JP2012524679A - 容器製造機用に最適化したノズル - Google Patents
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Abstract
ビレット(2)から容器をブロー成形する機械(1)の加圧ガス注入装置(14)であって、ビレット(2)を受容するように設計されている金型(9)からノズルが離れている高位置と、ノズルがビレット(2)の首部(3)を覆って金型(9)を押圧する低位置との間を移動する可動式ノズル(15)と、ノズル(15)に対して並進運動するように可動式に取り付けられたインサート(36)であって、ビレット(2)のリム(4)を押圧することができる下方端部の面(45)を有するインサート(36)と、インサート(36)がノズル(15)に対する運動行程の最終地点で停止状態となり、インサート(36)の下方端部の面(45)がノズル(15)から出る低位置にインサートを引き戻す部材(44)とを有する装置。
【選択図】図1
Description
本発明は、ブロー成形または延伸ブロー成形による容器の製造分野に関する。
容器のブロー成形は通常金型の中に行い、金型の壁が容器の空洞に対応するキャビティ画定し、このキャビティの中に予備加熱したプラスチック材料製のビレットを挿入して材料を軟化させのち(「ビレット」という語は、プリフォームだけではなくあらかじめブロー成形を1回または複数回施した中間容器も対象とする)、このビレットを金型の壁に対して押し当てるように加圧して容器を形成する。
ビレットへのガス(一般に空気)の挿入は、金型の上面に密閉させて取り付けたノズルを介して行う。金型が凹形状であることから、金型から出ているビレットの首部を覆うノズルは一般に「ベル型ノズル」という。
このようなノズルが仏国特許第2849905号や米国特許出願公開第2006/0115546号に記載されており、両者とも本出願人の名によるものである。
プリフォームは、ノズルが金型を押圧する際に位置がずれることがある。この場合、プリフォームはブロー成形の際に位置がずれたままとなり、それによって首部が傾いて容器が歪み、視覚的に不格好となり、充填および栓をするのに不適切なものとなる。
そのためこのノズルを、可動式インサートを有するプリフォームの安定化システムであって、インサートをプリフォームの首部に当ててプリフォームを金型に押し当て、場合によってはブロー成形の開始前に垂直な位置にプリフォームを置くシステムによって最適化した。
本出願人の名による仏国特許第2912687号に記載されているこのシステムによって、容器の廃棄率を大幅に軽減させることができた。
しかしながら、以前よりも数は少ないものの、それでもこのシステムに問題がなかったわけではない。このような問題は特に(これに限ったことではないが)、小容量の容器(とりわけ0.5l)で、プリフォームの胴部の長さが短く金型に挿入した際に軸ずれのリスクが大きい容器のブロー成形に関する。実際、プリフォームのなかには、ノズルを下ろした際にこのような軸ずれが生じ、プリフォームが安定していないうちからノズルによって首部が潰れているものがある。
そのほか、本出願人の名による仏国特許第2804059号および米国特許出願公開第2003/077349号により、捕捉部材を備えたノズルで、ノズルが下降した際に力によって首部内に嵌合するようになっているものが知られている。しかしながら、この文献で提起されている問題はこれとは異なり、軸周りのビレットの向きを正確に調整することである。実際に捕捉部材は、位置が軸からずれている場合にビレットを安定させるようにはなっておらず、このシステムの正常な動作は逆に、ビレットがあらかじめ軸に沿って正確な位置にあることを前提としているが、その前提通りにはならなかった場合、捕捉部材はビレットを左右非対称に押し当ててずれた位置をさらに悪化させるおそれがある。
本発明は、従来のノズルに改良を加えることによって、さらに正確にはブロー成形の最初にプリフォームの安定化を改善することによって、ブロー成形の信頼性(および容器の平均的な質)を増大させることを狙いとするものである。
そのために本発明は、第1の局面に沿って、プラスチック材料製のビレットから容器をブロー成形または延伸ブロー成形する機械の加圧ガス注入装置であって、この装置が、
− ビレットを受容するように設計されている金型からノズルが離れている高位置と、ノズルがビレットの首部を覆って金型を押圧する低位置との間を並進移動する可動式ノズルと、
− ノズルに対して並進運動するように可動式に取り付けられたインサートであって、ビレットのリムを押圧することができる下方端部の面を有するインサートと、
− インサートがノズルに対する運動行程の最終地点で停止状態となり、インサートの下方端部の面がノズルから出る低位置にインサートを引き戻す部材
とを有する装置を提供する。
− ビレットを受容するように設計されている金型からノズルが離れている高位置と、ノズルがビレットの首部を覆って金型を押圧する低位置との間を並進移動する可動式ノズルと、
− ノズルに対して並進運動するように可動式に取り付けられたインサートであって、ビレットのリムを押圧することができる下方端部の面を有するインサートと、
− インサートがノズルに対する運動行程の最終地点で停止状態となり、インサートの下方端部の面がノズルから出る低位置にインサートを引き戻す部材
とを有する装置を提供する。
このようにすると、金型内にプリフォームを挿入する際にできるインサートとプリフォームの首部との間の遊びを最小にすることができる。その結果、プリフォームはより即座に安定し、それによってブロー成形の最中に位置がずれるリスクが最小に抑えられる。
この押圧面は、平らであることが好ましく、インサートの移動軸に対して直角である。
好適な一実施形態によれば、下方端部の面のレベルにあるインサートの厚みは、リムのレベルにあるビレットの首部よりも厚い。
インサートは、たとえば筒状の胴部を有し、ノズル内に形成された中ぐり加工部とスライドして協働する少なくとも1つのフランジがこの胴部から半径方向に突出して延び、このフランジにはガス抜き孔を形成する孔が開いている場合がある。
好適な一実施形態によれば、ノズルは固定シリンダに対して並進運動するように取り付けられている。戻り部材(実際には圧縮用ばね)は、インサートとシリンダに固定の押圧面との間に介在していることが好ましい。この押圧面は、たとえばシリンダに固定のジャケットに取り付けられているリングの一部であり、その胴部はノズル内に嵌合している。
本発明は、第2の局面に沿って、プラスチック材料製のビレットからブロー成形または延伸ブロー成形によって容器を製造する機械であって、
− ビレットを受容するように設計された金型を備える少なくとも1つの成形ユニットと、
− 上記のようなノズルであって、このノズルが金型にビレットを挿入することができるように金型の上面から離れている高位置と、ビレットが金型の上面に押圧される低位置との間を移動するように取り付けられるノズル
とを有する機械を提供する。
− ビレットを受容するように設計された金型を備える少なくとも1つの成形ユニットと、
− 上記のようなノズルであって、このノズルが金型にビレットを挿入することができるように金型の上面から離れている高位置と、ビレットが金型の上面に押圧される低位置との間を移動するように取り付けられるノズル
とを有する機械を提供する。
本発明のその他の目的および利点は、添付の図を参照しながら以下の説明文を読めば明らかになるであろう。
図1は、PETなどのプラスチック材料製ビレット2からブロー成形または延伸ブロー成形によって容器を製造する機械1を部分的に示した図である。当然これは予備ブロー成形を少なくとも1回施した中間容器のことでもあるが、以下の文では、対象とするビレット2は単にガラス転移温度よりも高温で加熱処理を施したプリフォームと仮定している。
プリフォーム2は首部3を有し、首部はブロー成形の過程ではほとんど変化せず、上端部に円形のリム4を備えている。首部3は、容器の製造ステップ(加熱、ブロー成形)の過程でプリフォーム2を保持することができるフランジ5の下にある、下方端部が半球部7で閉じられているほぼ円筒状の胴部6に続いている。
機械1は、複数の成形ユニット8を有するが、図にはそのうちの1つのみを示している。このユニット8は、容器の空洞形状を画定するキャビティ10の凹状の金型9を有する。キャビティ10は、軸Aを中心に全体が対称となっている。この対称軸は後述する全素子と共通の軸である。金型9は上方端部に上面11Aがあり、キャビティ10は円形開口部12によってこの面に開口し、プリフォーム2はこの開口部を通って金型9に挿入される。
とりわけ図1から明らかなように、開口部は座ぐり加工部13を備え、プリフォームが正常に金型9に挿入されると、プリフォーム2のフランジ5がこの座ぐり加工部に係合するようになっている。
図1に示すプリフォーム2は、0.5lなど小容量の容器の製造を対象とするプリフォームであるため、その形状はコンパクトで、胴部6の長さは短く、その直径は首部3の直径よりも短い。本発明はプリフォームの形状またはサイズとは一切関係ないが、このタイプのプリフォームは統計的に、(大容量の容器{1.5lまたは2l}のプリフォームよりも)金型に挿入したときに軸ずれが生じる傾向にあるため、意図的にこのプリフォーム2を図示した。このような軸ずれは一般に、プリフォーム2を金型に挿入した際にフランジ5が座ぐり加工部13に与える弾性衝撃に起因するものである。
成形ユニット8には、ベル型ノズル15を含むガス注入装置14が備わっている。ノズル15は、
− 容器製造に延伸操作が含まれる場合に、スライド式の伸長軸(図示せず)が貫通している筒状ノズルの胴部16と、
− ノズルの胴部16の下方端部にビスで留められたねじを切った先端部17と、
− 中央に穴の開いた環状パッキン18(天然または合成ゴムまたはシリコーンなどの可撓性材料製)であって、剛性を高めるためにワッシャ20をパッキン18と先端部17との間に介在させて、先端部17にビスで留められたはめ輪19で固定するパッキンと、
− 先端部17の上のノズルの胴部16にビスで留められ、ビスが弛まないように胴部を締め付ける止めナット21
とを有する。
− 容器製造に延伸操作が含まれる場合に、スライド式の伸長軸(図示せず)が貫通している筒状ノズルの胴部16と、
− ノズルの胴部16の下方端部にビスで留められたねじを切った先端部17と、
− 中央に穴の開いた環状パッキン18(天然または合成ゴムまたはシリコーンなどの可撓性材料製)であって、剛性を高めるためにワッシャ20をパッキン18と先端部17との間に介在させて、先端部17にビスで留められたはめ輪19で固定するパッキンと、
− 先端部17の上のノズルの胴部16にビスで留められ、ビスが弛まないように胴部を締め付ける止めナット21
とを有する。
ノズル15は、金型にプリフォーム2を挿入することができるようにノズルが金型9の上面11から離れている高位置(図1)と、ノズルが上面11に押し当てられてパッキン18が金型の内縁上でフランジ5を押圧する低位置(図3)との間の並進移動が可能なように金型9の軸Aに沿って取り付けられる。
注入装置14はシリンダ22を有し、ノズル15はこのシリンダに対して並進移動するように取り付けられている。シリンダ22は、ノズルが移動する際にノズル15を支持および誘導し、内部の容積24を画定する中央の中ぐり加工部23を有し、この中ぐり加工部にシリンダの壁に開けられた2段の通路、すなわち上方通路25および下方通路26が通って容積24に流体(水または油、あるいは空気など)を加圧供給する。
注入装置14はさらに、ノズルの胴部16の中に嵌合している胴部28を有する管状ジャケット27を有し、胴部は上方端部の環状頭部29まで延び、この頭部を介してジャケット27はシリンダ22に強固に固定されている。
下方端部では、ジャケットの胴部28は内部に環状溝を備え、この溝の中に止め輪またはサークリップ30が取り付けられている。この機能については後述する。
上方端部では、ノズルの胴部16は環状ピストンの形態をした頭部31まで延びている。ピストン31は中ぐり加工部23で受容され、内部の容積24を2つの異なるチャンバに分離している。すなわち、上方通路25と通じている上方チャンバ32および下方通路26と通じている下方チャンバ33である。
ノズル15は、上方通路25を通って上方チャンバ32に加圧流体を注入すると同時に下方通路26を通って下方チャンバ33にこの流体を排出することによって、高位置(図1)から低位置(図3)に向かって移動する。また逆に、ノズル15は、下方通路26を通って下方チャンバ33に加圧流体を注入すると同時に上方通路25を通って上方チャンバ32にこの流体を排出することによって、低位置から高位置に向かって移動する。
図からわかるように、ノズルの胴部16は内部に中ぐり加工部34を画定し、その直径は遊びを除いてジャケットの胴部28の外径と一致している。先端部17は、ノズルの胴部16からこの先端部の下方端部まで延び、内部に中ぐり加工部35を画定する中央部分があり、その直径は中ぐり加工部34の直径と等しい。したがって、ノズルの胴部16と先端部17との間の接合部には直径の不揃いが一切ない。
注入装置14はさらに、ノズル15に対して同軸に並進運動するように取り付けられるインサート36を有する。このインサート36は管状の胴部37を有し、その外径はパッキン18の中央の孔の内径よりも短いため、インサート36はノズル15の下方端部の特にパッキン18のレベルで摩擦することなくスライドすることができる。インサート36は、伸長軸が通るように中空になっている。その内径は、ノズル15を通ってプリフォーム2に注入する加圧ガスの通路を伸長軸の周囲に設けるのに十分な長さである。
インサート36は、少なくとも1つのフランジの形態をした誘導手段であって、好ましくは図に示すように、胴部37の外面から突出する2つの環状フランジ、すなわち胴部37の全体的な高さに対して比較的短い所定の距離だけインサート36の上方端部39から離れて位置する上方フランジ38、および上方フランジ38から離れて胴部37の約半分の高さに位置する下方フランジ40を備えている。
フランジ38、40の外径はいずれも、遊びを除いて中ぐり加工部34、35の直径と等しいため、ノズル15に対してインサート36を軸に沿って正確に誘導することができる。
図2から明らかなように、下方フランジ40には下側に円錐台形の押圧面41があり、この面は、図1に示すインサート36の低位置で、先端部の下方端部の辺りで押圧面と合致するように先端部17内に形成された円錐台形の支え面42で停止して、インサート36の垂直な運動行程範囲を限定する。
胴部37には、上方フランジ38と胴部37の上方端部39との間に上方端部の一部43があり、この部分には戻しばね44が通され、さらにこのばねはサークリップ30が境界を定めるジャケット27の下方端部に嵌合している。圧縮の機能を果たすばね44は、上方フランジ38とサークリップ30との間で圧縮されるように介在し、サークリップの下面はばね44の支持面を形成する。ばね44は常にインサート36を低位置に持っていくように働く。
インサート36の胴部37は、図3に示すように、ノズル15が低位置に向かって下降する際にプリフォーム2のリム4と接触してプリフォームを安定させることができる押圧面を形成する下方端部45を備えている。図に示す一実施形態によれば、押圧面45は平らで、軸Aに対して直角に広がっている。
図4から明らかなように、押圧面45の直径はリム4の直径とほぼ等しく、押圧面はリム4よりも半径方向に長い(換言すると、押圧面45のレベルの胴部37の厚みはリム4のレベルの首部3の厚みよりも大きい)。したがって、押圧面45とリム4との間の接触が絶たれるリスクがないため、開口部12内のプリフォーム2が半径方向に軽く揺れることは許容範囲内である。
図1に示すように、ノズル15が高位置にあり、インサートの外側には(戻りばね44の力以外は)一切の外力がない場合、押圧面45はノズル15から出ている。さらに正確には、この位置では、下方フランジ40の下側の押圧面41は支え面42で停止する状態にあり、胴部37の根幹部分46(つまり胴部の全長の約1/5だけ長い部分)がノズルから金型9の方向へ出てパッキン18の押圧面47から突出している。この場合、胴部37は全体の長さの3分の1だけノズル15から出ている。
下方部分で半径方向に場所を取ることから、周辺部材(特にプリフォーム2および最終容器の捕捉部材)の形態または配置を再検討する必要なしに、高位置にあるノズル15を最小の安全距離以上に金型の上面11に近づけることは不可能である。
逆にインサート36は、胴部37の外径がプリフォーム2の外径と同等またはわずかに長いため、プリフォームの直近に配置することができる。したがって、ノズル15が高位置にあるときのノズル15と金型9とを隔てている距離、つまり、さらに正確にはパッキン18の押圧面47と金型9の上面11との間の距離を変更することなく、押圧面45とリム4とを隔てている距離を最小にすることが可能になる。
このように図1から、胴部37の部分46は、ノズル15とプリフォーム2とを隔てているスペースをほぼ埋め、押圧面45とリム4との間には遊びJが設けられていることがわかる。わずか数ミリメートルのこの遊びJによって、開口している金型9を貫通させてプリフォームを挿入する際にプリフォーム2の通過が可能になり(プリフォーム2は、フランジ5が金型9の上面11に与える衝撃を回避するため、金型9内の最終位置よりもわずかに高く上げられている)、プリフォーム2を金型9内に配置した直後に捕捉部材から離れた際にプリフォームが傾くのを防ぐ。実際、プリフォーム2の円弧状の揺れはリム4がインサート36の押圧面45に当たることによって制止されるため、インサートによってプリフォーム2は金型9の軸Aに垂直な位置に戻ろうとする。
さらに、仏国特許第FR2912678号では、インサートが完全にノズルと結合し、戻りばねがノズルに強固に固定されているワッシャを押圧しているため、インサートのあらゆる垂直な並進運動にノズルが追従するが、本明細書では、インサート36はノズル15から部分的に離れ、戻りばね44がサークリップ30を押圧し、サークリップはノズル15が並進運動する際には固定ジャケット27内に押し上げられる。その結果、インサート36がプリフォーム2にかける押圧力をあらかじめ定める一定の力にすることができ、これは最初に選択するばね44には左右されるがノズル15の位置とは無関係である。
図に示すように、インサート36の胴部37の外径はジャケット27の内径よりも短いため、両者の間にはプリフォーム2のブロー成形の際に注入される加圧ガスを通すための環状通路が設けられている。このほか、ガス抜き孔を形成する軸に沿った孔48、49が上方フランジ38および下方フランジ40に設けられ、これによって胴部37とノズル15との間の環状スペースにガスを通すことができ、その結果、インサート15の内圧と外圧を均等に保ってインサートのあらゆる変形を防ぐことができる。ノズル15が低位置にあるとき、パッキン18は金型9との接合部を密閉するため、ガス漏れが抑えられる。
上記の説明による着想から、インサート36は既存のノズル15に最小の構造的修正を加えるだけでよい。先端部17は実際にその対象となる唯一の部品であり、高位置に近づくとノズル15がインサート36を引き上げる高さに円錐台形の支え面42を形成することで、下方フランジ40の押圧面41は支え面42で停止する。
注入装置14の動作は以下の通りであり、高位置にあるノズル15に基づいて説明する。
この位置では、下方チャンバ33は加圧され、ピストン31はジャケット27の頭部29で停止する。ノズル15は金型9から離れる。下方フランジ40は運動行程の最後で支え面42によって停止し、ノズル15は低位置にあるインサート36の並進運動を阻止し、首部3をスムーズに貫通させてプリフォーム2を挿入するのに十分な距離を金型9から隔ててインサートを保持する。
金型9は開口している。ピンセットなどの捕捉部材を用いてそこにプリフォーム2を貫通させて挿入する。金型9が閉鎖されるとプリフォーム2を放す。フランジ5が座ぐり加工部13に対してバウンドする弾性衝撃などによって軸方向の位置がずれた場合でも、インサート36が直近にあり、その押圧面45がリム4からわずかな距離Jだけ離れていることによってその位置は正される。
プリフォーム2を放すと、ノズル15は上方チャンバ32が加圧されると同時に下方チャンバ33がガス抜きされることによって低位置に移動し、これによってピストン31が垂直に移動する。
遊びJのノズル15の運動行程に対する無視してもよいほどわずかな特徴を計算に入れることによって、インサート36はノズル15の下降開始直後にリム4と接触する。
プリフォーム2を放した際に金型9に対してバウンドするという仮定では、プリフォームはインサート36の押圧面45に対してリム4が衝突する。ばね44の圧縮によって衝撃によるエネルギーの一部が吸収されると同時にインサート36が後退するため、インサートはプリフォーム2に対する緩衝材として作用する。衝撃の直後に起こるばね44の弛緩によって、プリフォーム2はフランジ5が座ぐり加工部13に収まっている状態の金型9の上面11に押し当てられるとともに、ノズル14はその下降に追従する。
支え面42が下方フランジ40から離れると、インサート15のプリフォーム2に対する押圧力は一定となり、かつばね44がインサート36に対してかける戻り力と対等となるが、これはノズル15の位置とは無関係に起こる。すると、プリフォーム2は金型9の上面11、さらに正確には座ぐり加工部13に押し当てられ、これによってプリフォーム2は金型9の垂直軸Aに沿って保持される。
低位置(図3)では、パッキン18はフランジ5と接触して加圧状態にあるノズル15内の容積の気密性を確保する。
前述の注入装置14によって、金型に挿入した際にプリフォームの位置がずれる割合をさらに軽減することができる。その結果、廃棄率がさらに軽減され、ブロー成形した容器のなかでも特に小容量の容器の平均的な質が向上する。
Claims (10)
- プラスチック材料製のビレット(2)から容器をブロー成形または延伸ブロー成形する機械(1)の加圧ガス注入装置(14)であって、
− 前記ビレット(2)を受容するように設計されている金型(9)からノズルが離れている高位置と、前記ノズルが前記ビレット(2)の首部(3)を覆って前記金型(9)を押圧する低位置との間を並進移動する可動式ノズル(15)と、
− 前記ノズル(15)に対して並進運動するように可動式に取り付けられたインサート(36)であって、前記ビレット(2)のリム(4)を押圧することができる下方端部の面(45)を有するインサート(36)と、
− 前記インサート(36)が前記ノズル(15)に対する運動行程の最終地点で停止状態となる低位置に向かってインサート前記(36)を引き戻す部材(44)
とを有する装置において、
前記インサート(36)の低位置ではインサートの下方端部の面(45)が前記ノズル(15)から出ることを特徴とする装置。 - 前記押圧面(45)は平らであることを特徴とする、請求項1に記載の装置(14)。
- 前記押圧面(45)は前記インサート(36)の移動軸(A)に対して直角であることを特徴とする、請求項2に記載の装置(14)。
- 下方端部の前記面(45)のレベルにある前記インサート(36)の厚みは、前記リム(4)のレベルにある前記ビレット(2)の前記首部(3)よりも厚いことを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の装置(14)。
- 前記インサート(36)は、筒状の胴部(37)を有し、前記ノズル(15)内に形成された中ぐり加工部(34、35)とスライドして協働する少なくとも1つのフランジ(38、40)が前記胴部から半径方向に突出して延びていることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の装置(14)。
- 前記フランジ(38、40)には、ガス抜き孔を形成する孔(48、49)が開いていることを特徴とする、請求項5に記載の装置(14)。
- 前記ノズル(15)は、固定シリンダ(22)に対して並進運動するように取り付けられることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の装置(14)。
- 前記戻り部材(44)は、前記インサート(36)と前記シリンダ(22)に固定の押圧面との間に介在することを特徴とする、請求項7に記載の装置(14)。
- 前記押圧面は、前記シリンダ(22)に固定のジャケット(27)に取り付けられる止め輪(30)の一部であり、その胴部(28)は前記ノズル(15)内に嵌合していることを特徴とする、請求項8に記載の装置(14)。
- プラスチック材料製のビレット(2)からブロー成形または延伸ブロー成形によって容器を製造する機械であって、
− ビレット(2)を受容するように設計された金型(9)を備える少なくとも1つの成形ユニット(8)と、
− 請求項1から9のいずれか一項に記載のノズルであって、前記金型(9)に前記ビレット(2)を挿入することができるように前記金型(9)の上面(11)から離れている高位置と、ビレットが前記金型(9)の前記上面(11)に押圧される低位置との間を移動するように取り付けられるノズル(15)
とを有する機械(1)。
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