JP2012516321A - デルター5−デサチュラーゼ阻害薬 - Google Patents
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Abstract
本発明は、動脈硬化症、糖尿病、肥満、アテローム血栓症、喘息、発熱、疼痛、癌、リウマチ、変形性関節症またはアトピー性皮膚炎等のエイコサノイド関連疾患の予防・治療に有用であり、かつ優れた薬理作用、物理化学的性質等を有する下式(I)
[式中の各記号は、明細書記載のとおり]で表される化合物またはその塩を提供する。
【選択図】なし
[式中の各記号は、明細書記載のとおり]で表される化合物またはその塩を提供する。
【選択図】なし
Description
本発明は、医薬として優れた性質を有する新規縮合環化合物、その製造法および用途に関する。詳しくは、本発明は、デルター5−デサチュラーゼ阻害作用を有し、エイコサノイドの産生を抑制することに基づく種々の薬理作用を示し、良好な結晶性および安定性等の優れた物性を有し、アテローム性動脈硬化症、アテローム血栓症、糖尿病、肥満、喘息、発熱、疼痛、癌、リウマチ、変形性関節症またはアトピー性皮膚炎等のエイコサノイド関連疾患の予防・治療剤として有用な、特定構造を有する縮合環化合物、もしくはその塩、またはそれらのプロドラッグ、前記化合物、その塩、もしくはそれらのプロドラッグの製造法、および前記化合物、その塩もしくはそれらのプロドラッグ用途等に関する。
発明の背景
プロスタグランジン、ロイコトリエン、トロンボキサン等のエイコサノイドは、各種疾患において重要な役割を果たしていると考えられている。例えば炎症性疾患である動脈硬化、糖尿病、肥満、喘息、リウマチ、変形性関節症および炎症性疼痛等の疾患においては、炎症性エイコサノイドの産生経路が亢進し、疾患の発症、増悪化に関わっていると考えられている。
エイコサノイド関連疾患の治療薬としては、エイコサノイドのシグナリングを抑制するシクロオキシゲナーゼ阻害剤やトロンボキサンA2受容体拮抗剤等の薬剤が臨床応用されている。しかし炎症性疾患の未充足ニーズは依然として高く、強力かつ副作用の少ない治療薬の開発が切望されている。
プロスタグランジン、ロイコトリエン、トロンボキサン等のエイコサノイドは、各種疾患において重要な役割を果たしていると考えられている。例えば炎症性疾患である動脈硬化、糖尿病、肥満、喘息、リウマチ、変形性関節症および炎症性疼痛等の疾患においては、炎症性エイコサノイドの産生経路が亢進し、疾患の発症、増悪化に関わっていると考えられている。
エイコサノイド関連疾患の治療薬としては、エイコサノイドのシグナリングを抑制するシクロオキシゲナーゼ阻害剤やトロンボキサンA2受容体拮抗剤等の薬剤が臨床応用されている。しかし炎症性疾患の未充足ニーズは依然として高く、強力かつ副作用の少ない治療薬の開発が切望されている。
これまで、デルター5−デサチュラーゼ阻害作用を有する化合物は、例えばWO2008/089307、WO2008/089310等で報告されている。
WO2008/089307には、下式
(式中、XはCHまたはNであり;YはO、S、CR1、CHR1、N、またはNR1であり;ZはO、S、CR1、CHR1、N、またはNR1であり;Q1はCR2、CHR2、N、またはNR2であり;Q2はCR2、CHR2、N、またはNR2であり;R1のそれぞれは独立してOR1A、N(R1A)2、NC(O)R1A、水素等であり;R1Aのそれぞれは独立して水素または置換されていてもよいアルキル等であり;R2のぞれぞれは独立してOR2A、N(R2A)2、NC(O)R2A、水素、シアノ、ニトロ、ハロまたは置換されていてもよいアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル等であり;R2Aのぞれぞれは独立して水素または置換されていてもよいアルキル等であり;R3は独立して水素または置換されていてもよいアルキルであり;R4のそれぞれは独立してOR4A、N(R4A)2、NC(O)R4A、水素、シアノ等であり;R4Aのそれぞれは独立して水素または置換されていてもよいアルキル、アリール等であり;nは1−3であり;mは1−3であり;およびpは1−5である)の化合物等の化合物がデルター5−デサチュラーゼ阻害作用および疼痛、炎症、癌、ならびに癌疾患および障害の予防治療用途を有することが開示されている。
WO2008/089310には、上式の化合物等がデルター5−デサチュラーゼ阻害作用および体組成障害の予防または治療用途を有することが開示されている。
WO2008/089307には、下式
(式中、XはCHまたはNであり;YはO、S、CR1、CHR1、N、またはNR1であり;ZはO、S、CR1、CHR1、N、またはNR1であり;Q1はCR2、CHR2、N、またはNR2であり;Q2はCR2、CHR2、N、またはNR2であり;R1のそれぞれは独立してOR1A、N(R1A)2、NC(O)R1A、水素等であり;R1Aのそれぞれは独立して水素または置換されていてもよいアルキル等であり;R2のぞれぞれは独立してOR2A、N(R2A)2、NC(O)R2A、水素、シアノ、ニトロ、ハロまたは置換されていてもよいアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル等であり;R2Aのぞれぞれは独立して水素または置換されていてもよいアルキル等であり;R3は独立して水素または置換されていてもよいアルキルであり;R4のそれぞれは独立してOR4A、N(R4A)2、NC(O)R4A、水素、シアノ等であり;R4Aのそれぞれは独立して水素または置換されていてもよいアルキル、アリール等であり;nは1−3であり;mは1−3であり;およびpは1−5である)の化合物等の化合物がデルター5−デサチュラーゼ阻害作用および疼痛、炎症、癌、ならびに癌疾患および障害の予防治療用途を有することが開示されている。
WO2008/089310には、上式の化合物等がデルター5−デサチュラーゼ阻害作用および体組成障害の予防または治療用途を有することが開示されている。
一方、WO2007/002701には、下式
(式中、Xは、結合、−C(O)−、−C(R5)(R6)−等からなる群から選択されるメンバーであり;Zは、結合、−N=、−O−、−S−、−C(R7)=及び−N(R14)−からなる群から選択されるメンバーであり、ただしX及びZは、両方とも結合ではないという条件であり;Lは、結合、C(O)−(C1−C8)アルキレン等からなる群から選択されるメンバーであり;Qは、(C1−C8)アルキレン等からなる群から選択されるメンバーであり;R1及びR2は、独立してH、(C1−C8)アルキル等からなる群から選択されるメンバーであり;R3は、存在しないか、又は水素、ヒドロキシ等からなる群から選択されるメンバーであり;R4は、(C2−C20)アルキル等からなる群から選択されるメンバーであり;R5及びR6は、それぞれ独立してH、(C1−C8)アルキル等からなる群から選択されるメンバーであり;R7及びR8は、それぞれ独立してH、(C1−C8)アルキル等からなる群から選択され;それぞれのR9、R10及びR11は、独立してH、(C1−C8)アルキル等からなる群から選択され;Rx、Ry及びRzは、それぞれ独立してH、F又はシアノであり、式中Rx、RY及びRzの少なくとも1つは、シアノであり;Y1及びY2は、それぞれ独立して−C(R12)=、−CH(R12)−、−N=等からなる群から選択されるメンバーであり;Y3は、N又はCであり、式中Y3がCであるときに、Y3は、Y2、Y4又はZと二重結合を共有し;ならびにY4は、N又はCであり、式中Y4がCであるときに、Y4は、X、Y1又はY3と二重結合を共有し;それぞれのR12は、H、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(C1−C8)アルキル、シクロ(C3−C6)アルキル等からなる群から選択されるメンバーであり;任意に、Y1及びY2がそれぞれ−C(R12)=又は−CH(R12)−の1つであるときに、2つのR12基は結合して、置換又は非置換の5〜6員のシクロアルキル環、シクロヘテロアルキル環、アリール環又はヘテロアリール環を形成することができる)の化合物等の化合物がCXCR3ケモカインレセプターによって介される炎症および免疫状態および疾患等の疾患の治療用途を有することが開示されている。
(式中、Xは、結合、−C(O)−、−C(R5)(R6)−等からなる群から選択されるメンバーであり;Zは、結合、−N=、−O−、−S−、−C(R7)=及び−N(R14)−からなる群から選択されるメンバーであり、ただしX及びZは、両方とも結合ではないという条件であり;Lは、結合、C(O)−(C1−C8)アルキレン等からなる群から選択されるメンバーであり;Qは、(C1−C8)アルキレン等からなる群から選択されるメンバーであり;R1及びR2は、独立してH、(C1−C8)アルキル等からなる群から選択されるメンバーであり;R3は、存在しないか、又は水素、ヒドロキシ等からなる群から選択されるメンバーであり;R4は、(C2−C20)アルキル等からなる群から選択されるメンバーであり;R5及びR6は、それぞれ独立してH、(C1−C8)アルキル等からなる群から選択されるメンバーであり;R7及びR8は、それぞれ独立してH、(C1−C8)アルキル等からなる群から選択され;それぞれのR9、R10及びR11は、独立してH、(C1−C8)アルキル等からなる群から選択され;Rx、Ry及びRzは、それぞれ独立してH、F又はシアノであり、式中Rx、RY及びRzの少なくとも1つは、シアノであり;Y1及びY2は、それぞれ独立して−C(R12)=、−CH(R12)−、−N=等からなる群から選択されるメンバーであり;Y3は、N又はCであり、式中Y3がCであるときに、Y3は、Y2、Y4又はZと二重結合を共有し;ならびにY4は、N又はCであり、式中Y4がCであるときに、Y4は、X、Y1又はY3と二重結合を共有し;それぞれのR12は、H、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(C1−C8)アルキル、シクロ(C3−C6)アルキル等からなる群から選択されるメンバーであり;任意に、Y1及びY2がそれぞれ−C(R12)=又は−CH(R12)−の1つであるときに、2つのR12基は結合して、置換又は非置換の5〜6員のシクロアルキル環、シクロヘテロアルキル環、アリール環又はヘテロアリール環を形成することができる)の化合物等の化合物がCXCR3ケモカインレセプターによって介される炎症および免疫状態および疾患等の疾患の治療用途を有することが開示されている。
Journal of Combinatorial Chemistry, 2005, 7(6), p.977-986には、下式の化合物が記載されている。
Journal of Combinatorial Chemistry, 2005, 7(4), p.589-598には、下式の化合物が記載されている。
Indian Journal of Chemistry, Sec. B, Organic Chemistry Including Medicinal Chemistry, 2000, 39B(10), p.764-768には、下式の化合物が記載されている。
Journal of the Chinese Chemical Society, 1992, 39(1), p.101-104およびArchives of pharmacal research, 1990, 13(1), p.97-100には、下式の化合物が記載されている。
Heterocycles, 1990, 31(2), p.367-372には、下式の化合物が記載されている。
Chemica Scripta, 1988, 28(3), p.303-305には、下式の化合物が記載されている。
Heterocycles, 1986, 24(4), p.997-1006には、下式の化合物が記載されている。
Journal of Combinatorial Chemistry, 2005, 7(4), p.589-598には、下式の化合物が記載されている。
Indian Journal of Chemistry, Sec. B, Organic Chemistry Including Medicinal Chemistry, 2000, 39B(10), p.764-768には、下式の化合物が記載されている。
Journal of the Chinese Chemical Society, 1992, 39(1), p.101-104およびArchives of pharmacal research, 1990, 13(1), p.97-100には、下式の化合物が記載されている。
Heterocycles, 1990, 31(2), p.367-372には、下式の化合物が記載されている。
Chemica Scripta, 1988, 28(3), p.303-305には、下式の化合物が記載されている。
Heterocycles, 1986, 24(4), p.997-1006には、下式の化合物が記載されている。
発明が解決しようとする課題
本発明の目的は、アテローム性動脈硬化症、アテローム血栓症、糖尿病、肥満、喘息、発熱、疼痛、癌、リウマチ、変形性関節症またはアトピー性皮膚炎等のエイコサノイド関連疾患の予防・治療に有用であり、かつ優れた薬理作用、物理化学的性質等を有する化合物を提供することにある。
本発明の目的は、アテローム性動脈硬化症、アテローム血栓症、糖尿病、肥満、喘息、発熱、疼痛、癌、リウマチ、変形性関節症またはアトピー性皮膚炎等のエイコサノイド関連疾患の予防・治療に有用であり、かつ優れた薬理作用、物理化学的性質等を有する化合物を提供することにある。
課題を解決するための手段
本発明者らは、下記一般式(I)で表される縮合環化合物が、デルター5−デサチュラーゼを阻害し、エイコサノイドの産生を抑制することに基づく種々の薬理作用を示し、良好な結晶性および安定性等の優れた物性を有し、アテローム性動脈硬化症、アテローム血栓症、糖尿病、肥満、喘息、発熱、疼痛、癌、リウマチ、変形性関節症またはアトピー性皮膚炎等のエイコサノイド関連疾患の予防・治療に有用であることを初めて見出した。本発明者らは、この知見に基づき、鋭意研究を行った結果、本発明を完成するに至った。
本発明者らは、下記一般式(I)で表される縮合環化合物が、デルター5−デサチュラーゼを阻害し、エイコサノイドの産生を抑制することに基づく種々の薬理作用を示し、良好な結晶性および安定性等の優れた物性を有し、アテローム性動脈硬化症、アテローム血栓症、糖尿病、肥満、喘息、発熱、疼痛、癌、リウマチ、変形性関節症またはアトピー性皮膚炎等のエイコサノイド関連疾患の予防・治療に有用であることを初めて見出した。本発明者らは、この知見に基づき、鋭意研究を行った結果、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
[1]式(I):
〔式中、
R1は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキル、置換基を有していてもよいアミノ、−OR’、−SR’、−SOR’’または−SO2R’’(ここで、R’は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基、R’’は置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基)、
R2は水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、または置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ、
nは1ないし5から選ばれる整数、
環Aを含む縮合環は、式:
(式中、
R3は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキル、
R4は水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ、
R5は水素原子または置換基を有していてもよいC1−6アルキル、
R6は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキル、
R7は水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいヒドロキシ、C2−6アルキル、置換基を有するC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ、および、
R8は水素原子またはハロゲン原子である。)で表される環、および
環Bは、5または6員の環、
ただし、R4が水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシであるとき、または、R7が水素原子、ハロゲン原子、置換基を有するヒドロキシ、C2−6アルキル、置換基を有するC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシであるときは、環Bは、
式:
(式中、
R2’は置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ、および
Raは水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシである。)で表される環である。〕で表される化合物またはその塩(以下、「化合物(I)」と言う場合がある);
[2]化合物が、式(I):
〔式中、
R1は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキル、置換基を有していてもよいアミノ、−OR’、−SR’、−SOR’’または−SO2R’’(ここで、R’は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基、 R’’は置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基)、
R2は水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、または置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ、
nは1ないし5から選ばれる整数、
環Aを含む縮合環は、式:
(式中、
R3は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキル、
R4は水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ、
R5は水素原子または置換基を有していてもよいC1−6アルキル、
R6は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキル、
R7は水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいヒドロキシ、C2−6アルキル、置換基を有するC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ、および、
R8は水素原子またはハロゲン原子である。)で表される環、および
環Bは、5または6員の環、
ただし、R4が水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシであるとき、または、R7が水素原子、ハロゲン原子、置換基を有するヒドロキシ、C2−6アルキル、置換基を有するC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシであるとき、環Bは、式:
(式中:
R2’は置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシであり、
Raは水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシである。)で表される環である。〕で表される化合物である前記[1]記載の化合物;
[3]環Bが、式:
(式中、R2’およびRaは前記[1]と同意義)で表される環である前記[1]または[2]記載の化合物;
[4]化合物が、式(I):
〔式中、
R1は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキル、置換基を有していてもよいアミノ、−OR’、−SR’、−SOR’’または−SO2R’’(ここで、R’は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基、R’’は置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基)、
R2は水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、または置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ、
nは1ないし5から選ばれる整数、
環Aを含む縮合環は、式:
(式中、
R3は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキル、
R5は水素原子または置換基を有していてもよいC1−6アルキル、
R6は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキル、および
R8は水素原子またはハロゲン原子である。)
で表される環、および
環Bは、5または6員の環である。〕で表される化合物である前記[1]または[2]記載の化合物;
[5]環Bが、式:
(式中、
R2’はハロゲン原子およびC3−6シクロアルキルからなる群から選択された1から9個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ、および
Raは水素原子またはハロゲン原子である。)で表される環である、前記[1]、[2]または[4]記載の化合物;
[5A]R1が−OR’または−SR’(ここで、R’は前記[2]と同意義である。)である前記[2]または[3]記載の化合物:
[6]R1が−OR’または−SR’(ここで、R’は(a)ハロゲン原子、(b)1から3個のC1−6アルコキシで置換されていてもよいC1−6アルコキシ、(c)C3−6シクロアルキルおよび(d)C1−6アルキルスルホニルからなる群から選択された1から5個の置換基でそれぞれ置換されていてもよいC1−6アルキル、C3−6シクロアルキルまたはC6−14アリールである。)である前記[2]、[3]、[4]または[5]記載の化合物:
[7]R2が(a)水素原子、(b)ハロゲン原子、または、(c)ハロゲン原子およびC3−6シクロアルキルからなる群から選択された1から9個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシであり、およびnが1である前記[2]、[3]、[4]、[5]または[6]記載の化合物;
[7A]環Aを含む縮合環が、式:
(式中、R1、R3、R4およびR5は前記[2]と同意義)である前記[2]、[3]または[5A]記載の化合物;
[8]環Aを含む縮合環が、式:
(式中、R1、R3およびR5は前記[4]と同意義)で表される環である前記[2]、[3]、[4]、[5]、[6]または[7]記載の化合物;
[9]R3が水素原子、C1−6アルキルまたはC3−8シクロアルキルである前記[2]、[3]、[4]、[5]、[6]、[7]または[8]記載の化合物;
[10]R5が水素原子である前記[2]、[3]、[4]、[5]、[6]、[7]、[8]または[9]記載の化合物;
[10A]環Aを含む縮合環が、式:
(式中、R1、R6、R7およびR8は前記[2]と同意義)で表される環である前記[2]、[3]または[5A]記載の化合物;
[11]環Aを含む縮合環が、式:
(式中、R1、R6およびR8は前記[4]と同意義)で表される環である前記[2]、[3]、[4]、[5]、[6]または[7]記載の化合物;
[12]R6が水素原子または置換基を有していてもよいC1−6アルキルである前記[2]、[3]、[4]、[5]、[6]、[7]または[11]記載の化合物;
[13]R8が水素原子である前記[2]、[3]、[4]、[5]、[6]、[7]、[11]または[12]記載の化合物;
[14]R1が−OR’または−SR’( ここで、R’は(a)ハロゲン原子、(b)1から3個のC1−6アルコキシで置換されていてもよいC1−6アルコキシ、(c)C3−6シクロアルキルおよび(d)C1−6アルキルスルホニルからなる群から選択された1から5個の置換基でそれぞれ置換されていてもよいC1−6アルキル、C3−6シクロアルキルまたはC6−14アリールである。)であり、
環Aを含む縮合環が、式:
(式中、
R6が水素原子、または1から3個のC1−6アルコキシで置換されていてもよいC1−6アルキル、および
R8が水素原子またはハロゲン原子である。)で表される環であり、
環Bが、式:
(式中、
R2’はハロゲン原子およびC3−6シクロアルキルからなる群から選択された1から9個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ、および
Raは水素原子またはハロゲン原子である。)で表される環である、前記[4]記載の化合物;
[14A]
化合物が、式:
〔式中、
R1が−OR’または−SR’(ここで、R’は(a)ハロゲン原子、(b)1から3個のC1−6アルコキシで置換されていてもよいC1−6アルコキシ、(c)C3−6シクロアルキルおよび(d)C1−6アルキルスルホニルからなる群から選択された1から5個の置換基でそれぞれ置換されていてもよいC1−6アルキル、C3−6シクロアルキルまたはC6−14アリール)、
R2’がハロゲン原子およびC3−6シクロアルキルからなる群から選択された1から9個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ、
Raが水素原子またはハロゲン原子、
R6が水素原子、または1から3個のC1−6アルコキシで置換されていてもよいC1−6アルキル、および
R8が水素原子またはハロゲン原子である。〕で表される化合物である、前記[2]記載の化合物;
[15]2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオンまたはその塩;
[16]2−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオンまたはその塩;
[17]2−[(シクロプロピルメチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオンまたはその塩;
[18]2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オンまたはその塩;
[19]2−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オンまたはその塩;
[20]2−[(シクロプロピルメチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オンまたはその塩;
[21]前記[1]記載の化合物のプロドラッグ;
[22]前記[1]記載の化合物またはそのプロドラッグを含有してなる医薬;
[23]デルター5−デサチュラーゼ阻害薬である前記[22]記載の医薬;
[24]エイコサノイドが媒介する疾患の予防または治療剤である前記[22]記載の医薬;
[25]動脈硬化症の予防または治療剤である前記[22]記載の医薬;
[26]糖尿病または肥満の予防または治療剤である前記[22]記載の医薬;
[27]前記[1]記載の化合物またはそのプロドラッグを哺乳動物に有効量投与することを特徴とする、該哺乳動物における動脈硬化症の予防または治療方法;
[28]前記[1]記載の化合物またはそのプロドラッグを哺乳動物に有効量投与することを特徴とする、該哺乳動物における糖尿病または肥満の予防または治療方法;
[29]動脈硬化症の予防または治療剤を製造するための、前記[1]記載の化合物またはそのプロドラッグの使用;
[30]糖尿病または肥満の予防または治療剤を製造するための、前記[1]記載の化合物またはそのプロドラッグの使用;
に関する。
[1]式(I):
〔式中、
R1は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキル、置換基を有していてもよいアミノ、−OR’、−SR’、−SOR’’または−SO2R’’(ここで、R’は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基、R’’は置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基)、
R2は水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、または置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ、
nは1ないし5から選ばれる整数、
環Aを含む縮合環は、式:
(式中、
R3は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキル、
R4は水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ、
R5は水素原子または置換基を有していてもよいC1−6アルキル、
R6は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキル、
R7は水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいヒドロキシ、C2−6アルキル、置換基を有するC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ、および、
R8は水素原子またはハロゲン原子である。)で表される環、および
環Bは、5または6員の環、
ただし、R4が水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシであるとき、または、R7が水素原子、ハロゲン原子、置換基を有するヒドロキシ、C2−6アルキル、置換基を有するC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシであるときは、環Bは、
式:
(式中、
R2’は置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ、および
Raは水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシである。)で表される環である。〕で表される化合物またはその塩(以下、「化合物(I)」と言う場合がある);
[2]化合物が、式(I):
〔式中、
R1は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキル、置換基を有していてもよいアミノ、−OR’、−SR’、−SOR’’または−SO2R’’(ここで、R’は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基、 R’’は置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基)、
R2は水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、または置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ、
nは1ないし5から選ばれる整数、
環Aを含む縮合環は、式:
(式中、
R3は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキル、
R4は水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ、
R5は水素原子または置換基を有していてもよいC1−6アルキル、
R6は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキル、
R7は水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいヒドロキシ、C2−6アルキル、置換基を有するC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ、および、
R8は水素原子またはハロゲン原子である。)で表される環、および
環Bは、5または6員の環、
ただし、R4が水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシであるとき、または、R7が水素原子、ハロゲン原子、置換基を有するヒドロキシ、C2−6アルキル、置換基を有するC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシであるとき、環Bは、式:
(式中:
R2’は置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシであり、
Raは水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシである。)で表される環である。〕で表される化合物である前記[1]記載の化合物;
[3]環Bが、式:
(式中、R2’およびRaは前記[1]と同意義)で表される環である前記[1]または[2]記載の化合物;
[4]化合物が、式(I):
〔式中、
R1は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキル、置換基を有していてもよいアミノ、−OR’、−SR’、−SOR’’または−SO2R’’(ここで、R’は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基、R’’は置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基)、
R2は水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、または置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ、
nは1ないし5から選ばれる整数、
環Aを含む縮合環は、式:
(式中、
R3は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキル、
R5は水素原子または置換基を有していてもよいC1−6アルキル、
R6は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキル、および
R8は水素原子またはハロゲン原子である。)
で表される環、および
環Bは、5または6員の環である。〕で表される化合物である前記[1]または[2]記載の化合物;
[5]環Bが、式:
(式中、
R2’はハロゲン原子およびC3−6シクロアルキルからなる群から選択された1から9個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ、および
Raは水素原子またはハロゲン原子である。)で表される環である、前記[1]、[2]または[4]記載の化合物;
[5A]R1が−OR’または−SR’(ここで、R’は前記[2]と同意義である。)である前記[2]または[3]記載の化合物:
[6]R1が−OR’または−SR’(ここで、R’は(a)ハロゲン原子、(b)1から3個のC1−6アルコキシで置換されていてもよいC1−6アルコキシ、(c)C3−6シクロアルキルおよび(d)C1−6アルキルスルホニルからなる群から選択された1から5個の置換基でそれぞれ置換されていてもよいC1−6アルキル、C3−6シクロアルキルまたはC6−14アリールである。)である前記[2]、[3]、[4]または[5]記載の化合物:
[7]R2が(a)水素原子、(b)ハロゲン原子、または、(c)ハロゲン原子およびC3−6シクロアルキルからなる群から選択された1から9個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシであり、およびnが1である前記[2]、[3]、[4]、[5]または[6]記載の化合物;
[7A]環Aを含む縮合環が、式:
(式中、R1、R3、R4およびR5は前記[2]と同意義)である前記[2]、[3]または[5A]記載の化合物;
[8]環Aを含む縮合環が、式:
(式中、R1、R3およびR5は前記[4]と同意義)で表される環である前記[2]、[3]、[4]、[5]、[6]または[7]記載の化合物;
[9]R3が水素原子、C1−6アルキルまたはC3−8シクロアルキルである前記[2]、[3]、[4]、[5]、[6]、[7]または[8]記載の化合物;
[10]R5が水素原子である前記[2]、[3]、[4]、[5]、[6]、[7]、[8]または[9]記載の化合物;
[10A]環Aを含む縮合環が、式:
(式中、R1、R6、R7およびR8は前記[2]と同意義)で表される環である前記[2]、[3]または[5A]記載の化合物;
[11]環Aを含む縮合環が、式:
(式中、R1、R6およびR8は前記[4]と同意義)で表される環である前記[2]、[3]、[4]、[5]、[6]または[7]記載の化合物;
[12]R6が水素原子または置換基を有していてもよいC1−6アルキルである前記[2]、[3]、[4]、[5]、[6]、[7]または[11]記載の化合物;
[13]R8が水素原子である前記[2]、[3]、[4]、[5]、[6]、[7]、[11]または[12]記載の化合物;
[14]R1が−OR’または−SR’( ここで、R’は(a)ハロゲン原子、(b)1から3個のC1−6アルコキシで置換されていてもよいC1−6アルコキシ、(c)C3−6シクロアルキルおよび(d)C1−6アルキルスルホニルからなる群から選択された1から5個の置換基でそれぞれ置換されていてもよいC1−6アルキル、C3−6シクロアルキルまたはC6−14アリールである。)であり、
環Aを含む縮合環が、式:
(式中、
R6が水素原子、または1から3個のC1−6アルコキシで置換されていてもよいC1−6アルキル、および
R8が水素原子またはハロゲン原子である。)で表される環であり、
環Bが、式:
(式中、
R2’はハロゲン原子およびC3−6シクロアルキルからなる群から選択された1から9個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ、および
Raは水素原子またはハロゲン原子である。)で表される環である、前記[4]記載の化合物;
[14A]
化合物が、式:
〔式中、
R1が−OR’または−SR’(ここで、R’は(a)ハロゲン原子、(b)1から3個のC1−6アルコキシで置換されていてもよいC1−6アルコキシ、(c)C3−6シクロアルキルおよび(d)C1−6アルキルスルホニルからなる群から選択された1から5個の置換基でそれぞれ置換されていてもよいC1−6アルキル、C3−6シクロアルキルまたはC6−14アリール)、
R2’がハロゲン原子およびC3−6シクロアルキルからなる群から選択された1から9個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ、
Raが水素原子またはハロゲン原子、
R6が水素原子、または1から3個のC1−6アルコキシで置換されていてもよいC1−6アルキル、および
R8が水素原子またはハロゲン原子である。〕で表される化合物である、前記[2]記載の化合物;
[15]2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオンまたはその塩;
[16]2−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオンまたはその塩;
[17]2−[(シクロプロピルメチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオンまたはその塩;
[18]2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オンまたはその塩;
[19]2−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オンまたはその塩;
[20]2−[(シクロプロピルメチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オンまたはその塩;
[21]前記[1]記載の化合物のプロドラッグ;
[22]前記[1]記載の化合物またはそのプロドラッグを含有してなる医薬;
[23]デルター5−デサチュラーゼ阻害薬である前記[22]記載の医薬;
[24]エイコサノイドが媒介する疾患の予防または治療剤である前記[22]記載の医薬;
[25]動脈硬化症の予防または治療剤である前記[22]記載の医薬;
[26]糖尿病または肥満の予防または治療剤である前記[22]記載の医薬;
[27]前記[1]記載の化合物またはそのプロドラッグを哺乳動物に有効量投与することを特徴とする、該哺乳動物における動脈硬化症の予防または治療方法;
[28]前記[1]記載の化合物またはそのプロドラッグを哺乳動物に有効量投与することを特徴とする、該哺乳動物における糖尿病または肥満の予防または治療方法;
[29]動脈硬化症の予防または治療剤を製造するための、前記[1]記載の化合物またはそのプロドラッグの使用;
[30]糖尿病または肥満の予防または治療剤を製造するための、前記[1]記載の化合物またはそのプロドラッグの使用;
に関する。
発明の詳細な説明
以下、本明細書で用いられる各記号の定義について詳述する。
本明細書中の「ハロゲン原子」としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。
以下、本明細書で用いられる各記号の定義について詳述する。
本明細書中の「ハロゲン原子」としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。
本明細書中の「C1−6アルキル」としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、tert−ペンチル、ヘキシル、2,2−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、2−エチルブチルが挙げられる。
本明細書中の「C2−6アルキル」としては、例えば、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、tert−ペンチル、ヘキシル、2,2−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、2−エチルブチルが挙げられる。
本明細書中の「C2−6アルケニル」としては、例えば、ビニル、アリル、プロペニル、イソプロペニル、ブタ−3−エン−1−イル、ペンタ−4−エン−1−イル、へキサ−5−エン−1−イルが挙げられる。
本明細書中の「C2−6アルキニル」としては、例えば、エチニル、プロパ−2−イン−1−イル、ブタ−3−イン−1−イル、ペンタ−4−イン−1−イル、へキサ−5−イン−1−イルが挙げられる。
本明細書中の「C3−6シクロアルキル」としては、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルが挙げられる。
本明細書中の「C3−8シクロアルキル」としては、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチルが挙げられ、なかでもC3−6シクロアルキル基が好ましい。
本明細書中の「C6−14アリール」としては、例えば、フェニル、ナフチル(例、1−ナフチル、2−ナフチル)、アントリル、フェナントリルが挙げられる。
本明細書中の「C7−16アラルキル」としては、例えば、ベンジル、1−フェニルエチル、2−フェニルエチル、ナフチルメチル(1−ナフチルメチル、2−ナフチルメチル)、3−フェニルプロピル、4−フェニルブチル、5−フェニルペンチルが挙げられる。
本明細書中の「C2−6アルキル」としては、例えば、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、tert−ペンチル、ヘキシル、2,2−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、2−エチルブチルが挙げられる。
本明細書中の「C2−6アルケニル」としては、例えば、ビニル、アリル、プロペニル、イソプロペニル、ブタ−3−エン−1−イル、ペンタ−4−エン−1−イル、へキサ−5−エン−1−イルが挙げられる。
本明細書中の「C2−6アルキニル」としては、例えば、エチニル、プロパ−2−イン−1−イル、ブタ−3−イン−1−イル、ペンタ−4−イン−1−イル、へキサ−5−イン−1−イルが挙げられる。
本明細書中の「C3−6シクロアルキル」としては、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルが挙げられる。
本明細書中の「C3−8シクロアルキル」としては、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチルが挙げられ、なかでもC3−6シクロアルキル基が好ましい。
本明細書中の「C6−14アリール」としては、例えば、フェニル、ナフチル(例、1−ナフチル、2−ナフチル)、アントリル、フェナントリルが挙げられる。
本明細書中の「C7−16アラルキル」としては、例えば、ベンジル、1−フェニルエチル、2−フェニルエチル、ナフチルメチル(1−ナフチルメチル、2−ナフチルメチル)、3−フェニルプロピル、4−フェニルブチル、5−フェニルペンチルが挙げられる。
本明細書中の「C1−6アルコキシ」としては、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、ペンチルオキシ、イソペンチルオキシ、ネオペンチルオキシ、tert−ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、2−エチルブトキシが挙げられる。
本明細書中の「複素環基」としては、特に断りのない限り、芳香族複素環基および非芳香族複素環基が挙げられる。
ここで、「芳香族複素環基」としては、例えば、環構成原子として炭素原子以外に酸素原子、硫黄原子および窒素原子から選ばれるヘテロ原子を1から4個含有する5から7員(好ましくは5または6員)の単環式芳香族複素環基および縮合芳香族複素環基が挙げられる。該縮合芳香族複素環基としては、例えば、これら5から7員の単環式芳香族複素環基に対応する環と、1または2個の窒素原子を含む5または6員の芳香族複素環(例、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、ピラジン、ピリジン、ピリミジン)、1個の硫黄原子を含む5員の芳香族複素環(例、チオフェン)およびベンゼン環から選ばれる1または2個が縮合した環から誘導される基が挙げられる。
「芳香族複素環基」としては、例えば、
フリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、フラザニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル等の単環式芳香族複素環;および
ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、ベンゾ[b]チエニル、インドリル、イソインドリル、1H−インダゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾ[d]イソオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾ[d]イソチアゾリル、1H−ベンゾトリアゾリル、キノリル、イソキノリル、シンノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、フタラジニル、ナフチリジニル、プリニル、プテリジニル、カルバゾリル、α−カルボリニル、β−カルボリニル、γ−カルボリニル、アクリジニル、フェノキサジニル、フェノチアジニル、フェナジニル、フェノキサチイニル、チアントレニル、フェナトリジニル、フェナトリジニル、フェナントロリニル、インドリジニル、ピロロ[1,2−b]ピリダジニル、ピラゾロ[1,5−a]ピリジル、イミダゾ[1,2−a]ピリジル、イミダゾ[1,5−a]ピリジル、イミダゾ[1,2−a]ピリダジニル、イミダゾ[1,2−a]ピリミジニル、1,2,4−トリアゾロ[4,3−a]ピリジル、1,2,4−トリアゾロ[4,3−b]ピリダジニル等の縮合芳香族複素環;
が挙げられる。
「芳香族複素環基」としては、例えば、
フリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、フラザニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル等の単環式芳香族複素環;および
ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、ベンゾ[b]チエニル、インドリル、イソインドリル、1H−インダゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾ[d]イソオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾ[d]イソチアゾリル、1H−ベンゾトリアゾリル、キノリル、イソキノリル、シンノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、フタラジニル、ナフチリジニル、プリニル、プテリジニル、カルバゾリル、α−カルボリニル、β−カルボリニル、γ−カルボリニル、アクリジニル、フェノキサジニル、フェノチアジニル、フェナジニル、フェノキサチイニル、チアントレニル、フェナトリジニル、フェナトリジニル、フェナントロリニル、インドリジニル、ピロロ[1,2−b]ピリダジニル、ピラゾロ[1,5−a]ピリジル、イミダゾ[1,2−a]ピリジル、イミダゾ[1,5−a]ピリジル、イミダゾ[1,2−a]ピリダジニル、イミダゾ[1,2−a]ピリミジニル、1,2,4−トリアゾロ[4,3−a]ピリジル、1,2,4−トリアゾロ[4,3−b]ピリダジニル等の縮合芳香族複素環;
が挙げられる。
非芳香族複素環基としては、例えば、環構成原子として炭素原子以外に酸素原子、硫黄原子および窒素原子から選ばれるヘテロ原子を1から4個含有する4から7員(好ましくは5または6員)の単環式非芳香族複素環基および縮合非芳香族複素環基が挙げられる。該縮合非芳香族複素環基としては、例えば、これら4から7員の単環式非芳香族複素環基に対応する環と、1または2個の窒素原子を含む5または6員の芳香族複素環(例、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、ピラジン、ピリジン、ピリミジン)、1個の硫黄原子を含む5員の芳香族複素環(例、チオフェン)およびベンゼン環から選ばれる1または2個の環が縮合した環から誘導される基、ならびに該基の部分飽和により得られる基等が挙げられる。
「非芳香族複素環基」としては、例えば、
アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、ピロリジニル、テトラヒドロフリル、チオラニル、イミダゾリジニル、ピラゾリジニル、オキサゾリジニル、チアゾリジニル、ピペリジル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニル等の単環式非芳香族複素環;および
イソクロマニル、ジヒドロベンゾピラニル、イソクロメニル、クロメニル(2H−クロメニル、4H−クロメニル)、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリル、1,2,3,4−テトラヒドロキノリル、2,3−ジヒドロベンゾフラニル、ベンゾ[1,3]ジオキソリル等の縮合非芳香族複素環基;
が挙げられる。
「非芳香族複素環基」としては、例えば、
アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、ピロリジニル、テトラヒドロフリル、チオラニル、イミダゾリジニル、ピラゾリジニル、オキサゾリジニル、チアゾリジニル、ピペリジル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニル等の単環式非芳香族複素環;および
イソクロマニル、ジヒドロベンゾピラニル、イソクロメニル、クロメニル(2H−クロメニル、4H−クロメニル)、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリル、1,2,3,4−テトラヒドロキノリル、2,3−ジヒドロベンゾフラニル、ベンゾ[1,3]ジオキソリル等の縮合非芳香族複素環基;
が挙げられる。
本明細書中の「C3−6シクロアルキルオキシ」としては、例えば、シクロプロピルオキシ、シクロブチルオキシ、シクロペンチルオキシ、シクロヘキシルオキシが挙げられる。
本明細書中の「C6−14アリールオキシ」としては、例えば、フェノキシ、1−ナフチルオキシ、2−ナフチルオキシ等が挙げられる。
本明細書中の「C7−16アラルキルオキシ」としては、例えばベンジルオキシ、フェネチルオキシ等が挙げられる。
本明細書中の「C6−14アリールオキシ」としては、例えば、フェノキシ、1−ナフチルオキシ、2−ナフチルオキシ等が挙げられる。
本明細書中の「C7−16アラルキルオキシ」としては、例えばベンジルオキシ、フェネチルオキシ等が挙げられる。
本明細書中の「C1−6アルキルアミノ」としては、上記「C1−6アルキル」でモノ置換されたアミノが挙げられる。このような具体例としては、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、ブチルアミノ、イソブチルアミノ、sec−ブチルアミノ、tert−ブチルアミノ、ペンチルアミノ、イソペンチルアミノ、ネオペンチルアミノ、tert−ペンチルアミノ、ヘキシルアミノが挙げられる。
本明細書中の「ジC1−6アルキルアミノ」としては、上記「C1−6アルキル」でジ置換されたアミノが挙げられる。このような具体例としては、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、N−エチル−N−メチルアミノが挙げられる。
本明細書中の「C6−14アリールアミノ」としては、上記「C6−14アリール」でモノ置換されたアミノが挙げられる。このような具体例としては、フェニルアミノ、1−ナフチルアミノ、2−ナフチルアミノが挙げられる。
本明細書中の「ジC6−14アリールアミノ」としては、上記「C6−14アリール」でジ置換されたアミノが挙げられる。このような具体例としては、ジフェニルアミノ、ジナフチルアミノが挙げられる。
本明細書中の「C7−16アラルキルアミノ」としては、上記「C7−16アラルキル」でモノ置換されたアミノが挙げられる。このような具体例としては、ベンジルアミノ、フェネチルアミノが挙げられる。
本明細書中の「ジC7−16アラルキルアミノ」としては、上記「C7−16アラルキル」でジ置換されたアミノが挙げられる。このような具体例としては、ジベンジルアミノ、ジフェネチルアミノが挙げられる。
本明細書中の「N−C1−6アルキル−N−C6−14アリールアミノ」としては、上記「C1−6アルキル」および上記「C6−14アリール」で置換されたアミノが挙げられる。例えば、N−メチル−N−フェニルアミノ、N−エチル−N−フェニルアミノが挙げられる。
本明細書中の「N−C1−6アルキル−N−C7−16アラルキルアミノ」としては、上記「C1−6アルキル」および上記「C7−16アラルキル」で置換されたアミノが挙げられる。例えば、N−メチル−N−ベンジルアミノ、N−エチル−N−ベンジルアミノが挙げられる。
本明細書中の「C1−6アルキル−カルボニルアミノ」としては、例えば、アセチルアミノ、プロパノイルアミノ、ブタノイルアミノ、2−メチルプロパノイルアミノ、ペンタノイルアミノ、3−メチルブタノイルアミノ、2,2−ジメチルプロパノイルアミノが挙げられる。
本明細書中の「ジC1−6アルキルアミノ」としては、上記「C1−6アルキル」でジ置換されたアミノが挙げられる。このような具体例としては、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、N−エチル−N−メチルアミノが挙げられる。
本明細書中の「C6−14アリールアミノ」としては、上記「C6−14アリール」でモノ置換されたアミノが挙げられる。このような具体例としては、フェニルアミノ、1−ナフチルアミノ、2−ナフチルアミノが挙げられる。
本明細書中の「ジC6−14アリールアミノ」としては、上記「C6−14アリール」でジ置換されたアミノが挙げられる。このような具体例としては、ジフェニルアミノ、ジナフチルアミノが挙げられる。
本明細書中の「C7−16アラルキルアミノ」としては、上記「C7−16アラルキル」でモノ置換されたアミノが挙げられる。このような具体例としては、ベンジルアミノ、フェネチルアミノが挙げられる。
本明細書中の「ジC7−16アラルキルアミノ」としては、上記「C7−16アラルキル」でジ置換されたアミノが挙げられる。このような具体例としては、ジベンジルアミノ、ジフェネチルアミノが挙げられる。
本明細書中の「N−C1−6アルキル−N−C6−14アリールアミノ」としては、上記「C1−6アルキル」および上記「C6−14アリール」で置換されたアミノが挙げられる。例えば、N−メチル−N−フェニルアミノ、N−エチル−N−フェニルアミノが挙げられる。
本明細書中の「N−C1−6アルキル−N−C7−16アラルキルアミノ」としては、上記「C1−6アルキル」および上記「C7−16アラルキル」で置換されたアミノが挙げられる。例えば、N−メチル−N−ベンジルアミノ、N−エチル−N−ベンジルアミノが挙げられる。
本明細書中の「C1−6アルキル−カルボニルアミノ」としては、例えば、アセチルアミノ、プロパノイルアミノ、ブタノイルアミノ、2−メチルプロパノイルアミノ、ペンタノイルアミノ、3−メチルブタノイルアミノ、2,2−ジメチルプロパノイルアミノが挙げられる。
本明細書中の「C1−6アルキルチオ」としては、例えば、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、sec−ブチルチオ、tert−ブチルチオが挙げられる。
本明細書中の「C1−6アルキルスルフィニル」としては、例えば、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、プロピルスルフィニル、イソプロピルスルフィニル、ブチルスルフィニル、sec−ブチルスルフィニル、tert−ブチルスルフィニルが挙げられる。
本明細書中の「C1−6アルキルスルホニル」としては、例えば、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、イソプロピルスルホニル、ブチルスルホニル、sec−ブチルスルホニル、tert−ブチルスルホニルが挙げられる。
本明細書中の「C1−6アルキルスルフィニル」としては、例えば、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、プロピルスルフィニル、イソプロピルスルフィニル、ブチルスルフィニル、sec−ブチルスルフィニル、tert−ブチルスルフィニルが挙げられる。
本明細書中の「C1−6アルキルスルホニル」としては、例えば、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、イソプロピルスルホニル、ブチルスルホニル、sec−ブチルスルホニル、tert−ブチルスルホニルが挙げられる。
本明細書中の「C1−6アルキルスルホニルオキシ」としては、例えば、メチルスルホニルオキシ、エチルスルホニルオキシ、プロピルスルホニルオキシ、イソプロピルスルホニルオキシ、ブチルスルホニルオキシ、sec−ブチルスルホニルオキシ、tert−ブチルスルホニルオキシが挙げられる。
本明細書中の「エステル化されていてもよいカルボキシ」としては、例えば、
(1) カルボキシ、
(2) C1−6アルコキシ−カルボニル(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル)、
(3) C6−14アリールオキシ−カルボニル(例、フェノキシカルボニル)、
(4) C7−16アラルキルオキシ−カルボニル(例、ベンジルオキシカルボニル、フェネチルオキシカルボニル)が挙げられる。
(1) カルボキシ、
(2) C1−6アルコキシ−カルボニル(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル)、
(3) C6−14アリールオキシ−カルボニル(例、フェノキシカルボニル)、
(4) C7−16アラルキルオキシ−カルボニル(例、ベンジルオキシカルボニル、フェネチルオキシカルボニル)が挙げられる。
本明細書中の「C1−6アルキル−カルボニル」としては、例えば、アセチル、プロパノイル、ブタノイル、2−メチルプロパノイル、ペンタノイル、3−メチルブタノイル、2,2−ジメチルプロパノイルが挙げられる。
本明細書中の「C1−6アルキル−カルボニルオキシ」としては、例えば、アセチルオキシ、プロパノイルオキシ、ブタノイルオキシ、2−メチルプロパノイルオキシ、ペンタノイルオキシ、3−メチルブタノイルオキシ、2,2−ジメチルプロパノイルオキシが挙げられる。
本明細書中の「C3−10シクロアルキル−カルボニル」としては、例えば、シクロペンチルカルボニル、シクロヘキシルカルボニル、アダマンチルカルボニルが挙げられる。
本明細書中の「C6−14アリール−カルボニル」としては、例えば、ベンゾイル、1−ナフトイル、2−ナフトイルが挙げられる。
本明細書中の「C7−16アラルキル−カルボニル」としては、例えば、フェニルアセチル、3−フェニルプロパノイルが挙げられる。
本明細書中の「C1−6アルコキシ−カルボニル」としては、例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニルが挙げられる。
本明細書中の「C6−14アリールオキシ−カルボニル」としては、例えば、フェノキシカルボニル、1−ナフチルオキシカルボニル、2−ナフチルオキシカルボニルが挙げられる。
本明細書中の「C7−16アラルキルオキシ−カルボニル」としては、例えば、ベンジルオキシカルボニル、フェネチルオキシカルボニルが挙げられる。
本明細書中の「C1−6アルキル−カルボニルオキシ」としては、例えば、アセチルオキシ、プロパノイルオキシ、ブタノイルオキシ、2−メチルプロパノイルオキシ、ペンタノイルオキシ、3−メチルブタノイルオキシ、2,2−ジメチルプロパノイルオキシが挙げられる。
本明細書中の「C3−10シクロアルキル−カルボニル」としては、例えば、シクロペンチルカルボニル、シクロヘキシルカルボニル、アダマンチルカルボニルが挙げられる。
本明細書中の「C6−14アリール−カルボニル」としては、例えば、ベンゾイル、1−ナフトイル、2−ナフトイルが挙げられる。
本明細書中の「C7−16アラルキル−カルボニル」としては、例えば、フェニルアセチル、3−フェニルプロパノイルが挙げられる。
本明細書中の「C1−6アルコキシ−カルボニル」としては、例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニルが挙げられる。
本明細書中の「C6−14アリールオキシ−カルボニル」としては、例えば、フェノキシカルボニル、1−ナフチルオキシカルボニル、2−ナフチルオキシカルボニルが挙げられる。
本明細書中の「C7−16アラルキルオキシ−カルボニル」としては、例えば、ベンジルオキシカルボニル、フェネチルオキシカルボニルが挙げられる。
本明細書中の「複素環−カルボニル」における「複素環」としては、例えば、上記複素環基として例示した芳香族または非芳香族複素環基が挙げられる。「複素環−カルボニル」の具体例としては、ベンゾフラニルカルボニル、チエニルカルボニル、ベンゾイミダゾリルカルボニル、ピリミジニルカルボニル、1−ピロリジニルカルボニル、ピペリジノカルボニル、1−ピペラジニルカルボニル、モルホリノカルボニル、チオモルホリノカルボニルが挙げられる。
「複素環−カルボニル」における「複素環」は、C1−6アルキル、ハロゲンおよび複素環基からなる群から選択された1から3個の置換基でさらに置換されていてもよい。
「複素環−カルボニル」における「複素環」は、C1−6アルキル、ハロゲンおよび複素環基からなる群から選択された1から3個の置換基でさらに置換されていてもよい。
本明細書中の「C1−6アルキル−カルバモイル」としては、例えば、上記「C1−6アルキル」でモノ置換されたカルバモイルが挙げられる。このような具体例としては、メチルカルバモイル、エチルカルバモイルが挙げられる。
本明細書中の「ジC1−6アルキル−カルバモイル」としては、例えば、上記「C1−6アルキル」でジ置換されたカルバモイルが挙げられる。このような具体例としては、ジメチルカルバモイル、ジエチルカルバモイル、N−エチル−N−メチルカルバモイルが挙げられる。
本明細書中の「C6−14アリール−カルバモイル」としては、例えば、上記「C6−14アリール」でモノ置換されたカルバモイルが挙げられる。このような具体例としては、フェニルカルバモイル、1−ナフチルカルバモイル、2−ナフチルカルバモイルが挙げられる。
本明細書中の「ジC6−14アリール−カルバモイル」としては、例えば、上記「C6−14アリール」でジ置換されたカルバモイルが挙げられる。このような具体例としては、ジフェニルカルバモイル、ジナフチルカルバモイルが挙げられる。
本明細書中の「ジC1−6アルキル−カルバモイル」としては、例えば、上記「C1−6アルキル」でジ置換されたカルバモイルが挙げられる。このような具体例としては、ジメチルカルバモイル、ジエチルカルバモイル、N−エチル−N−メチルカルバモイルが挙げられる。
本明細書中の「C6−14アリール−カルバモイル」としては、例えば、上記「C6−14アリール」でモノ置換されたカルバモイルが挙げられる。このような具体例としては、フェニルカルバモイル、1−ナフチルカルバモイル、2−ナフチルカルバモイルが挙げられる。
本明細書中の「ジC6−14アリール−カルバモイル」としては、例えば、上記「C6−14アリール」でジ置換されたカルバモイルが挙げられる。このような具体例としては、ジフェニルカルバモイル、ジナフチルカルバモイルが挙げられる。
本明細書中の「C1−6アルキルスルファモイル」としては、例えば、上記「C1−6アルキル」でモノ置換されたスルファモイルが挙げられる。このような具体例としては、メチルスルファモイル、エチルスルファモイルが挙げられる。
本明細書中の「ジC1−6アルキルスルファモイル」としては、例えば、上記「C1−6アルキル」でジ置換されたスルファモイルが挙げられる。このような具体例としては、ジメチルスルファモイル、ジエチルスルファモイル、N−エチル−N−メチルスルファモイルが挙げられる。
本明細書中の「C3−6シクロアルキルスルファモイル」としては、例えば、上記「C3−6シクロアルキル」でモノ置換されたスルファモイルが挙げられる。このような具体例としては、シクロプロピルスルファモイル、シクロブチルスルファモイルが挙げられる。
本明細書中の「C6−14アリールスルファモイル」としては、例えば、上記「C6−14アリール」でモノ置換されたスルファモイルが挙げられる。このような具体例としては、フェニルスルファモイル、1−ナフチルスルファモイル、2−ナフチルスルファモイルが挙げられる。
本明細書中の「ジC6−14アリールスルファモイル」としては、例えば、上記C6−14アリール」でジ置換されたスルファモイル基が挙げられる。このような具体例としては、ジフェニルスルファモイル、ジナフチルスルファモイルが挙げられる。
本明細書中の「ジC1−6アルキルスルファモイル」としては、例えば、上記「C1−6アルキル」でジ置換されたスルファモイルが挙げられる。このような具体例としては、ジメチルスルファモイル、ジエチルスルファモイル、N−エチル−N−メチルスルファモイルが挙げられる。
本明細書中の「C3−6シクロアルキルスルファモイル」としては、例えば、上記「C3−6シクロアルキル」でモノ置換されたスルファモイルが挙げられる。このような具体例としては、シクロプロピルスルファモイル、シクロブチルスルファモイルが挙げられる。
本明細書中の「C6−14アリールスルファモイル」としては、例えば、上記「C6−14アリール」でモノ置換されたスルファモイルが挙げられる。このような具体例としては、フェニルスルファモイル、1−ナフチルスルファモイル、2−ナフチルスルファモイルが挙げられる。
本明細書中の「ジC6−14アリールスルファモイル」としては、例えば、上記C6−14アリール」でジ置換されたスルファモイル基が挙げられる。このような具体例としては、ジフェニルスルファモイル、ジナフチルスルファモイルが挙げられる。
以下、式(I)で表される各基について説明する。
R1は、水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキル、置換基を有していてもよいアミノ、−OR’、−SR’、−SOR’’または−SO2R’’(ここで、R’は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基、R’’は置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基)を意味する。
R1で表される「置換基を有していてもよいC1−6アルキル」、「置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキル」、「置換基を有していてもよいアミノ」、R’で表される「置換基を有していてもよいC1−6アルキル」、R’で表される「置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキル」、R’’で表される「置換基を有していてもよいC1−6アルキル」およびR’’で表される「置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキル」は、それぞれ置換可能な位置に1から9個、好ましくは1から5個の置換基を有していてもよい。
このような置換基としては、例えば、
(1)ハロゲン原子、
(2)ヒドロキシ、
(3)(i)シアノで置換されていてもよいC1−6アルキル、および
(ii)シアノで置換されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル
からなる群から選択される1から2個の置換基で置換されていてもよいアミノ、
(4)ニトロ、
(5)シアノ、
(6)置換基を有していてもよいC1−6アルキル、
(7)置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキル、
(8)置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ、
(9)置換基を有していてもよいイミノ、
(10)置換基を有していてもよいC1−3アルキリデン、
(11)C3−6シクロアルキルオキシ、
(12)ハロゲン原子で置換されていてもよいC6−14アリールオキシ、
(13)複素環−オキシ、
(14)C7−16アラルキルオキシ、
(15)C1−6アルキルアミノ、
(16)ジC1−6アルキルアミノ、
(17)C6−14アリールアミノ、
(18)ジC6−14アリールアミノ、
(19)C7−16アラルキルアミノ、
(20)ジC7−16アラルキルアミノ、
(21)N−C1−6アルキル−N−C6−14アリールアミノ、
(22)N−C1−6アルキル−N−C7−16アラルキルアミノ、
(23)シアノで置換されていてもよいC1−6アルキル−カルボニルアミノ、
(24)C1−6アルキルチオ、
(25)C1−6アルキルスルフィニル、
(26)置換基を有していてもよいC1−6アルキルスルホニル、
(27)置換基を有していてもよい複素環−スルホニル、
(28)C1−6アルキルスルホニルオキシ、
(29)エステル化されていてもよいカルボキシ、
(30)置換基を有していてもよいC1−6アルキル−カルボニル、
(31)C1−6アルキル−カルボニルオキシ、
(32)C3−6シクロアルキル−カルボニル、
(33)置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルボニル、
(34)C7−16アラルキル−カルボニル、
(35)C1−6アルコキシ−カルボニル、
(36)(i)ヒドロキシ、
(ii)オキソ、および
(iii)C1−6アルキル
からなる群から選択される1から3個の置換基で置換されていてもよい複素環−カルボニル、
(37)C3−6シクロアルキルで置換されていてもよいカルバモイル、
(38)チオカルバモイル、
(39)置換基を有していてもよいC1−6アルキル−カルバモイル、
(40)置換基を有していてもよいジC1−6アルキル−カルバモイル、
(41)1から3個のC1−6アルコキシ基で置換されていてもよいC6−14アリール−カルバモイル、
(42)ジC6−14アリール−カルバモイル、
(43)C1−3アルキリデンカルバモイル、
(44)C1−6アルキルスルホニルーカルバモイル、
(45)C3−6シクロアルキル−カルボニルで置換されていてもよいスルファモイル、
(46)置換基を有していてもよいC1−6アルキルスルファモイル、
(47)C3−6シクロアルキルスルファモイル、
(48)ジC1−6アルキルスルファモイル、
(49)C6−14アリールスルファモイル、
(50)ジC6−14アリールスルファモイル、
(51)置換基を有していてもよい環状基、
(52)1から3個のC1−6アルキルで置換されていてもよいシリルオキシ
等からなる群(以下、置換基群Aとも称する)が挙げられる。置換基が2個以上である場合、各置換基は同一でも異なっていてもよい。
このような置換基としては、例えば、
(1)ハロゲン原子、
(2)ヒドロキシ、
(3)(i)シアノで置換されていてもよいC1−6アルキル、および
(ii)シアノで置換されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル
からなる群から選択される1から2個の置換基で置換されていてもよいアミノ、
(4)ニトロ、
(5)シアノ、
(6)置換基を有していてもよいC1−6アルキル、
(7)置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキル、
(8)置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ、
(9)置換基を有していてもよいイミノ、
(10)置換基を有していてもよいC1−3アルキリデン、
(11)C3−6シクロアルキルオキシ、
(12)ハロゲン原子で置換されていてもよいC6−14アリールオキシ、
(13)複素環−オキシ、
(14)C7−16アラルキルオキシ、
(15)C1−6アルキルアミノ、
(16)ジC1−6アルキルアミノ、
(17)C6−14アリールアミノ、
(18)ジC6−14アリールアミノ、
(19)C7−16アラルキルアミノ、
(20)ジC7−16アラルキルアミノ、
(21)N−C1−6アルキル−N−C6−14アリールアミノ、
(22)N−C1−6アルキル−N−C7−16アラルキルアミノ、
(23)シアノで置換されていてもよいC1−6アルキル−カルボニルアミノ、
(24)C1−6アルキルチオ、
(25)C1−6アルキルスルフィニル、
(26)置換基を有していてもよいC1−6アルキルスルホニル、
(27)置換基を有していてもよい複素環−スルホニル、
(28)C1−6アルキルスルホニルオキシ、
(29)エステル化されていてもよいカルボキシ、
(30)置換基を有していてもよいC1−6アルキル−カルボニル、
(31)C1−6アルキル−カルボニルオキシ、
(32)C3−6シクロアルキル−カルボニル、
(33)置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルボニル、
(34)C7−16アラルキル−カルボニル、
(35)C1−6アルコキシ−カルボニル、
(36)(i)ヒドロキシ、
(ii)オキソ、および
(iii)C1−6アルキル
からなる群から選択される1から3個の置換基で置換されていてもよい複素環−カルボニル、
(37)C3−6シクロアルキルで置換されていてもよいカルバモイル、
(38)チオカルバモイル、
(39)置換基を有していてもよいC1−6アルキル−カルバモイル、
(40)置換基を有していてもよいジC1−6アルキル−カルバモイル、
(41)1から3個のC1−6アルコキシ基で置換されていてもよいC6−14アリール−カルバモイル、
(42)ジC6−14アリール−カルバモイル、
(43)C1−3アルキリデンカルバモイル、
(44)C1−6アルキルスルホニルーカルバモイル、
(45)C3−6シクロアルキル−カルボニルで置換されていてもよいスルファモイル、
(46)置換基を有していてもよいC1−6アルキルスルファモイル、
(47)C3−6シクロアルキルスルファモイル、
(48)ジC1−6アルキルスルファモイル、
(49)C6−14アリールスルファモイル、
(50)ジC6−14アリールスルファモイル、
(51)置換基を有していてもよい環状基、
(52)1から3個のC1−6アルキルで置換されていてもよいシリルオキシ
等からなる群(以下、置換基群Aとも称する)が挙げられる。置換基が2個以上である場合、各置換基は同一でも異なっていてもよい。
「置換基を有していてもよいイミノ」としては、例えば、
(1)ヒドロキシ;または
(2)(i)カルボキシ、
(ii)C6−14アリール(例、フェニル)、
(iii)C1−6アルコキシ−カルボニル(例、エトキシカルボニル)、および
(iv)C1−3アルキリデン(例、メチリデン)
からなる群から選択される1から3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、イソプロピルオキシ);
で置換されていてもよいイミノが挙げられる。置換基が2個以上である場合、各置換基は同一でも異なっていてもよい。
(1)ヒドロキシ;または
(2)(i)カルボキシ、
(ii)C6−14アリール(例、フェニル)、
(iii)C1−6アルコキシ−カルボニル(例、エトキシカルボニル)、および
(iv)C1−3アルキリデン(例、メチリデン)
からなる群から選択される1から3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、イソプロピルオキシ);
で置換されていてもよいイミノが挙げられる。置換基が2個以上である場合、各置換基は同一でも異なっていてもよい。
「置換基を有していてもよいC1−3アルキリデン」の「C1−3アルキリデン」としては、例えば、メチリデン(CH2=)、エチリデン(CH3CH=)、プロピリデン(CH3CH2CH=)が挙げられる。
該「C1−3アルキリデン」は、置換可能な位置に1から3個の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、例えば、エステル化されていてもよいカルボキシが挙げられる。置換基が2個以上である場合、各置換基は同一でも異なっていてもよい。
該「C1−3アルキリデン」は、置換可能な位置に1から3個の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、例えば、エステル化されていてもよいカルボキシが挙げられる。置換基が2個以上である場合、各置換基は同一でも異なっていてもよい。
「置換基を有していてもよいC1−6アルキル」、「置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキル」、「置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ」、「置換基を有していてもよいC1−6アルキルスルホニル」、「置換基を有していてもよいC1−6アルキル−カルボニル」、「置換基を有していてもよいC1−6アルキル−カルバモイル」、「置換基を有していてもよいジC1−6アルキル−カルバモイル」および「置換基を有していてもよいC1−6アルキルスルファモイル」は、置換可能な位置に1から5個、好ましくは1から3個の置換基を有していてもよい。
このような置換基としては、例えば、
(1)ハロゲン原子
(2)ヒドロキシ、
(3)(i)ハロゲン原子(例、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ、
(iii)C3−6シクロアルキル基(例、シクロプロピル)、および
(iv)ジC1−6アルキルアミノ基(例、ジメチルアミノ)、
からなる群から選択された1から3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ、
(4)C2−6アルキニル、
(5)アミノ、
(6)シアノ、
(7)C1−6アルキルアミノ、
(8)ジC1−6アルキルアミノ、
(9)C1−6アルキルチオ、
(10)C1−6アルキルスルホニル、
(11)C3−6シクロアルキル、
(12)C1−6アルキル−カルボニル、
(13)C1−6アルキル−カルボニルオキシ、
(14)エステル化されていてもよいカルボキシ、
(15)C1−6アルキル
が挙げられる。置換基が2個以上である場合、各置換基は同一でも異なっていてもよい。
このような置換基としては、例えば、
(1)ハロゲン原子
(2)ヒドロキシ、
(3)(i)ハロゲン原子(例、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ、
(iii)C3−6シクロアルキル基(例、シクロプロピル)、および
(iv)ジC1−6アルキルアミノ基(例、ジメチルアミノ)、
からなる群から選択された1から3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ、
(4)C2−6アルキニル、
(5)アミノ、
(6)シアノ、
(7)C1−6アルキルアミノ、
(8)ジC1−6アルキルアミノ、
(9)C1−6アルキルチオ、
(10)C1−6アルキルスルホニル、
(11)C3−6シクロアルキル、
(12)C1−6アルキル−カルボニル、
(13)C1−6アルキル−カルボニルオキシ、
(14)エステル化されていてもよいカルボキシ、
(15)C1−6アルキル
が挙げられる。置換基が2個以上である場合、各置換基は同一でも異なっていてもよい。
「置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルボニル」の「C6−14アリール−カルボニル」は、置換可能な位置に1から5個、好ましくは1から3個の置換基を有していてもよい。
このような置換基としては、例えば、
(1)ハロゲン原子(例、フッ素原子)、
(2)ヒドロキシ、
(3)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、
(4)(i)ハロゲン原子(例、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ、
(iii)C3−6シクロアルキル(例、シクロプロピル)、および
(iv)ジC1−6アルキルアミノ(例、ジメチルアミノ)
からなる群から選択された1から3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ、
(5)アミノ、
(6)C1−6アルキルアミノ、
(7)ジC1−6アルキルアミノ、
(8)C1−6アルキルチオ、
(9)C1−6アルキルスルホニル、
(10)C3−6シクロアルキル、
(11)C1−6アルキル−カルボニル、
(12)C1−6アルキル−カルボニルオキシ、
(13)エステル化されていてもよいカルボキシ、
が挙げられる。置換基が2個以上である場合、各置換基は同一でも異なっていてもよい。
このような置換基としては、例えば、
(1)ハロゲン原子(例、フッ素原子)、
(2)ヒドロキシ、
(3)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、
(4)(i)ハロゲン原子(例、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ、
(iii)C3−6シクロアルキル(例、シクロプロピル)、および
(iv)ジC1−6アルキルアミノ(例、ジメチルアミノ)
からなる群から選択された1から3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ、
(5)アミノ、
(6)C1−6アルキルアミノ、
(7)ジC1−6アルキルアミノ、
(8)C1−6アルキルチオ、
(9)C1−6アルキルスルホニル、
(10)C3−6シクロアルキル、
(11)C1−6アルキル−カルボニル、
(12)C1−6アルキル−カルボニルオキシ、
(13)エステル化されていてもよいカルボキシ、
が挙げられる。置換基が2個以上である場合、各置換基は同一でも異なっていてもよい。
「置換基を有していてもよい環状基」としては、例えば、環状炭化水素基、複素環基が挙げられる。
当該「環状炭化水素基」としては、例えば、3から14個の炭素原子から構成される脂環式炭化水素基、6から14個の炭素原子から構成される芳香族炭化水素基が挙げられる。
当該「脂環式炭化水素基」としては、例えば、C3−6シクロアルキル(例、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)、C3−6シクロアルケニル(例、シクロペンテニル、シクロヘキセニル)、C5−14シクロアルカジエニル(例、2,4−シクロペンタジエニル、1,3−シクロヘキサジエニル)、インダニル、アダマンチルが挙げられる。
当該「芳香族炭化水素基」としては、例えば、C6−14アリール(例、フェニル、ナフチル、アントリル、フェナントリル)が挙げられる。
当該「複素環基」としては、前述の芳香族複素環基(例、ピリジル、ピリダジニル、オキサゾリル、キノリル、ピリミジニル、ピラゾリル)および非芳香族複素環基(例、2,3−ジヒドロベンゾフラニル)が挙げられる。
当該「環状炭化水素基」としては、例えば、3から14個の炭素原子から構成される脂環式炭化水素基、6から14個の炭素原子から構成される芳香族炭化水素基が挙げられる。
当該「脂環式炭化水素基」としては、例えば、C3−6シクロアルキル(例、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)、C3−6シクロアルケニル(例、シクロペンテニル、シクロヘキセニル)、C5−14シクロアルカジエニル(例、2,4−シクロペンタジエニル、1,3−シクロヘキサジエニル)、インダニル、アダマンチルが挙げられる。
当該「芳香族炭化水素基」としては、例えば、C6−14アリール(例、フェニル、ナフチル、アントリル、フェナントリル)が挙げられる。
当該「複素環基」としては、前述の芳香族複素環基(例、ピリジル、ピリダジニル、オキサゾリル、キノリル、ピリミジニル、ピラゾリル)および非芳香族複素環基(例、2,3−ジヒドロベンゾフラニル)が挙げられる。
当該「環状基」としては、例えば、C3−6シクロアルキル(例、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)、C6−14アリール(例、フェニル、ナフチル、アントリル、フェナントリル)、4から7員の複素環基(例、フリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、フラザニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、ピロリジニル、テトラヒドロフリル、チオラニル、イミダゾリジニル、ピラゾリジニル、オキサゾリジニル、チアゾリジニル、ピペリジル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニル)が好ましい。
「置換基を有していてもよい環状基」および「置換基を有していてもよい複素環−スルホニル」は、置換可能な位置に1から5個、好ましくは1から3個の置換基を有していてもよい。
このような置換基としては、例えば、
(1)ハロゲン原子、
(2)オキソ、
(3)ヒドロキシ、
(4)アミノ、
(5)ニトロ、
(6)シアノ、
(7)(i)ハロゲン原子、および
(ii)4から7員の複素環(例、イミダゾール等)
からなる群から選択された1から3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル、
(8)C2−6アルケニル、
(9)C2−6アルキニル、
(10)C3−6シクロアルキル、
(11)1から3個のC1−6アルコキシ基で置換されていてもよいC6−14アリール、
(12)C7−16アラルキル、
(13)1から3個のハロゲン原子およびC1−6アルコキシで置換されていてもよいC1−6アルコキシ、
(14)C1−6アルキルスルホニル
が挙げられる。置換基が2個以上である場合、各置換基は同一でも異なっていてもよい。
このような置換基としては、例えば、
(1)ハロゲン原子、
(2)オキソ、
(3)ヒドロキシ、
(4)アミノ、
(5)ニトロ、
(6)シアノ、
(7)(i)ハロゲン原子、および
(ii)4から7員の複素環(例、イミダゾール等)
からなる群から選択された1から3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル、
(8)C2−6アルケニル、
(9)C2−6アルキニル、
(10)C3−6シクロアルキル、
(11)1から3個のC1−6アルコキシ基で置換されていてもよいC6−14アリール、
(12)C7−16アラルキル、
(13)1から3個のハロゲン原子およびC1−6アルコキシで置換されていてもよいC1−6アルコキシ、
(14)C1−6アルキルスルホニル
が挙げられる。置換基が2個以上である場合、各置換基は同一でも異なっていてもよい。
R1が、−OR’、−SR’であるときのR’は、水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基を意味する。R1が、−SOR’’または−SO2R’’であるときのR’’は、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基を意味する。
R’で表される「置換基を有していてもよい環状基」、R’’で表される「置換基を有していてもよい環状基」としては、例えば上記「置換基を有していてもよいC1−6アルキル」の「置換基」として例示された「置換基を有していてもよい環状基」と同様のものが挙げられる。置換基が2個以上である場合、各置換基は同一でも異なっていてもよい。
R’で表される「置換基を有していてもよい環状基」、R’’で表される「置換基を有していてもよい環状基」の好ましい例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、フェニル、テトラヒドロピラニルが挙げられる。
R’で表される「置換基を有していてもよい環状基」、R’’で表される「置換基を有していてもよい環状基」の好ましい例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、フェニル、テトラヒドロピラニルが挙げられる。
上記置換基群Aの好ましい例としては、例えば、
(1)ハロゲン原子、
(2)ヒドロキシ、
(3)(i)シアノで置換されていてもよいC1−6アルキル、および
(ii)シアノで置換されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル
からなる群から選択される1から2個の置換基で置換されていてもよいアミノ、
(4)シアノ、
(5)ヒドロキシで置換されていてもよいC1−6アルキル
(6)(a)ハロゲン原子、
(b)ヒドロキシ、
(c)シアノ、および
(d)C1−6アルキル
からなる群から選択された1から5個(好ましくは1から3個)の置換基で置換されていてもよいC3−6シクロアルキル
(7)(a)(i)ハロゲン原子(例、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ、
(iii)C3−6シクロアルキル基(例、シクロプロピル)、および
(iv)ジC1−6アルキルアミノ基(例、ジメチルアミノ)
からなる群から選択された1から3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ、および
(b)C1−6アルキル
からなる群から選択された1から5個(好ましくは1から3個)の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ、
(8)ハロゲン原子で置換されていてもよいC6−14アリールオキシ、
(9)5または6員の複素環−オキシ(例:テトラヒドロピラニルオキシ)、
(10)シアノで置換されていてもよいC1−6アルキルアミノ、
(11)ジC1−6アルキルアミノ、
(12)シアノで置換されていてもよいC1−6アルキル−カルボニルアミノ、
(13)(a)C3−6シクロアルキル、および
(b)C1−6アルキル
からなる群から選択された1から5個(好ましくは1から3個)の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキルスルホニル、
(14)5または6員の複素環−スルホニル(例、モルホリニルスルホニル)、
(15)カルボキシ、
(16)C1−6アルコキシ−カルボニル、
(17)(i)ヒドロキシ、
(ii)オキソ、および
(iii)C1−6アルキル
からなる群から選択される1から3個の置換基で置換されていてもよい5または6員の複素環−カルボニル(例:モルホリニルカルボニル、ピロリジニルカルボニル、ピペリジニルカルボニル、チオモルホリニルカルボニル)、
(18)C3−6シクロアルキル−カルバモイル、
(19)(a)ハロゲン原子、
(b)ヒドロキシ、
(c)(i)ハロゲン原子(例、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ、
(iii)C3−6シクロアルキル基(例、シクロプロピル)、および
(iv)ジC1−6アルキルアミノ基(例、ジメチルアミノ)
からなる群から選択された1から3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ、
(d)シアノ、
(e)C1−6アルキルスルホニル、
(f)C3−6シクロアルキル、
(g)C1−6アルキル−カルボニル、
(h)C1−6アルキル−カルボニルオキシ、および
(i)C1−6アルコキシ−カルボキシ
からなる群から選択された1から5個(好ましくは1から3個)の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル−カルバモイル、
(20)シアノで置換されていてもよいジC1−6アルキル−カルバモイル、
(21)C1−3アルキリデンカルバモイル、
(22)C1−6アルキルスルホニル−カルバモイル、
(23)C3−6シクロアルキル−カルボニルで置換されていてもよいスルファモイル、
(24)(a)ハロゲン原子、
(b)ヒドロキシ、および
(b)シアノ
からなる群から選択された1から5個(好ましくは1から3個)の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキルスルファモイル、
(25)C3−6シクロアルキルスルファモイル、
(26)(a)ハロゲン原子、
(b)ヒドロキシ、および
(c)イミダゾールで置換されていてもよいC1−6アルキル
からなる群から選択された1から5個(好ましくは1から3個)の置換基で置換されていてもよい5または6員の環状基(例、フェニル、シクロヘキシル、ピリジル、テトラゾリル、イミダゾリル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、ピペリジニル、オキセタニル)
(27)1から3個のC1−6アルキルで置換されていてもよいシリルオキシ
からなる群(以下、置換基群AA’’とも称する)が挙げられる。置換基が2個以上である場合、各置換基は同一でも異なっていてもよい。
(1)ハロゲン原子、
(2)ヒドロキシ、
(3)(i)シアノで置換されていてもよいC1−6アルキル、および
(ii)シアノで置換されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル
からなる群から選択される1から2個の置換基で置換されていてもよいアミノ、
(4)シアノ、
(5)ヒドロキシで置換されていてもよいC1−6アルキル
(6)(a)ハロゲン原子、
(b)ヒドロキシ、
(c)シアノ、および
(d)C1−6アルキル
からなる群から選択された1から5個(好ましくは1から3個)の置換基で置換されていてもよいC3−6シクロアルキル
(7)(a)(i)ハロゲン原子(例、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ、
(iii)C3−6シクロアルキル基(例、シクロプロピル)、および
(iv)ジC1−6アルキルアミノ基(例、ジメチルアミノ)
からなる群から選択された1から3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ、および
(b)C1−6アルキル
からなる群から選択された1から5個(好ましくは1から3個)の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ、
(8)ハロゲン原子で置換されていてもよいC6−14アリールオキシ、
(9)5または6員の複素環−オキシ(例:テトラヒドロピラニルオキシ)、
(10)シアノで置換されていてもよいC1−6アルキルアミノ、
(11)ジC1−6アルキルアミノ、
(12)シアノで置換されていてもよいC1−6アルキル−カルボニルアミノ、
(13)(a)C3−6シクロアルキル、および
(b)C1−6アルキル
からなる群から選択された1から5個(好ましくは1から3個)の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキルスルホニル、
(14)5または6員の複素環−スルホニル(例、モルホリニルスルホニル)、
(15)カルボキシ、
(16)C1−6アルコキシ−カルボニル、
(17)(i)ヒドロキシ、
(ii)オキソ、および
(iii)C1−6アルキル
からなる群から選択される1から3個の置換基で置換されていてもよい5または6員の複素環−カルボニル(例:モルホリニルカルボニル、ピロリジニルカルボニル、ピペリジニルカルボニル、チオモルホリニルカルボニル)、
(18)C3−6シクロアルキル−カルバモイル、
(19)(a)ハロゲン原子、
(b)ヒドロキシ、
(c)(i)ハロゲン原子(例、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ、
(iii)C3−6シクロアルキル基(例、シクロプロピル)、および
(iv)ジC1−6アルキルアミノ基(例、ジメチルアミノ)
からなる群から選択された1から3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ、
(d)シアノ、
(e)C1−6アルキルスルホニル、
(f)C3−6シクロアルキル、
(g)C1−6アルキル−カルボニル、
(h)C1−6アルキル−カルボニルオキシ、および
(i)C1−6アルコキシ−カルボキシ
からなる群から選択された1から5個(好ましくは1から3個)の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル−カルバモイル、
(20)シアノで置換されていてもよいジC1−6アルキル−カルバモイル、
(21)C1−3アルキリデンカルバモイル、
(22)C1−6アルキルスルホニル−カルバモイル、
(23)C3−6シクロアルキル−カルボニルで置換されていてもよいスルファモイル、
(24)(a)ハロゲン原子、
(b)ヒドロキシ、および
(b)シアノ
からなる群から選択された1から5個(好ましくは1から3個)の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキルスルファモイル、
(25)C3−6シクロアルキルスルファモイル、
(26)(a)ハロゲン原子、
(b)ヒドロキシ、および
(c)イミダゾールで置換されていてもよいC1−6アルキル
からなる群から選択された1から5個(好ましくは1から3個)の置換基で置換されていてもよい5または6員の環状基(例、フェニル、シクロヘキシル、ピリジル、テトラゾリル、イミダゾリル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、ピペリジニル、オキセタニル)
(27)1から3個のC1−6アルキルで置換されていてもよいシリルオキシ
からなる群(以下、置換基群AA’’とも称する)が挙げられる。置換基が2個以上である場合、各置換基は同一でも異なっていてもよい。
「5または6員の複素環−オキシ」、「5または6員の複素環−スルホニル」、「5または6員の複素環−カルボニル」の「5または6員の複素環」は、「5または6員の複素環基」を示し、例えば、フリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、フラザニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、ピロリジニル、テトラヒドロフリル、チオラニル、イミダゾリジニル、ピラゾリジニル、オキサゾリジニル、チアゾリジニル、ピペリジニル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニルが挙げられる。
R1は、好ましくは、−OR’または−SR’(ここで、R’は(a)ハロゲン原子、(b)1から3個の C1−6アルコキシで置換されていてもよいC1−6アルコキシ、(c)C3−6シクロアルキルおよび(d)C1−6アルキルスルホニルからなる群から選択された1から5個(好ましくは1から3個)の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル、C3−6シクロアルキルまたはC6−14アリール)である。
R1が、ヒドロキシ(−OH)またはチオキシ(−SH)の場合、それぞれの互変異性体も式(I)で表される化合物またはその塩に含まれる。かかる互変異性体の具体的としては、以下が挙げられる。
R2は、水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC1−6アルコキシを意味する。ここで、nは1ないし5の整数を意味する。
R2で表される「置換基を有していてもよいC1−6アルキル」および「置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ」は、置換可能な位置で、上記置換基群Aから選択された1から9個、好ましくは1から5個の置換基で置換されていてもよい。
このような置換基としては、好ましくは、
(1)ハロゲン原子、
(2)ヒドロキシ、
(3)(i)ハロゲン原子、および
(ii)C1−6アルキル
からなる群から選択された1から3個の置換基で置換されていてもよいC3−6シクロアルキルが挙げられる。置換基が2個以上である場合、各置換基は同一でも異なっていてもよい。
このような置換基としては、好ましくは、
(1)ハロゲン原子、
(2)ヒドロキシ、
(3)(i)ハロゲン原子、および
(ii)C1−6アルキル
からなる群から選択された1から3個の置換基で置換されていてもよいC3−6シクロアルキルが挙げられる。置換基が2個以上である場合、各置換基は同一でも異なっていてもよい。
R2は、好ましくは、水素原子、ハロゲン原子または置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ(好ましくは、C1−6アルコキシは、ハロゲン原子およびC3−6シクロアルキルからなる群から選択された1から9個、好ましくは1から5個の置換基で置換されていてもよい)であり、nは好ましくは1または2である。nは、より好ましくは1である。
式(I)において、環Aを含む縮合環は、以下の式(a)または(b)である。
R3は、水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキルを意味する。
R3で表される「置換基を有していてもよいC1−6アルキル」および「置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキル」は、置換可能な位置で、上記置換基群AAから選択された1から5個、好ましくは1から3個の置換基で置換されていてもよい。置換基が2個以上である場合、各置換基は同一でも異なっていてもよい。
R3は、好ましくは、水素原子、C1−6アルキルまたはC3−8シクロアルキルである。
R3は、特に好ましくは、水素原子である。
R4は、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシを意味する。
R4で表される「置換基を有していてもよいC1−6アルキル」および「置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ」は、置換可能な位置で、上記置換基群AAから選択された1から5個、好ましくは1から3個の置換基で置換されていてもよい。置換基が2個以上である場合、各置換基は同一でも異なっていてもよい。
R4がヒドロキシの場合、互変異性体も式(I)で表される化合物またはその塩に含まれる。具体的には、
が含まれる。
が含まれる。
R4は、好ましくは、水素原子、ヒドロキシ、C1−6アルキルまたはC1−6アルコキシである。
R4は、特に好ましくは、水素原子である。
R5は、水素原子または置換基を有していてもよいC1−6アルキルを意味する。
R5は、好ましくは、水素原子またはC1−6アルキルである。
R5は、より好ましくは、水素原子またはメチルである。
R5は、特に好ましくは、水素原子である。
R6は、水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキルを意味する。
R6で表される「置換基を有していてもよいC1−6アルキル」および「置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキル」は、置換可能な位置で、上記置換基群AAから選択された1から5個、好ましくは1から3個の置換基で置換されていてもよい。
このような置換基としては、好ましくは、
(1)ハロゲン原子、
(2)ヒドロキシ、
(3)C1−6アルコキシ、
(4)置換基を有していてもよいC1−6アルキル−カルバモイル、および
(5)C1−6アルキルで置換されていてもよいC3−6シクロアルキル、
等が挙げられる。置換基が2個以上である場合、各置換基は同一でも異なっていてもよい。
上記「置換基を有していてもよいC1−6アルキル−カルバモイル」は、置換可能な位置に1から5個、好ましくは1から3個の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、例えば、
(1)ハロゲン原子
(2)ヒドロキシ、
(3)(i)ハロゲン原子(例、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ、
(iii)C3−6シクロアルキル(例、シクロプロピル)、および
(iv)ジC1−6アルキルアミノ(例、ジメチルアミノ)
からなる群から選択された1から3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ、
(4)アミノ、
(5)シアノ、
(6)C1−6アルキルアミノ、
(7)ジC1−6アルキルアミノ、
(8)C1−6アルキルチオ、
(9)C1−6アルキルスルホニル、
(10)C3−6シクロアルキル、
(11)C1−6アルキル−カルボニル、
(12)C1−6アルキル−カルボニルオキシ、
(13)エステル化されていてもよいカルボキシ、
(14)1から3個のC1−6アルキルで置換されていてもよいシリルオキシ
が挙げられる。置換基が2個以上である場合、各置換基は同一でも異なっていてもよい。
このような置換基としては、好ましくは、
(1)ハロゲン原子、
(2)ヒドロキシ、
(3)C1−6アルコキシ、
(4)置換基を有していてもよいC1−6アルキル−カルバモイル、および
(5)C1−6アルキルで置換されていてもよいC3−6シクロアルキル、
等が挙げられる。置換基が2個以上である場合、各置換基は同一でも異なっていてもよい。
上記「置換基を有していてもよいC1−6アルキル−カルバモイル」は、置換可能な位置に1から5個、好ましくは1から3個の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、例えば、
(1)ハロゲン原子
(2)ヒドロキシ、
(3)(i)ハロゲン原子(例、フッ素原子)、
(ii)ヒドロキシ、
(iii)C3−6シクロアルキル(例、シクロプロピル)、および
(iv)ジC1−6アルキルアミノ(例、ジメチルアミノ)
からなる群から選択された1から3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ、
(4)アミノ、
(5)シアノ、
(6)C1−6アルキルアミノ、
(7)ジC1−6アルキルアミノ、
(8)C1−6アルキルチオ、
(9)C1−6アルキルスルホニル、
(10)C3−6シクロアルキル、
(11)C1−6アルキル−カルボニル、
(12)C1−6アルキル−カルボニルオキシ、
(13)エステル化されていてもよいカルボキシ、
(14)1から3個のC1−6アルキルで置換されていてもよいシリルオキシ
が挙げられる。置換基が2個以上である場合、各置換基は同一でも異なっていてもよい。
R6は、好ましくは、水素原子または置換基を有していてもよいC1−6アルキルである。
R6は、より好ましくは、水素原子、またはC1−6アルコキシで置換されていてもよいC1−6アルキルである。
R7は、水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいヒドロキシ、C2−6アルキル、置換基を有するC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシを意味する。
R7で表される「置換基を有するC1−6アルキル」は、置換可能な位置で、上記置換基群Aから選択された1から5個、好ましくは1から3個の置換基で置換される。置換基が2個以上である場合、各置換基は同一でも異なっていてもよい。
R7で表される「置換基を有していてもよいヒドロキシ」および「置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ」は、置換可能な位置で、上記置換基群Aから選択された1から5個、好ましくは1から3個の置換基で置換されていてもよい。このような置換基として、好ましくは、C1−6アルキル−カルボニルが挙げられる。置換基が2個以上である場合、各置換基は同一でも異なっていてもよい。
R7がヒドロキシの場合、互変異性体も式(I)で表される化合物またはその塩に含まれる。かかる互変異性体の具体的としては、以下が挙げられる。
R7は、好ましくは、水素原子、ハロゲン原子またはヒドロキシである。
R8は、水素原子またはハロゲン原子である。
R8は、好ましくは、水素原子である。
環Bは、5または6員の環を意味する。ここで、「5または6員の環」としては、ベンゼン、C5−6シクロアルカン、C5−6シクロアルケン、C5−6シクロアルカジエン、5または6員の芳香族複素環および5または6員の非芳香族複素環が挙げられる。
該C5−6シクロアルカンとしては、例えばシクロペンタン、シクロへキサンが挙げられる。
該C5−6シクロアルケンとしては、例えば1−シクロペンテン、1−シクロへキセンが挙げられる。
該C5−6シクロアルカジエンとしては、例えば1,3−シクロペンタジエン、1,3−シクロヘキサジエン、1,4−シクロヘキサジエンが挙げられる。
該5または6員の芳香族複素環としては、例えばピロール、イミダゾール、ピラゾール、ピラジン、ピリジン、ピリミジン、フラン、オキサゾール、イソオキサゾール、チオフェン、チアゾール、イソチアゾールが挙げられる。
該5または6員の非芳香族複素環としては、例えばピロリジン、イミダゾリジン、ピペリジン、ピペラジン、テトラヒドロフランが挙げられる。
ここで、R4が水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシであるとき、および、R7が水素原子、ハロゲン原子、置換基を有するヒドロキシ、C2−6アルキル、置換基を有するC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシであるときは、環Bは、以下の式(c):
該C5−6シクロアルケンとしては、例えば1−シクロペンテン、1−シクロへキセンが挙げられる。
該C5−6シクロアルカジエンとしては、例えば1,3−シクロペンタジエン、1,3−シクロヘキサジエン、1,4−シクロヘキサジエンが挙げられる。
該5または6員の芳香族複素環としては、例えばピロール、イミダゾール、ピラゾール、ピラジン、ピリジン、ピリミジン、フラン、オキサゾール、イソオキサゾール、チオフェン、チアゾール、イソチアゾールが挙げられる。
該5または6員の非芳香族複素環としては、例えばピロリジン、イミダゾリジン、ピペリジン、ピペラジン、テトラヒドロフランが挙げられる。
ここで、R4が水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシであるとき、および、R7が水素原子、ハロゲン原子、置換基を有するヒドロキシ、C2−6アルキル、置換基を有するC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシであるときは、環Bは、以下の式(c):
を意味する。
式中、R2’は、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシである。
R2’で表される「置換基を有していてもよいC1−6アルキル」および「置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ」は、置換可能な位置で、上記置換基群Aから選択された1から9個、好ましくは1から5個の置換基で置換されていてもよい。
このような置換基としては、好ましくは、
(1)ハロゲン原子、
(2)ヒドロキシ、
(3)(i)ハロゲン原子、および
(ii)C1−6アルキル
からなる群から選択された1から3個の置換基で置換されていてもよいC3−6シクロアルキル等が挙げられる。置換基が2個以上である場合、各置換基は同一でも異なっていてもよい。
このような置換基としては、好ましくは、
(1)ハロゲン原子、
(2)ヒドロキシ、
(3)(i)ハロゲン原子、および
(ii)C1−6アルキル
からなる群から選択された1から3個の置換基で置換されていてもよいC3−6シクロアルキル等が挙げられる。置換基が2個以上である場合、各置換基は同一でも異なっていてもよい。
R2’は、好ましくは、置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ(好ましくは、C1−6アルコキシは、ハロゲン原子およびC3−6シクロアルキルからなる群から選択された1から9個、好ましくは1から5個の置換基で置換されていてもよい)である。
Raは、水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシである。
Raで表される「置換基を有していてもよいC1−6アルキル」および「置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ」は、置換可能な位置で、上記置換基群Aから選択された1から5個、好ましくは1から3個の置換基で置換されていてもよい。置換基が2個以上である場合、各置換基は同一でも異なっていてもよい。
Raで表される「置換基を有していてもよいC1−6アルキル」および「置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ」は、置換可能な位置で、上記置換基群Aから選択された1から5個、好ましくは1から3個の置換基で置換されていてもよい。置換基が2個以上である場合、各置換基は同一でも異なっていてもよい。
Raは、好ましくは水素原子またはハロゲン原子である。
環Bは、好ましくは、以下の式:
(ここで、R2’は、ハロゲン原子およびC3−6シクロアルキルからなる群から選択された置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシであり、Raは、水素原子またはハロゲン原子である)で表される環である。
(ここで、R2’は、ハロゲン原子およびC3−6シクロアルキルからなる群から選択された置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシであり、Raは、水素原子またはハロゲン原子である)で表される環である。
「化合物(I)」の好適な例を以下に記載する。
[化合物A1]
式(I)において、
R1が、−OR’、−SR’、−SOR’’または−SO2R’’(ここで、R’は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基、R’’は置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基)であり、
R2が、水素原子、ハロゲン原子または置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ(好ましくは、C1−6アルコキシは、ハロゲン原子およびC3−6シクロアルキルからなる群から選択された1から9個、好ましくは1から5個の置換基で置換されていてもよい)であり、nは1または2であり、
環Aを含む縮合環が式(a):
であり、ここで、
R3が、水素原子、C1−6アルキルまたはC3−8シクロアルキルであり、
R4が、水素原子、ヒドロキシ、C1−6アルキルまたはC1−6アルコキシであり、
R5が、水素原子またはC1−6アルキルであり、および
環Bが、ベンゼンである、化合物(I)。
式(I)において、
R1が、−OR’、−SR’、−SOR’’または−SO2R’’(ここで、R’は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基、R’’は置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基)であり、
R2が、水素原子、ハロゲン原子または置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ(好ましくは、C1−6アルコキシは、ハロゲン原子およびC3−6シクロアルキルからなる群から選択された1から9個、好ましくは1から5個の置換基で置換されていてもよい)であり、nは1または2であり、
環Aを含む縮合環が式(a):
であり、ここで、
R3が、水素原子、C1−6アルキルまたはC3−8シクロアルキルであり、
R4が、水素原子、ヒドロキシ、C1−6アルキルまたはC1−6アルコキシであり、
R5が、水素原子またはC1−6アルキルであり、および
環Bが、ベンゼンである、化合物(I)。
[化合物A2]
式(I)において、
R1が、−OR’、−SR’、−SOR’’または−SO2R’’(ここで、R’は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基、R’’は置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基)であり、
環Aを含む縮合環が式(a):
であり、ここで、
R3が、水素原子、C1−6アルキルまたはC3−8シクロアルキルであり、
R4が、水素原子、ヒドロキシ、C1−6アルキルまたはC1−6アルコキシであり、
R5が、水素原子またはC1−6アルキルであり、および
環Bが、以下の式(c):
(ここで、R2’は、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシであり、
Raは、水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシである)
で表される環である、化合物(I)。
式(I)において、
R1が、−OR’、−SR’、−SOR’’または−SO2R’’(ここで、R’は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基、R’’は置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基)であり、
環Aを含む縮合環が式(a):
であり、ここで、
R3が、水素原子、C1−6アルキルまたはC3−8シクロアルキルであり、
R4が、水素原子、ヒドロキシ、C1−6アルキルまたはC1−6アルコキシであり、
R5が、水素原子またはC1−6アルキルであり、および
環Bが、以下の式(c):
(ここで、R2’は、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシであり、
Raは、水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシである)
で表される環である、化合物(I)。
[化合物A3]
式(I)において、
R1が、−OR’または−SR’(ここで、R’は(a)ハロゲン原子、(b)1から3個のC1−6アルコキシで置換されていてもよいC1−6アルコキシ、(c)C3−6シクロアルキルおよび(d)C1−6アルキルスルホニルからなる群から選択された1から5個、好ましくは1から3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル、C3−6シクロアルキルまたはC6−14アリール)であり、
環Aを含む縮合環が式(a):
であり、ここで、
R3が、水素原子、C1−6アルキルまたはC3−8シクロアルキルであり、
R4が、水素原子、ヒドロキシ、C1−6アルキルまたはC1−6アルコキシであり、
R5が、水素原子またはC1−6アルキルであり、および
環Bが、
以下の式(c):
(ここで、R2’は、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシであり、
Raは、水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシである)
で表される環である化合物(I)。
式(I)において、
R1が、−OR’または−SR’(ここで、R’は(a)ハロゲン原子、(b)1から3個のC1−6アルコキシで置換されていてもよいC1−6アルコキシ、(c)C3−6シクロアルキルおよび(d)C1−6アルキルスルホニルからなる群から選択された1から5個、好ましくは1から3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル、C3−6シクロアルキルまたはC6−14アリール)であり、
環Aを含む縮合環が式(a):
であり、ここで、
R3が、水素原子、C1−6アルキルまたはC3−8シクロアルキルであり、
R4が、水素原子、ヒドロキシ、C1−6アルキルまたはC1−6アルコキシであり、
R5が、水素原子またはC1−6アルキルであり、および
環Bが、
以下の式(c):
(ここで、R2’は、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシであり、
Raは、水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシである)
で表される環である化合物(I)。
[化合物A4]
下式、
(ここで、R1が、−OR’または−SR’(ここで、R’は(a)ハロゲン原子、(b) 1から3個のC1−6アルコキシで置換されていてもよいC1−6アルコキシ、(c)C3−6シクロアルキルおよび(d)C1−6アルキルスルホニルからなる群から選択された1から5個、好ましくは1から3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル、C3−6シクロアルキルまたはC6−14アリール)であり、
R3が、水素原子、C1−6アルキルまたはC3−8シクロアルキルであり、
R5が、水素原子またはC1−6アルキルであり、
R2’はハロゲン原子およびC3−6シクロアルキルからなる群から選択された1から9個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシであり、および
Raは水素原子またはハロゲン原子である。)で表される、化合物(I)。
下式、
(ここで、R1が、−OR’または−SR’(ここで、R’は(a)ハロゲン原子、(b) 1から3個のC1−6アルコキシで置換されていてもよいC1−6アルコキシ、(c)C3−6シクロアルキルおよび(d)C1−6アルキルスルホニルからなる群から選択された1から5個、好ましくは1から3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル、C3−6シクロアルキルまたはC6−14アリール)であり、
R3が、水素原子、C1−6アルキルまたはC3−8シクロアルキルであり、
R5が、水素原子またはC1−6アルキルであり、
R2’はハロゲン原子およびC3−6シクロアルキルからなる群から選択された1から9個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシであり、および
Raは水素原子またはハロゲン原子である。)で表される、化合物(I)。
[化合物B1]
式(I)において、
R1が、−OR’、−SR’、−SOR’’または−SO2R’’(ここで、R’は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基、R’’は置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基)であり、
R2が、水素原子、ハロゲン原子または置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ(好ましくは、C1−6アルコキシは、ハロゲン原子およびC3−6シクロアルキルからなる群から選択された1から9個、好ましくは1から5個の置換基で置換されていてもよい)であり、nは1または2であり、
環Aを含む縮合環が式(b):
であり、ここで、
R6が、水素原子または置換基を有していてもよいC1−6アルキルであり、
R7が、水素原子、ハロゲン原子またはヒドロキシであり、
R8が水素原子またはハロゲン原子であり、および
環Bが、ベンゼンである、化合物(I)。
式(I)において、
R1が、−OR’、−SR’、−SOR’’または−SO2R’’(ここで、R’は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基、R’’は置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基)であり、
R2が、水素原子、ハロゲン原子または置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ(好ましくは、C1−6アルコキシは、ハロゲン原子およびC3−6シクロアルキルからなる群から選択された1から9個、好ましくは1から5個の置換基で置換されていてもよい)であり、nは1または2であり、
環Aを含む縮合環が式(b):
であり、ここで、
R6が、水素原子または置換基を有していてもよいC1−6アルキルであり、
R7が、水素原子、ハロゲン原子またはヒドロキシであり、
R8が水素原子またはハロゲン原子であり、および
環Bが、ベンゼンである、化合物(I)。
[化合物B2]
式(I)において、
R1が、−OR’、−SR’、−SOR’’または−SO2R’’(ここで、R’は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基、R’’は置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基)であり、
環Aを含む縮合環が式(b):
であり、ここで、
R6が、水素原子または置換基を有していてもよいC1−6アルキルであり、
R7が、水素原子、ハロゲン原子またはヒドロキシであり、
R8が水素原子またはハロゲン原子であり、および
環Bが、
以下の式(c):
(ここで、R2’は、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシであり、
Raは、水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシである)
で表される環である化合物(I)。
式(I)において、
R1が、−OR’、−SR’、−SOR’’または−SO2R’’(ここで、R’は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基、R’’は置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基)であり、
環Aを含む縮合環が式(b):
であり、ここで、
R6が、水素原子または置換基を有していてもよいC1−6アルキルであり、
R7が、水素原子、ハロゲン原子またはヒドロキシであり、
R8が水素原子またはハロゲン原子であり、および
環Bが、
以下の式(c):
(ここで、R2’は、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシであり、
Raは、水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシである)
で表される環である化合物(I)。
[化合物B3]
式(I)において、
R1が、−OR’または−SR’(ここで、R’は(a)ハロゲン原子、(b) 1から3個のC1−6アルコキシで置換されていてもよいC1−6アルコキシ、(c)C3−6シクロアルキルおよび(d)C1−6アルキルスルホニルからなる群から選択された1から5個、好ましくは1から3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル、C3−6シクロアルキルまたはC6−14アリール)であり、
環Aを含む縮合環が式(b):
であり、ここで、
R6が水素原子、またはC1−6アルコキシで置換されていてもよいC1−6アルキルであり、
R7が、水素原子、ハロゲン原子またはヒドロキシであり、
R8が水素原子またはハロゲン原子であり、および
環Bが、以下の式(c):
(ここで、R2’は、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシであり、
Raは、水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシである)
で表される環である、化合物(I)。
式(I)において、
R1が、−OR’または−SR’(ここで、R’は(a)ハロゲン原子、(b) 1から3個のC1−6アルコキシで置換されていてもよいC1−6アルコキシ、(c)C3−6シクロアルキルおよび(d)C1−6アルキルスルホニルからなる群から選択された1から5個、好ましくは1から3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル、C3−6シクロアルキルまたはC6−14アリール)であり、
環Aを含む縮合環が式(b):
であり、ここで、
R6が水素原子、またはC1−6アルコキシで置換されていてもよいC1−6アルキルであり、
R7が、水素原子、ハロゲン原子またはヒドロキシであり、
R8が水素原子またはハロゲン原子であり、および
環Bが、以下の式(c):
(ここで、R2’は、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシであり、
Raは、水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシである)
で表される環である、化合物(I)。
[化合物B4]
下式、
(R1が−OR’または−SR’( ここで、R’は(a)ハロゲン原子、(b) 1から3個のC1−6アルコキシで置換されていてもよいC1−6アルコキシ、(c)C3−6シクロアルキルおよび(d)C1−6アルキルスルホニルからなる群から選択された1から5個の置換基でそれぞれ置換されていてもよいC1−6アルキル、C3−6シクロアルキルまたはC6−14アリールである。)であり、
R6が水素原子、またはC1−6アルコキシで置換されていてもよいC1−6アルキルであり、
R8が水素原子またはハロゲン原子であり、
R2’はハロゲン原子およびC3−6シクロアルキルからなる群から選択された1から9個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシであり、および
Raは水素原子またはハロゲン原子である。)で表される、化合物(I)。
下式、
(R1が−OR’または−SR’( ここで、R’は(a)ハロゲン原子、(b) 1から3個のC1−6アルコキシで置換されていてもよいC1−6アルコキシ、(c)C3−6シクロアルキルおよび(d)C1−6アルキルスルホニルからなる群から選択された1から5個の置換基でそれぞれ置換されていてもよいC1−6アルキル、C3−6シクロアルキルまたはC6−14アリールである。)であり、
R6が水素原子、またはC1−6アルコキシで置換されていてもよいC1−6アルキルであり、
R8が水素原子またはハロゲン原子であり、
R2’はハロゲン原子およびC3−6シクロアルキルからなる群から選択された1から9個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシであり、および
Raは水素原子またはハロゲン原子である。)で表される、化合物(I)。
[化合物C]
2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオンまたはその塩、
2−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオンまたはその塩、
2−[(シクロプロピルメチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオンまたはその塩、
2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オンまたはその塩、
2−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オンまたはその塩、または
2−[(シクロプロピルメチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オンまたはその塩。
2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオンまたはその塩、
2−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオンまたはその塩、
2−[(シクロプロピルメチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオンまたはその塩、
2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オンまたはその塩、
2−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オンまたはその塩、または
2−[(シクロプロピルメチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オンまたはその塩。
式(I)で表される化合物の塩としては、薬理学的に許容しうる塩等が挙げられ、例えば、トリフルオロ酢酸、酢酸、乳酸、コハク酸、マレイン酸、酒石酸、クエン酸、グルコン酸、アスコルビン酸、安息香酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、ケイ皮酸、フマル酸、ホスホン酸、塩酸、硝酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、スルファミン酸、硫酸等の酸との酸付加塩;例えば、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム等の金属塩;例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリン、N−メチルピロリジン、N−メチルピペリジン、N−メチルモルホリン等の有機塩基との塩等が挙げられる。
化合物(I)のプロドラッグとは、生体内における生理条件下で酵素や胃酸等による反応により化合物(I)に変換する化合物、すなわち酵素的に酸化、還元、加水分解等を起こして化合物(I)に変化する化合物、胃酸等により加水分解等を起こして化合物(I)に変化する化合物をいう。化合物(I)のプロドラッグとしては、化合物(I)のアミノ基がアシル化、アルキル化またはりん酸化された化合物(例えば、化合物(I)のアミノ基がエイコサノイル化、アラニル化、ペンチルアミノカルボニル化、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシカルボニル化、テトラヒドロフラニル化、ピロリジルメチル化、ピバロイルオキシメチル化またはtert−ブチル化された化合物等)、化合物(I)の水酸基がアシル化、アルキル化、りん酸化またはほう酸化された化合物(例えば、化合物(I)の水酸基がアセチル化、パルミトイル化、プロパノイル化、ピバロイル化、サクシニル化、フマリル化、アラニル化またはジメチルアミノメチルカルボニル化された化合物等)、あるいは、化合物(I)のカルボキシ基がエステル化またはアミド化された化合物(例えば、化合物(I)のカルボキシ基がエチルエステル化、フェニルエステル化、カルボキシメチルエステル化、ジメチルアミノメチルエステル化、ピバロイルオキシメチルエステル化、エトキシカルボニルオキシエチルエステル化、フタリジルエステル化、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチルエステル化、シクロヘキシルオキシカルボニルエチルエステル化またはメチルアミド化された化合物等)等が挙げられる。これらの化合物は自体公知の方法によって化合物(I)から製造することができる。
また、化合物(I)のプロドラッグは、広川書店1990年刊「医薬品の開発」第7巻分子設計163頁から198頁に記載されているような、生理的条件で化合物(I)に変化するものであってもよい。
化合物(I)が、光学異性体、立体異性体、位置異性体、回転異性体等の異性体を有する場合には、いずれか一方の異性体も、異性体の混合物も化合物(I)に包含される。例えば、化合物(I)に光学異性体が存在する場合には、ラセミ体から分割された光学異性体も化合物(I)に包含される。これらの異性体は、自体公知の合成手法、分離手法(濃縮、溶媒抽出、カラムクロマトグラフィー、再結晶等)によりそれぞれを単品として得ることができる。
化合物(I)は、結晶であっても無晶形であってもよい。化合物(I)が結晶である場合、結晶形が単一であっても結晶形混合物であっても化合物(I)に包含される。結晶は、自体公知の結晶化法を適用して、結晶化することによって製造することができる。
化合物(I)は、薬学的に許容され得る共結晶または共結晶塩であってもよい。ここで、共結晶または共結晶塩とは、各々が異なる物理的特性(例えば、構造、融点、融解熱、吸湿性、溶解性および安定性等)を持つ、室温で二種またはそれ以上の独特な固体から構成される結晶性物質を意味する。共結晶または共結晶塩は、自体公知の共結晶化法に従い製造することができる。
化合物(I)は、溶媒和物(例えば、水和物等)であっても、無溶媒和物であってもよく、いずれも化合物(I)に包含される。
化合物(I)は、同位元素(例、3H,14C,35S,125I等)等で標識されていてもよい。
さらに、1Hを2H(D)に変換した重水素変換体も、化合物(I)に包含される。
化合物(I)またはその塩(以下、本発明化合物と略記する。)は、強力なデルター5−デサチュラーゼ阻害作用を有することから、哺乳動物(例、ヒト、サル、ネコ、ブタ、ウマ、ウシ、マウス、ラット、モルモット、イヌ、ウサギ等)に対し、デルター5−デサチュラーゼを介して産生されるエイコサノイドが関連して発症する疾患(または発症が促進される疾患)の予防または治療薬として有用である。
このような疾患としては、例えば、心疾患(心肥大、急性心不全およびうっ血性を含む慢性心不全、心筋症、狭心症、心筋炎、不整脈、頻脈、心筋梗塞等)、心筋虚血、静脈機能不全、心筋梗塞後の心不全移行、高血圧症、肺性心、アテローム性を含む動脈硬化症(動脈瘤、冠動脈硬化症、脳動脈硬化症、末梢動脈硬化症等)、インターベンション(経皮的冠動脈形成術、ステント留置、冠動脈内視鏡、血管内超音波、冠注血栓溶解療法等)および心移植後の血管肥厚または閉塞および臓器障害、バイパス手術後の血管再閉塞・再狭窄、呼吸器疾患(かぜ症候群、肺炎、喘息、肺高血圧症、肺血栓・肺塞栓等)、骨疾患(骨折,再骨折,骨変形・変形脊椎症、骨肉腫、骨髄腫、骨形成不全、側弯症等の非代謝性骨疾患、骨欠損、骨粗鬆症,骨軟化症,くる病、線維性骨炎、腎性骨異栄養症、骨ペーチェット病,硬直性脊髄炎,慢性関節リウマチ,変形性膝関節炎およびそれらの類似疾患における関節組織の破壊等)、炎症性疾患(網膜症、腎症、神経障害、慢性関節リウマチ、変形性関節炎、リウマチ様脊髄炎、骨膜炎等の関節炎、手術・外傷後の炎症、腫脹の緩解、咽頭炎、膀胱炎、アトピー性皮膚炎、クローン病・潰瘍性大腸炎等の炎症性腸疾患、髄膜炎、炎症性眼疾患、肺炎・珪肺・肺サルコイドーシス・肺結核等の炎症性肺疾患等)、アレルギー疾患(アレルギー性鼻炎、結膜炎、消化管アレルギー、花粉症、アナフィラキシー等)、薬物依存、神経変性疾患(アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、エイズ脳症等)、中枢神経障害(脳出血および脳梗塞等の障害およびその後遺症・合併症、頭部外傷、脊椎損傷、脳浮腫等)、痴呆症、記憶障害、意識障害、健忘症、不安症状、緊張症状、不快精神状態、精神疾患(うつ病、てんかん、アルコール依存症等)、虚血性末梢循環障害、深部静脈血栓症、閉塞性末梢循環障害、閉塞性動脈硬化症(ASO)、閉塞性血栓性血管炎、糖尿病(1型糖尿病、2型糖尿病、1.5型糖尿病(LADA(Latent Autoimmune Diabetes in Adults))、妊娠糖尿病、インスリン分泌不全型糖尿病、肥満型糖尿病、耐糖能不全(IGT(Impaired Glucose Tolerance))、IFG(Impaired Fasting Glucose)、IFG(Impaired Fasting Glycaemia)等)、糖尿病性合併症(神経障害、腎症、網膜症、白内障、大血管障害、骨減少症、糖尿病性高浸透圧昏睡、感染症(呼吸器感染症、尿路感染症、消化器感染症、皮膚軟部組織感染症、下肢感染症等)、糖尿病性壊疽、口腔乾燥症、聴覚の低下、脳血管障害、末梢血行障害等)、尿失禁、代謝・栄養障害(肥満症(例、悪性肥満細胞(malignant mastocytosis)、外因性肥満(exogenous obesity)、過インシュリン性肥満症(hyperinsulinar obesity)、過血漿性肥満(hyperplasmic obesity)、下垂体性肥満(hypophyseal adiposity)、減血漿性肥満症(hypoplasmic obesity)、甲状腺機能低下肥満症(hypothyroid obesity)、視床下部性肥満(hypothalamic obesity)、症候性肥満症(symptomatic obesity)、小児肥満 (infantile obesity)、上半身肥満(upper body obesity)、食事性肥満症(alimentary obesity)、性機能低下性肥満(hypogonadal obesity)、全身性肥満細胞症(systemic mastocytosis)、単純性肥満(simple obesity)、中心性肥満(central obesity)等)、摂食亢進症(hyperphagia)、高脂血症、高コレステロール血症、耐糖能異常等)、インスリン抵抗性症候群、シンドロームX、内臓肥満症候群、男性または女性の性機能障害、脳血管障害(無症候性脳血管障害、一過性脳虚血発作、脳卒中、脳血管性痴呆、高血圧性脳症、脳梗塞等)、脳浮腫、脳循環障害、脳血管障害の再発および後遺症(神経症候、精神症候、自覚症状、日常生活動作障害等)、腎疾患(腎炎、糸球体腎炎、糸球体硬化症、腎不全、血栓性微小血管症、糖尿病性ネフロパシー、ネフローゼ症候群、高血圧性腎硬化症、透析の合併症、放射線照射による腎症を含む臓器障害等)、眼疾患(緑内障、高眼圧症等)、血栓症、多臓器不全、内皮機能障害、その他の循環器系疾患(虚血性脳循環障害、レイノー病、バージャー病等)、慢性閉塞性肺疾患、間質性肺炎、カリニ肺炎、膠原病(例、全身性エリテマトーデス、強皮症、多発動脈炎等)、肝臓疾患(慢性を含む肝炎、肝硬変等)、消化器疾患(胃炎、胃潰瘍、胃癌、胃手術後障害、消化不良、食道潰瘍、膵炎、大腸ポリープ、胆石症、痔疾患、食道や胃の静脈瘤破裂等)、血液・造血器疾患(赤血球増加症、血管性紫斑病、自己免疫性溶血性貧血、播種性血管内凝固症候群、多発性骨髄症等)、固形腫瘍、腫瘍(悪性黒色腫、悪性リンパ腫、消化器(例、胃、腸等)癌等)、癌およびそれに伴う悪液質、癌の転移、内分泌疾患(アジソン病、クッシング症候群、褐色細胞種、原発性アルドステロン症等)、泌尿器・男性性器疾患(膀胱炎、前立腺肥大症、前立腺癌、性感染症等)、婦人科疾患(更年期障害、妊娠中毒、子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣疾患、乳腺疾患、性感染症等)、感染症(サイトメガルウイルス、インフルエンザウイルス、ヘルペスウイルス等のウイルス感染症、リケッチア感染症、細菌感染症等)、毒血症(敗血症、敗血症性ショック、内毒素性ショック、グラム陰性敗血症、トキシンショック症候群等)、皮膚疾患(ケロイド、血管腫、乾癬等)等の予防又は治療に有用であり、中でも動脈硬化症、糖尿病および肥満の予防又は治療に使用することが望ましい。ここで動脈硬化症の予防・治療という概念には、動脈硬化プラークの破綻によって生じる虚血性心疾患(不安定狭心症・急性心筋梗塞・急性心不全・心臓死)や脳卒中 (一過性脳虚血を含む)等いわゆるアテローム性血栓症の予防やそれらの重症化遅延、動脈硬化進展抑制作用に基づく心血管イベント高発症リスク患者 (急性冠動脈疾患患者、脳卒中患者、代謝性疾患患者、高血圧・肥満・糖尿病・脂質異常症患者等)の心血管イベント発症予防、虚血性心疾患再発予防、心血管イベント一次発症予防、末梢動脈血管症予防あるいは治療等も含まれる。
このような疾患としては、例えば、心疾患(心肥大、急性心不全およびうっ血性を含む慢性心不全、心筋症、狭心症、心筋炎、不整脈、頻脈、心筋梗塞等)、心筋虚血、静脈機能不全、心筋梗塞後の心不全移行、高血圧症、肺性心、アテローム性を含む動脈硬化症(動脈瘤、冠動脈硬化症、脳動脈硬化症、末梢動脈硬化症等)、インターベンション(経皮的冠動脈形成術、ステント留置、冠動脈内視鏡、血管内超音波、冠注血栓溶解療法等)および心移植後の血管肥厚または閉塞および臓器障害、バイパス手術後の血管再閉塞・再狭窄、呼吸器疾患(かぜ症候群、肺炎、喘息、肺高血圧症、肺血栓・肺塞栓等)、骨疾患(骨折,再骨折,骨変形・変形脊椎症、骨肉腫、骨髄腫、骨形成不全、側弯症等の非代謝性骨疾患、骨欠損、骨粗鬆症,骨軟化症,くる病、線維性骨炎、腎性骨異栄養症、骨ペーチェット病,硬直性脊髄炎,慢性関節リウマチ,変形性膝関節炎およびそれらの類似疾患における関節組織の破壊等)、炎症性疾患(網膜症、腎症、神経障害、慢性関節リウマチ、変形性関節炎、リウマチ様脊髄炎、骨膜炎等の関節炎、手術・外傷後の炎症、腫脹の緩解、咽頭炎、膀胱炎、アトピー性皮膚炎、クローン病・潰瘍性大腸炎等の炎症性腸疾患、髄膜炎、炎症性眼疾患、肺炎・珪肺・肺サルコイドーシス・肺結核等の炎症性肺疾患等)、アレルギー疾患(アレルギー性鼻炎、結膜炎、消化管アレルギー、花粉症、アナフィラキシー等)、薬物依存、神経変性疾患(アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、エイズ脳症等)、中枢神経障害(脳出血および脳梗塞等の障害およびその後遺症・合併症、頭部外傷、脊椎損傷、脳浮腫等)、痴呆症、記憶障害、意識障害、健忘症、不安症状、緊張症状、不快精神状態、精神疾患(うつ病、てんかん、アルコール依存症等)、虚血性末梢循環障害、深部静脈血栓症、閉塞性末梢循環障害、閉塞性動脈硬化症(ASO)、閉塞性血栓性血管炎、糖尿病(1型糖尿病、2型糖尿病、1.5型糖尿病(LADA(Latent Autoimmune Diabetes in Adults))、妊娠糖尿病、インスリン分泌不全型糖尿病、肥満型糖尿病、耐糖能不全(IGT(Impaired Glucose Tolerance))、IFG(Impaired Fasting Glucose)、IFG(Impaired Fasting Glycaemia)等)、糖尿病性合併症(神経障害、腎症、網膜症、白内障、大血管障害、骨減少症、糖尿病性高浸透圧昏睡、感染症(呼吸器感染症、尿路感染症、消化器感染症、皮膚軟部組織感染症、下肢感染症等)、糖尿病性壊疽、口腔乾燥症、聴覚の低下、脳血管障害、末梢血行障害等)、尿失禁、代謝・栄養障害(肥満症(例、悪性肥満細胞(malignant mastocytosis)、外因性肥満(exogenous obesity)、過インシュリン性肥満症(hyperinsulinar obesity)、過血漿性肥満(hyperplasmic obesity)、下垂体性肥満(hypophyseal adiposity)、減血漿性肥満症(hypoplasmic obesity)、甲状腺機能低下肥満症(hypothyroid obesity)、視床下部性肥満(hypothalamic obesity)、症候性肥満症(symptomatic obesity)、小児肥満 (infantile obesity)、上半身肥満(upper body obesity)、食事性肥満症(alimentary obesity)、性機能低下性肥満(hypogonadal obesity)、全身性肥満細胞症(systemic mastocytosis)、単純性肥満(simple obesity)、中心性肥満(central obesity)等)、摂食亢進症(hyperphagia)、高脂血症、高コレステロール血症、耐糖能異常等)、インスリン抵抗性症候群、シンドロームX、内臓肥満症候群、男性または女性の性機能障害、脳血管障害(無症候性脳血管障害、一過性脳虚血発作、脳卒中、脳血管性痴呆、高血圧性脳症、脳梗塞等)、脳浮腫、脳循環障害、脳血管障害の再発および後遺症(神経症候、精神症候、自覚症状、日常生活動作障害等)、腎疾患(腎炎、糸球体腎炎、糸球体硬化症、腎不全、血栓性微小血管症、糖尿病性ネフロパシー、ネフローゼ症候群、高血圧性腎硬化症、透析の合併症、放射線照射による腎症を含む臓器障害等)、眼疾患(緑内障、高眼圧症等)、血栓症、多臓器不全、内皮機能障害、その他の循環器系疾患(虚血性脳循環障害、レイノー病、バージャー病等)、慢性閉塞性肺疾患、間質性肺炎、カリニ肺炎、膠原病(例、全身性エリテマトーデス、強皮症、多発動脈炎等)、肝臓疾患(慢性を含む肝炎、肝硬変等)、消化器疾患(胃炎、胃潰瘍、胃癌、胃手術後障害、消化不良、食道潰瘍、膵炎、大腸ポリープ、胆石症、痔疾患、食道や胃の静脈瘤破裂等)、血液・造血器疾患(赤血球増加症、血管性紫斑病、自己免疫性溶血性貧血、播種性血管内凝固症候群、多発性骨髄症等)、固形腫瘍、腫瘍(悪性黒色腫、悪性リンパ腫、消化器(例、胃、腸等)癌等)、癌およびそれに伴う悪液質、癌の転移、内分泌疾患(アジソン病、クッシング症候群、褐色細胞種、原発性アルドステロン症等)、泌尿器・男性性器疾患(膀胱炎、前立腺肥大症、前立腺癌、性感染症等)、婦人科疾患(更年期障害、妊娠中毒、子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣疾患、乳腺疾患、性感染症等)、感染症(サイトメガルウイルス、インフルエンザウイルス、ヘルペスウイルス等のウイルス感染症、リケッチア感染症、細菌感染症等)、毒血症(敗血症、敗血症性ショック、内毒素性ショック、グラム陰性敗血症、トキシンショック症候群等)、皮膚疾患(ケロイド、血管腫、乾癬等)等の予防又は治療に有用であり、中でも動脈硬化症、糖尿病および肥満の予防又は治療に使用することが望ましい。ここで動脈硬化症の予防・治療という概念には、動脈硬化プラークの破綻によって生じる虚血性心疾患(不安定狭心症・急性心筋梗塞・急性心不全・心臓死)や脳卒中 (一過性脳虚血を含む)等いわゆるアテローム性血栓症の予防やそれらの重症化遅延、動脈硬化進展抑制作用に基づく心血管イベント高発症リスク患者 (急性冠動脈疾患患者、脳卒中患者、代謝性疾患患者、高血圧・肥満・糖尿病・脂質異常症患者等)の心血管イベント発症予防、虚血性心疾患再発予防、心血管イベント一次発症予防、末梢動脈血管症予防あるいは治療等も含まれる。
糖尿病の判定基準については、1999年に日本糖尿病学会から判定基準が報告されている。
この報告によれば、糖尿病とは、空腹時血糖値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が126mg/dl以上、75g経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)2時間値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が200mg/dl以上、随時血糖値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が200mg/dl以上のいずれかを示す状態である。また、上記糖尿病に該当せず、かつ、「空腹時血糖値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が110mg/dl未満または75g経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)2時間値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が140mg/dl未満を示す状態」(正常型)でない状態を、「境界型」と呼ぶ。
また、糖尿病の判定基準については、1997年にADA(米国糖尿病学会)から、1998年にWHOから、判定基準が報告されている。
これらの報告によれば、糖尿病とは、空腹時血糖値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が126mg/dl以上であり、かつ、75g経口ブドウ糖負荷試験2時間値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が200mg/dl以上を示す状態である。
また、上記報告によれば、耐糖能不全とは、空腹時血糖値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が126mg/dl未満であり、かつ、75g経口ブドウ糖負荷試験2時間値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が140mg/dl以上200mg/dl未満を示す状態である。さらに、ADAの報告によれば、空腹時血糖値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が110mg/dl以上126mg/dl未満の状態をIFG(Impaired Fasting Glucose)と呼ぶ。一方、WHOの報告によれば、該IFG(Impaired Fasting Glucose)のうち、75g経口ブドウ糖負荷試験2時間値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が140mg/dl未満である状態をIFG(Impaired Fasting Glycemia)と呼ぶ。
本発明化合物は、上記した判定基準により決定される糖尿病、境界型、耐糖能不全、IFG(Impaired Fasting Glucose)およびIFG(Impaired Fasting Glycemia)の予防・治療剤としても用いられる。さらに、本発明化合物は、境界型、耐糖能不全、IFG(Impaired Fasting Glucose)またはIFG(Impaired Fasting Glycemia)から糖尿病への進展を防止することもできる。
本発明化合物は、上記した各種疾患(例、心筋梗塞等の心血管イベント)の2次予防および進展抑制にも用いられる。
また、本発明化合物は、長時間に亘ってエイコサノイドの産生を持続的に抑制することにより、起炎性エイコサノイドとの関連が指摘されている炎症性疾患、例えば、喘息、アレルギー性気道過敏症、発熱、発痛、血栓症、脳梗塞、心筋梗塞、癌、自己免疫性脳脊髄炎、疼痛、腎不全、リウマチ、変形性関節症、掻痒、アトピー性皮膚炎、鼻炎、炎症性腸疾患、クローン病の予防又は治療に使用することができる。また、炎症反応に伴うさまざまな疾患の原因となる生体機能および生理作用の障害または異常を改善または亢進を抑制し、これらに起因する疾患または病態の一次および二次予防または進展を抑制できる。このような生体機能および生理作用の障害または異常としては、例えば、顔面潮紅および皮膚痛痒感 (ニコチン酸誘導体製剤、プロスタサイクリン製剤等の投与に伴うものを含む)、過活動膀胱、脳循環・腎循環自動調節能の障害または異常、循環障害(例、末梢、脳、微小循環等)、脳血液関門の障害、食塩感受性、凝固・線溶系異常、血液・血球成分の性状異常(例、鎌形赤血球症、血小板凝集能亢進、赤血球変形能の異常、白血球粘着能の亢進、血液粘度の上昇等)、増殖因子およびサイトカイン(例、PDGF、VEGF、FGF、インターロイキン、TNF−α、MCP−1等)の産生および作用亢進、炎症系細胞の産生および浸潤亢進、フリーラジカルの産生亢進、脂肪沈着促進、内皮機能障害、内皮、細胞および臓器障害、浮腫、平滑筋等の細胞の形態変化(増殖型等への形態変化)、血管作動性物質や血栓誘発物質(例、カテコラミン、エンドセリン、トロンボキサンA2等)の産生および機能亢進、血管等の異常収縮、代謝異常(例、血清脂質異常、血糖異常等)、細胞等の異常増殖、血管新生(粥状動脈硬化巣外膜の異常毛細血管網形成における異常な脈管形成を含む)が挙げられる。
また、本発明化合物は鎮痛作用を有することから、鎮痛薬として、疼痛の予防・治療薬として用いることもできる。疼痛疾患としては、例えば、炎症による急性痛、慢性炎症に伴う痛み、急性炎症に伴う痛み、術後痛(切開創の痛み、深部痛、内臓痛、術後慢性痛等)、筋肉痛(慢性痛疾患に伴う筋肉痛、肩こり等)、関節痛、歯痛、顎関節痛、頭痛(偏頭痛、緊張型頭痛、発熱に伴う頭痛、高血圧に伴う頭痛)、内臓痛(心臓痛、狭心痛、腹痛、腎臓の痛み、尿管の痛み、膀胱の痛み)、産婦人科領域の痛み(中間痛、月経困難、陣痛)、神経痛(椎間板ヘルニア、神経根痛、帯状疱疹後神経痛、三叉神経痛)、癌性疼痛、反射性交感神経性萎縮症、複雑局所痛症候群が挙げられる。本発明化合物は、神経性疼痛、癌性疼痛、炎症性疼痛等の各種疼痛を直接的かつ即効的に鎮めるのに有効であり、痛覚閾値が低下している患者や病態(例、高血圧症等、およびこれらの合併症等)に対して、特に優れた鎮痛効果を示す。
医薬組成物中における本発明化合物の含有量は製剤全体に対して通常、約0.01〜約99.9重量%、好ましくは約0.1〜約50重量%である。
本発明化合物の投与量は、年令、体重、一般的健康状態、性別、食事、投与時間、投与方法、排泄速度、薬物の組み合わせ、患者のその時に治療を行なっている病状の程度に応じ、それらあるいはその他の要因を考慮して決められる。
投与量は対象疾患、症状、投与対象、投与方法等によって異なるが、例えば、本発明化合物を動脈硬化症治療剤として、成人に経口投与する場合、通常1回量として約0.01〜100mg/kg体重、好ましくは0.05〜30mg/kg体重、さらに好ましくは0.5〜10mg/kg体重であり、この量を1日1回〜3回に分けて投与するのが好ましい。
また、本発明化合物は安全性に優れていることから、長期に亘って投与することが可能である。
投与量は対象疾患、症状、投与対象、投与方法等によって異なるが、例えば、本発明化合物を動脈硬化症治療剤として、成人に経口投与する場合、通常1回量として約0.01〜100mg/kg体重、好ましくは0.05〜30mg/kg体重、さらに好ましくは0.5〜10mg/kg体重であり、この量を1日1回〜3回に分けて投与するのが好ましい。
また、本発明化合物は安全性に優れていることから、長期に亘って投与することが可能である。
本発明化合物は、例えば、抗動脈硬化剤、抗血栓剤、心不全治療剤、不整脈治療剤、降圧剤、糖尿病治療剤、糖尿病性合併症治療剤、HDL増加剤、抗高脂血症剤、抗肥満剤、利尿剤、抗炎症剤、抗痛風剤、化学療法剤、免疫療法剤、骨粗鬆症治療剤、抗痴呆剤、勃起不全改善剤、尿失禁治療剤・排尿困難治療剤等の薬剤(以下、併用薬剤と略記する)と組み合せて用いることができる。これらの併用薬剤は低分子化合物であっても良く、また高分子の蛋白、ポリペプチド、抗体あるいはワクチン等でも良い。
上記「抗動脈硬化剤」としては、例えば、Lp-PLA2阻害剤 (例、ダラプラディブ、リラプラディブ等)、FLAP阻害剤 (例、AM-103、AM-803、DG-031等)、sPLA2阻害剤(例、バレスプラディブ)、5-リポキシゲナーゼ阻害剤 (例、VIA-2291等)、アシルコエンザイムAコレステロールアシル転移酵素(ACAT)阻害薬(例、メリナミド、アバシマイブ、エフルシマイブ等)、リピド・リッチ・プラーク退縮薬(例、WO02/06264、WO03/059900に記載の化合物等)、HDL製剤(例、CSL-111等)、CTEP阻害剤(例、トルセトラピブ、アナセトラピブ、ダルセトラピブ等)、MMP阻害剤、キマーゼ阻害剤、SPT阻害薬、ApoA-1およびその関連分子 (例、ApoA-1ミラノ、D-4F、L-4F等)等が挙げられる。
上記「抗血栓剤」としては、例えば、血液凝固阻止薬〔例、ヘパリンナトリウム、ヘパリンカルシウム、ワルファリンカルシウム(ワーファリン)、抗トロンビン薬(例、アルガトロバン(argatroban)、ダビガトラン(dabigatran))、活性化血液凝固第Xa因子阻害薬(例、リバロキサバン(rivaroxaban)、アピキサバン(apixaban)、エドキサバン(edoxaban)、YM-150、WO02/06234、WO2004/048363、WO2005/030740、WO2005/058823、WO2005/113504またはWO2004/048363に記載の化合物)等〕、血栓溶解薬〔例、tPA、ウロキナーゼ(urokinase)、チソキナーゼ(tisokinase)、アルテプラーゼ(alteplase)、ナテプラーゼ(nateplase)、モンテプラーゼ(monteplase)、パミテプラーゼ(pamiteplase)〕、抗血小板薬〔例、アスピリン、スルフィンピラゾン(アンツーラン)、ジピリダモール(ペルサンチン)、チクロピジン(パナルジン)、シロスタゾール(プレタール)、GPIIb/IIIa拮抗薬(例、レオプロ等)、クロピドグレル、プラスグレル(prasugrel)、チカグレロール(ticagrelor) 、E5555、SHC530348、イコサペント酸エチル、ベラプロストナトリウム(beraprost sodium)、塩酸サルポグレラート(sarpogrelate hydrochloride)等〕等が挙げられる。
上記「心不全治療剤」としては、例えば、強心薬(例、ジギトキシン、ジゴキシン、メチルジゴキシン、ラナトシドC、プロスシラリジン等)、α、β刺激薬(例、エピネフリン、ノルエピネフリン、イソプロテレノール、ドパミン、ドカルパミン、ドブタミン、デノパミン等)、ホスホジエステラーゼ阻害薬(例、アムリノン、ミルリノン、塩酸オルプリノン等)、カルシウムチャンネル感受性増強薬(例、ピモベンタン等)、硝酸薬(例、ニトログリセリン、硝酸イソソルビド等)、アンジオテンシン変換酵素阻害剤(例えば後述のアンジオテンシン変換酵素阻害剤等)、アンジオテンシンII拮抗剤(例えば後述のアンジオテンシンII拮抗剤等)、βブロッカー(例えば後述のβブロッカー等)、利尿薬(例えば後述の利尿薬等)、ANP、sGC活性化剤、ミオシン感受性増強剤、カルペリチド、ユビデカレノン、ベスナリノン、アミノフィリン等が挙げられる。
上記「不整脈治療剤」としては、例えば、ナトリウムチャンネル遮断薬(例、キニジン、プロカインアミド、ジソピラミド、アジマリン、シベンゾリン、リドカイン、ジフェニルヒダントイン、メキシレチン、プロパフェノン、フレカイニド、ピルジカイニド、フェニトイン等)、β遮断薬(例、プロプラノロール、アルプレノロール、ブフェトロール、オクスプレノロール、アテノロール、アセブトロール、メトプロロール、ビソプロロール、ピンドロール、カルテオロール、アロチロール等)、カリウムチャンネル遮断薬(例、アミオダロン等)、カルシウムチャンネル遮断薬(例、ベラパミル、ジルチアゼム等)等が挙げられる。
上記「降圧剤」としては、例えば、アンジオテンシン変換酵素阻害剤(例、カプトプリル、エナラプリル、デラプリル等)、アンジオテンシンII拮抗剤(例、カンデサルタン シレキセチル、カンデサルタン、アジルサルタン、アジルサルタン メドキソミル、ロサルタン、ロサルタンカリウム、エプロサルタン、バルサルタン、テルミサルタン、イルベサルタン、タソサルタン、オルメサルタン、オルメサルタン メドキソミル等)、カルシウム拮抗剤(例、マニジピン、ニフェジピン、アムロジピン、エホニジピン、ニカルジピン等)、βブロッカー(例、プルプラノロール、ナドロール、チモロール、ニプラジロール、ブニトロロール、インデノロール、ペンブトロール、カルテオロール、カルベジロール、ピンドロール、アセブトロール、アテノロール、ビソプロロール、メトプロロール、ラベタロール、アモスラロール、アロチノロール等)、クロニジン等が挙げられる。
上記「糖尿病治療剤」としては、例えば、インスリン製剤(例、ウシ、ブタの膵臓から抽出された動物インスリン製剤;大腸菌、イーストを用い遺伝子工学的に合成したヒトインスリン製剤;インスリン亜鉛;プロタミンインスリン亜鉛;インスリンのフラグメントまたは誘導体(例、INS-1)、経口インスリン製剤)、インスリン抵抗性改善剤(例、ピオグリタゾンまたはその塩(好ましくは塩酸塩)、ロシグリタゾンまたはその塩(好ましくはマレイン酸塩)、ネトグリタゾン(Netoglitazone)(MCC-555)、リボグリタゾン(Rivoglitazone)(CS-011)、FK−614、WO01/38325に記載の化合物、テサグリタザール(Tesaglitazar)(AZ-242)、ラガグリタザール(Ragaglitazar)(NN-622)、ムラグリタザール(Muraglitazar)(BMS-298585)、エダグリタゾン(Edaglitazone)(BM-13-1258)、メタグリダセン(Metaglidasen)(MBX-102)、ナベグリタザール(Naveglitazar)(LY-519818)、MX-6054、LY-510929、AMG131(T-131)またはその塩、THR-0921)、α−グルコシダーゼ阻害剤(例、ボグリボース、アカルボース、ミグリトール、エミグリテート)、ビグアナイド剤(例、フェンホルミン、メトホルミン、ブホルミンまたはそれらの塩(例、塩酸塩、フマル酸塩、コハク酸塩))、インスリン分泌促進剤[スルホニルウレア剤(例、トルブタミド、グリベンクラミド、グリクラジド、クロルプロパミド、トラザミド、アセトヘキサミド、グリクロピラミド、グリメピリド、グリピザイド、グリブゾール)、レパグリニド、ナテグリニド、ミチグリニドまたはそのカルシウム塩水和物]、ジペプチジルペプチダーゼIV阻害剤(例、ヴィルダグリプチン(Vildagliptin)(LAF237)、P32/98、シタグリプチン(Sitagliptin)(MK-431)、アログリプチン(alogliptin)、P93/01、PT-100、サクサグリプチン(Saxagliptin)(BMS-477118)、BI1356、GRC8200、MP-513、PF-00734200、PHX1149、SK-0403、ALS2-0426、TA-6666、TS-021、KRP-104、2-[[6-[(3R)-3-アミノ-1-ピペリジニル]-3,4-ジヒドロ-3-メチル-2,4-ジオキソ-1(2H)-ピリミジニル]メチル]-4-フルオロベンゾニトリルまたはその塩)、β3アゴニスト(例、AJ-9677)、GPR40アゴニスト、GLP−1受容体アゴニスト[例、GLP-1、GLP-1MR剤、NN-2211、AC-2993(エキセンディン-4(exendin-4))、BIM-51077、Aib(8,35)hGLP-1(7,37)NH2、CJC-1131]、アミリンアゴニスト(例、プラムリンチド)、ホスホチロシンホスファターゼ阻害剤(例、バナジン酸ナトリウム)、糖新生阻害剤(例、グリコーゲンホスホリラーゼ阻害剤、グルコース−6−ホスファターゼ阻害剤、グルカゴン拮抗剤)、SGLUT(ナトリウム・グルコース共輸送体(sodium-glucose cotransporter))阻害剤(例、T-1095、ダパグリフロジン、レモグリフロジン)、11β−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ阻害薬(例、BVT-3498)、アジポネクチンまたはその作動薬、IKK阻害薬(例、AS-2868)、レプチン抵抗性改善薬、ソマトスタチン受容体作動薬(例、WO01/25228、WO03/42204、WO98/44921、WO98/45285、WO99/22735に記載の化合物等)、グルコキナーゼ活性化薬(例、Ro-28-1675)、ACC2(アセチル−CoAカルボキシラーゼ2)阻害薬等が挙げられる。
上記「糖尿病性合併症治療剤」としては、例えば、アルドース還元酵素阻害剤(例、トルレスタット、エパルレスタット、ゼナレスタット、ゾポルレスタット、ミナルレスタット、フィダレスタット、CT−112、ラニレスタット(AS−3201))、神経栄養因子およびその増加薬(例、NGF、NT−3、BDNF、WO01/14372に記載のニューロトロフィン産生・分泌促進剤(例えば、4−(4−クロロフェニル)−2−(2−メチル−1−イミダゾリル)−5−[3−(2−メチルフェノキシ)プロピル]オキサゾール))、PKC阻害剤(例、ルボキシスタウリン メシレート(ruboxistaurin mesylate))、AGE阻害剤(例、ALT946、ピマゲジン、N−フェナシルチアゾリウム ブロマイド(ALT766)、EXO-226、ピリドリン(Pyridorin)、ピリドキサミン)、活性酸素消去薬(例、チオクト酸)、脳血管拡張剤(例、チアプリド、メキシレチン)、ソマトスタチン受容体作動薬(例、BIM23190)、アポトーシスシグナルレギュレーティングキナーゼ−1(ASK-1)阻害薬が挙げられる。
上記「HDL増加剤」としては、例えば、スクワレン合成酵素阻害薬、CETP阻害薬 (例、トルセトラピブ、アナセトラピブ、ダルセトラピブ等)、LPL活性化薬、ニコチン酸系薬剤(例、ニコモール(nicomol)、ニセリトロール(niceritrol))、内皮リパーゼ阻害薬等が挙げられる。
上記「抗高脂血症剤」としては、例えば、コレステロール合成阻害剤であるスタチン系化合物(例、セリバスタチン、プラバスタチン、シンバスタチン、ロバスタチン、ロスバスタチン、アトルバスタチン、フルバスタチン、ピタバスタチンまたはそれらの塩(例、ナトリウム塩等)等)、スクアレン合成酵素阻害剤あるいはトリグリセリド低下作用を有するフィブラート系化合物(例、ベザフィブラート、クロフィブラート、シンフィブラート、クリノフィブラート等)、コレステロール吸収阻害剤(例、ゼチア)、陰イオン交換樹脂(例、コレスチラミン)、プロブコール、ニコチン酸系薬剤(例、ニコモール(nicomol)、ニセリトロール(niceritrol))、植物ステロール(例、ソイステロール(soysterol)、ガンマオリザノール(γ-oryzanol))、魚油製剤 (EPA、DHA、オマコール等)、PPARα作動薬、PPARγ作動薬、PPARδ作動薬、LXR作動薬、FXR拮抗薬、FXR作動薬、DGAT阻害薬、MGAT阻害薬、MTP阻害薬(例、lomitapide)、ApoBアンチセンス (例、mipomersen)やPCSK9 siRNAアンチセンスオリゴヌクレオチドを含む核酸医薬等が挙げられる。
上記「抗肥満剤」としては、例えば、モノアミン取り込み阻害薬(例、フェンテルミン、シブトラミン、マジンドール、フロキセチン、テソフェンシン)、セロトニン2C受容体作動薬(例、ロルカセリン)、セロトニン6受容体拮抗薬、ヒスタミンH3受容体、GABA調節薬(例、トピラメイト)、ニューロペプチドY拮抗薬(例、ベルネペリット)、カンナビノイド受容体拮抗薬(例、リモナバン、タラナバン)、グレリン拮抗薬、グレリン受容体拮抗薬、グレリンアシル化酵素阻害薬、オピオイド受容体拮抗薬(例、GSK-1521498)、オレキシン受容体拮抗薬、メラノコルチン4受容体作動薬、11β-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ阻害薬(例、AZD-4017)、膵リパーゼ阻害薬(例、オルリスタット、セティリスタット(cetilistat))、β3アゴニスト(例、N-5984)、ジアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ1(DGAT1)阻害薬、アセチルCoAカルボキシラーゼ(ACC)阻害薬、ステアリン酸CoA脱飽和酵素阻害、ミクロソームトリグリセリド転送蛋白阻害薬(例、R-256918)、Na-グルコース共輸送担体阻害薬(例、JNJ-28431754、レモグリフロジン)、NFκ阻害(例、HE-3286)、PPARアゴニスト(例、GFT-505、DRF-11605)、ホスホチロシンホスファターゼ阻害剤(例、バナジン酸ナトリウム、トロダスケミン(Trodusquemin))、GPR119作動薬(例、PSN-821)、グルコキナーゼ活性化薬(例、AZD-1656)、レプチン、レプチン誘導体(例、メトレレプチン)、CNTF(毛様体神経栄養因子)、BDNF(脳由来神経栄養因子)、コレシストキニンアゴニスト、グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)製剤(例、ウシ、ブタの膵臓から抽出された動物GLP-1製剤;大腸菌、イーストを用い遺伝子工学的に合成したヒトGLP-1製剤;GLP-1のフラグメントまたは誘導体(例、エクセナチド、リラグルチド))、アミリン製剤(例、プラムリンタイド、AC-2307)、ニューロペプチドYアゴニスト(例、PYY3-36、PYY3-36の誘導体、オビネプタイド、TM-30339、TM-30335)、オキシントモジュリン製剤:FGF21製剤(例、ウシ、ブタの膵臓から抽出された動物FGF21製剤;大腸菌、イーストを用い遺伝子工学的に合成したヒトFGF21製剤;FGF21のフラグメントまたは誘導体))、摂食抑制薬(例、P-57)等が挙げられる。
上記「利尿剤」としては、例えば、キサンチン誘導体(例、サリチル酸ナトリウムテオブロミン、サリチル酸カルシウムテオブロミン等)、チアジド系製剤(例、エチアジド、シクロペンチアジド、トリクロルメチアジド、ヒドロクロロチアジド、ヒドロフルメチアジド、ベンチルヒドロクロロチアジド、ペンフルチアジド、ポリ5チアジド、メチクロチアジド等)、抗アルドステロン製剤(例、スピロノラクトン、エプレレノン、トリアムテレン等)、炭酸脱水酵素阻害剤(例、アセタゾラミド等)、クロルベンゼンスルホンアミド系製剤(例、クロルタリドン、メフルシド、インダパミド等)、アゾセミド、イソソルビド、エタクリン酸、ピレタニド、ブメタニド、フロセミド等が挙げられる。
上記「抗炎症剤」としては、例えば、アセトアミノフェン、フェナセチン、エテンザミド、スルピリン、アンチピリン、ミグレニン、アスピリン、メフェナム酸、フルフェナム酸、ジクロフェナックナトリウム、ロキソプロフェンナトリウム、フェニルブタゾン、インドメタシン、イブプロフェン、ケトプロフェン、ナプロキセン、オキサプロジン、フルルビプロフェン、フェンブフェン、プラノプロフェン、フロクタフェニン、エピリゾール、塩酸チアラミド、ザルトプロフェン、メシル酸ガベキサート、メシル酸カモスタット、ウリナスタチン、コルヒチン、プロベネジド、スルフィンピラゾン、ベンズブロマロン、アロプリノール、金チオリンゴ酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、サリチル酸ナトリウム、塩酸モルヒネ、サリチル酸、アトロピン、スコポラミン、モルヒネ、ペチジン、レボルファイノール、ケトプロフェン、ナプロキセン、オキシモルフォンまたはその塩等の非ステロイド性抗炎症剤が挙げられる。
上記「抗痛風剤」としては、例えば、フェブキソスタット(febuxostat)、アロプリノール、プロベネシド、コルヒチン、ベンズブロマロン、フェブキソスタット、クエン酸塩等が挙げられる。
上記「化学療法剤」としては、例えば、アルキル化剤(例、サイクロフォスファミド、イフォスファミド等)、代謝拮抗剤(例、メソトレキセート、5−フルオロウラシル等)、抗癌性抗生物質(例、マイトマイシン、アドリアマイシン等)、植物由来抗癌剤(例、ビンクリスチン、ビンデシン、タキソール等)、シスプラチン、カルボプラチン、エトポシド等が挙げられる。中でも、5−フルオロウラシル誘導体であるフルツロンあるいはネオフルツロン等が好ましい。
上記「免疫療法剤」としては、例えば、微生物または細菌成分(例、ムラミルジペプチド誘導体、ピシバニール等)、免疫増強活性のある多糖類(例、レンチナン、シゾフィラン、クレスチン等)、遺伝子工学的手法で得られるサイトカイン(例、インターフェロン、インターロイキン(IL)等)、コロニー刺激因子(例、顆粒球コロニー刺激因子、エリスロポエチン等)等が挙げられ、中でもIL−1、IL−2、IL−12等が好ましい。
上記「骨粗鬆症治療剤」としては、例えば、アルファカルシドール(alfacalcidol)、カルシトリオール(calcitriol)、エルカルトニン(elcaltonin)、サケカルシトニン(calcitonin salmon)、エストリオール(estriol)、イプリフラボン(ipriflavone)、パミドロン酸二ナトリウム(pamidronate disodium)、アレンドロン酸ナトリウム水和物(alendronate sodium hydrate)、インカドロン酸二ナトリウム(incadronate disodium) 等が挙げられる。
上記「抗痴呆剤」としては、例えば、タクリン(tacrine)、ドネペジル(donepezil)、リバスチグミン(rivastigmine)、ガランタミン(galantamine) 等が挙げられる。
上記「勃起不全改善剤」としては、例えば、アポモルフィン(apomorphine)、PDE5(ホスホジエステラーゼ5)阻害剤(例、クエン酸シルデナフィル(sildenafil citrate))等が挙げられる。
上記「尿失禁治療剤」としては、例えば、塩酸フラボキサート(flavoxate hydrochloride)、塩酸オキシブチニン(oxybutynin hydrochloride)、塩酸プロピベリン(propiverine hydrochloride) 等が挙げられる。
上記「排尿困難治療剤」としては、例えばアセチルコリンエステラーゼ阻害薬(例、ジスチグミン)等が挙げられる。
上記「排尿困難治療剤」としては、例えばアセチルコリンエステラーゼ阻害薬(例、ジスチグミン)等が挙げられる。
さらに、併用薬剤としては、プロスタサイクリン製剤・誘導体 (例、ベラプロスト、エポプロステノール、イロプロスト、トレプロスチニル等)、プロスタグランジン製剤・誘導体 (例、エンプロスチル、アルプロスタジル、リマプロスト、ミソプロストール、オルノプロスチル等)、抗喘息薬(例、サルメテロール、フルチカゾン、モンテルカスト)、関節リウマチ治療剤(例、エタネルセプト、インフリキシマブ、アダリムマブ)、神経再生促進薬(例、Y-128、VX-853、プロサプチド(prosaptide))、抗うつ薬(例、デシプラミン、アミトリプチリン、イミプラミン)、抗てんかん薬(例、ラモトリジン)、抗不整脈薬(例、メキシレチン)、アセチルコリン受容体リガンド(例、ABT-594)、エンドセリン受容体拮抗薬(例、ボセンタン、ABT-627)、モノアミン取り込み阻害薬(例、トラマドル)、麻薬性鎮痛薬(例、モルヒネ)、GABA受容体作動薬(例、ギャバペンチン)、α2受容体作動薬(例、クロニジン)、局所鎮痛薬(例、カプサイシン)、抗不安薬(例、ベンゾジアゼピン)、ドーパミン作動薬(例、アポモルフィン)、ミダゾラム、ケトコナゾール等も挙げられる。
前記した併用薬剤の投与時期は限定されず、本発明化合物と併用薬剤とを、投与対象に対し、同時に投与してもよいし、時間差をおいて投与してもよい。併用薬剤の投与量は、臨床上用いられている投与量に準ずればよく、投与対象、投与ルート、疾患、組み合わせ等により適宜選択することができる。
また、これらの併用薬剤は、2種類以上を適宜の割合で組み合わせても良い。この場合、本発明化合物と併用薬剤の投与時期は限定されず、投与時に本発明化合物と併用薬剤とが組み合わされていればよい。
このような投与形態としては、例えば、(1)本発明化合物と併用薬剤とを同時に製剤化して得られる単一の製剤の投与、(2)本発明化合物と併用薬剤とを別々に製剤化して得られる2種の製剤の同一投与経路での同時投与、(3)本発明化合物と併用薬剤とを別々に製剤化して得られる2種の製剤の同一投与経路での時間差をおいての投与、(4)本発明化合物と併用薬剤とを別々に製剤化して得られる2種の製剤の異なる投与経路での同時投与、(5)本発明化合物と併用薬剤とを別々に製剤化して得られる2種の製剤の異なる投与経路での時間差をおいての投与(例えば、本発明化合物→併用薬剤の順序での投与、あるいは逆の順序での投与)が挙げられる。併用薬剤の投与量は、臨床上用いられている用量を基準として適宜選択することができる。また、本発明化合物と併用薬剤の配合比は、投与対象、投与ルート、対象疾患、症状、組み合わせ等により適宜選択することができる。例えば、投与対象がヒトである場合、本発明化合物1重量部に対し、併用薬剤を0.01〜100重量部用いる。
本発明化合物は、そのままあるいは薬理学的に許容される担体を配合し、経口的または非経口的に投与することができる。
本発明化合物を含有する本発明の医薬は、医薬製剤の製造法として自体公知の方法(例、日本薬局方記載の方法等)に従って、本発明化合物を単独で、または薬理学的に許容される担体と混合して、例えば錠剤(糖衣錠、フィルムコーティング錠、舌下錠、口腔内崩壊錠、バッカル錠等を含む)、丸剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤(ソフトカプセル剤、マイクロカプセル剤を含む)、トローチ剤、シロップ剤、液剤、乳剤、懸濁剤、放出制御製剤(例、速放性製剤、徐放性製剤、徐放性マイクロカプセル剤)、エアゾール剤、フィルム剤(例、口腔内崩壊フィルム、口腔粘膜貼付フィルム)、注射剤(例、皮下注射剤、静脈内注射剤、筋肉内注射剤、腹腔内注射剤)、点滴剤、経皮吸収型製剤、軟膏剤、ローション剤、貼付剤、坐剤(例、肛門坐剤、膣坐剤)、ペレット、経鼻剤、経肺剤(吸入剤)、点眼剤等として、経口的または非経口的(例、静脈内、筋肉内、皮下、臓器内、鼻腔内、皮内、点眼、脳内、直腸内、膣内、腹腔内、腫瘍内部、腫瘍の近位への投与および直接的な病巣への投与)に安全に投与することができる。
本発明化合物を上記の剤形に製造する場合には、必要に応じて、その剤形に製造する際に製剤分野において通常用いられる賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、甘味剤、界面活性剤、懸濁化剤、乳化剤等を適宜、適量添加して製造することができる。
例えば、本発明化合物を錠剤に製造する場合には、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤等を添加することができる。本発明化合物を丸剤および顆粒剤に製造する場合には、賦形剤、結合剤、崩壊剤等を添加することができる。また、本発明化合物を散剤およびカプセル剤に製造する場合には賦形剤等を添加することができる。シロップ剤に製造する場合には甘味剤等を添加することができる。本発明化合物を乳剤または懸濁剤に製造する場合には懸濁化剤、界面活性剤、乳化剤等を添加することができる。
賦形剤の例としては、乳糖、白糖、ブドウ糖、でんぷん、蔗糖、微結晶セルロース、カンゾウ末、マンニトール、炭酸水素ナトリウム、リン酸カルシウム、硫酸カルシウム等が挙げられる。
結合剤の例としては、5ないし10重量%デンプンのり液、10ないし20重量%アラビアゴム液またはゼラチン液、1ないし5重量%トラガント液、カルボキシメチルセルロース液、アルギン酸ナトリウム液、グリセリン等が挙げられる。
崩壊剤の例としては、でんぷん、炭酸カルシウム等が挙げられる。
滑沢剤の例としては、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、ステアリン酸カルシウム、精製タルク等が挙げられる。
甘味剤の例としては、ブドウ糖、果糖、転化糖、ソルビトール、キシリトール、グリセリン、単シロップ等が挙げられる。
界面活性剤の例としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリソルベート80、ソルビタンモノ脂肪酸エステル、ステアリン酸ポリオキシル40等が挙げられる。
懸濁化剤の例としては、アラビアゴム、アルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ベントナイト等が挙げられる。
乳化剤の例としては、アラビアゴム、トラガント、ゼラチン、ポリソルベート80が挙げられる。
更に、本発明化合物を上記の剤形に製造する場合には、所望により、製剤分野において通常用いられる着色剤、保存剤、芳香剤、矯味剤、安定剤、粘稠剤等を適量、添加することができる。
本発明化合物を非経口的に投与する場合は、通常、液剤(例えば注射剤)の形で投与する。その1回投与量は投与対象、対象臓器、症状、投与方法等によっても異なるが、例えば注射剤の形にして、通常、体重1kgあたり約0.01mg〜約100mg、好ましくは約0.01〜約50mg、より好ましくは約0.01〜約20mgを静脈注射により投与するのが好都合である。注射剤としては、静脈注射剤のほか、皮下注射剤、皮内注射剤、筋肉注射剤、点滴注射剤等が含まれ、また持続性製剤としては、イオントフォレシス経皮剤等が含まれる。かかる注射剤は自体公知の方法、すなわち、化合物(I)を無菌の水性液もしくは油性液に溶解、懸濁または乳化することによって調製される。注射用の水性液としては生理食塩水、ブドウ糖やその他の補助薬を含む等張液(例えば、D−ソルビトール、D−マンニトール、塩化ナトリウム等)等が挙げられ、適当な溶解補助剤、例えばアルコール(例えばエタノール)、ポリアルコール(例えばプロピレングリコール、ポリエチレングリコール)、非イオン性界面活性剤(例えばポリソルベート80、HCO−50)等と併用してもよい。油性液としては、例えば、ゴマ油、大豆油等が挙げられ、溶解補助剤として安息香酸ベンジル、ベンジルアルコール等と併用してもよい。また、緩衝剤(例えば、リン酸緩衝液、酢酸ナトリウム緩衝液)、無痛化剤(例えば、塩化ベンザルコニウム、塩酸プロカイン等)、安定剤(例えば、ヒト血清アルブミン、ポリエチレングリコール等)、保存剤(例えば、ベンジルアルコール、フェノール等)等と配合してもよい。調製された注射液は、通常、アンプルに充填される。
以下、本発明化合物の製造法について説明する。
化合物(I)は、例えば、以下に示す方法またはそれに準ずる方法で製造することができる。
以下の反応式において、各原料化合物は、反応を阻害しないのであれば、塩を形成していてもよく、かかる塩としては、前述の式(I)で示される化合物の塩として例示したものが用いられる。
原料化合物は、具体的製法を述べない場合、市販されているものを容易に入手できるか、あるいは、自体公知の方法またはそれに準ずる方法に従って製造することができる。
[式中、各記号は前記と同意義を示し、RはC1−6アルキルを示す。]
化合物(6)はスキーム1に記した経路で製造することができる。すなわち化合物(1)から化合物(3)、化合物(4)を経由して化合物(5)の置換反応によって製造することができる。
化合物(3)は塩基存在下で行う化合物(1)と化合物(2)の閉環反応によって製造することができる。詳しくは、化合物(1)1モルに対して化合物(2)を約1.0〜5.0モル、好ましくは約1.0〜2.0モル用いる。塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウムなどの無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの塩基性塩類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシドなどの金属アルコキシド類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化金属類、トリエチルアミン、イミダゾール、ホルムアミジンなどの有機塩基類などが挙げられ、化合物(1)1.0モルに対して約1.0〜10.0モル、好ましくは約1.0〜5.0モル用いる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましい。このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、N,N,N’,N’,N’’,N’’―ヘキサメチル亜リン酸 トリアミドなどのリン酸アミド類もしくはそれらの混合溶媒などが好ましい。反応時間は通常1時間〜60時間、好ましくは1時間〜24時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜100℃である。得られた化合物(3)は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
化合物(4)は塩基と各種アルキル化剤を用いた化合物(3)のS−アルキル化反応によって製造される。詳しくは化合物(3)1モルに対して塩基1.0〜10.0モル、好ましくは1.0〜5.0モル、アルキル化剤は1.0〜20.0モル、好ましくは1.0〜10.0モル用いる。塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウムなどの無機塩基類、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの塩基性塩類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシドなどの金属アルコキシド類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化金属類、トリエチルアミン、イミダゾール、ホルムアミジンなどの有機塩基類が挙げられる。アルキル化剤としては塩化アルキル、臭化アルキル、ヨウ化アルキルなどの各種ハロゲン化アルキル類及びその誘導体、p−トルエンスルホン酸エステル、メチルスルホン酸エステルなどのスルホン酸エステル類、ジメチル硫酸などの硫酸エステル類などが挙げられる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましく、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール、プロパノール、1,1−ジメチルエタノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、水もしくはそれらの混合溶媒が挙げられる。反応時間は通常15分〜60時間、好ましくは15分〜24時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜150℃である。得られた化合物(4)は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
化合物(5)は化合物(4)の酸化反応によって製造される。詳しくは酸化剤として過酸化水素、オキソン(登録商標)一過硫酸塩化合物、過酢酸、過安息香酸、メタクロロ過安息香酸等の過酸類、次亜塩素酸、過ヨウ素酸などのオキソ酸類とその塩、クロム酸などの金属オキソ酸とその塩またはその他の酸化剤が挙げられ、化合物(4)1モルに対して1.0〜30.0モル、好ましくは1.0〜3.0モル用いる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましく、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、1,1−ジメチルエタノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、酢酸などのカルボン酸類、水もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常1時間〜60時間、好ましくは1時間〜5時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜150℃である。生成物は化合物(5a)、化合物(5b)の何れかを単一もしくは混合物として得られ、反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
化合物(6)は塩基と各種求核剤を用いた化合物(5)の置換反応で製造することができる。詳しくは、化合物(5)1モルに対し、塩基を1.0〜20.0モル、好ましくは1.0〜10.0モル用い、求核剤を1.0〜100.0モル、好ましくは1.0〜10.0モル用いる。塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウムなどの無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの塩基性塩類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシドなどの金属アルコキシド類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化金属類、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン等の有機塩基が挙げられる。求核剤としてはメタノール、エタノール、プロパノール、1,1−ジメチルエタノールなどのアルコール類、芳香族水酸基を有する各種フェノール誘導体、エタンチオール、チオグリコール酸アミドなどの有機チオール類、チオフェノールなどの各種芳香族チオール誘導体、メチルアミン、エチルアミンなどの有機塩基類、アニリンなどの各種芳香族アミン類、水などが挙げられる。なお必要に応じて塩基は求核剤として用いることができる。本反応は無溶媒で行うか、反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましい。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、プロパノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、シクロヘキサン、ヘキサンなどの飽和炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、水、もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常10分〜24時間、好ましくは10分〜12時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜100℃である。得られた化合物(6)は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
[式中、R3は前記と同意義を示す。]
化合物(1a)は公知の方法、例えばジャーナル オブ オルガニック ケミストリー(J.Org.Chem.)、62巻、8071頁(1997)や同じく、64巻、8411頁(1999)記載の方法、またはこれらに準じた方法に従って製造することができる。詳しくは、化合物(1a)は、塩基を用いた化合物(8)の閉環反応により製造される(スキーム2)。塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウムなどの無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの塩基性塩類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシドなどの金属アルコキシド類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化金属類などが挙げられ、化合物(8)1モルに対し約1.0〜10.0モル、好ましくは約1.0〜5.0モル用いる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましい。このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、1,1−ジメチルエタノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常1時間〜60時間、好ましくは1時間〜24時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜130℃である。得られた化合物(1a)は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
また化合物(8)は公知の方法、例えばジャーナル オブ オルガニック ケミストリー(J.Org.Chem.)、62巻、8071頁(1997)や同じく、64巻、8411頁(1999)記載の方法、またはこれらに準じた方法に従って製造することができる。詳しくは化合物(7)と2−アミノマロン酸ジエチルエステルの脱水縮合反応で製造される(スキーム2)。化合物(7)1モルに対し2−アミノマロン酸ジエチルエステル約1.0〜10.0モル、好ましくは約1.0〜5.0モル用いる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましく、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール、プロパノール、1,1−ジメチルエタノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類などの溶媒もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常1時間〜60時間、好ましくは1時間〜24時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜150℃である。本反応は必要に応じて酸触媒を用いることもでき、酸触媒としては塩酸、硫酸などの鉱酸類や三塩化ホウ素、三臭化ホウ素などのルイス酸類、トリフルオロ酢酸、p−トルエンスルホン酸などの有機酸類が挙げられる。得られた化合物(8)は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
[式中、R3、Rは前記と同意義を示す。]
なお化合物(7)は公知の方法、例えばジャーナル オブ メディシナルケミストリー(J.Med.Chem.)、36巻、55頁(1993)記載の方法、またはこれらに準じた方法に従って製造することができる。詳しくは塩基とギ酸エステルを用いた化合物(9)のα−ホルミル化によって製造される(スキーム3)。塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウムなどの無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの塩基性塩類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシドなどの金属アルコキシド類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化金属類などが挙げられ、化合物(9)1モルに対し約1.0〜10.0モル、好ましくは約1.0〜5.0モル用いる。ギ酸エステルとしてはメチルホルメート、エチルホルメート等のエステルが用いられ、化合物(9)1モルに対し約1.0〜10.0モル、好ましくは約1.0〜5.0モル用いる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましく、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、1,1−ジメチルエタノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類などの溶媒もしくはそれらの混合溶媒などが好ましい。反応時間は通常1時間〜60時間、好ましくは1時間〜24時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜150℃である。
また化合物(7)は別法として公知の方法、例えばジャーナル オブ オルガニック ケミストリー(J.Org.Chem.)、64巻、8411頁(1991)記載の方法、またはこれらに準じた方法によっても製造することができる(スキーム3)。詳しくは塩基を用いた化合物(10)の開環反応によって製造することができる。塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウムなどの無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの塩基性塩類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシドなどの金属アルコキシド類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化金属類などが挙げられ、化合物(10)1モルに対し約1.0〜10.0モル、好ましくは約1.0〜5.0モル用いる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましく、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、1,1−ジメチルエタノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常1時間〜60時間、好ましくは1時間〜24時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜150℃である。得られた化合物(7)は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
[式中、Xはハロゲン原子を示し、その他の記号は前記と同意義を示す。]
化合物(1c)は公知の方法、例えばシンセシス(Synthesis)、272頁(1987)に記載の方法またはこれらに準じた方法によって製造することができる(スキーム4)。すなわち化合物(11)と化合物(12)から製造される化合物(1b)をN−アルキル化して製造することができる(ただしR7、R8は水素若しくは炭化水素)。
化合物(1b)は塩基を用いた化合物(11)と化合物(12)の閉環反応で製造できる。詳しくは、化合物(11)1モルに対し、化合物(12)を約1.0〜10.0モル、好ましくは約1.0〜5.0モル用いる。塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウムなどの無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの塩基性塩類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシドなどの金属アルコキシド類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化金属類、トリエチルアミン、イミダゾール、ホルムアミジンなどの有機塩基類が挙げられ、化合物(11)1モルに対し約1.0〜10.0モル、好ましくは約1.0〜5.0モル用いる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましく、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、1,1−ジメチルエタノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常1時間〜60時間、好ましくは1時間〜24時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜100℃である。得られた化合物(1b)は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。なお化合物(12)は自体公知の方法、例えばケミカル アンド ファーマシューティカル ブルティン(Chem.Pharm.Bull.)、43巻、788頁(1995)に記載の方法またはこれらに準じた方法によって製造することができる。
化合物(1c)は塩基を用いた化合物(1b)のN−アルキル化反応で製造される。詳しくは化合物(1b)1モルに対しアルキル化剤を約1.0〜20.0モル、好ましくは約1.0〜10.0モル用い、塩基は約1.0〜10.0モル、好ましくは約1.0〜5.0モル用いる。アルキル化剤としてはヨウ化メチル、ヨウ化エチル、ヨウ化プロピル等の各種ハロゲン化アルキル類、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸等のアルキル硫酸類、p−トルエンスルホンホン酸メチル、メチルスルホン酸メチル等のアルキルスルホン酸エステル類が挙げられ、塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウムなどの無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの塩基性塩類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシドなどの金属アルコキシド類が挙げられる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましく、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、1,1−ジメチルエタノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常1時間〜60時間、好ましくは1時間〜24時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜150℃である。得られた化合物(1c)は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
[式中、各記号は前記と同意義を示す。]
化合物(1d)およびその互変異性体である化合物(1d’)は上記化合物(12)と化合物(13)の塩基を用いた閉環反応によって製造される(スキーム5)。詳しくは化合物(12)1モルに対して化合物(13)を約1.0モル〜10.0モル、好ましくは約1.0モル〜3.0モル、塩基は約1.0モル〜10.0モル、好ましくは約1.0モル〜3.0モル用いる。化合物(13)としては臭化酢酸エチル、臭化酢酸イソプロピル、2−臭化プロピオン酸メチル等が用いられる。また塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウムなどの無機塩基類、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの塩基性塩類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシドなどの金属アルコキシド類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化金属類、トリエチルアミン、イミダゾール、ホルムアミジンなどの有機塩基類が挙げられる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましく、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール、プロパノール、1,1−ジメチルエタノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、水もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常30分〜24時間、好ましくは30分〜12時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜150℃である。生成物は化合物(1d)もしくはその互変異性体である化合物(1d’)の何れか単一または混合物として得られ、反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により精製することができる。
[式中、各記号は前記と同意義を示す。]
化合物(2)は化合物(14)のチオイソシアナート化により製造できる。詳しくは化合物(14)1モルに対してチオイソシアナート化剤を約1.0〜5.0モル、好ましくは約1.0〜2.0モル用いて反応を行う。チオイソシアナート化剤としてはチオホスゲン、1,1’―カルボノチオイルジ―2(1H)―ピリドン、ジ―2―ピリジルチオノカルボナート、1,1’―チオカルボニルジイミダゾールなどが挙げられる。本反応においてチオホスゲンを用いる場合は、放出されるハロゲン化水素を反応系内から除去する目的で、脱酸剤の存在下に反応を行うことができる。このような脱酸剤としては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウムなどの塩基性塩類、ピリジン、ルチジンなどの芳香族アミン類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリンなどの第3級アミン類を加えておくことができる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましい。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール、プロパノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、シクロヘキサン、ヘキサンなどの飽和炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、水もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常10分〜60時間、好ましくは15分〜12時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜120℃である。得られた化合物(2)は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
[式中、Raは前記と同意義を示し、R2’’は置換基を有していてもよいC1−6アルキルを示す。]
化合物(14a)はスキーム7に記した経路で化合物(15)もしくは化合物(16)から化合物(17)を経由して製造できる。
化合物(17)は塩基とアルコール類を用いた化合物(15)の置換反応で製造することができる。詳しくは化合物(15)1モルに対して塩基約1.0〜10.0モル、好ましくは約1.0〜5.0モル用い、アルコール類は約1.0〜100.0モル、好ましくは1.0〜2.0モル用いる。塩基としては炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの塩基性塩類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化金属類が挙げられる。アルコールとしてはエタノール、2,2,2−トリフルオロエタノール、シクロプロピルメタノール、2−プロパノール、2−メチルプロパノール、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパノールなどが挙げられる。本反応は無溶媒、または反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましい。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常1時間〜60時間、好ましくは5時間〜12時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜150℃である。
また別法として塩基とアルキル化剤を用いた化合物(16)のO−アルキル化によっても化合物(17)は製造できる。詳しくは化合物(16)1モルに対して塩基を約1.0〜5.0モル、好ましくは約1.0〜2.0モル用い、アルキル化剤を約1.0〜10.0モル、好ましくは約1.0〜3.0モル用いる。塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウムなどの無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムなどの塩基性塩類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシドなどの金属アルコキシド類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化金属類、トリエチルアミン、イミダゾール、ホルムアミジンなどの有機塩基類が挙げられる。アルキル化剤としては塩化アルキル、臭化アルキル、ヨウ化アルキルなどの各種ハロゲン化アルキル類及びその誘導体、p−トルエンスルホン酸エステル、メチルスルホン酸エステルなどのスルホン酸エステル類、ジメチル硫酸などの硫酸エステル類が挙げられる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましい。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常1時間〜60時間、好ましくは5時間〜24時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜150℃である。得られた化合物(17)は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
化合物(14a)は化合物(17)の還元反応によって合成することができる。詳しくは化合物(17)1モルに対して金属触媒を約0.01〜5.0モル、好ましくは約0.01〜2.0モル用いて水素雰囲気下で製造される。金属触媒としてはパラジウムー活性炭、水酸化パラジウムー活性炭、酸化白金、白金などが挙げられる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましい。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、プロパノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、シクロヘキサン、ヘキサンなどの飽和炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、水もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常1時間〜60時間、好ましくは5時間〜36時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜150℃である。圧力は約1〜10気圧、好ましくは約1〜5気圧である。また別の還元法として還元金属を用いて行うこともできる。詳しくは化合物(17)1モルに対し還元金属約5.0〜20.0モル、好ましくは約5.0〜10.0モル用いる。還元金属としては還元鉄、スズ、亜鉛などが挙げられる。反応促進の目的で、塩酸もしくは塩化アンモニウム、塩化カルシウムなどの塩を添加することができる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましい。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、プロパノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、シクロヘキサン、ヘキサンなどの飽和炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、アンモニア水溶液、水もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常1時間〜60時間、好ましくは5時間〜36時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜150℃である。得られた化合物(14a)は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
[式中、各記号は前記と同意義を示す。]
化合物(3)は別法としてスキーム8に記した経路で製造することもできる。すなわち化合物(1)から化合物(18)を経由して、化合物(19)の閉環反応によって製造することができる。このとき、化合物(6b)が得られる(ただしR2が水素の場合を除き、n≧2)。
化合物(18)は化合物(1)のチオイソシアナート化によって製造できる。詳しくは、化合物(1)1モルに対してチオイソシアナート化剤を約1.0〜5.0モル、好ましくは約1.0〜2.0モル用いる。チオイソシアナート化剤としてはチオホスゲン、1,1’―カルボノチオイルジ―2(1H)―ピリドン、ジ−2−ピリジルチオノカルボナート、1,1’−チオカルボニルジイミダゾールなどが挙げられる。本反応においてチオホスゲンを用いる場合は、放出されるハロゲン化水素を反応系内から除去する目的で、脱酸剤の存在下に反応を行うことができる。このような脱酸剤としては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウムなどの塩基性塩類、ピリジン、ルチジンなどの芳香族アミン類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリンなどの第3級アミン類などを加えておくのが望ましい。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましい。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール、プロパノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、シクロヘキサン、ヘキサンなどの飽和炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、水もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常30分〜60時間、好ましくは1時間〜24時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜120℃である。得られた化合物(18)は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
化合物(19)の製造は、化合物(14)の化合物(18)への付加反応によって行うことができる。詳しくは化合物(18)1モルに対して化合物(14)を約1.0〜3.0モル、好ましくは約1.0〜1.5モルを用いて付加反応を行う。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましい。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール、プロパノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、シクロヘキサン、ヘキサンなどの飽和炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常1時間〜60時間、好ましくは1時間〜3時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは30〜150℃である。得られた化合物(19)は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
化合物(3)は化合物(19)の塩基存在下での閉環反応によって製造できる。またこの閉環反応において、R2が水素の場合を除き、n≧2の時、化合物(6b)を同時に得ることができる。詳しくは、化合物(19)1モルに対して塩基を約2.0〜10.0モル、好ましくは約2.0〜4.0モル用いて閉環反応を行う。塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウムなどの無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの塩基性塩類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシドなどの金属アルコキシド類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化金属類が挙げられる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましい。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、プロパノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、シクロヘキサン、ヘキサンなどの飽和炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、水もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常30分〜12時間、好ましくは30分〜2時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは30〜150℃である。得られた化合物(3)及び化合物(6b)は常法に従って反応混合物から単離することができ、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
[式中、各記号は前記と同意義を示す。]
化合物(3b)およびその互変異性体である化合物(3b’)はスキーム9に記した経路により、化合物(12)から化合物(20)を経由して、化合物(21)の閉環反応で製造することができる。
化合物(20)は化合物(13a)と塩基を用いた化合物(12)のアルキル化反応により製造できる。詳しくは化合物(12)1モルに対し、化合物(13a)を約1.0〜3.0モル、好ましくは1.0〜1.5モル用い、塩基は約1.0〜2.0モル、好ましくは約1.0〜1.5モル用いる。化合物(13a)としては塩化酢酸メチル、臭化酢酸エチル、臭化酢酸イソプロピル等が用いられ、塩基としては炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの塩基性塩類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシドなどの金属アルコキシド類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化金属類、トリエチルアミン、イミダゾール、ホルムアミジンなどの有機塩基類が挙げられる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましく、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール、プロパノール、1,1−ジメチルエタノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、水もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常30分〜12時間、好ましくは45分〜2時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜40℃である。得られた化合物(20)は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により精製することができる。
化合物(20)の化合物(2)への付加反応により化合物(21)が製造できる。詳しくは化合物(20)1モルに対して化合物(2)を約0.3〜2.0モル、好ましくは約0.3〜1.5モル用いて付加反応を行う。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましく、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール、プロパノール、1,1−ジメチルエタノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、水もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常1時間〜12時間、好ましくは45分〜2時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは30〜150℃である。得られた化合物(21)は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により精製することができる。なお、化合物(21)はその互変異性体との混合物もしくはその互変異性体のいずれかの1つの化合物でありうる。
塩基を用いた化合物(21)の閉環反応によって化合物(3b)およびその互変異性体である化合物(3b’)が製造できる。詳しくは、化合物(21)1モルに対して、塩基を約1.0〜10.0モル、好ましくは1.0〜5.0モル用いて閉環反応を行う。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましく、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、1,1−ジメチルエタノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、水もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常15分〜12時間、好ましくは15分〜2時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜60℃である。生成物は化合物(3b)もしくはその互変異性体である化合物(3b’)の何れか単一または混合物として存在し、反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により精製することができる。
[式中、各記号は前記と同意義を示す。]
化合物(3a)およびその互変異性体である化合物(3a’)はスキーム10に記した経路で製造することができる。すなわち、化合物(22)から化合物(23)、化合物(24)を経由して化合物(25)の閉環反応によって製造できる。
化合物(23)は化合物(22)とα―シアノ酢酸の縮合反応及び引き続く環化反応によって製造できる。詳しくは化合物(22)1モルに対しα―シアノ酢酸約1.0〜5.0モル、好ましくは約1.0〜1.5モル用い、適切な縮合剤の存在下反応を行う。縮合剤としては、例えばN,N'−ジシクロヘキシルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(WSC)塩酸塩などのN,N'−ジ置換カルボジイミド類、N,N'−カルボニルジイミダゾールなどのアゾライド類、N−エトキシカルボニル−2−エトキシ−1,2−ジヒドロキノリン、オキシ塩化リン、アルコキシアセチレンなどの脱水剤、2−クロロメチルピリジニウムヨージド、2−フルオロ−1−メチルピリジニウムヨージドなどの2−ハロゲノピリジニウム塩が挙げられ、化合物(22)1モルに対し、約1.0〜5.0モル、好ましくは約1.0〜2.0モル用いる。また該カルボン酸の代わりに、その塩及びその反応性誘導体を用いることもできる。該カルボン酸の反応性誘導体としては、例えば酸ハロゲン化物(例、酸塩化物、酸臭化物など)、酸アミド(例、ピラゾール、イミダゾール、ベンゾトリアゾールなどとの酸アミド)、酸無水物、酸アジド、活性エステル(例、ジエトキシリン酸エステル、ジフェノキシリン酸エステル、p−ニトロフェニルエステル、2,4−ジニトロフェニルエステル、シアノメチルエステル、ペンタクロロフェニルエステル、N−ヒドロキシスクシンイミドとのエステル、N−ヒドロキシフタルイミドとのエステル、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールとのエステル、6−クロロ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾールとのエステル、1−ヒドロキシ−1H−2−ピリドンとのエステルなど)、活性チオエステル(例、2−ピリジルチオエステル、2−ベンゾチアゾリルチオエステルなど)などが用いられる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましく、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常1時間〜24時間、好ましくは1時間〜15時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜60℃である。得られた化合物(23)は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により精製することができる。なお、化合物(23)は自体公知の方法、例えばテトラへドロン(Tetrahedron)、41巻、479頁(1985)などに記載の方法、またはこれらに準じた方法に従って製造することができる。
化合物(24)は塩基共存下、化合物(23)の化合物(2)への付加反応によって製造することができる。詳しくは、化合物(23)1モルに対し化合物(2)を約1.0〜2.0、好ましくは約1.0〜1.3モル用い、塩基を約1.0〜2.0、好ましくは約1.0〜1.2モル用いて付加反応を行う。塩基としては炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの塩基性塩類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシドなどの金属アルコキシド類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化金属類などが挙げられる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましく、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常30分〜24時間、好ましくは30分〜3時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜40℃である。得られた化合物(24)は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により精製することができる。
化合物(25)は化合物(24)の酸性条件下の脱保護によって製造することができる。化合物(24)の保護基(2,4-ジメトキシベンジル基)の脱保護には一般に塩酸、硫酸などの鉱酸類や三塩化ホウ素、三臭化ホウ素などのルイス酸類、ルイス酸とチオールまたはスルフィドの併用、トリフルオロ酢酸、p−トルエンスルホン酸などの有機酸類、有機酸類とアニソールの併用等が有効である。詳しくは、化合物(24)1.0モルに対し、酸性化合物約0.5〜20.0モル、好ましくは約0.5〜10.0モル用いる。本反応は無溶媒で行うか、反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましい。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール、プロパノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、シクロヘキサン、ヘキサンなどの飽和炭化水素類、ギ酸、酢酸などの有機酸類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常2時間〜60時間、好ましくは4時間〜15時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜60℃である。得られた化合物(25)は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
化合物(3a)およびその互変異性体である化合物(3a’)は化合物(25)の塩基性条件下での閉環反応により製造することができる。詳しくは、化合物(25)1モルに対し、塩基を約1.0〜5.0モル、好ましくは約2.0〜3.0モルを用いて閉環反応を行う。塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウムなどの無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの塩基性塩類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシドなどの金属アルコキシド類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化金属類が挙げられる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましく、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、1,1−ジメチルエタノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、水もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常30分〜12時間、好ましくは30分〜3時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜60℃である。反応生成物は化合物(3a)もしくはその互変異性体である化合物(3a’)の何れか単一または混合物として存在し、反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により精製することができる。
[式中、各記号は前記と同意義を示す。]
化合物(6c)、化合物(6d)及び化合物(6e)はスキーム11に記載の経路で化合物(6a’)からも製造することができる。
化合物(6c)は化合物(6a’)を酸化して製造することができる。詳しくは、化合物(6a’)1モルに対し、酸化剤を約1.0〜3.0モル、好ましくは約1.0〜2.0モル用いて酸化することができる。酸化剤としては臭素、ヨウ素などのハロゲン単体、ピリジニウムブロミドペルブロミド、酢酸ヨードソベンゼンなどが用いられる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましい。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール、プロパノール、1,1−ジメチルエタノールなどのアルコール類、ギ酸、酢酸などの有機酸類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、水もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常30分〜60時間、好ましくは30分〜12時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜120℃である。化合物(6c)は常法に従って反応混合物から単離することができ、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。ヨードソベンゼンジアセタートを酸化剤として用いて化合物(6c)を製造した場合、化合物(6c’)も得られる。
化合物(6d)及び化合物(6e)は化合物(6a’)のハロゲン化によって製造することができる。詳しくは化合物(6a’)1モルに対し、ハロゲン化剤約1.0〜5.0モル、好ましくは約1.0〜3.0モル用いてハロゲン化を行う。ハロゲン化剤としては塩素、臭素、ヨウ素などのハロゲン単体、N−クロロスクシンイミド、N−ブロモスクシンイミド、N−ヨードスクシンイミド、N−クロロフタルイミド、N−ブロモフタルイミドなどのN−ハロゲン化イミド類が挙げられる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましい。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール、プロパノール、1,1−ジメチルエタノールなどのアルコール類、ギ酸、酢酸などの有機酸類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常30分〜60時間、好ましくは30分〜12時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜100℃である。反応生成物は化合物(6d)及び化合物(6e)の何れか単一もしくは混合物として得られ、それぞれ常法に従って反応混合物から単離することができ、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
[式中、各記号は前記と同意義を示す。]
R6が置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキルの場合、化合物(6f)は塩基を用いた化合物(6a)のN−アルキル化によっても製造することができる(スキーム12)。詳しくは、化合物(6a)1モルに対し、塩基約1.0〜3.0、好ましくは1.0〜2.0モル用い、アルキル化剤約1.0〜20.0モル、好ましくは約1.0〜10.0モル用いてアルキル化を行う。塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウムなどの無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの塩基性塩類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシドなどの金属アルコキシド類、水素化ナトリウム、水素化カリウムなどの水素化金属類が挙げられ、アルキル化剤としてはヨウ化メチル、ヨウ化エチル、ヨウ化プロピル等の各種ハロゲン化アルキル類、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸等の硫酸エステル類、p−トルエンスルホンホン酸メチル、メチルスルホン酸メチル等のスルホン酸エステル類が挙げられる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましく、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、1,1−ジメチルエタノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常30分〜60時間、好ましくは30分〜24時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜150℃である。得られた化合物(6f)は常法に従って反応混合物から単離することができ、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
[式中、各記号は前記と同意義を示す。]
R5が置換基を有していてもよいC1−6アルキルの場合、化合物(6h)は塩基を用いた化合物(6g)のN−アルキル化によっても製造することができる(スキーム13)。詳しくは、化合物(6g)1モルに対し、塩基約1.0〜3.0、好ましくは1.0〜2.0モル用い、アルキル化剤約1.0〜20.0モル、好ましくは約1.0〜10.0モル用いてアルキル化を行う。塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウムなどの無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの塩基性塩類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシドなどの金属アルコキシド類、水素化ナトリウム、水素化カリウムなどの水素化金属類が挙げられ、アルキル化剤としてはヨウ化メチル、ヨウ化エチル、ヨウ化プロピル等の各種ハロゲン化アルキル類、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸等の硫酸エステル類、p−トルエンスルホン酸メチル、メチルスルホン酸メチル等のスルホン酸エステル類が挙げられる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましく、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、1,1−ジメチルエタノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常30分〜60時間、好ましくは30分〜24時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜150℃である。化合物(6h)は常法に従って反応混合物から単離することができ、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
また、R1aが置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキルである化合物(6i)は、例えばスキーム14に記した経路で製造することができる。
[式中、R1aは置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキル、R9はC1−4アルキルであり、R、R2およびnは前記と同意義である。]
化合物(6i)は、化合物(1)と化合物(26)より得られる化合物(27)への化合物(14)の置換反応により得られる化合物(28)の閉環反応により製造することができる。
化合物(1)と化合物(26)による化合物(27)の製造は、溶媒を用いないで実施することができる。詳しくは、化合物(1)1モルに対し、化合物(26)を1〜100モル、好ましくは1〜50モル用いる。反応時間は通常1時間〜60時間、好ましくは1時間〜24時間である。反応温度は通常0〜200℃、好ましくは50〜150℃である。また、本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うことができ、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。化合物(27)は常法に従って反応混合物から単離することができ、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
化合物(27)から化合物(28)の製造は、化合物(27)への化合物(14)の置換反応により実施できる。詳しくは、化合物(27)1モルに対し、化合物(14)を1〜5モル、好ましくは1〜2モル用いる。反応時間は通常1時間〜60時間、好ましくは1時間〜24時間である。反応温度は通常0〜200℃、好ましくは50〜150℃である。また、本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましく、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。化合物(28)は常法に従って反応混合物から単離することができ、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
化合物(6i)は化合物(28)の閉環反応により製造することができる。詳しくは、化合物(28)を適当な溶媒中加熱することにより実施できる。本反応には五酸化二リンなどの脱アルコール剤を用いることが好ましく、反応時間は通常1時間〜60時間、好ましくは1時間〜24時間である。反応温度は通常0〜200℃、好ましくは50〜150℃である。また、本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましく、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。化合物(6i)は常法に従って反応混合物から単離することができ、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
化合物(I)は、例えば、以下に示す方法またはそれに準ずる方法で製造することができる。
以下の反応式において、各原料化合物は、反応を阻害しないのであれば、塩を形成していてもよく、かかる塩としては、前述の式(I)で示される化合物の塩として例示したものが用いられる。
原料化合物は、具体的製法を述べない場合、市販されているものを容易に入手できるか、あるいは、自体公知の方法またはそれに準ずる方法に従って製造することができる。
[式中、各記号は前記と同意義を示し、RはC1−6アルキルを示す。]
化合物(6)はスキーム1に記した経路で製造することができる。すなわち化合物(1)から化合物(3)、化合物(4)を経由して化合物(5)の置換反応によって製造することができる。
化合物(3)は塩基存在下で行う化合物(1)と化合物(2)の閉環反応によって製造することができる。詳しくは、化合物(1)1モルに対して化合物(2)を約1.0〜5.0モル、好ましくは約1.0〜2.0モル用いる。塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウムなどの無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの塩基性塩類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシドなどの金属アルコキシド類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化金属類、トリエチルアミン、イミダゾール、ホルムアミジンなどの有機塩基類などが挙げられ、化合物(1)1.0モルに対して約1.0〜10.0モル、好ましくは約1.0〜5.0モル用いる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましい。このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、N,N,N’,N’,N’’,N’’―ヘキサメチル亜リン酸 トリアミドなどのリン酸アミド類もしくはそれらの混合溶媒などが好ましい。反応時間は通常1時間〜60時間、好ましくは1時間〜24時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜100℃である。得られた化合物(3)は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
化合物(4)は塩基と各種アルキル化剤を用いた化合物(3)のS−アルキル化反応によって製造される。詳しくは化合物(3)1モルに対して塩基1.0〜10.0モル、好ましくは1.0〜5.0モル、アルキル化剤は1.0〜20.0モル、好ましくは1.0〜10.0モル用いる。塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウムなどの無機塩基類、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの塩基性塩類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシドなどの金属アルコキシド類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化金属類、トリエチルアミン、イミダゾール、ホルムアミジンなどの有機塩基類が挙げられる。アルキル化剤としては塩化アルキル、臭化アルキル、ヨウ化アルキルなどの各種ハロゲン化アルキル類及びその誘導体、p−トルエンスルホン酸エステル、メチルスルホン酸エステルなどのスルホン酸エステル類、ジメチル硫酸などの硫酸エステル類などが挙げられる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましく、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール、プロパノール、1,1−ジメチルエタノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、水もしくはそれらの混合溶媒が挙げられる。反応時間は通常15分〜60時間、好ましくは15分〜24時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜150℃である。得られた化合物(4)は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
化合物(5)は化合物(4)の酸化反応によって製造される。詳しくは酸化剤として過酸化水素、オキソン(登録商標)一過硫酸塩化合物、過酢酸、過安息香酸、メタクロロ過安息香酸等の過酸類、次亜塩素酸、過ヨウ素酸などのオキソ酸類とその塩、クロム酸などの金属オキソ酸とその塩またはその他の酸化剤が挙げられ、化合物(4)1モルに対して1.0〜30.0モル、好ましくは1.0〜3.0モル用いる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましく、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、1,1−ジメチルエタノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、酢酸などのカルボン酸類、水もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常1時間〜60時間、好ましくは1時間〜5時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜150℃である。生成物は化合物(5a)、化合物(5b)の何れかを単一もしくは混合物として得られ、反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
化合物(6)は塩基と各種求核剤を用いた化合物(5)の置換反応で製造することができる。詳しくは、化合物(5)1モルに対し、塩基を1.0〜20.0モル、好ましくは1.0〜10.0モル用い、求核剤を1.0〜100.0モル、好ましくは1.0〜10.0モル用いる。塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウムなどの無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの塩基性塩類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシドなどの金属アルコキシド類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化金属類、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン等の有機塩基が挙げられる。求核剤としてはメタノール、エタノール、プロパノール、1,1−ジメチルエタノールなどのアルコール類、芳香族水酸基を有する各種フェノール誘導体、エタンチオール、チオグリコール酸アミドなどの有機チオール類、チオフェノールなどの各種芳香族チオール誘導体、メチルアミン、エチルアミンなどの有機塩基類、アニリンなどの各種芳香族アミン類、水などが挙げられる。なお必要に応じて塩基は求核剤として用いることができる。本反応は無溶媒で行うか、反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましい。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、プロパノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、シクロヘキサン、ヘキサンなどの飽和炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、水、もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常10分〜24時間、好ましくは10分〜12時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜100℃である。得られた化合物(6)は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
[式中、R3は前記と同意義を示す。]
化合物(1a)は公知の方法、例えばジャーナル オブ オルガニック ケミストリー(J.Org.Chem.)、62巻、8071頁(1997)や同じく、64巻、8411頁(1999)記載の方法、またはこれらに準じた方法に従って製造することができる。詳しくは、化合物(1a)は、塩基を用いた化合物(8)の閉環反応により製造される(スキーム2)。塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウムなどの無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの塩基性塩類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシドなどの金属アルコキシド類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化金属類などが挙げられ、化合物(8)1モルに対し約1.0〜10.0モル、好ましくは約1.0〜5.0モル用いる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましい。このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、1,1−ジメチルエタノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常1時間〜60時間、好ましくは1時間〜24時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜130℃である。得られた化合物(1a)は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
また化合物(8)は公知の方法、例えばジャーナル オブ オルガニック ケミストリー(J.Org.Chem.)、62巻、8071頁(1997)や同じく、64巻、8411頁(1999)記載の方法、またはこれらに準じた方法に従って製造することができる。詳しくは化合物(7)と2−アミノマロン酸ジエチルエステルの脱水縮合反応で製造される(スキーム2)。化合物(7)1モルに対し2−アミノマロン酸ジエチルエステル約1.0〜10.0モル、好ましくは約1.0〜5.0モル用いる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましく、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール、プロパノール、1,1−ジメチルエタノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類などの溶媒もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常1時間〜60時間、好ましくは1時間〜24時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜150℃である。本反応は必要に応じて酸触媒を用いることもでき、酸触媒としては塩酸、硫酸などの鉱酸類や三塩化ホウ素、三臭化ホウ素などのルイス酸類、トリフルオロ酢酸、p−トルエンスルホン酸などの有機酸類が挙げられる。得られた化合物(8)は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
[式中、R3、Rは前記と同意義を示す。]
なお化合物(7)は公知の方法、例えばジャーナル オブ メディシナルケミストリー(J.Med.Chem.)、36巻、55頁(1993)記載の方法、またはこれらに準じた方法に従って製造することができる。詳しくは塩基とギ酸エステルを用いた化合物(9)のα−ホルミル化によって製造される(スキーム3)。塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウムなどの無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの塩基性塩類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシドなどの金属アルコキシド類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化金属類などが挙げられ、化合物(9)1モルに対し約1.0〜10.0モル、好ましくは約1.0〜5.0モル用いる。ギ酸エステルとしてはメチルホルメート、エチルホルメート等のエステルが用いられ、化合物(9)1モルに対し約1.0〜10.0モル、好ましくは約1.0〜5.0モル用いる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましく、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、1,1−ジメチルエタノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類などの溶媒もしくはそれらの混合溶媒などが好ましい。反応時間は通常1時間〜60時間、好ましくは1時間〜24時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜150℃である。
また化合物(7)は別法として公知の方法、例えばジャーナル オブ オルガニック ケミストリー(J.Org.Chem.)、64巻、8411頁(1991)記載の方法、またはこれらに準じた方法によっても製造することができる(スキーム3)。詳しくは塩基を用いた化合物(10)の開環反応によって製造することができる。塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウムなどの無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの塩基性塩類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシドなどの金属アルコキシド類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化金属類などが挙げられ、化合物(10)1モルに対し約1.0〜10.0モル、好ましくは約1.0〜5.0モル用いる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましく、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、1,1−ジメチルエタノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常1時間〜60時間、好ましくは1時間〜24時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜150℃である。得られた化合物(7)は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
[式中、Xはハロゲン原子を示し、その他の記号は前記と同意義を示す。]
化合物(1c)は公知の方法、例えばシンセシス(Synthesis)、272頁(1987)に記載の方法またはこれらに準じた方法によって製造することができる(スキーム4)。すなわち化合物(11)と化合物(12)から製造される化合物(1b)をN−アルキル化して製造することができる(ただしR7、R8は水素若しくは炭化水素)。
化合物(1b)は塩基を用いた化合物(11)と化合物(12)の閉環反応で製造できる。詳しくは、化合物(11)1モルに対し、化合物(12)を約1.0〜10.0モル、好ましくは約1.0〜5.0モル用いる。塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウムなどの無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの塩基性塩類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシドなどの金属アルコキシド類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化金属類、トリエチルアミン、イミダゾール、ホルムアミジンなどの有機塩基類が挙げられ、化合物(11)1モルに対し約1.0〜10.0モル、好ましくは約1.0〜5.0モル用いる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましく、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、1,1−ジメチルエタノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常1時間〜60時間、好ましくは1時間〜24時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜100℃である。得られた化合物(1b)は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。なお化合物(12)は自体公知の方法、例えばケミカル アンド ファーマシューティカル ブルティン(Chem.Pharm.Bull.)、43巻、788頁(1995)に記載の方法またはこれらに準じた方法によって製造することができる。
化合物(1c)は塩基を用いた化合物(1b)のN−アルキル化反応で製造される。詳しくは化合物(1b)1モルに対しアルキル化剤を約1.0〜20.0モル、好ましくは約1.0〜10.0モル用い、塩基は約1.0〜10.0モル、好ましくは約1.0〜5.0モル用いる。アルキル化剤としてはヨウ化メチル、ヨウ化エチル、ヨウ化プロピル等の各種ハロゲン化アルキル類、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸等のアルキル硫酸類、p−トルエンスルホンホン酸メチル、メチルスルホン酸メチル等のアルキルスルホン酸エステル類が挙げられ、塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウムなどの無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの塩基性塩類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシドなどの金属アルコキシド類が挙げられる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましく、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、1,1−ジメチルエタノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常1時間〜60時間、好ましくは1時間〜24時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜150℃である。得られた化合物(1c)は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
[式中、各記号は前記と同意義を示す。]
化合物(1d)およびその互変異性体である化合物(1d’)は上記化合物(12)と化合物(13)の塩基を用いた閉環反応によって製造される(スキーム5)。詳しくは化合物(12)1モルに対して化合物(13)を約1.0モル〜10.0モル、好ましくは約1.0モル〜3.0モル、塩基は約1.0モル〜10.0モル、好ましくは約1.0モル〜3.0モル用いる。化合物(13)としては臭化酢酸エチル、臭化酢酸イソプロピル、2−臭化プロピオン酸メチル等が用いられる。また塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウムなどの無機塩基類、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの塩基性塩類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシドなどの金属アルコキシド類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化金属類、トリエチルアミン、イミダゾール、ホルムアミジンなどの有機塩基類が挙げられる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましく、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール、プロパノール、1,1−ジメチルエタノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、水もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常30分〜24時間、好ましくは30分〜12時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜150℃である。生成物は化合物(1d)もしくはその互変異性体である化合物(1d’)の何れか単一または混合物として得られ、反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により精製することができる。
[式中、各記号は前記と同意義を示す。]
化合物(2)は化合物(14)のチオイソシアナート化により製造できる。詳しくは化合物(14)1モルに対してチオイソシアナート化剤を約1.0〜5.0モル、好ましくは約1.0〜2.0モル用いて反応を行う。チオイソシアナート化剤としてはチオホスゲン、1,1’―カルボノチオイルジ―2(1H)―ピリドン、ジ―2―ピリジルチオノカルボナート、1,1’―チオカルボニルジイミダゾールなどが挙げられる。本反応においてチオホスゲンを用いる場合は、放出されるハロゲン化水素を反応系内から除去する目的で、脱酸剤の存在下に反応を行うことができる。このような脱酸剤としては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウムなどの塩基性塩類、ピリジン、ルチジンなどの芳香族アミン類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリンなどの第3級アミン類を加えておくことができる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましい。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール、プロパノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、シクロヘキサン、ヘキサンなどの飽和炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、水もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常10分〜60時間、好ましくは15分〜12時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜120℃である。得られた化合物(2)は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
[式中、Raは前記と同意義を示し、R2’’は置換基を有していてもよいC1−6アルキルを示す。]
化合物(14a)はスキーム7に記した経路で化合物(15)もしくは化合物(16)から化合物(17)を経由して製造できる。
化合物(17)は塩基とアルコール類を用いた化合物(15)の置換反応で製造することができる。詳しくは化合物(15)1モルに対して塩基約1.0〜10.0モル、好ましくは約1.0〜5.0モル用い、アルコール類は約1.0〜100.0モル、好ましくは1.0〜2.0モル用いる。塩基としては炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの塩基性塩類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化金属類が挙げられる。アルコールとしてはエタノール、2,2,2−トリフルオロエタノール、シクロプロピルメタノール、2−プロパノール、2−メチルプロパノール、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパノールなどが挙げられる。本反応は無溶媒、または反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましい。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常1時間〜60時間、好ましくは5時間〜12時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜150℃である。
また別法として塩基とアルキル化剤を用いた化合物(16)のO−アルキル化によっても化合物(17)は製造できる。詳しくは化合物(16)1モルに対して塩基を約1.0〜5.0モル、好ましくは約1.0〜2.0モル用い、アルキル化剤を約1.0〜10.0モル、好ましくは約1.0〜3.0モル用いる。塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウムなどの無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムなどの塩基性塩類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシドなどの金属アルコキシド類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化金属類、トリエチルアミン、イミダゾール、ホルムアミジンなどの有機塩基類が挙げられる。アルキル化剤としては塩化アルキル、臭化アルキル、ヨウ化アルキルなどの各種ハロゲン化アルキル類及びその誘導体、p−トルエンスルホン酸エステル、メチルスルホン酸エステルなどのスルホン酸エステル類、ジメチル硫酸などの硫酸エステル類が挙げられる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましい。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常1時間〜60時間、好ましくは5時間〜24時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜150℃である。得られた化合物(17)は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
化合物(14a)は化合物(17)の還元反応によって合成することができる。詳しくは化合物(17)1モルに対して金属触媒を約0.01〜5.0モル、好ましくは約0.01〜2.0モル用いて水素雰囲気下で製造される。金属触媒としてはパラジウムー活性炭、水酸化パラジウムー活性炭、酸化白金、白金などが挙げられる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましい。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、プロパノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、シクロヘキサン、ヘキサンなどの飽和炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、水もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常1時間〜60時間、好ましくは5時間〜36時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜150℃である。圧力は約1〜10気圧、好ましくは約1〜5気圧である。また別の還元法として還元金属を用いて行うこともできる。詳しくは化合物(17)1モルに対し還元金属約5.0〜20.0モル、好ましくは約5.0〜10.0モル用いる。還元金属としては還元鉄、スズ、亜鉛などが挙げられる。反応促進の目的で、塩酸もしくは塩化アンモニウム、塩化カルシウムなどの塩を添加することができる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましい。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、プロパノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、シクロヘキサン、ヘキサンなどの飽和炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、アンモニア水溶液、水もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常1時間〜60時間、好ましくは5時間〜36時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜150℃である。得られた化合物(14a)は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
[式中、各記号は前記と同意義を示す。]
化合物(3)は別法としてスキーム8に記した経路で製造することもできる。すなわち化合物(1)から化合物(18)を経由して、化合物(19)の閉環反応によって製造することができる。このとき、化合物(6b)が得られる(ただしR2が水素の場合を除き、n≧2)。
化合物(18)は化合物(1)のチオイソシアナート化によって製造できる。詳しくは、化合物(1)1モルに対してチオイソシアナート化剤を約1.0〜5.0モル、好ましくは約1.0〜2.0モル用いる。チオイソシアナート化剤としてはチオホスゲン、1,1’―カルボノチオイルジ―2(1H)―ピリドン、ジ−2−ピリジルチオノカルボナート、1,1’−チオカルボニルジイミダゾールなどが挙げられる。本反応においてチオホスゲンを用いる場合は、放出されるハロゲン化水素を反応系内から除去する目的で、脱酸剤の存在下に反応を行うことができる。このような脱酸剤としては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウムなどの塩基性塩類、ピリジン、ルチジンなどの芳香族アミン類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリンなどの第3級アミン類などを加えておくのが望ましい。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましい。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール、プロパノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、シクロヘキサン、ヘキサンなどの飽和炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、水もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常30分〜60時間、好ましくは1時間〜24時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜120℃である。得られた化合物(18)は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
化合物(19)の製造は、化合物(14)の化合物(18)への付加反応によって行うことができる。詳しくは化合物(18)1モルに対して化合物(14)を約1.0〜3.0モル、好ましくは約1.0〜1.5モルを用いて付加反応を行う。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましい。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール、プロパノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、シクロヘキサン、ヘキサンなどの飽和炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常1時間〜60時間、好ましくは1時間〜3時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは30〜150℃である。得られた化合物(19)は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
化合物(3)は化合物(19)の塩基存在下での閉環反応によって製造できる。またこの閉環反応において、R2が水素の場合を除き、n≧2の時、化合物(6b)を同時に得ることができる。詳しくは、化合物(19)1モルに対して塩基を約2.0〜10.0モル、好ましくは約2.0〜4.0モル用いて閉環反応を行う。塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウムなどの無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの塩基性塩類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシドなどの金属アルコキシド類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化金属類が挙げられる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましい。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、プロパノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、シクロヘキサン、ヘキサンなどの飽和炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、水もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常30分〜12時間、好ましくは30分〜2時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは30〜150℃である。得られた化合物(3)及び化合物(6b)は常法に従って反応混合物から単離することができ、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
[式中、各記号は前記と同意義を示す。]
化合物(3b)およびその互変異性体である化合物(3b’)はスキーム9に記した経路により、化合物(12)から化合物(20)を経由して、化合物(21)の閉環反応で製造することができる。
化合物(20)は化合物(13a)と塩基を用いた化合物(12)のアルキル化反応により製造できる。詳しくは化合物(12)1モルに対し、化合物(13a)を約1.0〜3.0モル、好ましくは1.0〜1.5モル用い、塩基は約1.0〜2.0モル、好ましくは約1.0〜1.5モル用いる。化合物(13a)としては塩化酢酸メチル、臭化酢酸エチル、臭化酢酸イソプロピル等が用いられ、塩基としては炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの塩基性塩類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシドなどの金属アルコキシド類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化金属類、トリエチルアミン、イミダゾール、ホルムアミジンなどの有機塩基類が挙げられる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましく、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール、プロパノール、1,1−ジメチルエタノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、水もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常30分〜12時間、好ましくは45分〜2時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜40℃である。得られた化合物(20)は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により精製することができる。
化合物(20)の化合物(2)への付加反応により化合物(21)が製造できる。詳しくは化合物(20)1モルに対して化合物(2)を約0.3〜2.0モル、好ましくは約0.3〜1.5モル用いて付加反応を行う。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましく、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール、プロパノール、1,1−ジメチルエタノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、水もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常1時間〜12時間、好ましくは45分〜2時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは30〜150℃である。得られた化合物(21)は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により精製することができる。なお、化合物(21)はその互変異性体との混合物もしくはその互変異性体のいずれかの1つの化合物でありうる。
塩基を用いた化合物(21)の閉環反応によって化合物(3b)およびその互変異性体である化合物(3b’)が製造できる。詳しくは、化合物(21)1モルに対して、塩基を約1.0〜10.0モル、好ましくは1.0〜5.0モル用いて閉環反応を行う。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましく、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、1,1−ジメチルエタノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、水もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常15分〜12時間、好ましくは15分〜2時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜60℃である。生成物は化合物(3b)もしくはその互変異性体である化合物(3b’)の何れか単一または混合物として存在し、反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により精製することができる。
[式中、各記号は前記と同意義を示す。]
化合物(3a)およびその互変異性体である化合物(3a’)はスキーム10に記した経路で製造することができる。すなわち、化合物(22)から化合物(23)、化合物(24)を経由して化合物(25)の閉環反応によって製造できる。
化合物(23)は化合物(22)とα―シアノ酢酸の縮合反応及び引き続く環化反応によって製造できる。詳しくは化合物(22)1モルに対しα―シアノ酢酸約1.0〜5.0モル、好ましくは約1.0〜1.5モル用い、適切な縮合剤の存在下反応を行う。縮合剤としては、例えばN,N'−ジシクロヘキシルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(WSC)塩酸塩などのN,N'−ジ置換カルボジイミド類、N,N'−カルボニルジイミダゾールなどのアゾライド類、N−エトキシカルボニル−2−エトキシ−1,2−ジヒドロキノリン、オキシ塩化リン、アルコキシアセチレンなどの脱水剤、2−クロロメチルピリジニウムヨージド、2−フルオロ−1−メチルピリジニウムヨージドなどの2−ハロゲノピリジニウム塩が挙げられ、化合物(22)1モルに対し、約1.0〜5.0モル、好ましくは約1.0〜2.0モル用いる。また該カルボン酸の代わりに、その塩及びその反応性誘導体を用いることもできる。該カルボン酸の反応性誘導体としては、例えば酸ハロゲン化物(例、酸塩化物、酸臭化物など)、酸アミド(例、ピラゾール、イミダゾール、ベンゾトリアゾールなどとの酸アミド)、酸無水物、酸アジド、活性エステル(例、ジエトキシリン酸エステル、ジフェノキシリン酸エステル、p−ニトロフェニルエステル、2,4−ジニトロフェニルエステル、シアノメチルエステル、ペンタクロロフェニルエステル、N−ヒドロキシスクシンイミドとのエステル、N−ヒドロキシフタルイミドとのエステル、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールとのエステル、6−クロロ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾールとのエステル、1−ヒドロキシ−1H−2−ピリドンとのエステルなど)、活性チオエステル(例、2−ピリジルチオエステル、2−ベンゾチアゾリルチオエステルなど)などが用いられる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましく、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常1時間〜24時間、好ましくは1時間〜15時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜60℃である。得られた化合物(23)は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により精製することができる。なお、化合物(23)は自体公知の方法、例えばテトラへドロン(Tetrahedron)、41巻、479頁(1985)などに記載の方法、またはこれらに準じた方法に従って製造することができる。
化合物(24)は塩基共存下、化合物(23)の化合物(2)への付加反応によって製造することができる。詳しくは、化合物(23)1モルに対し化合物(2)を約1.0〜2.0、好ましくは約1.0〜1.3モル用い、塩基を約1.0〜2.0、好ましくは約1.0〜1.2モル用いて付加反応を行う。塩基としては炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの塩基性塩類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシドなどの金属アルコキシド類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化金属類などが挙げられる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましく、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常30分〜24時間、好ましくは30分〜3時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜40℃である。得られた化合物(24)は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により精製することができる。
化合物(25)は化合物(24)の酸性条件下の脱保護によって製造することができる。化合物(24)の保護基(2,4-ジメトキシベンジル基)の脱保護には一般に塩酸、硫酸などの鉱酸類や三塩化ホウ素、三臭化ホウ素などのルイス酸類、ルイス酸とチオールまたはスルフィドの併用、トリフルオロ酢酸、p−トルエンスルホン酸などの有機酸類、有機酸類とアニソールの併用等が有効である。詳しくは、化合物(24)1.0モルに対し、酸性化合物約0.5〜20.0モル、好ましくは約0.5〜10.0モル用いる。本反応は無溶媒で行うか、反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましい。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール、プロパノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、シクロヘキサン、ヘキサンなどの飽和炭化水素類、ギ酸、酢酸などの有機酸類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常2時間〜60時間、好ましくは4時間〜15時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜60℃である。得られた化合物(25)は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
化合物(3a)およびその互変異性体である化合物(3a’)は化合物(25)の塩基性条件下での閉環反応により製造することができる。詳しくは、化合物(25)1モルに対し、塩基を約1.0〜5.0モル、好ましくは約2.0〜3.0モルを用いて閉環反応を行う。塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウムなどの無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの塩基性塩類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシドなどの金属アルコキシド類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化金属類が挙げられる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましく、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、1,1−ジメチルエタノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、水もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常30分〜12時間、好ましくは30分〜3時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜60℃である。反応生成物は化合物(3a)もしくはその互変異性体である化合物(3a’)の何れか単一または混合物として存在し、反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により精製することができる。
[式中、各記号は前記と同意義を示す。]
化合物(6c)、化合物(6d)及び化合物(6e)はスキーム11に記載の経路で化合物(6a’)からも製造することができる。
化合物(6c)は化合物(6a’)を酸化して製造することができる。詳しくは、化合物(6a’)1モルに対し、酸化剤を約1.0〜3.0モル、好ましくは約1.0〜2.0モル用いて酸化することができる。酸化剤としては臭素、ヨウ素などのハロゲン単体、ピリジニウムブロミドペルブロミド、酢酸ヨードソベンゼンなどが用いられる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましい。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール、プロパノール、1,1−ジメチルエタノールなどのアルコール類、ギ酸、酢酸などの有機酸類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、水もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常30分〜60時間、好ましくは30分〜12時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜120℃である。化合物(6c)は常法に従って反応混合物から単離することができ、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。ヨードソベンゼンジアセタートを酸化剤として用いて化合物(6c)を製造した場合、化合物(6c’)も得られる。
化合物(6d)及び化合物(6e)は化合物(6a’)のハロゲン化によって製造することができる。詳しくは化合物(6a’)1モルに対し、ハロゲン化剤約1.0〜5.0モル、好ましくは約1.0〜3.0モル用いてハロゲン化を行う。ハロゲン化剤としては塩素、臭素、ヨウ素などのハロゲン単体、N−クロロスクシンイミド、N−ブロモスクシンイミド、N−ヨードスクシンイミド、N−クロロフタルイミド、N−ブロモフタルイミドなどのN−ハロゲン化イミド類が挙げられる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましい。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール、プロパノール、1,1−ジメチルエタノールなどのアルコール類、ギ酸、酢酸などの有機酸類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常30分〜60時間、好ましくは30分〜12時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜100℃である。反応生成物は化合物(6d)及び化合物(6e)の何れか単一もしくは混合物として得られ、それぞれ常法に従って反応混合物から単離することができ、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
[式中、各記号は前記と同意義を示す。]
R6が置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキルの場合、化合物(6f)は塩基を用いた化合物(6a)のN−アルキル化によっても製造することができる(スキーム12)。詳しくは、化合物(6a)1モルに対し、塩基約1.0〜3.0、好ましくは1.0〜2.0モル用い、アルキル化剤約1.0〜20.0モル、好ましくは約1.0〜10.0モル用いてアルキル化を行う。塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウムなどの無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの塩基性塩類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシドなどの金属アルコキシド類、水素化ナトリウム、水素化カリウムなどの水素化金属類が挙げられ、アルキル化剤としてはヨウ化メチル、ヨウ化エチル、ヨウ化プロピル等の各種ハロゲン化アルキル類、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸等の硫酸エステル類、p−トルエンスルホンホン酸メチル、メチルスルホン酸メチル等のスルホン酸エステル類が挙げられる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましく、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、1,1−ジメチルエタノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常30分〜60時間、好ましくは30分〜24時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜150℃である。得られた化合物(6f)は常法に従って反応混合物から単離することができ、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
[式中、各記号は前記と同意義を示す。]
R5が置換基を有していてもよいC1−6アルキルの場合、化合物(6h)は塩基を用いた化合物(6g)のN−アルキル化によっても製造することができる(スキーム13)。詳しくは、化合物(6g)1モルに対し、塩基約1.0〜3.0、好ましくは1.0〜2.0モル用い、アルキル化剤約1.0〜20.0モル、好ましくは約1.0〜10.0モル用いてアルキル化を行う。塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウムなどの無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの塩基性塩類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシドなどの金属アルコキシド類、水素化ナトリウム、水素化カリウムなどの水素化金属類が挙げられ、アルキル化剤としてはヨウ化メチル、ヨウ化エチル、ヨウ化プロピル等の各種ハロゲン化アルキル類、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸等の硫酸エステル類、p−トルエンスルホン酸メチル、メチルスルホン酸メチル等のスルホン酸エステル類が挙げられる。本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましく、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、1,1−ジメチルエタノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。反応時間は通常30分〜60時間、好ましくは30分〜24時間である。反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは0〜150℃である。化合物(6h)は常法に従って反応混合物から単離することができ、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
また、R1aが置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキルである化合物(6i)は、例えばスキーム14に記した経路で製造することができる。
[式中、R1aは置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキル、R9はC1−4アルキルであり、R、R2およびnは前記と同意義である。]
化合物(6i)は、化合物(1)と化合物(26)より得られる化合物(27)への化合物(14)の置換反応により得られる化合物(28)の閉環反応により製造することができる。
化合物(1)と化合物(26)による化合物(27)の製造は、溶媒を用いないで実施することができる。詳しくは、化合物(1)1モルに対し、化合物(26)を1〜100モル、好ましくは1〜50モル用いる。反応時間は通常1時間〜60時間、好ましくは1時間〜24時間である。反応温度は通常0〜200℃、好ましくは50〜150℃である。また、本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うことができ、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。化合物(27)は常法に従って反応混合物から単離することができ、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
化合物(27)から化合物(28)の製造は、化合物(27)への化合物(14)の置換反応により実施できる。詳しくは、化合物(27)1モルに対し、化合物(14)を1〜5モル、好ましくは1〜2モル用いる。反応時間は通常1時間〜60時間、好ましくは1時間〜24時間である。反応温度は通常0〜200℃、好ましくは50〜150℃である。また、本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましく、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。化合物(28)は常法に従って反応混合物から単離することができ、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
化合物(6i)は化合物(28)の閉環反応により製造することができる。詳しくは、化合物(28)を適当な溶媒中加熱することにより実施できる。本反応には五酸化二リンなどの脱アルコール剤を用いることが好ましく、反応時間は通常1時間〜60時間、好ましくは1時間〜24時間である。反応温度は通常0〜200℃、好ましくは50〜150℃である。また、本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが好ましく、このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類もしくはそれらの混合溶媒が好ましい。化合物(6i)は常法に従って反応混合物から単離することができ、洗浄、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
前記の各反応において、原料化合物がアミノ(−NH−、−NH2−を含む)、カルボキシル、ヒドロキシ、カルボニルまたはメルカプトを有する場合、これらの基にペプチド化学等で一般的に用いられるような保護基が導入されていてもよく、反応後に必要に応じて保護基を除去することにより目的化合物を得ることができる。
アミノの保護基としては、例えば、ホルミル基、C1−6アルキル−カルボニル基、C1−6アルコキシ−カルボニル基、ベンゾイル基、C7−10アラルキル−カルボニル基(例、ベンジルカルボニル)、C7−14アラルキルオキシ−カルボニル基(例、ベンジルオキシカルボニル、9−フルオレニルメトキシカルボニル)、トリチル基、フタロイル基、N,N−ジメチルアミノメチレン基、置換シリル基(例、トリメチルシリル、トリエチルシリル、ジメチルフェニルシリル、tert−ブチルジメチルシリル、tert−ブチルジエチルシリル)、C2−6アルケニル基(例、1−アリル)、置換C7−10アラルキル基(例、2,4−ジメトキシベンジル)等が挙げられるが、これらに限定されない。これらの基は、ハロゲン原子、C1−6アルコキシ基およびニトロ基から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい。
カルボキシルの保護基としては、例えば、C1−6アルキル基、C7−11アラルキル基(例、ベンジル)、フェニル基、トリチル基、置換シリル基(例、トリメチルシリル、トリエチルシリル、ジメチルフェニルシリル、tert−ブチルジメチルシリル、tert−ブチルジエチルシリル)、C2−6アルケニル基(例、1−アリル)が挙げられるが、これらに限定されない。これらの基は、ハロゲン原子、C1−6アルコキシ基およびニトロ基から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい。
ヒドロキシの保護基としては、例えば、C1−6アルキル基、フェニル基、トリチル基、C7−10アラルキル基(例、ベンジル)、ホルミル基、C1−6アルキル−カルボニル基、ベンゾイル基、C7−10アラルキル−カルボニル基(例、ベンジルカルボニル)、2−テトラヒドロピラニル基、2−テトラヒドロフラニル基、置換シリル基(例、トリメチルシリル、トリエチルシリル、ジメチルフェニルシリル、tert−ブチルジメチルシリル、tert−ブチルジエチルシリル)、C2−6アルケニル基(例、1−アリル)が挙げられるが、これらに限定されない。これらの基は、ハロゲン原子、C1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基またはニトロ基から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい。
カルボニルの保護基としては、例えば、環状アセタール基(例、1,3−ジオキサン)、非環状アセタール基(例、ジ−C1−6アルキルアセタール)が挙げられるが、これらに限定されない。
メルカプトの保護基としては、例えば、C1−6アルキル基、フェニル基、トリチル基、C7−10アラルキル基(例、ベンジル)、C1−6アルキル−カルボニル基、ベンゾイル基、C7−10アラルキル−カルボニル基(例、ベンジルカルボニル)、C1−6アルコキシ−カルボニル基、C6−14アリールオキシ−カルボニル基(例、フェニルオキシカルボニル)、C7−14アラルキルオキシ−カルボニル基(例、ベンジルオキシカルボニル、9−フルオレニルメトキシカルボニル)、2−テトラヒドロピラニル基、C1−6アルキルアミノ−カルボニル基(例、メチルアミノカルボニル、エチルアミノカルボニル)が挙げられるが、これらに限定されない。これらの基は、ハロゲン原子、C1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基またはニトロ基から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい。
上記した保護基の除去方法は、自体公知の方法、(例、プロテクティブ グループス イン オーガニック シンセシス(Protective Groups in Organic Synthesis)、John Wiley and Sons刊(1980)に記載の方法)に従って行うことができる。具体的には、酸、塩基、紫外光、ヒドラジン、フェニルヒドラジン、N−メチルジチオカルバミン酸ナトリウム、テトラブチルアンモニウムフルオリド、酢酸パラジウム、トリアルキルシリルハライド(例、トリメチルシリルヨージド、トリメチルシリルブロミド)等を使用する方法、還元法等が挙げられる。
以下に参考例、実施例、製剤例および試験例を挙げて、本発明を詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
参考例および実施例のカラムクロマトグラフィーにおける溶出は、UV検出器またはTLC (Thin Layer Chromatography, 薄層クロマトグラフィー)による観察下に行われた。TLCの観察においては、TLCプレートとしてメルク社製のキーゼルゲル60F254プレートまたは富士シリシア化学社製のプロピルアミノ化された(NH)シリカゲルプレートを使用した。カラムには、富士シリシア化学社製のシリカゲルまたはプロピルアミノ化された(NH)シリカゲルを用いた。NMRスペクトルは、プロトンNMRを示し、内部標準としてテトラメチルシランを用いてBruker AVANCE400(400 MHz型スペクトロメーター)またはBruker AVANCE300(300 MHz型スペクトロメーター)で測定した。化学シフトをδ値で、カップリング定数をHzで示した。
参考例および実施例のカラムクロマトグラフィーにおける溶出は、UV検出器またはTLC (Thin Layer Chromatography, 薄層クロマトグラフィー)による観察下に行われた。TLCの観察においては、TLCプレートとしてメルク社製のキーゼルゲル60F254プレートまたは富士シリシア化学社製のプロピルアミノ化された(NH)シリカゲルプレートを使用した。カラムには、富士シリシア化学社製のシリカゲルまたはプロピルアミノ化された(NH)シリカゲルを用いた。NMRスペクトルは、プロトンNMRを示し、内部標準としてテトラメチルシランを用いてBruker AVANCE400(400 MHz型スペクトロメーター)またはBruker AVANCE300(300 MHz型スペクトロメーター)で測定した。化学シフトをδ値で、カップリング定数をHzで示した。
参考例および実施例で用いる略号は、次のような意義を有する。
s :シングレット
d :ダブレット
t :トリプレット
q :カルテット
dd :ダブルダブレット
ddd :ダブルダブルダブレット
dt :ダブルトリプレット
td :トリプルダブレット
tt :トリプルトリプレット
tq :トリプルカルテット
spt :セプテット
sxt :セクステット
br. s. :ブロード(幅広い)シングレット
m :マルチプレット
J :カップリング定数
Hz :ヘルツ
CHLOROFORM-d:重クロロホルム
DMSO-d6:重ジメチルスルホキシド
1H NMR:プロトン核磁気共鳴
また、1H NMRについて、水酸基やアミノ基などのプロトンにおいて非常に緩やかなピークについては記載していない。
下記の参考例および実施例においてHPLC-マススペクトル(LC-MS)は以下の条件により測定した。
測定機器:ウォーターズ社 Micromass ZQ−Alliance HT
カラム:CAPCELL PAK C18UG120, S-3 μm, 1.5 X 35 mm
溶媒:A液;0.05%トリフルオロ酢酸含有水、B液;0.04%トリフルオロ酢酸含有アセトニトリル
グラジエントサイクル:0.00分(A液/B液=90/10), 2.00分(A液/B液=5/95), 2.75分(A液/B液=5/95), 2.76分(A液/B液=90/10), 3.45分(A液/B液=90/10)
注入量:2 μl、流速:0.5 ml/min、検出法:UV 220 nm
イオン化法:電子衝撃イオン化法 (Electron Spray Ionization: ESI)
s :シングレット
d :ダブレット
t :トリプレット
q :カルテット
dd :ダブルダブレット
ddd :ダブルダブルダブレット
dt :ダブルトリプレット
td :トリプルダブレット
tt :トリプルトリプレット
tq :トリプルカルテット
spt :セプテット
sxt :セクステット
br. s. :ブロード(幅広い)シングレット
m :マルチプレット
J :カップリング定数
Hz :ヘルツ
CHLOROFORM-d:重クロロホルム
DMSO-d6:重ジメチルスルホキシド
1H NMR:プロトン核磁気共鳴
また、1H NMRについて、水酸基やアミノ基などのプロトンにおいて非常に緩やかなピークについては記載していない。
下記の参考例および実施例においてHPLC-マススペクトル(LC-MS)は以下の条件により測定した。
測定機器:ウォーターズ社 Micromass ZQ−Alliance HT
カラム:CAPCELL PAK C18UG120, S-3 μm, 1.5 X 35 mm
溶媒:A液;0.05%トリフルオロ酢酸含有水、B液;0.04%トリフルオロ酢酸含有アセトニトリル
グラジエントサイクル:0.00分(A液/B液=90/10), 2.00分(A液/B液=5/95), 2.75分(A液/B液=5/95), 2.76分(A液/B液=90/10), 3.45分(A液/B液=90/10)
注入量:2 μl、流速:0.5 ml/min、検出法:UV 220 nm
イオン化法:電子衝撃イオン化法 (Electron Spray Ionization: ESI)
参考例1
エチル 3−アミノ−5−メチル−1H−ピロール−2−カルボキシラート
参考例1a) 20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(34.0g)をエタノール(30ml)に溶かし、そこへ5−メチルイソオキサゾール(8.3g)をエタノール(30ml)に溶かして10分間かけて滴下した。室温で1時間撹拌後、氷冷下30分間撹拌してから反応混合液に石油エーテル(30ml)を加えた。沈殿を濾取し、石油エーテルで洗浄後褐色の固体(8.36g)を得た。
この褐色固体(1.05g)をアミノマロン酸ジエチル塩酸塩(2.12g)のエタノール溶液(40ml)に加え、室温で終夜撹拌後、反応混合液を濾過し、濾液を減圧濃縮して黄色油状の粗製物を得た。これをクロマトグラフィーにて精製して[(2−シアノ−1−メチルエテニル)アミノ]プロパン二酸ジエチル(1.59g)を黄白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.21 (6 H, t, J=7.1 Hz), 2.05 (3 H, s), 3.94 (1 H, s), 4.20 (2 H, q, J=7.1 Hz), 4.21 (2 H, q, J=7.1 Hz), 4.95 (1 H, d, J=8.0 Hz), 7.53 (1 H, d, J=8.0 Hz).
参考例1b) カリウムtert−ブトキシド(1.65g)をエタノール(30ml)に溶かし、そこへ参考例1a)で得られた[(2−シアノ−1−メチルエテニル)アミノ]プロパン二酸ジエチル(1.5g)をエタノール(5ml)に溶かして室温で加えた。反応混合液を4時間加熱還流した後、エタノールを減圧留去して褐色の油状物を得た。これを水(20ml)に溶かし、一旦1M塩酸で酸性溶液とした後、炭酸水素ナトリウムを加えて弱アルカリ性に戻した。その後この水溶液を塩析し、酢酸エチルで抽出した後有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮して橙色の粗製固体を得た。これをクロマトグラフィーにて精製して表題化合物エチル 3−アミノ−5−メチル−1H−ピロール−2−カルボキシラート(747mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.24 (3 H, t, J=7.2 Hz), 2.06 (3 H, s), 4.14 (2 H, q, J=7.2 Hz), 4.93 (2 H, br. s.), 5.29 (1 H, d, J=2.7 Hz), 10.23 (1 H, br. s.).
エチル 3−アミノ−5−メチル−1H−ピロール−2−カルボキシラート
参考例1a) 20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(34.0g)をエタノール(30ml)に溶かし、そこへ5−メチルイソオキサゾール(8.3g)をエタノール(30ml)に溶かして10分間かけて滴下した。室温で1時間撹拌後、氷冷下30分間撹拌してから反応混合液に石油エーテル(30ml)を加えた。沈殿を濾取し、石油エーテルで洗浄後褐色の固体(8.36g)を得た。
この褐色固体(1.05g)をアミノマロン酸ジエチル塩酸塩(2.12g)のエタノール溶液(40ml)に加え、室温で終夜撹拌後、反応混合液を濾過し、濾液を減圧濃縮して黄色油状の粗製物を得た。これをクロマトグラフィーにて精製して[(2−シアノ−1−メチルエテニル)アミノ]プロパン二酸ジエチル(1.59g)を黄白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.21 (6 H, t, J=7.1 Hz), 2.05 (3 H, s), 3.94 (1 H, s), 4.20 (2 H, q, J=7.1 Hz), 4.21 (2 H, q, J=7.1 Hz), 4.95 (1 H, d, J=8.0 Hz), 7.53 (1 H, d, J=8.0 Hz).
参考例1b) カリウムtert−ブトキシド(1.65g)をエタノール(30ml)に溶かし、そこへ参考例1a)で得られた[(2−シアノ−1−メチルエテニル)アミノ]プロパン二酸ジエチル(1.5g)をエタノール(5ml)に溶かして室温で加えた。反応混合液を4時間加熱還流した後、エタノールを減圧留去して褐色の油状物を得た。これを水(20ml)に溶かし、一旦1M塩酸で酸性溶液とした後、炭酸水素ナトリウムを加えて弱アルカリ性に戻した。その後この水溶液を塩析し、酢酸エチルで抽出した後有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮して橙色の粗製固体を得た。これをクロマトグラフィーにて精製して表題化合物エチル 3−アミノ−5−メチル−1H−ピロール−2−カルボキシラート(747mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.24 (3 H, t, J=7.2 Hz), 2.06 (3 H, s), 4.14 (2 H, q, J=7.2 Hz), 4.93 (2 H, br. s.), 5.29 (1 H, d, J=2.7 Hz), 10.23 (1 H, br. s.).
参考例2
エチル 3−アミノ−4−メチル−1H−ピロール−2−カルボキシラート
エチル 3−アミノ−4−メチル−1H−ピロール−2−カルボキシラート
参考例2a) 公知文献ジャーナル オブ ヘテロサイクリック ケミストリー(J.Heterocyclic.Chem.)、21巻、389頁(1984)記載の方法もしくはそれに準ずる方法により得られた2−メチル−3−オキソプロパンニトリル(670mg)とアミノマロン酸ジエチル塩酸塩(2.21g)をエタノール(40ml)に溶かし、そこへトリエチルアミン(1.24ml)を加えて室温で3日間撹拌した。その後反応液を減圧濃縮して得られた黄色残渣に酢酸エチル(200ml)と飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、有機層を分取した後飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮して黄色の油状物を得た。これをクロマトグラフィーにて精製して[(2−シアノプロパ−1−エン−1−イル)アミノ]プロパン二酸ジエチル(1.11g)を黄色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.21 (6 H, t, J=7.1 Hz), 1.65 (3 H, s), 4.19 (2 H, q, J=7.1 Hz), 4.18 (2 H, q, J=7.1 Hz), 4.97 (1 H, d, J=8.7 Hz), 6.82 (1 H, d, J=12.5 Hz), 7.11 (1 H, dd, J=12.5, 8.7 Hz).
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.21 (6 H, t, J=7.1 Hz), 1.65 (3 H, s), 4.19 (2 H, q, J=7.1 Hz), 4.18 (2 H, q, J=7.1 Hz), 4.97 (1 H, d, J=8.7 Hz), 6.82 (1 H, d, J=12.5 Hz), 7.11 (1 H, dd, J=12.5, 8.7 Hz).
参考例2b) カリウムtert−ブトキシド(659mg)をエタノール(20ml)に溶かし、そこへ参考例2a)で得られた[(2−シアノプロパ−1−エン−1−イル)アミノ]プロパン二酸ジエチル(1.0g)をエタノール(5ml)に溶かして室温で加えた。反応混合液を4時間加熱還流し、室温に戻した後、酢酸(0.38ml)を加えた。その後エタノールを減圧留去して褐色の油状物を得た。これを水(20ml)に溶かし、炭酸水素ナトリウムを加えて弱アルカリ性とした後、この水溶液を塩析し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮して橙色の粗製固体を得た。これをクロマトグラフィーにて精製して表題化合物エチル 3−アミノ−4−メチル−1H−ピロール−2−カルボキシラート(246mg)を黄白色固体として得た。
1NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.25 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.83 (3 H, s), 4.17 (2 H, q, J=7.0 Hz), 4.76 (2 H, br. s.), 6.52 (1 H, d, J=3.2 Hz), 10.27 (1 H, br. s.).
1NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.25 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.83 (3 H, s), 4.17 (2 H, q, J=7.0 Hz), 4.76 (2 H, br. s.), 6.52 (1 H, d, J=3.2 Hz), 10.27 (1 H, br. s.).
参考例3
エチル 3−アミノ−4−エチル−1H−ピロール−2−カルボキシラート
参考例3a) 公知文献ジャーナル オブ メディシナル ケミストリー(J.Med.Chem.)、25巻、235頁(1982)記載の方法もしくはそれ準ずる方法により得られた2−ホルミルブタンニトリル(1.0g)とアミノマロン酸ジエチル塩酸塩(2.40g)をエタノール(40ml)に溶かし、そこへトリエチルアミン(1.24ml)を加えて室温で1時間撹拌した後、1時間加熱還流した。室温に戻した後、反応液を減圧濃縮して得られた黄色固体に酢酸エチル(100ml)を加え、濾過した後、濾液を減圧濃縮して黄色油状物を得た。これをクロマトグラフィーにて精製して[(2−シアノブタ−1−エン−1−イル)アミノ]プロパン二酸ジエチル(1.22g)を黄色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.97 (3 H, t, J=7.5 Hz), 1.21 (6 H, t, J=7.2 Hz), 2.07 (2 H, q, J=7.5 Hz), 4.18 (2 H, q, J=7.2 Hz), 4.19 (2 H, q, J=7.2 Hz), 4.96 (1 H, d, J=8.7 Hz), 6.77 (1 H, d, J=12.6 Hz), 7.15 (1 H, dd, J=12.6, 8.7 Hz).
エチル 3−アミノ−4−エチル−1H−ピロール−2−カルボキシラート
参考例3a) 公知文献ジャーナル オブ メディシナル ケミストリー(J.Med.Chem.)、25巻、235頁(1982)記載の方法もしくはそれ準ずる方法により得られた2−ホルミルブタンニトリル(1.0g)とアミノマロン酸ジエチル塩酸塩(2.40g)をエタノール(40ml)に溶かし、そこへトリエチルアミン(1.24ml)を加えて室温で1時間撹拌した後、1時間加熱還流した。室温に戻した後、反応液を減圧濃縮して得られた黄色固体に酢酸エチル(100ml)を加え、濾過した後、濾液を減圧濃縮して黄色油状物を得た。これをクロマトグラフィーにて精製して[(2−シアノブタ−1−エン−1−イル)アミノ]プロパン二酸ジエチル(1.22g)を黄色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.97 (3 H, t, J=7.5 Hz), 1.21 (6 H, t, J=7.2 Hz), 2.07 (2 H, q, J=7.5 Hz), 4.18 (2 H, q, J=7.2 Hz), 4.19 (2 H, q, J=7.2 Hz), 4.96 (1 H, d, J=8.7 Hz), 6.77 (1 H, d, J=12.6 Hz), 7.15 (1 H, dd, J=12.6, 8.7 Hz).
参考例3b) 参考例3a)で得られた[(2−シアノブタ−1−エン−1−イル)アミノ]プロパン二酸ジエチル(1.2g)をエタノール(25ml)に溶かし、そこへ20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(3.37g)を加えた後、2時間加熱還流した。室温に戻した後、反応混合液に酢酸(0.85g)を加えてからエタノールを減圧濃縮し、褐色の残渣を得た。これを水(20ml)に溶かし、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で弱アルカリ性とした後、塩析し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して褐色の粗製固体を得た。これをクロマトグラフィーにて精製し、表題化合物エチル 3−アミノ−4−エチル−1H−ピロール−2−カルボキシラート(817mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.07 (3 H, t, J=7.6 Hz), 1.25 (3 H, t, J=7.2 Hz), 2.26 (2 H, q, J=7.6 Hz), 4.17 (2 H, q, J=7.2 Hz), 4.77 (2 H, br. s.), 6.51 (1 H, d, J=3.4 Hz), 10.30 (1 H, br. s.).
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.07 (3 H, t, J=7.6 Hz), 1.25 (3 H, t, J=7.2 Hz), 2.26 (2 H, q, J=7.6 Hz), 4.17 (2 H, q, J=7.2 Hz), 4.77 (2 H, br. s.), 6.51 (1 H, d, J=3.4 Hz), 10.30 (1 H, br. s.).
参考例4
エチル 3−アミノ−4−シクロプロピル−1H−ピロール−2−カルボキシラート
エチル 3−アミノ−4−シクロプロピル−1H−ピロール−2−カルボキシラート
参考例4a) 公知文献WO04/22559記載の方法もしくはそれに準ずる方法により得られた2−シクロプロピル−3−オキソプロパンニトリル(2.0g)とアミノマロン酸ジエチル塩酸塩(2.40g)をエタノール(40ml)に溶かし、そこへトリエチルアミン(1.24ml)を加えて室温で3日間撹拌した後、反応液を減圧濃縮して得られた黄色固体に酢酸エチル(200ml)と飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、有機層を分取した後、飽和食塩水で洗浄し、濾過した後、濾液を減圧濃縮して黄色油状物を得た。これをクロマトグラフィーにて精製して[(2−シアノ−2−シクロプロピルエテニル)アミノ]プロパン二酸ジエチル(2.57g)を黄色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.32 - 0.41 (2 H, m), 0.71 - 0.80 (2 H, m), 1.21 (6 H, t, J=7.2 Hz), 1.43 - 1.57 (1 H, m), 4.20 (2 H, q, J=7.2 Hz), 4.19 (2 H, q, J=7.2 Hz), 5.00 (1 H, d, J=8.7 Hz), 6.89 (1 H, dd, J=12.8, 0.8 Hz), 7.13 (1 H, dd, J=12.8, 8.7 Hz).
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.32 - 0.41 (2 H, m), 0.71 - 0.80 (2 H, m), 1.21 (6 H, t, J=7.2 Hz), 1.43 - 1.57 (1 H, m), 4.20 (2 H, q, J=7.2 Hz), 4.19 (2 H, q, J=7.2 Hz), 5.00 (1 H, d, J=8.7 Hz), 6.89 (1 H, dd, J=12.8, 0.8 Hz), 7.13 (1 H, dd, J=12.8, 8.7 Hz).
参考例4b) 参考例4a)で得られた[(2−シアノ−2−シクロプロピルエテニル)アミノ]プロパン二酸ジエチル(2.57g)をエタノール(50ml)に溶かし、そこへ20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(6.90g)を加えた後2時間加熱還流した。室温に戻した後、反応混合液に酢酸(1.67ml)を加えてからエタノールを減圧留去し、褐色の残渣を得た。これを水(20ml)に溶かし、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で弱アルカリ性とした後、塩析し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して褐色の粗製固体を得た。これをクロマトグラフィーにて精製し、表題化合物エチル 3−アミノ−4−シクロプロピル−1H−ピロール−2−カルボキシラート(1.69g)を黄白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.32 - 0.41 (2 H, m), 0.62 - 0.74 (2 H, m), 1.25 (3 H, t, J=7.1 Hz), 1.39 - 1.53 (1 H, m), 4.17 (2 H, q, J=7.1 Hz), 4.81 (2 H, br. s.), 6.40 (1 H, d, J=3.2 Hz), 10.31 (1 H, br. s.).
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.32 - 0.41 (2 H, m), 0.62 - 0.74 (2 H, m), 1.25 (3 H, t, J=7.1 Hz), 1.39 - 1.53 (1 H, m), 4.17 (2 H, q, J=7.1 Hz), 4.81 (2 H, br. s.), 6.40 (1 H, d, J=3.2 Hz), 10.31 (1 H, br. s.).
参考例5
エチル 2−アミノ−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−カルボキシラート
公知文献ケミカル アンド ファーマシューティカル ブルティン(Chem.Pharm.Bull.)43巻、788頁(1995)記載の方法もしくはそれ準ずる方法により得られた3−アミノ−3−イミノプロパン酸エチル塩酸塩(3g)をアセトニトリル(90ml)に懸濁し、そこへトリエチルアミン(6.27ml)、臭化酢酸エチル(3.31g)を順に加え室温で1時間撹拌した。反応混合液に酢酸エチル(180ml)を加えて沈殿を濾過後、濾液を減圧濃縮して橙色油状物を得た。これをエタノール(90ml)に溶かし、20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(15.3g)を加えた後、室温で30分間撹拌した。酢酸(3.09ml)を加えた後反応混合液を減圧濃縮して橙色の粗製物を得た。これに飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、塩析した後30%テトラヒドロフラン/酢酸エチル混合溶媒で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮して得られた橙色の粗製固体をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(1.22g)を黄白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.16 (3 H, t, J=7.2 Hz), 3.03 (2 H, s), 4.01 (2 H, q, J=7.2 Hz), 6.75 (2 H, br. s.), 10.01 (1 H, br. s.).
エチル 2−アミノ−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−カルボキシラート
公知文献ケミカル アンド ファーマシューティカル ブルティン(Chem.Pharm.Bull.)43巻、788頁(1995)記載の方法もしくはそれ準ずる方法により得られた3−アミノ−3−イミノプロパン酸エチル塩酸塩(3g)をアセトニトリル(90ml)に懸濁し、そこへトリエチルアミン(6.27ml)、臭化酢酸エチル(3.31g)を順に加え室温で1時間撹拌した。反応混合液に酢酸エチル(180ml)を加えて沈殿を濾過後、濾液を減圧濃縮して橙色油状物を得た。これをエタノール(90ml)に溶かし、20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(15.3g)を加えた後、室温で30分間撹拌した。酢酸(3.09ml)を加えた後反応混合液を減圧濃縮して橙色の粗製物を得た。これに飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、塩析した後30%テトラヒドロフラン/酢酸エチル混合溶媒で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮して得られた橙色の粗製固体をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(1.22g)を黄白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.16 (3 H, t, J=7.2 Hz), 3.03 (2 H, s), 4.01 (2 H, q, J=7.2 Hz), 6.75 (2 H, br. s.), 10.01 (1 H, br. s.).
参考例6
4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン
4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン
参考例6a) 1−フルオロ−4−ニトロベンゼン(10.6g)および2,2,2−トリフルオロエタノール(12.0g)をN,N−ジメチルホルムアミド(80ml)に溶かし、そこへ炭酸カリウム(15.5g)を加えて80℃で2時間撹拌した。室温に戻した後、反応混合物に酢酸エチル(100ml)を加えて、白色沈殿を濾過し、濾液を減圧濃縮して橙色の残渣を得た。これを再び酢酸エチル(400ml)に溶かし、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して橙色の粗製固体を得た。これを10%ジエチルエーテル/ヘキサン混合溶媒で洗浄し、ベージュ色、針状結晶の1−ニトロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ベンゼン(15.8g)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.99 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.30 (2 H, d, J=9.3 Hz), 8.26 (2 H, d, J=9.3 Hz).
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.99 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.30 (2 H, d, J=9.3 Hz), 8.26 (2 H, d, J=9.3 Hz).
参考例6b) 参考例6a)で得られた1−ニトロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ベンゼン(5.5g)をメタノール(100ml)に溶かし、そこへ10%パラジウム/活性炭(50%含水、2.5g)を加え、水素雰囲気下で24時間撹拌した。その後パラジウム/活性炭を濾過し、濾液を減圧濃縮して濃橙色油状の残渣を得た。これを酢酸エチル(200ml)に溶かし、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して濃橙色油状の粗製物を得た。この粗製物をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン(4.5g)を橙色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.53 (2 H, q, J=9.0 Hz), 4.76(2 H, s), 6.52 (2 H, d, J=8.9 Hz), 6.75 (2 H, d, J=8.9 Hz).
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.53 (2 H, q, J=9.0 Hz), 4.76(2 H, s), 6.52 (2 H, d, J=8.9 Hz), 6.75 (2 H, d, J=8.9 Hz).
参考例7
4−(2,2−ジメチルプロポキシ)アニリン
2,2−ジメチルプロパン(5.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を氷冷下、水素化ナトリウム(60%油性、2.7g)とN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)の混合物に滴下した。室温で30分撹拌した後、1−フルオロ−4−ニトロベンゼン(8.8g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を反応混合液に滴下し、室温で5時間撹拌した。その後、反応混合液に飽和塩化アンモニウム水溶液(100ml)を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた粗製物をクロマトグラフィーにて精製し、1−(2,2−ジメチルプロポキシ)−4−ニトロベンゼン(9.3g)を淡黄色油状物として得た。これに10%パラジウム/活性炭(50%含水、490mg)とメタノール(100ml)を加え、水素雰囲気下(40psi)で5時間撹拌した。その後反応混合物を濾過し、濾液を減圧濃縮して表題化合物(7.2g)を得た。
1H NMR (400 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.94 (9 H, s), 3.32 (2 H, br. s.), 3.44 (2 H, s), 6.55 (2 H, d, J=8.8 Hz), 6.67 (2 H, d, J=8.8 Hz).
4−(2,2−ジメチルプロポキシ)アニリン
2,2−ジメチルプロパン(5.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を氷冷下、水素化ナトリウム(60%油性、2.7g)とN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)の混合物に滴下した。室温で30分撹拌した後、1−フルオロ−4−ニトロベンゼン(8.8g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を反応混合液に滴下し、室温で5時間撹拌した。その後、反応混合液に飽和塩化アンモニウム水溶液(100ml)を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた粗製物をクロマトグラフィーにて精製し、1−(2,2−ジメチルプロポキシ)−4−ニトロベンゼン(9.3g)を淡黄色油状物として得た。これに10%パラジウム/活性炭(50%含水、490mg)とメタノール(100ml)を加え、水素雰囲気下(40psi)で5時間撹拌した。その後反応混合物を濾過し、濾液を減圧濃縮して表題化合物(7.2g)を得た。
1H NMR (400 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.94 (9 H, s), 3.32 (2 H, br. s.), 3.44 (2 H, s), 6.55 (2 H, d, J=8.8 Hz), 6.67 (2 H, d, J=8.8 Hz).
参考例8
4−(シクロブチルメトキシ)アニリン
シクロブチルメタノール(5.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を氷冷下、水素化ナトリウム(60%油性、2.8g)とN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)の混合物に滴下した。室温で30分撹拌した後、1−フルオロ−4−ニトロベンゼン(9.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を反応混合液に滴下し、室温で5時間撹拌した。その後、反応混合液に飽和塩化アンモニウム水溶液(100ml)を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた粗製物をクロマトグラフィーにて精製し、1−(シクロブチルメトキシ)−4−ニトロベンゼン(8.7g)を淡黄色油状物として得た。これに10%パラジウム/活性炭(50%含水、490mg)とメタノール(100ml)を加え、水素雰囲気下(40psi)で5時間撹拌した。その後反応混合物を濾過し、濾液を減圧濃縮して表題化合物(6.4g)を得た。
1H NMR (400 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.67 - 1.94 (4 H, m), 2.00 - 2.10 (2 H, m), 2.58 - 2.71 (1 H, m), 3.33 (2 H, br. s.), 3.77 (2 H, d, J=6.8 Hz), 6.55 (2 H, d, J=8.8 Hz), 6.67 (2 H, d, J=8.8 Hz).
4−(シクロブチルメトキシ)アニリン
シクロブチルメタノール(5.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を氷冷下、水素化ナトリウム(60%油性、2.8g)とN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)の混合物に滴下した。室温で30分撹拌した後、1−フルオロ−4−ニトロベンゼン(9.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を反応混合液に滴下し、室温で5時間撹拌した。その後、反応混合液に飽和塩化アンモニウム水溶液(100ml)を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた粗製物をクロマトグラフィーにて精製し、1−(シクロブチルメトキシ)−4−ニトロベンゼン(8.7g)を淡黄色油状物として得た。これに10%パラジウム/活性炭(50%含水、490mg)とメタノール(100ml)を加え、水素雰囲気下(40psi)で5時間撹拌した。その後反応混合物を濾過し、濾液を減圧濃縮して表題化合物(6.4g)を得た。
1H NMR (400 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.67 - 1.94 (4 H, m), 2.00 - 2.10 (2 H, m), 2.58 - 2.71 (1 H, m), 3.33 (2 H, br. s.), 3.77 (2 H, d, J=6.8 Hz), 6.55 (2 H, d, J=8.8 Hz), 6.67 (2 H, d, J=8.8 Hz).
参考例9
4−(3,3−ジメチルブトキシ)アニリン
3,3−ジメチルブタノール(5.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を氷冷下、水素化ナトリウム(60%油性、2.4g)とN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)の混合物に滴下した。室温で30分撹拌した後、1−フルオロ−4−ニトロベンゼン(7.6g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を反応混合液に滴下し、室温で5時間撹拌した。その後、反応混合液に飽和塩化アンモニウム水溶液(100ml)を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた粗製物をクロマトグラフィーにて精製し、1−(3,3−ジメチルブトキシ)−4−ニトロベンゼン(9.0g)を淡黄色油状物として得た。これに10%パラジウム/活性炭(50%含水、490mg)とメタノール(100ml)を加え、水素雰囲気下(40psi)で5時間撹拌した。その後反応混合物を濾過し、濾液を減圧濃縮して表題化合物(6.8g)を得た。
1H NMR (400 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.90 (9 H, s), 1.61 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.87 (2 H, t, J=7.2 Hz), 6.65 (2 H, d, J=8.8 Hz), 6.66 (2 H, d, J=8.8 Hz).
4−(3,3−ジメチルブトキシ)アニリン
3,3−ジメチルブタノール(5.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を氷冷下、水素化ナトリウム(60%油性、2.4g)とN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)の混合物に滴下した。室温で30分撹拌した後、1−フルオロ−4−ニトロベンゼン(7.6g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を反応混合液に滴下し、室温で5時間撹拌した。その後、反応混合液に飽和塩化アンモニウム水溶液(100ml)を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた粗製物をクロマトグラフィーにて精製し、1−(3,3−ジメチルブトキシ)−4−ニトロベンゼン(9.0g)を淡黄色油状物として得た。これに10%パラジウム/活性炭(50%含水、490mg)とメタノール(100ml)を加え、水素雰囲気下(40psi)で5時間撹拌した。その後反応混合物を濾過し、濾液を減圧濃縮して表題化合物(6.8g)を得た。
1H NMR (400 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.90 (9 H, s), 1.61 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.87 (2 H, t, J=7.2 Hz), 6.65 (2 H, d, J=8.8 Hz), 6.66 (2 H, d, J=8.8 Hz).
参考例10
1−[(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メトキシ]−4−ニトロベンゼン
4−ニトロフェノール(22g)、臭化アリル(20g)、炭酸カリウム(34g)とN,N−ジメチルホルムアミド(250ml)の混合物を室温で2時間撹拌した後、水(100ml)に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮して1−ニトロ−4−(プロパ−2−エン−1−イルオキシ)ベンゼン(30g)を得た。このうち5gをとり、フッ化ナトリウム(10mg)を加えて、100℃で撹拌しながら2,2−ジフルオロ−2−(フルオロスルホニル)酢酸トリメチルシリル(3.02g)を、シリンジポンプを用いて1.6ml/hの速度でゆっくりと滴下した。室温に戻した後、水(50ml)に滴下し、酢酸エチルで抽出し、有機層を減圧濃縮して粗製物を得た。これをクロマトグラフィーにて精製して1−[(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メトキシ]−4−ニトロベンゼン(3.0g)を得た。
1H NMR (400 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm1.21 - 1.70 (1 H, m), 1.53 - 1.70 (1 H, m), 2.02 - 2.17 (1 H, m), 4.05 - 4.15 (2 H, m), 6.94 (2 H, d, J=9.2 Hz), 8.19 (2 H, d, J=9.2 Hz).
1−[(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メトキシ]−4−ニトロベンゼン
4−ニトロフェノール(22g)、臭化アリル(20g)、炭酸カリウム(34g)とN,N−ジメチルホルムアミド(250ml)の混合物を室温で2時間撹拌した後、水(100ml)に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮して1−ニトロ−4−(プロパ−2−エン−1−イルオキシ)ベンゼン(30g)を得た。このうち5gをとり、フッ化ナトリウム(10mg)を加えて、100℃で撹拌しながら2,2−ジフルオロ−2−(フルオロスルホニル)酢酸トリメチルシリル(3.02g)を、シリンジポンプを用いて1.6ml/hの速度でゆっくりと滴下した。室温に戻した後、水(50ml)に滴下し、酢酸エチルで抽出し、有機層を減圧濃縮して粗製物を得た。これをクロマトグラフィーにて精製して1−[(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メトキシ]−4−ニトロベンゼン(3.0g)を得た。
1H NMR (400 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm1.21 - 1.70 (1 H, m), 1.53 - 1.70 (1 H, m), 2.02 - 2.17 (1 H, m), 4.05 - 4.15 (2 H, m), 6.94 (2 H, d, J=9.2 Hz), 8.19 (2 H, d, J=9.2 Hz).
参考例11
4−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)アニリン
3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オール(5.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を氷冷下、水素化ナトリウム(60%油性、2.1g)とN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)の混合物に滴下した。室温で30分撹拌した後、1−フルオロ−4−ニトロベンゼン(6.8g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を反応混合液に滴下し、室温で5時間撹拌した。その後、反応混合液に飽和塩化アンモニウム水溶液(100ml)を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた粗製物をクロマトグラフィーにて精製し、1−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)−4−ニトロベンゼン(4.2g)を淡黄色油状物として得た。これに10%パラジウム/活性炭(50%含水、490mg)とメタノール(100ml)を加え、水素雰囲気下(40psi)で5時間撹拌した。その後反応混合物を濾過し、濾液を減圧濃縮して表題化合物(3.2g)を得た。
1H NMR (400 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 2.44 - 2.63 (2 H, m), 3.34 (2 H, br. s.), 4.10 (2 H, t, J=6.8 Hz), 6.62 (2 H, d, J=8.8 Hz), 6.73 (2 H, d, J=8.8 Hz).
4−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)アニリン
3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オール(5.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を氷冷下、水素化ナトリウム(60%油性、2.1g)とN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)の混合物に滴下した。室温で30分撹拌した後、1−フルオロ−4−ニトロベンゼン(6.8g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を反応混合液に滴下し、室温で5時間撹拌した。その後、反応混合液に飽和塩化アンモニウム水溶液(100ml)を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた粗製物をクロマトグラフィーにて精製し、1−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)−4−ニトロベンゼン(4.2g)を淡黄色油状物として得た。これに10%パラジウム/活性炭(50%含水、490mg)とメタノール(100ml)を加え、水素雰囲気下(40psi)で5時間撹拌した。その後反応混合物を濾過し、濾液を減圧濃縮して表題化合物(3.2g)を得た。
1H NMR (400 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 2.44 - 2.63 (2 H, m), 3.34 (2 H, br. s.), 4.10 (2 H, t, J=6.8 Hz), 6.62 (2 H, d, J=8.8 Hz), 6.73 (2 H, d, J=8.8 Hz).
参考例12
4−ブトキシアニリン
ブタン−1−オール(5.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を氷冷下、水素化ナトリウム(60%油性、3.2g)とN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)の混合物に滴下した。室温で30分撹拌した後、1−フルオロ−4−ニトロベンゼン(10.5g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を反応混合液に滴下し、室温で5時間撹拌した。その後、反応混合液に飽和塩化アンモニウム水溶液(100ml)を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた粗製物をクロマトグラフィーにて精製して、1−ブトキシ−4−ニトロベンゼン(9.8g)を淡黄色油状物として得た。これに10%パラジウム/活性炭(50%含水、490mg)とメタノール(100ml)を加え、水素雰囲気下(40psi)で5時間撹拌した。その後反応混合物を濾過し、濾液を減圧濃縮して表題化合物(7.2g)を得た。
1H NMR (400 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.98 (3 H, t, J=7.2 Hz), 1.38 - 1.58 (2 H, m), 1.70 - 1.80 (2 H, m), 3.42 (2 H, br. s.), 3.90 (2 H, t, J=6.8 Hz), 6.65 (2 H, d, J=8.8 Hz), 6.75 (2 H, d, J=8.8 Hz).
4−ブトキシアニリン
ブタン−1−オール(5.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を氷冷下、水素化ナトリウム(60%油性、3.2g)とN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)の混合物に滴下した。室温で30分撹拌した後、1−フルオロ−4−ニトロベンゼン(10.5g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を反応混合液に滴下し、室温で5時間撹拌した。その後、反応混合液に飽和塩化アンモニウム水溶液(100ml)を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた粗製物をクロマトグラフィーにて精製して、1−ブトキシ−4−ニトロベンゼン(9.8g)を淡黄色油状物として得た。これに10%パラジウム/活性炭(50%含水、490mg)とメタノール(100ml)を加え、水素雰囲気下(40psi)で5時間撹拌した。その後反応混合物を濾過し、濾液を減圧濃縮して表題化合物(7.2g)を得た。
1H NMR (400 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.98 (3 H, t, J=7.2 Hz), 1.38 - 1.58 (2 H, m), 1.70 - 1.80 (2 H, m), 3.42 (2 H, br. s.), 3.90 (2 H, t, J=6.8 Hz), 6.65 (2 H, d, J=8.8 Hz), 6.75 (2 H, d, J=8.8 Hz).
参考例13
4−(シクロプロピルメトキシ)アニリン
シクロプロピルメタノール(5.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を氷冷下、水素化ナトリウム(60%油性、3.3g)とN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)の混合物に滴下した。室温で30分撹拌した後、1−フルオロ−4−ニトロベンゼン(10.8g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を反応混合液に滴下し、室温で5時間撹拌した。その後、反応混合液に飽和塩化アンモニウム水溶液(100ml)を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた粗製物をクロマトグラフィーにて精製し、1−(シクロプロピルメトキシ)−4−ニトロベンゼン(10.2g)を淡黄色油状物として得た。この化合物(9.8g)に10%パラジウム/活性炭(50%含水、490mg)とメタノール(100ml)を加え、水素雰囲気下(40psi)で5時間撹拌した。その後反応混合物を濾過し、濾液を減圧濃縮して表題化合物(7.2g)を得た。
1H NMR (400 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.18 - 0.30 (2 H, m), 0.47 - 0.59 (2 H, m), 1.09 - 1.12 (1 H, m), 3.31 (2 H, br. s.), 3.64 (2 H, d, J=6.8 Hz), 6.56 (2 H, d, J=8.8 Hz), 6.68 (2 H, d, J=8.8 Hz).
4−(シクロプロピルメトキシ)アニリン
シクロプロピルメタノール(5.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を氷冷下、水素化ナトリウム(60%油性、3.3g)とN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)の混合物に滴下した。室温で30分撹拌した後、1−フルオロ−4−ニトロベンゼン(10.8g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を反応混合液に滴下し、室温で5時間撹拌した。その後、反応混合液に飽和塩化アンモニウム水溶液(100ml)を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた粗製物をクロマトグラフィーにて精製し、1−(シクロプロピルメトキシ)−4−ニトロベンゼン(10.2g)を淡黄色油状物として得た。この化合物(9.8g)に10%パラジウム/活性炭(50%含水、490mg)とメタノール(100ml)を加え、水素雰囲気下(40psi)で5時間撹拌した。その後反応混合物を濾過し、濾液を減圧濃縮して表題化合物(7.2g)を得た。
1H NMR (400 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.18 - 0.30 (2 H, m), 0.47 - 0.59 (2 H, m), 1.09 - 1.12 (1 H, m), 3.31 (2 H, br. s.), 3.64 (2 H, d, J=6.8 Hz), 6.56 (2 H, d, J=8.8 Hz), 6.68 (2 H, d, J=8.8 Hz).
参考例14
4−[(1−メチルシクロプロピル)メトキシ]アニリン
メチル 1−メチルシクロプロパンカルボキシラート(10g)をテトラヒドロフラン(100ml)に溶かし、氷冷下水素化リチウムアルミニウム(5g)をゆっくり加え、0℃で4時間撹拌した。その後、水(5ml)、15%水酸化ナトリウム水溶液(5ml)および水(15ml)を順に加え、析出した沈殿を濾過した。濾液を減圧濃縮して粗製物(5.6g)を淡黄色の油状物として得た。この油状物(5.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を氷冷下、水素化ナトリウム(60%油性、2.8g)とN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)の混合物に滴下した。室温で30分撹拌した後、1−フルオロ−4−ニトロベンゼン(9.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を反応混合液に滴下し、室温で5時間撹拌した。その後、反応混合液に飽和塩化アンモニウム水溶液(100ml)を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた粗製物をクロマトグラフィーにて精製し、1−[(1−メチルシクロプロピル)メトキシ]−4−ニトロベンゼン(8.9g)を淡黄色油状物として得た。これに10%パラジウム/活性炭(50%含水、490mg)とメタノール(80ml)を加え、水素雰囲気下(40psi)で5時間撹拌した。その後反応混合物を濾過し、濾液を減圧濃縮して表題化合物(6.6g)を得た。
1H NMR (400 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.28 - 0.37 (2 H, m), 0.41 - 0.47 (2 H, m), 1.15 (3 H, s), 3.58 (2 H, s), 6.55 (2 H, dd, J=6.8, 2.4 Hz), 6.67 (2 H, dd, J=6.8, 2.4 Hz).
4−[(1−メチルシクロプロピル)メトキシ]アニリン
メチル 1−メチルシクロプロパンカルボキシラート(10g)をテトラヒドロフラン(100ml)に溶かし、氷冷下水素化リチウムアルミニウム(5g)をゆっくり加え、0℃で4時間撹拌した。その後、水(5ml)、15%水酸化ナトリウム水溶液(5ml)および水(15ml)を順に加え、析出した沈殿を濾過した。濾液を減圧濃縮して粗製物(5.6g)を淡黄色の油状物として得た。この油状物(5.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を氷冷下、水素化ナトリウム(60%油性、2.8g)とN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)の混合物に滴下した。室温で30分撹拌した後、1−フルオロ−4−ニトロベンゼン(9.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を反応混合液に滴下し、室温で5時間撹拌した。その後、反応混合液に飽和塩化アンモニウム水溶液(100ml)を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた粗製物をクロマトグラフィーにて精製し、1−[(1−メチルシクロプロピル)メトキシ]−4−ニトロベンゼン(8.9g)を淡黄色油状物として得た。これに10%パラジウム/活性炭(50%含水、490mg)とメタノール(80ml)を加え、水素雰囲気下(40psi)で5時間撹拌した。その後反応混合物を濾過し、濾液を減圧濃縮して表題化合物(6.6g)を得た。
1H NMR (400 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.28 - 0.37 (2 H, m), 0.41 - 0.47 (2 H, m), 1.15 (3 H, s), 3.58 (2 H, s), 6.55 (2 H, dd, J=6.8, 2.4 Hz), 6.67 (2 H, dd, J=6.8, 2.4 Hz).
参考例15
4−[(2−メチルシクロプロピル)メトキシ]アニリン
(2−メチルシクロプロピル)メタノール(5.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を氷冷下、水素化ナトリウム(60%油性、2.8g)とN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)の混合物に滴下した。室温で30分撹拌した後、1−フルオロ−4−ニトロベンゼン(9.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を反応混合液に滴下し、室温で5時間撹拌した。その後、反応混合液に飽和塩化アンモニウム水溶液(100ml)を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた粗製物をクロマトグラフィーにて精製し、1−[(2−メチルシクロプロピル)メトキシ]−4−ニトロベンゼン(8.5g)を淡黄色油状物として得た。これに10%パラジウム/活性炭(50%含水、490mg)とメタノール(80ml)を加え、水素雰囲気下(40psi)で5時間撹拌した。その後反応混合物を濾過し、濾液を減圧濃縮して表題化合物(6.4g)を得た。
1H NMR (400 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.27 - 0.32 (1 H, m), 0.38 - 0.45 (1 H, m), 0.62 - 0.71 (1 H, m), 0.85 - 0.94 (1 H, m), 1.04 (3 H, d, J=6.4 Hz), 3.11 (2 H, br. s.), 3.61 - 3.73 (2 H, m), 6.58 (2 H, d, J=8.8 Hz), 6.70 (2 H, d, J=8.8 Hz).
4−[(2−メチルシクロプロピル)メトキシ]アニリン
(2−メチルシクロプロピル)メタノール(5.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を氷冷下、水素化ナトリウム(60%油性、2.8g)とN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)の混合物に滴下した。室温で30分撹拌した後、1−フルオロ−4−ニトロベンゼン(9.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を反応混合液に滴下し、室温で5時間撹拌した。その後、反応混合液に飽和塩化アンモニウム水溶液(100ml)を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた粗製物をクロマトグラフィーにて精製し、1−[(2−メチルシクロプロピル)メトキシ]−4−ニトロベンゼン(8.5g)を淡黄色油状物として得た。これに10%パラジウム/活性炭(50%含水、490mg)とメタノール(80ml)を加え、水素雰囲気下(40psi)で5時間撹拌した。その後反応混合物を濾過し、濾液を減圧濃縮して表題化合物(6.4g)を得た。
1H NMR (400 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.27 - 0.32 (1 H, m), 0.38 - 0.45 (1 H, m), 0.62 - 0.71 (1 H, m), 0.85 - 0.94 (1 H, m), 1.04 (3 H, d, J=6.4 Hz), 3.11 (2 H, br. s.), 3.61 - 3.73 (2 H, m), 6.58 (2 H, d, J=8.8 Hz), 6.70 (2 H, d, J=8.8 Hz).
参考例16
4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)アニリン
4,4,4−トリフルオロブタン−1−オール(5.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を氷冷下、水素化ナトリウム(60%油性、1.9g)とN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)の混合物に滴下した。室温で30分撹拌した後、1−フルオロ−4−ニトロベンゼン(6.1g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を反応混合液に滴下し、室温で5時間撹拌した。その後、反応混合液に飽和塩化アンモニウム水溶液(100ml)を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた粗製物をクロマトグラフィーにて精製し、1−ニトロ−4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)ベンゼン(6.7g)を淡黄色油状物として得た。これに10%パラジウム/活性炭(50%含水、490mg)とメタノール(80ml)を加え、水素雰囲気下(40psi)で5時間撹拌した。その後反応混合物を濾過し、濾液を減圧濃縮して表題化合物(4.8g)を得た。
1H NMR (400 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.94 - 2.04 (2 H, m), 2.21 - 2.38 (2 H, m), 3.38 (2 H, br. s.), 3.94 (2 H, t, J=6.0 Hz), 6.64 (2 H, d, J=8.8 Hz), 6.73 (2 H, d, J=8.8 Hz).
4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)アニリン
4,4,4−トリフルオロブタン−1−オール(5.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を氷冷下、水素化ナトリウム(60%油性、1.9g)とN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)の混合物に滴下した。室温で30分撹拌した後、1−フルオロ−4−ニトロベンゼン(6.1g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を反応混合液に滴下し、室温で5時間撹拌した。その後、反応混合液に飽和塩化アンモニウム水溶液(100ml)を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた粗製物をクロマトグラフィーにて精製し、1−ニトロ−4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)ベンゼン(6.7g)を淡黄色油状物として得た。これに10%パラジウム/活性炭(50%含水、490mg)とメタノール(80ml)を加え、水素雰囲気下(40psi)で5時間撹拌した。その後反応混合物を濾過し、濾液を減圧濃縮して表題化合物(4.8g)を得た。
1H NMR (400 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.94 - 2.04 (2 H, m), 2.21 - 2.38 (2 H, m), 3.38 (2 H, br. s.), 3.94 (2 H, t, J=6.0 Hz), 6.64 (2 H, d, J=8.8 Hz), 6.73 (2 H, d, J=8.8 Hz).
参考例17
4−(3−メチルブトキシ)アニリン
3−メチルブタン−1−オール(5.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を氷冷下、水素化ナトリウム(60%油性、2.7g)とN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)の混合物に滴下した。室温で30分撹拌した後、1−フルオロ−4−ニトロベンゼン(8.8g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を反応混合液に滴下し、室温で5時間撹拌した。その後、反応混合液に飽和塩化アンモニウム水溶液(100ml)を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた粗製物をクロマトグラフィーにて精製し、1−(3−メチルブトキシ)−4−ニトロベンゼン(8.4g)を淡黄色油状物として得た。これに10%パラジウム/活性炭(50%含水、490mg)とメタノール(80ml)を加え、水素雰囲気下(40psi)で5時間撹拌した。その後反応混合物を濾過し、濾液を減圧濃縮して表題化合物(6.2g)を得た。
1H NMR (400 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.81 - 0.95 (6 H, m), 1.52 - 1.63 (2 H, m), 1.69 - 1.79 (1 H, m), 3.84 (2 H, t, J=6.4 Hz), 6.56 (2 H, d, J=8.8 Hz), 6.67 (2 H, d, J=8.8 Hz).
4−(3−メチルブトキシ)アニリン
3−メチルブタン−1−オール(5.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を氷冷下、水素化ナトリウム(60%油性、2.7g)とN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)の混合物に滴下した。室温で30分撹拌した後、1−フルオロ−4−ニトロベンゼン(8.8g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を反応混合液に滴下し、室温で5時間撹拌した。その後、反応混合液に飽和塩化アンモニウム水溶液(100ml)を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた粗製物をクロマトグラフィーにて精製し、1−(3−メチルブトキシ)−4−ニトロベンゼン(8.4g)を淡黄色油状物として得た。これに10%パラジウム/活性炭(50%含水、490mg)とメタノール(80ml)を加え、水素雰囲気下(40psi)で5時間撹拌した。その後反応混合物を濾過し、濾液を減圧濃縮して表題化合物(6.2g)を得た。
1H NMR (400 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.81 - 0.95 (6 H, m), 1.52 - 1.63 (2 H, m), 1.69 - 1.79 (1 H, m), 3.84 (2 H, t, J=6.4 Hz), 6.56 (2 H, d, J=8.8 Hz), 6.67 (2 H, d, J=8.8 Hz).
参考例18
4−(シクロプロピルメトキシ)−2−フルオロアニリン
参考例18a) 3−フルオロ−4−ニトロフェノール(8.20g)、(ブロモメチル)シクロプロパン(8.46g)、炭酸カリウム(8.65g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(100ml)の混合物を80℃で15時間撹拌した。反応溶液を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して4−(シクロプロピルメトキシ)−2−フルオロ−1−ニトロベンゼン(9.6g)を黄色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.35 - 0.42 (2 H, m), 0.66 - 0.74 (2 H, m), 1.22 - 1.36 (1 H, m), 3.88 (2 H, d, J=7.2 Hz), 6.67 - 6.79 (2 H, m), 8.03 - 8.14 (1 H, m).
4−(シクロプロピルメトキシ)−2−フルオロアニリン
参考例18a) 3−フルオロ−4−ニトロフェノール(8.20g)、(ブロモメチル)シクロプロパン(8.46g)、炭酸カリウム(8.65g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(100ml)の混合物を80℃で15時間撹拌した。反応溶液を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して4−(シクロプロピルメトキシ)−2−フルオロ−1−ニトロベンゼン(9.6g)を黄色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.35 - 0.42 (2 H, m), 0.66 - 0.74 (2 H, m), 1.22 - 1.36 (1 H, m), 3.88 (2 H, d, J=7.2 Hz), 6.67 - 6.79 (2 H, m), 8.03 - 8.14 (1 H, m).
参考例18b) 参考例18a)で得られた4−(シクロプロピルメトキシ)−2−フルオロ−1−ニトロベンゼン(9.50g)および10%パラジウム/活性炭(50%含水、4.75g)およびメタノール(200ml)の混合物を水素雰囲気下常圧室温で15時間撹拌した。その後、反応溶液を濾過して得られた濾液を減圧濃縮して、表題化合物4−(シクロプロピルメトキシ)−2−フルオロアニリン(8.0g)を淡黄色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.27 - 0.36 (2 H, m), 0.58 - 0.67 (2 H, m), 1.15 - 1.31 (1 H, m), 3.42 (2 H, br. s.), 3.70 (2 H, d, J=6.8 Hz), 6.51 - 6.74 (2 H, m), 7.12 - 7.29 (1 H, m).
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.27 - 0.36 (2 H, m), 0.58 - 0.67 (2 H, m), 1.15 - 1.31 (1 H, m), 3.42 (2 H, br. s.), 3.70 (2 H, d, J=6.8 Hz), 6.51 - 6.74 (2 H, m), 7.12 - 7.29 (1 H, m).
参考例19
4−(2−シクロプロピルエトキシ)アニリン
4−(2−シクロプロピルエトキシ)アニリン
参考例19a) 水素化ナトリウム(60%油性、3.2g)、2−シクロプロピルエタノール(7.67g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(150ml)の氷水浴の混合物を30分間撹拌した後、1−フルオロ−4−ニトロベンゼン(10.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)溶液を加えた。その混合物を80℃で4時間撹拌し、室温まで冷却後、減圧濃縮した。残渣に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製して、1−(2−シクロプロピルエトキシ)−4−ニトロベンゼン(14.3g)を茶色油状物として得た。
11H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.11 - 0.17 (2 H, m), 0.48 - 0.55 (2 H, m), 0.78 - 0.93 (1 H, m), 1.68 - 1.76 (2 H, m), 4.13 (2 H, t, J=6.6 Hz), 6.96 (2 H, d, J=9.3 Hz), 8.20 (2 H, d, J=9.3 Hz).
11H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.11 - 0.17 (2 H, m), 0.48 - 0.55 (2 H, m), 0.78 - 0.93 (1 H, m), 1.68 - 1.76 (2 H, m), 4.13 (2 H, t, J=6.6 Hz), 6.96 (2 H, d, J=9.3 Hz), 8.20 (2 H, d, J=9.3 Hz).
参考例19b) 参考例19a)で得られた1−(2−シクロプロピルエトキシ)−4−ニトロベンゼン(14.3g)、10%パラジウム/活性炭(50%含水、1.5g)、メタノール(300ml)の混合物を水素雰囲気下常圧室温で終夜撹拌した。反応混合物を濾過した後、濾液を減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物4−(2−シクロプロピルエトキシ)アニリン(11.4g)を茶色油状物として得た。
11H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.07 - 0.13 (2 H, m), 0.43 - 0.51 (2 H, m), 0.75 - 0.90 (1 H, m), 1.64 (2 H, q, J=6.8 Hz), 3.40 (2 H, br. s.), 3.96 (2 H, t, J=6.8 Hz), 6.64 (2 H, d, J=6.7 Hz), 6.75 (2 H, d, J=6.7 Hz).
11H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.07 - 0.13 (2 H, m), 0.43 - 0.51 (2 H, m), 0.75 - 0.90 (1 H, m), 1.64 (2 H, q, J=6.8 Hz), 3.40 (2 H, br. s.), 3.96 (2 H, t, J=6.8 Hz), 6.64 (2 H, d, J=6.7 Hz), 6.75 (2 H, d, J=6.7 Hz).
参考例20
4−[(2,2,2−トリフルオロエトキシ)メチル]アニリン
4−[(2,2,2−トリフルオロエトキシ)メチル]アニリン
参考例20a) 水素化ナトリウム(60%油性、2.8g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の氷水浴の混合物に2,2,2−トリフルオロエタノール(7.28ml)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)の混合物を滴下した。30分間撹拌した後、1−(ブロモメチル)−4−ニトロベンゼン(15.1g)のN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)溶液を加えた。その混合物を室温で終夜撹拌した後、減圧濃縮した。残渣に5%クエン酸水溶液および酢酸エチルを加えた後、不溶物を濾過して、濾液を酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製して、1−ニトロ−4−[(2,2,2−トリフルオロエトキシ)メチル]ベンゼン(6.28g)を茶色油状物として得た。
11H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 3.92 (2 H, q, J=8.5 Hz), 4.79 (2 H, s), 7.52 (2 H, d, J=8.6 Hz), 8.24 (2 H, d, J=8.6 Hz).
11H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 3.92 (2 H, q, J=8.5 Hz), 4.79 (2 H, s), 7.52 (2 H, d, J=8.6 Hz), 8.24 (2 H, d, J=8.6 Hz).
参考例20b) 参考例20a)で得られた1−ニトロ−4−[(2,2,2−トリフルオロエトキシ)メチル]ベンゼン(6.28g)、10%パラジウム/活性炭(50%含水、1g)、メタノール(150ml)の混合物を水素雰囲気下常圧室温で終夜撹拌した。反応混合物を濾過した後、濾液を減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物4−[(2,2,2−トリフルオロエトキシ)メチル]アニリン(4.66g)を茶色油状物として得た。
11H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 3.71 (2 H, br. s.), 3.76 (2 H, q, J=8.8 Hz), 4.55 (2 H, s), 6.67 (2 H, d, J=8.5 Hz), 7.13 (2 H, d, J=8.5 Hz).
11H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 3.71 (2 H, br. s.), 3.76 (2 H, q, J=8.8 Hz), 4.55 (2 H, s), 6.67 (2 H, d, J=8.5 Hz), 7.13 (2 H, d, J=8.5 Hz).
参考例21
4−(シクロプロピルメトキシ)−3−メチルアニリン
4−(シクロプロピルメトキシ)−3−メチルアニリン
参考例21a) 2−メチル−4−ニトロフェノール(5.00g)、(ブロモメチル)シクロプロパン(3.80ml)、炭酸カリウム(5.40g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(50ml)の混合物を室温で3日間撹拌した後、減圧濃縮した。残渣に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を5%炭酸ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥して、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製して、1−(シクロプロピルメトキシ)−2−メチル−4−ニトロベンゼン(6.63g)を黄色油状物として得た。
11H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.33 - 0.42 (2 H, m), 0.56 - 0.64 (2 H, m), 1.20 - 1.35 (1 H, m), 2.25 (3 H, s), 4.00 (2 H, d, J=7.0 Hz), 7.08 - 7.16 (1 H, m), 8.05 - 8.13 (2 H, m).
11H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.33 - 0.42 (2 H, m), 0.56 - 0.64 (2 H, m), 1.20 - 1.35 (1 H, m), 2.25 (3 H, s), 4.00 (2 H, d, J=7.0 Hz), 7.08 - 7.16 (1 H, m), 8.05 - 8.13 (2 H, m).
参考例21b) 参考例21a)で得られた1−(シクロプロピルメトキシ)−2−メチル−4−ニトロベンゼン(6.63g)、10%パラジウム/活性炭(50%含水、0.40g)、エタノール(150ml)およびメタノール(50ml)の混合物を水素雰囲気下常圧室温で終夜撹拌した。反応混合物を濾過した後、濾液を減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物4−(シクロプロピルメトキシ)−3−メチルアニリン(5.62g)を黄色油状物として得た。
11H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.23 - 0.31 (2 H, m), 0.47 - 0.55 (2 H, m), 1.08 - 1.22 (1 H, m), 2.05 (3 H, s), 3.64 (2 H, d, J=6.6 Hz), 4.50 (2 H, s), 6.31 (1 H, dd, J=8.5, 2.6 Hz), 6.38 (1 H, d, J=2.6 Hz), 6.59 (1 H, d, J=8.5 Hz).
11H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.23 - 0.31 (2 H, m), 0.47 - 0.55 (2 H, m), 1.08 - 1.22 (1 H, m), 2.05 (3 H, s), 3.64 (2 H, d, J=6.6 Hz), 4.50 (2 H, s), 6.31 (1 H, dd, J=8.5, 2.6 Hz), 6.38 (1 H, d, J=2.6 Hz), 6.59 (1 H, d, J=8.5 Hz).
参考例22
3−クロロ−4−(シクロプロピルメトキシ)アニリン
3−クロロ−4−(シクロプロピルメトキシ)アニリン
参考例22a) 2−クロロ−4−ニトロフェノール(5.66g)、(ブロモメチル)シクロプロパン(3.80ml)、炭酸カリウム(5.40g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(50ml)の混合物を室温で3日間撹拌した後、減圧濃縮した。残渣に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を5%炭酸ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製して、2−クロロ−1−(シクロプロピルメトキシ)−4−ニトロベンゼン(6.22g)を黄色油状物として得た。
11H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.36 - 0.44 (2 H, m), 0.58 - 0.66 (2 H, m), 1.22 - 1.37 (1 H, m), 4.10 (2 H, d, J=7.0 Hz), 7.34 (1 H, d, J=9.2 Hz), 8.21 (1 H, dd, J=9.2, 2.7 Hz), 8.31 (1 H, d, J=2.7 Hz).
11H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.36 - 0.44 (2 H, m), 0.58 - 0.66 (2 H, m), 1.22 - 1.37 (1 H, m), 4.10 (2 H, d, J=7.0 Hz), 7.34 (1 H, d, J=9.2 Hz), 8.21 (1 H, dd, J=9.2, 2.7 Hz), 8.31 (1 H, d, J=2.7 Hz).
参考例22b) 参考例22a)で得られた2−クロロ−1−(シクロプロピルメトキシ)−4−ニトロベンゼン(6.22g)、塩化カルシウム(1.0g)の90%エタノール溶液(200ml)の90℃の混合物に、還元鉄(10.0g)を数回に分けて加えた。その混合物を終夜加熱還流した後、室温まで冷却した。不溶物をセライトで濾過して、濾液を減圧濃縮した。残渣に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物3−クロロ−4−(シクロプロピルメトキシ)アニリン(5.59g)を淡茶色固体として得た。
11H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.23 - 0.32 (2 H, m), 0.48 - 0.57 (2 H, m), 1.08 - 1.24 (1 H, m), 3.71 (2 H, d, J=6.8 Hz), 4.89 (2 H, s), 6.45 (1 H, dd, J=8.7, 2.6 Hz), 6.62 (1 H, d, J=2.6 Hz), 6.82 (1 H, d, J=8.7 Hz).
11H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.23 - 0.32 (2 H, m), 0.48 - 0.57 (2 H, m), 1.08 - 1.24 (1 H, m), 3.71 (2 H, d, J=6.8 Hz), 4.89 (2 H, s), 6.45 (1 H, dd, J=8.7, 2.6 Hz), 6.62 (1 H, d, J=2.6 Hz), 6.82 (1 H, d, J=8.7 Hz).
参考例23
3−クロロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン
3−クロロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン
参考例23a) 2−クロロ−1−フルオロ−4−ニトロベンゼン(5.00g)、2,2,2−トリフルオロエタノール(4.56g)、炭酸カリウム(5.91g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)の混合物を80℃で2時間撹拌した。反応溶液を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して2−クロロ−4−ニトロ−1−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ベンゼン(6.77g)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 4.53 (2 H, q, J=7.7 Hz), 7.04 (1 H, d, J=9.1 Hz), 8.19 (1 H, dd, J=9.1, 2.7 Hz), 8.34 (1 H, d, J=2.7 Hz).
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 4.53 (2 H, q, J=7.7 Hz), 7.04 (1 H, d, J=9.1 Hz), 8.19 (1 H, dd, J=9.1, 2.7 Hz), 8.34 (1 H, d, J=2.7 Hz).
参考例23b) 参考例23a)で得られた2−クロロ−4−ニトロ−1−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ベンゼン(6.50g)、還元鉄(7.09g)、塩化カルシウム(1.41g)、エタノール(100ml)および水(10ml)の混合物を6時間加熱還流した。反応溶液を室温に戻して濾過した後、濾液を減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物3−クロロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン(4.00g)を淡黄色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 3.60 (2 H, br. s.), 4.29 (2 H, q, J=8.3 Hz), 6.52 (1 H, dd, J=8.6, 2.9 Hz), 6.72 (1 H, d, J=2.9 Hz), 6.87 (1 H, d, J=8.6 Hz).
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 3.60 (2 H, br. s.), 4.29 (2 H, q, J=8.3 Hz), 6.52 (1 H, dd, J=8.6, 2.9 Hz), 6.72 (1 H, d, J=2.9 Hz), 6.87 (1 H, d, J=8.6 Hz).
参考例24
3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン
3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン
参考例24a) 1,2−ジフルオロ−4−ニトロベンゼン(5.00g)、2,2,2−トリフルオロエタノール(5.03g)、炭酸カリウム(6.51g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)の混合物を80℃で2時間撹拌した。反応溶液を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して2−フルオロ−4−ニトロ−1−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ベンゼン(7.29g)を淡黄色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 4.55 (2 H, q, J=7.8 Hz), 7.08 - 7.18 (1 H, m), 8.01 - 8.12 (2 H, m).
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 4.55 (2 H, q, J=7.8 Hz), 7.08 - 7.18 (1 H, m), 8.01 - 8.12 (2 H, m).
参考例24b) 参考例24a)で得られた2−フルオロ−4−ニトロ−1−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ベンゼン(7.00g)、還元鉄(8.18g)、塩化カルシウム(11.63g)、エタノール(100ml)および水(10ml)の混合物を6時間加熱還流した。反応溶液を室温に戻して濾過した後、濾液を減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン(5.51g)を淡黄色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 3.62 (2 H, br. s.), 4.30 (2 H, q, J=8.3 Hz), 6.35 (1 H, ddd, J=8.7, 2.6, 1.3 Hz), 6.45 (1 H, dd, J=12.6, 2.6 Hz), 6.88 (1 H, t, J=8.7 Hz).
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 3.62 (2 H, br. s.), 4.30 (2 H, q, J=8.3 Hz), 6.35 (1 H, ddd, J=8.7, 2.6, 1.3 Hz), 6.45 (1 H, dd, J=12.6, 2.6 Hz), 6.88 (1 H, t, J=8.7 Hz).
参考例25
3−メチル−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン
3−メチル−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン
参考例25a) 1−フルオロ−2−メチル−4−ニトロベンゼン(5.00g)、2,2,2−トリフルオロエタノール(5.16g)、炭酸カリウム(6.70g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)の混合物を80℃で2時間撹拌した。反応溶液を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して2−メチル−4−ニトロ−1−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ベンゼン(7.54g)を淡黄色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 2.34 (3 H, s), 4.47 (2 H, q, J=7.8 Hz), 6.85 (1 H, d, J=9.1 Hz), 8.06 - 8.16 (2 H, m).
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 2.34 (3 H, s), 4.47 (2 H, q, J=7.8 Hz), 6.85 (1 H, d, J=9.1 Hz), 8.06 - 8.16 (2 H, m).
参考例25b) 参考例25a)で得られた2−メチル−4−ニトロ−1−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ベンゼン(7.54g)、還元鉄(8.93g、)、塩化カルシウム(1.78g)、エタノール(100ml)および水(10ml)を6時間加熱還流した。反応溶液を室温に戻して濾過した後、濾液を減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物3−メチル−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン(5.84g)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 2.19 (3 H, s), 3.45 (2 H, br. s.), 4.24 (2 H, q, J=8.3 Hz), 6.43 - 6.50 (1 H, m), 6.53 (1 H, d, J=3.0 Hz), 6.66 (1 H, d, J=8.3 Hz).
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 2.19 (3 H, s), 3.45 (2 H, br. s.), 4.24 (2 H, q, J=8.3 Hz), 6.43 - 6.50 (1 H, m), 6.53 (1 H, d, J=3.0 Hz), 6.66 (1 H, d, J=8.3 Hz).
参考例26
1−ニトロ−4−[(1E)−3,3,3−トリフルオロプロパ−1−エン−1−イル]ベンゼン
1−ニトロ−4−[(1E)−3,3,3−トリフルオロプロパ−1−エン−1−イル]ベンゼン
(4−ニトロベンジル)(トリフェニル)ホスホニウム ブロミド(35.0g)、カリウムtert−ブトキシド(8.38g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(366ml)の氷水浴の混合物にカニューレを通して、1−エトキシ−2,2,2−トリフルオロエタノール(73.8g)、硫酸(44.9ml)および五酸化二リン(73.7g)から80℃にて生成させたトリフルオロアセトアルデヒドを加えた。その混合物を100℃にて24時間撹拌した後、室温まで冷却後、水に注いで、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製して、1−ニトロ−4−[(1E)−3,3,3−トリフルオロプロパ−1−エン−1−イル]ベンゼン(9.40g)を黄色固体として得た。
11H NMR (400 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 6.32 - 6.41 (1 H, m), 7.23 (1 H, d, J=16.0 Hz), 7.63 (2 H, d, J=8.4 Hz), 8.27 (2 H, d, J=8.4 Hz).
参考例27
4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)アニリン塩酸塩
4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)アニリン塩酸塩
参考例26で得られた1−ニトロ−4−[(1E)−3,3,3−トリフルオロプロパ−1−エン−1−イル]ベンゼン(9.40g)、5%パラジウム/活性炭(9.21g)、メタノール(430ml)の混合物を水素雰囲気下常圧室温で2時間撹拌した。反応混合物を濾過した後、濾液を減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製して、4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)アニリン(6.49g)を油状物として得た。4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)アニリン(6.49g)のジエチルエーテル(40ml)の氷水浴の溶液に4M塩化水素/1,4−ジオキサン溶液(8.64ml)を滴下した。その混合物を室温で10分間撹拌後、析出した固体を濾取して表題化合物4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)アニリン塩酸塩(6.85g)を黄色固体として得た。
11H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.53 - 2.66 (2 H, m), 2.82 - 2.86 (2 H, m), 7.28 (2 H, d, J=8.4 Hz), 7.39 (2 H, d, J=8.4 Hz), 10.13 (3 H, br. s.).
参考例28
4−(2−シクロプロピルエチル)アニリン塩酸塩
4−(2−シクロプロピルエチル)アニリン塩酸塩
参考例28a) (シクロプロピルメチル)(トリフェニル)ホスホニウム ブロミド(43.4g)とテトラヒドロフラン(220ml)の混合物に室温でカリウムtert−ブトキシド(12.3g)を数回に分けて加えた。その混合物を30分間加熱還流後、氷水浴として、4−ニトロベンズアルデヒド(11.0g)を加えた。2.5時間加熱還流後、室温まで冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製して、シスおよびトランス混合物の1−(2−シクロプロピルエテニル)−4−ニトロベンゼン(13.3g)を黄色油状物として得た。
11H NMR (400 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.53 - 0.62 (2 H, m), 0.88 - 0.94 (2 H, m), 1.59 - 1.67 and 1.80 - 1.88 (1 H, m, trans and cis), 5.26 and 5.91 (1 H, dd, Jcis=11.6, 10.4 Hz and Jtrans=15.6, 9.2 Hz), 6.37 and 6.52 (1 H, d, Jcis=11.6 Hz and Jtrans=15.6), 7.39 and 7.56 (2 H, d, trans and cis, J=10.8 Hz), 8.14 and 8.20 (2 H, d, trans and cis, J=10.8 Hz). *cis-trans mixture (4:3 ratio).
11H NMR (400 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.53 - 0.62 (2 H, m), 0.88 - 0.94 (2 H, m), 1.59 - 1.67 and 1.80 - 1.88 (1 H, m, trans and cis), 5.26 and 5.91 (1 H, dd, Jcis=11.6, 10.4 Hz and Jtrans=15.6, 9.2 Hz), 6.37 and 6.52 (1 H, d, Jcis=11.6 Hz and Jtrans=15.6), 7.39 and 7.56 (2 H, d, trans and cis, J=10.8 Hz), 8.14 and 8.20 (2 H, d, trans and cis, J=10.8 Hz). *cis-trans mixture (4:3 ratio).
参考例28b) 参考例28a)で得られた1−(2−シクロプロピルエテニル)−4−ニトロベンゼン(13.2g)、5%パラジウム/活性炭(14.9g)、メタノール(350ml)の混合物を水素雰囲気下(150psi)室温で4日間撹拌した。反応混合物を濾過した後、濾液を減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製して、4−(2−シクロプロピルエチル)アニリン(5.05g)を油状物として得た。4−(2−シクロプロピルエチル)アニリン(5.05g)のジエチルエーテル(40ml)の氷水浴の溶液に4M塩化水素/1,4−ジオキサン溶液(9.40ml)を滴下した。その混合物を室温で10分撹拌後、析出した固体を濾取して表題化合物4−(2−シクロプロピルエチル)アニリン塩酸塩(5.10g)を白色固体として得た。
11H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.01 - 0.09 (2 H, m), 0.36 - 0.42 (2 H, m), 0.62 - 0.72 (1 H, m), 1.45 - 1.52 (2 H, m), 2.65 - 2.69 (2 H, m), 7.25 (2 H, d, J=8.4 Hz), 7.31 (2 H, d, J=8.4 Hz), 10.09 (3 H, br. s.).
11H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.01 - 0.09 (2 H, m), 0.36 - 0.42 (2 H, m), 0.62 - 0.72 (1 H, m), 1.45 - 1.52 (2 H, m), 2.65 - 2.69 (2 H, m), 7.25 (2 H, d, J=8.4 Hz), 7.31 (2 H, d, J=8.4 Hz), 10.09 (3 H, br. s.).
参考例29
4−(2,2−ジフルオロエトキシ)アニリン
4−(2,2−ジフルオロエトキシ)アニリン
参考例29a) 水素化ナトリウム(60%油性、2.0g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)の氷水浴の混合物に2,2−ジフルオロエタノール(4.51g)とN,N−ジメチルホルムアミド(50ml)の混合物を滴下した。30分間撹拌した後、1−フルオロ−4−ニトロベンゼン(7.05g)を加えた。混合物を室温で3時間撹拌した後、減圧濃縮して、残渣に水を加えた。析出した固体を濾取して、水、ヘキサンで洗浄した後、乾燥して1−(2,2−ジフルオロエトキシ)−4−ニトロベンゼン(9.97g)を黄色固体として得た。
11H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 4.28 (2 H, td, J=12.9, 4.2 Hz), 6.13 (1 H, tt, J=54.8, 4.2 Hz), 7.01 (2 H, d, J=9.3 Hz), 8.24 (2 H, d, J=9.3 Hz).
11H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 4.28 (2 H, td, J=12.9, 4.2 Hz), 6.13 (1 H, tt, J=54.8, 4.2 Hz), 7.01 (2 H, d, J=9.3 Hz), 8.24 (2 H, d, J=9.3 Hz).
参考例29b) 参考例29a)で得られた1−(2,2−ジフルオロエトキシ)−4−ニトロベンゼン(9.97g)、10%パラジウム/活性炭(50%含水、2.0g)、メタノール(300ml)の混合物を水素雰囲気下常圧室温で終夜撹拌した。反応混合物を濾過した後、濾液を減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物4−(2,2−ジフルオロエトキシ)アニリン(8.46g)を茶色油状物として得た。
11H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 3.48 (2 H, br. s.), 4.10 (2 H, td, J=13.3, 4.2 Hz), 6.04 (1 H, tt, J=55.3, 4.2 Hz), 6.64 (2 H, d, J=9.0 Hz), 6.76 (2 H, d, J=9.0 Hz).
11H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 3.48 (2 H, br. s.), 4.10 (2 H, td, J=13.3, 4.2 Hz), 6.04 (1 H, tt, J=55.3, 4.2 Hz), 6.64 (2 H, d, J=9.0 Hz), 6.76 (2 H, d, J=9.0 Hz).
参考例30
4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)アニリン
4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)アニリン
参考例30a) 1−フルオロ−4−ニトロベンゼン(7.05g)、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン−1−オール(11.3g)、炭酸カリウム(8.29g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(150ml)の混合物を60℃で終夜撹拌した後、減圧濃縮した。残渣に水を加え、析出した固体を濾取して、水、ヘキサンで洗浄後、乾燥して1−ニトロ−4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)ベンゼン(13.3g)を黄色固体として得た。
11H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 4.52 (2 H, tq, J=11.9, 1.1 Hz), 7.05 (2 H, d, J=9.3 Hz), 8.26 (2 H, d, J=9.3 Hz).
11H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 4.52 (2 H, tq, J=11.9, 1.1 Hz), 7.05 (2 H, d, J=9.3 Hz), 8.26 (2 H, d, J=9.3 Hz).
参考例30b) 参考例30a)で得られた1−ニトロ−4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)ベンゼン(13.3g)、10%パラジウム/活性炭(50%含水、2.0g)、メタノール(300ml)の混合物を水素雰囲気下常圧室温で終夜撹拌した。反応混合物を濾過した後、濾液を減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)アニリン(11.6g)を茶色油状物として得た。
11H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 3.51 (2 H, br. s.), 4.33 (2 H, tq, J=12.6, 1.1 Hz), 6.64 (2 H, d, J=8.9 Hz), 6.79 (2 H, d, J=8.9 Hz).
11H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 3.51 (2 H, br. s.), 4.33 (2 H, tq, J=12.6, 1.1 Hz), 6.64 (2 H, d, J=8.9 Hz), 6.79 (2 H, d, J=8.9 Hz).
参考例31
エチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート
公知文献ジャーナル オブ オルガニック ケミストリー(J.Org.Chem.)64巻、8411頁(1999)記載の方法もしくはそれ準ずる方法により得られたエチル 3−アミノ−1H−ピロール−2−カルボキシラート(1.88g)をテトラヒドロフラン(60ml)に溶かし、氷冷下1,1'−カルボノチオイルジピリジン−2(1H)−オン(3.12g)を加え、室温で1時間撹拌した。その後反応混合液にシリカゲル(30g)を加えて、溶媒を減圧留去して得られた混合物をクロマトグラフィーにて精製し、表題化合物(1.96g)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.32 (3 H, t, J=6.9 Hz), 4.28 (2 H, q, J=6.9 Hz), 6.33 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.02 (1 H, d, J=2.7 Hz), 12.26 (1 H, br. s.).
エチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート
公知文献ジャーナル オブ オルガニック ケミストリー(J.Org.Chem.)64巻、8411頁(1999)記載の方法もしくはそれ準ずる方法により得られたエチル 3−アミノ−1H−ピロール−2−カルボキシラート(1.88g)をテトラヒドロフラン(60ml)に溶かし、氷冷下1,1'−カルボノチオイルジピリジン−2(1H)−オン(3.12g)を加え、室温で1時間撹拌した。その後反応混合液にシリカゲル(30g)を加えて、溶媒を減圧留去して得られた混合物をクロマトグラフィーにて精製し、表題化合物(1.96g)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.32 (3 H, t, J=6.9 Hz), 4.28 (2 H, q, J=6.9 Hz), 6.33 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.02 (1 H, d, J=2.7 Hz), 12.26 (1 H, br. s.).
参考例32
エチル 3−イソチオシアナト−5−メチル−1H−ピロール−2−カルボキシラート
参考例1もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 3−アミノ−5−メチル−1H−ピロール−2−カルボキシラート(505mg)をテトラヒドロフラン(15ml)に溶かし、1,1'−カルボノチオイルジピリジン−2(1H)−オン(906mg)を加え、室温で18時間撹拌した。その後反応混合液にシリカゲルを加えて、溶媒を減圧留去して得られた混合物をクロマトグラフィーにて精製し、表題化合物(411mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.31 (3 H, t, J=7.2 Hz), 2.17 (3 H, s), 4.26 (2 H, q, J=7.2 Hz), 6.06 (1 H, s), 12.00 (1 H, br. s.).
エチル 3−イソチオシアナト−5−メチル−1H−ピロール−2−カルボキシラート
参考例1もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 3−アミノ−5−メチル−1H−ピロール−2−カルボキシラート(505mg)をテトラヒドロフラン(15ml)に溶かし、1,1'−カルボノチオイルジピリジン−2(1H)−オン(906mg)を加え、室温で18時間撹拌した。その後反応混合液にシリカゲルを加えて、溶媒を減圧留去して得られた混合物をクロマトグラフィーにて精製し、表題化合物(411mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.31 (3 H, t, J=7.2 Hz), 2.17 (3 H, s), 4.26 (2 H, q, J=7.2 Hz), 6.06 (1 H, s), 12.00 (1 H, br. s.).
参考例33
エチル 3−イソチオシアナト−4−メチル−1H−ピロール−2−カルボキシラート
参考例2もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 3−アミノ−4−メチル−1H−ピロール−2−カルボキシラート(238mg)をテトラヒドロフラン(10ml)に溶かし、1,1'−カルボノチオイルジピリジン−2(1H)−オン(559mg)を加え、室温で18時間撹拌した。その後反応混合液にシリカゲルを加えて、溶媒を減圧留去して得られた混合物をクロマトグラフィーにて精製し、表題化合物(272mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.31 (3 H, t, J=7.2 Hz), 2.01 (3 H, s), 4.27 (2 H, q, J=7.2 Hz), 6.87 (1 H, s), 12.01 (1 H, br. s.).
エチル 3−イソチオシアナト−4−メチル−1H−ピロール−2−カルボキシラート
参考例2もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 3−アミノ−4−メチル−1H−ピロール−2−カルボキシラート(238mg)をテトラヒドロフラン(10ml)に溶かし、1,1'−カルボノチオイルジピリジン−2(1H)−オン(559mg)を加え、室温で18時間撹拌した。その後反応混合液にシリカゲルを加えて、溶媒を減圧留去して得られた混合物をクロマトグラフィーにて精製し、表題化合物(272mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.31 (3 H, t, J=7.2 Hz), 2.01 (3 H, s), 4.27 (2 H, q, J=7.2 Hz), 6.87 (1 H, s), 12.01 (1 H, br. s.).
参考例34
エチル 4−エチル−3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート
参考例3もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 3−アミノ−4−エチル−1H−ピロール−2−カルボキシラート(1.14g)をテトラヒドロフラン(30ml)に溶かし、1,1'−カルボノチオイルジピリジン−2(1H)−オン(1.60g)を加え、室温で2時間撹拌した。その後反応混合液にシリカゲルを加えて、溶媒を減圧留去して得られた混合物をクロマトグラフィーにて精製し、表題化合物(1.27g)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.13 (3 H, t, J=7.6 Hz), 1.31 (3 H, t, J=7.1 Hz), 2.42 (2 H, q, J=7.6 Hz), 4.27 (2 H, q, J=7.1 Hz), 6.88 (1 H, s), 12.06 (1 H, br. s.).
エチル 4−エチル−3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート
参考例3もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 3−アミノ−4−エチル−1H−ピロール−2−カルボキシラート(1.14g)をテトラヒドロフラン(30ml)に溶かし、1,1'−カルボノチオイルジピリジン−2(1H)−オン(1.60g)を加え、室温で2時間撹拌した。その後反応混合液にシリカゲルを加えて、溶媒を減圧留去して得られた混合物をクロマトグラフィーにて精製し、表題化合物(1.27g)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.13 (3 H, t, J=7.6 Hz), 1.31 (3 H, t, J=7.1 Hz), 2.42 (2 H, q, J=7.6 Hz), 4.27 (2 H, q, J=7.1 Hz), 6.88 (1 H, s), 12.06 (1 H, br. s.).
参考例35
エチル 4−シクロプロピル−3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート
参考例4もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 3−アミノ−4−シクロプロピル−1H−ピロール−2−カルボキシラート(1.05g)をテトラヒドロフラン(30ml)に溶かし、1,1'−カルボノチオイルジピリジン−2(1H)−オン(1.38g)を加え、室温で12時間撹拌した。その後反応混合液にシリカゲルを加えて、溶媒を減圧留去して得られた混合物をクロマトグラフィーにて精製し、表題化合物(1.18g)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.52 - 0.60 (2 H, m), 0.79 - 0.88 (2 H, m), 1.31 (3 H, t, J=7.1 Hz), 1.58 - 1.70 (1 H, m), 4.26 (2 H, q, J=7.1 Hz), 6.77 (1 H, s), 12.03 (1 H, br. s.).
エチル 4−シクロプロピル−3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート
参考例4もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 3−アミノ−4−シクロプロピル−1H−ピロール−2−カルボキシラート(1.05g)をテトラヒドロフラン(30ml)に溶かし、1,1'−カルボノチオイルジピリジン−2(1H)−オン(1.38g)を加え、室温で12時間撹拌した。その後反応混合液にシリカゲルを加えて、溶媒を減圧留去して得られた混合物をクロマトグラフィーにて精製し、表題化合物(1.18g)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.52 - 0.60 (2 H, m), 0.79 - 0.88 (2 H, m), 1.31 (3 H, t, J=7.1 Hz), 1.58 - 1.70 (1 H, m), 4.26 (2 H, q, J=7.1 Hz), 6.77 (1 H, s), 12.03 (1 H, br. s.).
参考例36
エチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート
公知文献ジャーナル オブ ヘテロサイクリック ケミストリー(J.Heterocyclic.Chem.)23巻、1555頁(1986)記載の方法もしくはそれ準ずる方法により得られたエチル 2−アミノ−1H−ピロール−3−カルボキシラート(1.54g)をテトラヒドロフラン(100ml)に溶かし、1,1'−カルボノチオイルジピリジン−2(1H)−オン(2.55g)を加え、室温で1時間撹拌した。その後反応混合液にシリカゲルを加えて、溶媒を減圧留去して得られた混合物をクロマトグラフィーにて精製し、表題化合物(1.57g)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.29 (3 H, t, J=7.1 Hz), 4.23 (2 H, q, J=7.1 Hz), 6.41 (1 H, dd, J=3.0, 1.7 Hz), 6.73 (1 H, dd, J=3.0, 1.7 Hz), 12.18 (1 H, br. s.).
エチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート
公知文献ジャーナル オブ ヘテロサイクリック ケミストリー(J.Heterocyclic.Chem.)23巻、1555頁(1986)記載の方法もしくはそれ準ずる方法により得られたエチル 2−アミノ−1H−ピロール−3−カルボキシラート(1.54g)をテトラヒドロフラン(100ml)に溶かし、1,1'−カルボノチオイルジピリジン−2(1H)−オン(2.55g)を加え、室温で1時間撹拌した。その後反応混合液にシリカゲルを加えて、溶媒を減圧留去して得られた混合物をクロマトグラフィーにて精製し、表題化合物(1.57g)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.29 (3 H, t, J=7.1 Hz), 4.23 (2 H, q, J=7.1 Hz), 6.41 (1 H, dd, J=3.0, 1.7 Hz), 6.73 (1 H, dd, J=3.0, 1.7 Hz), 12.18 (1 H, br. s.).
参考例37
1−イソチオシアナト−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ベンゼン
4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン(2.51g)をテトラヒドロフラン(25ml)に溶かし、1,1'−カルボノチオイルジピリジン−2(1H)−オン(3.35g)を加え、室温で1時間撹拌した。その後反応混合液にシリカゲルを加えて、溶媒を減圧留去して得られた混合物をクロマトグラフィーにて精製し、表題化合物(2.85g)を白色針状晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.82 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.13 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.45 (2 H, d, J=9.1 Hz).
1−イソチオシアナト−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ベンゼン
4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン(2.51g)をテトラヒドロフラン(25ml)に溶かし、1,1'−カルボノチオイルジピリジン−2(1H)−オン(3.35g)を加え、室温で1時間撹拌した。その後反応混合液にシリカゲルを加えて、溶媒を減圧留去して得られた混合物をクロマトグラフィーにて精製し、表題化合物(2.85g)を白色針状晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.82 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.13 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.45 (2 H, d, J=9.1 Hz).
参考例38
4−(シクロプロピルメトキシ)−3−フルオロアニリン
4−(シクロプロピルメトキシ)−3−フルオロアニリン
参考例38a) 2−フルオロ−4−ニトロフェノール(5.00g)、(ブロモメチル)シクロプロパン(5.16g)、炭酸カリウム(5.28g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(100ml)の混合物を80℃で15時間撹拌した。反応溶液を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して1−(シクロプロピルメトキシ)−2−フルオロ−4−ニトロベンゼン(6.33g)を淡黄色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.37 - 0.45 (2 H, m), 0.67 - 0.77 (2 H, m), 1.25 - 1.42 (1 H, m), 3.99 (2 H, d, J=7.2 Hz), 7.00 (1 H, t, J=8.3 Hz), 7.95 - 8.07 (2 H, m).
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.37 - 0.45 (2 H, m), 0.67 - 0.77 (2 H, m), 1.25 - 1.42 (1 H, m), 3.99 (2 H, d, J=7.2 Hz), 7.00 (1 H, t, J=8.3 Hz), 7.95 - 8.07 (2 H, m).
参考例38b) 参考例38a)で得られた1−(シクロプロピルメトキシ)−2−フルオロ−4−ニトロベンゼン(6.30g)および10%パラジウム/活性炭(50%含水、1.2g)およびメタノール(100ml)の混合物を水素雰囲気下常圧室温で15時間撹拌した。その後、反応溶液を濾過して得られた濾液を減圧濃縮して、表題化合物4−(シクロプロピルメトキシ)−3−フルオロアニリン(5.40g)を淡黄色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.26 - 0.38 (2 H, m), 0.53 - 0.69 (2 H, m), 1.18 - 1.35 (1 H, m), 3.51 (2 H, br. s.), 3.77 (2 H, d, J=7.2 Hz), 6.31 - 6.41 (1 H, m), 6.45 (1 H, dd, J=12.9, 2.7 Hz), 6.80 (1 H, t, J=8.9 Hz).
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.26 - 0.38 (2 H, m), 0.53 - 0.69 (2 H, m), 1.18 - 1.35 (1 H, m), 3.51 (2 H, br. s.), 3.77 (2 H, d, J=7.2 Hz), 6.31 - 6.41 (1 H, m), 6.45 (1 H, dd, J=12.9, 2.7 Hz), 6.80 (1 H, t, J=8.9 Hz).
参考例39
2−フルオロ−4−イソチオシアナト−1−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ベンゼン
1,1'−カルボノチオイルジピリジン−2(1H)−オン(8.36g)を参考例24もしくはそれに準ずる方法で得られた3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン(6.27g)のテトラヒドロフラン(100ml)溶液に室温で加えて2時間撹拌した。溶媒を留去して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(6.76g)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.90 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.30 - 7.40 (2 H, m), 7.52 - 7.61 (1 H, m).
2−フルオロ−4−イソチオシアナト−1−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ベンゼン
1,1'−カルボノチオイルジピリジン−2(1H)−オン(8.36g)を参考例24もしくはそれに準ずる方法で得られた3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン(6.27g)のテトラヒドロフラン(100ml)溶液に室温で加えて2時間撹拌した。溶媒を留去して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(6.76g)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.90 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.30 - 7.40 (2 H, m), 7.52 - 7.61 (1 H, m).
参考例40
2−クロロ−N−(2−シアノエチル)アセトアミド
3−アミノプロパンニトリル(3.5g)およびトリエチルアミン(10.5ml)をテトラヒドロフラン(60ml)に溶かし、氷冷下クロロアセチルクロリド(6.2g)をテトラヒドロフラン(30ml)に溶かして5分間掛けて滴下し、室温で1時間撹拌した。その後反応溶液にジエチルエーテル(100ml)を加え、析出した沈殿を濾過し、濾液を減圧濃縮して濃紫色の粗製物を得た。これをクロマトグラフィーにて精製し黄白色の固体を得た。この黄白色の固体を10%酢酸エチル/ジエチルエーテル混合溶媒で洗浄し、表題化合物(6.1g)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.67 (2 H, t, J=6.6 Hz), 3.34 (2 H, td, J=6.6, 5.8 Hz), 4.10 (2 H, s), 8.56 (1 H, br. s.).
2−クロロ−N−(2−シアノエチル)アセトアミド
3−アミノプロパンニトリル(3.5g)およびトリエチルアミン(10.5ml)をテトラヒドロフラン(60ml)に溶かし、氷冷下クロロアセチルクロリド(6.2g)をテトラヒドロフラン(30ml)に溶かして5分間掛けて滴下し、室温で1時間撹拌した。その後反応溶液にジエチルエーテル(100ml)を加え、析出した沈殿を濾過し、濾液を減圧濃縮して濃紫色の粗製物を得た。これをクロマトグラフィーにて精製し黄白色の固体を得た。この黄白色の固体を10%酢酸エチル/ジエチルエーテル混合溶媒で洗浄し、表題化合物(6.1g)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.67 (2 H, t, J=6.6 Hz), 3.34 (2 H, td, J=6.6, 5.8 Hz), 4.10 (2 H, s), 8.56 (1 H, br. s.).
参考例41
2−クロロ−N−(2−シアノエチル)−N−メチルアセトアミド
3−(メチルアミノ)プロパンニトリル(39.6g)およびトリエチルアミン(57.2g)をテトラヒドロフラン(300ml)に溶かし、氷冷下クロロアセチルクロリド(53.2g)をテトラヒドロフラン(50ml)に溶かして加え、終夜室温で撹拌した。析出した白色沈殿を濾過し、濾液を減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(63.6g)を褐色の油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.73 (1.34 H, t, J=6.6 Hz), 2.86 (0.66 H, t, J=6.8 Hz), 2.87 (1 H, s), 3.05 (2 H, s), 3.55 (1.34 H, t, J=6.6 Hz), 3.64 (0.66 H, t, J=6.8 Hz), 4.42 (1.34 H, s), 4.45 (0.66 H, s).
2−クロロ−N−(2−シアノエチル)−N−メチルアセトアミド
3−(メチルアミノ)プロパンニトリル(39.6g)およびトリエチルアミン(57.2g)をテトラヒドロフラン(300ml)に溶かし、氷冷下クロロアセチルクロリド(53.2g)をテトラヒドロフラン(50ml)に溶かして加え、終夜室温で撹拌した。析出した白色沈殿を濾過し、濾液を減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(63.6g)を褐色の油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.73 (1.34 H, t, J=6.6 Hz), 2.86 (0.66 H, t, J=6.8 Hz), 2.87 (1 H, s), 3.05 (2 H, s), 3.55 (1.34 H, t, J=6.6 Hz), 3.64 (0.66 H, t, J=6.8 Hz), 4.42 (1.34 H, s), 4.45 (0.66 H, s).
参考例42
2−クロロ−N−(2−シアノエチル)プロパンアミド
3−アミノプロパンニトリル(700mg)およびトリエチルアミン(2.1ml)をテトラヒドロフラン(10ml)に溶かし、氷冷下2−クロロプロパノイル クロリド(1.4g)をテトラヒドロフラン(5ml)に溶かして加え、室温で1時間撹拌した。反応溶液にジエチルエーテル(20ml)を加え、析出した白色沈殿を濾過し、濾液を減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(1.36g)を黄白色の固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.53 (3 H, d, J=6.8 Hz), 2.68 (2 H, t, J=6.5 Hz), 3.33 (2 H, td, J=6.5, 5.8 Hz), 4.51 (1 H, q, J=6.8 Hz), 8.61 (1 H, t, J=5.8 Hz).
2−クロロ−N−(2−シアノエチル)プロパンアミド
3−アミノプロパンニトリル(700mg)およびトリエチルアミン(2.1ml)をテトラヒドロフラン(10ml)に溶かし、氷冷下2−クロロプロパノイル クロリド(1.4g)をテトラヒドロフラン(5ml)に溶かして加え、室温で1時間撹拌した。反応溶液にジエチルエーテル(20ml)を加え、析出した白色沈殿を濾過し、濾液を減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(1.36g)を黄白色の固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.53 (3 H, d, J=6.8 Hz), 2.68 (2 H, t, J=6.5 Hz), 3.33 (2 H, td, J=6.5, 5.8 Hz), 4.51 (1 H, q, J=6.8 Hz), 8.61 (1 H, t, J=5.8 Hz).
参考例43
1−クロロ−N−(2−シアノエチル)メタンスルホンアミド
3−アミノプロパンニトリル(700mg)およびトリエチルアミン(2.0ml)をテトラヒドロフラン(20ml)に溶かし、氷冷下、クロロメタンスルホニル クロリド(1.49g)をテトラヒドロフラン(10ml)に溶かして5分間掛けて滴下し、その後室温で1時間撹拌した。反応溶液に酢酸エチル(50ml)を加え、析出した白色沈殿を濾過し、濾液を減圧濃縮して得られた残渣を酢酸エチル(150ml)に溶かし、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥して、減圧濃縮して無色の油状残渣を得た。これをクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(1.32g)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.69 (2 H, t, J=6.6 Hz), 3.27 (2 H, t, J=6.6 Hz), 4.99 (2 H, s), 8.16 (1 H, s).
1−クロロ−N−(2−シアノエチル)メタンスルホンアミド
3−アミノプロパンニトリル(700mg)およびトリエチルアミン(2.0ml)をテトラヒドロフラン(20ml)に溶かし、氷冷下、クロロメタンスルホニル クロリド(1.49g)をテトラヒドロフラン(10ml)に溶かして5分間掛けて滴下し、その後室温で1時間撹拌した。反応溶液に酢酸エチル(50ml)を加え、析出した白色沈殿を濾過し、濾液を減圧濃縮して得られた残渣を酢酸エチル(150ml)に溶かし、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥して、減圧濃縮して無色の油状残渣を得た。これをクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(1.32g)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.69 (2 H, t, J=6.6 Hz), 3.27 (2 H, t, J=6.6 Hz), 4.99 (2 H, s), 8.16 (1 H, s).
参考例44
N−(2−ブロモエチル)−3−シアノプロパンアミド
3−シアノプロパン酸(500mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)に溶かし、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(960mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(675mg)、2−ブロモエチルアミン臭化水素酸塩(1.0g)およびトリエチルアミン(0.7ml)を順に加えて室温で終夜撹拌した。その後反応溶液を酢酸エチル(100ml)で希釈し、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮して薄黄色の粗製物を得た。これをクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(473mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.46 (2 H, t, J=7.0 Hz), 2.64 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.40 (1.3 H, td, J=6.1, 5.7 Hz), 3.45 - 3.49 (1.4 H, m), 3.61 (1.3 H, t, J=6.1 Hz), 8.27 - 8.39 (1 H, m).
N−(2−ブロモエチル)−3−シアノプロパンアミド
3−シアノプロパン酸(500mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)に溶かし、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(960mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(675mg)、2−ブロモエチルアミン臭化水素酸塩(1.0g)およびトリエチルアミン(0.7ml)を順に加えて室温で終夜撹拌した。その後反応溶液を酢酸エチル(100ml)で希釈し、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮して薄黄色の粗製物を得た。これをクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(473mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.46 (2 H, t, J=7.0 Hz), 2.64 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.40 (1.3 H, td, J=6.1, 5.7 Hz), 3.45 - 3.49 (1.4 H, m), 3.61 (1.3 H, t, J=6.1 Hz), 8.27 - 8.39 (1 H, m).
参考例45
3−クロロ−N−(2−シアノエチル)プロパン−1−スルホンアミド
3−アミノプロパンニトリル(700mg)およびトリエチルアミン(2.1ml)をテトラヒドロフラン(20ml)に溶かし、氷冷下3−クロロプロパン−1−スルホニル クロリド(1.95g)をテトラヒドロフラン(10ml)に溶かして5分間掛けて滴下し、その後室温で2時間撹拌した。反応溶液にジエチルエーテル(20ml)を加え、析出した白色沈殿を濾過し、濾液を減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(1.83g)を白色の結晶として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.04 - 2.16 (2 H, m), 2.67 (2 H, t, J=6.5 Hz), 3.13 - 3.25 (4 H, m), 3.74 (2 H, t, J=6.6 Hz), 7.64 (1 H, br. s.).
3−クロロ−N−(2−シアノエチル)プロパン−1−スルホンアミド
3−アミノプロパンニトリル(700mg)およびトリエチルアミン(2.1ml)をテトラヒドロフラン(20ml)に溶かし、氷冷下3−クロロプロパン−1−スルホニル クロリド(1.95g)をテトラヒドロフラン(10ml)に溶かして5分間掛けて滴下し、その後室温で2時間撹拌した。反応溶液にジエチルエーテル(20ml)を加え、析出した白色沈殿を濾過し、濾液を減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(1.83g)を白色の結晶として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.04 - 2.16 (2 H, m), 2.67 (2 H, t, J=6.5 Hz), 3.13 - 3.25 (4 H, m), 3.74 (2 H, t, J=6.6 Hz), 7.64 (1 H, br. s.).
参考例46
4−ブロモ−N−(シアノメチル)ブタンアミド
4−ブロモブタン酸(1.83g)をN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)に溶かし、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(2.3g)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(1.35g)、2−アミノアセトニトリル塩酸塩(930mg)およびトリエチルアミン(1.4ml)を順に加えて室温で終夜撹拌した。その後反応溶液を酢酸エチル(200ml)で希釈し、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮して薄黄色の粗製物を得た。これをクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(882mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.96 (2 H, tt, J=7.2, 6.6 Hz), 2.31 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.64 (2 H, t, J=6.6 Hz), 4.11 (2 H, d, J=5.6 Hz), 8.71 (1 H, t, J=5.6 Hz).
4−ブロモ−N−(シアノメチル)ブタンアミド
4−ブロモブタン酸(1.83g)をN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)に溶かし、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(2.3g)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(1.35g)、2−アミノアセトニトリル塩酸塩(930mg)およびトリエチルアミン(1.4ml)を順に加えて室温で終夜撹拌した。その後反応溶液を酢酸エチル(200ml)で希釈し、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮して薄黄色の粗製物を得た。これをクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(882mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.96 (2 H, tt, J=7.2, 6.6 Hz), 2.31 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.64 (2 H, t, J=6.6 Hz), 4.11 (2 H, d, J=5.6 Hz), 8.71 (1 H, t, J=5.6 Hz).
参考例47
N−ブタ−3−イン−1−イル−2−クロロアセトアミド
N−ブタ−3−イン−1−イル−2−クロロアセトアミド
参考例47a) 4−トルエンスルホン酸−3−ブチニル(2.24g)およびアジ化ナトリウム(1.95g)をN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)に入れ、80℃で2時間撹拌した。その後反応混合液に水(20ml)を加え、ジエチルエーテルで抽出した後、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮して無色油状物(627mg)を得た。この無色油状物をジエチルエーテル(5ml)に溶かし、氷冷下水素化リチウムアルミニウム(1.0g)のジエチルエーテル(20ml)懸濁液にゆっくりと滴下し、1.5時間撹拌した。その後反応溶液に水(1ml),3M水酸化ナトリウム水溶液(1ml),水(3ml)およびジエチルエーテル(20ml)を氷冷下順に加え、室温で10分間撹拌した。その後沈殿を濾過し、濾液に4M塩化水素/酢酸エチル溶液(2ml)を加えてから減圧濃縮して白色の固体を得た。この白色の固体にエタノール/トルエンの混合溶媒を加えて減圧濃縮した後、10%エタノール/ヘキサン混合溶媒で洗浄してブタ−3−イン−1−アミン塩酸塩(389mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.54 (2 H, td, J=7.5, 2.7 Hz), 2.91 (2 H, t, J=7.5 Hz), 3.06 (1 H, t, J=2.7 Hz), 8.25 (3 H, br. s.).
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.54 (2 H, td, J=7.5, 2.7 Hz), 2.91 (2 H, t, J=7.5 Hz), 3.06 (1 H, t, J=2.7 Hz), 8.25 (3 H, br. s.).
参考例47b) 参考例47a)で得られたブタ−3−イン−1−アミン塩酸塩(318mg)、トリエチルアミン(0.63ml)およびテトラヒドロフラン(10ml)の混合物に、氷冷下クロロアセチルクロリド(340mg)をテトラヒドロフラン(3ml)に溶かして加えた。室温で1時間撹拌後、反応混合液にジエチルエーテル(10ml)を加え、沈殿を濾過し、濾液を減圧濃縮して濃緑色の粗製物を得た。これをクロマトグラフィーにて精製し、表題化合物N−ブタ−3−イン−1−イル−2−クロロアセトアミド(231mg)を褐色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.32 (2 H, td, J=7.1, 2.7 Hz), 2.86 (1 H, t, J=2.7 Hz), 3.21 (2 H, td, J=7.1, 5.9 Hz), 4.07 (2 H, s), 8.38 (1 H, t, J=5.9 Hz).
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.32 (2 H, td, J=7.1, 2.7 Hz), 2.86 (1 H, t, J=2.7 Hz), 3.21 (2 H, td, J=7.1, 5.9 Hz), 4.07 (2 H, s), 8.38 (1 H, t, J=5.9 Hz).
参考例48
5−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ペンタンアミド
3−アミノプロパンニトリル(700mg)およびトリエチルアミン(1.79ml)をテトラヒドロフラン(20ml)に溶かし、氷冷下5−ブロモペンタノイル クロリド(1.99g)をテトラヒドロフラン(10ml)に溶かして滴下し、室温で2時間撹拌した。その後反応溶液にジエチルエーテル(20ml)を加え、析出した沈殿を濾過し、濾液を減圧濃縮して黄白色の粗製物を得た。これをクロマトグラフィーにて精製し表題化合物(2.22g)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.57 - 1.68 (2 H, m), 1.73 - 1.86 (2 H, m), 2.13 (2 H, t, J=7.3 Hz), 2.63 (2 H, t, J=6.5 Hz), 3.27 (2 H, td, J=6.5, 5.6 Hz), 3.53 (2 H, t, J=6.6 Hz), 8.21 (1 H, t, J=5.6 Hz).
5−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ペンタンアミド
3−アミノプロパンニトリル(700mg)およびトリエチルアミン(1.79ml)をテトラヒドロフラン(20ml)に溶かし、氷冷下5−ブロモペンタノイル クロリド(1.99g)をテトラヒドロフラン(10ml)に溶かして滴下し、室温で2時間撹拌した。その後反応溶液にジエチルエーテル(20ml)を加え、析出した沈殿を濾過し、濾液を減圧濃縮して黄白色の粗製物を得た。これをクロマトグラフィーにて精製し表題化合物(2.22g)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.57 - 1.68 (2 H, m), 1.73 - 1.86 (2 H, m), 2.13 (2 H, t, J=7.3 Hz), 2.63 (2 H, t, J=6.5 Hz), 3.27 (2 H, td, J=6.5, 5.6 Hz), 3.53 (2 H, t, J=6.6 Hz), 8.21 (1 H, t, J=5.6 Hz).
参考例49
4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド
3−アミノプロパンニトリル(1.54g)およびトリエチルアミン(3.5ml)をテトラヒドロフラン(50ml)に溶かし、氷冷下4−ブロモブタノイル クロリド(3.8g)をテトラヒドロフラン(10ml)に溶かして5分間掛けて滴下し、室温で終夜撹拌した。その後反応溶液に酢酸エチル(200ml)を加え、析出した沈殿を濾過し、濾液を水、1M塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮して黄色の粗製物を得た。これをクロマトグラフィーにて精製し表題化合物(2.2g)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.02 (2 H, tt, J=7.3, 6.6 Hz), 2.26 (2 H, t, J=7.3 Hz), 2.64 (2 H, t, J=6.5 Hz), 3.28 (2 H, td, J=6.5, 5.5 Hz), 3.53 (2 H, t, J=6.6 Hz), 8.29 (1 H, t, J=5.5 Hz).
4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド
3−アミノプロパンニトリル(1.54g)およびトリエチルアミン(3.5ml)をテトラヒドロフラン(50ml)に溶かし、氷冷下4−ブロモブタノイル クロリド(3.8g)をテトラヒドロフラン(10ml)に溶かして5分間掛けて滴下し、室温で終夜撹拌した。その後反応溶液に酢酸エチル(200ml)を加え、析出した沈殿を濾過し、濾液を水、1M塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮して黄色の粗製物を得た。これをクロマトグラフィーにて精製し表題化合物(2.2g)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.02 (2 H, tt, J=7.3, 6.6 Hz), 2.26 (2 H, t, J=7.3 Hz), 2.64 (2 H, t, J=6.5 Hz), 3.28 (2 H, td, J=6.5, 5.5 Hz), 3.53 (2 H, t, J=6.6 Hz), 8.29 (1 H, t, J=5.5 Hz).
参考例50
エチル 5−オキソ−2−{[1−{[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]アミノ}ブチリデン]アミノ}−4,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−カルボキシラート
エチル 5−オキソ−2−{[1−{[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]アミノ}ブチリデン]アミノ}−4,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−カルボキシラート
参考例50a) 参考例5で得られたエチル 2−アミノ−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−カルボキシラート(0.340g)と1,1,1−トリメトキシブタン(5ml)の混合物を100℃にて終夜撹拌後、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製して、エチル 2−[(1−メトキシブチリデン)アミノ]−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−カルボキシラート(0.405g)を黄色油状物として得た。
11H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.84 (3 H, t, J=7.4 Hz), 1.13 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.44 - 1.59 (2 H, m), 2.28 (2 H, t, J=7.4 Hz), 3.20 (2 H, s), 3.74 (3 H, s), 3.97 (2 H, q, J=7.0 Hz), 10.33 (1 H, s).
11H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.84 (3 H, t, J=7.4 Hz), 1.13 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.44 - 1.59 (2 H, m), 2.28 (2 H, t, J=7.4 Hz), 3.20 (2 H, s), 3.74 (3 H, s), 3.97 (2 H, q, J=7.0 Hz), 10.33 (1 H, s).
参考例50b) 参考例50a)で得られたエチル 2−[(1−メトキシブチリデン)アミノ]−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−カルボキシラート(0.386g)と4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン(0.290g)およびトルエン(50ml)の混合物を終夜加熱還流後、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物エチル 5−オキソ−2−{[1−{[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]アミノ}ブチリデン]アミノ}−4,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−カルボキシラート(0.458g)を白色固体として得た。
11H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.89 (3 H, t, J=7.2 Hz), 1.10 (3 H, t, J=7.1 Hz), 1.47 - 1.68 (2 H, m), 2.38 (2 H, t, J=7.3 Hz), 3.16 (2 H, s), 3.95 (2 H, q, J=7.2 Hz), 4.70 (2 H, q, J=9.0 Hz), 7.00 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.56 (2 H, d, J=8.9 Hz), 9.44 (1 H, s), 10.13 (1 H, s).
11H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.89 (3 H, t, J=7.2 Hz), 1.10 (3 H, t, J=7.1 Hz), 1.47 - 1.68 (2 H, m), 2.38 (2 H, t, J=7.3 Hz), 3.16 (2 H, s), 3.95 (2 H, q, J=7.2 Hz), 4.70 (2 H, q, J=9.0 Hz), 7.00 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.56 (2 H, d, J=8.9 Hz), 9.44 (1 H, s), 10.13 (1 H, s).
参考例51
1−イソチオシアナト−4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)ベンゼン
参考例30もしくはそれに準ずる方法で得られた4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)アニリン(7.24g)のテトラヒドロフラン(50ml)溶液と炭酸ナトリウム(3.18g)の水(50ml)溶液の氷水浴の混合物へチオカルボニル ジクロリド(3.50g)を5分間で滴下した。その混合物を室温で30分間各撹拌後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥して、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒に懸濁させて、固体を濾取した。その固体をヘキサンで洗浄後、乾燥して表題化合物(4.82g)を白色固体として得た。
11H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 4.41 (2 H, tq, J=12.1, 0.81 Hz), 6.91 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.20 (2 H, d, J=8.9 Hz).
1−イソチオシアナト−4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)ベンゼン
参考例30もしくはそれに準ずる方法で得られた4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)アニリン(7.24g)のテトラヒドロフラン(50ml)溶液と炭酸ナトリウム(3.18g)の水(50ml)溶液の氷水浴の混合物へチオカルボニル ジクロリド(3.50g)を5分間で滴下した。その混合物を室温で30分間各撹拌後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥して、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒に懸濁させて、固体を濾取した。その固体をヘキサンで洗浄後、乾燥して表題化合物(4.82g)を白色固体として得た。
11H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 4.41 (2 H, tq, J=12.1, 0.81 Hz), 6.91 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.20 (2 H, d, J=8.9 Hz).
参考例52
1−(シクロプロピルメトキシ)−4−イソチオシアナトベンゼン
炭酸ナトリウム(530mg)を水(25ml)に溶かし、参考例13もしくはそれに準ずる方法により得られた4−(シクロプロピルメトキシ)アニリン(998mg)のテトラヒドロフラン(25ml)溶液に加えた。この混合溶液に、チオカルボニル ジクロリド(632mg,0.42ml)をテトラヒドロフラン(5ml)に溶かして3分間掛けて滴下した。30分間室温で撹拌した後、反応溶液を酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して褐色の粗製物を得た。これをクロマトグラフィーにて精製し、表題化合物(955mg)を白色の針状晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.25 - 0.37 (2 H, m), 0.50 - 0.64 (2 H, m), 1.10 - 1.32 (1 H, m), 3.83 (2 H, d, J=7.2 Hz), 6.97 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.37 (2 H, d, J=9.1 Hz).
1−(シクロプロピルメトキシ)−4−イソチオシアナトベンゼン
炭酸ナトリウム(530mg)を水(25ml)に溶かし、参考例13もしくはそれに準ずる方法により得られた4−(シクロプロピルメトキシ)アニリン(998mg)のテトラヒドロフラン(25ml)溶液に加えた。この混合溶液に、チオカルボニル ジクロリド(632mg,0.42ml)をテトラヒドロフラン(5ml)に溶かして3分間掛けて滴下した。30分間室温で撹拌した後、反応溶液を酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して褐色の粗製物を得た。これをクロマトグラフィーにて精製し、表題化合物(955mg)を白色の針状晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.25 - 0.37 (2 H, m), 0.50 - 0.64 (2 H, m), 1.10 - 1.32 (1 H, m), 3.83 (2 H, d, J=7.2 Hz), 6.97 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.37 (2 H, d, J=9.1 Hz).
参考例53
エチル (テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)アセタート
ジエチルエーテル(50ml)およびテトラヒドロフラン(50ml)の混合溶媒に水素化リチウムアルミニウム(950mg)を懸濁させ、氷冷下テトラヒドロ−4H−ピラン−4−オン(5.00g)のジエチルエーテル(10ml)溶液を滴下した。氷冷下で2時間撹拌した後、水(1ml)、6M水酸化ナトリウム水溶液(0.75ml)および水(1ml)を加えた。氷冷下で30分間撹拌した後に生成した沈殿物を濾去して得た濾液を減圧濃縮した。得られた残渣をジクロロメタン(100ml)に溶解し、酢酸ロジウム二量体(221mg)を加えた。この混合物にエチル ジアゾアセタート(6.28g)のジクロロメタン(10ml)溶液を室温で滴下して窒素雰囲気下室温で15時間撹拌した。反応混合物にエタノールを加えて生成した沈殿物を濾去し、得られた濾液を減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(6.41g)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.29 (3 H, t, J=7.1 Hz), 1.58 - 1.72 (2 H, m), 1.88 - 1.99 (2 H, m), 3.39 - 3.48 (2 H, m), 3.55 - 3.65 (1 H, m), 3.96 (2 H, dt, J=11.9, 4.3 Hz), 4.13 (2 H, s), 4.23 (2 H, q, J=7.1 Hz).
エチル (テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)アセタート
ジエチルエーテル(50ml)およびテトラヒドロフラン(50ml)の混合溶媒に水素化リチウムアルミニウム(950mg)を懸濁させ、氷冷下テトラヒドロ−4H−ピラン−4−オン(5.00g)のジエチルエーテル(10ml)溶液を滴下した。氷冷下で2時間撹拌した後、水(1ml)、6M水酸化ナトリウム水溶液(0.75ml)および水(1ml)を加えた。氷冷下で30分間撹拌した後に生成した沈殿物を濾去して得た濾液を減圧濃縮した。得られた残渣をジクロロメタン(100ml)に溶解し、酢酸ロジウム二量体(221mg)を加えた。この混合物にエチル ジアゾアセタート(6.28g)のジクロロメタン(10ml)溶液を室温で滴下して窒素雰囲気下室温で15時間撹拌した。反応混合物にエタノールを加えて生成した沈殿物を濾去し、得られた濾液を減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(6.41g)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.29 (3 H, t, J=7.1 Hz), 1.58 - 1.72 (2 H, m), 1.88 - 1.99 (2 H, m), 3.39 - 3.48 (2 H, m), 3.55 - 3.65 (1 H, m), 3.96 (2 H, dt, J=11.9, 4.3 Hz), 4.13 (2 H, s), 4.23 (2 H, q, J=7.1 Hz).
参考例54
2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)エタノール
テトラヒドロフラン(50ml)に水素化リチウムアルミニウム(0.5g)を懸濁させ、参考例53で得られたエチル (テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)アセタート(2.5g)のテトラヒドロフラン(10ml)溶液を氷冷下で滴下した。氷冷下で2時間撹拌した後、水(0.5ml)、5M水酸化ナトリウム水溶液(0.5ml)および水(0.5ml)を加えた。室温で30分間撹拌した後に生成した沈殿物を濾去して得た濾液を減圧濃縮して、表題化合物(1.81g)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.53 - 1.66 (2 H, m), 1.87 - 1.97 (2 H, m), 2.16 (1 H, t, J=6.1 Hz), 3.40 - 3.49 (2 H, m), 3.49 - 3.57 (1 H, m), 3.57 - 3.61 (2 H, m), 3.71 - 3.79 (2 H, m), 3.95 (2 H, dt, J=11.9, 4.3 Hz).
2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)エタノール
テトラヒドロフラン(50ml)に水素化リチウムアルミニウム(0.5g)を懸濁させ、参考例53で得られたエチル (テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)アセタート(2.5g)のテトラヒドロフラン(10ml)溶液を氷冷下で滴下した。氷冷下で2時間撹拌した後、水(0.5ml)、5M水酸化ナトリウム水溶液(0.5ml)および水(0.5ml)を加えた。室温で30分間撹拌した後に生成した沈殿物を濾去して得た濾液を減圧濃縮して、表題化合物(1.81g)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.53 - 1.66 (2 H, m), 1.87 - 1.97 (2 H, m), 2.16 (1 H, t, J=6.1 Hz), 3.40 - 3.49 (2 H, m), 3.49 - 3.57 (1 H, m), 3.57 - 3.61 (2 H, m), 3.71 - 3.79 (2 H, m), 3.95 (2 H, dt, J=11.9, 4.3 Hz).
参考例55
2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)エチル 4−メチルベンゼンスルホナート
参考例54で得られた2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)エタノール(1.7g)、N,N−ジメチルピリジン−4−アミン(数mg)、トリエチルアミン(1.78ml)およびテトラヒドロフラン(30ml)の混合物に4−メチルベンゼンスルホニル クロリド(2.43g)を氷冷下で加えて3日間撹拌した。沈殿物を濾去して得られた濾液を水で希釈して酢酸エチルで抽出した。有機層を1M塩酸、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(1.40g)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.43 - 1.57 (2 H, m), 1.76 - 1.86 (2 H, m), 2.45 (3 H, s), 3.31 - 3.53 (3 H, m), 3.64 - 3.69 (2 H, m), 3.88 (2 H, dt, J=11.8, 4.5 Hz), 4.14 - 4.18 (2 H, m), 7.34 (2 H, d, J=8.1 Hz), 7.81 (2 H, d, J=8.1 Hz).
2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)エチル 4−メチルベンゼンスルホナート
参考例54で得られた2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)エタノール(1.7g)、N,N−ジメチルピリジン−4−アミン(数mg)、トリエチルアミン(1.78ml)およびテトラヒドロフラン(30ml)の混合物に4−メチルベンゼンスルホニル クロリド(2.43g)を氷冷下で加えて3日間撹拌した。沈殿物を濾去して得られた濾液を水で希釈して酢酸エチルで抽出した。有機層を1M塩酸、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(1.40g)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.43 - 1.57 (2 H, m), 1.76 - 1.86 (2 H, m), 2.45 (3 H, s), 3.31 - 3.53 (3 H, m), 3.64 - 3.69 (2 H, m), 3.88 (2 H, dt, J=11.8, 4.5 Hz), 4.14 - 4.18 (2 H, m), 7.34 (2 H, d, J=8.1 Hz), 7.81 (2 H, d, J=8.1 Hz).
参考例56
2−(4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル 4−メチルベンゼンスルホナート
テトラヒドロフラン(30ml)に水素化リチウムアルミニウム(505mg)を懸濁させ、公知文献WO05/105802に記載の方法もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル (4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アセタート(2.5g)のテトラヒドロフラン(10ml)溶液を氷冷下で滴下した。氷冷下で2時間撹拌した後、水(0.5ml)、5M水酸化ナトリウム水溶液(0.5ml)および水(0.5ml)を加えた。室温で30分間撹拌した後に生成した沈殿物を濾去して得た濾液を減圧濃縮して無色油状物を得た。得られた油状物、N,N−ジメチルピリジン−4−アミン(数mg)、トリエチルアミン(1.85ml)およびテトラヒドロフラン(30ml)の混合物に4−メチルベンゼンスルホニル クロリド(2.54g)を氷冷下で加え、室温で15時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して酢酸エチルで抽出した。有機層を1M塩酸、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(2.10g)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.44 - 1.74 (4 H, m), 1.87 (2 H, t, J=6.4 Hz), 2.46 (3 H, s), 3.64 - 3.79 (4 H, m), 4.25 (2 H, t, J=6.4 Hz), 7.36 (2 H, d, J=8.1 Hz), 7.79 (2 H, d, J=8.1 Hz).
2−(4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル 4−メチルベンゼンスルホナート
テトラヒドロフラン(30ml)に水素化リチウムアルミニウム(505mg)を懸濁させ、公知文献WO05/105802に記載の方法もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル (4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アセタート(2.5g)のテトラヒドロフラン(10ml)溶液を氷冷下で滴下した。氷冷下で2時間撹拌した後、水(0.5ml)、5M水酸化ナトリウム水溶液(0.5ml)および水(0.5ml)を加えた。室温で30分間撹拌した後に生成した沈殿物を濾去して得た濾液を減圧濃縮して無色油状物を得た。得られた油状物、N,N−ジメチルピリジン−4−アミン(数mg)、トリエチルアミン(1.85ml)およびテトラヒドロフラン(30ml)の混合物に4−メチルベンゼンスルホニル クロリド(2.54g)を氷冷下で加え、室温で15時間撹拌した。反応混合物を水で希釈して酢酸エチルで抽出した。有機層を1M塩酸、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(2.10g)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.44 - 1.74 (4 H, m), 1.87 (2 H, t, J=6.4 Hz), 2.46 (3 H, s), 3.64 - 3.79 (4 H, m), 4.25 (2 H, t, J=6.4 Hz), 7.36 (2 H, d, J=8.1 Hz), 7.79 (2 H, d, J=8.1 Hz).
参考例57
tert−ブチル 3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)プロパノアート
ベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキシド(40%メタノール溶液、0.5ml)を減圧濃縮して得た残渣に、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オール(1.02g)およびアクリル酸 tert−ブチル(1.41g)を加えて50℃で3日間撹拌した後にクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(1.33g)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.46 (9 H, s), 1.51 - 1.65 (2 H, m), 1.83 - 1.94 (2 H, m), 2.48 (2 H, t, J=6.3 Hz), 3.39 - 3.55 (3 H, m), 3.70 (2 H, t, J=6.3 Hz), 3.88 - 3.97 (2 H, m).
tert−ブチル 3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)プロパノアート
ベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキシド(40%メタノール溶液、0.5ml)を減圧濃縮して得た残渣に、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オール(1.02g)およびアクリル酸 tert−ブチル(1.41g)を加えて50℃で3日間撹拌した後にクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(1.33g)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.46 (9 H, s), 1.51 - 1.65 (2 H, m), 1.83 - 1.94 (2 H, m), 2.48 (2 H, t, J=6.3 Hz), 3.39 - 3.55 (3 H, m), 3.70 (2 H, t, J=6.3 Hz), 3.88 - 3.97 (2 H, m).
参考例58
3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)プロパン−1−オール
テトラヒドロフラン(30ml)に水素化リチウムアルミニウム(0.76g)を懸濁させ、参考例57で得られたtert−ブチル 3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)プロパノアート(4.6g)のテトラヒドロフラン(50ml)溶液を−40℃で滴下した。混合物を室温に戻して2時間撹拌した後、水(0.76ml)、5M水酸化ナトリウム水溶液(0.76ml)および水(0.76ml)を加えた。生成した沈殿物を濾去して得た濾液を減圧濃縮して、表題化合物(2.81g)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.50 - 1.67 (2 H, m), 1.79 - 1.97 (4 H, m), 2.41 (1 H, t, J=5.4 Hz), 3.38 - 3.56 (3 H, m), 3.67 (2 H, t, J=5.7 Hz), 3.74 - 3.83 (2 H, m), 3.93 (2 H, dt, J=11.8, 4.4 Hz).
3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)プロパン−1−オール
テトラヒドロフラン(30ml)に水素化リチウムアルミニウム(0.76g)を懸濁させ、参考例57で得られたtert−ブチル 3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)プロパノアート(4.6g)のテトラヒドロフラン(50ml)溶液を−40℃で滴下した。混合物を室温に戻して2時間撹拌した後、水(0.76ml)、5M水酸化ナトリウム水溶液(0.76ml)および水(0.76ml)を加えた。生成した沈殿物を濾去して得た濾液を減圧濃縮して、表題化合物(2.81g)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.50 - 1.67 (2 H, m), 1.79 - 1.97 (4 H, m), 2.41 (1 H, t, J=5.4 Hz), 3.38 - 3.56 (3 H, m), 3.67 (2 H, t, J=5.7 Hz), 3.74 - 3.83 (2 H, m), 3.93 (2 H, dt, J=11.8, 4.4 Hz).
参考例59
3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)プロピル 4−メチルベンゼンスルホナート
参考例58でられ得た3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)プロパン−1−オール(2.80g)、N,N,N',N'−テトラメチルヘキサン−1,6−ジアミン(360mg)、トリエチルアミン(4.85ml)およびトルエン(30ml)の混合物に4−メチルベンゼンスルホニル クロリド(3.98g)のトルエン(80ml)溶液を氷冷下で加え、室温で1週間撹拌した。水で希釈して酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(4.25g)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.39 - 1.53 (2 H, m), 1.73 - 1.83 (2 H, m), 1.85 - 1.95 (2 H, m), 2.45 (3 H, s), 3.29 - 3.45 (3 H, m), 3.48 (2 H, t, J=6.1 Hz), 3.87 (2 H, dt, J=11.7, 4.5 Hz), 4.15 (2 H, t, J=6.1 Hz), 7.35 (2 H, d, J=8.1 Hz), 7.80 (2 H, d, J=8.1 Hz).
3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)プロピル 4−メチルベンゼンスルホナート
参考例58でられ得た3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)プロパン−1−オール(2.80g)、N,N,N',N'−テトラメチルヘキサン−1,6−ジアミン(360mg)、トリエチルアミン(4.85ml)およびトルエン(30ml)の混合物に4−メチルベンゼンスルホニル クロリド(3.98g)のトルエン(80ml)溶液を氷冷下で加え、室温で1週間撹拌した。水で希釈して酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(4.25g)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.39 - 1.53 (2 H, m), 1.73 - 1.83 (2 H, m), 1.85 - 1.95 (2 H, m), 2.45 (3 H, s), 3.29 - 3.45 (3 H, m), 3.48 (2 H, t, J=6.1 Hz), 3.87 (2 H, dt, J=11.7, 4.5 Hz), 4.15 (2 H, t, J=6.1 Hz), 7.35 (2 H, d, J=8.1 Hz), 7.80 (2 H, d, J=8.1 Hz).
参考例60
3−[(1−メチルエチル)スルファニル]プロパン−1−オール
3−スルファニルプロパン−1−オール(5.0g)、2−ヨードプロパン(5.96ml)およびメタノール(60ml)の混合物に1M水酸化ナトリウム水溶液(60ml)を氷冷下で滴下した後に室温で15時間撹拌した。メタノールを減圧留去した後にジエチルエーテルで抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(6.24g)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.28 (6 H, d, J=6.8 Hz), 1.79 - 1.91 (2 H, m), 2.66 (2 H, t, J=7.1 Hz), 2.87 - 3.01 (1 H, m), 3.76 (2 H, t, J=5.8 Hz).
3−[(1−メチルエチル)スルファニル]プロパン−1−オール
3−スルファニルプロパン−1−オール(5.0g)、2−ヨードプロパン(5.96ml)およびメタノール(60ml)の混合物に1M水酸化ナトリウム水溶液(60ml)を氷冷下で滴下した後に室温で15時間撹拌した。メタノールを減圧留去した後にジエチルエーテルで抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(6.24g)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.28 (6 H, d, J=6.8 Hz), 1.79 - 1.91 (2 H, m), 2.66 (2 H, t, J=7.1 Hz), 2.87 - 3.01 (1 H, m), 3.76 (2 H, t, J=5.8 Hz).
参考例61
3−[(1−メチルエチル)スルファニル]プロピル 4−メチルベンゼンスルホナート
参考例60で得られた3−[(1−メチルエチル)スルファニル]プロパン−1−オール(2.68g)、N,N−ジメチルピリジン−4−アミン(数mg)およびピリジン(20ml)の混合物に4−メチルベンゼンスルホニル クロリド(2.93g)を氷冷下で加え、室温で15時間撹拌した。溶媒を減圧留去したのちに酢酸エチルで希釈して、1M塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(4.45g)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.21 (6 H, d, J=6.8 Hz), 1.85 - 1.96 (2 H, m), 2.45 (3 H, s), 2.54 (2 H, t, J=7.2 Hz), 2.76 - 2.88 (1 H, m), 4.14 (2 H, t, J=6.1 Hz), 7.35 (2 H, d, J=8.1 Hz), 7.80 (2 H, d, J=8.1 Hz).
3−[(1−メチルエチル)スルファニル]プロピル 4−メチルベンゼンスルホナート
参考例60で得られた3−[(1−メチルエチル)スルファニル]プロパン−1−オール(2.68g)、N,N−ジメチルピリジン−4−アミン(数mg)およびピリジン(20ml)の混合物に4−メチルベンゼンスルホニル クロリド(2.93g)を氷冷下で加え、室温で15時間撹拌した。溶媒を減圧留去したのちに酢酸エチルで希釈して、1M塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(4.45g)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.21 (6 H, d, J=6.8 Hz), 1.85 - 1.96 (2 H, m), 2.45 (3 H, s), 2.54 (2 H, t, J=7.2 Hz), 2.76 - 2.88 (1 H, m), 4.14 (2 H, t, J=6.1 Hz), 7.35 (2 H, d, J=8.1 Hz), 7.80 (2 H, d, J=8.1 Hz).
参考例62
3−[(1−メチルエチル)スルホニル]プロピル 4−メチルベンゼンスルホナート
参考例61で得られた3−[(1−メチルエチル)スルファニル]プロピル 4−メチルベンゼンスルホナート(2.88g)のメタノール(80ml)溶液にオキソン(登録商標)一過硫酸塩化合物(15.4g)の水溶液(80ml)を室温で滴下した。室温で6時間撹拌した後にメタノールを減圧下で留去し、得られた水溶液を酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮して表題化合物(2.51g)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.39 (6 H, d, J=6.8 Hz), 2.15 - 2.29 (2 H, m), 2.46 (3 H, s), 2.94 - 3.14 (3 H, m), 4.18 (2 H, t, J=5.9 Hz), 7.37 (2 H, d, J=8.1 Hz), 7.79 (2 H, d, J=8.1 Hz).
3−[(1−メチルエチル)スルホニル]プロピル 4−メチルベンゼンスルホナート
参考例61で得られた3−[(1−メチルエチル)スルファニル]プロピル 4−メチルベンゼンスルホナート(2.88g)のメタノール(80ml)溶液にオキソン(登録商標)一過硫酸塩化合物(15.4g)の水溶液(80ml)を室温で滴下した。室温で6時間撹拌した後にメタノールを減圧下で留去し、得られた水溶液を酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮して表題化合物(2.51g)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.39 (6 H, d, J=6.8 Hz), 2.15 - 2.29 (2 H, m), 2.46 (3 H, s), 2.94 - 3.14 (3 H, m), 4.18 (2 H, t, J=5.9 Hz), 7.37 (2 H, d, J=8.1 Hz), 7.79 (2 H, d, J=8.1 Hz).
参考例63
3−[(シクロプロピルメチル)スルファニル]プロパン−1−オール
3−スルファニルプロパン−1−オール(5.0g)、(ブロモメチル)シクロプロパン(8.06g)およびメタノール(60ml)の混合物に1M水酸化ナトリウム水溶液(60ml)を氷冷下で滴下した後に室温で15時間撹拌した。メタノールを減圧留去した後にジエチルエーテルで抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(5.45g)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.17 - 0.25 (2 H, m), 0.53 - 0.62 (2 H, m), 0.91 - 1.07 (1 H, m), 1.77 - 1.93 (3 H, m), 2.48 (2 H, d, J=7.2 Hz), 2.71 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.71 - 3.82 (2 H, m).
3−[(シクロプロピルメチル)スルファニル]プロパン−1−オール
3−スルファニルプロパン−1−オール(5.0g)、(ブロモメチル)シクロプロパン(8.06g)およびメタノール(60ml)の混合物に1M水酸化ナトリウム水溶液(60ml)を氷冷下で滴下した後に室温で15時間撹拌した。メタノールを減圧留去した後にジエチルエーテルで抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(5.45g)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.17 - 0.25 (2 H, m), 0.53 - 0.62 (2 H, m), 0.91 - 1.07 (1 H, m), 1.77 - 1.93 (3 H, m), 2.48 (2 H, d, J=7.2 Hz), 2.71 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.71 - 3.82 (2 H, m).
参考例64
3−[(シクロプロピルメチル)スルファニル]プロピル 4−メチルベンゼンスルホナート
参考例63で得られた3−[(シクロプロピルメチル)スルファニル]プロパン−1−オール(2.93g)、N,N−ジメチルピリジン−4−アミン(数mg)およびピリジン(20ml)の混合物に4−メチルベンゼンスルホニル クロリド(2.93g)を氷冷下で加え、室温で15時間撹拌した。溶媒を減圧留去したのちに酢酸エチルで希釈して、1M塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(4.05g)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.13 - 0.20 (2 H, m), 0.50 - 0.59 (2 H, m), 0.82 - 1.01 (1 H, m), 1.86 - 1.98 (2 H, m), 2.38 (2 H, d, J=7.0 Hz), 2.45 (3 H, s), 2.59 (2 H, t, J=7.1 Hz), 4.14 (2 H, t, J=6.1 Hz), 7.35 (2 H, d, J=8.4 Hz), 7.79 (2 H, d, J=8.4 Hz).
3−[(シクロプロピルメチル)スルファニル]プロピル 4−メチルベンゼンスルホナート
参考例63で得られた3−[(シクロプロピルメチル)スルファニル]プロパン−1−オール(2.93g)、N,N−ジメチルピリジン−4−アミン(数mg)およびピリジン(20ml)の混合物に4−メチルベンゼンスルホニル クロリド(2.93g)を氷冷下で加え、室温で15時間撹拌した。溶媒を減圧留去したのちに酢酸エチルで希釈して、1M塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(4.05g)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.13 - 0.20 (2 H, m), 0.50 - 0.59 (2 H, m), 0.82 - 1.01 (1 H, m), 1.86 - 1.98 (2 H, m), 2.38 (2 H, d, J=7.0 Hz), 2.45 (3 H, s), 2.59 (2 H, t, J=7.1 Hz), 4.14 (2 H, t, J=6.1 Hz), 7.35 (2 H, d, J=8.4 Hz), 7.79 (2 H, d, J=8.4 Hz).
参考例65
3−[(シクロプロピルメチル)スルホニル]プロピル 4−メチルベンゼンスルホナート
参考例64で得られた3−[(シクロプロピルメチル)スルファニル]プロピル 4−メチルベンゼンスルホナート(2.0g)のメタノール(60ml)溶液にオキソン(登録商標)一過硫酸塩化合物(9.25g)の水溶液(60ml)を室温で滴下した。室温で6時間撹拌した後にメタノールを減圧下で留去し、得られた水溶液を酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮して表題化合物(2.01g)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.35 - 0.43 (2 H, m), 0.73 - 0.81 (2 H, m), 1.08 - 1.21 (1 H, m), 2.17 - 2.28 (2 H, m), 2.46 (3 H, s), 2.90 (2 H, d, J=7.2 Hz), 3.06 - 3.14 (2 H, m), 4.18 (2 H, t, J=5.9 Hz), 7.37 (2 H, d, J=8.1 Hz), 7.79 (2 H, d, J=8.1 Hz).
3−[(シクロプロピルメチル)スルホニル]プロピル 4−メチルベンゼンスルホナート
参考例64で得られた3−[(シクロプロピルメチル)スルファニル]プロピル 4−メチルベンゼンスルホナート(2.0g)のメタノール(60ml)溶液にオキソン(登録商標)一過硫酸塩化合物(9.25g)の水溶液(60ml)を室温で滴下した。室温で6時間撹拌した後にメタノールを減圧下で留去し、得られた水溶液を酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮して表題化合物(2.01g)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.35 - 0.43 (2 H, m), 0.73 - 0.81 (2 H, m), 1.08 - 1.21 (1 H, m), 2.17 - 2.28 (2 H, m), 2.46 (3 H, s), 2.90 (2 H, d, J=7.2 Hz), 3.06 - 3.14 (2 H, m), 4.18 (2 H, t, J=5.9 Hz), 7.37 (2 H, d, J=8.1 Hz), 7.79 (2 H, d, J=8.1 Hz).
参考例66
4−(オキシラン−2−イルメトキシ)テトラヒドロ−2H−ピラン
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オール(4.60g)、N,N,N,N−テトラブチルアンモニウム ブロミド(1.45g)、水酸化ナトリウム(9.0g)、水(9ml)およびトルエン(25ml)の混合物に2−(クロロメチル)オキシラン(10.5g)のトルエン(10ml)溶液を60℃で滴下し、60℃で8時間撹拌した。室温に戻した後に有機層を分取してジエチルエーテルで希釈して、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(4.49g)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.50 - 1.70 (2 H, m), 1.83 - 1.98 (2 H, m), 2.63 (1 H, dd, J=5.0, 2.9 Hz), 2.81 (1 H, dd, J=5.0, 4.2 Hz), 3.10 - 3.20 (1 H, m), 3.37 - 3.50 (3 H, m), 3.51 - 3.64 (1 H, m), 3.76 (1 H, dd, J=11.6, 2.9 Hz), 3.95 (2 H, dt, J=11.6, 4.2 Hz).
4−(オキシラン−2−イルメトキシ)テトラヒドロ−2H−ピラン
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オール(4.60g)、N,N,N,N−テトラブチルアンモニウム ブロミド(1.45g)、水酸化ナトリウム(9.0g)、水(9ml)およびトルエン(25ml)の混合物に2−(クロロメチル)オキシラン(10.5g)のトルエン(10ml)溶液を60℃で滴下し、60℃で8時間撹拌した。室温に戻した後に有機層を分取してジエチルエーテルで希釈して、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(4.49g)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.50 - 1.70 (2 H, m), 1.83 - 1.98 (2 H, m), 2.63 (1 H, dd, J=5.0, 2.9 Hz), 2.81 (1 H, dd, J=5.0, 4.2 Hz), 3.10 - 3.20 (1 H, m), 3.37 - 3.50 (3 H, m), 3.51 - 3.64 (1 H, m), 3.76 (1 H, dd, J=11.6, 2.9 Hz), 3.95 (2 H, dt, J=11.6, 4.2 Hz).
参考例67
1−イソチオシアナト−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ベンゼン
4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン(10g)をテトラヒドロフラン(100ml)に溶かし、6M塩酸(9ml)を加えた後、−5℃に冷却した。そこへチオホスゲン(4.01ml)のテトラヒドロフラン(20ml)溶液を5分間掛けて滴下した。−5℃で10分間撹拌後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(125ml)を注ぎ、酢酸エチルで2回(200mlおよび100ml)抽出し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた褐色の粗製物をクロマトグラフィーで精製し、得られた薄黄色結晶をヘキサンで洗浄して表題化合物(10.7g)を白色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.81 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.13 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.45 (2 H, d, J=9.1 Hz).
1−イソチオシアナト−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ベンゼン
4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン(10g)をテトラヒドロフラン(100ml)に溶かし、6M塩酸(9ml)を加えた後、−5℃に冷却した。そこへチオホスゲン(4.01ml)のテトラヒドロフラン(20ml)溶液を5分間掛けて滴下した。−5℃で10分間撹拌後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(125ml)を注ぎ、酢酸エチルで2回(200mlおよび100ml)抽出し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた褐色の粗製物をクロマトグラフィーで精製し、得られた薄黄色結晶をヘキサンで洗浄して表題化合物(10.7g)を白色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.81 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.13 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.45 (2 H, d, J=9.1 Hz).
参考例68
4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン
参考例6aもしくはそれに準ずる方法で得られた1−ニトロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ベンゼン(2.21g)をエタノール(50ml)に溶かし、水(5ml)、還元鉄(2.79g)および塩化カルシウム(0.56g)を加えて18時間加熱還流した。反応液を室温に冷却後、沈殿を濾過し、メタノールで洗浄後、濾液を減圧濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル(200ml)に溶かし、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮して得られた橙色の粗製物をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(1.89g)を褐色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.53 (2 H, q, J=9.0 Hz), 4.77(2 H, s), 6.52 (2 H, d, J=8.8 Hz), 6.75 (2 H, d, J=8.8 Hz).
4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン
参考例6aもしくはそれに準ずる方法で得られた1−ニトロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ベンゼン(2.21g)をエタノール(50ml)に溶かし、水(5ml)、還元鉄(2.79g)および塩化カルシウム(0.56g)を加えて18時間加熱還流した。反応液を室温に冷却後、沈殿を濾過し、メタノールで洗浄後、濾液を減圧濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル(200ml)に溶かし、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮して得られた橙色の粗製物をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(1.89g)を褐色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.53 (2 H, q, J=9.0 Hz), 4.77(2 H, s), 6.52 (2 H, d, J=8.8 Hz), 6.75 (2 H, d, J=8.8 Hz).
実施例1
3−(4−エトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
公知文献ジャーナル オブ オルガニック ケミストリー(J.Org.Chem.)、64巻、8411頁(1999)記載もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 3−アミノ−1H−ピロール−2−カルボキシラート(1.78g)、1−イソチオシアナト−4−エトキシベンゼン(2.07g)および4−ジメチルアミノピリジン(140mg)の混合物にトルエンを加え減圧濃縮した後、N,N−ジメチルホルムアミド(23ml)に溶かし、氷冷下に水素化ナトリウム(60%油性、1.52g)を数回に分けて加え、30分間撹拌した後、室温で1.5時間撹拌した。その後反応溶液を氷水(50ml)に注ぎ、1M塩酸を加えて酸性とした。析出した固体を濾取し、水、およびジエチルエーテルで順に洗浄後、テトラヒドロフラン(150ml)に溶かし、酢酸エチル(300ml)で希釈した後、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮して黄色の固体を得た。これをジエチルエーテルで洗浄して表題化合物(2.82g)を黄白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.36 (3 H, t, J=7.0 Hz), 4.07 (2 H, q, J=7.0 Hz), 6.01 (1 H, dd, J=2.7, 2.1 Hz), 6.96 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.08 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.34 (1 H, dd, J=3.2, 2.7 Hz), 12.30 (1 H, br. s.), 12.91 (1 H, s).
3−(4−エトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
公知文献ジャーナル オブ オルガニック ケミストリー(J.Org.Chem.)、64巻、8411頁(1999)記載もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 3−アミノ−1H−ピロール−2−カルボキシラート(1.78g)、1−イソチオシアナト−4−エトキシベンゼン(2.07g)および4−ジメチルアミノピリジン(140mg)の混合物にトルエンを加え減圧濃縮した後、N,N−ジメチルホルムアミド(23ml)に溶かし、氷冷下に水素化ナトリウム(60%油性、1.52g)を数回に分けて加え、30分間撹拌した後、室温で1.5時間撹拌した。その後反応溶液を氷水(50ml)に注ぎ、1M塩酸を加えて酸性とした。析出した固体を濾取し、水、およびジエチルエーテルで順に洗浄後、テトラヒドロフラン(150ml)に溶かし、酢酸エチル(300ml)で希釈した後、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮して黄色の固体を得た。これをジエチルエーテルで洗浄して表題化合物(2.82g)を黄白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.36 (3 H, t, J=7.0 Hz), 4.07 (2 H, q, J=7.0 Hz), 6.01 (1 H, dd, J=2.7, 2.1 Hz), 6.96 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.08 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.34 (1 H, dd, J=3.2, 2.7 Hz), 12.30 (1 H, br. s.), 12.91 (1 H, s).
実施例2
2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例31もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(1.96g)と4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン(1.91g)をアセトニトリル(50ml)に加え、2時間加熱還流した。室温に戻した後、反応溶液を減圧濃縮し、エタノール(50ml)に溶かした。そのエタノール溶液へカリウムtert−ブトキシド(3.3g)のエタノール(10ml)溶液を加え、30分間加熱還流した。室温に戻した後エタノールを減圧留去して得られた褐色の粗製物を水(50ml)に溶かし、1M塩酸で酸性とした。析出した黄白色の沈殿を濾取し、水で洗浄した後テトラヒドロフラン(50ml)に溶かし、酢酸エチル(100ml)で希釈して飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮して橙色の固体を得た。これをジエチルエーテルで洗浄して表題化合物(2.56g)を黄白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.82 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.02 (1 H, dd, J=2.5, 1.0 Hz), 7.10 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.17 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.34 (1 H, t, J=2.5 Hz), 12.30 (1 H, br. s.), 12.92 (1 H, br. s.).
2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例31もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(1.96g)と4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン(1.91g)をアセトニトリル(50ml)に加え、2時間加熱還流した。室温に戻した後、反応溶液を減圧濃縮し、エタノール(50ml)に溶かした。そのエタノール溶液へカリウムtert−ブトキシド(3.3g)のエタノール(10ml)溶液を加え、30分間加熱還流した。室温に戻した後エタノールを減圧留去して得られた褐色の粗製物を水(50ml)に溶かし、1M塩酸で酸性とした。析出した黄白色の沈殿を濾取し、水で洗浄した後テトラヒドロフラン(50ml)に溶かし、酢酸エチル(100ml)で希釈して飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮して橙色の固体を得た。これをジエチルエーテルで洗浄して表題化合物(2.56g)を黄白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.82 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.02 (1 H, dd, J=2.5, 1.0 Hz), 7.10 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.17 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.34 (1 H, t, J=2.5 Hz), 12.30 (1 H, br. s.), 12.92 (1 H, br. s.).
実施例3
3−[4−(シクロブチルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例31もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(500mg)と参考例8もしくはそれに準ずる方法で得られた4−(シクロブチルメトキシ)アニリン(460mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(582mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後、減圧乾燥して表題化合物(365mg)を得た。
MS(ESI+):328(M+H).
3−[4−(シクロブチルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例31もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(500mg)と参考例8もしくはそれに準ずる方法で得られた4−(シクロブチルメトキシ)アニリン(460mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(582mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後、減圧乾燥して表題化合物(365mg)を得た。
MS(ESI+):328(M+H).
実施例4
2−チオキソ−3−[4−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例31もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(500mg)と参考例11もしくはそれに準ずる方法で得られた4−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)アニリン(533mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(582mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(432mg)を得た。
MS(ESI+):356(M+H).
2−チオキソ−3−[4−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例31もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(500mg)と参考例11もしくはそれに準ずる方法で得られた4−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)アニリン(533mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(582mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(432mg)を得た。
MS(ESI+):356(M+H).
実施例5
3−(4−ブトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例31もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(500mg)と参考例12もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブトキシアニリン(429mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(582mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(567mg)を得た。
MS(ESI+):316(M+H).
3−(4−ブトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例31もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(500mg)と参考例12もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブトキシアニリン(429mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(582mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(567mg)を得た。
MS(ESI+):316(M+H).
実施例6
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例31もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(500mg)と参考例13もしくはそれに準ずる方法で得られた4−(シクロプロピルメトキシ)アニリン(424mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(582mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(425mg)を得た。
MS(ESI+):314(M+H).
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例31もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(500mg)と参考例13もしくはそれに準ずる方法で得られた4−(シクロプロピルメトキシ)アニリン(424mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(582mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(425mg)を得た。
MS(ESI+):314(M+H).
実施例7
3−{4−[(1−メチルシクロプロピル)メトキシ]フェニル}−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例31もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(500mg)と参考例14もしくはそれに準ずる方法で得られた4−[(1−メチルシクロプロピル)メトキシ]アニリン(460mg)をアセトニトリル(5ml)に入れ、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(582mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(517mg)を得た。
MS(ESI+):328(M+H).
3−{4−[(1−メチルシクロプロピル)メトキシ]フェニル}−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例31もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(500mg)と参考例14もしくはそれに準ずる方法で得られた4−[(1−メチルシクロプロピル)メトキシ]アニリン(460mg)をアセトニトリル(5ml)に入れ、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(582mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(517mg)を得た。
MS(ESI+):328(M+H).
実施例8
3−[4−(3,3−ジメチルブトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例31もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(500mg)と参考例9もしくはそれに準ずる方法で得られた4−(3,3−ジメチルブトキシ)アニリン(521mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(582mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(427mg)を得た。
MS(ESI+):344(M+H).
3−[4−(3,3−ジメチルブトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例31もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(500mg)と参考例9もしくはそれに準ずる方法で得られた4−(3,3−ジメチルブトキシ)アニリン(521mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(582mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(427mg)を得た。
MS(ESI+):344(M+H).
実施例9
3−{4−[(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メトキシ]フェニル}−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例10もしくはそれに準ずる方法で得られた1−[(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メトキシ]−4−ニトロベンゼン(3.0g)に10%パラジウム/活性炭(50%含水、150mg)とメタノール(50ml)を加え、水素雰囲気下(40psi)で5時間撹拌した。その後反応混合物を濾過し、濾液を減圧濃縮して2.0gの黒色油状物を得た。この黒色油状物(517mg)と参考例31もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(500mg)とをアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(582mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(409mg)を得た。
MS(ESI+):350(M+H).
3−{4−[(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メトキシ]フェニル}−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例10もしくはそれに準ずる方法で得られた1−[(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メトキシ]−4−ニトロベンゼン(3.0g)に10%パラジウム/活性炭(50%含水、150mg)とメタノール(50ml)を加え、水素雰囲気下(40psi)で5時間撹拌した。その後反応混合物を濾過し、濾液を減圧濃縮して2.0gの黒色油状物を得た。この黒色油状物(517mg)と参考例31もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(500mg)とをアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(582mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(409mg)を得た。
MS(ESI+):350(M+H).
実施例10
3−{4−[(2−メチルシクロプロピル)メトキシ]フェニル}−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例31もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(500mg)と参考例15もしくはそれに準ずる方法で得られた4−[(2−メチルシクロプロピル)メトキシ]アニリン(460mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(582mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(536mg)を得た。
MS(ESI+):328(M+H).
3−{4−[(2−メチルシクロプロピル)メトキシ]フェニル}−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例31もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(500mg)と参考例15もしくはそれに準ずる方法で得られた4−[(2−メチルシクロプロピル)メトキシ]アニリン(460mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(582mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(536mg)を得た。
MS(ESI+):328(M+H).
実施例11
3−[4−(3−メチルブトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例31もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(500mg)と参考例17もしくはそれに準ずる方法で得られた4−(3−メチルブトキシ)アニリン(465mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(582mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(413mg)を得た。
MS(ESI+):330(M+H).
3−[4−(3−メチルブトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例31もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(500mg)と参考例17もしくはそれに準ずる方法で得られた4−(3−メチルブトキシ)アニリン(465mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(582mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(413mg)を得た。
MS(ESI+):330(M+H).
実施例12
2−チオキソ−3−[4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例31もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(500mg)と参考例16もしくはそれに準ずる方法で得られた4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)アニリン(569mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(582mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(351mg)を得た。
MS(ESI+):370(M+H).
2−チオキソ−3−[4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例31もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(500mg)と参考例16もしくはそれに準ずる方法で得られた4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)アニリン(569mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(582mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(351mg)を得た。
MS(ESI+):370(M+H).
実施例13
3−[4−(2,2−ジメチルプロポキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例31もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(500mg)と参考例7もしくはそれに準ずる方法で得られた4−(2,2−ジメチルプロポキシ)アニリン(465mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(582mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(216mg)を得た。
MS(ESI+):330(M+H).
3−[4−(2,2−ジメチルプロポキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例31もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(500mg)と参考例7もしくはそれに準ずる方法で得られた4−(2,2−ジメチルプロポキシ)アニリン(465mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(582mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(216mg)を得た。
MS(ESI+):330(M+H).
実施例14
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−2−フルオロフェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例31もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(1.0g)、参考例18もしくはそれに準ずる方法で得られた4−(シクロプロピルメトキシ)−2−フルオロアニリン(924mg)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を3時間加熱還流した。氷冷した後にカリウムtert−ブトキシド(2.36g)およびエタノール(20ml)を加えて、1時間加熱還流した。反応混合物を室温に戻して1M塩酸で酸性にした後に、析出した沈殿物を濾取した。これを水およびジエチルエーテル−ヘキサンで洗浄し、減圧下で乾燥して表題化合物(1.26g)を淡黄色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.31 - 0.38 (2 H, m), 0.57 - 0.64 (2 H, m), 1.16 - 1.34 (1 H, m), 3.88 (2 H, d, J=7.0 Hz), 6.03 (1 H, d, J=1.9 Hz), 6.81 - 6.85 (1 H, m), 6.93 (1 H, dd, J=12.1, 2.5 Hz), 7.22 (1 H, dd, J=9.0, 8.8 Hz), 7.36 - 7.40 (1 H, m), 12.37 (1 H, br. s.), 13.05 (1 H, s).
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−2−フルオロフェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例31もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(1.0g)、参考例18もしくはそれに準ずる方法で得られた4−(シクロプロピルメトキシ)−2−フルオロアニリン(924mg)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を3時間加熱還流した。氷冷した後にカリウムtert−ブトキシド(2.36g)およびエタノール(20ml)を加えて、1時間加熱還流した。反応混合物を室温に戻して1M塩酸で酸性にした後に、析出した沈殿物を濾取した。これを水およびジエチルエーテル−ヘキサンで洗浄し、減圧下で乾燥して表題化合物(1.26g)を淡黄色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.31 - 0.38 (2 H, m), 0.57 - 0.64 (2 H, m), 1.16 - 1.34 (1 H, m), 3.88 (2 H, d, J=7.0 Hz), 6.03 (1 H, d, J=1.9 Hz), 6.81 - 6.85 (1 H, m), 6.93 (1 H, dd, J=12.1, 2.5 Hz), 7.22 (1 H, dd, J=9.0, 8.8 Hz), 7.36 - 7.40 (1 H, m), 12.37 (1 H, br. s.), 13.05 (1 H, s).
実施例15
3−[4−(2−シクロプロピルエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例31もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(1.00g)と参考例19で得られた4−(2−シクロプロピルエトキシ)アニリン(1.06g)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を2時間加熱還流した。その混合物へカリウムtert−ブトキシド(2.00g)のエタノール(20ml)溶液を加え、1時間加熱還流後、減圧濃縮した。残渣を水で希釈後、1M塩酸にてpH約4に調整した。析出した固体を濾取して、水、ジイソプロピルエーテルで洗浄後、乾燥して表題化合物(1.63g)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.12 - 0.18 (2 H, m), 0.42 - 0.49 (2 H, m), 0.80 - 0.95 (1 H, m), 1.61 - 1.70 (2 H, m), 4.06 (2 H, t, J=6.6 Hz), 6.01 (1 H, t, J=2.1 Hz), 6.98 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.08 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.34 (1 H, t, J=2.8 Hz), 12.28 (1 H, br. s.), 12.89 (1 H, s).
3−[4−(2−シクロプロピルエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例31もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(1.00g)と参考例19で得られた4−(2−シクロプロピルエトキシ)アニリン(1.06g)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を2時間加熱還流した。その混合物へカリウムtert−ブトキシド(2.00g)のエタノール(20ml)溶液を加え、1時間加熱還流後、減圧濃縮した。残渣を水で希釈後、1M塩酸にてpH約4に調整した。析出した固体を濾取して、水、ジイソプロピルエーテルで洗浄後、乾燥して表題化合物(1.63g)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.12 - 0.18 (2 H, m), 0.42 - 0.49 (2 H, m), 0.80 - 0.95 (1 H, m), 1.61 - 1.70 (2 H, m), 4.06 (2 H, t, J=6.6 Hz), 6.01 (1 H, t, J=2.1 Hz), 6.98 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.08 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.34 (1 H, t, J=2.8 Hz), 12.28 (1 H, br. s.), 12.89 (1 H, s).
実施例16
2−チオキソ−3−{4−[(2,2,2−トリフルオロエトキシ)メチル]フェニル}−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例31もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(0.50g)と参考例20で得られた4−[(2,2,2−トリフルオロエトキシ)メチル]アニリン(0.566g)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を4時間加熱還流した。その混合物へカリウムtert−ブトキシド(1.00g)のエタノール(20ml)溶液を加え、100℃にて2時間で撹拌後、減圧濃縮した。残渣を水で希釈後、1M塩酸にてpH約5に調整した。析出した固体を濾取して、水、ジイソプロピルエーテルで洗浄後、乾燥して淡茶色固体(0.524g)として得た。この淡茶色固体(50mg)を酢酸エチルから再結晶して表題化合物(20mg)を黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.18 (2 H, q, J=9.4 Hz), 4.73 (2 H, s), 6.03 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.21 (2 H, d, J=8.3 Hz), 7.35 (1 H, d, J=1.9 Hz), 7.42 (2 H, d, J=8.3 Hz), 12.31 (1 H, br. s.), 12.94 (1 H, br. s.).
2−チオキソ−3−{4−[(2,2,2−トリフルオロエトキシ)メチル]フェニル}−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例31もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(0.50g)と参考例20で得られた4−[(2,2,2−トリフルオロエトキシ)メチル]アニリン(0.566g)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を4時間加熱還流した。その混合物へカリウムtert−ブトキシド(1.00g)のエタノール(20ml)溶液を加え、100℃にて2時間で撹拌後、減圧濃縮した。残渣を水で希釈後、1M塩酸にてpH約5に調整した。析出した固体を濾取して、水、ジイソプロピルエーテルで洗浄後、乾燥して淡茶色固体(0.524g)として得た。この淡茶色固体(50mg)を酢酸エチルから再結晶して表題化合物(20mg)を黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.18 (2 H, q, J=9.4 Hz), 4.73 (2 H, s), 6.03 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.21 (2 H, d, J=8.3 Hz), 7.35 (1 H, d, J=1.9 Hz), 7.42 (2 H, d, J=8.3 Hz), 12.31 (1 H, br. s.), 12.94 (1 H, br. s.).
実施例17
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3−メチルフェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例31もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(1.00g)と参考例21で得られた4−(シクロプロピルメトキシ)−3−メチルアニリン(0.975g)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を4時間加熱還流した。その混合物へカリウムtert−ブトキシド(2.00g)のエタノール(20ml)溶液を加え、2時間加熱還流後、減圧濃縮した。残渣を水で希釈後、1M塩酸にてpH約5に調整した。析出した固体を濾取して、水、ジイソプロピルエーテルで洗浄後、乾燥して表題化合物(1.50g)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.34 - 0.41 (2 H, m), 0.56 - 0.64 (2 H, m), 1.19 - 1.36 (1 H, m), 2.17 (3 H, s), 3.88 (2 H, d, J=6.8 Hz), 6.01 (1 H, t, J=2.3 Hz), 6.88 - 6.98 (3 H, m), 7.33 (1 H, t, J=3.0 Hz), 12.27 (1 H, br. s.), 12.87 (1 H, s).
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3−メチルフェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例31もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(1.00g)と参考例21で得られた4−(シクロプロピルメトキシ)−3−メチルアニリン(0.975g)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を4時間加熱還流した。その混合物へカリウムtert−ブトキシド(2.00g)のエタノール(20ml)溶液を加え、2時間加熱還流後、減圧濃縮した。残渣を水で希釈後、1M塩酸にてpH約5に調整した。析出した固体を濾取して、水、ジイソプロピルエーテルで洗浄後、乾燥して表題化合物(1.50g)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.34 - 0.41 (2 H, m), 0.56 - 0.64 (2 H, m), 1.19 - 1.36 (1 H, m), 2.17 (3 H, s), 3.88 (2 H, d, J=6.8 Hz), 6.01 (1 H, t, J=2.3 Hz), 6.88 - 6.98 (3 H, m), 7.33 (1 H, t, J=3.0 Hz), 12.27 (1 H, br. s.), 12.87 (1 H, s).
実施例18
3−[3−クロロ−4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例31もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(1.00g)と参考例22で得られた3−クロロ−4−(シクロプロピルメトキシ)アニリン(1.09g)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を4時間加熱還流した。その混合物へカリウムtert−ブトキシド(2.00g)のエタノール(20ml)溶液を加え、3時間加熱還流後、室温まで冷却した。析出した固体を濾取して、アセトニトリルで洗浄後、水に溶解させた。その水溶液を1M塩酸にてpH約6に調整した。析出した固体を濾取して、水で洗浄後、乾燥して表題化合物(0.928g)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.34 - 0.42 (2 H, m), 0.58 - 0.65 (2 H, m), 1.22 - 1.37 (1 H, m), 3.97 (2 H, d, J=6.8 Hz), 6.02 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.11 (1 H, dd, J=9.1, 2.3 Hz), 7.16 (1 H, d, J=9.1 Hz), 7.32 - 7.37 (2 H, m), 12.31 (1 H, br. s.), 12.94 (1 H, br. s.).
3−[3−クロロ−4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例31もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(1.00g)と参考例22で得られた3−クロロ−4−(シクロプロピルメトキシ)アニリン(1.09g)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を4時間加熱還流した。その混合物へカリウムtert−ブトキシド(2.00g)のエタノール(20ml)溶液を加え、3時間加熱還流後、室温まで冷却した。析出した固体を濾取して、アセトニトリルで洗浄後、水に溶解させた。その水溶液を1M塩酸にてpH約6に調整した。析出した固体を濾取して、水で洗浄後、乾燥して表題化合物(0.928g)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.34 - 0.42 (2 H, m), 0.58 - 0.65 (2 H, m), 1.22 - 1.37 (1 H, m), 3.97 (2 H, d, J=6.8 Hz), 6.02 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.11 (1 H, dd, J=9.1, 2.3 Hz), 7.16 (1 H, d, J=9.1 Hz), 7.32 - 7.37 (2 H, m), 12.31 (1 H, br. s.), 12.94 (1 H, br. s.).
実施例19
6−メチル−2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例32もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 3−イソチオシアナト−5−メチル−1H−ピロール−2−カルボキシラート(410mg)と4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン(373mg)をアセトニトリル(20ml)に溶かし、1時間加熱還流した。室温に戻した後、反応液にカリウムtert−ブトキシド(901mg)をエタノール(10ml)に溶かして加え、再び1時間加熱還流した。室温に戻した後、反応液を減圧濃縮して得られた橙色の油状物を水(20ml)に溶かし、1Mの塩酸を加えて酸性とし、析出した沈殿を濾取した。これをテトラヒドロフラン(50ml)に溶かし、酢酸エチル(200ml)で希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた橙色の固体を50%ジエチルエーテル/ヘキサンの混合溶媒で洗浄して表題化合物(457mg)を黄白色の固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.29 (3 H, s), 4.82 (2 H, q, J=8.9 Hz), 5.81 (1 H, d, J=1.5 Hz), 7.09 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.14 (2 H, d, J=9.1 Hz), 12.06 (1 H, s), 12.81 (1 H, s).
6−メチル−2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例32もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 3−イソチオシアナト−5−メチル−1H−ピロール−2−カルボキシラート(410mg)と4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン(373mg)をアセトニトリル(20ml)に溶かし、1時間加熱還流した。室温に戻した後、反応液にカリウムtert−ブトキシド(901mg)をエタノール(10ml)に溶かして加え、再び1時間加熱還流した。室温に戻した後、反応液を減圧濃縮して得られた橙色の油状物を水(20ml)に溶かし、1Mの塩酸を加えて酸性とし、析出した沈殿を濾取した。これをテトラヒドロフラン(50ml)に溶かし、酢酸エチル(200ml)で希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた橙色の固体を50%ジエチルエーテル/ヘキサンの混合溶媒で洗浄して表題化合物(457mg)を黄白色の固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.29 (3 H, s), 4.82 (2 H, q, J=8.9 Hz), 5.81 (1 H, d, J=1.5 Hz), 7.09 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.14 (2 H, d, J=9.1 Hz), 12.06 (1 H, s), 12.81 (1 H, s).
実施例20
2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,4a,5−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4,6−ジオン
2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,4a,5−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例20a) 公知文献テトラヘドロン(Tetrahedron)、39巻、2399頁(1983)に記載の方法もしくはそれに準ずる方法で得たジエチル [(2,4−ジメトキシベンジル)アミノ]プロパンジオアート(3.75g)、シアノ酢酸(0.98g)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(1.76g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(50ml)の混合物に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(2.65g)を加えて、室温で15時間撹拌した。溶媒を減圧下50℃で留去した後に、残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにより精製しジエチル 3−アミノ−1−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−2H−ピロール−2,2−ジカルボキシラート(3.30g)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.04 (6 H, t, J=7.0 Hz), 3.71 (3 H, s), 3.76 (3 H, s), 3.83 - 4.08 (4 H, m), 4.37 (2 H, s), 4.69 (1 H, s), 6.40 (1 H, dd, J=8.3, 2.3 Hz), 6.50 (1 H, d, J=2.3 Hz), 6.54 (2 H, br. s.), 6.66 (1 H, d, J=8.3 Hz).
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.04 (6 H, t, J=7.0 Hz), 3.71 (3 H, s), 3.76 (3 H, s), 3.83 - 4.08 (4 H, m), 4.37 (2 H, s), 4.69 (1 H, s), 6.40 (1 H, dd, J=8.3, 2.3 Hz), 6.50 (1 H, d, J=2.3 Hz), 6.54 (2 H, br. s.), 6.66 (1 H, d, J=8.3 Hz).
実施例20b) 実施例20a)もしくはそれに準ずる方法で得られたジエチル 3−アミノ−1−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−オキソ−1,5−ジヒドロ−2H−ピロール−2,2−ジカルボキシラート(785mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)に溶かし、参考例37もしくはそれに準ずる方法により得られた1−イソチオシアナト−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ベンゼン(466mg)、水素化ナトリウム(60%油性、80mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物へ、氷冷下滴下した。0℃で10分間撹拌後、反応混合物を0.2M塩酸(10ml)に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた黄色固体をクロマトグラフィーにて精製してジエチル 1−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−オキソ−3−({[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]カルバモチオイル}アミノ)−1,5−ジヒドロ−2H−ピロール−2,2−ジカルボキシラート(857mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.05 (6 H, t, J=7.2 Hz), 3.72 (3 H, s), 3.79 (3 H, s), 3.88 - 4.21 (4 H, m), 4.51 (2 H, s), 4.77 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.43 (1 H, dd, J=8.3, 2.3 Hz), 6.54 (1 H, d, J=2.3 Hz), 6.68 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.08 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.14 (1 H, s), 7.46 (2 H, d, J=9.1 Hz), 9.38 (1 H, br. s.), 10.71 (1 H, s).
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.05 (6 H, t, J=7.2 Hz), 3.72 (3 H, s), 3.79 (3 H, s), 3.88 - 4.21 (4 H, m), 4.51 (2 H, s), 4.77 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.43 (1 H, dd, J=8.3, 2.3 Hz), 6.54 (1 H, d, J=2.3 Hz), 6.68 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.08 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.14 (1 H, s), 7.46 (2 H, d, J=9.1 Hz), 9.38 (1 H, br. s.), 10.71 (1 H, s).
実施例20c) 実施例20b)で得られたジエチル 1−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−オキソ−3−({[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]カルバモチオイル}アミノ)−1,5−ジヒドロ−2H−ピロール−2,2−ジカルボキシラート(670mg)を5%アニソール/トリフルオロ酢酸溶液(12ml)に溶かし3日間撹拌した。その後反応溶液を減圧濃縮し、トルエンで共沸した後得られた残渣を酢酸エチル(50ml)に溶かし、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、ジエチル 5−オキソ−3−({[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]カルバモチオイル}アミノ)−1,5−ジヒドロ−2H−ピロール−2,2−ジカルボキシラート(436mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.22 (6 H, t、J=7.2 Hz), 4.27 (4 H, q, J=7.2 Hz), 4.77 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.93 (1 H, d, J=1.5 Hz), 7.08 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.44 (2 H, d, J=9.0 Hz), 9.01 (1 H, d, J=1.5 Hz), 9.26 (1 H, br. s.), 10.80 (1 H, s).
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.22 (6 H, t、J=7.2 Hz), 4.27 (4 H, q, J=7.2 Hz), 4.77 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.93 (1 H, d, J=1.5 Hz), 7.08 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.44 (2 H, d, J=9.0 Hz), 9.01 (1 H, d, J=1.5 Hz), 9.26 (1 H, br. s.), 10.80 (1 H, s).
実施例20d) 実施例20c)で得られたジエチル 5−オキソ−3−({[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]カルバモチオイル}アミノ)−1,5−ジヒドロ−2H−ピロール−2,2−ジカルボキシラート(429mg)をアセトニトリル(10ml)に溶かし、氷冷下1M水酸化ナトリウム水溶液(2.7ml)を加え、0℃で30分間撹拌した。その後反応混合物を0.1M塩酸(50ml)に注ぎ、析出した褐色固体を濾取し、水で洗浄後テトラヒドロフラン(10ml)に溶かし、酢酸エチル(30ml)で希釈して、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた粗製物をジエチルエーテルで洗浄して表題化合物2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,4a,5−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4,6−ジオン(73mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.81 (2 H, q, J=8.9 Hz), 5.10 (1 H, d, J=2.3 Hz), 7.01 - 7.18 (4 H, m), 11.55 (1 H, br. s.), 11.66 (1 H, d, J=2.3 Hz), 12.61 (1 H, s).
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.81 (2 H, q, J=8.9 Hz), 5.10 (1 H, d, J=2.3 Hz), 7.01 - 7.18 (4 H, m), 11.55 (1 H, br. s.), 11.66 (1 H, d, J=2.3 Hz), 12.61 (1 H, s).
実施例21
7−シクロプロピル−2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
7−シクロプロピル−2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例21a) 参考例35もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 4−シクロプロピル−3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(1.18g)と4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン(955mg)をアセトニトリル(25ml)に溶かし、2時間加熱還流した。室温に戻した後、反応液を減圧濃縮して、得られた薄黄色粗製物をクロマトグラフィーにて精製し、エチル 4−シクロプロピル−3−({[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]カルバモチオイル}アミノ)−1H−ピロール−2−カルボキシラート(1.03g)を薄黄色の油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.44 - 0.57 (2 H, m), 0.65 - 0.79 (2 H, m), 1.25 (3 H, t, J=7.1 Hz), 1.48 - 1.73 (1 H, m), 4.18 (2 H, q, J=7.1 Hz), 4.73 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.64 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.99 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.37 (2 H, d, J=9.1 Hz), 8.93 (1 H, s), 9.14 (1 H, br. s.), 11.54 (1 H, d, J=3.4 Hz).
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.44 - 0.57 (2 H, m), 0.65 - 0.79 (2 H, m), 1.25 (3 H, t, J=7.1 Hz), 1.48 - 1.73 (1 H, m), 4.18 (2 H, q, J=7.1 Hz), 4.73 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.64 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.99 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.37 (2 H, d, J=9.1 Hz), 8.93 (1 H, s), 9.14 (1 H, br. s.), 11.54 (1 H, d, J=3.4 Hz).
実施例21b) 実施例21a)で得られたエチル 4−シクロプロピル−3−({[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]カルバモチオイル}アミノ)−1H−ピロール−2−カルボキシラート(1.03g)をエタノール(25ml)に溶かし、20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(2.54g)を加えて1時間加熱還流した。室温に戻した後、反応溶液を減圧濃縮して得られた黄色固体を水(20ml)に溶かし、氷冷下1M塩酸で酸性にして、析出した白色沈殿を濾取した。これを水で洗浄後、テトラヒドロフラン(30ml)に溶かし、酢酸エチル(150ml)で希釈して、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して薄黄色の固体を得た。これをジエチルエーテルで洗浄して表題化合物7−シクロプロピル−2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(775mg)を白色粉体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) ppm 0.51 - 0.59 (2 H, m), 0.77 - 0.86 (2 H, m), 1.98 - 2.11 (1 H, m), 4.82 (2 H, q, J=9.0 Hz), 7.02 (1 H, d, J=2.6 Hz), 7.10 (2 H, d, J=9.2 Hz), 7.15 (2 H, d, J=9.2 Hz), 12.00 (1 H, d, J=2.6 Hz), 13.01 (1 H, s).
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) ppm 0.51 - 0.59 (2 H, m), 0.77 - 0.86 (2 H, m), 1.98 - 2.11 (1 H, m), 4.82 (2 H, q, J=9.0 Hz), 7.02 (1 H, d, J=2.6 Hz), 7.10 (2 H, d, J=9.2 Hz), 7.15 (2 H, d, J=9.2 Hz), 12.00 (1 H, d, J=2.6 Hz), 13.01 (1 H, s).
実施例22
7−エチル−2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例34もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 4−エチル−3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(1.24g)と4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン(1.06g)をアセトニトリル(25ml)に溶かし、2時間加熱還流した。室温に戻した後、反応溶液を減圧濃縮して薄黄色の粗製物を得た。これにエタノール(25ml)を加えた後、20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(5.64g)を加えた。室温に戻した後、反応溶液を減圧濃縮して得られた粗製物に水(40ml)を加え、氷冷下1M塩酸で酸性にして、析出した黄白色沈殿を濾取した。これをテトラヒドロフラン(100ml)に溶かし、酢酸エチル(300ml)で希釈して、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して薄黄色の固体を得た。これをジエチルエーテルで洗浄後クロマトグラフィーにて精製して表題化合物(885mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.14 (3 H, t, J=7.6 Hz), 2.60 (2 H, q, J=7.6 Hz), 4.82 (2 H, q, J=9.0 Hz), 7.10 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.15 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.18 (1 H, d, J=2.8 Hz), 12.04 (1 H, br. s.), 12.89 (1 H, s).
7−エチル−2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例34もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 4−エチル−3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(1.24g)と4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン(1.06g)をアセトニトリル(25ml)に溶かし、2時間加熱還流した。室温に戻した後、反応溶液を減圧濃縮して薄黄色の粗製物を得た。これにエタノール(25ml)を加えた後、20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(5.64g)を加えた。室温に戻した後、反応溶液を減圧濃縮して得られた粗製物に水(40ml)を加え、氷冷下1M塩酸で酸性にして、析出した黄白色沈殿を濾取した。これをテトラヒドロフラン(100ml)に溶かし、酢酸エチル(300ml)で希釈して、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して薄黄色の固体を得た。これをジエチルエーテルで洗浄後クロマトグラフィーにて精製して表題化合物(885mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.14 (3 H, t, J=7.6 Hz), 2.60 (2 H, q, J=7.6 Hz), 4.82 (2 H, q, J=9.0 Hz), 7.10 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.15 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.18 (1 H, d, J=2.8 Hz), 12.04 (1 H, br. s.), 12.89 (1 H, s).
実施例23
7−メチル−2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例33もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 3−イソチオシアナト−4−メチル−1H−ピロール−2−カルボキシラート(265mg)と4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン(241mg)をアセトニトリル(13ml)に溶かし、1時間加熱還流した。室温に戻した後、反応液にカリウムtert−ブトキシド(582mg)をエタノール(5ml)に溶かして加え、再び1時間加熱還流した。室温に戻した後、反応液を減圧濃縮して得られた橙色の油状物を水(20ml)に溶かし、1Mの塩酸を加えて酸性とし、析出した沈殿を濾取した。これをテトラヒドロフラン(50ml)に溶かし、酢酸エチル(200ml)で希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた橙色の固体をジエチルエーテルで洗浄して粗製混合物(170mg)を得た。
MS(ESI+):356(M+H).
7−メチル−2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例33もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 3−イソチオシアナト−4−メチル−1H−ピロール−2−カルボキシラート(265mg)と4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン(241mg)をアセトニトリル(13ml)に溶かし、1時間加熱還流した。室温に戻した後、反応液にカリウムtert−ブトキシド(582mg)をエタノール(5ml)に溶かして加え、再び1時間加熱還流した。室温に戻した後、反応液を減圧濃縮して得られた橙色の油状物を水(20ml)に溶かし、1Mの塩酸を加えて酸性とし、析出した沈殿を濾取した。これをテトラヒドロフラン(50ml)に溶かし、酢酸エチル(200ml)で希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた橙色の固体をジエチルエーテルで洗浄して粗製混合物(170mg)を得た。
MS(ESI+):356(M+H).
実施例24
3−(4−エトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
3−(4−エトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例24a) 参考例36もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(717mg)と4−エトキシアニリン(552mg)をアセトニトリル(18ml)に溶かし、窒素雰囲気下1時間加熱還流した。室温に戻した後、反応溶液を減圧濃縮して得られた粗製物をクロマトグラフィーにて精製して、黄白色の固体を得た。これをジエチルエーテル/ヘキサンの混合溶媒で洗浄してエチル 2−{[(4−エトキシフェニル)カルバモチオイル]アミノ}−1H−ピロール−3−カルボキシラート(1.13g)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.20 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.34 (3 H, t, J=7.0 Hz), 4.04 (2 H, q, J=7.0 Hz), 4.12 (2 H, q, J=7.0 Hz), 6.25 (1 H, t, J=2.9 Hz), 6.49 (1 H, dd, J=2.9, 2.7 Hz), 6.96 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.31 (2 H, d, J=8.8 Hz), 10.11 (1 H, s), 10.57 (1 H, br. s.), 12.06 (1 H, br. s.).
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.20 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.34 (3 H, t, J=7.0 Hz), 4.04 (2 H, q, J=7.0 Hz), 4.12 (2 H, q, J=7.0 Hz), 6.25 (1 H, t, J=2.9 Hz), 6.49 (1 H, dd, J=2.9, 2.7 Hz), 6.96 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.31 (2 H, d, J=8.8 Hz), 10.11 (1 H, s), 10.57 (1 H, br. s.), 12.06 (1 H, br. s.).
実施例24b) 実施例24a)もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 2−{[(4−エトキシフェニル)カルバモチオイル]アミノ}−1H−ピロール−3−カルボキシラート(667mg)をエタノール(10ml)に溶かし、20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(3.4g)を加えて30分間加熱還流した。室温に戻した後、反応溶液を減圧濃縮して得られた粗製物に水(20ml)を加えて1M塩酸で酸性(pH5付近)にして、析出してきた沈殿を濾取した。これをテトラヒドロフラン(50ml)に溶かし、酢酸エチル(100ml)で希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた橙色の固体を10%テトラヒドロフラン/ジエチルエーテルの混合溶媒で洗浄して表題化合物(544mg)を褐色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.36 (3 H, t, J=7.0 Hz), 4.06 (2 H, q, J=7.0 Hz), 6.38 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.77 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.95 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.8 Hz), 11.27 (1 H, br. s.), 13.51 (1 H, br. s.).
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.36 (3 H, t, J=7.0 Hz), 4.06 (2 H, q, J=7.0 Hz), 6.38 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.77 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.95 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.8 Hz), 11.27 (1 H, br. s.), 13.51 (1 H, br. s.).
実施例25
3−[4−(2,2−ジメチルプロポキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例36もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(400mg)と参考例7もしくはそれに準ずる方法で得られた4−(2,2−ジメチルプロポキシ)アニリン(350mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(440mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(235mg)を得た。
MS(ESI+):330(M+H).
3−[4−(2,2−ジメチルプロポキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例36もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(400mg)と参考例7もしくはそれに準ずる方法で得られた4−(2,2−ジメチルプロポキシ)アニリン(350mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(440mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(235mg)を得た。
MS(ESI+):330(M+H).
実施例26
2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例36もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(1.45g)と4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン(1.41g)をアセトニトリル(74ml)に溶かし、窒素雰囲気下で1時間加熱還流した。TLCにてエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラートの消失を確認後、反応溶液を減圧濃縮して薄黄色の固体を得た。この粗製物をエタノール(50ml)に懸濁させて、20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(7.79g)を加えると懸濁液は溶液となった。この溶液を窒素雰囲気下で更に1時間加熱還流した。室温に戻した後、反応溶液を減圧濃縮して得られた粗製物に水(60ml)を加え、氷冷下1M塩酸で酸性にして、析出したベージュ色沈殿を濾取した。これをテトラヒドロフラン(60ml)に溶かし、酢酸エチル(240ml)で希釈して、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮してベージュ色の固体を得た。これをジエチルエーテルで洗浄して表題化合物(2.36g)をベージュ色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.82 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.39 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.78 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.09 (2 H, d, J=9.2 Hz), 7.13 (2 H, d, J=9.2 Hz), 11.27 (1 H, br. s.), 13.52 (1 H, br. s.).
2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例36もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(1.45g)と4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン(1.41g)をアセトニトリル(74ml)に溶かし、窒素雰囲気下で1時間加熱還流した。TLCにてエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラートの消失を確認後、反応溶液を減圧濃縮して薄黄色の固体を得た。この粗製物をエタノール(50ml)に懸濁させて、20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(7.79g)を加えると懸濁液は溶液となった。この溶液を窒素雰囲気下で更に1時間加熱還流した。室温に戻した後、反応溶液を減圧濃縮して得られた粗製物に水(60ml)を加え、氷冷下1M塩酸で酸性にして、析出したベージュ色沈殿を濾取した。これをテトラヒドロフラン(60ml)に溶かし、酢酸エチル(240ml)で希釈して、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮してベージュ色の固体を得た。これをジエチルエーテルで洗浄して表題化合物(2.36g)をベージュ色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.82 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.39 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.78 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.09 (2 H, d, J=9.2 Hz), 7.13 (2 H, d, J=9.2 Hz), 11.27 (1 H, br. s.), 13.52 (1 H, br. s.).
実施例27
3−[4−(3,3−ジメチルブトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例36もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(400mg)と参考例9もしくはそれに準ずる方法で得られた4−(3,3−ジメチルブトキシ)アニリン(386mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(440mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(536mg)を得た。
MS(ESI+):344(M+H).
3−[4−(3,3−ジメチルブトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例36もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(400mg)と参考例9もしくはそれに準ずる方法で得られた4−(3,3−ジメチルブトキシ)アニリン(386mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(440mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(536mg)を得た。
MS(ESI+):344(M+H).
実施例28
3−{4−[(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メトキシ]フェニル}−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例10もしくはそれに準ずる方法で得られた1−[(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メトキシ]−4−ニトロベンゼン(3.0g)に10%パラジウム/活性炭(50%含水、150mg)とメタノール(50ml)を加え、水素雰囲気下(40psi)で5時間撹拌した。その後反応混合物を濾過し、濾液を減圧濃縮して2.0gの黒色油状物を得た。この黒色油状物(517mg)と参考例36もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(400mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(440mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(466mg)を得た。
MS(ESI+):350(M+H).
3−{4−[(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メトキシ]フェニル}−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例10もしくはそれに準ずる方法で得られた1−[(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メトキシ]−4−ニトロベンゼン(3.0g)に10%パラジウム/活性炭(50%含水、150mg)とメタノール(50ml)を加え、水素雰囲気下(40psi)で5時間撹拌した。その後反応混合物を濾過し、濾液を減圧濃縮して2.0gの黒色油状物を得た。この黒色油状物(517mg)と参考例36もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(400mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(440mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(466mg)を得た。
MS(ESI+):350(M+H).
実施例29
3−[4−(シクロブチルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例36もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(400mg)と参考例8もしくはそれに準ずる方法で得られた4−(シクロブチルメトキシ)アニリン(354mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(440mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(346mg)を得た。
MS(ESI+):328(M+H).
3−[4−(シクロブチルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例36もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(400mg)と参考例8もしくはそれに準ずる方法で得られた4−(シクロブチルメトキシ)アニリン(354mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(440mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(346mg)を得た。
MS(ESI+):328(M+H).
実施例30
3−(4−ブトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例36もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(400mg)と参考例12もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブトキシアニリン(330mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(440mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(254mg)を得た。
MS(ESI+):316(M+H).
3−(4−ブトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例36もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(400mg)と参考例12もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブトキシアニリン(330mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(440mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(254mg)を得た。
MS(ESI+):316(M+H).
実施例31
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例36もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(400mg)と参考例13もしくはそれに準ずる方法で得られた4−(シクロプロピルメトキシ)アニリン(326mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(440mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(403mg)を得た。
MS(ESI+):314(M+H).
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例36もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(400mg)と参考例13もしくはそれに準ずる方法で得られた4−(シクロプロピルメトキシ)アニリン(326mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(440mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(403mg)を得た。
MS(ESI+):314(M+H).
実施例32
2−チオキソ−3−[4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例36もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(400mg)と参考例16もしくはそれに準ずる方法で得られた4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)アニリン(430mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(440mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(213mg)を得た。
MS(ESI+):370(M+H).
2−チオキソ−3−[4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例36もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(400mg)と参考例16もしくはそれに準ずる方法で得られた4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)アニリン(430mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(440mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(213mg)を得た。
MS(ESI+):370(M+H).
実施例33
3−{4−[(2−メチルシクロプロピル)メトキシ]フェニル}−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例36もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(400mg)と参考例15もしくはそれに準ずる方法で得られた4−[(2−メチルシクロプロピル)メトキシ]アニリン(354mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(440mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(268mg)を得た。
MS(ESI+):328(M+H).
3−{4−[(2−メチルシクロプロピル)メトキシ]フェニル}−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例36もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(400mg)と参考例15もしくはそれに準ずる方法で得られた4−[(2−メチルシクロプロピル)メトキシ]アニリン(354mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(440mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(268mg)を得た。
MS(ESI+):328(M+H).
実施例34
3−{4−[(1−メチルシクロプロピル)メトキシ]フェニル}−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例36もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(400mg)と参考例14もしくはそれに準ずる方法で得られた4−[(1−メチルシクロプロピル)メトキシ]アニリン(354mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(440mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(309mg)を得た。
MS(ESI+):328(M+H).
3−{4−[(1−メチルシクロプロピル)メトキシ]フェニル}−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例36もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(400mg)と参考例14もしくはそれに準ずる方法で得られた4−[(1−メチルシクロプロピル)メトキシ]アニリン(354mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(440mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(309mg)を得た。
MS(ESI+):328(M+H).
実施例35
2−チオキソ−3−[4−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例36もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(400mg)と参考例11もしくはそれに準ずる方法で得られた4−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)アニリン(418mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(440mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(324mg)を得た。
MS(ESI+):356(M+H).
2−チオキソ−3−[4−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例36もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(400mg)と参考例11もしくはそれに準ずる方法で得られた4−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)アニリン(418mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(440mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(324mg)を得た。
MS(ESI+):356(M+H).
実施例36
3−[4−(3−メチルブトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例36もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(400mg)と参考例17もしくはそれに準ずる方法で得られた4−(3−メチルブトキシ)アニリン(350mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(440mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(204mg)を得た。
MS(ESI+):330(M+H).
3−[4−(3−メチルブトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例36もしくはそれに準ずる方法により得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(400mg)と参考例17もしくはそれに準ずる方法で得られた4−(3−メチルブトキシ)アニリン(350mg)をアセトニトリル(5ml)に加え、70℃で4時間撹拌した後、減圧濃縮して粗製固体を得た。これをカリウムtert−ブトキシド(440mg)のエタノール(5ml)溶液に加え、室温で24時間撹拌した。その後pHが6になるまで1M塩酸を加えて、析出した固体を濾取し、水、石油エーテルで洗浄した後減圧乾燥して表題化合物(204mg)を得た。
MS(ESI+):330(M+H).
実施例37
2−チオキソ−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例36もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(500mg)、4−(トリフルオロメトキシ)アニリン(451mg)およびアセトニトリル(10ml)の混合物を1時間加熱還流した。氷冷した後に20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(3.5ml)およびエタノール(3.5ml)を加えて、95℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻して1M塩酸で酸性にした後、析出した沈殿物を濾取した。これを水およびジエチルエーテルで洗浄し、減圧下で乾燥して表題化合物(689mg)を淡褐色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 6.41 (1 H, dd, J=3.3, 2.2 Hz), 6.79 (1 H, dd, J=3.3, 2.2 Hz), 7.29 - 7.38 (2 H, m), 7.40 - 7.49 (2 H, m), 11.33 (1 H, br. s.), 13.62 (1 H, s).
2−チオキソ−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例36もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(500mg)、4−(トリフルオロメトキシ)アニリン(451mg)およびアセトニトリル(10ml)の混合物を1時間加熱還流した。氷冷した後に20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(3.5ml)およびエタノール(3.5ml)を加えて、95℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻して1M塩酸で酸性にした後、析出した沈殿物を濾取した。これを水およびジエチルエーテルで洗浄し、減圧下で乾燥して表題化合物(689mg)を淡褐色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 6.41 (1 H, dd, J=3.3, 2.2 Hz), 6.79 (1 H, dd, J=3.3, 2.2 Hz), 7.29 - 7.38 (2 H, m), 7.40 - 7.49 (2 H, m), 11.33 (1 H, br. s.), 13.62 (1 H, s).
実施例38
3−[3−クロロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例36もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(500mg)、参考例23もしくはそれに準ずる方法で得られた3−クロロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン(575mg)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を2時間加熱還流した。氷冷した後に20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(3.5ml)およびエタノール(3.5ml)を加えて、95℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻して溶媒を減圧留去した。残渣を1M水酸化ナトリウム水溶液で塩基性にした後に、25%テトラヒドロフラン/ジエチルエーテル混合溶媒で洗浄した。得られた水層を1M塩酸で酸性にした後に、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(480mg)を褐色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.94 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.40 (1 H, dd, J=3.3, 2.2 Hz), 6.78 (1 H, dd, J=3.3, 2.2 Hz), 7.14 - 7.22 (1 H, m), 7.27 - 7.37 (1 H, m), 7.40 (1 H, d, J=2.3 Hz), 11.31 (1 H, br. s.), 13.60 (1 H, s).
3−[3−クロロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例36もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(500mg)、参考例23もしくはそれに準ずる方法で得られた3−クロロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン(575mg)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を2時間加熱還流した。氷冷した後に20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(3.5ml)およびエタノール(3.5ml)を加えて、95℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻して溶媒を減圧留去した。残渣を1M水酸化ナトリウム水溶液で塩基性にした後に、25%テトラヒドロフラン/ジエチルエーテル混合溶媒で洗浄した。得られた水層を1M塩酸で酸性にした後に、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(480mg)を褐色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.94 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.40 (1 H, dd, J=3.3, 2.2 Hz), 6.78 (1 H, dd, J=3.3, 2.2 Hz), 7.14 - 7.22 (1 H, m), 7.27 - 7.37 (1 H, m), 7.40 (1 H, d, J=2.3 Hz), 11.31 (1 H, br. s.), 13.60 (1 H, s).
実施例39
3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例36もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(500mg)、参考例24もしくはそれに準ずる方法で得られた3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン(533mg)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を2時間加熱還流した。氷冷した後に20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(3.5ml)およびエタノール(3.5ml)を加えて、95℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻して溶媒を減圧留去した。残渣を1M水酸化ナトリウム水溶液で塩基性にした後に、25%テトラヒロフラン/ジエチルエーテル混合溶媒で洗浄した。得られた水層を1M塩酸で酸性にし、析出した沈殿物を濾取して表題化合物(380mg)を淡褐色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.92 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.39 (1 H, dd, J=3.3, 2.2 Hz), 6.78 (1 H, dd, J=3.2, 2.2 Hz), 7.02 (1 H, dt, J=8.7, 1.9 Hz), 7.25 (1 H, dd, J=11.8, 2.4 Hz), 7.33 (1 H, t, J=9.0 Hz), 11.30 (1 H, br. s.), 13.58 (1 H, s).
3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例36もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(500mg)、参考例24もしくはそれに準ずる方法で得られた3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン(533mg)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を2時間加熱還流した。氷冷した後に20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(3.5ml)およびエタノール(3.5ml)を加えて、95℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻して溶媒を減圧留去した。残渣を1M水酸化ナトリウム水溶液で塩基性にした後に、25%テトラヒロフラン/ジエチルエーテル混合溶媒で洗浄した。得られた水層を1M塩酸で酸性にし、析出した沈殿物を濾取して表題化合物(380mg)を淡褐色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.92 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.39 (1 H, dd, J=3.3, 2.2 Hz), 6.78 (1 H, dd, J=3.2, 2.2 Hz), 7.02 (1 H, dt, J=8.7, 1.9 Hz), 7.25 (1 H, dd, J=11.8, 2.4 Hz), 7.33 (1 H, t, J=9.0 Hz), 11.30 (1 H, br. s.), 13.58 (1 H, s).
実施例40
3−[3−メチル−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例36もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(400mg)、参考例25もしくはそれに準ずる方法で得られた3−メチル−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン(419mg)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を2時間加熱還流した。氷冷した後に20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(3.5ml)およびエタノール(3.5ml)を加えて、90℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温に戻して溶媒を減圧留去した。残渣を1M塩酸で酸性にし、析出した沈殿物を濾取して表題化合物(654mg)を褐色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.18 (3 H, s), 4.81 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.38 (1 H, dd, J=3.2, 2.2 Hz), 6.77 (1 H, dd, J=3.2, 2.2 Hz), 6.93 - 7.02 (2 H, m), 7.09 (1 H, d, J=1.5 Hz), 11.26 (1 H, br. s.), 13.51 (1 H, s).
3−[3−メチル−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例36もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(400mg)、参考例25もしくはそれに準ずる方法で得られた3−メチル−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン(419mg)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を2時間加熱還流した。氷冷した後に20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(3.5ml)およびエタノール(3.5ml)を加えて、90℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温に戻して溶媒を減圧留去した。残渣を1M塩酸で酸性にし、析出した沈殿物を濾取して表題化合物(654mg)を褐色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.18 (3 H, s), 4.81 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.38 (1 H, dd, J=3.2, 2.2 Hz), 6.77 (1 H, dd, J=3.2, 2.2 Hz), 6.93 - 7.02 (2 H, m), 7.09 (1 H, d, J=1.5 Hz), 11.26 (1 H, br. s.), 13.51 (1 H, s).
実施例41
2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例41a) 公知文献ケミカル アンド ファーマシューティカル ブルティン(Chem.Pharm.Bull.)、43巻、788頁(1995)記載もしくはそれ準ずる方法により得られたエチル 3−アミノ−3−イミノプロパノアート塩酸塩(3.92g)をエタノール(23ml)に懸濁し、トリエチルアミン(7.21ml)を加えると、懸濁液は完全な溶液となった。この溶液に臭化酢酸イソプロピル(3.37ml)を滴下して室温で2時間撹拌した後、酢酸エチル(30ml)を加えて析出した白色沈殿を濾別し、濾液を減圧濃縮した。得られた油状残渣をアセトニトリル(5ml)に溶かし、酢酸エチル(50ml)を加えて析出した白色沈殿を濾別し、濾液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(25ml)および飽和食塩水で順次洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮して得られた残渣(黄色油状物および白色固体)を20%酢酸エチル/ヘキサン(200ml)から再結晶して、1−エチル 4−(1−メチルエチル) 2−(ジアミノメチリデン)ブタンジオアート(2.83g)を綿状白色針状結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.07 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.16 (6 H, d, J=6.3 Hz), 3.01 (2 H, s), 3.86 (2 H, q, J=7.0 Hz), 4.82 (1 H, spt, J=6.3 Hz), 5.73 (2 H, br. s.), 7.02 (2 H, br. s.).
実施例41b) 実施例41a)もしくはそれに準ずる方法で得られた1−エチル 4−(1−メチルエチル) 2−(ジアミノメチリデン)ブタンジオアート(12.8g)と1−イソチオシアナト−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ベンゼン(10.0g)をアセトニトリル(56ml)に溶かし、50℃で10時間撹拌した。反応液を室温に戻した後、減圧濃縮して得られた橙色の油状残渣をエタノール(56ml)に溶かし、20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(36.5g)を加え室温で20分間撹拌した。反応液を氷冷下、0.5M塩酸(220ml)中に注ぎ、析出した緑色の沈殿を濾取し、水で洗浄した。乾燥した後、50%酢酸エチル/ヘキサンで洗浄して2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(12.7g)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.33 (2 H, s), 4.81 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.10 (4 H, s), 10.89 (1 H, br. s.), 13.69 (1 H, br. s.).
2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例41a) 公知文献ケミカル アンド ファーマシューティカル ブルティン(Chem.Pharm.Bull.)、43巻、788頁(1995)記載もしくはそれ準ずる方法により得られたエチル 3−アミノ−3−イミノプロパノアート塩酸塩(3.92g)をエタノール(23ml)に懸濁し、トリエチルアミン(7.21ml)を加えると、懸濁液は完全な溶液となった。この溶液に臭化酢酸イソプロピル(3.37ml)を滴下して室温で2時間撹拌した後、酢酸エチル(30ml)を加えて析出した白色沈殿を濾別し、濾液を減圧濃縮した。得られた油状残渣をアセトニトリル(5ml)に溶かし、酢酸エチル(50ml)を加えて析出した白色沈殿を濾別し、濾液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(25ml)および飽和食塩水で順次洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮して得られた残渣(黄色油状物および白色固体)を20%酢酸エチル/ヘキサン(200ml)から再結晶して、1−エチル 4−(1−メチルエチル) 2−(ジアミノメチリデン)ブタンジオアート(2.83g)を綿状白色針状結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.07 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.16 (6 H, d, J=6.3 Hz), 3.01 (2 H, s), 3.86 (2 H, q, J=7.0 Hz), 4.82 (1 H, spt, J=6.3 Hz), 5.73 (2 H, br. s.), 7.02 (2 H, br. s.).
実施例41b) 実施例41a)もしくはそれに準ずる方法で得られた1−エチル 4−(1−メチルエチル) 2−(ジアミノメチリデン)ブタンジオアート(12.8g)と1−イソチオシアナト−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ベンゼン(10.0g)をアセトニトリル(56ml)に溶かし、50℃で10時間撹拌した。反応液を室温に戻した後、減圧濃縮して得られた橙色の油状残渣をエタノール(56ml)に溶かし、20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(36.5g)を加え室温で20分間撹拌した。反応液を氷冷下、0.5M塩酸(220ml)中に注ぎ、析出した緑色の沈殿を濾取し、水で洗浄した。乾燥した後、50%酢酸エチル/ヘキサンで洗浄して2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(12.7g)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.33 (2 H, s), 4.81 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.10 (4 H, s), 10.89 (1 H, br. s.), 13.69 (1 H, br. s.).
実施例42
2−チオキソ−3−[4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2
参考例27で得られた4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)アニリン塩酸塩(1.13g)と5%炭酸水素ナトリウム水溶液の混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄して、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮して4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)アニリン(0.928g)を黄色油状物として得た。4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)アニリン(0.928g)と参考例36もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(0.876g)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を80℃にて1時間撹拌した。その混合物へ20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(5.9ml)を加え、さらに80℃にて1時間撹拌した後、減圧濃縮した。残渣を水で希釈後、1M塩酸にてpH約6に調整した。析出した固体を濾取して、水、ジイソプロピルエーテルで洗浄後、乾燥して表題化合物(1.45g)を淡茶色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.56 - 2.75 (2 H, m), 2.84 - 2.92 (2 H, m), 6.38 (1 H, dd, J=3.4, 1.9 Hz), 6.77 (1 H, dd, J=3.4, 2.3 Hz), 7.09 (2 H, d, J=8.3 Hz), 7.36 (2 H, d, J=8.3 Hz), 11.26 (1 H, br. s.), 13.51 (1 H, br. s.).
2−チオキソ−3−[4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2
参考例27で得られた4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)アニリン塩酸塩(1.13g)と5%炭酸水素ナトリウム水溶液の混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄して、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮して4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)アニリン(0.928g)を黄色油状物として得た。4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)アニリン(0.928g)と参考例36もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(0.876g)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を80℃にて1時間撹拌した。その混合物へ20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(5.9ml)を加え、さらに80℃にて1時間撹拌した後、減圧濃縮した。残渣を水で希釈後、1M塩酸にてpH約6に調整した。析出した固体を濾取して、水、ジイソプロピルエーテルで洗浄後、乾燥して表題化合物(1.45g)を淡茶色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.56 - 2.75 (2 H, m), 2.84 - 2.92 (2 H, m), 6.38 (1 H, dd, J=3.4, 1.9 Hz), 6.77 (1 H, dd, J=3.4, 2.3 Hz), 7.09 (2 H, d, J=8.3 Hz), 7.36 (2 H, d, J=8.3 Hz), 11.26 (1 H, br. s.), 13.51 (1 H, br. s.).
実施例43
3−[4−(2−シクロプロピルエチル)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例28で得られた4−(2−シクロプロピルエチル)アニリン塩酸塩(0.593g)と5%炭酸水素ナトリウム水溶液の混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄して、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮して4−(2−シクロプロピルエチル)アニリン(0.477g)を黄色油状物として得た。4−(2−シクロプロピルエチル)アニリン(0.477g)と参考例36もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(0.526g)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を80℃にて1時間撹拌した。その混合物へ20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(3.5ml)を加え、さらに80℃にて1時間撹拌した後、減圧濃縮した。残渣を水で希釈後、1M塩酸にてpH約6に調整した。析出した固体を濾取して、水、ジイソプロピルエーテルで洗浄後、乾燥して表題化合物(0.791g)を淡茶色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.05 - 0.12 (2 H, m), 0.38 - 0.46 (2 H, m), 0.67 - 0.82 (1 H, m), 1.47 - 1.58 (2 H, m), 2.67 - 2.76 (2 H, m), 6.38 (1 H, dd, J=3.0, 1.9 Hz), 6.77 (1 H, dd, J=3.0, 2.3 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.3 Hz), 7.26 (2 H, d, J=8.3 Hz), 11.26 (1 H, br. s.), 13.43 (1 H, br. s.).
3−[4−(2−シクロプロピルエチル)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例28で得られた4−(2−シクロプロピルエチル)アニリン塩酸塩(0.593g)と5%炭酸水素ナトリウム水溶液の混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄して、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮して4−(2−シクロプロピルエチル)アニリン(0.477g)を黄色油状物として得た。4−(2−シクロプロピルエチル)アニリン(0.477g)と参考例36もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(0.526g)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を80℃にて1時間撹拌した。その混合物へ20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(3.5ml)を加え、さらに80℃にて1時間撹拌した後、減圧濃縮した。残渣を水で希釈後、1M塩酸にてpH約6に調整した。析出した固体を濾取して、水、ジイソプロピルエーテルで洗浄後、乾燥して表題化合物(0.791g)を淡茶色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.05 - 0.12 (2 H, m), 0.38 - 0.46 (2 H, m), 0.67 - 0.82 (1 H, m), 1.47 - 1.58 (2 H, m), 2.67 - 2.76 (2 H, m), 6.38 (1 H, dd, J=3.0, 1.9 Hz), 6.77 (1 H, dd, J=3.0, 2.3 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.3 Hz), 7.26 (2 H, d, J=8.3 Hz), 11.26 (1 H, br. s.), 13.43 (1 H, br. s.).
実施例44
3−[4−(2,2−ジフルオロエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例29で得られた4−(2,2−ジフルオロエトキシ)アニリン(1.0g)と参考例36もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(0.952g)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を2時間加熱還流後、氷水浴で冷却した。その混合物へ20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(7ml)を加え、4時間加熱還流した後、減圧濃縮した。残渣を水で希釈後、1M塩酸にてpH約4に調整した。析出した固体を濾取して、水で洗浄後、1M水酸化ナトリウム水溶液に溶かした。その水溶液をジエチルエーテルとテトラヒドロフランの混合溶媒で洗浄後、1M塩酸にてpH約4に調整した。析出した固体を濾取して、水、ジイソプロピルエーテルで洗浄後、乾燥して表題化合物(1.32g)を淡茶色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.37 (2 H, td, J=14.7, 3.5 Hz), 6.43 (1 H, tt, J=54.5, 3.5 Hz), 6.38 (1 H, dd, J=3.2, 1.9 Hz), 6.77 (1 H, dd, J=3.2, 2.3 Hz), 7.05 (2 H, d, J=9.2 Hz), 7.10 (2 H, d, J=9.2 Hz), 11.26 (1 H, br. s.), 13.50 (1 H, br. s.).
3−[4−(2,2−ジフルオロエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例29で得られた4−(2,2−ジフルオロエトキシ)アニリン(1.0g)と参考例36もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(0.952g)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を2時間加熱還流後、氷水浴で冷却した。その混合物へ20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(7ml)を加え、4時間加熱還流した後、減圧濃縮した。残渣を水で希釈後、1M塩酸にてpH約4に調整した。析出した固体を濾取して、水で洗浄後、1M水酸化ナトリウム水溶液に溶かした。その水溶液をジエチルエーテルとテトラヒドロフランの混合溶媒で洗浄後、1M塩酸にてpH約4に調整した。析出した固体を濾取して、水、ジイソプロピルエーテルで洗浄後、乾燥して表題化合物(1.32g)を淡茶色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.37 (2 H, td, J=14.7, 3.5 Hz), 6.43 (1 H, tt, J=54.5, 3.5 Hz), 6.38 (1 H, dd, J=3.2, 1.9 Hz), 6.77 (1 H, dd, J=3.2, 2.3 Hz), 7.05 (2 H, d, J=9.2 Hz), 7.10 (2 H, d, J=9.2 Hz), 11.26 (1 H, br. s.), 13.50 (1 H, br. s.).
実施例45
3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例30で得られた4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)アニリン(1.0g)と参考例36もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(1.33g)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を2時間加熱還流後、氷水浴で冷却した。その混合物へ20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(7ml)を加え、さらに4時間加熱還流した後、減圧濃縮した。残渣を水で希釈後、1M塩酸にてpH約4に調整した。析出した固体を濾取して、水で洗浄後、1M水酸化ナトリウム水溶液に溶かした。その水溶液をジエチルエーテル/テトラヒドロフラン混合溶媒で洗浄後、1M塩酸にてpH約4に調整した。析出した固体を濾取して、水、ジイソプロピルエーテルで洗浄後、乾燥して表題化合物(1.75g)を淡茶色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.89 (2 H, t, J=13.1 Hz), 6.39 (1 H, dd, J=3.6, 0.9 Hz), 6.77 (1 H, dd, J=3.2, 1.3 Hz), 7.12 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.12 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.26 (1 H, br. s.), 13.52 (1 H, s).
3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例30で得られた4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)アニリン(1.0g)と参考例36もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(1.33g)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を2時間加熱還流後、氷水浴で冷却した。その混合物へ20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(7ml)を加え、さらに4時間加熱還流した後、減圧濃縮した。残渣を水で希釈後、1M塩酸にてpH約4に調整した。析出した固体を濾取して、水で洗浄後、1M水酸化ナトリウム水溶液に溶かした。その水溶液をジエチルエーテル/テトラヒドロフラン混合溶媒で洗浄後、1M塩酸にてpH約4に調整した。析出した固体を濾取して、水、ジイソプロピルエーテルで洗浄後、乾燥して表題化合物(1.75g)を淡茶色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.89 (2 H, t, J=13.1 Hz), 6.39 (1 H, dd, J=3.6, 0.9 Hz), 6.77 (1 H, dd, J=3.2, 1.3 Hz), 7.12 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.12 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.26 (1 H, br. s.), 13.52 (1 H, s).
実施例46
2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46a) 公知文献ケミカル アンド ファーマシューティカル ブルティン(Chem.Pharm.Bull.)、43巻、788頁(1995)記載もしくはそれ準ずる方法により得られたエチル 3−アミノ−3−イミノプロパノアート塩酸塩(10g)をエタノール(60ml)に懸濁し、20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(20.4g)を加え、5分間撹拌後、沈殿をセライトで濾過し、濾液を減圧濃縮して褐色の油状物を得た。これをアセトニトリル(120ml)に溶かし、トリエチルアミン(8.32ml)を加えた後、臭化酢酸エチル(6.66g)を滴下して室温で1時間撹拌した。反応混合液を30℃以下に保ったまま減圧濃縮し、得られた褐色粗製物をアセトニトリル(20ml)に溶かし、酢酸エチル(150ml)を加えて析出した沈殿を濾過した。濾液を酢酸エチル(100ml)で希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(60ml)、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、30℃以下に保ったまま減圧濃縮して白色固体を得た。
実施例46b) 実施例46a)で得られた白色固体と1−イソチオシアナト−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ベンゼン(4.66g)をアセトニトリル(100ml)に溶かし、1時間加熱還流した。室温に戻した後、反応液を減圧濃縮して橙色の油状物を得た。これをクロマトグラフィーで精製して黄色のアモルファス(6.4g)を得た。
MS(ESI+):450(M+H).
実施例46b) 実施例46a)で得られた白色固体と1−イソチオシアナト−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ベンゼン(4.66g)をアセトニトリル(100ml)に溶かし、1時間加熱還流した。室温に戻した後、反応液を減圧濃縮して橙色の油状物を得た。これをクロマトグラフィーで精製して黄色のアモルファス(6.4g)を得た。
MS(ESI+):450(M+H).
実施例46c) 実施例46b)で得られた黄色のアモルファス(6.4g)をエタノール(70ml)に溶かし、20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(12.1g)を加え室温で20分間撹拌した。その後反応液を氷冷下の0.2M塩酸(200ml)中に注ぎ、析出した緑色の沈殿を濾取し、水で洗浄した。この沈殿をテトラヒドロフラン(30ml)に溶かし、酢酸エチルで(150ml)で希釈した後、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮して濃緑色の固体を得た。これをジエチルエーテルで洗浄して表題化合物2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(4.2g)を灰色の固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.32 (2 H, s), 4.81 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.10 (4 H, s), 10.85 (1 H, br. s.), 13.66 (1 H, br. s.).
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.32 (2 H, s), 4.81 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.10 (4 H, s), 10.85 (1 H, br. s.), 13.66 (1 H, br. s.).
実施例47
3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−2−チオキソ−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−2−チオキソ−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例47a) 実施例46a)もしくはそれに準ずる方法で得られた白色固体(7.24g)と参考例51もしくはそれに準ずる方法で得られた1−イソチオシアナト−4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)ベンゼン(4.82g)およびアセトニトリル(60ml)の混合物を1時間加熱還流後、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製して褐色油状物(6.17g)を得た。
実施例47b) 実施例47a)で得られた褐色油状物(6.17g)のエタノール(35ml)溶液に20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(6.76g)を5分間かけて滴下した。その混合物を30分間撹拌後、氷水浴中の0.5M塩酸(100ml)へ滴下した。析出した固体を濾取して、水で洗浄後、乾燥した。その固体を酢酸エチルに懸濁させ、ジエチルエーテルを加えた。固体を濾取して、ジエチルエーテルで洗浄後、乾燥して表題化合物3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−2−チオキソ−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(4.26g)を淡灰色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.32 (2 H, s), 4.88 (2 H, t, J=13.4 Hz), 7.11 (4 H, s), 10.86 (1 H, br. s.), 13.68 (1 H, br. s.).
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.32 (2 H, s), 4.88 (2 H, t, J=13.4 Hz), 7.11 (4 H, s), 10.86 (1 H, br. s.), 13.68 (1 H, br. s.).
実施例48
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46a)もしくはそれに準ずる方法で得られた白色固体(3.24g)と参考例52もしくはそれに準ずる方法で得られた1−(シクロプロピルメトキシ)−4−イソチオシアナトベンゼン(930mg)をアセトニトリル(30ml)に溶かし、1時間加熱還流した。室温に戻した後、減圧濃縮して得られた橙色の油状物をクロマトグラフィーにて精製し、黄色の油状物(1.59g)を得た。この油状物(1.55g)をエタノール(18ml)に溶かし、20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(3.13g)を加え、室温で30分間撹拌した。その後反応溶液を氷冷下の0.2M塩酸(75ml)に注ぎ、析出した沈殿を濾取して水で洗浄後、テトラヒドロフラン(50ml)に溶かし、酢酸エチル(200ml)で希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して褐色の固体を得た。これを約10%酢酸エチル/ジエチルエーテル混合溶媒で洗浄し表題化合物(965mg)を灰色の固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.30 - 0.38 (2 H, m), 0.54 - 0.64 (2 H, m), 1.20 - 1.33 (1 H, m), 3.32 (2 H, s), 3.84 (2 H, d, J=6.8 Hz), 6.95 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.01 (2 H, d, J=9.1 Hz), 10.82 (1 H, br. s.), 13.62 (1 H, br. s.).
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46a)もしくはそれに準ずる方法で得られた白色固体(3.24g)と参考例52もしくはそれに準ずる方法で得られた1−(シクロプロピルメトキシ)−4−イソチオシアナトベンゼン(930mg)をアセトニトリル(30ml)に溶かし、1時間加熱還流した。室温に戻した後、減圧濃縮して得られた橙色の油状物をクロマトグラフィーにて精製し、黄色の油状物(1.59g)を得た。この油状物(1.55g)をエタノール(18ml)に溶かし、20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(3.13g)を加え、室温で30分間撹拌した。その後反応溶液を氷冷下の0.2M塩酸(75ml)に注ぎ、析出した沈殿を濾取して水で洗浄後、テトラヒドロフラン(50ml)に溶かし、酢酸エチル(200ml)で希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して褐色の固体を得た。これを約10%酢酸エチル/ジエチルエーテル混合溶媒で洗浄し表題化合物(965mg)を灰色の固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.30 - 0.38 (2 H, m), 0.54 - 0.64 (2 H, m), 1.20 - 1.33 (1 H, m), 3.32 (2 H, s), 3.84 (2 H, d, J=6.8 Hz), 6.95 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.01 (2 H, d, J=9.1 Hz), 10.82 (1 H, br. s.), 13.62 (1 H, br. s.).
実施例49
3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46a)もしくはそれに準ずる方法で得られた白色固体(7.78g)と参考例39もしくはそれに準ずる方法で得られた2−フルオロ−4−イソチオシアナト−1−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ベンゼン(3.01g)をアセトニトリル(100ml)に溶かし、1時間加熱還流した。室温に戻した後、減圧濃縮して得られた橙色の油状物をクロマトグラフィーにて精製し、黄色の油状物(2.96g)を得た。この油状物をエタノール(30ml)に溶かし、20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(5.39g)を加え、室温で30分間撹拌した。その後反応溶液を氷冷下の0.2M塩酸(100ml)に注ぎ、析出した沈殿を濾取して水で洗浄後、テトラヒドロフラン(20ml)に溶かし、酢酸エチル(100ml)で希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して褐色の粗製物を得た。これをクロマトグラフィーにて精製して褐色油状物を得た。これを酢酸エチルに溶かし、ヘキサンを加えて析出してきた沈殿を慮取し、ジエチルエーテルで洗浄して表題化合物(730mg)を黄白色粉体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.33 (2 H, s), 4.91 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.96 - 7.05 (1 H, m), 7.22 (1 H, dd, J=11.7, 2.3 Hz), 7.34 (1 H, dd, J=9.4, 8.7 Hz), 10.91 (1 H, br. s.), 13.76 (1 H, br. s.).
3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46a)もしくはそれに準ずる方法で得られた白色固体(7.78g)と参考例39もしくはそれに準ずる方法で得られた2−フルオロ−4−イソチオシアナト−1−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ベンゼン(3.01g)をアセトニトリル(100ml)に溶かし、1時間加熱還流した。室温に戻した後、減圧濃縮して得られた橙色の油状物をクロマトグラフィーにて精製し、黄色の油状物(2.96g)を得た。この油状物をエタノール(30ml)に溶かし、20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(5.39g)を加え、室温で30分間撹拌した。その後反応溶液を氷冷下の0.2M塩酸(100ml)に注ぎ、析出した沈殿を濾取して水で洗浄後、テトラヒドロフラン(20ml)に溶かし、酢酸エチル(100ml)で希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して褐色の粗製物を得た。これをクロマトグラフィーにて精製して褐色油状物を得た。これを酢酸エチルに溶かし、ヘキサンを加えて析出してきた沈殿を慮取し、ジエチルエーテルで洗浄して表題化合物(730mg)を黄白色粉体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.33 (2 H, s), 4.91 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.96 - 7.05 (1 H, m), 7.22 (1 H, dd, J=11.7, 2.3 Hz), 7.34 (1 H, dd, J=9.4, 8.7 Hz), 10.91 (1 H, br. s.), 13.76 (1 H, br. s.).
実施例50
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3−フルオロフェニル]−2−スルファニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例31もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(1.0g)、参考例38もしくはそれに準ずる方法で得られた4−(シクロプロピルメトキシ)−3−フルオロアニリン(924mg)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を1時間加熱還流した。氷冷した後にカリウムtert−ブトキシド(2.36g)のエタノール(10ml)懸濁液を加えて、90℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻して溶媒を減圧留去した。その残渣を1M塩酸で酸性にした後に析出した沈殿物を濾取して、50%酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒で洗浄し、減圧下で乾燥して表題化合物(1.40g)を淡黄色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.32 - 0.42 (2 H, m), 0.57 - 0.66 (2 H, m), 1.21 - 1.38 (1 H, m), 3.94 (2 H, d, J=7.2 Hz), 6.00 - 6.03 (1 H, m), 6.95 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.12 - 7.18 (1 H, m), 7.18 - 7.21 (1 H, m), 7.32 - 7.38 (1 H, m), 12.31 (1 H, br. s.), 12.94 (1 H, s).
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3−フルオロフェニル]−2−スルファニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
参考例31もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 3−イソチオシアナト−1H−ピロール−2−カルボキシラート(1.0g)、参考例38もしくはそれに準ずる方法で得られた4−(シクロプロピルメトキシ)−3−フルオロアニリン(924mg)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を1時間加熱還流した。氷冷した後にカリウムtert−ブトキシド(2.36g)のエタノール(10ml)懸濁液を加えて、90℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻して溶媒を減圧留去した。その残渣を1M塩酸で酸性にした後に析出した沈殿物を濾取して、50%酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒で洗浄し、減圧下で乾燥して表題化合物(1.40g)を淡黄色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.32 - 0.42 (2 H, m), 0.57 - 0.66 (2 H, m), 1.21 - 1.38 (1 H, m), 3.94 (2 H, d, J=7.2 Hz), 6.00 - 6.03 (1 H, m), 6.95 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.12 - 7.18 (1 H, m), 7.18 - 7.21 (1 H, m), 7.32 - 7.38 (1 H, m), 12.31 (1 H, br. s.), 12.94 (1 H, s).
実施例51
N−(2−シアノエチル)−2−{[3−(4−エトキシフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル]スルファニル}アセトアミド
実施例1もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(4−エトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(575mg)、参考例40もしくはそれに準ずる方法で得られた2−クロロ−N−(2−シアノエチル)アセトアミド(293mg)、トリエチルアミン(418μl)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を1時間加熱還流した。室温に戻した後シリカゲルを加え、混合物を減圧濃縮し、得られた粗製物をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(759mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.38 (3 H, t, J=7.0 Hz), 2.61 (2 H, t, J=6.6 Hz), 3.28 (2 H, td, J=6.6, 5.8 Hz), 3.81 (2 H, s), 4.11 (2 H, q, J=7.0 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.07 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.28 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.39 (1 H, d, J=2.7 Hz), 8.52 (1 H, t, J=5.7 Hz), 12.15 (1 H, s).
N−(2−シアノエチル)−2−{[3−(4−エトキシフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル]スルファニル}アセトアミド
実施例1もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(4−エトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(575mg)、参考例40もしくはそれに準ずる方法で得られた2−クロロ−N−(2−シアノエチル)アセトアミド(293mg)、トリエチルアミン(418μl)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を1時間加熱還流した。室温に戻した後シリカゲルを加え、混合物を減圧濃縮し、得られた粗製物をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(759mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.38 (3 H, t, J=7.0 Hz), 2.61 (2 H, t, J=6.6 Hz), 3.28 (2 H, td, J=6.6, 5.8 Hz), 3.81 (2 H, s), 4.11 (2 H, q, J=7.0 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.07 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.28 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.39 (1 H, d, J=2.7 Hz), 8.52 (1 H, t, J=5.7 Hz), 12.15 (1 H, s).
実施例52
N−(2−シアノエチル)−2−{[3−(4−エトキシフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル]スルファニル}−N−メチルアセトアミド
実施例1もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(4−エトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(144mg)、参考例41もしくはそれに準ずる方法で得られた2−クロロ−N−(2−シアノエチル)−N−メチルアセトアミド(151mg)、トリエチルアミン(105μl)およびアセトニトリル(10ml)の混合物を1時間加熱還流した。室温に戻した後シリカゲルを加え、混合物を減圧濃縮し、得られた粗製物をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(151mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.38 (3 H, t, J=7.0 Hz), 2.67 (1.3 H, t, J=6.7 Hz), 2.85 (1.1 H, s), 2.97 (0.7 H, t, J=6.7 Hz), 3.17 (1.9 H, s), 3.53 (1.3 H, t, J=6.7 Hz), 3.78 (0.7 H, t, J=6.7 Hz), 4.06 (1.3 H, s), 4.12 (2 H, q, J=7.0 Hz), 4.09 (0.7 H, s), 6.30 - 6.38 (1 H, m), 7.07 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.26 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.35 - 7.43 (1 H, m), 12.14 (1 H, br. s.).
N−(2−シアノエチル)−2−{[3−(4−エトキシフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル]スルファニル}−N−メチルアセトアミド
実施例1もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(4−エトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(144mg)、参考例41もしくはそれに準ずる方法で得られた2−クロロ−N−(2−シアノエチル)−N−メチルアセトアミド(151mg)、トリエチルアミン(105μl)およびアセトニトリル(10ml)の混合物を1時間加熱還流した。室温に戻した後シリカゲルを加え、混合物を減圧濃縮し、得られた粗製物をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(151mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.38 (3 H, t, J=7.0 Hz), 2.67 (1.3 H, t, J=6.7 Hz), 2.85 (1.1 H, s), 2.97 (0.7 H, t, J=6.7 Hz), 3.17 (1.9 H, s), 3.53 (1.3 H, t, J=6.7 Hz), 3.78 (0.7 H, t, J=6.7 Hz), 4.06 (1.3 H, s), 4.12 (2 H, q, J=7.0 Hz), 4.09 (0.7 H, s), 6.30 - 6.38 (1 H, m), 7.07 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.26 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.35 - 7.43 (1 H, m), 12.14 (1 H, br. s.).
実施例53
N−(2−シアノエチル)−2−{[3−(4−エトキシフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル]スルファニル}プロパンアミド
実施例1もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(4−エトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(100mg)、参考例42もしくはそれに準ずる方法で得られた2−クロロ−N−(2−シアノエチル)プロパンアミド(56mg)、トリエチルアミン(96μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)の混合物を110℃に加熱し、12時間撹拌した。室温に戻した後、混合物を減圧濃縮し、残渣をアセトニトリルに溶かし、シリカゲルを加えて再び減圧濃縮した。得られた粗製物をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(98mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.37 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.42 (3 H, d, J=7.1 Hz), 2.61 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.27 (2 H, td, J=6.4, 5.9 Hz), 4.11 (2 H, q, J=7.0 Hz), 4.41 (1 H, q, J=7.1 Hz), 6.36 (1 H, d, J=2.9 Hz), 7.01 - 7.09 (2 H, m), 7.18 - 7.29 (2 H, m), 7.40 (1 H, d, J=2.9 Hz), 8.60 (1 H, t, J=5.9 Hz), 12.16 (1 H, s).
N−(2−シアノエチル)−2−{[3−(4−エトキシフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル]スルファニル}プロパンアミド
実施例1もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(4−エトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(100mg)、参考例42もしくはそれに準ずる方法で得られた2−クロロ−N−(2−シアノエチル)プロパンアミド(56mg)、トリエチルアミン(96μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)の混合物を110℃に加熱し、12時間撹拌した。室温に戻した後、混合物を減圧濃縮し、残渣をアセトニトリルに溶かし、シリカゲルを加えて再び減圧濃縮した。得られた粗製物をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(98mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.37 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.42 (3 H, d, J=7.1 Hz), 2.61 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.27 (2 H, td, J=6.4, 5.9 Hz), 4.11 (2 H, q, J=7.0 Hz), 4.41 (1 H, q, J=7.1 Hz), 6.36 (1 H, d, J=2.9 Hz), 7.01 - 7.09 (2 H, m), 7.18 - 7.29 (2 H, m), 7.40 (1 H, d, J=2.9 Hz), 8.60 (1 H, t, J=5.9 Hz), 12.16 (1 H, s).
実施例54
3−{[3−(4−エトキシフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル]スルファニル}プロパン酸
実施例1もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(4−エトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(100mg)、3−ヨードプロパン酸(69mg)、トリエチルアミン(144μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)の混合物を110℃に加熱し、12時間撹拌した。その後3−ヨードプロパン酸(140mg)およびトリエチルアミン(288μl)を追加して110℃で3時間撹拌、さらに3−ヨードプロパン酸(69mg),トリエチルアミン(144μl)を追加し110℃で3時間撹拌した。その後反応混合物を減圧濃縮し、残渣に水(5ml)を加え、1M塩酸で酸性にし、塩析した後に酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮して得られた褐色の粗製物をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(50mg)を得た。
MS(ESI+):360(M+H).
3−{[3−(4−エトキシフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル]スルファニル}プロパン酸
実施例1もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(4−エトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(100mg)、3−ヨードプロパン酸(69mg)、トリエチルアミン(144μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)の混合物を110℃に加熱し、12時間撹拌した。その後3−ヨードプロパン酸(140mg)およびトリエチルアミン(288μl)を追加して110℃で3時間撹拌、さらに3−ヨードプロパン酸(69mg),トリエチルアミン(144μl)を追加し110℃で3時間撹拌した。その後反応混合物を減圧濃縮し、残渣に水(5ml)を加え、1M塩酸で酸性にし、塩析した後に酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮して得られた褐色の粗製物をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(50mg)を得た。
MS(ESI+):360(M+H).
実施例55
N−(2−シアノエチル)−3−{[3−(4−エトキシフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル]スルファニル}プロパンアミド
実施例54で得られた3−{[3−(4−エトキシフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル]スルファニル}プロパン酸(48mg)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(40mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(22mg)、3−アミノプロパンニトリル(50mg)およびアセトニトリル(3ml)の混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(60ml)で希釈し、0.2M塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた白色固体をクロマトグラフィーにて精製し、表題化合物(35mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.37 (3 H, t, J=7.0 Hz), 2.44 - 2.54 (2 H, m), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.21 (2 H, t, J=6.8 Hz), 3.25 (2 H, td, J=6.4, 5.6 Hz), 4.10 (2 H, q, J=7.0 Hz), 6.37 (1 H, d, J=2.9 Hz), 7.03 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.22 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.39 (1 H, d, J=2.9 Hz), 8.29 (1 H, t, J=5.6 Hz), 12.13 (1 H, s).
N−(2−シアノエチル)−3−{[3−(4−エトキシフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル]スルファニル}プロパンアミド
実施例54で得られた3−{[3−(4−エトキシフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル]スルファニル}プロパン酸(48mg)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(40mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(22mg)、3−アミノプロパンニトリル(50mg)およびアセトニトリル(3ml)の混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(60ml)で希釈し、0.2M塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた白色固体をクロマトグラフィーにて精製し、表題化合物(35mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.37 (3 H, t, J=7.0 Hz), 2.44 - 2.54 (2 H, m), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.21 (2 H, t, J=6.8 Hz), 3.25 (2 H, td, J=6.4, 5.6 Hz), 4.10 (2 H, q, J=7.0 Hz), 6.37 (1 H, d, J=2.9 Hz), 7.03 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.22 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.39 (1 H, d, J=2.9 Hz), 8.29 (1 H, t, J=5.6 Hz), 12.13 (1 H, s).
実施例56
N−(2−シアノエチル)−1−{[3−(4−エトキシフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル]スルファニル}メタンスルホンアミド
実施例1もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(4−エトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(100mg)、参考例43もしくはそれに準ずる方法で得られた1−クロロ−N−(2−シアノエチル)メタンスルホンアミド(127mg)、トリエチルアミン(145μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)の混合物を120℃に加熱し、24時間撹拌した。室温に戻した後、混合物を減圧濃縮し、残渣に水(20ml)を加え、30%テトラヒドロフラン/酢酸エチル混合溶媒で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた褐色固体をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(29mg)を白色結晶として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.38 (3 H, t, J=7.0 Hz), 2.61 (2 H, t, J=6.5 Hz), 3.22 (2 H, t, J=6.5 Hz), 4.12 (2 H, q, J=7.0 Hz), 4.87 (2 H, s), 6.39 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.09 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.32 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.44 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.84 (1 H, br. s.), 12.25 (1 H, br. s.).
N−(2−シアノエチル)−1−{[3−(4−エトキシフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル]スルファニル}メタンスルホンアミド
実施例1もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(4−エトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(100mg)、参考例43もしくはそれに準ずる方法で得られた1−クロロ−N−(2−シアノエチル)メタンスルホンアミド(127mg)、トリエチルアミン(145μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)の混合物を120℃に加熱し、24時間撹拌した。室温に戻した後、混合物を減圧濃縮し、残渣に水(20ml)を加え、30%テトラヒドロフラン/酢酸エチル混合溶媒で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた褐色固体をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(29mg)を白色結晶として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.38 (3 H, t, J=7.0 Hz), 2.61 (2 H, t, J=6.5 Hz), 3.22 (2 H, t, J=6.5 Hz), 4.12 (2 H, q, J=7.0 Hz), 4.87 (2 H, s), 6.39 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.09 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.32 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.44 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.84 (1 H, br. s.), 12.25 (1 H, br. s.).
実施例57
3−[(2−{[3−(4−エトキシフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル]スルファニル}エチル)アミノ]プロパンニトリル
実施例1もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(4−エトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(144mg)、クロロアセトアルデヒド(45%水溶液、87mg)、トリエチルアミン(105μl)、テトラヒドロフラン(1ml)およびアセトニトリル(2ml)の混合物を100℃に加熱し、2時間撹拌した。室温に戻した後、混合物を酢酸エチル(80ml)で希釈し、水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して褐色油状物を得た。この油状物をアセトニトリル(5ml)に溶かし、3−アミノプロパンニトリル(175mg)およびトリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム(159mg)を加え室温で12時間撹拌した。反応溶液にメタノール(1ml)を加えた後、減圧濃縮して得られた残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10ml)を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して褐色の残渣を得た。これをクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(88mg)を黄白色の固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.37 (3 H, t, J=7.0 Hz), 2.26 (1 H, br. s.), 2.57 (2 H, t, J=6.6 Hz), 2.72 - 2.82 (4 H, m), 3.13 (2 H, t, J=6.8 Hz), 4.10 (2 H, q, J=7.0 Hz), 6.34 (1 H, dd, J=2.7, 1.7 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.24 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.39 (1 H, dd, J=3.2, 2.7 Hz), 12.12 (1 H, br. s.).
3−[(2−{[3−(4−エトキシフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル]スルファニル}エチル)アミノ]プロパンニトリル
実施例1もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(4−エトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(144mg)、クロロアセトアルデヒド(45%水溶液、87mg)、トリエチルアミン(105μl)、テトラヒドロフラン(1ml)およびアセトニトリル(2ml)の混合物を100℃に加熱し、2時間撹拌した。室温に戻した後、混合物を酢酸エチル(80ml)で希釈し、水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して褐色油状物を得た。この油状物をアセトニトリル(5ml)に溶かし、3−アミノプロパンニトリル(175mg)およびトリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム(159mg)を加え室温で12時間撹拌した。反応溶液にメタノール(1ml)を加えた後、減圧濃縮して得られた残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10ml)を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して褐色の残渣を得た。これをクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(88mg)を黄白色の固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.37 (3 H, t, J=7.0 Hz), 2.26 (1 H, br. s.), 2.57 (2 H, t, J=6.6 Hz), 2.72 - 2.82 (4 H, m), 3.13 (2 H, t, J=6.8 Hz), 4.10 (2 H, q, J=7.0 Hz), 6.34 (1 H, dd, J=2.7, 1.7 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.24 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.39 (1 H, dd, J=3.2, 2.7 Hz), 12.12 (1 H, br. s.).
実施例58
3−(4−エトキシフェニル)−2−[(1H−イミダゾール−2−イルメチル)スルファニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例1もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(4−エトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(144mg)、2−(クロロメチル)−1H−イミダゾール塩酸塩(116mg)、トリエチルアミン(145μl)、ヨウ化ナトリウム(37.5mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)の混合物を120℃に加熱し、12時間撹拌した。室温に戻した後、混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(6ml)、水(10ml)、テトラヒドロフラン(10ml)を加え、30%テトラヒドロフラン/酢酸エチル混合溶媒で抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた褐色固体をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(53mg)を黄白色固体として得た。また、実施例59の3−(4−エトキシフェニル)−2−({[1−(1H−イミダゾール−2−イルメチル)−1H−イミダゾール−2−イル]メチル}スルファニル)−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オンを得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.36 (3 H, t, J=7.0 Hz), 4.09 (2 H, q, J=7.0 Hz), 4.35 (2 H, s), 6.41 (1 H, dd, J=2.9, 1.9 Hz), 6.91 (2 H, s), 7.04 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.26 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.41 (1 H, t, J=2.9 Hz), 12.02 (1 H, br. s.), 12.17 (1 H, br. s.).
3−(4−エトキシフェニル)−2−[(1H−イミダゾール−2−イルメチル)スルファニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例1もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(4−エトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(144mg)、2−(クロロメチル)−1H−イミダゾール塩酸塩(116mg)、トリエチルアミン(145μl)、ヨウ化ナトリウム(37.5mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)の混合物を120℃に加熱し、12時間撹拌した。室温に戻した後、混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(6ml)、水(10ml)、テトラヒドロフラン(10ml)を加え、30%テトラヒドロフラン/酢酸エチル混合溶媒で抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた褐色固体をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(53mg)を黄白色固体として得た。また、実施例59の3−(4−エトキシフェニル)−2−({[1−(1H−イミダゾール−2−イルメチル)−1H−イミダゾール−2−イル]メチル}スルファニル)−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オンを得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.36 (3 H, t, J=7.0 Hz), 4.09 (2 H, q, J=7.0 Hz), 4.35 (2 H, s), 6.41 (1 H, dd, J=2.9, 1.9 Hz), 6.91 (2 H, s), 7.04 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.26 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.41 (1 H, t, J=2.9 Hz), 12.02 (1 H, br. s.), 12.17 (1 H, br. s.).
実施例59
3−(4−エトキシフェニル)−2−({[1−(1H−イミダゾール−2−イルメチル)−1H−イミダゾール−2−イル]メチル}スルファニル)−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例1もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(4−エトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(144mg)、2−(クロロメチル)−1H−イミダゾール塩酸塩(116mg)、トリエチルアミン(145μl)、ヨウ化ナトリウム(37.5mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)の混合物を120℃に加熱し、12時間撹拌した。室温に戻した後、混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(6ml)、水(10ml)、テトラヒドロフラン(10ml)を加え、30%テトラヒドロフラン/酢酸エチル混合溶媒で抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた褐色固体をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(71mg)を黄白色固体として得た。また、実施例58の3−(4−エトキシフェニル)−2−[(1H−イミダゾール−2−イルメチル)スルファニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オンを得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.36 (3 H, t, J=7.0 Hz), 4.09 (2 H, q, J=7.0 Hz), 4.46 (2 H, s), 5.25 (2 H, s), 6.40 (1 H, dd, J=2.9, 1.9 Hz), 6.76 (1 H, d, J=1.0 Hz), 6.98 (2 H, br. s.), 7.04 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.07 (1 H, d, J=1.0 Hz), 7.26 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.41 (1 H, t, J=2.9 Hz), 12.13 (1 H, br. s.), 12.17 (1 H, br. s.).
3−(4−エトキシフェニル)−2−({[1−(1H−イミダゾール−2−イルメチル)−1H−イミダゾール−2−イル]メチル}スルファニル)−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例1もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(4−エトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(144mg)、2−(クロロメチル)−1H−イミダゾール塩酸塩(116mg)、トリエチルアミン(145μl)、ヨウ化ナトリウム(37.5mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)の混合物を120℃に加熱し、12時間撹拌した。室温に戻した後、混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(6ml)、水(10ml)、テトラヒドロフラン(10ml)を加え、30%テトラヒドロフラン/酢酸エチル混合溶媒で抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた褐色固体をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(71mg)を黄白色固体として得た。また、実施例58の3−(4−エトキシフェニル)−2−[(1H−イミダゾール−2−イルメチル)スルファニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オンを得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.36 (3 H, t, J=7.0 Hz), 4.09 (2 H, q, J=7.0 Hz), 4.46 (2 H, s), 5.25 (2 H, s), 6.40 (1 H, dd, J=2.9, 1.9 Hz), 6.76 (1 H, d, J=1.0 Hz), 6.98 (2 H, br. s.), 7.04 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.07 (1 H, d, J=1.0 Hz), 7.26 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.41 (1 H, t, J=2.9 Hz), 12.13 (1 H, br. s.), 12.17 (1 H, br. s.).
実施例60
N−(2−シアノエチル)−4−{[3−(4−エトキシフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル]スルファニル}ブタンアミド
実施例1もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(4−エトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(400mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(336mg)、トリエチルアミン(390μl)、ヨウ化ナトリウム(210mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物を120℃に加熱し、20時間撹拌した。室温に戻した後、反応混合物を酢酸エチル(200ml)で希釈した。これを水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(310mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.37 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.82 (2 H, tt, J=7.3, 7.1 Hz), 2.17 (2 H, t, J=7.3 Hz), 2.61 (2 H, t, J=6.6 Hz), 3.04 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.8 Hz), 4.10 (2 H, q, J=7.0 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.9 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.24 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.38 (1 H, d, J=2.9 Hz), 8.22 (1 H, t, J=5.7 Hz), 12.12 (1 H, s).
N−(2−シアノエチル)−4−{[3−(4−エトキシフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル]スルファニル}ブタンアミド
実施例1もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(4−エトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(400mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(336mg)、トリエチルアミン(390μl)、ヨウ化ナトリウム(210mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物を120℃に加熱し、20時間撹拌した。室温に戻した後、反応混合物を酢酸エチル(200ml)で希釈した。これを水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(310mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.37 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.82 (2 H, tt, J=7.3, 7.1 Hz), 2.17 (2 H, t, J=7.3 Hz), 2.61 (2 H, t, J=6.6 Hz), 3.04 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.8 Hz), 4.10 (2 H, q, J=7.0 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.9 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.24 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.38 (1 H, d, J=2.9 Hz), 8.22 (1 H, t, J=5.7 Hz), 12.12 (1 H, s).
実施例61
3−シアノ−N−(2−{[3−(4−エトキシフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル]スルファニル}エチル)プロパンアミド
実施例1もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(4−エトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(144mg)、参考例44もしくはそれに準ずる方法で得られたN−(2−ブロモエチル)−3−シアノプロパンアミド(130mg)、トリエチルアミン(140μl)、ヨウ化ナトリウム(75mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)の混合物を120℃に加熱し、12時間撹拌した。室温に戻した後、反応混合物を酢酸エチル(40ml)で希釈した。これを水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して褐色の固体を得た。これを10%酢酸エチル/ジエチルエーテル混合溶媒で洗浄して表題化合物(115mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.37 (3 H, t, J=7.0 Hz), 2.40 (2 H, t, J=7.0 Hz), 2.61 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.12 (2 H, t, J=6.6 Hz), 3.34 (2 H, td, J=6.6, 5.5 Hz), 4.10 (2 H, q, J=7.0 Hz), 6.35 (1 H, dd, J=2.4, 1.0 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.25 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.39 (1 H, dd, J=2.6, 2.5 Hz), 8.21 (1 H, t, J=5.5 Hz), 12.14 (1 H, br. s.).
3−シアノ−N−(2−{[3−(4−エトキシフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル]スルファニル}エチル)プロパンアミド
実施例1もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(4−エトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(144mg)、参考例44もしくはそれに準ずる方法で得られたN−(2−ブロモエチル)−3−シアノプロパンアミド(130mg)、トリエチルアミン(140μl)、ヨウ化ナトリウム(75mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)の混合物を120℃に加熱し、12時間撹拌した。室温に戻した後、反応混合物を酢酸エチル(40ml)で希釈した。これを水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して褐色の固体を得た。これを10%酢酸エチル/ジエチルエーテル混合溶媒で洗浄して表題化合物(115mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.37 (3 H, t, J=7.0 Hz), 2.40 (2 H, t, J=7.0 Hz), 2.61 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.12 (2 H, t, J=6.6 Hz), 3.34 (2 H, td, J=6.6, 5.5 Hz), 4.10 (2 H, q, J=7.0 Hz), 6.35 (1 H, dd, J=2.4, 1.0 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.25 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.39 (1 H, dd, J=2.6, 2.5 Hz), 8.21 (1 H, t, J=5.5 Hz), 12.14 (1 H, br. s.).
実施例62
N−(2−シアノエチル)−3−{[3−(4−エトキシフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル]スルファニル}プロパン−1−スルホンアミド
実施例1もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(4−エトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(144mg)、参考例45もしくはそれに準ずる方法で得られた3−クロロ−N−(2−シアノエチル)プロパン−1−スルホンアミド(126mg)、トリエチルアミン(140μl)、ヨウ化ナトリウム(75mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)の混合物を120℃に加熱し、24時間撹拌した。室温に戻した後、反応混合物を減圧濃縮して得られた残渣にテトラヒドロフラン(20ml)および水(5ml)を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して褐色の固体を得た。これを10%酢酸エチル/ジエチルエーテル混合溶媒で洗浄して表題化合物(183mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.37 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.95 - 2.05 (2 H, m), 2.65 (2 H, t, J=6.6 Hz), 3.08 - 3.22 (6 H, m), 4.10 (2 H, q, J=6.9 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.05 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.26 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.39 (1 H, br. s.), 7.52 (1 H, br. s.), 12.14 (1 H, br. s.).
N−(2−シアノエチル)−3−{[3−(4−エトキシフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル]スルファニル}プロパン−1−スルホンアミド
実施例1もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(4−エトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(144mg)、参考例45もしくはそれに準ずる方法で得られた3−クロロ−N−(2−シアノエチル)プロパン−1−スルホンアミド(126mg)、トリエチルアミン(140μl)、ヨウ化ナトリウム(75mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)の混合物を120℃に加熱し、24時間撹拌した。室温に戻した後、反応混合物を減圧濃縮して得られた残渣にテトラヒドロフラン(20ml)および水(5ml)を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して褐色の固体を得た。これを10%酢酸エチル/ジエチルエーテル混合溶媒で洗浄して表題化合物(183mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.37 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.95 - 2.05 (2 H, m), 2.65 (2 H, t, J=6.6 Hz), 3.08 - 3.22 (6 H, m), 4.10 (2 H, q, J=6.9 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.05 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.26 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.39 (1 H, br. s.), 7.52 (1 H, br. s.), 12.14 (1 H, br. s.).
実施例63
N−(シアノメチル)−4−{[3−(4−エトキシフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル]スルファニル}ブタンアミド
実施例1もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(4−エトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(144mg)、参考例46もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(シアノメチル)ブタンアミド(100mg)、トリエチルアミン(140μl)、ヨウ化ナトリウム(75mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)の混合物を120℃に加熱し、24時間撹拌した。室温に戻した後、反応混合物を酢酸エチル(100ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(165mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.37 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.83 (2 H, tt, J=7.4, 7.1 Hz), 2.22 (2 H, t, J=7.3 Hz), 3.04 (2 H, t, J=7.1 Hz), 4.10 (2 H, q, J=7.0 Hz), 4.09 (2 H, d, J=5.5 Hz), 6.35 (1 H, dd, J=2.7, 1.7 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.25 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.38 (1 H, dd, J=2.8, 2.7 Hz), 8.56 (1 H, t, J=5.5 Hz), 12.12 (1 H, br. s.).
N−(シアノメチル)−4−{[3−(4−エトキシフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル]スルファニル}ブタンアミド
実施例1もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(4−エトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(144mg)、参考例46もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(シアノメチル)ブタンアミド(100mg)、トリエチルアミン(140μl)、ヨウ化ナトリウム(75mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)の混合物を120℃に加熱し、24時間撹拌した。室温に戻した後、反応混合物を酢酸エチル(100ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(165mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.37 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.83 (2 H, tt, J=7.4, 7.1 Hz), 2.22 (2 H, t, J=7.3 Hz), 3.04 (2 H, t, J=7.1 Hz), 4.10 (2 H, q, J=7.0 Hz), 4.09 (2 H, d, J=5.5 Hz), 6.35 (1 H, dd, J=2.7, 1.7 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.25 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.38 (1 H, dd, J=2.8, 2.7 Hz), 8.56 (1 H, t, J=5.5 Hz), 12.12 (1 H, br. s.).
実施例64
N−ブタ−3−イン−1−イル−2−{[3−(4−エトキシフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル]スルファニル}アセトアミド
実施例1もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(4−エトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(144mg)、参考例47もしくはそれに準ずる方法で得られたN−ブタ−3−イン−1−イル−2−クロロアセトアミド(98mg)、トリエチルアミン(140μl)およびアセトニトリル(5ml)の混合物を1.5時間加熱還流した。室温に戻した後、反応混合物にシリカゲルを加え、減圧濃縮した。その後得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(187mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.38 (3 H, t, J=7.1 Hz), 2.26 (2 H, td, J=7.1, 2.7 Hz), 2.83 (1 H, t, J=2.7 Hz), 3.15 (2 H, td, J=7.1, 5.9 Hz), 3.78 (2 H, s), 4.11 (2 H, q, J=7.1 Hz), 6.32 (1 H, dd, J=2.6, 1.0 Hz), 7.06 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.27 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.39 (1 H, t, J=2.6 Hz), 8.31 (1 H, t, J=5.9 Hz), 12.15 (1 H, br. s.).
N−ブタ−3−イン−1−イル−2−{[3−(4−エトキシフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル]スルファニル}アセトアミド
実施例1もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(4−エトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(144mg)、参考例47もしくはそれに準ずる方法で得られたN−ブタ−3−イン−1−イル−2−クロロアセトアミド(98mg)、トリエチルアミン(140μl)およびアセトニトリル(5ml)の混合物を1.5時間加熱還流した。室温に戻した後、反応混合物にシリカゲルを加え、減圧濃縮した。その後得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(187mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.38 (3 H, t, J=7.1 Hz), 2.26 (2 H, td, J=7.1, 2.7 Hz), 2.83 (1 H, t, J=2.7 Hz), 3.15 (2 H, td, J=7.1, 5.9 Hz), 3.78 (2 H, s), 4.11 (2 H, q, J=7.1 Hz), 6.32 (1 H, dd, J=2.6, 1.0 Hz), 7.06 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.27 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.39 (1 H, t, J=2.6 Hz), 8.31 (1 H, t, J=5.9 Hz), 12.15 (1 H, br. s.).
実施例65
N−(2−シアノエチル)−5−{[3−(4−エトキシフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル]スルファニル}ペンタンアミド
実施例1もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(4−エトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(144mg)、参考例48もしくはそれに準ずる方法で得られた5−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ペンタンアミド(140mg)、トリエチルアミン(140μl)、ヨウ化ナトリウム(75mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)の混合物を120℃に加熱し、24時間撹拌した。室温に戻した後、反応混合物を酢酸エチル(100ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(203mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.37 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.48 - 1.64 (4 H, m), 2.09 (2 H, t, J=6.7 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.5 Hz), 3.03 (2 H, t, J=6.7 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.5, 5.6 Hz), 4.10 (2 H, q, J=7.0 Hz), 6.35 (1 H, dd, J=2.9, 2.0 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.23 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.38 (1 H, t, J=2.9 Hz), 8.19 (1 H, t, J=5.6 Hz), 12.11 (1 H, t, J=2.0 Hz).
N−(2−シアノエチル)−5−{[3−(4−エトキシフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル]スルファニル}ペンタンアミド
実施例1もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(4−エトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(144mg)、参考例48もしくはそれに準ずる方法で得られた5−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ペンタンアミド(140mg)、トリエチルアミン(140μl)、ヨウ化ナトリウム(75mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)の混合物を120℃に加熱し、24時間撹拌した。室温に戻した後、反応混合物を酢酸エチル(100ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(203mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.37 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.48 - 1.64 (4 H, m), 2.09 (2 H, t, J=6.7 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.5 Hz), 3.03 (2 H, t, J=6.7 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.5, 5.6 Hz), 4.10 (2 H, q, J=7.0 Hz), 6.35 (1 H, dd, J=2.9, 2.0 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.23 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.38 (1 H, t, J=2.9 Hz), 8.19 (1 H, t, J=5.6 Hz), 12.11 (1 H, t, J=2.0 Hz).
実施例66
N−(2−シアノエチル)−4−{[3−(4−エトキシフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル]スルファニル}−N−メチルブタンアミド
N−(2−シアノエチル)−4−{[3−(4−エトキシフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル]スルファニル}−N−メチルブタンアミド
実施例66a) 3−(メチルアミノ)プロパンニトリル(841mg)およびトリエチルアミン(2.1ml)をテトラヒドロフラン(20ml)に溶かし、氷冷下4−ブロモブタノイル クロリド(2.04g)をテトラヒドロフラン(10ml)に溶かして5分間掛けて滴下し、室温で2時間撹拌した。その後反応溶液にジエチルエーテル(20ml)を加え、析出した沈殿を濾過し、濾液を減圧濃縮して褐色の粗製物を得た。これをクロマトグラフィーにて精製し褐色油状物(1.13g)を得た。
実施例66b) 実施例1もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(4−エトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(144mg)、実施例66a)で得られた化合物(128mg)、トリエチルアミン(140μl)、ヨウ化ナトリウム(75mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)の混合物を120℃に加熱し、12時間撹拌した。室温に戻した後、反応混合物を酢酸エチル(100ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(112mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.37 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.77 - 1.86 (2 H, m), 2.39 (1.3 H, t, J=7.3 Hz), 2.46 (0.7 H, t, J=7.3 Hz), 2.67 (1.3 H, t, J=6.7 Hz), 2.79 (0.7 H, t, J=6.6 Hz), 2.80 (1.1 H, s), 2.98 (1.9 H, s), 3.05 (0.7 H, t, J=7.3 Hz), 3.06 (1.3 H, t, J=7.2 Hz), 3.50 (1.3 H, t, J=6.7 Hz), 3.57 (0.7 H, t, J=6.6 Hz), 4.10 (2 H, q, J=7.0 Hz), 6.34 (1 H, dd, J=2.7, 2.0 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.25 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.38 (1 H, dd, J=3.0, 2.7 Hz), 12.11 (1 H, br. s.).
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.37 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.77 - 1.86 (2 H, m), 2.39 (1.3 H, t, J=7.3 Hz), 2.46 (0.7 H, t, J=7.3 Hz), 2.67 (1.3 H, t, J=6.7 Hz), 2.79 (0.7 H, t, J=6.6 Hz), 2.80 (1.1 H, s), 2.98 (1.9 H, s), 3.05 (0.7 H, t, J=7.3 Hz), 3.06 (1.3 H, t, J=7.2 Hz), 3.50 (1.3 H, t, J=6.7 Hz), 3.57 (0.7 H, t, J=6.6 Hz), 4.10 (2 H, q, J=7.0 Hz), 6.34 (1 H, dd, J=2.7, 2.0 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.25 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.38 (1 H, dd, J=3.0, 2.7 Hz), 12.11 (1 H, br. s.).
実施例67
N−(2−シアノエチル)−4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(171mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(131mg)、トリエチルアミン(140μl)、ヨウ化ナトリウム(75mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を100℃に加熱し、12時間撹拌した。室温に戻した後、反応混合物を酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(171mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.83 (2 H, tt, J=7.5, 7.0 Hz), 2.17 (2 H, t, J=7.5 Hz), 2.61 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.06 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.6 Hz), 4.88 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.35 (1 H, dd, J=2.7, 1.0 Hz), 7.19 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.34 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.39 (1 H, t, J=2.7 Hz), 8.23 (1 H, t, J=5.6 Hz), 12.14 (1 H, br. s.).
N−(2−シアノエチル)−4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(171mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(131mg)、トリエチルアミン(140μl)、ヨウ化ナトリウム(75mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を100℃に加熱し、12時間撹拌した。室温に戻した後、反応混合物を酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(171mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.83 (2 H, tt, J=7.5, 7.0 Hz), 2.17 (2 H, t, J=7.5 Hz), 2.61 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.06 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.6 Hz), 4.88 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.35 (1 H, dd, J=2.7, 1.0 Hz), 7.19 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.34 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.39 (1 H, t, J=2.7 Hz), 8.23 (1 H, t, J=5.6 Hz), 12.14 (1 H, br. s.).
実施例68
エチル N−[4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノイル]−β−アラニナート
エチル N−[4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノイル]−β−アラニナート
実施例68a) β−アラニンエチルエステル塩酸塩(1.54g)およびトリエチルアミン(3.5ml)をアセトニトリル(20ml)に入れ、氷冷下4−ブロモブタノイル クロリド(1.86g)をアセトニトリル(10ml)に溶かして5分間掛けて滴下し、室温で1時間撹拌した。その後反応溶液を酢酸エチル(100ml)で希釈し、析出した沈殿を濾過した。濾液を水、1M塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮して黄色の粗製物を得た。これをクロマトグラフィーにて精製して無色の油状物(1.87g)を得た。
実施例68b) 実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(102mg)、1M水酸化ナトリウム水溶液(300μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に実施例68a)で得られた無色の油状物(140mg)およびヨウ化ナトリウム(75mg)を加えて封管し、マイクロウェーブ反応装置を用いて、150℃で15分間撹拌した。室温に戻した後、反応混合物を酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(89mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.16 (3 H, t, J=7.1 Hz), 1.79 (2 H, tt, J=7.2, 7.0 Hz), 2.12 (2 H, t, J=7.2 Hz), 2.41 (2 H, t, J=6.6 Hz), 3.03 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.23 (2 H, td, J=6.6, 5.3 Hz), 4.03 (2 H, q, J=7.1 Hz), 4.88 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.35 (1 H, br. s.), 7.19 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.33 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.39 (1 H, br. s.), 7.93 (1 H, t, J=5.3 Hz), 12.14 (1 H, br. s.)
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.16 (3 H, t, J=7.1 Hz), 1.79 (2 H, tt, J=7.2, 7.0 Hz), 2.12 (2 H, t, J=7.2 Hz), 2.41 (2 H, t, J=6.6 Hz), 3.03 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.23 (2 H, td, J=6.6, 5.3 Hz), 4.03 (2 H, q, J=7.1 Hz), 4.88 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.35 (1 H, br. s.), 7.19 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.33 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.39 (1 H, br. s.), 7.93 (1 H, t, J=5.3 Hz), 12.14 (1 H, br. s.)
実施例69
N−[4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノイル]−β−アラニン
実施例68で得られたエチル N−[4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノイル]−β−アラニナート(87mg)、テトラヒドロフラン(1ml)、メタノール(2ml)および1M水酸化ナトリウム水溶液(2ml)の混合物を室温で1時間撹拌した。その後、反応溶液に1M塩酸を加えて酸性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して無色の粗製物を得た。これをクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(80mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.79 (2 H, tt, J=7.5, 7.1 Hz), 2.12 (2 H, t, J=7.5 Hz), 2.34 (2 H, t, J=6.8 Hz), 3.03 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.20 (2 H, td, J=6.8, 5.5 Hz), 4.88 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.9 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.34 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.39 (1 H, d, J=2.0 Hz), 7.91 (1 H, t, J=5.5 Hz), 12.13 (2 H, br. s.).
N−[4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノイル]−β−アラニン
実施例68で得られたエチル N−[4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノイル]−β−アラニナート(87mg)、テトラヒドロフラン(1ml)、メタノール(2ml)および1M水酸化ナトリウム水溶液(2ml)の混合物を室温で1時間撹拌した。その後、反応溶液に1M塩酸を加えて酸性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して無色の粗製物を得た。これをクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(80mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.79 (2 H, tt, J=7.5, 7.1 Hz), 2.12 (2 H, t, J=7.5 Hz), 2.34 (2 H, t, J=6.8 Hz), 3.03 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.20 (2 H, td, J=6.8, 5.5 Hz), 4.88 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.9 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.34 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.39 (1 H, d, J=2.0 Hz), 7.91 (1 H, t, J=5.5 Hz), 12.13 (2 H, br. s.).
実施例70
tert−ブチル 4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノアート
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(1.0g)、tert−ブチル 4−ブロモブタノアート(714mg)、ヨウ化ナトリウム(436mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)の混合物に、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(3.2ml)を加えて60℃で1.5時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(1.21g)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.43 (9 H, s), 1.85 - 2.03 (2 H, m), 2.32 (2 H, t, J=7.4 Hz), 3.16 (2 H, t, J=7.2 Hz), 4.42 (2 H, q, J=8.0 Hz), 6.41 (1 H, t, J=2.5 Hz), 7.08 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.19 (1 H, t, J=2.8 Hz), 7.25 (2 H, d, J=4.5 Hz), 10.17 (1 H, br. s.).
tert−ブチル 4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノアート
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(1.0g)、tert−ブチル 4−ブロモブタノアート(714mg)、ヨウ化ナトリウム(436mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)の混合物に、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(3.2ml)を加えて60℃で1.5時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(1.21g)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.43 (9 H, s), 1.85 - 2.03 (2 H, m), 2.32 (2 H, t, J=7.4 Hz), 3.16 (2 H, t, J=7.2 Hz), 4.42 (2 H, q, J=8.0 Hz), 6.41 (1 H, t, J=2.5 Hz), 7.08 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.19 (1 H, t, J=2.8 Hz), 7.25 (2 H, d, J=4.5 Hz), 10.17 (1 H, br. s.).
実施例71
tert−ブチル 4−({5−メチル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノアート
実施例70もしくはそれに準ずる方法で得られたtert−ブチル 4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノアート(232mg)、炭酸カリウム(86mg)、ヨードメタン(500μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を40℃で6時間撹拌した。室温に戻した後、反応混合物を酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(191mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.38 (9 H, s), 1.80 (2 H, quin, J=7.2 Hz), 2.26 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.04 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.93 (3 H, s), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.28 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.32 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.40 (1 H, d, J=2.7 Hz).
tert−ブチル 4−({5−メチル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノアート
実施例70もしくはそれに準ずる方法で得られたtert−ブチル 4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノアート(232mg)、炭酸カリウム(86mg)、ヨードメタン(500μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を40℃で6時間撹拌した。室温に戻した後、反応混合物を酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(191mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.38 (9 H, s), 1.80 (2 H, quin, J=7.2 Hz), 2.26 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.04 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.93 (3 H, s), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.28 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.32 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.40 (1 H, d, J=2.7 Hz).
実施例72
N−(2−シアノエチル)−4−({5−メチル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例71で得られたtert−ブチル 4−({5−メチル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノアート(181mg)、6M塩酸(3ml)およびアセトニトリル(3ml)の混合物を30分間加熱還流した。室温に戻した後、反応混合物を酢酸エチル(80ml)で希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣にトルエンを加え減圧濃縮して粗製物を得た。これをN,N−ジメチルホルムアミド(4ml)に溶かし、3−アミノプロパンニトリル(445mg)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(122mg)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(41mg)を加え室温で12時間撹拌した。その後、反応混合物を酢酸エチル(80ml)で希釈し、1M塩酸(5ml)を加えて水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(53mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.81 (2 H, tt, J=7.4, 7. 1 Hz), 2.16 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.5 Hz), 3.04 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.5, 5.7 Hz), 3.93 (3 H, s), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.30 (1 H, d, J=2.9 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.32 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.40 (1 H, d, J=2.9 Hz), 8.22 (1 H, t, J=5.7 Hz).
N−(2−シアノエチル)−4−({5−メチル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例71で得られたtert−ブチル 4−({5−メチル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノアート(181mg)、6M塩酸(3ml)およびアセトニトリル(3ml)の混合物を30分間加熱還流した。室温に戻した後、反応混合物を酢酸エチル(80ml)で希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣にトルエンを加え減圧濃縮して粗製物を得た。これをN,N−ジメチルホルムアミド(4ml)に溶かし、3−アミノプロパンニトリル(445mg)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(122mg)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(41mg)を加え室温で12時間撹拌した。その後、反応混合物を酢酸エチル(80ml)で希釈し、1M塩酸(5ml)を加えて水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(53mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.81 (2 H, tt, J=7.4, 7. 1 Hz), 2.16 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.5 Hz), 3.04 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.5, 5.7 Hz), 3.93 (3 H, s), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.30 (1 H, d, J=2.9 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.32 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.40 (1 H, d, J=2.9 Hz), 8.22 (1 H, t, J=5.7 Hz).
実施例73
4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸
実施例70もしくはそれに準ずる方法で得られたtert−ブチル 4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノアート(1.21g)、6M塩酸(10ml)およびアセトニトリル(10ml)の混合物を90℃で30分間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、アセトニトリルを減圧留去し、得られた水溶液を酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(850mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.76 - 1.90 (2 H, m), 2.29 (2 H, t, J=7.3 Hz), 3.07 (2 H, t, J=7.2 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.36 (1 H, dd, J=2.8, 2.1 Hz), 7.16 - 7.22 (2 H, m), 7.30 - 7.37 (2 H, m), 7.39 (1 H, t, J=3.0 Hz), 12.11 (2 H, br. s.).
4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸
実施例70もしくはそれに準ずる方法で得られたtert−ブチル 4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノアート(1.21g)、6M塩酸(10ml)およびアセトニトリル(10ml)の混合物を90℃で30分間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、アセトニトリルを減圧留去し、得られた水溶液を酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(850mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.76 - 1.90 (2 H, m), 2.29 (2 H, t, J=7.3 Hz), 3.07 (2 H, t, J=7.2 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.36 (1 H, dd, J=2.8, 2.1 Hz), 7.16 - 7.22 (2 H, m), 7.30 - 7.37 (2 H, m), 7.39 (1 H, t, J=3.0 Hz), 12.11 (2 H, br. s.).
実施例74
2−[(2−エトキシエチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(343mg)、1−クロロ−2−エトキシエタン(109mg)、ヨウ化ナトリウム(149mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.1ml)を加えて、100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(168mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.19 (3 H, t, J=7.0 Hz), 3.34 (2 H, t, J=6.5 Hz), 3.52 (2 H, q, J=7.0 Hz), 3.68 (2 H, t, J=6.5 Hz), 4.41 (2 H, q, J=8.0 Hz), 6.42 (1 H, d, J=2.3 Hz), 7.04 - 7.13 (2 H, m), 7.22 (1 H, t, J=2.8 Hz), 7.23 - 7.31 (2 H, m), 9.73 (1 H, br. s.).
2−[(2−エトキシエチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(343mg)、1−クロロ−2−エトキシエタン(109mg)、ヨウ化ナトリウム(149mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.1ml)を加えて、100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(168mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.19 (3 H, t, J=7.0 Hz), 3.34 (2 H, t, J=6.5 Hz), 3.52 (2 H, q, J=7.0 Hz), 3.68 (2 H, t, J=6.5 Hz), 4.41 (2 H, q, J=8.0 Hz), 6.42 (1 H, d, J=2.3 Hz), 7.04 - 7.13 (2 H, m), 7.22 (1 H, t, J=2.8 Hz), 7.23 - 7.31 (2 H, m), 9.73 (1 H, br. s.).
実施例75
4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ブタンアミド
実施例73もしくはそれに準ずる方法で得られた4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸(214mg)、2,2,2−トリフルオロエタンアミン(50mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(77mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(96mg)を加えて、室温で15時間撹拌した。溶媒を減圧留去した後に、残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(70.3mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.75 - 1.90 (2 H, m), 2.25 (2 H, t, J=7.4 Hz), 3.05 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.86 (2 H, qd, J=9.9, 6.5 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.34 (1 H, dd, J=2.8, 2.1 Hz), 7.15 - 7.23 (2 H, m), 7.29 - 7.36 (2 H, m), 7.39 (1 H, t, J=2.9 Hz), 8.49 (1 H, t, J=6.4 Hz), 12.12 (1 H, br. s.).
4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ブタンアミド
実施例73もしくはそれに準ずる方法で得られた4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸(214mg)、2,2,2−トリフルオロエタンアミン(50mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(77mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(96mg)を加えて、室温で15時間撹拌した。溶媒を減圧留去した後に、残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(70.3mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.75 - 1.90 (2 H, m), 2.25 (2 H, t, J=7.4 Hz), 3.05 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.86 (2 H, qd, J=9.9, 6.5 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.34 (1 H, dd, J=2.8, 2.1 Hz), 7.15 - 7.23 (2 H, m), 7.29 - 7.36 (2 H, m), 7.39 (1 H, t, J=2.9 Hz), 8.49 (1 H, t, J=6.4 Hz), 12.12 (1 H, br. s.).
実施例76
N−シクロプロピル−4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例73もしくはそれに準ずる方法で得られた4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸(214mg)、シクロプロピルアミン(29mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(77mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(96mg)を加えて、室温で15時間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(160mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.28 - 0.39 (2 H, m), 0.51 - 0.63 (2 H, m), 1.74 - 1.84 (2 H, m), 2.08 (2 H, t, J=7.3 Hz), 2.57 (1 H, td, J=7.3, 3.8 Hz), 3.03 (2 H, t, J=7.2 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.09 - 7.25 (2 H, m), 7.28 - 7.36 (2 H, m), 7.39 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.86 (1 H, d, J=3.6 Hz), 12.12 (1 H, br. s.).
N−シクロプロピル−4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例73もしくはそれに準ずる方法で得られた4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸(214mg)、シクロプロピルアミン(29mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(77mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(96mg)を加えて、室温で15時間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(160mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.28 - 0.39 (2 H, m), 0.51 - 0.63 (2 H, m), 1.74 - 1.84 (2 H, m), 2.08 (2 H, t, J=7.3 Hz), 2.57 (1 H, td, J=7.3, 3.8 Hz), 3.03 (2 H, t, J=7.2 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.09 - 7.25 (2 H, m), 7.28 - 7.36 (2 H, m), 7.39 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.86 (1 H, d, J=3.6 Hz), 12.12 (1 H, br. s.).
実施例77
2−[(4−オキソ−4−ピペリジン−1−イルブチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例73もしくはそれに準ずる方法で得られた4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸(214mg)、ピペリジン(43mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(77mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(96mg)を加えて、室温で15時間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(195mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.31 - 1.49 (4 H, m), 1.49 - 1.62 (2 H, m), 1.76 - 1.85 (2 H, m), 2.36 (2 H, t, J=7.3 Hz), 3.06 (2 H, t, J=7.3 Hz), 3.28 - 3.43 (4 H, m), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.12 - 7.21 (2 H, m), 7.29 - 7.36 (2 H, m), 7.39 (1 H, d, J=2.8 Hz), 12.12 (1 H, br. s.).
2−[(4−オキソ−4−ピペリジン−1−イルブチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例73もしくはそれに準ずる方法で得られた4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸(214mg)、ピペリジン(43mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(77mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(96mg)を加えて、室温で15時間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(195mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.31 - 1.49 (4 H, m), 1.49 - 1.62 (2 H, m), 1.76 - 1.85 (2 H, m), 2.36 (2 H, t, J=7.3 Hz), 3.06 (2 H, t, J=7.3 Hz), 3.28 - 3.43 (4 H, m), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.12 - 7.21 (2 H, m), 7.29 - 7.36 (2 H, m), 7.39 (1 H, d, J=2.8 Hz), 12.12 (1 H, br. s.).
実施例78
2−{[3−(2−メトキシエトキシ)プロピル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(341mg)、1−ブロモ−3−(2−メトキシエトキシ)プロパン(197mg)、ヨウ化ナトリウム(150mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.0ml)を加えて、100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(263mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.93 - 2.05 (2 H, m), 3.19 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.37 (3 H, s), 3.44 - 3.65 (6 H, m), 4.42 (2 H, q, J=8.0 Hz), 6.43 (1 H, t, J=2.5 Hz), 7.00 - 7.14 (2 H, m), 7.19 - 7.32 (3 H, m), 9.65 (1 H, br. s.).
2−{[3−(2−メトキシエトキシ)プロピル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(341mg)、1−ブロモ−3−(2−メトキシエトキシ)プロパン(197mg)、ヨウ化ナトリウム(150mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.0ml)を加えて、100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(263mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.93 - 2.05 (2 H, m), 3.19 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.37 (3 H, s), 3.44 - 3.65 (6 H, m), 4.42 (2 H, q, J=8.0 Hz), 6.43 (1 H, t, J=2.5 Hz), 7.00 - 7.14 (2 H, m), 7.19 - 7.32 (3 H, m), 9.65 (1 H, br. s.).
実施例79
2−{[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(341mg)、1−ブロモ−2−(2−エトキシエトキシ)エタン(197mg)、ヨウ化ナトリウム(150mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.0ml)を加えて、100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(272mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.19 (3 H, t, J=7.1 Hz), 3.36 (2 H, t, J=6.6 Hz), 3.51 (2 H, d, J=7.1 Hz), 3.54 - 3.60 (2 H, m), 3.61 - 3.67 (2 H, m), 3.75 (2 H, t, J=6.6 Hz), 4.41 (2 H, q, J=8.0 Hz), 6.43 (1 H, d, J=2.3 Hz), 7.03 - 7.12 (2 H, m), 7.20 - 7.30 (3 H, m), 9.61 (1 H, br. s.).
2−{[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(341mg)、1−ブロモ−2−(2−エトキシエトキシ)エタン(197mg)、ヨウ化ナトリウム(150mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.0ml)を加えて、100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(272mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.19 (3 H, t, J=7.1 Hz), 3.36 (2 H, t, J=6.6 Hz), 3.51 (2 H, d, J=7.1 Hz), 3.54 - 3.60 (2 H, m), 3.61 - 3.67 (2 H, m), 3.75 (2 H, t, J=6.6 Hz), 4.41 (2 H, q, J=8.0 Hz), 6.43 (1 H, d, J=2.3 Hz), 7.03 - 7.12 (2 H, m), 7.20 - 7.30 (3 H, m), 9.61 (1 H, br. s.).
実施例80
2−{[3−(メチルスルホニル)プロピル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(341mg)、公知文献WO08/1931に記載の方法もしくはそれに準ずる方法で得た3−(メチルスルホニル)プロピル 4−メチルベンゼンスルホナート(292mg)、ヨウ化ナトリウム(150mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.0ml)を加えて、100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後、酢酸エチルから再結晶して表題化合物(235mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.00 - 2.12 (2 H, m), 2.98 (3 H, s), 3.17 (4 H, t, J=7.4 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.7 Hz), 6.35 (1 H, d, J=3.0 Hz), 7.14 - 7.25 (2 H, m), 7.30 - 7.44 (3 H, m), 12.14 (1 H, br. s.).
2−{[3−(メチルスルホニル)プロピル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(341mg)、公知文献WO08/1931に記載の方法もしくはそれに準ずる方法で得た3−(メチルスルホニル)プロピル 4−メチルベンゼンスルホナート(292mg)、ヨウ化ナトリウム(150mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.0ml)を加えて、100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後、酢酸エチルから再結晶して表題化合物(235mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.00 - 2.12 (2 H, m), 2.98 (3 H, s), 3.17 (4 H, t, J=7.4 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.7 Hz), 6.35 (1 H, d, J=3.0 Hz), 7.14 - 7.25 (2 H, m), 7.30 - 7.44 (3 H, m), 12.14 (1 H, br. s.).
実施例81
2−[(3−エトキシプロピル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(341mg)、公知文献カナディアン ジャーナル オブ ケミストリー(Can.J.Chem.)、33巻、1207頁(1955)に記載の方法で得られた3−エトキシプロピル 4−メチルベンゼンスルホナート(258mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.0ml)を加えて、100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(199mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.17 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.89 - 2.02 (2 H, m), 3.20 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.37 - 3.55 (4 H, m), 4.42 (2 H, q, J=8.0 Hz), 6.43 (1 H, d, J=2.3 Hz), 7.04 - 7.13 (2 H, m), 7.21 (1 H, t, J=2.8 Hz), 7.23 - 7.30 (2 H, m), 9.91 (1 H, br. s.).
2−[(3−エトキシプロピル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(341mg)、公知文献カナディアン ジャーナル オブ ケミストリー(Can.J.Chem.)、33巻、1207頁(1955)に記載の方法で得られた3−エトキシプロピル 4−メチルベンゼンスルホナート(258mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.0ml)を加えて、100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(199mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.17 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.89 - 2.02 (2 H, m), 3.20 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.37 - 3.55 (4 H, m), 4.42 (2 H, q, J=8.0 Hz), 6.43 (1 H, d, J=2.3 Hz), 7.04 - 7.13 (2 H, m), 7.21 (1 H, t, J=2.8 Hz), 7.23 - 7.30 (2 H, m), 9.91 (1 H, br. s.).
実施例82
N−(2−シアノエチル)−4−({3−[4−(シクロブチルメトキシ)フェニル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例3もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロブチルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(365mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(219mg)、炭酸カリウム(221mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。その後、反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(92mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.74 - 2.02 (6 H, m), 2.03 - 2.14 (2 H, m), 2.17 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 2.68 - 2.85 (1 H, m), 3.05 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 4.02 (2 H, d, J=6.4 Hz), 6.34 (1 H, dd, J=2.9, 1.7 Hz), 7.05 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.23 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.38 (1 H, dd, J=2.9, 2.6 Hz), 8.21 (1 H, t, J=5.7 Hz), 12.09 (1 H, br. s.).
N−(2−シアノエチル)−4−({3−[4−(シクロブチルメトキシ)フェニル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例3もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロブチルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(365mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(219mg)、炭酸カリウム(221mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。その後、反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(92mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.74 - 2.02 (6 H, m), 2.03 - 2.14 (2 H, m), 2.17 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 2.68 - 2.85 (1 H, m), 3.05 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 4.02 (2 H, d, J=6.4 Hz), 6.34 (1 H, dd, J=2.9, 1.7 Hz), 7.05 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.23 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.38 (1 H, dd, J=2.9, 2.6 Hz), 8.21 (1 H, t, J=5.7 Hz), 12.09 (1 H, br. s.).
実施例83
メチル 2−メチル−4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノアート
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(341mg)、メチル 3−クロロ−2−メチルプロパノアート(226mg)、N−エチル−N−(1−メチルエチル)プロパン−2−アミン(784μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を100℃で4時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(293mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.20 (3 H, d, J=7.0 Hz), 1.72 - 1.87 (1 H, m), 1.97 - 2.13 (1 H, m), 2.51 - 2.67 (1 H, m), 3.01 - 3.26 (2 H, m), 3.67 (3 H, s), 4.42 (2 H, q, J=8.0 Hz), 6.43 (1 H, d, J=2.9 Hz), 7.08 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.21 (1 H, t, J=2.9 Hz), 7.26 (2 H, d, J=9.0 Hz), 9.90 (1 H, br. s.).
メチル 2−メチル−4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノアート
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(341mg)、メチル 3−クロロ−2−メチルプロパノアート(226mg)、N−エチル−N−(1−メチルエチル)プロパン−2−アミン(784μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を100℃で4時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(293mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.20 (3 H, d, J=7.0 Hz), 1.72 - 1.87 (1 H, m), 1.97 - 2.13 (1 H, m), 2.51 - 2.67 (1 H, m), 3.01 - 3.26 (2 H, m), 3.67 (3 H, s), 4.42 (2 H, q, J=8.0 Hz), 6.43 (1 H, d, J=2.9 Hz), 7.08 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.21 (1 H, t, J=2.9 Hz), 7.26 (2 H, d, J=9.0 Hz), 9.90 (1 H, br. s.).
実施例84
2−メチル−4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸
1M水酸化ナトリウム水溶液(1.8ml)を実施例83で得られたメチル 2−メチル−4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノアート(270mg)、テトラヒドロフラン(3ml)およびメタノール (3ml)の混合物に加えて50℃で2時間撹拌した。室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。残渣を1M塩酸で酸性にした後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣を酢酸エチルで再結晶して表題化合物(257mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.08 (3 H, d, J=6.8 Hz), 1.54 - 1.74 (1 H, m), 1.79 - 1.96 (1 H, m), 2.31 - 2.48 (1 H, m), 3.05 (2 H, t, J=7.4 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.35 (1 H, dd, J=2.5 Hz), 7.19 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.33 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.38 (1 H, t, J=2.5 Hz), 12.12 (1 H, br. s.), 12.20 (1 H, br. s.).
2−メチル−4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸
1M水酸化ナトリウム水溶液(1.8ml)を実施例83で得られたメチル 2−メチル−4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノアート(270mg)、テトラヒドロフラン(3ml)およびメタノール (3ml)の混合物に加えて50℃で2時間撹拌した。室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。残渣を1M塩酸で酸性にした後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣を酢酸エチルで再結晶して表題化合物(257mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.08 (3 H, d, J=6.8 Hz), 1.54 - 1.74 (1 H, m), 1.79 - 1.96 (1 H, m), 2.31 - 2.48 (1 H, m), 3.05 (2 H, t, J=7.4 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.35 (1 H, dd, J=2.5 Hz), 7.19 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.33 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.38 (1 H, t, J=2.5 Hz), 12.12 (1 H, br. s.), 12.20 (1 H, br. s.).
実施例85
N−(2−シアノエチル)−2−メチル−4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例84で得られた2−メチル−4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸(130mg)、3−アミノプロパンニトリル(20mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(44mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(61mg)を加えて、室温で15時間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(140mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.02 (3 H, d, J=6.8 Hz), 1.52 - 1.69 (1 H, m), 1.71 - 1.92 (1 H, m), 2.21 - 2.41 (1 H, m), 2.62 (2 H, t, J=6.4 Hz), 2.86 - 3.10 (2 H, m), 3.18 - 3.30 (2 H, m), 4.87 (2 H, q, J=8.7 Hz), 6.34 (1 H, d, J=3.0 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.33 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.38 (1 H, d, J=3.0 Hz), 8.21 (1 H, t, J=5.7 Hz), 12.11 (1 H, br. s.).
N−(2−シアノエチル)−2−メチル−4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例84で得られた2−メチル−4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸(130mg)、3−アミノプロパンニトリル(20mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(44mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(61mg)を加えて、室温で15時間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(140mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.02 (3 H, d, J=6.8 Hz), 1.52 - 1.69 (1 H, m), 1.71 - 1.92 (1 H, m), 2.21 - 2.41 (1 H, m), 2.62 (2 H, t, J=6.4 Hz), 2.86 - 3.10 (2 H, m), 3.18 - 3.30 (2 H, m), 4.87 (2 H, q, J=8.7 Hz), 6.34 (1 H, d, J=3.0 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.33 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.38 (1 H, d, J=3.0 Hz), 8.21 (1 H, t, J=5.7 Hz), 12.11 (1 H, br. s.).
実施例86
4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンニトリル
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(341mg)、4−ブロモブタンニトリル(148mg)、ヨウ化ナトリウム(150mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.0ml)を加えて、80℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(300mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.84 - 2.03 (2 H, m), 2.56 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.12 (2 H, t, J=7.2 Hz), 4.87 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.28 - 7.48 (3 H, m), 12.14 (1 H, s).
4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンニトリル
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(341mg)、4−ブロモブタンニトリル(148mg)、ヨウ化ナトリウム(150mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.0ml)を加えて、80℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(300mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.84 - 2.03 (2 H, m), 2.56 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.12 (2 H, t, J=7.2 Hz), 4.87 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.28 - 7.48 (3 H, m), 12.14 (1 H, s).
実施例87
5−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ペンタンニトリル
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(341mg)、5−ブロモペンタンニトリル(162mg)、ヨウ化ナトリウム(150mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.0ml)を加えて、80℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(258mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.49 - 1.80 (4 H, m), 2.44 - 2.59 (2 H, m), 3.08 (2 H, t, J=6.8 Hz), 4.87 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.34 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.39 (1 H, d, J=3.0 Hz), 12.12 (1 H, br. s.).
5−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ペンタンニトリル
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(341mg)、5−ブロモペンタンニトリル(162mg)、ヨウ化ナトリウム(150mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.0ml)を加えて、80℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(258mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.49 - 1.80 (4 H, m), 2.44 - 2.59 (2 H, m), 3.08 (2 H, t, J=6.8 Hz), 4.87 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.34 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.39 (1 H, d, J=3.0 Hz), 12.12 (1 H, br. s.).
実施例88
6−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ヘキサンニトリル
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(341mg)、6−ブロモヘキサンニトリル(176mg)、ヨウ化ナトリウム(150mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.0ml)を加えて、80℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(306mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.32 - 1.49 (2 H, m), 1.49 - 1.70 (4 H, m), 2.36 - 2.58 (2 H, m), 3.05 (2 H, t, J=7.2 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.33 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.39 (1 H, d, J=3.0 Hz), 12.12 (1 H, br. s.).
6−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ヘキサンニトリル
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(341mg)、6−ブロモヘキサンニトリル(176mg)、ヨウ化ナトリウム(150mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.0ml)を加えて、80℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(306mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.32 - 1.49 (2 H, m), 1.49 - 1.70 (4 H, m), 2.36 - 2.58 (2 H, m), 3.05 (2 H, t, J=7.2 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.33 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.39 (1 H, d, J=3.0 Hz), 12.12 (1 H, br. s.).
実施例89
2−[2−(2−エトキシエトキシ)エトキシ]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
2−[2−(2−エトキシエトキシ)エトキシ]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例89a) 塩化ホスホリル(140μl)をN,N−ジメチルホルムアミド溶液(10ml)に室温で加え、室温で5分間撹拌した後に、実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(341mg)を加え、70℃で1時間撹拌した。さらに塩化ホスホリル(280μl)を加えて70℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して2−クロロ−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,4−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−5−カルバルデヒド(185mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 4.43 (2 H, q, J=7.9 Hz), 6.71 (1 H, dd, J=3.6, 1.1 Hz), 7.08 - 7.17 (2 H, m), 7.21 - 7.29 (2 H, m), 8.03 (1 H, d, J=3.6 Hz), 9.91 (1 H, s).
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 4.43 (2 H, q, J=7.9 Hz), 6.71 (1 H, dd, J=3.6, 1.1 Hz), 7.08 - 7.17 (2 H, m), 7.21 - 7.29 (2 H, m), 8.03 (1 H, d, J=3.6 Hz), 9.91 (1 H, s).
実施例89b) 実施例89a)で得られた2−クロロ−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,4−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−5−カルバルデヒド(150mg)を2−(2−エトキシエトキシ)エタノール(134mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)の混合物に水素化ナトリウム(60%油性、40mg)を加えて室温で1時間撹拌した。さらに2−(2−エトキシエトキシ)エタノール(134mg)および水素化ナトリウム(60%油性、40mg)を順次加えて100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(85mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.18 (3 H, t, J=8.2 Hz), 3.36 - 3.52 (6 H, m), 3.68 (2 H, dd, J=5.7, 3.8 Hz), 4.40 (2 H, q, J=8.2 Hz), 4.45 - 4.52 (2 H, m), 6.33 - 6.41 (1 H, m), 7.04 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.17 - 7.25 (3 H, m), 9.51 (1 H, br. s.).
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.18 (3 H, t, J=8.2 Hz), 3.36 - 3.52 (6 H, m), 3.68 (2 H, dd, J=5.7, 3.8 Hz), 4.40 (2 H, q, J=8.2 Hz), 4.45 - 4.52 (2 H, m), 6.33 - 6.41 (1 H, m), 7.04 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.17 - 7.25 (3 H, m), 9.51 (1 H, br. s.).
実施例90
N−(2−シアノエチル)−4−({4−オキソ−3−[4−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例4もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(432mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(350mg)、炭酸カリウム(359mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。その後、反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(253mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.82 (2 H, tt, J=7.4, 7.0 Hz), 2.17 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 2.75 - 2.94 (2 H, m), 3.05 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 4.29 (2 H, t, J=5.9 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.09 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.28 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.38 (1 H, br. s.), 8.20 (1 H, t, J=5.7 Hz), 12.10 (1 H, s).
N−(2−シアノエチル)−4−({4−オキソ−3−[4−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例4もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(432mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(350mg)、炭酸カリウム(359mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。その後、反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(253mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.82 (2 H, tt, J=7.4, 7.0 Hz), 2.17 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 2.75 - 2.94 (2 H, m), 3.05 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 4.29 (2 H, t, J=5.9 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.09 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.28 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.38 (1 H, br. s.), 8.20 (1 H, t, J=5.7 Hz), 12.10 (1 H, s).
実施例91
4−{[3−(4−ブトキシフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル]スルファニル}−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド
実施例5もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(4−ブトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(567mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(416mg)、炭酸カリウム(442mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。その後、反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(346mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.96 (4 H, t, J=7.2 Hz), 1.40 - 1.55 (2 H, m), 1.67 - 1.77 (2 H, m), 1.82 (2 H, tt, J=7.4, 7.1 Hz), 2.17 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.5 Hz), 3.05 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.5, 5.7 Hz), 4.04 (2 H, t, J=6.4 Hz), 6.34 (1 H, dd, J=3.1, 1.8 Hz), 7.05 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.23 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.38 (1 H, dd, J=3.1, 2.7 Hz), 8.20 (1 H, t, J=5.7 Hz), 12.09 (1 H, br. s.).
4−{[3−(4−ブトキシフェニル)−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル]スルファニル}−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド
実施例5もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(4−ブトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(567mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(416mg)、炭酸カリウム(442mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。その後、反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(346mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.96 (4 H, t, J=7.2 Hz), 1.40 - 1.55 (2 H, m), 1.67 - 1.77 (2 H, m), 1.82 (2 H, tt, J=7.4, 7.1 Hz), 2.17 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.5 Hz), 3.05 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.5, 5.7 Hz), 4.04 (2 H, t, J=6.4 Hz), 6.34 (1 H, dd, J=3.1, 1.8 Hz), 7.05 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.23 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.38 (1 H, dd, J=3.1, 2.7 Hz), 8.20 (1 H, t, J=5.7 Hz), 12.09 (1 H, br. s.).
実施例92
N−(2−シアノエチル)−4−({3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例6もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(425mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(307mg)、炭酸カリウム(359mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。その後、反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(253mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.30 - 0.44 (2 H, m), 0.54 - 0.68 (2 H, m), 1.15 - 1.39 (1 H, m), 1.82 (2 H, tt, J=7.4, 7.0 Hz), 2.17 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.04 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 3.89 (2 H, d, J=6.8 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.23 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.37 (1 H, d, J=2.7 Hz), 8.20 (1 H, t, J=5.7 Hz), 12.09 (1 H, s).
N−(2−シアノエチル)−4−({3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例6もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(425mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(307mg)、炭酸カリウム(359mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。その後、反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(253mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.30 - 0.44 (2 H, m), 0.54 - 0.68 (2 H, m), 1.15 - 1.39 (1 H, m), 1.82 (2 H, tt, J=7.4, 7.0 Hz), 2.17 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.04 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 3.89 (2 H, d, J=6.8 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.23 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.37 (1 H, d, J=2.7 Hz), 8.20 (1 H, t, J=5.7 Hz), 12.09 (1 H, s).
実施例93
N−(2−シアノエチル)−4−[(3−{4−[(1−メチルシクロプロピル)メトキシ]フェニル}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル)スルファニル]ブタンアミド
実施例7もしくはそれに準ずる方法で得られた3−{4−[(1−メチルシクロプロピル)メトキシ]フェニル}−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(517mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(416mg)、炭酸カリウム(441mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。その後、反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(220mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.36 - 0.49 (2 H, m), 0.51 - 0.63 (2 H, m), 1.21 (3 H, s), 1.82 (2 H, tt, J=7.4, 7.2 Hz), 2.17 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.05 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 3.82 (2 H, s), 6.34 (1 H, d, J=2.5 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.23 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.37 (1 H, t, J=2.5 Hz), 8.20 (1 H, t, J=5.7 Hz), 12.09 (1 H, br. s.).
N−(2−シアノエチル)−4−[(3−{4−[(1−メチルシクロプロピル)メトキシ]フェニル}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル)スルファニル]ブタンアミド
実施例7もしくはそれに準ずる方法で得られた3−{4−[(1−メチルシクロプロピル)メトキシ]フェニル}−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(517mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(416mg)、炭酸カリウム(441mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。その後、反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(220mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.36 - 0.49 (2 H, m), 0.51 - 0.63 (2 H, m), 1.21 (3 H, s), 1.82 (2 H, tt, J=7.4, 7.2 Hz), 2.17 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.05 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 3.82 (2 H, s), 6.34 (1 H, d, J=2.5 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.23 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.37 (1 H, t, J=2.5 Hz), 8.20 (1 H, t, J=5.7 Hz), 12.09 (1 H, br. s.).
実施例94
N−(2−シアノエチル)−4−({3−[4−(3,3−ジメチルブトキシ)フェニル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例8もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(3,3−ジメチルブトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(427mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(285mg)、炭酸カリウム(248mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。その後、反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(271mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.99 (9 H, s), 1.71 (2 H, t, J=7.2 Hz), 1.82 (2 H, tt, J=7.4, 7.2 Hz), 2.17 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.05 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 4.10 (2 H, t, J=7.2 Hz), 6.34 (1 H, d, J=3.0 Hz), 7.06 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.24 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.38 (1 H, d, J=3.0 Hz), 8.20 (1 H, t, J=5.7 Hz), 12.09 (1 H, s).
N−(2−シアノエチル)−4−({3−[4−(3,3−ジメチルブトキシ)フェニル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例8もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(3,3−ジメチルブトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(427mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(285mg)、炭酸カリウム(248mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。その後、反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(271mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.99 (9 H, s), 1.71 (2 H, t, J=7.2 Hz), 1.82 (2 H, tt, J=7.4, 7.2 Hz), 2.17 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.05 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 4.10 (2 H, t, J=7.2 Hz), 6.34 (1 H, d, J=3.0 Hz), 7.06 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.24 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.38 (1 H, d, J=3.0 Hz), 8.20 (1 H, t, J=5.7 Hz), 12.09 (1 H, s).
実施例95
N−(2−シアノエチル)−4−[(3−{4−[(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メトキシ]フェニル}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル)スルファニル]ブタンアミド
実施例9もしくはそれに準ずる方法で得られた3−{4−[(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メトキシ]フェニル}−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(409mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(442mg)、炭酸カリウム(331mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。その後、反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(108mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.45 - 1.61 (1 H, m), 1.68 - 1.93 (3 H, m), 2.17 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.22 - 2.42 (1 H, m), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.05 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 3.84 - 4.42 (2 H, m), 6.34 (1 H, d, J=2.6 Hz), 7.09 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.27 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.38 (1 H, d, J=2.6 Hz), 8.20 (1 H, t, J=5.7 Hz), 12.10 (1 H, s).
N−(2−シアノエチル)−4−[(3−{4−[(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メトキシ]フェニル}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル)スルファニル]ブタンアミド
実施例9もしくはそれに準ずる方法で得られた3−{4−[(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メトキシ]フェニル}−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(409mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(442mg)、炭酸カリウム(331mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。その後、反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(108mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.45 - 1.61 (1 H, m), 1.68 - 1.93 (3 H, m), 2.17 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.22 - 2.42 (1 H, m), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.05 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 3.84 - 4.42 (2 H, m), 6.34 (1 H, d, J=2.6 Hz), 7.09 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.27 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.38 (1 H, d, J=2.6 Hz), 8.20 (1 H, t, J=5.7 Hz), 12.10 (1 H, s).
実施例96
N−(2−シアノエチル)−4−[(3−{4−[(2−メチルシクロプロピル)メトキシ]フェニル}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル)スルファニル]ブタンアミド
実施例10もしくはそれに準ずる方法で得られた3−{4−[(2−メチルシクロプロピル)メトキシ]フェニル}−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(536mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(394mg)、炭酸カリウム(441mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。その後、反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(251mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.28 - 0.43 (1 H, m), 0.47 - 0.57 (1 H, m), 0.70 - 0.87 (1 H, m), 0.92 - 1.03 (1 H, m), 1.07 (3 H, d, J=6.0 Hz), 1.82 (2 H, tt, J=7.4, 7.1 Hz), 2.17 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.04 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 3.77 - 3.99 (2 H, m), 6.34 (1 H, d, J=2.6 Hz), 7.03 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.22 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.37 (1 H, d, J=2.6 Hz), 8.20 (1 H, t, J=5.7 Hz), 12.09 (1 H, s).
N−(2−シアノエチル)−4−[(3−{4−[(2−メチルシクロプロピル)メトキシ]フェニル}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル)スルファニル]ブタンアミド
実施例10もしくはそれに準ずる方法で得られた3−{4−[(2−メチルシクロプロピル)メトキシ]フェニル}−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(536mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(394mg)、炭酸カリウム(441mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。その後、反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(251mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.28 - 0.43 (1 H, m), 0.47 - 0.57 (1 H, m), 0.70 - 0.87 (1 H, m), 0.92 - 1.03 (1 H, m), 1.07 (3 H, d, J=6.0 Hz), 1.82 (2 H, tt, J=7.4, 7.1 Hz), 2.17 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.04 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 3.77 - 3.99 (2 H, m), 6.34 (1 H, d, J=2.6 Hz), 7.03 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.22 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.37 (1 H, d, J=2.6 Hz), 8.20 (1 H, t, J=5.7 Hz), 12.09 (1 H, s).
実施例97
2−{[4−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−4−オキソブチル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例73もしくはそれに準ずる方法で得られた4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸(214mg)、ピロリジン−3−オール(44mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(77mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(96mg)を加えて、室温で3日間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、残渣を酢酸エチルで希釈して水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(168mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.61 - 1.94 (4 H, m), 2.19 - 2.37 (2 H, m), 3.07 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.14 - 3.51 (4 H, m), 4.24 (1 H, m), 4.74 - 5.01 (3 H, m), 6.35 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.34 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.38 (1 H, d, J=3.0 Hz), 12.11 (1 H, s).
2−{[4−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−4−オキソブチル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例73もしくはそれに準ずる方法で得られた4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸(214mg)、ピロリジン−3−オール(44mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(77mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(96mg)を加えて、室温で3日間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、残渣を酢酸エチルで希釈して水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(168mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.61 - 1.94 (4 H, m), 2.19 - 2.37 (2 H, m), 3.07 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.14 - 3.51 (4 H, m), 4.24 (1 H, m), 4.74 - 5.01 (3 H, m), 6.35 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.34 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.38 (1 H, d, J=3.0 Hz), 12.11 (1 H, s).
実施例98
2−{[4−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−4−オキソブチル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例73もしくはそれに準ずる方法で得られた4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸(214mg)、ピペリジン−4−オール(52mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(77mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(96mg)を加えて、室温で3日間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、残渣を酢酸エチルで希釈して水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(180mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.10 - 1.40 (2 H, m), 1.56 - 1.90 (4 H, m), 2.38 (2 H, t, J=7.2 Hz), 2.86 - 3.17 (4 H, m), 3.53 - 3.74 (2 H, m), 3.79 - 3.93 (1 H, m), 4.71 (1 H, d, J=4.2 Hz), 4.87 (2 H, q, J=9.1 Hz), 6.34 (1 H, d, J=3.0 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.33 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.38 (1 H, d, J=3.0 Hz), 12.12 (1 H, s).
2−{[4−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−4−オキソブチル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例73もしくはそれに準ずる方法で得られた4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸(214mg)、ピペリジン−4−オール(52mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(77mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(96mg)を加えて、室温で3日間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、残渣を酢酸エチルで希釈して水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(180mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.10 - 1.40 (2 H, m), 1.56 - 1.90 (4 H, m), 2.38 (2 H, t, J=7.2 Hz), 2.86 - 3.17 (4 H, m), 3.53 - 3.74 (2 H, m), 3.79 - 3.93 (1 H, m), 4.71 (1 H, d, J=4.2 Hz), 4.87 (2 H, q, J=9.1 Hz), 6.34 (1 H, d, J=3.0 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.33 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.38 (1 H, d, J=3.0 Hz), 12.12 (1 H, s).
実施例99
N−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例73もしくはそれに準ずる方法で得られた4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸(214mg)、1−アミノ−2−メチルプロパン−2−オール(45mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(77mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(96mg)を加えて、室温で3日間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、残渣を酢酸エチルで希釈して水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(165mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.02 (6 H, s), 1.75 - 1.88 (2 H, m), 2.20 (2 H, t, J=7.2 Hz), 2.99 (2 H, d, J=6.1 Hz), 3.05 (2 H, t, J=7.2 Hz), 4.40 (1 H, s), 4.87 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.19 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.34 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.38 (1 H, d, J=3.0 Hz), 7.69 (1 H, t, J=6.1 Hz), 12.11 (1 H, s).
N−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例73もしくはそれに準ずる方法で得られた4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸(214mg)、1−アミノ−2−メチルプロパン−2−オール(45mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(77mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(96mg)を加えて、室温で3日間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、残渣を酢酸エチルで希釈して水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(165mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.02 (6 H, s), 1.75 - 1.88 (2 H, m), 2.20 (2 H, t, J=7.2 Hz), 2.99 (2 H, d, J=6.1 Hz), 3.05 (2 H, t, J=7.2 Hz), 4.40 (1 H, s), 4.87 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.19 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.34 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.38 (1 H, d, J=3.0 Hz), 7.69 (1 H, t, J=6.1 Hz), 12.11 (1 H, s).
実施例100
N−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)−4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例73もしくはそれに準ずる方法で得られた4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸(214mg)、2−アミノ−2−メチルプロパン−1−オール(45mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(77mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(96mg)を加えて、室温で3日間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、残渣を酢酸エチルで希釈して水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(83mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.14 (6 H, s), 1.78 (2 H, m), 2.12 (2 H, t, J=7.3 Hz), 3.04 (2 H, t, J=7.3 Hz), 3.35 (2 H, d, J=5.8 Hz), 4.72 - 4.97 (3 H, m), 6.35 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.14 - 7.23 (2 H, m), 7.27 (1 H, s), 7.29 - 7.37 (2 H, m), 7.39 (1 H, d, J=2.8 Hz), 12.12 (1 H, s).
N−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)−4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例73もしくはそれに準ずる方法で得られた4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸(214mg)、2−アミノ−2−メチルプロパン−1−オール(45mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(77mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(96mg)を加えて、室温で3日間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、残渣を酢酸エチルで希釈して水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(83mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.14 (6 H, s), 1.78 (2 H, m), 2.12 (2 H, t, J=7.3 Hz), 3.04 (2 H, t, J=7.3 Hz), 3.35 (2 H, d, J=5.8 Hz), 4.72 - 4.97 (3 H, m), 6.35 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.14 - 7.23 (2 H, m), 7.27 (1 H, s), 7.29 - 7.37 (2 H, m), 7.39 (1 H, d, J=2.8 Hz), 12.12 (1 H, s).
実施例101
2−{[3−(1H−テトラゾール−5−イル)プロピル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例86で得られた4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンニトリル(150mg)、アジド(トリメチル)シラン(212mg)、ジブチル(オキソ)スタンナン(10mg)およびトルエン(5ml)の混合物を120℃で4日間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣を逆相クロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチルで再結晶して表題化合物(88mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.99 - 2.14 (2 H, m), 2.95 (2 H, t, J=7.5 Hz), 3.12 (2 H, t, J=7.1 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.31 (1 H, dd, J=2.6, 2.1 Hz), 7.14 - 7.24 (2 H, m), 7.30 - 7.37 (2 H, m), 7.39 (1 H, t, J=2.6 Hz), 12.13 (1 H, br. s.).
2−{[3−(1H−テトラゾール−5−イル)プロピル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例86で得られた4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンニトリル(150mg)、アジド(トリメチル)シラン(212mg)、ジブチル(オキソ)スタンナン(10mg)およびトルエン(5ml)の混合物を120℃で4日間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣を逆相クロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチルで再結晶して表題化合物(88mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.99 - 2.14 (2 H, m), 2.95 (2 H, t, J=7.5 Hz), 3.12 (2 H, t, J=7.1 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.31 (1 H, dd, J=2.6, 2.1 Hz), 7.14 - 7.24 (2 H, m), 7.30 - 7.37 (2 H, m), 7.39 (1 H, t, J=2.6 Hz), 12.13 (1 H, br. s.).
実施例102
2−[(1−メチルエチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(100mg)、2−ヨードプロパン(29μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.3ml)を加えて、80℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(76mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.35 (6 H, d, J=6.8 Hz), 3.84 - 4.05 (1 H, m), 4.41 (2 H, q, J=8.2 Hz), 6.44 (1 H, t, J=2.5 Hz), 7.08 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.18 - 7.25 (3 H, m), 9.54 (1 H, br. s.).
2−[(1−メチルエチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(100mg)、2−ヨードプロパン(29μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.3ml)を加えて、80℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(76mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.35 (6 H, d, J=6.8 Hz), 3.84 - 4.05 (1 H, m), 4.41 (2 H, q, J=8.2 Hz), 6.44 (1 H, t, J=2.5 Hz), 7.08 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.18 - 7.25 (3 H, m), 9.54 (1 H, br. s.).
実施例103
3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−[(2,2,2−トリフルオロエチル)スルファニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(100mg)、1,1,1−トリフルオロ−2−ヨードエタン(29μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.3ml)を加えて、80℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(63mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 4.00 (2 H, q, J=9.8 Hz), 4.43 (2 H, q, J=8.2 Hz), 6.31 - 6.58 (1 H, m), 7.07 - 7.14 (2 H, m), 7.22 - 7.29 (2 H, m), 7.29 - 7.32 (1 H, m), 9.69 (1 H, br. s.).
3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−[(2,2,2−トリフルオロエチル)スルファニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(100mg)、1,1,1−トリフルオロ−2−ヨードエタン(29μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.3ml)を加えて、80℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(63mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 4.00 (2 H, q, J=9.8 Hz), 4.43 (2 H, q, J=8.2 Hz), 6.31 - 6.58 (1 H, m), 7.07 - 7.14 (2 H, m), 7.22 - 7.29 (2 H, m), 7.29 - 7.32 (1 H, m), 9.69 (1 H, br. s.).
実施例104
2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(100mg)、ヨードエタン(23μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.3ml)を加えて、80℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(68mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.32 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.12 (2 H, q, J=7.3 Hz), 4.42 (2 H, q, J=8.2 Hz), 6.39 - 6.49 (1 H, m), 7.02 - 7.14 (2 H, m), 7.17 - 7.23 (1 H, m), 7.23 - 7.31 (2 H, m), 9.84 (1 H, br. s.).
2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(100mg)、ヨードエタン(23μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.3ml)を加えて、80℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(68mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.32 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.12 (2 H, q, J=7.3 Hz), 4.42 (2 H, q, J=8.2 Hz), 6.39 - 6.49 (1 H, m), 7.02 - 7.14 (2 H, m), 7.17 - 7.23 (1 H, m), 7.23 - 7.31 (2 H, m), 9.84 (1 H, br. s.).
実施例105
2−(プロピルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(100mg)、1−ヨードプロパン(29μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.3ml)を加えて、80℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(88mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.99 (3 H, t, J=7.4 Hz), 1.55 - 1.78 (2 H, m), 3.09 (1 H, t, J=7.2 Hz), 4.42 (2 H, q, J=8.1 Hz), 6.39 - 6.49 (1 H, m), 7.03 - 7.14 (2 H, m), 7.18 - 7.23 (1 H, m), 7.23 - 7.32 (3 H, m), 9.78 (1 H, br. s.).
2−(プロピルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(100mg)、1−ヨードプロパン(29μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.3ml)を加えて、80℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(88mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 0.99 (3 H, t, J=7.4 Hz), 1.55 - 1.78 (2 H, m), 3.09 (1 H, t, J=7.2 Hz), 4.42 (2 H, q, J=8.1 Hz), 6.39 - 6.49 (1 H, m), 7.03 - 7.14 (2 H, m), 7.18 - 7.23 (1 H, m), 7.23 - 7.32 (3 H, m), 9.78 (1 H, br. s.).
実施例106
2−{[3−(モルホリン−4−イルスルホニル)プロピル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)および公知文献ジャーナル オブ オルガニック ケミストリー(J.Org.Chem.)、34巻、3324頁(1969)に記載の方法もしくはそれに準ずる方法で得られた4−[(3−クロロプロピル)スルホニル]モルホリン(133mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.59ml)を加えて、100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(107mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.98 - 2.10 (2 H, m), 3.10 - 3.19 (8 H, m), 3.59 - 3.64 (4 H, m), 4.87 (2 H, q, J=9.1 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.36 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.40 (1 H, d, J=3.0 Hz), 12.15 (1 H, s).
2−{[3−(モルホリン−4−イルスルホニル)プロピル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)および公知文献ジャーナル オブ オルガニック ケミストリー(J.Org.Chem.)、34巻、3324頁(1969)に記載の方法もしくはそれに準ずる方法で得られた4−[(3−クロロプロピル)スルホニル]モルホリン(133mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.59ml)を加えて、100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(107mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.98 - 2.10 (2 H, m), 3.10 - 3.19 (8 H, m), 3.59 - 3.64 (4 H, m), 4.87 (2 H, q, J=9.1 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.36 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.40 (1 H, d, J=3.0 Hz), 12.15 (1 H, s).
実施例107
3−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)プロパン−1−スルホンアミド
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、公知文献ジャーナル オブ オルガニック ケミストリー(J.Org.Chem.)、34巻、3324頁(1969)に記載の方法もしくはそれに準ずる方法で得られた3−クロロ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)プロパン−1−スルホンアミド(141mg)、ヨウ化ナトリウム(88mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物にトリエチルアミン(164μl)を加えて、120℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(69mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.95 - 2.10 (2 H, m), 3.09 - 3.22 (4 H, m), 3.76 (2 H, q, J=9.6 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.35 (1 H, d, J=1.7 Hz), 7.16 - 7.23 (2 H, m), 7.33 - 7.37 (2 H, m), 7.40 (1 H, t, J=2.5 Hz), 8.08 (1 H, br. s.), 12.15 (1 H, br. s.).
3−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)プロパン−1−スルホンアミド
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、公知文献ジャーナル オブ オルガニック ケミストリー(J.Org.Chem.)、34巻、3324頁(1969)に記載の方法もしくはそれに準ずる方法で得られた3−クロロ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)プロパン−1−スルホンアミド(141mg)、ヨウ化ナトリウム(88mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物にトリエチルアミン(164μl)を加えて、120℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(69mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.95 - 2.10 (2 H, m), 3.09 - 3.22 (4 H, m), 3.76 (2 H, q, J=9.6 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.35 (1 H, d, J=1.7 Hz), 7.16 - 7.23 (2 H, m), 7.33 - 7.37 (2 H, m), 7.40 (1 H, t, J=2.5 Hz), 8.08 (1 H, br. s.), 12.15 (1 H, br. s.).
実施例108
N−シクロプロピル−3−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)プロパン−1−スルホンアミド
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、公知文献ジャーナル オブ オルガニック ケミストリー(J.Org.Chem.)、34巻、3324頁(1969)に記載の方法もしくはそれに準ずる方法で得られた3−クロロ−N−シクロプロピルプロパン−1−スルホンアミド(117mg)、ヨウ化ナトリウム(88mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物にトリエチルアミン(164μl)を加えて、100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(198mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.45 - 0.53 (2 H, m), 0.53 - 0.61 (2 H, m), 1.94 - 2.07 (2 H, m), 2.34 - 2.45 (1 H, m), 3.07 - 3.22 (4 H, m), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.34 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.40 (2 H, d, J=2.8 Hz), 12.15 (1 H, br. s.).
N−シクロプロピル−3−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)プロパン−1−スルホンアミド
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、公知文献ジャーナル オブ オルガニック ケミストリー(J.Org.Chem.)、34巻、3324頁(1969)に記載の方法もしくはそれに準ずる方法で得られた3−クロロ−N−シクロプロピルプロパン−1−スルホンアミド(117mg)、ヨウ化ナトリウム(88mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物にトリエチルアミン(164μl)を加えて、100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(198mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.45 - 0.53 (2 H, m), 0.53 - 0.61 (2 H, m), 1.94 - 2.07 (2 H, m), 2.34 - 2.45 (1 H, m), 3.07 - 3.22 (4 H, m), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.34 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.40 (2 H, d, J=2.8 Hz), 12.15 (1 H, br. s.).
実施例109
2−[(4−モルホリン−4−イル−4−オキソブチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例73もしくはそれに準ずる方法で得られた4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸(214mg)、モルホリン(44mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(77mg)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液(5ml)に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(96mg)を加えて、室温で3日間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、残渣を酢酸エチルで希釈して水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(143mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.72 - 1.91 (2 H, m), 2.38 (2 H, t, J=7.4 Hz), 3.06 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.35 - 3.45 (4 H, m), 3.47 - 3.60 (4 H, m), 4.87 (2 H, q, J=9.1 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.19 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.34 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.39 (1 H, d, J=2.7 Hz), 12.12 (1 H, s).
2−[(4−モルホリン−4−イル−4−オキソブチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例73もしくはそれに準ずる方法で得られた4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸(214mg)、モルホリン(44mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(77mg)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液(5ml)に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(96mg)を加えて、室温で3日間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、残渣を酢酸エチルで希釈して水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(143mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.72 - 1.91 (2 H, m), 2.38 (2 H, t, J=7.4 Hz), 3.06 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.35 - 3.45 (4 H, m), 3.47 - 3.60 (4 H, m), 4.87 (2 H, q, J=9.1 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.19 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.34 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.39 (1 H, d, J=2.7 Hz), 12.12 (1 H, s).
実施例110
2−[(4−オキソ−4−ピロリジン−1−イルブチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例73もしくはそれに準ずる方法で得られた4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸(214mg)、ピロリジン(36mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(77mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(96mg)を加えて、室温で3日間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、残渣を酢酸エチルで希釈して水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(128mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.61 - 1.90 (6 H, m), 2.30 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.07 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.24 (2 H, t, J=6.6 Hz), 3.28 - 3.41 (2 H, m), 4.87 (2 H, q, J=8.7 Hz), 6.34 (1 H, s), 7.19 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.34 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.39 (1 H, t, J=2.7 Hz), 12.12 (1 H, br. s.).
2−[(4−オキソ−4−ピロリジン−1−イルブチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例73もしくはそれに準ずる方法で得られた4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸(214mg)、ピロリジン(36mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(77mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(96mg)を加えて、室温で3日間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、残渣を酢酸エチルで希釈して水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(128mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.61 - 1.90 (6 H, m), 2.30 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.07 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.24 (2 H, t, J=6.6 Hz), 3.28 - 3.41 (2 H, m), 4.87 (2 H, q, J=8.7 Hz), 6.34 (1 H, s), 7.19 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.34 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.39 (1 H, t, J=2.7 Hz), 12.12 (1 H, br. s.).
実施例111
2−[(2−モルホリン−4−イルエチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、4−(2−クロロエチル)モルホリン塩酸塩(109mg)、ヨウ化ナトリウム(88mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.2ml)を加えて、100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(173mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.38 (4 H, br. s.), 2.54 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.19 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.46 - 3.58 (4 H, m), 4.88 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.9 Hz), 7.19 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.33 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.39 (1 H, d, J=2.9 Hz), 12.13 (1 H, s).
2−[(2−モルホリン−4−イルエチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、4−(2−クロロエチル)モルホリン塩酸塩(109mg)、ヨウ化ナトリウム(88mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.2ml)を加えて、100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(173mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.38 (4 H, br. s.), 2.54 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.19 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.46 - 3.58 (4 H, m), 4.88 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.9 Hz), 7.19 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.33 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.39 (1 H, d, J=2.9 Hz), 12.13 (1 H, s).
実施例112
2−[(3−モルホリン−4−イルプロピル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、4−(3−クロロプロピル)モルホリン塩酸塩(117mg)、ヨウ化ナトリウム(88mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.2ml)を加えて、100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(143mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.66 - 1.84 (2 H, m), 2.25 - 2.37 (6 H, m), 3.06 (2 H, t, J=7.3 Hz), 3.48 - 3.63 (4 H, m), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.31 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.14 - 7.22 (2 H, m), 7.29 - 7.36 (2 H, m), 7.38 (1 H, d, J=2.8 Hz), 12.12 (1 H, s).
2−[(3−モルホリン−4−イルプロピル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、4−(3−クロロプロピル)モルホリン塩酸塩(117mg)、ヨウ化ナトリウム(88mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.2ml)を加えて、100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(143mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.66 - 1.84 (2 H, m), 2.25 - 2.37 (6 H, m), 3.06 (2 H, t, J=7.3 Hz), 3.48 - 3.63 (4 H, m), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.31 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.14 - 7.22 (2 H, m), 7.29 - 7.36 (2 H, m), 7.38 (1 H, d, J=2.8 Hz), 12.12 (1 H, s).
実施例113
N−(2−シアノエチル)−4−({3−[4−(3−メチルブトキシ)フェニル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例11もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(3−メチルブトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(413mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(307mg)、炭酸カリウム(359mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。その後、反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(183mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.96 (6 H, d, J=6.4 Hz), 1.66 (2 H, q, J=6.6 Hz), 1.75 - 1.91 (3 H, m), 2.17 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.05 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 4.07 (2 H, t, J=6.6 Hz), 6.34 (1 H, dd, J=3.1, 1.7 Hz), 7.05 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.24 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.38 (1 H, dd, J=3.1, 2.8 Hz), 8.20 (1 H, t, J=5.7 Hz), 12.09 (1 H, br. s.).
N−(2−シアノエチル)−4−({3−[4−(3−メチルブトキシ)フェニル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例11もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(3−メチルブトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(413mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(307mg)、炭酸カリウム(359mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。その後、反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(183mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.96 (6 H, d, J=6.4 Hz), 1.66 (2 H, q, J=6.6 Hz), 1.75 - 1.91 (3 H, m), 2.17 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.05 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 4.07 (2 H, t, J=6.6 Hz), 6.34 (1 H, dd, J=3.1, 1.7 Hz), 7.05 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.24 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.38 (1 H, dd, J=3.1, 2.8 Hz), 8.20 (1 H, t, J=5.7 Hz), 12.09 (1 H, br. s.).
実施例114
N−(2−シアノエチル)−4−({4−オキソ−3−[4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例12もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(351mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(263mg)、炭酸カリウム(276mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。その後、反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(219mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.82 (2 H, tt, J=7.5, 7.2 Hz), 1.92 - 2.07 (2 H, m), 2.17 (2 H, t, J=7.5 Hz), 2.35 - 2.47 (2 H, m), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.05 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 4.12 (2 H, t, J=6.2 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.9 Hz), 7.07 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.26 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.38 (1 H, d, J=2.9 Hz), 8.20 (1 H, t, J=5.7 Hz), 12.10 (1 H, s).
N−(2−シアノエチル)−4−({4−オキソ−3−[4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例12もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(351mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(263mg)、炭酸カリウム(276mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。その後、反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(219mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.82 (2 H, tt, J=7.5, 7.2 Hz), 1.92 - 2.07 (2 H, m), 2.17 (2 H, t, J=7.5 Hz), 2.35 - 2.47 (2 H, m), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.05 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 4.12 (2 H, t, J=6.2 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.9 Hz), 7.07 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.26 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.38 (1 H, d, J=2.9 Hz), 8.20 (1 H, t, J=5.7 Hz), 12.10 (1 H, s).
実施例115
N−(2−シアノエチル)−4−({3−[4−(2,2−ジメチルプロポキシ)フェニル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例13もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(2,2−ジメチルプロポキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(216mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(175mg)、炭酸カリウム(193mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。その後、反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(112mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.04 (9 H, s), 1.82 (2 H, tt, J=7.4, 7.2 Hz), 2.17 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.05 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 3.70 (2 H, s), 6.34 (1 H, dd, J=3.0, 1.9 Hz), 7.05 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.23 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.38 (1 H, dd, J=3.0, 2.7 Hz), 8.20 (1 H, t, J=5.7 Hz), 12.09 (1 H, br. s.).
N−(2−シアノエチル)−4−({3−[4−(2,2−ジメチルプロポキシ)フェニル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例13もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(2,2−ジメチルプロポキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(216mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(175mg)、炭酸カリウム(193mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。その後、反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(112mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.04 (9 H, s), 1.82 (2 H, tt, J=7.4, 7.2 Hz), 2.17 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.05 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 3.70 (2 H, s), 6.34 (1 H, dd, J=3.0, 1.9 Hz), 7.05 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.23 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.38 (1 H, dd, J=3.0, 2.7 Hz), 8.20 (1 H, t, J=5.7 Hz), 12.09 (1 H, br. s.).
実施例116
2−[(3−ヒドロキシプロピル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(171mg)、3−ブロモプロパン−1−オール(347mg)、ヨウ化ナトリウム(75mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.5ml)を加えて、100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(155mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.65 - 1.80 (2 H, m), 3.08 (2 H, t, J=7.4 Hz), 3.38 - 3.48 (2 H, m), 4.54 (1 H, t, J=5.3 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.7 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.19 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.33 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.38 (1 H, d, J=2.7 Hz), 12.12 (1 H, br. s.).
2−[(3−ヒドロキシプロピル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(171mg)、3−ブロモプロパン−1−オール(347mg)、ヨウ化ナトリウム(75mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.5ml)を加えて、100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(155mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.65 - 1.80 (2 H, m), 3.08 (2 H, t, J=7.4 Hz), 3.38 - 3.48 (2 H, m), 4.54 (1 H, t, J=5.3 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.7 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.19 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.33 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.38 (1 H, d, J=2.7 Hz), 12.12 (1 H, br. s.).
実施例117
2−{[4−(1H−テトラゾール−5−イル)ブチル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例87で得られた5−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ペンタンニトリル(150mg)、アジド(トリメチル)シラン(207mg)、ジブチル(オキソ)スタンナン(8.96mg)およびトルエン(10ml)の混合物を120℃で4日間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣を逆相クロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチルで再結晶して表題化合物(50mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.51 - 1.87 (4 H, m), 2.79 - 2.98 (2 H, m), 3.00 - 3.17 (2 H, m), 4.77 - 4.99 (2 H, m), 6.34 (1 H, br. s.), 7.18 (2 H, d, J=8.0 Hz), 7.33 (2 H, d, J=8.3 Hz), 7.38 (1 H, br. s.), 12.12 (1 H, br. s.).
2−{[4−(1H−テトラゾール−5−イル)ブチル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例87で得られた5−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ペンタンニトリル(150mg)、アジド(トリメチル)シラン(207mg)、ジブチル(オキソ)スタンナン(8.96mg)およびトルエン(10ml)の混合物を120℃で4日間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣を逆相クロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチルで再結晶して表題化合物(50mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.51 - 1.87 (4 H, m), 2.79 - 2.98 (2 H, m), 3.00 - 3.17 (2 H, m), 4.77 - 4.99 (2 H, m), 6.34 (1 H, br. s.), 7.18 (2 H, d, J=8.0 Hz), 7.33 (2 H, d, J=8.3 Hz), 7.38 (1 H, br. s.), 12.12 (1 H, br. s.).
実施例118
2−{[5−(1H−テトラゾール−5−イル)ペンチル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例88で得られた6−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ヘキサンニトリル(150mg)、アジド(トリメチル)シラン(198mg)、ジブチル(オキソ)スタンナン(8.5mg)およびトルエン(10ml)の混合物を120℃で4日間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣を逆相クロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチルで再結晶して表題化合物(100mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.27 - 1.43 (2 H, m), 1.52 - 1.80 (4 H, m), 2.87 (2 H, t, J=7.5 Hz), 3.04 (2 H, t, J=7.2 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.34 (1 H, t, J=2.2 Hz), 7.19 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.32 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.38 (1 H, t, J=2.7 Hz), 12.12 (1 H, br. s.).
2−{[5−(1H−テトラゾール−5−イル)ペンチル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例88で得られた6−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ヘキサンニトリル(150mg)、アジド(トリメチル)シラン(198mg)、ジブチル(オキソ)スタンナン(8.5mg)およびトルエン(10ml)の混合物を120℃で4日間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣を逆相クロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチルで再結晶して表題化合物(100mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.27 - 1.43 (2 H, m), 1.52 - 1.80 (4 H, m), 2.87 (2 H, t, J=7.5 Hz), 3.04 (2 H, t, J=7.2 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.34 (1 H, t, J=2.2 Hz), 7.19 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.32 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.38 (1 H, t, J=2.7 Hz), 12.12 (1 H, br. s.).
実施例119
2−[(4−ヒドロキシブチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(171mg)、4−ブロモブタン−1−オール(383mg)、ヨウ化ナトリウム(75mg)、トリエチルアミン(1ml)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣を逆相クロマトグラフィーにて精製して表題化合物(20mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.38 - 1.53 (2 H, m), 1.54 - 1.68 (2 H, m), 3.06 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.34 - 3.42 (2 H, m), 4.39 (1 H, t, J=5.2 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.15 - 7.22 (2 H, m), 7.29 - 7.36 (2 H, m), 7.38 (1 H, d, J=2.8 Hz), 12.11 (1 H, s).
2−[(4−ヒドロキシブチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(171mg)、4−ブロモブタン−1−オール(383mg)、ヨウ化ナトリウム(75mg)、トリエチルアミン(1ml)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣を逆相クロマトグラフィーにて精製して表題化合物(20mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.38 - 1.53 (2 H, m), 1.54 - 1.68 (2 H, m), 3.06 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.34 - 3.42 (2 H, m), 4.39 (1 H, t, J=5.2 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.15 - 7.22 (2 H, m), 7.29 - 7.36 (2 H, m), 7.38 (1 H, d, J=2.8 Hz), 12.11 (1 H, s).
実施例120
3−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3h−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)プロパン−1−スルホンアミド
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(682mg)、公知文献ジャーナル オブ オルガニック ケミストリー(J.Org.Chem.)、11巻、2162頁(1987)に記載の方法もしくはそれに準ずる方法で得た3−クロロプロパン−1−スルホンアミド(946mg)、トリエチルアミン(1.4ml)およびN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)の混合物を100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製しメタノール/酢酸エチル混合溶媒から再結晶して表題化合物(806mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.01 - 2.12 (2 H, m), 2.98 - 3.09 (2 H, m), 3.18 (2 H, t, J=7.0 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.36 (1 H, d, J=2.8 Hz), 6.80 (2 H, br. s.), 7.20 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.35 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.40 (1 H, d, J=2.8 Hz), 12.14 (1 H, br. s.).
3−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3h−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)プロパン−1−スルホンアミド
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(682mg)、公知文献ジャーナル オブ オルガニック ケミストリー(J.Org.Chem.)、11巻、2162頁(1987)に記載の方法もしくはそれに準ずる方法で得た3−クロロプロパン−1−スルホンアミド(946mg)、トリエチルアミン(1.4ml)およびN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)の混合物を100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製しメタノール/酢酸エチル混合溶媒から再結晶して表題化合物(806mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.01 - 2.12 (2 H, m), 2.98 - 3.09 (2 H, m), 3.18 (2 H, t, J=7.0 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.36 (1 H, d, J=2.8 Hz), 6.80 (2 H, br. s.), 7.20 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.35 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.40 (1 H, d, J=2.8 Hz), 12.14 (1 H, br. s.).
実施例121
2−(メチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(171mg)、ヨードメタン(126μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)溶液に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.5ml)を加えて、100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(135mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.41 (3 H, s), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.37 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.34 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.39 (1 H, d, J=2.8 Hz), 12.12 (1 H, s).
2−(メチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(171mg)、ヨードメタン(126μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)溶液に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.5ml)を加えて、100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(135mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.41 (3 H, s), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.37 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.34 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.39 (1 H, d, J=2.8 Hz), 12.12 (1 H, s).
実施例122
2−[(4−オキソペンチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(682mg)、5−クロロペンタン−2−オン(242mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(2.0ml)を加えて、100℃で24時間撹拌した。反応混合物に5−クロロペンタン−2−オン(242mg)を加えて、100℃で24時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(285mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.71 - 1.85 (2 H, m), 2.06 (3 H, s), 2.46 - 2.56 (2 H, m), 3.02 (2 H, t, J=7.2 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.14 - 7.23 (2 H, m), 7.29 - 7.37 (2 H, m), 7.39 (1 H, d, J=2.6 Hz), 12.12 (1 H, br. s.).
2−[(4−オキソペンチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(682mg)、5−クロロペンタン−2−オン(242mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(2.0ml)を加えて、100℃で24時間撹拌した。反応混合物に5−クロロペンタン−2−オン(242mg)を加えて、100℃で24時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(285mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.71 - 1.85 (2 H, m), 2.06 (3 H, s), 2.46 - 2.56 (2 H, m), 3.02 (2 H, t, J=7.2 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.14 - 7.23 (2 H, m), 7.29 - 7.37 (2 H, m), 7.39 (1 H, d, J=2.6 Hz), 12.12 (1 H, br. s.).
実施例123
2−[(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例122で得られた2−[(4−オキソペンチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(100mg)のテトラヒドロフラン溶液(5ml)に0℃で3M臭化メチルマグネシウム/ジエチルエーテル溶液(0.23ml)を滴下して室温で1時間撹拌した。反応を飽和塩化アンモニウム水溶液で停止し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(81mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.04 (6 H, s), 1.34 - 1.44 (2 H, m), 1.56 - 1.70 (2 H, m), 3.04 (2 H, t, J=7.3 Hz), 4.13 (1 H, s), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.6 Hz), 7.14 - 7.23 (2 H, m), 7.29 - 7.36 (2 H, m), 7.38 (1 H, d, J=1.5 Hz), 12.11 (1 H, s).
2−[(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例122で得られた2−[(4−オキソペンチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(100mg)のテトラヒドロフラン溶液(5ml)に0℃で3M臭化メチルマグネシウム/ジエチルエーテル溶液(0.23ml)を滴下して室温で1時間撹拌した。反応を飽和塩化アンモニウム水溶液で停止し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(81mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.04 (6 H, s), 1.34 - 1.44 (2 H, m), 1.56 - 1.70 (2 H, m), 3.04 (2 H, t, J=7.3 Hz), 4.13 (1 H, s), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.6 Hz), 7.14 - 7.23 (2 H, m), 7.29 - 7.36 (2 H, m), 7.38 (1 H, d, J=1.5 Hz), 12.11 (1 H, s).
実施例124
N−(メチルスルホニル)−4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例73で得られた4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸(214mg)、メタンスルホンアミド(52mg)、トリエチルアミン(209μl)、4−ジメチルアミノピリジン(61mg)およびアセトニトリル(10ml)の混合物に2−メチル−6−ニトロ安息香酸無水物(207mg)を加えて、室温で15時間撹拌した。溶媒を減圧留去し水で希釈後、酢酸エチルで抽出した。有機層を1M塩酸および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(35mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.85 (2 H, m), 2.35 (2 H, t, J=7.3 Hz), 3.06 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.20 (3 H, s), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.36 (1 H, dd, J=2.6, 2.1 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.29 - 7.37 (2 H, m), 7.39 (1 H, t, J=2.9 Hz), 11.68 (1 H, br. s.), 12.13 (1 H, br. s.).
N−(メチルスルホニル)−4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例73で得られた4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸(214mg)、メタンスルホンアミド(52mg)、トリエチルアミン(209μl)、4−ジメチルアミノピリジン(61mg)およびアセトニトリル(10ml)の混合物に2−メチル−6−ニトロ安息香酸無水物(207mg)を加えて、室温で15時間撹拌した。溶媒を減圧留去し水で希釈後、酢酸エチルで抽出した。有機層を1M塩酸および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(35mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.85 (2 H, m), 2.35 (2 H, t, J=7.3 Hz), 3.06 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.20 (3 H, s), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.36 (1 H, dd, J=2.6, 2.1 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.29 - 7.37 (2 H, m), 7.39 (1 H, t, J=2.9 Hz), 11.68 (1 H, br. s.), 12.13 (1 H, br. s.).
実施例125
N−{[3−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)プロピル]スルホニル}シクロプロパンカルボキサミド
実施例120で得られた3−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3h−ピロロ[3,2−D]ピリミジン−2−イル}スルファニル)プロパン−1−スルホンアミド(231mg)、シクロプロパンカルボン酸(52mg)、トリエチルアミン(209μl)、4−ジメチルアミノピリジン(61mg)およびアセトニトリル(10ml)の混合物に2−メチル−6−ニトロ安息香酸無水物(207mg)を加えて、室温で15時間撹拌した。溶媒を減圧留去し水で希釈後、酢酸エチルで抽出した。有機層を1M塩酸および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(60mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.68 - 0.85 (4 H, m), 1.59 - 1.72 (1 H, m), 1.95 - 2.13 (2 H, m), 3.15 (2 H, t, J=6.8 Hz), 3.39 - 3.49 (2 H, m), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.34 (1 H, t, J=2.3 Hz), 7.20 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.34 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.40 (1 H, t, J=2.8 Hz), 11.90 (1 H, s), 12.15 (1 H, br. s.).
N−{[3−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)プロピル]スルホニル}シクロプロパンカルボキサミド
実施例120で得られた3−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3h−ピロロ[3,2−D]ピリミジン−2−イル}スルファニル)プロパン−1−スルホンアミド(231mg)、シクロプロパンカルボン酸(52mg)、トリエチルアミン(209μl)、4−ジメチルアミノピリジン(61mg)およびアセトニトリル(10ml)の混合物に2−メチル−6−ニトロ安息香酸無水物(207mg)を加えて、室温で15時間撹拌した。溶媒を減圧留去し水で希釈後、酢酸エチルで抽出した。有機層を1M塩酸および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(60mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.68 - 0.85 (4 H, m), 1.59 - 1.72 (1 H, m), 1.95 - 2.13 (2 H, m), 3.15 (2 H, t, J=6.8 Hz), 3.39 - 3.49 (2 H, m), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.34 (1 H, t, J=2.3 Hz), 7.20 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.34 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.40 (1 H, t, J=2.8 Hz), 11.90 (1 H, s), 12.15 (1 H, br. s.).
実施例126
2−[(シクロプロピルメチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(171mg)、(ブロモメチル)シクロプロパン(68mg)、ヨウ化ナトリウム(75mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.5ml)を加えて、100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(170mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.20 - 0.26 (2 H, m), 0.45 - 0.54 (2 H, m), 0.96 - 1.13 (1 H, m), 2.99 (2 H, d, J=7.3 Hz), 4.88 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.15 - 7.23 (2 H, m), 7.29 - 7.37 (2 H, m), 7.38 (1 H, d, J=2.8 Hz), 12.11 (1 H, s).
2−[(シクロプロピルメチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(171mg)、(ブロモメチル)シクロプロパン(68mg)、ヨウ化ナトリウム(75mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.5ml)を加えて、100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(170mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.20 - 0.26 (2 H, m), 0.45 - 0.54 (2 H, m), 0.96 - 1.13 (1 H, m), 2.99 (2 H, d, J=7.3 Hz), 4.88 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.15 - 7.23 (2 H, m), 7.29 - 7.37 (2 H, m), 7.38 (1 H, d, J=2.8 Hz), 12.11 (1 H, s).
実施例127
2−[(2−ヒドロキシエチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(171mg)、2−ブロモエタノール(63mg)、ヨウ化ナトリウム(75mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.5ml)を加えて、100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(127mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.16 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.59 (2 H, q, J=6.2 Hz), 4.79 - 4.96 (3 H, m), 6.32 - 6.37 (1 H, m), 7.19 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.32 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.39 (1 H, t, J=2.8 Hz), 12.12 (1 H, br. s.).
2−[(2−ヒドロキシエチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(171mg)、2−ブロモエタノール(63mg)、ヨウ化ナトリウム(75mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.5ml)を加えて、100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(127mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.16 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.59 (2 H, q, J=6.2 Hz), 4.79 - 4.96 (3 H, m), 6.32 - 6.37 (1 H, m), 7.19 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.32 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.39 (1 H, t, J=2.8 Hz), 12.12 (1 H, br. s.).
実施例128
エチル 3−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)プロパノアート
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(341mg)、エチル 3−ブロモプロパノアート(501mg)、ヨウ化ナトリウム(150mg)、トリエチルアミン(120μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)の混合物を100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。残渣を酢酸エチルで希釈して1M塩酸、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製しメタノール/酢酸エチル混合溶媒から再結晶して表題化合物(295mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.16 (3 H, t, J=7.2 Hz), 2.71 (2 H, t, J=6.9 Hz), 3.24 (2 H, t, J=6.9 Hz), 4.05 (2 H, q, J=7.2 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.36 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.19 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.32 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.40 (1 H, d, J=3.0 Hz), 12.14 (1 H, br. s.).
エチル 3−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)プロパノアート
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(341mg)、エチル 3−ブロモプロパノアート(501mg)、ヨウ化ナトリウム(150mg)、トリエチルアミン(120μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)の混合物を100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。残渣を酢酸エチルで希釈して1M塩酸、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製しメタノール/酢酸エチル混合溶媒から再結晶して表題化合物(295mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.16 (3 H, t, J=7.2 Hz), 2.71 (2 H, t, J=6.9 Hz), 3.24 (2 H, t, J=6.9 Hz), 4.05 (2 H, q, J=7.2 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.36 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.19 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.32 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.40 (1 H, d, J=3.0 Hz), 12.14 (1 H, br. s.).
実施例129
2−[(ジフルオロメチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(341mg)、ジフルオロ(ヨード)メタン(500mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.0ml)を加えて、100℃で15時間撹拌した。さらにジフルオロ(ヨード)メタン(500mg)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液(5ml)を加えて100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後にヘキサン/ジイソプロピルエーテル混合溶媒から再結晶して表題化合物(25mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.89 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.40 - 6.45 (1 H, m), 7.23 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.39 - 7.49 (3 H, m), 7.82 (1 H, t, J=25.2 Hz), 12.34 (1 H, br. s.).
2−[(ジフルオロメチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(341mg)、ジフルオロ(ヨード)メタン(500mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.0ml)を加えて、100℃で15時間撹拌した。さらにジフルオロ(ヨード)メタン(500mg)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液(5ml)を加えて100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後にヘキサン/ジイソプロピルエーテル混合溶媒から再結晶して表題化合物(25mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.89 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.40 - 6.45 (1 H, m), 7.23 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.39 - 7.49 (3 H, m), 7.82 (1 H, t, J=25.2 Hz), 12.34 (1 H, br. s.).
実施例130
2−{[2−ヒドロキシ−3−(1−メチルエトキシ)プロピル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(341mg)、2−[(1−メチルエトキシ)メチル]オキシラン(116mg)、ヨウ化ナトリウム(150mg)、トリエチルアミン(120μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物を100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後にヘキサン/ジイソプロピルエーテル混合溶媒から再結晶して表題化合物(230mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.06 (6 H, d, J=6.1 Hz), 3.04 (1 H, dd, J=12.9, 7.6 Hz), 3.22 - 3.41 (3 H, m), 3.48 - 3.59 (1 H, m), 3.68 - 3.81 (1 H, m), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 5.05 (1 H, d, J=5.3 Hz), 6.33 (1 H, t, J=2.5 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.32 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.38 (1 H, t, J=3.0 Hz), 12.11 (1 H, br. s.).
2−{[2−ヒドロキシ−3−(1−メチルエトキシ)プロピル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(341mg)、2−[(1−メチルエトキシ)メチル]オキシラン(116mg)、ヨウ化ナトリウム(150mg)、トリエチルアミン(120μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物を100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後にヘキサン/ジイソプロピルエーテル混合溶媒から再結晶して表題化合物(230mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.06 (6 H, d, J=6.1 Hz), 3.04 (1 H, dd, J=12.9, 7.6 Hz), 3.22 - 3.41 (3 H, m), 3.48 - 3.59 (1 H, m), 3.68 - 3.81 (1 H, m), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 5.05 (1 H, d, J=5.3 Hz), 6.33 (1 H, t, J=2.5 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.32 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.38 (1 H, t, J=3.0 Hz), 12.11 (1 H, br. s.).
実施例131
2−[(3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例128で得られたエチル 3−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)プロパノアート(200mg)のテトラヒドロフラン溶液(10ml)に室温で1M臭化メチルマグネシウム/テトラヒドロフラン溶液(1.87ml)を滴下して室温で15時間撹拌した。反応を飽和塩化アンモニウム水溶液で停止し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(130mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.11 (6 H, s), 1.56 - 1.68 (2 H, m), 2.98 - 3.11 (2 H, m), 4.33 (1 H, s), 4.87 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.33 (1 H, d, J=3.0 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.31 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.38 (1 H, d, J=2.7 Hz), 12.10 (1 H, s).
2−[(3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例128で得られたエチル 3−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)プロパノアート(200mg)のテトラヒドロフラン溶液(10ml)に室温で1M臭化メチルマグネシウム/テトラヒドロフラン溶液(1.87ml)を滴下して室温で15時間撹拌した。反応を飽和塩化アンモニウム水溶液で停止し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(130mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.11 (6 H, s), 1.56 - 1.68 (2 H, m), 2.98 - 3.11 (2 H, m), 4.33 (1 H, s), 4.87 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.33 (1 H, d, J=3.0 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.31 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.38 (1 H, d, J=2.7 Hz), 12.10 (1 H, s).
実施例132
2−[(3−メトキシプロピル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(341mg)、1−ブロモ−3−メトキシプロパン(153mg)、ヨウ化ナトリウム(150mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.0ml)を加えて、100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(280mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.74 - 1.88 (2 H, m), 3.06 (2 H, t, J=7.4 Hz), 3.21 (3 H, s), 3.35 (2 H, t, J=6.1 Hz), 4.87 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.19 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.33 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.38 (1 H, d, J=3.0 Hz), 12.12 (1 H, s).
2−[(3−メトキシプロピル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(341mg)、1−ブロモ−3−メトキシプロパン(153mg)、ヨウ化ナトリウム(150mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.0ml)を加えて、100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(280mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.74 - 1.88 (2 H, m), 3.06 (2 H, t, J=7.4 Hz), 3.21 (3 H, s), 3.35 (2 H, t, J=6.1 Hz), 4.87 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.19 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.33 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.38 (1 H, d, J=3.0 Hz), 12.12 (1 H, s).
実施例133
2−{[3−(4−フルオロフェノキシ)プロピル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(341mg)、1−(3−クロロプロポキシ)−4−フルオロベンゼン(189mg)、ヨウ化ナトリウム(150mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.0ml)を加えて、100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(260mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.04 (2 H, m), 3.18 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.99 (2 H, t, J=6.2 Hz), 4.87 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.33 (1 H, d, J=2.7 Hz), 6.87 - 6.96 (2 H, m), 7.04 - 7.14 (2 H, m), 7.19 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.34 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.39 (1 H, d, J=3.0 Hz), 12.12 (1 H, s).
2−{[3−(4−フルオロフェノキシ)プロピル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(341mg)、1−(3−クロロプロポキシ)−4−フルオロベンゼン(189mg)、ヨウ化ナトリウム(150mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.0ml)を加えて、100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(260mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.04 (2 H, m), 3.18 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.99 (2 H, t, J=6.2 Hz), 4.87 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.33 (1 H, d, J=2.7 Hz), 6.87 - 6.96 (2 H, m), 7.04 - 7.14 (2 H, m), 7.19 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.34 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.39 (1 H, d, J=3.0 Hz), 12.12 (1 H, s).
実施例134
2−{[4−(4−ヒドロキシ−4−メチルピペリジン−1−イル)−4−オキソブチル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例73もしくはそれに準ずる方法で得られた4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸(214mg)、公知文献ジャーナル オブ ザ アミリカン ケミカル ソサイエティ(J.Am.Chem.Soc.)、115巻、7250頁(1993)に記載の方法もしくはそれに準ずる方法で得られた4−メチルピペリジン−4−オール塩酸塩(58mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(77mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(115mg)を加えて、室温で15時間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、残渣を酢酸エチルで希釈して水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーおよび逆相クロマトグラフィーで精製して表題化合物(89mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.09 (3 H, s), 1.21 - 1.48 (4 H, m), 1.80 (2 H, t, J=7.1 Hz), 2.37 (2 H, t, J=7.3 Hz), 2.92 - 3.09 (3 H, m), 3.21 - 3.34 (1 H, m), 3.43 - 3.53 (1 H, m), 3.84 - 3.96 (1 H, m), 4.35 (1 H, br. s.), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.1 Hz), 7.19 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.33 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.39 (1 H, br. s.), 12.12 (1 H, br. s.).
2−{[4−(4−ヒドロキシ−4−メチルピペリジン−1−イル)−4−オキソブチル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例73もしくはそれに準ずる方法で得られた4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸(214mg)、公知文献ジャーナル オブ ザ アミリカン ケミカル ソサイエティ(J.Am.Chem.Soc.)、115巻、7250頁(1993)に記載の方法もしくはそれに準ずる方法で得られた4−メチルピペリジン−4−オール塩酸塩(58mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(77mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(115mg)を加えて、室温で15時間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、残渣を酢酸エチルで希釈して水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーおよび逆相クロマトグラフィーで精製して表題化合物(89mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.09 (3 H, s), 1.21 - 1.48 (4 H, m), 1.80 (2 H, t, J=7.1 Hz), 2.37 (2 H, t, J=7.3 Hz), 2.92 - 3.09 (3 H, m), 3.21 - 3.34 (1 H, m), 3.43 - 3.53 (1 H, m), 3.84 - 3.96 (1 H, m), 4.35 (1 H, br. s.), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.1 Hz), 7.19 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.33 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.39 (1 H, br. s.), 12.12 (1 H, br. s.).
実施例135
2−{[4−(1,1−ジオキシドチオモルホリン−4−イル)−4−オキソブチル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例73もしくはそれに準ずる方法で得られた4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸(214mg)、チオモルホリン 1,1−ジオキシド(68mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(77mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(115mg)を加えて、室温で15時間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、残渣を酢酸エチルで希釈して水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーおよび逆相クロマトグラフィーで精製して表題化合物(63mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.77 - 1.91 (2 H, m), 2.44 - 2.53 (2 H, m), 3.01 - 3.11 (4 H, m), 3.13 - 3.25 (2 H, m), 3.75 - 3.90 (4 H, m), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.31 - 6.36 (1 H, m), 7.17 - 7.21 (2 H, m), 7.32 - 7.36 (2 H, m), 7.37 - 7.41 (1 H, m), 12.13 (1 H, br. s.).
2−{[4−(1,1−ジオキシドチオモルホリン−4−イル)−4−オキソブチル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例73もしくはそれに準ずる方法で得られた4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸(214mg)、チオモルホリン 1,1−ジオキシド(68mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(77mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(115mg)を加えて、室温で15時間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、残渣を酢酸エチルで希釈して水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーおよび逆相クロマトグラフィーで精製して表題化合物(63mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.77 - 1.91 (2 H, m), 2.44 - 2.53 (2 H, m), 3.01 - 3.11 (4 H, m), 3.13 - 3.25 (2 H, m), 3.75 - 3.90 (4 H, m), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.31 - 6.36 (1 H, m), 7.17 - 7.21 (2 H, m), 7.32 - 7.36 (2 H, m), 7.37 - 7.41 (1 H, m), 12.13 (1 H, br. s.).
実施例136
2−[(4−オキソ−4−チオモルホリン−4−イルブチル)サルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例73もしくはそれに準ずる方法で得られた4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸(215mg)、チオモルホリン(103mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(77mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(144mg)を加えて、室温で15時間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、残渣を酢酸エチルで希釈して水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をメタノール/酢酸エチル混合溶媒から再結晶して表題化合物(150mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.75 - 1.88 (2 H, m), 2.39 (2 H, t, J=7.3 Hz), 2.47 - 2.52 (2 H, m), 2.54 - 2.61 (2 H, m), 3.06 (2 H, t, J=7.3 Hz), 3.61 - 3.72 (4 H, m), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.19 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.34 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.39 (1 H, d, J=2.8 Hz), 12.12 (1 H, s).
2−[(4−オキソ−4−チオモルホリン−4−イルブチル)サルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例73もしくはそれに準ずる方法で得られた4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸(215mg)、チオモルホリン(103mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(77mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(144mg)を加えて、室温で15時間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、残渣を酢酸エチルで希釈して水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をメタノール/酢酸エチル混合溶媒から再結晶して表題化合物(150mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.75 - 1.88 (2 H, m), 2.39 (2 H, t, J=7.3 Hz), 2.47 - 2.52 (2 H, m), 2.54 - 2.61 (2 H, m), 3.06 (2 H, t, J=7.3 Hz), 3.61 - 3.72 (4 H, m), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.19 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.34 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.39 (1 H, d, J=2.8 Hz), 12.12 (1 H, s).
実施例137
2−{[3−(1−メチルエトキシ)プロピル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、公知文献カナディアン ジャーナル オブ ケミストリー(Can.J.Chem.)、33巻、1207頁(1955)に記載の方法で得られた3−(1−メチルエトキシ)プロピル 4−メチルベンゼンスルホナート(158mg)、ヨウ化ナトリウム(87mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.58ml)を加えて、100℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(201mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.04 (6 H, d, J=6.2 Hz), 1.72 - 1.84 (2 H, m), 3.07 (2 H, t J=7.5 Hz), 3.38 (2 H, t, J=6.1 Hz), 3.49 (1 H, spt, J=6.2 Hz), 4.87 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.33 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.38 (1 H, d, J=2.8 Hz), 12.12 (1 H, s).
2−{[3−(1−メチルエトキシ)プロピル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、公知文献カナディアン ジャーナル オブ ケミストリー(Can.J.Chem.)、33巻、1207頁(1955)に記載の方法で得られた3−(1−メチルエトキシ)プロピル 4−メチルベンゼンスルホナート(158mg)、ヨウ化ナトリウム(87mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.58ml)を加えて、100℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(201mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.04 (6 H, d, J=6.2 Hz), 1.72 - 1.84 (2 H, m), 3.07 (2 H, t J=7.5 Hz), 3.38 (2 H, t, J=6.1 Hz), 3.49 (1 H, spt, J=6.2 Hz), 4.87 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.33 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.38 (1 H, d, J=2.8 Hz), 12.12 (1 H, s).
実施例138
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−{[3−(1−メチルエトキシ)プロピル]スルファニル}−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例6もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、公知文献カナディアン ジャーナル オブ ケミストリー(Can.J.Chem.)、33巻、1207頁(1955)に記載の方法で得られた3−(1−メチルエトキシ)プロピル 4−メチルベンゼンスルホナート(174mg)、ヨウ化ナトリウム(96mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.64ml)を加えて、100℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(221mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.32 - 0.39 (2 H, m), 0.56 - 0.64 (2 H, m), 1.06 (6 H, d, J=6.3 Hz), 1.21 - 1.33 (1 H, m), 1.71 - 1.84 (2 H, m), 3.06 (2 H, t, J=7.3 Hz), 3.38 (2 H, t, J=6.2 Hz), 3.49 (1 H, spt, J=6.1 Hz), 3.89 (2 H, d, J=7.2 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.23 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.37 (1 H, d, J=2.8 Hz), 12.10 (1 H, s).
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−{[3−(1−メチルエトキシ)プロピル]スルファニル}−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例6もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、公知文献カナディアン ジャーナル オブ ケミストリー(Can.J.Chem.)、33巻、1207頁(1955)に記載の方法で得られた3−(1−メチルエトキシ)プロピル 4−メチルベンゼンスルホナート(174mg)、ヨウ化ナトリウム(96mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.64ml)を加えて、100℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(221mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.32 - 0.39 (2 H, m), 0.56 - 0.64 (2 H, m), 1.06 (6 H, d, J=6.3 Hz), 1.21 - 1.33 (1 H, m), 1.71 - 1.84 (2 H, m), 3.06 (2 H, t, J=7.3 Hz), 3.38 (2 H, t, J=6.2 Hz), 3.49 (1 H, spt, J=6.1 Hz), 3.89 (2 H, d, J=7.2 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.23 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.37 (1 H, d, J=2.8 Hz), 12.10 (1 H, s).
実施例139
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−[(3−エトキシプロピル)スルファニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例6もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、公知文献カナディアン ジャーナル オブ ケミストリー(Can.J.Chem.)、33巻、1207頁(1955)に記載の方法もしくはそれに準ずる方法で得た3−エトキシプロピル 4−メチルベンゼンスルホナート(165mg)、ヨウ化ナトリウム(96mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.64ml)を加えて、100℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(169mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.32 - 0.40 (2 H, m), 0.56 - 0.65 (2 H, m), 1.08 (3 H, t, J=7.1 Hz), 1.21 - 1.34 (1 H, m), 1.74 - 1.87 (2 H, m), 3.06 (2 H, t, J=7.3 Hz), 3.34 - 3.42 (4 H, m), 3.89 (2 H, d, J=7.0 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.23 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.38 (1 H, d), 12.10 (1 H, s).
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−[(3−エトキシプロピル)スルファニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例6もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、公知文献カナディアン ジャーナル オブ ケミストリー(Can.J.Chem.)、33巻、1207頁(1955)に記載の方法もしくはそれに準ずる方法で得た3−エトキシプロピル 4−メチルベンゼンスルホナート(165mg)、ヨウ化ナトリウム(96mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.64ml)を加えて、100℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(169mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.32 - 0.40 (2 H, m), 0.56 - 0.65 (2 H, m), 1.08 (3 H, t, J=7.1 Hz), 1.21 - 1.34 (1 H, m), 1.74 - 1.87 (2 H, m), 3.06 (2 H, t, J=7.3 Hz), 3.34 - 3.42 (4 H, m), 3.89 (2 H, d, J=7.0 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.23 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.38 (1 H, d), 12.10 (1 H, s).
実施例140
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3−フルオロフェニル]−2−[(3−エトキシプロピル)スルファニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例50もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3−フルオロフェニル]−2−スルファニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、公知文献カナディアン ジャーナル オブ ケミストリー(Can.J.Chem.)、33巻、1207頁(1955)に記載の方法もしくはそれに準ずる方法で得た3−エトキシプロピル 4−メチルベンゼンスルホナート(155mg)、ヨウ化ナトリウム(90mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.6ml)を加えて、100℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(195mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.33 - 0.41 (2 H, m), 0.58 - 0.66 (2 H, m), 1.08 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.22 - 1.37 (1 H, m), 1.74 - 1.89 (2 H, m), 3.07 (2 H, t, J=7.3 Hz), 3.34 - 3.43 (4 H, m), 3.98 (2 H, d, J=6.8 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.09 - 7.17 (1 H, m), 7.25 (1 H, dd, J=9.0, 8.9 Hz), 7.33 - 7.43 (2 H, m), 12.13 (1 H, s).
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3−フルオロフェニル]−2−[(3−エトキシプロピル)スルファニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例50もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3−フルオロフェニル]−2−スルファニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、公知文献カナディアン ジャーナル オブ ケミストリー(Can.J.Chem.)、33巻、1207頁(1955)に記載の方法もしくはそれに準ずる方法で得た3−エトキシプロピル 4−メチルベンゼンスルホナート(155mg)、ヨウ化ナトリウム(90mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.6ml)を加えて、100℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(195mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.33 - 0.41 (2 H, m), 0.58 - 0.66 (2 H, m), 1.08 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.22 - 1.37 (1 H, m), 1.74 - 1.89 (2 H, m), 3.07 (2 H, t, J=7.3 Hz), 3.34 - 3.43 (4 H, m), 3.98 (2 H, d, J=6.8 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.09 - 7.17 (1 H, m), 7.25 (1 H, dd, J=9.0, 8.9 Hz), 7.33 - 7.43 (2 H, m), 12.13 (1 H, s).
実施例141
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−{[3−(2−メトキシエトキシ)プロピル]スルファニル}−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例6もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、1−ブロモ−3−(2−メトキシエトキシ)プロパン(126mg)、ヨウ化ナトリウム(96mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.64ml)を加えて、100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(156mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.32 - 0.39 (2 H, m), 0.56 - 0.65 (2 H, m), 1.21 - 1.32 (1 H, m), 1.74 - 1.87 (2 H, m), 3.06 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.22 (3 H, s), 3.38 - 3.49 (6 H, m), 3.88 (2 H, d, J=7.2 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.5 Hz), 7.23 (2 H, d, J=8.5 Hz), 7.38 (1 H, d, J=2.7 Hz), 12.10 (1 H, br. s.).
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−{[3−(2−メトキシエトキシ)プロピル]スルファニル}−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例6もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、1−ブロモ−3−(2−メトキシエトキシ)プロパン(126mg)、ヨウ化ナトリウム(96mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.64ml)を加えて、100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(156mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.32 - 0.39 (2 H, m), 0.56 - 0.65 (2 H, m), 1.21 - 1.32 (1 H, m), 1.74 - 1.87 (2 H, m), 3.06 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.22 (3 H, s), 3.38 - 3.49 (6 H, m), 3.88 (2 H, d, J=7.2 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.5 Hz), 7.23 (2 H, d, J=8.5 Hz), 7.38 (1 H, d, J=2.7 Hz), 12.10 (1 H, br. s.).
実施例142
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−{[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]スルファニル}−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例6もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、1−ブロモ−2−(2−エトキシエトキシ)エタン(126mg)、ヨウ化ナトリウム(96mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.64ml)を加えて、100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(183mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.32 - 0.39 (2 H, m), 0.56 - 0.64 (2 H, m), 1.06 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.22 - 1.30 (1 H, m), 3.23 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.35 - 3.53 (6 H, m), 3.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.89 (2 H, d, J=6.8 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.23 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.38 (1 H, d, J=2.8 Hz), 12.12 (1 H, s).
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−{[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]スルファニル}−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例6もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、1−ブロモ−2−(2−エトキシエトキシ)エタン(126mg)、ヨウ化ナトリウム(96mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.64ml)を加えて、100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(183mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.32 - 0.39 (2 H, m), 0.56 - 0.64 (2 H, m), 1.06 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.22 - 1.30 (1 H, m), 3.23 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.35 - 3.53 (6 H, m), 3.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.89 (2 H, d, J=6.8 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.23 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.38 (1 H, d, J=2.8 Hz), 12.12 (1 H, s).
実施例143
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−[(2−エトキシエチル)スルファニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例6もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、1−クロロ−2−エトキシエタン(69mg)、ヨウ化ナトリウム(96mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.64ml)を加えて、100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(181mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.33 - 0.39 (2 H, m), 0.56 - 0.65 (2 H, m), 1.07 (3 H, t, J=7.1 Hz), 1.21 - 1.33 (1 H, m), 3.23 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.42 (2 H, q, J=7.1 Hz), 3.56 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.89 (2 H, d, J=7.2 Hz), 6.35 (1 H, d, J=3.0 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.23 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.38 (1 H, d, J=3.0 Hz), 12.12 (1 H, br. s.).
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−[(2−エトキシエチル)スルファニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例6もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、1−クロロ−2−エトキシエタン(69mg)、ヨウ化ナトリウム(96mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.64ml)を加えて、100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(181mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.33 - 0.39 (2 H, m), 0.56 - 0.65 (2 H, m), 1.07 (3 H, t, J=7.1 Hz), 1.21 - 1.33 (1 H, m), 3.23 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.42 (2 H, q, J=7.1 Hz), 3.56 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.89 (2 H, d, J=7.2 Hz), 6.35 (1 H, d, J=3.0 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.23 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.38 (1 H, d, J=3.0 Hz), 12.12 (1 H, br. s.).
実施例144
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−[(2−ヒドロキシエチル)スルファニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例6もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、2−ブロモエタノール(80mg)、ヨウ化ナトリウム(96mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.64ml)を加えて、100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(110mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.32 - 0.40 (2 H, m), 0.56 - 0.64 (2 H, m), 1.21 - 1.34 (1 H, m), 3.15 (2 H, t, J=6.6 Hz), 3.53 - 3.63 (2 H, m), 3.89 (2 H, d, J=6.8 Hz), 4.91 (1 H, t, J=5.5 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.04 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.23 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.38 (1 H, d, J=2.7 Hz), 12.10 (1 H, s).
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−[(2−ヒドロキシエチル)スルファニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例6もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、2−ブロモエタノール(80mg)、ヨウ化ナトリウム(96mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.64ml)を加えて、100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(110mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.32 - 0.40 (2 H, m), 0.56 - 0.64 (2 H, m), 1.21 - 1.34 (1 H, m), 3.15 (2 H, t, J=6.6 Hz), 3.53 - 3.63 (2 H, m), 3.89 (2 H, d, J=6.8 Hz), 4.91 (1 H, t, J=5.5 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.04 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.23 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.38 (1 H, d, J=2.7 Hz), 12.10 (1 H, s).
実施例145
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−{[2−(1−メチルエトキシ)エチル]スルファニル}−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例6もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、公知文献カナディアン ジャーナル オブ ケミストリー(Can.J.Chem.)、33巻、1207頁(1955)に記載の方法もしくはそれに準ずる方法で得た2−(1−メチルエトキシ)エチル 4−メチルベンゼンスルホナート(165mg)、ヨウ化ナトリウム(96mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.64ml)を加えて、100℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(170mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.32 - 0.39 (2 H, m), 0.56 - 0.64 (2 H, m), 1.05 (6 H, d, J=6.1 Hz), 1.20 - 1.34 (1 H, m), 3.19 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.51 - 3.61 (3 H, m), 3.89 (2 H, d, J=7.2 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.5 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.5 Hz), 7.23 (2 H, d, J=8.5 Hz), 7.38 (1 H, d, J=2.5 Hz), 12.11 (1 H, br. s.).
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−{[2−(1−メチルエトキシ)エチル]スルファニル}−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例6もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、公知文献カナディアン ジャーナル オブ ケミストリー(Can.J.Chem.)、33巻、1207頁(1955)に記載の方法もしくはそれに準ずる方法で得た2−(1−メチルエトキシ)エチル 4−メチルベンゼンスルホナート(165mg)、ヨウ化ナトリウム(96mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.64ml)を加えて、100℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(170mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.32 - 0.39 (2 H, m), 0.56 - 0.64 (2 H, m), 1.05 (6 H, d, J=6.1 Hz), 1.20 - 1.34 (1 H, m), 3.19 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.51 - 3.61 (3 H, m), 3.89 (2 H, d, J=7.2 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.5 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.5 Hz), 7.23 (2 H, d, J=8.5 Hz), 7.38 (1 H, d, J=2.5 Hz), 12.11 (1 H, br. s.).
実施例146
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−2−フルオロフェニル]−2−[(3−エトキシプロピル)スルファニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例14もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−2−フルオロフェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(83mg)、公知文献カナディアン ジャーナル オブ ケミストリー(Can.J.Chem.)、33巻、1207頁(1955)に記載の方法もしくはそれに準ずる方法で得た3−エトキシプロピル 4−メチルベンゼンスルホナート(70mg)、ヨウ化ナトリウム(37mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.25ml)を加えて、100℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(55mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.28 - 0.39 (2 H, m), 0.57 - 0.65 (2 H, m), 1.08 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.21 - 1.32 (1 H, m), 1.76 - 1.89 (2 H, m), 3.09 (2 H, t, J=6.8 Hz), 3.34 - 3.43 (4 H, m), 3.92 (2 H, d, J=7.2 Hz), 6.37 (1 H, d, J=3.0 Hz), 6.91 (1 H, dd, J=8.9, 2.4 Hz), 7.06 (1 H, dd, J=11.7, 2.4 Hz), 7.33 - 7.44 (2 H, m), 12.19 (1 H, s).
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−2−フルオロフェニル]−2−[(3−エトキシプロピル)スルファニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例14もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−2−フルオロフェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(83mg)、公知文献カナディアン ジャーナル オブ ケミストリー(Can.J.Chem.)、33巻、1207頁(1955)に記載の方法もしくはそれに準ずる方法で得た3−エトキシプロピル 4−メチルベンゼンスルホナート(70mg)、ヨウ化ナトリウム(37mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.25ml)を加えて、100℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(55mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.28 - 0.39 (2 H, m), 0.57 - 0.65 (2 H, m), 1.08 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.21 - 1.32 (1 H, m), 1.76 - 1.89 (2 H, m), 3.09 (2 H, t, J=6.8 Hz), 3.34 - 3.43 (4 H, m), 3.92 (2 H, d, J=7.2 Hz), 6.37 (1 H, d, J=3.0 Hz), 6.91 (1 H, dd, J=8.9, 2.4 Hz), 7.06 (1 H, dd, J=11.7, 2.4 Hz), 7.33 - 7.44 (2 H, m), 12.19 (1 H, s).
実施例147
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−{[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)エチル]スルファニル}−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例6もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、参考例55で得られた2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)エチル 4−メチルベンゼンスルホナート(192mg)、ヨウ化ナトリウム(96mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.64ml)を加えて、100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(225mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.33 - 0.39 (2 H, m), 0.57 - 0.64 (2 H, m), 1.20 - 1.42 (3 H, m), 1.75 - 1.85 (2 H, m), 3.22 (2 H, t, J=6.5 Hz), 3.25 - 3.35 (2 H, m), 3.46 - 3.56 (1 H, m), 3.62 (2 H, t, J=6.5 Hz), 3.77 (2 H, dt, J=11.7, 4.2 Hz), 3.89 (2 H, d, J=7.0 Hz), 6.33 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.22 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.38 (1 H, d, J=2.8 Hz), 12.10 (1 H, s).
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−{[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)エチル]スルファニル}−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例6もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、参考例55で得られた2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)エチル 4−メチルベンゼンスルホナート(192mg)、ヨウ化ナトリウム(96mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.64ml)を加えて、100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(225mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.33 - 0.39 (2 H, m), 0.57 - 0.64 (2 H, m), 1.20 - 1.42 (3 H, m), 1.75 - 1.85 (2 H, m), 3.22 (2 H, t, J=6.5 Hz), 3.25 - 3.35 (2 H, m), 3.46 - 3.56 (1 H, m), 3.62 (2 H, t, J=6.5 Hz), 3.77 (2 H, dt, J=11.7, 4.2 Hz), 3.89 (2 H, d, J=7.0 Hz), 6.33 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.22 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.38 (1 H, d, J=2.8 Hz), 12.10 (1 H, s).
実施例148
3−[4−(2−シクロプロピルエトキシ)フェニル]−2−{[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]スルファニル}−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例15で得られた3−[4−(2−シクロプロピルエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(300mg)、1−ブロモ−2−(2−エトキシエトキシ)エタン(197mg)、ヨウ化ナトリウム(149mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1ml)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)の混合物を100℃で4時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に酢酸エチルおよび水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(311mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.12 - 0.18 (2 H, m), 0.43 - 0.49 (2 H, m), 0.80 - 0.95 (1 H, m), 1.06 (3 H, t, J=6.8 Hz), 1.67 (2 H, q, J=6.8 Hz), 3.24 (2 H, t, J=6.5 Hz), 3.35 - 3.47 (4 H, m), 3.47 - 3.53 (2 H, m), 3.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 4.10 (2 H, t, J=6.6 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.4 Hz), 7.06 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.24 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.38 (1 H, t, J=2.4 Hz), 12.10 (1 H, br. s.).
3−[4−(2−シクロプロピルエトキシ)フェニル]−2−{[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]スルファニル}−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例15で得られた3−[4−(2−シクロプロピルエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(300mg)、1−ブロモ−2−(2−エトキシエトキシ)エタン(197mg)、ヨウ化ナトリウム(149mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1ml)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)の混合物を100℃で4時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に酢酸エチルおよび水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(311mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.12 - 0.18 (2 H, m), 0.43 - 0.49 (2 H, m), 0.80 - 0.95 (1 H, m), 1.06 (3 H, t, J=6.8 Hz), 1.67 (2 H, q, J=6.8 Hz), 3.24 (2 H, t, J=6.5 Hz), 3.35 - 3.47 (4 H, m), 3.47 - 3.53 (2 H, m), 3.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 4.10 (2 H, t, J=6.6 Hz), 6.35 (1 H, d, J=2.4 Hz), 7.06 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.24 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.38 (1 H, t, J=2.4 Hz), 12.10 (1 H, br. s.).
実施例149
3−[4−(2−シクロプロピルエトキシ)フェニル]−2−[(2−ヒドロキシエチル)スルファニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例15で得られた3−[4−(2−シクロプロピルエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(300mg)、2−ブロモエタノール(140μl)、ヨウ化ナトリウム(149mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.5ml)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)の混合物を100℃で終夜撹拌後、減圧濃縮した。残渣に酢酸エチルおよび水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(161mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.13 - 0.18 (2 H, m), 0.43 - 0.50 (2 H, m), 0.80 - 0.95 (1 H, m), 1.67 (2 H, q, J=6.8 Hz), 3.15 (2 H, t, J=6.5 Hz), 3.59 (2 H, q, J=6.4 Hz), 4.10 (2 H, t, J=6.5 Hz), 4.89 (1 H, t, J=5.4 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.06 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.24 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.38 (1 H, br. s.), 12.09 (1 H, br. s.).
3−[4−(2−シクロプロピルエトキシ)フェニル]−2−[(2−ヒドロキシエチル)スルファニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例15で得られた3−[4−(2−シクロプロピルエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(300mg)、2−ブロモエタノール(140μl)、ヨウ化ナトリウム(149mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.5ml)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)の混合物を100℃で終夜撹拌後、減圧濃縮した。残渣に酢酸エチルおよび水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(161mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.13 - 0.18 (2 H, m), 0.43 - 0.50 (2 H, m), 0.80 - 0.95 (1 H, m), 1.67 (2 H, q, J=6.8 Hz), 3.15 (2 H, t, J=6.5 Hz), 3.59 (2 H, q, J=6.4 Hz), 4.10 (2 H, t, J=6.5 Hz), 4.89 (1 H, t, J=5.4 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.06 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.24 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.38 (1 H, br. s.), 12.09 (1 H, br. s.).
実施例150
N−(2−シアノエチル)−4−({3−[4−(2−シクロプロピルエトキシ)フェニル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例15で得られた3−[4−(2−シクロプロピルエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(300mg)、参考例49で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(306mg)、ヨウ化ナトリウム(225mg)、トリエチルアミン(278μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)の混合物を90℃で終夜撹拌後、減圧濃縮した。残渣に酢酸エチルおよび水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(234mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.12 - 0.19 (2 H, m), 0.42 - 0.50 (2 H, m), 0.80 - 0.95 (1 H, m), 1.67 (2 H, q, J=6.6 Hz), 1.75 - 1.89 (2 H, m), 2.17 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.5 Hz), 3.05 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.25 (2 H, q, J=6.3 Hz), 4.10 (2 H, t, J=6.5 Hz), 6.34 (1 H, dd, J=2.6, 2.1 Hz), 7.06 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.24 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.37 (1 H, t, J=2.9 Hz), 8.19 (1 H, t, J=5.7 Hz), 12.09 (1 H, br. s.).
N−(2−シアノエチル)−4−({3−[4−(2−シクロプロピルエトキシ)フェニル]−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例15で得られた3−[4−(2−シクロプロピルエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(300mg)、参考例49で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(306mg)、ヨウ化ナトリウム(225mg)、トリエチルアミン(278μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)の混合物を90℃で終夜撹拌後、減圧濃縮した。残渣に酢酸エチルおよび水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(234mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.12 - 0.19 (2 H, m), 0.42 - 0.50 (2 H, m), 0.80 - 0.95 (1 H, m), 1.67 (2 H, q, J=6.6 Hz), 1.75 - 1.89 (2 H, m), 2.17 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.5 Hz), 3.05 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.25 (2 H, q, J=6.3 Hz), 4.10 (2 H, t, J=6.5 Hz), 6.34 (1 H, dd, J=2.6, 2.1 Hz), 7.06 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.24 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.37 (1 H, t, J=2.9 Hz), 8.19 (1 H, t, J=5.7 Hz), 12.09 (1 H, br. s.).
実施例151
2−{[3−(メチルスルホニル)プロピル]スルファニル}−3−{4−[(2,2,2−トリフルオロエトキシ)メチル]フェニル}−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例16で得られた2−チオキソ−3−{4−[(2,2,2−トリフルオロエトキシ)メチル]フェニル}−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(250mg)、公知文献WO08/1931に記載の方法もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(メチルスルホニル)プロピル 4−メチルベンゼンスルホナート(225mg)、ヨウ化ナトリウム(149mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.0ml)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物を100℃で終夜撹拌後、減圧濃縮した。残渣に酢酸エチルおよび水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチルから再結晶して表題化合物(187mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.00 - 2.12 (2 H, m), 2.97 (3 H, s), 3.13 - 3.21 (4 H, m), 4.20 (2 H, q, J=9.5 Hz), 4.77 (2 H, s), 6.36 (1 H, d, J=2.3 Hz), 7.37 - 7.43 (3 H, m), 7.51 (2 H, d, J=8.3 Hz), 12.17 (1 H, br. s.).
2−{[3−(メチルスルホニル)プロピル]スルファニル}−3−{4−[(2,2,2−トリフルオロエトキシ)メチル]フェニル}−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例16で得られた2−チオキソ−3−{4−[(2,2,2−トリフルオロエトキシ)メチル]フェニル}−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(250mg)、公知文献WO08/1931に記載の方法もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(メチルスルホニル)プロピル 4−メチルベンゼンスルホナート(225mg)、ヨウ化ナトリウム(149mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.0ml)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物を100℃で終夜撹拌後、減圧濃縮した。残渣に酢酸エチルおよび水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチルから再結晶して表題化合物(187mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.00 - 2.12 (2 H, m), 2.97 (3 H, s), 3.13 - 3.21 (4 H, m), 4.20 (2 H, q, J=9.5 Hz), 4.77 (2 H, s), 6.36 (1 H, d, J=2.3 Hz), 7.37 - 7.43 (3 H, m), 7.51 (2 H, d, J=8.3 Hz), 12.17 (1 H, br. s.).
実施例152
2−{[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]スルファニル}−3−{4−[(2,2,2−トリフルオロエトキシ)メチル]フェニル}−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例16で得られた2−チオキソ−3−{4−[(2,2,2−トリフルオロエトキシ)メチル]フェニル}−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(250mg)、1−ブロモ−2−(2−エトキシエトキシ)エタン(197mg)、ヨウ化ナトリウム(149mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(840μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物を90℃で4時間撹拌し、室温まで冷却後、減圧濃縮した。残渣に酢酸エチルおよび水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、ジイソプロピルエーテルから再結晶して表題化合物(187mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.06 (3 H, t, J=7.0 Hz), 3.25 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.34 - 3.46 (4 H, m), 3.47 - 3.53 (2 H, m), 3.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 4.20 (2 H, q, J=9.2 Hz), 4.77 (2 H, s), 6.37 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.35 - 7.40 (3 H, m), 7.51 (2 H, d, J=8.3 Hz), 12.15 (1 H, br. s.).
2−{[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]スルファニル}−3−{4−[(2,2,2−トリフルオロエトキシ)メチル]フェニル}−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例16で得られた2−チオキソ−3−{4−[(2,2,2−トリフルオロエトキシ)メチル]フェニル}−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(250mg)、1−ブロモ−2−(2−エトキシエトキシ)エタン(197mg)、ヨウ化ナトリウム(149mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(840μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物を90℃で4時間撹拌し、室温まで冷却後、減圧濃縮した。残渣に酢酸エチルおよび水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、ジイソプロピルエーテルから再結晶して表題化合物(187mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.06 (3 H, t, J=7.0 Hz), 3.25 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.34 - 3.46 (4 H, m), 3.47 - 3.53 (2 H, m), 3.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 4.20 (2 H, q, J=9.2 Hz), 4.77 (2 H, s), 6.37 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.35 - 7.40 (3 H, m), 7.51 (2 H, d, J=8.3 Hz), 12.15 (1 H, br. s.).
実施例153
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−(エチルスルファニル)−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例6もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、ヨードエタン(204μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.64ml)を加えて、70℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(186mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.33 - 0.39 (2 H, m), 0.56 - 0.64 (2 H, m), 1.16 - 1.34 (4 H, m), 3.02 (2 H, q, J=7.2 Hz), 3.89 (2 H, d, J=7.2 Hz), 6.35 (1 H, d, J=3.0 Hz), 7.03 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.22 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.37 (1 H, d, J=3.0 Hz), 12.09 (1 H, s).
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−(エチルスルファニル)−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例6もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、ヨードエタン(204μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.64ml)を加えて、70℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(186mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.33 - 0.39 (2 H, m), 0.56 - 0.64 (2 H, m), 1.16 - 1.34 (4 H, m), 3.02 (2 H, q, J=7.2 Hz), 3.89 (2 H, d, J=7.2 Hz), 6.35 (1 H, d, J=3.0 Hz), 7.03 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.22 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.37 (1 H, d, J=3.0 Hz), 12.09 (1 H, s).
実施例154
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−{[3−(メチルスルホニル)プロピル]スルファニル}−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例6もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、公知文献WO08/1931に記載の方法もしくはそれに準ずる方法で得た3−(メチルスルホニル)プロピル 4−メチルベンゼンスルホナート(187mg)、ヨウ化ナトリウム(96mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.64ml)を加えて、100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(164mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.33 - 0.39 (2 H, m), 0.57 - 0.64 (2 H, m), 1.19 - 1.34 (1 H, m), 2.00 - 2.12 (2 H, m), 2.97 (3 H, s), 3.10 - 3.23 (4 H, m), 3.89 (2 H, d, J=6.8 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.04 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.25 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.39 (1 H, d, J=2.8 Hz), 12.12 (1 H, s).
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−{[3−(メチルスルホニル)プロピル]スルファニル}−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例6もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、公知文献WO08/1931に記載の方法もしくはそれに準ずる方法で得た3−(メチルスルホニル)プロピル 4−メチルベンゼンスルホナート(187mg)、ヨウ化ナトリウム(96mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.64ml)を加えて、100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(164mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.33 - 0.39 (2 H, m), 0.57 - 0.64 (2 H, m), 1.19 - 1.34 (1 H, m), 2.00 - 2.12 (2 H, m), 2.97 (3 H, s), 3.10 - 3.23 (4 H, m), 3.89 (2 H, d, J=6.8 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.04 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.25 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.39 (1 H, d, J=2.8 Hz), 12.12 (1 H, s).
実施例155
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−{[2−(4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル]スルファニル}−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例6もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、参考例56で得られた2−(4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル 4−メチルベンゼンスルホナート(192mg)、ヨウ化ナトリウム(96mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.64ml)を加えて、100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(165mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.31 - 0.39 (2 H, m), 0.56 - 0.64 (2 H, m), 1.20 - 1.79 (7 H, m), 3.00 - 3.12 (2 H, m), 3.48 - 3.69 (4 H, m), 3.88 (2 H, d, J=7.2 Hz), 4.41 (1 H, br. s.), 6.32 (1 H, d, J=2.5 Hz), 7.03 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.22 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.37 (1 H, d, J=2.5 Hz), 12.09 (1 H, br. s.).
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−{[2−(4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル]スルファニル}−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例6もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、参考例56で得られた2−(4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル 4−メチルベンゼンスルホナート(192mg)、ヨウ化ナトリウム(96mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.64ml)を加えて、100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(165mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.31 - 0.39 (2 H, m), 0.56 - 0.64 (2 H, m), 1.20 - 1.79 (7 H, m), 3.00 - 3.12 (2 H, m), 3.48 - 3.69 (4 H, m), 3.88 (2 H, d, J=7.2 Hz), 4.41 (1 H, br. s.), 6.32 (1 H, d, J=2.5 Hz), 7.03 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.22 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.37 (1 H, d, J=2.5 Hz), 12.09 (1 H, br. s.).
実施例156
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−[(3−エトキシ−2−ヒドロキシプロピル)スルファニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例6もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、2−(エトキシメチル)オキシラン(65mg)、ヨウ化ナトリウム(96mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.64ml)を加えて、100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(100mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.32 - 0.40 (2 H, m), 0.56 - 0.65 (2 H, m), 1.09 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.21 - 1.33 (1 H, m), 3.02 (1 H, dd, J=13.1, 7.8 Hz), 3.24 - 3.34 (3 H, m), 3.38 - 3.48 (2 H, m), 3.72 - 3.84 (1 H, m), 3.89 (2 H, d, J=7.2 Hz), 5.09 (1 H, d, J=5.7 Hz), 6.33 (1 H, d, J=3.0 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.23 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.37 (1 H, d, J=3.0 Hz), 12.09 (1 H, s).
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−[(3−エトキシ−2−ヒドロキシプロピル)スルファニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例6もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、2−(エトキシメチル)オキシラン(65mg)、ヨウ化ナトリウム(96mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.64ml)を加えて、100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(100mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.32 - 0.40 (2 H, m), 0.56 - 0.65 (2 H, m), 1.09 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.21 - 1.33 (1 H, m), 3.02 (1 H, dd, J=13.1, 7.8 Hz), 3.24 - 3.34 (3 H, m), 3.38 - 3.48 (2 H, m), 3.72 - 3.84 (1 H, m), 3.89 (2 H, d, J=7.2 Hz), 5.09 (1 H, d, J=5.7 Hz), 6.33 (1 H, d, J=3.0 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.23 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.37 (1 H, d, J=3.0 Hz), 12.09 (1 H, s).
実施例157
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−{[3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)プロピル]スルファニル}−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例6もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、参考例59で得られた2−(4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル 4−メチルベンゼンスルホナート(185mg)、ヨウ化ナトリウム(88mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(7ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.59ml)を加えて、100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(235mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.32 - 0.39 (2 H, m), 0.55 - 0.65 (2 H, m), 1.22 - 1.41 (3 H, m), 1.72 - 1.87 (4 H, m), 3.08 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.24 - 3.35 (2 H, m), 3.37 - 3.49 (3 H, m), 3.69 - 3.82 (2 H, m), 3.88 (2 H, d, J=6.8 Hz), 6.33 (1 H, d, J=2.5 Hz), 7.03 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.22 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.37 (1 H, d, J=2.5 Hz), 12.09 (1 H, br. s.).
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−{[3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)プロピル]スルファニル}−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例6もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、参考例59で得られた2−(4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル 4−メチルベンゼンスルホナート(185mg)、ヨウ化ナトリウム(88mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(7ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.59ml)を加えて、100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(235mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.32 - 0.39 (2 H, m), 0.55 - 0.65 (2 H, m), 1.22 - 1.41 (3 H, m), 1.72 - 1.87 (4 H, m), 3.08 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.24 - 3.35 (2 H, m), 3.37 - 3.49 (3 H, m), 3.69 - 3.82 (2 H, m), 3.88 (2 H, d, J=6.8 Hz), 6.33 (1 H, d, J=2.5 Hz), 7.03 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.22 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.37 (1 H, d, J=2.5 Hz), 12.09 (1 H, br. s.).
実施例158
2−{[3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)プロピル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、参考例59で得られた2−(4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル 4−メチルベンゼンスルホナート(184mg)、ヨウ化ナトリウム(88mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.59ml)を加えて、100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(251mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.27 - 1.41 (2 H, m), 1.75 - 1.87 (4 H, m), 3.09 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.25 - 3.35 (2 H, m), 3.36 - 3.48 (3 H, m), 3.71 - 3.81 (2 H, m), 4.87 (2 H, q, J=8.7 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.33 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.38 (1 H, d, J=2.7 Hz), 12.11 (1 H, s).
2−{[3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)プロピル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、参考例59で得られた2−(4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル 4−メチルベンゼンスルホナート(184mg)、ヨウ化ナトリウム(88mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.59ml)を加えて、100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(251mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.27 - 1.41 (2 H, m), 1.75 - 1.87 (4 H, m), 3.09 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.25 - 3.35 (2 H, m), 3.36 - 3.48 (3 H, m), 3.71 - 3.81 (2 H, m), 4.87 (2 H, q, J=8.7 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.33 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.38 (1 H, d, J=2.7 Hz), 12.11 (1 H, s).
実施例159
2−{[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)エチル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、参考例55で得られた2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)エチル 4−メチルベンゼンスルホナート(177mg)、ヨウ化ナトリウム(88mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.59ml)を加えて、100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(181mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.28 - 1.42 (2 H, m), 1.75 - 1.86 (2 H, m), 3.19 - 3.28 (2 H, m), 3.28 - 3.35 (2 H, m), 3.51 (1 H, ddd, J=8.9, 4.7, 4.5 Hz), 3.62 (2 H, t, J=6.6 Hz), 3.77 (2 H, dt, J=11.6, 4.2 Hz), 4.87 (2 H, q, J=9.1 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.33 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.39 (1 H, d, J=2.7 Hz), 12.13 (1 H, s).
2−{[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)エチル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、参考例55で得られた2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)エチル 4−メチルベンゼンスルホナート(177mg)、ヨウ化ナトリウム(88mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.59ml)を加えて、100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(181mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.28 - 1.42 (2 H, m), 1.75 - 1.86 (2 H, m), 3.19 - 3.28 (2 H, m), 3.28 - 3.35 (2 H, m), 3.51 (1 H, ddd, J=8.9, 4.7, 4.5 Hz), 3.62 (2 H, t, J=6.6 Hz), 3.77 (2 H, dt, J=11.6, 4.2 Hz), 4.87 (2 H, q, J=9.1 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.33 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.39 (1 H, d, J=2.7 Hz), 12.13 (1 H, s).
実施例160
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3−メチルフェニル]−2−(エチルスルファニル)−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例17で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3−メチルフェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(230mg)、ヨードエタン(640μl)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(840μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)の混合物を90℃で4時間撹拌し、室温まで冷却後、減圧濃縮した。残渣に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルから再結晶して表題化合物(151mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.34 - 0.41 (2 H, m), 0.57 - 0.64 (2 H, m), 1.18 - 1.34 (4 H, m), 2.20 (3 H, s), 3.01 (2 H, q, J=7.2 Hz), 3.91 (2 H, d, J=6.8 Hz), 6.33 - 6.35 (1 H, m), 6.96 - 7.04 (1 H, m), 7.04 - 7.12 (2H, m), 7.37 (1 H, t, J=2.8 Hz), 12.08 (1 H, br. s.).
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3−メチルフェニル]−2−(エチルスルファニル)−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例17で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3−メチルフェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(230mg)、ヨードエタン(640μl)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(840μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)の混合物を90℃で4時間撹拌し、室温まで冷却後、減圧濃縮した。残渣に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルから再結晶して表題化合物(151mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.34 - 0.41 (2 H, m), 0.57 - 0.64 (2 H, m), 1.18 - 1.34 (4 H, m), 2.20 (3 H, s), 3.01 (2 H, q, J=7.2 Hz), 3.91 (2 H, d, J=6.8 Hz), 6.33 - 6.35 (1 H, m), 6.96 - 7.04 (1 H, m), 7.04 - 7.12 (2H, m), 7.37 (1 H, t, J=2.8 Hz), 12.08 (1 H, br. s.).
実施例161
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3−メチルフェニル]−2−{[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]スルファニル}−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例17で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3−メチルフェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(230mg)、1−ブロモ−2−(2−エトキシエトキシ)エタン(197mg)、ヨウ化ナトリウム(149mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(840μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)の混合物を90℃で4時間撹拌し、室温まで冷却後、減圧濃縮した。残渣に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ジイソプロピルエーテル混合溶媒から再結晶して表題化合物(182mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.34 - 0.41 (2 H, m), 0.56 - 0.64 (2 H, m), 1.06 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.20 - 1.36 (1 H, m), 2.20 (3 H, s), 3.23 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.34 - 3.47 (4 H, m), 3.47 - 3.53 (2 H, m), 3.60 (2 H, t, J=6.6 Hz), 3.84 - 3.98 (2 H, m), 6.34 (1 H, d, J=3.0 Hz), 6.96 - 7.05 (1 H, m), 7.05 - 7.13 (2 H, m), 7.37 (1 H, d, J=2.7 Hz), 12.09 (1 H, s).
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3−メチルフェニル]−2−{[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]スルファニル}−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例17で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3−メチルフェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(230mg)、1−ブロモ−2−(2−エトキシエトキシ)エタン(197mg)、ヨウ化ナトリウム(149mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(840μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)の混合物を90℃で4時間撹拌し、室温まで冷却後、減圧濃縮した。残渣に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ジイソプロピルエーテル混合溶媒から再結晶して表題化合物(182mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.34 - 0.41 (2 H, m), 0.56 - 0.64 (2 H, m), 1.06 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.20 - 1.36 (1 H, m), 2.20 (3 H, s), 3.23 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.34 - 3.47 (4 H, m), 3.47 - 3.53 (2 H, m), 3.60 (2 H, t, J=6.6 Hz), 3.84 - 3.98 (2 H, m), 6.34 (1 H, d, J=3.0 Hz), 6.96 - 7.05 (1 H, m), 7.05 - 7.13 (2 H, m), 7.37 (1 H, d, J=2.7 Hz), 12.09 (1 H, s).
実施例162
3−[3−クロロ−4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−(エチルスルファニル)−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例18で得られた3−[3−クロロ−4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(243mg)、ヨードエタン(640μl)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(840μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)の混合物を90℃で4時間撹拌し、室温まで冷却後、減圧濃縮した。残渣に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチル/ジイソプロピルエーテル混合溶媒から再結晶して表題化合物(150mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.36 - 0.42 (2 H, m), 0.59 - 0.66 (2 H, m), 1.20 - 1.37 (4 H, m), 3.04 (2 H, q, J=7.4 Hz), 3.93 - 4.08 (2 H, m), 6.35 (1 H, t, J=2.3 Hz), 7.23 (1 H, d, J=9.1 Hz), 7.29 (1 H, dd, J=9.1, 2.3 Hz), 7.38 (1 H, t, J=2.8 Hz), 7.52 (1 H, d, J=2.3 Hz), 12.12 (1 H, br. s.).
3−[3−クロロ−4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−(エチルスルファニル)−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例18で得られた3−[3−クロロ−4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(243mg)、ヨードエタン(640μl)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(840μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)の混合物を90℃で4時間撹拌し、室温まで冷却後、減圧濃縮した。残渣に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチル/ジイソプロピルエーテル混合溶媒から再結晶して表題化合物(150mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.36 - 0.42 (2 H, m), 0.59 - 0.66 (2 H, m), 1.20 - 1.37 (4 H, m), 3.04 (2 H, q, J=7.4 Hz), 3.93 - 4.08 (2 H, m), 6.35 (1 H, t, J=2.3 Hz), 7.23 (1 H, d, J=9.1 Hz), 7.29 (1 H, dd, J=9.1, 2.3 Hz), 7.38 (1 H, t, J=2.8 Hz), 7.52 (1 H, d, J=2.3 Hz), 12.12 (1 H, br. s.).
実施例163
3−[3−クロロ−4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−{[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]スルファニル}−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例18で得られた3−[3−クロロ−4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(243mg)、1−ブロモ−2−(2−エトキシエトキシ)エタン(197mg)、ヨウ化ナトリウム(149mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(840μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)の混合物を90℃で4時間撹拌し、室温まで冷却後、減圧濃縮した。残渣に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ジイソプロピルエーテル混合溶媒から再結晶して表題化合物(158mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.36 - 0.42 (2 H, m), 0.59 - 0.66 (2 H, m), 1.06 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.23 - 1.38 (1 H, m), 3.25 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.35 - 3.46 (4 H, m), 3.48 - 3.53 (2 H, m), 3.61 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.95 - 4.07 (2 H, m), 6.35 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.24 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.30 (1 H, dd, J=8.7, 2.3 Hz), 7.39 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.53 (1 H, d, J=2.3 Hz), 12.14 (1 H, br. s.).
3−[3−クロロ−4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−{[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]スルファニル}−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例18で得られた3−[3−クロロ−4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(243mg)、1−ブロモ−2−(2−エトキシエトキシ)エタン(197mg)、ヨウ化ナトリウム(149mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(840μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)の混合物を90℃で4時間撹拌し、室温まで冷却後、減圧濃縮した。残渣に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ジイソプロピルエーテル混合溶媒から再結晶して表題化合物(158mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.36 - 0.42 (2 H, m), 0.59 - 0.66 (2 H, m), 1.06 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.23 - 1.38 (1 H, m), 3.25 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.35 - 3.46 (4 H, m), 3.48 - 3.53 (2 H, m), 3.61 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.95 - 4.07 (2 H, m), 6.35 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.24 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.30 (1 H, dd, J=8.7, 2.3 Hz), 7.39 (1 H, d, J=2.7 Hz), 7.53 (1 H, d, J=2.3 Hz), 12.14 (1 H, br. s.).
実施例164
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−({3−[(1−メチルエチル)スルホニル]プロピル}スルファニル)−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例6もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、参考例62で得られた3−[(1−メチルエチル)スルホニル]プロピル 4−メチルベンゼンスルホナート(205mg)、ヨウ化ナトリウム(96mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.64ml)を加えて、100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(160mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.32 - 0.39 (2 H, m), 0.56 - 0.64 (2 H, m), 1.19 - 1.32 (7 H, m), 1.98 - 2.12 (2 H, m), 3.11 - 3.19 (4 H, m), 3.22 - 3.31 (1 H, m), 3.89 (2 H, d, J=7.2 Hz), 6.33 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.25 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.39 (1 H, d, J=2.8 Hz), 12.12 (1 H, s).
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−({3−[(1−メチルエチル)スルホニル]プロピル}スルファニル)−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例6もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、参考例62で得られた3−[(1−メチルエチル)スルホニル]プロピル 4−メチルベンゼンスルホナート(205mg)、ヨウ化ナトリウム(96mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.64ml)を加えて、100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(160mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.32 - 0.39 (2 H, m), 0.56 - 0.64 (2 H, m), 1.19 - 1.32 (7 H, m), 1.98 - 2.12 (2 H, m), 3.11 - 3.19 (4 H, m), 3.22 - 3.31 (1 H, m), 3.89 (2 H, d, J=7.2 Hz), 6.33 (1 H, d, J=2.8 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.25 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.39 (1 H, d, J=2.8 Hz), 12.12 (1 H, s).
実施例165
2−({3−[(シクロプロピルメチル)スルホニル]プロピル}スルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、参考例65で得られた3−[(シクロプロピルメチル)スルホニル]プロピル 4−メチルベンゼンスルホナート(196mg)、ヨウ化ナトリウム(88mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.59ml)を加えて、100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(150mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.29 - 0.37 (2 H, m), 0.54 - 0.63 (2 H, m), 0.92 - 1.09 (1 H, m), 2.00 - 2.12 (2 H, m), 3.05 (2 H, d, J=7.2 Hz), 3.10 - 3.24 (4 H, m), 4.87 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.35 (1 H, dd, J=2.8, 2.1 Hz), 7.20 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.35 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.40 (1 H, t, J=2.9 Hz), 12.14 (1 H, br. s.).
2−({3−[(シクロプロピルメチル)スルホニル]プロピル}スルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、参考例65で得られた3−[(シクロプロピルメチル)スルホニル]プロピル 4−メチルベンゼンスルホナート(196mg)、ヨウ化ナトリウム(88mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.59ml)を加えて、100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(150mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.29 - 0.37 (2 H, m), 0.54 - 0.63 (2 H, m), 0.92 - 1.09 (1 H, m), 2.00 - 2.12 (2 H, m), 3.05 (2 H, d, J=7.2 Hz), 3.10 - 3.24 (4 H, m), 4.87 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.35 (1 H, dd, J=2.8, 2.1 Hz), 7.20 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.35 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.40 (1 H, t, J=2.9 Hz), 12.14 (1 H, br. s.).
実施例166
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−({3−[(シクロプロピルメチル)スルホニル]プロピル}スルファニル)−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例6もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、参考例65でられ得た3−[(シクロプロピルメチル)スルホニル]プロピル 4−メチルベンゼンスルホナート(212mg)、ヨウ化ナトリウム(96mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.64ml)を加えて、100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(210mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.29 - 0.39 (4 H, m), 0.55 - 0.64 (4 H, m), 0.93 - 1.08 (1 H, m), 1.21 - 1.34 (1 H, m), 1.99 - 2.11 (2 H, m), 3.05 (2 H, d, J=7.2 Hz), 3.12 - 3.19 (4 H, m), 3.89 (2 H, d, J=7.0 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.6 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.25 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.39 (1 H, br. s.), 12.12 (1 H, br. s.).
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−({3−[(シクロプロピルメチル)スルホニル]プロピル}スルファニル)−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例6もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、参考例65でられ得た3−[(シクロプロピルメチル)スルホニル]プロピル 4−メチルベンゼンスルホナート(212mg)、ヨウ化ナトリウム(96mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.64ml)を加えて、100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(210mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.29 - 0.39 (4 H, m), 0.55 - 0.64 (4 H, m), 0.93 - 1.08 (1 H, m), 1.21 - 1.34 (1 H, m), 1.99 - 2.11 (2 H, m), 3.05 (2 H, d, J=7.2 Hz), 3.12 - 3.19 (4 H, m), 3.89 (2 H, d, J=7.0 Hz), 6.34 (1 H, d, J=2.6 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.25 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.39 (1 H, br. s.), 12.12 (1 H, br. s.).
実施例167
2−{[2−ヒドロキシ−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)プロピル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、参考例66で得られた4−(オキシラン−2−イルメトキシ)テトラヒドロ−2H−ピラン(93mg)、ヨウ化ナトリウム(88mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.59ml)を加えて、100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(135mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.27 - 1.45 (2 H, m), 1.70 - 1.86 (2 H, m), 3.08 (1 H, dd, J=13.1, 7.4 Hz), 3.23 - 3.52 (7 H, m), 3.71 - 3.84 (2 H, m), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.28 - 6.35 (1 H, m), 7.19 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.33 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.36 - 7.42 (1 H, m), 12.10 (1 H, br. s.).
2−{[2−ヒドロキシ−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)プロピル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例2もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、参考例66で得られた4−(オキシラン−2−イルメトキシ)テトラヒドロ−2H−ピラン(93mg)、ヨウ化ナトリウム(88mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.59ml)を加えて、100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(135mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.27 - 1.45 (2 H, m), 1.70 - 1.86 (2 H, m), 3.08 (1 H, dd, J=13.1, 7.4 Hz), 3.23 - 3.52 (7 H, m), 3.71 - 3.84 (2 H, m), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.28 - 6.35 (1 H, m), 7.19 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.33 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.36 - 7.42 (1 H, m), 12.10 (1 H, br. s.).
実施例168
N−(2−シアノエチル)−4−({6−メチル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例19もしくはそれに準ずる方法で得られた6−メチル−2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(178mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(131mg)、ヨウ化ナトリウム(75mg)、トリエチルアミン(140μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を100℃に加熱し、12時間撹拌した。室温に戻した後、反応混合物を酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(156mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.81 (2 H, tt, J=7.4, 7.1 Hz), 2.16 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.32 (3 H, s), 2.60 (2 H, t, J=6.5 Hz), 3.04 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.5, 5.7 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.08 (1 H, s), 7.18 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.31 (2 H, d, J=9.0 Hz), 8.20 (1 H, t, J=5.7 Hz), 11.88 (1 H, s).
N−(2−シアノエチル)−4−({6−メチル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例19もしくはそれに準ずる方法で得られた6−メチル−2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(178mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(131mg)、ヨウ化ナトリウム(75mg)、トリエチルアミン(140μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を100℃に加熱し、12時間撹拌した。室温に戻した後、反応混合物を酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(156mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.81 (2 H, tt, J=7.4, 7.1 Hz), 2.16 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.32 (3 H, s), 2.60 (2 H, t, J=6.5 Hz), 3.04 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.5, 5.7 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.08 (1 H, s), 7.18 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.31 (2 H, d, J=9.0 Hz), 8.20 (1 H, t, J=5.7 Hz), 11.88 (1 H, s).
実施例169
2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4,6−ジオン およびその互変異性体2−(エチルスルファニル)−6−ヒドロキシ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例20もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,4a,5−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4,6−ジオン(68mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(190μl)、ヨードエタン(297mg,154μl)およびアセトニトリル(4ml)の混合物を30分間加熱還流した。反応混合溶液を室温に戻した後、酢酸エチル(50ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後減圧濃縮して得られた粗製物をクロマトグラフィーにて精製し、表題化合物の互変異性体混合物(48mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.21 (3 H, t, J=7.4 Hz), 3.00 (2 H, q, J=7.4 Hz), 3.62 (1.2 H, s), 4.86 (2 H, q, J=8.9 Hz), 5.32 (0.4 H, br. s.), 7.00 - 7.53 (4 H, m), 10.47 (0.6 H, s), 11.21 (0.4 H, br. s.), 11.46 (0.4 H, br. s.).
2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4,6−ジオン およびその互変異性体2−(エチルスルファニル)−6−ヒドロキシ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,5−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
実施例20もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,4a,5−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4,6−ジオン(68mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(190μl)、ヨードエタン(297mg,154μl)およびアセトニトリル(4ml)の混合物を30分間加熱還流した。反応混合溶液を室温に戻した後、酢酸エチル(50ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後減圧濃縮して得られた粗製物をクロマトグラフィーにて精製し、表題化合物の互変異性体混合物(48mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.21 (3 H, t, J=7.4 Hz), 3.00 (2 H, q, J=7.4 Hz), 3.62 (1.2 H, s), 4.86 (2 H, q, J=8.9 Hz), 5.32 (0.4 H, br. s.), 7.00 - 7.53 (4 H, m), 10.47 (0.6 H, s), 11.21 (0.4 H, br. s.), 11.46 (0.4 H, br. s.).
実施例170
N−(2−シアノエチル)−4−({7−シクロプロピル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例21もしくはそれに準ずる方法で得られた7−シクロプロピル−2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(191mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(131mg)、ヨウ化ナトリウム(75mg)、トリエチルアミン(140μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を100℃に加熱し、12時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(221mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.79 - 0.89 (2 H, m), 0.90 - 0.98 (2 H, m), 1.78 - 1.97 (3 H, m), 2.19 (2 H, t, J=7.5 Hz), 2.61 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.04 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.25 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.15 - 7.21 (3 H, m), 7.31 (2 H, d, J=9.1 Hz), 8.21 (1 H, t, J=5.7 Hz), 11.78 (1 H, br. s.).
N−(2−シアノエチル)−4−({7−シクロプロピル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例21もしくはそれに準ずる方法で得られた7−シクロプロピル−2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(191mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(131mg)、ヨウ化ナトリウム(75mg)、トリエチルアミン(140μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を100℃に加熱し、12時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(221mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.79 - 0.89 (2 H, m), 0.90 - 0.98 (2 H, m), 1.78 - 1.97 (3 H, m), 2.19 (2 H, t, J=7.5 Hz), 2.61 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.04 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.25 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.15 - 7.21 (3 H, m), 7.31 (2 H, d, J=9.1 Hz), 8.21 (1 H, t, J=5.7 Hz), 11.78 (1 H, br. s.).
実施例171
N−(2−シアノエチル)−4−({7−エチル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例22もしくはそれに準ずる方法で得られた7−エチル−2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(185mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(131mg)、ヨウ化ナトリウム(75mg)、トリエチルアミン(140μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を100℃に加熱し、12時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(228mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.26 (3 H, t, J=7.6 Hz), 1.86 (2 H, tt, J=7.3, 7.1 Hz), 2.18 (2 H, t, J=7.3 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.6 Hz), 2.63 (2 H, q, J=7.6 Hz), 3.07 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.6, 5.8 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.15 - 7.22 (3 H, m), 7.32 (2 H, d, J=8.8 Hz), 8.22 (1 H, t, J=5.8 Hz), 11.80 (1 H, s).
N−(2−シアノエチル)−4−({7−エチル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例22もしくはそれに準ずる方法で得られた7−エチル−2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(185mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(131mg)、ヨウ化ナトリウム(75mg)、トリエチルアミン(140μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を100℃に加熱し、12時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(228mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.26 (3 H, t, J=7.6 Hz), 1.86 (2 H, tt, J=7.3, 7.1 Hz), 2.18 (2 H, t, J=7.3 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.6 Hz), 2.63 (2 H, q, J=7.6 Hz), 3.07 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.6, 5.8 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.15 - 7.22 (3 H, m), 7.32 (2 H, d, J=8.8 Hz), 8.22 (1 H, t, J=5.8 Hz), 11.80 (1 H, s).
実施例172
N−(2−シアノエチル)−4−({7−メチル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例23もしくはそれに準ずる方法で得られた7−メチル−2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(170mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(126mg)、ヨウ化ナトリウム(72mg)、トリエチルアミン(133μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を100℃に加熱し、18時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(49mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.86 (2 H, tt, J=7.3, 7.1 Hz), 2.18 (2 H, t, J=7.3 Hz), 2.17 (3 H, s), 2.60 (2 H, t, J=6.5 Hz), 3.09 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.5, 5.7 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.19 (1 H, s), 7.31 (2 H, d, J=9.1 Hz), 8.20 (1 H, t, J=5.7 Hz), 11.79 (1 H, s).
N−(2−シアノエチル)−4−({7−メチル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例23もしくはそれに準ずる方法で得られた7−メチル−2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(170mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(126mg)、ヨウ化ナトリウム(72mg)、トリエチルアミン(133μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を100℃に加熱し、18時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(49mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.86 (2 H, tt, J=7.3, 7.1 Hz), 2.18 (2 H, t, J=7.3 Hz), 2.17 (3 H, s), 2.60 (2 H, t, J=6.5 Hz), 3.09 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.5, 5.7 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.19 (1 H, s), 7.31 (2 H, d, J=9.1 Hz), 8.20 (1 H, t, J=5.7 Hz), 11.79 (1 H, s).
実施例173
N−(2−シアノエチル)−2−{[3−(4−エトキシフェニル)−4−オキソ−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル]スルファニル}アセトアミド
実施例24もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(4−エトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(144mg)、参考例40もしくはそれに準ずる方法で得られた2−クロロ−N−(2−シアノエチル)アセトアミド(80mg)、トリエチルアミン(140μl)およびアセトニトリル(3ml)の混合物を2時間加熱還流した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(171mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.37 (3 H, t, J=7.0 Hz), 2.63 (2 H, t, J=6.6 Hz), 3.29 (2 H, td, J=6.6, 5.8 Hz), 3.80 (2 H, s), 4.10 (2 H, q, J=7.0 Hz), 6.43 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.99 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.06 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.24 (2 H, d, J=8.8 Hz), 8.43 (1 H, t, J=5.8 Hz), 11.77 (1 H, s).
N−(2−シアノエチル)−2−{[3−(4−エトキシフェニル)−4−オキソ−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル]スルファニル}アセトアミド
実施例24もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(4−エトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(144mg)、参考例40もしくはそれに準ずる方法で得られた2−クロロ−N−(2−シアノエチル)アセトアミド(80mg)、トリエチルアミン(140μl)およびアセトニトリル(3ml)の混合物を2時間加熱還流した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(171mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.37 (3 H, t, J=7.0 Hz), 2.63 (2 H, t, J=6.6 Hz), 3.29 (2 H, td, J=6.6, 5.8 Hz), 3.80 (2 H, s), 4.10 (2 H, q, J=7.0 Hz), 6.43 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.99 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.06 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.24 (2 H, d, J=8.8 Hz), 8.43 (1 H, t, J=5.8 Hz), 11.77 (1 H, s).
実施例174
N−(2−シアノエチル)−4−({3−[4−(2,2−ジメチルプロポキシ)フェニル]−4−オキソ−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例25もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(2,2−ジメチルプロポキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(235mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(175mg)、炭酸カリウム(193mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し表題化合物(111mg)を薄褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.03 (9 H, s), 1.84 (2 H, tt, J=7.4, 7.0 Hz), 2.18 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.06 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.5 Hz), 3.70 (2 H, s), 6.42 (1 H, dd, J=3.3, 2.0 Hz), 6.97 (1 H, dd, J=3.3, 2.3 Hz), 7.05 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.0 Hz), 8.21 (1 H, t, J=5.6 Hz), 11.84 (1 H, br. s.).
N−(2−シアノエチル)−4−({3−[4−(2,2−ジメチルプロポキシ)フェニル]−4−オキソ−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例25もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(2,2−ジメチルプロポキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(235mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(175mg)、炭酸カリウム(193mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し表題化合物(111mg)を薄褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.03 (9 H, s), 1.84 (2 H, tt, J=7.4, 7.0 Hz), 2.18 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.06 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.5 Hz), 3.70 (2 H, s), 6.42 (1 H, dd, J=3.3, 2.0 Hz), 6.97 (1 H, dd, J=3.3, 2.3 Hz), 7.05 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.0 Hz), 8.21 (1 H, t, J=5.6 Hz), 11.84 (1 H, br. s.).
実施例175
N−(2−シアノエチル)−4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例26もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(171mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(131mg)、トリエチルアミン(209μl)、ヨウ化ナトリウム(75mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を100℃に加熱し、12時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(93mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.85 (2 H, tt, J=7.4, 7.1 Hz), 2.18 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.07 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 4.86 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.43 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.97 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.30 (2 H, d, J=9.1 Hz), 8.19 (1 H, t, J=5.7 Hz), 11.85 (1 H, s).
N−(2−シアノエチル)−4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−3H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例26もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(171mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(131mg)、トリエチルアミン(209μl)、ヨウ化ナトリウム(75mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を100℃に加熱し、12時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(93mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.85 (2 H, tt, J=7.4, 7.1 Hz), 2.18 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.07 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 4.86 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.43 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.97 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.30 (2 H, d, J=9.1 Hz), 8.19 (1 H, t, J=5.7 Hz), 11.85 (1 H, s).
実施例176
N−(2−シアノエチル)−4−({3−[4−(3,3−ジメチルブトキシ)フェニル]−4−オキソ−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例27もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(3,3−ジメチルブトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(536mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(416mg)、炭酸カリウム(441mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し表題化合物(203mg)を褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.99 (9 H, s), 1.70 (2 H, t, J=7.2 Hz), 1.84 (2 H, tt, J=7.4, 7.0 Hz), 2.18 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.06 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.8 Hz), 4.09 (2 H, t, J=7.2 Hz), 6.42 (1 H, dd, J=3.3, 2.1 Hz), 6.97 (1 H, dd, J=3.3, 2.3 Hz), 7.05 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.0 Hz), 8.19 (1 H, t, J=5.8 Hz), 11.83 (1 H, br. s.).
N−(2−シアノエチル)−4−({3−[4−(3,3−ジメチルブトキシ)フェニル]−4−オキソ−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例27もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(3,3−ジメチルブトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(536mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(416mg)、炭酸カリウム(441mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し表題化合物(203mg)を褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.99 (9 H, s), 1.70 (2 H, t, J=7.2 Hz), 1.84 (2 H, tt, J=7.4, 7.0 Hz), 2.18 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.06 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.8 Hz), 4.09 (2 H, t, J=7.2 Hz), 6.42 (1 H, dd, J=3.3, 2.1 Hz), 6.97 (1 H, dd, J=3.3, 2.3 Hz), 7.05 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.0 Hz), 8.19 (1 H, t, J=5.8 Hz), 11.83 (1 H, br. s.).
実施例177
N−(2−シアノエチル)−4−[(3−{4−[(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メトキシ]フェニル}−4−オキソ−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル)スルファニル]ブタンアミド
実施例28もしくはそれに準ずる方法で得られた3−{4−[(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メトキシ]フェニル}−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(466mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(350mg)、炭酸カリウム(359mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し表題化合物(95mg)を褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.44 - 1.63 (1 H, m), 1.67 - 1.79 (1 H, m), 1.85 (2 H, tt, J=7.4, 7.0 Hz), 2.18 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.21 - 2.39 (1 H, m), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.06 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 3.98 - 4.31 (2 H, m), 6.42 (1 H, dd, J=3.4, 2.1 Hz), 6.97 (1 H, dd, J=3.4, 2.3 Hz), 7.08 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.23 (2 H, d, J=9.0 Hz), 8.20 (1 H, t, J=5.7 Hz), 11.84 (1 H, br. s.).
N−(2−シアノエチル)−4−[(3−{4−[(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メトキシ]フェニル}−4−オキソ−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル)スルファニル]ブタンアミド
実施例28もしくはそれに準ずる方法で得られた3−{4−[(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メトキシ]フェニル}−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(466mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(350mg)、炭酸カリウム(359mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し表題化合物(95mg)を褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.44 - 1.63 (1 H, m), 1.67 - 1.79 (1 H, m), 1.85 (2 H, tt, J=7.4, 7.0 Hz), 2.18 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.21 - 2.39 (1 H, m), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.06 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 3.98 - 4.31 (2 H, m), 6.42 (1 H, dd, J=3.4, 2.1 Hz), 6.97 (1 H, dd, J=3.4, 2.3 Hz), 7.08 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.23 (2 H, d, J=9.0 Hz), 8.20 (1 H, t, J=5.7 Hz), 11.84 (1 H, br. s.).
実施例178
tert−ブチル 4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノアート
実施例26もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(341mg)、4−ブロモブタン酸 tert−ブチル(267mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.1ml)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物を100℃に加熱し、1時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチル(200ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、ジチルエーテルで洗浄して表題化合物(445mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.37 (9 H, s), 1.83 (2 H, tt, J=7.4, 7.0 Hz), 2.28 (2 H, t, J=7.4 Hz), 3.06 (2 H, t, J=7.0 Hz), 4.86 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.43 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.98 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.30 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.85 (1 H, s).
tert−ブチル 4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノアート
実施例26もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(341mg)、4−ブロモブタン酸 tert−ブチル(267mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.1ml)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物を100℃に加熱し、1時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチル(200ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、ジチルエーテルで洗浄して表題化合物(445mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.37 (9 H, s), 1.83 (2 H, tt, J=7.4, 7.0 Hz), 2.28 (2 H, t, J=7.4 Hz), 3.06 (2 H, t, J=7.0 Hz), 4.86 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.43 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.98 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.30 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.85 (1 H, s).
実施例179
tert−ブチル 4−({7−メチル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノアート
実施例178もしくはそれに準ずる方法で得られたtert−ブチル 4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノアート(115mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)に溶かし、そこへカリウムtert−ブトキシド(31.4mg)、ヨードメタン(149μl)を順に加え、室温で18時間撹拌した。その後、反応混合物を酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(69mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.37 (9 H, s), 1.88 (2 H, tt, J=7.3, 7.2 Hz), 2.30 (2 H, t, J=7.3 Hz), 3.11 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.73 (3 H, s), 4.86 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.44 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.05 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.30 (2 H, d, J=9.0 Hz).
tert−ブチル 4−({7−メチル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノアート
実施例178もしくはそれに準ずる方法で得られたtert−ブチル 4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノアート(115mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)に溶かし、そこへカリウムtert−ブトキシド(31.4mg)、ヨードメタン(149μl)を順に加え、室温で18時間撹拌した。その後、反応混合物を酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(69mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.37 (9 H, s), 1.88 (2 H, tt, J=7.3, 7.2 Hz), 2.30 (2 H, t, J=7.3 Hz), 3.11 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.73 (3 H, s), 4.86 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.44 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.05 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.30 (2 H, d, J=9.0 Hz).
実施例180
tert−ブチル 4−({7−エチル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノアート
実施例178もしくはそれに準ずる方法で得られたtert−ブチル 4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノアート(100mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)に溶かし、そこへ水素化ナトリウム(60%油性、12mg)、ヨードエタン(331μl)を順に加え、室温で窒素雰囲気下1時間撹拌した。その後、反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液(1ml)に注ぎ、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(103mg)を白色針状晶として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.43 (9 H, s), 1.47 (3 H, t, J=7.2 Hz), 2.01 (2 H, tt, J=7.4, 7.2 Hz), 2.33 (2 H, t, J=7.4 Hz), 3.12 (2 H, t, J=7.2 Hz), 4.18 (2 H, q, J=7.2 Hz), 4.41 (2 H, q, J=8.0 Hz), 6.63 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.77 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.06 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.24 (2 H, d, J=9.1 Hz).
tert−ブチル 4−({7−エチル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノアート
実施例178もしくはそれに準ずる方法で得られたtert−ブチル 4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノアート(100mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)に溶かし、そこへ水素化ナトリウム(60%油性、12mg)、ヨードエタン(331μl)を順に加え、室温で窒素雰囲気下1時間撹拌した。その後、反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液(1ml)に注ぎ、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(103mg)を白色針状晶として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 1.43 (9 H, s), 1.47 (3 H, t, J=7.2 Hz), 2.01 (2 H, tt, J=7.4, 7.2 Hz), 2.33 (2 H, t, J=7.4 Hz), 3.12 (2 H, t, J=7.2 Hz), 4.18 (2 H, q, J=7.2 Hz), 4.41 (2 H, q, J=8.0 Hz), 6.63 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.77 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.06 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.24 (2 H, d, J=9.1 Hz).
実施例181
4−({7−メチル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸
実施例179で得られたtert−ブチル 4−({7−メチル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノアート(60mg)、アセトニトリル(2ml)および6M塩酸(1ml)の混合物を1時間加熱還流した。室温に戻した後、反応混合液を減圧濃縮して得られた残渣にジエチルエーテルを加えて濾過した後、濾液を減圧濃縮して表題化合物(69mg)を得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 2.05 (2 H, tt, J=7.3, 7.1 Hz), 2.43 (2 H, t, J=7.3 Hz), 3.17 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.75 (3 H, s), 4.41 (2 H, q, J=8.1 Hz), 6.60 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.74 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.06 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.21 (2 H, d, J=8.9 Hz), 9.04 (1 H, br. s.).
4−({7−メチル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸
実施例179で得られたtert−ブチル 4−({7−メチル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノアート(60mg)、アセトニトリル(2ml)および6M塩酸(1ml)の混合物を1時間加熱還流した。室温に戻した後、反応混合液を減圧濃縮して得られた残渣にジエチルエーテルを加えて濾過した後、濾液を減圧濃縮して表題化合物(69mg)を得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm 2.05 (2 H, tt, J=7.3, 7.1 Hz), 2.43 (2 H, t, J=7.3 Hz), 3.17 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.75 (3 H, s), 4.41 (2 H, q, J=8.1 Hz), 6.60 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.74 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.06 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.21 (2 H, d, J=8.9 Hz), 9.04 (1 H, br. s.).
実施例182
4−({7−エチル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸
実施例180で得られたtert−ブチル 4−({7−エチル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノアート(100mg)、アセトニトリル(4ml)および6M塩酸(2ml)の混合物を室温で8時間撹拌した。反応混合液に飽和食塩水(10ml)を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた白色固体を酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(81mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.38 (3 H, t, J=7.2 Hz), 1.89 (2 H, tt, J=7.3, 7.2 Hz), 2.31 (2 H, t, J=7.3 Hz), 3.11 (2 H, t, J=7.2 Hz), 4.17 (2 H, q, J=7.2 Hz), 4.86 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.44 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.11 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.31 (2 H, d, J=9.0 Hz), 12.13 (1 H, br. s.).
4−({7−エチル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸
実施例180で得られたtert−ブチル 4−({7−エチル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノアート(100mg)、アセトニトリル(4ml)および6M塩酸(2ml)の混合物を室温で8時間撹拌した。反応混合液に飽和食塩水(10ml)を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた白色固体を酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(81mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.38 (3 H, t, J=7.2 Hz), 1.89 (2 H, tt, J=7.3, 7.2 Hz), 2.31 (2 H, t, J=7.3 Hz), 3.11 (2 H, t, J=7.2 Hz), 4.17 (2 H, q, J=7.2 Hz), 4.86 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.44 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.11 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.31 (2 H, d, J=9.0 Hz), 12.13 (1 H, br. s.).
実施例183
N−(2−シアノエチル)−4−({3−[4−(シクロブチルメトキシ)フェニル]−4−オキソ−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例29もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロブチルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(346mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(285mg)、炭酸カリウム(304mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し表題化合物(73mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.73 - 2.02 (6 H, m), 2.04 - 2.14 (2 H, m), 2.18 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 2.67 - 2.86 (1 H, m), 3.06 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 4.02 (2 H, d, J=6.8 Hz), 6.42 (1 H, dd, J=3.3, 1.9 Hz), 6.97 (1 H, dd, J=3.3, 2.3 Hz), 7.04 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.0 Hz), 8.20 (1 H, t, J=5.7 Hz), 11.84 (1 H, br. s.).
N−(2−シアノエチル)−4−({3−[4−(シクロブチルメトキシ)フェニル]−4−オキソ−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例29もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロブチルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(346mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(285mg)、炭酸カリウム(304mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し表題化合物(73mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.73 - 2.02 (6 H, m), 2.04 - 2.14 (2 H, m), 2.18 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 2.67 - 2.86 (1 H, m), 3.06 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 4.02 (2 H, d, J=6.8 Hz), 6.42 (1 H, dd, J=3.3, 1.9 Hz), 6.97 (1 H, dd, J=3.3, 2.3 Hz), 7.04 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.0 Hz), 8.20 (1 H, t, J=5.7 Hz), 11.84 (1 H, br. s.).
実施例184
4−{[3−(4−ブトキシフェニル)−4−オキソ−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル]スルファニル}−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド
実施例30もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(4−ブトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(254mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(219mg)、炭酸カリウム(220mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(71mg)を褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.96 (3 H, t, J=7.4 Hz), 1.39 - 1.55 (2 H, m), 1.67 - 1.79 (2 H, m), 1.84 (2 H, tt, J=7.4, 7.0 Hz), 2.18 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.06 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.9 Hz), 4.04 (2 H, t, J=6.4 Hz), 6.42 (1 H, dd, J=3.3, 1.8 Hz), 6.97 (1 H, dd, J=3.3, 2.3 Hz), 7.04 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.0 Hz), 8.19 (1 H, t, J=5.9 Hz), 11.83 (1 H, br. s.).
4−{[3−(4−ブトキシフェニル)−4−オキソ−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル]スルファニル}−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド
実施例30もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(4−ブトキシフェニル)−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(254mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(219mg)、炭酸カリウム(220mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(71mg)を褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.96 (3 H, t, J=7.4 Hz), 1.39 - 1.55 (2 H, m), 1.67 - 1.79 (2 H, m), 1.84 (2 H, tt, J=7.4, 7.0 Hz), 2.18 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.06 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.9 Hz), 4.04 (2 H, t, J=6.4 Hz), 6.42 (1 H, dd, J=3.3, 1.8 Hz), 6.97 (1 H, dd, J=3.3, 2.3 Hz), 7.04 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.0 Hz), 8.19 (1 H, t, J=5.9 Hz), 11.83 (1 H, br. s.).
実施例185
N−(2−シアノエチル)−4−({3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−4−オキソ−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例31もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(403mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(350mg)、炭酸カリウム(359mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(88mg)を褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.32 - 0.41 (2 H, m), 0.55 - 0.65 (2 H, m), 1.14 - 1.35 (1 H, m), 1.84 (2 H, tt, J=7.4, 7.0 Hz), 2.18 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.05 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 3.88 (2 H, d, J=6.8 Hz), 6.42 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.97 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.03 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.0 Hz), 8.19 (1 H, t, J=5.7 Hz), 11.83 (1 H, s).
N−(2−シアノエチル)−4−({3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−4−オキソ−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例31もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(403mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(350mg)、炭酸カリウム(359mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(88mg)を褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.32 - 0.41 (2 H, m), 0.55 - 0.65 (2 H, m), 1.14 - 1.35 (1 H, m), 1.84 (2 H, tt, J=7.4, 7.0 Hz), 2.18 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.05 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 3.88 (2 H, d, J=6.8 Hz), 6.42 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.97 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.03 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.0 Hz), 8.19 (1 H, t, J=5.7 Hz), 11.83 (1 H, s).
実施例186
N−(2−シアノエチル)−4−({4−オキソ−3−[4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例32もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(213mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(153mg)、炭酸カリウム(166mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(63mg)を褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.84 (2 H, tt, J=7.4, 7.0 Hz), 1.93 - 2.08 (2 H, m), 2.18 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.36 - 2.53 (2 H, m), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.06 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.6 Hz), 4.11 (2 H, t, J=6.1 Hz), 6.42 (1 H, dd, J=3.4, 1.9 Hz), 6.97 (1 H, dd, J=3.4, 2.4 Hz), 7.06 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.23 (2 H, d, J=9.0 Hz), 8.20 (1 H, t, J=5.6 Hz), 11.84 (1 H, br. s.).
N−(2−シアノエチル)−4−({4−オキソ−3−[4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例32もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(213mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(153mg)、炭酸カリウム(166mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(63mg)を褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.84 (2 H, tt, J=7.4, 7.0 Hz), 1.93 - 2.08 (2 H, m), 2.18 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.36 - 2.53 (2 H, m), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.06 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.6 Hz), 4.11 (2 H, t, J=6.1 Hz), 6.42 (1 H, dd, J=3.4, 1.9 Hz), 6.97 (1 H, dd, J=3.4, 2.4 Hz), 7.06 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.23 (2 H, d, J=9.0 Hz), 8.20 (1 H, t, J=5.6 Hz), 11.84 (1 H, br. s.).
実施例187
N−(2−シアノエチル)−4−[(3−{4−[(2−メチルシクロプロピル)メトキシ]フェニル}−4−オキソ−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル)スルファニル]ブタンアミド
実施例33もしくはそれに準ずる方法で得られた3−{4−[(2−メチルシクロプロピル)メトキシ]フェニル}−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(268mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(219mg)、炭酸カリウム(331mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(41mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.28 - 0.42 (1 H, m), 0.44 - 0.60 (1 H, m), 0.69 - 0.89 (1 H, m), 0.91 - 1.04 (1 H, m), 1.07 (3 H, d, J=6.0 Hz), 1.84 (2 H, tt, J=7.4, 7.0 Hz), 2.18 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.05 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 3.77 - 4.00 (2 H, m), 6.42 (1 H, dd, J=3.4, 1.9 Hz), 6.97 (1 H, dd, J=3.4, 2.3 Hz), 7.02 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.19 (2 H, d, J=8.9 Hz), 8.19 (1 H, t, J=5.7 Hz), 11.83 (1 H, br. s.).
N−(2−シアノエチル)−4−[(3−{4−[(2−メチルシクロプロピル)メトキシ]フェニル}−4−オキソ−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル)スルファニル]ブタンアミド
実施例33もしくはそれに準ずる方法で得られた3−{4−[(2−メチルシクロプロピル)メトキシ]フェニル}−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(268mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(219mg)、炭酸カリウム(331mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(41mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.28 - 0.42 (1 H, m), 0.44 - 0.60 (1 H, m), 0.69 - 0.89 (1 H, m), 0.91 - 1.04 (1 H, m), 1.07 (3 H, d, J=6.0 Hz), 1.84 (2 H, tt, J=7.4, 7.0 Hz), 2.18 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.05 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 3.77 - 4.00 (2 H, m), 6.42 (1 H, dd, J=3.4, 1.9 Hz), 6.97 (1 H, dd, J=3.4, 2.3 Hz), 7.02 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.19 (2 H, d, J=8.9 Hz), 8.19 (1 H, t, J=5.7 Hz), 11.83 (1 H, br. s.).
実施例188
N−(2−シアノエチル)−4−[(3−{4−[(1−メチルシクロプロピル)メトキシ]フェニル}−4−オキソ−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル)スルファニル]ブタンアミド
実施例34もしくはそれに準ずる方法で得られた3−{4−[(1−メチルシクロプロピル)メトキシ]フェニル}−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(309mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(241mg)、炭酸カリウム(247mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(38mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.36 - 0.48 (2 H, m), 0.49 - 0.62 (2 H, m), 1.21 (3 H, s), 1.84 (2 H, tt, J=7.4, 7.0 Hz), 2.18 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.05 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 3.82 (2 H, s), 6.42 (1 H, dd, J=3.3, 1.5 Hz), 6.97 (1 H, dd, J=3.3, 2.1 Hz), 7.03 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.19 (2 H, d, J=8.9 Hz), 8.20 (1 H, t, J=5.7 Hz), 11.83 (1 H, br. s.).
N−(2−シアノエチル)−4−[(3−{4−[(1−メチルシクロプロピル)メトキシ]フェニル}−4−オキソ−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル)スルファニル]ブタンアミド
実施例34もしくはそれに準ずる方法で得られた3−{4−[(1−メチルシクロプロピル)メトキシ]フェニル}−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(309mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(241mg)、炭酸カリウム(247mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(38mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.36 - 0.48 (2 H, m), 0.49 - 0.62 (2 H, m), 1.21 (3 H, s), 1.84 (2 H, tt, J=7.4, 7.0 Hz), 2.18 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.05 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 3.82 (2 H, s), 6.42 (1 H, dd, J=3.3, 1.5 Hz), 6.97 (1 H, dd, J=3.3, 2.1 Hz), 7.03 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.19 (2 H, d, J=8.9 Hz), 8.20 (1 H, t, J=5.7 Hz), 11.83 (1 H, br. s.).
実施例189
N−(2−シアノエチル)−4−({4−オキソ−3−[4−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例35もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(324mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(219mg)、炭酸カリウム(248mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(103mg)を褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.85 (2 H, tt, J=7.4, 7.0 Hz), 2.18 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 2.74 - 2.93 (2 H, m), 3.06 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 4.28 (2 H, t, J=5.9 Hz), 6.42 (1 H, dd, J=3.4, 1.9 Hz), 6.97 (1 H, dd, J=3.4, 2.3 Hz), 7.09 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.24 (2 H, d, J=9.1 Hz), 8.20 (1 H, t, J=5.7 Hz), 11.84 (1 H, br. s.).
N−(2−シアノエチル)−4−({4−オキソ−3−[4−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例35もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(324mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(219mg)、炭酸カリウム(248mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(103mg)を褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.85 (2 H, tt, J=7.4, 7.0 Hz), 2.18 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 2.74 - 2.93 (2 H, m), 3.06 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 4.28 (2 H, t, J=5.9 Hz), 6.42 (1 H, dd, J=3.4, 1.9 Hz), 6.97 (1 H, dd, J=3.4, 2.3 Hz), 7.09 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.24 (2 H, d, J=9.1 Hz), 8.20 (1 H, t, J=5.7 Hz), 11.84 (1 H, br. s.).
実施例190
N−(2−シアノエチル)−4−({3−[4−(3−メチルブトキシ)フェニル]−4−オキソ−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例36もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(3−メチルブトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(204mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(153mg)、炭酸カリウム(116mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(37mg)を褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.96 (6 H, d, J=6.5 Hz), 1.65 (2 H, dt, J=6.8, 6.6 Hz), 1.74 - 1.96 (3 H, m), 2.18 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.05 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 4.06 (2 H, t, J=6.6 Hz), 6.42 (1 H, d, J=3.3 Hz), 6.97 (1 H, dd, J=3.3, 1.5 Hz), 7.05 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.0 Hz), 8.21 (1 H, t, J=5.7 Hz), 11.84 (1 H, br. s.).
N−(2−シアノエチル)−4−({3−[4−(3−メチルブトキシ)フェニル]−4−オキソ−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例36もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(3−メチルブトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(204mg)、参考例49もしくはそれに準ずる方法で得られた4−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ブタンアミド(153mg)、炭酸カリウム(116mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物に水(50ml)を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(37mg)を褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.96 (6 H, d, J=6.5 Hz), 1.65 (2 H, dt, J=6.8, 6.6 Hz), 1.74 - 1.96 (3 H, m), 2.18 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.60 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.05 (2 H, t, J=7.0 Hz), 3.24 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 4.06 (2 H, t, J=6.6 Hz), 6.42 (1 H, d, J=3.3 Hz), 6.97 (1 H, dd, J=3.3, 1.5 Hz), 7.05 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.0 Hz), 8.21 (1 H, t, J=5.7 Hz), 11.84 (1 H, br. s.).
実施例191
2−{[3−(2−メトキシエトキシ)プロピル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例26もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(150mg)、1−ブロモ−3−(2−メトキシエトキシ)プロパン(130mg)、ヨウ化ナトリウム(66mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.44ml)を加えて、100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(163mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.83 (2 H, m), 3.07 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.21 (3 H, s), 3.36 - 3.51 (6 H, m), 4.86 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.43 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.98 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.30 (2 H, d, J=8.7 Hz), 11.87 (1 H, br. s.).
2−{[3−(2−メトキシエトキシ)プロピル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例26もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(150mg)、1−ブロモ−3−(2−メトキシエトキシ)プロパン(130mg)、ヨウ化ナトリウム(66mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.44ml)を加えて、100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(163mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.83 (2 H, m), 3.07 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.21 (3 H, s), 3.36 - 3.51 (6 H, m), 4.86 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.43 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.98 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.30 (2 H, d, J=8.7 Hz), 11.87 (1 H, br. s.).
実施例192
2−{[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例26もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(150mg)、1−ブロモ−2−(2−エトキシエトキシ)エタン(130mg)、ヨウ化ナトリウム(66mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.44ml)を加えて、100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(128mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.06 (3 H, t), 3.25 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.34 - 3.47 (4 H, m), 3.47 - 3.54 (2 H, m), 3.61 (2 H, t, J=6.4 Hz), 4.86 (2 H, q, J=8.7 Hz), 6.43 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.98 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.30 (2 H, d, J=8.7 Hz), 11.89 (1 H, br. s.).
2−{[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例26もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(150mg)、1−ブロモ−2−(2−エトキシエトキシ)エタン(130mg)、ヨウ化ナトリウム(66mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.44ml)を加えて、100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(128mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.06 (3 H, t), 3.25 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.34 - 3.47 (4 H, m), 3.47 - 3.54 (2 H, m), 3.61 (2 H, t, J=6.4 Hz), 4.86 (2 H, q, J=8.7 Hz), 6.43 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.98 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.30 (2 H, d, J=8.7 Hz), 11.89 (1 H, br. s.).
実施例193
N−(2−シアノエチル)−4−({7−エチル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例182もしくはそれに準ずる方法で得られた4−({7−エチル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸(80mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)に溶かし、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(67.3mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(28.5mg)および3−アミノプロパンニトリル(250μl)を加えて室温で24時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(80ml)で希釈し、0.1M塩酸および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(26.3mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.38 (3 H, t, J=7.2 Hz), 1.89 (2 H, tt, J=7.4, 7.1 Hz), 2.19 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.61 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.08 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.25 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 4.17 (2 H, q, J=7.2 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.44 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.12 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.31 (2 H, d, J=8.8 Hz), 8.23 (1 H, t, J=5.7 Hz).
N−(2−シアノエチル)−4−({7−エチル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例182もしくはそれに準ずる方法で得られた4−({7−エチル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸(80mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)に溶かし、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(67.3mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(28.5mg)および3−アミノプロパンニトリル(250μl)を加えて室温で24時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(80ml)で希釈し、0.1M塩酸および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(26.3mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.38 (3 H, t, J=7.2 Hz), 1.89 (2 H, tt, J=7.4, 7.1 Hz), 2.19 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.61 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.08 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.25 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 4.17 (2 H, q, J=7.2 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.44 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.12 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.31 (2 H, d, J=8.8 Hz), 8.23 (1 H, t, J=5.7 Hz).
実施例194
2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例26もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(900mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(2.64ml)、ヨードエタン(1.07ml)およびN,N−ジメチルホルムアミド(26ml)の混合物を40℃に加熱し、30分間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチル(150ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、ジエチルエーテル/ヘキサン混合溶媒で洗浄して表題化合物(871mg)を白色粉体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.25 (3 H, t, J=7.4 Hz), 3.04 (2 H, q, J=7.4 Hz), 4.86 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.43 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.98 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.29 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.87 (1 H, s).
2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例26もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(900mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(2.64ml)、ヨードエタン(1.07ml)およびN,N−ジメチルホルムアミド(26ml)の混合物を40℃に加熱し、30分間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチル(150ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、ジエチルエーテル/ヘキサン混合溶媒で洗浄して表題化合物(871mg)を白色粉体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.25 (3 H, t, J=7.4 Hz), 3.04 (2 H, q, J=7.4 Hz), 4.86 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.43 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.98 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.29 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.87 (1 H, s).
実施例195
N−(2−シアノエチル)−4−({7−メチル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例181もしくはそれに準ずる方法で得られた4−({7−メチル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸(60mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)に溶かし、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(52.1mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(18.4mg)および3−アミノプロパンニトリル(524μl)を加えて室温で終夜撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(80ml)で希釈し、1M塩酸、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順に洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(9.9mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.89 (2 H, tt, J=7.4, 7.1 Hz), 2.19 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.61 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.10 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.25 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 3.74 (3 H, s), 4.86 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.44 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.05 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.29 (2 H, d, J=9.1 Hz), 8.22 (1 H, t, J=5.7 Hz).
N−(2−シアノエチル)−4−({7−メチル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例181もしくはそれに準ずる方法で得られた4−({7−メチル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸(60mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)に溶かし、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(52.1mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(18.4mg)および3−アミノプロパンニトリル(524μl)を加えて室温で終夜撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(80ml)で希釈し、1M塩酸、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順に洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(9.9mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.89 (2 H, tt, J=7.4, 7.1 Hz), 2.19 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.61 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.10 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.25 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 3.74 (3 H, s), 4.86 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.44 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.05 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.29 (2 H, d, J=9.1 Hz), 8.22 (1 H, t, J=5.7 Hz).
実施例196
tert−ブチル 4−({7−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノアート
実施例178もしくはそれに準ずる方法で得られたtert−ブチル 4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノアート(100mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)に溶かした。その溶液へ水素化ナトリウム(60%油性、12mg)および(2−ブロモエトキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン(58μl)を順に加え、窒素雰囲気下室温で1時間撹拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液(3ml)に注ぎ、水(5ml)を加え、酢酸エチル(80ml)で抽出た。有機層を水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(91mg)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm -0.04 (6 H, s), 0.86 (9 H, s), 1.43 (9 H, s), 2.00 (2 H, tt, J=7.3, 7.1 Hz), 2.31 (2 H, t, J=7.3 Hz), 3.11 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.92 (2 H, t, J=5.5 Hz), 4.25 (2 H, t, J=5.5 Hz), 4.41 (2 H, q, J=8.1 Hz), 6.61 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.84 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.06 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.23 (2 H, d, J=9.0 Hz).
tert−ブチル 4−({7−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノアート
実施例178もしくはそれに準ずる方法で得られたtert−ブチル 4−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノアート(100mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)に溶かした。その溶液へ水素化ナトリウム(60%油性、12mg)および(2−ブロモエトキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン(58μl)を順に加え、窒素雰囲気下室温で1時間撹拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液(3ml)に注ぎ、水(5ml)を加え、酢酸エチル(80ml)で抽出た。有機層を水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(91mg)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CHLOROFORM-d) δ ppm -0.04 (6 H, s), 0.86 (9 H, s), 1.43 (9 H, s), 2.00 (2 H, tt, J=7.3, 7.1 Hz), 2.31 (2 H, t, J=7.3 Hz), 3.11 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.92 (2 H, t, J=5.5 Hz), 4.25 (2 H, t, J=5.5 Hz), 4.41 (2 H, q, J=8.1 Hz), 6.61 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.84 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.06 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.23 (2 H, d, J=9.0 Hz).
実施例197
4−({7−(2−ヒドロキシエチル)−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸
実施例196で得られたtert−ブチル 4−({7−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノアート(91mg)、アセトニトリル(4ml)および6M塩酸(2ml)の混合物を室温で8時間撹拌した。反応混合液に飽和食塩水(10ml)を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた白色固体を酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(58.4mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.87 (2 H, tt, J=7.2, 7.1 Hz), 2.30 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.10 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.75 (2 H, t, J=5.5 Hz), 4.19 (2 H, t, J=5.5 Hz), 4.86 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.43 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.08 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.30 (2 H, d, J=9.0 Hz).
4−({7−(2−ヒドロキシエチル)−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸
実施例196で得られたtert−ブチル 4−({7−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタノアート(91mg)、アセトニトリル(4ml)および6M塩酸(2ml)の混合物を室温で8時間撹拌した。反応混合液に飽和食塩水(10ml)を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた白色固体を酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(58.4mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.87 (2 H, tt, J=7.2, 7.1 Hz), 2.30 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.10 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.75 (2 H, t, J=5.5 Hz), 4.19 (2 H, t, J=5.5 Hz), 4.86 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.43 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.08 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.30 (2 H, d, J=9.0 Hz).
実施例198
N−(2−シアノエチル)−4−({7−(2−ヒドロキシエチル)−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例197もしくはそれに準ずる方法で得られた4−({7−(2−ヒドロキシエチル)−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸(56mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)に溶かした。その溶液へ1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(45.5mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(19.3mg)および3−アミノプロパンニトリル(250μl)を加えて室温で終夜撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(80ml)で希釈し、0.1M塩酸および飽和食塩水で順に洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(27.3mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.88 (2 H, tt, J=7.4, 7.2 Hz), 2.19 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.61 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.08 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.25 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 3.75 (2 H, td, J=5.7, 5.3 Hz), 4.19 (2 H, t, J=5.7 Hz), 4.86 (2 H, q, J=8.7 Hz), 4.93 (1 H, t, J=5.3 Hz), 6.43 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.08 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.29 (2 H, d, J=8.8 Hz), 8.22 (1 H, t, J=5.7 Hz).
N−(2−シアノエチル)−4−({7−(2−ヒドロキシエチル)−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタンアミド
実施例197もしくはそれに準ずる方法で得られた4−({7−(2−ヒドロキシエチル)−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)ブタン酸(56mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)に溶かした。その溶液へ1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(45.5mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(19.3mg)および3−アミノプロパンニトリル(250μl)を加えて室温で終夜撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(80ml)で希釈し、0.1M塩酸および飽和食塩水で順に洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(27.3mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.88 (2 H, tt, J=7.4, 7.2 Hz), 2.19 (2 H, t, J=7.4 Hz), 2.61 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.08 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.25 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 3.75 (2 H, td, J=5.7, 5.3 Hz), 4.19 (2 H, t, J=5.7 Hz), 4.86 (2 H, q, J=8.7 Hz), 4.93 (1 H, t, J=5.3 Hz), 6.43 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.08 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.29 (2 H, d, J=8.8 Hz), 8.22 (1 H, t, J=5.7 Hz).
実施例199
N−(2−シアノエチル)−2−{2−(エチルスルファニル)−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,4−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル}アセトアミド
実施例194もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(100mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)に溶かした。その溶液へ氷冷下に水素化ナトリウム(60%油性、13mg)を加えて5分間撹拌後、参考例40もしくはそれに準ずる方法で得られた2−クロロ−N−(2−シアノエチル)アセトアミド(57mg)を加えて窒素雰囲気下1.5時間撹拌した。氷冷下の反応混合物に酢酸(100μl)を加えた後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(99mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.23 (3 H, t, J=7.3 Hz), 2.66 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.03 (2 H, q, J=7.3 Hz), 3.34 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 4.86 (2 H, q, J=8.9 Hz), 4.83 (2 H, s), 6.45 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.04 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.28 (2 H, d, J=9.1 Hz), 8.58 (1 H, t, J=5.7 Hz).
N−(2−シアノエチル)−2−{2−(エチルスルファニル)−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,4−ジヒドロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル}アセトアミド
実施例194もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(100mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)に溶かした。その溶液へ氷冷下に水素化ナトリウム(60%油性、13mg)を加えて5分間撹拌後、参考例40もしくはそれに準ずる方法で得られた2−クロロ−N−(2−シアノエチル)アセトアミド(57mg)を加えて窒素雰囲気下1.5時間撹拌した。氷冷下の反応混合物に酢酸(100μl)を加えた後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(99mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.23 (3 H, t, J=7.3 Hz), 2.66 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.03 (2 H, q, J=7.3 Hz), 3.34 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 4.86 (2 H, q, J=8.9 Hz), 4.83 (2 H, s), 6.45 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.04 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.28 (2 H, d, J=9.1 Hz), 8.58 (1 H, t, J=5.7 Hz).
実施例200
7−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)−2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例194もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(100mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)に溶かした。その溶液へ氷冷下に水素化ナトリウム(60%油性、13mg)を加えて5分間撹拌後、(2−ブロモエトキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン(87μl)を加えて窒素雰囲気下室温で1.5時間撹拌した。反応混合物に酢酸(100μl)を加えた後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(123mg)を白色針状晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm -0.08 (6 H, s), 0.79 (9 H, s), 1.28 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.07 (2 H, q, J=7.3 Hz), 3.92 (2 H, t, J=5.5 Hz), 4.23 (2 H, t, J=5.5 Hz), 4.86 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.44 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.08 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.25 (2 H, d, J=9.1 Hz).
7−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)−2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例194もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(100mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)に溶かした。その溶液へ氷冷下に水素化ナトリウム(60%油性、13mg)を加えて5分間撹拌後、(2−ブロモエトキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン(87μl)を加えて窒素雰囲気下室温で1.5時間撹拌した。反応混合物に酢酸(100μl)を加えた後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(123mg)を白色針状晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm -0.08 (6 H, s), 0.79 (9 H, s), 1.28 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.07 (2 H, q, J=7.3 Hz), 3.92 (2 H, t, J=5.5 Hz), 4.23 (2 H, t, J=5.5 Hz), 4.86 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.44 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.08 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.25 (2 H, d, J=9.1 Hz).
実施例201
2−(エチルスルファニル)−7−(2−ヒドロキシエチル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例200で得られた7−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)−2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(117mg)、フッ化テトラブチルアンモニウム(1Mテトラヒドロフラン溶液、266μl)およびテトラヒドロフラン(3ml)の混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合溶液に酢酸(100μl)を加え、減圧濃縮した後、トルエンで共沸して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し表題化合物(79mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.27 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.07 (2 H, q, J=7.3 Hz), 3.76 (2 H, td, J=5.7, 5.3 Hz), 4.18 (2 H, t, J=5.7 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 4.95 (1 H, t, J=5.3 Hz), 6.43 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.09 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.29 (2 H, d, J=8.8 Hz).
2−(エチルスルファニル)−7−(2−ヒドロキシエチル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例200で得られた7−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)−2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(117mg)、フッ化テトラブチルアンモニウム(1Mテトラヒドロフラン溶液、266μl)およびテトラヒドロフラン(3ml)の混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合溶液に酢酸(100μl)を加え、減圧濃縮した後、トルエンで共沸して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し表題化合物(79mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.27 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.07 (2 H, q, J=7.3 Hz), 3.76 (2 H, td, J=5.7, 5.3 Hz), 4.18 (2 H, t, J=5.7 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 4.95 (1 H, t, J=5.3 Hz), 6.43 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.09 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.29 (2 H, d, J=8.8 Hz).
実施例202
2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−7−(2,2,2−トリフルオロエチル)−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例194もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(100mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)に溶かし、氷冷下にて水素化ナトリウム(60%油性、13mg)を加えて5分間撹拌後、1,1,1−トリフルオロ−2−ヨードエタン(267μl)を加えて窒素雰囲気下にて室温で2日間撹拌した。反応混合物に酢酸(100μl)を加えた後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(57mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.26 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.09 (2 H, q, J=7.3 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 5.09 (2 H, q, J=9.2 Hz), 6.57 (1 H, d, J=3.6 Hz), 7.15 (1 H, d, J=3.6 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.33 (2 H, d, J=9.0 Hz).
2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−7−(2,2,2−トリフルオロエチル)−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例194もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(100mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)に溶かし、氷冷下にて水素化ナトリウム(60%油性、13mg)を加えて5分間撹拌後、1,1,1−トリフルオロ−2−ヨードエタン(267μl)を加えて窒素雰囲気下にて室温で2日間撹拌した。反応混合物に酢酸(100μl)を加えた後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(57mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.26 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.09 (2 H, q, J=7.3 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 5.09 (2 H, q, J=9.2 Hz), 6.57 (1 H, d, J=3.6 Hz), 7.15 (1 H, d, J=3.6 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.33 (2 H, d, J=9.0 Hz).
実施例203
7−(シクロプロピルメチル)−2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例194もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(100mg)および(ブロモメチル)シクロプロパン(132μl)をN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)に溶かし、氷冷下にて水素化ナトリウム(60%油性、13mg)を加えた後、窒素雰囲気下にて室温で1時間撹拌した。氷冷下、反応溶液に飽和塩化アンモニウム水溶液(3ml)を加えた後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(114mg)を白色針状晶として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.38 - 0.46 (2 H, m), 0.49 - 0.60 (2 H, m), 1.22 - 1.33 (1H, m), 1.27 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.07 (2 H, q, J=7.3 Hz), 3.99 (2 H, d, J=7.1 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.45 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.16 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.30 (2 H, d, J=8.8 Hz).
7−(シクロプロピルメチル)−2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例194もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(100mg)および(ブロモメチル)シクロプロパン(132μl)をN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)に溶かし、氷冷下にて水素化ナトリウム(60%油性、13mg)を加えた後、窒素雰囲気下にて室温で1時間撹拌した。氷冷下、反応溶液に飽和塩化アンモニウム水溶液(3ml)を加えた後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(114mg)を白色針状晶として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.38 - 0.46 (2 H, m), 0.49 - 0.60 (2 H, m), 1.22 - 1.33 (1H, m), 1.27 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.07 (2 H, q, J=7.3 Hz), 3.99 (2 H, d, J=7.1 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.45 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.16 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.30 (2 H, d, J=8.8 Hz).
実施例204
2−(エチルスルファニル)−7−(メトキシメチル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例194もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(100mg)およびクロロメチルメチルエーテル(103μl)をN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)に溶かし、氷冷下にて水素化ナトリウム(60%油性、13mg)を加えた後、窒素雰囲気下にて室温で1時間撹拌した。氷冷下、反応溶液に飽和塩化アンモニウム水溶液(3ml)を加えた後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(104mg)を白色針状晶として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.27 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.08 (2 H, q, J=7.3 Hz), 3.28 (3 H, s), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 5.47 (2 H, s), 6.52 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.19 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.20 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.32 (2 H, d, J=8.8 Hz).
2−(エチルスルファニル)−7−(メトキシメチル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例194もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(100mg)およびクロロメチルメチルエーテル(103μl)をN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)に溶かし、氷冷下にて水素化ナトリウム(60%油性、13mg)を加えた後、窒素雰囲気下にて室温で1時間撹拌した。氷冷下、反応溶液に飽和塩化アンモニウム水溶液(3ml)を加えた後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(104mg)を白色針状晶として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.27 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.08 (2 H, q, J=7.3 Hz), 3.28 (3 H, s), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 5.47 (2 H, s), 6.52 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.19 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.20 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.32 (2 H, d, J=8.8 Hz).
実施例205
N−(2−シアノエチル)−2−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)アセトアミド
実施例26もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(150mg)、参考例40もしくはそれに準ずる方法で得られた2−クロロ−N−(2−シアノエチル)アセトアミド(84mg)、トリエチルアミン(246μl)およびアセトニトリル(3ml)の混合物を1時間加熱還流した。室温に戻した後、反応混合物を酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(182mg)を白色針状晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.62 (2 H, t, J=6.6 Hz), 3.30 (2 H, td, J=6.6, 5.7 Hz), 3.81 (2 H, s), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.44 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.99 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.33 (2 H, d, J=9.1 Hz), 8.41 (1 H, t, J=5.7 Hz), 11.76 (1 H, s).
N−(2−シアノエチル)−2−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)アセトアミド
実施例26もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(150mg)、参考例40もしくはそれに準ずる方法で得られた2−クロロ−N−(2−シアノエチル)アセトアミド(84mg)、トリエチルアミン(246μl)およびアセトニトリル(3ml)の混合物を1時間加熱還流した。室温に戻した後、反応混合物を酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(182mg)を白色針状晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.62 (2 H, t, J=6.6 Hz), 3.30 (2 H, td, J=6.6, 5.7 Hz), 3.81 (2 H, s), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.44 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.99 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.33 (2 H, d, J=9.1 Hz), 8.41 (1 H, t, J=5.7 Hz), 11.76 (1 H, s).
実施例206
2−(エチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例194もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(400mg)、オキソン(登録商標)一過硫酸塩化合物(1.5g)、メタノール(30ml)および水(15ml)の混合物を室温で2日間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチルから再結晶して表題化合物(124mg)を白色固体として、また、実施例207の2−(エチルスルホニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(81mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.06 (3 H, t, J=7.4 Hz), 2.72 - 2.86 (1 H, m), 2.91 - 3.06 (1 H, m), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.59 (1 H, dd, J=3.2, 2.1 Hz), 7.18 - 7.24 (2 H, m), 7.26 (1 H, dd, J=3.3, 2.5 Hz), 7.40 - 7.46 (1 H, m), 7.50 - 7.53 (1 H, m), 12.42 (1 H, br. s.).
2−(エチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例194もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(400mg)、オキソン(登録商標)一過硫酸塩化合物(1.5g)、メタノール(30ml)および水(15ml)の混合物を室温で2日間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチルから再結晶して表題化合物(124mg)を白色固体として、また、実施例207の2−(エチルスルホニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(81mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.06 (3 H, t, J=7.4 Hz), 2.72 - 2.86 (1 H, m), 2.91 - 3.06 (1 H, m), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.59 (1 H, dd, J=3.2, 2.1 Hz), 7.18 - 7.24 (2 H, m), 7.26 (1 H, dd, J=3.3, 2.5 Hz), 7.40 - 7.46 (1 H, m), 7.50 - 7.53 (1 H, m), 12.42 (1 H, br. s.).
実施例207
2−(エチルスルホニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例194もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(400mg)、オキソン(登録商標)一過硫酸塩化合物(1.5g)、メタノール(30ml)および水(15ml)の混合物を室温で2日間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチルから再結晶して表題化合物(81mg)を白色固体として、また、実施例206の2−(エチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(124mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.29 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.58 (2 H, q, J=7.3 Hz), 4.85 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.64 (1 H, dd, J=3.2, 2.1 Hz), 7.13 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.31 - 7.37 (3 H, m), 12.56 (1 H, br. s.).
2−(エチルスルホニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例194もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(400mg)、オキソン(登録商標)一過硫酸塩化合物(1.5g)、メタノール(30ml)および水(15ml)の混合物を室温で2日間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチルから再結晶して表題化合物(81mg)を白色固体として、また、実施例206の2−(エチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(124mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.29 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.58 (2 H, q, J=7.3 Hz), 4.85 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.64 (1 H, dd, J=3.2, 2.1 Hz), 7.13 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.31 - 7.37 (3 H, m), 12.56 (1 H, br. s.).
実施例208
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−(エチルスルファニル)−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例31もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(313mg)、ヨードエタン(80μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.0ml)を加えて、70℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(196mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.31 - 0.38 (2 H, m), 0.56 - 0.64 (2 H, m), 1.20 - 1.29 (4 H, m), 3.03 (2 H, q, J=7.3 Hz), 3.88 (2 H, d, J=6.8 Hz), 6.42 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.96 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.02 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.84 (1 H, br. s.).
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−(エチルスルファニル)−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例31もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(313mg)、ヨードエタン(80μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.0ml)を加えて、70℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(196mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.31 - 0.38 (2 H, m), 0.56 - 0.64 (2 H, m), 1.20 - 1.29 (4 H, m), 3.03 (2 H, q, J=7.3 Hz), 3.88 (2 H, d, J=6.8 Hz), 6.42 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.96 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.02 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.84 (1 H, br. s.).
実施例209
2−エトキシ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例207もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルホニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(1ml)、エタノール(20ml)およびテトラヒドロフラン(20ml)の混合物を60℃で1時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水、酢酸エチルを加え、5%クエン酸水溶液でpH約6に調整後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ジイソプロピルエーテル混合溶媒から再結晶して表題化合物(74mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.15 (3 H, t, J=7.1 Hz), 4.30 (2 H, q, J=7.1 Hz), 4.83 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.37 (1 H, dd, J=3.4, 1.9 Hz), 6.88 (1 H, dd, J=3.0, 2.3 Hz), 7.13 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.23 (2 H, d, J=8.7 Hz), 11.68 (1 H, br. s.).
2−エトキシ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例207もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルホニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(1ml)、エタノール(20ml)およびテトラヒドロフラン(20ml)の混合物を60℃で1時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水、酢酸エチルを加え、5%クエン酸水溶液でpH約6に調整後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ジイソプロピルエーテル混合溶媒から再結晶して表題化合物(74mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.15 (3 H, t, J=7.1 Hz), 4.30 (2 H, q, J=7.1 Hz), 4.83 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.37 (1 H, dd, J=3.4, 1.9 Hz), 6.88 (1 H, dd, J=3.0, 2.3 Hz), 7.13 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.23 (2 H, d, J=8.7 Hz), 11.68 (1 H, br. s.).
実施例210
2−[(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例26もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(171mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.5ml)、(2−ブロモエトキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン(129μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を100℃に加熱し1時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(240mg)を白色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.01 (6 H, s), 0.82 (9 H, s), 3.20 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.78 (2 H, t, J=6.4 Hz), 4.86 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.43 (1 H, d, J=3.2 Hz), 6.98 (1 H, dd, J=3.2, 1.2 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.28 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.80 (1 H, br. s.).
2−[(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例26もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(171mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.5ml)、(2−ブロモエトキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン(129μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物を100℃に加熱し1時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(240mg)を白色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.01 (6 H, s), 0.82 (9 H, s), 3.20 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.78 (2 H, t, J=6.4 Hz), 4.86 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.43 (1 H, d, J=3.2 Hz), 6.98 (1 H, dd, J=3.2, 1.2 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.28 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.80 (1 H, br. s.).
実施例211
7−エチル−2−[(2−ヒドロキシエチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例210もしくはそれに準ずる方法で得られた2−[(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(230mg)およびヨードエタン(186μl)をN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)に溶かし、氷冷下にて水素化ナトリウム(60%油性、27.6mg)を加えた後、窒素雰囲気下0℃で1時間撹拌した。氷冷下、反応溶液に飽和塩化アンモニウム水溶液(5ml)を加えた後、水(5ml)を加え、酢酸エチル(80ml)で抽出し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して薄黄色の油状物得た。この油状物をテトラヒドロフラン(5ml)に溶かし、フッ化テトラブチルアンモニウム(1Mテトラヒドロフラン溶液、0.6ml)を加えて室温で10分間撹拌した。反応溶液に飽和塩化アンモニウム水溶液(5ml)および水(2ml)を加えた後、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得た残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(180mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.39 (3 H, t, J=7.2 Hz), 3.19 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.64 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 4.16 (2 H, q, J=7.2 Hz), 4.86 (2 H, q, J=8.8 Hz), 4.92 (1 H, t, J=5.7 Hz), 6.44 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.11 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.30 (2 H, d, J=9.0 Hz).
7−エチル−2−[(2−ヒドロキシエチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例210もしくはそれに準ずる方法で得られた2−[(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(230mg)およびヨードエタン(186μl)をN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)に溶かし、氷冷下にて水素化ナトリウム(60%油性、27.6mg)を加えた後、窒素雰囲気下0℃で1時間撹拌した。氷冷下、反応溶液に飽和塩化アンモニウム水溶液(5ml)を加えた後、水(5ml)を加え、酢酸エチル(80ml)で抽出し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して薄黄色の油状物得た。この油状物をテトラヒドロフラン(5ml)に溶かし、フッ化テトラブチルアンモニウム(1Mテトラヒドロフラン溶液、0.6ml)を加えて室温で10分間撹拌した。反応溶液に飽和塩化アンモニウム水溶液(5ml)および水(2ml)を加えた後、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得た残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(180mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.39 (3 H, t, J=7.2 Hz), 3.19 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.64 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 4.16 (2 H, q, J=7.2 Hz), 4.86 (2 H, q, J=8.8 Hz), 4.92 (1 H, t, J=5.7 Hz), 6.44 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.11 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.30 (2 H, d, J=9.0 Hz).
実施例212
2−(メチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例26もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(300mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)に溶かし、その溶液に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(880μl)およびヨードメタン(275μl)を室温で加えた後、100℃に加熱し30分間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水(15ml)で3回洗浄し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた茶色の固体をクロマトグラフィーにて精製し、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒で再結晶して表題化合物(186mg)を白色結晶として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.42 (3 H, s), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.43 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.98 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.31 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.90 (1 H, s).
2−(メチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例26もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(300mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)に溶かし、その溶液に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(880μl)およびヨードメタン(275μl)を室温で加えた後、100℃に加熱し30分間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水(15ml)で3回洗浄し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた茶色の固体をクロマトグラフィーにて精製し、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒で再結晶して表題化合物(186mg)を白色結晶として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.42 (3 H, s), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.43 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.98 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.31 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.90 (1 H, s).
実施例213
2−[(3−エトキシプロピル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例26もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(586μl)、公知文献カナディアン ジャーナル オブ ケミストリー(Can.J.Chem.)、33巻、1207頁(1955)に記載の方法もしくはそれに準ずる方法で得られた3−エトキシプロピル 4−メチルベンゼンスルホナート(167mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)の混合物を100℃に加熱し30分間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒で再結晶して表題化合物(165mg)を白色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.07 (3H, t, J=6.9 Hz), 1.83 (2 H, tt, J=7.2, 6.2 Hz), 3.08 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.38 (2 H, q, J=6.9 Hz), 3.39 (2 H, t, J=6.2 Hz), 4.86 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.42 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.97 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.30 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.85 (1 H, s).
2−[(3−エトキシプロピル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例26もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(586μl)、公知文献カナディアン ジャーナル オブ ケミストリー(Can.J.Chem.)、33巻、1207頁(1955)に記載の方法もしくはそれに準ずる方法で得られた3−エトキシプロピル 4−メチルベンゼンスルホナート(167mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)の混合物を100℃に加熱し30分間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒で再結晶して表題化合物(165mg)を白色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.07 (3H, t, J=6.9 Hz), 1.83 (2 H, tt, J=7.2, 6.2 Hz), 3.08 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.38 (2 H, q, J=6.9 Hz), 3.39 (2 H, t, J=6.2 Hz), 4.86 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.42 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.97 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.30 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.85 (1 H, s).
実施例214
2−[(2−ヒドロキシエチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例210もしくはそれに準ずる方法で得られた2−[(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(289mg)をテトラヒドロフラン(5ml)に溶かし、フッ化テトラブチルアンモニウム(1Mテトラヒドロフラン溶液、752μl)を加えて室温で30分間撹拌した。反応溶液に飽和塩化アンモニウム水溶液(5ml)および水(2ml)を加えた後、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得た残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(168mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.17 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.61 (2 H, td, J=6.4, 5.4 Hz), 4.86 (2 H, q, J=8.9 Hz), 4.91 (1 H, t, J=5.4 Hz), 6.42 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.97 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.30 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.85 (1 H, br. s.).
2−[(2−ヒドロキシエチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例210もしくはそれに準ずる方法で得られた2−[(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(289mg)をテトラヒドロフラン(5ml)に溶かし、フッ化テトラブチルアンモニウム(1Mテトラヒドロフラン溶液、752μl)を加えて室温で30分間撹拌した。反応溶液に飽和塩化アンモニウム水溶液(5ml)および水(2ml)を加えた後、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得た残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(168mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.17 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.61 (2 H, td, J=6.4, 5.4 Hz), 4.86 (2 H, q, J=8.9 Hz), 4.91 (1 H, t, J=5.4 Hz), 6.42 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.97 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.30 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.85 (1 H, br. s.).
実施例215
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−{[3−(メチルスルホニル)プロピル]スルファニル}−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例31もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、公知文献WO08/1931に記載の方法もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(メチルスルホニル)プロピル 4−メチルベンゼンスルホナート(187mg)、ヨウ化ナトリウム(96mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.64ml)を加えて、100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(160mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.32 - 0.39 (2 H, m), 0.57 - 0.64 (2 H, m), 1.21 - 1.32 (1 H, m), 2.01 - 2.13 (2 H, m), 2.97 (3 H, s), 3.12 - 3.21 (4 H, m), 3.88 (2 H, d, J=6.8 Hz), 6.43 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.98 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.04 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.22 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.84 (1 H, s).
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−{[3−(メチルスルホニル)プロピル]スルファニル}−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例31もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、公知文献WO08/1931に記載の方法もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(メチルスルホニル)プロピル 4−メチルベンゼンスルホナート(187mg)、ヨウ化ナトリウム(96mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.64ml)を加えて、100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(160mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.32 - 0.39 (2 H, m), 0.57 - 0.64 (2 H, m), 1.21 - 1.32 (1 H, m), 2.01 - 2.13 (2 H, m), 2.97 (3 H, s), 3.12 - 3.21 (4 H, m), 3.88 (2 H, d, J=6.8 Hz), 6.43 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.98 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.04 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.22 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.84 (1 H, s).
実施例216
2−メトキシ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例207もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルホニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、28%ナトリウムメトキシドメタノール溶液(1ml)、メタノール(20ml)およびテトラヒドロフラン(20ml)の混合物を60℃で1時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水、酢酸エチルを加え、5%クエン酸水溶液でpH約6に調整後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ジイソプロピルエーテル混合溶媒から再結晶して表題化合物(126mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.81 (3 H, s), 4.83 (2 H, q, J=8.7 Hz), 6.38 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.89 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.13 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.24 (2 H, d, J=8.9 Hz), 11.71 (1 H, s).
2−メトキシ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例207もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルホニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、28%ナトリウムメトキシドメタノール溶液(1ml)、メタノール(20ml)およびテトラヒドロフラン(20ml)の混合物を60℃で1時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水、酢酸エチルを加え、5%クエン酸水溶液でpH約6に調整後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ジイソプロピルエーテル混合溶媒から再結晶して表題化合物(126mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.81 (3 H, s), 4.83 (2 H, q, J=8.7 Hz), 6.38 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.89 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.13 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.24 (2 H, d, J=8.9 Hz), 11.71 (1 H, s).
実施例217
2−プロポキシ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
水素化ナトリウム(60%油性、200mg)とテトラヒドロフラン(20ml)の氷水浴の混合物にプロパン−1−オール(10ml)を滴下した。その混合物に実施例207もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルホニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)を加えて、60℃で1時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水を加え、5%クエン酸水溶液でpH約6に調整後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ジイソプロピルエーテル混合溶媒から再結晶して表題化合物(136mg)を茶色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.74 (3 H, t, J=7.4 Hz), 1.46 - 1.62 (2 H, m), 4.20 (2 H, t, J=6.4 Hz), 4.83 (2 H, q, J=8.7 Hz), 6.37 (1 H, dd, J=3.2, 2.1 Hz), 6.88 (1 H, dd, J=3.2, 2.5 Hz), 7.14 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.23 (2 H, d, J=8.9 Hz), 11.67 (1 H, br. s.).
2−プロポキシ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
水素化ナトリウム(60%油性、200mg)とテトラヒドロフラン(20ml)の氷水浴の混合物にプロパン−1−オール(10ml)を滴下した。その混合物に実施例207もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルホニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)を加えて、60℃で1時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水を加え、5%クエン酸水溶液でpH約6に調整後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ジイソプロピルエーテル混合溶媒から再結晶して表題化合物(136mg)を茶色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.74 (3 H, t, J=7.4 Hz), 1.46 - 1.62 (2 H, m), 4.20 (2 H, t, J=6.4 Hz), 4.83 (2 H, q, J=8.7 Hz), 6.37 (1 H, dd, J=3.2, 2.1 Hz), 6.88 (1 H, dd, J=3.2, 2.5 Hz), 7.14 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.23 (2 H, d, J=8.9 Hz), 11.67 (1 H, br. s.).
実施例218
3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2,4(3H,7H)−ジオン
実施例207もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルホニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、1M水酸化ナトリウム水溶液(2ml)およびテトラヒドロフラン(20ml)の混合物を30℃で3日間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水、酢酸エチルを加え、5%クエン酸水溶液でpH約6に調整後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチルから再結晶して表題化合物(83mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.81 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.29 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.63 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.10 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.17 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.24 (1 H, br. s.), 11.87 (1 H, br. s.).
3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2,4(3H,7H)−ジオン
実施例207もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルホニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、1M水酸化ナトリウム水溶液(2ml)およびテトラヒドロフラン(20ml)の混合物を30℃で3日間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水、酢酸エチルを加え、5%クエン酸水溶液でpH約6に調整後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチルから再結晶して表題化合物(83mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.81 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.29 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.63 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.10 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.17 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.24 (1 H, br. s.), 11.87 (1 H, br. s.).
実施例219
2−{[2−ヒドロキシ−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)プロピル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例26もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、参考例66で得られた4−(オキシラン−2−イルメトキシ)テトラヒドロ−2H−ピラン(93mg)、ヨウ化ナトリウム(88mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.59ml)を加えて、100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(83.1mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.27 - 1.43 (2 H, m), 1.71 - 1.85 (2 H, m), 3.05 - 3.50 (8 H, m), 3.70 - 3.84 (3 H, m), 4.86 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.42 (1 H, dd, J=3.2, 2.3 Hz), 6.97 (1 H, dd, J=3.2, 2.3 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.30 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.82 (1 H, br. s.).
2−{[2−ヒドロキシ−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)プロピル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例26もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、参考例66で得られた4−(オキシラン−2−イルメトキシ)テトラヒドロ−2H−ピラン(93mg)、ヨウ化ナトリウム(88mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.59ml)を加えて、100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(83.1mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.27 - 1.43 (2 H, m), 1.71 - 1.85 (2 H, m), 3.05 - 3.50 (8 H, m), 3.70 - 3.84 (3 H, m), 4.86 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.42 (1 H, dd, J=3.2, 2.3 Hz), 6.97 (1 H, dd, J=3.2, 2.3 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.30 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.82 (1 H, br. s.).
実施例220
2−(メチルスルホニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例212もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(2.96g)、3−クロロ過安息香酸(70%、5.13g)および酢酸エチル(300ml)の混合物を60℃で2時間撹拌後、室温まで冷却して、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を5%炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。クロマトグラフィーにて精製し茶色固体(2.98g)を得て、この固体(150mg)を酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(64mg)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.39 (3 H, s), 4.85 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.64 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.14 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.32 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.36 (1 H, d, J=3.4 Hz), 11.89 (1 H, br. s.).
2−(メチルスルホニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例212もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(2.96g)、3−クロロ過安息香酸(70%、5.13g)および酢酸エチル(300ml)の混合物を60℃で2時間撹拌後、室温まで冷却して、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を5%炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。クロマトグラフィーにて精製し茶色固体(2.98g)を得て、この固体(150mg)を酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(64mg)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.39 (3 H, s), 4.85 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.64 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.14 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.32 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.36 (1 H, d, J=3.4 Hz), 11.89 (1 H, br. s.).
実施例221
2−(1−メチルエトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
水素化ナトリウム(60%油性、100mg)とテトラヒドロフラン(10ml)の混合物にプロパン−2−オール(5ml)を滴下した。その混合物に実施例220もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルホニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)を加えて、60℃で2時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水を加え、5%クエン酸水溶液でpH約6に調整後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(104mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.17 (6 H, d, J=6.2 Hz), 4.83 (2 H, q, J=8.9 Hz), 5.17 (1 H, spt, J=6.2 Hz), 6.37 (1 H, d, J=3.3 Hz), 6.87 (1 H, d, J=3.3 Hz), 7.12 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.66 (1 H, s).
2−(1−メチルエトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
水素化ナトリウム(60%油性、100mg)とテトラヒドロフラン(10ml)の混合物にプロパン−2−オール(5ml)を滴下した。その混合物に実施例220もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルホニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)を加えて、60℃で2時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水を加え、5%クエン酸水溶液でpH約6に調整後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(104mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.17 (6 H, d, J=6.2 Hz), 4.83 (2 H, q, J=8.9 Hz), 5.17 (1 H, spt, J=6.2 Hz), 6.37 (1 H, d, J=3.3 Hz), 6.87 (1 H, d, J=3.3 Hz), 7.12 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.66 (1 H, s).
実施例222
2−ブトキシ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
水素化ナトリウム(60%油性、100mg)とテトラヒドロフラン(10ml)の混合物に1−ブタノール(5ml)を滴下した。その混合物に実施例220もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルホニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)を加えて、60℃で2時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水を加え、5%クエン酸水溶液でpH約6に調整後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(94mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.79 (3 H, t, J=7.3 Hz), 1.10 - 1.25 (2 H, m), 1.44 - 1.56 (2 H, m), 4.24 (2 H, t, J=6.4 Hz), 4.83 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.37 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.88 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.13 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.22 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.68 (1 H, s).
2−ブトキシ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
水素化ナトリウム(60%油性、100mg)とテトラヒドロフラン(10ml)の混合物に1−ブタノール(5ml)を滴下した。その混合物に実施例220もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルホニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)を加えて、60℃で2時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水を加え、5%クエン酸水溶液でpH約6に調整後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(94mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.79 (3 H, t, J=7.3 Hz), 1.10 - 1.25 (2 H, m), 1.44 - 1.56 (2 H, m), 4.24 (2 H, t, J=6.4 Hz), 4.83 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.37 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.88 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.13 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.22 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.68 (1 H, s).
実施例223
2−[(ジフルオロメチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
ジフルオロ(ヨード)メタンをN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)に室温で15分間吹き込んだ後に、実施例26もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)および1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.59ml)を加えて、50℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(108mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.89 (2 H, q, J=8.7 Hz), 6.50 (1 H, d, J=3.2 Hz), 7.07 (1 H, d, J=3.2 Hz), 7.22 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.41 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.79 (1 H, t, J=55.2 Hz), 12.12 (1 H, s).
2−[(ジフルオロメチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
ジフルオロ(ヨード)メタンをN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)に室温で15分間吹き込んだ後に、実施例26もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)および1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.59ml)を加えて、50℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(108mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.89 (2 H, q, J=8.7 Hz), 6.50 (1 H, d, J=3.2 Hz), 7.07 (1 H, d, J=3.2 Hz), 7.22 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.41 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.79 (1 H, t, J=55.2 Hz), 12.12 (1 H, s).
実施例224
2−(プロピルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例26もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、1−ヨードプロパン(86μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(6ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.59ml)を加えて、100℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(120mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.92 (3 H, t, J=7.4 Hz), 1.54 - 1.70 (2 H, m), 3.03 (2 H, t, J=7.2 Hz), 4.87 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.37 - 6.45 (1 H, m), 6.93 - 7.00 (1 H, m), 7.18 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.29 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.85 (1 H, br. s.).
2−(プロピルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例26もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、1−ヨードプロパン(86μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(6ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.59ml)を加えて、100℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(120mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.92 (3 H, t, J=7.4 Hz), 1.54 - 1.70 (2 H, m), 3.03 (2 H, t, J=7.2 Hz), 4.87 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.37 - 6.45 (1 H, m), 6.93 - 7.00 (1 H, m), 7.18 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.29 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.85 (1 H, br. s.).
実施例225
3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−[(2,2,2−トリフルオロエチル)スルファニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例26もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、1,1,1−トリフルオロ−2−ヨードエタン(88μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(6ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.59ml)を加えて、100℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(108mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.20 (2 H, q, J=10.2 Hz), 4.89 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.47 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.04 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.22 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.37 (2 H, d, J=9.1 Hz), 12.01 (1 H, s).
3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−[(2,2,2−トリフルオロエチル)スルファニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例26もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、1,1,1−トリフルオロ−2−ヨードエタン(88μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(6ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.59ml)を加えて、100℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(108mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.20 (2 H, q, J=10.2 Hz), 4.89 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.47 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.04 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.22 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.37 (2 H, d, J=9.1 Hz), 12.01 (1 H, s).
実施例226
2−(シクロプロピルメトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
水素化ナトリウム(60%油性、60mg)とテトラヒドロフラン(10ml)の混合物にシクロプロピルメタノール(5ml)のテトラヒドロフラン(10ml)溶液を滴下した。その混合物に実施例220もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルホニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)を加えて、室温で終夜撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水を加え、5%クエン酸水溶液でpH約6に調整後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(74mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.16 - 0.23 (2 H, m), 0.40 - 0.47 (2 H, m), 1.03 - 1.18 (1 H, m), 4.12 (2 H, d, J=6.8 Hz), 4.84 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.37 (1 H, dd, J=3.3, 2.2 Hz), 6.88 (1 H, dd, J=3.4, 2.3 Hz), 7.14 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.24 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.66 (1 H, br. s.).
2−(シクロプロピルメトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
水素化ナトリウム(60%油性、60mg)とテトラヒドロフラン(10ml)の混合物にシクロプロピルメタノール(5ml)のテトラヒドロフラン(10ml)溶液を滴下した。その混合物に実施例220もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルホニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)を加えて、室温で終夜撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水を加え、5%クエン酸水溶液でpH約6に調整後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(74mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.16 - 0.23 (2 H, m), 0.40 - 0.47 (2 H, m), 1.03 - 1.18 (1 H, m), 4.12 (2 H, d, J=6.8 Hz), 4.84 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.37 (1 H, dd, J=3.3, 2.2 Hz), 6.88 (1 H, dd, J=3.4, 2.3 Hz), 7.14 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.24 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.66 (1 H, br. s.).
実施例227
2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
水素化ナトリウム(60%油性、60mg)とテトラヒドロフラン(10ml)の混合物に2,2,2−トリフルオロエタノール(5ml)のテトラヒドロフラン(10ml)溶液を滴下した。その混合物に実施例220もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルホニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)を加えて、室温で終夜撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水を加え、5%クエン酸水溶液でpH約6に調整後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(109mg)を淡茶色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.84 (2 H, q, J=9.0 Hz), 4.97 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.43 (1 H, dd, J=3.3, 2.0 Hz), 6.96 (1 H, dd, J=3.2, 2.3 Hz), 7.15 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.26 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.84 (1 H, br. s.).
2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
水素化ナトリウム(60%油性、60mg)とテトラヒドロフラン(10ml)の混合物に2,2,2−トリフルオロエタノール(5ml)のテトラヒドロフラン(10ml)溶液を滴下した。その混合物に実施例220もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルホニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)を加えて、室温で終夜撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水を加え、5%クエン酸水溶液でpH約6に調整後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(109mg)を淡茶色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.84 (2 H, q, J=9.0 Hz), 4.97 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.43 (1 H, dd, J=3.3, 2.0 Hz), 6.96 (1 H, dd, J=3.2, 2.3 Hz), 7.15 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.26 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.84 (1 H, br. s.).
実施例228
2−(プロピルアミノ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例220もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルホニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、1−プロピルアミン(3ml)およびテトラヒドロフラン(20ml)の混合物を室温で3日間、100℃で1時間、120℃で1時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(64mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.78 (3 H, t, J=7.4 Hz), 1.40 - 1.54 (2 H, m), 3.09 - 3.20 (2 H, m), 4.84 (2 H, q, J=8.7 Hz), 5.43 (1 H, t, J=5.7 Hz), 6.22 (1 H, dd, J=3.4, 1.9 Hz), 6.65 (1 H, dd, J=3.2, 2.1 Hz), 7.20 (4 H, s), 11.19 (1 H, br. s.).
2−(プロピルアミノ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例220もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルホニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、1−プロピルアミン(3ml)およびテトラヒドロフラン(20ml)の混合物を室温で3日間、100℃で1時間、120℃で1時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(64mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.78 (3 H, t, J=7.4 Hz), 1.40 - 1.54 (2 H, m), 3.09 - 3.20 (2 H, m), 4.84 (2 H, q, J=8.7 Hz), 5.43 (1 H, t, J=5.7 Hz), 6.22 (1 H, dd, J=3.4, 1.9 Hz), 6.65 (1 H, dd, J=3.2, 2.1 Hz), 7.20 (4 H, s), 11.19 (1 H, br. s.).
実施例229
2−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例220もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルホニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、2−アミノエタノール(3ml)およびテトラヒドロフラン(20ml)の混合物を60℃で3日間撹拌後、2日間加熱還流し、減圧濃縮した。残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(78mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.23 - 3.31 (2 H, m), 3.40 - 3.49 (2 H, m), 4.62 (1 H, t, J=5.1 Hz), 4.84 (2 H, q, J=9.0 Hz), 5.26 (1 H, t, J=5.3 Hz), 6.23 (1 H, dd, J=3.0, 1.9 Hz), 6.68 (1 H, dd, J=3.0, 1.9 Hz), 7.17 - 7.26 (4 H, m), 11.22 (1 H, br. s.).
2−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例220もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルホニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、2−アミノエタノール(3ml)およびテトラヒドロフラン(20ml)の混合物を60℃で3日間撹拌後、2日間加熱還流し、減圧濃縮した。残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(78mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.23 - 3.31 (2 H, m), 3.40 - 3.49 (2 H, m), 4.62 (1 H, t, J=5.1 Hz), 4.84 (2 H, q, J=9.0 Hz), 5.26 (1 H, t, J=5.3 Hz), 6.23 (1 H, dd, J=3.0, 1.9 Hz), 6.68 (1 H, dd, J=3.0, 1.9 Hz), 7.17 - 7.26 (4 H, m), 11.22 (1 H, br. s.).
実施例230
2−(2−ヒドロキシエトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
水素化ナトリウム(60%油性、100mg)とテトラヒドロフラン(10ml)の混合物にエタン−1,2−ジオール(3ml)のテトラヒドロフラン(20ml)溶液を滴下した。その混合物に実施例220もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルホニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)を加えて、60℃で2時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水を加え、5%クエン酸水溶液でpH約6に調整後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(144mg)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.55 (2 H, q, J=5.0 Hz), 4.26 - 4.31 (2 H, m), 4.70 (1 H, t, J=5.3 Hz), 4.83 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.37 (1 H, dd, J=3.4, 2.3 Hz), 6.88 (1 H, dd, J=3.4, 2.3 Hz), 7.12 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.24 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.68 (1 H, br. s.).
2−(2−ヒドロキシエトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
水素化ナトリウム(60%油性、100mg)とテトラヒドロフラン(10ml)の混合物にエタン−1,2−ジオール(3ml)のテトラヒドロフラン(20ml)溶液を滴下した。その混合物に実施例220もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルホニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)を加えて、60℃で2時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水を加え、5%クエン酸水溶液でpH約6に調整後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(144mg)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.55 (2 H, q, J=5.0 Hz), 4.26 - 4.31 (2 H, m), 4.70 (1 H, t, J=5.3 Hz), 4.83 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.37 (1 H, dd, J=3.4, 2.3 Hz), 6.88 (1 H, dd, J=3.4, 2.3 Hz), 7.12 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.24 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.68 (1 H, br. s.).
実施例231
6−クロロ−2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例194もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(120mg)、N−クロロスクシンイミド(47.7mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)の混合物を50℃に加熱し1.5時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、10%チオ硫酸ナトリウム水溶液(3ml)を加え、室温で15分間撹拌した。その後、水(5ml)を加え、酢酸エチルで抽出し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(70mg)を白色固体として、実施例234の5,6−ジクロロ−2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(30mg)とともに得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.24 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.02 (2 H, q, J=7.3 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.44 (1 H, s), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.31 (2 H, d, J=9.0 Hz), 12.74 (1 H, s).
6−クロロ−2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例194もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(120mg)、N−クロロスクシンイミド(47.7mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)の混合物を50℃に加熱し1.5時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、10%チオ硫酸ナトリウム水溶液(3ml)を加え、室温で15分間撹拌した。その後、水(5ml)を加え、酢酸エチルで抽出し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(70mg)を白色固体として、実施例234の5,6−ジクロロ−2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(30mg)とともに得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.24 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.02 (2 H, q, J=7.3 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.44 (1 H, s), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.31 (2 H, d, J=9.0 Hz), 12.74 (1 H, s).
実施例232
6−ブロモ−2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例194もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(120mg)、N−ブロモスクシンイミド(57.8mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)の混合物を室温で10分間撹拌した。その後、反応混合物に10%チオ硫酸ナトリウム水溶液(3ml)を加え、室温で15分間撹拌し、水(5ml)を加え、酢酸エチルで抽出し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(45mg)を白色固体として、実施例233の5,6−ジブロモ−2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(34mg)とともに得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.24 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.02 (2 H, q, J=7.3 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.53 (1 H, s), 7.18 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.30 (2 H, d, J=9.0 Hz), 12.68 (1 H, s).
6−ブロモ−2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例194もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(120mg)、N−ブロモスクシンイミド(57.8mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)の混合物を室温で10分間撹拌した。その後、反応混合物に10%チオ硫酸ナトリウム水溶液(3ml)を加え、室温で15分間撹拌し、水(5ml)を加え、酢酸エチルで抽出し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(45mg)を白色固体として、実施例233の5,6−ジブロモ−2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(34mg)とともに得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.24 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.02 (2 H, q, J=7.3 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.53 (1 H, s), 7.18 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.30 (2 H, d, J=9.0 Hz), 12.68 (1 H, s).
実施例233
5,6−ジブロモ−2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例194もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(120mg)、N−ブロモスクシンイミド(57.8mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)の混合物を室温で10分間撹拌した。その後、反応混合物に10%チオ硫酸ナトリウム水溶液(3ml)を加え、室温で15分間撹拌し、水(5ml)を加え、酢酸エチルで抽出し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(34mg)を白色固体として、実施例232の6−ブロモ−2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(45mg)とともに得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.24 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.02 (2 H, q, J=7.3 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.33 (2 H, d, J=9.0 Hz), 13.10 (1 H, s).
5,6−ジブロモ−2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例194もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(120mg)、N−ブロモスクシンイミド(57.8mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)の混合物を室温で10分間撹拌した。その後、反応混合物に10%チオ硫酸ナトリウム水溶液(3ml)を加え、室温で15分間撹拌し、水(5ml)を加え、酢酸エチルで抽出し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(34mg)を白色固体として、実施例232の6−ブロモ−2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(45mg)とともに得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.24 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.02 (2 H, q, J=7.3 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.33 (2 H, d, J=9.0 Hz), 13.10 (1 H, s).
実施例234
5,6−ジクロロ−2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例194もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(120mg)、N−クロロスクシンイミド(47.7mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)の混合物を50℃に加熱し1.5時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、10%チオ硫酸ナトリウム水溶液(3ml)を加え、室温で15分間撹拌した。その後、水(5ml)を加え、酢酸エチルで抽出し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(30mg)を白色固体として、実施例231の6−クロロ−2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(70mg)とともに得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.24 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.02 (2 H, q, J=7.3 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.33 (2 H, d, J=9.0 Hz), 13.16 (1 H, s).
5,6−ジクロロ−2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例194もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(120mg)、N−クロロスクシンイミド(47.7mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)の混合物を50℃に加熱し1.5時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、10%チオ硫酸ナトリウム水溶液(3ml)を加え、室温で15分間撹拌した。その後、水(5ml)を加え、酢酸エチルで抽出し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(30mg)を白色固体として、実施例231の6−クロロ−2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(70mg)とともに得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.24 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.02 (2 H, q, J=7.3 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.33 (2 H, d, J=9.0 Hz), 13.16 (1 H, s).
実施例235
2−(メチルスルファニル)−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例37もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、ヨードメタン(80μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(6ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.61ml)を加えて、50℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(159mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.45 (3 H, s), 6.45 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.00 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.54 (4 H, s), 11.94 (1 H, br. s.).
2−(メチルスルファニル)−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例37もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、ヨードメタン(80μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(6ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.61ml)を加えて、50℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(159mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.45 (3 H, s), 6.45 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.00 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.54 (4 H, s), 11.94 (1 H, br. s.).
実施例236
3−[3−クロロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−(メチルスルファニル)−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例38もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[3−クロロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、ヨードメタン(80μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5.3ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.53ml)を加えて、50℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(168mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.44 (3 H, s), 4.99 (2 H, q, J=8.7 Hz), 6.44 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.99 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.33 - 7.45 (2 H, m), 7.62 (1 H, d, J=1.9 Hz), 11.91 (1 H, s).
3−[3−クロロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−(メチルスルファニル)−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例38もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[3−クロロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、ヨードメタン(80μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5.3ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.53ml)を加えて、50℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(168mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.44 (3 H, s), 4.99 (2 H, q, J=8.7 Hz), 6.44 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.99 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.33 - 7.45 (2 H, m), 7.62 (1 H, d, J=1.9 Hz), 11.91 (1 H, s).
実施例237
3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−(メチルスルファニル)−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例39もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、ヨードメタン(85μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5.6ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.56ml)を加えて、50℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(160mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.44 (3 H, s), 4.97 (2 H, q, J=8.7 Hz), 6.44 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.99 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 - 7.26 (1 H, m), 7.36 - 7.45 (1 H, m), 7.48 (1 H, dd, J=11.7, 2.3 Hz), 11.91 (1 H, br. s.).
3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−(メチルスルファニル)−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例39もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、ヨードメタン(85μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5.6ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.56ml)を加えて、50℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(160mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.44 (3 H, s), 4.97 (2 H, q, J=8.7 Hz), 6.44 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.99 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 - 7.26 (1 H, m), 7.36 - 7.45 (1 H, m), 7.48 (1 H, dd, J=11.7, 2.3 Hz), 11.91 (1 H, br. s.).
実施例238
2−(メチルスルファニル)−3−[3−メチル−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例40もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[3−メチル−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、ヨードメタン(56μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(6ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.56ml)を加えて、50℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(150mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.21 (3 H, s), 2.41 (3 H, s), 4.86 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.42 (1 H, d, J=3.2 Hz), 6.98 (1 H, d, J=3.2 Hz), 7.17 (3 H, s), 11.87 (1 H, br. s.).
2−(メチルスルファニル)−3−[3−メチル−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例40もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[3−メチル−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、ヨードメタン(56μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(6ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.56ml)を加えて、50℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(150mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.21 (3 H, s), 2.41 (3 H, s), 4.86 (2 H, q, J=8.8 Hz), 6.42 (1 H, d, J=3.2 Hz), 6.98 (1 H, d, J=3.2 Hz), 7.17 (3 H, s), 11.87 (1 H, br. s.).
実施例239
2−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例260もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)および2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパノール(0.161ml)をN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)に溶かし、氷冷下に水素化ナトリウム(60%油性、43.1mg)を加えて、室温で9時間撹拌した。反応液に1M塩酸(1.5ml)を加え、酢酸エチル(50ml)で希釈した。水層を除いた後、有機層を水(10ml)で3回洗浄し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し減圧濃縮した。得られたベージュ色固体をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(170mg)を白色固体として得た。
1HNMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.84 (2 H, q, J=8.9 Hz), 5.03 (2 H, t, J=13.1 Hz), 6.44 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.96 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.15 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.24 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.85 (1 H, br. s.).
2−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例260もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)および2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパノール(0.161ml)をN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)に溶かし、氷冷下に水素化ナトリウム(60%油性、43.1mg)を加えて、室温で9時間撹拌した。反応液に1M塩酸(1.5ml)を加え、酢酸エチル(50ml)で希釈した。水層を除いた後、有機層を水(10ml)で3回洗浄し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し減圧濃縮した。得られたベージュ色固体をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(170mg)を白色固体として得た。
1HNMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.84 (2 H, q, J=8.9 Hz), 5.03 (2 H, t, J=13.1 Hz), 6.44 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.96 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.15 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.24 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.85 (1 H, br. s.).
実施例240
3−[3−クロロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例36もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(500mg)、参考例23もしくはそれに準ずる方法で得られた3−クロロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン(575mg)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を2時間加熱還流した。氷冷した後に20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(3.5ml)およびエタノール(3.5ml)を加えて、95℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻して溶媒を減圧留去した。残渣を1M水酸化ナトリウム水溶液で塩基性にした後に、25%テトラヒドロフラン/ジエチルエーテル混合溶媒で抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(235mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.97 (2 H, q, J=8.7 Hz), 6.52 (1 H, d, J=3.3 Hz), 7.13 (1 H, d, J=3.3 Hz), 7.42 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.47 (1 H, dd, J=8.7, 2.5 Hz), 7.70 (1 H, d, J=2.4 Hz), 8.10 (1 H, s), 12.05 (1 H, s).
3−[3−クロロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
参考例36もしくはそれに準ずる方法で得られたエチル 2−イソチオシアナト−1H−ピロール−3−カルボキシラート(500mg)、参考例23もしくはそれに準ずる方法で得られた3−クロロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリン(575mg)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を2時間加熱還流した。氷冷した後に20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(3.5ml)およびエタノール(3.5ml)を加えて、95℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻して溶媒を減圧留去した。残渣を1M水酸化ナトリウム水溶液で塩基性にした後に、25%テトラヒドロフラン/ジエチルエーテル混合溶媒で抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(235mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.97 (2 H, q, J=8.7 Hz), 6.52 (1 H, d, J=3.3 Hz), 7.13 (1 H, d, J=3.3 Hz), 7.42 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.47 (1 H, dd, J=8.7, 2.5 Hz), 7.70 (1 H, d, J=2.4 Hz), 8.10 (1 H, s), 12.05 (1 H, s).
実施例241
3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例240で得られた3−[3−クロロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(50mg)、10%パラジウム/活性炭(50%含水、50mg)、ギ酸アンモニウム(88mg)およびメタノール(5ml)の混合物を4時間加熱還流した。反応混合物を室温に戻して、濾過して得られた濾液を減圧濃縮した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(21mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.85 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.51 (1 H, d, J=3.2 Hz), 7.12 (1 H, d, J=3.2 Hz), 7.20 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.42 (2 H, d, J=8.7 Hz), 8.07 (1 H, s), 12.02 (1 H, br. s.).
3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例240で得られた3−[3−クロロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(50mg)、10%パラジウム/活性炭(50%含水、50mg)、ギ酸アンモニウム(88mg)およびメタノール(5ml)の混合物を4時間加熱還流した。反応混合物を室温に戻して、濾過して得られた濾液を減圧濃縮した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(21mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.85 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.51 (1 H, d, J=3.2 Hz), 7.12 (1 H, d, J=3.2 Hz), 7.20 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.42 (2 H, d, J=8.7 Hz), 8.07 (1 H, s), 12.02 (1 H, br. s.).
実施例242
2−(メチルスルファニル)−3−[4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例42もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(250mg)、ヨードメタン(0.5ml)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.85ml)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)の混合物を室温で終夜間撹拌し、減圧濃縮した。残渣に酢酸エチルおよび水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチルから再結晶して表題化合物(130mg)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.42 (3 H, s), 2.58 - 2.77 (2 H, m), 2.87 - 2.98 (2 H, m), 6.43 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.98 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.26 (2 H, d, J=8.4 Hz), 7.46 (2 H, d, J=8.4 Hz), 11.89 (1 H, s).
2−(メチルスルファニル)−3−[4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例42もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(250mg)、ヨードメタン(0.5ml)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.85ml)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)の混合物を室温で終夜間撹拌し、減圧濃縮した。残渣に酢酸エチルおよび水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチルから再結晶して表題化合物(130mg)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.42 (3 H, s), 2.58 - 2.77 (2 H, m), 2.87 - 2.98 (2 H, m), 6.43 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.98 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.26 (2 H, d, J=8.4 Hz), 7.46 (2 H, d, J=8.4 Hz), 11.89 (1 H, s).
実施例243
3−[4−(2−シクロプロピルエチル)フェニル]−2−(メチルスルファニル)−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例43もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(2−シクロプロピルエチル)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(300mg)、ヨードメタン(0.5ml)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.2ml)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)の混合物を室温で終夜間撹拌し、減圧濃縮した。残渣に酢酸エチルおよび水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーおよび逆相クロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(26mg)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.04 - 0.13 (2 H, m), 0.38 - 0.46 (2 H, m), 0.66 - 0.81 (1 H, m), 1.48 - 1.59 (2 H, m), 2.42 (3 H, s), 2.71 - 2.80 (2 H, m), 6.42 (1 H, d, J=3.3 Hz), 6.98 (1 H, d, J=3.3 Hz), 7.20 (2 H, d, J=8.2 Hz), 7.35 (2 H, d, J=8.2 Hz), 11.88 (1 H, br. s.).
3−[4−(2−シクロプロピルエチル)フェニル]−2−(メチルスルファニル)−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例43もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(2−シクロプロピルエチル)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(300mg)、ヨードメタン(0.5ml)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.2ml)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)の混合物を室温で終夜間撹拌し、減圧濃縮した。残渣に酢酸エチルおよび水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーおよび逆相クロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(26mg)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.04 - 0.13 (2 H, m), 0.38 - 0.46 (2 H, m), 0.66 - 0.81 (1 H, m), 1.48 - 1.59 (2 H, m), 2.42 (3 H, s), 2.71 - 2.80 (2 H, m), 6.42 (1 H, d, J=3.3 Hz), 6.98 (1 H, d, J=3.3 Hz), 7.20 (2 H, d, J=8.2 Hz), 7.35 (2 H, d, J=8.2 Hz), 11.88 (1 H, br. s.).
実施例244
2−(2,2−ジフルオロエトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
水素化ナトリウム(60%油性、60mg)とテトラヒドロフラン(10ml)の混合物に2,2−ジフルオロエタノール(0.4ml)のテトラヒドロフラン(10ml)溶液を滴下した。その混合物に実施例220もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルホニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(250mg)を加えて、60℃で1時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水を加え、5%クエン酸水溶液でpH約6に調整後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(143mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.56 (2 H, td, J=14.8, 3.4 Hz), 4.84 (2 H, q, J=9.1 Hz), 6.24 (1 H, tt, J=54.3, 3.4 Hz), 6.41 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.93 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.14 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.25 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.79 (1 H, s).
2−(2,2−ジフルオロエトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
水素化ナトリウム(60%油性、60mg)とテトラヒドロフラン(10ml)の混合物に2,2−ジフルオロエタノール(0.4ml)のテトラヒドロフラン(10ml)溶液を滴下した。その混合物に実施例220もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルホニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(250mg)を加えて、60℃で1時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水を加え、5%クエン酸水溶液でpH約6に調整後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(143mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.56 (2 H, td, J=14.8, 3.4 Hz), 4.84 (2 H, q, J=9.1 Hz), 6.24 (1 H, tt, J=54.3, 3.4 Hz), 6.41 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.93 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.14 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.25 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.79 (1 H, s).
実施例245
2−アミノ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例220もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルホニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(300mg)、ヒドラジン一水和物(0.5ml)およびエタノール(5ml)の混合物を、50℃で終夜撹拌後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣にギ酸(5ml)を加え、90℃で終夜撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水、5%炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチルから再結晶して表題化合物(45mg)を褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.83 (2 H, q, J=9.1 Hz), 5.89 (2 H, br. s.), 6.22 (1 H, dd, J=3.2, 2.1 Hz), 6.66 (1 H, dd, J=3.4, 2.3 Hz), 7.15 - 7.26 (4 H, m), 11.03 (1 H, br. s.).
2−アミノ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例220もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルホニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(300mg)、ヒドラジン一水和物(0.5ml)およびエタノール(5ml)の混合物を、50℃で終夜撹拌後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣にギ酸(5ml)を加え、90℃で終夜撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水、5%炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチルから再結晶して表題化合物(45mg)を褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.83 (2 H, q, J=9.1 Hz), 5.89 (2 H, br. s.), 6.22 (1 H, dd, J=3.2, 2.1 Hz), 6.66 (1 H, dd, J=3.4, 2.3 Hz), 7.15 - 7.26 (4 H, m), 11.03 (1 H, br. s.).
実施例246
2−(4−フルオロフェノキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
水素化ナトリウム(60%油性、32mg)とテトラヒドロフラン(10ml)の氷水浴の混合物に4−フルオロフェノール(112mg)のテトラヒドロフラン(10ml)溶液を滴下した。その混合物に実施例220もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルホニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(250mg)を加えて、60℃で2時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水を加え、5%クエン酸水溶液でpH約6に調整後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(127mg)を淡赤色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.83 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.42 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.89 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.21 - 7.34 (4 H, m), 7.47 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.80 (1 H, s).
2−(4−フルオロフェノキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
水素化ナトリウム(60%油性、32mg)とテトラヒドロフラン(10ml)の氷水浴の混合物に4−フルオロフェノール(112mg)のテトラヒドロフラン(10ml)溶液を滴下した。その混合物に実施例220もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルホニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(250mg)を加えて、60℃で2時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水を加え、5%クエン酸水溶液でpH約6に調整後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(127mg)を淡赤色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.83 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.42 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.89 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.21 - 7.34 (4 H, m), 7.47 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.80 (1 H, s).
実施例247
2−(シクロブチルオキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
水素化ナトリウム(60%油性、32mg)とテトラヒドロフラン(20ml)の氷水浴の混合物にシクロブタノール(1g)を滴下した。その混合物に実施例220もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルホニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(250mg)を加えて、70℃で2時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水を加え、5%クエン酸水溶液でpH約6に調整後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(84mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.50 - 1.77 (2 H, m), 1.79 - 1.96 (2 H, m), 2.24 - 2.38 (2 H, m), 4.84 (2 H, q, J=8.7 Hz), 5.07 (1 H, quin, J=7.4 Hz), 6.36 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.87 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.14 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.24 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.64 (1 H, s).
2−(シクロブチルオキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
水素化ナトリウム(60%油性、32mg)とテトラヒドロフラン(20ml)の氷水浴の混合物にシクロブタノール(1g)を滴下した。その混合物に実施例220もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルホニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(250mg)を加えて、70℃で2時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水を加え、5%クエン酸水溶液でpH約6に調整後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(84mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.50 - 1.77 (2 H, m), 1.79 - 1.96 (2 H, m), 2.24 - 2.38 (2 H, m), 4.84 (2 H, q, J=8.7 Hz), 5.07 (1 H, quin, J=7.4 Hz), 6.36 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.87 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.14 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.24 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.64 (1 H, s).
実施例248
3−[4−(2,2−ジフルオロエトキシ)フェニル]−2−(エチルスルファニル)−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例44で得られた3−[4−(2,2−ジフルオロエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(291mg)、ヨードエタン(0.64ml)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.0ml)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)の混合物を室温で終夜間撹拌し、減圧濃縮した。残渣に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(210mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.25 (3 H, t, J=7.4 Hz), 3.03 (2 H, q, J=7.4 Hz), 4.40 (2 H, td, J=14.8, 3.4 Hz), 6.44 (1 H, tt, J=54.5, 3.4 Hz), 6.42 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.97 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.13 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.25 (2 H, d, J=8.9 Hz), 11.85 (1 H, s).
3−[4−(2,2−ジフルオロエトキシ)フェニル]−2−(エチルスルファニル)−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例44で得られた3−[4−(2,2−ジフルオロエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(291mg)、ヨードエタン(0.64ml)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.0ml)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)の混合物を室温で終夜間撹拌し、減圧濃縮した。残渣に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(210mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.25 (3 H, t, J=7.4 Hz), 3.03 (2 H, q, J=7.4 Hz), 4.40 (2 H, td, J=14.8, 3.4 Hz), 6.44 (1 H, tt, J=54.5, 3.4 Hz), 6.42 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.97 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.13 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.25 (2 H, d, J=8.9 Hz), 11.85 (1 H, s).
実施例249
2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例45で得られた3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(313mg)、ヨードエタン(0.64ml)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.0ml)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)の混合物を室温で終夜間撹拌し、減圧濃縮した。残渣に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(175mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.25 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.04 (2 H, q, J=7.3 Hz), 4.94 (2 H, t, J=13.1 Hz), 6.43 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.97 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.29 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.86 (1 H, s).
2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例45で得られた3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(313mg)、ヨードエタン(0.64ml)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.0ml)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)の混合物を室温で終夜間撹拌し、減圧濃縮した。残渣に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(175mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.25 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.04 (2 H, q, J=7.3 Hz), 4.94 (2 H, t, J=13.1 Hz), 6.43 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.97 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.29 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.86 (1 H, s).
実施例250
2−エトキシ−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−イル アセタート
実施例209もしくはそれに準ずる方法で得られた2−エトキシ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(490mg)、酢酸ヨードソベンゼン(600mg)および酢酸(20ml)の混合物を100℃で2時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣にトルエンを加えて再度減圧濃縮し、その残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(206mg)を淡茶色粉末として、また実施例266の2−エトキシ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(105mg)を得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.15 (3 H, t, J=7.2 Hz), 2.07 (3 H, s), 4.37 (2 H, q, J=7.2 Hz), 4.83 (2 H, q, J=8.7 Hz), 5.95 (1 H, s), 7.13 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.19 - 7.33 (2 H, m), 11.33 (1 H, s).
2−エトキシ−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−イル アセタート
実施例209もしくはそれに準ずる方法で得られた2−エトキシ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(490mg)、酢酸ヨードソベンゼン(600mg)および酢酸(20ml)の混合物を100℃で2時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣にトルエンを加えて再度減圧濃縮し、その残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(206mg)を淡茶色粉末として、また実施例266の2−エトキシ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(105mg)を得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.15 (3 H, t, J=7.2 Hz), 2.07 (3 H, s), 4.37 (2 H, q, J=7.2 Hz), 4.83 (2 H, q, J=8.7 Hz), 5.95 (1 H, s), 7.13 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.19 - 7.33 (2 H, m), 11.33 (1 H, s).
実施例251
2−[(1−メチルエチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例26もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、2−ヨードプロパン(88μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.58ml)を加えて、100℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(180mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.30 (6 H, d, J=6.8 Hz), 3.72 - 3.92 (1 H, m), 4.86 (2 H, q, J=9.1 Hz), 6.42 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.97 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.17 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.27 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.86 (1 H, s).
2−[(1−メチルエチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例26もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、2−ヨードプロパン(88μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.58ml)を加えて、100℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(180mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.30 (6 H, d, J=6.8 Hz), 3.72 - 3.92 (1 H, m), 4.86 (2 H, q, J=9.1 Hz), 6.42 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.97 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.17 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.27 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.86 (1 H, s).
実施例252
2−(ブチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例26もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、1−ヨードブタン(100μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.58ml)を加えて、100℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(190mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.87 (3 H, t, J=7.2 Hz), 1.27 - 1.42 (2 H, m), 1.50 - 1.66 (2 H, m), 3.05 (2 H, t, J=7.2 Hz), 4.86 (2 H, q, J=9.1 Hz), 6.42 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.97 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.29 (2 H, d, J=8.7 Hz), 11.84 (1 H, br. s.).
2−(ブチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例26もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、1−ヨードブタン(100μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.58ml)を加えて、100℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(190mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.87 (3 H, t, J=7.2 Hz), 1.27 - 1.42 (2 H, m), 1.50 - 1.66 (2 H, m), 3.05 (2 H, t, J=7.2 Hz), 4.86 (2 H, q, J=9.1 Hz), 6.42 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.97 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.18 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.29 (2 H, d, J=8.7 Hz), 11.84 (1 H, br. s.).
実施例253
3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−[(トリフルオロメチル)スルファニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例26もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)のテトラヒドロフラン(5ml)懸濁液に、水素化ナトリウム(60%油性、25.6mg)を氷冷下で加えて氷冷下で30分間撹拌した後に、5−(トリフルオロメチル)ジベンゾ[b,d]チオフェニウム トリフルオロメタンスルホナート(257mg)を加えた。反応混合物を室温で2時間撹拌した後、酢酸エチルで希釈した。これを水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(10.3mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.89 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.50 - 6.56 (1 H, m), 7.09 - 7.16 (1 H, m), 7.23 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.48 (2 H, d, J=8.9 Hz), 12.26 (1 H, br. s.).
3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−[(トリフルオロメチル)スルファニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例26もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)のテトラヒドロフラン(5ml)懸濁液に、水素化ナトリウム(60%油性、25.6mg)を氷冷下で加えて氷冷下で30分間撹拌した後に、5−(トリフルオロメチル)ジベンゾ[b,d]チオフェニウム トリフルオロメタンスルホナート(257mg)を加えた。反応混合物を室温で2時間撹拌した後、酢酸エチルで希釈した。これを水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(10.3mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.89 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.50 - 6.56 (1 H, m), 7.09 - 7.16 (1 H, m), 7.23 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.48 (2 H, d, J=8.9 Hz), 12.26 (1 H, br. s.).
実施例254
2−(エチルスルファニル)−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例37もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(100mg)、ヨードエタン(97mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.31ml)を加えて、70℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(78mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.26 (3 H, t, J=7.2 Hz), 3.07 (2 H, q, J=7.2 Hz), 6.45 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.00 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.48 - 7.57 (4 H, m), 11.92 (1 H, br. s.).
2−(エチルスルファニル)−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例37もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(100mg)、ヨードエタン(97mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.31ml)を加えて、70℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(78mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.26 (3 H, t, J=7.2 Hz), 3.07 (2 H, q, J=7.2 Hz), 6.45 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.00 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.48 - 7.57 (4 H, m), 11.92 (1 H, br. s.).
実施例255
2−[(シクロプロピルメチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例26もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、(ブロモメチル)シクロプロパン(46μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.58ml)を加えて、90℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(200mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.21 - 0.28 (2 H, m), 0.47 - 0.55 (2 H, m), 1.03 - 1.16 (1 H, m), 3.00 (2 H, d, J=7.2 Hz), 4.87 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.42 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.97 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.19 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.30 (2 H, d, J=8.7 Hz), 11.87 (1 H, br. s.).
2−[(シクロプロピルメチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例26もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)、(ブロモメチル)シクロプロパン(46μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.58ml)を加えて、90℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(200mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.21 - 0.28 (2 H, m), 0.47 - 0.55 (2 H, m), 1.03 - 1.16 (1 H, m), 3.00 (2 H, d, J=7.2 Hz), 4.87 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.42 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.97 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.19 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.30 (2 H, d, J=8.7 Hz), 11.87 (1 H, br. s.).
実施例256
2−(シクロプロピルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
2−(シクロプロピルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例256a) 実施例26もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(300mg)のアセトニトリル(10ml)溶液に過ヨウ素酸ナトリウム(226mg)の水溶液(10ml)を室温で加えて、30分間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、得られた残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して2−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,4a,7,7a−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}ジスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(280mg)を白黄色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.90 (4 H, q, J=8.8 Hz), 6.43 - 6.49 (2 H, m), 7.00 - 7.08 (2 H, m), 7.26 (4 H, d, J=8.7 Hz), 7.52 (4 H, d, J=9.1 Hz), 11.95 (2 H, br. s.).
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.90 (4 H, q, J=8.8 Hz), 6.43 - 6.49 (2 H, m), 7.00 - 7.08 (2 H, m), 7.26 (4 H, d, J=8.7 Hz), 7.52 (4 H, d, J=9.1 Hz), 11.95 (2 H, br. s.).
実施例256b) 臭化シクロプロピルマグネシウム(0.5Mテトラヒドロフラン溶液、5.88ml)のテトラヒドロフラン(2ml)溶液に実施例256a)で得られた2−({4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,4a,7,7a−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}ジスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(200mg)のテトラヒドロフラン(10ml)溶液を室温で滴下して3時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して2−(シクロプロピルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(56mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.52 - 0.60 (2 H, m), 0.98 - 1.06 (2 H, m), 2.23 - 2.33 (1 H, m), 4.85 (2 H, q, J=8.7 Hz), 6.43 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.98 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.17 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.27 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.93 (1 H, s).
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.52 - 0.60 (2 H, m), 0.98 - 1.06 (2 H, m), 2.23 - 2.33 (1 H, m), 4.85 (2 H, q, J=8.7 Hz), 6.43 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.98 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.17 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.27 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.93 (1 H, s).
実施例257
2−(メチルスルファニル)−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−イル アセタート
実施例212もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(1.00g)、酢酸ヨードソベンゼン(1.00g)および酢酸(50ml)の混合物を100℃で2時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣にトルエンを加えて再度減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(263mg)を淡茶色粉末として、また、実施例267の2−(メチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(425mg)を得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.08 (3 H, s), 2.44 (3 H, s), 4.86 (2 H, q, J=8.9 Hz), 5.96 (1 H, s), 7.20 (2 H, d, J=9.2 Hz), 7.27 - 7.40 (2 H, m), 11.38 (1 H, s).
2−(メチルスルファニル)−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−イル アセタート
実施例212もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(1.00g)、酢酸ヨードソベンゼン(1.00g)および酢酸(50ml)の混合物を100℃で2時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣にトルエンを加えて再度減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(263mg)を淡茶色粉末として、また、実施例267の2−(メチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(425mg)を得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.08 (3 H, s), 2.44 (3 H, s), 4.86 (2 H, q, J=8.9 Hz), 5.96 (1 H, s), 7.20 (2 H, d, J=9.2 Hz), 7.27 - 7.40 (2 H, m), 11.38 (1 H, s).
実施例258
2−エトキシ−7−メチル−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例209もしくはそれに準ずる方法で得られた2−エトキシ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(600mg)、水素化ナトリウム(60%油性、80mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)の氷水浴の混合物を10分撹拌後、ヨードメタン(0.6ml)を加え、室温で終夜撹拌した。この混合物に水を加え、5%クエン酸水溶液でpH約6に調整後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(613mg)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.17 (3 H, t, J=6.9 Hz), 3.66 (3 H, s), 4.36 (2 H, q, J=6.9 Hz), 4.83 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.39 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.95 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.13 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.22 (2 H, d, J=8.9 Hz).
2−エトキシ−7−メチル−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例209もしくはそれに準ずる方法で得られた2−エトキシ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(600mg)、水素化ナトリウム(60%油性、80mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)の氷水浴の混合物を10分撹拌後、ヨードメタン(0.6ml)を加え、室温で終夜撹拌した。この混合物に水を加え、5%クエン酸水溶液でpH約6に調整後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(613mg)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.17 (3 H, t, J=6.9 Hz), 3.66 (3 H, s), 4.36 (2 H, q, J=6.9 Hz), 4.83 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.39 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.95 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.13 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.22 (2 H, d, J=8.9 Hz).
実施例259
2−エトキシ−7−メチル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−イル アセタート
実施例258で得られた2−エトキシ−7−メチル−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(460mg)、酢酸ヨードソベンゼン(403mg)および酢酸(30ml)の混合物を100℃で2時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣にトルエンを加えて再度減圧濃縮し、その残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(75mg)を淡茶色粉末として、また、実施例268の2−エトキシ−7−メチル−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(106mg)を得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.19 (3 H, t, J=7.0 Hz), 2.08 (3 H, s), 3.11 (3 H, s), 4.46 (2 H, q, J=7.0 Hz), 4.83 (2 H, q, J=8.7 Hz), 6.01 (1 H, s), 7.14 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.20 - 7.32 (2 H, m).
2−エトキシ−7−メチル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−イル アセタート
実施例258で得られた2−エトキシ−7−メチル−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(460mg)、酢酸ヨードソベンゼン(403mg)および酢酸(30ml)の混合物を100℃で2時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣にトルエンを加えて再度減圧濃縮し、その残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(75mg)を淡茶色粉末として、また、実施例268の2−エトキシ−7−メチル−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(106mg)を得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.19 (3 H, t, J=7.0 Hz), 2.08 (3 H, s), 3.11 (3 H, s), 4.46 (2 H, q, J=7.0 Hz), 4.83 (2 H, q, J=8.7 Hz), 6.01 (1 H, s), 7.14 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.20 - 7.32 (2 H, m).
実施例260
2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例212もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(10.81g)のメタノール(400ml)溶液にオキソン(登録商標)一過硫酸塩化合物(19.79g)の水溶液(100ml)を室温で加えた後に70℃で30分間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後に、メタノールを減圧留去した。析出した沈殿物を濾取して水で洗浄し、減圧下で乾燥して表題化合物(10.95g)を淡褐色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.72 (3 H, s), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.59 (1 H, dd, J=3.4, 2.1 Hz), 7.10 - 7.39 (3 H, m), 7.39 - 7.54 (2 H, m), 12.42 (1 H, br. s.).
2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例212もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(10.81g)のメタノール(400ml)溶液にオキソン(登録商標)一過硫酸塩化合物(19.79g)の水溶液(100ml)を室温で加えた後に70℃で30分間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後に、メタノールを減圧留去した。析出した沈殿物を濾取して水で洗浄し、減圧下で乾燥して表題化合物(10.95g)を淡褐色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.72 (3 H, s), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.59 (1 H, dd, J=3.4, 2.1 Hz), 7.10 - 7.39 (3 H, m), 7.39 - 7.54 (2 H, m), 12.42 (1 H, br. s.).
実施例261
2−(3−エトキシプロポキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
3−エトキシプロパン−1−オール(625mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)溶液に水素化ナトリウム(60%油性、240mg)を室温で加えて30分間撹拌した後に、実施例260もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(794mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を室温で滴下した。反応混合物を室温で2時間撹拌した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(559mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.03 (3 H, t, J=7.1 Hz), 1.69 - 1.79 (2 H, m), 3.22 (2 H, t, J=6.3 Hz), 3.25 - 3.34 (2 H, m), 4.29 (2 H, t, J=6.2 Hz), 4.83 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.38 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.88 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.15 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.23 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.69 (1 H, br. s.).
2−(3−エトキシプロポキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
3−エトキシプロパン−1−オール(625mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)溶液に水素化ナトリウム(60%油性、240mg)を室温で加えて30分間撹拌した後に、実施例260もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(794mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を室温で滴下した。反応混合物を室温で2時間撹拌した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(559mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.03 (3 H, t, J=7.1 Hz), 1.69 - 1.79 (2 H, m), 3.22 (2 H, t, J=6.3 Hz), 3.25 - 3.34 (2 H, m), 4.29 (2 H, t, J=6.2 Hz), 4.83 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.38 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.88 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.15 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.23 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.69 (1 H, br. s.).
実施例262
2−(エチルスルファニル)−3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例39もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(7.66g)、ヨードエタン(2.45ml)およびN,N−ジメチルホルムアミド(50ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(20.4ml)を加えて、50℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(8.10g)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.26 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.06 (2 H, q, J=7.3 Hz), 4.97 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.43 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.98 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.17 - 7.23 (1 H, m), 7.37 - 7.51 (2 H, m), 11.89 (1 H, br. s.).
2−(エチルスルファニル)−3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例39もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−1,2,3,7−テトラヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(7.66g)、ヨードエタン(2.45ml)およびN,N−ジメチルホルムアミド(50ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(20.4ml)を加えて、50℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(8.10g)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.26 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.06 (2 H, q, J=7.3 Hz), 4.97 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.43 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.98 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.17 - 7.23 (1 H, m), 7.37 - 7.51 (2 H, m), 11.89 (1 H, br. s.).
実施例263
2−(エチルスルフィニル)−3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例262もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルファニル)−3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(8.0g)のメタノール(300ml)溶液にオキソン(登録商標)一過硫酸塩化合物(12.7g)の水溶液(100ml)を室温で滴下した後に80℃で30分間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後に、メタノールを減圧留去した。析出した沈殿物を濾取して水で洗浄し、減圧乾燥して表題化合物(7.81g)を淡褐色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.08 (3 H, t, J=7.3 Hz), 2.75 - 2.89 (1 H, m), 2.93 - 3.10 (1 H, m), 4.97 (2 H, d, J=9.0 Hz), 6.57 - 6.62 (1 H, m), 7.21 - 7.74 (4 H, m), 12.46 (1 H, br. s.).
2−(エチルスルフィニル)−3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
実施例262もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルファニル)−3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(8.0g)のメタノール(300ml)溶液にオキソン(登録商標)一過硫酸塩化合物(12.7g)の水溶液(100ml)を室温で滴下した後に80℃で30分間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後に、メタノールを減圧留去した。析出した沈殿物を濾取して水で洗浄し、減圧乾燥して表題化合物(7.81g)を淡褐色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.08 (3 H, t, J=7.3 Hz), 2.75 - 2.89 (1 H, m), 2.93 - 3.10 (1 H, m), 4.97 (2 H, d, J=9.0 Hz), 6.57 - 6.62 (1 H, m), 7.21 - 7.74 (4 H, m), 12.46 (1 H, br. s.).
実施例264
3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
水素化ナトリウム(60%油性、562mg)とテトラヒドロフラン(20ml)の混合物に2,2,2−トリフルオロエタノール(30ml)を滴下した。その混合物に実施例263もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルフィニル)−3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(1900mg)を加えて、室温で2時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水を加え、5%クエン酸水溶液でpH約6に調整後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製して淡橙色固体(1.90g)を得た。この固体(100mg)を酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して、表題化合物(60mg)を淡橙色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.88 - 5.03 (4 H, m), 6.44 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.96 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.17 (1 H, dq, J=8.7, 1.3 Hz), 7.34 - 7.46 (2 H, m), 11.85 (1 H, s).
3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
水素化ナトリウム(60%油性、562mg)とテトラヒドロフラン(20ml)の混合物に2,2,2−トリフルオロエタノール(30ml)を滴下した。その混合物に実施例263もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルフィニル)−3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(1900mg)を加えて、室温で2時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水を加え、5%クエン酸水溶液でpH約6に調整後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製して淡橙色固体(1.90g)を得た。この固体(100mg)を酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して、表題化合物(60mg)を淡橙色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.88 - 5.03 (4 H, m), 6.44 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.96 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.17 (1 H, dq, J=8.7, 1.3 Hz), 7.34 - 7.46 (2 H, m), 11.85 (1 H, s).
実施例265
2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例194もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(340mg)を2−メチルプロパン−2−オール(18ml)に溶かした後、水(6ml)を加えて氷冷下、臭素の2−メチルプロパン−2−オール溶液(1.73M、585μl)を滴下し、0℃で10分間撹拌した。反応混合溶液に10%チオ硫酸ナトリウム水溶液(10ml)を加えて室温で10分間撹拌した後、水(5ml)を加え、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(61mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.23 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.03 (2 H, q, J=7.3 Hz), 3.36 (2 H, s), 4.86 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.30 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.08 (1 H, s).
2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例194もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(340mg)を2−メチルプロパン−2−オール(18ml)に溶かした後、水(6ml)を加えて氷冷下、臭素の2−メチルプロパン−2−オール溶液(1.73M、585μl)を滴下し、0℃で10分間撹拌した。反応混合溶液に10%チオ硫酸ナトリウム水溶液(10ml)を加えて室温で10分間撹拌した後、水(5ml)を加え、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(61mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.23 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.03 (2 H, q, J=7.3 Hz), 3.36 (2 H, s), 4.86 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.30 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.08 (1 H, s).
実施例266
2−エトキシ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例209もしくはそれに準ずる方法で得られた2−エトキシ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(490mg)、酢酸ヨードソベンゼン(600mg)および酢酸(20ml)の混合物を100℃で2時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣にトルエンを加えて再度減圧濃縮した。その残渣をクロマトグラフィーにて精製して、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(105mg)を淡黄色固体として、また、実施例250の2−エトキシ−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−イル アセタート(206mg)を得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.14 (3 H, t, J=7.2 Hz), 3.32 (2 H, s), 4.32 (2 H, d, J=7.2 Hz), 4.83 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.13 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.23 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.05 (1 H, s).
2−エトキシ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例209もしくはそれに準ずる方法で得られた2−エトキシ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(490mg)、酢酸ヨードソベンゼン(600mg)および酢酸(20ml)の混合物を100℃で2時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣にトルエンを加えて再度減圧濃縮した。その残渣をクロマトグラフィーにて精製して、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(105mg)を淡黄色固体として、また、実施例250の2−エトキシ−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−イル アセタート(206mg)を得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.14 (3 H, t, J=7.2 Hz), 3.32 (2 H, s), 4.32 (2 H, d, J=7.2 Hz), 4.83 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.13 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.23 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.05 (1 H, s).
実施例267
2−(メチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例212もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(1.00g)、酢酸ヨードソベンゼン(1.00g)および酢酸(50ml)の混合物を100℃で2時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣にトルエンを加えて再度減圧濃縮した。その残渣をクロマトグラフィーにて精製して、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(425mg)を淡茶色結晶として、また、実施例257の2−(メチルスルファニル)−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−イル アセタート(263mg)を得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.41 (3 H, s), 3.37 (2 H, s), 4.86 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.31 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.10 (1 H, s).
2−(メチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例212もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(1.00g)、酢酸ヨードソベンゼン(1.00g)および酢酸(50ml)の混合物を100℃で2時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣にトルエンを加えて再度減圧濃縮した。その残渣をクロマトグラフィーにて精製して、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(425mg)を淡茶色結晶として、また、実施例257の2−(メチルスルファニル)−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−イル アセタート(263mg)を得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.41 (3 H, s), 3.37 (2 H, s), 4.86 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.31 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.10 (1 H, s).
実施例268
2−エトキシ−7−メチル−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例258で得られた2−エトキシ−7−メチル−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(460mg)、酢酸ヨードソベンゼン(403mg)および酢酸(30ml)の混合物を100℃で2時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣にトルエンを加えて再度減圧濃縮した。その残渣をクロマトグラフィーにて精製して、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(106mg)を淡茶色粉末として、また、実施例259の2−エトキシ−7−メチル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−イル アセタート(75mg)を得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.18 (3 H, t, J=7.0 Hz), 3.10 (3 H, s), 3.38 (2 H, s), 4.42 (2 H, q, J=7.0 Hz), 4.83 (2 H, q, J=8.7 Hz), 7.14 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.24 (2 H, d, J=9.1 Hz).
2−エトキシ−7−メチル−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例258で得られた2−エトキシ−7−メチル−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(460mg)、酢酸ヨードソベンゼン(403mg)および酢酸(30ml)の混合物を100℃で2時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣にトルエンを加えて再度減圧濃縮した。その残渣をクロマトグラフィーにて精製して、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(106mg)を淡茶色粉末として、また、実施例259の2−エトキシ−7−メチル−4−オキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−6−イル アセタート(75mg)を得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.18 (3 H, t, J=7.0 Hz), 3.10 (3 H, s), 3.38 (2 H, s), 4.42 (2 H, q, J=7.0 Hz), 4.83 (2 H, q, J=8.7 Hz), 7.14 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.24 (2 H, d, J=9.1 Hz).
実施例269
2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例249もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(1000mg)、酢酸ヨードソベンゼン(844mg)および酢酸(20ml)の混合物を100℃で1.5時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣にトルエンを加えて再度減圧濃縮した。その残渣をクロマトグラフィーにて精製して、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(296mg)を淡茶色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.23 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.03 (2 H, q, J=7.3 Hz), 3.36 (2 H, s), 4.93 (2 H, t, J=13.3 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.30 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.08 (1 H, s).
2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例249もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(1000mg)、酢酸ヨードソベンゼン(844mg)および酢酸(20ml)の混合物を100℃で1.5時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣にトルエンを加えて再度減圧濃縮した。その残渣をクロマトグラフィーにて精製して、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(296mg)を淡茶色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.23 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.03 (2 H, q, J=7.3 Hz), 3.36 (2 H, s), 4.93 (2 H, t, J=13.3 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.30 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.08 (1 H, s).
実施例270
3−[4−(2,2−ジフルオロエトキシ)フェニル]−2−(エチルスルファニル)−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例248もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(2,2−ジフルオロエトキシ)フェニル]−2−(エチルスルファニル)−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(956mg)、酢酸ヨードソベンゼン(876mg)および酢酸(40ml)の混合物を90℃で2時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣にトルエンを加えて再度減圧濃縮した。その残渣をクロマトグラフィーにて精製して、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(168mg)を淡茶色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.22 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.02 (2 H, q, J=7.3 Hz), 3.36 (2 H, s), 4.40 (2 H, td, J=14.7, 3.5 Hz), 6.43 (1 H, tt, J=54.5, 3.5 Hz), 7.14 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.26 (2 H, d, J=8.7 Hz), 11.06 (1 H, s).
3−[4−(2,2−ジフルオロエトキシ)フェニル]−2−(エチルスルファニル)−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例248もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(2,2−ジフルオロエトキシ)フェニル]−2−(エチルスルファニル)−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(956mg)、酢酸ヨードソベンゼン(876mg)および酢酸(40ml)の混合物を90℃で2時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣にトルエンを加えて再度減圧濃縮した。その残渣をクロマトグラフィーにて精製して、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(168mg)を淡茶色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.22 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.02 (2 H, q, J=7.3 Hz), 3.36 (2 H, s), 4.40 (2 H, td, J=14.7, 3.5 Hz), 6.43 (1 H, tt, J=54.5, 3.5 Hz), 7.14 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.26 (2 H, d, J=8.7 Hz), 11.06 (1 H, s).
実施例271
3−[4−(2,2−ジフルオロエトキシ)フェニル]−2−(エチルスルフィニル)−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例270もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(2,2−ジフルオロエトキシ)フェニル]−2−(エチルスルファニル)−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(225mg)とメタノール(100ml)の混合物にオキソン(登録商標)一過硫酸塩化合物(376mg)の水(10ml)溶液を滴下した。その混合物を70℃で1時間、室温で終夜撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去して表題化合物(234mg)を茶色固体とした。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.07 (3 H, t, J=7.4 Hz), 2.74 (1 H, dq, J=13.8, 7.4 Hz), 2.95 (1 H, dd, J=13.8, 7.4 Hz), 3.48 (2 H, s), 4.41 (2 H, td, J=14.4, 3.4 Hz), 6.43 (1 H, tt, J=54.5, 3.4 Hz), 7.02 - 7.22 (2 H, m), 7.36 - 7.57 (2 H, m), 11.43 (1 H, s).
3−[4−(2,2−ジフルオロエトキシ)フェニル]−2−(エチルスルフィニル)−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例270もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(2,2−ジフルオロエトキシ)フェニル]−2−(エチルスルファニル)−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(225mg)とメタノール(100ml)の混合物にオキソン(登録商標)一過硫酸塩化合物(376mg)の水(10ml)溶液を滴下した。その混合物を70℃で1時間、室温で終夜撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去して表題化合物(234mg)を茶色固体とした。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.07 (3 H, t, J=7.4 Hz), 2.74 (1 H, dq, J=13.8, 7.4 Hz), 2.95 (1 H, dd, J=13.8, 7.4 Hz), 3.48 (2 H, s), 4.41 (2 H, td, J=14.4, 3.4 Hz), 6.43 (1 H, tt, J=54.5, 3.4 Hz), 7.02 - 7.22 (2 H, m), 7.36 - 7.57 (2 H, m), 11.43 (1 H, s).
実施例272
3−[4−(2,2−ジフルオロエトキシ)フェニル]−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
水素化ナトリウム(60%油性、80mg)とテトラヒドロフラン(10ml)の混合物に2,2,2−トリフルオロエタノール(2ml)を加えた。その混合物に実施例271もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(2,2−ジフルオロエトキシ)フェニル]−2−(エチルスルフィニル)−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(234mg)を加えて、室温で15分撹拌後、5%クエン酸水溶液を加え、減圧濃縮した。残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(71mg)を淡橙色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.37 (2 H, s), 4.38 (2 H, td, J=14.7, 3.5 Hz), 4.97 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.42 (1 H, tt, J=54.5, 3.5 Hz), 7.11 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.23 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.15 (1 H, s).
3−[4−(2,2−ジフルオロエトキシ)フェニル]−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
水素化ナトリウム(60%油性、80mg)とテトラヒドロフラン(10ml)の混合物に2,2,2−トリフルオロエタノール(2ml)を加えた。その混合物に実施例271もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(2,2−ジフルオロエトキシ)フェニル]−2−(エチルスルフィニル)−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(234mg)を加えて、室温で15分撹拌後、5%クエン酸水溶液を加え、減圧濃縮した。残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(71mg)を淡橙色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.37 (2 H, s), 4.38 (2 H, td, J=14.7, 3.5 Hz), 4.97 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.42 (1 H, tt, J=54.5, 3.5 Hz), 7.11 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.23 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.15 (1 H, s).
実施例273
2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
2−(メチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(9.36g)とメタノール(250ml)の50℃の混合物にオキソン(登録商標)一過硫酸塩化合物(16.9g)の水(70ml)の溶液を滴下した。その混合物を50℃で30分間撹拌後、減圧濃縮し、残渣に水を加えて、析出した固体を濾取した。その固体を水、ジイソプロピルエーテル/ヘキサン混合溶媒で洗浄後、乾燥して淡紫色固体(7.54g)を得た。この淡紫色結晶(200mg)を酢酸エチルから再結晶して表題化合物(115mg)を淡赤色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.69 (3 H, s), 3.49 (2 H, s), 4.86 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.13 - 7.29 (2 H, m), 7.37 - 7.49 (1 H, m), 7.49 - 7.61 (1 H, m), 11.44 (1 H, s).
2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
2−(メチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(9.36g)とメタノール(250ml)の50℃の混合物にオキソン(登録商標)一過硫酸塩化合物(16.9g)の水(70ml)の溶液を滴下した。その混合物を50℃で30分間撹拌後、減圧濃縮し、残渣に水を加えて、析出した固体を濾取した。その固体を水、ジイソプロピルエーテル/ヘキサン混合溶媒で洗浄後、乾燥して淡紫色固体(7.54g)を得た。この淡紫色結晶(200mg)を酢酸エチルから再結晶して表題化合物(115mg)を淡赤色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.69 (3 H, s), 3.49 (2 H, s), 4.86 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.13 - 7.29 (2 H, m), 7.37 - 7.49 (1 H, m), 7.49 - 7.61 (1 H, m), 11.44 (1 H, s).
実施例274
2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
水素化ナトリウム(60%油性、40mg)とテトラヒドロフラン(6ml)の混合物に2,2,2−トリフルオロエタノール(1ml)のテトラヒドロフラン(3ml)溶液を滴下し、室温で10分間撹拌した。その混合物に2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(100mg)を加えて、60℃で1時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水、5%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(55mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.37 (2 H, s), 4.84 (2 H, q, J=8.9 Hz), 4.97 (2 H, q, J=8.7 Hz), 7.16 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.26 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.17 (1 H, s).
2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
水素化ナトリウム(60%油性、40mg)とテトラヒドロフラン(6ml)の混合物に2,2,2−トリフルオロエタノール(1ml)のテトラヒドロフラン(3ml)溶液を滴下し、室温で10分間撹拌した。その混合物に2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(100mg)を加えて、60℃で1時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水、5%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(55mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.37 (2 H, s), 4.84 (2 H, q, J=8.9 Hz), 4.97 (2 H, q, J=8.7 Hz), 7.16 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.26 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.17 (1 H, s).
実施例275
2−(2,2−ジフルオロエトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例244もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(2,2−ジフルオロエトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(467mg)、酢酸ヨードソベンゼン(419mg)および酢酸(20ml)の混合物を100℃で1時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣にトルエンを加えて再度減圧濃縮した。その残渣をクロマトグラフィーにて精製して、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(125mg)を淡橙色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.35 (2 H, s), 4.58 (2 H, td, J=14.8, 3.2 Hz), 4.83 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.23 (1 H, tt, J=54.1, 3.2 Hz), 7.14 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.25 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.12 (1 H, s).
2−(2,2−ジフルオロエトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例244もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(2,2−ジフルオロエトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(467mg)、酢酸ヨードソベンゼン(419mg)および酢酸(20ml)の混合物を100℃で1時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣にトルエンを加えて再度減圧濃縮した。その残渣をクロマトグラフィーにて精製して、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(125mg)を淡橙色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.35 (2 H, s), 4.58 (2 H, td, J=14.8, 3.2 Hz), 4.83 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.23 (1 H, tt, J=54.1, 3.2 Hz), 7.14 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.25 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.12 (1 H, s).
実施例276
2−(エチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例269もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(290mg)とメタノール(10ml)の60℃の混合物にオキソン(登録商標)一過硫酸塩化合物(424mg)の水(2ml)溶液を滴下した。その混合物を60℃で30分間撹拌し、室温まで冷却後、水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去して表題化合物(200mg)を黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.07 (3 H, t, J=7.4 Hz), 2.66 - 2.85 (1 H, m), 2.86 - 3.03 (1 H, m), 3.48 (2 H, s), 4.94 (2 H, t, J=13.3 Hz), 7.17 - 7.29 (2 H, m), 7.37 - 7.49 (1 H, m), 7.51 - 7.65 (1 H, m), 11.44 (1 H, s).
2−(エチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例269もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルファニル)−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(290mg)とメタノール(10ml)の60℃の混合物にオキソン(登録商標)一過硫酸塩化合物(424mg)の水(2ml)溶液を滴下した。その混合物を60℃で30分間撹拌し、室温まで冷却後、水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去して表題化合物(200mg)を黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.07 (3 H, t, J=7.4 Hz), 2.66 - 2.85 (1 H, m), 2.86 - 3.03 (1 H, m), 3.48 (2 H, s), 4.94 (2 H, t, J=13.3 Hz), 7.17 - 7.29 (2 H, m), 7.37 - 7.49 (1 H, m), 7.51 - 7.65 (1 H, m), 11.44 (1 H, s).
実施例277
2−エトキシ−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例276もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(248mg)、20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(1ml)、エタノール(10ml)およびテトラヒドロフラン(20ml)の混合物を60℃で30分間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水、5%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(30mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.14 (3 H, t, J=7.0 Hz), 3.32 (2 H, s), 4.33 (2 H, q, J=7.0 Hz), 4.90 (2 H, t, J=13.4 Hz), 7.14 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.24 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.05 (1 H, s).
2−エトキシ−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例276もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(248mg)、20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液(1ml)、エタノール(10ml)およびテトラヒドロフラン(20ml)の混合物を60℃で30分間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水、5%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(30mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.14 (3 H, t, J=7.0 Hz), 3.32 (2 H, s), 4.33 (2 H, q, J=7.0 Hz), 4.90 (2 H, t, J=13.4 Hz), 7.14 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.24 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.05 (1 H, s).
実施例278
2−(3−エトキシプロポキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例261もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(3−エトキシプロポキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(480mg)、酢酸ヨードソベンゼン(376mg)および酢酸(15ml)の混合物を100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後に、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(101mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.03 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.67 - 1.80 (2 H, m), 3.21 (2 H, t, J=6.2 Hz), 3.24 - 3.31 (2 H, m), 3.32 (2 H, s), 4.32 (2 H, t, J=6.2 Hz), 4.82 (2 H, q, J=9.0 Hz), 7.14 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.24 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.04 (1 H, s).
2−(3−エトキシプロポキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例261もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(3−エトキシプロポキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(480mg)、酢酸ヨードソベンゼン(376mg)および酢酸(15ml)の混合物を100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後に、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(101mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.03 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.67 - 1.80 (2 H, m), 3.21 (2 H, t, J=6.2 Hz), 3.24 - 3.31 (2 H, m), 3.32 (2 H, s), 4.32 (2 H, t, J=6.2 Hz), 4.82 (2 H, q, J=9.0 Hz), 7.14 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.24 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.04 (1 H, s).
実施例279
2−(1−メチルエトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
水素化ナトリウム(60%油性、240mg)をプロパン−2−オール(360μl)のN,N−ジメチルホルムアミド(15ml)溶液に加えて室温で30分間撹拌した。この混合物に、実施例260もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(794mg)を加えて80℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して0.1M塩酸および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(483mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.17 (6 H, d, J=6.1 Hz), 4.83 (2 H, q, J=8.7 Hz), 5.11 - 5.23 (1 H, m), 6.37 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.87 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.13 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.65 (1 H, br. s.).
2−(1−メチルエトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
水素化ナトリウム(60%油性、240mg)をプロパン−2−オール(360μl)のN,N−ジメチルホルムアミド(15ml)溶液に加えて室温で30分間撹拌した。この混合物に、実施例260もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(794mg)を加えて80℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して0.1M塩酸および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(483mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.17 (6 H, d, J=6.1 Hz), 4.83 (2 H, q, J=8.7 Hz), 5.11 - 5.23 (1 H, m), 6.37 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.87 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.13 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.65 (1 H, br. s.).
実施例280
2−(1−メチルエトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例279もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(1−メチルエトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(450mg)、酢酸ヨードソベンゼン(395mg)および酢酸(10ml)の混合物を100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後に、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(99mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.16 (6 H, d, J=6.2 Hz), 3.31 (2 H, s), 4.83 (2 H, q, J=8.9 Hz), 5.11 - 5.25 (1 H, m), 7.13 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.21 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.02 (1 H, s).
2−(1−メチルエトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例279もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(1−メチルエトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(450mg)、酢酸ヨードソベンゼン(395mg)および酢酸(10ml)の混合物を100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後に、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(99mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.16 (6 H, d, J=6.2 Hz), 3.31 (2 H, s), 4.83 (2 H, q, J=8.9 Hz), 5.11 - 5.25 (1 H, m), 7.13 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.21 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.02 (1 H, s).
実施例281
2−プロポキシ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
水素化ナトリウム(60%油性、240mg)をプロパン−1−オール(360μl)のN,N−ジメチルホルムアミド(15ml)溶液に加えて室温で30分間撹拌した。この混合物に、実施例260もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(794mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)溶液を加えて80℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して0.1M塩酸および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(505mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.74 (3 H, t, J=7.3 Hz), 1.48 - 1.58 (2 H, m), 4.20 (2 H, t, J=6.4 Hz), 4.84 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.37 (1 H, dd, J=3.2, 2.1 Hz), 6.88 (1 H, dd, J=3.2, 2.1 Hz), 7.14 (2 H, d, J=9.2 Hz), 7.23 (2 H, d, J=9.2 Hz), 11.69 (1 H, br. s.).
2−プロポキシ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
水素化ナトリウム(60%油性、240mg)をプロパン−1−オール(360μl)のN,N−ジメチルホルムアミド(15ml)溶液に加えて室温で30分間撹拌した。この混合物に、実施例260もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(794mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)溶液を加えて80℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して0.1M塩酸および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(505mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.74 (3 H, t, J=7.3 Hz), 1.48 - 1.58 (2 H, m), 4.20 (2 H, t, J=6.4 Hz), 4.84 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.37 (1 H, dd, J=3.2, 2.1 Hz), 6.88 (1 H, dd, J=3.2, 2.1 Hz), 7.14 (2 H, d, J=9.2 Hz), 7.23 (2 H, d, J=9.2 Hz), 11.69 (1 H, br. s.).
実施例282
2−プロポキシ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例281もしくはそれに準ずる方法で得られた2−プロポキシ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(500mg)、酢酸ヨードソベンゼン(422mg)および酢酸(15ml)の混合物を100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後に、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(87mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.73 (3 H, t, J=7.4 Hz), 1.44 - 1.61 (2 H, m), 3.32 (2 H, s), 4.22 (2 H, t, J=6.2 Hz), 4.83 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.14 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.23 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.03 (1 H, br. s.).
2−プロポキシ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例281もしくはそれに準ずる方法で得られた2−プロポキシ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(500mg)、酢酸ヨードソベンゼン(422mg)および酢酸(15ml)の混合物を100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後に、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(87mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.73 (3 H, t, J=7.4 Hz), 1.44 - 1.61 (2 H, m), 3.32 (2 H, s), 4.22 (2 H, t, J=6.2 Hz), 4.83 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.14 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.23 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.03 (1 H, br. s.).
実施例283
2−(シクロブチルオキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
シクロブタノール(433mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(15ml)溶液に水素化ナトリウム(60%油性、240mg)を加えて室温で30分間撹拌した。この混合物に、実施例260もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(794mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)溶液を加えて80℃で30分間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して1M塩酸および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(580mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.47 - 1.75 (2 H, m), 1.78 - 1.95 (2 H, m), 2.24 - 2.39 (2 H, m), 4.83 (2 H, q, J=8.7 Hz), 5.01 - 5.14 (1 H, m), 6.36 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.87 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.14 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.24 (2 H, d, J=8.7 Hz), 11.64 (1 H, br. s.).
2−(シクロブチルオキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
シクロブタノール(433mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(15ml)溶液に水素化ナトリウム(60%油性、240mg)を加えて室温で30分間撹拌した。この混合物に、実施例260もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(794mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)溶液を加えて80℃で30分間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して1M塩酸および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(580mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.47 - 1.75 (2 H, m), 1.78 - 1.95 (2 H, m), 2.24 - 2.39 (2 H, m), 4.83 (2 H, q, J=8.7 Hz), 5.01 - 5.14 (1 H, m), 6.36 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.87 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.14 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.24 (2 H, d, J=8.7 Hz), 11.64 (1 H, br. s.).
実施例284
2−(シクロブチルオキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例283もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(シクロブチルオキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(550mg)、酢酸ヨードソベンゼン(607mg)および酢酸(15ml)の混合物を100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後に、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(118mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.48 - 1.62 (1 H, m), 1.63 - 1.74 (1 H, m), 1.81 - 1.95 (2 H, m), 2.21 - 2.34 (2 H, m), 3.31 (2 H, s), 4.84 (2 H, q, J=9.0 Hz), 5.01 - 5.12 (1 H, m), 7.14 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.25 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.02 (1 H, s).
2−(シクロブチルオキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例283もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(シクロブチルオキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(550mg)、酢酸ヨードソベンゼン(607mg)および酢酸(15ml)の混合物を100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後に、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(118mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.48 - 1.62 (1 H, m), 1.63 - 1.74 (1 H, m), 1.81 - 1.95 (2 H, m), 2.21 - 2.34 (2 H, m), 3.31 (2 H, s), 4.84 (2 H, q, J=9.0 Hz), 5.01 - 5.12 (1 H, m), 7.14 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.25 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.02 (1 H, s).
実施例285
2−[(1−メチルエチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(200mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(560μl)、2−ヨードプロパン(280μl)およびアセトニトリル(5.5ml)の混合物を1時間加熱還流した。室温に戻した後、酢酸エチル(50ml)で希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(215mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.29 (6 H, d, J=6.8 Hz), 3.36 (2 H, s), 3.80 (1 H, spt, J=6.8 Hz), 4.86 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.28 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.07 (1 H, s).
2−[(1−メチルエチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(200mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(560μl)、2−ヨードプロパン(280μl)およびアセトニトリル(5.5ml)の混合物を1時間加熱還流した。室温に戻した後、酢酸エチル(50ml)で希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(215mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.29 (6 H, d, J=6.8 Hz), 3.36 (2 H, s), 3.80 (1 H, spt, J=6.8 Hz), 4.86 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.28 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.07 (1 H, s).
実施例286
2−(プロピルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(200mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(560μl)、1−ヨードプロパン(273μl)およびアセトニトリル(5.5ml)の混合物を1時間加熱還流した。室温に戻した後、酢酸エチル(50ml)で希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(209mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.90 (3 H, t, J=7.4 Hz), 1.60 (2 H, qt, J=7.4, 7.2 Hz), 3.02 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.36 (2 H, s), 4.86 (2 H, q, J=9.0 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.30 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.05 (1 H, s).
2−(プロピルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(200mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(560μl)、1−ヨードプロパン(273μl)およびアセトニトリル(5.5ml)の混合物を1時間加熱還流した。室温に戻した後、酢酸エチル(50ml)で希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(209mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.90 (3 H, t, J=7.4 Hz), 1.60 (2 H, qt, J=7.4, 7.2 Hz), 3.02 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.36 (2 H, s), 4.86 (2 H, q, J=9.0 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.30 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.05 (1 H, s).
実施例287
2−ブトキシ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
ブタン−1−オール(444mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(15ml)溶液に水素化ナトリウム(60%油性、240mg)を加えて室温で30分間撹拌した。この混合物に、実施例260もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(794mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)溶液を加えて80℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して0.1M塩酸および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(615mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.79 (3 H, t, J=7.5 Hz), 1.11 - 1.23 (2 H, m), 1.45 - 1.55 (2 H, m), 4.24 (2 H, t, J=6.4 Hz), 4.84 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.37 (1 H, dd, J=3.3, 2.2 Hz), 6.88 (1 H, dd, J=3.3, 2.2 Hz), 7.14 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.22 (2 H, d, J=8.8 Hz), 11.69 (1 H, br. s.).
2−ブトキシ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
ブタン−1−オール(444mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(15ml)溶液に水素化ナトリウム(60%油性、240mg)を加えて室温で30分間撹拌した。この混合物に、実施例260もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(794mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)溶液を加えて80℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して0.1M塩酸および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(615mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.79 (3 H, t, J=7.5 Hz), 1.11 - 1.23 (2 H, m), 1.45 - 1.55 (2 H, m), 4.24 (2 H, t, J=6.4 Hz), 4.84 (2 H, q, J=9.0 Hz), 6.37 (1 H, dd, J=3.3, 2.2 Hz), 6.88 (1 H, dd, J=3.3, 2.2 Hz), 7.14 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.22 (2 H, d, J=8.8 Hz), 11.69 (1 H, br. s.).
実施例288
2−ブトキシ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例287もしくはそれに準ずる方法で得られた2−ブトキシ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(600mg)、酢酸ヨードソベンゼン(760mg)および酢酸(15ml)の混合物を100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後に、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(110mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.78 (3 H, t, J=7.4 Hz), 1.06 - 1.26 (2 H, m), 1.43 - 1.57 (2 H, m), 3.31 (2 H, s), 4.27 (2 H, t, J=6.4 Hz), 4.83 (2 H, q, J=9.0 Hz), 7.13 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.23 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.03 (1 H, s).
2−ブトキシ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例287もしくはそれに準ずる方法で得られた2−ブトキシ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(600mg)、酢酸ヨードソベンゼン(760mg)および酢酸(15ml)の混合物を100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後に、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(110mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.78 (3 H, t, J=7.4 Hz), 1.06 - 1.26 (2 H, m), 1.43 - 1.57 (2 H, m), 3.31 (2 H, s), 4.27 (2 H, t, J=6.4 Hz), 4.83 (2 H, q, J=9.0 Hz), 7.13 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.23 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.03 (1 H, s).
実施例289
2−(シクロプロピルメトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
シクロプロピルメタノール(433mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(15ml)溶液に水素化ナトリウム(60%油性、240mg)を加えて室温で30分間撹拌した。この混合物に、実施例260もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(794mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)溶液を加えて80℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して1M塩酸および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(580mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.15 - 0.23 (2 H, m), 0.38 - 0.48 (2 H, m), 1.01 - 1.16 (1 H, m), 4.12 (2 H, d, J=7.0 Hz), 4.84 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.37 (1 H, dd, J=3.2, 2.1 Hz), 6.88 (1 H, dd, J=3.2, 2.1 Hz), 7.14 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.23 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.66 (1 H, br. s.).
2−(シクロプロピルメトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
シクロプロピルメタノール(433mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(15ml)溶液に水素化ナトリウム(60%油性、240mg)を加えて室温で30分間撹拌した。この混合物に、実施例260もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(794mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)溶液を加えて80℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して1M塩酸および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(580mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.15 - 0.23 (2 H, m), 0.38 - 0.48 (2 H, m), 1.01 - 1.16 (1 H, m), 4.12 (2 H, d, J=7.0 Hz), 4.84 (2 H, q, J=8.9 Hz), 6.37 (1 H, dd, J=3.2, 2.1 Hz), 6.88 (1 H, dd, J=3.2, 2.1 Hz), 7.14 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.23 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.66 (1 H, br. s.).
実施例290
2−(シクロプロピルメトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例289もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(シクロプロピルメトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(550mg)、2−メチルプロパン−2−オール(15ml)および水(5ml)の混合物に、あらかじめ調製した臭素の2−メチルプロパン−2−オール溶液(2.33M、0.62ml)を氷冷下で滴下した。室温で30分間撹拌した後に、10%チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えて10分間撹拌し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(86mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.17 - 0.23 (2 H, m), 0.41 - 0.48 (2 H, m), 1.00 - 1.14 (1 H, m), 3.32 (2 H, s), 4.14 (2 H, d, J=7.0 Hz), 4.83 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.15 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.24 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.02 (1 H, s).
2−(シクロプロピルメトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例289もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(シクロプロピルメトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(550mg)、2−メチルプロパン−2−オール(15ml)および水(5ml)の混合物に、あらかじめ調製した臭素の2−メチルプロパン−2−オール溶液(2.33M、0.62ml)を氷冷下で滴下した。室温で30分間撹拌した後に、10%チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えて10分間撹拌し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(86mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.17 - 0.23 (2 H, m), 0.41 - 0.48 (2 H, m), 1.00 - 1.14 (1 H, m), 3.32 (2 H, s), 4.14 (2 H, d, J=7.0 Hz), 4.83 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.15 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.24 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.02 (1 H, s).
実施例291
2−(シクロプロピルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例256もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(シクロプロピルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(300mg)、2−メチルプロパン−2−オール(27ml)および水(9ml)の混合物に、あらかじめ調製した臭素の2−メチルプロパン−2−オール溶液(3.74M、0.21ml)を氷冷下で滴下した。室温で30分間撹拌した後に、10%チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えて10分間撹拌し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(16mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.54 - 0.61 (2 H, m), 0.97 - 1.05 (2 H, m), 2.19 - 2.31 (1 H, m), 3.36 (2 H, s), 4.85 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.17 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.29 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.12 (1 H, s).
2−(シクロプロピルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例256もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(シクロプロピルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(300mg)、2−メチルプロパン−2−オール(27ml)および水(9ml)の混合物に、あらかじめ調製した臭素の2−メチルプロパン−2−オール溶液(3.74M、0.21ml)を氷冷下で滴下した。室温で30分間撹拌した後に、10%チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えて10分間撹拌し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(16mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.54 - 0.61 (2 H, m), 0.97 - 1.05 (2 H, m), 2.19 - 2.31 (1 H, m), 3.36 (2 H, s), 4.85 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.17 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.29 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.12 (1 H, s).
実施例292
2−(4−フルオロフェノキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
水素化ナトリウム(60%油性、40mg)とN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)の混合物に4−フルオロフェノール(112mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)溶液を滴下した。その混合物に2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(200mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)溶液を加えて、室温で30分間撹拌後、氷水浴として水、5%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(25mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.35 (2 H, s), 4.83 (2 H, q, J=8.7 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.22 - 7.34 (4 H, m), 7.47 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.01 (1 H, s).
2−(4−フルオロフェノキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
水素化ナトリウム(60%油性、40mg)とN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)の混合物に4−フルオロフェノール(112mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)溶液を滴下した。その混合物に2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(200mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)溶液を加えて、室温で30分間撹拌後、氷水浴として水、5%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(25mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.35 (2 H, s), 4.83 (2 H, q, J=8.7 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.22 - 7.34 (4 H, m), 7.47 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.01 (1 H, s).
実施例293
2−プロピル−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
参考例50で得られたエチル 5−オキソ−2−{[1−{[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]アミノ}ブチリデン]アミノ}−4,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−カルボキシラート(21mg)、4−メチルベンゼンスルホン酸(5mg)およびトルエン(5ml)の混合物を1日間加熱還流した後、五酸化二リン(約2g)を加え、1日間加熱還流した。室温まで冷却した後、クロマトグラフィーにて精製して表題化合物(8.5mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.78 (3 H, t, J=7.4 Hz), 1.57 (2 H, sxt, J=7.4 Hz), 2.27 (2 H, t, J=7.4 Hz), 3.37 (2 H, s), 4.85 (2 H, q, J=9.0 Hz), 7.19 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.30 (2 H, d, J=8.9 Hz), 11.03 (1 H, s).
2−プロピル−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
参考例50で得られたエチル 5−オキソ−2−{[1−{[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]アミノ}ブチリデン]アミノ}−4,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−カルボキシラート(21mg)、4−メチルベンゼンスルホン酸(5mg)およびトルエン(5ml)の混合物を1日間加熱還流した後、五酸化二リン(約2g)を加え、1日間加熱還流した。室温まで冷却した後、クロマトグラフィーにて精製して表題化合物(8.5mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.78 (3 H, t, J=7.4 Hz), 1.57 (2 H, sxt, J=7.4 Hz), 2.27 (2 H, t, J=7.4 Hz), 3.37 (2 H, s), 4.85 (2 H, q, J=9.0 Hz), 7.19 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.30 (2 H, d, J=8.9 Hz), 11.03 (1 H, s).
実施例294
2−[(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(200mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(560μl)、(2−ブロモエトキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン(156μl)およびアセトニトリル(5.5ml)の混合物を2時間加熱還流し、室温に戻した後、酢酸エチル(50ml)で希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(268mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.01 (6 H, s), 0.81 (9 H, s), 3.20 (2 H, t, J=6.3 Hz), 3.36 (2 H, s), 3.76 (2 H, t, J=6.3 Hz), 4.85 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.28 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.06 (1 H, s).
2−[(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(200mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(560μl)、(2−ブロモエトキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン(156μl)およびアセトニトリル(5.5ml)の混合物を2時間加熱還流し、室温に戻した後、酢酸エチル(50ml)で希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(268mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.01 (6 H, s), 0.81 (9 H, s), 3.20 (2 H, t, J=6.3 Hz), 3.36 (2 H, s), 3.76 (2 H, t, J=6.3 Hz), 4.85 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.28 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.06 (1 H, s).
実施例295
2−[(2−ヒドロキシエチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例294もしくはそれに準ずる方法で得られた2−[(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(261mg)をテトラヒドロフラン(5ml)に溶かし、フッ化テトラブチルアンモニウム(1Mテトラヒドロフラン溶液、557μl)を加えて室温で30分間撹拌した。反応溶液を酢酸エチル(50ml)で希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得た残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(75.4mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.15 (2 H, t, J=6.3 Hz), 3.36 (2 H, s), 3.59 (2 H, td, J=6.3, 5.3 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 4.96 (1 H, t, J=5.3 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.31 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.09 (1 H, s).
2−[(2−ヒドロキシエチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例294もしくはそれに準ずる方法で得られた2−[(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(261mg)をテトラヒドロフラン(5ml)に溶かし、フッ化テトラブチルアンモニウム(1Mテトラヒドロフラン溶液、557μl)を加えて室温で30分間撹拌した。反応溶液を酢酸エチル(50ml)で希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得た残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(75.4mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.15 (2 H, t, J=6.3 Hz), 3.36 (2 H, s), 3.59 (2 H, td, J=6.3, 5.3 Hz), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 4.96 (1 H, t, J=5.3 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.31 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.09 (1 H, s).
実施例296
2−[(シクロブチルメチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(200mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(560μl)、(ブロモメチル)シクロブタン(311μl)およびアセトニトリル(5.5ml)の混合物を30分間加熱還流した。室温に戻した後、酢酸エチル(50ml)で希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(207mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.57 - 1.70 (2 H, m), 1.72 - 1.84 (2 H, m), 1.91 - 2.09 (2 H, m), 2.47 - 2.58 (1 H, m), 3.14 (2 H, d, J=7.8 Hz), 3.36 (2 H, s), 4.86 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.29 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.07 (1 H, s).
2−[(シクロブチルメチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(200mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(560μl)、(ブロモメチル)シクロブタン(311μl)およびアセトニトリル(5.5ml)の混合物を30分間加熱還流した。室温に戻した後、酢酸エチル(50ml)で希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(207mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.57 - 1.70 (2 H, m), 1.72 - 1.84 (2 H, m), 1.91 - 2.09 (2 H, m), 2.47 - 2.58 (1 H, m), 3.14 (2 H, d, J=7.8 Hz), 3.36 (2 H, s), 4.86 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.29 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.07 (1 H, s).
実施例297
2−[(シクロプロピルメチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(200mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(560μl)、(ブロモメチル)シクロプロパン(274μl)およびアセトニトリル(5.5ml)の混合物を30分間加熱還流した。室温に戻した後、酢酸エチル(50ml)で希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(208mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.18 - 0.30 (2 H, m), 0.47 - 0.55 (2 H, m), 0.96 - 1.18 (1 H, m), 2.99 (2 H, d, J=7.3 Hz), 3.36 (2 H, s), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.31 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.08 (1 H, s).
2−[(シクロプロピルメチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(200mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(560μl)、(ブロモメチル)シクロプロパン(274μl)およびアセトニトリル(5.5ml)の混合物を30分間加熱還流した。室温に戻した後、酢酸エチル(50ml)で希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(208mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.18 - 0.30 (2 H, m), 0.47 - 0.55 (2 H, m), 0.96 - 1.18 (1 H, m), 2.99 (2 H, d, J=7.3 Hz), 3.36 (2 H, s), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.31 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.08 (1 H, s).
実施例298
3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−[(2,2,2−トリフルオロエチル)スルファニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(1g)、1,1,1−トリフルオロ−2−ヨードエタン(1.38ml)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(2.8ml)、およびアセトニトリル(28ml)の混合物を3時間加熱還流した。室温に戻した後、減圧濃縮し、残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)溶かして再び1,1,1−トリフルオロ−2−ヨードエタン(1.38ml)を加えて100℃で10分間撹拌した。室温に戻した後、反応溶液を減圧濃縮し、残渣を酢酸エチル(150ml)に溶かし、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(315mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.40 (2 H, s), 4.18 (2 H, q, J=10.3 Hz), 4.88 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.23 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.38 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.18 (1 H, s).
3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−[(2,2,2−トリフルオロエチル)スルファニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(1g)、1,1,1−トリフルオロ−2−ヨードエタン(1.38ml)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(2.8ml)、およびアセトニトリル(28ml)の混合物を3時間加熱還流した。室温に戻した後、減圧濃縮し、残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)溶かして再び1,1,1−トリフルオロ−2−ヨードエタン(1.38ml)を加えて100℃で10分間撹拌した。室温に戻した後、反応溶液を減圧濃縮し、残渣を酢酸エチル(150ml)に溶かし、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(315mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.40 (2 H, s), 4.18 (2 H, q, J=10.3 Hz), 4.88 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.23 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.38 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.18 (1 H, s).
実施例299
2−{[3−(2−メトキシエトキシ)プロピル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(200mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(560μl)、1−ブロモ−3−(2−メトキシエトキシ)プロパン(165mg)およびアセトニトリル(5.5ml)の混合物を1時間加熱還流した。室温に戻した後、酢酸エチル(50ml)で希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(164mg)を薄桃色の固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.81 (2 H, tt, J=7.1, 6.3 Hz), 3.06 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.21 (3 H, s), 3.36 (2 H, s), 3.38 - 3.47 (6 H, m), 4.86 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.31 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.09 (1 H, s).
2−{[3−(2−メトキシエトキシ)プロピル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(200mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(560μl)、1−ブロモ−3−(2−メトキシエトキシ)プロパン(165mg)およびアセトニトリル(5.5ml)の混合物を1時間加熱還流した。室温に戻した後、酢酸エチル(50ml)で希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(164mg)を薄桃色の固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.81 (2 H, tt, J=7.1, 6.3 Hz), 3.06 (2 H, t, J=7.1 Hz), 3.21 (3 H, s), 3.36 (2 H, s), 3.38 - 3.47 (6 H, m), 4.86 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.31 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.09 (1 H, s).
実施例300
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−(エチルスルファニル)−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例48もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(200mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(607μl)、ヨードエタン(245μl)およびアセトニトリル(5.5ml)の混合物を18時間加熱還流した。室温に戻した後、酢酸エチル(50ml)で希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(176mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.32 - 0.38 (2 H, m), 0.56 - 0.64 (2 H, m), 1.16 - 1.31 (1 H, m), 1.22 (4 H, t, J=7.3 Hz), 3.01 (2 H, q, J=7.3 Hz), 3.36 (2 H, s), 3.87 (2 H, d, J=7.1 Hz), 7.03 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.08 (1 H, s).
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−(エチルスルファニル)−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例48もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(200mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(607μl)、ヨードエタン(245μl)およびアセトニトリル(5.5ml)の混合物を18時間加熱還流した。室温に戻した後、酢酸エチル(50ml)で希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(176mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.32 - 0.38 (2 H, m), 0.56 - 0.64 (2 H, m), 1.16 - 1.31 (1 H, m), 1.22 (4 H, t, J=7.3 Hz), 3.01 (2 H, q, J=7.3 Hz), 3.36 (2 H, s), 3.87 (2 H, d, J=7.1 Hz), 7.03 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.08 (1 H, s).
実施例301
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−{[3−(メチルスルホニル)プロピル]スルファニル}−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例48もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(200mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(607μl)、公知文献WO08/1931に記載の方法もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(メチルスルホニル)プロピル 4−メチルベンゼンスルホナート(195mg)およびアセトニトリル(5.5ml)の混合物を18時間加熱還流した。室温に戻した後、酢酸エチル(50ml)で希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(158mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.31 - 0.39 (2 H, m), 0.56 - 0.64 (2 H, m), 1.19 - 1.33 (1 H, m), 1.97 - 2.12 (2 H, m), 2.97 (3 H, s), 3.08 - 3.21 (4 H, m), 3.37 (2 H, s), 3.87 (2 H, d, J=6.8 Hz), 7.05 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.23 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.10 (1 H, s).
3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−{[3−(メチルスルホニル)プロピル]スルファニル}−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例48もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]−2−チオキソ−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(200mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(607μl)、公知文献WO08/1931に記載の方法もしくはそれに準ずる方法で得られた3−(メチルスルホニル)プロピル 4−メチルベンゼンスルホナート(195mg)およびアセトニトリル(5.5ml)の混合物を18時間加熱還流した。室温に戻した後、酢酸エチル(50ml)で希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(158mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.31 - 0.39 (2 H, m), 0.56 - 0.64 (2 H, m), 1.19 - 1.33 (1 H, m), 1.97 - 2.12 (2 H, m), 2.97 (3 H, s), 3.08 - 3.21 (4 H, m), 3.37 (2 H, s), 3.87 (2 H, d, J=6.8 Hz), 7.05 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.23 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.10 (1 H, s).
実施例302
2−[(3−エトキシプロピル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(200mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(560μl)、公知文献カナディアン ジャーナル オブ ケミストリー(Can.J.Chem.)、33巻、1207頁(1955)に記載の方法もしくはそれに準ずる方法で得た3−エトキシプロピル 4−メチルベンゼンスルホナート(174mg)およびアセトニトリル(5.5ml)の混合物を1時間加熱還流した。室温に戻した後、酢酸エチル(50ml)で希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(254mg)を白色針状晶として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.06 (3 H, t, J=7.1 Hz), 1.75 - 1.87 (2 H, m), 3.06 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.34 - 3.41 (6 H, m), 4.86 (2 H, q, J=9.0 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.31 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.09 (1 H, s).
2−[(3−エトキシプロピル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(200mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(560μl)、公知文献カナディアン ジャーナル オブ ケミストリー(Can.J.Chem.)、33巻、1207頁(1955)に記載の方法もしくはそれに準ずる方法で得た3−エトキシプロピル 4−メチルベンゼンスルホナート(174mg)およびアセトニトリル(5.5ml)の混合物を1時間加熱還流した。室温に戻した後、酢酸エチル(50ml)で希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(254mg)を白色針状晶として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.06 (3 H, t, J=7.1 Hz), 1.75 - 1.87 (2 H, m), 3.06 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.34 - 3.41 (6 H, m), 4.86 (2 H, q, J=9.0 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.31 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.09 (1 H, s).
実施例303
2−(メチルスルファニル)−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例47もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−2−チオキソ−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(4.16g)、ヨードメタン(5ml)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(10ml)およびアセトニトリル(50ml)の混合物を室温で1時間撹拌し、水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサンに懸濁させた固体を濾取して、黄色固体(3.52g)を得た。この固体(200mg)を酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(120mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.41 (3 H, s), 3.36 (2 H, s), 4.93 (2 H, t, J=13.1 Hz), 7.21 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.32 (2 H, d, J=8.9 Hz), 11.09 (1 H, s).
2−(メチルスルファニル)−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例47もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−2−チオキソ−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(4.16g)、ヨードメタン(5ml)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(10ml)およびアセトニトリル(50ml)の混合物を室温で1時間撹拌し、水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサンに懸濁させた固体を濾取して、黄色固体(3.52g)を得た。この固体(200mg)を酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(120mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.41 (3 H, s), 3.36 (2 H, s), 4.93 (2 H, t, J=13.1 Hz), 7.21 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.32 (2 H, d, J=8.9 Hz), 11.09 (1 H, s).
実施例304
2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例303もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルファニル)−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(3.32g)とメタノール(200ml)の40℃の混合物にオキソン(登録商標)一過硫酸塩化合物(6.14g)の水(20ml)溶液を滴下した。その混合物を60℃で1時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水を加え析出した固体を濾取して、水、ジイソプロピルエーテルで洗浄後、乾燥して、淡赤色固体(3.26g)を得た。この固体(100mg)を酢酸エチルから再結晶して表題化合物(43mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.69 (3 H, s), 3.49 (2 H, s), 4.94 (2 H, t, J=13.3 Hz), 7.17 - 7.28 (2 H, m), 7.40 - 7.46 (1 H, m), 7.52 - 7.58 (1 H, m), 11.43 (1 H, s).
2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例303もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルファニル)−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(3.32g)とメタノール(200ml)の40℃の混合物にオキソン(登録商標)一過硫酸塩化合物(6.14g)の水(20ml)溶液を滴下した。その混合物を60℃で1時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水を加え析出した固体を濾取して、水、ジイソプロピルエーテルで洗浄後、乾燥して、淡赤色固体(3.26g)を得た。この固体(100mg)を酢酸エチルから再結晶して表題化合物(43mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.69 (3 H, s), 3.49 (2 H, s), 4.94 (2 H, t, J=13.3 Hz), 7.17 - 7.28 (2 H, m), 7.40 - 7.46 (1 H, m), 7.52 - 7.58 (1 H, m), 11.43 (1 H, s).
実施例305
2−メトキシ−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例304もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(250mg)、メタノール(20ml)およびテトラヒドロフラン(10ml)の氷水浴の混合物に28%ナトリウムメトキシドメタノール溶液(120μl)のメタノール(1ml)溶液を滴下した。氷水浴で30分間撹拌後、水、酢酸エチルを加え、5%クエン酸水溶液でpH約4に調整後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(63mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.33 (2 H, s), 3.84 (3 H, s), 4.89 (2 H, t, J=13.3 Hz), 7.15 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.25 (2 H, d, J=8.7 Hz), 11.07 (1 H, s).
2−メトキシ−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例304もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(250mg)、メタノール(20ml)およびテトラヒドロフラン(10ml)の氷水浴の混合物に28%ナトリウムメトキシドメタノール溶液(120μl)のメタノール(1ml)溶液を滴下した。氷水浴で30分間撹拌後、水、酢酸エチルを加え、5%クエン酸水溶液でpH約4に調整後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(63mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.33 (2 H, s), 3.84 (3 H, s), 4.89 (2 H, t, J=13.3 Hz), 7.15 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.25 (2 H, d, J=8.7 Hz), 11.07 (1 H, s).
実施例306
3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例304もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(250mg)およびテトラヒドロフラン(10ml)の氷水浴の混合物に、2,2,2−トリフルオロエタノール(1ml)、水素化ナトリウム(60%油性、24mg)およびテトラヒドロフラン(3ml)の混合物を加えた。氷水浴で30分間撹拌後、水、酢酸エチルを加え、5%クエン酸水溶液でpH約4に調整後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(93mg)を淡赤色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.37 (2 H, s), 4.83 - 5.05 (4 H, m), 7.17 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.27 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.17 (1 H, s).
3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例304もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(250mg)およびテトラヒドロフラン(10ml)の氷水浴の混合物に、2,2,2−トリフルオロエタノール(1ml)、水素化ナトリウム(60%油性、24mg)およびテトラヒドロフラン(3ml)の混合物を加えた。氷水浴で30分間撹拌後、水、酢酸エチルを加え、5%クエン酸水溶液でpH約4に調整後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(93mg)を淡赤色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.37 (2 H, s), 4.83 - 5.05 (4 H, m), 7.17 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.27 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.17 (1 H, s).
実施例307
2−(エチルスルファニル)−3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例49もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(1.70g)、ヨードエタン(0.57ml)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(4.76ml)を加えて、70℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(1.05g)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.24 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.05 (2 H, q, J=7.3 Hz), 3.31 (2 H, s), 4.96 (2 H, q, J=8.7 Hz), 7.18 - 7.25 (1 H, m), 7.38 - 7.51 (2 H, m), 11.11 (1 H, s).
2−(エチルスルファニル)−3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例49もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(1.70g)、ヨードエタン(0.57ml)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(4.76ml)を加えて、70℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(1.05g)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.24 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.05 (2 H, q, J=7.3 Hz), 3.31 (2 H, s), 4.96 (2 H, q, J=8.7 Hz), 7.18 - 7.25 (1 H, m), 7.38 - 7.51 (2 H, m), 11.11 (1 H, s).
実施例308
3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−(メチルスルファニル)−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例49もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(170mg)、ヨードメタン(333mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(6ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.47ml)を加えて、50℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(143mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.43 (3 H, s), 3.37 (2 H, s), 4.97 (2 H, q, J=8.7 Hz), 7.20 - 7.26 (1 H, m), 7.40 - 7.45 (1 H, m), 7.45 - 7.52 (1 H, m), 11.13 (1 H, s).
3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−(メチルスルファニル)−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例49もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(170mg)、ヨードメタン(333mg)およびN,N−ジメチルホルムアミド(6ml)の混合物に1M炭酸水素ナトリウム水溶液(0.47ml)を加えて、50℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(143mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.43 (3 H, s), 3.37 (2 H, s), 4.97 (2 H, q, J=8.7 Hz), 7.20 - 7.26 (1 H, m), 7.40 - 7.45 (1 H, m), 7.45 - 7.52 (1 H, m), 11.13 (1 H, s).
実施例309
3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例307もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルファニル)−3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(650mg)のメタノール(20ml)溶液にオキソン(登録商標)一過硫酸塩化合物(991mg)の水溶液(20ml)を室温で加えた後に80℃で30分間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後にメタノールを減圧留去し、得られた水溶液を酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮して褐色粉末(550mg)を得た。これをN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)に溶解し、水素化ナトリウム(60%油性、57.2mg)、2,2,2−トリフルオロエタノール(20ml)およびテトラヒドロフラン(10ml)の混合物に氷冷下で滴下して室温で10分間撹拌した。反応混合物を0.5M塩酸に注いだ後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(135mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.38 (2 H, s), 4.87 - 5.04 (4 H, m), 7.13 - 7.21 (1 H, m), 7.35 - 7.45 (2 H, m), 11.18 (1 H, s).
3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例307もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルファニル)−3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(650mg)のメタノール(20ml)溶液にオキソン(登録商標)一過硫酸塩化合物(991mg)の水溶液(20ml)を室温で加えた後に80℃で30分間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後にメタノールを減圧留去し、得られた水溶液を酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮して褐色粉末(550mg)を得た。これをN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)に溶解し、水素化ナトリウム(60%油性、57.2mg)、2,2,2−トリフルオロエタノール(20ml)およびテトラヒドロフラン(10ml)の混合物に氷冷下で滴下して室温で10分間撹拌した。反応混合物を0.5M塩酸に注いだ後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(135mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.38 (2 H, s), 4.87 - 5.04 (4 H, m), 7.13 - 7.21 (1 H, m), 7.35 - 7.45 (2 H, m), 11.18 (1 H, s).
実施例310
2−(1−メチルエトキシ)−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例304もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(300mg)およびプロパン−2−オール(20ml)の氷水浴の混合物に、プロパン−2−オール(1ml)、水素化ナトリウム(60%油性、28mg)およびテトラヒドロフラン(3ml)の混合物を加えた。氷水浴で30分間撹拌後、水、酢酸エチルを加え、5%クエン酸水溶液でpH約4に調整後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーおよび逆相クロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(31mg)を淡赤色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.17 (6 H, d, J=6.2 Hz), 3.32 (2 H, s), 4.90 (2 H, t, J=13.3 Hz), 5.19 (1 H, spt, J=6.2 Hz), 7.14 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.22 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.02 (1 H, s).
2−(1−メチルエトキシ)−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例304もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(300mg)およびプロパン−2−オール(20ml)の氷水浴の混合物に、プロパン−2−オール(1ml)、水素化ナトリウム(60%油性、28mg)およびテトラヒドロフラン(3ml)の混合物を加えた。氷水浴で30分間撹拌後、水、酢酸エチルを加え、5%クエン酸水溶液でpH約4に調整後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーおよび逆相クロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(31mg)を淡赤色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.17 (6 H, d, J=6.2 Hz), 3.32 (2 H, s), 4.90 (2 H, t, J=13.3 Hz), 5.19 (1 H, spt, J=6.2 Hz), 7.14 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.22 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.02 (1 H, s).
実施例311
2−(4−フルオロフェノキシ)−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例304もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(300mg)およびテトラヒドロフラン(20ml)の氷水浴の混合物に、4−フルオロフェノール(112mg)、水素化ナトリウム(60%油性、28mg)およびテトラヒドロフラン(10ml)の混合物を加えた。氷水浴で30分間、室温で4時間撹拌後、水、酢酸エチルを加え、5%クエン酸水溶液でpH約4に調整後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(52mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.35 (2 H, s), 4.90 (2 H, t, J=13.3 Hz), 7.20 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.22 - 7.35 (4 H, m), 7.48 (2 H, d, J=8.9 Hz), 11.02 (1 H, s).
2−(4−フルオロフェノキシ)−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例304もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(300mg)およびテトラヒドロフラン(20ml)の氷水浴の混合物に、4−フルオロフェノール(112mg)、水素化ナトリウム(60%油性、28mg)およびテトラヒドロフラン(10ml)の混合物を加えた。氷水浴で30分間、室温で4時間撹拌後、水、酢酸エチルを加え、5%クエン酸水溶液でpH約4に調整後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(52mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.35 (2 H, s), 4.90 (2 H, t, J=13.3 Hz), 7.20 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.22 - 7.35 (4 H, m), 7.48 (2 H, d, J=8.9 Hz), 11.02 (1 H, s).
実施例312
({4,6−ジオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)アセトニトリル
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(180mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(504μl)、ブロモアセトニトリル(224μl)およびアセトニトリル(5ml)の混合物を30分間加熱還流した。室温に戻した後、酢酸エチル(50ml)で希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(194mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.41 (2 H, s), 4.10 (2 H, s), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.23 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.39 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.23 (1 H, s).
({4,6−ジオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)アセトニトリル
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(180mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(504μl)、ブロモアセトニトリル(224μl)およびアセトニトリル(5ml)の混合物を30分間加熱還流した。室温に戻した後、酢酸エチル(50ml)で希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(194mg)を黄白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.41 (2 H, s), 4.10 (2 H, s), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.23 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.39 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.23 (1 H, s).
実施例313
2−[(2−メチルプロピル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(180mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(504μl)、1−ヨード−2−メチルプロパン(292μl)およびアセトニトリル(5ml)の混合物を1時間加熱還流した。室温に戻した後、酢酸エチル(50ml)で希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(131mg)を薄桃色針状晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.91 (6 H, d, J=6.4 Hz), 1.76 - 1.95 (1 H, m), 2.97 (2 H, d, J=6.4 Hz), 3.36 (2 H, s), 4.86 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.30 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.04 (1 H, s).
2−[(2−メチルプロピル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(180mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(504μl)、1−ヨード−2−メチルプロパン(292μl)およびアセトニトリル(5ml)の混合物を1時間加熱還流した。室温に戻した後、酢酸エチル(50ml)で希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(131mg)を薄桃色針状晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.91 (6 H, d, J=6.4 Hz), 1.76 - 1.95 (1 H, m), 2.97 (2 H, d, J=6.4 Hz), 3.36 (2 H, s), 4.86 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.30 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.04 (1 H, s).
実施例314
2−({4,6−ジオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)−N,N−ジエチルアセトアミド
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(180mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(504μl)、N,N−ジエチルクロロアセトアミド(83μl)およびアセトニトリル(5ml)の混合物を1時間加熱還流した。室温に戻した後、酢酸エチル(50ml)で希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(218mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.99 (3 H, t, J=7.1 Hz), 1.15 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.25 (2 H, q, J=7.1 Hz), 3.33 - 3.43 (4 H, m), 4.11 (2 H, s), 4.88 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.22 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.31 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.04 (1 H, s).
2−({4,6−ジオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)−N,N−ジエチルアセトアミド
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(180mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(504μl)、N,N−ジエチルクロロアセトアミド(83μl)およびアセトニトリル(5ml)の混合物を1時間加熱還流した。室温に戻した後、酢酸エチル(50ml)で希釈し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(218mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.99 (3 H, t, J=7.1 Hz), 1.15 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.25 (2 H, q, J=7.1 Hz), 3.33 - 3.43 (4 H, m), 4.11 (2 H, s), 4.88 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.22 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.31 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.04 (1 H, s).
実施例315
2−[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(300mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(840μl)、イソブチレンオキシド(749μl)およびアセトニトリル(8.5ml)の混合物を60℃に加熱し、1時間撹拌した。室温に戻した後、1M塩酸(3ml)および酢酸エチル(80ml)を加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で水層を中和した。分層して有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、ジエチルエーテルで洗浄して表題化合物(275mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.14 (6 H, s), 3.22 (2 H, s), 3.35 (2 H, s), 4.74 (1 H, s), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.31 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.03 (1 H, s).
2−[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(300mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(840μl)、イソブチレンオキシド(749μl)およびアセトニトリル(8.5ml)の混合物を60℃に加熱し、1時間撹拌した。室温に戻した後、1M塩酸(3ml)および酢酸エチル(80ml)を加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で水層を中和した。分層して有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、ジエチルエーテルで洗浄して表題化合物(275mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.14 (6 H, s), 3.22 (2 H, s), 3.35 (2 H, s), 4.74 (1 H, s), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.31 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.03 (1 H, s).
実施例316
3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−(1−メチルエトキシ)−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
プロパン−2−オール(3.58g)のN,N−ジメチルホルムアミド(50ml)溶液に水素化ナトリウム(60%油性、1.93g)を加えて室温で30分間撹拌した。この混合物に、実施例263もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルフィニル)−3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(3.90g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を加えて室温で1時間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、得られた残渣を酢酸エチルで希釈して0.1M塩酸および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(3.51g)を淡桃色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.18 (6 H, d, J=6.1 Hz), 4.93 (2 H, q, J=8.7 Hz), 5.17 (1 H, spt, J=6.1 Hz), 6.35 - 6.40 (1 H, m), 6.83 - 6.91 (1 H, m), 7.07 - 7.13 (1 H, m), 7.28 - 7.41 (2 H, m), 11.68 (1 H, br. s.).
3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−(1−メチルエトキシ)−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
プロパン−2−オール(3.58g)のN,N−ジメチルホルムアミド(50ml)溶液に水素化ナトリウム(60%油性、1.93g)を加えて室温で30分間撹拌した。この混合物に、実施例263もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルフィニル)−3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(3.90g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を加えて室温で1時間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、得られた残渣を酢酸エチルで希釈して0.1M塩酸および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(3.51g)を淡桃色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.18 (6 H, d, J=6.1 Hz), 4.93 (2 H, q, J=8.7 Hz), 5.17 (1 H, spt, J=6.1 Hz), 6.35 - 6.40 (1 H, m), 6.83 - 6.91 (1 H, m), 7.07 - 7.13 (1 H, m), 7.28 - 7.41 (2 H, m), 11.68 (1 H, br. s.).
実施例317
3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−(1−メチルエトキシ)−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例316もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−(1−メチルエトキシ)−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(3.4g)、酢酸ヨードソベンゼン(2.84g)および酢酸(30ml)の混合物を100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後に、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(138mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.18 (6 H, d, J=6.2 Hz), 3.32 (2 H, s), 4.93 (2 H, q, J=8.8 Hz), 5.13 - 5.24 (1 H, m), 7.08 - 7.14 (1 H, m), 7.32 - 7.40 (2 H, m), 11.05 (1 H, s).
3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−(1−メチルエトキシ)−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例316もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−(1−メチルエトキシ)−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(3.4g)、酢酸ヨードソベンゼン(2.84g)および酢酸(30ml)の混合物を100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後に、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(138mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.18 (6 H, d, J=6.2 Hz), 3.32 (2 H, s), 4.93 (2 H, q, J=8.8 Hz), 5.13 - 5.24 (1 H, m), 7.08 - 7.14 (1 H, m), 7.32 - 7.40 (2 H, m), 11.05 (1 H, s).
実施例318
2−(2−メチルプロポキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
水素化ナトリウム(60%油性、47mg)を2−メチルプロパン−1−オール(10ml)に氷冷下で加えて室温で10分間撹拌した。この混合物に、2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(350mg)を加えて室温で30分間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、得られた残渣を酢酸エチルで希釈して1M塩酸および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(30mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.72 (6 H, d, J=6.6 Hz), 1.74 - 1.88 (1 H, m), 3.32 (2 H, s), 4.03 (2 H, d, J=6.0 Hz), 4.83 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.14 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.25 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.03 (1 H, s).
2−(2−メチルプロポキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
水素化ナトリウム(60%油性、47mg)を2−メチルプロパン−1−オール(10ml)に氷冷下で加えて室温で10分間撹拌した。この混合物に、2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(350mg)を加えて室温で30分間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、得られた残渣を酢酸エチルで希釈して1M塩酸および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(30mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.72 (6 H, d, J=6.6 Hz), 1.74 - 1.88 (1 H, m), 3.32 (2 H, s), 4.03 (2 H, d, J=6.0 Hz), 4.83 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.14 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.25 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.03 (1 H, s).
実施例319
2−(2−シクロプロピルエトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
水素化ナトリウム(60%油性、47mg)を2−シクロプロピルエタノール(10ml)に氷冷下で加えて室温で10分間撹拌した。この混合物に、2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(350mg)を加えて室温で30分間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、得られた残渣を酢酸エチルで希釈して1M塩酸および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(56mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm -0.13 - -0.05 (2 H, m), 0.23 - 0.33 (2 H, m), 0.44 - 0.59 (1 H, m), 1.35 - 1.47 (2 H, m), 3.32 (2 H, s), 4.31 (2 H, t, J=6.4 Hz), 4.82 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.13 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.23 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.04 (1 H, br. s.).
2−(2−シクロプロピルエトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
水素化ナトリウム(60%油性、47mg)を2−シクロプロピルエタノール(10ml)に氷冷下で加えて室温で10分間撹拌した。この混合物に、2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(350mg)を加えて室温で30分間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、得られた残渣を酢酸エチルで希釈して1M塩酸および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製した後に酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(56mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm -0.13 - -0.05 (2 H, m), 0.23 - 0.33 (2 H, m), 0.44 - 0.59 (1 H, m), 1.35 - 1.47 (2 H, m), 3.32 (2 H, s), 4.31 (2 H, t, J=6.4 Hz), 4.82 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.13 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.23 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.04 (1 H, br. s.).
実施例320
2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オール(3.0ml)のN,N−ジメチルホルムアミド(15ml)溶液に水素化ナトリウム(60%油性、392mg)を加えて室温で30分間撹拌した。この混合物に、実施例206もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(2.8g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を加えて80℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して1M塩酸および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(1.05g)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.44 - 1.58 (2 H, m), 1.80 - 1.94 (2 H, m), 3.34 - 3.51 (4 H, m), 4.84 (2 H, q, J=9.0 Hz), 5.13 - 5.23 (1 H, m), 6.38 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.88 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.16 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.26 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.68 (1 H, br. s.).
2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オール(3.0ml)のN,N−ジメチルホルムアミド(15ml)溶液に水素化ナトリウム(60%油性、392mg)を加えて室温で30分間撹拌した。この混合物に、実施例206もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(エチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(2.8g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を加えて80℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈して1M塩酸および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(1.05g)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.44 - 1.58 (2 H, m), 1.80 - 1.94 (2 H, m), 3.34 - 3.51 (4 H, m), 4.84 (2 H, q, J=9.0 Hz), 5.13 - 5.23 (1 H, m), 6.38 (1 H, d, J=3.4 Hz), 6.88 (1 H, d, J=3.4 Hz), 7.16 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.26 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.68 (1 H, br. s.).
実施例321
2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例320もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(650mg)、2−メチルプロパン−2−オール(20ml)および水(5ml)の混合物に、あらかじめ調製した臭素の2−メチルプロパン−2−オール溶液(2.22M、0.71ml)を氷冷下で滴下し、氷冷下で30分間撹拌した。反応混合物に10%チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えて10分間撹拌し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(21mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.43 - 1.59 (2 H, m), 1.77 - 1.95 (2 H, m), 3.33 (2 H, s), 3.34 - 3.49 (4 H, m), 4.84 (2 H, q, J=8.9 Hz), 5.15 - 5.25 (1 H, m), 7.16 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.27 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.03 (1 H, br. s.).
2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例320もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン(650mg)、2−メチルプロパン−2−オール(20ml)および水(5ml)の混合物に、あらかじめ調製した臭素の2−メチルプロパン−2−オール溶液(2.22M、0.71ml)を氷冷下で滴下し、氷冷下で30分間撹拌した。反応混合物に10%チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えて10分間撹拌し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(21mg)を白色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.43 - 1.59 (2 H, m), 1.77 - 1.95 (2 H, m), 3.33 (2 H, s), 3.34 - 3.49 (4 H, m), 4.84 (2 H, q, J=8.9 Hz), 5.15 - 5.25 (1 H, m), 7.16 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.27 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.03 (1 H, br. s.).
実施例322
2−[(シクロプロピルメチル)スルファニル]−3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例49もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(300mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(800μl)、(ブロモメチル)シクロプロパン(391μl)およびアセトニトリル(5ml)の混合物を40分間加熱還流した。室温に戻した後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(265mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.21 - 0.28 (2 H, m), 0.47 - 0.56 (2 H, m), 1.03 - 1.12 (1 H, m), 2.99 (1 H, dd, J=13.3, 7.2 Hz), 3.04 (1 H, dd, J=13.3, 7.2 Hz), 3.36 (2 H, s), 4.97 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.22 (1 H, ddd, J=8.7, 2.3, 1.5 Hz), 7.44 (1 H, dd, J=9.1, 8.7 Hz), 7.48 (1 H, dd, J=11.7, 2.3 Hz), 11.08 (1 H, br. s.).
2−[(シクロプロピルメチル)スルファニル]−3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例49もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(300mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(800μl)、(ブロモメチル)シクロプロパン(391μl)およびアセトニトリル(5ml)の混合物を40分間加熱還流した。室温に戻した後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(265mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.21 - 0.28 (2 H, m), 0.47 - 0.56 (2 H, m), 1.03 - 1.12 (1 H, m), 2.99 (1 H, dd, J=13.3, 7.2 Hz), 3.04 (1 H, dd, J=13.3, 7.2 Hz), 3.36 (2 H, s), 4.97 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.22 (1 H, ddd, J=8.7, 2.3, 1.5 Hz), 7.44 (1 H, dd, J=9.1, 8.7 Hz), 7.48 (1 H, dd, J=11.7, 2.3 Hz), 11.08 (1 H, br. s.).
実施例323
2−[(シクロプロピルメチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例47もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−2−チオキソ−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(500mg)、(ブロモメチル)シクロプロパン(500μl)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.2ml)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を室温で3時間撹拌した。その混合物に水、酢酸エチル、5%クエン酸水溶液を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(431mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.20 - 0.28 (2 H, m), 0.47 - 0.55 (2 H, m), 0.98 - 1.14 (1 H, m), 3.00 (2 H, d, J=7.3 Hz), 3.36 (2 H, s), 4.94 (2 H, t, J=13.3 Hz), 7.21 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.31 (2 H, d, J=8.9 Hz), 11.07 (1 H, s).
2−[(シクロプロピルメチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例47もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−2−チオキソ−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(500mg)、(ブロモメチル)シクロプロパン(500μl)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.2ml)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を室温で3時間撹拌した。その混合物に水、酢酸エチル、5%クエン酸水溶液を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(431mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.20 - 0.28 (2 H, m), 0.47 - 0.55 (2 H, m), 0.98 - 1.14 (1 H, m), 3.00 (2 H, d, J=7.3 Hz), 3.36 (2 H, s), 4.94 (2 H, t, J=13.3 Hz), 7.21 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.31 (2 H, d, J=8.9 Hz), 11.07 (1 H, s).
実施例324
2−[(1−メチルエチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例47もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−2−チオキソ−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(500mg)、2−ヨードプロパン(500μl)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.2ml)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を室温で3時間撹拌した。その混合物に水、酢酸エチル、5%クエン酸水溶液を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(403mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.29 (6 H, d, J=6.8 Hz), 3.36 (2 H, s), 3.80 (1 H, spt, J=6.8 Hz), 4.93 (2 H, t, J=13.1 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.28 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.07 (1 H, s).
2−[(1−メチルエチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例47もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−2−チオキソ−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(500mg)、2−ヨードプロパン(500μl)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.2ml)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を室温で3時間撹拌した。その混合物に水、酢酸エチル、5%クエン酸水溶液を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(403mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.29 (6 H, d, J=6.8 Hz), 3.36 (2 H, s), 3.80 (1 H, spt, J=6.8 Hz), 4.93 (2 H, t, J=13.1 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.28 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.07 (1 H, s).
実施例325
2−[(2−メトキシエチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(500mg)、1−ブロモ−2−メトキシエタン(500μl)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.5ml)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を室温で3時間撹拌した。その混合物に水、酢酸エチル、5%クエン酸水溶液を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチルから再結晶して表題化合物(271mg)を淡赤色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.19 - 3.28 (5 H, m), 3.37 (2 H, s), 3.52 (2 H, t, J=6.2 Hz), 4.86 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.30 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.09 (1 H, s).
2−[(2−メトキシエチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(500mg)、1−ブロモ−2−メトキシエタン(500μl)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.5ml)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を室温で3時間撹拌した。その混合物に水、酢酸エチル、5%クエン酸水溶液を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチルから再結晶して表題化合物(271mg)を淡赤色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.19 - 3.28 (5 H, m), 3.37 (2 H, s), 3.52 (2 H, t, J=6.2 Hz), 4.86 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.30 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.09 (1 H, s).
実施例326
2−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(1500mg)、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン−1−オール(5ml)およびテトラヒドロフラン(50ml)の氷水浴の混合物に、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン−1−オール(2ml)、水素化ナトリウム(60%油性、220mg)およびテトラヒドロフラン(5ml)の混合物を加えた。氷水浴で1.5時間撹拌後、水、酢酸エチル、5%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(815mg)を薄橙色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.38 (2 H, s), 4.83 (2 H, q, J=8.8 Hz), 5.04 (2 H, t, J=12.9 Hz), 7.15 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.24 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.17 (1 H, s).
2−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(1500mg)、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン−1−オール(5ml)およびテトラヒドロフラン(50ml)の氷水浴の混合物に、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン−1−オール(2ml)、水素化ナトリウム(60%油性、220mg)およびテトラヒドロフラン(5ml)の混合物を加えた。氷水浴で1.5時間撹拌後、水、酢酸エチル、5%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(815mg)を薄橙色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.38 (2 H, s), 4.83 (2 H, q, J=8.8 Hz), 5.04 (2 H, t, J=12.9 Hz), 7.15 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.24 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.17 (1 H, s).
実施例327
2−({4,6−ジオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)−N−エチルアセトアミド
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(300mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(840μl)、2−クロロ−N−エチルアセトアミド(102mg)およびアセトニトリル(8.5ml)の混合物を60℃に加熱し、1時間撹拌した。室温に戻した後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(318mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.99 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.05 (2 H, qd, J=7.3, 5.4 Hz), 3.37 (2 H, s), 3.76 (2 H, s), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.21 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.33 (2 H, d, J=9.0 Hz), 8.06 (1 H, t, J=5.4 Hz), 11.06 (1 H, s).
2−({4,6−ジオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)−N−エチルアセトアミド
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(300mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(840μl)、2−クロロ−N−エチルアセトアミド(102mg)およびアセトニトリル(8.5ml)の混合物を60℃に加熱し、1時間撹拌した。室温に戻した後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(318mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.99 (3 H, t, J=7.3 Hz), 3.05 (2 H, qd, J=7.3, 5.4 Hz), 3.37 (2 H, s), 3.76 (2 H, s), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.21 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.33 (2 H, d, J=9.0 Hz), 8.06 (1 H, t, J=5.4 Hz), 11.06 (1 H, s).
実施例328
N−(2−シアノエチル)−2−({4,6−ジオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)アセトアミド
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(300mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(840μl)、参考例40もしくはそれに準ずる方法で得られた2−クロロ−N−(2−シアノエチル)アセトアミド(123mg)およびアセトニトリル(8.5ml)の混合物を60℃に加熱し、1時間撹拌した。室温に戻した後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(345mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.63 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.29 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 3.37 (2 H, s), 3.80 (2 H, s), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.21 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.33 (2 H, d, J=9.0 Hz), 8.38 (1 H, t, J=5.7 Hz), 11.00 (1 H, s).
N−(2−シアノエチル)−2−({4,6−ジオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)アセトアミド
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(300mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(840μl)、参考例40もしくはそれに準ずる方法で得られた2−クロロ−N−(2−シアノエチル)アセトアミド(123mg)およびアセトニトリル(8.5ml)の混合物を60℃に加熱し、1時間撹拌した。室温に戻した後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(345mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.63 (2 H, t, J=6.4 Hz), 3.29 (2 H, td, J=6.4, 5.7 Hz), 3.37 (2 H, s), 3.80 (2 H, s), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.21 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.33 (2 H, d, J=9.0 Hz), 8.38 (1 H, t, J=5.7 Hz), 11.00 (1 H, s).
実施例329
2−[(2−シクロプロピルエチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(300mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(840μl)、公知文献WO06/34312に記載の方法もしくはそれに準ずる方法により得られた2−シクロプロピルエチル 4−メチルベンゼンスルホナート(221mg)およびアセトニトリル(8.5ml)の混合物を2時間加熱還流した。室温に戻した後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(329mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.04 - 0.13 (2 H, m), 0.37 (1 H, dd, J=5.7, 4.2 Hz), 0.40 (1 H, dd, J=5.7, 4.2 Hz), 0.63 - 0.79 (1 H, m), 1.47 (2 H, ddd, J=8.7, 7.2, 6.1 Hz), 3.09 (2 H, dd, J=8.7, 6.1 Hz), 3.36 (2 H, s), 4.85 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.29 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.07 (1 H, s).
2−[(2−シクロプロピルエチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(300mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(840μl)、公知文献WO06/34312に記載の方法もしくはそれに準ずる方法により得られた2−シクロプロピルエチル 4−メチルベンゼンスルホナート(221mg)およびアセトニトリル(8.5ml)の混合物を2時間加熱還流した。室温に戻した後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(329mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.04 - 0.13 (2 H, m), 0.37 (1 H, dd, J=5.7, 4.2 Hz), 0.40 (1 H, dd, J=5.7, 4.2 Hz), 0.63 - 0.79 (1 H, m), 1.47 (2 H, ddd, J=8.7, 7.2, 6.1 Hz), 3.09 (2 H, dd, J=8.7, 6.1 Hz), 3.36 (2 H, s), 4.85 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.29 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.07 (1 H, s).
実施例330
2−[(2,2−ジメチルプロピル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(300mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(840μl)、1−ヨード−2,2−ジメチルプロパン(556μl)およびアセトニトリル(8.5ml)の混合物を3時間加熱還流した。室温に戻した後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(273mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.91 (9 H, s), 3.10 (2 H, s), 3.36 (2 H, s), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.31 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.04 (1 H, s).
2−[(2,2−ジメチルプロピル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(300mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(840μl)、1−ヨード−2,2−ジメチルプロパン(556μl)およびアセトニトリル(8.5ml)の混合物を3時間加熱還流した。室温に戻した後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(273mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.91 (9 H, s), 3.10 (2 H, s), 3.36 (2 H, s), 4.87 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.31 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.04 (1 H, s).
実施例331
2−(ベンジルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(300mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(840μl)、ベンジルブロミド(131μl)およびアセトニトリル(8.5ml)の混合物を60℃で30分間撹拌した。室温に戻した後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、ジエチルエーテルで洗浄して表題化合物(348mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.38 (2 H, s), 4.30 (2 H, s), 4.83 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.16 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.21 - 7.34 (5 H, m), 7.35 - 7.46 (2 H, m), 11.16 (1 H, s).
2−(ベンジルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(300mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(840μl)、ベンジルブロミド(131μl)およびアセトニトリル(8.5ml)の混合物を60℃で30分間撹拌した。室温に戻した後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製し、ジエチルエーテルで洗浄して表題化合物(348mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.38 (2 H, s), 4.30 (2 H, s), 4.83 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.16 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.21 - 7.34 (5 H, m), 7.35 - 7.46 (2 H, m), 11.16 (1 H, s).
実施例332
2−(シクロペンチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(300mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(840μl)、ヨードシクロペンタン(486μl)およびアセトニトリル(8.5ml)の混合物を2時間加熱還流した。室温に戻した後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(334mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.37 - 1.70 (6 H, m), 2.04 - 2.21 (2 H, m), 3.36 (2 H, s), 3.83 (1 H, quin, J=7.2 Hz), 4.85 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.17 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.29 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.04 (1 H, s).
2−(シクロペンチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(300mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(840μl)、ヨードシクロペンタン(486μl)およびアセトニトリル(8.5ml)の混合物を2時間加熱還流した。室温に戻した後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(334mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.37 - 1.70 (6 H, m), 2.04 - 2.21 (2 H, m), 3.36 (2 H, s), 3.83 (1 H, quin, J=7.2 Hz), 4.85 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.17 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.29 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.04 (1 H, s).
実施例333
2−{[(3−メチルオキセタン−3−イル)メチル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(500mg)、3−(クロロメチル)−3−メチルオキセタン(500μl)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.5ml)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を室温で終夜、60℃で3時間撹拌した。その混合物を室温まで冷却した後、水、酢酸エチル、5%クエン酸水溶液を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチルから再結晶して表題化合物(271mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.25 (3 H, s), 3.37 (2 H, s), 3.46 (2 H, s), 4.18 (2 H, d, J=6.1 Hz), 4.32 (2 H, d, J=6.1 Hz), 4.86 (2 H, q, J=9.1 Hz), 7.19 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.32 (2 H, d, J=8.9 Hz), 11.08 (1 H, s).
2−{[(3−メチルオキセタン−3−イル)メチル]スルファニル}−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−チオキソ−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(500mg)、3−(クロロメチル)−3−メチルオキセタン(500μl)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.5ml)およびアセトニトリル(20ml)の混合物を室温で終夜、60℃で3時間撹拌した。その混合物を室温まで冷却した後、水、酢酸エチル、5%クエン酸水溶液を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチルから再結晶して表題化合物(271mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.25 (3 H, s), 3.37 (2 H, s), 3.46 (2 H, s), 4.18 (2 H, d, J=6.1 Hz), 4.32 (2 H, d, J=6.1 Hz), 4.86 (2 H, q, J=9.1 Hz), 7.19 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.32 (2 H, d, J=8.9 Hz), 11.08 (1 H, s).
実施例334
3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−2−(ペンチルスルファニル)−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例47もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−2−チオキソ−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(3.00g)、1−ヨードペンタン(4ml)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(8ml)およびアセトニトリル(100ml)の混合物を60℃で1時間撹拌した。その混合物に水、酢酸エチル、5%クエン酸水溶液を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製して淡紫色固体(3.27g)を得た。この固体(160mg)を酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(82mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.80 - 0.88 (3 H, m), 1.22 - 1.31 (4 H, m), 1.50 - 1.64 (2 H, m), 3.03 (2 H, t, J=7.3 Hz), 3.36 (2 H, s), 4.93 (2 H, t, J=13.2 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.30 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.06 (1 H, s).
3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−2−(ペンチルスルファニル)−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例47もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−2−チオキソ−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(3.00g)、1−ヨードペンタン(4ml)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(8ml)およびアセトニトリル(100ml)の混合物を60℃で1時間撹拌した。その混合物に水、酢酸エチル、5%クエン酸水溶液を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製して淡紫色固体(3.27g)を得た。この固体(160mg)を酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(82mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.80 - 0.88 (3 H, m), 1.22 - 1.31 (4 H, m), 1.50 - 1.64 (2 H, m), 3.03 (2 H, t, J=7.3 Hz), 3.36 (2 H, s), 4.93 (2 H, t, J=13.2 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.30 (2 H, d, J=9.0 Hz), 11.06 (1 H, s).
実施例335
3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−2−(ペンチルスルフィニル)−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例334もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−2−(ペンチルスルファニル)−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(3.11g)とメタノール(200ml)の60℃の混合物にオキソン(登録商標)一過硫酸塩化合物(4.30g)の水(20ml)溶液を滴下した。その混合物を60℃で1時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水を加えて析出した固体を濾取して、水、ジエチルエーテルで洗浄し、乾燥して濃赤色固体(2.72g)を得た。この固体(120mg)を酢酸エチルから再結晶して表題化合物(53mg)を淡赤色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.79 (3 H, t, J=6.8 Hz), 1.04 - 1.22 (4 H, m), 1.45 - 1.59 (2 H, m), 2.65 - 2.79 (1 H, m), 2.86 - 2.99 (1 H, m), 3.49 (2 H, s), 4.94 (2 H, t, J=13.4 Hz), 7.18 - 7.29 (2 H, m), 7.39 - 7.47 (1 H, m), 7.55 - 7.63 (1 H, m), 11.44 (1 H, s).
3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−2−(ペンチルスルフィニル)−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例334もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−2−(ペンチルスルファニル)−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(3.11g)とメタノール(200ml)の60℃の混合物にオキソン(登録商標)一過硫酸塩化合物(4.30g)の水(20ml)溶液を滴下した。その混合物を60℃で1時間撹拌後、減圧濃縮した。残渣に水を加えて析出した固体を濾取して、水、ジエチルエーテルで洗浄し、乾燥して濃赤色固体(2.72g)を得た。この固体(120mg)を酢酸エチルから再結晶して表題化合物(53mg)を淡赤色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.79 (3 H, t, J=6.8 Hz), 1.04 - 1.22 (4 H, m), 1.45 - 1.59 (2 H, m), 2.65 - 2.79 (1 H, m), 2.86 - 2.99 (1 H, m), 3.49 (2 H, s), 4.94 (2 H, t, J=13.4 Hz), 7.18 - 7.29 (2 H, m), 7.39 - 7.47 (1 H, m), 7.55 - 7.63 (1 H, m), 11.44 (1 H, s).
実施例336
2−[(4−フルオロフェニル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(1.50g)およびテトラヒドロフラン(100ml)の氷水浴の混合物に、4−フルオロベンゼンチオール(825μl)、水素化ナトリウム(60%油性、232mg)およびテトラヒドロフラン(5ml)の混合物を加えた。氷水浴で30分間撹拌後、水、酢酸エチル、5%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣にヘキサンを加えて析出した固体を濾取して、クロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(289mg)を黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.33 (2 H, s), 4.88 (2 H, q, J=9.0 Hz), 7.25 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.32 (2 H, t, J=8.9 Hz), 7.45 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.58 (2 H, dd, J=9.1, 5.3 Hz), 10.83 (1 H, s).
2−[(4−フルオロフェニル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(1.50g)およびテトラヒドロフラン(100ml)の氷水浴の混合物に、4−フルオロベンゼンチオール(825μl)、水素化ナトリウム(60%油性、232mg)およびテトラヒドロフラン(5ml)の混合物を加えた。氷水浴で30分間撹拌後、水、酢酸エチル、5%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣にヘキサンを加えて析出した固体を濾取して、クロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(289mg)を黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.33 (2 H, s), 4.88 (2 H, q, J=9.0 Hz), 7.25 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.32 (2 H, t, J=8.9 Hz), 7.45 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.58 (2 H, dd, J=9.1, 5.3 Hz), 10.83 (1 H, s).
実施例337
2−(tert−ブチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(1.50g)およびテトラヒドロフラン(100ml)の氷水浴の混合物に、2−メチルプロパン−2−チオール(1ml)、水素化ナトリウム(60%油性、464mg)およびテトラヒドロフラン(10ml)の混合物を加えた。氷水浴で30分間、室温で30分間撹拌後、水、酢酸エチル、5%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(595mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.51 (9 H, s), 3.36 (2 H, s), 4.85 (2 H, q, J=9.1 Hz), 7.16 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.24 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.05 (1 H, s).
2−(tert−ブチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(1.50g)およびテトラヒドロフラン(100ml)の氷水浴の混合物に、2−メチルプロパン−2−チオール(1ml)、水素化ナトリウム(60%油性、464mg)およびテトラヒドロフラン(10ml)の混合物を加えた。氷水浴で30分間、室温で30分間撹拌後、水、酢酸エチル、5%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(595mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.51 (9 H, s), 3.36 (2 H, s), 4.85 (2 H, q, J=9.1 Hz), 7.16 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.24 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.05 (1 H, s).
実施例338
2−[2−フルオロ−1−(フルオロメチル)エトキシ]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(1.50g)およびテトラヒドロフラン(100ml)の氷水浴の混合物に、1,3−ジフルオロプロパン−2−オール(5ml)、水素化ナトリウム(60%油性、464mg)およびテトラヒドロフラン(20ml)の混合物を加えた。氷水浴で1時間撹拌後、水、酢酸エチル、5%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(454mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.35 (2 H, s), 4.41 - 4.91 (6 H, m), 5.41 - 5.64 (1 H, m), 7.14 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.24 (2 H, d, J=8.9 Hz), 11.08 (1 H, s).
2−[2−フルオロ−1−(フルオロメチル)エトキシ]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(1.50g)およびテトラヒドロフラン(100ml)の氷水浴の混合物に、1,3−ジフルオロプロパン−2−オール(5ml)、水素化ナトリウム(60%油性、464mg)およびテトラヒドロフラン(20ml)の混合物を加えた。氷水浴で1時間撹拌後、水、酢酸エチル、5%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(454mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.35 (2 H, s), 4.41 - 4.91 (6 H, m), 5.41 - 5.64 (1 H, m), 7.14 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.24 (2 H, d, J=8.9 Hz), 11.08 (1 H, s).
実施例339
1−[({4,6−ジオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)メチル]シクロプロパンカルボニトリル
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(300mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(840μl)、公知文献ジャーナル オブ ザ アメリカン ケミカル ソサイエティー(J.Am.Chem.Soc.)110巻、8050頁(1988)に記載の方法もしくはそれに準ずる方法により得られた1−(ブロモメチル)シクロプロパンカルボニトリル(269mg)およびアセトニトリル(8.5ml)の混合物を80℃で1時間撹拌した。室温に戻した後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(342mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.12 - 1.18 (2 H, m), 1.26 - 1.33 (2 H, m), 3.38 (2 H, s), 3.38 (2 H, s), 4.88 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.22 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.33 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.11 (1 H, s).
1−[({4,6−ジオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル}スルファニル)メチル]シクロプロパンカルボニトリル
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(300mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(840μl)、公知文献ジャーナル オブ ザ アメリカン ケミカル ソサイエティー(J.Am.Chem.Soc.)110巻、8050頁(1988)に記載の方法もしくはそれに準ずる方法により得られた1−(ブロモメチル)シクロプロパンカルボニトリル(269mg)およびアセトニトリル(8.5ml)の混合物を80℃で1時間撹拌した。室温に戻した後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(342mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.12 - 1.18 (2 H, m), 1.26 - 1.33 (2 H, m), 3.38 (2 H, s), 3.38 (2 H, s), 4.88 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.22 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.33 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.11 (1 H, s).
実施例340
2−[(1−エチルプロピル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(300mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(840μl)、3−ブロモペンタン(1.05ml)およびアセトニトリル(8.5ml)の混合物を3時間加熱還流した。室温に戻した後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(358mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.88 (6 H, t, J=7.2 Hz), 1.46 - 1.77 (4 H, m), 3.36 (2 H, s), 3.62 - 3.75 (1 H, m), 4.86 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.29 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.03 (1 H, s).
2−[(1−エチルプロピル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例46もしくはそれに準ずる方法で得られた2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(300mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(840μl)、3−ブロモペンタン(1.05ml)およびアセトニトリル(8.5ml)の混合物を3時間加熱還流した。室温に戻した後、酢酸エチル(80ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(358mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.88 (6 H, t, J=7.2 Hz), 1.46 - 1.77 (4 H, m), 3.36 (2 H, s), 3.62 - 3.75 (1 H, m), 4.86 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.29 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.03 (1 H, s).
実施例341
3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(1.50g)およびテトラヒドロフラン(50ml)の氷水浴の混合物に、3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オール(3g)、水素化ナトリウム(60%油性、464mg)およびテトラヒドロフラン(50ml)の混合物を加えた。氷水浴で1時間撹拌後、水、酢酸エチル、5%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(165mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.54 - 2.78 (2 H, m), 3.34 (2 H, s), 4.49 (2 H, t, J=5.9 Hz), 4.82 (2 H, q, J=8.7 Hz), 7.12 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.08 (1 H, s).
3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(1.50g)およびテトラヒドロフラン(50ml)の氷水浴の混合物に、3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オール(3g)、水素化ナトリウム(60%油性、464mg)およびテトラヒドロフラン(50ml)の混合物を加えた。氷水浴で1時間撹拌後、水、酢酸エチル、5%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(165mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.54 - 2.78 (2 H, m), 3.34 (2 H, s), 4.49 (2 H, t, J=5.9 Hz), 4.82 (2 H, q, J=8.7 Hz), 7.12 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.08 (1 H, s).
実施例342
3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−[4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(1.50g)およびテトラヒドロフラン(50ml)の氷水浴の混合物に、4−(トリフルオロメチル)フェノール(3.13g)、水素化ナトリウム(60%油性、464mg)およびテトラヒドロフラン(50ml)の混合物を加えた。氷水浴で1時間撹拌後、水、酢酸エチル、5%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(571mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.37 (2 H, s), 4.83 (2 H, q, J=9.1 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.45 - 7.57 (4 H, m), 7.84 (2 H, d, J=8.7 Hz), 10.99 (1 H, s).
3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−[4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(1.50g)およびテトラヒドロフラン(50ml)の氷水浴の混合物に、4−(トリフルオロメチル)フェノール(3.13g)、水素化ナトリウム(60%油性、464mg)およびテトラヒドロフラン(50ml)の混合物を加えた。氷水浴で1時間撹拌後、水、酢酸エチル、5%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(571mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.37 (2 H, s), 4.83 (2 H, q, J=9.1 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.45 - 7.57 (4 H, m), 7.84 (2 H, d, J=8.7 Hz), 10.99 (1 H, s).
実施例343
2−(4−クロロフェノキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(1.50g)およびテトラヒドロフラン(50ml)の氷水浴の混合物に、4−クロロフェノール(1.49g)、水素化ナトリウム(60%油性、464mg)およびテトラヒドロフラン(50ml)の混合物を加えた。氷水浴で1時間撹拌後、水、酢酸エチル、5%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(295mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.35 (2 H, s), 4.83 (2 H, q, J=9.1 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.30 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.42 - 7.55 (4 H, m), 10.99 (1 H, s).
2−(4−クロロフェノキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(1.50g)およびテトラヒドロフラン(50ml)の氷水浴の混合物に、4−クロロフェノール(1.49g)、水素化ナトリウム(60%油性、464mg)およびテトラヒドロフラン(50ml)の混合物を加えた。氷水浴で1時間撹拌後、水、酢酸エチル、5%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(295mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.35 (2 H, s), 4.83 (2 H, q, J=9.1 Hz), 7.18 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.30 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.42 - 7.55 (4 H, m), 10.99 (1 H, s).
実施例344
2−(4−クロロフェノキシ)−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例304もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(1.50g)およびテトラヒドロフラン(50ml)の氷水浴の混合物に、4−クロロフェノール(1.49g)、水素化ナトリウム(60%油性、464mg)およびテトラヒドロフラン(30ml)の混合物を加えた。氷水浴で1時間撹拌後、水、酢酸エチル、5%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(425mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.35 (2 H, s), 4.90 (2 H, t, J=13.3 Hz), 7.20 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.30 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.42 - 7.58 (4 H, m), 10.99 (1 H, s).
2−(4−クロロフェノキシ)−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例304もしくはそれに準ずる方法で得られた2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(1.50g)およびテトラヒドロフラン(50ml)の氷水浴の混合物に、4−クロロフェノール(1.49g)、水素化ナトリウム(60%油性、464mg)およびテトラヒドロフラン(30ml)の混合物を加えた。氷水浴で1時間撹拌後、水、酢酸エチル、5%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(425mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.35 (2 H, s), 4.90 (2 H, t, J=13.3 Hz), 7.20 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.30 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.42 - 7.58 (4 H, m), 10.99 (1 H, s).
実施例345
3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−[4−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(1.50g)およびテトラヒドロフラン(50ml)の氷水浴の混合物に、4−(トリフルオロメトキシ)フェノール(1.00g)、水素化ナトリウム(60%油性、200mg)およびテトラヒドロフラン(50ml)の混合物を加えた。氷水浴で1時間撹拌後、水、酢酸エチル、5%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(185mg)を黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.36 (2 H, s), 4.83 (2 H, q, J=9.1 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.36 - 7.53 (6 H, m), 11.00 (1 H, s).
3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2−[4−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(1.50g)およびテトラヒドロフラン(50ml)の氷水浴の混合物に、4−(トリフルオロメトキシ)フェノール(1.00g)、水素化ナトリウム(60%油性、200mg)およびテトラヒドロフラン(50ml)の混合物を加えた。氷水浴で1時間撹拌後、水、酢酸エチル、5%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(185mg)を黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.36 (2 H, s), 4.83 (2 H, q, J=9.1 Hz), 7.19 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.36 - 7.53 (6 H, m), 11.00 (1 H, s).
実施例346
2−[(1−エチルプロピル)スルファニル]−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例47もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−2−チオキソ−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(550mg)、3−ブロモペンタン(5ml)、ヨウ化ナトリウム(5mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.35ml)およびアセトニトリル(30ml)の混合物を80℃で4時間撹拌した。その混合物を室温まで冷却後、水、酢酸エチル、5%クエン酸水溶液を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(547mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.89 (6 H, t, J=7.4 Hz), 1.44 - 1.78 (4 H, m), 3.35 (2 H, s), 3.60 - 3.77 (1 H, m), 4.93 (2 H, t, J=13.3 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.30 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.03 (1 H, s).
2−[(1−エチルプロピル)スルファニル]−3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例47もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−2−チオキソ−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(550mg)、3−ブロモペンタン(5ml)、ヨウ化ナトリウム(5mg)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.35ml)およびアセトニトリル(30ml)の混合物を80℃で4時間撹拌した。その混合物を室温まで冷却後、水、酢酸エチル、5%クエン酸水溶液を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(547mg)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.89 (6 H, t, J=7.4 Hz), 1.44 - 1.78 (4 H, m), 3.35 (2 H, s), 3.60 - 3.77 (1 H, m), 4.93 (2 H, t, J=13.3 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.30 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.03 (1 H, s).
実施例347
3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−2−[(2,2,2−トリフルオロエチル)スルファニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例47もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−2−チオキソ−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(550mg)、1,1,1−トリフルオロ−2−ヨードエタン(5ml)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.35ml)およびアセトニトリル(30ml)の混合物を90℃で終夜撹拌した。その混合物を室温まで冷却後、水、酢酸エチル、5%クエン酸水溶液を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(330mg)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.40 (2 H, s), 4.18 (2 H, q, J=10.3 Hz), 4.95 (2 H, t, J=13.6 Hz), 7.24 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.38 (2 H, d, J=8.9 Hz), 11.16 (1 H, s).
3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−2−[(2,2,2−トリフルオロエチル)スルファニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
実施例47もしくはそれに準ずる方法で得られた3−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−2−チオキソ−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(550mg)、1,1,1−トリフルオロ−2−ヨードエタン(5ml)、1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.35ml)およびアセトニトリル(30ml)の混合物を90℃で終夜撹拌した。その混合物を室温まで冷却後、水、酢酸エチル、5%クエン酸水溶液を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒から再結晶して表題化合物(330mg)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.40 (2 H, s), 4.18 (2 H, q, J=10.3 Hz), 4.95 (2 H, t, J=13.6 Hz), 7.24 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.38 (2 H, d, J=8.9 Hz), 11.16 (1 H, s).
実施例348
2−(メチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(665mg)をアセトニトリル(18ml)に懸濁し、そこへ1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.86ml)およびヨウ化メチル(0.582ml)を加え60℃で30分間撹拌した。反応液を冷却後、酢酸エチル(150ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し減圧濃縮した。得られた粗製物をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(550mg)を紫色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.41 (3 H, s), 3.36 (2 H, s), 4.86 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.31 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.10 (1 H, s).
2−(メチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
2−チオキソ−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−2,3,5,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(665mg)をアセトニトリル(18ml)に懸濁し、そこへ1M炭酸水素ナトリウム水溶液(1.86ml)およびヨウ化メチル(0.582ml)を加え60℃で30分間撹拌した。反応液を冷却後、酢酸エチル(150ml)で希釈し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し減圧濃縮した。得られた粗製物をクロマトグラフィーにて精製して表題化合物(550mg)を紫色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.41 (3 H, s), 3.36 (2 H, s), 4.86 (2 H, q, J=8.9 Hz), 7.20 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.31 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.10 (1 H, s).
実施例349
2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
2−(メチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(50g)を酢酸(500ml)に懸濁し、オキソン(登録商標)−過硫酸塩化合物(99g)の水(250ml)懸濁液を水浴下にて、内温を40℃以下に保ちつつ10分間かけて滴下した。内温38℃から45℃にて60分間撹拌後、反応液を氷水(500ml)に注ぎ、氷冷下にて15分間撹拌した。析出した薄桃色の沈殿を濾取し、水で2回洗浄後、50%アセトニトリル/イソプロピルエーテル(100ml)で2回洗浄し、乾燥して表題化合物(35.5g)を白色粉末として得た。
1HNMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.69 (3 H, s), 3.49 (2 H, s), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.14 - 7.27 (2 H, m), 7.38 - 7.46 (1 H, m), 7.49 - 7.60 (1 H, m), 11.44 (1 H, s).
2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
2−(メチルスルファニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(50g)を酢酸(500ml)に懸濁し、オキソン(登録商標)−過硫酸塩化合物(99g)の水(250ml)懸濁液を水浴下にて、内温を40℃以下に保ちつつ10分間かけて滴下した。内温38℃から45℃にて60分間撹拌後、反応液を氷水(500ml)に注ぎ、氷冷下にて15分間撹拌した。析出した薄桃色の沈殿を濾取し、水で2回洗浄後、50%アセトニトリル/イソプロピルエーテル(100ml)で2回洗浄し、乾燥して表題化合物(35.5g)を白色粉末として得た。
1HNMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.69 (3 H, s), 3.49 (2 H, s), 4.87 (2 H, q, J=8.8 Hz), 7.14 - 7.27 (2 H, m), 7.38 - 7.46 (1 H, m), 7.49 - 7.60 (1 H, m), 11.44 (1 H, s).
実施例350
2−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン−1−オール(1.54ml)のテトラヒドロフラン(4ml)溶液に1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(1.63ml)を水浴下で滴下し、室温で5分間撹拌した。この混合物を2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(2.0g)のテトラヒドロフラン(14ml)懸濁液に氷冷下で7分間かけて滴下し、テトラヒドロフラン(2ml)で洗い込んだ後、N,N−ジメチルホルムアミド(4ml)を3分間かけて滴下した。その後さらに10分間氷冷下で撹拌後、1M塩酸(14ml)を注ぎ、さらに酢酸エチル(50ml)を加えた。水層を除いたのち有機層を水で3回洗浄し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して薄紫色の固体を得た。この固体をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒で洗浄して表題化合物(1.74g)をベージュ色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.38 (2 H, s), 4.83 (2 H, q, J=8.9 Hz), 5.04 (2 H, t, J=12.9 Hz), 7.15 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.25 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.18 (1 H, s).
2−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン−1−オール(1.54ml)のテトラヒドロフラン(4ml)溶液に1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(1.63ml)を水浴下で滴下し、室温で5分間撹拌した。この混合物を2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(2.0g)のテトラヒドロフラン(14ml)懸濁液に氷冷下で7分間かけて滴下し、テトラヒドロフラン(2ml)で洗い込んだ後、N,N−ジメチルホルムアミド(4ml)を3分間かけて滴下した。その後さらに10分間氷冷下で撹拌後、1M塩酸(14ml)を注ぎ、さらに酢酸エチル(50ml)を加えた。水層を除いたのち有機層を水で3回洗浄し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して薄紫色の固体を得た。この固体をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒で洗浄して表題化合物(1.74g)をベージュ色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.38 (2 H, s), 4.83 (2 H, q, J=8.9 Hz), 5.04 (2 H, t, J=12.9 Hz), 7.15 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.25 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.18 (1 H, s).
実施例351
2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
2,2,2−トリフルオロエタノール(29.3ml)のテトラヒドロフラン(100ml)溶液に1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(43.0ml)を水浴下で滴下し、室温で5分間撹拌した。この混合物を2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(52.6g)のテトラヒドロフラン(350ml)懸濁液に氷冷下で7分間かけて滴下し、テトラヒドロフラン(50ml)で洗い込んだ後、N,N−ジメチルホルムアミド(100ml)を3分間かけて滴下した。その後さらに7分間氷冷下で撹拌後、1M塩酸(300ml)を注ぎ、さらに酢酸エチル(800ml)を加えた。水層を除いたのち有機層を水で3回洗浄し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して薄紫色の固体を得た。この固体をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒で洗浄して表題化合物(44.2g)をベージュ色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.37 (2 H, s), 4.84 (2 H, q, J=8.9 Hz), 4.97 (2 H, q, J=8.7 Hz), 7.16 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.27 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.17 (1 H, s).
2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
2,2,2−トリフルオロエタノール(29.3ml)のテトラヒドロフラン(100ml)溶液に1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(43.0ml)を水浴下で滴下し、室温で5分間撹拌した。この混合物を2−(メチルスルフィニル)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(52.6g)のテトラヒドロフラン(350ml)懸濁液に氷冷下で7分間かけて滴下し、テトラヒドロフラン(50ml)で洗い込んだ後、N,N−ジメチルホルムアミド(100ml)を3分間かけて滴下した。その後さらに7分間氷冷下で撹拌後、1M塩酸(300ml)を注ぎ、さらに酢酸エチル(800ml)を加えた。水層を除いたのち有機層を水で3回洗浄し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して薄紫色の固体を得た。この固体をクロマトグラフィーにて精製後、酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒で洗浄して表題化合物(44.2g)をベージュ色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.37 (2 H, s), 4.84 (2 H, q, J=8.9 Hz), 4.97 (2 H, q, J=8.7 Hz), 7.16 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.27 (2 H, d, J=9.1 Hz), 11.17 (1 H, s).
実施例352
2−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
2−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(15mg)に酢酸エチル(0.3ml)を加え、加温して溶解させた後、ヘプタン(0.3ml)を加え、冷却して結晶を得た。線源としてCu−Kα線(管電圧:40KV;管電流:50mA)を用い、RINTUltima+2100型粉末X線回折装置(理学電気製)を用いて測定される本結晶の粉末X線結晶回折のデータ(主なピーク)を表1に、粉末X線結晶回折パターンを図1に示す。
2−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
2−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(15mg)に酢酸エチル(0.3ml)を加え、加温して溶解させた後、ヘプタン(0.3ml)を加え、冷却して結晶を得た。線源としてCu−Kα線(管電圧:40KV;管電流:50mA)を用い、RINTUltima+2100型粉末X線回折装置(理学電気製)を用いて測定される本結晶の粉末X線結晶回折のデータ(主なピーク)を表1に、粉末X線結晶回折パターンを図1に示す。
実施例353
2−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
2−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(15mg)にメタノール(0.2ml)を加え、加温して溶解させた後、ジイソプロピルエーテル(0.3ml)を加え、冷却して結晶を得た。線源としてCu−Kα線(管電圧:40KV;管電流:50mA)を用い、RINTUltima+2100型粉末X線回折装置(理学電気製)を用いて測定される本結晶の粉末X線結晶回折のデータ(主なピーク)を表2に、粉末X線結晶回折パターンを図2に示す。
2−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン
2−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオン(15mg)にメタノール(0.2ml)を加え、加温して溶解させた後、ジイソプロピルエーテル(0.3ml)を加え、冷却して結晶を得た。線源としてCu−Kα線(管電圧:40KV;管電流:50mA)を用い、RINTUltima+2100型粉末X線回折装置(理学電気製)を用いて測定される本結晶の粉末X線結晶回折のデータ(主なピーク)を表2に、粉末X線結晶回折パターンを図2に示す。
製剤例1
(1)実施例1の化合物 10.0g
(2)乳糖 70.0g
(3)コーンスターチ 50.0g
(4)可溶性デンプン 7.0g
(5)ステアリン酸マグネシウム 3.0g
実施例1の化合物10.0gとステアリン酸マグネシウム3.0gを可溶性デンプンの水溶液70ml(可溶性デンプンとして7.0g)で顆粒化した後、乾燥し、乳糖70.0gおよびコーンスターチ50.0gと混合する(乳糖、コーンスターチ、可溶性デンプンおよびステアリン酸マグネシウムはいずれも第十四改正日本薬局方適合品)。混合物を圧縮して錠剤を得る。
(1)実施例1の化合物 10.0g
(2)乳糖 70.0g
(3)コーンスターチ 50.0g
(4)可溶性デンプン 7.0g
(5)ステアリン酸マグネシウム 3.0g
実施例1の化合物10.0gとステアリン酸マグネシウム3.0gを可溶性デンプンの水溶液70ml(可溶性デンプンとして7.0g)で顆粒化した後、乾燥し、乳糖70.0gおよびコーンスターチ50.0gと混合する(乳糖、コーンスターチ、可溶性デンプンおよびステアリン酸マグネシウムはいずれも第十四改正日本薬局方適合品)。混合物を圧縮して錠剤を得る。
試験例1
デルタ−5−デサチュラーゼに対する試験化合物の阻害活性は、以下に記述する方法で測定した。あらかじめ調製した試験化合物のDMSO溶液に対してバッファー(300mM NaH2PO4[pH7.4]、450mM KCl、30mM NaF、9mM MgCl2、4.5mM グルタチオン[還元型]、0.3%BSA[脂肪酸フリー、SIGMA])を用いて二次希釈を行った。この希釈化合物10μlをポリプロピレン製の96穴ディープウェルブロックに分注した後、ミクロソームバッファー(10mM Tris−HCl[pH7.4]、1mM EDTA、250mM スクロース)を用いて3mg/mlに希釈したラット肝ミクロソーム画分10μlを添加した。酵素反応は、9mM NADH、9mM ATP、0.9mM CoA、10μCi/ml (8E,11E,14E)−(1−14C)エイコサ−8,11,14−トリエン酸(PerkinElmer Inc.)を10μl添加することで開始した。120分間、室温で酵素反応を行い、10μlの2.5M NaOHの添加によって酵素反応を停止した。反応停止後プレートシールを施したうえで55℃に設定した乾熱器で一晩インキュベーションしてケン化を行った。脂肪酸の溶媒抽出はカナディアン ジャーナル オブ バイオケミストリー アンド フィジオロジー(Can.J.Biochem.Physiol.)、第37巻、911頁(1959)に記載のBligh & Dyer法に基づき、ギ酸:メタノール:クロロホルム(1:6:3)200μlを添加して一層状態を保ち、十分な撹拌を行った後に純水120μlを添加して、二層への分離を行った。下層のクロロホルム層10μlを逆相TLCプレート(RP−18、1154230001、Merck Japan, Ltd.)にスポットして、アセトニトリル:純水:酢酸(95:4.5:0.5)で展開し、乾燥後のTLCプレートをImaging Plate(Fuji Photo Film Co.,Ltd.)に5時間以上転写させた。検出はBAS−5000(Fuji Photo Film Co.,Ltd)を用いて行い、得られたスポット画像をMulti Gauge Ver2.3(Fuji Photo Film Co.,Ltd)を用いて数値化し、試験化合物の10μMでのデルタ−5−デサチュラーゼ阻害率(%)を求めた。
結果を表3に示す。
デルタ−5−デサチュラーゼに対する試験化合物の阻害活性は、以下に記述する方法で測定した。あらかじめ調製した試験化合物のDMSO溶液に対してバッファー(300mM NaH2PO4[pH7.4]、450mM KCl、30mM NaF、9mM MgCl2、4.5mM グルタチオン[還元型]、0.3%BSA[脂肪酸フリー、SIGMA])を用いて二次希釈を行った。この希釈化合物10μlをポリプロピレン製の96穴ディープウェルブロックに分注した後、ミクロソームバッファー(10mM Tris−HCl[pH7.4]、1mM EDTA、250mM スクロース)を用いて3mg/mlに希釈したラット肝ミクロソーム画分10μlを添加した。酵素反応は、9mM NADH、9mM ATP、0.9mM CoA、10μCi/ml (8E,11E,14E)−(1−14C)エイコサ−8,11,14−トリエン酸(PerkinElmer Inc.)を10μl添加することで開始した。120分間、室温で酵素反応を行い、10μlの2.5M NaOHの添加によって酵素反応を停止した。反応停止後プレートシールを施したうえで55℃に設定した乾熱器で一晩インキュベーションしてケン化を行った。脂肪酸の溶媒抽出はカナディアン ジャーナル オブ バイオケミストリー アンド フィジオロジー(Can.J.Biochem.Physiol.)、第37巻、911頁(1959)に記載のBligh & Dyer法に基づき、ギ酸:メタノール:クロロホルム(1:6:3)200μlを添加して一層状態を保ち、十分な撹拌を行った後に純水120μlを添加して、二層への分離を行った。下層のクロロホルム層10μlを逆相TLCプレート(RP−18、1154230001、Merck Japan, Ltd.)にスポットして、アセトニトリル:純水:酢酸(95:4.5:0.5)で展開し、乾燥後のTLCプレートをImaging Plate(Fuji Photo Film Co.,Ltd.)に5時間以上転写させた。検出はBAS−5000(Fuji Photo Film Co.,Ltd)を用いて行い、得られたスポット画像をMulti Gauge Ver2.3(Fuji Photo Film Co.,Ltd)を用いて数値化し、試験化合物の10μMでのデルタ−5−デサチュラーゼ阻害率(%)を求めた。
結果を表3に示す。
試験例2
高脂肪食負荷アポE欠損マウスを用いた抗動脈硬化作用の評価は以下の方法で行った。個別ケージを用いて通常食 (リサーチダイエット社)にて馴化した11-13週齢の雄性アポE欠損マウス (Jackson Lab)に高脂肪食 (リサーチダイエット社)を 14週間自由摂取させることで大動脈に動脈硬化病変を形成させた。試験化合物を 0.5%のメチルセルロース溶液に懸濁し、10mL/kgで高脂肪食負荷の 1週間前より 15週間連日強制経口投与した。体重を手術の日に測定した。試験化合物投与群の体重減少を溶媒投与群の体重を100%として算出し、抗肥満作用の指標とした。麻酔下に摘出した大動脈 (大動脈弁直上より、腹部総腸骨動脈分岐部まで)は、血管外膜に付着する脂肪組織等を除去した後、縦切開して大動脈切開標本を作製した。ホルマリン固定後の大動脈切開標本は、オイルレッドOを用いた脂肪染色に供した。染色後の大動脈切開標本はデジタルカメラを用いた写真撮影の後、Image Proプログラム (プラネトロン社)を用いた画像解析を行い、赤色に染色された動脈硬化病変面積と、切開標本全体面積 (血管内壁面積)を計測した。動脈硬化病変面積率 (%)は、動脈硬化面積を血管内壁面積で除して算出した。溶媒投与群の動脈硬化病変面積率を100%として、試験化合物の動脈硬化病変面積低下率 (%)を算出し、抗動脈硬化作用の指標とした。動脈硬化病変面積率の測定はすべてブラインド下で実施した。
結果を表4に示す。
高脂肪食負荷アポE欠損マウスを用いた抗動脈硬化作用の評価は以下の方法で行った。個別ケージを用いて通常食 (リサーチダイエット社)にて馴化した11-13週齢の雄性アポE欠損マウス (Jackson Lab)に高脂肪食 (リサーチダイエット社)を 14週間自由摂取させることで大動脈に動脈硬化病変を形成させた。試験化合物を 0.5%のメチルセルロース溶液に懸濁し、10mL/kgで高脂肪食負荷の 1週間前より 15週間連日強制経口投与した。体重を手術の日に測定した。試験化合物投与群の体重減少を溶媒投与群の体重を100%として算出し、抗肥満作用の指標とした。麻酔下に摘出した大動脈 (大動脈弁直上より、腹部総腸骨動脈分岐部まで)は、血管外膜に付着する脂肪組織等を除去した後、縦切開して大動脈切開標本を作製した。ホルマリン固定後の大動脈切開標本は、オイルレッドOを用いた脂肪染色に供した。染色後の大動脈切開標本はデジタルカメラを用いた写真撮影の後、Image Proプログラム (プラネトロン社)を用いた画像解析を行い、赤色に染色された動脈硬化病変面積と、切開標本全体面積 (血管内壁面積)を計測した。動脈硬化病変面積率 (%)は、動脈硬化面積を血管内壁面積で除して算出した。溶媒投与群の動脈硬化病変面積率を100%として、試験化合物の動脈硬化病変面積低下率 (%)を算出し、抗動脈硬化作用の指標とした。動脈硬化病変面積率の測定はすべてブラインド下で実施した。
結果を表4に示す。
表4から明らかなように、本発明化合物は優れた抗動脈硬化作用および抗肥満作用を示した。
試験例3
2型糖尿病モデル動物であるob/obマウスを用いた抗糖尿病作用の評価は以下の方法で行った。
一週間馴化飼育した9週齢雄性ob/obマウス(チャールズリバー)を個別に飼育し、通常食 (CE-2, 日本クレア社)を自由摂取させた。試験化合物 を0.5%のメチルセルロース溶液に懸濁した。溶媒 (0.5% メチルセルロース)あるいは、試験化合物を、5mL/kgで6週間連日経口投与した。投与期間終了後に尾静脈より血液を採取し、自動GHb分析装置(東ソー)にて糖化ヘモグロビン値(%)を求め、糖尿病重症度の指標とした。
2型糖尿病モデル動物であるob/obマウスを用いた抗糖尿病作用の評価は以下の方法で行った。
一週間馴化飼育した9週齢雄性ob/obマウス(チャールズリバー)を個別に飼育し、通常食 (CE-2, 日本クレア社)を自由摂取させた。試験化合物 を0.5%のメチルセルロース溶液に懸濁した。溶媒 (0.5% メチルセルロース)あるいは、試験化合物を、5mL/kgで6週間連日経口投与した。投与期間終了後に尾静脈より血液を採取し、自動GHb分析装置(東ソー)にて糖化ヘモグロビン値(%)を求め、糖尿病重症度の指標とした。
表5から明らかなように、本発明化合物は優れた抗糖尿病作用を示した。
本発明化合物は、デルター5−デサチュラーゼ阻害作用を有し、動脈硬化症、アテローム血栓症、糖尿病、肥満、喘息、発熱、疼痛、癌、リウマチ、変形性関節症またはアトピー性皮膚炎等の予防・治療に有用である。
Claims (30)
- 式(I):
〔式中、
R1は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキル、置換基を有していてもよいアミノ、−OR’、−SR’、−SOR’’または−SO2R’’(ここで、R’は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基、R’’は置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基)、
R2は水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、または置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ、
nは1ないし5から選ばれる整数、
環Aを含む縮合環は、式:
(式中、
R3は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキル、
R4は水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ、
R5は水素原子または置換基を有していてもよいC1−6アルキル、
R6は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキル、
R7は水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいヒドロキシ、C2−6アルキル、置換基を有するC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ、および、
R8は水素原子またはハロゲン原子である。)で表される環、および
環Bは、5または6員の環、
ただし、R4が水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシであるとき、または、R7が水素原子、ハロゲン原子、置換基を有するヒドロキシ、C2−6アルキル、置換基を有するC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシであるとき、環Bは、式:
(式中、
R2’は置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ、および、
Raは水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシである。)で表される環である。〕で表される化合物またはその塩。 - 化合物が、式(I):
〔式中、
R1は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキル、置換基を有していてもよいアミノ、−OR’、−SR’、−SOR’’または−SO2R’’(ここで、R’は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基、 R’’は置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基)、
R2は水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、または置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ、
nは1ないし5から選ばれる整数、
環Aを含む縮合環は、式:
(式中、
R3は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキル、
R4は水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ、
R5は水素原子または置換基を有していてもよいC1−6アルキル、
R6は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキル、
R7は水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいヒドロキシ、C2−6アルキル、置換基を有するC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ、および、
R8は水素原子またはハロゲン原子である。)で表される環、および
環Bは、5または6員の環、
ただし、R4が水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシであるとき、または、R7が水素原子、ハロゲン原子、置換基を有するヒドロキシ、C2−6アルキル、置換基を有するC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシであるとき、環Bは、式:
(式中:
R2’は置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシであり、
Raは水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC1−6アルコキシである。)で表される環である。〕で表される化合物である請求項1記載の化合物。 - 環Bが、式:
(式中、R2’およびRaは請求項1と同意義)で表される環である請求項1記載の化合物。 - 化合物が、式(I):
〔式中、
R1は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキル、置換基を有していてもよいアミノ、−OR’、−SR’、−SOR’’または−SO2R’’(ここで、R’は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基、R’’は置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよい環状基)、
R2は水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、または置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ、
nは1ないし5から選ばれる整数、
環Aを含む縮合環は、式:
(式中、
R3は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキル、
R5は水素原子または置換基を有していてもよいC1−6アルキル、
R6は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキルまたは置換基を有していてもよいC3−8シクロアルキル、および
R8は水素原子またはハロゲン原子である。)
で表される環、および
環Bは、5または6員の環である。〕で表される化合物である請求項1記載の化合物。 - 環Bが、式:
(式中、
R2’はハロゲン原子およびC3−6シクロアルキルからなる群から選択された1から9個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ、および
Raは水素原子またはハロゲン原子である。)で表される環である、請求項4記載の化合物。 - R1が−OR’または−SR’(ここで、R’は(a)ハロゲン原子、(b)1から3個のC1−6アルコキシで置換されていてもよいC1−6アルコキシ、(c)C3−6シクロアルキルおよび(d)C1−6アルキルスルホニルからなる群から選択された1から5個の置換基でそれぞれ置換されていてもよいC1−6アルキル、C3−6シクロアルキルまたはC6−14アリールである。)である請求項4記載の化合物。
- R2が(a)水素原子、(b)ハロゲン原子、または、(c)ハロゲン原子およびC3−6シクロアルキルからなる群から選択された1から9個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシであり、およびnが1である請求項4記載の化合物。
- 環Aを含む縮合環が、式:
(式中、R1、R3およびR5は請求項4と同意義)で表される環である請求項4記載の化合物。 - R3が水素原子、C1−6アルキルまたはC3−8シクロアルキルである請求項8記載の化合物。
- R5が水素原子である請求項8記載の化合物。
- 環Aを含む縮合環が、式:
(式中、R1、R6およびR8は請求項4と同意義)で表される環である請求項4記載の化合物。 - R6が水素原子または置換基を有していてもよいC1−6アルキルである請求項11記載の化合物。
- R8が水素原子である請求項11記載の化合物。
- R1が−OR’または−SR’( ここで、R’は(a)ハロゲン原子、(b)1から3個のC1−6アルコキシで置換されていてもよいC1−6アルコキシ、(c)C3−6シクロアルキルおよび(d)C1−6アルキルスルホニルからなる群から選択された1から5個の置換基でそれぞれ置換されていてもよいC1−6アルキル、C3−6シクロアルキルまたはC6−14アリールである。)であり、
環Aを含む縮合環が、式:
(式中、
R6が水素原子、または1から3個のC1−6アルコキシで置換されていてもよいC1−6アルキル、および、
R8が水素原子またはハロゲン原子である。)で表される環であり、
環Bが、式:
(式中、
R2’はハロゲン原子およびC3−6シクロアルキルからなる群から選択された1から9個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ、および、
Raは水素原子またはハロゲン原子である。)で表される環である、請求項4記載の化合物。 - 2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオンまたはその塩。
- 2−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオンまたはその塩。
- 2−[(シクロプロピルメチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−5,7−ジヒドロ−3H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,6−ジオンまたはその塩。
- 2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オンまたはその塩。
- 2−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オンまたはその塩。
- 2−[(シクロプロピルメチル)スルファニル]−3−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−3,7−ジヒドロ−4H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オンまたはその塩。
- 請求項1記載の化合物のプロドラッグ。
- 請求項1記載の化合物またはそのプロドラッグを含有してなる医薬。
- デルター5−デサチュラーゼ阻害薬である請求項22記載の医薬。
- エイコサノイドが媒介する疾患の予防または治療剤である請求項22記載の医薬。
- 動脈硬化症の予防または治療剤である請求項22記載の医薬。
- 糖尿病または肥満の予防または治療剤である請求項22記載の医薬。
- 請求項1記載の化合物またはそのプロドラッグを哺乳動物に有効量投与することを特徴とする、該哺乳動物における動脈硬化症の予防または治療方法。
- 請求項1記載の化合物またはそのプロドラッグを哺乳動物に有効量投与することを特徴とする、該哺乳動物における糖尿病または肥満の予防または治療方法。
- 動脈硬化症の予防または治療剤を製造するための、請求項1記載の化合物またはそのプロドラッグの使用。
- 糖尿病または肥満の予防または治療剤を製造するための、請求項1記載の化合物またはそのプロドラッグの使用。
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