JP2012512104A - 燃料補給ブームに掛かる力の自動的軽減 - Google Patents

燃料補給ブームに掛かる力の自動的軽減 Download PDF

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Abstract

燃料補給ブームに掛かる力を管理するための方法と装置が提示される。燃料補給ブームに関連する力センサ(326)から力情報が受け取られる。燃料補給ブームに掛かる任意の数の空力荷重以外に燃料補給ブームに掛かる力が特定されて、フィルタ済み力情報が形成される。燃料補給ブームのフィルタ済み力情報を使用して、力に基づくコマンドが生成される。
【選択図】図8

Description

本発明は、概して航空機に関し、具体的には航空機の燃料補給に関する。更に具体的には、本発明は、燃料補給ブームを制御するための方法、装置、及びコンピュータで使用可能なプログラムコードに関する。
空中燃料補給は、一つの航空機から別の航空機へと燃料を移す方法である。燃料の移送元の航空機をタンカーと呼び、燃料を受け取る他方の航空機をレシーバーと呼ぶ。この種のプロセスは様々な種類の航空機に適用可能であり、そのような航空機には、限定しないが、例えば固定翼航空機及び/又はヘリコプターが含まれる。
燃料補給に共通の方式には、ブーム及びレセプタクルシステムを伴うものがある。ブームにより、固定チューブ及びテレスコープ式チューブをタンカー航空機に搭載することができる。これらのチューブは、燃料補給ブーム又はテレスコープ式燃料補給ブームとも呼ばれる。燃料補給ブームは、タンカー航空機の後部に取り付けられて、タンカーに対するx軸及びy軸に沿った動きを可能にする柔軟な燃料補給ブームとなることができる。オペレータは、レシーバー航空機に燃料を移すために、レシーバー航空機上のレセプタクルに挿入するように燃料補給ブームを延長及び/又は配置することができる。
更に、燃料補給ブームのオペレータは、燃料補給ブームのピッチ及びヨーを制御するために、燃料補給ブームのラダベーターを制御することができる。燃料補給ブームが柔軟性を有することで、燃料補給ブームのオペレータが操縦桿を操作して燃料補給ブームを動作させる場合に燃料補給ブームの位置決めに新たな課題が生じうる。燃料補給ブームはピッチ及びヨー旋回を使用する場合があるので、ラダベーターが「V」字形状にあるとき、ラダベーターが一斉に又は一緒に動く可能性がある。
燃料補給ブームとレシーバー航空機のレセプタクルとが物理的に接触することにより、燃料補給ブームとレセプタクルとの間の力が増大しうる。このような力は、レシーバー航空機が横方向及び/又は垂直方向に動いており、且つ/又は燃料補給ブームの操縦面が適切にトリムされていないことにより、燃料補給ブームがレセプタクルと直接一直線上に並ばないことに起因している。燃料補給ブームとレシーバーとの接触により生成される負荷は、燃料補給ブームが命令された位置に移動することを妨げうる。このような負荷により、ブームが屈曲し、不安定となる場合がある。更に、このような負荷は、燃料補給ブームの破損又は切断を引き起こす可能性がある。燃料補給ブームを動かすことによりこのような負荷を軽減すると、燃料ブームがレシーバーと共に動くことが許容され、レシーバーの運動の自由度が増大しうる。
既存の解決法は、自動負荷軽減システム(ALAS)を使用して燃料補給ブームを動かすことにより負荷を軽減する。負荷を軽減することに加えて、自動負荷軽減システムは、燃料補給ブームが自由飛行状態とレシーバーと接触している状態との間で突然遷移することに対処可能である。現在の解決策は、燃料補給ブームが自由飛行にある状態とレシーバーと連結している状態とをそれぞれ別の動作モードとして使用することにより、このような遷移に対処する。このようなモードは、オペレータが手動で起動することができる。
このような別個のモードは、自動負荷軽減システムが誤った時間に誤ったモードに陥る可能性を招く。更に、このようなモードの手動による起動は、燃料の転送に掛かる時間を引き延ばし、またレセプタクルの外側領域へのレシーバー航空機の不慮の衝突に繋がりうる。誤った時間に誤ったモードで動作する自動負荷軽減システムは、燃料補給ブームの不安定化を招きうる。
加えて、現在の解決法では、自動負荷軽減システムと、燃料補給ブームのオペレータとが、同時に燃料補給ブームを制御することができない。つまり、オペレータが燃料補給ブームを制御できない期間が生じることがある。これは、自動負荷軽減システムの動作の精度が低下している場合に問題を呈しうる。
したがって、上述の問題の一又は複数、並びにその他起こりうる問題を克服できる方法、装置、及びコンピュータプログラムコードを提供することが望まれている。
有利な一実施形態では、燃料補給ブームに掛かる力を管理する方法が提示される。燃料補給ブームに関連する力センサから力情報が受け取られる。燃料補給ブームに掛かる任意の数の空力荷重以外に燃料補給ブームに掛かる力が特定されて、フィルタ済み力情報が形成される。燃料補給ブームのフィルタ済み力情報を使用して、力に基づくコマンドが生成される。
別の有利な実施形態による装置は、制御プロセスと、制御プロセスを格納するコンピュータとを含む。制御プロセスは、燃料補給ブームに関連する力センサから力情報を受け取ることができる。制御プロセスは、燃料補給ブームに掛かる力から、力測定の任意の数の誤差を除いた力を特定することにより、フィルタ済み力情報を形成することができる。制御プロセスは、燃料補給ブームのフィルタ済み力情報を使用して、力に基づくコマンドを生成することができる。コンピュータは、この制御プロセスを実行することができる。
本発明の特徴、機能、及び利点は、種々の実施形態において単独で達成することができるか、又はまた別の実施形態において組み合わせることができる。これら実施形態の更なる詳細について、後述の説明及び添付図面を参照することができる。
有利な実施形態の新規の特長と考えられる特徴は、特許請求の範囲に規定される。しかしながら、有利な実施形態、並びに好ましい使用モード、更なる目的、及びその利点は、本発明の有利な一実施形態に関する後述の詳細な説明を、添付図面と併せて参照することにより最もよく理解されるであろう。
図1は、有利な一実施形態を実施できる航空機の線図である。 図2は、例示的な一実施例によるデータ処理システムの線図である。 図3は、有利な一実施形態による燃料補給環境の線図である。 図4は、有利な一実施形態による燃料補給環境の一実装形態の線図である。 図5は、有利な一実施形態による燃料補給ブームの更に詳細な図である。 図6は、有利な一実施形態による燃料補給ブームの制御環境の制御データのフロー図である。 図7は、有利な一実施形態による、燃料補給ブームに掛かる力を軽減するコマンドを生成するための制御則の線図である。 図8は、有利な一実施形態による、燃料補給ブームに掛かる力を管理するプロセスのフロー図である。 図9は、有利な一実施形態による、燃料補給ブームに掛かる力を軽減するプロセスのフロー図である。
更に詳細に図面を参照し、本発明の実施形態について、例えば図1に示す航空機100のような航空機の観点から説明する。
図1は、有利な一実施形態を実施することができる航空機の線図である。この実施例では、図1の航空機100は、複数のシステム104及び内装106と共に機体102を含むことができる。システム104の実施例は、推進システム108、電気システム110、油圧システム112、環境システム114、及び燃料補給システム116のうちの一又は複数を含む。任意の数の他のシステムが含まれてもよい。図示の実施例における燃料補給システム116の範囲内で、他の有利な実施形態が実施可能である。航空宇宙産業における実施例を示したが、他の有利な実施形態は、自動車産業といった他の産業に適用することができる。
図2は、例示的な一実施形態によるデータ処理システムの線図である。データ処理システム200は、航空機100内に配置できるデータ処理システムの一実施例である。例えば、データ処理システム200は、電気システム110、及び/又は燃料補給システム116の一部とすることができる。データ処理システム200は、燃料補給ブームの動きを管理するための他のプロセスを実施してもよい。この実施例では、データ処理システム200は通信ファブリック202を含み、通信ファブリック202は、プロセッサユニット204、メモリ206、固定記憶領域208、通信ユニット210、入力/出力(I/O)ユニット212、及びディスプレイ214の間に通信を提供する。
プロセッサユニット204は、メモリ206にロードすることが可能なソフトウェアに対する指令を実行する機能を有する。プロセッサユニット204は、特定の実装形態に応じて、一又は複数のプロセッサからなる組とすることができるか、又はマルチプロセッサコアとすることができる。更に、プロセッサユニット204は、一又は複数のヘテロジニアスプロセッサシステムを使用して実施することができる。ヘテロジニアスプロセッサシステムでは、単一のチップ上にメインプロセッサと二次プロセッサが存在する。別の実施例では、プロセッサユニット204は、同種の複数のプロセッサを含む対称マルチプロセッサシステムとすることができる。
メモリ206及び固定記憶領域208は、記憶デバイスの例である。記憶デバイスは、一時的に、及び/又は恒久的に情報を記憶することができる。このような実施例では、メモリ206は、例えば、ランダムアクセスメモリ、或いは、その他適切なあらゆる揮発性又は非揮発性記憶デバイスとすることができる。
固定記憶領域208は、特定の実装形態に応じて様々な形態をとることができる。例えば、固定記憶領域208は、一又は複数の構成部品又はデバイスを含むことができる。例えば、固定記憶領域208は、ハードドライブ、フラッシュメモリ、再書き込み可能な光ディスク、再書き込み可能な磁気テープ、或いはそれらの何らかの組み合わせとすることができる。固定記憶領域208によって使用される媒体は取り外し可能でもよい。例えば、取り外し可能なハードドライブを固定記憶領域208に使用することができる。
このような実施例の通信ユニット210は、他のデータ処理システム又はデバイスとの通信を提供する。このような実施例では、通信ユニット210はネットワークインターフェースカードである。通信ユニット210は、有線及び無線通信リンクの一方又は両方を使用して通信を提供することができる。
入力/出力ユニット212は、データ処理システム200に接続できる他のデバイスとのデータの入出力を可能にする。例えば、入力/出力ユニット212は、キーボード及びマウスによるユーザ入力のための接続を提供することができる。更に、入力/出力ユニット212は、出力をプリンタに送信することができる。ディスプレイ214は、ユーザに対して情報を表示する機構となる。
オペレーティングシステム及びアプリケーション、又はプログラムに対する指令は、固定記憶領域208に位置している。このような指令は、メモリ206にロードして、プロセッサユニット204により実行することができる。異なる実施形態のプロセスは、コンピュータで実施される指令を使用してプロセッサユニット204によって実行される。そのような指令は、メモリ206のようなメモリに位置させることができる。これらの指令は、プログラムコード、コンピュータで使用可能なプログラムコード、又はコンピュータで読み取り可能なプログラムコードと呼ばれ、プロセッサユニット204内のプロセッサによって読み取られ、実行される。異なる実施形態のプログラムコードは、種々の物理的な又は有形のコンピュータで読み取り可能な媒体、例えばメモリ206又は固定記憶領域208上で具現化することができる。
プログラムコード216は、選択的取り外しが可能なコンピュータで読み取り可能な媒体218上に関数形式で位置させ、データ処理システム200にロード又は転送してプロセッサユニット204により実行することができる。プログラムコード216及びコンピュータで読み取り可能な媒体218は、このような実施例では、コンピュータプログラム製品220を形成する。一実施例では、コンピュータで読み取り可能な媒体218は、例えば、光ディスク又は磁気ディスクといった有形形態をとることができ、このような形態の媒体は、固定記憶領域208の一部であるドライブ又は他のデバイスに挿入又は配置されて、固定刻正力208の一部であるハードディスクのような、記憶デバイス上に転送される。
有形の形態では、コンピュータで読み取り可能な媒体218は、データ処理システム200に接続されたハードドライブ、サムドライブ、又はフラッシュメモリといった固定記憶領域の形態をとることもできる。コンピュータで読み取り可能な媒体218の有形形態は、コンピュータで記録可能な記憶媒体219でもよい。場合によっては、コンピュータで読み取り可能な媒体218は取り外し不能である。
別の構成では、プログラムコード216は、コンピュータで読み取り可能な媒体218から、通信ユニット210への通信リンク222を介してデータ処理システム200へ、及び/又は接続部224を介して入力/出力ユニット212へ、転送することができる。この実施例の通信リンク222及び接続部224は、有線でも無線でもよい。コンピュータで読み取り可能な媒体218は、非有形媒体の形態をとることもでき、例えば、プログラムコード216を含む無線伝送又は通信リンクとすることができる。
幾つかの例示的な実施形態では、プログラムコード216は、ネットワークを介して、データ処理システム200内で使用されるデータ処理システム、又は別のデバイスから、固定記憶領域208へとダウンロードすることができる。例えば、サーバデータ処理システム内のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に格納されたプログラムコードは、ネットワークを介して、サーバからデータ処理システム200へダウンロードすることができる。プログラムコード216を供給するデータ処理システムは、サーバコンピュータ、クライアントコンピュータ、又はプログラムコード216の格納及び伝送を行うことができるその他何らかのデバイスとすることができる。
データ処理システム200に示される種々の構成部品は、アーキテクチャを限定するものではなく、他の実施形態が実施可能である。他の例示的実施形態は、データ処理システム200について示されたものに加えた構成部品又はそれらの代わりの構成部品を含むデータ処理システムにおいて実施可能である。
図2に示される他の構成部品に関しては、図示された実施例に変更を加えることができる。プログラムコードを実行することができる任意のハードウェアデバイス又はシステムを使用して、他の実施形態が実施可能である。一実施例として、データ処理システムは、無機構成部品と統合された有機構成部品を含むことができ、及び/又は人を除く有機構成部品から全体を構成することができる。例えば、記憶デバイスは、有機半導体から構成することができる。
別の実施例として、データ処理システム200の記憶デバイスは、データを格納できる任意のハードウェア装置とすることができる。メモリ206、固定記憶領域208、及びコンピュータで読み取り可能な媒体218は、有形の記憶デバイスの例である。
別の実施例では、バスシステムは、通信ファブリック202を実施するために使用することができ、システムバス又は入力/出力バスといった一又は複数のバスから構成することができる。言うまでもなく、バスシステムは、バスシステムに取り付けられる種々の構成部品又はデバイス間でデータ伝送を可能にする任意の適切な種類のアーキテクチャを使用して実施することができる。加えて、通信ユニットは、モデム、又はネットワークアダプタといったデータ伝送及びデータ受信に使用される一又は複数のデバイスを含むことができる。更に、メモリは、例えば、通信ファブリック202内に存在しうるメモリコントローラーハブ及びインターフェースに見られるようなキャッシュ又はメモリ206とすることができる。
種々の有利な実施形態は、レシーバー航空機の運動、燃料補給ブームと、接触する燃料補給ブームのレセプタクルとの不整列、及び/又は燃料補給ブームの制御面の不十分なトリミングにより、燃料補給ブームに掛かる力が増大しうることを認識している。このような力により、燃料補給ブームが、望ましくない位置及び/又は燃料補給ブームのオペレータが命令していない位置に動く可能性がある。種々の有利な実施形態は、燃料補給ブームに掛かるこのような力により、ブームが屈曲及び不安定化しうることも認識している。
このような力を軽減するための負荷軽減システムに現在利用可能な解決法では、オペレータは、常に燃料補給を完全に制御することができない。更に、現在利用可能な負荷軽減システムは、これらの負荷軽減システムが誤った時に誤ったモードで動作することがありうる別個の手動モードで動作する場合がある。これは、システムの故障又はヒューマンエラーに起因しうる。加えて、これらのモードの手動での起動は、燃料補給ブームとレシーバー航空機との不慮の衝突を招く可能性があり、これにより燃料補給ブーム及び/又はレシーバー航空機が損傷する可能性がある。
図3は、有利な一実施形態による燃料補給環境の線図である。この実施例では、タンカー航空機301について燃料補給環境300が実施可能である。タンカー航空機301は、図1の航空機100の一実施例である。燃料補給環境300は、レシーバー航空機303も含むことができる。
タンカー航空機301は、オペレータ燃料補給ステーション302、燃料補給ブームユニット304、燃料補給制御システム308、及び/又はその他の適切な構成部品を含むことができる。このような実施例では、オペレータ燃料補給ステーション302、燃料補給ブームユニット304、及び燃料補給制御システム308は、図1の燃料補給システム116の一部でありうる。例えば、図2のデータ処理システム200といった一又は複数のデータ処理システムを使用して、種々の構成部品を実装することができる。
オペレータ燃料補給ステーション302は、オペレータ312が燃料補給ブームユニット304を制御する場所となる。オペレータ燃料補給ステーション302は、燃料補給制御システム308にオペレータ入力347を送信することができる。すると、燃料補給制御システム308は、燃料補給ブーム316を制御するために燃料補給ブームユニット304に送られるコマンド314を生成することができる。例えば、コマンド314に含まれるコマンド315は、燃料補給ブーム316を動かすことができる。
燃料補給ブームユニット304は、燃料補給ブーム316、センサシステム306、ケーブルシステム327、及びアクチュエータシステム323を含むことができる。燃料補給ブーム316は、固定チューブ317、テレスコープ式チューブ318、ノズル320、ストレインスリーブ321、及び位置決めシステム322を有することができる。ストレインスリーブ321は、ノズル320に取り付けることができる。この実施例では、位置決めシステム322は任意の数の力生成器とすることができる。本明細書において使用される場合、アイテムの任意の数とは、一又は複数のアイテムを意味する。例えば、任意の数の力生成器は、一又は複数の力生成器である。
この特定の実施例では、位置決めシステム322は、力生成システム341の形態をとることができる。このような実施例では、力生成システム341は、ラダベーター329の形態をとることができる。言うまでもなく、他の有利な実施形態では、力生成システム341は、限定しないが、例えば操縦面、その他の空力学的力生成器、及び/又は他の何らかの適切な力生成器といった他の生成器の形態をとることができる。このような実施例では、ラダベーター329は、固定チューブ317上に「V字」型に配置することができる。
アクチュエータシステム323は、燃料補給ブームユニット304が取り付けられたタンカー航空機301に対して燃料補給ブーム316を動かすことができる。このような実施例では、アクチュエータシステム323は、アクチュエータ325を含むことができる。燃料補給ブーム316を動かすことにより、アクチュエータシステム323の制御下において、ブームの角度343及びブームの長さ330を変更することができる。
アクチュエータ325は、位置決めシステム322内のラダベーター329を制御して、燃料補給ブーム316のブームの角度343を変更することができる。更に、燃料補給ブーム316のブームの角度343を変更するために、ケーブルシステム327を起動することができる。
このような実施例では、ブームの長さ330は、固定チューブ317の長さと、テレスコープ式チューブ318、ノズル320、及びストレインスリーブ321の長さとの和でとすることができる。
テレスコープ式チューブ318は、固定チューブ317に対して移動することにより、燃料補給ブーム316内のテレスコープ式チューブ318の延長部332を提供することができる。このような実施例では、テレスコープ式チューブ318の延長部332は、アクチュエータシステム323内部のアクチュエータ325により制御される。テレスコープ式チューブ318の延長部332は変化させることができる。延長部332が変化すると、燃料補給ブーム316の長さ330が変化しうる。ブームの長さ330は、ブームの長さ330を短縮するか又は延長するように延長部を変化させることにより、変化させることができる。ブームの長さ330は、センサシステム306を使用して特定することができる。
センサシステム306は、限定しないが、例えば、慣性測定ユニット335、位置センサ337、力センサ326、大気データシステム328、及びその他適切なセンサを含むことができる。慣性測定ユニット335は、燃料補給ブーム316の三つの軸の加速度及び速度を特定することができる。位置センサ337は、ブームの角度343を特定するために使用することができる。更に、位置センサ337は、燃料補給ブーム316の延長部332の長さを特定するために使用することができる。位置センサ337は、限定しないが、例えばポテンショメーター又はその他何らかの適切な位置センサの形態の位置センサを使用して実装することができる。位置センサ337は、一又は複数の位置センサとすることができる。
力センサ326は、レシーバー航空機303との接触に起因して燃料補給ブーム316に掛かる力333を特定するために使用することができる。力センサ326は、燃料補給ブーム316のノズル320に取り付けられたストレインスリーブ321上に配置することができる。センサシステム306は大気データシステム328を含むことができ、大気データシステム328は、タンカー航空機301の動圧336を測定するために使用することができる。
このような実施例では、燃料補給制御システム308は制御コンピュータ338を有することができ、制御コンピュータ338は、制御コンピュータ338上で実行されるプロセスを有することができる。制御プロセス339は制御則を有することができ、この制御則は、燃料補給ブームユニット304を制御するために燃料補給制御システム308内の制御コンピュータ338上で実行されうるプロセスの実施例である。燃料補給制御システム308は、オペレータ燃料補給ステーション302内のディスプレイ340上に表示させるために、オペレータ燃料補給ステーション302に情報を送り返すことができる。オペレータ燃料補給ステーション302は、オペレータコマンド344を生成するための操縦桿342を含むこともでき、オペレータコマンド344は燃料補給制御システム308に送られて処理される。オペレータコマンド344は、燃料補給ブーム316を所望の位置へ動かすコマンドを含むことができる。
燃料補給制御システム308は、コマンド314を生成する制御プロセッサ339を使用してオペレータコマンド344を処理することができる。コマンド314は、オペレータ燃料補給ステーション302において生成されるオペレータコマンド344の修正及び/又は制限の結果でありうる。
制御プロセス339は、燃料補給ブームユニット304を制御して、燃料補給ブーム316に掛かる力333を軽減するプロセッサを含むことができる。このようなプロセッサは、例えば、力軽減システム345及びコマンド合算プロセス346を含むことができる。力軽減システム345は、例えば、力フィルタリングプロセス349及び力に基づくコマンド生成プロセス350といったプロセスを含むことができる。力軽減システム345及びコマンド合算プロセス346を使用して、例えば、ブームの屈曲を低減し、且つブームの破損及び/又は切断を防ぐために力333を軽減するコマンド315のようなコマンドを生成することができる。コマンド315は、燃料補給ブーム316を、レシーバー航空機303のレセプタクル351と更に直接的に一線上に並ぶ位置へと動かすことができる。このような実施例では、レセプタクル351は、燃料補給ブーム316のノズル320のレセプタクルとすることができる。レセプタクル351は、燃料320により燃料を受け取ることができる。
燃料補給環境300を示すこの図は、物理的又はアーキテクチャ的限定を意図しているものではなく、異なる燃料供給環境が実施可能である。例えば、図示の構成部品に加えた又は替えた他の構成部品を使用することができる。また、幾つかの有利な実施形態では、燃料補給環境300に使用されうる構成部品の数は、図示されたものより少なくてもよい。
一実施例として、幾つかの有利な実施形態では、オペレータ燃料補給ステーション302及び燃料補給制御システム308は、単一の構成部品又はシステムに統合することができる。また別の有利な実施形態では、燃料補給ブームユニット304に加えて、複数の追加の燃料補給ブームユニットを使用することができる。
図4は、有利な一実施形態による燃料補給環境の一実装形態の図である。この実施例では、燃料補給環境400は、図3の燃料補給環境300の実装形態の一例である。
この実施例では、航空機402の切開図が示されている。航空機402は、胴体404、翼406及び408、尾翼410、並びにエンジン412及び414を有することができる。この実施例では、航空機402は、オペレータ燃料補給ステーション416、補助燃料タンク418及び420、並びに燃料補給ブーム422を含むことができる。異なる有利な実施形態では、オペレータ燃料補給ステーション416のオペレータは、燃料補給ブーム422を制御して、燃料補給動作を実行することができる。
燃料補給制御システム424は、オペレータ燃料補給ステーション416のオペレータが生成するオペレータコマンドに応答して、燃料補給ブーム422に対して適切なコマンドを生成することができる。燃料補給制御システム424が命令できる様々な作業には、限定しないが、例えば、燃料補給ブーム422の運動が含まれる。
図5は、有利な一実施形態による燃料補給ブームを更に詳しく示している。この実施例では、燃料補給ブーム422の拡大図が示されている。
燃料補給ブーム422は、固定チューブ500、テレスコープ式チューブ502、ノズル504、ラダベーター506及び508、並びにストレインスリーブ510を含むことができる。テレスコープ式チューブ502は、矢印514の方向に沿って伸縮自在である。燃料補給ブーム422は、矢印516が示すアジマス方向にも動くことができる。燃料補給ブーム422の、矢印514の方向に沿った縦方向の運動と、矢印516が示すアジマス方向に沿った運動は、ラダベーター506及び508を使用して制御することができる。このような実施例では、ラダベーター506及び508は、図3の位置決めシステム322に含まれるラダベーター329の実施例である。図示のこのような実施例では、ラダベーター506及び508は「V字」形状に構成することができる。ノズル504上のストレインスリーブ510は、ストレインスリーブ321の一実施例であり、例えば、図3の力センサ326のような、燃料補給ブーム422上にかかる力を測定するためのセンサを有することができる。
図6は、有利な一実施形態による、燃料補給ブーム制御環境の制御データのフロー図です。燃料補給ブーム制御環境600は、操縦桿602、制御コンピュータ604、アクチュエータシステム606、及び燃料補給ブームユニット608を含むことができる。
このような実施例では、燃料補給ブーム制御環境600は、図3の燃料補給環境300の実装形態の一例を表わしている。操縦桿602は、図3のオペレータ燃料補給ステーション302内の操縦桿342の一実施例でありうる。制御コンピュータ604は、制御コンピュータ338の実装形態の一例でありうる。制御コンピュータ604は、例えば制御則605のようなプロセスを実行するために使用することができる。制御則605は、例えばプロセス339に含まれるプロセスの例でありうる。アクチュエータシステム606は、アクチュエータシステム323の実装形態の一例でありうる。燃料補給ブームユニット608は、燃料補給ブームユニット304の実装形態の一例でありうる。
このような実施例では、燃料補給ブームユニット608は燃料補給ブーム610を含むことができ、燃料補給ブーム610は力生成システム611を有することができる。力生成システム611は操縦面612を含むことができる。操縦面612はラダベーター614の形態をとることができ、ラダベーター614はアクチュエータシステム606によって制御することができる。更に、燃料補給ブーム610は、ノズル613と、ノズル613上に位置するストレインスリーブ615とを含むことができる。
燃料補給ブームユニット608は、燃料補給ブーム610上に取り付けられた及び/又は搭載されたセンサ616も含むことができる。センサ616は、空力データシステム617、位置センサ618、慣性測定ユニット(IMU)620、及び力センサ621を含むことができる。
センサ616は、加速度、速度、及び位置情報を制御コンピュータ604に送ることができる。具体的には、この実施例では、位置センサ618は、制御コンピュータ604に位置情報622を送ることができ、慣性測定装置620は加速度情報624及び角速度情報625を制御コンピュータ604に送ることができる。位置情報622及び加速度情報624は制御コンピュータ604に送られて、制御コンピュータ604内部のプロセスにより使用される。
力センサ621は、力フィルタリングプロセス632で使用するために、例えば力情報626のような力情報を制御コンピュータ604に送ることができる。力情報626は、燃料補給ブーム610に掛かる力に関する情報とすることができる。力情報626は、垂直方向の力628と、水平方向の力630とに関する情報を含むことができる。垂直な力628は、縦方向に、又は航空機の面に対する垂直軸に沿って、燃料補給ブーム610に掛かる力とすることができる。水平方向の力630は、アジマス方向に、又は航空機の面に対する水平軸に沿って、燃料補給ブーム610に掛かる力とすることができる。
力フィルタリングプロセス632で力情報626を使用することにより、フィルタ済み力情報634を生成することができる。力フィルタリングプロセス632は、外乱及び/又は雑音を力情報626から取り除くことができ、力情報626を平滑化してフィルタ済み力情報634を生成することができる。フィルタ済み力情報634は、次いで力に基づくコマンド生成プロセス636に送られる。更に、空力データシステム617は、動圧638の形態の動圧情報を、力に基づくコマンド生成プロセス636で使用するために制御コンピュータ604に送信することができる。力に基づくコマンド生成プロセス636は、動圧638を使用してフィルタ済み力情報634を修正することにより、力に基づくコマンド640を生成することができる。力に基づくコマンド640は、コマンド合算プロセス644に送られる。
このような実施例では、操縦桿602は、燃料補給オペレータが例えばオペレータコマンド642のようなオペレータコマンドを生成するために使用できる飛行操縦桿とすることができる。オペレータコマンド642は、制御コンピュータ604に送られて、コマンド合算プロセス644によって使用される。コマンド合算プロセス644は、オペレータコマンド642と力に基づくコマンド640とを合算することにより、コマンド646を生成することができる。コマンド646は、燃料補給ブーム610の運動を制御するアクチュエータシステム606に送られて、力情報626を減らすることができる。このようにして、力フィルタリングプロセス632、力に基づくコマンド生成プロセス636、及びコマンド合算プロセス644は、燃料補給ブーム610の力情報626を継続的に減らすために使用することができる。
図6の燃料補給ブーム制御環境600の図は、物理的及び/又はアーキテクチャ的制限を意図するものではなく、燃料補給ブームを制御することにより、燃料補給ブームに掛かる力を軽減することができる。例えば、他の有利な実施形態では、力フィルタリングプロセス632は、制御コンピュータ604内部の一のプロセス又は制御則として、或いは複数のプロセス又は制御側として、実施することができる。他の幾つかの有利な実施形態では、力フィルタリングプロセス632及び力に基づくコマンド生成プロセス636は、一のプロセスとして実施することができる。また別の有利な実施形態では、力に基づくコマンド生成プロセス636及びコマンド合算プロセス644は一のプロセスに組み合わせることができる。
図7は、有利な一実施形態による、燃料補給ブームに掛かる力を軽減するためのコマンドを生成する制御則の線図である。制御則700は、例えば図6の制御則605であり、例えば図6の制御コンピュータ604のような制御コンピュータにおいて実施することができる。
制御則700は、力軽減システム701及びコマンド合算ユニット706を含むことができる。力軽減システム701は、力フィルタリングユニット702及び力に基づくコマンド生成器704を含むことができる。力フィルタリングユニット702は、力フィルタリングプロセス632の一実装形態であり、力に基づくコマンド生成器704は、図6の力に基づくコマンド生成プロセス636の一実装形態である。更に、コマンド合算ユニット706は、コマンド合算プロセス644の一実装形態である。
力フィルタリングユニット702は、乗算器708、二次フィルタ710、及び非線形フィルタ712を含むことができる。非線形フィルタ712は、センサ許容差リミッタ714、低域フィルタ716、及び減算器718を含むことができる。力に基づくコマンド生成器704は、動圧リミッタ720、平方根722、除算器724、利得726、及び力に基づくコマンドリミッタ728を含むことができる。コマンド合算ユニット706は、加算器703を含むことができる。
この実施例では、力情報732と力システムイネーブル734とは、力フィルタリングユニット702内の乗算器708によって乗算され、使用可能な力情報736を生成する。力情報732は、例えば図6の力センサ621のような力センサによって供給される力情報でありうる。力情報732は、垂直方向の力628及び水平方向の力630のうちの一方に関する情報とすることができる。力システムイネーブル734は、力センサが故障している可能性があるかどうか、及び/又はオペレータが力軽減システム701をオン又はオフにしたかどうかを示す値を有する信号とすることができる。力センサが故障した場合、及び/又は力軽減システム701のスイッチが切られた場合、力システムイネーブル734は値「0」をとることができる。それ以外の場合、力システムイネーブル734は値「1」をとることができる。
このように、使用可能な力情報736は、例えば力に基づくコマンド640のような力に基づくコマンドを生成する際に使用される力情報732の値をとることができるか、又は、ヌル値の、力に基づくコマンドが生成されることを示す値「0」をとることができる。使用可能な力情報736は、入力として二次フィルタ710に送られて、平滑化された力情報738を生成することができる。二次フィルタ710は、使用可能な力情報736から外乱及び/又は雑音を除去し、使用可能な力情報736を平滑化することができる。したがって、平滑化された力情報738は、外乱及び/又は雑音を含まない力情報である。平滑化された力情報738は、入力として非線形フィルタ712内部のセンサ許容差リミッタ714へ送られる。
センサ許容差リミッタ714は、センサ許容差リミッタ714の値の範囲内の力情報の処理を可能にする。このような実施例では、センサ許容差リミッタ714は、力センサ許容誤差の値の範囲内の力に関する力情報を通過させることができる。力センサ許容誤差は、力センサ621のセンサ許容差とすることができる。例えば、力センサ621は、約±100ポンドの力のセンサ許容誤差を有することができる。センサ許容差リミッタ714により、センサ許容差リミッタを通過した力情報740が生成されて、入力として低域フィルタ716に送られる。
低域フィルタ716は、更に、高周波数成分を排除して低周波数成分を通過させることにより、センサ許容差リミッタ通過力情報740をフィルタリングすることができる。このような実施例では、低周波数成分は、センサ偏り誤差の範囲内の力を含みうる。このような実施例では、センサ偏り誤差は、空気、風、及び/又は自由飛行中の他の何らかの適切な因子に起因する低周波数の力である。
例えば、力センサ621は、自由飛行の間に風にあたるノズル613に起因する約±40ポンドの力を測定することができる。この力は、センサ偏り誤差の範囲内の低周波数の力でありうる。このような実施例では、センサ偏り誤差は、閾値、一定の範囲の値、又はその他何らかの適切な値とすることができる。このようにして、低域フィルタ716は、自由飛行の間のセンサ偏り誤差の範囲内の燃料補給ブーム610の力情報を通過させる一方で、レシーバー航空機との接触に起因すると思われる力の力情報を排除することができる。
自由飛行の間のセンサ偏り誤差に起因する力は、低周波数の力でありうる。低域フィルタ716は、低域フィルタを通過した力情報742を生成することができ、次いでこの情報742を、減算器718で平滑化された力情報738から減算することにより、フィルタ済み力情報744が生成される。この実装形態は、センサ許容誤差に起因する力の力情報と、センサ偏り誤差に起因する低周波数の力とを無視することを可能にする。自由飛行の間に測定されうるこのような一定の力及び/又はセンサ偏り誤差は無視できる。
フィルタ済み力情報744は、力情報732の原因がセンサ偏り誤差及び/又は自由飛行の間の空力荷重のみである場合、ヌル値をとることができる。フィルタ済み力情報744がヌル値であると、ヌルの、力に基づくコマンドが生成される。したがって、この実装形態は、このようにして、力軽減システム701がオンになっていることを、自由飛行の間も含めて常に可能にし、オペレータ入力を必要としない。力軽減システム701は、力情報732の値が、ブームを屈曲させる及び/又は不安定にするのに十分に大きいとき、力に基づくコマンドを生成することができる。フィルタ済み力情報744は、力に基づくコマンド生成器704のドラバ724に入力として送られる。
この実施例では、動圧746は、図6の動圧638とすることができる。動圧746は、動圧リミッタ720に送られて、リミッタを通過した動圧748を生成する。動圧リミッタ720は、除算器724において、フィルタ済み力情報744がゼロで除されることを防ぐことができる。このようにして、動圧リミッタ720は、動圧746が、例えば航空機が地上にあって動いていないときなどに、動圧がゼロである場合、ゼロが除算器724の分母とならないことを保証する。
リミッタを通過した動圧748は、次いで平方根722に送られて、リミッタ通過動圧の平方根750を生成する。リミッタ通過動圧の平方根750は、動圧746が変動パラメータである場合、力情報732に影響する変動パラメータを考慮するために使用することができる。このようにして、力軽減システム701は、フィルタ済み力情報744の適応制御を使用することにより、飛行条件、特に変動する動圧に対する感受性を許容することができる。動圧746は、飛行中に変動しうる航空機の速度に依存する。
除算器724を用いてフィルタ済み力情報744をリミッタ通過動圧の平方根750で除することにより、動圧を加味した力情報752が生成される。動圧を加味した力情報752には、次いで利得726においてKが乗じられる。このような実施例では、Kは、力軽減システム701の感受性を調整することにより、力に基づくコマンドの生成の安定性及び性能を向上させるように特定された利得とすることができる。即ち、利得726は、動圧を加味した力情報752に適用されると力軽減システム701の安定性を向上させるように選択された値とすることができる。利得726は、シミュレーション又は飛行試験データに基づくシステム同定を用いて伝達関数を取得することにより選択するこができる。次いで、利得726は、力軽減システム701の安定性の維持と最も矛盾のない値に設定されうる。利得726は、燃料補給ブーム610を制御するためのコマンドでありうる力に基づくコマンド754を、出力として生成することができる。
力に基づくコマンド754は、力に基づくコマンドのリミッタ728に送られて、リミッタを通過した力に基づくコマンド756を生成することができる。リミッタを通過した力に基づくコマンド756は、次いで、コマンド合算ユニット706内の加算器730に送られて、オペレータコマンド758と合算される。オペレータコマンド758は、例えばオペレータコマンド642のようなオペレータコマンドとすることができる。リミッタを通過した力に基づくコマンド756と、オペレータコマンド758とを合算することにより、リミッタを通過した力に基づくコマンド756がオペレータコマンド758と合算されて、ブームの屈曲を制御する力情報732を軽減するコマンド760を生成することができる。力に基づくコマンドのリミッタ728により、オペレータは、常に燃料補給ブーム610の完全な制御を維持することができる。オペレータは、力に基づくコマンドのリミッタ728により、リミッタを通過した力に基づくコマンド756をいつでも無効にすることができる。
力軽減システム701のこの実装形態により、オペレータは、例えば操縦桿602のような操縦桿を使用してオペレータコマンドを生成し、力軽減システム701と共に作業することにより、力情報732によって表わされる力を軽減することができる。この実装形態により、オペレータは、自身は作業をせずに、力軽減システム701に燃料補給ブーム610を制御させることもできる。
更に、この実装形態は、オペレータが、力軽減システム701のスイッチを切って、操縦桿602を使用して、力情報732によって表わされる力の軽減を完全に制御することを可能にする。この実施例では、オペレータコマンド758及びリミッタを通過した力に基づくコマンド756は、互いに排他的でなくともよい。したがって、力軽減システム701は、このようにして、燃料補給ブーム610の力情報626を使用して燃料補給ビーム610に掛かる力を制御するコマンドを生成することにより、ブームの屈曲及び不安定性を軽減する方法を提供する。このような実施例では、力軽減システム701は、コマンド760を生成するために、垂直方向の力628及び水平方向の力630について同時に実装可能である。
図8は、有利な一実施形態による、燃料補給ブームに掛かる力を管理するためのプロセスのフロー図である。図8のプロセスは、例えば図6の燃料補給ブーム制御環境600のような燃料補給ブーム制御環境内において実施することができる。
このプロセスは、燃料ブーム610に関連する力センサ621から力情報を受け取ることにより開始される(工程800)。力情報626は、垂直方向の力628及び/又は水平方向の力630に関する力情報とすることができる。次いで、プロセスは、力測定値に含まれる任意の数の誤差以外に燃料補給ブーム610に掛かる力を特定することにより、フィルタ済み力情報634を形成する(工程802)。このような実施例では、工程802は、力情報626から、雑音、センサ許容誤差、及びセンサ偏り誤差を除去することにより実行することができる。次いで、プロセスは、燃料補給ブーム610のフィルタ済み力情報634を使用して力に基づくコマンド640を生成することができ(工程804)、その後プロセスは終了する。
図9は、有利な一実施形態による、燃料補給ブームに掛かる力を軽減するためのプロセスのフロー図である。図9のプロセスは、例えば図7の制御則700のような制御則内で実施可能である。
このプロセスは、力センサから力情報を受け取ることにより開始される(工程900)。この力情報は、燃料補給ブームに掛かる力に関する力情報732とすることができる。次いで、プロセスは、力センサが故障しているかどうか、及び/又は力軽減システムのスイッチが切れているかどうかを決定することができる(工程902)。このような実施例では、この力軽減システムは、図7の力軽減システム701とすることができる。センサが故障しておらず、力軽減システム701のスイッチが入っていれば、プロセスは、力情報から外乱及び/又は雑音を取り除いて、平滑化された力情報を生成することができる(工程904)。
次いで、平滑化された力情報を、センサ許容誤差の範囲内の力に関する情報だけを含むように制限することにより、センサ許容差に制限された力情報を生成することができる(工程906)。ここでプロセスは、更に、センサ許容差に制限された力情報を、自由飛行の間に発生するセンサ偏り誤差に起因する力に関する情報だけを含むように制限することにより、低域フィルタを通過した力情報を生成することができる(工程908)。工程908は、例えば低域フィルタ716のような低域フィルタを使用して実行することができる。
次いでプロセスは、平滑化された情報から低域フィルタを通過した情報を減算することにより、フィルタ済み力情報を生成することができる(工程909)。プロセスは、次いで、力がセンサ許容誤差及び/又は自由飛行の間のセンサ偏り誤差のみに起因するものであるかどうかを決定することができる(工程910)。この決定は、工程909の結果を使用して行うことができる。力がセンサ許容誤差及び/又はセンサ偏り誤差のみに起因するものでない場合、プロセスは、フィルタ済み力情報を生成することができる(工程912)。フィルタ済み力情報は、平滑化情報から低域フィルタを通過した情報を減算した結果とすることができる。次いで、フィルタ済み力情報は、変動する動圧を考慮するために修正される(工程914)。フィルタ済み力情報を更に修正して、力に基づくコマンドが生成される(工程916)。工程916は、例えば利得726のような利得を使用して実行することができる。
次いで、プロセスは、必要であれば力に基づくコマンドを無効にする工程を許可するように、力に基づいたコマンドを制限することができる(工程918)。プロセスは、力に基づくコマンドをオペレータコマンドと組み合わせることにより、燃料補給ブームを動かして、力情報により表わされる燃料補給ブームに掛かる力を軽減するコマンドを生成することができる(工程920)。その後プロセスは終了する。
工程910に戻る。力がセンサ許容誤差及び/又はセンサ偏り誤差にのみ起因する場合、プロセスは、ヌルの、力に基づくコマンドを生成する(工程922)。この実施例では、平滑化された力情報から低域フィルタを通過した力情報を減算することにより、力軽減システム701のプロセスにおいて使用される力がヌル又はゼロとなりうる。次いでプロセスは工程920へと継続し、その後終了する。同様に、工程902に戻ると、センサが故障している場合及び/又は力軽減システムのスイッチが切れている場合、プロセスは、工程922に進んで、ヌルの、力に基づくコマンドを生成することができる。次いでプロセスは工程920に進み、その後終了する。
本明細書に示す種々の実施形態のフロー図及びブロック図は、装置、方法、及びコンピュータプログラム製品に可能な複数の実装形態の、アーキテクチャ、機能性、及び動作を示している。これに関し、フロー図又はブロック図の各ブロックは、コンピュータで使用可能又は読み取り可能なプログラムコードの一のモジュール、セグメント、又は部分を表わし、一又は複数の特定の機能を実施するための、一又は複数の実行可能な指令を含む。
幾つかの異なる実装形態では、ブロックに記された一又は複数の機能は、図に示された順番で発生しなくてもよい。例えば、場合によっては、連続して示された二つのブロックは、その機能性によってはほぼ同時に行われてもよい。
種々の有利な実施形態は、すべてハードウェアの実施形態、すべてソフトウェアの実施形態、又はハードウェア要素とソフトウェア要素とを両方含む実施形態の形態をとることができる。幾つかの実施形態は、限定しないが、例えば、ファームウェア、常駐ソフトウェア、及びマイクロコードといった形態を含むソフトウェアに実装される。
更に、種々の実施形態はコンピュータプログラム製品の形態をとることができ、このコンピュータプログラム製品には、指令を実行するコンピュータ、或いは任意のデバイス又はシステムによって使用されるプログラムコードを供給するか、又は指令を実行するコンピュータ、或いは任意のデバイス又はシステムに接続される、コンピュータで使用可能な媒体又はコンピュータで読み取り可能な媒体からアクセス可能である。本明細書の目的のために、コンピュータで使用可能な媒体又はコンピュータで読み取り可能な媒体は、一般に、指令を実行するシステム、装置、又はデバイスによって使用されるプログラムを収容、格納、通信、伝播、又は運搬するか、或いは指令を実行するシステム、装置、又はデバイスに接続される任意の有形装置とすることができる。
コンピュータで使用可能な媒体又はコンピュータで読み取り可能な媒体は、限定しないが、例えば、電子的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線、又は半導体のシステム、或いは伝搬媒質とすることができる。コンピュータで読み取り可能な媒体の非限定的な例には、半導体又はソリッドステートメモリ、磁気テープ、取り外し可能なコンピュータディスケット、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、剛性の磁気ディスク、及び光ディスクが含まれる。光ディスクは、コンパクトディスク−読み取り専用メモリ(CD−ROM)、コンパクトディスク−読み取り/書き込み(CD−R/W)、及びDVDを含むことができる。
更に、コンピュータで使用可能な媒体又はコンピュータで読み取り可能な媒体は、コンピュータで読み取り可能なプログラムコード又はコンピュータで使用なプログラムコードを収容又は格納することができ、コンピュータで読み取り可能なプログラムコード又はコンピュータで使用なプログラムコードがコンピュータ上で実行されると、このコンピュータで読み取り可能なプログラムコード又はコンピュータで使用なプログラムコードにより、コンピュータは、通信リンクを介して別のコンピュータに、読み取り可能なプログラムコード又は使用なプログラムコードを伝送する。このような通信リンクは、限定しないが、例えば有線又は無線の媒体を使用することができる。
コンピュータで読み取り可能なプログラムコード又はコンピュータで使用なプログラムコードを格納及び/又は実行するために適したデータ処理システムは、システムバスなどの通信ファブリックによりメモリ要素に直接的又は間接的に連結された、一又は複数のプロセッサを含む。メモリ要素は、プログラムコードが実際に実行される間に使用されるローカルメモリと、大容量記憶装置と、コンピュータで読み取り可能なプログラムコード又はコンピュータで使用なプログラムコードの実行中に大容量記憶装置からコードを読み出す回数を減らすために、少なくともいくらかのコードを一時的に格納するキャッシュメモリとを含みうる。
入力/出力、又はI/Oデバイスは、直接、又は介在性のI/Oコントローラにより、システムに連結することができる。これらのデバイスは、限定しないが、例えば、キーボード、タッチスクリーンディスプレイ、及びポインティングデバイスを含むことができる。異なる通信アダプタをシステムに連結することにより、構内ネットワーク又は公衆ネットワークを介在させて、データ処理システムを、他のデータ処理システム、或いは離れて位置するプリンタ又は記憶デバイスに連結させることもできる。非限定的な例は、モデム及びネットワークアダプタであり、これらは現在利用できる種類の通信アダプタのごく一部である。
種々の有利な実施形態は、例示及び説明を目的として提示されたのであって、完全なものではなく、開示された形態の実施形態に限定されるものではない。多数の修正及び変更が可能であることは当業者には明らかであろう。更に、種々の有利な実施形態は、他の有利な実施形態とは異なる利点を提供しうる。
選択された一又は複数の実施形態は、実施形態の原理、実用的な用途を最もよく説明するため、及び他の当業者が、特定の用途に適した種々の修正を含めて種々の実施形態の開示内容を理解できるように、選ばれて説明されたものである。
選択された一又は複数の実施形態は、実施形態の原理、実用的な用途を最もよく説明するため、及び他の当業者が、特定の用途に適した種々の修正を含めて種々の実施形態の開示内容を理解できるように、選ばれて説明されたものである。
また、本発明は以下に記載する態様を含む。
(態様1)
燃料補給ブーム(316)に掛かる力(333)を管理する方法であって、
燃料補給ブーム(316)に関連する力センサ(326)から力情報(626)を受け取るステップ(800)、
燃料補給ブーム(316)に掛かる力(333)から力測定の任意の数の誤差を除いた力を特定することにより、フィルタ済み力情報(634)を生成するステップ(802)、及び
燃料補給ブーム(316)のフィルタ済み力情報(634)を使用して、力に基づくコマンド(640)を生成するステップ(804)
を含む方法。
(態様2)
力に基づくコマンド(640)をオペレータコマンド(642)と組み合わせることにより、燃料補給ブーム(316)を制御するアクチュエータシステム(323)に対するコマンド(646)を形成するステップ(920)
を更に含む、態様1に記載の方法。
(態様3)
アクチュエータシステム(323)が力生成システム(341)を制御する、態様2に記載の方法。
(態様4)
力測定の任意の数の誤差が、雑音、センサ許容誤差、及びセンサ偏り誤差のうちの少なくとも一つである、態様1に記載の方法。
(態様5)
前記特定するステップ(802)が、
力測定の任意の数の誤差と関連する力情報(626)を制限することにより、低域フィルタを通過した力情報(742)を形成するステップ(908)、及び
平滑化された力情報(738)から低域フィルタを通過した力情報(742)を減算することにより、フィルタ済み力情報(634)を形成するステップ(909)
を含む、態様1に記載の方法。
(態様6)
前記制限するステップ(908)が、
力情報(626)から雑音を除去することにより、平滑化された力情報(738)を生成するステップ(904)、
平滑化された力情報(738)の一部をセンサ許容誤差の範囲内に制限することにより、センサ許容差に制限された力情報(740)を形成するステップ(906)、及び
センサ許容差に制限された力情報(740)の一部をセンサ偏り誤差の範囲内に制限することにより、低域フィルタを通過した力情報(742)を形成するステップ(908)
を含む、態様5に記載の方法。
(態様7)
力情報(626)から雑音を除去することにより、平滑化された力情報(738)を生成するステップ(904)が、
二次フィルタ(710)を用いて力情報(626)をフィルタリングして力情報(626)から雑音を除去することにより、平滑化された力情報(738)を形成するステップ(904)
を含む、態様6に記載の方法。
(態様8)
平滑化された力情報(738)の一部をセンサ許容誤差の範囲内に制限することにより、センサ許容差に制限された力情報(740)を形成するステップ(906)が、
平滑化された力情報(738)の一部をセンサ許容誤差の範囲内に制限するリミッタ(714)を用いて、平滑化された力情報(738)を制限することにより、センサ許容差に制限された力情報(740)を形成するステップ(906)
を含む、態様6に記載の方法。
(態様9)
センサ許容差に制限された力情報(740)の一部をセンサ偏り誤差の範囲内に制限することにより、低域フィルタを通過した力情報(742)を形成するステップ(908)が、
センサ偏り誤差の範囲内にあるセンサ許容差に制限された力情報(740)の部分を通過させる低域フィルタ(716)を使用して、センサ許容差に制限された力情報(740)をフィルタリングすることにより、低域フィルタを通過した力情報(742)を形成するステップ(908)
を含む、態様6に記載の方法。
(態様10)
前記生成するステップ(804)が、
燃料補給ブーム(316)のフィルタ済み力情報(634)と、燃料補給ブーム(316)が位置する航空機(100)の動圧(638)とを使用して、力に基づくコマンド(640)を生成するステップ(916)であって、力に基づくコマンド(640)が、燃料補給ブーム(316)に掛かる力(333)を軽減するものである、ステップ(916)
を含む、態様1に記載の方法。
(態様11)
力センサ(326)が燃料補給ブーム(316)上のストレインスリーブ(321)に配置される、態様1に記載の方法。
(態様12)
フィルタ済み力情報(634)が、レシーバー航空機(303)と接触しない飛行の間に燃料補給ブーム(316)に掛かる力(333)に関するものである、態様1に記載の方法。
(態様13)
燃料補給ブーム(316)に関連する力センサ(326)から力情報(626)を受け取り(800)、燃料補給ブーム(316)に掛かる力(333)から力測定の任意の数の誤差を除いた力を特定することにより、フィルタ済み力情報(634)を生成し(802)、且つ燃料補給ブーム(316)のフィルタ済み力情報(634)を使用して、力に基づくコマンド(640)を生成する(804)制御プロセス(339)、並びに
格納している制御プロセス(339)を実行するコンピュータ(338)
を備える装置。
(態様14)
力情報(626)を生成する、燃料補給ブーム(316)に関連するセンサシステム(306)
を更に備える、態様13に記載の装置。
(態様15)
センサシステム(306)が力センサ(326)を含んでいる、態様14に記載の装置。
(態様16)
力センサ(326)が配置されるストレインスリーブ(321)
を更に備える、態様15に記載の装置。
(態様17)
航空機(100)、及び
コンピュータ(338)と共に航空機(100)に配置される燃料補給ブーム(316)
を更に備える、態様13に記載の装置。
(態様18)
アクチュエータシステム(323)を更に備えており、制御プロセス(339)が、更に、力に基づくコマンド(640)をオペレータコマンド(642)と組み合わせることにより、アクチュエータシステム(323)に対し、燃料補給ブーム(316)を制御するコマンド(646)を形成する、態様13に記載の装置。
(態様19)
アクチュエータシステム(323)が力生成システム(341)を制御する、態様18に記載の装置。
(態様20)
力測定の任意の数の誤差が、雑音、センサ許容誤差、及びセンサ偏り誤差のうちの少なくとも一つである、態様13に記載の装置。
(態様21)
燃料補給ブーム(316)に掛かる力(333)から力測定の任意の数の誤差を除いた力を特定することにより、フィルタ済み力情報(634)を生成するステップ(802)において、制御プロセス(339)が、力測定の任意の数の誤差に関連する力情報(626)を制限することにより、低域フィルタを通過した力情報(742)を形成するステップ(908)、並びに平滑化された力情報(738)から、低域フィルタを通過した力情報(742)を減算することにより、フィルタ済み力情報(634)を形成するステップ(909)を行う、態様13に記載の装置。
(態様22)
力測定の任意の数の誤差に関連する力情報(626)を制限することにより、低域フィルタを通過した力情報(742)を形成するステップ(908)において、制御プロセス(339)が、力情報(626)から雑音を除去することにより、平滑化された力情報(738)を形成するステップ(904)、平滑化された力情報(738)をセンサ許容誤差の範囲内に制限することにより、センサ許容差に制限された力情報(740)を形成するステップ(906)、並びに、センサ許容誤差に制限された力情報(740)の一部をセンサ偏り誤差の範囲内に制限することにより、低域フィルタを通過した力情報(742)を形成するステップ(908)を行う、態様21に記載の装置。
(態様23)
力情報(626)から雑音を除去することにより、平滑化された力情報(738)を形成するステップ(904)において、制御プロセス(339)が、二次フィルタ(710)を使用して力情報(626)から雑音を除去することにより、平滑化された力情報(738)を形成するステップ(904)を行う、態様22に記載の装置。
(態様24)
平滑化された力情報(738)をセンサ許容誤差の範囲内に制限することにより、センサ許容差に制限された力情報(740)を形成するステップ(906)において、制御プロセス(339)が、平滑化された力情報(738)の一部をセンサ許容誤差の範囲内に制限するリミッタ(714)を用いて、平滑化された力情報(738)を制限することにより、センサ許容差に制限された力情報(740)を形成するステップ(906)を行う、態様22に記載の装置。
(態様25)
力測定の任意の数の誤差により生じた力(333)を含むセンサ許容差に制限された力情報(740)の一部を制限することにより、低域フィルタを通過した力情報(742)を形成するステップ(908)において、制御プロセス(339)が、センサ偏り誤差の範囲内にあるセンサ許容差に制限された力情報(740)の部分を通過させる低域フィルタ(716)を用いて、センサ許容差に制限された力情報(740)をフィルタリングすることにより、低域フィルタを通過した力情報(742)を形成するステップ(908)を行う、態様22に記載の装置。

Claims (25)

  1. 燃料補給ブーム(316)に掛かる力(333)を管理する方法であって、
    燃料補給ブーム(316)に関連する力センサ(326)から力情報(626)を受け取るステップ(800)、
    燃料補給ブーム(316)に掛かる力(333)から力測定の任意の数の誤差を除いた力を特定することにより、フィルタ済み力情報(634)を生成するステップ(802)、及び
    燃料補給ブーム(316)のフィルタ済み力情報(634)を使用して、力に基づくコマンド(640)を生成するステップ(804)
    を含む方法。
  2. 力に基づくコマンド(640)をオペレータコマンド(642)と組み合わせることにより、燃料補給ブーム(316)を制御するアクチュエータシステム(323)に対するコマンド(646)を形成するステップ(920)
    を更に含む、請求項1に記載の方法。
  3. アクチュエータシステム(323)が力生成システム(341)を制御する、請求項2に記載の方法。
  4. 力測定の任意の数の誤差が、雑音、センサ許容誤差、及びセンサ偏り誤差のうちの少なくとも一つである、請求項1に記載の方法。
  5. 前記特定するステップ(802)が、
    力測定の任意の数の誤差と関連する力情報(626)を制限することにより、低域フィルタを通過した力情報(742)を形成するステップ(908)、及び
    平滑化された力情報(738)から低域フィルタを通過した力情報(742)を減算することにより、フィルタ済み力情報(634)を形成するステップ(909)
    を含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記制限するステップ(908)が、
    力情報(626)から雑音を除去することにより、平滑化された力情報(738)を生成するステップ(904)、
    平滑化された力情報(738)の一部をセンサ許容誤差の範囲内に制限することにより、センサ許容差に制限された力情報(740)を形成するステップ(906)、及び
    センサ許容差に制限された力情報(740)の一部をセンサ偏り誤差の範囲内に制限することにより、低域フィルタを通過した力情報(742)を形成するステップ(908)
    を含む、請求項5に記載の方法。
  7. 力情報(626)から雑音を除去することにより、平滑化された力情報(738)を生成するステップ(904)が、
    二次フィルタ(710)を用いて力情報(626)をフィルタリングして力情報(626)から雑音を除去することにより、平滑化された力情報(738)を形成するステップ(904)
    を含む、請求項6に記載の方法。
  8. 平滑化された力情報(738)の一部をセンサ許容誤差の範囲内に制限することにより、センサ許容差に制限された力情報(740)を形成するステップ(906)が、
    平滑化された力情報(738)の一部をセンサ許容誤差の範囲内に制限するリミッタ(714)を用いて、平滑化された力情報(738)を制限することにより、センサ許容差に制限された力情報(740)を形成するステップ(906)
    を含む、請求項6に記載の方法。
  9. センサ許容差に制限された力情報(740)の一部をセンサ偏り誤差の範囲内に制限することにより、低域フィルタを通過した力情報(742)を形成するステップ(908)が、
    センサ偏り誤差の範囲内にあるセンサ許容差に制限された力情報(740)の部分を通過させる低域フィルタ(716)を使用して、センサ許容差に制限された力情報(740)をフィルタリングすることにより、低域フィルタを通過した力情報(742)を形成するステップ(908)
    を含む、請求項6に記載の方法。
  10. 前記生成するステップ(804)が、
    燃料補給ブーム(316)のフィルタ済み力情報(634)と、燃料補給ブーム(316)が位置する航空機(100)の動圧(638)とを使用して、力に基づくコマンド(640)を生成するステップ(916)であって、力に基づくコマンド(640)が、燃料補給ブーム(316)に掛かる力(333)を軽減するものである、ステップ(916)
    を含む、請求項1に記載の方法。
  11. 力センサ(326)が燃料補給ブーム(316)上のストレインスリーブ(321)に配置される、請求項1に記載の方法。
  12. フィルタ済み力情報(634)が、レシーバー航空機(303)と接触しない飛行の間に燃料補給ブーム(316)に掛かる力(333)に関するものである、請求項1に記載の方法。
  13. 燃料補給ブーム(316)に関連する力センサ(326)から力情報(626)を受け取り(800)、燃料補給ブーム(316)に掛かる力(333)から力測定の任意の数の誤差を除いた力を特定することにより、フィルタ済み力情報(634)を生成し(802)、且つ燃料補給ブーム(316)のフィルタ済み力情報(634)を使用して、力に基づくコマンド(640)を生成する(804)制御プロセス(339)、並びに
    格納している制御プロセス(339)を実行するコンピュータ(338)
    を備える装置。
  14. 力情報(626)を生成する、燃料補給ブーム(316)に関連するセンサシステム(306)
    を更に備える、請求項13に記載の装置。
  15. センサシステム(306)が力センサ(326)を含んでいる、請求項14に記載の装置。
  16. 力センサ(326)が配置されるストレインスリーブ(321)
    を更に備える、請求項15に記載の装置。
  17. 航空機(100)、及び
    コンピュータ(338)と共に航空機(100)に配置される燃料補給ブーム(316)
    を更に備える、請求項13に記載の装置。
  18. アクチュエータシステム(323)を更に備えており、制御プロセス(339)が、更に、力に基づくコマンド(640)をオペレータコマンド(642)と組み合わせることにより、アクチュエータシステム(323)に対し、燃料補給ブーム(316)を制御するコマンド(646)を形成する、請求項13に記載の装置。
  19. アクチュエータシステム(323)が力生成システム(341)を制御する、請求項18に記載の装置。
  20. 力測定の任意の数の誤差が、雑音、センサ許容誤差、及びセンサ偏り誤差のうちの少なくとも一つである、請求項13に記載の装置。
  21. 燃料補給ブーム(316)に掛かる力(333)から力測定の任意の数の誤差を除いた力を特定することにより、フィルタ済み力情報(634)を生成するステップ(802)において、制御プロセス(339)が、力測定の任意の数の誤差に関連する力情報(626)を制限することにより、低域フィルタを通過した力情報(742)を形成するステップ(908)、並びに平滑化された力情報(738)から、低域フィルタを通過した力情報(742)を減算することにより、フィルタ済み力情報(634)を形成するステップ(909)を行う、請求項13に記載の装置。
  22. 力測定の任意の数の誤差に関連する力情報(626)を制限することにより、低域フィルタを通過した力情報(742)を形成するステップ(908)において、制御プロセス(339)が、力情報(626)から雑音を除去することにより、平滑化された力情報(738)を形成するステップ(904)、平滑化された力情報(738)をセンサ許容誤差の範囲内に制限することにより、センサ許容差に制限された力情報(740)を形成するステップ(906)、並びに、センサ許容誤差に制限された力情報(740)の一部をセンサ偏り誤差の範囲内に制限することにより、低域フィルタを通過した力情報(742)を形成するステップ(908)を行う、請求項21に記載の装置。
  23. 力情報(626)から雑音を除去することにより、平滑化された力情報(738)を形成するステップ(904)において、制御プロセス(339)が、二次フィルタ(710)を使用して力情報(626)から雑音を除去することにより、平滑化された力情報(738)を形成するステップ(904)を行う、請求項22に記載の装置。
  24. 平滑化された力情報(738)をセンサ許容誤差の範囲内に制限することにより、センサ許容差に制限された力情報(740)を形成するステップ(906)において、制御プロセス(339)が、平滑化された力情報(738)の一部をセンサ許容誤差の範囲内に制限するリミッタ(714)を用いて、平滑化された力情報(738)を制限することにより、センサ許容差に制限された力情報(740)を形成するステップ(906)を行う、請求項22に記載の装置。
  25. 力測定の任意の数の誤差により生じた力(333)を含むセンサ許容差に制限された力情報(740)の一部を制限することにより、低域フィルタを通過した力情報(742)を形成するステップ(908)において、制御プロセス(339)が、センサ偏り誤差の範囲内にあるセンサ許容差に制限された力情報(740)の部分を通過させる低域フィルタ(716)を用いて、センサ許容差に制限された力情報(740)をフィルタリングすることにより、低域フィルタを通過した力情報(742)を形成するステップ(908)を行う、請求項22に記載の装置。
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