JP2013003669A - グラフ構造を有するデータから頻度の高い部分構造を抽出する方法、その装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】グラフデータベース中のグラフから同型性判定による頻度の高い部分構造をサブパターン候補として抽出してサブパターン記憶手段に保存し(s1)、サブパターン記憶手段2が保持するサブパターン候補の中からサブパターンを選択してサブパターン記憶手段2に保存し(s2)、グラフデータベース中のグラフにおいてサブパターン記憶手段が保持するサブパターンに該当しない箇所を匿名化および統合して縮約済グラフ記憶手段に保存し(s3)、縮約済グラフ記憶手段が保持するグラフから同型性判定による頻度の高い部分構造を連結グラフとして抽出して頻出部分構造記憶手段に保存し(s4)、頻出部分構造記憶手段が保持する連結グラフをその頻度とともに表示する(s5)。
【選択図】図2
Description
データに含まれる規則は、頻度の高いデータやデータ同士の関係と考えられ、また、データに含まれる例外はその規則から逸脱したデータやデータ同士の関係と考えられる。そのため、頻度の高いデータやデータ同士の関係を抽出することが必要であり、これは、特に分析対象のデータがツリーやグラフなどの複雑なデータ構造で表現される場合には、頻度の高い部分構造を抽出することに相当する。
(1) 以下の(2)(3)においてパターンとして使用する着目する部分構造を決める、
(2) データベース中のデータ構造において、パターンに該当する部分構造の出現箇所を特定し、出現回数を数え、それをもとに頻度を算出する、
(3) 頻度の低いパターンを破棄し、頻度の高いパターンを残す。手法ごとに用意された何らかの終了条件を満たすまで、(1) に戻って処理を繰り返し、終了条件を満たした時点で残ったパターンを結果とする、
というものである。なお、適用領域によって、分析対象が多数のツリーやグラフの集合である場合も、1個の大規模なツリーやグラフである場合もあり得るが、特に限定せず、以下ではどちらも単にデータベースと呼ぶ。
互いに非連結な連結部分グラフの頻度の高い組合せを抽出すること…(※1)
が求められる。
データベース中のグラフにおける互いに非連結な連結部分グラフ同士の関係を区別して頻度の高い組合せを抽出すること…(※2)
を目的とする。
頻度の高い部分構造を抽出する際、データベース中のグラフにおける互いに非連結な連結部分グラフ同士の関係を区別するためには、着目する部分構造だけでなく、それらを連結している、着目しない部分構造も考慮してパターンに該当するかどうかを判定する必要がある。
(a) 着目する部分構造(以下、サブパターン)に相当する連結グラフ
(b) 着目しない部分構造に相当する連結グラフ
また、データベース中のグラフの部分構造がパターンに該当するかどうかを判定する際には、サブパターンが同型であり、かつサブパターンに含まれるノード間における到達可能性、つまり着目しない部分構造を経由して遷移が可能かどうか、が一致している場合に「該当する」とみなし、そうでない場合には「該当しない」とみなす。なお、ここではこの基準による判定を該当判定と呼ぶ。
・パターンに該当するデータベース中のグラフの部分構造は、1個以上の、下記(A) とこれらを連結する0個以上の下記(B)とによって構成される連結グラフになっている。
(B) 同型の部分構造の出現回数が少なく、それをもとに算出される頻度が低い(以下、同型性判定による頻度が低い)連結グラフ
・データベース中のグラフにおける部分構造が、該当判定による頻度の高いパターンに該当するかどうかは、その部分構造に含まれる連結グラフのうち、同型性判定による頻度の高い連結グラフのみによって決まり、同型性判定による頻度の低い連結グラフにはよらない。
と考えられる。
データベース中のグラフにおいて、同型性判定による頻度の高い連結グラフをサブパターン候補として、従来の手法などを利用して抽出する。
(i) の結果得られるサブパターン候補の連結グラフの中から、サブパターンとして使用するものを自動的または利用者からの指示により選択する。
データベース中のグラフにおいて、サブパターンとして(ii)で選択された連結グラフに該当しない箇所を、特許文献1におけるノードの匿名化処理および統合処理とほぼ同じ方法により縮約する(但し、本発明におけるノードが特許文献1におけるアクティビティインスタンスに相当。詳細は後述する。)。
(iii) の結果の得られるグラフにおいて、同型性判定による頻度の高い連結グラフを、従来の手法などを利用して抽出し、利用者に提示する。
図1は本発明の、グラフ構造を有するデータから頻度の高い部分構造を抽出する装置の構成の一例、ここでは周知のコンピュータ(計算機)上に実現された例を示すもので、図中、1はグラフデータベース、2はサブパターン記憶手段、3は縮約済グラフ記憶手段、4は頻出部分構造記憶手段、5は実行制御部、6はサブパターン候補抽出部、7はサブパターン選択部、8はグラフ縮約部、9は頻出部分構造抽出部、10は頻出部分構造表示部である。
以下、各構成要素が保持する内容や、処理の詳細について説明する。
グラフデータベース1は、分析対象となる多数のツリーやグラフの集合または1個の大規模なツリーやグラフ(以下、単にグラフ)を保持する。
サブパターン記憶手段2は、サブパターン候補抽出部6により抽出される、同型性判定による頻度の高い連結グラフ(サブパターン候補)、グラフデータベース1が保持するグラフにおけるその連結グラフの該当箇所を特定する情報(以下、グラフ該当箇所情報)、並びに同じくサブパターン候補抽出部6により算出される、それぞれの連結グラフの出現回数および頻度を保持する。また、これらの連結グラフのうち、どれをサブパターンとして使用するかを、サブパターン選択部7により選択した結果も併せて保持する。
縮約済グラフ記憶手段3は、グラフデータベース1が保持するグラフにおいて、サブパターンとしてサブパターン記憶手段2が保持する連結グラフに該当しない箇所を、グラフ縮約部8により縮約した結果を保持する。
頻出部分構造記憶手段4は、頻出部分構造抽出部9により抽出される、縮約済グラフ記憶手段3が保持するグラフにおいて同型性判定による頻度の高い連結グラフ、並びに同じく頻出部分構造抽出部9により算出される、それぞれの連結グラフの出現回数および頻度を保持する。なお、サブパターン記憶手段2同様、それぞれの連結グラフの頻度として、複数の値を保持できるものとする。
実行制御部5は、利用者に分析の開始や再実行を、本発明装置を実現する計算機の入出力装置を介して指示させる。利用者から分析の開始が指示された場合(図2−s0)には、サブパターン候補抽出部6を呼び出し、その後、サブパターン選択部7、グラフ縮約部8、頻出部分構造抽出部9、頻出部分構造表示部10をこの順に、前の処理の完了を待って呼び出し、実行させる。また、利用者から分析の再実行が指示された場合(図2−s6)には、サブパターン選択部7を呼び出し、その後、グラフ縮約部8、頻出部分構造抽出部9、頻出部分構造表示部10をこの順に、前の処理の完了を待って呼び出し、実行させる。
サブパターン候補抽出部6は、グラフデータベース1が保持するグラフを読み込み、同型性判定による頻度の高い部分構造を連結グラフとして抽出し、またその連結グラフの出現回数および頻度を算出し、その結果をグラフ該当箇所情報とともにサブパターン記憶手段2に保存する(図2−s1)。
グラフデータベース1が保持するグラフにおいて、親ノードを持たないノード(開始ノード)から子ノードを持たないノード(終了ノード)までの全ての経路をノード列(経路中のノードのノード番号のリスト)として列挙する。
列挙した全てのノード列を対象として、同型の部分構造、つまりノードのラベルを順に並べてできるラベル列が一致する部分ノード列の出現回数と出現箇所を特定できるようにするため、擬似的な接尾辞木を作成する。
接尾辞木の性質上、任意のr階層目(但し、r≧0)の中間頂点um<r>に対応するラベル列(al<0>,al<1>,…,al<r-1>,al<r>)は、中間頂点um<r>を根とする部分木の末端頂点が保持している、ノード列該当箇所情報によって示されるノード列およびその開始位置からr+1個の箇所に出現する。従って、中間頂点um<r>を根とする部分木の全ての末端頂点が保持するノード列該当箇所情報の数の合計が、ノード列におけるラベル列の出現回数となる。
ラベル列が一致する部分ノード列の出現回数をもとにラベル列の頻度を算出し、抽出手法固有のパラメータである頻度の閾値と比較して大きいラベル列を頻度の高いラベル列と判定して、算出した出現回数および頻度とともにサブパターン記憶手段2に保存する。
(a) ラベル列が一致する部分ノード列の出現回数を、全部分ノード列の出現回数で除した値
(b) ラベル列が一致する部分ノード列の出現回数を、含まれるノード数が同じ部分ノード列の出現回数で除した値
が考えられる。
(c) (b)で求まる頻度を、ノードのラベルが無作為に付与されることを仮定した場合の想定の頻度で除した値(あるいはその対数値)
により、ノードのラベルが無作為に付与されることを仮定した場合に比べ、実際の単純な頻度がどの程度大きいのか、あるいは対数値をとった場合には、ラベル列が出現することの情報量がどの程度減少するのかを定量化し、それを頻度の値とすることなども考えられる。あるいは、これらの値のいくつかをそれぞれ算出し、抽出手法固有のパラメータであるそれぞれの対応する閾値と比較して大きいラベル列を頻度の高いラベル列だと判定することも考えられる。
頻度が高いと判定されたラベル列に対し、グラフデータベース1が保持するグラフにおいてそのラベル列に該当する部分ノード列を特定し、先に保存されているラベル列と対応付けてサブパターン記憶手段2に保存する。
サブパターン選択部7では、サブパターン記憶手段2が保持する連結グラフのうちサブパターンとして使用するものを選択し、その選択結果をサブパターン記憶手段2に保存する(図2−s2)。サブパターンの選択は、サブパターン記憶手段2が保持する内容を入力とし、選択結果を出力する、本発明装置を実現する計算機上で動作するプログラム中の関数(以下、サブパターン選択関数)により行う。
・サブパターン候補抽出部6により算出される各連結グラフの出現回数cと各種頻度p0,p1,…に対し、プログラム中の別の関数(ここではφc,φ0,φ1,…とする)を適用して得られる評価値φc(c),φ0(p0),φ1(p1),…と、プログラムのパラメータとして予めコーディングされた、それぞれの閾値の値
・サブパターン候補抽出部6により算出される各連結グラフの出現回数cと各種頻度p0,p1,…に対し、プログラム中の別の関数(ここではψc,ψ0,ψ1,…とする)を適用して得られる評価値ψc(c),ψ0(p0),ψ1(p1),…の和ψc(c)+ψ0(p0)+ψ1(p1)+…を算出し、この値と、プログラムのパラメータとして予めコーディングされた閾値の値
・上記関数において選択された連結グラフの中で、他の連結グラフの部分構造となっていない連結グラフのみ、サブパターンとして選択する。
などが考えられる。
・プログラムのパラメータとして予めコーディングされた重みの値と、入力である出現回数あるいは頻度の値との積を算出する、
・サブパターン記憶手段2が保持する連結グラフ内における、出現回数あるいは頻度に関する順位(小さい順)を求め、それを連結グラフの数で除した値を算出する、
などが考えられる。
・上述の各関数において、プログラムのパラメータとして予めコーディングされた値を用いる代わりに、本発明装置を実現する計算機のハードディスクに保存されたファイルで設定された値、あるいはサブパターン選択部7の実行開始時に同計算機の入出力装置を介して利用者により設定された値を用いる、
・本発明装置を実現する計算機の入出力装置を介して連結グラフを表現した図、その連結グラフの出現回数および頻度の値、並びに現在の選択状態を一覧として利用者に表示し、選択状態をトグルにより切り替えさせる、
なども考えられる。
グラフ縮約部8では、グラフデータベース1が保持しているグラフと、サブパターン記憶手段2がサブパターンとして保持している連結グラフを読み込み、グラフデータベース1が保持するグラフにおいて、サブパターンの連結グラフに該当しない箇所を、特許文献1における匿名化処理により匿名化し、その後、特許文献1における統合処理により統合し、縮約済グラフ記憶手段3に保存する(図2−s3)。
頻出部分構造抽出部9は、縮約済グラフ記憶手段3が保持するグラフを読み込み、グラフを対象とした、頻度の高い部分構造を抽出する従来の手法(例えば非特許文献1〜6)により、同型性判定による頻度の高い部分構造を連結グラフとして抽出し、またその出現回数および頻度を算出し、頻出部分構造記憶手段4に保存する(図2−s4)。
頻出部分構造表示部10は、利用者に、頻出部分構造記憶手段4が保持する連結グラフとその出現回数および頻度を、本発明装置を実現する計算機の出力装置を介して表示する(図2−s5)。連結グラフとその出現回数および頻度を表示する方法としては、連結グラフを表示した図と、その連結グラフの出現回数および頻度の値とを一覧として表示することを想定しているが、特に限定しない。
以下、先に記載した本発明装置の構成要素の処理の詳細および具体的実現例に従って本発明装置が利用されるときの例を記載する。なお、いずれの場合も、本発明装置を用いて利用者が頻度の高い部分構造の抽出を指示する前にグラフデータベース1に図3で示されるグラフが保存されているものとする。
ステップs0:実行制御部5において利用者により分析の開始が指示される。
(b) 同型の部分ノード列の出現回数を、含まれるノード数が同じ部分ノード列の出現回数で除した値
(c) (b)で求まる頻度を、ノードのラベルが無作為に付与されることを仮定した場合の想定の頻度で除した値の自然対数値
その結果、(a)の値が1/1000を超える部分ノード列を、出現回数、頻度、グラフ該当箇所情報とともにサブパターン記憶手段2に図4の内容で保存する。
あるいは、利用例1のステップs2以降について以下のようにする場合もある。
Claims (13)
- グラフ構造を有するデータから頻度の高い部分構造を抽出する方法であって、
グラフデータベース、サブパターン記憶手段、縮約済グラフ記憶手段、頻出部分構造記憶手段、サブパターン候補抽出部、サブパターン選択部、グラフ縮約部、頻出部分構造抽出部および頻出部分構造表示部を用い、
サブパターン候補抽出部が、グラフデータベースが保持するグラフを読み込み、同型性判定による頻度の高い部分構造を連結グラフとして抽出し、またその連結グラフの出現回数および頻度を算出し、その結果を連結グラフの該当箇所を特定する情報であるグラフ該当箇所情報とともにサブパターン記憶手段に保存する第1のステップと、
サブパターン選択部が、サブパターン記憶手段が保持する連結グラフのうち着目する部分構造であるサブパターンとして使用するものを選択し、その選択結果をサブパターン記憶手段に保存する第2のステップと、
グラフ縮約部が、グラフデータベースが保持しているグラフと、サブパターン記憶手段がサブパターンとして保持している連結グラフを読み込み、グラフデータベースが保持するグラフにおいて、サブパターンの連結グラフに該当しない箇所を匿名化するとともに統合し、縮約済グラフ記憶手段に保存する第3のステップと、
頻出部分構造抽出部が、縮約済グラフ記憶手段が保持するグラフを読み込み、同型性判定による頻度の高い部分構造を連結グラフとして抽出し、またその出現回数および頻度を算出し、頻出部分構造記憶手段に保存する第4のステップと、
頻出部分構造表示部が、頻出部分構造記憶手段が保持する連結グラフとその出現回数および頻度を表示する第5のステップとを含む、
ことを特徴とする部分構造抽出方法。 - 第2のステップにおけるサブパターンの選択は、所定のサブパターン選択関数に従って自動的に行う、または利用者からの指示に従って行う
ことを特徴とする請求項1に記載の部分構造抽出方法。 - 利用者から分析の開始が指示された場合は第1乃至第5のステップを実行させ、利用者から分析の再実行が指示された場合には第2乃至第5のステップを実行させる
ことを特徴とする請求項1または2に記載の部分構造抽出方法。 - 計算機を用いてグラフ構造を有するデータから頻度の高い部分構造を抽出する方法であって、
計算機が、
パターンおよびデータベース中のグラフを、1個以上の(a)着目する部分構造に相当する連結グラフと、これらを連結する0個以上の(b)着目しない部分構造に相当する連結グラフとによって構成される連結グラフとして扱うとともに、
計算機が、
(b)に対する匿名化および統合からなるグラフの縮約を行った上で、同型性判定によりデータベース中の部分構造がパターンに該当するかどうかを判定し、その判定結果に基づきパターンの出現回数および頻度を求めることで、互いに非連結な連結部分グラフの頻度の高い組合せを抽出する場合に、前記連結部分グラフに含まれるノード間の、データベース中のグラフにおける到達可能性を区別して出現回数および頻度を算出し、該当判定による頻度の高い部分構造を抽出する
ことを特徴とする部分構造抽出方法。 - 縮約を行う前のグラフにおいて、同型性判定による頻度の高い連結部分グラフを、(a)着目する部分構造に相当する連結グラフの候補とする
ことを特徴とする請求項4に記載の部分構造抽出方法。 - 同型性判定による頻度の高い連結部分グラフを、(a)着目する部分構造に相当する連結グラフの候補とし、それに該当しない部分を、(b)着目しない部分構造に相当する連結グラフとし、(b)に対するグラフの縮約を挟んで、同型性判定による頻度の高い部分構造の抽出を多段階で行う
ことを特徴とする請求項4または5に記載の部分構造抽出方法。 - グラフ構造を有するデータから頻度の高い部分構造を抽出する装置であって、
分析対象となるグラフを保持するグラフデータベースと、
同型性判定による頻度の高い連結グラフ、当該連結グラフの該当箇所を特定する情報であるグラフ該当箇所情報、各連結グラフの出現回数および頻度、並びに各連結グラフのうちサブパターンとして使用することが選択された結果を保持するサブパターン記憶手段と、
グラフデータベースが保持するグラフのうち、サブパターン記憶手段が保持するサブパターンとしての連結グラフに該当しない箇所を縮約した結果を保持する縮約済グラフ記憶手段と、
縮約済グラフ記憶手段が保持するグラフのうち、同型性判定による頻度の高い連結グラフ、並びに当該各連結グラフの出現回数および頻度を保持する頻出部分構造記憶手段と、
グラフデータベースからグラフを読み込み、同型性判定による頻度の高い部分構造を連結グラフとして抽出し、またその連結グラフの出現回数および頻度を算出し、その結果をグラフ該当箇所情報とともにサブパターン記憶手段に保存するサブパターン候補抽出部と、
サブパターン記憶手段が保持する連結グラフのうち部分構造であるサブパターンとして使用するものを選択し、その選択結果をサブパターン記憶手段に保存するサブパターン選択部と、
グラフデータベースが保持しているグラフと、サブパターン記憶手段がサブパターンとして保持している連結グラフを読み込み、グラフデータベースが保持するグラフにおいて、サブパターンの連結グラフに該当しない箇所を匿名化するとともに統合し、縮約済グラフ記憶手段に保存するグラフ縮約部と、
縮約済グラフ記憶手段が保持するグラフを読み込み、同型性判定による頻度の高い部分構造を連結グラフとして抽出し、またその出現回数および頻度を算出し、頻出部分構造記憶手段に保存する頻出部分構造抽出部と、
頻出部分構造記憶手段が保持する連結グラフとその出現回数および頻度を表示する頻出部分構造表示部とを少なくとも備えた
ことを特徴とする部分構造抽出装置。 - サブパターン記憶手段が保持する連結グラフのうち、部分構造であるサブパターンとして使用するものを、所定のサブパターン選択関数に従って自動的に選択し、または利用者からの指示に従って選択し、その選択結果をサブパターン記憶手段に保存するサブパターン選択部を備えた
ことを特徴とする請求項7に記載の部分構造抽出装置。 - 利用者から分析の開始が指示された場合はサブパターン候補抽出部、サブパターン選択部、グラフ縮約部、頻出部分構造抽出部、頻出部分構造表示部をこの順に、前の処理の完了を待って呼び出し、実行させ、利用者から分析の再実行が指示された場合には、サブパターン選択部、グラフ縮約部、頻出部分構造抽出部、頻出部分構造表示部をこの順に、前の処理の完了を待って呼び出し、実行させる実行制御部を備えた
ことを特徴とする請求項7または8に記載の部分構造抽出装置。 - グラフ構造を有するデータから頻度の高い部分構造を抽出する装置であって、
(a)着目する部分構造に相当する連結グラフの候補を抽出および選択するサブパターン候補抽出部およびサブパターン選択部と、
(b)着目しない部分構造に相当する連結グラフに対する匿名化および統合からなるグラフの縮約を行うグラフ縮約部と、
縮約されたグラフを対象として、同型性判定によりデータベース中の部分構造がパターンに該当するかどうかを判定し、その判定結果に基づきパターンの出現回数および頻度を求める頻出部分構造抽出部とを併せて備えることにより、
パターンおよびデータベース中のグラフを、1個以上の(a)着目する部分構造に相当する連結グラフと、これらを連結する0個以上の(b)着目しない部分構造に相当する連結グラフとによって構成される連結グラフとして扱い、互いに非連結な連結部分グラフの頻度の高い組合せを抽出する場合に、前記連結部分グラフに含まれるノード間の、データベース中のグラフにおける到達可能性を区別して出現回数および頻度を算出し、該当判定による頻度の高い部分構造を抽出する
ことを特徴とする部分構造抽出装置。 - 縮約を行う前のグラフにおいて、同型性判定による頻度の高い連結部分グラフを、(a)着目する部分構造に相当する連結グラフの候補とするサブパターン候補抽出部を備えた
ことを特徴とする請求項10に記載の部分構造抽出装置。 - (b)着目しない部分構造に相当する連結グラフに対するグラフの縮約を行うグラフ縮約部を挟み、サブパターン候補抽出部および頻出部分構造抽出部において同型性判定による頻度の高い連結部分グラフを多段で抽出する構成を備えた
ことを特徴とする請求項10または11に記載の部分構造抽出装置。 - コンピュータを、請求項7乃至12のいずれかに記載の部分構造抽出装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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