JP2013007861A - トナー容器および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 容器本体が回転することでトナーを現像装置へ補給する回転補給型のトナー容器において、容器本体内のトナー残量を検知することができるとともに、トナー凝集による残留トナーを低減し、安定したトナーの排出が可能なトナー容器を提供する。
【解決手段】 トナー容器10は、トナーを収容し、軸線Lまわりに回転自在に設けられる容器本体20と、容器本体20内に配設され、容器本体20が回転することによって流動状態となったトナーの流動層の表層に浮遊する浮遊部材30とを備える。浮遊部材30は、四角柱状の基部31と、基部31の幅方向両側部に固定される複数の摺擦部材32と、基部31に埋設される磁性片33とを有する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、感光体表面の静電潜像を現像する現像装置に補給すべきトナーを収容する回転補給型のトナー容器および画像形成装置に関する。
プリンタ、複写機、ファクシミリ、またはそれらの複合機として構成される画像形成装置は、消耗品であるトナーを収容するトナー容器を所定の容器収容部に着脱自在に備え、トナー容器を回転させることでトナーを現像装置へ補給するように構成されている。
近年では、画像形成装置の高速化および高精細化に伴うトナーの小粒径化によって、トナーの流動性が低下し、トナー容器中でトナーが残留してしまい、凝集しやすい状況になっている。特に、内壁面に突起部(リブ)を備え、自身の回転によって内部に収容されたトナーをリブが案内して搬送するように構成されたトナー容器では、リブ同士の間でトナーの動きが鈍くなって、トナーが発熱して凝集する傾向が大きい。
特許文献1には、コイルなどの搬送部材が内部に備えられたトナー容器が開示されている。特許文献1に開示されるトナー容器においては、搬送部材が回転して内部に収容されたトナーを案内して搬送するので、トナー凝集が生じた場合でも、搬送部材による搬送力によって、トナーの凝集状態を弱めることができ、トナーを安定して排出することができる。
一方、トナー容器内に収容されるトナーの残量が少なくなった場合、現像装置に必要なトナーを補給することができなくなるので、この場合には、新しいトナー容器に交換する必要がある。新しいトナー容器に交換する適切なタイミングを決定するためには、トナー容器内のトナー残量を直接的に検知する必要がある。
特許文献2には、自身の回転によって内部に収容したトナーを搬送しながら排出する容器本体と、容器本体内に挿通される軸部と、軸部に連結された摺擦部であって、先端部にトナーよりも低い比重を有するフロートが設けられた摺擦部とを含むトナー容器が開示されている。特許文献2に開示されるトナー容器においては、回転する容器本体内で発生するトナーの流れによって摺擦部が変位することに応じて、フロートの変位角度を検出し、これによって容器本体内のトナー残量を検知することができる。
また、特許文献3には、自身の回転によって内部に収容したトナーを搬送しながら排出する容器本体と、容器本体内に挿入されトナーよりも低い比重を有するフロートとを含むトナー容器が開示されている。特許文献3に開示されるトナー容器においては、容器本体内のトナー上に浮くフロートの位置をセンサにより測定することで、容器本体内のトナー残量を検知することができる。
特開2006−53446号公報 特開平11−258900号公報 特開2004−286793号公報
しかしながら、特許文献1に開示されるトナー容器においては、搬送部材が回転するものの、容器本体は回転しないように構成されているので、撹拌搬送されないままのトナーが、容器本体の軸線方向端部や内壁面に残りやすい。このように、撹拌搬送されずに容器本体内に残留するトナーは、凝集することになる。そのため、容器本体内のトナーの残量が少なくなると、凝集したトナーの割合が大きくなり、容器本体から現像装置に向けてトナーを安定して排出することができない。また、特許文献1に開示されるトナー容器は、容器本体内のトナー残量を検知することについて想定されていない。
また、特許文献2,3に開示されるトナー容器は、容器本体内のトナー残量を検知することができるものの、容器本体内で凝集したトナーの凝集状態を弱め、トナー凝集による残留トナーを低減することについて想定されていない。
したがって本発明の目的は、容器本体が回転することでトナーを現像装置へ補給する回転補給型のトナー容器において、容器本体内のトナー残量を検知することができるとともに、トナー凝集による残留トナーを低減し、安定したトナーの排出が可能なトナー容器を提供することであり、そのトナー容器を備えた画像形成装置を提供することである。
本発明は、磁界の変化を検知する検知手段を有する画像形成装置の、前記検知手段が設けられた位置に着脱自在に設けられるトナー容器であって、
トナーを収容し、軸線まわりに回転自在に設けられる筒状の容器本体と、
前記容器本体内に配設され、前記容器本体が回転することによって流動状態となったトナーの流動層に浮遊する浮遊部材とを備え、
前記容器本体は、
トナーを排出するための開口を形成するトナー排出開口部と、
容器本体の内壁面から突出して形成され、容器本体が回転することによって流動状態となったトナーを、前記トナー排出開口部に向けて案内する複数の突起部とを有し、
前記浮遊部材は、
柱状の基部と、
前記基部の長手方向に垂直な幅方向両端部に固定される摺擦部と、
前記基部に埋設され、磁性体からなる磁性片とを有することを特徴とするトナー容器である。
また本発明のトナー容器において、前記基部の長手方向の長さは、前記容器本体の軸線方向全域にわたる長さであることを特徴とする。
また本発明のトナー容器において、前記基部は、トナーよりも小さい真比重を有する樹脂からなることを特徴とする。
また本発明のトナー容器において、前記基部は、トナーよりも小さい真比重に相当する気乾比重を有する木材からなることを特徴とする。
また本発明のトナー容器において、前記基部は、内部に空孔が形成され、トナーよりも小さい比重を有する樹脂または金属からなることを特徴とする。
また本発明のトナー容器において、前記基部は、内部に気泡が形成され、トナーよりも小さい比重を有する樹脂からなることを特徴とする。
また本発明のトナー容器において、前記基部の表面には、樹脂からなる被覆層が形成されていることを特徴とする。
また本発明のトナー容器において、前記磁性片は、前記基部の長手方向における前記検知手段と対向する位置に設けられることを特徴とする。
また本発明のトナー容器において、前記磁性片は、前記基部の長手方向全域にわたって設けられることを特徴とする。
また本発明のトナー容器において、前記摺擦部は、前記基部の幅方向両端部に、長手方向に沿って互いに平行に固定される複数の摺擦部材により構成されることを特徴とする。
また本発明のトナー容器において、前記摺擦部材は、ポリエチレンテレフタレートからなり、ブラシ状または薄板状に形成されることを特徴とする。
また本発明は、静電潜像を担持する感光体と、
前記静電潜像にトナーを供給する現像装置と、
前記現像装置にトナーを補給するトナー補給手段と、
前記トナー補給手段が装着される装着部と、
前記装着部に設けられ、磁界の変化を検知する検知手段とを備え、
前記トナー補給手段が、前記トナー容器であることを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、トナー容器は、画像形成装置における、磁界の変化を検知する検知手段が設けられた位置に着脱自在に設けられる。このトナー容器は、トナーを収容し、軸線まわりに回転自在に設けられる筒状の容器本体と、容器本体内に配設され、容器本体が回転することによって流動状態となったトナーの流動層に浮遊する浮遊部材とを備える。容器本体は、トナーを排出するための開口を形成するトナー排出開口部と、容器本体の内壁面から突出して形成され、容器本体が回転することによって流動状態となったトナーを、トナー排出開口部に向けて案内する複数の突起部とを有する。浮遊部材は、柱状の基部と、基部の長手方向に垂直な幅方向両端部に固定される摺擦部と、基部に埋設される磁性片とを有する。
このように構成されたトナー容器では、容器本体が回転することによって、内部に収容されたトナーが流動状態となる。容器本体内に配設された浮遊部材は、流動状態となったトナーの流動層の表層に浮遊した状態となる。トナー排出開口部を介して容器本体からトナーが排出され、流動状態となったトナーの流動層の表層が鉛直方向下方に変位するにつれて、浮遊部材は、前記表層付近に浮遊した状態で、鉛直方向下方側、すなわち、容器本体の最下点側に下降する。
そして、容器本体内のトナー残量が少なくなり、流動状態のトナーによる浮揚力よりも浮遊部材の重力が大きくなると、浮遊部材は、容器本体の最下点で、摺擦部が容器本体の内周面に接触して支持された状態で安定化する。
このように、摺擦部が容器本体の内周面に接触して浮遊部材が支持されて安定化した状態で、容器本体が回転することによって、容器本体の内周面に付着して凝集したトナーに摺擦部による摺擦力を付与することができるので、トナーの凝集状態を弱めることができる。これによって、容器本体内における、トナー凝集による残留トナーを低減することができる。
さらに、本発明のトナー容器では、浮遊部材の基部に磁性片が埋設されている。浮遊部材は、前述したように、トナー排出開口部を介して容器本体からトナーが排出され、流動状態となったトナーの流動層の表層が鉛直方向下方に変位するにつれて、前記表層付近に浮遊した状態で、容器本体の最下点側に下降する。すなわち、磁性片を有する浮遊部材は、容器本体内のトナー残量に応じて、流動状態のトナーの流動層の表層に浮遊した状態で、容器本体の最下点に対する位置が変位する。トナー容器は、磁界の変化を検知する検知手段が設けられた位置に装着されるので、磁性片を有する浮遊部材は、容器本体内のトナー残量に応じて、検知手段に対する位置が変位することになる。これによって、容器本体内のトナー残量を正確に検知することができる。
また本発明によれば、浮遊部材の基部の長手方向の長さは、容器本体の軸線方向全域にわたる長さである。これによって、容器本体内のトナー残量が少なくなり、浮遊部材が容器本体の内周面に支持されて安定化した状態では、浮遊部材の摺擦部が、容器本体の内周面において軸線方向全域にわたって接触して摺擦することができるので、容器本体内における、トナー凝集による残留トナーをより低減することができる。
また本発明によれば、浮遊部材の基部は、トナーよりも小さい真比重を有する樹脂からなる。これによって、浮遊部材は、流動状態のトナーの流動層の表層付近に確実に浮遊した状態となるので、容器本体内のトナー残量に応じた容器本体の最下点に対する位置の変位がより正確になる。そのため、容器本体内のトナー残量をより正確に検知することができる。
また本発明によれば、浮遊部材の基部は、トナーよりも小さい真比重に相当する気乾比重を有する木材からなる。これによって、浮遊部材は、流動状態のトナーの流動層の表層付近に確実に浮遊した状態となるので、容器本体内のトナー残量に応じた容器本体の最下点に対する位置の変位がより正確になる。そのため、容器本体内のトナー残量をより正確に検知することができる。
また本発明によれば、浮遊部材の基部は、内部に空孔が形成され、トナーよりも小さい比重を有する樹脂または金属からなる。これによって、浮遊部材は、流動状態のトナーの流動層の表層付近に確実に浮遊した状態となるので、容器本体内のトナー残量に応じた容器本体の最下点に対する位置の変位がより正確になる。そのため、容器本体内のトナー残量をより正確に検知することができる。
また本発明によれば、浮遊部材の基部は、内部に気泡が形成され、トナーよりも小さい比重を有する樹脂からなる。これによって、浮遊部材は、流動状態のトナーの流動層の表層付近に確実に浮遊した状態となるので、容器本体内のトナー残量に応じた容器本体の最下点に対する位置の変位がより正確になる。そのため、容器本体内のトナー残量をより正確に検知することができる。
また本発明によれば、浮遊部材の基部が、木材または内部に気泡が形成される樹脂によって構成される場合に、その基部の表面には、樹脂からなる被覆層が形成されるのが好ましい。基部の表面に被覆層が形成されることによって、容器本体内に、基部に由来する木材粉または樹脂粉などの異物が混在するのを防止することができる。
また本発明によれば、浮遊部材の磁性片は、基部の長手方向における検知手段と対向する位置に設けられている。これによって、容器本体内のトナー残量をより正確に検知することができる。
また本発明によれば、浮遊部材の磁性片は、基部の長手方向全域にわたって設けられる。これによって、容器本体内において浮遊部材が軸線方向に位置変位した場合であっても、容器本体内のトナー残量を正確に検知することができる。
また本発明によれば、浮遊部材の摺擦部は、基部の幅方向両端部に、長手方向に沿って互いに平行に固定される複数の摺擦部材により構成される。これによって、容器本体の内周面に対して、複数の摺擦部材によって効率よく摺擦することができるので、容器本体内における、トナー凝集による残留トナーをより低減することができる。
また本発明によれば、浮遊部材の摺擦部材は、ポリエチレンテレフタレートからなり、ブラシ状または薄板状に形成されることを特徴とする。ポリエチレンテレフタレートは、高い弾力性および強度を有し、トナーと化学的な反応をすることがないので、容器本体の内周面に付着したトナーに、より大きな摺擦力を付与することができ、容器本体内における、トナー凝集による残留トナーをより低減することができる。
また本発明によれば、画像形成装置は、現像装置にトナーを補給するトナー補給手段として、トナー凝集による残留トナーを低減することができる、前述した本発明のトナー容器を備える。これによって、画像形成装置は、現像装置に対してトナーを効率よく補給可能な状態で、記録媒体に画像を形成することができる。
本発明の実施の一形態に係るトナー容器10の構成を示す斜視図である。 トナー排出開口部カバー28を取り外した状態におけるトナー容器10の構成を示す側面図である。 浮遊部材30の構成を示す図である。 容器本体20の回転時における浮遊部材30の浮遊状態を、容器本体20の軸線Lに垂直な方向から見た図である。 容器本体20の回転時における浮遊部材30の浮遊状態を、容器本体20の軸線L方向から見た図である。 トナー残量検知センサ40の出力電圧の特性を示す図である。 本発明の実施の一形態に係る画像形成装置100の構成を示す図である。
図1は、本発明の実施の一形態に係るトナー容器10の構成を示す斜視図である。図2は、トナー排出開口部カバー28を取り外した状態におけるトナー容器10の構成を示す側面図である。
トナー容器10は、自身の回転によって内部に収容したトナーをトナー排出開口部29に向けて搬送し、トナー排出開口部29から排出したトナーを、後述する画像形成装置100が有する現像装置302に向けて供給する。このトナー容器10は、軸線L方向を水平方向とした状態で、画像形成装置100の、磁界の変化を検知する透磁率センサからなるトナー残量検知センサ40が設けられたトナー容器収容部に対して、着脱自在に設けられる。トナー容器10は、容器本体20と浮遊部材30とを備える。
容器本体20は、円筒状に形成されて、トナー投入部21と駆動力受部22とを有する。トナー投入部21は、容器本体20においてトナーが搬送される搬送方向上流側(軸線L方向一方側)である正面F側の端部に設けられ、容器本体20内にトナーを投入する開口となる。トナー投入部21の開口径は、容器本体20の内径より小さく、キャップ21Cで密閉されている。
駆動力受部22は、容器本体20においてトナーが搬送される搬送方向下流側(軸線L方向他方側)である背面R側の端部に設けられている。駆動力受部22は、容器本体20の軸線Lに直交する方向の動きを規制する突起を有している。この突起に、後述する画像形成装置100が有する駆動源311の駆動軸が係合され、駆動源311から供給される回転トルクが容器本体20に伝達され、容器本体20が軸線Lまわりに回転する。
また、容器本体20は、トナーが搬送される搬送方向上流側に位置する領域である第1領域25と、搬送方向下流側に位置する領域である第2領域26とに区別される。
容器本体20の第1領域25において、搬送方向下流側端部(軸線L方向他端部)に、容器本体20からトナーを排出するためのトナー排出開口部29が形成されている。なお、トナー排出開口部29は、トナー排出開口部カバー28により覆われている。また、トナー排出開口部29の配置位置は、軸線L方向端部に限定されるものではなく、たとえば、軸線L方向中央部であってもよい。
そして、第1領域25の内部には、連続しない複数の突起部であるリブ23が内壁面から突出して形成されている。リブ23は、容器本体20の回転時に、トナー排出開口部29に向けてトナーを搬送するように、容器本体20の軸線Lに直交する方向に対して所定角度傾斜して形成されている。リブ23のそれぞれの周方向の長さは、たとえば、容器本体20の周長の半分以下に設定される。
容器本体20において第2領域26は、駆動力受部22が設けられる領域であり、第2領域26の内部空間は第1領域25の内部空間よりも狭小である。この第2領域26は、トナー排出開口部カバー28により覆われている。
容器本体20が軸線Lまわりに回転することによって、容器本体20内において流動状態となったトナーは、第1領域25の内部をトナー排出開口部29に向けてリブ23により案内されて搬送され、トナー排出開口部29から排出される。トナー排出開口部29を介して容器本体20から排出されたトナーは、容器本体20の外周面とトナー排出開口部カバー28との間に形成される空間に流入し、その後、トナー排出開口部カバー28に形成された後述のシャッタ部27を介してトナー容器10から現像装置302に向けて排出される。
図3は、浮遊部材30の構成を示す図である。図3(a)は、浮遊部材30を側方から見た図であり、図3(b)は、浮遊部材30を上方から見た図であり、図3(c)は、浮遊部材30を軸線L方向の正面F側から見た図である。浮遊部材30は、容器本体20内に配設され、容器本体20が回転することによって流動状態となったトナーの流動層の表層に浮遊する。容器本体20に収容されたトナーは、容器本体20が回転することによって、粉体流動層としてふるまう。浮遊部材30は、トナーの粉体流動層(以下、「トナー流動層」という)の表層に浮遊した状態となる。
この浮遊部材30は、基部31と、基部31に固定される複数の摺擦部材32と、磁性片33とを含んで構成される。
基部31は、四角柱状に形成されて、容器本体20の軸線L方向全域にわたって延びる。基部31において、軸線L方向に平行な方向を長手方向、その長手方向に垂直な方向を幅方向という。基部31の長手方向の長さは、容器本体20の軸線L方向全域にわたる長さである。
基部31は、長手方向に一直線状に延びる第1部分31Aと、第1部分31Aの長手方向一端部に連なって、長手方向に対して垂直に立ち上がる第2部分31Cと、第2部分31Cの第1部分31Aに連なる端部とは反対側の端部に連なり、第1部分31Aと平行に延びる第3部分31Bとを有する。浮遊部材30が容器本体20内に配設された状態で、基部31の第1部分31Aが、容器本体20の第1領域25内に位置し、基部31の第3部分31Bが、容器本体20の第2領域26内に位置する。
基部31を構成する材料としては、トナーよりも小さい真比重を有する樹脂、トナーよりも小さい真比重に相当する気乾比重を有する木材、内部に空孔が形成され、トナーよりも小さい比重を有する樹脂または金属、内部に気泡が形成され、トナーよりも小さい比重を有する樹脂などを挙げることができる。
トナーの真比重(=1.05)よりも小さい真比重を有する樹脂としては、真比重0.90のポリプロピレン、真比重0.92の低密度ポリエチレンなどが挙げられる。
トナーよりも小さい真比重に相当する気乾比重を有する木材としては、気乾比重0.44の檜、気乾比重0.70の白樫などが挙げられる。
ここで、「真比重」とは、空隙を含まない比重のことを表し、「比重」とは、標準物質(4℃における水)に対する、ある物質の同体積での質量の比のことを表す。また、「気乾比重」とは、含水率15%のときの気乾質量を気乾容積で除したものである。
上記のような材料を用いて基部31を形成することによって、容器本体20内において浮遊部材30は、トナー流動層の表層に確実に浮遊した状態となる。
また、浮遊部材30の基部31が、木材または内部に気泡が形成される樹脂によって構成される場合には、その基部31の表面には、樹脂からなる被覆層が形成されるのが好ましい。基部31の表面に被覆層が形成されることによって、容器本体20内に、基部31に由来する木材粉または樹脂粉などの異物が混在するのを防止することができる。
基部31の長手方向に垂直な幅方向両側部には、複数の摺擦部材32が、長手方向に沿って互いに平行に固定されている。すなわち、各摺擦部材32は、基部31の第1部分31Aの幅方向両側部から、第2部分31Cの幅方向両側部を経て、第3部分31Bの幅方向両側部にわたって設けられている。各摺擦部材32は、それぞれ同じ長さである。また、各摺擦部材32は、ブラシ状または薄板状に形成される。
各摺擦部材32は、摺擦部材32の軸線方向一端部が、基部31の幅方向両側部に接着され、他端部が基部31から突出し、このような状態で固定されている。
摺擦部材32を構成する材料としては、トナーの真比重と同程度の真比重を有する樹脂などを挙げることができ、たとえば、ポリエチレンテレフタレート(PET)などを挙げることができる。ポリエチレンテレフタレートは、高い弾力性および強度を有し、トナーと化学的な反応をすることがないので、詳細は後述するが、容器本体20の内周面に付着したトナーに、より大きな摺擦力を付与することができ、容器本体20内における、トナー凝集による残留トナーをより低減することができる。
また、浮遊部材30には、磁性片33が備えられている。磁性片33は、金属などの磁性体からなり、基部31に埋設されている。この磁性片33は、基部31の長手方向における、後述の画像形成装置100に設けられるトナー残量検知センサ40と対向する位置に、埋設されていることが好ましい。これによって、詳細は後述するが、容器本体20内のトナー残量をより正確に検知することができる。
また、磁性片33は、基部21の長手方向全域にわたって設けられていてもよい。これによって、容器本体20内において浮遊部材30が軸線L方向に位置変位した場合であっても、容器本体20内のトナー残量を正確に検知することができる。
図4は、容器本体20の回転時における浮遊部材30の浮遊状態を、容器本体20の軸線Lに垂直な方向から見た図である。図5は、容器本体20の回転時における浮遊部材30の浮遊状態を、容器本体20の軸線L方向から見た図である。また、図6は、トナー残量検知センサ40の出力電圧の特性を示す図である。
上記のように構成された本実施形態のトナー容器10では、容器本体20が軸線Lまわりに回転することによって、内部に収容されたトナーが流動状態となり、粉体流動層としてふるまう。容器本体20内に配設された浮遊部材30は、図4(a)および図5(a)に示すように、トナー流動層の表層41付近に浮遊した状態となる。
図4(b)および図5(b)に示すように、容器本体20の回転に応じて回動するトナー排出開口部29を介して容器本体20からトナーが排出され、トナー流動層の表層41が鉛直方向下方に変位するにつれて、浮遊部材30は、トナー流動層の表層41付近に浮遊した状態で、鉛直方向下方側、すなわち、容器本体20の最下点側に下降する。
そして、図4(c)および図5(c)に示すように、容器本体20内のトナー残量が少なくなり、流動状態のトナーによる浮揚力よりも浮遊部材30の重力が大きくなると、浮遊部材30は、容器本体20の最下点で、摺擦部材32が容器本体20の内周面に接触して支持された状態で安定化する。
このように、摺擦部材32が容器本体20の内周面に接触して浮遊部材30が支持されて安定化した状態で、容器本体20が回転することによって、容器本体20の内周面に付着して凝集したトナーに摺擦部材32による摺擦力を付与することができるので、トナーの凝集状態を弱めることができる。これによって、容器本体20内における、トナー凝集による残留トナーを低減することができる。
さらに、本実施形態のトナー容器10では、浮遊部材30の基部31に磁性片33が埋設されている。浮遊部材30は、前述したように、トナー排出開口部29を介して容器本体20からトナーが排出され、トナー流動層の表層41が鉛直方向下方に変位するにつれて、トナー流動層の表層41付近に浮遊した状態で、容器本体20の最下点側に下降する。
すなわち、磁性片33を有する浮遊部材30は、容器本体20内のトナー残量に応じて、トナー流動層の表層41に浮遊した状態で、容器本体20の最下点に対する位置が変位する。トナー容器10は、磁界の変化を検知するトナー残量検知センサ40が設けられたトナー容器収容部に装着されるので、磁性片33を有する浮遊部材30は、容器本体20内のトナー残量に応じて、トナー残量検知センサ40に対する位置が変位することになる。
たとえば、図4(a)および図5(a)に示すように、容器本体20内におけるトナー残量が多い場合には、浮遊部材30は、トナー残量検知センサ40に対して離れた位置で、トナー流動層の表層41付近に浮遊する。このような場合には、磁界の変化を電圧変化として出力するトナー残量検知センサ40の出力電圧は、図6に示すように、「High」となり、トナー残量が多い状態であると検知される。
また、図4(c)および図5(c)に示すように、容器本体20内におけるトナー残量が少ない場合には、浮遊部材30は、トナー残量検知センサ40に対して近い位置で、容器本体20の内周面に支持される。このような場合には、トナー残量検知センサ40の出力電圧は、図6に示すように、「Low」となり、トナー残量が少ない状態であると検知される。
以上のようにして、磁性片33を有する浮遊部材30を備えるトナー容器10では、容器本体20内のトナー残量を正確に検知することができる。
図7は、本発明の実施の一形態に係る画像形成装置100の構成を示す図である。画像形成装置100は、記録用紙などの記録媒体上にフルカラーまたはモノクロ画像を形成する装置である。画像形成装置100は、画像読取ユニット200、画像記録ユニット300、給紙ユニット400および制御部500を備えている。
画像読取ユニット200は、原稿台201、第1ミラーベース202、第2ミラーベース203、結像レンズ204および固体撮像素子(CCD:Charge Coupled Device)205を備えている。原稿台201は、読み取りを行う原稿を載置するための部材であり、硬質ガラス板で形成されている。第1ミラーベース202および第2ミラーベース203は、原稿台201の下方において水平方向に移動自在にされている。第2ミラーベース203の移動速度は、第1ミラーベース202の移動速度の1/2である。第1ミラーベース202は、光源および第1ミラーを搭載している。第2ミラーベース203は、第2ミラーおよび第3ミラーを搭載している。
原稿台201に載置された原稿の画像を読み取る際に、第1ミラーベース202および第2ミラーベース203は、原稿台201の下方を水平方向に移動する。光源の光は、原稿台201上に載置された原稿の画像面に向けて照射され、原稿の画像面における反射光が第1ミラーによって第2ミラーベース203に向けて反射される。原稿の画像面における反射光は、光路長を一定にして、第2ミラーおよび第3ミラーによって、結像レンズ204を経由してCCD205に入射する。CCD205は、原稿の画像面における反射光の光量に応じた電気信号を出力する。この電気信号は、画像記録ユニット300に画像データとして入力される。
画像記録ユニット300は、クロ(K)並びに、カラー画像を色分解して得られる減法混色の3原色であるシアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)の4色の各色相の画像データに対応するために、4つの画像形成部PA,PB,PC,PDに分けられている。ここでは、各色相に応じて設けられる画像形成部PA,PB,PC,PDを構成する各部材は、クロがアルファベットA、シアンがアルファベットB、マゼンタがアルファベットC、イエローがアルファベットDを参照符号の末尾に付して区別し、総称する場合は参照符号のみで表す。
画像記録ユニット300は、露光ユニット310、感光体ドラム301、現像装置302、帯電手段303、クリーニング手段304、中間転写ベルト305、一次転写ローラ306、二次転写ローラ307、定着手段308、用紙搬送路P1,P2、排紙トレイ309および前述した本発明のトナー容器10を備えている。
トナー容器10は、それぞれの所定のトナー容器収容部に着脱自在にされている。トナー容器10は、たとえば、内部に収容しているトナーのエンプティが検出された場合等、必要に応じて同形状の別のトナー容器と交換される。
トナー容器10A1,10A2はクロのトナーを収容し、図示されていない供給路を介して現像装置302Aにクロトナーを供給する。トナー容器10Bはシアンのトナーを収容し、図示されていない供給路を介して現像装置302Bにシアントナーを供給する。トナー容器10Cはマゼンタのトナーを収容し、図示されていない供給路を介して現像装置302Cにマゼンタトナーを供給する。トナー容器10Dはイエローのトナーを収容し、図示されていない供給路を介して現像装置302Dにイエロートナーを供給する。
トナー容器10A1,10A2,10B,10C,10Dのそれぞれは、各駆動源311A1,311A2,311B,311C,311Dから供給される回転トルクによって回転する。
クロの画像形成部PAは、感光体ドラム301A、現像装置302A、帯電手段303A、一次転写ローラ306Aおよびクリーニング手段304A等を備えている。画像形成部PA、PB,PC,PDは、中間転写ベルト305の移動方向に一列に並設されている。
感光体ドラム301Aは、感光体ドラム301B〜301Dに比較して大径にされている。クロの画像形成部PAのみを用いて行われるモノクロ画像形成では、高速化の要請が高く、かつ画像形成部PA〜PDの全てを用いて行われるカラー画像形成よりも使用頻度が高いため、クロの画像形成部PAに備えられる感光体ドラム301Aは、感光体ドラム301B〜301Dよりも寿命を長くする必要があるからである。感光体ドラム301B〜301Dは、互いに同一の径にされている。このため、感光体ドラム301Aの回転軸と感光体ドラム301Bの回転軸との間隔は、感光体ドラム301B〜301Dのそれぞれの回転軸の間隔よりも長い。
帯電手段303Aは、感光体ドラム301Aの表面を所定の電位に均一に帯電させる。帯電手段303B〜303Dのそれぞれは、帯電手段303Aと同様に構成されている。
露光ユニット310は、図示しない半導体レーザ、ポリゴンミラー、第1fθレンズおよび第2fθレンズを備えており、クロ、シアン、マゼンタおよびイエローの各色相の画像データによって変調されたレーザビームのそれぞれを感光体ドラム301A〜301Dのそれぞれに照射する。感光体ドラム301A〜301Dのそれぞれには、クロ、シアン、マゼンタおよびイエローの各色相の画像データによる静電潜像が形成される。
現像装置302Aは、静電潜像が形成された感光体ドラム301Aの表面にクロトナーを供給し、静電潜像をトナー像に顕像化する。現像装置302B〜302Dのそれぞれは、感光体ドラム301B〜301Dのそれぞれに形成されたシアン、マゼンタおよびイエローの各色相の静電潜像を各色相のトナー像に顕像化する。
クリーニング手段304Aは、現像、画像転写後における感光体ドラム301Aの表面に残留したトナーを回収する。クリーニング手段304Aと同様に、クリーニング手段304B〜304Dは、現像、画像転写後における感光体ドラム301B〜301Dのそれぞれの表面に残留したトナーを回収する。
中間転写ベルト305は、駆動ローラ312と従動ローラ313との間に張架されてループ状の移動経路を形成している。中間転写ベルト305の外周面は、感光体ドラム301D、感光体ドラム301C、感光体ドラム301Bおよび感光体ドラム301Aに、この順に対向する。中間転写ベルト305を挟んで各感光体ドラム301A〜301Dに対向する位置に、一次転写ローラ306A〜306Dが配置されている。中間転写ベルト305が感光体ドラム301A〜301Dに対向する位置のそれぞれが一次転写位置である。
一次転写ローラ306A〜306Dには、感光体ドラム301A〜301Dの表面に担持されたトナー像を中間転写ベルト305上に転写するために、トナーの帯電極性と逆極性の一次転写バイアスが定電圧制御によって印加される。これによって、感光体ドラム301A〜301Dに形成された各色相のトナー像は中間転写ベルト305の外周面に順次重ねて転写され、中間転写ベルト305の外周面にフルカラーのトナー像が形成される。
ただし、イエロー、マゼンタ、シアンおよびクロの色相の一部のみの画像データが入力された場合は、4個の感光体ドラム301A〜301Dのうち、入力された画像データの色相に対応する一部のみにおいて静電潜像およびトナー像の形成が行われる。たとえば、モノクロ印刷モード時には、クロの色相に対応した感光体ドラム301Aのみにおいて静電潜像の形成およびトナー像の形成が行われ、中間転写ベルト305の外周面にはクロのトナー像のみが転写される。
画像形成部PA〜PDの全てにおいて画像形成が行われるフルカラー画像形成時には、一次転写ローラ306A〜306Dが中間転写ベルト305を全ての感光体ドラム301A〜301Dに圧接させる。一方、画像形成部PAのみにおいて画像形成が行われるモノクロ画像形成時には、一次転写ローラ306Aのみが中間転写ベルト305を感光体ドラム301Aに圧接させる。
各一次転写ローラ306A〜306Dは、直径8〜10mmの金属(たとえばステンレス)を素材とする軸の表面を導電性の弾性材(たとえばEPDM、発泡ウレタン等)により被覆して構成されており、導電性の弾性材によって中間転写ベルト305に均一に高電圧を印加する。
各一次転写位置において中間転写ベルト305の外周面に転写されたトナー像は、中間転写ベルト305の回転によって、二次転写ローラ307との対向位置である二次転写位置に搬送される。二次転写ローラ307は、画像形成時において、内周面が駆動ローラ312の周面に接触する中間転写ベルト305の外周面に所定のニップ圧で圧接している。
給紙ユニット400から給紙された用紙が二次転写ローラ307と中間転写ベルト305との間を通過する際に、二次転写ローラ307にトナーの帯電極性とは逆極性の高電圧が印加される。これによって、中間転写ベルト305の外周面から用紙の表面にトナー像が転写される。
トナー像が転写された用紙は、定着手段308に導かれ、加熱ローラ308Aと加圧ローラ308Bとの間を通過して加熱及び加圧される。これによって、トナー像が、用紙の表面に堅牢に定着する。トナー像が定着した用紙は、排紙トレイ309上に排出される。
用紙搬送路P1は、給紙ユニット400に収納されている用紙を、二次転写ローラ307と中間転写ベルト305との間および定着手段308を経由して排紙トレイ309に送るために、略鉛直方向に配置されている。
用紙搬送路P2は、用紙の搬送方向において、定着手段308の下流側から二次転写位置の上流側まで配置されている。用紙搬送路P2には、定着手段308を通過した後で排紙トレイ309に排出される用紙が、それまでの後端を前にして搬送される。これによって、表裏を反転した状態で、二次転写位置に再送される。
給紙ユニット400は、給紙カセット401,402,403,404を備えている。給紙カセット401,402,403,404のそれぞれには、同一サイズの複数枚の用紙が収納される。給紙ユニット400は、給紙カセット401,402,403,404の何れかから1枚ずつ用紙を給紙する。給紙ユニット400から給紙された用紙は、給紙搬送路P1を経由して、二次転写位置へ搬送される。
用紙搬送方向において二次転写ローラ307と駆動ローラ312との間の上流側に、レジストローラ411が配置されている。給紙カセット401,402,403,404から給紙された用紙は、レジストローラ411が停止した状態で先端をレジストローラ411に突き当てられる。レジストローラ411の回転軸は、用紙の搬送方向に直交する方向に配置されている。用紙の先端が、停止した状態のレジストローラ411に突き当てられることで、用紙が斜行している場合は斜行が補正される。
レジストローラ411は、用紙の先端を、中間転写ベルト305の表面に形成されたトナー像の先端と合わせるタイミングで回転を開始し、二次転写位置に用紙を供給する。用紙にはトナー像が転写および定着され、用紙は排紙トレイ309上に排出される。
画像形成装置100の底部には、廃トナーボックス314が配置されている。廃トナーボックス314には、クリーニング手段304A〜304Dによって感光体ドラム301A〜301Dの表面から回収されたトナーが収容される。
画像形成装置100は、内部に収容したトナーを現像装置302に向けて供給するトナー容器10を有する。画像形成装置100は、トナー凝集による残留トナーを低減することができる、前述した本実施形態のトナー容器10を有するので、現像装置302に対してトナーを効率よく補給可能な状態で、用紙に画像を形成することができる。
10 トナー容器
20 容器本体
23 リブ
30 浮遊部材
31 基部
32 摺擦部材
33 磁性片
40 トナー残量検知センサ
100 画像形成装置

Claims (12)

  1. 磁界の変化を検知する検知手段を有する画像形成装置の、前記検知手段が設けられた位置に着脱自在に設けられるトナー容器であって、
    トナーを収容し、軸線まわりに回転自在に設けられる筒状の容器本体と、
    前記容器本体内に配設され、前記容器本体が回転することによって流動状態となったトナーの流動層に浮遊する浮遊部材とを備え、
    前記容器本体は、
    トナーを排出するための開口を形成するトナー排出開口部と、
    容器本体の内壁面から突出して形成され、容器本体が回転することによって流動状態となったトナーを、前記トナー排出開口部に向けて案内する複数の突起部とを有し、
    前記浮遊部材は、
    柱状の基部と、
    前記基部の長手方向に垂直な幅方向両端部に固定される摺擦部と、
    前記基部に埋設され、磁性体からなる磁性片とを有することを特徴とするトナー容器。
  2. 前記基部の長手方向の長さは、前記容器本体の軸線方向全域にわたる長さであることを特徴とする請求項1に記載のトナー容器。
  3. 前記基部は、トナーよりも小さい真比重を有する樹脂からなることを特徴とする請求項1または2に記載のトナー容器。
  4. 前記基部は、トナーよりも小さい真比重に相当する気乾比重を有する木材からなることを特徴とする請求項1または2に記載のトナー容器。
  5. 前記基部は、内部に空孔が形成され、トナーよりも小さい比重を有する樹脂または金属からなることを特徴とする請求項1または2に記載のトナー容器。
  6. 前記基部は、内部に気泡が形成され、トナーよりも小さい比重を有する樹脂からなることを特徴とする請求項1または2に記載のトナー容器。
  7. 前記基部の表面には、樹脂からなる被覆層が形成されていることを特徴とする請求項4または6に記載のトナー容器。
  8. 前記磁性片は、前記基部の長手方向における前記検知手段と対向する位置に設けられることを特徴とする請求項2に記載のトナー容器。
  9. 前記磁性片は、前記基部の長手方向全域にわたって設けられることを特徴とする請求項2に記載のトナー容器。
  10. 前記摺擦部は、前記基部の幅方向両端部に、長手方向に沿って互いに平行に固定される複数の摺擦部材により構成されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載のトナー容器。
  11. 前記摺擦部材は、ポリエチレンテレフタレートからなり、ブラシ状または薄板状に形成されることを特徴とする請求項10に記載のトナー容器。
  12. 静電潜像を担持する感光体と、
    前記静電潜像にトナーを供給する現像装置と、
    前記現像装置にトナーを補給するトナー補給手段と、
    前記トナー補給手段が装着される装着部と、
    前記装着部に設けられ、磁界の変化を検知する検知手段とを備え、
    前記トナー補給手段が、請求項1〜11のいずれか1つに記載のトナー容器であることを特徴とする画像形成装置。
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