JP2012518954A - サービス品質を伴うマネージド共有ネットワーク内でのフレキシブルな予約要求及びスケジューリング機構 - Google Patents

サービス品質を伴うマネージド共有ネットワーク内でのフレキシブルな予約要求及びスケジューリング機構 Download PDF

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Abstract

マネージドネットワーク中のネットワーク通信をスケジュールするシステム及び方法は、通信ウィンドウ中の通信スロットの予約を要求するネットワークノードの各々から各自のフローに関するサブミッションをネットワークコーディネータにて受信する。サブミッションは、レイテンシ耐性や最大集約量などのスケジューリング情報を含む。ネットワークコーディネータは、通信ウィンドウ中の利用可能な帯域幅を検査し、第1のフローのスケジューリング情報及び帯域幅の可用性に基づいて、第1の要求ノードからの第1のフローに利用可能な帯域幅を割り振るとともに、第2のフローのスケジューリング情報及び帯域幅の可用性に基づいて、第2の要求ノードからの第2のフローへの帯域幅の割振りを後のウィンドウまで延期し、それにより複数の通信ウィンドウにわたって複数の要求ノード間でピークデマンドを再割り振りする。

Description

関連出願の相互参照
本出願は2009年2月20日出願の米国特許仮出願第61/154,335号の利益を請求しており、この出願はその全体が参照によって本明細書に組み込まれている。
ここに開示する方法及び装置は、概してネットワーク通信に関するものであり、特に、いくつかの態様は、帯域幅の利用を改善するためのスケジューリング機構に関する。
関連技術の詳細
ホームネットワークは、加入者サービスを家中に届けるように構成された数種類のデバイスを含みうる。これらの加入者サービスは、例えば音声及び映像のストリーミングなどのように、マルチメディアコンテンツを家中に配置されたデバイスに届けることを含んでいる。利用可能な加入者サービス数が増えたこと及びこれらが更に普及したことに伴い、各ホームネットワーク内に接続されているデバイス数も同様に増えた。サービス数及びデバイス数が増えることにより、ネットワークノード間の通信を調整する複雑さが増している。
図1Aのネットワークは、家庭内に実装される同軸ケーブルマルチメディア協会(MoCA)ネットワークの一つの例である。有線通信媒体100が示されている。有線通信媒体は、同軸ケーブルシステム、電力線システム、光ファイバケーブルシステム、イーサネットケーブルシステム、又は他の同様な通信媒体であってもよい。あるいは、通信媒体は無線送信システムであってもよい。図1Aの実施形態において、通信媒体100は予め住居101内に配置された同軸ケーブルである。
図1Aのネットワークは、ある通信プロトコルに従う通信において、複数のネットワークノード102、103、104、105、106を備える。例えば、その通信プロトコルは、周知の同軸ケーブルマルチメディア協会(MoCA)規格などのネットワーク規格に準拠してもよい。図1Aの例において、この通信プロトコルは、パケットベースの通信システムを特定する。
いくつかの例では、ネットワーク上の活動はネットワークコーディネータ(NC)によって制御される。そのようなネットワークでは、NCは、共有通信媒体へのアクセスを管理して、ネットワーク上の送信の「サービス品質(quality−of−service)」を管理する。そのような例の一つでは、複数のノードのうちの一つが、通信プロトコルによって決定される処理に基づいてNCの機能を果たすように選択される。例えば、MoCAネットワークでは、通信媒体を介して通信する第1のノードが、他のノードがNCの機能を既に果たしているか否かを判断するためにサーチを行う。第1のノードであるので、別のノードはネットワーク上にまだ存在しない。従って、その第1のノードがNCになる。第2のノードが同様のサーチをするときは、第2のノードによって検出されるビーコンを第1のノードが送出する。MoCAプロトコルのアドミッション手順に従って、それらのノード間でアドミッション処理が行われる。アドミッション処理の結果は、第1のノードによって作成されたネットワークへの第2のノードのアドミッションとなる。任意の他の新しいノードがネットワークへのアドミッションを要求するときも、NCはアドミッション手順を実行する。一つ以上のノードがネットワークに加わった後は、プロトコルを使用し、良く定義された一組の判断基準を用いることによって、それらのノードから新しいNCとなる一つのノードを選択する。
NCを使用するネットワークでは、NCは、媒体アクセスプラン(MAP:Media Access Plan)を用いて、複数のネットワークノード間のネットワーク通信をスケジュールする。MAPはパケットとして送信される。そのようなMAPパケットは、定期的に送信される。MAPは媒体100上の全てのトラフィックをスケジュールする。それは、ノードが送信を行うことのできる時間をスケジュールすることを含む。データパケットについての送信時間は、ネットワークのノードによる予約要求に応じて、NCによってスケジュールされる。また、NCは、パケットの制御及び管理を自ら(事前の予約要求なしで)スケジュールしてもよい。
図1Aを再び参照すると、ノード102は、ネットワーク通信モジュール(例えば、MoCAノード)として働き、複数のコンピュータ109のうちの一つに接続されている。そのようなノードは、複数のコンピュータ109が、媒体100で使用される通信プロトコルに従って、通信媒体100と通信することを可能にする。テレビが一つ以上の他のネットワークノードからストリームされた媒体を受信して表示できるようにするために、テレビ111に関連したモジュールとしてノード106が示されている。この他に、ノードは、スピーカ若しくは他の音楽デバイス又はビデオデバイス103に付随する(すなわち、接続される又は組み込まれる)ものであってもよい。また、ノードは、例えばインターネットアクセス、デジタルビデオ録画機能、媒体(メディア)ストリーミング機能、又はネットワーク管理サービスを住居101に提供するために、インターネットサービスプロバイダ又はケーブルサービスプロバイダ112とインターフェースするように構成されたモジュールに付随するものであってもよい。
一例としてMoCAを再度参照すると、MoCAネットワークは、集中型NCを利用して、ノード間のネットワーク通信をセットアップする。データパケットの単一方向トラフィックストリームの各々は、「フローID」によって識別される。本開示の目的上、「フロー」は、送信ノードと少なくとも一つの受信ノードとの間で送信されるパケットのストリームとして編成された情報伝達手段である。通常、一つのフローは、送信ノードから受信ノードまで伝達される一組の関連情報を含む。その情報は、テレビ又は他の映像モニタ上に表示される映画の全内容を表すデータのデジタルストリームであってもよい。映画をストリーミングするために用いられるデータのストリーム全体が、一つのフローに関連付けられてもよい。こうして、映画の内容を受信ノード106にストリーミングするために、固有のフローIDがそのフローに割り当てられ、送信ノード102から受信ノード106に送信されるのに必要なパケットの全て(すなわち、そのフローのパケットの全て)にその固有フローIDが関連付けられる。
送信ノード102は、そのノード102がネットワークの他のノードと通信するために必要な数のフローをセットアップしてもよい。例えば、ドキュメントがパーソナルコンピュータ109からパーソナルコンピュータ110へ送られることを可能にするために、第2のフローが、ノード102と別のノード105との間で同時にセットアップされてもよい。
いくつかのホームネットワークは、ネットワーク上で行われる通信に対して適切な優先度(プライオリティ)が確実に設定されるように、サービス品質(QoS:quality of service)パラメータを指定する。QoSパラメータを使用することで、望ましくない割込み又は遅延なしに、十分なリソースをユーザコンテンツの通信に確実に割り振ることもできる。例えば、ビデオゲームをプレイしているユーザの供するコマンドがゲーム機に通信されてモニタ又はテレビに高速で表示されたときにのみ、ユーザは望ましい体験をすることになる。そのようなゲーミングコマンドの実行において遅延が生じると、体験の質が著しく損なわれる可能性がある。従って、QoSパラメータ及びプロトコルの使用は、ユーザが満足のいく体験をすることを保証し、その一方で、コンテンツがレイテンシ(すなわち、遅延)に対する高い耐性を有する場合に、リソースが情報の通信に必要以上に速く無駄に消費されないことを保証するのに役立つ。
ホームネットワークでは、QoSは、パラメータ化QoS(Parameterized QoS:PQoS)及び優先度付きQoS(Prioritized QoS)の二つの主要グループに分類することができる。パラメータ化QoSは、「トラフィック仕様」(TSPEC:Traffic Specification)によって規定される定量化された品質基準を各フローに提供する。パラメータ化QoSフローのTSPECは、フローの制約及びパラメータを規定する。PQoSフローのTSPECは、通常、ピークレート、最大パケットサイズなどの情報を含む。例えば、PQoSが実施されるMoCAネットワークでは、ピークレートパラメータは、(MAPサイクルのような)非常に短い時間間隔で送信する必要のあるデータの(バイト単位での)最大量を示す。パラメータ化QoSフローの各々は、そのフローが任意のデータパケット送信を開始することが可能になる前に、まずフォーマルPQoSフローアドミッション処理を経なければならない。PQoSフローアドミッション処理は、QoS(TSPECに付随するパラメータを満たしうること)を保証するために、適切なノードレベルリソース(バッファなど)及びネットワークレベルリソース(ネットワーク送信時間やネットワーク送信の適時性など)をそのフローに関与する全てのノードが予約することを可能にする。PQoSフローが「アドミット」されると、送信ノードから一つ以上の受信ノードまで全てのフローを適時に送信するために必要なリソースが保証される。PQoSフローアドミッション処理の後にPQoSフローが拒否されると、PQoSフローを開始することはできない。一方、優先度付きQoSに関しては、アドミッション処理はない。優先度付きQoSフローの各々は、フローを送るノードによって優先度を割り当てられる。優先度の割当ては、フローをある優先度グループに単に配置する。最も高い優先度を有するグループ内のそれらのフローは、比較的低い優先度を有するグループ内のフローの前に送信することができる。しかしながら、PQoSフローとは異なり、優先度付きQoSフローは、フローのパケットが確実に送信されるために必要なリソースを得ることを保証されていない。
NCが特定の量のネットワーク帯域幅を予約するため、また、関連するノードが十分なノードレベルリソースを予約して、PQoSフローによって要求されるリソースを実際のデータパケット送信フェーズ(段階)中に必要になったときに確実に利用できるようにするためには、PQoSフローのみがPQoSフローアドミッション処理を経なければならない。PQoSフローのデータフェーズは、そのフローの個々のデータパケット又はデータパケットのグループのために送信ノードが実際に予約要求を行うフェーズである。また、データフェーズ中に、予約要求は、この要求に関するネットワーク帯域幅の可用性(利用可能性)に応じて、NCによって「承認」(すなわち、スケジュール)又は破棄される。次いで、NCは、MAPを送信して、要求ノードを含むネットワークの全てのノードにスケジュールを示す。次いで、各要求ノードは、MAPによって示されたスケジュールに従ってパケットを送信する。MAP及び予約要求に関する更なる詳細は、以下で述べる。
PQoSフローのデータフェーズは、PQoSフローアドミッションフェーズが成功した後にのみ、開始することができる。他の(すなわち、優先度付き)QoSフローに対してリソースは保証されないので、ノードは、常に、拒否されたPQoSフローを優先度付きQoSフローに格下げし、優先度付きQoSレベルでそのフローの送信を開始することができる。
全てのPQoSフロー間で更なる区別を作り出すために、PQoSフローの中で各フローに優先度を割り当ててもよい(優先度付きQoSフローと同様)。しかしながら、仮に比較的低い優先度が割り当てられたとしても、PQoSフローのために予約された帯域幅が他のPQoSフローによって完全に使用されていなかった場合、PQoSフローは、常に、優先度付きQoSフローなどの非PQoSフローの前に送信される。PQoSフローのために予約された帯域幅が、送信すべきPQoSパケットの全てを送信するためには不十分である場合、より高い優先度を有するPQoSフローに付随するパケットが、まず送信される。
MAPサイクルは約1ミリ秒の長さである。MAPサイクルは複数のタイムスロットに分割される。各MAPサイクルの間、NCは、次のMAPサイクルの各タイムスロットの間にどのノードが送信を行うか(次のMAPサイクルにおけるどのスロットが次のMAPパケットを含有するかを含む)を示すMAPパケットを送信する。
図1Bは、MAP201、202とMAPサイクル203、205との間のタイミング関係を示すタイミング図である。MAPサイクル205は、先に送られたMAP201の制御下におけるチャネル上の通信動作(アクティビティ)として定義される。従って、各MAP201は、次のMAPサイクル205のための全ての通信動作をスケジュールする。そのような「次のMAPサイクル」205の一つのみが図xに示されているが、MAPサイクル205に続くMAPサイクルのための全ての通信を、MAPサイクル202がスケジュールすることが分かる(図示しない)。次のMAP202は、先のMAP201のスケジューリング制御の下で、次のMAPサイクル205中に送られることに留意されたい。従って、次のMAPサイクル205内に送られる各パケットについて、MAP201は、次の情報、すなわち、i)パケット開始時間、ii)パケット持続時間、iii)ソースノード、及びiv)(一つ以上の)宛先ノードを決定する。同様に、MAP202は、後続のMAPサイクルに関するこれらの情報を決定する(図示しない)。パケット開始時間と、その開始時間に送信されるパケットに関するパケット持続時間と、そのパケットに関するソースノード及び(一つ以上の)宛先ノードとの組み合わせは、本明細書において「送信スロット割当て」と呼ばれる。本明細書で説明されるように、パケット長は、パケット中のバイトの数であり、パケット持続時間は、そのバイト数を送信するために要する時間の総計であることに留意されたい。
MAP201、202がスケジューリングを受け持つ特定の種類のパケットは、予約要求(RR:Reservation Request)207、209、211である。そのような6個のRRが図xの第1のMAPサイクル203内に示されており、これらは最初のRR207で始まり、最後のRR209で終わる。一つのRR211が第2のMAPサイクル205内に示されている。各RR207、209は一つのノードから送られる。各RR207、209は、一つ以上の予約要求要素(RRE:Reservation Request Element)を含有することができる。各RREは、一つ以上のイーサネットパケットを含有する一つのMoCAパケットを送信するためにRR207、209を送るノードからの要望に関する情報を伝達する。一つのMoCAパケットは、集約(アグリゲーション)と呼ばれる処理を通じて、二つ以上のイーサネットパケットを含有することができる。
このことから、RR207、209、211は、対応するクライアントノードが送りたいパケットを有していることを示し、したがって、それらのクライアントノードがそれらのパケットを送信できるときにNCが一つ以上の時間間隔を後続のMAPサイクル中にスケジュールすることを要求するために、クライアントノード(すなわち送信ノード)によって送られることが分かる。従って、一つのフローの次のパケット又は次の一組のパケットの送信準備ができている場合、そのクライアントノードは、まず、クライアントノードがRR207、209、211を送ることのできる時間をNCが割り振るのを待たなければならない。クライアントノードがRR207、209、211を送ることのできる時間をNCが割り振ったら、クライアントノードは、その割り振られた時間に(すなわち、パケット開始時間に、MAP201、202によって示されるパケット長にわたって)、RR207、209、211をNCに伝達する。図1Bは、これらのRR207、209が時間順に送信される事例を示していることに留意されたい。しかしながら、いくつかのシステム(図示しない)では、直交周波数分割多元接続(OFDMA:Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式を使用することができる。そのようなOFDMA方式において、各RRは副搬送波の別個のグループで変調され、全てのRRは異なる要求ノードによって同時に送信される。
RR207、209は、クライアントノードが、それが送ることを望むデータパケットを有することをNCに伝達できるようにする。さらに、RR207、209は、それらのデータパケットについて、関連付けられた一つ以上の宛先ノード、パケット長(ここからパケット持続時間を決定できる)、パケット優先度、フローIDなどを示す。NCは、これらの情報を用いて、そのクライアントノードが送ることを望むそれらのデータパケットを送信可能な「送信スロット」をスケジュールする。次いで、NCは、次のMAPサイクル205のための送信スロット割当てを有するMAP201を生成及び送信することによって、そのスケジュールを伝達する。非PQoS(すなわち優先度付きQoS)RREは、一つの非PQoSフローに対して一つであり、一方、PQoS(すなわちパラメータ化QoS)RREは、一つのPQoSフローに対して一つである。次のMAPサイクル205中にNCがスケジューリングを行えないRREは破棄されるので、そのようなRREは、それらを生成したノードによって再送されなければならない。
アドミットされた全PQoSフローが必要とされるリソースの全てを有することをNCが保証するために、NCは、どれほどのレイテンシ制限内で、どのくらいの帯域幅を各PQoSフローが必要とするかを決定しなければならない。
ネットワークをサポートするPQoSでは、いかなるPQoSフローも、PQoSフローに割り当てられた優先度にかかわらず、比較的短い所定の時間(通常は数ミリ秒)内に送られることが保証されることを理解されたい。NCは、そのフローのTSPECに規定されたパラメータセットを評価することによって、どのくらいの量の帯域幅が必要とされているかを決定する。上記のように、TSPECは、通常、最大パケットサイズ、ピークレートなどを含む。通常、ネットワークをサポートするパラメータ化QoSは、PQoSフローをサポートするための総ネットワーク容量を所与の割合まで使用する。例えば、一つのNCは、PQoSフローへの割当てのために、送信スロットの80%を各MAPサイクル内で予約することができる。新しいPQoSフローのために必要な帯域幅の量と、既存のPQoSフローのために予約された量とを決定することによって、NCは、新しいPQoSフローをアドミットするために十分な容量を有するか否かを判断することができる。一つの新しいPQoSフローがアドミットされると、NCは、その新しいPQoSフローのために十分な可用帯域幅が確実に存在するようにする。
通常、これらのPQoSフローは独立しているので、それらのピークトラフィック期間は、同時又はほぼ同時に生じることもあれば、生じないこともある。PQoSフロー制約を確実にサポートできるように、NCは、ノードが行いうる任意の要求において定められたピークレートを扱うために十分な帯域幅を予約する。したがって、最悪の事態のピークPQoSフロー期間をサポートするように所与の量のMoCA帯域幅が予約される場合、確保されたMoCA帯域幅の量は、通常、実際にPQoSトラフィックのために使用される平均帯域幅よりも著しく大きい。つまり、フローが時間的に不均一に分散した独立の事象であり、実際、しばしば極めてバースト的となりうることを考慮に入れながら最悪のケースのピークレートシナリオに対処するために、NCは、実際に用いられるPQoS帯域幅の平均総量を大きく超える、PQoS優先度のネットワーク帯域幅を予約しなければならない。これにより、ネットワークにおけるPQoS帯域幅の所与の総量に対して、ネットワークでアドミットされうるPQoSフローの数及びそれらの総帯域幅が制限される。したがって、NC及び送信ノードがPQoS帯域幅をより効果的に予約及び割り振ることを可能にする方法及び装置が要望されている。
更に、PQoSフロー及び優先度付きQoSフローの双方について、各フローがそのパケット集約(アグリゲーション)を最大限に高めることができれば、全体のネットワーク効率が増す。したがって、送信スロットのスケジューリングにおいて、より優れた集約効率を提供する方法及び装置が要望されている。
また更に、MoCA1.1業界標準によれば、予約要求は、データパケットが要求ノードのデータバッファ内にすでにあり、かつ、送信準備ができているときに生成される。データパケットが送信ノードのバッファ内にあるときまで予約要求はされないので、パケットが緊急(imminent)であることをノードが知っているときに得られる効率は失われる。したがって、NCが帯域幅をより効果的に予約することを可能にして、ホーム通信ネットワークのノードが送信ノードのバッファ内に存在するパケットより前に予約要求を行えるようにする方法及び装置が要望されている。
概要
本開示の方法及び装置の一実施形態では、PQoSフローアドミッション処理は、PQoSフローのために予約された帯域幅をより好適に利用する手法でネットワークコーディネータ(NC)がPQoSフローをアドミットできるように、従来のアドミッション処理で提供されるものを超える追加情報を含む「送信仕様」(TSPEC:Transmission Specification)を提供することを含む。特に、一実施形態において、PQoSフローアドミッション処理は、「短期平均レート(STAR:Short Term Average Rate)として定義される新しいパラメータの指示を含む。一実施形態において、STARは、フローのコスト関数(Cost Function)と呼ばれる値に等しい。他の実施形態では、フローのコスト関数を決定するために、STARがレイテンシ耐性とともに用いられる。更に、PQoSフローアドミッション処理の間、NCは、PQoSフローのためにネットワーク内で予約された帯域幅の量を考慮する。NCは、フローのSTARと、以前にアドミットされた他のPQoSフローに既に割り振られた量とを考慮し、残存する利用可能なPQoS帯域幅に基づいて、PQoSフローをアドミットする。
更に、本開示の方法及び装置は、要求ノードの各自のフローのパケットを送信できる期間である、通信ウィンドウ(例えばMoCA MAPサイクル)中の一つ以上の通信スロットの予約要求を作成する処理を提供する。本開示の方法及び装置に係るそのような予約要求の一つは、スケジューリング情報を含んでおり、「便宜的予約要求」(ORR:Opportunistic Reservation Request)と呼ばれる。そのようなスケジューリング情報は、少なくとも以下のうちの一つを含む。すなわち、(1)要求されているフローのレイテンシ耐性、及び(2)要求ネットワークノードがその最大集約量に達したか否か、の少なくとも一つである。スケジューリング情報を用いることで、NCは、遅延に耐えることのできるPQoSフローのパケットに対してPQoS帯域幅の割振りを延期することができる。フローのスケジューリング情報及びPQoS帯域幅の可用性に基づいてPQoS帯域幅の割振りを後のウィンドウまでずらすことにより、NCが、複数の通信ウィンドウにわたって、複数の要求ノード間でデマンドを再割り振りすることが可能になる。
一実施形態において、全ての予約要求要素(RRE)は、以下の「QoS優先度レベル」(1)PQoS RR、(2)PQoS ORR、(3)優先度高RR、(4)優先度中RR、(5)優先度低RR、(6)優先度バックグラウンドRR、(7)優先度高ORR、(8)優先度中ORR、(9)優先度低ORR、(10)優先度バックグラウンドORR、に分類される。この序列に加えて、最大集約量に達したパケットのための送信スロットを要求している、同じQoS優先度レベル内のRREは、より上の序列に移動する。
本開示の方法及び装置の一実施形態によれば、ノードは、ORR要素か従来の(伝統的な)RREのいずれかを用いることを選択することができる。そのような実施形態の一つにおいて、ORR要素は、ORR要素内のフラグによって識別される。そのフラグがセットされない場合、要求は従来のRREである。従来のPQoS RREはレイテンシ耐性パラメータを有さないので、パケットを即座に送信しなければならないことが想定される。従って、従来のPQoS RREは、最も高い優先度を与えられる。同様に、従来の優先度付きRREは、優先度付きORR要素よりも高い優先度を与えられる。
一実施形態において、NCは、最も高い優先度のRREから最も低い優先度のRREまで、優先度の順に、各RREに関するスケジューリング情報を評価する。通常、この評価は、これらのRREを、同じ種類で同じパラメータを有する他のRREと共に一つのグループにグループ化することによって行われる。例えば、一つのMAPサイクルに等しい値の生存時間(time to live)を有するパケットであって最大集約量に達したパケットのための全てのPQoS RREは、一緒にグループ化され、一つの送信スロットが最初に割り当てられる。一つのMAPサイクルに等しい生存時間値を有するパケットであって最大集約量に達していないパケットのための全てのRREは、一緒にグループ化され、次の一組の送信スロットが割り当てられる。このグループ化及び割当ては、次のMAPサイクルのための送信スロットが全て割り当てられるまで続く。特定の序列についての更なる情報は、以下で述べる。
種々の実施形態において、レイテンシ耐性情報は、フローが任意のレイテンシに耐えることができるか否かに関する2進表現とすることが可能である。この他に、そのレイテンシ耐性情報は、フローが耐えることのできるレイテンシの量に関する情報とすることが可能である。レイテンシ耐性の値は、MAPサイクルの数で、又はミリ秒を単位として、又はNCがRREに適切に優先順位を付けられるようにする任意の他の形式で提供することができる。
本開示の方法及び装置の他の特徴及び態様は、本開示の方法及び装置の実施形態に係る特徴を例として示す添付の図面と併せて、以下の詳細な説明から明らかとなる。本概要は、特許請求された発明の範囲を限定するものではなく、特許請求された発明の範囲は、本明細書に添付された特許請求の範囲のみによって規定される。
本開示の方法及び装置は、以下の図面を参照して詳細に説明される。図面は、図示の目的のためにのみ提供されている。従って、これらの図面は、読者が開示された方法及び装置を容易に理解するために提供されており、特許請求された発明の広がり、範囲、又は適用可能性を限定するものとして考慮されないものとする。図示の明確さ及び容易さのため、これらの図面が必ずしも一定の縮尺で作製されないことに留意すべきである。
図面は、特許請求された発明を開示された厳密な形状に包括する又は限定するものではない。開示された方法及び装置は、変形及び変更を伴って実施可能であることが理解されるべきであり、特許請求された発明は特許請求の範囲及びこれらと同等のものによってのみ限定されるべきである。
図1Aは、本開示の方法及び装置のいくつかの実施形態を実施可能な一つの環境の例を示す図である。
図1Bは、MAPとMAPサイクルとのタイミング関係を示すタイミング図である。
図2は、本明細書に記載されたシステム及び方法の一実施形態に係るネットワークリソースをスケジュールする処理例を示す図である。
図3は、本明細書に記載されたシステム及び方法の一実施形態に係る便宜的予約要求を用いて予約を行う複数のノード間でネットワークリソースを割り振る処理例を示す図である。
図4は、本明細書に記載されたシステム及び方法の一実施形態に係る予約要求タイプを決定する処理例を示す図である。
図5は、本開示の方法及び装置の実施形態の様々な特徴を実施する際に使用することの可能な例示の計算モジュールを示す図である。
詳細な説明
本開示の方法及び装置の様々な実施形態によれば、ネットワーク上のノード(ネットワークデバイスとも呼ばれる)及びネットワークコーディネータ(NC)は、PQoSフローのためのPQoSフローアドミッション処理に入る。これは、NCと、フローのパケットを受信又は送信することになるノードの各々とによって、リソースを割り振る(すなわち、そのPQoSフローのアドミッションを得る)ためである。NCは、「トラフィック仕様」(TSpec:Traffic Specification)に規定されたパラメータに基づいて、PQoSフローをアドミットするか否かを決定する。このTSpecは、本明細書において短期平均レート(Short Term Average Rate:STAR)と呼ばれるパラメータを含み、また、レイテンシ耐性パラメータを含んでいる。Tspecは、フロー内で伝送される情報が送信され他端で受信されるために何が必要かを、満足なユーザ体験を提供するように示す。本開示の目的上、「フロー」は、送信ノード及び少なくとも一つの受信ノード間における情報パケットの伝達手段である。
本開示の方法及び装置の一実施形態において、NCは、PQoSフローのために所定量の帯域幅を予約する。フローの全てのパケットをネットワークによって確実にサポートできるように十分な帯域幅がある場合(すなわち、新しいPQoSフローのアドミッションが、PQoSフローのために予約された帯域幅に過度の要求をしない場合)、NCは、要求されたPQoSフローをアドミット(許可)する。
一つのPQoSフローがアドミットされると、そのフローを生み出したノードがNCに「予約要求要素」(RRE)をサブミット(提出)する。それらのRREは、NCによって生成された媒体アクセスプラン(MAP)において割り振られたスケジュール済み送信スロット中に、NCに送信される。それらのRREは、単一の「予約要求」RRにグループ化される。同じような状況にある他の各ノードも、複数のRREを有するRRを送ることになる。NCは、帯域幅割振り(すなわち、送信スロット割当てを割り振ること)を行う際、各RREに含まれるパラメータを検査する。一実施形態では、RREのパラメータによって、予約されたPQoS帯域幅をより良く利用してネットワーク効率/容量を最大にするようにNCが送信スロット割当てを割り振ることが可能になる。
一実施形態では、全てのRREは、下記の「QoS優先度レベル」、すなわち、(1)PQoS RR、(2)PQoS ORR、(3)優先度高RR、(4)優先度中RR、(5)優先度低RR、(6)優先度バックグラウンドRR、(7)優先度高ORR、(8)優先度中ORR、(9)優先度低ORR、及び(10)優先度バックグラウンドORR、に分類される。この序列に加えて、最大集約量に達したパケット用の送信スロットを要求しているRREは、同じQoS優先度レベル内で序列を上げる。
PQoS RRは、レイテンシ耐性(例えば、TTL)パラメータを考慮されていないRREである。PQoS RRは、RREがPQoS RRであることを示すフラグセットを有する。
PQoS ORRは、PQoSフローアドミッション処理の間にネットワークレベルリソース及びノードレベルリソースを予約することにより、ユーザの体験する品質に悪影響を与えずにパケットが届けられることをネットワークが保証するRREである。このため、レイテンシ耐性及び/又は最大集約量が、RREが送信スロットを要求しているパケットに対して指定される。
優先度RRは、ユーザの体験する品質に悪影響を与えずにパケットが届けられることをネットワークノードが保証しないRREである。これは、アドミッション処理を通じたリソース予約が元から存在しないからである。しかしながら、これらのRREは、他の優先度RRに関する優先度を示すパラメータを有する。一実施形態では、示すことの可能な四つの優先度レベル、すなわち(1)高、(2)中、(3)低、及び(4)バックグラウンドがあることに留意されたい。必要な場合には、他の数の優先度レベルを用いてもよい。
優先度ORRは、ユーザの体験する品質に悪影響を与えずにパケットが届けられることをネットワークノードが保証しないRREである。それにもかかわらず、REEが送信スロットを要求しているパケットについて、最大集約量(及び、利用可能な場合には、オプションのレイテンシ耐性)が指定される。これは、その要求の関連する優先度をNCが設定することを補助するためである。
一実施形態において、PQoS ORRは、フローのTSpecによって許容されるレイテンシの指示を含む。レイテンシを指示する手法の一例は、「生存時間(time−to−live)」(TTL)パラメータである。また、他の実施形態では、PQoS ORR及び優先度ORRは、ノードがその最大集約量に達しているか否かに関する指示を含む。最大集約量は、関連するパケットが、単一のMoCAパケットヘッダを有する送信のために一緒に集約できる数の情報ユニットを蓄積したか否かを示す。
従って、これらの実施形態では、帯域幅割振りを行う際に用いることの可能な追加情報をNCは有する。例えば、NCはレイテンシパラメータを調べることができ、ノードによって送信スロットが要求されているパケットがより長いレイテンシに耐えられる場合、そのRREに関連付けられたパケットの送信を後まで遅延させるか否かを、NCは決定することができる。ここに開示する方法及び装置は、MoCAネットワークの例を用いて開示されていることに留意されたい。しかしながら、MoCAネットワークは、単に、その方法及び装置を包含するネットワークの種類の一例にすぎないことが、当業者には理解されるであろう。
更なる例として、情報が例えばMAPサイクル等の通信ウィンドウで通信される、例えばMoCA等のネットワークにおいて、比較的高いレイテンシ耐性を有する第1のアドミットされたフローによって、大量の帯域幅が必要とされる(すなわち、送信される準備のできたフローに関連する比較的多数のPQoSパケットが存在する)ことを想定する。更に、第2のアドミットされたフローのいくつかのパケットも送信準備ができており、それゆえノードが大量の帯域幅を要求しているが、そのレイテンシ耐性は低いことを想定する。この場合、NCは、次のMAPサイクルにおける送信スロットの割当てを遅延させることによって第1のフローの比較的高いレイテンシ耐性を利用し、現在の帯域幅を第2のフローに割り振ることを決定できる。
更に、本開示の方法及び装置の一実施形態では、従来のRREとは対照的に、ORR要素が、予約要求がされる時間には要求ノードのデータバッファ内に存在しないかもしれないデータの送信を予約することができる。しかしながら、ORRがNCに提供された後、次の媒体アクセスプラン(MAP)サイクルにおいて承認された送信間隔の前に、そのデータはノードのデータバッファ内に置かれる。更に、従来の予約要求と同様に、そのノードのデータバッファ内に既に存在するデータについて、ORR要素は送信スロットを要求することができる。しかしながら、従来の予約要求に関連するパケットとは異なり、必要に応じて、従来の予約要求について許容される時間よりも長い時間にわたって、そのデータをデータバッファ内に保持することが可能である。換言すれば、現在のネットワーク利用が多い場合、レイテンシ耐性を考慮することによって、ORRに応じた送信スロットの割当てを遅延させることができる。
本開示の方法及び装置の一実施形態において、送信スロットの割当てを遅延させることは、NCがRREに応答しないことを意味する。要求を発するノードが、次のMAPを受信し、その要求に対応する割当てを見つけない場合、そのノードは、そのパケットのための新しいRREを生成できる。ある特定の場合において、そのパケットがほぼレイテンシ耐性だけ遅延させられた場合、そのノードは、その新しいRREを従来のPQoS RREとして生成できる。そのようにすることで、送信スロットの割当てが行われる際、最も高い優先度がそのパケットに確実に与えられることになる。しかしながら、多くの場合は、そのパケットを送信しなければならなくなる前に、そのノードが新しいPQoS ORRを生成できるように十分な時間が残るだろう。新しいRREでは、いくらかの時間が既に経過したことを示すようにレイテンシ耐性が更新される。
送信スロットをPQoS ORRに割り当てないことをNCが選択できるようにすることで、全てのPQoSフローの総計によって必要とされる帯域幅のピークを減らすことにより、予約されたPQoS帯域幅を管理することが可能になる。そのようにすることは、PQoSについて予約された帯域幅が、より多くのPQoSフローをサポートできることを意味する(すなわち、より多くのPQoSフローをアドミットできる)。フローのこの協調は、パケットのピーク数を同時に送信することをNCに要請するかもしれない多数のフローを、NCがより効果的に管理することを可能にする。
一実施形態において、NCスケジューラは、PQoSフローをアドミットするか否かを決定するために、PQoSフローの帯域幅コスト関数を用いる。いくつかの実施形態において、フローのコスト関数は、そのフローに関する最悪の場合のSTARである。そのような実施形態の一つにおいて、STARは、レイテンシ耐性にわたって平均化された、送信すべきバイト数(又は同等の割当て送信スロット)である。レイテンシ耐性は、ユーザの体験する品質に悪影響を与えずに、フローのパケットを遅延させることのできる時間の総計である。それゆえ、NCは、フローに関する最悪の事態のSTARと等しい量の帯域幅を予約する。所与のPQoSフローについて、STARを測定するために用いられるウィンドウ長は、通常、ピークレートのそれよりも著しく長いので、STARは、通常、ピークレートよりも著しく小さいことに留意されたい。送信ノード及び受信ノードにおけるバッファオーバフローを避けるために、各ノードにおけるバッファサイズは適切な大きさになっている。この他に、STARは、レイテンシ耐性にわたって計算する必要はなく、代わりに、所定の持続時間のウィンドウ内におけるバイトの量として計算することができる。その場合、コスト関数は、そのフローのSTAR及びレイテンシ耐性の双方を用いて計算されることになる。
従来のRRE及びORR要素の双方は、PQoSフロー及び非PQoSフローの双方について識別することができる。一実施形態において、送信ノードは、少なくとも一つのパケットの送信準備が完了すると、レイテンシ制限又は最大集約効率(最大MoCAパケットサイズ、又は例えばイーサネットパケットなどのサブパケットの最大数)に達していない限り、PQoS ORRを作る。最大集約効率又はレイテンシ耐性制限に達している場合、本開示の方法及び装置の一実施形態に従って、従来の(伝統的な)予約要求が用いられる。従来のPQoS予約要求は、常に、PQoS ORRがNCによって承認される前に承認される。従来のPQoS予約要求は、優先度が割り当てられている場合、それらの優先度の順に承認される。PQoSフローについて予約された十分な量の帯域幅が利用可能であると想定すると、PQoS ORRは、優先度付き予約要求の前に、優先度の順に承認される。予約されたPQoS帯域幅が十分に残っていない場合、従来の優先度付きQoS予約要求が、優先度の順に承認される。次に、不十分な予約PQoS帯域幅しかなかった残りのPQoS ORRが承認される。最後に、優先度付きORRが優先度の順に承認される。
一つのPQoSフローについて必要なバッファサイズは、ピークレート、STAR、予約要求−送信レイテンシ、及び最大MoCAパケットサイズによって決定され、一方、NCスケジューラ用のPQoSフローのコスト関数は、STAR及びそのフローのレイテンシ耐性によって決定されることに留意されたい。
通常のPQoSフローのピークレート(通常、一つのMoCAサイクルよりも小さいウィンドウサイズで測定される)は、STAR(レイテンシ耐性のサイズであるウィンドウで測定される場合、通常、数ミリ秒から数十ミリ秒までにわたる)よりも著しく大きい。更に、NCは、フローのコスト関数計算においてSTARを使用する。従って、PQoSフローに割り振られた帯域幅の量(例えば、80%)は、例えばMoCA1.1などによって規定された従来のシステムを用いて以前に可能であったものよりも多くのPQoSフローに、本明細書に記載されたシステム及び方法を用いて適応することができる。
図2は、本明細書に記載されたシステム及び方法の一実施形態に係るネットワークリソースのスケジューリングのための処理例を示す図である。ここで図2を参照すると、ステップ204では、ネットワーク内においてフローの送信を要望するノードが、ネットワークコントローラに要求(一つ又は複数の予約要求要素を含有する)を送り、一つ又は複数の送信用ネットワークパケット(一つ又は複数のフローに属する)を有することを示す。その要求の予約要求要素の各々は、QoS優先度レベル(優先度レベルの降順に、PQoS RR、PQoS ORR、優先度高RR、優先度中RR、優先度低RR、優先度バックグラウンドRR、優先度高ORR、優先度中ORR、優先度低ORR、優先度バックグラウンドORR)の情報を含む。更に、いくつかの実施形態において、その要求は、例えば、レイテンシに対するフローの耐性や、ノードが自らの最大集約効率に達しているか否かなどの追加情報を、パラメータとして直接的に、又は適切な優先度レベル(すなわち、PQoS RR対PQoS ORR、及び優先度N RR対優先度N ORR。ここで、PQoS RR及びPQoS ORRは、共にPQoSに関するものであるが、PQoS ORRは、フローレイテンシが制限に達していないこと、及び最大パケット集約に達していないことを意味しており、それゆえ、PQoS ORRは、(1)全てのPQoS RRがスケジュールされた後にPQoS帯域幅が残っている場合にのみ、又は(2)全ての優先度RRがスケジュールされた後に優先度付き帯域幅が残っている場合にのみ、スケジュールされる)として間接的に含むことができる。ネットワーク工程の間、多数のノードが、このような予約要求をネットワークコントローラに送って、次の通信ウィンドウ又は複数の通信ウィンドウのための帯域幅予約を要求してもよい。
工程201では、ネットワークコントローラが、予約を要求する一つ以上のノードから、これらの要求を受信する。工程214では、ネットワークコントローラが要求を評価し、利用可能な帯域幅を全ての要求ノードの一つ以上のデータフロー間で割り振る。PQoSフロー内では、PQoS RRがPQoS ORRの前にまずスケジュールされる。なぜなら、PQoS RRは、対応するフローについて最大パケット集約に達したか、あるいはレイテンシ制限に達したことを示すからである。自らのレイテンシ制限に達したPQoSフローは、これらのパケットが失効する(staleとなる)ことを避けるために、最初にスケジュールされなければならない。自らの最大集約効率に達したPQoSフローは、本来的に、最大集約効率に達していないフローよりも効率的であり、従って、レイテンシ制限に達せず、最大集約にも達していないフローの前に、そのフローに帯域幅を割り振ることができる(PQoS ORRによって示される通り)。
同様に、複数のノードによって要求されたフローについて、PQoS ORRにおけるパラメータTTLの使用によって、又はPQoS RR対PQoS ORR)の使用によって、ネットワークコントローラはレイテンシ制約を比較することができる。一実施形態では、レイテンシに対する耐性が最も低いフローに最初に帯域幅が割り付けられてもよく、残りの帯域幅があれば、その帯域幅は、一つ以上の残存するフローに、、そのレイテンシ耐性に基づいて、更に割り付けられる。例えば、所与のフローが非常に低いレイテンシ耐性を有する場合、利用可能な通信スロットは、レイテンシに対していくらか高い耐性を有する他のフローに割り付けられる前に、そのフローに割り付けられる。
工程218では、ネットワークコントローラは、上記の評価に基づいて、ノードのデータフローに帯域幅を割り付け、それに応じて、それらの通信をスケジュールする。工程222では、ネットワークはノードにそれらの予約を通知する。工程225では、ノードは、それらの予約に対する承認を受信し、それに応じて、スケジュールされた時間にパケットを送信する。
上述のように、フレキシブル(柔軟)な予約要求又は便宜的(日和見的)な予約要求は、ネットワーク割振りを行うときにネットワークコントローラがより多くの情報に基づいて決定を下すことを可能にする、図2を参照して上述した追加情報を含むように生成することができる。特に、図2を参照して上述した一例では、フレキシブル予約要求において、いくつかの追加の種類の情報が提供される。すなわち、フィールドFRAME_SUBTYPEは、この予約要求要素が便宜的予約要求要素(ORR)か否かを示しており、フィールドPARAMETERSは、最大パケット集約に達しているか否か、及び、この予約要求要素におけるPQoSパケットの生存時間(TTL)値を示しており、フィールドPRIORITY_DFIDは、予約要求要素の優先度レベル(PQoS、優先度高、優先度中、優先度低、及び優先度バックグラウンド)を示している。表1は、本明細書に記載されたシステム及び方法の一実施形態に係るフレキシブル予約要求(便宜的予約要求を含む)の一例を示す図である。
図3は、本明細書に記載されたシステム及び方法の一実施形態に従って、フレキシブル予約要求を用いて複数のPQoSフローのための予約を行う複数のノード間でネットワークリソースを割り振る処理例を示す図である。ここで図3を参照すると、工程304では、ネットワークコントローラが一つ以上の帯域幅予約要求を受信する。この例では、ネットワークコントローラが複数のPQoSフローのための一つ以上のフレキシブル予約要求を一つ以上の送信ノードから受信することが想定されている。工程306では、ネットワークコントローラが、スケジュールされようとしているウィンドウ又は期間についてのPQoS帯域幅の可用性を検査する。
工程308では、ネットワークコントローラは、全てのPQoS RRに割り振りが行われるか、PQoS帯域幅が完全に割り振られるまでのいずれか早い方までに、まずPQoS RRについて帯域幅を割り振る。工程310では、PQoS帯域幅が残存しているか否かをネットワークコントローラが検査する。もし残存していたら、ネットワークコントローラは、工程312において、全てのPQoS ORRを、それらのレイテンシ及びそれらの最大集約状況に従ってランク付けする。工程314では、所与のPQoS ORRについて、ネットワークコントローラは、レイテンシパラメータ(一実施形態では生存時間パラメータ)を検査して、ノードによってスケジュールされようとしているフローが任意のレイテンシに耐えることができるか否かを判断する。一実施形態では、レイテンシパラメータは、実質的に、フローがレイテンシに耐えることができるか否かの2進表現である。他の実施形態では、レイテンシパラメータは、フローが耐えることのできるレイテンシ又は遅延の量を示すことができる。図3に示される単純な例は、前者に関して記載されており、レイテンシパラメータは、2進又はイエス/ノーのインジケータである。
工程314では、フローが任意のレイテンシに耐えることができない場合、工程312によって示されているように、予約がそのノードに与えられる。一方で、工程316に示されているように、そのフローが最大集約に達しているが、レイテンシに耐えることができる場合、そのフローは、工程321によって示されるようにスケジュールされる。そのフローがレイテンシに耐えることができ、最大集約にも達しておらず、なおかつ、未処理のフローが更に存在する場合、第1のフローへのリソースの割振りの前に、それらのフローのレイテンシ及びそれらの最大集約状況が検査される。これは、工程318及び312によって示されている。一実施形態では、リソースがそのゼロレイテンシフローに割り振られるように、レイテンシ耐性を有さないフローに遭遇するまで、この反復処理が続く。PQoSフローのレイテンシを検査することのできる順序は、例えば、デバイスクラス又はタイプ、サービス品質の制約などの多様な基準に従うことができる。より高い粒度を用いてレイテンシが定義される一実施形態では、複数のフローは、それらの関連するレイテンシ耐性に従って、ランク付けすることができる。
未決の要求を有するPQoSフローが更に存在する場合、全てのノードに帯域幅が割り振られるまで、又はそのフローにサービスする十分な可用性がもはやなくなるまで、これらのノードの各々について処理を繰り返すことができる。工程325では、一つ又は複数の要求ノードに割振りが伝達される。
予約要求が行われるときに複数の送信ノードが最大パケットサイズ又はそれ以上を蓄積している場合、ネットワークコントローラは、各ノードのレイテンシ制約を依然として満たす間は、全てのノードの全てのデータをスケジュールするために利用可能な十分な帯域幅を持っていなくてもよい。従って、一実施形態では、送信ノードは、送るべきデータを送信ノードが有しているが、そのデータのレイテンシ制限には達しておらず、最大集約効率にも達していない場合に、便宜的予約要求を作成するように構成されている。利用可能なネットワーク帯域幅が存在する場合、便宜的予約要求はネットワークコントローラによって承認される。これは、利用可能なネットワーク帯域幅が存在する場合、便宜的予約要求を用いてPQoSフローパケットが送信され、送信ノードにおけるパケット蓄積が低減されることを意味する。送るべきデータを送信ノードが有し、かつ、そのデータのレイテンシ制限に達しているか、又は、最大集約効率に達している場合、送信ノードはRRを作成する。レイテンシ制限の前に予約要求及び対応する承認を済ませることで、バッファサイズ制約が減少する。
図4は、本明細書に記載されたシステム及び方法の一実施形態に係る予約要求タイプを決定するための処理例を示す図である。この例は、例えば、パラメータ化サービス品質(PQoS)フローを利用するMoCA仕様によって規定されるようなネットワークタイプを想定する。ここで図4を参照すると、工程377では、要求ノードが自らのフローを評価する。
一実施形態によれば、送信ノードがPQoSフロー内で情報を送信することを望むと、そのノードは、ネットワークコントローラに対するPQoS優先度レベルの予約要求を作成する。この予約要求は、PQoS RR又はPQoS ORRであってもよい。PQoS ORR386によれば、ノードが(最大MoCAパケットサイズ及びイーサネットパケットの最大数の点で)最大集約効率に達しておらず、フローのレイテンシパラメータに違反する前にノードがある程度の時間だけ待機する余裕があることをノードが示せるようになる。これは、工程380、382、384、及び368によって示されている。一実施形態では、そのノードがレイテンシパラメータに違反せずに待機できる時間の量が、PQoS ORR386に提供された変数「TTL」によって定められている。TTLは、2進数とすることができ、あるいは、より高いレベルの解像度や粒度を有することができる。一実施形態では、TTL値は、ミリ秒単位での時間量を示す。
PQoSフローに対して十分な数のフリー送信スロットが存在する場合、ネットワークコントローラはノードのPQoS ORR386を承認する。一実施形態では、ネットワークコントローラが、異なるTTL値を有する複数のPQoS ORR386を受信する場合、ネットワークコントローラは、他のノードをスケジュールする前に、最小のTTLを有するPQoS ORR386をまずスケジュールする。残りのノードも同様に、最小TTL値から最大TTL値に基づくこの順序でスケジュールすることができる。一実施形態において、TTLは、1から(レイテンシ−1)ミリ秒の範囲を有する。簡単のため、TTLを省略して(又は予約値1にセットして)、このPQoS ORR386に関連付けられたパケットを、レイテンシ制約に違反することなく、不定の時間だけ遅延できることを示してもよい。
他の実施形態では、PQoSフローにおいて送るべきデータを有する送信ノードが、上記したPQoS ORR386要求に加えて、又はこの要求に代えて、PQoS RR388を用いて、送るべきPQoSフローデータを有することをネットワークコントローラに示すことができる。工程382においてそのノードが最大集約効率(すなわち、最大MoCAパケットサイズ又は最大パケット数)に達しているので、又は、そのノードがフローのレイテンシ制約に違反せずに待機する余裕がない(工程384)ので、そのノードは、PQoS ORR386ではなくPQoS RR388を用いる。各MoCAサイクルでは、一実施形態におけるネットワークコントローラは、PQoS ORR386及び非PQoS予約要求(すなわち、優先度ORR396及び優先度RR398)を含む全ての他の予約要求の前に、全てのPQoS RR388を最初にスケジュールする。
本開示の方法及び装置の一実施形態によれば、一つの特定種類の予約要求は、優先度付きフローのために送信ノードによって用いられる優先度ORR396である(工程380)。優先度ORR396は、送信ノードが送るべき優先度付きデータを有するが、最大集約効率には達しておらず(工程392)、レイテンシ制約(もしあれば)に違反する前にある程度の時間だけ待機できることをネットワークコントローラに示すために用いられる。利用可能な送信スロットがあれば、ネットワークコントローラはその要求要素を承認する。
本開示の方法及び装置の他の実施形態によれば、優先度RR398は、PQoSフローではないフローのために送信ノードによって用いられる他の要求である(工程380)。優先度RR398は、送るべき優先度付きデータを送信ノードが有していることと、送信ノードが最大集約効率に達していること(工程392)、又はそのノードが待機する余裕がないこと(工程394)(例えば、そのノードが緊急メッセージを有すること)とをネットワークコントローラに示すために、送信ノードによって用いられる。一実施形態において、ネットワークコントローラは、同じQoS優先度レベルの優先度ORR396が承認される前に、優先度RR398を承認する。
これらの様々な要求は、スケジューリングの目的で優先順位を付けることができ、一実施形態では、ネットワークコントローラは、表2に降順に記載された優先度に従って、予約要求要素をスケジュールする。非PQoSフロー(すなわち、優先度付きQoSフロー)に関するこの例では、四つのレベルの優先度が示されている。
一実施形態では、ネットワークコントローラが二つ以上のPQoS RR388を受信すると、ネットワークコントローラは、ラウンドロビン選択処理を用いてPQoS RR388の要求を承認する。全てのPQoS RR388が承認された後にPQoS帯域幅が残り、かつ、二つ以上のPQoS ORR386がネットワークコントローラによって受信される場合は、ネットワークコントローラは、最小のTTL値を有するPQoS ORR386に対する要求を最初に承認する。二つ以上のPQoS ORR386が同じTTL値を有する場合、一実施形態では、同じTTL値を有するそれらのPQoS ORR386の中からどのPQoS ORR386に対してネットワークコントローラが次の要求を承認するかを決定するために、ラウンドロビン選択処理が用いられる。
一実施形態では、全ての送信ノード及びネットワークコントローラが、以下に規定されるルールによって、トラフィックの全てのクラスについてのQoSと、ネットワーク帯域幅効率の最大化の双方を達成するように調整を行う。
送信ノード:要求要素順序ルール
各送信ノードは、全てのイーサネットパケットのために予約要素(RE)を作成し、MAPサイクル毎に、そのREを自らの予約要求メッセージ(複数でもよい)に含めてネットワークコントローラ(NC)に送る。
優先順位のレベルは、
PQoS
高優先度
中優先度
低優先度
バックグラウンド優先度
と規定される。
以下のルールの全てが、任意の所与のMAPサイクルのための予約要求の構築に適用される。
1.各フロー(同じMoCA宛先及び同じ優先順位レベル)について、イーサネットパケットが送信(入口)ノードのイーサネットコンバージェンス層(ECL)に順次に到着する。入口ノードは、そのフローについての一つ以上の隣接する順次パケットを集約し、その集約パケットのためにREを作成する。フローのためにREを作成するとき、入口ノードは、そのREの中に、以下のものを含めてもよい。
a.同じフローのために再送されるべき任意のイーサネットパケット(複数でもよい)。再送されたイーサネットパケットは、その再送されたパケットの到着時間とは無関係に、任意の集約パケット内の任意の場所に含まれてもよい。
b.当該入口ノードのECLにまだ到着していないイーサネットパケットであって低レイテンシPQoSフローに属するパケットのための送信時間要求。
2.入口ノードは、その入口ノードが送ることを望む制御パケット及び/又は制御プローブのためのREを作成する。
3.入口ノードによって作成された全てのREは、RR REタイプかORR REタイプのいずれかでなければならない。
4.REは、以下のルールに従って予約要求(複数でもよい)に含まれるべきである。
a.REは、制御REが最初に送られる以下のリストで指定される順序に配列され、送られるべきである。
1.制御RE(プローブ要求を含む)
2.PQoS RR要素
3.PQoS ORR要素
4.優先度付きRR要素
a.高優先度
b.中優先度
c.低優先度
d.バックグラウンド優先度
5.優先度付きORR要素
a.高優先度
b.中優先度
c.低優先度
d.バックグラウンド優先度
b.同じフローのためのREは、先にECLに到着したイーサネットパケットのためのREが、後に到着したイーサネットパケットのためのREより前に送られるような順序で送らなければならない。再送されるイーサネットパケットは、このルールから除外される。再送されたイーサネットパケットは、同じフローのための任意のREで送ってもよい。
c.同じイーサネットパケットを含む二つのREを送ってはならない。
ネットワークコントローラ(NC)スケジューリングルール
NCスケジューリングルールは、二つの部分を含む。包含(Inclusion)ルールは、どの要求要素をMAPサイクル内でスケジュールすべきかをNCが選択する方法を記述し、また、承認順序ルールは、それらの選択された要求要素がMAPサイクル内で承認される順序を記述する。
包含ルール
NCは、要求を発する全てのノードからRR要素及びORR要素を受け取ると、MAPサイクル内でスケジュールされるデータ要求要素を、以下の包含順序レベルに従って選択する。
1.PQoS RR要素
2.承認された総PQoS帯域幅が、次のMAPサイクルの所定量の利用可能なデータ帯域幅より少ない限り、PQoS ORR要素は、この包含順序レベルで選択される。MAPサイクルの利用可能なデータ帯域幅は、各データMPDU送信のプリアンブル及びIFGを含むデータMPDU送信のために利用可能なMAPサイクル内の持続時間の合計と定義される(すなわち、制御パケット及び制御プローブについての合計時間ではない)。
3.優先度付きRR要素、
a.高優先度
b.中優先度
c.低優先度
d.バックグラウンド優先度
4.PQoS ORR要素(すなわち、レベル2での選択の後に残る、選択されなかった任意の要素)、
5.優先度付きORR要素:
a.高優先度
b.中優先度
c.低優先度
d.バックグラウンド優先度
MAPサイクル内でスケジュールすべき要求要素を選択するとき、NCは、次に低い包含順序レベルから任意の要求要素を選択することを進める前に、全ての要求ノードからの、所与の包含順序レベルにある全ての要求要素を使い果たさなければならない。任意の所与の包含順序レベル内において、NCは、任意の所与の送信ノードからの要求要素を、それらの要求要素がそれぞれの予約要求内に配置された順序と同じ順序で選択しなければならない。同じ包含順序レベルの要求要素からのNCによる選択だが、異なるソースノードからの選択は、通常、ラウンドロビンである。
承認順序ルール
所与の優先順位レベルの全ての要求要素について、NCのMAPメッセージは、それらの要求要素が各送信ノードからの予約要求内に配置されていた順序と同じ順序で、各送信ノードに対してDAUを承認しなければならない。
NCは、レイテンシの少ないPQoSフローに関する承認を、MAPサイクルの早いうちにスケジュールすべきである。
媒体アクセス制御(MAC)層の効率を高めるために、パケット集約が用いられる。MoCA1.1として知られている業界標準において、便宜的パケット集約が用いられる。すなわち、MoCAネットワーク内で予約要求をする機会が送信ノードに与えられると、送信ノードは、送信に利用可能なパケット数(すなわち、その送信バッファ内のパケット数)を検査し、送信の前にできる限り多くのパケットを集約する(組み合わせる)。集約されたパケットは、「集約ID」に関連付けられる。この集約IDは、通常、宛先ノードと、集約されているパケットの優先度との組み合わせである。集約は、パケットの時間分布に応じて程度の差こそあれ、効率良く行われる。
デジタルビデオレコーダ(DVR)からセットトップボックス(STB)に向かう4Mb/秒の、1.5kBのパケットサイズを有するSDフローでは、平均すると、3ミリ秒毎に1.5kBのパケットが一つあるだけである。20Mb/秒の高品位(HD)フローでは、平均すると、1ミリ秒当たり2.5kBのデータがあり、又は等価的に、3ミリ秒毎に1.5kBのパケットが5個ある。パケット集約を長い時間間隔にわたって行う場合、どのようにより効果的に行うことができるかを、この例は示す。長い時間間隔は、トラフィックについてのより長いレイテンシを意味する。非PQoSトラフィックについて、多くの場合、トラフィックレイテンシ制約は定義されない。PQoSフローについて、通常、明確に定義されたレイテンシ制約が存在する。また、時間間隔がより長いと、PQoSフローのピークレートが減るので、より多くのフローをPQoS帯域幅に対してアドミットすることができる(これは、総ネットワーク帯域幅の80%までである。)。したがって、レイテンシパラメータを含めることで、レイヤ2によるパケット集約効率の最大化を補助することができる。
通常、異なるアプリケーションは、異なるレイテンシ制約及び異なる帯域幅保証を有する。レイテンシに敏感なアプリケーションの多くは、狭い帯域幅しか必要としないのに対し、広い帯域幅を必要とする多くのアプリケーションは、レイテンシに対してあまり敏感ではない。例えば、インタラクティブゲーム及びボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)は、DVRからのビデオ再生データのストリームよりもレイテンシに対して敏感である。このレイテンシ/帯域幅の配分は、本開示のネットワークにおいて、より効果的なパケット集約を可能にする。なぜなら、パケットは、通常、狭い帯域幅と少ないレイテンシを必要とするアプリケーションほどレイテンシ制約が厳しくない広帯域幅のアプリケーションに対して、より大きく集約されやすいからである。
MoCAアプリケーションにおける一実施形態では、PQoSフローのアドミッション時間において、パラメータLatency(レイテンシ)及びパラメータSTAverageRate(短期平均レート)がトラフィック仕様(TSPec)(ソースによって提供される)に含まれており、適切なバッファスペースを予約するため及びノードが効果的なパケット集約を行えるようにするために、関連するノードによって用いられる。Latencyパラメータは、MoCA入口ノード/ブリッジからMoCA出口ノード/ブリッジまでに必要とされるレイテンシの上限を示す。
MoCA入口ノードは、それがネットワークコントローラに緊急の(すなわち、レギュラーの)予約要求をする前に、最大集約効率に達するまで(最大MoCAパケットサイズに達するか、最大パケット数に達するかのいずれか早い方まで)、又は、レイテンシ制限に達するまで、より多くのパケットを蓄積し続ける。これにより、最大集約効率を達成できる機会が入口ノードに与えられる。最大集約効率に達していない場合、かつ、レイテンシ制限に達していない場合、入口ノードは便宜的予約要求を作成することができる。その結果、ネットワークが混雑していない場合に、これらの要求がネットワークコントローラによって承認されることになる。
本明細書で用いられるように、モジュールという用語は、本開示の方法及び装置の一つ以上の実施形態に従って実行されうる機能の所与の構成単位を表してもよい。本明細書で用いられるように、モジュールは、ハードウェア、ソフトウェア、又はこれらの組み合わせの任意の形態を利用して実装されてもよい。例えば、一つ以上のプロセッサ、コントローラ、ASIC、PLA、PAL、CPLD、FPGA、論理部品、ソフトウェアルーチン又は他の機構が、モジュールを構成するように実装されてもよい。実装において、本明細書に記載された様々なモジュールが別々のモジュールとして実装されてもよく、あるいは、記載された機能及び特徴を一つ以上のモジュール間で部分的又は全体的に共有することができる。すなわち、この説明を読めば当業者にとって明らかとなるように、本明細書に記載された様々な特徴及び機能は、任意の所与の用途において実装されてもよく、また、様々な組み合わせ及び順列で、一つ以上の別個又は共有のモジュールに実装することができる。様々な特徴又は機能要素が別個のモジュールとして個別に説明又は特許請求されていたとしても、これらの特徴及び機能が一つ以上の共通のソフトウェア及びハードウェア要素間で共有でき、かつ、その説明が、その特徴又は機能を実装するために別個のハードウェア又はソフトウェア要素を使用することを要求又は示唆するものでないことは、当業者には理解できるだろう。
本開示の方法及び装置の構成要素又はモジュールがソフトウェアを用いて全体的又は部分的に実装される場合、一実施形態では、これらのソフトウェア要素は、それに関して記載される機能を実行することが可能な計算モジュール又は処理モジュールで動作するように実装することができる。そのような計算モジュールの一例を図5に示す。この例示の計算モジュール400について様々な実施形態を説明する。この説明を読めば、他の計算モジュール又はアーキテクチャを用いて本開示の方法及び装置を実施する方法が当業者にとって明らかとなる。
ここで図5を参照すると、計算モジュール400は、例えば、デスクトップ、ラップトップ及びノートブックコンピュータ、携帯型コンピュータデバイス(PDA、スマートフォン、携帯電話、パームトップ機など)、メインフレーム、スーパーコンピュータ、ワークステーション若しくはサーバ、又は所与の用途や環境に望ましい又は適切であるかもしれない任意の他の種類の特殊用途若しくは汎用コンピュータデバイスおいて見出される計算能力又は処理能力を表していてもよい。計算モジュール400はまた、所与のデバイス内に組み込まれるか他の方法で所与のデバイスが利用可能な計算能力を表していてもよい。例えば、計算モジュール400は、電子デバイス、例えば、デジタルカメラ、ナビゲーションシステム、携帯電話、携帯型コンピュータデバイス、モデム、ルータ、無線アクセスポイント(WAP)、端末、及び何らかの形態の処理能力を含みうる他の電子デバイスなどに見出されてもよい。
計算モジュール400は、例えば、一つ以上のプロセッサ、コントローラ、制御モジュール、又は他の処理装置、例えばプロセッサ404を含んでいてもよい。プロセッサ404は、例えばマイクロプロセッサ、コントローラ又は他の制御ロジックなどの汎用又は特殊用途処理エンジンを用いて実装されていてもよい。図示された例では、プロセッサ404がバス402に接続されているが、任意の通信媒体を用いて、計算モジュール400の他の構成要素との相互作用を容易にし、あるいは外部と通信することができる。
また、計算モジュール400は、一つ以上のメモリモジュールを含んでいてもよく、このメモリモジュールを本明細書では単にメインメモリ408と称する。例えば、好ましくはランダムアクセスメモリ(RAM)又は他のダイナミックメモリが、プロセッサ404によって実行される情報及び命令を記憶するために使用されてもよい。メインメモリ408は、プロセッサ404によって実行されるべき命令の実行中に、変数又は他の中間情報を一時的に記憶するために使用されてもよい。同様に、計算モジュール400は、プロセッサ404用に静的な情報及び命令を記憶するためにバス402に結合されたリードオンリーメモリ(「ROM」)又は他の静的記憶デバイスを含んでいてもよい。
また、計算モジュール400は、一つ以上の様々な形式の情報記憶機構410を含んでいてもよい。この情報記憶機構は、例えば媒体ドライブ412及び記憶装置インターフェース420を含んでいてもよい。媒体ドライブ412は、固定の又はリムーバブルの記憶媒体414をサポートするためのドライブ又は他の機構を含んでもよい。例えば、ハードディスクドライブ、フロッピーディスクドライブ、磁気テープドライブ、光学ディスクドライブ、CD若しくはDVDドライブ(RあるいはRW)、又は他のリムーバブル若しくは固定媒体ドライブが設けられていてもよい。従って、記憶媒体414は、例えば、媒体ドライブ412で読み取られ、書き込まれ又はアクセスされるハードディスク、フロッピーディスク、磁気テープ、カートリッジ、光学ディスク、CD若しくはDVD、又は他の固定媒体若しくはリムーバブル媒体を含んでもよい。これらの例が示すように、記憶媒体414は、コンピュータソフトウェア又はデータが記憶されたコンピュータ使用可能記憶媒体を含むことができる。
他の実施形態において、情報記憶機構410は、コンピュータプログラム又は他の命令若しくはデータを計算モジュール400にロードできるようにするための他の同様な手段を含んでいてもよい。そのような手段は、例えば、固定又はリムーバブルの記憶ユニット422と、インターフェース420を含んでいてもよい。そのような記憶ユニット422及びインターフェース420の例は、プログラムカートリッジ及びカートリッジインターフェース、リムーバブルメモリ(例えば、フラッシュメモリ又は他のリムーバブルメモリモジュール)及びメモリスロット、PCMCIAスロット及びカード、並びに他の固定又はリムーバブル記憶ユニット422、及びソフトウェアやデータを記憶ユニット422から計算モジュール400に転送できるようにするインターフェース420を含んでいてもよい。
また、計算モジュール400は通信インターフェース424を含んでいてもよい。通信インターフェース424は、計算モジュール400と外部デバイスとの間でソフトウェア及びデータを伝送できるようにするために使用されてもよい。通信インターフェース424の例は、モデム又はソフトモデム、ネットワークインターフェース(例えば、イーサネット、ネットワークインターフェースカード、WiMedia、IEEE802.XX又は他のインターフェース)、通信ポート(例えば、USBポート、IRポート、RS232ポートBluetooth(登録商標)インターフェース、又は他のポート)、又は他の通信インターフェースを含んでもよい。通信インターフェース424を介して伝送されるソフトウェア及びデータは、典型的には信号によって運ばれてもよい。この信号は、電子信号、電磁気信号(光信号を含む)、又は所与の通信インターフェース424によって変換可能な他の信号とすることができる。これらの信号はチャネル428を介して通信インターフェース424に提供されてもよい。このチャネル428は、信号を運んでもよく、また、有線又は無線通信媒体を用いて実施されてもよい。チャネルのいくつかの例は、同軸ケーブルを介するMoCAチャネル、電話線、セルラーリンク、RFリンク、光リンク、ネットワークインターフェース、ローカル又はワイドエリアネットワーク、及び他の有線又は無線通信チャネルを含んでもよい。
本明細書では、用語「コンピュータプログラム媒体」及び「コンピュータ使用可能媒体」は、例えばメモリ408、記憶装置420、及び媒体414などの物理記憶媒体を一般的に表すために使用されている。これら及び他の種々の形態のコンピュータプログラム記憶媒体又はコンピュータ使用可能記憶媒体が、一つ以上の命令の一つ以上のシーケンスを記憶し、実行用の処理装置へ提供することに関与していてもよい。媒体に組み込まれたそれらの命令は、一般に「コンピュータプログラムコード」又は「コンピュータプログラム製品」(コンピュータプログラム又は他のグループの形式にグループ化されるかもしれない)と呼ばれる。これらの命令は、実行されると、本明細書で述べた本開示の方法及び装置の特徴又は機能を計算モジュール400が実現できるようにしてもよい。本開示の方法及び装置の様々な実施形態を上述したが、これらは例示として提示したものに過ぎず、限定として提示したものではないことを理解されたい。同様に、様々な図は、本開示の方法及び装置のための例示のアーキテクチャ構成又は他の構成を示している可能性がある。ここで、この例示は、本開示の方法及び装置に含まれうる特徴及び機能を理解する際の助けとなる。特許請求された発明は、図示された例示のアーキテクチャ又は構成に限定されるものではなく、望ましい特徴は、様々な代替アーキテクチャ及び構成を用いて実施することができる。実際、本開示の方法及び装置の望ましい特徴を実施するために代替の機能的、論理的又は物理的な分割及び構成をどのように実施できるかは、当業者にとって明らかであろう。また、本明細書に記載された以外の多数の要素モジュール名を様々な要素に適用できる。更に、フロー図、動作の説明及び方法の請求項に関しては、本願に示されるブロックの順序は、文脈が別段の指示をしない限り、様々な実施形態が同じ順序で記載された機能を実行するように実施されることを強制しない。
本開示の方法及び装置を様々な典型的な実施形態及び実施例に関して説明しているが、個々の実施形態の一つ以上で説明された様々な特徴、態様及び機能は、これらの適用可能性がそれらが説明された特定の実施形態に限定されず、代わりに、本開示の方法及び装置の他の実施形態の一つ以上に、そのような実施形態が説明されたか否か及び説明された実施形態の一部としてそのような特徴が提示されているか否かにかかわらず、単独で、又は様々な組み合わせで適用することができるものと理解されるべきである。よって、特許請求された発明の広がり及び範囲は、単に説明のみのための例として提示された上述のいかなる実施形態によっても限定されるべきではない。
本明細書で使用された用語及び語句、並びにこれらの変形は、特に他のように述べられていない限り、限定的なものではなく、制限のないものとして解釈されるべきである。上記の例として、用語「含む」は、「限定なしに含む」などを意味するものとして解釈されるべきである。用語「例」は、議論中の事項の典型的な例を提供するために使用され、その事項の網羅的又は限定的なリストを提供するために使用されるわけではない。用語「一つ」(「a」又は「an」)は、「少なくとも一つ」、「一つ以上」などを意味するものとして解釈されるべきである。「従来の」、「伝統的な」、「通常の」、「標準の」、「既知の」及び同様の意味の用語といった形容詞は、所与の期間に対して説明される事項又は所与の時点で利用可能な事項に限定されるものとして解釈されるべきではなく、代わりに、現在又は将来のいずれかの時点で利用可能又は知られている可能性のある、従来の、伝統的な、通常の、又は標準の技術を包含するように解釈されるべきである。同様に、本明細書が、当業者にとって明白又は既知であろう技術を参照するとき、そのような技術は、現在又は将来のいずれかの時点で当業者にとって明白又は既知である技術を包含する。
一部の例における「一つ以上の」、「少なくとも」、「ただし〜に限定されない」、又は他の同様の語句のような拡張語及び拡張句の存在は、このような拡張句が存在しない例において、より狭義の例が意図又は要求されることを意味するように解釈されるべきではない。用語「モジュール」の使用は、モジュールの一部として説明又は請求項に記載された構成要素又は機能が、全て共通のパッケージ内に配置されることを意味するわけではない。実際、モジュールの種々の構成要素のうちのいずれか又は全部は、それが制御ロジックであれ他の構成要素であれ、単一のパッケージに組み込み、あるいは別個に維持することができ、更に、複数のグループやパッケージで流通し、あるいは複数の場所で流通してもよい。
更に、ここに記載された様々な実施形態は、例示のブロック図、フローチャート、及び他の図面を用いて説明されている。本明細書を読めば当業者には明らかになるように、図示された実施形態及びそれらの様々な代案は、図示された例に限定されることなく実施することができる。例えば、ブロック図及びそれらに付随する説明は、特定のアーキテクチャ又は構成を義務づけるものとして解釈されるべきではない。

Claims (22)

  1. ネットワークコーディネータ及び複数の関連するネットワークノードを有するマネージドネットワークにおいてネットワーク通信をスケジュールする方法であって、
    a)パラメータ化サービス品質(PQoS)要求に対して所定量の帯域幅を割り振る工程と、
    b)前記複数の関連するネットワークノードのうち通信ウィンドウ中の送信スロットの割当てを要求する少なくとも一つのノードから、複数のPQoS要求を前記ネットワークコーディネータにおいて受信する工程であって、前記複数のPQoS要求の少なくとも一部が、送信スロットを割り当てなければならなくなる前に耐えることのできる遅延の量を示すレイテンシ耐性パラメータを含んでいる、工程と、
    c)受信した前記PQoS要求の全てに対して送信スロットを割り当てることができるほど十分な帯域幅がPQoS要求のために予約されている場合は、各要求に応じて送信スロットを割り当て、そうでない場合は、レイテンシパラメータを含んでいない前記PQoS要求に最初にスロットが割り当てられる序列に従ってスロットを割り当てる工程と
    を含む方法。
  2. レイテンシパラメータを含んでいない前記PQoS要求の全てに対してスロットが割り当てられる場合、より長いレイテンシ耐性を有する前記PQoS要求の前に、より短いレイテンシ耐性を有する前記PQoS要求に対して送信スロットが割り当てられる、請求項1に記載の方法。
  3. レイテンシ耐性パラメータを含む前記要求の少なくとも一つは、最大集約量に達したときを示す最大集約量パラメータも含んでおり、
    前記最大集約量に達した前記要求に対して送信スロットを割り当てる請求項1に記載の方法。
  4. 通信ネットワーク内でフローをアドミットするか否かを決定する方法であって、
    a)PQoSフローのために予約されるべき所定の帯域幅を設定する工程と、
    b)PQoSフローアドミッション処理を実行して、新しいPQoSフローをアドミットするか否かを決定する工程と、
    c)前記所定の帯域幅のうち、現在アドミットされているPQoSフローに既に割り当てられた量を決定する工程と、
    c)前記新しいPQoSフローによって必要とされる帯域幅の量が、予約された帯域幅の量から前記既に割り当てられた量を引いた量以下であるか否かを、短期平均レート(STAR)を用いて判断する工程と
    を含む方法。
  5. 前記STARが、前記新しいPQoSフローのレイテンシ耐性に等しい時間にわたって前記新しいPQoSフロー用のデータを送信するために必要な帯域幅の最大量である、請求項4に記載の方法。
  6. 前記新しいPQoSフローの前記レイテンシ耐性が、前記新しいPQoSフローを送信するノードによってNCに伝達される送信仕様(TSPEC)に規定された情報から導出される、請求項5に記載の方法。
  7. 前記STARが、前記新しいPQoSフローのためのピークレートを決定するために用いられる期間よりも実質的に長い、請求項4に記載の方法。
  8. 前記ピークレートが、同軸ケーブルマルチメディア協会ネットワークの任意の一つのMAPサイクル中に前記新しいPQoSフロー用のデータを送信するために必要な帯域幅の最大量である、請求項7に記載の方法。
  9. 前記STARが、送信仕様(TSPEC)に規定された情報に基づいて決定される、請求項4に記載の方法。
  10. 前記TSPECに規定された前記情報が、前記新しいPQoSフローのレイテンシ耐性を少なくとも含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記新しいPQoSフローによって必要とされる帯域幅の量が、予約された帯域幅の量から前記既に割り当てられた量を引いた量以下であるか否かを判断する前記工程が、TSPECによって規定された情報から導出されるパラメータを用いて行われる、請求項4に記載の方法。
  12. 通信ネットワーク上の複数の要求ノードを備えるシステムであって、
    前記要求ノードの各々は、第1のプロセッサと、第1のコンピュータ読み取り可能媒体に組み込まれた第1のコンピュータ実行可能プログラムコードとを含み、前記第1のコンピュータ実行可能プログラムコードは、前記ネットワーク上のネットワークコーディネータへのサブミッションを生成して、通信帯域幅の予約を要求するように構成されており、
    前記通信ネットワーク上の前記ネットワークコーディネータを更に備え、
    前記ネットワークコーディネータは、第2のプロセッサと、第2のコンピュータ読み取り可能媒体に組み込まれた第2のコンピュータ実行可能プログラムコードとを含み、前記第2のコンピュータ実行可能プログラムコードは、前記ネットワークコントロールノードに、
    a)通信ウィンドウ中の一つ以上の通信スロットの予約を各自のフローのために要求する複数の要求ネットワークノードの各々からのサブミッションを、前記ネットワークコーディネータにおいて受信する工程であって、前記サブミッションは、その対応する前記要求ネットワークノードの前記フローのレイテンシ耐性、及び、該要求ネットワークノードがその最大集約量に達したか否か、の少なくとも一つを含むスケジューリング情報を含む、工程と、
    b)前記ネットワークコーディネータが、前記通信ウィンドウ内の利用可能な帯域幅を検査する工程と、
    c)前記ネットワークコーディネータが、第1の要求ノードからの第1のフローのスケジューリング情報及び前記帯域幅の可用性に基づいて、前記利用可能な帯域幅を前記第1のフローに割り振るとともに、第2の要求ノードからの第2のフローのスケジューリング情報及び前記帯域幅の可用性に基づいて、前記第2のフローへの帯域幅の割振りを後のウィンドウまで延期し、それによって、複数の通信ウィンドウにわたって、前記複数の要求ノード間でピークデマンドを再割り振りする割振り工程と、
    d)前記ネットワークコーディネータが、前記複数の要求ネットワークノードに予約情報を伝達する工程と、
    を実行させるように構成されている、システム。
  13. 前記割振り工程は、前記第1のネットワークコーディネータが、前記第1の要求ノードがその最大集約量に達したか否かを判断し、前記最大集約量に達した場合に、利用可能な通信スロットを前記第1のフローのために割り当てる工程を含む、請求項12に記載のシステム。
  14. 前記割振り工程は、前記ネットワークコーディネータが、前記フローのいずれかがレイテンシに耐えることができるか否かを判断し、レイテンシに耐えることができる場合に、レイテンシに耐えることができるフローのための通信スロットの割振りを後の通信ウィンドウまで延期する工程を含む、請求項12に記載のシステム。
  15. 前記割振り工程は、前記ネットワークコーディネータが、所与の要求ノードに関する前記スケジューリング情報を評価し、前記所与の要求ノードがその最大集約効率に達したか、又はレイテンシ耐性を有さない場合に、前記所与の要求ノードに前記利用可能な通信スロットを割り振る工程を含む、請求項12に記載のシステム。
  16. 前記割振り工程は、前記所与の要求ノードがその最大集約効率に達しておらず、かつレイテンシ耐性を有する場合に、前記所与の要求ノードへの前記利用可能な通信スロットの割振りを延期する工程を更に含む、請求項12に記載のシステム。
  17. 前記所与の要求ノードへの割振りが延期される場合、前記割振り工程は、
    次の要求ノードの前記スケジューリング情報を調査する工程と、
    前記次の要求ノードがその最大集約効率に達したか、又はレイテンシ耐性を有さない場合に、前記次の要求ノードに前記利用可能な通信スロットを割り振る工程と、
    前記次の要求ノードがその最大集約効率に達しておらず、かつレイテンシ耐性を有する場合に、前記利用可能な通信スロットを割り振り、次いで、他の要求ノードに関する前記スケジューリング情報を調査し、又は他の要求ノードが無い場合には、前記所与の要求ノードに前記利用可能な通信スロットを割り振る工程と
    を更に含む、請求項16に記載のシステム。
  18. 前記ネットワークコントロールノードによって行われる前記工程は、前記要求ノードの各々に関する前記スケジューリング情報を、優先度の最も高い要求ノードから優先度の最も低い要求ノードまで優先度の順に評価する工程を更に含む、請求項12に記載のシステム。
  19. 前記レイテンシ耐性情報は、フローが任意のレイテンシに耐えられるか否かに関する2進表現を含む、請求項12に記載のシステム。
  20. 前記レイテンシ耐性情報は、フローが耐えられるレイテンシの量に関する情報を含む、請求項12に記載のシステム。
  21. 前記ネットワークコントロールノードによって行われる前記工程は、前記複数の要求ノードの各々が従来の予約要求又は便宜的予約要求を作成しているか否かを判断する工程を更に含む、請求項12に記載のシステム。
  22. 前記ネットワークコントロールノードによって行われる前記工程は、従来の予約要求を作成する要求ノードに前記利用可能な通信スロットを、他の要求ノードの各々のフロースケジューリング情報及び前記帯域幅の可用性に基づいて該他の要求ノードに残りの利用可能な通信スロットを割り振る前に、割り振る工程を更に含む、請求項12に記載のシステム。
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