JP2012532673A - ゴルフクラブおよびゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Abstract

打球フェースと、打球フェースとは反対側の後面(たとえば周囲ウェイト付け部材を含む)と、ゴルフクラブヘッドの特徴を選択的に制御するように形成および/または配置されているウェイト部材とを含むアイアンタイプゴルフクラブヘッドボディを含む、ゴルフクラブヘッドが提供される。これらのクラブヘッドを含むゴルフクラブ、ならびにそのようなゴルフクラブおよびゴルフクラブヘッドを製造する方法が提供される。

Description

開示の分野
本開示はゴルフクラブおよびゴルフクラブヘッドに関する。本開示の特定の例示的局面は、ゴルフクラブヘッドの特徴を選択的に制御するために形成および/または配置されるウェイト部材を有するゴルフクラブおよびゴルフクラブヘッドに関する。
背景
ゴルフは、多種多様なプレーヤ―異なる性別ならびに劇的に異なる年齢および/またはスキルレベルのプレーヤによって楽しまれている。そのような多様なプレーヤの集まりがゴルフイベントで互いに直接競いながらいっしょにプレーし(たとえば、ハンデ付きのスコア、異なるティーボックスを使用して、チームフォーマットで、など)、なおもゴルフの試合または競技を楽しむことができるという点で、ゴルフは、スポーツ界ではいくぶんユニークである。これらの要因が、テレビにおけるゴルフ番組(たとえばゴルフトーナメント、ゴルフニュース、ゴルフ史および/または他のゴルフ番組)の増加および著名なゴルフスーパースターの出現と相まって、少なくとも部分的に、近年、米国および世界中でのゴルフ人気を高めた。
ゴルファーは、すべてのスキルレベルにおいて、パフォーマンスを改善し、ゴルフスコアを良くし、その次のパフォーマンス「レベル」に到達しようとする。すべてのタイプのゴルフ用具の製造者はこれらの要求に応え、近年、業界は、ゴルフ用具における劇的な変化および改良を目撃した。たとえば、今や、広い範囲の異なるゴルフボールモデルが利用可能であり、ボールは、特定のスイング速度および/または他のプレーヤ特性もしくは好みを補うように設計されている。たとえば、一部のボールは、より遠くおよび/またはよりまっすぐに飛ぶように設計されており、一部のボールは、より高いまたはよりフラットな弾道を提供するように設計されており、一部のボールは、より多くのスピン、コントロールおよび/または感触(特にグリーン周りの)を提供するように設計されており、一部のボールは、より速いまたはより遅いスイング速度のために設計されている、などである。また、ゴルフのスコアを良くするのに役立つことを約束する数多くのスイング補助具および/または補助教具が市販されている。
プレー中にゴルフボールを動かす唯一の道具であることから、ゴルフクラブもまた、近年、多大な技術的研究および進歩の対象であった。たとえば、市場は、近年、パター設計、ゴルフクラブヘッド設計、シャフトおよびグリップにおける劇的な変化および改良を見てきた。さらには、ゴルフクラブの様々な要素および/または特性ならびにゴルフボールの特性を特定のユーザのスイング特徴または特性により良く適合させようとして、他の技術的進歩が達成されてきた(たとえばクラブフィッティング技術、ボール打ち出し角計測技術、ボールスピン速度など)。
近年、この業界は、ゴルフ用具に対する劇的な変化および改良を目撃してきたが、当技術分野においては、ゴルフクラブ技術におけるさらなる進歩の余地がある。
開示の概要
以下、本開示およびその様々な局面の基本的理解を提供するために、本開示の局面の概要を提示する。この概要は、本開示の範囲を何らかのかたちで限定することを意図したものではなく、単に、以下のより詳細な説明のための概観および背景を提供する。
本開示の少なくともいくつかの例示的局面のゴルフクラブヘッドは、打球フェースおよび打球フェースとは反対側の後面(たとえば、打球フェースから後方にゴルフクラブヘッドボディの周辺区域の少なくとも一部分に沿って延びる周囲ウェイト付け部材を含む)を有するアイアンタイプゴルフクラブヘッドボディを含む。また、ゴルフクラブヘッドボディは、ゴルフクラブヘッドボディの質量および重量を再配分するために選択的に形成および/または選択的に配置されるウェイト部材を含み得る。
本開示のいくつかの局面にしたがって、ウェイト部材の形状および/またはゴルフクラブヘッドボディに対するその配置を使用して、クラブヘッドボディの重心を変えることができる。たとえば、ウェイト部材のウェイト付け特性(重量、密度など)により、ウェイト部材の形状、ゴルフクラブヘッドボディに対するウェイト部材の位置またはそれらの両方がゴルフクラブヘッドボディの質量および重量を再配分して、それにより、クラブヘッドボディの重心を移動させる。したがって、ウェイト部材を選択的に形成する、選択的に配置する、またはそれら両方を実施すると、クラブヘッドボディの重心の特徴を制御することができる。本開示のいくつかの局面にしたがって、ウェイト部材を選択的に形成する、選択的に配置する、またはそれら両方を実施すると、クラブヘッドボディの重心を垂直、水平および/または深さ方向に移動させることができる。
本開示のさらなる局面は、たとえば上記タイプのゴルフクラブヘッドを含むゴルフクラブ構造に関する。そのようなゴルフクラブ構造はさらに、クラブヘッドに取り付けられた(任意で、別個のホーゼル部材またはクラブヘッドもしくはシャフトの一つまたは複数の一体部分として提供されたホーゼル部材を介して)シャフト部材、シャフト部材に取り付けられたグリップまたはハンドル部材、さらなるウェイト部材などの一つまたは複数を含み得る。
本開示のさらなる局面は、特定のクラブヘッドボディに依存して変わる重心を有する上記のようなゴルフクラブヘッドボディを含むゴルフクラブのセットに関する。さらには、本開示の少なくともいくつかの例にしたがって、ウェイト部材を選択的に形成して、および/またはゴルフクラブヘッドボディに対して配置して、クラブヘッドボディのセットの中で比較的低いロフト度を有するクラブヘッドボディ(すなわち「ロング」アイアン)が、クラブヘッドボディのトウよりもクラブヘッドボディのホーゼルに近い重心を有し、逆に、クラブヘッドボディのセットの中で比較的高いロフト度を有するクラブヘッドボディ(すなわち「ショート」アイアン)が、クラブヘッドボディのヒールよりもクラブヘッドボディのトウに近い重心を有する、ゴルフクラブのセットを提供し得る。
本開示のなおさらなる局面は、たとえば上記タイプのゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブ構造を製造する方法に関する。このような方法は、たとえば、(a)上記様々なタイプのゴルフクラブヘッドを、たとえばゴルフクラブヘッドボディを製造することまたは他のやり方で構築すること、ゴルフクラブヘッドボディを別の供給源から得ることなどによって提供する工程、および(b)シャフト部材をゴルフクラブヘッドと係合させる工程を含み得る。また、グリップ部材をシャフト部材と係合させるステップ、クラブヘッドボディ仕上げステップなどの他のステップをこれらの方法に含め得る。
本開示は、添付図面において例として示されるが、それに限定されない。全図を通じて同じ参照番号が同種の要素を示す。
概して、本開示の少なくともいくつかの例のゴルフクラブ構造の特徴を示す。 本開示の少なくともいくつかの例のゴルフクラブヘッド構造を示す。 本開示の少なくともいくつかの例のゴルフクラブヘッド構造を示す。 本開示の少なくともいくつかの例のゴルフクラブヘッド構造を示す。 本開示の例のゴルフクラブのセットにおけるクラブヘッドボディの重心の漸変を概略的に示す。 本開示の少なくともいくつかの例の様々なゴルフクラブヘッド構造の断面図を示す。 本開示の少なくともいくつかの例の様々なゴルフクラブヘッド構造の断面図を示す。 本開示の少なくともいくつかの例の様々なゴルフクラブヘッド構造の断面図を示す。 本開示の少なくともいくつかの例のゴルフクラブヘッド構造を示す。 本開示の少なくともいくつかの例のゴルフクラブヘッド構造を示す。 本開示の少なくともいくつかの例のゴルフクラブヘッド構造を示す。 本開示の少なくともいくつかの例のゴルフクラブヘッド構造を示す。 本開示の少なくともいくつかの例のゴルフクラブヘッド構造を示す。 図3A〜Bは、本開示の少なくともいくつかの例のゴルフクラブヘッド構造を示す。 本開示の少なくともいくつかの例のゴルフクラブヘッド構造を示す。 本開示の少なくともいくつかの例のゴルフクラブヘッド構造を示す。 本開示の少なくともいくつかの例のゴルフクラブヘッド構造を示す。 本開示の少なくともいくつかの例のゴルフクラブヘッド構造を示す。 本開示の少なくともいくつかの例のゴルフクラブヘッド構造を示す。 本開示の少なくともいくつかの例のゴルフクラブヘッド構造を示す。 本開示の少なくともいくつかの例のゴルフクラブヘッド構造を示す。 本開示の少なくともいくつかの例のゴルフクラブヘッド構造を示す。 本開示の少なくともいくつかの例のゴルフクラブヘッド構造を示す。 本開示の少なくともいくつかの例のゴルフクラブヘッド構造の断面図を示す。 本開示の少なくともいくつかの例のゴルフクラブヘッド構造を示す。
読者は、これらの図面に示される様々なパーツが必ずしも原寸に比例する尺度で描かれてはいないことに留意されたい。
詳細な説明
以下の詳細な説明および添付図面が本開示の例のゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブの特徴を開示する。
I. 本開示の例示的ゴルフクラブヘッド、ゴルフクラブおよび方法の概説
上記のように、本開示の局面はアイアンタイプゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブに関する。本開示の少なくともいくつかの例示的局面のアイアンタイプゴルフクラブヘッドは、(a)アイアンタイプゴルフクラブヘッドボディ、(b)打球フェース、(c)任意で、打球フェースから後方にゴルフクラブヘッドボディの周辺区域の少なくとも一部分に沿って延びる周囲ウェイト付け部材を含む、打球フェースとは反対側の後面、ならびに(d)ゴルフクラブヘッドボディの質量および重量を再配分するために選択的に形成および/または選択的に配置されるウェイト部材を含み得る。
したがって、本開示の局面にしたがって、ウェイト部材(またはウェイト部材を構成するウェイト部材部分)がゴルフクラブヘッドボディの重心の位置に影響し得る。たとえば、ウェイト部材は、クラブヘッドボディの残り部分に対して異なる重量、異なる密度、異なる重量配分および/または異なる他のウェイト付け特性を有し得る。したがって、特定の形状のウェイト部材を提供する、またはウェイト部材をゴルフクラブヘッドボディの特定の位置に配置すると、質量および重量が再配分され、ひいては、重心の位置が相応に移動する。換言するならば、ゴルフクラブヘッドボディの特定の重心を提供するために、ウェイト部材の形状またはクラブヘッドボディ中のウェイト部材の配置(または両方)を制御することができる。以下に記載するように、ゴルフクラブヘッドボディの特定の重心を提供することは有利であることができる。
本開示のいくつかの局面にしたがって、ウェイト部材は、「ロング」アイアンタイプゴルフクラブ(すなわち、相対的に低いロフト度を有するアイアン、たとえば3番アイアン)において、クラブヘッドボディのヒールにより近い(すなわちホーゼルに近い)ゴルフクラブヘッドボディの重心を提供するように形成および/または配置されてもよい。そのような構成は、ホーゼルからゴルフクラブヘッドボディの重心までの距離を減らす。重心がよりホーゼルに近いため、ゴルファーは、ゴルフクラブヘッドボディをより速く、より容易に回転させることができる(たとえば、開いたクラブフェース位置から閉じたクラブフェース位置まで)。したがって、そのような構成は、ゴルファーがゴルフボールに「ドロー」弾道を付与するのを支援することができる。「ドロー」とは、ボールが打たれた側とは反対の方向にゴルファーがボールをカーブさせるゴルフショットである。たとえば、右利きのゴルファーの場合、ゴルフボールは「右から左」の弾道を示す。「ドロー」の場合のボールの飛びは、バックスピンがより少なく、したがって、ボールは、ひとたび着地すると、より遠く転がる傾向にある。また、「ドロー」は、より低いボールの飛びを示す傾向にある。「ドロー」のこれらの局面(すなわち、より少ないバックスピン、より遠くまでのロールおよびより低いボールの飛び)は、ゴルファーによって打たれたときゴルフボールが移動する距離を延ばす傾向にある。したがって、ゴルフクラブヘッドボディの重心をヒールの近くに提供することは、ゴルフショットの距離を延ばすことができ、それが、「ロング」アイアンにおいて特に有用であり得る。
本開示のいくつかの他の局面にしたがって、ウェイト部材は、「ショート」アイアンタイプゴルフクラブ(すなわち、相対的に高いロフト度を有するアイアン、たとえば9番アイアン、ウェッジなど)において、クラブヘッドボディのトウにより近いゴルフクラブヘッドボディの重心を提供するように形成および/または配置されてもよい。そのような構成は、ホーゼルからゴルフクラブヘッドボディの重心までの距離を増す。重心がホーゼルからより離れているため、ゴルファーは、ゴルフクラブヘッドボディをそれほど速く、または容易に回転させることができない(たとえば、開いたクラブフェース位置から閉じたクラブフェース位置まで)。したがって、ゴルフショットの安定性が増す。したがって、そのような構成は、ゴルファーがゴルフボールに「フェード」弾道を付与するのを支援することができる。「フェード」とは、ボールが打たれた側に一致する方向にゴルファーがボールをカーブさせるゴルフショットである。たとえば、右利きのゴルファーの場合、ゴルフボールは「左から右」の弾道を示す。「フェード」の場合のボールの飛びは、バックスピンがより多く、したがって、ボールは、ひとたび着地すると、あまり転がらない傾向にある。また、「フェード」は、より高いボールの飛びを示す傾向にある。「フェード」のこれらの局面(すなわち、より多いバックスピン、より少ないロールおよびより高いボールの飛び)は、ボールの転がりを止める傾向にある。したがって、ゴルフクラブヘッドボディの重心をトウの近くに提供すると、ボールがグリーンに着地したとき、ゴルファーがボールの転がりを止めるのを支援することができ、それが、「ショート」アイアンにおいて特に有用であり得る。
本開示のいくつかの他の局面にしたがって、ウェイト部材は、「ミドル」アイアンタイプゴルフクラブ(すなわち、相対的に中間的なロフト度を有するアイアン、たとえば5番アイアン)において、概してクラブヘッドボディの中心に近いゴルフクラブヘッドボディの重心を提供するように形成および/または配置されてもよい。そのような構成は、ホーゼルからゴルフクラブヘッドボディの重心までの相対的に中間的な距離を作り出すことができる。重心がホーゼルから相対的に中間的な距離にある(たとえば、ゴルフクラブヘッドボディの中心に近い)ため、「ミドル」アイアンは、上記「ロング」および「ショート」アイアンそれぞれからのいくつかの特性(たとえば、より遠くまでの距離およびより良好なボールコントロール)を有するが、同じ程度には有しない。
本開示の他の局面にしたがって、ウェイト部材は、アイアンタイプゴルフクラブにおいて、ゴルフクラブヘッドボディの重心の位置を深さ方向(すなわち、クラブヘッドボディのフェースからクラブヘッドボディの後部までの方向)に変えるように選択的に形成および/または配置されてもよい。クラブヘッドボディの重心の位置を深さ方向に変えると、ゴルフクラブの様々な特性が影響を受ける。たとえば、クラブヘッドのフェースから相対的に遠い重心を有するクラブヘッドボディは、ゴルファーがボールを浮かせるのに役立つことができ、フェースにより近い重心を有するクラブヘッドボディは、特定のゴルフショットの距離を延ばすことができる。したがって、ウェイト部材を選択的に形成および/または選択的に配置してゴルフクラブヘッドボディの重心の位置を深さ方向に制御することは有利であることができる。
本開示のさらなる局面は、たとえば上記タイプのゴルフクラブヘッドを含むアイアンタイプゴルフクラブ構造に関する。このようなアイアンタイプゴルフクラブ構造はさらに、クラブヘッドに取り付けられた(任意で、別個のホーゼル部材またはクラブヘッドおよび/またはシャフトの一つまたは複数の一部として提供されたホーゼル部材を介して)シャフト部材、シャフト部材に取り付けられたグリップまたはハンドル部材、さらなるウェイト部材、メダルなどの一つまたは複数を含むことができる。
本開示のなおさらなる局面は、本開示の例のアイアンタイプゴルフクラブヘッドおよびアイアンタイプゴルフクラブ構造を製造する方法に関する。このような方法は、たとえば、以下のステップ、すなわち(a)上記様々なタイプのゴルフクラブヘッドボディ(上記様々な構造、特徴および/または配設のいずれかまたはすべてを含む)を、たとえばゴルフクラブヘッドボディを製造するまたは他のやり方で構築すること、第三者供給源から得ることなどによって提供するステップ、(b)シャフト部材をゴルフクラブヘッドボディと係合させるステップ、および(c)グリップ部材をシャフト部材と係合させるステップの一つまたは複数を任意の所望の順序および/または組み合わせで含み得る。
上記で提供された本開示の様々な例示的局面の概説を提供したところで、以下、本開示のゴルフクラブおよびゴルフクラブヘッド構造の様々な具体例のより詳細な説明を提供する。
II. 本開示の例示的ゴルフクラブヘッド、ゴルフクラブ構造および方法の詳細な説明
以下の詳細な説明および添付図面が本開示の様々な例示的ゴルフクラブおよびゴルフクラブヘッド構造を説明する。同じ参照番号が一つより多い図面に見られる場合、その参照番号は、本明細書および図面において同じまたは類似パーツを指すために一貫して使用される。
以下、図1〜5に示す例示的ゴルフクラブ構造に関して本開示のアイアンタイプゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブ構造のより具体的な例および特徴を詳細に説明する。
図1は概して、本開示のアイアンタイプゴルフクラブ100および/またはゴルフクラブヘッドボディ102の例を示す。この例のゴルフクラブ構造100全体は、ゴルフクラブヘッドボディ102に加えて、ホーゼル領域104、ホーゼル領域104に受けられる、および/または挿入されるシャフト部材106およびシャフト部材106に取り付けられるグリップまたはハンドル部材(図示せず)を含む。任意で、望むならば、外部ホーゼル領域104をなくし、シャフト部材106をヘッド部材102に直接挿入する、および/または他のやり方で取り付けてもよい(たとえば、クラブヘッドボディ102の上部に提供された開口に通して、内部ホーゼル部材(たとえば、クラブヘッドボディ102によって画定された内部チャンバ内に提供された)に通して、など)。ホーゼル部材104は、クラブヘッド構造102の一部として一体に形成することもできるし、または別個に形成し、そしてそれと係合させてもよい(たとえば、接着剤またはセメントによって、溶接、ろう付け、はんだ付けまたは他の融着技術によって、機械的コネクタなどによって)。本開示を逸脱することなく、従来のホーゼルおよびアイアンタイプクラブヘッド構造へのその組み込みを使用し得る。
本開示を逸脱することなく、シャフト部材106は、当技術分野において公知であり、かつ使用されている従来のやり方を含む任意の適切なまたは所望のやり方でクラブヘッドボディ102に受ける、それと係合させる、および/またはそれに取り付けることができる。より具体的な例として、シャフト部材106は、ホーゼル部材104を介して、および/またはクラブヘッドボディ102に直接、たとえば接着剤、セメント、溶接、はんだ付け、機械的コネクタ(たとえばねじ、保定要素など)などによって、クラブヘッドボディ102中に延びるシャフト受けスリーブまたは要素を介してなど、クラブヘッドボディ102と係合させてもよい。望むならば、シャフト106は、ヘッド上で一つのシャフトと別のシャフトとの容易な交換を可能にするために、機械的コネクタを使用して解放可能なやり方でヘッド102に接続してもよい。
シャフト部材106はまた、当技術分野において公知であり、かつ使用されている従来の材料を含む任意の適切なまたは所望の材料、たとえばグラファイト系材料、複合材または他の非金属材料、鋼材料(ステンレス鋼を含む)、アルミニウム材料、他の金属合金材料、ポリマー材料、種々の材料の組み合わせなどでできていてもよい。また、グリップまたはハンドル部材(図示せず)は、当技術分野において公知であり、かつ使用されている従来のやり方を含む任意の適切なまたは所望のやり方で、たとえば、接着剤またはセメントを使用して、溶接、はんだ付け、ろう付けなどによって、機械的コネクタ(たとえばねじ、保定要素など)を介してなど、シャフト部材106に取り付ける、それと係合させる、および/またはそれから延ばしてもよい。もう一つの例として、望むならば、グリップまたはハンドル部材(図示せず)は、シャフト部材106と一体のワンピース構造として一体に形成してもよい。さらには、本開示を逸脱することなく、任意の所望のグリップまたはハンドル部材材料、たとえばゴム材料、皮革材料、その中に埋め込まれたコードまたは他の布材料を含むゴムまたは他の材料、ポリマー材料などを使用してもよい。
本開示を逸脱することなく、クラブヘッドボディ102そのものもまた、任意の適切なまたは所望のやり方で、および/または、任意の適切なまたは所望の材料から、たとえば当技術分野において公知であり、かつ使用されている従来の材料から、および/または従来のやり方で構築し得る。たとえば、図1に示す例示的構造において、クラブヘッドボディ102は、打球フェース部材102a(フェース部材102aと一体に形成された打球フェースプレート102bまたはフレーム部材に取り付けられて、フレーム部材といっしょになってフェース部材102a全体を構成するフェースプレート102bを含む)を含む。この図示される例のクラブヘッドボディ102はさらに、トップまたはクラウン部分102cおよびソール部分102dを含む。クラブヘッドボディ102および/またはその様々なパーツは、鍛造、鋳造、成形によって、および/または当技術分野において従来型であり、かつ公知である技術およびプロセスを含む他の技術およびプロセスを使用して製造し得る。
本開示を逸脱することなく、多種多様な全体的クラブヘッド構造が可能である。たとえば、望むならば、上記クラブヘッドボディ102の様々な個々のパーツのいくつかまたはすべては、接続される(たとえば、接着剤またはセメントによって、溶接、はんだ付け、ろう付けまたは他の融着技術によって、機械的コネクタなどによって)多数のピースでできていてもよい。様々なパーツ(たとえばトップ部分102c、ソール部分102dなど)は、当技術分野において従来から公知であり、かつ使用されている材料、たとえば軽金属材料を含む金属材料、複合材料、ポリマー材料などを含む任意の所望の材料および様々な材料の組み合わせでできていてもよい。
本開示を逸脱することなく、本開示の例のゴルフクラブヘッド構造102の寸法および/または他の特性は有意に異なることができる。たとえば、たとえばアイアンタイプハイブリッドクラブ、ドライビングアイアン、0〜10番アイアン、ウェッジ(たとえばピッチングウェッジ、ロブウェッジ、ギャップウェッジ、サンドウェッジなど)、チッピングクラブなどを含む任意のアイアンタイプクラブヘッドを提供することができる。
図2A〜Lは、本開示の例のゴルフクラブおよびゴルフクラブヘッドボディに含めることができる例示的特徴および構造を示す。図2A〜Cに見られるように、ゴルフクラブヘッドボディ102は周囲ウェイト付け部材202を含み得る。図2Eに示すように、周囲ウェイト付け部材202は、打球フェース102aから後方にゴルフクラブヘッドボディ102の周辺区域の少なくとも一部分に沿って延びている。さらに、本開示の局面にしたがって、ゴルフクラブヘッドボディ102は、ゴルフクラブヘッドボディ102の質量および重量を再配分するように選択的に形成されているウェイト部材204を含んでもよい。
ウェイト部材204は、ゴルフクラブヘッドボディ102の周囲ウェイト付け部材202の一部分または周囲ウェイト付け部材202に取り付けられている別個の要素(たとえば、周囲ウェイト付け部材202と同じまたは異なる材料でできている)のいずれかであり得る。ウェイト部材204は、少なくとも、周囲ウェイト付け部材202の上部分、下部分または側部分に沿って配置されてもよく、周囲ウェイト付け部材202の上部分、下部分または側部分の少なくとも一つの一部分を形成し得る。
図示される態様において、ウェイト部材204は、クラブヘッドボディのソール部分102dからクラブヘッドボディ102の後方部分中のキャビティ206の中に延びている。さらに、図示される態様において、ウェイト部材204は略「T字形」であり、クラブヘッドボディのソール102dから延びるベース部分204b、いずれもベース部分204bから延びる上寄りヒール側部分204hおよび上寄りトウ側部分204tを含む。図示される態様において、ベース部分204bは「ねじれ」を示して、「T字形」ウェイト部材204が、斜面、様々な面などを画定する凸面および凹面を提示するようになっている。たとえば、図示される態様に見られるように、ベース部分204bのトウ側が周囲ウェイト付け部材202と突き合う点は、その点から「T字形」ウェイト部材204の上寄りヒール側部分204hの端部まで延びる曲線の一端である。図に見られるように、この曲線は、「T字形」ウェイト部材204の異なる面の間の切れ目を画定し、少なくとも部分的に、部材204の様々な傾斜面を作り出す。
本開示のいくつかの局面にしたがって、ウェイト部材204の形状がクラブヘッドボディ102の重心を変える(たとえば移動させる)ことができる。たとえば、ウェイト部材のウェイト付け特性(重量、密度など)により、ウェイト部材の204の形状は、ゴルフクラブヘッドボディ102の重量を再配分して(たとえば、ウェイト部材204を有しないクラブヘッドボディに比較して)、それにより、クラブヘッドボディの重心を移動させる。したがって、ウェイト部材204を選択的に形成してクラブヘッドボディの重心の特徴を制御することができることが理解されよう。
本開示のいくつかの局面のゴルフクラブのセットにおいて、各ゴルフクラブヘッドボディ102のウェイト部材204は、セット中の特定のゴルフクラブヘッドボディ102それぞれで異なる重心の位置を提供するために、異なるように形成されることができる。図2A〜Cは、各ゴルフクラブヘッドボディ102が、異なるように形成されたウェイト部材204を含み、それが、異なる質量および重量配分を生じさせ、ひいては異なる重心(参照番号205によってシンボル的に示す)を提供する、そのようなゴルフクラブのセットの例示的ゴルフクラブヘッドボディ102を示す。
図2Aは、「ロング」アイアン(たとえば3番アイアン)のゴルフクラブヘッドボディ102の例示的態様である。具体的には、図2Aに示す配設において、ウェイト部材の「T字形」は、ゴルフクラブヘッドボディ102のヒール端に向かって「傾斜する」または偏るように構成されている。たとえば、図示される態様に見られるように、「T字形」部材204の上寄りヒール側部分204hはゴルフクラブヘッドボディ102のヒール端に近く、さらに、「T字形」部材204の大部分がキャビティ206のヒール側半分(クラブヘッドボディ102の中心に対して)にある。このウェイト部材204の特定の形状は、より多くの質量および重量をクラブヘッドボディ102のヒール端の近くに配分する。したがって、図に見てとれるように、重心205は、クラブヘッドボディ102のヒールにより近くなる(たとえばトウよりもヒールに近くなる)ように移動している。
図2Bは、「ミドル」アイアン(たとえば5番アイアン)のゴルフクラブヘッドボディ102の例示的態様である。図2Bに示す配設において、ウェイト部材の「T字形」は概して、直立するように構成されている。たとえば、図示される態様に見られるように、「T字形」部材204の上寄りヒール側部分204hおよび上寄りトウ側部分204tはいずれもゴルフクラブヘッドボディ102のそれぞれの端部から相対的に遠く、さらに、「T字形」部材204の大部分が概してキャビティ206の中央部分にある。換言するならば、ウェイト部材202は、ゴルフクラブヘッドボディ102のヒールまたはトウ端のいずれに向かっても「傾斜した」または偏った状態ではない。このウェイト部材204の特定の形状は、より多くの質量および重量をクラブヘッドボディ102の中央に集中させる。したがって、図に見てとれるように、重心205は、ゴルフクラブヘッドボディ102のヒールおよびトウ端部分から相対的に等距離にある。
図2Cは、「ショート」アイアン(たとえば9番アイアン)のゴルフクラブヘッドボディ102の例示的態様である。図2Aとは対照的に、図2Cに示す配設において、ウェイト部材の「T字形」は、ゴルフクラブヘッドボディ102のトウ端に向かって「傾斜する」または偏るように構成されている。たとえば、図示される態様に見られるように、「T字形」部材204の上寄りトウ側部分204tはゴルフクラブヘッドボディ102のトウ端に近く、さらに、「T字形」部材204の大部分がキャビティ206のトウ側半分にある。このウェイト部材204の特定の形状は、より多くの質量および重量をクラブヘッドボディ102のトウ端に配分する。したがって、図に見てとれるように、重心205は、クラブヘッドボディ102のトウにより近くなる(たとえばヒールよりもトウに近くなる)ように移動している。
図2A、BおよびCを比較することによって理解されるように、「T字形」ウェイト部材の「傾斜」がゴルフクラブヘッドボディのヒールからトウまで変えられることに加えて、ウェイト部材204の様々な部分の他の特性が変えられて所望の質量および重量配分が達成される。たとえば、上寄りヒール側部分204hおよび上寄りトウ側部分204tの長さが変えられる(たとえば、図2Aに見られるように、上寄りヒール側部分204hの長さが上寄りトウ側部分204tの長さよりも大きく、図2Cにおいては、上寄りトウ側部分204tの長さが上寄りヒール側部分204hの長さよりも大きい)。さらには、「T字形」ウェイト部材部分の他の特性を変えることもできる。たとえば、所望の重心配置を達成するために、上寄りヒール側部分204hおよび上寄りトウ側部分204tを広くする、または狭くする、より厚くまたはより薄くする、異なるようにテーパ勾配を付ける(すなわち、一端を相対的に幅広にし、他端を比較的狭くして、たとえば、ベース部分204bから延びるにつれて、幅が広くまたは狭くなるようにする)、対称または非対称にする(たとえばベース部分204bに対して)などができる。代替的または追加的に、「T字形」ウェイト部材204のベース部分204bを、より大きくまたはより小さくする、より厚くまたはより薄くするなどして、それにより、クラブヘッドボディ102の重心を移動させることもできる。
さらに、本開示のいくつかの局面にしたがって、ウェイト部材204は、周囲ウェイト付け部材202(または周囲ウェイト付け部材202の少なくともいくつかの部分)またはクラブヘッドボディ102の他の部分と同じウェイト付け特性(重量、密度など)を有することができるが、本開示の他の局面にしたがって、ウェイト部材204は、周囲ウェイト付け部材202(または周囲ウェイト付け部材202の少なくともいくつかの部分)またはクラブヘッドボディ102の他の部分とは異なる重量、異なる密度、異なる重量配分および/または異なる他のウェイト付け特性を有してもよい。たとえば、ウェイト部材204は、ゴルフクラブヘッドボディ102の他のパーツに比較してより重くしてもよい(たとえば、ゴルフクラブヘッドボディ102の他のパーツとは異なる材料でウェイト部材204を形成することにより、または、加重された質量、たとえば鉛またはタングステン含有材料などをウェイト部材204に含めることにより)。
さらには、本開示のいくつかの局面にしたがって、ウェイト部材204の様々な区分または部分が、ウェイト部材204の他の区分または部分とは異なる重量、異なる密度、異なる重量配分および/または異なる他のウェイト付け特性を有することもできる。たとえば、図示される態様において、「T字形」ウェイト部材204の上寄り部分204hおよび204tは、部材のベース部分204bに比較して重くしてもよい(たとえば、部材204の上寄り部分204hおよび204tをベース部分204bとは異なる材料で形成することにより、または、加重された質量、たとえば鉛またはタングステン含有材料などを部材204の上寄り部分に含めることにより)。同様に、上寄りトウ側部分204tまたは上寄りヒール側部分204hの一方を他方よりも重くすることもできる。
したがって、ゴルフクラブヘッドボディ102の重心205を移動させる異なる質量および重量配分を生じさせるために、ウェイト部材204(またはその部分)を異なるように形成する、配向させる、ウェイト付けする、などができる様々な方法があることが理解されよう。さらには、ゴルフクラブヘッドボディ102の重心205を移動させる異なる質量および重量配分を生じさせるために、周囲ウェイト付け部材202のさらに様々な区分または部分が、周囲ウェイト付け部材202の他の区分または部分とは異なる重量、異なる密度、異なる重量配分および/または異なる他のウェイト付け特性を有してもよいことが留意されよう。たとえば、周囲ウェイト付け部材202のクラウン部分が、周囲ウェイト付け部材202のソール部分よりも低密度であってもよい。
図2Dは、本開示のそのような態様のゴルフクラブのセットにおけるゴルフクラブヘッドボディ102の各重心の位置の全体的漸変を概略的に示す。図2Dに示す概略的描画は、原寸に比例する尺度ではなく、むしろ単に、本開示の一つの態様の重心の全般的な漸変の感じを読者に与えるために使用されていることが留意されよう。図2Dに見られるように、漸変は、2番アイアン(クラブヘッドボディのセットの中で比較的低いロフト度を有するクラブヘッドボディの一つ)として開始し、このとき重心205は概してクラブヘッドボディ102の下寄りヒール端の近くに位置している。漸変は、下寄りヒールからクラブヘッドボディ102の上寄りトウに向かって連続し、最後にピッチングウェッジ(クラブヘッドボディのセットの中で比較的高いロフト度を有するクラブヘッドボディの一つ)として終了し、このとき重心205は概してクラブヘッドボディ102の上寄りトウ端の近くに位置している。
当然、図2Dは、本開示のゴルフクラブのセットの単に一つの例示的態様を表し、本開示のゴルフクラブの他のセットは、他のクラブ、たとえばサンドウェッジ、ロブウェッジ、ハイブリッドアイアンなどを含んでもよいことが留意される。さらには、本開示を逸脱することなく、他の所望の漸変(たとえば、「ロング」アイアンにおけるトウから「ショート」アイアンにおけるヒールまで)または配設を提供することもできることが留意される。したがって、本開示を逸脱することなく、ウェイト部材204は、ゴルフクラブのセットのゴルフクラブヘッドボディ102中、多様な異なるやり方、向きなどで形成される、配置される、配設されるなどしてもよいことが理解されよう。
図2Dは、ヒール(たとえば図2Aに示すような)からトウ(たとえば図2Cに示すような)への「T字形」ウェイト部材204の「傾斜」および形成の両方がゴルフクラブのセット中のゴルフクラブヘッドボディ102の質量および重量配分(ひいては重心205の位置)に対して及ぼす効果を実証する。クラブヘッドボディの重心205の様々な位置が、ゴルフクラブによって打たれたゴルフボールの弾道およびボールの飛びに影響することができる。したがって、図2Dに示す態様にしたがってゴルフクラブヘッドボディ中にウェイト部材204を形成すると、所望の特性を有するゴルフクラブのセットを作り出すことができることが理解されよう。たとえば、図2Aの構成はホーゼルから重心までの距離を減らす。したがって、そのようなゴルフクラブのセットの「ロング」アイアンは、重心がホーゼルに近いクラブヘッドボディを有する。したがって、上述したように、そのような「ロング」アイアンは、ゴルファーがゴルフボールに「ドロー」弾道を付与するのを支援することができ、したがって、「ドロー」ショットの特性(すなわち、より少ないバックスピン、より遠くまでのロールおよびより低いボールの飛び)を提供し、それが、ゴルファーによって打たれたときゴルフボールが移動する距離を延ばす傾向を示す。逆に、図2Cの構成はホーゼルから重心205までの距離を増す。したがって、そのようなゴルフクラブのセットの「ショート」アイアンは、重心205がトウに近いクラブヘッドボディを有する。したがって、上述したように、そのような「ショート」アイアンは、ゴルファーがゴルフボールに「フェード」弾道を付与するのを支援することができ、したがって、「フェード」ショットの特性(すなわち、より多いバックスピン、より少ないロールおよびより高いボールの飛び)を提供し、それが、高められたボールコントロールを提供する(たとえば、グリーン上でボールを止める)傾向を示す。
本開示のゴルフクラブヘッドボディのウェイト付け特徴は、ゴルフクラブの重心の水平位置(ゴルフクラブがボールアドレス位置で向けられる水平位置)を制御することに限定されない。それどころか、望むならば、本開示のゴルフクラブヘッド構造の少なくともいくつかの例においては、垂直方向の重心をも選択的に制御してもよい。クラブヘッドのクラウン区域における重量を増すと(たとえば、より多くの重量を「T字形」ウェイト部材204の上寄り部分に提供することによって)、ゴルフクラブヘッドにおいてより高い重心が生じ、それが、たとえば強風条件におけるプレーの場合、より風を切り裂く(boring)ようなゴルフボール弾道を提供して、より「ランニング」なショットを提供する、および/または、概して過度に高く上がる飛びを生じさせるスイング欠点を補正することに役立つことができる。逆に、クラブヘッドのソール区域における重量を増すと(たとえば、より多くの重量を「T字形」ウェイト部材のベース部分204bの下寄り部分に提供することによって)、ゴルフクラブヘッドにおいてより低い重心が生じ、それが、より浮き上がるゴルフボール弾道を提供して、それが、ゴルファーがボールを浮かせることに役立つことができる。
さらには、本開示のゴルフクラブヘッドボディ102のウェイト付け特徴は、ゴルフクラブの重心の水平および垂直位置を制御することに限定されない。それどころか、本開示のいくつかの局面にしたがって、重心の深さ位置(すなわち、ゴルフクラブヘッドボディ102のフェース102aから後部までの方向の重心の位置)をも制御することができる。たとえば、ウェイト部材204が配置されるフェース102aからの距離が深さ方向の重心205に影響する。ウェイト部材204がよりフェース102aに近く配置されると、その結果、重心205はフェース102aの方向に移動し、逆に、ウェイト部材204がよりフェース102aから遠く配置されると、重心205は、よりフェース102aから遠くに移動する。重心205の位置を深さ方向に変えることは有利であることができる。たとえば、クラブヘッドボディ102の重心を中心とする慣性モーメント(MOI)が増す。そのような増大したMOIは、たとえば、ミスヒットに応答してゴルフクラブヘッドボディがねじれる量を減らすことにより、「ミスヒット」(すなわち、ゴルフボールがクラブヘッドボディ102の中心の外で打たれるショット)に対してより多くの「寛容さ」を提供することができる。重心205の位置を深さ方向に変える(たとえば、ウェイト部材204をゴルフクラブヘッドボディ102のフェースから離して形成または配置し、それにより、より多くの質量、ひいてはクラブヘッドボディ102の重心をフェースから離すことによる)もう一つの利点は、そのような構成がより高いボールの飛びを生み出すことができることである。
本開示のいくつかの局面にしたがって、ウェイト部材204は、相対的にクラブヘッドフェース102aから遠い(たとえば、フェース102aよりもゴルフクラブヘッドボディの後部に近い)ゴルフクラブヘッドボディ102の重心を提供するようにゴルフクラブヘッドボディ102中に配置されてもよい。重心がゴルフクラブヘッドの後部により近いため、ゴルファーは、より容易にゴルフボールを浮かせることができる。したがって、そのようなゴルフクラブヘッドボディを有するゴルフクラブは、ボールを浮かせることが下手なゴルファー(たとえば初心者)のためのものであり得る。本開示の局面にしたがって、重心205は、ゴルフクラブヘッドボディのフェース102aから0.125〜2.0、0.25〜1.75、0.5〜1.5、0.75〜1.25または1.0〜1.15インチの距離に配置されてもよい。
対照的に、本開示の他の局面にしたがって、ウェイト部材204は、相対的にクラブヘッドフェース102aに近い(たとえば、ゴルフクラブヘッドボディ102の後部よりもフェース102aに近い)ゴルフクラブヘッドボディ102の重心を提供するようにゴルフクラブヘッドボディ102中に配置され得る。重心がゴルフクラブヘッドのフェース102aにより近いため、そのような構成は、重心205の位置がフェース102aからより遠い上記構成の場合よりも低いゴルフボールの弾道を提供する。したがって、そのような構成は、ゴルフショットにおいてより多くの距離を提供することができる。したがって、そのようなゴルフクラブヘッドボディを有するゴルフクラブは、ボールを浮かせることにほとんど問題がない、ボールを浮かせる支援よりもむしろ距離がより重要であるゴルファー(たとえば熟練ゴルファー)のためのものであることができる。本開示の局面にしたがって、そのような構成において、重心205は、ゴルフクラブヘッドボディのフェース102aから0.125〜2.0、0.25〜1.75、0.5〜1.5、0.75〜1.25または1.0〜1.15インチの距離に配置されてもよい。
上記態様と同様に、本開示の他の局面にしたがって、ウェイト部材204は、相対的にクラブヘッドフェース102aから中間的な距離にあるゴルフクラブヘッドボディ102の重心を提供するようにゴルフクラブヘッドボディ102中に配置され得る。したがって、そのようなゴルフクラブヘッドボディを有するゴルフクラブは、ボールを浮かせることにいくらか支援を要するが、初心者ほどではないゴルファー(たとえば中級ゴルファー)のためのものであることができる。本開示の局面にしたがって、重心205は、ゴルフクラブヘッドボディのフェースから0.125〜2.0、0.25〜1.75、0.5〜1.5、0.75〜1.25または1.0〜1.15インチの距離に配置されてもよい。
重心205の位置の深さ方向における上記変化を提供するために、ウェイト部材204は、ゴルフクラブヘッドボディ102のヒール、トウ、ソール、クラウンなどから延び、キャビティ206によって画定されるゴルフクラブヘッドボディ102のフェースの後面から離して配置され得る。たとえば、図2Eは、ウェイト部材204がゴルフクラブヘッドボディ102のソールから延び、キャビティ206によって画定されるゴルフクラブヘッドボディ102のフェースの後面から離して配置されている本開示の例示的態様の断面図を示す。さらには、周囲ウェイト付け部材202から延びるウェイト部材204に代えて、またはそれに加えて、他の方法を使用して重心の位置を深さ方向に移動させ得る。たとえば、ウェイト部材204が延びるゴルフクラブヘッドボディ102の部分(たとえば、図2Eにおけるソール部分)を深さ方向により大きくまたはより小さくして、それにより、深さ方向におけるウェイト部材204の配置を制御し、ひいては、重心205をゴルフクラブヘッドボディのフェース102aに近づける、またはそこから離すこともできる。たとえば、図2Eおよび2Fを比較することによって明らかであるように、図2Fにおけるクラブヘッドボディ102のソール部分は深さ方向に長さt2を有するが、図2Eにおけるソール部分は深さ方向に長さt1を有し、t2はt1よりも大きい。したがって、図2Fに示すゴルフクラブヘッドボディ102のより多くの質量が、図2Eに示す態様よりもクラブヘッドボディ102のフェースから遠く離れている。このような構成は、重心205をゴルフクラブヘッドボディのフェース102aからより遠く移動させるであろう。したがって、見てとれるように、図2Fに示す態様の重心は、図2Eに示す態様よりもクラブボディのフェースからより遠く離れている。
上記方法に加えて、またはそれに代えて、重心を深さ方向に移動させる他の方法を使用することもできる。たとえば、ウェイト部材204そのものが、その部分がフェース102aにより近い、またはそれからより遠く離れるように形成されることもできる。たとえば、図2Eおよび2Fに見られるように、ウェイト部材204は、「T形」の上寄り部分がベース部分204bよりも深さ方向に厚くなるように形成されている。したがって、上寄り部分は、ベース部分204bに比較した場合、フェース102aに向かって内方に延びるさらなる深さを含む。これが、重心205をゴルフクラブヘッドボディのフェース102aにより近くする。それに比べて、図2Gに見られるように、ウェイト部材204は深さ方向には厚くなく、したがって、フェースに向かって内方には延びない。したがって、重心205は、ゴルフクラブヘッドボディのフェース102aからより遠く離れている。本開示のいくつかの局面にしたがって、ウェイト部材204は、選択的に移動可能かつ交換可能であることが留意されよう。したがって、ウェイト部材は、ゴルフクラブヘッドのフェースから所定の距離にある特定の重心を提供するために、形状に基づいて選択することができる。さらには、ウェイト部材204は選択的に取り外し可能かつ交換可能であるため、特定のウェイト部材204を取り外し、それを、異なるように形成されたウェイト部材204と交換することにより、深さ方向における重心の位置を変えることができる(たとえば、初心者のスキルが向上するにつれて、必要に応じてウェイト部材を交換することができる)。当然、ウェイト部材は、選択的に取り外し可能かつ交換可能である必要はないことが留意されよう。それどころか、ウェイト部材は、クラブヘッドとともに形成されることもできるし、クラブヘッドボディに永久的に取り付けられることもできる。
上記方法に加えて、またはそれに代えて、重心を深さ方向に移動させる他の方法を使用することもできる。たとえば、ウェイト部材204を、キャビティ206によって画定されるクラブヘッドボディ102の後面に向かって、またはそれから離れて延びるように、周囲ウェイト付け部材202から斜めにすることもできる。
本開示の局面にしたがって、重心の位置を深さ方向に移動させるこれらの方法のいずれか、いくつかまたはすべてをゴルフクラブヘッドボディ102において使用することができる。しかし、どの特定の方法が実際に使用されるかにかかわらず、ゴルフクラブヘッドボディ102のフェースからのウェイト部材204の位置の変更が、ゴルフクラブヘッドボディ102の質量および重量配分に影響し、それにより、ゴルフクラブヘッドボディ102の重心205をゴルフクラブヘッドボディ102のフェースに向けて、またはそれから離して移動させることが理解されよう。
図2E〜Gは、重心205を深さ方向に配置する上記方法を使用するゴルフクラブヘッドボディ102の断面図である。たとえば、図2E〜Gに示す態様は、深さ方向に異なる長さ(すなわち、異なる厚さ)tを有する様々なソール部分を有し、また図2E〜Gに示す態様は、深さ方向に異なる長さ(すなわち、異なる厚さ)Tを有する様々なウェイト部材204を有する(たとえば、「T字形」の上寄り部分が、フェース102aに向かって内方に延びるさらなる深さを含む)。図2Eの態様は厚さT1およびt1を有し、図2Fの態様は厚さT1およびt2を有し、図2Gの態様は厚さT2およびt2を有する。上記のように、ウェイト部材204が延びるゴルフクラブヘッドボディ102の部分(たとえばソール部分)の厚さおよびウェイト部材の厚さが深さ方向における重心の配置を制御してもよい。
たとえば、図2E、2Fおよび2Gを比較することによって見てとれるように、異なるゴルフクラブヘッドボディ102それぞれは異なる重心205を有する。図2Eは、重心205がゴルフクラブヘッド102aのフェースに相対的に近く配置されているゴルフクラブヘッドボディ102の例示的態様である。そのようなクラブヘッドボディは、比較的熟練したゴルファーのためのものであることができる。図2Fは、重心205がゴルフクラブヘッドのフェース102aから相対的に中間的な距離に配置されているゴルフクラブヘッドボディ102の例示的態様である。重心205は、図2Eに示す態様よりもわずかにフェース102aから遠く、したがって、そのようなクラブヘッドボディ102は、中級ゴルファーのためのものであろう。図2Gは、重心205がゴルフクラブヘッドのフェースから相対的に遠く配置されているゴルフクラブヘッドボディ102の例示的態様である。したがって、重心205は、図2Eおよび2Fに示す態様と比較してフェース102aから遠く、したがって、そのようなクラブヘッドボディ102は初心者ゴルファーのためのものであろう。
当然、周囲ウェイト付け部材202の深さを変えることに加えて、重心の位置を深さ方向に制御する上記以外の方法を使用することもできる。たとえば、「T字形」の上寄り部分をゴルフクラブヘッドボディのフェースに向けて、またはそれから離して斜めにすると、それが、重心205をゴルフクラブヘッドボディのフェース102aにより近くする、またはそれからより離すことになるであろう。
上記態様(たとえば初心者用クラブvs熟練ゴルファー用クラブ)は、特定のセットのすべてのクラブがフェース102aとゴルフクラブヘッドボディの重心205との間で相対的に均一な距離を有するということを暗示しがちであるかもれないが、セット中のゴルフクラブのすべてにわたってクラブヘッドボディのフェース102aとクラブヘッドボディの重心205との間の深さ方向における距離が均一である必要はないことが留意されよう。たとえば、本開示のいくつかの態様にしたがって、クラブヘッドボディのフェース102aとクラブヘッドボディの重心205との間の距離は、特定のクラブが属するセットよりもむしろその特定のクラブに基づいて変化する。したがって、本開示のいくつかの局面にしたがって、ゴルフクラブのセットの「ショート」アイアンは、クラブヘッドボディのフェース102aとクラブヘッドボディの重心205との間に相対的に「短い」距離(上記のような)を有することができ、「ロング」アイアンは、クラブヘッドボディのフェース102aとクラブヘッドボディの重心205との間に相対的に大きい距離(上記のような)を有する。
上述したように、本開示のいくつかの局面にしたがって、ウェイト部材204は、周囲ウェイト付け部材202に取り付けられる別個の要素であってもよい。図2Hは、クラブヘッドボディ102のそのような態様を示す。図2Hに見られるように、周囲ウェイト付け部材202は、ウェイト部材204を受けるためのウェイト受け部分(たとえば凹み202r)を含む。ウェイト部材204を凹み202rに挿入し、従来の手段によって固定することができる。たとえば、ウェイト部材204は、接着剤、セメント、溶接、はんだ付け、機械的コネクタ(たとえばねじ、保定要素、スナップ嵌めなど)などを含む多様な方法でクラブヘッドボディ102に固定することができる。望むならば、ウェイト部材204は、一つのウェイト部材204と別のウェイト部材との容易な交換を可能にするために、機械的コネクタを使用する解放可能なやり方でクラブヘッドボディ102に取り付けてもよい。たとえば、ウェイト部材204は、クラブヘッドボディのソール102dを下から通過し、ウェイト部材204のベース部分204hに入るスクリューによって所定位置に固定してもよい。
図2Iは、周囲ウェイト付け部材202に切り込まれた切り欠き202nの形態のウェイト受け部分に部材204が挿入される本開示の代替態様を示す。上記態様と同様に、部材204は、部材204のベース部分を通過してクラブヘッドボディ102dに入るスクリューを含む多様な方法で所定位置に固定し得る。図2J〜Lは、そのような態様が使用されている例示的ゴルフクラブヘッドボディ102を開示する。当然、上記のような他の従来法を代用することもできる。
ウェイト部材204を固定するこのような解放可能な方法は、部材204を取り外し、代替の質量および重量配分を提供することができる他の異なるように形成されたウェイト部材204と交換することを可能にするであろう。これは、ゴルフクラブのセット中の部材204の様々な漸変または配設を可能にするであろう(たとえば、図2Dに示す漸変とは反対に)。このようにして、セットのゴルフクラブヘッドボディ102を、特定のゴルファーにカスタマイズし、ゴルファーの能力および傾向が変化するにつれて、時間とともに変化させることもできる。たとえば、特定のゴルファーのスイングまたは傾向により良く適合するために、クラブフィッティング中、異なるように形成されたウェイト部材204をクラブヘッドボディ102に取り付けることもできる。たとえば、特定のゴルファーのスイング、傾向、特性などを分析するために、クラブフィッティング中、クラブフィッタが:スイングおよび/またはスイング中のゴルファーの体の肉眼による観察;スイングおよび/またはスイング中のゴルファーの体の録画および再生(たとえばスローモーションまたはリアルタイム);スイング中(たとえば、テイクバック時、ダウンスイング中、衝突時、フォロースルー中など)のクラブヘッドおよび/またはシャフトの角度、スイング中のクラブヘッドの速度または加速度などを含むスイングの特定の局面の計測;スイングの画像解析(リアルタイム動作または再生録画のコンピュータまたはテレビ画面上の画像を含む)、たとえば上述の特性の画像解析;スイングのコンピュータ解析、たとえば上述の計測および録画のコンピュータ解析などを含む、多様な技術を使用することができる。特定のゴルファーのスイングまたは傾向を解析したならば(たとえば上記やり方で)、クラブフィッタは、ゴルファーのスイングの少なくとも一つの特性の解析に基づいて、特定のゴルファーが所望の結果を達成するのをより良く支援するやり方で、クラブヘッドボディ102中の既存の交換可能なウェイト部材204を異なる交換可能なウェイト部材204と選択的に交換つまり取替えることができる。
図2Hおよび2Iに見られるように、凹み202rおよび切り欠き202nは周囲ウェイト付け部材のソール部分102dにある。しかし、所望により、これらは、周囲ウェイト付け部材202の上部分、下部分または側部分に沿って配置されてもよい。周囲ウェイト付け部材202中のどこに凹み/切り欠きが配置されるかにかかわらず、本開示のそのような局面において、それは、各ウェイト部材204が取り付けられる一つの共通地点を提供する。したがって、取り付け地点(すなわち凹み/切り欠き)が一定のままであり、ウェイト部材204の形状を変化させて重量および質量配分を制御して重心を選択的に配置するそのような態様においては、「T字形」ウェイト部材204が特に有効であることができる(たとえば、上寄りT字形部分の端部の一方を上寄りT字形部分の他端よりも延ばし、またはより重くすることができる)。しかし、これは、T字形ウェイト部材を使用しなければならないことを示唆するものではない。ウェイト部材204の他の態様を用いることもできる。たとえば、逆三角形のウェイト部材または「H字形」ウェイト部材を使用することもできる。さらには、ウェイト部材204は、カーブしている、アーチ形である、丸い、多平面状である、段を有するなどであることもできる。したがって、本開示を逸脱することなく、ウェイト部材204の具体的な構造は異なってもよいことが理解されよう。
本開示のいくつかの局面にしたがって、ウェイト部材204は概して、ゴルフクラブヘッドボディの重心205を示す、および/または、異なるゴルフクラブヘッドボディ102を区別することができる。たとえば、図2Aに見られるように、部材のT字形はゴルフクラブヘッドボディ102のヒール端に向かって「傾斜」している。したがって、「傾斜したT字形」ウェイト部材204は概して、ゴルフクラブヘッドボディの重心205が概してヒール区分寄りにあることを示す。さらには、ゴルフクラブが、図2Dを参照して説明したようなゴルフクラブのセットの一部であるならば(すなわち、「ロング」アイアンは、下寄りヒールに向けられたウェイト部材204を有し、「ショート」アイアンは、トウに向けられたウェイト部材204を有する)、ウェイト部材204は、そのゴルフクラブを「ロング」アイアンと識別し、それを、たとえば、セットの「ショート」アイアンから区別する。同様に、概して直立する(すなわち、ゴルフクラブヘッドボディ102のヒールまたはトウ端のいずれに向かっても「傾斜」せず、偏っていない)図2Bの「T字形」ウェイト部材204は、重心205が概してクラブヘッドボディの中心に位置し、そのゴルフクラブが「ミドル」アイアンであることを示し、ゴルフクラブヘッドボディ102のトウ端に向かって「傾斜」している図2Cの「T字形」ウェイト部材は、重心205が概してクラブヘッドボディのトウ区分寄りに位置し、そのゴルフクラブが「ショート」アイアンであることを示す。
ウェイト部材204そのものの形状および向きがクラブを区別することに加えて、他の様々な視覚的インジケータ、たとえば色をウェイト部材204とともに使用して、ゴルフクラブをさらに識別し、互いから区別することもできる。たとえば、ウェイト部材204の異なる表面を異なる色にして、クラブのタイプ(たとえば「ショート」、「ミドル」または「ロング」アイアン)または個々のクラブを区別することもできる。たとえば、T字形ウェイト部材204の上寄り部分を画定するウェイト部材204の表面は、「ショート」アイアンの場合には赤であり、「ミドル」アイアンの場合には白であり、「ロング」アイアンの場合には黒であることができる。さらには、キャビティ206によって画定されるゴルフクラブヘッドボディ102のフェースの後面は、ウェイト部材204の色付き面の色と対比されるかまたは一致するいずれかの様々な色にすることもできる。
さらには、ウェイト部材204を色付けしてセット中の他のクラブから区別する代替として、キャビティ206によって画定されるゴルフクラブヘッドボディのフェースの後面そのものを色付けして、ゴルフクラブを識別し、互いから区別することもできることが留意されよう。たとえば、キャビティ206によって画定されるゴルフクラブヘッドボディのフェースの後面は、「ショート」アイアンの場合には赤であり、「ミドル」アイアンの場合には白であり、「ロング」アイアンの場合には黒であることができる。総じて、視覚的インジケータ(たとえば、ウェイト部材204またはゴルフクラブヘッドボディ102の後面)がゴルフクラブを識別し、互いから区別する限り、それは本開示の範囲内であるとみなされることが理解されよう。したがって、ウェイト部材204および/またはキャビティ206によって画定されるゴルフクラブヘッドボディ102の後面は概して、ゴルフクラブヘッドボディの重心205を示し、ゴルフクラブをセット中の他のゴルフクラブから区別することができることが実証された。
したがって、本開示の局面にしたがって、クラブヘッドボディの重心205を所望の位置に移動させ(たとえば水平、垂直および/または深さ方向に)、また、望むならば、概してゴルフクラブヘッドボディの重心の位置を示す、および/またはゴルフクラブをセット中の他のゴルフクラブから区別するために、ウェイト部材204を選択的に形成および/または選択的に配置してゴルフクラブヘッドボディ102の質量および重量を再配分することができることがわかる。
図3Aおよび3Bは、本開示の局面のゴルフクラブヘッドボディの代替態様を示す。これらの態様に見られるように、ウェイト部材204およびホーゼル104を操作してゴルフクラブヘッドボディ102の質量を制御し、それにより、クラブヘッドボディ102の重心を制御(たとえば選択的に配置)することができる。たとえば、図3Aおよび3Bを比較することによって明らかであるように、図3Bに示す態様は、図3Aに示す態様のホーゼルよりも短いホーゼル104を有する。したがって、3Bに示す態様のホーゼル104の質量は、図3Aに示す態様のホーゼルの質量よりも小さい。したがって、図3Bに示す態様のクラブヘッドボディ102の全体的質量は、図3Aに示す態様のクラブヘッドボディの全体的質量よりも垂直方向に低い。その結果、図3Bに示す態様のクラブヘッドボディ102の重心は、図3Aに示す態様のクラブヘッドボディの重心よりも垂直方向に低い。本開示の例示的局面にしたがって、ホーゼルは、0.5〜5.0、1.0〜4.0、2.0〜3.0または2.25〜2.75インチの長さを有してもよい。
さらには、ウェイト部材204は、質量が垂直方向に移動するように構成され得る。たとえば、図3Aおよび3Bを比較することによって明らかであるように、図3Bに示す態様は、図3Aに示す態様のウェイト部材204よりも低い位置により多くの質量を提供する構成を有するウェイト部材204を有する。したがって、図3Bに示す態様のクラブヘッドボディ102の全体的質量は、図3Aに示す態様の全体的質量よりも垂直方向に低い。その結果、図3Bに示す態様のクラブヘッドボディ102の重心は、図3Aに示す態様のクラブヘッドボディの重心よりも垂直方向に低い。上述したように、より多くの質量を、クラブヘッドボディ中、より低く移動させると(たとえば、ホーゼル104のサイズおよび/またはウェイト部材204の構造を操作することにより)、ゴルフクラブヘッドにおいてより低い重心が生じ、それが、より高く上がるゴルフボール弾道を提供することができ、それが、ゴルファーがボールを浮かせるのを支援することができる。そのような特徴はロングアイアンタイプゴルフクラブにおいて特に有利であり得る。たとえば、本開示の局面にしたがって、ロングアイアンは、ゴルフクラブセット中の他のアイアンよりも短いホーゼルおよび低いウェイト部材を含む。
図4A〜Cは、本開示の局面のゴルフクラブヘッドボディの代替態様を示す。図4A〜Cに示す態様は上記態様に類似しており、したがって、簡潔さのため、ここでは詳述しない。しかし、この態様において、ゴルフクラブヘッドボディは、ゴルフクラブヘッドボディの質量および重量を再配分するように選択的に形成および/または配置されることができるウェイト部材を含むことができることが留意されよう。さらには、本開示の局面にしたがって、ゴルフクラブヘッドボディは、ゴルフクラブヘッドボディの質量および重量を再配分するように選択的に形成されることができる周囲ウェイト付け部材を含み得る。
たとえば、本開示のいくつかの局面にしたがって、上記態様に関して詳述したように、ウェイト部材のウェイト付け特性(重量、密度など)により、ウェイト部材の形状がゴルフクラブヘッドボディの重量を再配分して、それにより、クラブヘッドボディの重心を移動させる。さらには、ゴルフクラブヘッドボディに対するウェイト付け部材の配置がゴルフクラブヘッドボディの重量を再配分して、それにより、クラブヘッドボディの重心を移動させる。したがって、ウェイト部材は、クラブヘッドボディの重心の特徴を制御するために、選択的に形成される、および/またはゴルフクラブヘッドボディに対して選択的に配置されてもよい。さらには、本開示のいくつかの局面にしたがって、周囲ウェイト付け部材のウェイト付け特性(重量、密度など)により、周囲ウェイト付け部材の形状がゴルフクラブヘッドボディの重量を再配分して、それにより、クラブヘッドボディの重心を移動させる。したがって、ウェイト部材を選択的に形成および/または選択的に配置することに加えて、周囲ウェイト付け部材をも選択的に形成して、クラブヘッドボディの重心の特徴を制御することができる。
図4A〜4Cに見てとれるように、周囲ウェイト付け部材402は、打球フェース102aから後方にゴルフクラブヘッドボディ102の周辺区域の少なくとも一部分に沿って延びてもよい。さらには、本開示の局面にしたがって、ウェイト部材404をゴルフクラブヘッドボディ102の後方部分に含めてもよい。図示される態様に見られるように、ウェイト部材404は、ゴルフクラブヘッドボディ102の周囲ウェイト付け部材402の一部分でもないし、また周囲ウェイト付け部材402に取り付けられてもいない。
ウェイト部材404は、ゴルフクラブヘッドボディ102とともに形成されてもよく、またはゴルフクラブヘッドボディに取り付けられてもよく、このいずれかである。たとえば、ゴルフクラブヘッドボディ102の製造中、ウェイト部材404を含むゴルフクラブヘッドボディをいっしょに成形することもできる(たとえば型の中で)。または、ウェイト部材404は、接着剤、セメント、溶接、はんだ付け、機械的コネクタ(たとえばねじ、保定要素、スナップ嵌めなど)などを含む多様な方法でクラブヘッドボディ102に取り付けることもできる。望むならば、ウェイト部材404は、多脚ブリッジ部材404と別の多脚ブリッジ部材との容易な交換を可能にするために、機械的コネクタを使用する解放可能なやり方でクラブヘッドボディ102に取り付けてもよい。たとえば、ウェイト部材404は、クラブヘッドボディ102aを通過する(たとえば、フェース102aからウェイト部材404の一部分の中に)スクリューによって所定位置に固定してもよい。ウェイト部材404をクラブヘッドボディに対して様々な位置に配置するために(以下さらに詳細に説明するように)、クラブヘッドボディ102は、クラブヘッドボディ102全体にわたって一連の受け手段(たとえば穴、切り欠きなど)を含んでもよい。
図示される態様に見られるように、ウェイト部材404は、周囲ウェイト付け部材402の上部分、下部分または側部分に接触することなくキャビティ406内に配置されている。図示される態様において、部材204は概して「H字形」であり、その「H字形」が「横向き」になるよう90°「回転」している。換言するならば、ウェイト部材404は、ソール−クラウン方向に延び、ウェイト部材の上寄り部分404uと下寄り部分404lとを接続する、細めの中央部分404cを有する。さらに、図示される態様に見られるように、上寄り部分404uおよび下寄り部分404lは、ヒール−トウ方向に延び、中央部分404cからヒールに向かって延びるヒール部分および中央部分404cからトウに向かって延びるトウ部分を有する。「H字形」ウェイト部材404は、その上寄りまたは下寄り部分のヒールまたはトウ端の一方または両方を「H字形」部材の他方の部分または端よりも延ばす、またはウェイト付けすることができるため、質量および重量を再配分するのに特に有効であることができる。たとえば、ウェイト部材404は、クラブヘッドボディの質量および重量のより多くをヒールに集中させるように形成されることができる(たとえば、クラブヘッドボディの質量および重量のより多くをクラブヘッドボディ102のヒールに向けて移動させるために、上寄りおよび下寄り部分404hおよび404lのヒール側が肥大するように、ウェイト部材404が形成されている図4Aを参照すること)。逆に、ウェイト部材404は、クラブヘッドボディの質量および重量のより多くをトウに集中させるように形成されることもできる(たとえば、クラブヘッドボディの質量および重量のより多くをクラブヘッドボディ102のヒールに向けて移動させるために、上寄りおよび下寄り部分404hおよび404lのトウ側が肥大するように、ウェイト部材404が形成されている図4Cを参照すること)。しかし、図示される態様は、「H字形」ウェイト部材404を使用しなければならないことを示唆するものではないことが留意されよう。ウェイト部材404の他の態様を用いることもできる。したがって、本開示を逸脱することなく、部材404の具体的な構造は異なることができることが理解されよう。
さらには、ウェイト部材404を選択的に形成することに代えて、またはそれに加えて、ウェイト部材404をゴルフクラブヘッドボディ102に対して選択的に配置して、クラブヘッドボディ102の質量および重量を再配分することもできる。たとえば、ウェイト部材404をヒールのより近くに配置して、クラブヘッドボディの質量および重量のより多くをクラブヘッドボディのヒールに集中させることもできる(たとえば、ウェイト部材404がキャビティ406内でクラブヘッドボディ102のヒールに向けて移動している図4Aを参照すること)。逆に、ウェイト部材404をトウのより近くに配置して、クラブヘッドボディの質量および重量のより多くをクラブヘッドボディのトウに集中させてもよい(たとえば、ウェイト部材404がキャビティ406内でクラブヘッドボディ102のトウに向けて移動している図4Cを参照すること)。
さらには、ウェイト部材404を選択的に形成および/または配置することに代えて、またはそれに加えて、周囲ウェイト付け部材402を選択的に形成して、ゴルフクラブヘッドボディ102の質量および重量を再配分することもできる。たとえば、図示される態様において、周囲ウェイト付け部材402は、キャビティ406の内部に延びる突出部を有するように形成されている。ウェイト部材404と同様に、突出部は、ゴルフクラブヘッドボディ102の質量および重量を再配分し、変化させる(すなわち、クラブヘッドボディ102の重心を移動させる)ために、クラブヘッドボディ102の特定の部分にさらなる質量および重量を提供する。本開示のいくつかの局面にしたがって、突出部はウェイト部材の形状に一致することができる。たとえば、図4A〜4Cに見られるように、図示される態様は、二つの突出部、すなわち、周囲ウェイト付け部材のヒール側の突出部402hおよび周囲ウェイト付け部材のトウ側の突出部402tを含む。二つの突出部402hおよび402tは、ウェイト部材402の「H字形」の形状に一致する、またはそれと相補的である。たとえば、突出部402hは、ウェイト部材404の上寄りおよび下寄り部分404hおよび404lのヒール側によって画定されるウェイト部材404のヒール側の凹みに向かって延びる。同様に、突出部402tは、ウェイト部材404の上寄りおよび下寄り部分404hおよび404lのトウ側によって画定されるウェイト部材404のトウ側の凹みに向かって延びる。記載のように、いくつかの態様において、突出部は実際にウェイト部材404の凹みの中に延びてもよい。したがって、互いに接触しないにもかかわらず、周囲ウェイト付け部材402およびウェイト部材404の両方を選択的に形成して、ゴルフクラブヘッドボディ102の質量および重量を再配分し得る。
上記特徴に基づいて、ゴルフクラブヘッドボディ102の重心を移動させる様々な質量および重量配分を生じさせるために、ウェイト部材404および/または周囲ウェイト付け部材402を異なるように形成する、配向させる、配置するなどの様々な方法があることが理解されよう。
したがって、本開示のいくつかの局面のゴルフクラブのセットにおいて、セット中の特定のゴルフクラブヘッドボディ102それぞれの重心の異なる位置を提供するために、各ゴルフクラブヘッドボディ102のウェイト部材404および/または周囲ウェイト付け部材402が異なるように形成されてもよく、および/または、ウェイト部材404がゴルフクラブヘッドボディ102に対して異なるように配置されてもよい。図4A〜Cは、各ゴルフクラブヘッドボディ102が、異なるように形成され、配置されたウェイト部材404および異なるように形成された周囲ウェイト付け部材を含み、それが、異なる質量および重量配分を生じさせ、ひいては異なる重心(参照番号405でシンボル的に示す)を提供するゴルフクラブのセットの例示的ゴルフクラブヘッドボディ102を示す。
図4Aは、「ロング」アイアン(たとえば3番アイアン)のためのゴルフクラブヘッドボディ102の例示的態様であり、図4Bは、「ミドル」アイアン(たとえば5番アイアン)のためのゴルフクラブヘッドボディ102の例示的態様であり、図4Cは、「ショート」アイアン(たとえば9番アイアン)のためのゴルフクラブヘッドボディ102の例示的態様である。記載のように、異なる重心を提供するために、ウェイト部材404の形状は、図4A〜4Cに示すゴルフクラブヘッドボディ102それぞれにおいて異なる。
図4Aにおいて、ウェイト部材の「H字形」は、その上寄りおよび下寄り部分404uおよび404hのヒール側が肥大化され(すなわち大きくされ)、その上寄りおよび下寄り部分404uおよび404hのトウ側が縮小されるように構成されている。さらには、周囲ウェイト付け部材のヒール側突出部402hが肥大化されている(すなわち大きくされている)。このようにして、図示するように、周囲ウェイト付け部材の肥大化されたヒール側突出部402hは、H字形ウェイト部材のヒール側の上寄りおよび下寄り部分404uおよび404l上の肥大化された部分の間に延びる。さらには、「H字形」ウェイト部材404は、ヒールにより近く(たとえばトウよりもヒールに近く)配置されている。したがって、得られる構成が質量および重量をゴルフクラブヘッドボディ102のヒールに向けて集中させるようにウェイト部材404および周囲ウェイト部材402が形成され、ウェイト部材4040が配置されている。したがって、図に見てとれるように、重心405は、クラブヘッドボディのヒールにより近くなる(たとえばトウよりもヒールに近くなる)ように移動している。図4Bおよび4Cは、質量および重量をそれぞれゴルフクラブヘッドボディ102の中央またはトウ部分に集中させるために、ウェイト部材404および周囲ウェイト付け部材402が形成され、ウェイト部材404がクラブヘッドボディに対して配置されている類似した態様を示す。これらの態様の説明は上記態様に類似するであろうため、簡潔さのために、ここではさらに詳述しない。
図4A〜4Cは、「H字形」ウェイト部材404および周囲ウェイト付け部材402の形成ならびにクラブヘッドボディ102に対する「H字形」ウェイト部材の配置がゴルフクラブのセット中のゴルフクラブヘッドボディ102の質量および重量配分(ひいては重心405の位置)に及ぼす影響を実証する。
さらに、図4A〜Cに示す態様は、重心が、図2Dに概略的に示す漸変に類似する漸変をたどり、漸変が、2番アイアン(クラブヘッドボディのセットの中で比較的低いロフト度を有するクラブヘッドボディの一つ)として開始し(このとき重心405は概してクラブヘッドボディ102の下寄りヒール端の近くに位置する)、下寄りヒールからクラブヘッドボディ102の上寄りトウに向かって継続し、この漸変は最後にピッチングウェッジ(クラブヘッドボディのセットの中で比較的高いロフト度を有するクラブヘッドボディの一つ)として終了する(このとき重心405は概してクラブヘッドボディ102の上寄りトウ端の近くに位置する)、異なる重心を有するゴルフクラブのセットのゴルフクラブヘッドボディ102である。
当然、図4A〜Cは、本開示のゴルフクラブのセットの単に一つの例示的態様を表すセットの例であり、本開示のゴルフクラブの他のセットは、他のクラブ、たとえばサンドウェッジ、ロブウェッジ、ハイブリッドアイアンなどを含み得ることが留意されよう。さらには、本開示を逸脱することなく、他の所望の漸変(たとえば、「ロング」アイアンにおけるトウから「ショート」アイアンにおけるヒールまで)または配設を提供することもできることが留意されよう。したがって、本開示を逸脱することなく、ウェイト部材404および周囲ウェイト付け部材402は、ゴルフクラブのセットのゴルフクラブヘッドボディ102中、多様な異なるやり方、向きなどで形成される、配置される、配設されるなどができることが理解されよう。たとえば、上記クラブフィッティング例において記載したやり方のように。
上述したように、クラブヘッドボディの重心の様々な位置が、ゴルフクラブによって打たれたゴルフボールの弾道およびボールの飛びに影響することができる。したがって、図4A〜Cに示すゴルフクラブヘッドボディ102が表す漸変にウェイト部材404を形成し、配置すると、所望の特性を有するゴルフクラブのセットができることが理解されよう。たとえば、図4Aの構成はホーゼルから重心までの距離を減らす。したがって、そのようなゴルフクラブのセットの「ロング」アイアンは、重心がホーゼルに近いクラブヘッドボディを有する。したがって、上述したように、そのような「ロング」アイアンは、ゴルファーがゴルフボールに「ドロー」弾道を付与するのを支援することができ、したがって、「ドロー」ショットの特性(すなわち、より少ないバックスピン、より遠くまでのロールおよびより低いボールの飛び)を提供し、それが、ゴルファーによって打たれたときゴルフボールが移動する距離を延ばす傾向を示す。逆に、図4Cの構成はホーゼルから重心405までの距離を増す。したがって、そのようなゴルフクラブのセットの「ショート」アイアンは、重心405がトウに近いクラブヘッドボディを有する。したがって、上述したように、そのような「ショート」アイアンは、ゴルファーがゴルフボールに「フェード」弾道を付与するのを支援することができ、したがって、「フェード」ショットの特性(すなわち、より多いバックスピン、より少ないロールおよびより高いボールの飛び)を提供し、それが、高められたボールコントロールを提供する(たとえば、グリーン上でボールを止める)傾向を示す。
本開示のこの態様のゴルフクラブヘッドボディのウェイト付け特徴は、ゴルフクラブの重心の水平位置(ゴルフクラブがボールアドレス位置で向けられる水平位置)を制御することに限定されないことが留意される。それどころか、前記態様に関して上述したように、本開示の局面は、クラブヘッドボディ102の重心が垂直方向(たとえば、「H字形」部材404の上寄りまたは下寄り部分を重めから軽めにすること、あるいは突出部を有する周囲ウェイト付け部材402およびクラブヘッドボディ102または「H字形」ウェイト部材404のクラウンまたはソール部分102c、102dをキャビティ中でより高く、またはより低く配置するなどにより)または深さ方向(たとえば、H字形部材402がクラブヘッドボディのフェース102aから離れるつれ、より重く厚い部分になる「H字形」部材404のテーパ勾配部分をクラブヘッドボディのフェース102aの近くに有することにより)に移動するようにゴルフクラブヘッドを構成することに関する。そのような特徴は上記で詳述されているため、簡潔さのために、ここではさらに詳述しない。
さらには、前記態様に関して上述したように、本開示のいくつかの局面にしたがって、ウェイト部材404(またはその部分)は、周囲ウェイト付け部材402(または周囲ウェイト付け部材402の少なくともいくつかの部分)またはクラブヘッドボディ102の他の部分と同じまたは異なるウェイト付け特性(重量、密度など)を有することができる。たとえば、図示される態様において、「H字形」ウェイト部材404の上寄り部分404uは、部材の下寄り部分404lに比較して重くしてもよい(たとえば、下寄り部分204lとは異なる材料で上寄り部分404uを形成することにより、または、加重された質量、たとえば鉛またはタングステン含有材料などを上寄り部分404uに含めることにより)。同様に、上寄りまたは下寄り部分のトウまたはヒール側の一方を他方よりも重くすることができる。さらには、周囲ウェイト付け部材402の様々な区分または部分が、周囲ウェイト付け部材402の他の区分または部分とは異なる重量、異なる密度、異なる重量配分および/または異なる他のウェイト付け特性を有してもよいことが留意されよう。さらには、そのようなウェイト付け特徴は上記で詳述されているため、簡潔さのために、ここではさらに詳述しない。
さらには、前記態様と同様に、本開示のいくつかの局面にしたがって、ウェイト部材404および周囲ウェイト付け部材の形成ならびにゴルフクラブヘッドボディ102に対するウェイト部材404の配置が概して、ゴルフクラブヘッドボディの重心405を指示する、および/または異なるゴルフクラブヘッドボディ102を区別することができる。さらには、前記態様に関して上記で詳述したように、ウェイト部材404および/または周囲ウェイト付け部材402の形状、配置および向きがクラブを区別することに加えて、他の様々な視覚的インジケータ、たとえば色をウェイト部材404および/または周囲ウェイト付け部材402とともに使用して、ゴルフクラブをさらに識別し、互いから区別することもできる(たとえば、上記態様に関連して記載したやり方で)。
したがって、本開示の局面にしたがって、クラブヘッドボディの重心405を所望の位置に移動させ(たとえば、水平、垂直および/または深さ方向に)、また、望むならば、概してゴルフクラブヘッドボディの重心の位置を示す、および/またはゴルフクラブをセット中の他のゴルフクラブから区別するために、ウェイト部材404を選択的に形成および/または選択的に配置し、周囲ウェイト付け部材402を選択的に形成してゴルフクラブヘッドボディ102の質量および重量を再配分し得ることがわかる。
上述したように、本開示の真意を逸脱することなく、ウェイト部材および周囲ウェイト付け部材は多種多様な形態をとることができる。たとえば、本開示のいくつかの局面にしたがって、ウェイト部材および周囲ウェイト付け部材は、上記態様それぞれの局面のいくつかを含み得る。たとえば、図4D〜Fは、本開示の局面のゴルフクラブヘッドボディのそのような代替態様を示す。図4D〜Fに示す態様は、T字形ウェイト部材404aを有することにおいて、図2A〜Lに関する上記態様に類似している。簡潔さのために、T字形ウェイト部材404aの特徴は、ここでは詳述しない。さらに、図4D〜Fに示すこの態様は、ウェイト部材404aを選択的に配置してゴルフクラブヘッドボディ102の質量および重量を再配分することができることにおいて、図4A〜Cに関する上記態様に類似していることが留意される。さらに、本開示の局面にしたがって、ゴルフクラブヘッドボディ102は、ウェイト部材404aの形状に一致する突出部を有する周囲ウェイト付け部材402aを含み得る。
図4D〜Fは、各ゴルフクラブヘッドボディ102が、異なるように配置されたウェイト部材404aを含み、それが、異なる質量および重量配分を生じさせ、ひいては異なる重心(参照番号405によってシンボル的に示す)を提供する、ゴルフクラブのセットの例示的ゴルフクラブヘッドボディ102を示す。
図4Dは、「ロング」アイアン(たとえば3番アイアン)のゴルフクラブヘッドボディ102の例示的態様であり、図4Eは、「ミドル」アイアン(たとえば5番アイアン)のゴルフクラブヘッドボディ102の例示的態様であり、図4Fは、「ショート」アイアン(たとえば9番アイアン)のゴルフクラブヘッドボディ102の例示的態様である。記載のように、異なる重心405aを提供するために、ウェイト部材404aの位置は、図4D〜Fに示すゴルフクラブヘッドボディ102それぞれにおいて異なる。簡素さのために、T字形の配置(たとえば垂直方向、ヒール−トウなど)が上記で詳述されているため、ここでは詳述しない。
上述したように、本開示の真意を逸脱することなく、ウェイト部材は多種多様な形態をとり得る。本開示のいくつかの局面にしたがって、ウェイト部材は、いっしょになって部材を構成する一つまたは複数の部分を含んでもよい。たとえば、第一の部分は、ゴルフクラブヘッドボディの二端の間に延びるブリッジ部材であり得、第二の部分は、さらなる質量および重量を特定の位置に提供する質量部材であり得る。
図5A〜Dは、本開示の局面のゴルフクラブヘッドボディの代替態様を示す。図5A〜Dに示す態様は上記態様に類似しており、したがって、簡素さのため、ここでは詳述しない。しかし、この態様において、ゴルフクラブヘッドボディは、ゴルフクラブヘッドボディの質量および重量を再配分するように選択的に形成および/または配置されることができるウェイト部材を含み得ることが留意されよう。さらには、本開示の局面にしたがって、ウェイト部材は、ゴルフクラブヘッドボディの二端の間に延びるブリッジ部材ならびにさらなる質量および重量を特定の位置に提供する質量部材を含むことができる。
図5A〜Cに見られるように、ゴルフクラブヘッドボディ102は周囲ウェイト付け部材502を含み得る。図5A〜Cに見られるように、周囲ウェイト付け部材502は、打球フェース102aから後方にゴルフクラブヘッドボディ102の周辺区域の少なくとも一部分に沿って延びてもよい。さらには、本開示の局面にしたがって、ゴルフクラブヘッドボディ102は、ゴルフクラブヘッドボディ102の質量および重量を再配分するウェイト部材504を含み得る。本開示のいくつかの局面にしたがって、部材504は第一の部分および第二の部分を含んでもよい。図示される態様において、第一の部分はブリッジ部材504aであり、第二の部分は質量部材504bである。
ブリッジ部材504aは、ゴルフクラブヘッドボディ102の周囲ウェイト付け部材502の一部分または周囲ウェイト付け部材502に取り付けられる別個の要素(たとえば、周囲ウェイト付け部材と同じまたは異なる材料でできている)のいずれかであることができる。本開示のいくつかの局面にしたがって、ブリッジ部材504aは、ゴルフクラブヘッドボディ102とともに形成されることもできる。たとえば、ゴルフクラブヘッドボディ102の製造中、ブリッジ部材504aを含むゴルフクラブヘッドボディを成形し得る(たとえば型の中で)。成形されるのか取り付けられるのかにかかわらず、ブリッジ504aは、少なくとも、周囲ウェイト付け部材502の上部分、下部分または側部分に沿って配置されてもよく、周囲ウェイト付け部材502の上部分、下部分または側部分の少なくとも一つの実質的部分を形成し得る。図示される態様において、ブリッジ部材504aは、クラブヘッドボディ102のヒール部分からクラブヘッドボディ102の後方部分中のキャビティ506を横切ってクラブヘッドボディ102のトウ部分まで延びている。
本開示のいくつかの局面にしたがって、質量部材504bは、ブリッジ部材504aの一部分またはブリッジ部材504aに取り付けられる別個の要素(たとえば、ブリッジ部材504aと同じまたは異なる材料でできている)のいずれかであり得る。そのような構造において、質量部材504bが、ゴルフクラブヘッドボディ102のキャビティ506中の少なくともいくらかの空間を占めるように、質量部材504bは、少なくとも、ゴルフクラブヘッドボディ102の後面にもっとも近いブリッジ部材504a側に沿って配置されてもよい。図示される態様において、質量部材504bは、質量部材504aが見えるように、ブリッジ部材504aの少なくとも一部分を越えて外に延びている。
本開示のいくつかの局面にしたがって、ウェイト部材504の形状(ブリッジ部材504aの形状および質量部材504bの形状を含む)、ゴルフクラブヘッドボディに対するウェイト部材504の配置(ブリッジ部材504aの配置および質量部材504bの配置を含む)またはウェイト部材504の形状および配置の両方を使用して、クラブヘッドボディ102の重心を変える(たとえば移動させる)ことができる。たとえば、ウェイト部材のウェイト付け特性(重量、密度など)により、ウェイト部材504の形状および/またはクラブヘッドボディ102に対する位置がゴルフクラブヘッドボディ102の重量を再配分して(ウェイト部材504なしのゴルフクラブヘッドボディ102に比較して)、それにより、クラブヘッドボディの重心505を移動させる。したがって、ウェイト部材504(ウェイト部材504を構成する部分を含む)を選択的に形成および/または配置して、クラブヘッドの重心505の特徴を制御することができる。
たとえば、図5A〜Cは、異なる質量および重量配分を有するゴルフクラブヘッドボディを示す。図5Aは、「ロング」アイアン(たとえば3番アイアン)のゴルフクラブヘッドボディ102の例示的態様であり、図5Bは、「ミドル」アイアン(たとえば5番アイアン)のゴルフクラブヘッドボディ102の例示的態様であり、図5Cは、「ショート」アイアン(たとえば9番アイアン)のゴルフクラブヘッドボディ102の例示的態様である。図5A、5Bおよび5Cを比較することによって見てとれるように、異なるゴルフクラブヘッドボディそれぞれが異なる重心(参照番号505によってシンボル的に示す)を有する。
図5Aにおいて、ウェイト部材504は、より多くの質量および重量を概してクラブヘッドボディ102のヒール部分に配分するように形成され、配置されている。たとえば、ブリッジ部材の形状に関して、図示するように、ブリッジ部材504aは、ゴルフクラブヘッドボディ102のヒール端からゴルフクラブヘッドボディ102のトウ端に向かって延びるが、クラブヘッドボディ102のトウ端に近づくにつれて急なテーパ勾配を有して、ブリッジ部材504aはゴルフクラブヘッドボディ102のトウ端まで完全には到達しない。したがって、ブリッジ部材の形状は、より多くの質量および重量をゴルフクラブヘッドボディ102のヒールに向けて集中させる。さらに、配置に関して、図示するように、ブリッジ部材504aは、半分を超える部分がゴルフクラブヘッドボディ102のヒールの近くにあるように配置されている(クラブヘッドボディ102の中央に対して)。ある意味において、ブリッジ部材504aはゴルフクラブヘッドボディ102のヒールに向けて「移動」している。したがって、ゴルフクラブヘッドボディ102に対するブリッジ部材504aの配置は、より多くの質量および重量をゴルフクラブヘッドボディ102のヒールに向けて集中させる。同様に、質量部材504bも、より多くの質量および重量をゴルフクラブヘッドボディ102のヒールに向けて集中させるように形成され、配置されている。たとえば、質量部材504bの形状に関して、図示するように、質量部材504bは、キャビティのヒール端部分においてクラウン部分からソール部分まで延びる台形を有し、さらに質量部材504bは、ブリッジ部材504aの同じ急なテーパ勾配を有する傾斜に一致するトウ端縁を含む。したがって、図5Aに見てとれるように、質量部材504bはキャビティ506のヒール端部分を占有するが、キャビティ506のトウ端部分の実質的な量を占有しない。したがって、質量部材504bの形状は、より多くの質量および重量をゴルフクラブヘッドボディ102のヒールに向けて集中させる。さらに、配置に関して、図示するように、質量部材504bは、キャビティ506のヒール側に隣接するように配置され、さらに、質量部材504bの大部分がキャビティ506のヒール側半分にある(クラブヘッドボディ102の中央に対して)。したがって、ゴルフクラブヘッドボディ102に対する質量部材504bの配置は、より多くの質量および重量をゴルフクラブヘッドボディ102のヒールに向けて集中させる。図に見てとれるように、重心505は、クラブヘッドボディのヒールにより近い(たとえばトウよりもヒールに近い)。
図5Bにおいて、ウェイト部材504は、より多くの質量および重量を概してクラブヘッドボディ102の中央に配分するように形成され、配置されている。たとえば、図示するように、ブリッジ部材504aは、ゴルフクラブヘッドボディ102のソール部分に沿ってゴルフクラブヘッドボディ102のヒール端からゴルフクラブヘッドボディ102のトウ端まで延びるように形成されている。したがって、ブリッジ部材504aの形状は、ゴルフクラブヘッドボディの質量および重量をヒール−トウ方向で均等に配分する。さらに、ブリッジ部材504aの端部がクラブヘッドボディ102の中央に向かってテーパ勾配を有するため、ブリッジ部材504は、より多くの質量および重量をクラブヘッドボディの中央に集中させる。さらには、図示するように、ブリッジ部材504aはゴルフクラブヘッドボディ102の中央に(すなわち、クラブヘッドボディのヒールおよびトウ端から等距離に)配置されている。したがって、ゴルフクラブヘッドボディ102に対するブリッジ部材504aの配置は、より多くの質量および重量をゴルフクラブヘッドボディ102の中央に向けて集中させる。同様に、質量部材504bも、より多くの質量および重量をゴルフクラブヘッドボディ102の中央に向けて集中させるように形成され、配置されている。たとえば、図示するように、質量部材504bは、キャビティのヒール端部分からキャビティのトウ端部分まで延びる台形を有し、さらに、キャビティ506のソール部分から上にキャビティ506の約半分のところまで延びている。したがって、質量部材504bの形状はより多くの質量および重量をゴルフクラブヘッドボディ102の中央に集中させる。さらに、図示するように、質量部材504bは、キャビティ506のヒール側およびキャビティのトウ端側の両方に隣接するように配置されている。したがって、ゴルフクラブヘッドボディ102に対する質量部材504bの配置は、より多くの質量および重量をゴルフクラブヘッドボディ102の中央に向けて集中させる。図5Bに見てとれるように、重心505は概してクラブヘッドボディの中央にある(たとえば、ヒールおよびトウから等距離にある)。
図5Cにおいて、ウェイト部材504は、より多くの質量および重量を概してクラブヘッドボディ102のトウ部分に配分するように形成され、配置されている。たとえば、この配設におけるウェイト部材504(ブリッジ部材504aおよび質量部材504bを含む)の形状および配置は、図5Aに示す配設とは反対である。具体的には、図示するように、ブリッジ部材504aは、ゴルフクラブヘッドボディ102のトウ端から該ゴルフクラブヘッドボディのヒール端に向かって延びるが、クラブヘッドボディ102のヒール端に近づくにつれて急なテーパ勾配を有して、ブリッジ部材504aはゴルフクラブヘッドボディ102のヒール端まで完全には到達しない。さらに、ブリッジ部材504aは、その半分を超える部分がゴルフクラブヘッドボディ102のトウの近くにあるように配置されている(クラブヘッドボディ102の中央に対して)。ある意味、ブリッジ部材504aはゴルフクラブヘッドボディ102のトウに向けて「移動」している。したがって、ブリッジ部材504aの形状およびゴルフクラブヘッドボディ102に対するブリッジ部材504aの配置は、より多くの質量および重量をゴルフクラブヘッドボディ102のトウに向けて集中させる。同様に、質量部材504bも、より多くの質量および重量をゴルフクラブヘッドボディ102のトウに向けて集中させるように形成され、配置されている。たとえば、図示するように、質量部材504bは、キャビティのトウ端部分においてクラウン部分からソール部分まで延びる台形を有し、さらに質量部材504bは、ブリッジ部材504aの同じ急なテーパ勾配を有する傾斜に一致するヒール端縁を含む。したがって、記載のように、質量部材504bはキャビティ506のトウ端部分を占有するが、キャビティ506のヒール端部分の実質的な量を占有しない。さらには、図示するように、質量部材504bは、キャビティ506のトウ側に隣接するように配置され、さらに、質量部材504bの大部分がキャビティ506のトウ側半分にある(クラブヘッドボディ102の中央に対して)。したがって、ゴルフクラブヘッドボディ102に対する質量部材504bの配置は、より多くの質量および重量をゴルフクラブヘッドボディ102のヒールに向けて集中させる。図に見てとれるように、重心505は、クラブヘッドボディのトウにより近い(たとえばヒールよりもトウに近い)。
したがって、ウェイト部材504の形状および配置(ブリッジ部材504aおよび質量部材504bの形状および配置を含む)を操作して、クラブヘッドボディのヒールにより近い(たとえばヒールよりもトウに近い)、クラブヘッドボディの中央により近い、クラブヘッドボディのトウにより近い(ヒールよりもトウに近い)などの重心505を提供することができる。
さらには、図5A〜Cに示す態様は、重心が、図2Dに示す漸変に類似する漸変をたどり、漸変が、2番アイアン(クラブヘッドボディのセットの中で比較的低いロフト度を有するクラブヘッドボディの一つ)として開始し(このとき重心505は概してクラブヘッドボディ102の下寄りヒール端の近くに位置する)、下寄りヒールからクラブヘッドボディ102の上寄りトウに向かって継続し、最後に漸変がピッチングウェッジ(クラブヘッドボディのセットの中で比較的高いロフト度を有するクラブヘッドボディの一つ)として終了する(このとき重心505は概してクラブヘッドボディ102の上寄りトウ端の近くに位置する)、異なる重心を有するゴルフクラブのセットのゴルフクラブヘッドボディ102である。
当然、図5A〜Cは、本開示のゴルフクラブのセットの単に一つの態様を表すセットの例であり、本開示のゴルフクラブの他のセットは、他のクラブ、たとえばサンドウェッジ、ロブウェッジ、ハイブリッドアイアンなどを含み得ることが留意されよう。さらに、本開示を逸脱することなく、他の所望の漸変(たとえば、「ロング」アイアンにおけるトウから「ショート」アイアンにおけるヒールまで)または配設を提供することもできることが留意されよう。したがって、本開示を逸脱することなく、ウェイト部材504(ブリッジ部材504aおよび質量部材504bを含む)は、ゴルフクラブのセットのゴルフクラブヘッドボディ102中、多様な異なるやり方、向きなどで形成される、配置される、配設されるなどができることが理解されよう。
上述したように、クラブヘッドボディの重心の様々な位置が、ゴルフクラブによって打たれたゴルフボールの弾道およびボールの飛びに影響することができる。したがって、本開示のいくつかの局面にしたがって、各ゴルフクラブヘッドボディが異なる重心を有するゴルフクラブのセットにおいて、セット中の特定のゴルフクラブヘッドボディそれぞれの重心の異なる位置を提供するために、各ゴルフクラブヘッドボディ102のウェイト部材504(ブリッジ部材504aおよび質量部材504bを含む)は、異なる(たとえば、異なるように形成された要素)および/または異なるように配置され得る。したがって、ウェイト部材504(ブリッジ部材504aおよび質量部材504bを含む)を、ゴルフクラブヘッドボディ102中、図5A〜Cに示すように漸進的に形成し、配置すると、所望の特性を有するゴルフクラブのセットができることが理解されよう。たとえば、図4Aの構成はホーゼルから重心までの距離を減らす。したがって、そのようなゴルフクラブのセットの「ロング」アイアンは、重心がホーゼルに近いクラブヘッドボディを有する。したがって、上述したように、そのような「ロング」アイアンは、ゴルファーがゴルフボールに「ドロー」弾道を付与するのを支援することができ、したがって、「ドロー」ショットの特性(すなわち、より少ないバックスピン、より遠くまでのロールおよびより低いボールの飛び)を提供し、それが、ゴルファーによって打たれたときゴルフボールが移動する距離を延ばす傾向を示す。逆に、図5Cの構成はホーゼルから重心505までの距離を増す。したがって、そのようなゴルフクラブのセットの「ショート」アイアンは、重心505がトウに近いクラブヘッドボディを有する。したがって、上述したように、そのような「ショート」アイアンは、ゴルファーがゴルフボールに「フェード」弾道を付与するのを支援することができ、したがって、「フェード」ショットの特性(すなわち、より多いバックスピン、より少ないロールおよびより高いボールの飛び)を提供し、それが、高められたボールコントロールを提供する(たとえば、グリーン上でボールを止める)傾向を示す。
本開示のゴルフクラブヘッドボディのウェイト付け特徴は、ゴルフクラブの重心の水平位置(ゴルフクラブがボールアドレス位置で向けられる水平位置)を制御することに限定されないことが留意されよう。それどころか、前記態様に関して上述したように、本開示のゴルフクラブヘッド構造の少なくともいくつかの例においては、望むならば、垂直方向の重心をも選択的に制御し得る(たとえば、質量部材504bの上寄りまたは下寄り部分を重めから軽めにすることにより)。
本開示のこの態様のゴルフクラブヘッドボディのウェイト付け特徴は、ゴルフクラブの重心の水平または垂直位置を制御することに限定されないことが留意されよう。それどころか、前記態様に関して上述したように、本開示の局面は、クラブヘッドボディ102の重心が深さ方向に移動するようにゴルフクラブヘッドを構成することに関する。
たとえば、本開示のいくつかの局面にしたがって、ウェイト部材504は、ゴルフクラブヘッドボディ102のフェースから離して配置されることができる。たとえば、ウェイト部材504は、ゴルフクラブヘッドボディ102のヒール、トウ、ソールまたはクラウンから延びてもよい。図5Dは、ウェイト部材504がゴルフクラブヘッドボディ102のトウ、ヒールおよびソールから延び、したがって、キャビティ506によって画定されるゴルフクラブヘッドボディ102のフェースの後面から離して配置されている本開示の例示的態様の断面図を示す。ウェイト部材504をゴルフクラブヘッドボディ102のフェースから離して配置することにより、ゴルフクラブヘッドボディ102の重心をゴルフクラブヘッドボディ102のフェースから離すことができる。さらに、本開示の他の態様に関して上述したように、深さ方向における重心505の位置を制御することができる(たとえば、質量部材504bをより厚くすることにより、または、ウェイト部材が延びるゴルフクラブヘッドボディの部分、たとえばソール部分104dの深さDを増すことにより)。さらには、そのような特徴は上記で詳述されているため、簡潔さのために、ここではさらに詳述しない。
さらに、前記態様に関して上述したように、本開示のいくつかの局面にしたがって、ウェイト部材504(ブリッジ部材504aまたは質量部材504bのいずれかを含む)は、周囲ウェイト付け部材502またはクラブヘッドボディ102の他の部分と同じまたは異なるウェイト付け特性(たとえば、異なる密度、異なる重量配分など)を有し得る。たとえば、質量部材504bは、ゴルフクラブヘッドの他のパーツに比較して重くすることもできる(たとえば、ゴルフクラブヘッドボディ102の他のパーツとは異なる材料から質量部材504bを形成することにより、または、加重された質量、たとえば鉛またはタングステン含有材料などを質量部材504bに含めることにより)。さらに、周囲ウェイト付け部材502の様々な区分または部分が、周囲ウェイト付け部材502の他の区分または部分とは異なる重量、異なる密度、異なる重量配分および/または異なる他のウェイト付け特性を有してもよいことが留意されよう。さらには、そのようなウェイト付け特徴は上記で詳述されているため、簡潔さのために、ここではさらに詳述しない。
さらに、前記態様と同様に、本開示のいくつかの局面にしたがって、ウェイト部材504(ブリッジ部材504aまたは質量部材504bのいずれかを含む)の形成およびゴルフクラブヘッドボディ102に対するウェイト部材504(ブリッジ部材504aまたは質量部材504bのいずれかを含む)の配置は概して、ゴルフクラブヘッドボディの重心505を示す、および/または様々なゴルフクラブヘッドボディ102を区別することができる。たとえば、「ロング」アイアンまたはゴルフクラブのセットは、ゴルフクラブヘッドボディのヒール側でブリッジ部材504bを越えて延びる質量部材504bを有してもよく、「ショート」アイアンは、クラブヘッドボディのトウ側でブリッジ部材504bを越えて延びる質量部材504bを有してもよい。このようにして、ウェイト部材504は、ゴルフクラブを「ロング」アイアンと識別し、それを、たとえばセット中の「ショート」アイアンから区別する。ウェイト部材504の形状、配置および向きがクラブを区別することに加えて、他の様々な視覚的インジケータ、たとえば色をウェイト部材504とともに使用して、ゴルフクラブをさらに識別し、互いから区別することもできる(たとえば、質量部材504b(またはその部分、たとえばブリッジ部材505aを越えて延びる部分)を選択的に色付けしてクラブヘッドボディの特定の特徴を示すことができる)。
したがって、本開示の局面にしたがって、クラブヘッドボディの重心505を所望の位置に移動させ(たとえば、水平、垂直および/または深さ方向に)、また、望むならば、概してゴルフクラブヘッドボディの重心の位置を示す、および/またはゴルフクラブをセット中の他のゴルフクラブから区別するために、ウェイト部材504を選択的に形成および/または選択的に配置して、ゴルフクラブヘッドボディ102の質量および重量を再配分することができることがわかる。
たとえばアイアンタイプハイブリッドクラブ、ドライビングアイアン、0〜10番アイアン、ウェッジ(たとえば、44〜68度のロフトを有するアイアンタイプクラブ、たとえばピッチングウェッジ、ロブウェッジ、サンドウェッジ、ギャップウェッジなど)、チッピングクラブなどを含む任意のタイプのアイアンタイプゴルフクラブヘッド構造が上記タイプのウェイト部材(たとえば204、304、404、504など)を含むことができる。望むならば、本開示の少なくともいくつかの例にしたがって、本開示の例のゴルフクラブおよび/またはゴルフクラブヘッドは、複数のアイアンを含むセット、たとえば、アイアンタイプハイブリッドクラブ、ドライビングアイアン、0〜10番アイアン、ピッチングウェッジ、ロブウェッジ、サンドウェッジ、ギャップウェッジおよび/またはチッピングクラブの二本またはそれ以上を有するセットとして販売または市場売買することができる。セット中に存在する場合、そのセット中のクラブの任意の所望の数が、本開示のウェイト部材を有するクラブヘッドを有することができる。いくつかのより具体的な例において、本開示のゴルフクラブのセットは少なくとも3〜9番アイアンおよびピッチングウェッジを含んでもよく、これらのアイアンの少なくとも二本(いくつかの例においては、これらのアイアンのすべて)が、本開示の例のウェイト部材を有するクラブヘッドを有する。もう一つの例として、本開示のゴルフクラブのセットは、少なくとも4〜9番アイアン(それとも5〜9番アイアンまたは6〜9番アイアン)およびピッチングウェッジならびに任意でサンドウェッジおよび/または一本または複数のアイアンタイプハイブリッドクラブを含み、これらのクラブの少なくとも二本(いくつかの例においては、これらのクラブのすべて)が、本開示の例のウェイト部材を有するクラブヘッドを有する。
本開示の例のウェイト部材を含むアイアンタイプゴルフクラブヘッドは、図1〜5に示すタイプの周囲ウェイト付けおよび/またはキャビティバックタイプのクラブとの使用に限定されない。それどころか、望むならば、本開示を逸脱することなく、ウェイト部材は、ブレードタイプアイアンクラブまたは他のアイアンタイプゴルフクラブヘッド構造にも提供され得る(たとえば類似した位置および/または配設で)。図5Eは、そのようなブレードタイプアイアンクラブの例示的態様である。図5Eに見てとれるように、ブレードタイプクラブにおいて、ウェイト部材は、周囲ウェイト部材の一部分を形成するのではなく、クラブ背面の上寄り後方部分、クラブ背面の後方部分の下寄り後方部分、クラブソールなどの少なくとも一つに位置することができる。
さらには、たとえば、上記で詳述した特定のウェイト部材は、本開示にしたがって使用し得るウェイト部材の単なる例であり、網羅的なリストを構成することを意図したものではないことが留意されよう。それどころか、これらの例は、単に、本開示のより良い理解を読者に提供することを意図したものである。
III. 結び
本開示は、上記および添付図面において、多様な例示的構造、特徴、要素ならびに構造、特徴および要素の組み合わせを参照して説明されている。しかし、本開示によって果たされる目的は、本開示の範囲を限定することではなく、本開示に関連する様々な特徴および概念の例を提供することである。当業者は、特許請求の範囲によって画定される本開示の範囲を逸脱することなく、上記態様に対して数多くの変形および改変を加えることができることを理解するであろう。たとえば、本開示を逸脱することなく、図1〜5に関連して上述した様々な特徴および概念を個々におよび/または任意の組み合わせで使用することができる。

Claims (40)

  1. アイアンタイプゴルフクラブヘッドボディを有する少なくとも二本のアイアンタイプゴルフクラブを含む、アイアンタイプゴルフクラブのセットであって、
    アイアンタイプゴルフクラブヘッドボディそれぞれが、異なる重心を有し、
    アイアンタイプゴルフクラブヘッドボディそれぞれが、
    打球フェースと、
    クラウン部分と、
    ソール部分と、
    ヒール部分と、
    トウ部分と、
    該打球フェースから後方にゴルフクラブヘッドボディの周辺区域の少なくとも一部分に沿って延びる周囲ウェイト付け部材を含み該打球フェースとは反対側にある後面と、
    ゴルフクラブヘッドボディの後方部分中のキャビティと、
    各ゴルフクラブヘッドボディそれぞれの重心を特定の位置に提供するように選択的に形成されているウェイト部材と
    を含む、アイアンタイプゴルフクラブのセット。
  2. 各ウェイト部材が、
    周囲ウェイト付け部材から延びるベース部分と、
    該ベース部分から延びる上寄りヒール側部分と、
    該ベース部分から延びる上寄りトウ側部分と
    を含む、請求項1記載のアイアンタイプゴルフクラブのセット。
  3. セットの各ウェイト部材が、同じ相対的に位置において、そのそれぞれの周囲ウェイト付け部材から延びる、請求項2記載のアイアンタイプゴルフクラブのセット。
  4. ウェイト部材の形状がゴルフクラブのセット全体にわたって連続的に変化して、クラブヘッドボディのセットの中で比較的低いロフト度を有するクラブヘッドボディにおける、ヒールにより近い位置から、該クラブヘッドボディのセットの中で比較的高いロフト度を有するクラブヘッドボディの場合の、トウにより近い位置まで、重心を移動させる、請求項1記載のアイアンタイプゴルフクラブのセット。
  5. 低いロフト度を有するクラブヘッドボディ中のウェイト部材が、ウェイト部材の大部分がキャビティのヒール側半分にあるように形成され、かつ
    高いロフト度を有するクラブヘッドボディ中のウェイト部材が、ウェイト部材の大部分がキャビティのトウ側半分にあるように形成されている、請求項1記載のアイアンタイプゴルフクラブのセット。
  6. 低いロフト度を有するクラブヘッドボディ中のウェイト部材が、ウェイト部材のベース部分がゴルフクラブヘッドボディのヒール側に向けられるように形成され、かつ
    高いロフト度を有するクラブヘッドボディ中のウェイト部材が、ウェイト部材のベース部分がゴルフクラブヘッドボディのトウ側に向けられるように形成されるように、
    ウェイト部材の形状が、ヒール−トウ方向に連続的に変化する、請求項5記載のアイアンタイプゴルフクラブのセット。
  7. 各ウェイト部材が、
    ソール−クラウン方向に延び、かつトウ−ヒール方向に延びる上寄り部分をトウ−ヒール方向に延びる下寄り部分と接続する、中央部分
    を含み、
    ウェイト部材が周囲ウェイト付け部材と接触しない、請求項1記載のアイアンタイプゴルフクラブのセット。
  8. キャビティを画定する周囲ウェイト付け部材の形状が、ゴルフクラブのセット全体にわたってウェイト部材の形状とともに変化し、
    周囲ウェイト付け部材の形状が、ウェイト部材の形状と相補的であるように形成されている、請求項7記載のアイアンタイプゴルフクラブのセット。
  9. ウェイト部材の位置が、クラブヘッドボディ全体にわたって、ヒールのより近くまで連続的に移動するか、またはトウのより近くまで連続的に移動する、請求項8記載のアイアンタイプゴルフクラブのセット。
  10. ウェイト部材の形状がゴルフクラブのセット全体にわたって連続的に変化して、クラブヘッドボディのセットの中で比較的低いロフト度を有するクラブヘッドボディにおける、ヒールにより近い位置から、該クラブヘッドボディのセットの中で比較的高いロフト度を有するクラブヘッドボディの場合の、トウにより近い位置まで、重心を移動させる、請求項7記載のアイアンタイプゴルフクラブのセット。
  11. ウェイト部材の上寄りおよび下寄り部分それぞれの、ヒール側部分およびトウ側部分それぞれの長さが、クラブのロフトが増すにつれてヒール側部分の長さが減り、かつクラブのロフトが増すにつれてトウ側部分の長さが増すように連続的に変化する、請求項10記載のアイアンタイプゴルフクラブのセット。
  12. 低いロフト度を有し、ゴルフクラブヘッドの質量および重量の大部分がゴルフクラブヘッドボディのヒール側半分に配置されるように形成されている周囲ウェイト付け部材を有するクラブヘッドボディから、高いロフト度を有し、ゴルフクラブヘッドの質量および重量の大部分がゴルフクラブヘッドボディのトウ側半分に配置されるように形成されている周囲ウェイト付け部材を有するクラブヘッドボディまで、周囲ウェイト付け部材の形状が連続的に変化する、請求項10記載のアイアンタイプゴルフクラブのセット。
  13. 周囲ウェイト付け部材が、キャビティの中央部分に向かって延びるキャビティのヒール側の第一の突出部と、キャビティの中央部分に向かって延びるキャビティのトウ側の第二の突出部とを含み、
    さらに、クラブのロフトが増すにつれてゴルフクラブのセット全体にわたって第一の突出部の長さが連続的に減り、かつクラブのロフトが増すにつれて該ゴルフクラブのセット全体にわたって第二の突出部の長さが連続的に増す、請求項12記載のアイアンタイプゴルフクラブのセット。
  14. クラブヘッドボディのセットの中で比較的低いロフト度を有するアイアンの場合の、ヒールにより近い位置から、該クラブヘッドボディのセットの中で比較的高いロフト度を有するアイアンの場合の、トウにより近い位置まで、ウェイト部材の位置が連続的に移動する、請求項10記載のアイアンタイプゴルフクラブのセット。
  15. 各ウェイト部材が、キャビティを横切って延びるブリッジ部材と、該ブリッジ部材に取り付けられた質量部材とを含む、請求項1記載のアイアンタイプゴルフクラブのセット。
  16. ウェイト部材の形状がゴルフクラブのセット全体にわたって連続的に変化して、クラブヘッドボディのセットの中で比較的低いロフト度を有するクラブヘッドボディにおける、ヒールにより近い位置から、該クラブヘッドボディのセットの中で比較的高いロフト度を有するクラブヘッドボディの場合の、トウにより近い位置まで、重心を移動させる、請求項15記載のアイアンタイプゴルフクラブのセット。
  17. 低いロフト度を有し、質量部材の大部分がキャビティのヒール側半分にあるように形成されかつ配置されている質量部材を有するクラブヘッドボディから、高いロフト度を有し、質量部材の大部分がキャビティのトウ側半分にあるように形成されかつ配置されているウェイト部材を有するクラブヘッドボディまで、質量部材の形状および配置が、ゴルフクラブのセット全体にわたって連続的に変化する、請求項16記載のアイアンタイプゴルフクラブのセット。
  18. クラブヘッドボディのセットの中で比較的低いロフト度を有し、ブリッジ部材の大部分がゴルフクラブヘッドボディのヒール側半分にあるように形成されかつ配置されている質量部材を有するクラブヘッドボディから、該クラブヘッドボディのセットの中で比較的高いロフト度を有し、ブリッジ部材の大部分がゴルフクラブヘッドボディのトウ側半分にあるように形成されかつ配置されているウェイト部材を有するクラブヘッドボディまで、ブリッジ部材の形状および配置が、ゴルフクラブのセット全体にわたって連続的に変化する、請求項16記載のアイアンタイプゴルフクラブのセット。
  19. 打球フェースと、クラウン部分と、ソール部分と、トウ部分と、ヒール部分と、該打球フェースから後方にゴルフクラブヘッドボディの周辺区域の少なくとも一部分に沿って延びる周囲ウェイト付け部材を含み該打球フェースとは反対側にある後面とを含む、アイアンタイプゴルフクラブヘッドボディ、および
    周囲ウェイト付け部材から延びるベース部分と、該ベース部分から延びる上寄りヒール側部分と、該ベース部分から延びる上寄りトウ側部分とを含み、ゴルフクラブヘッドボディの重心を特定の位置に提供するように選択的に形成されている、ウェイト部材
    を含む、アイアンタイプゴルフクラブヘッドであって、
    ウェイト部材が、周囲ウェイト付け部材からゴルフクラブヘッドボディの後方部分中のキャビティの中に延び、かつゴルフクラブヘッドボディのキャビティ中、ゴルフクラブヘッドボディの後方部分中のキャビティによって画定されるゴルフクラブヘッドボディの後面から離して配置されている、
    アイアンタイプゴルフクラブヘッド。
  20. ウェイト部材が、ゴルフクラブヘッドボディから選択的に取り外し可能である、請求項19記載のゴルフクラブヘッド。
  21. 周囲ウェイト付け部材が、
    ウェイト受け部分を介して該周囲ウェイト付け部材に取り付けられる様々な交換可能なウェイト部材を、該周囲ウェイト付け部材が受けることを可能にするウェイト受け部分
    を含む、請求項20記載のゴルフクラブヘッド。
  22. ウェイト部材が、周囲ウェイト付け部材の少なくとも一部分の密度よりも高い密度を有する、請求項19記載のゴルフクラブヘッド。
  23. ウェイト部材が、キャビティによって画定されるクラブヘッドボディの後面の色と対比される色を含む、請求項19記載のゴルフクラブヘッド。
  24. 打球フェースと、クラウン部分と、ソール部分と、トウ部分と、ヒール部分と、該打球フェースから後方にゴルフクラブヘッドボディの周辺区域の少なくとも一部分に沿って延びる周囲ウェイト付け部材を含み該打球フェースとは反対側にある後面と、ゴルフクラブヘッドボディの後方部分中のキャビティとを含む、アイアンタイプゴルフクラブヘッドボディ、および
    ソール−クラウン方向に延び、かつトウ−ヒール方向に延びる上寄り部分を、トウ−ヒール方向に延びる下寄り部分と接続する中央部分を含むウェイト部材であって、ゴルフクラブヘッドボディの重心を特定の位置に提供するように選択的に形成され、周囲ウェイト付け部材とは接触しない、ウェイト部材
    を含む、アイアンタイプゴルフクラブヘッド。
  25. 周囲ウェイト付け部材が、キャビティの中央部分に向かって延びるキャビティのヒール側の第一の突出部と、キャビティの中央部分に向かって延びるキャビティのトウ側の第二の突出部とを含むように、選択的に形成されている、請求項24記載のゴルフクラブヘッド。
  26. 第一の突出部がウェイト部材のヒール側の上寄り部分と下寄り部分との間の、ウェイト部材中の凹みに一致し、かつ第二の突出部がウェイト部材のトウ側の上寄り部分と下寄り部分との間の、ウェイト部材中の凹みに一致するように、周囲ウェイト付け部材が形成されている、請求項25記載のゴルフクラブヘッド。
  27. ウェイト部材が、ゴルフクラブヘッドボディの重心を特定の位置に提供するように選択的に配置されている、請求項26記載のゴルフクラブヘッド。
  28. 打球フェースと、クラウン部分と、ソール部分と、トウ部分と、ヒール部分と、該打球フェースとは反対側の後面と、該打球フェースから後方にゴルフクラブヘッドボディの周辺区域の少なくとも一部分に沿って延びる周囲ウェイト付け部材とを含む、アイアンタイプゴルフクラブヘッドボディ、および
    ウェイト部材
    を含む、アイアンタイプゴルフクラブヘッドであって、
    ウェイト部材が、ゴルフクラブヘッドボディの後方部分中のキャビティの少なくとも一部分を横切って延びるブリッジ部材と、該ブリッジ部材に取り付けられた質量部材とを少なくとも含み、ゴルフクラブヘッドボディの重心を特定の位置に提供するように、該クラブヘッドボディに対して選択的に形成されかつ配置されている、
    アイアンタイプゴルフクラブヘッド。
  29. ブリッジ部材が、周囲ウェイト付け部材に取り付けられている、請求項28記載のゴルフクラブヘッド。
  30. ブリッジ部材が、周囲ウェイト付け部材の一部として形成されている、請求項28記載のゴルフクラブヘッド。
  31. ブリッジ部材が、ゴルフクラブヘッドボディのヒール部分とトウ部分との間に延びる、請求項28記載のゴルフクラブヘッド。
  32. 質量部材が、キャビティの一部分を占有し、かつ該キャビティによって画定されるゴルフクラブヘッドボディの後面にもっとも近いブリッジ部材側に取り付けられている、請求項28記載のゴルフクラブヘッド。
  33. ブリッジ部材および質量部材が、ゴルフクラブヘッドボディの後方部分中のキャビティによって画定されるゴルフクラブヘッドボディの後面から離れている、請求項32記載のゴルフクラブヘッド。
  34. 質量部材が見えるように、質量部材がブリッジ部材を越えて延びる、請求項33記載のゴルフクラブヘッド。
  35. 質量部材が、周囲ウェイト付け部材の少なくとも一部分の密度よりも高い密度を有する、請求項28記載のゴルフクラブヘッド。
  36. 質量部材が、クラブヘッドボディの残り部分とは異なる色を含む、請求項28記載のゴルフクラブヘッド。
  37. ゴルフクラブヘッドボディの重心をゴルフクラブヘッドボディのフェースから所定の距離に選択的に配置する方法であって、
    打球フェースと、クラウン部分と、ソール部分と、トウ部分と、ヒール部分と、該打球フェースから後方にゴルフクラブヘッドボディの周辺区域の少なくとも一部分に沿って延びる周囲ウェイト付け部材を含み該打球フェースとは反対側にある後面と、ゴルフクラブヘッドボディの後方部分中のキャビティとを含む、クラブヘッドボディを提供する工程、
    ゴルフクラブヘッドボディに取り付けられたとき、キャビティによって画定されるゴルフクラブヘッドボディの後面から離して配置されるように形成される、選択的に取り外し可能なウェイト部材を提供する工程であって、該選択的に取り外し可能なウェイト部材がゴルフクラブヘッドボディに取り付けられたとき、ゴルフクラブヘッドボディの重量を再配分して、ゴルフクラブヘッドボディの重心をゴルフクラブヘッドボディのフェースから所定の距離だけ移動させるように形成されている、工程、および
    選択的に取り外し可能なウェイト部材が、周囲ウェイト付け部材から延び、キャビティによって画定されるゴルフクラブヘッドボディの後面から離して配置され、ゴルフクラブヘッドボディの重量を再配分し、かつゴルフクラブヘッドボディの重心をゴルフクラブヘッドボディのフェースから所望の距離だけ移動させるように、
    該選択的に取り外し可能なウェイト部材をゴルフクラブヘッドボディの周囲ウェイト付け部材に取り付ける工程
    を含む、方法。
  38. 第一の選択的に取り外し可能なウェイト部材と交換可能であり、かつ、さらに、ゴルフクラブヘッドボディに取り付けられたとき、キャビティによって画定されるゴルフクラブヘッドボディの後面から離して配置されるように形成される、第二の選択的に取り外し可能なウェイト部材を提供する工程であって、該第二の選択的に取り外し可能なウェイト部材が、
    第一の選択的に取り外し可能なウェイト部材とは異なるように形成されて、
    ゴルフクラブヘッドボディに取り付けられたとき、ゴルフクラブヘッドボディの重量を再配分して、ゴルフクラブヘッドボディの重心をゴルフクラブヘッドボディのフェースから第二の所定の距離だけ移動させる、工程、および
    第二の選択的に取り外し可能なウェイト部材が、周囲ウェイト付け部材から延び、キャビティによって画定されるゴルフクラブヘッドボディの後面から離して配置され、ゴルフクラブヘッドボディの重量を再配分し、かつゴルフクラブヘッドボディの重心をゴルフクラブヘッドボディのフェースから第二の所望の距離だけ移動させるように、
    第一の選択的に取り外し可能な部材を取り外し、かつ第二の選択的に取り外し可能なウェイト部材をゴルフクラブヘッドボディの周囲ウェイト付け部材に取り付ける工程
    をさらに含む、請求項37記載のゴルフクラブヘッドボディの重心をゴルフクラブヘッドボディのフェースから所定の距離に選択的に配置する方法。
  39. ゴルファーのスイングの少なくとも一つの特徴の画像解析に基づいて、選択的に取り外し可能なウェイト部材を選択する工程をさらに含む、請求項38記載のゴルフクラブヘッドボディの重心をゴルフクラブヘッドボディのフェースから所定の距離に選択的に配置する方法。
  40. アイアンタイプゴルフクラブヘッドボディを有する少なくとも二本のアイアンタイプゴルフクラブを含む、アイアンタイプゴルフクラブのセットであって、
    アイアンタイプゴルフクラブヘッドボディそれぞれが、異なる重心を有し、
    アイアンタイプゴルフクラブヘッドボディそれぞれが、
    打球フェースと、
    クラウン部分と、
    ソール部分と、
    ヒール部分と、
    トウ部分と、
    該打球フェースとは反対側の後面と、
    ホーゼルと
    を含み、
    該ホーゼルが、各ゴルフクラブヘッドボディのそれぞれの重心を特定の位置に提供するように選択的にサイズ決めまたは形成されており、
    アイアンタイプゴルフクラブの少なくとも二本が、異なるようにサイズ決めまたは形成されたホーゼルを有する、
    アイアンタイプゴルフクラブのセット。
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