以下、本発明に係る好適な実施形態を添付の図面を参照して詳細に説明する。添付の図面と共に以下で開示する詳細な説明は、本発明の例示的な実施形態を説明するためのものであって、本発明が実施され得る唯一の実施形態を示すためのものではない。以下の詳細な説明は、本発明の完全な理解を提供するために具体的な細部事項を含む。しかし、当業者であれば、本発明がこのような具体的な細部事項なしにも実施可能であることが分かる。例えば、以下の詳細な説明は、移動通信システムが3GPP LTEシステムである場合を仮定して具体的に説明するが、3GPP LTEの特有の事項を除いては、他の任意の移動通信システムにも適用可能である。
いくつかの場合、本発明の概念が曖昧になることを避けるために、公知の構造及び装置は省略したり、各構造及び装置の核心機能を中心にしたブロック図の形式で図示することができる。また、本明細書全体にわたって同一の構成要素については同一の図面符号を使用して説明する。
併せて、以下の説明において、端末は、UE(User Equipment)、MS(Mobile Station)、AMS(Advanced Mobile Station)などのような移動又は固定型のユーザー端機器を通称するものと仮定する。また、基地局は、Node B、eNode B、Base Station、AP(Access Point)などのような端末と通信するネットワーク端の任意のノードを通称するものと仮定する。
移動通信システムで、端末(User Equipment)は、基地局からダウンリンク(Downlink)を通して情報を受信することができ、端末は、アップリンク(Uplink)を通して情報を伝送することができる。端末が伝送又は受信する情報としてはデータ及び多様な制御情報があり、端末が伝送又は受信する情報の種類及び用途によって多様な物理チャンネルが存在する。本発明で、F―FDD(Full―FDD)端末はF―FDDフレーム構造を用いる端末をいい、H―FDD端末はH―FDDフレーム構造を用いる端末をいう。レガシーシステム(legacy system)とは、IEEE 802.16m以前の通信方式を使用するシステムであって、IEEE 802.16eシステムなどである。
本発明では、AAI(Advanced Air Interface)(例えば、IEEE 802.16m)システムでF―FDD端末、H―FDD端末及びレガシーH―FDD端末をサポートするためのFDDフレーム構造と、これを用いて信号及びデータを送受信する端末及び基地局について説明する。ここで言及するAAIシステムは一例に過ぎなく、システムの種類と定義に対する制限はない。AAIシステムでH―FDD端末をサポートするためのフレーム構造は、IEEE 802.16mで定義されたFDDフレーム構造を基本にして構成することができる。
基地局は、移動通信システムでH―FDD(Half―Frequecy Division Duplex)端末の動作をサポートするために資源割り当てスケジューリングを行うことができる。例えば、基地局は、特定フレーム内で1番目のアップリンクサブフレーム、2番目のアップリンクサブフレーム及び最後のアップリンクサブフレームを遊休サブフレームとして割り当てたりパンクチャリングし、これらアップリンクサブフレームをH―FDD端末が使用しないようにスケジューリングすることができる。すなわち、基地局は、サブフレーム単位でダウンリンク/アップリンクスイッチングなどのために遊休時間を割り当てることができる。そして、基地局は、このようにスケジューリングされた資源割り当て情報をスーパーフレームヘッダー、プリアンブル、MAP情報などを通して端末に伝送することができる。スケジューリングされた資源割り当て情報(端末が利用可能なサブフレームインデックス、位置などを含むことができる。)を受信した端末は、これに基づいて信号を送受信することができる。
以下では、H―FDD端末の動作をサポートするためのフレーム構造での基地局による資源割り当て方法及び資源割り当てスケジューリング方法と、このような資源割り当て及びスケジューリングに基づいてH―FDD端末が信号を送受信する方法について説明する。
図3は、AAIシステムでのスーパーフレーム構成の一例を示した図である。
図3を参照すると、IEEE 802.16mシステムのフレーム構造では、4個のフレームが一つのスーパーフレームを構成し、スーパーフレーム単位でデータを端末に伝送する。したがって、H―FDDフレーム構造は、既存に定義されたスーパーフレーム構造を継承して構成することができ、このとき、端末は、既存のスーパーフレーム構造と同様に、基地局から伝送する制御情報などの重要信号(例えば、スーパーフレームヘッダー(SFH)、A―プリアンブル(Advanced―preamble))を受信する必要がある。一つのスーパーフレーム内の各フレームから伝送される重要信号の位置は、図3に示した通りである。
H―FDD端末は、自分が属したグループとは関係なく、基地局から重要信号であるスーパーフレームヘッダー、A―プリアンブル(主A―プリアンブル(primary A―preamble)、副A―プリアンブル(secondary A―preamble)を受信する必要がある。端末は、これら各信号を図3に示したように各フレームの1番目のサブフレームを通して受信することができる。したがって、各グループに属したH―FDD端末が、基地局から伝送されるこれら各重要信号を全て受信するためには、H―FDDフレーム構造は、アップリンクフレーム領域でこれら各重要信号が伝送される各フレームの1番目のアップリンクサブフレームを遊休時間のために割り当てたり、パンクチャリングするように構成する必要がある。このような方法を通してアップリンク領域で各フレームで一つのサブフレームをパンクチャリングする場合、資源の浪費をもたらすという短所がある。
H―FDD端末に制御情報などの重要信号を伝送するための他の方法として、図3に示したように、スーパーフレーム内で3番目のフレーム及び4番目のフレームから伝送されるA―プリアンブルを、1番目のフレームから伝送したA―プリアンブル(副A―プリアンブル)と同じ方式で再伝送することができる。各グループに該当するH―FDD端末は、基地局からスーパーフレームヘッダー(SFH)とA―プリアンブル(主A―プリアンブル、副A―プリアンブル)を受信しなければならないので、3番目及び4番目のフレームから伝送される同一のA―プリアンブルを必ず受信する必要はない。
したがって、H―FDDフレーム構造でH―FDD端末が重要信号を受信するためには、すなわち、スーパーフレームの1番目及び2番目のフレームから伝送される重要信号を受信するためには、H―FDDフレーム構造は、前記重要信号が伝送されるダウンリンクサブフレームと一致するアップリンクサブフレームを遊休時間のために割り当てたり、パンクチャリングするように構成することができる。この場合、全てのフレームで一つのサブフレームを遊休時間のために割り当てたりパンクチャリングしてH―FDDフレームを構成する場合に比べると、資源の浪費を減少できるという長所がある。しかし、3番目と4番目のフレームでグループ2に属したH―FDD端末は、重要信号(副A―プリアンブル)を受信できないので、若干の通信性能減少を伴うようになる。
この場合、グループ1に属したH―FDD端末は、3番目と4番目のフレームから伝送されるA―プリアンブルを受信し、スーパーフレーム内で伝送される全ての重要信号を受信できるが、グループ2に属したH―FDD端末は、3番目及び4番目のフレームを通して受信できないので、グループ間の重要信号の受信において不公平(unfairness)が発生し得る。このような不公平問題を解決するために、2番目のフレームまでの1番目のサブフレームを遊休時間のために割り当てたりパンクチャリングすること以外に、追加的に3番目や4番目のフレームでのグループ間のスイッチングを用いることによって、このような重要信号受信の不公平問題を解決することができる。
例えば、4番目のフレームでグループスイッチングを用いる場合、図3で1番目、2番目、4番目のフレームでは、H―FDDフレーム構造のために、ダウンリンクはグループ1、グループ2、アップリンクはグループ2、グループ1の順にダウンリンク/アップリンクフレームを割り当てるが、3番目のフレームでは、グループ間のスイッチングを通して基本構造とは反対の構造で、すなわち、ダウンリンクはグループ2、グループ1、アップリンクはグループ1、グループ2の順にダウンリンク/アップリンクフレームを割り当てることができる。
したがって、このようにグループスイッチングを行う場合、グループ1に属したH―FDD端末が受信する重要信号の種類及びその数は、グループ2に属したH―FDD端末が受信する重要信号の種類及びその数と同一になり、公平性(fairness)を達成することができる。このようなグループ間のスイッチングにより、基地局がグループ指示子をH―FDD端末に伝送することによって、前記H―FDD端末が属したグループが変更されたことを知ることができる。
上述したように、IEEE 802.16mシステムは、F―FDD端末とH―FDD端末を全てサポートしなければならない。このとき、H―FDD端末をサポートするためのフレーム構造は、既存にF―FDD端末のために定義されたF―FDDフレーム構造を用いて構成することができる。F―FDDフレーム構造がサブフレーム単位で構成されるので、H―FDD端末をサポートするためのH―FDDフレーム構造もサブフレーム単位で構成することができる。H―FDD端末は、既存のレガシー(legacy)システムのH―FDD端末のように2個のグループにグルーピングされてH―FDD動作を行うことができる。各グループに属したH―FDD端末には、F―FDD端末とは異なり、H―FDDフレーム構造でダウンリンク/アップリンクスイッチング(DL/UL switching)のための転移ギャップが必要である。また、H―FDDフレーム構造が既存のFDDフレーム構造と一直線になるようにフレーム整列を行うためには、既存のFDDフレーム構造で転移ギャップを設定する必要があり、このために、特定サブフレームを遊休時間のために割り当てたり、パンクチャリングするように構成することができる。
図4は、AAIシステムでのF―FDDフレーム構造、FDDフレーム構造及びH―FDDフレーム構造、H―FDDフレーム構造の一例を示した図である。
図4の(a)は、F―FDD端末のためのF―FDDフレーム構造の一例を示し、図4の(b)は、F―FDD端末及びH―FDD端末のためのF―FDDフレーム構造の一例を示し、図4の(c)は、H―FDD端末のためのH―FDDフレーム構造の一例を示す。
図4の(c)に示したように、H―FDDフレーム構造で二つのグループに属したH―FDD端末は、ダウンリンク/アップリンクスイッチングのために、ダウンリンク及びアップリンク領域で同じ位置に存在するサブフレームを転移ギャップに割り当てたり、遊休時間のためにパンクチャリングすることができる。例えば、図4の(c)でグループ1に属したH―FDD端末のTTG(Transmit Transition Gap)とグループ2に属したRTG(Receive Transition Gap)のために、ダウンリンク及びアップリンク領域で4番目のサブフレームをギャップ領域に割り当てたりパンクチャリングすることができる。このとき、二つのグループに属したH―FDD端末の転移ギャップのためにパンクチャリングされるサブフレームの位置は一例に過ぎなく、4番目のサブフレームに制限されることはない。
そして、H―FDDフレーム構造は、グループ1に属したH―FDD端末のRTGのためにアップリンク領域の最後のアップリンクサブフレームをパンクチャリングして転移ギャップで構成することができる。各グループに属した全てのH―FDD端末は、基地局が伝送するA―プリアンブル及びスーパーフレームヘッダー(SFH)を受信しなければならないので、H―FDDフレーム構造でダウンリンク領域を通してA―プリアンブル及びスーパーフレームヘッダーが伝送されるサブフレームと同一の位置に存在するアップリンクサブフレームは、遊休時間のために動作するようにパンクチャリングすることができる。
したがって、アップリンク領域でA―プリアンブル又はスーパーフレームヘッダーが伝送されるサブフレームと同一の位置に存在する1番目のアップリンクサブフレームはパンクチャリングされ、スーパーフレームヘッダーが伝送されるフレームで、H―FDD端末には、スーパーフレームヘッダーを受信した後でデータを伝送するために転移ギャップが必要である。このような転移ギャップを考慮して、アップリンク領域で2番目のアップリンクサブフレームをパンクチャリングすることができる。このように、H―FDD端末がスーパーフレームヘッダーを受信するフレームでは、アップリンク領域の1番目のアップリンクサブフレーム及び2番目のアップリンクサブフレームを遊休時間に設定したり、又はパンクチャリングすることができる。このような方式でH―FDDフレームを構成することによって、F―FDDフレーム構造と一直線になるようにフレーム整列を維持することができる。
図4の(c)でグループ1に属したH―FDD端末のRTGが遊休時間より小さいか同じ場合、H―FDDフレーム構造でアップリンク領域の最後のサブフレームはパンクチャリングされないように構成することができる。したがって、遊休時間がアップリンクからダウンリンクにスイッチングする転移ギャップで十分である場合、グループ1に属したH―FDD端末は、アップリンク領域でデータなどの伝送のために4個のサブフレームを使用することができる。グループ2に属したH―FDD端末は、スーパーフレームヘッダーを受信するフレームでのスーパーフレーム受信による転移ギャップを考慮して、スーパーフレームヘッダーを受信しないフレームより1個少ないアップリンクサブフレームを用いてデータなどを伝送することができる。
図4の(c)に示したように、グループ2に属したH―FDD端末は、基地局からスーパーフレームヘッダーが伝送されるフレームでは1個のアップリンクサブフレーム(すなわち、3番目のアップリンクサブフレーム)UL1を用いてデータなどを伝送できるが、スーパーフレームヘッダーが伝送されないフレームでは2個のアップリンクサブフレームUL0、UL1を用いてデータなどを伝送することができる。
選択的には、全てのフレームでグループ2に属したH―FDD端末の利用可能なアップリンクサブフレームの数を同一に維持するために、H―FDDフレーム構造は、グループ2に属したH―FDD端末が2番目のアップリンクサブフレームUL0を使用しないように構成することができる。
各グループに属したH―FDD端末のダウンリンク/アップリンクスイッチングのための転移ギャップ(TTG/RTG)が一つのシンボルの長さと同じかそれより小さい場合は、前記の二つのグループの転移ギャップのためにパンクチャリングされたサブフレームの一部のシンボルを使用することができる。すなわち、転移ギャップのためにサブフレームをパンクチャリングするのではなく、ギャップが位置するサブフレームの一つのシンボルをギャップに割り当て、残りのシンボルでサブフレームを構成することができる。例えば、図4の(c)で、グループ1の3番目のダウンリンクサブフレームDL2の次に5個のシンボルのダウンリンクサブフレームを割り当てることもできる。また、グループ2の1番目のダウンリンクサブフレームDL0の前に5個のシンボルのダウンリンクサブフレームを割り当てることもできる。
H―FDD端末をサポートするために、図4の(c)で示した2個のグループに対するH―FDDフレーム構造のうち一つのグループのみを用いてH―FDD端末をサポートすることができる。例えば、図4の(c)でグループ1のH―FDDフレーム構造のみを用いることができる。したがって、H―FDD端末をサポートするためのH―FDDフレーム構造は、図4の(c)でグループ1のフレーム構造と同一に構成することができ、このとき、転移ギャップのために4番目のダウンリンクサブフレームDL3と最後のアップリンクサブフレームU7がパンクチャリングされるように構成することができる。したがって、H―FDD端末の利用可能なダウンリンクサブフレームの数及びアップリンクサブフレームの数の比率は3:3になる。
しかし、FDDフレーム構造の遊休時間がRTGを含む程度に大きい場合、転移ギャップのために最後のアップリンクサブフレームをパンクチャリングする必要はない。このときは、H―FDD端末の利用可能なダウンリンクサブフレームの数及びアップリンクサブフレームの数の比率が3:4になる。したがって、H―FDD端末のための利用可能なダウンリンクサブフレームの個数及びアップリンクサブフレームの個数の比率は、TTGのためにパンクチャリングされるダウンリンクサブフレームの位置とRTGのためにパンクチャリングされる最後のアップリンクサブフレームのパンクチャリングの可否によって変わり得る。
図4の(c)に示したように、サブフレームのパンクチャリングを用いてH―FDD端末をサポートする場合、F―FDD端末には何ら影響を与えない。したがって、F―FDD端末は、図4の(a)に示したF―FDDフレーム構造と同様に、ダウンリンク/アップリンクで全てのサブフレームを用いてデータを送受信することができる。しかし、H―FDD端末の転移ギャップのためにダウンリンクで一つのシンボルをパンクチャリングする場合は、F―FDD端末も、ダウンリンク領域で一つのシンボルがパンクチャリングされた5個のシンボルで構成されたサブフレームを用いる必要がある。したがって、基地局は、これに対する指示又はフレーム構成情報を全ての端末に伝送することができる。
図5は、AAIシステムでのFDDフレーム構造、FDDフレーム構造及びH―FDDフレーム構造、H―FDDフレーム構造の他の例を示した図である。
図5を参照すると、図5の(a)は、F―FDD端末のためのF―FDDフレーム構造の一例を示し、図5の(b)は、F―FDD端末及びH―FDD端末のためのF―FDDフレーム構造の一例を示し、図5の(c)は、H―FDD端末のためのH―FDDフレーム構造の一例を示す。
図4の(c)とは異なり、二つのグループに属したH―FDD端末のダウンリンク/アップリンクスイッチングのための転移ギャップの位置を各グループに属したH―FDD端末によって異なるように設定することができる。グループ1に属した各端末のためのH―FDDフレーム構造は、図5の(c)に示したように、転移ギャップのためにダウンリンク領域での4番目のダウンリンクサブフレームDL3とアップリンク領域での7番目のアップリンクサブフレームUL7がパンクチャリングされるように構成することができる。また、グループ2に属した各端末のためのH―FDDフレーム構造は、転移ギャップのために5番目のダウンリンクサブフレームDL4をパンクチャリングするように構成することができる。
そして、図5の(c)で、グループ2に属した各端末のためのH―FDDフレーム構造は、ダウンリンクフレームの1番目のサブフレームから伝送されるA―プリアンブルやスーパーフレームヘッダーを受信するためにアップリンクフレームの1番目のサブフレームUL0はパンクチャリングされ、スーパーフレームヘッダーが伝送されるアップリンクフレームでは、転移ギャップを考慮して、2番目のアップリンクサブフレームUL1が追加的にパンクチャリングされるように構成することができる。
したがって、グループ1に属した各端末のためのH―FDDフレーム構造は、図5の(c)に示したように、ダウンリンクは3個のサブフレーム(1番目、2番目、3番目のダウンリンクサブフレーム)で構成し、アップリンクも3個のサブフレーム(5番目、6番目、7番目のアップリンクサブフレーム)で構成することができる。このとき、グループ1に対するRTGが遊休時間より小さいか同じ場合、最後のアップリンクサブフレームをパンクチャリングしなくてもよいので、アップリンクは4個のサブフレーム(5番目、6番目、7番目、8番目のアップリンクサブフレーム)で構成することができる。
グループ2に属したH―FDD端末のためのフレーム構造は、上述したサブフレームのパンクチャリングを考慮して、ダウンリンクフレームは3個のサブフレーム(6番目、7番目、8番目のダウンリンクサブフレーム)で構成し、スーパーフレームヘッダーが伝送されるアップリンクフレームでは2個のサブフレーム(3番目、4番目のアップリンクサブフレーム)で構成するが、スーパーフレームヘッダーが伝送されずにA―プリアンブルのみが伝送されるフレームでは、3個のサブフレーム(2番目、3番目、4番目のアップリンクサブフレーム)で構成することができる。
図5の(c)で示したサブフレームのインデックスは、図5の(a)のF―FDDフレーム構造のサブフレームインデックスを用いて構成されたもので、H―FDDフレーム構造のためにインデックスを異なるように設定することができる。上述したH―FDDフレーム構造は、一つの実施例であって、各グループのH―FDD端末をサポートするためのH―FDDフレーム構造の構成は、転移ギャップのためにパンクチャリングされるサブフレームの位置によって変わり得る。
H―FDD端末を二つのグループに区分せずに、図5の(c)に示した二つのグループのために形成されたそれぞれのH―FDDフレーム構造のうち一つのグループのためのH―FDDフレーム構造のみを用いてH―FDD端末をサポートすることができる。また、全てのフレームでアップリンクサブフレームの数を同一に維持するために、グループ2の全てのフレームで2番目のアップリンクサブフレームUL0を使用しないこともある。
図6は、AAIシステムでのF―FDDフレーム構造の一例を示した図である。
図6を参照すると、図6の(a)は、16m F―FDD端末のためのF―FDDフレーム構造の一例を示し、図6の(b)は、16m H―FDD端末及びレガシーH―FDD端末をサポートするためのF―FDDフレーム構造の一例を示す。
レガシーH―FDD端末が存在する場合、FDDフレーム構造は、レガシーH―FDD端末及び16m FDD端末をサポートするために二つの領域に分けて構成することができる。すなわち、FDDフレーム構造は、レガシー領域及び16m領域に分けることができる。このとき、レガシー領域にはレガシーH―FDD端末が割り当てられ、16m領域には16m FDD端末が割り当てられるようにフレームを構成することができる。ここで、レガシーH―FDD端末と16m端末のために割り当てられるレガシーゾーンと16mゾーンの大きさは、固定又は柔軟に変更可能であり、このような各ゾーンに関する情報は、基地局が端末にシグナリングを通して指示することができる。
16m FDD及び16m H―FDD端末は16mゾーンを使用し、レガシーH―FDD端末はレガシーゾーンを使用する。このとき、16m F―FDD端末は、16mゾーンの全ての資源を使用できるが、16m H―FDD端末は、アップリンクの4番目のサブフレームを転移ギャップとして使用するためにパンクチャリングするので、データなどを伝送するのに使用することができない。また、遊休時間が16m H―FDD端末に必要なRTGより小さい場合は、転移ギャップのための最後のダウンリンクサブフレームDL3をパンクチャリングしてH―FDDフレーム構造を構成することができる。
図7は、AAIシステムでのF―FDDフレーム構造及びH―FDDフレーム構造の一例を示した図である。
図7を参照すると、図7の(a)は、16m F―FDD端末のためのF―FDDフレーム構造の一例を示し、図7の(b)は、レガシーH―FDD端末をサポートするためのH―FDDフレーム構造の一例を示し、図7の(c)は、16m H―FDD端末のためのH―FDDフレーム構造の一例を示す。
例えば、レガシーをサポートするためのレガシーゾーンに割り当てられたダウンリンクサブフレームの個数は少なくとも3個以上でなければならなく、所定のサブフレーム内でダウンリンク/アップリンクスイッチングのための時間を含むことができる。したがって、レガシー端末に割り当てられるダウンリンクゾーンの長さに対する条件は、次の数学式1のように示すことができる。
[数1]
3×サブフレームの長さ≦レガシーダウンリンクゾーンの長さ+TTG1
レガシーダウンリンクゾーンの長さ≦4×サブフレームの長さ
レガシーH―FDD端末のためのダウンリンクゾーンは、前記数学式1に示した条件を満足し、シンボル単位で割り当てることができる。また、アップリンクゾーンは、次のフレームとの間にRTG1だけのギャップを有して割り当てたり、又はF―FDDフレーム構造での最後のアップリンクサブフレームまでの位置内で割り当てることができる。
16m F―FDD端末及び16m H―FDD端末のために割り当てられた16mゾーンで、16m H―FDD端末のダウンリンク/アップリンク転移ギャップのために、H―FDDフレーム構造は、アップリンクゾーンで4番目のサブフレームアップリンクUL3をパンクチャリングしてギャップとして用いることができる。また、TTGのために、最後のダウンリンクサブフレームをパンクチャリングして転移ギャップとして用いることができる。したがって、H―FDDフレーム構造での16mゾーンで動作する16m H―FDD端末は、転移ギャップを割り当てるために、最後のダウンリンクサブフレームDL7と4番目のアップリンクサブフレームUL3をパンクチャリングして構成することができる。上述したサブフレームインデックスは、図7の(a)に示したF―FDDフレーム構造でのインデックスを基準にして示したものである。
また、H―FDD端末をサポートするためのH―FDDフレーム構造は、レガシーのダウンリンクゾーン及びアップリンクゾーンを適宜調節し、レガシーH―FDD端末の転移ギャップが3番目のサブフレーム内に存在するように構成することができる。このようなH―FDDフレーム構造は、16m端末が16mゾーンで1番目のアップリンクサブフレームUL0及び2番目のアップリンクサブフレームUL1を使用し、3番目のアップリンクサブフレームをパンクチャリングした後でダウンリンクが開始する形態で構成することもできる。
16m H―FDD端末のために割り当てられた16mゾーンのTTGが遊休時間より小さいか同じ場合は、転移ギャップのために最後のダウンリンクサブフレームDL7をパンクチャリングするように構成することができる。この場合、16m FDD端末のために割り当てられるダウンリンクサブフレームの個数は、サブフレームのパンクチャリングを行った場合より一つのサブフレームが増加して4個になり、このとき、ダウンリンクサブフレームの個数及びアップリンクサブフレームの個数の比率は4:3になる。
図7の(a)に示したF―FDDフレーム構造で、16m F―FDD端末には転移ギャップが必要でないので、レガシーH―FDD端末に割り当てられたダウンリンク領域を除いた残りのダウンリンク領域のサブフレームである5番目、6番目、7番目、8番目のダウンリンクサブフレームを用いることができる。アップリンク領域では、16m F―FDD端末は16m H―FDD端末と同様に、1番目、2番目、3番目のサブフレームUL0、UL1、UL2を使用することができる。しかし、レガシーのアップリンク領域が4番目のアップリンクサブフレームUL3領域を使用しない場合、16m H―FDD端末とは異なり、16m F―FDD端末は1番目、2番目、3番目、4番目のアップリンクサブフレームUL0、UL1、UL2、UL3を用いてデータを伝送することができる。この場合、基地局は、スケジューリングしたり、端末にシグナリングすることができる。
このようなF―FDDフレーム構造を用いて16m端末をサポートするとき、H―FDD端末は、F―FDD端末が使用する各領域のサブフレームで転移ギャップのためにいくつかのサブフレームをパンクチャリングし、図7に示した16m領域のフレーム構造を用いてデータを送受信することができる。
上述したように、H―FDD端末をサポートするために既存に定義されたH―FDDフレーム構造を用いることができ、このとき、各端末を二つのグループに区分し、各グループに割り当てられるダウンリンクフレームとは反対の順にアップリンクフレームを構成することができる。本発明では、このようなフレーム構造を用いて既存に定義されたFDDフレーム構造と一直線になるようにフレーム整列を行い、既存のFDDフレームを用いる端末に影響を与えずにH―FDD端末をサポートすることができる。
また、既存に定義されたFDDフレーム構造とは異なり、H―FDDフレーム構造は、各グループに割り当てられたダウンリンクとアップリンクとの間のスイッチングのための区間を必要とする。したがって、ダウンリンク又はアップリンク領域でダウンリンク/アップリンクスイッチングのための遊休時間を設定する必要があり、このときに設定されるダウンリンク/アップリンクスイッチングのために割り当てられるサブフレームは、ダウンリンク/アップリンク領域で同一の位置に配置することができる。したがって、二つのグループ間にはスイッチング区間のためのギャップが存在し、5MHz、10MHz、20MHzチャンネル帯域幅でのFDDフレーム構造に合わせて整列したH―FDDフレーム構造を構成することができる。
図8は、AAIシステムでH―FDD端末をサポートするための5MHz、10MHz、20MHzチャンネル帯域幅での1/8のCP長さを有するH―FDDフレーム構造の一例を示した図である。
5MHz、10MHz、20MHzチャンネル帯域幅でのFDDフレームは、6個のOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)シンボルを含む第1のタイプのサブフレームで構成されるので、遊休時間のために割り当てられるサブフレームは第1のタイプのサブフレームであり、このとき、遊休時間のために割り当てられたり又はパンクチャリングされるサブフレームの位置は、二つのグループに割り当てられる領域の長さによって変わり得る。したがって、図8に示したものは一つの例に過ぎなく、パンクチャリングされるサブフレームの位置に制限はない。
既存に定義されたFDDフレーム構造と同一にフレーム整列を維持してH―FDD端末をサポートするので、既存のIEEE 802.16m FDDフレーム構造を用いる端末に対する影響を最小化することができる。図8に示したように、既存のFDDフレーム構造とのフレーム整列を維持しながらH―FDD端末をサポートするためには、ダウンリンク、アップリンク領域でスイッチング(ダウンリンク/アップリンクスイッチング又はアップリンク/ダウンリンクスイッチング)のための遊休時間のために一つのサブフレームを割り当てることができる。
例えば、8個の第1のタイプのサブフレームで構成されたFDDフレーム構造で二つのグループに割り当てられたダウンリンク領域間に存在する一つのサブフレームを遊休時間のために用いることができる。したがって、ダウンリンクフレームで二つのグループ間には一つのサブフレームだけのギャップ(DL gap)が存在する。上述したように、H―FDD構造での二つのグループに属した各端末は、各フレームから伝送する重要信号(例えば、スーパーフレームヘッダー、A―プリアンブル)を受信しなければならないので、図8に示したように、ダウンリンク領域で重要信号が伝送されるフレーム区間とアップリンクフレーム区間とが互いに重畳してはならない。すなわち、フレームで前記のような重要信号が伝送されるサブフレームと同じ位置に存在するアップリンクサブフレームは、遊休サブフレームとして割り当てたりパンクチャリングして使用する。
既存のIEEE 802.16mシステムのFDDフレーム構造でのスーパーフレームヘッダーは、基地局によって1番目のフレームの1番目のサブフレームを通して端末に伝送される。H―FDDフレーム構造が既存のFDDフレーム構造を用いるので、スーパーフレーム構造は既存のFDDフレーム構造と同一に伝送される。H―FDDフレーム構造でスーパーフレームヘッダーを全ての端末が受信するためには、図8に示したように、アップリンク領域でスーパーフレームヘッダーが伝送されるフレーム区間のサブフレームは、パンクチャリングしたり遊休時間のために割り当てることによって、互いに重畳させない必要がある。
このようなフレーム構成を用いるために、端末は、基地局からA―プリアンブル、スーパーフレームヘッダー、A―MAPなどを通してフレーム構成情報を受信することができる。フレーム構成情報は、ダウンリンク/アップリンクオフセット(DL/UL_OFFSET)情報、ダウンリンク/アップリンク割り当て情報(開始点(start point)情報、サブフレーム構成情報、サブフレーム個数情報、サブフレーム順序情報、ダウンリンク/アップリンク長さ情報)、グループ指示子情報、TTG/RTG情報、パンクチャリングサブフレーム情報(例えば、パンクチャリングされたサブフレームインデックス、タイプ、位置を含む。)、遊休時間情報(ダウンリンク/アップリンクギャップ)などを含む。
基地局からフレーム構成情報を受信したH―FDD端末は、フレーム構成情報を用いて割り当てられたダウンリンク/アップリンク領域に関する情報を知ることができる。ここで、A―プリアンブル、スーパーフレームヘッダー、A―MAPなどを通して伝送されるTTG、RTGの値は、フレームとは関係なく一定の値であり、5MHz、10MHz、20MHzチャンネル帯域幅でのフレーム構造を構成するための値は、次のように示すことができる。
まず、グループ1に対するTTG、RTGであるTTG1、RTG1の値の範囲は、次の数学式2のように示すことができる。
[数2]
2個のシンボル区間(symbol duration)<TG1+RTG1≦第1のタイプのサブフレーム区間+遊休時間
DLギャップとスイッチング区間のために割り当てられたサブフレームの長さが同じ場合、次の数学式3のように表現することができる。
[数3]
2個のシンボル区間<TTG1+RTG1=DLギャップ+遊休時間
そして、グループ2に対するTTG、RTGであるTTG2、RTG2の値の範囲は、次の数学式4のように示すことができる。
[数4]
2個のシンボル区間<TTG2+RTG2≦DLギャップ
2個のシンボル区間<TTG2+RTG2≦ダウンリンクフレームでパンクチャリングされたサブフレーム区間
このとき、RTG2=ULギャップであると仮定する場合、TTG2+RTG2=TTG2+ULギャップのように示すことができる。また、RTG2の値は、TTG1の値より常に小さい値であり得る。
図8に示したH―FDDフレーム構造で、H―FDD端末は、基地局から受信したDL/UL_OFFSET情報を用いて割り当てられたアップリンクフレームの開始点の位置を把握することができる。ここで、DL/UL_OFFSET値(情報)は、ダウンリンクフレームの開始点からアップリンクフレームの開始点までの間隔に該当するオフセット値を示す。したがって、前記フレーム構造でDL/UL_OFFSET情報を用いることによって、ダウンリンクサブフレームを通して伝送される重要信号を受けた後、H―FDD端末がトランザクション(transaction)(すなわち、ダウンリンク/アップリンクスイッチング)のために割り当てる遊休又はパンクチャリングされるサブフレームを減少させることもできる。
ここで、DL/UL_OFFSETは、各グループごとに伝送されたり、図8に示したように、グループ2のみに伝送されてアップリンク領域の開始点を知らせることができる。グループ2のみに伝送する場合、グループ1のH―FDD端末は、TTG1又はDLギャップ情報を用いてアップリンクフレームの開始点を把握することができる。アップリンクフレームの開始点を示すためのDL/UL_OFFSET値は、スーパーフレーム内で同一の値を有したり、フレームごとに異なる値を有することができる。スーパーフレーム内で同一の値を有する場合、DL/UL_OFFSETは、次の数学式5のように示すことができる。
[数5]
DL/UL_OFFSET≧アップリンクフレームでパンクチャリングされた1番目のサブフレーム区間+TTG2
また、DL/UL_OFFSET値がフレームごとに異なる場合、スーパーフレームの1番目のフレームは数学式5に示した条件を満足しなければならなく、残りのフレームの場合は、DL/UL_OFFSET値の範囲を次の数学式6のように示すことができる。
[数6]
2個のシンボル区間<DL/UL_OFFSET<DL/ULトランザクションのためのアップリンクフレームでパンクチャリングされた1番目のサブフレーム区間
各フレームで互いに異なるDL/UL_OFFSET値を使用しない場合、図8の1番目のフレームに示したように、重要信号であるA―プリアンブル、スーパーフレームヘッダーを受信するためには、アップリンクフレーム領域では、重要信号が伝送されるダウンリンク領域と一致するサブフレームを遊休時間のために割り当てたり、パンクチャリングしてフレームを構成することができる。このとき、各フレームで1番目のアップリンクサブフレームに位置するサブフレームは、常に遊休時間のために割り当てたり、パンクチャリングしてH―FDDフレーム構造を構成することができる。
図9は、AAIシステムでH―FDD端末をサポートするための5MHz、10MHz、20MHzチャンネル帯域幅での1/16のCP長さを有するH―FDDフレーム構造の一例を示した図である。
5MHz、10MHz、20MHzチャンネル帯域幅で1/16のCP長さを有するFDDフレーム構造は、5個の第1のタイプのサブフレーム及び3個の第2のタイプのサブフレームで構成することができる。したがって、上述したように、ダウンリンク/アップリンクスイッチングのために、第1のタイプのサブフレーム又は第2のタイプのサブフレームを遊休時間のために割り当てたりパンクチャリングしてH―FDDフレーム構造を構成することができる。ここで、フレームの浪費を減少させるために、第1のタイプのサブフレームを割り当てて使用することが望ましい。また、基地局がダウンリンクフレームから伝送する重要信号であるA―プリアンブル、スーパーフレームヘッダーをH―FDD端末が受信するためには、重要信号が伝送されるフレーム区間とアップリンクフレーム区間とが互いに重畳しないようにフレームを構成する必要があり、上述したように、スーパーフレームヘッダーが含まれたサブフレーム区間と一致するアップリンクフレーム区間のサブフレームをパンクチャリングすることができる。また、スーパーフレームに存在する他のフレームも、同一にアップリンクフレームの1番目のアップリンクサブフレームをパンクチャリングしてフレームを構成することができる。そして、DL/UL_OFFSETを用いてH―FDD端末のトランザクション(すなわち、ダウンリンク/アップリンクスイッチング)のために2番目のアップリンクサブフレームを遊休時間のために割り当てたりパンクチャリングせずに、信号及びデータの送受信のために使用することもできる。
図10は、AAIシステムでH―FDD端末をサポートするための8.75MHzチャンネル帯域幅での1/8のCP長さを有するH―FDDフレーム構造の一例を示した図である。
1/8のCP長さを有する8.75MHzチャンネル帯域幅でのH―FDD構造も、上述したような構造を用いてH―FDD端末をサポートすることができる。1/8のCP長さを有する8.75MHz帯域でのFDDフレーム構造は、第1のタイプのサブフレーム及び第2のタイプのサブフレームで構成することができる。したがって、H―FDDフレーム構造でダウンリンク/アップリンクスイッチングのために遊休サブフレームとして割り当てられたりパンクチャリングされるサブフレームは、6個のシンボルで構成された第1のタイプになるか、7個のシンボルで構成された第2のタイプになり得る。H―FDDフレーム構造でのフレームの浪費を減少させるために、第1のタイプのサブフレームをパンクチャリングしたり、遊休時間のために割り当てて使用するのがフレームの効率的な使用のために望ましい。
図10に示したように、H―FDDフレーム構造では、ダウンリンク/アップリンク転換のために一つのサブフレームを割り当てることができ、H―FDD端末が重要信号であるA―プリアンブル、スーパーフレームヘッダーを受信するためには、スーパーフレームヘッダーが伝送されるサブフレーム区間と一致するアップリンクサブフレームがパンクチャリングされるように構成することができる。前記DL/UL_OFFSETを用いてH―FDD端末のトランザクション(すなわち、ダウンリンク/アップリンクスイッチング)のために2番目のアップリンクサブフレームをパンクチャリングしたり、遊休時間のために割り当てずに使用することもできる。図10に示したパンクチャリングされたサブフレームのタイプ及び位置は一例に過ぎなく、これに制限されることはない。
図11は、AAIシステムでH―FDD端末をサポートするための7MHzチャンネル帯域幅での1/8のCP長さを有するH―FDDフレーム構造の一例を示した図である。
7MHzチャンネル帯域幅で1/8のCP長さを有するFDDフレーム構造は、第1のタイプと第3のタイプのサブフレームで構成することができる。したがって、7MHzチャンネル帯域幅のフレーム構造においても、上述した5/10/20MHz、8.75MHzチャンネル帯域幅の場合と同一の方法でH―FDDフレーム構造を構成する場合、遊休時間のために割り当てられたりパンクチャリングされるサブフレームのタイプは、第1のタイプのサブフレーム又は第3のタイプのサブフレームである。図11は、7MHzチャンネル帯域幅でのH―FDDフレーム構造を示し、このとき、遊休時間のために割り当てられたりパンクチャリングされるサブフレームの位置は、特定位置のみに制限されない。
上述したように、フル―FDD端末に影響を与えずにH―FDD端末をサポートするために、既存に定義されたFDDフレーム構造を用いてH―FDD構造を構成することができる。H―FDDフレーム構造には、各グループに割り当てられたダウンリンクとアップリンクとの間の転換のための区間が必要であり、ダウンリンク又はアップリンク領域でダウンリンク/アップリンク(又はアップリンク/ダウンリンク)スイッチングのための遊休時間を設定する必要がある。このとき、F―FDD端末に影響を与えずにダウンリンク/アップリンクスイッチングのための区間を割り当てるために割り当てられるギャップは、サブフレーム単位で構成することができる。ダウンリンク/アップリンクスイッチングのために割り当てられるサブフレームは、ダウンリンク領域又はアップリンク領域で設定することができる。
このとき、遊休時間のために割り当てられたりパンクチャリングされるサブフレームの位置によって、各グループ間にはスイッチング区間のためのギャップがダウンリンク領域又はアップリンク領域に存在し得る。したがって、二つのグループ間にはスイッチング区間のためのギャップが存在し、5/10/20MHzでのFDDフレーム構造に合わせて整列したH―FDDフレーム構造を次の図12及び図13のように示すことができる。
図12及び図13は、それぞれAAIシステムでのDLギャップのないH―FDDフレーム構造及びULギャップのないH―FDDフレーム構造の一例を示した図である。
5MHz、10MHz、20MHzチャンネル帯域幅のためのFDDフレームは、第1のタイプのサブフレームで構成されるので、遊休時間のために割り当てられるサブフレームは第1のタイプのサブフレームである。このとき、遊休時間のために割り当てられたりパンクチャリングされるサブフレームの位置は、二つのグループに割り当てられる領域の長さによって異なり得る。したがって、図12及び図13でパンクチャリングされたり遊休時間のために割り当てられたサブフレームの位置は一例に過ぎなく、これに制限されることはない。
図12に示したように、H―FDD端末のダウンリンク/アップリンクスイッチングのためのギャップを設定するために、アップリンク領域でスイッチング区間を割り当てることができる。スイッチングのための遊休時間をアップリンク領域で設定したので、ダウンリンク領域で二つのグループ間のDLギャップは存在しない。5MHz、10MHz、20MHzチャンネル帯域幅でのH―FDDフレーム構造は、FDDフレーム構造と同様に第1のタイプのサブフレームで構成され、フレーム整列を維持しなければならない。そのため、アップリンク領域でダウンリンク/アップリンク間のスイッチングのために割り当てられるサブフレームの数は、H―FDD端末の重要信号受信を考慮して少なくとも2個以上である必要がある。
図13に示したH―FDDフレーム構造は、図12に示したH―FDDフレーム構造とは反対に、ダウンリンク/アップリンクスイッチングのための区間のためにダウンリンク領域で遊休時間のためのサブフレームを割り当てる。この場合、アップリンク領域で二つのグループ間のギャップが存在しない。また、ダウンリンク/アップリンクスイッチングのためにダウンリンク領域とアップリンク領域にそれぞれ一つのサブフレームを遊休時間のために割り当てたり、パンクチャリングするように構成することができる。
H―FDD端末及び/又はF―FDD端末は、ダウンリンク/アップリンク間のスイッチングのために割り当てられるサブフレームに関する情報を基地局からスーパーフレームヘッダー又は付加放送情報(ABI:Additional Brocasting Inforamtion)を通して受信することができる。このとき、ダウンリンク/アップリンク間のスイッチングのために割り当てられるサブフレームに関する情報であるサブフレーム構成情報は、サブフレームの個数情報、サブフレームの位置(又はインデックス)情報、ダウンリンク/アップリンク間のスイッチングのために割り当てられたサブフレームの領域情報(ダウンリンク又はアップリンク)などを含む。F―FDD端末の場合、H―FDDフレーム構造が既存のFDDフレーム構造の影響を受けないので、遊休時間のために割り当てられたりパンクチャリングされたサブフレームも使用して信号及びデータを伝送することができる。
図12及び図13に示すように、各グループに属した16m H―FDD端末は、基地局が伝送するスーパーフレームヘッダー、A―プリアンブルなどの重要信号を受信しなければならない。したがって、H―FDD端末がこのような信号を受信するためには、重要信号が伝送されるダウンリンク区間(フレームの1番目のサブフレーム)と重畳するアップリンク領域では信号を伝送しない。すなわち、このように重畳する区間を遊休時間に設定することができる。したがって、このような重要信号をH―FDD端末が受信するためには、H―FDDフレーム構造でフレームの1番目のサブフレームを遊休時間に設定することができる。しかし、16m FDDフレーム構造でスーパーフレーム内の1番目のフレームの1番目のサブフレームのみから基地局によってスーパーフレームヘッダーと共にA―プリアンブルが伝送され、スーパーフレーム内の残りのフレームの1番目のサブフレームからはA―プリアンブルのみが伝送される。
しかし、H―FDD端末が重要信号を受信するためにフレームの1番目のサブフレームを遊休時間に設定するのは、フレーム構造で効率的でない。したがって、このようなサブフレームの遊休時間を減少させるためには、H―FDD端末にDU_OFFSET値を伝送し、最初のサブフレームのパンクチャリングなしにアップリンクを使用することができる。ここで、DU_OFFSET値は、ダウンリンクフレームの開始点からアップリンクフレームの開始点までのタイミングオフセット値を示す。このとき、DU_OFFSET値は、ダウンリンクフレームの開始点からアップリンクフレームの開始位置によって正の値又は負の値を有することができる。
例えば、アップリンクフレームの開始がダウンリンクフレームの開始より先である場合、DU_OFFSET値は負の値を有する。スーパーフレームで1番目のフレームを除いた残りのフレームでは、スーパーフレームヘッダーなしにA―プリアンブルのみが伝送されるので、アップリンク領域でダウンリンクのスーパーフレームの1番目のサブフレームと重畳するサブフレームを除いた残りのフレームでは、プリアンブルを受信する程度の遊休時間を設定すればよい。したがって、このような遊休時間を考慮してDU_OFFSET値を設定すると、例えば、図12及び図13に示すように、基地局は、DU_OFFSET値をTTG2+1個のシンボル区間に設定し、スーパーフレームヘッダー又は付加放送情報(ABI)を通してH―FDD端末に伝送することができる。このような信号を基地局から受信したH―FDD端末は、DU_OFFSETだけダウンリンクフレームとの間に時間差を置いてアップリンクフレームを開始するようになる。したがって、DU_OFFSET値を調整することによって、最初のフレームを除いた残りのフレームでは、1番目のサブフレームを遊休時間のために設定したりパンクチャリングする必要がない。したがって、アップリンク領域をより効率的に使用できるという長所がある。また、6個のシンボルからなるサブフレームで構成されたFDDフレーム構造にも影響を与えないので、既存のF―FDD端末に対する影響もない。このとき、DU_OFFSET値は、次の数学式7及び数学式8のように多様に定義することができる。
[数7]
DU_OFFSET≧TTG2+PS_1Symbol
DU_OFFSET<Symbols_サブフレーム×PS_1Symbol−RTG2
DU_OFFSET<Symbols_サブフレーム×PS_1Symbol+PS_Idle−RTG1)
ここで、PS_1Symbolはシンボル別のPS個数で、Symbols_サブフレームはサブフレーム別のシンボルの個数である。
前記のような定義をシンボルレベルで表現すると、次の数学式8のように表現することができる。
[数8]
DU_OFFSET≧ceil(TTG2+PS_1Symbol、PS_1Symbol)、
DU_OFFSET≦ceil(Symbols_サブフレーム×PS_1Symbol−RTG2、PS_1Symbol)、
DU_OFFSET≦ceil(Symbols_サブフレーム×PS_1Symbol+PS_Idle−RTG1、PS_1Symbol)
ここで、PS_1Symbolはシンボル別のPS個数、Symbols_サブフレームはサブフレーム別のシンボルの個数、ceilは、小数点に最も近い大きい定数を求める関数記号を示す。
また、H―FDDフレーム構造で各グループ間の転換のために必要なタイミングパラメーターは、次の数学式9のように定義することができる。
[数9]
RTG1=Symbols_サブフレーム×PS_1Symbol+Idle−TTG1
RTG2=Symbols_サブフレーム×PS_1Symbol−TTG2
TTG1+RTG1=Symbols_サブフレーム×PS_1Symbol+PS_Idle
TTG2+RTG2=(Symbols_サブフレーム―1)×PS_1Symbol
ここで、TTG1≧αで、αはフレームで要求される最小のTTG1で、TTG1は、フレーム別に変わらないこともあり、PS単位でスーパーフレームヘッダーメッセージとして伝送することができる。
そして、TTG2≧β
βは、フレームで要求される最小のTTG2で、TTG2は、フレーム別に変わらないこともあり、PS単位でスーパーフレームヘッダーメッセージとして伝送することができる。
PS_1Symbolはシンボル別のPS個数、Symbols_サブフレームはサブフレーム別のシンボルの個数であり、第1のタイプのサブフレームのシンボルの個数は6、第2のタイプのサブフレームのシンボルの個数は7、第3のタイプのサブフレームのシンボルの個数は5、第4のタイプのサブフレームのシンボルの個数は9である。そして、PS_Idle=フレーム別のPSの個数−Symbols_フレーム×PS_1Symbolである。
また、H―FDD端末は、基地局からスーパーフレームヘッダー又は付加放送情報を通して受信したDU_OFFSET値を用いてアップリンク領域の開始点を把握することができる。また、基地局からスーパーフレームヘッダー又はABIを通して受信した他のH―FDDフレームパラメーター(例えば、グループ別のサブフレームの個数、構成情報、DLギャップ/ULギャップ、ギャップの大きさ、ギャップの位置、パンクチャリングされたサブフレームの位置(又はインデックス)、パンクチャリングされたサブフレームの個数、TTG1、TTG2、RTG1、RTG2など)を用いて、各グループに属した各端末は、割り当てられたフレーム領域に関する情報を知ることができる。
H―FDDフレーム構造で転移ギャップが必要である場合は、サブフレームをパンクチャリングすることができる。このようなパンクチャリングされたサブフレームは、H―FDD端末に割り当てない。H―FDD端末がスーパーフレームヘッダーとプリアンブルを受信しなければならないので、スーパーフレームヘッダーとプリアンブルが存在するダウンリンクサブフレームに該当するアップリンクサブフレーム(例えば、1番目のアップリンクサブフレーム)はパンクチャリングすることができる。
スーパーフレームヘッダーが存在するフレームでは、転移ギャップのためにスーパーフレームヘッダーとプリアンブルが存在するダウンリンクサブフレームの次のアップリンクサブフレーム(例えば、2番目のアップリンクサブフレーム)をパンクチャリングすることができる(スーパーフレームヘッダーが存在しないフレームではパンクチャリングしないこともある)。また、スーパーフレームヘッダーが存在するサブフレームでの転移ギャップ(シンボル単位で)を保障するためには、例えば、第2のタイプのサブフレームで7個のOFDMAシンボルが構成された場合、このときに該当する次のアップリンクサブフレーム(例えば、2番目のアップリンクサブフレーム)をパンクチャリングしないので、データ送受信のために割り当てることができる。そして、最後のアップリンクサブフレームの場合は、転移ギャップのためにパンクチャリングすることができる。
上述した理由で、H―FDD動作のためにアップリンク及び/又はダウンリンクでパンクチャリングされたサブフレーム(H―FDD端末に割り当てられないサブフレーム)が存在し得る。基地局は、パンクチャリングされたアップリンクサブフレームを除いた残りの資源を有してH―FDD端末のためにスケジューリングすることができる。H―FDD端末は、パンクチャリングされたサブフレームを除いては、F―FDDフレーム構造と同一のHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)タイミングに基づいて動作することができる。すなわち、基地局は、パンクチャリングされるアップリンクサブフレーム及びF―FDDのHARQタイミングに基づいてアップリンクサブフレームに対応するダウンリンクサブフレーム(プロセッシング時間などを考慮してシステムで定められたダウンリンクサブフレーム)を除いた残りの資源を有してH―FDD端末のためにスケジューリングすることができる。ダウンリンクサブフレームがパンクチャリングされる必要がある場合、これに対応するアップリンクサブフレームもパンクチャリングすることができる。
このとき、基地局がH―FDD端末をスケジューリングするとき、TTG及びRTGを考慮して、一つのH―FDD端末がフレーム内で割り当てを受けた任意のダウンリンクサブフレーム及びアップリンクサブフレームのサブフレームの個数は少なくとも2以上の差を有する必要がある。すなわち、ダウンリンクからアップリンクに又はアップリンクからダウンリンクに転移するとき、一つ以上のサブフレームを転移ギャップとして用いることができる(遊休時間をRTGとして用いることができる場合には例外がある。)。アップリンクでパンクチャリングされたサブフレームを最小化することによって、H―FDD端末のためのスケジューリングの柔軟性を最大化することができる。
図14は、AAIシステムでのF―FDDフレーム構造、FDDフレーム構造及びH―FDDフレーム構造、H―FDDフレーム構造の一例を示した図である。
図14の(a)は、F―FDD端末のためのF―FDDフレーム構造の一例を示し、図14の(b)は、F―FDD端末及び基地局のためのF―FDDフレーム構造の一例を示し、図14の(c)は、H―FDD端末のためのH―FDDフレーム構造の一例を示す。
F―FDDのHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)タイミングに基づいて1番目のアップリンクサブフレームUL0及び2番目のアップリンクサブフレームUL1は、それぞれスーパーフレームヘッダー及びプリアンブルデコーディング、転移ギャップのために割り当てることができる。すなわち、1番目のアップリンクサブフレームUL0及び2番目のアップリンクサブフレームUL1は、H―FDD端末に割り当てない。したがって、1番目のアップリンクサブフレームUL0及び2番目のアップリンクサブフレームUL1に対応する5番目のダウンリンクサブフレームDL4及び6番目のダウンリンクサブフレームDL5もH―FDD端末に割り当てない。しかし、スーパーフレームヘッダーが存在しない場合、2番目のアップリンクサブフレームUL1はH―FDD端末に割り当てて使用することもできる。8番目のアップリンクサブフレームUL7は、アップリンクからダウンリンクにスイッチングするために遊休時間に設定することができる。しかし、遊休時間がRTGで十分である場合は、8番目のアップリンクサブフレームUL7及びこれに対応する4番目のダウンリンクサブフレームDL3は、H―FDD端末に割り当てることもできる。このようにアップリンクでパンクチャリングされたサブフレームを最小化することによって、H―FDD端末のためのスケジューリングの柔軟性を最大化することができる。
図15は、AAIシステムでのH―FDDフレーム構造の一例を示した図である。
図14と関連した実施例を異なるように解釈すると、(DL0,DL1,DL2,(DL3),UL4,UL5,UL6,(UL7))からなるグループ1のH―FDD端末と(DL0,UL2,UL3,UL4,DL6,DL7)からなるグループ2のH―FDD端末に対してグループを区別せずに、スケジューリングによってH―FDD端末に柔軟に資源を割り当てると見なすことができる。
すなわち、1番目のダウンリンクサブフレームDL0とこれに対応する5番目のアップリンクサブフレームUL4の場合は、HARQタイミングを考慮して常に用いることができ、H―FDD端末の転移ギャップのために必要なサブフレームのパンクチャリングに基づいて2個のグループが存在することもあり、2個のグループに存在する全体の資源に基づいて基地局がH―FDD端末の転移ギャップを考慮して、各H―FDD端末に適宜スケジューリング(又は追加的なシグナリング(MAP、メッセージ制御チャンネルを介して放送又はユニキャスト))することができる。ここで、サブフレームインデックスは、図14の(a)に示したF―FDDフレーム構造のサブフレームインデックスを用いて示したものであって、H―FDDフレーム構造のためにインデックスを異なるように設定することができる。
上述したように、H―FDD(Half―Frequency Division Duplex)方式及びF―FDD(Full―Frequency Division Duplex)方式を全て考慮すると、システム性能を最大に高める必要がある。このとき、システム性能は、主にF―FDD性能によって制限することができる。性能及びシグナリング観点でF―FDD動作に影響を与えないためには、H―FDD端末と共存しているF―FDD端末がより低い性能で動作することは望ましくない。また、F―FDD端末がH―FDD端末と共存する場合、追加的なシグナリングが必要であるなどの理由でF―FDDフレーム構造を変更することは望ましくない。また、アップリンク制御チャンネルに影響を与えないためには、アップリンクに5個のOFDMAシンボルで構成された第3のタイプのサブフレームが存在しないように設計する必要がある。
F―FDD動作に影響を与えないためには、H―FDD端末が用いるF―FDDのフレーム構造内でH―FDD動作のために一部のサブフレームをパンクチャリングすることができる。H―FDD端末には、基地局からパンクチャリングされていない資源をスケジューリングによって割り当てることができる。
図16は、装置50の各構成要素を示すダイヤグラムである。この装置50は、端末又は基地局であり得る。また、この装置50は、プロセッサ51、メモリ52、無線周波数ユニット(RFユニット)53、ディスプレイユニット54、及びユーザーインターフェースユニット55を含む。無線インターフェースプロトコルの各レイヤーはプロセッサ51内で具現される。プロセッサ51は、制御プレーンとユーザープレーンを提供する。各レイヤーの機能は、プロセッサ51内で具現することができる。プロセッサ51は、衝突解決タイマー(contention resolution timer)を含むことができる。メモリ52は、プロセッサ51に連結されてオペレーティングシステム、アプリケーション、及び一般のファイルを格納する。装置50がUEである場合、ディスプレイユニット54は、多様な情報をディスプレイし、LCD(liquid crystal display)、OLED(organic light emitting diode)などのよく知られた要素を使用することができる。ユーザーインターフェースユニット55は、キーパッド、タッチスクリーンなどのよく知られたユーザーインターフェースの組み合わせで構成することができる。RFユニット53は、プロセッサ51に連結されて無線信号を送受信することができる。RFユニット53は、伝送モジュール(図示せず)及び受信モジュール(図示せず)を含むことができる。
端末とネットワークとの間の無線インターフェースプロトコルの各レイヤーは、通信システムでよく知られたOSI(open system interconnection)モデルの下位3個のレイヤーに基づいて第1のレイヤーL1、第2のレイヤーL2及び第3のレイヤーL3に分類することができる。物理レイヤー又はPHYレイヤーは前記第1のレイヤーに属し、物理チャンネルを介して情報伝送サービスを提供する。RRC(radio resource control)レイヤーは前記第3のレイヤーに属し、UEとネットワークとの間の制御無線資源を提供する。UEとネットワークは、RRCレイヤーを通してRRCメッセージを交換する。
以上説明した各実施例は、本発明の各構成要素と特徴が所定形態で結合されたものである。各構成要素又は特徴は、別途の明示的な言及がない限り、選択的なものとして考慮しなければならない。各構成要素又は特徴は、他の構成要素や特徴と結合されない形態で実施することができる。また、一部の構成要素及び/又は特徴を結合して本発明の実施例を構成することも可能である。本発明の各実施例で説明される各動作の順序は変更可能である。一つの実施例の一部の構成や特徴は他の実施例に含ませたり、他の実施例の対応する構成又は特徴に取り替えることができる。特許請求の範囲で明示的な引用関係のない各請求項を結合して実施例を構成したり、出願後の補正によって新しい請求項を含ませることが可能であることは自明である。
本発明に係る実施例は、多様な手段、例えば、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はそれらの結合などによって具現することができる。ハードウェアによる具現の場合、本発明の一実施例は、一つ又はそれ以上のASICs(Application Specific Integrated Circuits)、DSPs(Digital Signal Processors)、DSPDs(Digital Signal Processing Devices)、PLDs(Programmable Logic Devices)、FPGAs(Field Programmable Gate Arrays)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどによって具現することができる。
ファームウェアやソフトウェアによる具現の場合、本発明の一実施例は、以上説明した機能又は動作を行うモジュール、手順、関数などの形態で具現することができる。ソフトウェアコードは、メモリユニットに格納してプロセッサによって駆動することができる。前記メモリユニットは、前記プロセッサの内部又は外部に位置し、既に公知となった多様な手段によって前記プロセッサとの間でデータを取り交わすことができる。
本発明が、その精神及び必須特徴を逸脱しない範囲で他の特定の形態に具体化可能であることは当業者にとって自明である。したがって、前記の詳細な説明は、全ての面で制限的に解釈してはならなく、例示的なものとして考慮しなければならない。本発明の範囲は、添付の請求項の合理的な解釈によって決定しなければならなく、本発明の等価的範囲内での全ての変更は本発明の範囲に含まれる。