と右眼との双方に到達するので、表示部1に表示された画像が2次元的に知覚される。
[表示装置の動作]
この立体表示装置では、可変パララックス素子2を、レンズ効果の無い状態と、レンズ効果の発生する状態とに切り替えることにより、2次元表示と3次元表示との電気的な切り替えを行う。すなわち、可変パララックス素子2をレンズ効果の無い状態として、表示部1からの表示画像光を偏向させることなく透過させることで2次元表示を行う。
また、可変パララックス素子2をレンズ効果が発生する状態として、表示部1からの表示画像光を例えば水平方向に偏向させることで、例えば水平方向に両眼を置いたときに立体感が得られるような3次元表示を行う。
3次元表示を行う場合、観察環境に応じて、表示制御部4は表示部1に表示する画像の表示制御を行い、パララックス素子制御部6は可変パララックス素子2における偏向状態の制御(発生させるレンズ形状の制御)を行う。以下に、その制御の具体例を説明する。
[具体例]
表示部1として46インチの平面型ハイビジョンディスプレイ、可変パララックス素子2として上述の図3に示したような液晶レンズ方式による可変レンズアレイを用いた場合のシミュレーションを行った。
(第1の観察環境)
初期設計として最適視聴位置(Optimum Viewing Distance : OVD)を3Hとなる1.7m、視点数は9、眼間距離(interpupillary distance : IPD)を65mmとした。表示部1には、図4に示したように9種類の視点画像を各画素に割り当てて表示する。このとき、可変パララックス素子2で発生させる最適な液晶レンズ(図4の分割レンズ10Aと等価)の形状は、焦点距離f、曲率半径をR、レンズ高h、光路長差ΔLとすると、
f=3.55(mm)
R=1.22(mm)
h=66.92(um)
ΔL=33.46(um)
である必要があり、図5(A)に示したようなようなレンズ形状となる。図5(A)は光路長差の分布を示しているが。レンズ形状と等価である。図5(B)は、図5(A)のレンズ形状を発生させるために可変パララックス素子2において第1の電極23と第2の電極24との間に印加する電位差の分布を示している。
裸眼方式の場合、正常な立体視を行える観察領域が中央にあり、これをメインローブと呼ぶ。メインローブを挟んで横方向には、メインローブと同様に正常な立体視を行える観察領域が複数あり、これをサイドローブと呼ぶ。図6に、上記初期設計でのメインローブ40と、その両隣の第1のサイドローブ41および第2のサイドローブ42との状態を示す。
(第2の観察環境)
上記第1の観察環境に対して、最適視聴位置(観察距離)を変えた場合の制御例を示す。ここでは、上記第1の観察環境に対して3分の2の位置すなわち2H=1.1mで最適になるような場合を想定する。表示部1には、上記第1の観察環境と同様に、9種類の視点画像を各画素に割り当てて表示する(図4)。このときに最適な液晶レンズ(図4の分割レンズ10Aと等価)の形状は、
f=2.37(mm)
R=0.81(mm)
h=104.27(um)
ΔL=52.14(um)
となり、図7に示したようなようなレンズ形状となる。パララックス素子制御部6は、このようなレンズ形状となるように、可変パララックス素子2における第1の電極23と第2の電極24との間に印加する電位差を変化させる。図8に、図7に示したようなようなレンズ形状にした場合における、メインローブ40と、その両隣の第1のサイドローブ41および第2のサイドローブ42との状態を示す。
[効果]
以上説明したように、本実施の形態に係る表示装置によれば、3次元表示を行う際に、観察環境に応じて、可変パララックス素子2の偏向状態を変化させるようにしたので、ハードウェア的な部品変更を行わずに、観察環境に応じた最適な立体表示を実現することができる。
<第2の実施の形態>
次に、本開示の第2の実施の形態に係る表示装置について説明する。なお、上記第1の実施の形態に係る表示装置と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
上記第1の実施の形態では、3次元表示を行う際に、観察環境として観察距離を変えた場合の可変パララックス素子2および表示部1の制御の具体例を説明したが、観察環境が他の要因であっても良い。また、2以上の要因の組み合わせに応じた制御を行うようにしても良い。例えば、距離だけでなく、観察方向、例えば斜め方向から見る場合と正面方向から見る場合とで異なる制御を行うようにしても良い。また、観察者の人数に応じて、例えば観察者が1人である場合と複数人である場合とで異なる制御を行うようにしても良い。
また、観察環境の要因は、検出部3で自動で検出して、それに応じて表示制御部4およびパララックス素子制御部6が制御を行うようにしても良いし、ユーザが手動で観察環境の要因を設定パラメータとして入力し、それに応じて制御を行うようにしても良い。この場合、自動では検出できないような設定パラメータを観察環境の要因としても良い。例えば、ユーザの好みに応じた設定パラメータを観察環境の要因にしても良い。例えばクロストークやモアレの発生に応じた制御や、必要解像度、または視点数(視点画像の数)等を要因にしても良い。
また、可変パララックス素子2の制御は、レンズ効果として発生させるレンチキュラレンズ10の分割レンズ10Aの曲率や幅だけでなく、傾きを変化させるようにしても良い。
[具体例]
(第3の観察環境)
上記第1の実施の形態の具体例(第1の観察環境、第2の観察環境)とは異なる具体例として、第3の観察環境での制御例を説明する。
この具体例は、上記第1の観察環境に対して、視点数を変えた場合の制御例である。例えば、ユーザが解像度をより重視したいと考えた場合、視点数を減らすことで、その要求に応じることができる。そこで、上記第1の観察環境に対して9視点から5視点に変更する場合を想定する。この場合、表示部1には、図4に示したような9種類の視点画像に代えて5種類の視点画像を各画素に割り当てて表示する。図9に、その表示例を示す。またこのときに最適な液晶レンズ(図4の分割レンズ10Aと等価)の形状は、
f=3.55(mm)
R=1.22(mm)
h=20.25(um)
ΔL=10.13(um)
P=0.44(mm)
となり、図10に示したようなようなレンズ形状となる。パララックス素子制御部6は、このようなレンズ形状となるように、可変パララックス素子2における第1の電極23と第2の電極24との間に印加する電位差を変化させる。
<その他の実施の形態>
本開示による技術は、上記各実施の形態の説明に限定されず種々の変形実施が可能である。
例えば、上記各実施の形態では、可変パララックス素子2として液晶レンズ方式を用い、レンチキュラレンズ方式の立体表示を行う場合を例に挙げたが、例えば液晶パネルを用いた可変のパララックスバリア方式の立体表示を行う場合にも、本技術は適用可能である。この場合、可変パララックス素子2は、複数の開口部を含むパララックスバリアのパターンを発生させることによって偏向機能を実現する。そして、少なくとも、開口部の幅または位置を変化させることにより、偏向状態を複数の状態に変化させる。また、少なくとも、開口部の配列方向を変化させることにより、偏向状態を複数の状態に変化させる。
また例えば、本技術は以下のような構成を取ることができる。
(1)
複数の画素を有し、複数の視点画像を前記各画素に割り当てて表示する表示部と、
観察環境に応じて、前記各画素と前記各視点画像との対応関係を変化させる表示制御部と、
前記各画素に割り当てられた前記各視点画像による画像光を立体視が可能となるように偏向させる偏向機能を有し、かつ、前記偏向機能による偏向状態を複数の状態に変化させることが可能に構成された可変パララックス素子と、
観察環境に応じて、前記可変パララックス素子の偏向状態を変化させるパララックス素子制御部と
を備え表示装置。
(2)
前記表示制御部は、観察環境に応じて、前記各画素に割り当てる前記視点画像の数を変化させる
上記(1)に記載の表示装置。
(3)
前記観察環境は、観察距離、観察方向、および観察者の人数のうち、少なくとも1つの要因を含む
上記(1)または(2)に記載の表示装置。
(4)
前記観察環境を検出する検出部をさらに備え、
前記表示制御部およびパララックス素子制御部は、前記検出部で検出された前記観察環境に応じた制御を行う
上記(1)ないし(3)のいずれか1つに記載の表示装置。
(5)
特定の観察環境に対応する、前記表示制御部およびパララックス素子制御部による制御の状態を記憶する記憶部をさらに備えた
上記(1)ないし(4)のいずれか1つに記載の表示装置。
(6)
前記可変パララックス素子は、複数の分割レンズを含むレンチキュラレンズと等価なレンズ効果を発生させることによって前記偏向機能を実現するものである
上記(1)ないし(5)のいずれか1つに記載の表示装置。
(7)
前記可変パララックス素子は、少なくとも、前記分割レンズの曲率または幅を変化させることにより、前記偏向状態を複数の状態に変化させることが可能とされている
上記(6)に記載の表示装置。
(8)
前記可変パララックス素子は、少なくとも、前記表示部に対する前記分割レンズの傾きを変化させることにより、前記偏向状態を複数の状態に変化させることが可能とされている
上記(6)に記載の表示装置。
(9)
前記可変パララックス素子は、
第1の電極と、
第2の電極と、
前記第1の電極と前記第2の電極とに印加される電圧に応じて内部の屈折率分布が変化することでレンズ効果を発生させる液晶層とを有する
上記(1)ないし(8)のいずれか1つに記載の表示装置。
(10)
前記可変パララックス素子は、前記偏向機能をオン・オフ制御可能であり、
前記表示制御部は、前記偏向機能がオフ状態である場合には、前記表示部に表示する画像を2次元画像データに基づく単一の画像に切り替えて表示させる
上記(1)ないし(9)のいずれか1つに記載の表示装置。
1…表示部、2…可変パララックス素子、3…検出部、4…表示制御部、5…画像生成部、6…パララックス素子制御部、7…設定記憶部、10…レンチキュラレンズ、10A…分割レンズ、11R…赤色用画素、11G…緑色用画素、11B…青色用画素、21…第1の基板、22…第2の基板、23…第1の電極、24…第2の電極、25…液晶層、31…撮像部、32…視点位置判定部、40…メインローブ、41…第1のサイドローブ、42…第2のサイドローブ。

Claims (10)

  1. 複数の画素を有し、複数の視点画像を前記各画素に割り当てて表示する表示部と、
    観察環境に応じて、前記各画素と前記各視点画像との対応関係を変化させる表示制御部と、
    前記各画素に割り当てられた前記各視点画像による画像光を立体視が可能となるように偏向させる偏向機能を有し、かつ、前記偏向機能による偏向状態を複数の状態に変化させることが可能に構成された可変パララックス素子と、
    観察環境に応じて、前記可変パララックス素子の偏向状態を変化させるパララックス素子制御部と
    を備えた表示装置。
  2. 前記表示制御部は、観察環境に応じて、前記各画素に割り当てる前記視点画像の数を変化させる
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記観察環境は、観察距離、観察方向、および観察者の人数のうち、少なくとも1つの要因を含む
    請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記観察環境を検出する検出部をさらに備え、
    前記表示制御部およびパララックス素子制御部は、前記検出部で検出された前記観察環境に応じた制御を行う
    請求項1に記載の表示装置。
  5. 特定の観察環境に対応する、前記表示制御部およびパララックス素子制御部による制御の状態を記憶する記憶部をさらに備えた
    請求項1に記載の表示装置。
  6. 前記可変パララックス素子は、複数の分割レンズを含むレンチキュラレンズと等価なレンズ効果を発生させることによって前記偏向機能を実現するものである
    請求項1に記載の表示装置。
  7. 前記可変パララックス素子は、少なくとも、前記分割レンズの曲率または幅を変化させることにより、前記偏向状態を複数の状態に変化させることが可能とされている
    請求項6に記載の表示装置。
  8. 前記可変パララックス素子は、少なくとも、前記表示部に対する前記分割レンズの傾きを変化させることにより、前記偏向状態を複数の状態に変化させることが可能とされている
    請求項6に記載の表示装置。
  9. 前記可変パララックス素子は、
    第1の電極と、
    第2の電極と、
    前記第1の電極と前記第2の電極とに印加される電圧に応じて内部の屈折率分布が変化することでレンズ効果を発生させる液晶層とを有する
    請求項6に記載の表示装置。
  10. 前記可変パララックス素子は、前記偏向機能をオン・オフ制御可能であり、
    前記表示制御部は、前記偏向機能がオフ状態である場合には、前記表示部に表示する画像を2次元画像データに基づく単一の画像に切り替えて表示させる
    請求項1に記載の表示装置。
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