JP2012532533A - 無線通信のための方法および装置 - Google Patents

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Abstract

無線通信の一つの方法は、アンカー基地局がハンドオーバー指標信号を受信したことを受け取り確認することを含む。もう一つの方法は:アクティブな集合の基地局から、参照時間と、その基地局が移動局からレンジング信号を受信したそれぞれの時間との間のそれぞれの時間的な差を同定するそれぞれのオフセット信号を受信し;その移動局に、前記それぞれのオフセット信号に応じたレンジング制御信号を送信することを含む。もう一つの方法は、アクティブ集合信号に応答して移動局に、アクティブな集合内の基地局のシステム構成情報を含むシステム構成情報信号を送信することを含む。もう一つの方法は、アクティブな集合内の基地局から受信されるチャネル条件信号に応じて上りリンク制御チャネル電力パラメータを決定することを含む。もう一つの方法は、アクティブな集合内の基地局にそれぞれの制御チャネル上で制御信号を送信することを含む。装置も開示される。

Description

〈関連出願への相互参照〉
本願は、2009年7月6日に出願された米国仮特許出願第61/223,162号の利益を主張するものである。該出願の内容はここに参照によってその全体において組み込まれる。
本願は、2008年7月7日に出願された米国仮特許出願第61/078,505号の利益を主張する、2009年7月6日に出願された米国仮特許出願第61/223,162号の、米国連邦規則集37,第1.53(c)(3)条のもとでの転換から帰結する本出願(シリアル番号未定)の一部継続である。前記仮出願の内容はここに参照によってその全体において組み込まれる。
〈発明の分野〉
本発明は概括的には無線通信に、より詳細には無線通信におけるハンドオーバーに関係した方法および装置に関する。
非特許文献1(「IEEE802.16e規格」)はブロードバンド無線アクセス・システムのためのさまざまな規格を規定しており、ここに参照によってその全体において組み込まれる。たとえば、IEEE802.16e規格は、移動局をアンカー基地局からターゲット基地局にハンドオーバーするためのさまざまなプロトコルを規定している。移動局がアンカー基地局からターゲット基地局へのハンドオーバー手順をいつ実施するかについての考慮はIEEE802.16e規格の範囲外であるが、一般に、移動局はある時間期間にわたってアンカー基地局と通信し、該アンカー基地局からターゲット基地局へのハンドオーバー手順を開始し、その後、移動局は代わりに前記ターゲット基地局と通信する。これはたとえば、移動局が前記ターゲット基地局との通信が前記アンカー基地局との通信より効果的である位置に動いたときに行われる。
IEEE Standard for Local and metropolitan area networks, Part 16: Air Interface for Fixed and Mobile Broadband Wireless Access Systems, Amendment 2: Physical and Medium Access Control Layers for Combined Fixed and Mobile Operation in Licensed Bands and Corrigendum 1、2006年2月28日(「IEEE802.16e規格」)
IEEE802.16e規格にはいくつかの欠点がある。たとえば、移動局がターゲット基地局へのハンドオーバーを完了できる前に、移動局はターゲット基地局についてのあるシステム構成情報(SCE: system configuration information)を要求し、ターゲット基地局のそのようなシステム構成情報を移動局に伝達するためのIEEE802.16e規格によって規定されるプロトコルはわずらわしいことがあり、ハンドオーバーの際の望ましくない遅延を引き起こすことがある。また、移動局は典型的にはハンドオーバー手順を開始するためにさまざまな媒体アクセス制御(MAC: media access control)メッセージ(これは単に「制御メッセージ」と称することもある)を送信するが、IEEE802.16e規格は、ハンドオーバーのためのターゲット基地局となる見込みがありうるさまざまな基地局におけるそのようなMACメッセージの受信を容易にするための満足のいくプロトコルを含まない。さらに、移動局がターゲット基地局へのハンドオーバーを完了できる前に、移動局は、該移動局とターゲット基地局の間の距離を表すデータを取得することが望ましいことがある。移動局が、上りリンク信号の送信を、それらの信号がターゲット基地局において、基地局から上りリンク信号のために割り当てられる時間に受信されるようにするよう計算された時間に行うことができ、それにより他の移動局からの上りリンク信号との干渉を回避するためである。しかしながら、そのようなデータを取得するためのIEEE802.16e規格によって規定されるプロトコルはわずらわしいことがあり、ハンドオーバーの際の無用な遅延を引き起こすことがある。さらに、IEEE802.16e規格は、移動局がアンカー基地局からターゲット基地局へのハンドオーバーを実行するという移動局による指標のアンカー基地局による受け取り確認〔アクノレッジメント〕を規定していない。したがって、アンカー基地局が該指標を受け取らなかった場合、あるいは誤った該指標を受け取った場合、アンカー基地局は引き続き、基地局がターゲット基地局へのハンドオーバーを完了した後に基地局と通信しようとする。これは無用な干渉および輻輳を引き起こしうる。また、アンカー基地局が指標を受け取らなかった場合、アンカー基地局はターゲット基地局に、移動局がターゲット基地局へのハンドオーバーを実行するということを通知していなかった可能性がある。その場合、ターゲット基地局は、移動局と通信する用意ができていないことがあり、通信の中断が生じる可能性がある。
ある例示的な実施形態によれば、アンカー基地局からターゲット基地局への移動局のハンドオーバーを容易にする方法が提供される。本方法は、アンカー基地局において移動局から、移動局がアンカー基地局からターゲット基地局へのハンドオーバーを実行することを示すハンドオーバー指標信号を受信する段階と;移動局に、アンカー基地局がハンドオーバー指標信号を受信したことを受け取り確認する受け取り確認信号を送信する段階とを含む。
もう一つの例示的な実施形態によれば、移動局との電波通信を容易にするインターフェースと、該インターフェースと通信するプロセッサとを含む基地局装置が提供される。前記プロセッサは:インターフェースから、移動局が当該基地局からターゲット基地局へのハンドオーバーを実行することを示す移動局からのハンドオーバー指標信号を受信し;前記インターフェースに、移動局に、当該基地局がハンドオーバー指標信号を受信したことを受け取り確認する受け取り確認信号を送信させるよう動作可能に構成される。
もう一つの例示的な実施形態によれば、基地局装置であって、移動局が当該基地局からターゲット基地局へのハンドオーバーを実行することを示す移動局からのハンドオーバー指標信号を受信するための備えと;移動局に、当該基地局がハンドオーバー指標信号を受信したことを受け取り確認する受け取り確認信号を送信するための備えとを含む。
もう一つの例示的な実施形態によれば、アンカー基地局と電波通信する移動局によって、該移動局と、該移動局と電波通信する基地局のアクティブな集合に含まれる基地局との間の距離を表すデータを取得することを容易にする方法が提供される。前記アクティブな集合は、アンカー基地局の近隣基地局の部分集合を含む。本方法は:アンカー基地局から前記アクティブな集合の他の各基地局に、前記移動局に関連付けられた参照コードおよび参照時間を同定するレンジング資源信号を送信し;前記移動局に、前記参照コードを含むレンジング信号を、前記アクティブな集合の各基地局に、前記参照時間に応じた時間に送信させ、前記アクティブな集合の各基地局は前記レンジング信号をそれぞれの時間に受信するようにし;前記アクティブな集合の各基地局から、前記参照時間と、前記アクティブな集合の基地局がレンジング信号を受信したそれぞれの時間との間のそれぞれの時間的な差を同定するそれぞれのオフセット信号を受信し;前記移動局に、前記それぞれのオフセット信号に応じたレンジング制御信号を送信することを含む。
本方法はさらに、前記参照コードを、擬似ランダムに生成されたコードから生成することを含んでいてもよい。
前記レンジング制御信号を送信することは、前記参照時間と、前記アクティブな集合の各基地局がレンジング信号を受信したそれぞれの時間との間のそれぞれの時間的な差の平均を表すレンジング信号を送信することを含んでいてもよい。
前記レンジング制御信号を送信することは複数のレンジング制御信号を送信することを含んでいてもよい。前記複数のレンジング制御信号のそれぞれは、前記アクティブな集合のそれぞれの基地局に関連付けられており、前記参照時間と、前記アクティブな集合の基地局がレンジング信号を受信したそれぞれの時間との間のそれぞれの時間的な差を表す。
前記アクティブな集合はさらに、アンカー基地局を含んでいてもよい。
もう一つの例示的な実施形態によれば、基地局装置であって:移動局との電波通信を容易にする第一のインターフェースと;該移動局と電波通信するアクティブな集合に含まれる少なくとも一つの近隣基地局との通信を容易にする第二のインターフェースと;前記第一および第二のインターフェースと通信するプロセッサとを含む装置が提供される。前記プロセッサは、前記第二のインターフェースに、前記アクティブな集合に含まれる前記少なくとも一つの近隣基地局に対して、前記移動局に関連付けられた参照コードおよび参照時間を同定するレンジング資源信号を送信させ;前記第一のインターフェースに、前記移動局に対して、前記参照コードを含むレンジング信号を、前記アクティブな集合に含まれる各基地局に、前記参照時間に応じた時間に送信することを指令するレンジング・コマンド信号を送信させ、前記アクティブな集合に含まれる各基地局は前記レンジング信号をそれぞれの時間に受信するようにし;前記第二のインターフェースから、前記アクティブな集合の各近隣基地局からのそれぞれのオフセット信号を受信し、それぞれのオフセット信号は、前記参照時間と、前記アクティブな集合に含まれる近隣基地局がレンジング信号を受信したそれぞれの時間との間のそれぞれの時間的な差を同定し;前記第一のインターフェースに、前記移動局に対して、前記それぞれのオフセット信号に応じたレンジング制御信号を送信させるよう動作可能に構成される。
前記プロセッサはさらに、前記参照コードを擬似ランダムに生成されるコードから生成するよう動作可能に構成されてもよい。
前記レンジング制御信号は、前記参照時間と、前記アクティブな集合に含まれる各基地局がレンジング信号を受信したそれぞれの時間との間のそれぞれの時間的な差の平均を表してもよい。
前記レンジング制御信号は複数のレンジング制御信号を含んでいてもよい。前記複数のレンジング制御信号のそれぞれは、前記アクティブな集合のそれぞれの基地局に関連付けられており、前記参照時間と、それぞれの基地局がレンジング信号を受信したそれぞれの時間との間のそれぞれの時間的な差を表す。
前記アクティブな集合はさらに前記装置を含んでいてもよく、前記プロセッサはさらに:前記第一のインターフェースから、前記移動局からのレンジング信号を受信し;前記参照時間と、前記装置が前記移動局からレンジング信号を受信した時間との間の時間的な差を計算し;前記第一のインターフェースに、前記移動局に対して、レンジング制御信号を、前記参照時間と、前記装置が前記移動局からレンジング信号を受信した時間との間の時間的な差に応じて送信させるよう動作可能に構成されてもよい。
もう一つの例示的な実施形態によれば、移動局との電波通信のためおよび該移動局と電波通信するアクティブな集合に含まれる少なくとも一つの近隣基地局との通信のために構成された基地局装置が提供される。本装置は:前記アクティブな集合に含まれる前記少なくとも一つの近隣基地局に対して、前記移動局に関連付けられた参照コードおよび参照時間を同定するレンジング資源信号を送信するための備えと;前記移動局に対して、前記参照コードを含むレンジング信号を、前記アクティブな集合に含まれる各基地局に、前記参照時間に応じた時刻に送信することを指令するレンジング・コマンド信号を送信し、前記アクティブな集合に含まれる各基地局は前記レンジング信号をそれぞれの時間に受信するようにするための備えと;前記アクティブな集合に含まれる各基地局からのそれぞれのオフセット信号を受信するための備えであって、それぞれのオフセット信号は、前記参照時間と、前記アクティブな集合に含まれる基地局がレンジング信号を受信したそれぞれの時間との間のそれぞれの時間的な差を同定する、備えと;前記移動局に対して、前記それぞれのオフセット信号に応じたレンジング制御信号を送信するための備えとを含む。
もう一つの例示的な実施形態によれば、基地局のシステム構成情報を配送する方法が提供される。本方法は:基地局の第一のアクティブな集合をもつ第一の移動局から、前記第一の移動局が当該基地局を前記第一のアクティブな集合に加えたことを示す第一のアクティブ集合信号を受信する段階と;前記第一のアクティブ集合信号を受信するのに応答して、前記第一の移動局に、当該基地局のシステム構成情報を含むシステム構成情報信号を送信する段階とを含む。
当該基地局のシステム構成情報は、以下からなる群の情報の一つまたは複数を含んでいてもよい:当該基地局の識別子;当該基地局のプリアンブル・インデックスの識別子;当該基地局のサブチャネル・インデックスの識別子;当該基地局の周波数割り当て情報;当該基地局に関連付けられた時間/周波数同期インジケータ;当該基地局についての上りリンク・チャネル情報;当該基地局についての下りリンク・チャネル情報;当該基地局に関連付けられたトリガー参照インジケータ;当該基地局の等価等方放射電力(equivalent isotropically radiated power);当該基地局についてのハンドオーバー情報;当該基地局についてのスケジューリング・サービス情報;当該基地局についてのサポートされる移動性(mobility)機能情報;当該基地局に関連付けられたページング・グループ識別子;当該基地局のチャネル帯域幅の識別子;当該基地局の巡回プレフィックスの識別子;当該基地局のフレーム継続時間の識別子;当該基地局の高速フーリエ変換サイズの識別子;および当該基地局のフレームおよびチャネル番号の開始サブチャネライゼーションの動作モード。
本方法はさらに、基地局の第二のアクティブな集合をもつ第二の移動局から、前記第二の移動局が当該基地局を前記第二のアクティブな集合に加えたことを示す第二のアクティブ集合信号を受信する段階を含む。前記第一の移動局にシステム構成情報信号を送信する段階は、前記第一および第二のインジケータ信号を受信するのに応答して、前記第一および第二の移動局に、前記システム構成情報信号をマルチキャストすることを含んでいてもよい。
もう一つの例示的な実施形態によれば、基地局装置であって:基地局の第一のアクティブな集合をもつ第一の移動局との電波通信を容易にするインターフェースと;複数の基地局のシステム構成情報を記憶する記憶部を有するコンピュータ可読メモリと;前記インターフェースおよび前記コンピュータ可読メモリと通信するプロセッサとを含む装置が提供される。前記プロセッサは:前記インターフェースから、前記第一の移動局が前記複数の基地局のうちの一つを前記第一のアクティブな集合に加えたことを示す前記第一の移動局からの第一のアクティブ集合信号を受信する段階と;前記第一のアクティブ集合信号を受信するのに応答して、前記インターフェースに、前記第一の移動局に対して、前記複数の基地局のうちの前記一つの基地局のシステム構成情報を含むシステム構成情報信号を送信させる段階とを実行するよう動作可能に構成される。
基地局のシステム構成情報は、以下からなる群の情報の一つまたは複数を含んでいてもよい:当該基地局の識別子;当該基地局のプリアンブル・インデックスの識別子;当該基地局のサブチャネル・インデックスの識別子;当該基地局の周波数割り当て情報;当該基地局に関連付けられた時間/周波数同期インジケータ;当該基地局についての上りリンク・チャネル情報;当該基地局についての下りリンク・チャネル情報;当該基地局に関連付けられたトリガー参照インジケータ;当該基地局の等価等方放射電力(equivalent isotropically radiated power);当該基地局についてのハンドオーバー情報;当該基地局についてのスケジューリング・サービス情報;当該基地局についてのサポートされる移動性(mobility)機能情報;当該基地局に関連付けられたページング・グループ識別子;当該基地局のチャネル帯域幅の識別子;当該基地局の巡回プレフィックスの識別子;当該基地局のフレーム継続時間の識別子;当該基地局の高速フーリエ変換サイズの識別子;および当該基地局のフレームおよびチャネル番号の開始サブチャネライゼーションの動作モード。
前記プロセッサはさらに:前記インターフェースから、基地局の第二のアクティブな集合をもつ第二の移動局からの、前記第二の移動局が前記複数の基地局のうちの前記一つを前記第二のアクティブな集合に加えたことを示す第二のアクティブ集合信号を受信するよう動作可能に構成されてもよい。前記プロセッサはさらに、前記第一および第二のインジケータ信号を受信するのに応答して、前記インターフェースに、前記第一および第二の移動局に対して、前記システム構成信号をマルチキャストさせるよう動作可能に構成されてもよい。
もう一つの例示的な実施形態によれば、基地局装置であって:複数の基地局のシステム構成情報を記憶するための備えと;アクティブな集合を持つ移動局から、前記移動局が前記複数の基地局のうちの一つを前記アクティブな集合に加えたことを示すアクティブ集合信号を受信するための備えと;前記アクティブ集合信号を受信するのに応答して、前記移動局に対して、前記複数の基地局のうちの前記一つの基地局のシステム構成情報を含むシステム構成情報信号を送信するための備えとを有する、装置が提供される。
もう一つの例示的な実施形態によれば、上りリンク制御チャネルを通じて複数の基地局と電波通信する移動局を制御する方法が提供される。本方法は、前記複数の基地局のそれぞれからそれぞれのチャネル条件信号を受信する段階であって、各チャネル条件信号は前記複数の基地局の前記一つにおいて前記上りリンク制御チャネルを通じて前記移動局から受信された制御信号のそれぞれのチャネル条件を示す、段階と;前記それぞれのチャネル条件信号に応じて上りリンク制御チャネル電力パラメータを決定する段階と;前記移動局に、前記上りリンク制御チャネル電力パラメータを含む電力制御信号を送信する段階とを含む。
各チャネル条件は信号対雑音比を含んでもよい。
前記上りリンク制御チャネル電力パラメータを決定することは:閾値信号対雑音比と、前記複数の基地局のそれぞれにおいて前記上りリンク制御チャネルを通じて前記移動局から受信された前記制御信号のそれぞれの信号対雑音比のうち最も小さいものとの比を決定することを含んでもよい。
もう一つの例示的な実施形態によれば、基地局装置であって:移動局との電波通信を容易にする第一のインターフェースと;前記移動局と電波通信するアクティブな集合に含まれる少なくとも一つの近隣基地局との通信を容易にする第二のインターフェースと;前記第一および第二のインターフェースと通信するプロセッサとを含む装置が提供される。前記プロセッサは:前記第二のインターフェースから、前記アクティブな集合の各近隣基地局からそれぞれのチャネル条件信号を受信する段階であって、各チャネル条件信号は前記アクティブな集合の前記近隣基地局において前記上りリンク制御チャネルを通じて前記移動局から受信された制御信号のそれぞれのチャネル条件を示す、段階と;当該装置において前記上りリンク制御チャネルを通じて前記移動局から受信された制御信号のチャネル条件および前記アクティブな集合の前記少なくとも一つの近隣基地局から受信された前記それぞれのチャネル条件信号に応じて上りリンク制御チャネル電力パラメータを決定する段階と;前記第一のインターフェースに、前記移動局に対して、前記上りリンク制御チャネル電力パラメータを含む電力制御信号を送信させる段階とを実行するよう動作可能に構成される。
各チャネル条件は信号対雑音比を含んでもよい。
前記プロセッサは:前記上りリンク制御チャネル電力パラメータを、閾値信号対雑音比と、当該装置において前記上りリンク制御チャネルを通じて前記移動局から受信された前記制御信号の信号対雑音比および前記アクティブな集合の各近隣基地局において前記上りリンク制御チャネルを通じて前記移動局から受信された前記制御信号のそれぞれの信号対雑音比のうち最も小さいものとの比に応じて決定するよう動作可能に構成されてもよい。
もう一つの例示的な実施形態によれば、移動局との電波通信のためおよび前記移動局と電波通信するアクティブな集合に含まれる少なくとも一つの近隣基地局との通信のために構成された基地局装置が提供される。当該装置は:前記アクティブな集合の各近隣基地局からそれぞれのチャネル条件信号を受信するための備えであって、各チャネル条件信号は前記アクティブな集合の前記近隣基地局において前記上りリンク制御チャネルを通じて前記移動局から受信された制御信号のそれぞれのチャネル条件を示す、備えと;当該装置において前記上りリンク制御チャネルを通じて前記移動局から受信された制御信号のチャネル条件および前記アクティブな集合の前記少なくとも一つの近隣基地局から受信された前記それぞれのチャネル条件信号に応じて上りリンク制御チャネル電力パラメータを決定するための備えと;前記移動局に対して、前記上りリンク制御チャネル電力パラメータを含む電力制御信号を送信するための備えとを含む。
もう一つの例示的な実施形態によれば、移動局のアクティブな集合に含まれる複数の基地局に制御信号を送信する方法が提供される。本方法は:前記アクティブな集合に含まれる各基地局について、前記制御信号を前記基地局に、それぞれの制御チャネル上で送信する段階を含む。
もう一つの例示的な実施形態によれば、移動局装置であって:当該装置のアクティブな集合に含まれる複数の基地局との電波通信を容易にするインターフェースと、前記インターフェースと通信し、前記制御信号を前記アクティブな集合に含まれる各基地局に、それぞれの制御チャネル上で送信するよう動作可能に構成されたプロセッサとを含む装置が提供される。
もう一つの例示的な実施形態によれば、移動局装置であって:当該装置のアクティブな集合に含まれる複数の基地局との電波通信を容易にするための備えと;前記制御信号を前記アクティブな集合に含まれる各基地局に、それぞれの制御チャネル上で送信するための備えとを含む装置が提供される。
本発明の他の側面および特徴は、付属の図面との関連で個別的な実施形態の以下の説明を見れば、当業者には明白となるであろう。
本願の諸実施形態について、これから、あくまでも例として、付属の図面を参照しつつ述べる。
例示的なセルラー通信システムのブロック図である。 図1に示される例示的な基地局のブロック図である。 図1に示される例示的な移動局のブロック図である。 図1に示される例示的な中継局のブロック図である。 図2の基地局の例示的なOFDM送信機の論理的な構成のブロック図である。 図3の無線端末の例示的なOFDM受信機の論理的な構成のブロック図である。 図1のセルラー通信システムによって実装されるネットワーク構造を示す、IEEE802.16m-08/003r1の図1に対応する概略図である。 図4の中継局の構造を示し、IEEE802.16m-08/003r1の図2に対応する概略図である。 図1のセルラー通信システムのシステム参照モデルを示し、IEEE802.16m-08/003r1の図3に対応する概略図である。 IEEE802.16mに基づくプロトコル構造を示す、IEEE802.16m-08/003r1の図4に対応する概略図である。 IEEE802.16mに基づくMS/BSデータ・プレーンの処理フローを示し、IEEE802.16m-08/003r1の図5に対応する図である。 IEEE802.16mに基づくMS/BS制御プレーンの処理フローを示し、IEEE802.16m-08/003r1の図6に対応する図である。 マルチキャリア・システムをサポートするためのプロトコル構造を示し、IEEE802.16m-08/003r1の図7に対応する概略図である。 図2の基地局の例示的な制御システムの概略図である。 図3の移動局の例示的な制御システムの概略図である。 図14の基地局制御システムによって送られる例示的なプリアンブル・インデックス・メッセージの概略図である。 図15の移動局制御システムによって送られる例示的なアクティブ集合メッセージの概略図である。 図14の基地局制御システムのマイクロプロセッサによって実行される例示的なシステム構成情報配送コードのブロック図である。 図14の基地局制御システムによって送られる例示的なシステム制御情報メッセージの概略図である。 図14のマイクロプロセッサによって実行される例示的な電力制御コードのブロック図である。 図14の基地局制御システムによって送られる例示的なチャネル条件要求メッセージの概略図である。 図14の基地局制御システムによって送られる例示的なチャネル条件メッセージの概略図である。 図14の基地局制御システムによって送られる例示的な電力制御メッセージの概略図である。 図14のマイクロプロセッサによって実行される例示的な制御割り当てコードのブロック図である。 図14の基地局制御システムによって送られる例示的な制御チャネル割り当てメッセージの概略図である。 図15のマイクロプロセッサによって実行される例示的な上りリンク制御コードのブロック図である。 図14のマイクロプロセッサによって実行される例示的なレンジング開始コードのブロック図である。 図14の基地局制御システムによって送られる例示的なレンジング資源メッセージの概略図である。 図14の基地局制御システムによって送られる例示的なレンジング・コマンド・メッセージの概略図である。 図15のマイクロプロセッサによって実行される例示的なレンジング・コードのブロック図である。 図14の基地局制御システムによって送られる例示的なオフセット・メッセージの概略図である。 図14の基地局制御システムによって送られる例示的な単一レンジング・パラメータ・レンジング制御メッセージの概略図である。 図14の基地局制御システムによって送られる例示的な複数レンジング・パラメータ・レンジング制御メッセージの概略図である。 図15のマイクロプロセッサによって実行される例示的なハンドオーバー・コードのブロック図である。 図15の移動局制御システムによって送られる例示的なハンドオーバー指標メッセージの概略図である。 図14のマイクロプロセッサによって実行される例示的なハンドオーバー受け取り確認器コードのブロック図である。 図14の基地局制御システムによって送られる例示的なハンドオーバー受け取り確認メッセージの概略図である。 同様の要素を示すために異なる図において同様の参照符号が用いられる。
図面を参照するに、図1は、複数のセル121、123、124、125、127、128および129内の無線通信を制御する基地局コントローラ(BSC: base station controller)10を示している。これらのセルは対応する基地局(BS: base station)141、143、144、145、147、148および149によってそれぞれサービスされる。いくつかの構成では、各セルはさらに複数のセクター13またはゾーン(図示せず)に分割される。一般に、各基地局141、143、144、145、147、148および149は、セル121、123、124、125、127、128および129のうちの一つの中にある移動局(MS: mobile station)および/または無線端末161、162、163、164および165との直交周波数分割多重(OFDM: Orthogonal Frequency-Division Multiplexing)を使った通信を容易にする。
基地局141、143、144、145、147、148および149に対して移動局161、162、163、164および165が動くと、チャネル条件の有意な変動を生じることがある。図のように、基地局141、143、144、145、147、148および149および移動局161、162、163、164および165は、通信のための空間ダイバーシチを与えるために複数のアンテナを含んでいてもよい。いくつかの構成では、基地局141、143、144、145、147、148および149と移動局161、162、163、164および165との間の通信において中継局(RS: relay station)15が支援してもよい。移動局161、162、163、164および165はセル121、123、124、125、127、128および129、セクター13、ゾーン(図示せず)、基地局141、143、144、145、147、148および149または中継局15のうちの任意のものから、セル121、123、124、125、127、128および129、セクター13、ゾーン(図示せず)、基地局141、143、144、145、147、148および149または中継局15のうちの別のものにハンドオフされることができる。いくつかの構成では、基地局141、143、144、145、147、148および149は、バックホール・ネットワーク11を通じて、互いと、および別のネットワーク(いずれも図示しないコア・ネットワークまたはインターネットのような)と通信する。いくつかの構成では、基地局コントローラ10は必要とされない。
基地局
図2を参照するに、基地局141が示されている。基地局143、144、145、147、148および149は基地局141と実質的に同じである。基地局141は一般に、制御システム20、ベースバンド・プロセッサ22、送信回路24、受信回路26、複数の送信アンテナ28およびネットワーク・インターフェース30を含む。受信回路26は、移動局161、162、163、164および165(移動局161を図3に示す)および中継局15(図4に示す)によって提供される一つまたは複数のリモート送信機からの情報を担持する電波周波数信号を受信する。低ノイズ増幅器およびフィルタ(図示せず)が、処理のために受信信号を増幅し、該信号から広帯域干渉を除去するために協力してもよい。次いで、下方変換およびデジタル化回路(図示せず)が、フィルタ処理された受信された受信信号を中間またはベースバンド周波数信号に下方変換し、それが次いでデジタル化されて一つまたは複数のデジタル・ストリームにされる。
ベースバンド・プロセッサ22はデジタル化されたストリームを処理して、受信信号において伝達される情報またはデータ・ビットを抽出する。この処理は典型的には、復調、復号および誤り訂正動作を含む。よって、ベースバンド・プロセッサ22は一般に、一つまたは複数のデジタル信号プロセッサ(DSP: digital signal processor)または特定用途向け集積回路(ASIC: application-specific integrated circuit)において実装される。前記情報は、次いで、直接または中継局15の一つの支援により、ネットワーク・インターフェース30を介して無線ネットワークを通じて送られる、あるいは基地局141、143、144、145、147、148および149の一つまたは複数によってサービスされる移動局161、162、163、164および165の一つに送信される。このように、ネットワーク・インターフェース30はたとえば、基地局143、144、145、147、148および149との通信を容易にする。
送信機能を実行するため、ベースバンド・プロセッサ22は、音声、データまたは制御情報を表しうるデジタル化されたデータを、制御システム20の制御のもとでネットワーク・インターフェース30から受け取り、送信用のエンコードされたデータを生成する。エンコードされたデータは送信回路24に出力され、そこで所望される送信周波数(単数または複数)をもつ一つまたは複数の搬送波信号によって変調される。電力増幅器(図示せず)が変調された搬送波信号を送信のために適切なレベルに増幅し、変調された搬送波信号を整合ネットワーク(matching network)(図示せず)を通じて送信アンテナ28に届ける。このように、アンテナ28は、移動局161、162、163、164および165の一つまたは複数との電波通信を容易にするためのインターフェースとして機能する。変調および処理の詳細は下記でより詳細に述べる。
図14を参照するに、制御システム20が概略的に示されている。図示した実施形態での制御システム20は、マイクロプロセッサ170を含み、それぞれマイクロプロセッサ170と通信する、プログラム・メモリ172、データ・メモリ174およびクロック176を含む。マイクロプロセッサ170はまた、ベースバンド・プロセッサ22(図2に示す)と通信するためのベースバンド・プロセッサ・インターフェース178を含む。したがって、図示した実施形態では、制御システム20は、図1に示した他の基地局および移動局と、ベースバンド・プロセッサ・インターフェース178を通じて、ベースバンド・プロセッサ22を通じて、そしてアンテナ28またはネットワーク・インターフェース30を通じて、通信する。図示した実施形態では、プログラム・メモリ172は既知のコンピュータ可読メモリであり、一般に、マイクロプロセッサ170に制御システム20のさまざまな機能を実行するよう指令するためのコードを含む。データ・メモリ174も既知のコンピュータ可読メモリであり、一般に、制御システム20の機能に関係したデータを記憶する。クロック176は現在時刻値を記憶し、図示した実施形態では、基地局143、144、145、147、148および149の対応するクロックと同期されている。制御システム20は図示した実施形態ではマイクロプロセッサ170、プログラム・メモリ172、データ・メモリ174およびクロック176を含むものとして示されているが、当業者は、代替的な実施形態は異なるコンポーネントまたはコンポーネントの異なる組み合わせを含んでいてもよいことを理解するであろう。
移動局
図3を参照するに、移動局161が示されている。移動局162、163、164および165は実質的に移動局161と同じである。基地局141と同様に、移動局161は制御システム32、ベースバンド・プロセッサ34、送信回路36、受信回路38、複数の受信アンテナ40およびユーザー・インターフェース回路42を含む。受信回路38は、基地局141、143、144、145、147、148および149の一つまたは複数および中継局15からの情報を担持する電波周波数信号を受信する。低ノイズ増幅器およびフィルタ(図示せず)が、処理のために該信号を増幅し、該信号から広帯域干渉を除去するために協力してもよい。次いで、下方変換およびデジタル化回路(図示せず)が、フィルタ処理された受信信号を中間またはベースバンド周波数信号に下方変換し、それが次いでデジタル化されて一つまたは複数のデジタル・ストリームにされる。
ベースバンド・プロセッサ34はデジタル化されたストリームを処理して、信号において伝達される情報またはデータ・ビットを抽出する。この処理は典型的には、復調、復号および誤り訂正動作を含む。ベースバンド・プロセッサ34は一般に、一つまたは複数のデジタル信号プロセッサ(DSP: digital signal processor)および特定用途向け集積回路(ASIC: application-specific integrated circuit)において実装される。
送信のために、ベースバンド・プロセッサ34は、音声、ビデオ、データまたは制御情報を表しうるデジタル化されたデータを、制御システム32から受け取り、送信のためにエンコードする。エンコードされたデータは送信回路36に出力され、そこで所望される送信周波数(単数または複数)にある一つまたは複数の搬送波信号を変調するために変調器によって使われる。電力増幅器(図示せず)が変調された搬送波信号を送信のために適切なレベルに増幅し、変調された搬送波信号を整合ネットワーク(matching network)(図示せず)を通じて受信アンテナ40に届ける。当業者に利用可能なさまざまな変調および処理技法が、直接または中継局を介した、移動局161、162、163、164および165と基地局141、143、144、145、147、148および149の間の信号伝送のために使われる。このように、アンテナ40は、基地局141、143、144、145、147、148および149の一つまたは複数との電波通信を容易にするためのインターフェースとして機能する。
図15を参照するに、制御システム32が概略的に示されている。制御システム32は、マイクロプロセッサ180を含み、それぞれマイクロプロセッサ180と通信する、プログラム・メモリ182、データ・メモリ184およびクロック186を含む。マイクロプロセッサ180はまた、ベースバンド・プロセッサ34(図3に示す)と通信するためのベースバンド・プロセッサ・インターフェース・ポート188をも含む。したがって、図示した実施形態では、制御システム32は、図1に示した基地局と、ベースバンド・プロセッサ・インターフェース188を通じて、ベースバンド・プロセッサ34を通じて、そしてアンテナ40を通じて、通信する。図示した実施形態では、プログラム・メモリ182は既知のコンピュータ可読メモリであり、一般に、マイクロプロセッサ180に制御システム32のさまざまな機能を実行するよう指令するためのコードを含む。データ・メモリ184も既知のコンピュータ可読メモリであり、一般に、制御システム32の機能に関係したデータを記憶する。クロック186は現在時刻を表す値を記憶し、図示した実施形態では、移動局162、163、164および165の対応するクロックと、基地局141のクロック176(図14に示す)と、および基地局143、144、145、147、148および149の対応するクロックと同期されている。制御システム32は図示した実施形態ではマイクロプロセッサ180、プログラム・メモリ182、データ・メモリ184およびクロック186を含むものとして示されているが、当業者は、代替的な実施形態は異なるコンポーネントまたはコンポーネントの異なる組み合わせを含んでいてもよいことを理解するであろう。
OFDM変調
OFDM変調では、伝送帯域が複数の直交する搬送波に分割される。各搬送波は送信されるべきデジタル・データに従って変調される。OFDMは送信帯域を複数の搬送波に分割するので、搬送波当たりの帯域幅は減少し、搬送波当たりの変調時間は増大する。複数の搬送波が並行して伝送されるので、任意の所与の搬送波上でのデジタル・データまたはシンボルの伝送レートは、単一の搬送波が使われるときよりも低い。
OFDM変調は、送信されるべき情報に対して逆高速フーリエ変換(IFFT: Inverse Fast Fourier Transform)を使うことを含む。復調のためには、受信信号に対して高速フーリエ変換(FFT: Fast Fourier Transform)が実行されて、送信された情報を回復する。実際上は、IFFTおよびFFTは、それぞれ逆離散フーリエ変換(IDFT: Inverse Discrete Fourier Transform)および離散フーリエ変換(DFT: Discrete Fourier Transform)に関わるデジタル信号処理によって提供される。よって、OFDM変調を特徴付ける特性は、伝送チャネル内の複数の帯域について直交する搬送波が生成されるということである。変調される信号は比較的低い伝送レートをもち、それぞれの帯域内に留まることのできるデジタル信号である。個々の搬送波がデジタル信号によって直接変調されるのではない。その代わり、すべての搬送波がIFFT処理によって一度に変調される。
動作では、OFDMは好ましくは、基地局141、143、144、145、147、148および149から移動局161、162、163、164および165への少なくとも下りリンクの送信のために使われる。基地局141、143、144、145、147、148および149のそれぞれは、前記送信アンテナ28の「n」個(n≧1)を備えられ、前記移動局161、162、163、164および165のそれぞれは前記受信アンテナ40の「m」個(m≧1)を備えられる。特に、それぞれのアンテナは適切な二重器(duplexer)またはスイッチを使って受信兼送信用に使用でき、このようにラベル付けされているのは明確のためにすぎない。
中継局15を使う場合、OFDMは好ましくは基地局141、143、144、145、147、148および149から中継局15への、また中継局15から移動局161、162、163、164および165への下りリンク伝送のために使用される。
中継局
図4を参照するに、例示的な中継局15が示されている。基地局141および移動局161と同様に、中継局15は制御システム132、ベースバンド・プロセッサ134、送信回路136、受信回路138、複数のアンテナ130および中継回路142を含む。中継回路142は中継局15が基地局141、143、144、145、147、148および149の一つと移動局161、162、163、164および165の一つとの間の通信において支援できるようにする。受信回路138は基地局141、143、144、145、147、148および149および移動局161、162、163、164および165の一つまたは複数からの情報を担持する電波周波数信号を受信する。低ノイズ増幅器およびフィルタ(図示せず)が、処理のために該信号を増幅し、該信号から広帯域干渉を除去するために協力してもよい。次いで、下方変換およびデジタル化回路(図示せず)が、フィルタ処理された受信信号を中間またはベースバンド周波数信号に下方変換し、それが次いでデジタル化されて一つまたは複数のデジタル・ストリームにされる。
ベースバンド・プロセッサ134は該デジタル・ストリームを処理して、前記信号において伝達される情報またはデータ・ビットを抽出する。この処理は典型的には、復調、復号および誤り訂正動作を含む。ベースバンド・プロセッサ134は一般に、一つまたは複数のデジタル信号プロセッサ(DSP: digital signal processor)および特定用途向け集積回路(ASIC: application-specific integrated circuit)において実装される。
送信のためには、ベースバンド・プロセッサ134は、音声、ビデオ、データまたは制御情報を表しうるデジタル化されたデータを、制御システム132から受け取り、該データを送信のためにエンコードする。エンコードされたデータは送信回路136に出力され、そこで所望される送信周波数(単数または複数)にある一つまたは複数の搬送波信号を変調するよう変調器によって使用される。電力増幅器(図示せず)が変調された搬送波信号を送信のために適切なレベルに増幅し、変調された搬送波信号を整合ネットワーク(matching network)(図示せず)を通じてアンテナ130に届ける。上述したように、当業者に利用可能なさまざまな変調および処理技法が、直接または中継局を介して間接的に、移動局161、162、163、164および165と基地局141、143、144、145、147、148および149との間の信号伝送のために使われうる。
〈OFDM送信〉
図5を参照しつつ、論理的なOFDM送信アーキテクチャについて述べる。図1を参照するに、まず、基地局コントローラ10が、直接または中継局15の一つの支援により、移動局161、162、163、164および165のうちさまざまなものに送信されるべきデータを、基地局141、143、144、145、147、148および149に送る。基地局141、143、144、145、147、148および149は、該データを送信のためにスケジュールするとともに、スケジュールされたデータを送信するための適切な符号化および変調方式を選択するために、移動局161、162、163、164および165に関連付けられたチャネル品質指標(CQI: channel quality indicator)を使ってもよい。CQIは移動局161、162、163、164および165によって直接提供されてもよいし、あるいは移動局によって与えられる情報に基づいて基地局141、143、144、145、147、148および149によって決定されてもよい。いずれにせよ、各移動局161、162、163、164および165についてのCQIは、チャネル振幅(または応答)が当該OFDM周波数帯域を通じて変動する度合いの関数である。
スケジュールされたデータの移動局への送信
図1および図5を参照するに、スケジュールされたデータ44はビットのストリームであり、このストリームはデータ・スクランブル論理46を使って、該データに関するピーク対平均電力比を低下させる仕方でスクランブルされる。巡回冗長検査(CRC: cyclic redundancy check)付加論理48を使って、スクランブルされたデータについての巡回冗長検査(CRC)が決定され、スクランブルされたデータにアペンドされる。次に、移動局161、162、163、164および165での復元および誤り訂正を容易にするために該データに冗長性を効果的に加えるよう、チャネル・エンコーダ50を使ってチャネル符号化が実行される。移動局161、162、163、164および165のうち特定のものについてのチャネル符号化は、その特定の移動局に関連付けられたCQIに基づく。いくつかの実装では、チャネル・エンコーダ50は既知のターボ符号化(turbo encoding)技法を使う。エンコードされたデータは次いでレート・マッチング論理52によって処理されて、エンコードに伴うデータ拡大が補償される。
ビット・インターリーバ論理54は、連続するデータ・ビットの損失を最小限にするために、エンコードされたデータにおけるビットを系統的に並べ替える。並べ替えられたデータ・ビットは、マッピング論理56によって、選ばれたベースバンド変調に依存して、対応するシンボルに系統的にマッピングされる。好ましくは、直交振幅変調(QAM: Quadrature Amplitude Modulation)または直交位相偏移符号化(QPSK: Quadrature Phase Shift Key)変調が使用される。変調度(degree of modulation)は、好ましくは、特定の移動局に関連付けられたCQIに基づいて選択される。周波数選択的なフェージングによって引き起こされる周期的なデータ損失に対して送信されるデータの安全性をさらに強化するために、シンボル・インターリーバ論理58を使って、シンボルが系統的に並べ替えられてもよい。
この時点で、ビットのグループが、振幅および位相の配位図〔コンステレーション〕における位置を表すシンボルにマッピングされたことになる。空間的ダイバーシチが所望されるとき、シンボルのブロックが次いで時空間ブロック符号(STC: space-time block code)エンコーダ論理60によって処理される。これは、送信される信号を干渉に対してより耐性にし、移動局161、162、163、164および165でより容易に復号されるようにする仕方でシンボルを修正する。STCエンコーダ論理60ははいってくるシンボルを処理し、基地局141、143、144、145、147、148および149についての送信アンテナ28の数に対応する「n」個の出力を提供する。図5に関して上述した制御システム20および/またはベースバンド・プロセッサ22がSTCエンコードを制御するためのマッピング制御信号を与える。この時点では、「n」個の出力についてのシンボルは、送信されるべき、移動局161、162、163、164および165によって復元されることができるデータを表すと想定する。
今の例については、移動局(図1の141)が送信アンテナ28を二つ有し(n=2)、STCエンコーダ論理60がシンボルの二つの出力ストリームを与えると想定する。出力シンボル・ストリームのそれぞれは、理解の容易のため別個に図示されている対応する出力経路61、63に送られる。当業者は、そのようなデジタル信号処理を、単独でまたは本稿に記載される他の処理との組み合わせで提供するために、一つまたは複数のプロセッサが使用されうることを認識するであろう。各出力経路において、IFFTプロセッサ62は、逆フーリエ変換を実行するよう、与えられたシンボルに対して作用する。IFFTプロセッサ62の出力は時間領域のシンボルを提供する。OFDMシンボルとしても知られるこの時間領域信号は、プレフィックス挿入機能64によってプレフィックスを割り当てることによって、フレームにまとめられる。結果として得られるフレームは、対応するデジタル上方変換(DUC: digital up-conversion)およびデジタル‐アナログ(D/A: digital-to-analog)変換回路66を介して、デジタル領域において中間周波数に上方変換され、アナログ信号に変換される。各出力経路からの結果として得られる(アナログ)信号は次いで、RF回路68および送信アンテナ28を介して、所望されるRF周波数において同時に変調され、増幅され、移動局161、162、163、164および165の一つに送信される。特に、移動局161、162、163、164および165のいうちの意図される移動局によって知られているパイロット信号が諸サブキャリアの間に分散される。のちに詳細に論じる移動局161、162、163、164および165は、該パイロット信号をチャネル推定のために使用する。
移動局での信号の受信
ここで、送信された信号を、基地局の一つ(たとえば図1の基地局141のような)から直接または中継局の一つ(図1の15)の支援により移動局161が受信することを例解する図6を参照する。送信された信号が移動局161、162、163、164および165のうちの一つの移動局の受信アンテナ40のそれぞれに到着すると、それぞれの信号は対応するRF回路70によって復調され、増幅される。簡明のため、二つの受信経路のうちの一方しか詳細に説明および図示はしない。アナログ‐デジタル(A/D)変換器兼下方変換回路72は、デジタル処理のためにアナログ信号をデジタル化し、下方変換する。結果として得られるデジタル化信号は、受信された信号レベルに基づいてRF回路70における増幅器の利得を制御するために、自動利得制御回路(AGC: automatic gain control circuitry)74によって使用されてもよい。
最初、デジタル化された信号は概括的に76で示される同期論理に与えられる。同期論理76は、いくつかのOFDMシンボルをバッファリングし、二つの相続くOFDMシンボルの間の自己相関を計算する粗同期論理78を含む。相関結果の最大に対応する結果として得られる時間インデックスが、微細同期の探索窓を決定する。微細同期論理80は、この探索窓を、ヘッダに基づく精密な枠組み開始位置を決定するために使用する。微細同期論理80の出力は、フレーム整列論理84によるフレーム取得を容易にする。その後のFFT処理が時間領域から周波数領域への正確な変換を与えるよう、適正な枠組み整列は重要である。微細同期アルゴリズムは、ヘッダによって担持される受信されたパイロット信号と、既知のパイロット・データのローカルなコピーとの間の相関に基づく。ひとたびフレーム整列取得が発生すると、OFDMシンボルのプレフィックスがプレフィックス除去論理86により除去され、結果として得られるサンプルが周波数オフセット/補正論理88に送られる。該周波数オフセット/補正論理88は、送信機と受信機における整合しない局部発振器によって引き起こされるシステム周波数オフセットを補償する。好ましくは、同期論理76は周波数オフセットおよびクロック推定論理82を含む。これはヘッダを使って、送信される信号における周波数オフセットおよびクロック・オフセットを推定し、そうした推定を、OFDMシンボルを適正に処理するよう周波数オフセット/補正論理88に提供する。
この時点で、時間領域におけるOFDMシンボルは、FFT処理機能90による周波数領域への変換準備ができている。その結果は一組の周波数領域シンボルであり、それが処理機能92に送られる。処理機能92は、分散パイロット抽出機能94を使って、ちりばめられたパイロット信号を抽出し、チャネル推定機能96を使って、抽出されたパイロット信号に基づいてチャネル推定を決定し、チャネル再構成機能98を使って、すべてのサブキャリアについてのチャネル応答を提供する。サブキャリアのそれぞれについてチャネル応答を決定するために、パイロット信号は本質的には、時間および周波数の両方において既知のパターンで諸OFDMサブキャリアを通じてデータ・シンボルの間に分散された複数のパイロット・シンボルである。
図6を続けると、処理論理は、受信されたパイロット・シンボルを、ある時点であるサブキャリアにおいて予期されるパイロット信号と比較し、送信されたパイロット・シンボルを含んでいたサブキャリアについてのチャネル応答を決定する。パイロット・シンボルが与えられなかった残りのサブキャリアの全部ではないまでも大半についてのチャネル応答を推定するために、その結果が補間される。実際のチャネル応答および補間されたチャネル応答は、全体的なチャネル応答を推定するために使われる。全体的なチャネル応答は、OFDMチャネルにおけるサブキャリアの全部ではないまでも大半についてのチャネル応答を含む。
各受信経路についてチャネル応答から導出される周波数領域シンボルおよびチャネル再構成情報が、STCデコーダ100に与えられる。STCデコーダ100は、送信されたシンボルを復元するよう、両方の受信経路上でSTC復号を提供する。チャネル再構成情報は、それぞれの周波数領域シンボルを処理するときに伝送チャネルの効果を除去するに十分な等化情報を、STCデコーダ100に提供する。
復元されたシンボルは、送信機のシンボル・インターリーバ論理58に対応するシンボル・デインターリーバ論理102を使ってもとの順序に戻される。デインターリーブされたシンボルは次いで、マッピング解除論理104を使って復調またはマッピング解除されて、対応するビット・ストリームにされる。次いでそれらのビットは、送信機アーキテクチャのビット・インターリーバ論理54に対応するビット・デインターリーバ論理106を使ってインターリーブ解除される。インターリーブ解除されたビットは次いで、レート・マッチング解除論理108によって処理され、最初にスクランブルされたデータおよびCRCチェックサムを復元するためのチャネル・デコーダ論理110に提出される。したがって、CRC論理112はCRCチェックサムを除去し、スクランブルされたデータを伝統的な仕方で検査し、該データを、既知の基地局スクランブル解除コードを使ってスクランブル解除してもともと送信されたをデータ116として再現するために、スクランブル解除論理114に提供する。
引き続き図6を参照するに、データ116を復元するのと並行して、CQIまたは少なくとも基地局141、143、144、145、147、148および149のそれぞれにおいてCQIを生成するのに十分な情報が決定され、各基地局に送信される。上記のように、CQIは搬送波対干渉比(CR: carrier-to-interference ratio)および当該OFDM周波数帯域中でさまざまなサブキャリアを通じてチャネル応答が変動する度合いの関数であってもよい。この実施形態については、情報を送信するために使われているOFDM周波数帯域における各サブキャリアについてのチャネル利得が、互いに対して比較され、当該OFDM周波数帯域を通じてチャネル利得が変動する度合いが決定される。変動の度合いを測定するには数多くの技法が利用可能であるが、一つの技法は、データを送信するために使われているOFDM周波数帯域を通じて各サブキャリアについてのチャネル利得の標準偏差を計算することである。
いくつかの実施形態では、中継局は、一つの電波だけを使って時分割の仕方で動作してもよいし、あるいはまた複数の電波を含んでもよい。
アクティブな集合
図1に戻って参照するに、基地局141、143、144、145、147、148および149のそれぞれは一般に複数の近隣基地局をもつ。近隣基地局は一般に、隣り合うセルをもつ基地局どうしのことである。例として図1を参照するに、基地局143は近隣基地局141、144、145、147、148および149をもつ。
移動局161、162、163、164および165はそれぞれ、随時、基地局および/または中継局のアクティブな集合を定義する。図示した実施形態では、それぞれのアクティブな集合は、基地局141、143、144、145、147、148および149の一つまたは複数および/またはそれぞれの基地局の制御下にある中継局15の一つまたは複数を含む。図示した実施形態では、これらのアクティブな集合のそれぞれは、上記のように当該移動局が通信するアンカー基地局を含む。さらに、これらのアクティブな集合は、前記アンカー基地局の近隣基地局の一つも含まないこともあるし、一部を含むこともあるし、または全部を含むこともある。よって、そのようなアクティブな集合は一般に、前記アンカー基地局と、前記アンカー基地局の近隣基地局の部分集合とを含む。たとえば、図示した実施形態では、移動局161は基地局141のみを含むアクティブな集合を有していてもよく、移動局162は基地局141および145を含むアクティブな集合を有していてもよい。もう一つの例として、移動局163の近隣基地局は基地局141、143および145ならびに中継局の一つまたは複数であることができるが、信号伝搬条件または他の状況のため、移動局163はそのアクティブな集合に基地局141および143だけを含むことがある。代替的な実施形態では、アクティブな集合は、前記アンカー基地局を排除して、その代わり前記アンカー基地局の近隣基地局および/または一つまたは複数の中継局の一つも含まないこともあるし、一部を含むこともあるし、または全部を含こともある。
移動局161、162、163、164および165の一つがセル121、123、124、125、127、128または129の一つにはいるとき、たとえば移動局が電源投入されるまたはセル121、123、124、125、127、128および129によって定義される領域にはいるとき、移動局は、該移動局の通信レンジ内にある基地局141、143、144、145、147、148および149の一つとの通信を開始する。図示した実施形態では、その基地局が、当該移動局の初期アンカー基地局となる。この時点で、アンカー基地局は移動局に、該アンカー基地局の近隣基地局のプリアンブル・インデックスを含む情報を送信する。これは、移動局がたとえば各近隣基地局を識別し、その信号強度を測定できるようにするためである。
図示した実施形態では、アンカー基地局は、その各近隣基地局のプリアンブル・インデックスを、プリアンブル・インデックス・メッセージ(下記で論じる190)を使って移動局に送信する。例として図1を参照するに、基地局143はその近隣基地局141、144、145、147、148および149のプリアンブル・インデックスを、プリアンブル・インデックス・メッセージ(190)を使って移動局に送信する。
図16を参照するに、例示的なプリアンブル・インデックス・メッセージが概括的に190に示されている。プリアンブル・インデックス・メッセージ190は、基地局の識別子を格納する基地局識別子フィールド192と、基地局識別子フィールド192によって同定される基地局のプリアンブル・インデックスを格納するプリアンブル・インデックス・フィールド194とを含む。図示した実施形態では、移動局161、162、163、164および165が図1に示されるネットワークにはいるとき、基地局141、143、144、145、147、148および149のうちアンカー基地局として機能している基地局が、該基地局に対する近隣である基地局141、143、144、145、147、148および149のそれぞれについてプリアンブル・インデックス・メッセージ190を送信する。より一般には、図示した実施形態におけるアンカー基地局は、該アンカー基地局についてのネットワークに加わる移動局に、該アンカー基地局の近隣のあらゆる基地局についてのプリアンブル・インデックス・メッセージ190を送信する。これらのメッセージは、IEEE802.16e規格に基づく同じまたは異なるOFDMフレーム中であってもよい。他の実施形態では、さまざまな基地局のプリアンブル・インデックスは単一のメッセージ中に組み合わされてもよい。
図15に戻って参照するに、データ・メモリ184は、プリアンブル・インデックス・メッセージ190(図16に示す)において受領される、プリアンブル・インデックスおよび関連付けられた基地局識別子を記憶するプリアンブル記憶部196を含み、制御システム32は、該プリアンブル記憶部196に、移動局161が随時さまざまなプリアンブル・インデックス・メッセージ(190)において受信するプリアンブル・インデックスを記憶する。
引き続き図15を参照するに、プログラム・メモリ182は、プリアンブル記憶部196内の基地局識別子によって同定されるどの基地局を当該移動局161についての基地局のアクティブな集合に維持するかを決定し、該アクティブな集合に含まれる基地局の基地局識別子のリストをデータ・メモリ184内のアクティブ集合記憶部200に記憶するアクティブ集合マネージャ198のためのコードを含む。アクティブ集合マネージャ198によって適用される基準はさまざまな実施形態で異なるが、一般には、たとえば基地局信号条件、アンカー基地局によって推薦される集合要素、基地局によってオファーされるサービスおよび基地局のネットワーク運営者のうちの一つまたは複数を含む。移動局161のアクティブな集合に含まれる基地局は時によって変わるので、移動局161は、アクティブ集合メッセージ(下記で論じる202)を含むアクティブ集合信号をアンカー基地局に送ることによって、アンカー基地局に、アクティブな集合に含まれる基地局を通知する。
図17を参照するに、例示的なアクティブ集合メッセージが概括的に202で示されている。このアクティブ集合メッセージ202は、アクティブな集合に含まれる基地局の数を格納する基地局数フィールド204と、基地局数フィールド204に記憶される数に等しい数の一つまたは複数の基地局識別子フィールド206とを含む。図示した実施形態では、移動局161は、移動局161のアクティブな集合内の基地局が変わるときに、アンカー基地局(基地局141のような)にアクティブ集合メッセージ202を送信する。代替的な実施形態では、移動局161はアンカー基地局に、MOB_BSHO-RSPメッセージ(IEEE802.16e規格で定義されている)を送信してもよく、そのようなメッセージ中のダイバーシチ・セット・フィールド(diversity set field)を使ってアクティブな集合をアンカー基地局に連絡してもよい。
図14に戻って参照するに、データ・メモリ174は、基地局141がアンカー基地局としてはたらくさまざまな移動局161、162、163、164および/または165のアクティブな集合のリストを記憶するためのアクティブ集合記憶部208を含み、制御システム20は、アクティブ集合記憶部208において、基地局141が随時さまざまなアクティブ集合メッセージにおいて受信するアクティブな集合のリストを記憶する。
システム構成情報配送
引き続き図14を参照するに、データ・メモリ174は、基地局141および基地局141の近隣基地局のシステム構成情報を記憶するシステム構成情報(SCI: system configuration information)記憶部210を含む。図示した実施形態では、前記近隣基地局は基地局143、145および147である。異なる型のシステム構成情報がさまざまな実施形態において記憶されてもよいが、図示した実施形態では、システム構成情報記憶部210に記憶されたシステム構成情報は、基地局141について、および各近隣基地局143、145および147について、次のものを含む:当該基地局の識別子;当該基地局のプリアンブル・インデックス;当該基地局の上りリンク・チャネル情報;および当該基地局の下りリンク・チャネル情報。しかしながら、代替的な実施形態では、基地局のシステム構成情報は、次のうちの一つまたは複数を含んでいてもよい:当該基地局の識別子;当該基地局のプリアンブル・インデックスの識別子;当該基地局のサブチャネル・インデックスの識別子;当該基地局の周波数割り当て情報;当該基地局に関連付けられた時間/周波数同期インジケータ;当該基地局についての上りリンク・チャネル情報;当該基地局についての下りリンク・チャネル情報;当該基地局に関連付けられたトリガー参照インジケータ;当該基地局の等価等方放射電力(equivalent isotropically radiated power);当該基地局についてのハンドオーバー情報;当該基地局についてのスケジューリング・サービス情報;当該基地局についてのサポートされる移動性(mobility)機能情報;当該基地局に関連付けられたページング・グループ識別子;当該基地局のチャネル帯域幅の識別子;当該基地局の巡回プレフィックスの識別子;当該基地局のフレーム継続時間の識別子;当該基地局の高速フーリエ変換サイズの識別子;および当該基地局のフレームおよびチャネル番号の開始サブチャネライゼーションの動作モード。
引き続き図14を参照するに、プログラム・メモリ172は、システム構成情報配送器212のためのコードを含む。図18を参照するに、システム構成情報配送器212が概略的に示されており、移動局161、162、163、164および165の一つ(下記および図18では「第一の移動局」と称する)からアクティブ集合メッセージ202(図17に示す)を受信するのに応答して214で始まる。
システム構成情報配送器212はブロック216に進み、ブロック216は、マイクロプロセッサ170(図14に示す)に、第一の移動局から受信されたアクティブ集合メッセージ202(図17に示す)中の基地局識別子フィールド206によって同定される基地局を、第一の移動局についてアクティブ集合記憶部208(図14に示す)に記憶されているアクティブ集合リストと比較し、第一の移動局のアクティブな集合に加わった新しい基地局があるとすればどれかを判別するよう指令する。
システム構成情報配送器212は、ブロック216で同定された、第一の移動局のアクティブな集合に含まれる新しい基地局それぞれについて、ブロック218に進む。ブロック218はマイクロプロセッサ170(図14に示す)に、第一の移動局のアクティブな集合内の新しい基地局のシステム構成情報が、移動局161、162、163、164および165のうち第一の移動局以外の一つ(下記および図18では「第二の移動局」と称する)にも送られるべきかどうかを決定するよう指令する。背景として、システム構成情報配送器212は、非同期的に実行されてもよく、よって、基地局141は第一および第二の移動局からそれぞれのアクティブ集合メッセージ202(図17に示す)を受信してもよく、それらのアクティブ集合メッセージは、第一および第二の移動局のそれぞれの集合内の同じ新しい基地局を含んでいてもよい。マイクロプロセッサ(図14に示す)は、第二の移動局からのアクティブ集合メッセージ(202)に応答してブロック218に到達する前に、第一の移動局からのアクティブ集合メッセージ(202)に応答してブロック218におけるコードに到達しうる。そのような状況では、ブロック218では、マイクロプロセッサ(170)は、新しい基地局のシステム構成情報が第一および第二の移動局両方に送られてもよいと決定する。その場合、システム構成情報配送器212はブロック220に続き、ブロック220は、マイクロプロセッサ(170)に、第一および第二の移動局からアクティブ集合メッセージ(202)を受信するのに応答して、システム構成メッセージ(下記で論じる222)を含むシステム構成信号を第一および第二の移動局にマルチキャストするよう指令する。すると、システム構成情報配送器212は終了する。
図19を参照するに、例示的なシステム構成情報メッセージが概括的に222で示されており、一般には、移動局のアクティブな集合内の新しい基地局についてシステム構成情報記憶部210(図14に示す)に記憶されたシステム構成情報を含む。図示した実施形態では、システム構成情報メッセージは基地局識別子フィールド224、プリアンブル・インデックス・フィールド226、下りリンク・チャネル・フィールド228および上りリンク・チャネル・フィールド230を含む。しかしながら、さまざまな実施形態において、システム構成情報メッセージ222は異なる情報を含んでいてもよく、いくつかの実施形態では、たとえばIEEE802.16e規格において定義されるMOB_NBR-ADVメッセージにおいて配送される情報を含んでいてもよい。
図18に戻って参照すると、ブロック218において、マイクロプロセッサ(170)が新しい基地局のシステム構成情報がどの第二の移動局にも送られる必要がないと判定する場合、システム構成情報配送器212はブロック232に続き、ブロック232は、マイクロプロセッサ(170)に、第一の移動局に対して、第一の移動局にシステム構成情報メッセージ222(図19に示す)を含むシステム構成情報を送信するよう指令する。すると、システム構成情報配送器212は終了する。
図15に戻って参照するに、データ・メモリ184は、システム構成情報メッセージ222(図19に示す)から受信されたシステム構成情報を記憶するシステム構成情報記憶部233を含み、制御システム32は、システム構成情報記憶部233において、移動局161が随時さまざまなシステム構成情報メッセージ(222)において受信するシステム構成情報を記憶する。
一般に、システム構成情報配送器212は、基地局が移動局のアクティブな集合に追加されたときに該基地局のシステム構成情報を移動局に送信するのみであり、基地局のシステム構成情報のこの配送方法は、システム構成情報を配送する他のプロトコルより効率的となりうる。
制御チャネル
OFDM変調および他の変調技法では、移動局(たとえば図1に示した移動局161、162、163、164および165のような)と基地局(たとえば図1に示した基地局141、143、144、145、147、148および149のような)との間で制御メッセージを伝送するために制御チャネルが確立されることがある。そのような制御メッセージの例は、プリアンブル・インデックス・メッセージ190(図16に示す)、アクティブ集合メッセージ202(図17に示す)およびシステム構成情報メッセージ222(図19に示す)を含む。そのような制御メッセージの他の例は、IEEE802.16e規格において定義されているMACメッセージを含む。
図14および図15に戻って参照するに、図示した実施形態での基地局141および移動局161は、単一制御チャネル・モードおよび複数制御チャネル・モードのいずれでも動作できる。したがって、データ・メモリ174は、基地局141が単一制御チャネル・モードにあるか複数制御チャネル・モードにあるかのインジケータを記憶する制御チャネル・モード記憶部234を含み、データ・メモリ184は、移動局161が単一制御チャネル・モードにあるか複数制御チャネル・モードにあるかのインジケータを記憶する制御チャネル・モード記憶部236を含む。制御チャネル・モード記憶部234および236は、事前に構成設定されていてもよいし、あるいは基地局141および移動局161の制御チャネル・モードを変更するために随時構成設定されてもよい。
図14に戻って参照するに、プログラム・メモリ172は電力コントローラ238のためのコードを含む。図示した実施形態での電力コントローラ238は、移動局161、162、163、164および165のうちの基地局141がアンカー基地局となっているものに関して実行されてもよい。基地局141および電力コントローラ238が実行される移動局が単一制御チャネル・モードにあるとき、電力コントローラ238は、上りリンク制御チャネルを通じてその移動局の電力レベルを制御する。
図20を参照するに、電力コントローラ238のコードが概略的に示されており、240で始まる。電力コントローラ238は定期的に実行されてもよく、あるいは上りリンク制御チャネル上で移動局によって使用される電力レベルに関して、たとえば信号干渉または制御メッセージの貧弱な受信といった問題に遭遇するのに応答して実行されてもよい。
電力コントローラ238はブロック242に続き、ブロック242は、マイクロプロセッサ170(図4に示す)に、アクティブ集合記憶部208(図14に示す)から、電力コントローラ238が実行されている対象の移動局のアクティブな集合に含まれる基地局の識別子を取得し、電力コントローラ238が実行されている対象の移動局のアクティブな集合に含まれる各基地局にチャネル条件要求メッセージ(下記で論じる244)を送信するよう指令する。
図21を参照するに、例示的なチャネル条件要求メッセージが概括的に244で示されており、電力コントローラ238が実行されている対象の移動局を同定する移動局識別子フィールド246を含む。
図14に戻って参照するに、データ・メモリ174は、移動局161、162、163、164および165のうちのさまざまなものから基地局141によって受信される制御信号のチャネル条件を表す条件値を記憶するチャネル条件記憶部248を含む。基地局141は定期的にチャネル条件記憶部248内の値を更新し、図示した実施形態では、基地局141において随時測定される、移動局161、162、163、164および165のうちのさまざまなものについての信号対雑音比を反映する、定期的に更新されるチャネル条件値を維持する。
基地局141、143、144、145、147、148および149の一つが基地局141、143、144、145、147、148および149の別の一つから条件要求メッセージ244(図21に示す)を受信するとき、条件要求メッセージ(244)を受信した基地局は、条件要求メッセージ(244)を送った基地局に、チャネル条件メッセージ(下記で論じる250)を含むチャネル条件信号を返す。
図22を参照するに、例示的なチャネル条件メッセージが概括的に250で示されている。チャネル条件メッセージ250は移動局識別子フィールド252を含む。これは、当該チャネル条件メッセージ250が応答しているチャネル条件要求メッセージ244(図21に示す)の移動局識別子フィールド246からの移動局識別子を含む。チャネル条件メッセージ250は信号対雑音比フィールド254も含む。これは、チャネル条件記憶部248(図14に示す)からの移動局識別子フィールド252によって同定される移動局の信号対雑音比を格納する。
図20に戻って参照するに、電力コントローラ238はブロック256に続き、ブロック256は、マイクロプロセッサ170(図14に示す)に、電力コントローラ238が実行されている対象の移動局のアクティブな集合に含まれる、電力コントローラ238を実行している基地局以外の各基地局からチャネル条件メッセージ250を受信するよう指令する。
電力コントローラ238はブロック258に続き、ブロック258は、マイクロプロセッサ170(図14に示す)に、基地局141のチャネル条件記憶部248から、電力コントローラ238が実行されている対象の移動局のチャネル条件を受け取るよう指令する。したがって、ブロック256および258のコードは、まとまって、マイクロプロセッサ(170)に、電力コントローラ238が実行されている対象の移動局のアクティブな集合に含まれる基地局すべてからチャネル条件信号を受信させる。
電力コントローラ238はブロック260に続き、ブロック260は、マイクロプロセッサ(170)に、電力コントローラ238が実行されている対象の移動局についての上りリンク制御チャネル電力パラメータを決定するよう指令する。図示した実施形態では、データ・メモリ174は、閾値信号対雑音比を記憶するチャネル条件閾値記憶部262(図14に示す)を含む。閾値信号対雑音比は、移動局から制御信号を受信するための、最小の好ましい信号対雑音比である。図示した実施形態では、ブロック260のコードは、マイクロプロセッサ(170)に、電力コントローラ238が実行されている対象のアクティブな集合に含まれる基地局からブロック256および258において受信された信号対雑音比レベルのうちで最低のものを判別し、チャネル条件閾値記憶部(262)に記憶されている閾値信号対雑音比と、ブロック256および258において受信された信号対雑音比レベルのうちで最低のものとの比を計算するよう指令する。したがって、図示した実施形態では、上りリンク制御チャネル電力パラメータは、電力コントローラ238が実行されている対象の移動局において、その移動局からの制御信号がその基地局のアクティブな集合に含まれる基地局すべてにおいて、少なくともチャネル条件閾値記憶部262に記憶されている閾値信号対雑音比をもって受信されるために、電力レベルについて要求されるスケーリング因子である。
図20に戻って参照するに、電力コントローラ238はブロック264に続き、ブロック264はマイクロプロセッサ(170)に、電力コントローラ238が実行されている対象の移動局に対して、電力制御メッセージ(下記で論じる266)を含む電力制御信号を送信するよう指令する。すると、電力コントローラ238は終了する。
図23を参照するに、例示的な電力制御メッセージが概括的に266で示されており、ブロック260(図20に示す)で決定された電力制御パラメータを格納する電力制御パラメータ・フィールド268を含む。
図15に戻って参照するに、データ・メモリ184は、移動局161の制御チャネル・モードが単一チャネル・モードである場合に上りリンク制御チャネル上で制御信号を送信するための電力レベルを記憶するための制御チャネル電力記憶部270を含む。電力制御メッセージ266を受信するのに応答して、図示した実施形態での移動局161は、制御チャネル電力記憶部270内の制御チャネル電力に、電力制御パラメータ・フィールド268(図23に示す)内の電力制御パラメータを乗算することによって、制御チャネル電力記憶部270に記憶されている制御チャネル電力を調整する。したがって、図示した実施形態では、電力制御パラメータが1より大きい場合、制御チャネル電力記憶部270内の制御チャネル電力は、電力制御パラメータにおいて表現されているスケーリング因子によって増大させられ、電力制御パラメータが1未満の場合には、制御チャネル電力記憶部270内の制御チャネル電力は、電力制御パラメータにおいて表現されているスケーリング因子によって減少させられる。
電力コントローラ238は、移動局のアクティブな集合に含まれる基地局すべてにおける該移動局によって送られる制御メッセージの受信を容易にするために該移動局によって使用可能な単一のパラメータの、移動局への送信を引き起こす。これは有利なことに、該移動局における処理時間または電力制御のための既知のプロトコルにおいて要求されうる該移動局に関わる追加的送信を減らす。
複数制御チャネル・モード
図14に戻って参照するに、プログラム・メモリ172は制御チャネル・割り当て器272のためのコードを含む。制御チャネル・モード記憶部234が、制御チャネル・モードが複数制御チャネル・モードであると示す場合、マイクロプロセッサ170は、移動局161、162、163、164または165の一つについて、当該移動局のアクティブな集合に含まれる各基地局について、それぞれの制御チャネルを割り当てるための制御チャネル割り当て器272を実行する。
図24を参照するに、制御チャネル割り当て器272が概略的に示されており、移動局からのアクティブ集合メッセージ202(図17に示す)を受信するのに応答して、制御チャネル・モード記憶部(234)が制御チャネル・モードが複数制御チャネル・モードであることを示すときに、274で始まる。
制御チャネル割り当て器272は、ブロック276に続き、ブロック276はマイクロプロセッサ170(図4に示す)に、274で受信されたアクティブ集合メッセージ(202)を送った移動局のアクティブな集合に加えられた新しい基地局があればそれはどれかを判別するよう指令する。よって、ブロック276のコードは、実質的に、図18に示されるブロック216のコードと同じである。
引き続き図24を参照するに、制御チャネル割り当て器272は、ブロック276で同定された各新しい基地局について、ブロック278および280を実行する。ブロック280におけるコードは、前記移動局が前記移動局のアクティブな集合に含まれる前記新しい基地局に上りリンク制御信号を送信するために、複数の利用可能な制御チャネルのうちから制御チャネルを割り当てる。そしてブロック280におけるコードは、マイクロプロセッサ(170)に、制御チャネル割り当てメッセージ(下記で論じる282)を前記移動局に送信させる。
図25を参照するに、例示的な制御チャネル割り当てメッセージが概括的に282で示されており、前記移動局のアクティブな集合に追加された前記新しい基地局の識別子を格納する基地局識別子フィールド284と、前記基地局識別子フィールド284内の基地局識別子によって同定される基地局に上りリンク制御信号を送信するために前記移動局に割り当てられたチャネルの識別子を格納するチャネル識別子フィールド286とを含む。
図24に戻って参照するに、ひとたび制御チャネル割り当て器272がブロック276で同定された各新しい基地局についてブロック278および280を実行したら、制御チャネル割り当て器272は終了する。
図15に戻って参照するに、データ・メモリ184は、制御割り当てメッセージ282(図25に示す)において受信された制御チャネル割り当てを記憶するための制御チャネル割り当て記憶部288を含み、制御システム32は、制御チャネル割り当て記憶部288内に、随時制御割り当てメッセージ(282)において受信される制御チャネル割り当てを記憶する。
引き続き図15を参照するに、プログラム・メモリ182は、制御モード記憶部236が制御チャネル・モードが複数制御チャネル・モードであることを示す場合に上りリンク制御コマンドの送信を制御するための上りリンク・コントローラ290のためのコードを含む。
図26を参照するに、上りリンク・コントローラ290が概略的に示されており、制御メッセージの受信に応答して292で始まる。292で受信される制御メッセージは、移動局161から、該移動局161のアクティブな集合に含まれる基地局に送信されるいかなる制御メッセージであってもよい。たとえば、通常のMACメッセージであってもよい。
(図15に示されるアクティブ集合記憶200において同定される)アクティブな集合に含まれる各基地局について、上りリンク・コントローラ290はブロック294および296のコードを実行する。ブロック294のコードは、マイクロプロセッサ180(図15に示す)に、制御チャネル割り当て記憶部288において同定される、基地局に割り当てられた制御チャネルを同定するよう指令する。ブロック296のコードは、マイクロプロセッサ(180)に、制御メッセージを、基地局に、ブロック294のコードによって同定された割り当てられた制御チャネル上で送信するよう指令する。次いで上りリンク・コントローラ290は終了する。
有利なことに、移動局161は、制御チャネル割り当て記憶部288において同定される制御チャネルのそれぞれについて、それぞれの電力レベルを決定しうる。これらそれぞれの電力レベルは、移動局161のアクティブな集合に含まれる各基地局に関連する、たとえば距離、ノイズ条件および他の干渉といった個別的な状況に適応されてもよい。したがって、制御チャネル割り当て記憶部288において同定されているさまざまな制御チャネルは、アクティブな集合に含まれる各基地局について同定されうるそれぞれの電力レベルにおいて制御チャネルを送るのを容易にする。
レンジング(ranging)
図1を参照するに、上記のように、移動局161、162、163、164または165は、該移動局と、該移動局のアクティブな集合に含まれる基地局141、143、144、145、147、148および149のうちの一つまたは複数との間の距離を表すデータを取得してもよい。移動局は一般に、該移動局のアクティブな集合に含まれる諸基地局から異なる距離にあるので、該移動局からの上りリンク信号は、アクティブな集合に含まれるさまざまな基地局に到達する前に異なる距離を進み、よってアクティブな集合に含まれるさまざまな基地局に異なる時刻に到着する。そのような時刻の差は干渉を引き起こすことがある。たとえば、ある移動局からの信号が意図されたより早くまたは遅く基地局に到着することがあるので、たとえば別の移動局からの先行のまたは後続の信号と干渉するのである。
図14を参照するに、プログラム・メモリ172は、基地局141がアンカー基地局になっている移動局に関して実行されうるレンジング開始器298のためのコードを含んでいる。図27を参照するに、レンジング開始器298が概略的に示されており、300で始まる。レンジング開始器298は、マイクロプロセッサ(図14に示す)によって定期的に実行されてもよく、あるいは、たとえば移動局がそのアクティブな集合に新しい基地局を加えたため、あるいは移動局がたびたび他の移動局からの信号と干渉を引き起こしたために、該移動局が新しいまたは更新されたレンジング情報を必要とするという指標に応答して実行されてもよい。
レンジング開始器298はブロック302に続き、ブロック302は、マイクロプロセッサ170(図14に示される)に、参照コード(これは「レンジング・コード」と称されてもよい)を決定するよう指令する。図示した実施形態では、ブロック302で生成される参照コードは擬似ランダムな二進数である。ただし、他の実施形態では、参照コードは、たとえば各移動局についての所定のコードであってもよい。
レンジング開始器298はブロック304に続き、ブロック304はマイクロプロセッサ(170)に、ブロック302で決定された参照コードを含む信号を移動局が送信するための参照時間を決定するよう指令する。図14および図15を参照して上で論じたように、それぞれ基地局141および移動局161のクロック176および186ならびに基地局143、144、145、147、148および149および移動局162、163、164および165の対応するクロックは図示した実施形態において同期されており、これらのクロックがデータの送信のための時間的な逐次のフレームを定義する。ブロック304のコードは、マイクロプロセッサ(170)に参照時間を決定するよう指令する。該参照時間は、図示した実施形態では、前述した同期されたクロックによって決定される特定のOFDMフレームである。
引き続き図27を参照するに、レンジング開始器298はブロック306に続き、ブロック306は、マイクロプロセッサ(170)に、レンジング資源メッセージ(下記で論じる308)を含むレンジング資源信号を、レンジング開始器298が実行されている対象の移動局のアクティブな集合に含まれる他の基地局に送信するよう指令する。
図28を参照するに、例示的なレンジング資源メッセージは概括的に308で示される。レンジング資源メッセージ308は、レンジング開始器298が実行されている対象の移動局の識別子を格納する移動局識別子フィールド309と、ブロック302(図27に示す)で決定された参照コードを格納する参照コード・フィールド310と、ブロック304(図27に示す)で決定された参照時間を格納する参照時間フィールド312とを含む。
図27に戻って参照するに、レンジング開始器298は、ブロック314に続き、ブロック314は、マイクロプロセッサ(170)に、レンジング・コマンド・メッセージ(下記で論じる316)を含むレンジング・コマンド信号を、レンジング開始器298が実行されている対象の移動局に送信するよう指令する。
図29を参照するに、例示的なレンジング・コマンド・メッセージが概括的に316で示されている。レンジング・コマンド・メッセージ316は、ブロック302(図27に示す)で決定された参照コードを格納する参照コード・フィールド318と、ブロック304(図27に示す)で決定された参照時間を格納する参照時間フィールド320とを含む。
図15に戻って参照するに、プログラム・メモリ182は、レンジャー(ranger)〔レンジング器〕322のためのコードを含む。図30を参照するに、レンジャー322が概略的に示されており、移動局161で受信されたレンジング・コマンド・メッセージ316(図29に示す)の参照時間フィールド320によって指定された参照時間に達したときに、324で始まる。レンジャー322はブロック326に続き、ブロック326は、マイクロプロセッサ180(図15に示す)に、レンジング・コマンド・メッセージ(図29に示す)の参照コード・フィールド318によって指定される参照コードを含むレンジング信号を、移動局161のアクティブな集合に含まれる基地局に送信するよう指令する。次いでレンジャー322は終了する。代替的な実施形態では、レンジャー322は、レンジング信号が、参照時間フィールド(320)によって指定される参照時間に時間的により近くで、移動局161のアクティブな集合に含まれる諸基地局において受信されるようにするために、参照時間フィールド(320)によって指定される参照時間より前の特定の時間期間において始まってもよい。この特定の時間期間は、たとえば、アクティブな集合に含まれる諸基地局への推定される距離に基づく、あるいはそのような距離を反映する、以前に取得されたデータに基づく、予期される信号伝送時間を反映してもよい。
したがって、移動局161のアクティブな集合に含まれる諸基地局は、ブロック326のコードに応答して送信された、レンジング・コードを含むレンジング信号を受信し、これらの基地局はそれぞれ、レンジング信号をそれぞれの時間に受信する。図27に戻って参照するに、レンジング開始器298はブロック328に続き、ブロック328はマイクロプロセッサ170(図14に示す)に、ブロック304で決定された参照時間と、ブロック326(図30に示す)のコードに応答して移動局から送信されたレンジング信号を基地局141が受信した時刻との間の時間的な差を計算するよう指令する。
移動局161のアクティブな集合に含まれる他の基地局も、参照時間と、ブロック326(図30に示す)のコードに応答したレンジング信号をアクティブな集合に含まれる基地局が受信したそれぞれの時刻との間のそれぞれの時間的な差を計算する。これらの他の基地局は、その基地局で計算されたそれぞれの時間的な差を同定するそれぞれのオフセット・メッセージ(下記で論じる330)を含むそれぞれのオフセット信号を、基地局141に送信する。
図31を参照するに、例示的なオフセット・メッセージが概括的に330で示されており、時間差が計算された基地局を同定する基地局識別子フィールド332と、時間差が計算された対象の移動局を同定する移動局識別子フィールド334と、上記の計算された時間差を同定する時間差フィールド336とを含む。
図27に戻って参照するに、レンジング開始器298はブロック338に続き、ブロック338は、マイクロプロセッサ170(図14に示す)に、レンジング開始器298が実行されている対象の移動局のアクティブな集合に含まれる他の諸基地局からさまざまなオフセット・メッセージ330(図31に示す)を受信するよう指令する。レンジング開始器298は次いでブロック340に続き、ブロック340は、マイクロプロセッサ(170)に、レンジング制御メッセージ(下記で論じる344または348)を含むレンジング制御信号を、レンジング開始器298が実行されている対象の移動局に送信するよう指令する。
図14に戻って参照するに、データ・メモリ174は、基地局141のレンジング・モードのインジケータを記憶するレンジング・モード記憶部342を含む。図示した実施形態でのレンジング・モード記憶部342によって示されるレンジング・モードは、単一レンジング・パラメータ・モードまたは複数レンジング・パラメータ・モードでありうる。レンジング・モード記憶部342によって同定されるレンジング・モードは、事前構成設定されていてもよいし、あるいは随時構成設定されてもよい。
図32を参照するに、単一レンジング・パラメータ・レンジング制御メッセージが概括的に344で示されており、平均時間差フィールド346を含む。レンジング・モード記憶部(342)が単一レンジング・パラメータ・レンジング・モードを示す場合、ブロック340のコードは、マイクロプロセッサ(170)に、ブロック328および338(図27に示す)で受信された時間差の平均を計算し、その平均を単一レンジング・パラメータ・レンジング制御メッセージ344の平均時間差フィールド346に格納し、単一レンジング・パラメータ・レンジング制御メッセージ344を、レンジング開始器298が実行される対象の移動局に送信するよう指令する。
あるいはまた、レンジング・モード記憶部342が複数レンジング・パラメータ・レンジング・モードを示す場合、ブロック340(図27に示す)のコードは、マイクロプロセッサ(170)に、複数レンジング・パラメータ・レンジング制御メッセージを生成するよう指令する。例示的な複数レンジング・パラメータ・レンジング制御メッセージが図33で概括的に348で示されている。図33を参照するに、複数レンジング・パラメータ・レンジング制御メッセージ348は、レンジング開始器298が実行されている対象の移動局のアクティブな集合に含まれる各基地局を同定する少なくとも一つの基地局識別子350と、複数の時間差フィールド352とを含む。各時間差フィールドは、基地局識別子350の一つに対応し、ブロック328および338(図27に示す)で受信されたその基地局に関連付けられた時間差を格納する。レンジング・モード記憶部342が複数レンジング・パラメータ・レンジング・モードを示す場合、ブロック340(図27に示す)のコードは、マイクロプロセッサ(170)に、複数レンジング・パラメータ・レンジング制御メッセージ348を生成し、該複数レンジング・パラメータ・レンジング制御メッセージを、レンジング開始器298が実行されている対象の移動局に送信するよう指令する。
上記のように、代替的な諸実施形態では、アクティブな集合はアンカー基地局を排除して、前記アンカー基地局の近隣基地局および/または一つまたは複数の中継局を、含まない、一部を含む、または全部を含むのでもよい。これらの実施形態では、ブロック328のコードは省略されてもよく、ブロック340のコードはブロック328で受信された時間差を除外してもよい。
図15に戻って参照するに、データ・メモリ184は、ブロック340(図27に示す)で送信されるレンジング制御メッセージ(344および348)から受信されるレンジング・データを記憶するためのレンジング・データ記憶部354を含む。移動局161は、このレンジング・データ記憶部354にあるレンジング・データを参照して、上りリンク信号の送信が、移動局161のアクティブな集合に含まれるさまざまな基地局において、レンジング・データに基づく時点に受信されるのを容易にし、割り当てられていることがありうる時刻に近い信号受信を容易にし、それにより他の移動局からの上りリンク信号との干渉を回避する。有利なことに、上記のプロセスは、移動局161がアクティブ集合記憶部200においてそのアクティブな集合について同定した諸基地局について、移動局161のレンジング・データ記憶部354内の定期的に更新されるレンジング・データを維持し、それにより、アンカーされた基地局から、基地局のアクティブな集合内のターゲット基地局への移動局の効率的なハンドオーバーを容易にする。
ハンドオーバー受け取り確認
図1に戻って参照するに、上記のように、移動局161、162、163、164および165の一つは、随時、そのアンカー基地局から別の基地局へのハンドオーバーを開始できる。さまざまな実施形態において、移動局がそのアンカー基地局からターゲット基地局へのハンドオーバーをいつ開始するかの決定において種々の基準が関わりうるが、これらの基準はしばしばアンカー基地局とターゲット基地局の相対的な信号強度、アンカー基地局およびターゲット基地局から利用可能なサービスおよびアンカー基地局によって送信される推奨されるターゲット基地局などを含む。IEEE802.16e規格に基づくある実施形態では、移動局および基地局は、ハンドオーバーに関する情報および決定を通信するために、MOB_BSHO-REQ、MOB_MSHO-REQ、MOB_BSHO-RESPおよびMOB_HO-INDメッセージといったさまざまな制御メッセージを交換する。
図15に戻って参照するに、プログラム・メモリ182は、一般に、現在のアンカー基地局からターゲット基地局へのハンドオーバーをいつ開始するかの決定をするためおよびそのような決定を実施するためのハンドオーバー・ハンドラ356のためのコードを含む。
図34を参照するに、ハンドオーバー・ハンドラ356が概略的に示されており、ブロック358で始まる。ブロック358は、マイクロプロセッサ180(図15に示す)に、移動局161のアンカー基地局からターゲット基地局にハンドオーバーがなされることを決定するよう指令するコードを含む。ブロック358のコードは、上述の基準またはハンドオーバーが行われることを決定するための他の基準の一つまたは複数を実装してもよい。
ハンドオーバー・ハンドラ356はブロック360に続く。ブロック360は、マイクロプロセッサ(180)に、アンカー基地局に対して、ブロック358で決定されたハンドオーバーが行われるというハンドオーバー指示メッセージ(下記で論じる362)を含む指標信号を送信するよう指令する。
図35を参照するに、例示的なハンドオーバー指示メッセージが概括的に362で示されており、ブロック358(図34に示す)で決定されたターゲット基地局の識別子を格納するターゲット基地局識別子フィールド364を含む。
図14に戻って参照するに、プログラム・メモリ172は、ハンドオーバー受け取り確認器366のためのコードを含む。図36を参照するに、ハンドオーバー受け取り確認器366が概略的に示されており、基地局141が、ブロック360(図34に示す)で移動局から送信されたハンドオーバー指示メッセージ362(図35に示す)を受信したときに368で始まる。ハンドオーバー受け取り確認器366はブロック370に続く。ブロック370は、マイクロプロセッサ170(図14に示す)に、ハンドオーバー受け取り確認メッセージ(下記で論じる372)を含むハンドオーバー受け取り確認信号を、368で受信されたハンドオーバー指示メッセージを送った移動局に送信するよう指令する。
図37を参照するに、例示的なハンドオーバー受け取り確認メッセージが372で概略的に示されており、受け取り確認フィールド374を含む。図示した実施形態では、受け取り確認フィールドは、368で受信されたハンドオーバー指示メッセージがエラーなしに受信された場合に1に設定され、368で受信されたハンドオーバー指示メッセージが何らかのエラーをもって受信された場合に0に設定される二値フラグを含む。
図34に戻って参照するに、ハンドオーバー・ハンドラ356はブロック376に続く。ブロック376は、マイクロプロセッサ180(図15に示す)に、ブロック358で決定されたハンドオーバーを実施するよう指令する。ハンドオーバーは、たとえばIEEE802.16e規格で確立されているプロトコルといった多くの既知のプロトコルの一つによって実装されうる。
ハンドオーバー・ハンドラ356はブロック378に続く。ブロック378はマイクロプロセッサ(180)に、移動局161がブロック370(図36に示す)でアンカー基地局141によって送信されたハンドオーバー受け取り確認メッセージ372(図37に示す)を受信したかどうかを判定するよう指令する。もしそうであれば、ハンドオーバー・ハンドラ356は終了する。もしそうでなければ、ハンドオーバー・ハンドラ356はブロック380に続く。ブロック380はマイクロプロセッサ(180)に、ブロック360で送信されたハンドオーバー指標メッセージを再送信し、ブロック378に戻る前に所定の時間待つよう指令する。ブロック378および380はこのように、移動局161が、基地局141がハンドオーバー指示メッセージを受信したことを確証するまで繰り返される。ブロック378および380はブロック376後に実行されるが、他の実施形態ではブロック376がブロック378および380のあとに実行されてもよく、それによりハンドオーバーは、アンカー基地局からの受け取り確認が受信されるまで延期される。ブロック378で再送信されたハンドオーバー指標メッセージは、場合によっては、アンカー基地局141が、基地局161がターゲット基地局へのハンドオーバーを完了したのちに基地局161と通信しようとする試みを続けることを防止してもよい。これは、有利なことに、無用な干渉および輻輳を防止しうる。ブロック378で再送信されたハンドオーバー指標メッセージはまた、移動局がターゲット基地局へのハンドオーバーを実行することを、アンカー基地局がターゲット基地局に通知することを保証してもよい。それにより、有利なことに、アンカー基地局がハンドオーバー指示メッセージを受信しなかったためにターゲット基地局がその移動局と通信する用意ができていない場合に起こりうる通信中断を防止する。

上記は本発明の実施形態が実装される通信システムの個別的な例を提供しているが、本発明の実施形態が、この個別的な例とは異なるアーキテクチャをもつが本稿に記載される実施形態の実装と整合する仕方で動作する通信システムをもって実装できることは理解しておくべきである。
本発明の個別的な実施形態が記載され、図示してきたが、そのような実施形態は本発明を例解するのみであり、付属の請求項に従って解釈される本発明を限定するのではないと考えられるべきである。

Claims (31)

  1. アンカー基地局からターゲット基地局への移動局のハンドオーバーを容易にする方法であって:
    前記アンカー基地局において前記移動局から、前記移動局が前記アンカー基地局から前記ターゲット基地局へのハンドオーバーを実行することを示すハンドオーバー指標信号を受信する段階と;
    前記移動局に、前記アンカー基地局が前記ハンドオーバー指標信号を受信したことを受け取り確認する受け取り確認信号を送信する段階とを含む、
    方法。
  2. 移動局との電波通信を容易にするインターフェースと、該インターフェースと通信するプロセッサとを有する基地局装置であって、前記プロセッサは:
    前記インターフェースから、前記移動局が当該基地局装置からターゲット基地局へのハンドオーバーを実行することを示す前記移動局からのハンドオーバー指標信号を受信し;
    前記インターフェースに、前記移動局に対して、当該基地局装置が前記ハンドオーバー指標信号を受信したことを受け取り確認する受け取り確認信号を送信させるよう動作可能に構成される、
    基地局装置。
  3. 基地局装置であって、移動局が当該基地局装置からターゲット基地局へのハンドオーバーを実行することを示す前記移動局からのハンドオーバー指標信号を受信する手段と;
    前記移動局に、当該基地局装置が前記ハンドオーバー指標信号を受信したことを受け取り確認する受け取り確認信号を送信する手段とを有する、
    基地局装置。
  4. アンカー基地局と電波通信する移動局によって、該移動局と、該移動局と電波通信する基地局のアクティブな集合に含まれる基地局との間の距離を表すデータを取得することを容易にする方法であって、前記アクティブな集合は、前記アンカー基地局の近隣基地局の部分集合を含み、当該方法は:
    前記アンカー基地局から前記アクティブな集合の他の各基地局に、前記移動局に関連付けられた参照コードおよび参照時間を同定するレンジング資源信号を送信し;
    前記移動局に、前記参照コードを含むレンジング信号を、前記アクティブな集合の各基地局に対して、前記参照時間に応じた時間において送信させ、前記アクティブな集合の各基地局は前記レンジング信号をそれぞれの時間に受信するようにし;
    前記アクティブな集合の各基地局から、前記参照時間と、前記アクティブな集合の基地局が前記レンジング信号を受信したそれぞれの時間との間のそれぞれの時間的な差を同定するそれぞれのオフセット信号を受信し;
    前記移動局に、前記それぞれのオフセット信号に応じたレンジング制御信号を送信することを含む、
    方法。
  5. 前記参照コードを、擬似ランダムに生成されたコードから生成することをさらに含む、請求項4記載の方法。
  6. 前記レンジング制御信号を送信することは、前記参照時間と、前記アクティブな集合の各基地局が前記レンジング信号を受信したそれぞれの時間との間のそれぞれの時間的な差の平均を表すレンジング信号を送信することを含む、請求項4記載の方法。
  7. 前記レンジング制御信号を送信することは、複数のレンジング制御信号を送信することを含み、前記複数のレンジング制御信号のそれぞれは、前記アクティブな集合のそれぞれの基地局に関連付けられており、前記参照時間と、前記アクティブな集合の基地局が前記レンジング信号を受信したそれぞれの時間との間のそれぞれの時間的な差を表す、請求項4記載の方法。
  8. 前記アクティブな集合がさらに、前記アンカー基地局を含む、請求項4記載の方法。
  9. 基地局装置であって:
    移動局との電波通信を容易にする第一のインターフェースと;
    前記移動局と電波通信するアクティブな集合に含まれる少なくとも一つの近隣基地局との通信を容易にする第二のインターフェースと;
    前記第一および第二のインターフェースと通信するプロセッサとを有しており、前記プロセッサは、
    前記第二のインターフェースに、前記アクティブな集合に含まれる前記少なくとも一つの近隣基地局に対して、前記移動局に関連付けられた参照コードおよび参照時間を同定するレンジング資源信号を送信させ;
    前記第一のインターフェースに、前記移動局に対して、前記参照コードを含むレンジング信号を、前記アクティブな集合に含まれる各基地局に対して、前記参照時間に応じた時間において送信することを指令するレンジング・コマンド信号を送信させ、前記アクティブな集合に含まれる各基地局が前記レンジング信号をそれぞれの時間に受信するようにし;
    前記第二のインターフェースから、前記アクティブな集合の各近隣基地局からのそれぞれのオフセット信号を受信し、それぞれのオフセット信号は、前記参照時間と、前記アクティブな集合に含まれる近隣基地局が前記レンジング信号を受信したそれぞれの時間との間のそれぞれの時間的な差を同定し;
    前記第一のインターフェースに、前記移動局に対して、前記それぞれのオフセット信号に応じたレンジング制御信号を送信させるよう動作可能に構成される、
    装置。
  10. 前記プロセッサがさらに、前記参照コードを擬似ランダムに生成されるコードから生成するよう動作可能に構成される、請求項9記載の装置。
  11. 前記レンジング制御信号は、前記参照時間と、前記アクティブな集合に含まれる各基地局が前記レンジング信号を受信したそれぞれの時間との間のそれぞれの時間的な差の平均を表す、請求項9記載の装置。
  12. 前記レンジング制御信号は複数のレンジング制御信号を含み、前記複数のレンジング制御信号のそれぞれは、前記アクティブな集合のそれぞれの基地局に関連付けられており、前記参照時間と、それぞれの基地局が前記レンジング信号を受信したそれぞれの時間との間のそれぞれの時間的な差を表す、請求項9記載の装置。
  13. 前記アクティブな集合がさらに当該装置を含み、前記プロセッサがさらに:
    前記第一のインターフェースから、前記移動局からの前記レンジング信号を受信し;
    前記参照時間と、当該装置が前記移動局から前記レンジング信号を受信した時間との間の時間的な差を計算し;
    前記第一のインターフェースに、前記移動局に対して、前記レンジング制御信号を、前記参照時間と、当該装置が前記移動局から前記レンジング信号を受信した時間との間の時間的な差に応じて送信させるよう動作可能に構成される、
    請求項9記載の装置。
  14. 移動局との電波通信のためおよび該移動局と電波通信するアクティブな集合に含まれる少なくとも一つの近隣基地局との通信のために構成された基地局装置であって:
    前記アクティブな集合に含まれる前記少なくとも一つの近隣基地局に対して、前記移動局に関連付けられた参照コードおよび参照時間を同定するレンジング資源信号を送信する手段と;
    前記移動局に対して、前記参照コードを含むレンジング信号を、前記アクティブな集合に含まれる各基地局に、前記参照時間に応じた時間に送信することを指令するレンジング・コマンド信号を送信し、前記アクティブな集合に含まれる各基地局が前記レンジング信号をそれぞれの時間に受信するようにする手段と;
    前記アクティブな集合に含まれる各基地局からのそれぞれのオフセット信号を受信する手段であって、それぞれのオフセット信号は、前記参照時間と、前記アクティブな集合に含まれる基地局が前記レンジング信号を受信したそれぞれの時間との間のそれぞれの時間的な差を同定する、手段と;
    前記移動局に対して、前記それぞれのオフセット信号に応じてレンジング制御信号を送信する手段とを有する、
    装置。
  15. 基地局のシステム構成情報を配送する方法であって:
    基地局の第一のアクティブな集合をもつ第一の移動局から、前記第一の移動局が当該基地局を前記第一のアクティブな集合に加えたことを示す第一のアクティブ集合信号を受信する段階と;
    前記第一のアクティブ集合信号を受信するのに応答して、前記第一の移動局に、当該基地局のシステム構成情報を含むシステム構成情報信号を送信する段階とを含む、
    方法。
  16. 請求項15記載の方法であって、前記基地局のシステム構成情報は:当該基地局の識別子;当該基地局のプリアンブル・インデックスの識別子;当該基地局のサブチャネル・インデックスの識別子;当該基地局についての周波数割り当て情報;当該基地局に関連付けられた時間/周波数同期インジケータ;当該基地局についての上りリンク・チャネル情報;当該基地局についての下りリンク・チャネル情報;当該基地局に関連付けられたトリガー参照インジケータ;当該基地局の等価等方放射電力;当該基地局についてのハンドオーバー情報;当該基地局についてのスケジューリング・サービス情報;当該基地局についてのサポートされる移動性機能情報;当該基地局に関連付けられたページング・グループ識別子;当該基地局のチャネル帯域幅の識別子;当該基地局の巡回プレフィックスの識別子;当該基地局のフレーム継続時間の識別子;当該基地局の高速フーリエ変換サイズの識別子;および当該基地局のフレームおよびチャネル番号の開始サブチャネライゼーションの動作モード、からなる群の情報の一つまたは複数を含む、方法。
  17. 請求項15記載の方法であって、さらに、基地局の第二のアクティブな集合をもつ第二の移動局から、前記第二の移動局が当該基地局を前記第二のアクティブな集合に加えたことを示す第二のアクティブ集合信号を受信する段階を含み、前記第一の移動局にシステム構成情報信号を送信する段階は、前記第一および第二のインジケータ信号を受信するのに応答して、前記第一および第二の移動局に、前記システム構成情報信号をマルチキャストすることを含む、方法。
  18. 基地局装置であって:
    基地局の第一のアクティブな集合をもつ第一の移動局との電波通信を容易にするインターフェースと;
    複数の基地局のシステム構成情報を記憶する記憶部を有するコンピュータ可読メモリと;
    前記インターフェースおよび前記コンピュータ可読メモリと通信するプロセッサとを有する装置であって、前記プロセッサは:
    前記インターフェースから、前記第一の移動局が前記複数の基地局のうちの一つを前記第一のアクティブな集合に加えたことを示す前記第一の移動局からの第一のアクティブ集合信号を受信する段階と;
    前記第一のアクティブ集合信号を受信するのに応答して、前記インターフェースに、前記第一の移動局に対して、前記複数の基地局のうちの前記一つの基地局のシステム構成情報を含むシステム構成情報信号を送信させる段階とを実行するよう動作可能に構成される、
    装置。
  19. 前記基地局のシステム構成情報は:当該基地局の識別子;当該基地局のプリアンブル・インデックスの識別子;当該基地局のサブチャネル・インデックスの識別子;当該基地局の周波数割り当て情報;当該基地局に関連付けられた時間/周波数同期インジケータ;当該基地局についての上りリンク・チャネル情報;当該基地局についての下りリンク・チャネル情報;当該基地局に関連付けられたトリガー参照インジケータ;当該基地局の等価等方放射電力;当該基地局についてのハンドオーバー情報;当該基地局についてのスケジューリング・サービス情報;当該基地局についてのサポートされる移動性機能情報;当該基地局に関連付けられたページング・グループ識別子;当該基地局のチャネル帯域幅の識別子;当該基地局の巡回プレフィックスの識別子;当該基地局のフレーム継続時間の識別子;当該基地局の高速フーリエ変換サイズの識別子;および当該基地局のフレームおよびチャネル番号の開始サブチャネライゼーションの動作モード、からなる群の情報の一つまたは複数を含む、請求項18記載の装置。
  20. 前記プロセッサがさらに:
    前記インターフェースから、基地局の第二のアクティブな集合をもつ第二の移動局からの、前記第二の移動局が前記複数の基地局のうちの前記一つを前記第二のアクティブな集合に加えたことを示す第二のアクティブ集合信号を受信するよう動作可能に構成され、
    前記プロセッサがさらに、前記第一および第二のインジケータ信号を受信するのに応答して、前記インターフェースに、前記第一および第二の移動局に対して、前記システム構成信号をマルチキャストさせるよう動作可能に構成される、
    請求項18記載の装置。
  21. 基地局装置であって:
    複数の基地局のシステム構成情報を記憶する手段と;
    アクティブな集合をもつ移動局から、前記移動局が前記複数の基地局のうちの一つを前記アクティブな集合に加えたことを示すアクティブ集合信号を受信する手段と;
    前記アクティブ集合信号を受信するのに応答して、前記移動局に対して、前記複数の基地局のうちの前記一つの基地局のシステム構成情報を含むシステム構成情報信号を送信する手段とを有する、
    装置。
  22. 上りリンク制御チャネルを通じて複数の基地局と電波通信する移動局を制御する方法であって:
    前記複数の基地局のそれぞれからそれぞれのチャネル条件信号を受信する段階であって、各チャネル条件信号は前記複数の基地局の前記一つにおいて前記上りリンク制御チャネルを通じて前記移動局から受信された制御信号のそれぞれのチャネル条件を示す、段階と;
    前記それぞれのチャネル条件信号に応じて上りリンク制御チャネル電力パラメータを決定する段階と;
    前記移動局に、前記上りリンク制御チャネル電力パラメータを含む電力制御信号を送信する段階とを含む、
    方法。
  23. 各チャネル条件は信号対雑音比を含む、請求項22記載の方法。
  24. 前記上りリンク制御チャネル電力パラメータを決定することは:閾値信号対雑音比と、前記複数の基地局のそれぞれにおいて前記上りリンク制御チャネルを通じて前記移動局から受信された前記制御信号のそれぞれの信号対雑音比のうち最も小さいものとの比を決定することを含む、請求項23記載の方法。
  25. 基地局装置であって:
    移動局との電波通信を容易にする第一のインターフェースと;
    前記移動局と電波通信するアクティブな集合に含まれる少なくとも一つの近隣基地局との通信を容易にする第二のインターフェースと;
    前記第一および第二のインターフェースと通信するプロセッサとを有しており、前記プロセッサは:
    前記第二のインターフェースから、前記アクティブな集合の各近隣基地局からそれぞれのチャネル条件信号を受信する段階であって、各チャネル条件信号は前記アクティブな集合の前記近隣基地局において前記上りリンク制御チャネルを通じて前記移動局から受信された制御信号のそれぞれのチャネル条件を示す、段階と;
    当該装置において前記上りリンク制御チャネルを通じて前記移動局から受信された制御信号のチャネル条件および前記アクティブな集合の前記少なくとも一つの近隣基地局から受信された前記それぞれのチャネル条件信号に応じて、上りリンク制御チャネル電力パラメータを決定する段階と;
    前記第一のインターフェースに、前記移動局に対して、前記上りリンク制御チャネル電力パラメータを含む電力制御信号を送信させる段階とを実行するよう動作可能に構成される、
    装置。
  26. 各チャネル条件は信号対雑音比を含む、請求項25記載の装置。
  27. 前記プロセッサが:前記上りリンク制御チャネル電力パラメータを、閾値信号対雑音比と、当該装置において前記上りリンク制御チャネルを通じて前記移動局から受信された前記制御信号の信号対雑音比および前記アクティブな集合の各近隣基地局において前記上りリンク制御チャネルを通じて前記移動局から受信された前記制御信号のそれぞれの信号対雑音比のうち最も小さいものとの比に応じて決定するよう動作可能に構成される、請求項26記載の装置。
  28. 移動局との電波通信のためおよび前記移動局と電波通信するアクティブな集合に含まれる少なくとも一つの近隣基地局との通信のために構成された基地局装置であって:
    前記アクティブな集合の各近隣基地局からそれぞれのチャネル条件信号を受信する手段であって、各チャネル条件信号は前記アクティブな集合の前記近隣基地局において前記上りリンク制御チャネルを通じて前記移動局から受信された制御信号のそれぞれのチャネル条件を示す、手段と;
    当該装置において前記上りリンク制御チャネルを通じて前記移動局から受信された制御信号のチャネル条件および前記アクティブな集合の前記少なくとも一つの近隣基地局から受信された前記それぞれのチャネル条件信号に応じて、上りリンク制御チャネル電力パラメータを決定する手段と;
    前記移動局に対して、前記上りリンク制御チャネル電力パラメータを含む電力制御信号を送信する手段とを有する、
    装置。
  29. 移動局のアクティブな集合に含まれる複数の基地局に制御信号を送信する方法であって:
    前記アクティブな集合に含まれる各基地局について、前記制御信号を前記基地局に、それぞれの制御チャネル上で送信する段階を含む、
    方法。
  30. 移動局装置であって:
    当該装置のアクティブな集合に含まれる複数の基地局との電波通信を容易にするインターフェースと、
    前記インターフェースと通信し、前記制御信号を前記アクティブな集合に含まれる各基地局に、それぞれの制御チャネル上で送信するよう動作可能に構成されたプロセッサとを有する装置。
  31. 移動局装置であって:
    当該装置のアクティブな集合に含まれる複数の基地局との電波通信を容易にする手段と;
    前記制御信号を前記アクティブな集合に含まれる各基地局に、それぞれの制御チャネル上で送信する手段とを有する装置。
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