JP2012510249A - 少なくとも1つの計算機を有する情報処理システムの直流バックアップ電源装置 - Google Patents

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Abstract

超低電圧で給電される計算機を少なくとも1つ有する情報処理システム(14)の本直流バックアップ電源装置(22)は、その直流電源が交流電流を直流電流に変換するAC−DCコンバータ(16)を介して交流電源網(12)に接続するように設計され、電力貯蔵手段(24)を有する。この装置はさらに、AC−DCコンバータ(16)から供給される直流電流の一部を前記情報処理システム(14)の超低電圧の電源に充電する電力貯蔵手段(24)の充電手段(26)と、電源網(12)の瞬間停電を検知したのちに、ほぼ一定である所定の超低電圧で、前記電力貯蔵手段(24)に貯蔵した電力を前記情報処理システム(14)の超低電圧の電源に対して放電する放電手段(28、30)とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、超低電圧で給電される計算機を少なくとも1つ有する情報処理の電気システムの直流バックアップ電源装置に関する。また、本発明は、このような装置を含む設備にも関する。
さらに正確には、本発明は、超低電圧で交流電流を直流電流に変換するAC−DCコンバータを介して直流電源が交流電源網に接続するように設計される情報処理システムに適用される。
「超低電圧」とは、その電圧で作業者が危険を伴うことなくあらゆる電気部品を操作することができる一般に「安全電圧」と呼ばれる電圧である。さらにこのような電圧は一般に、情報処理システムの電気部品に適用される。フランスおよびヨーロッパではいくつかの分野が法律で定められているが(TBT、TBTS、TBTP、TBTF)、直流電流では120V未満、交流電流では50V未満といずれも超低電圧に設定されている。
給電網を流れる交流電流の電圧は一般に約220〜230Vであり、これは作業者にとって危険であることがわかる。逆に、50Vまたはこれよりも低い電圧であれば操作に危険がないと一般に考えられている。したがって、電気通信に適用させる場合、一般に伝送データの処理システムの電圧を約48Vにする。航空機の場合、搭載部品は一般に直流電圧を約24Vにする。また、計算機タイプの情報処理システムでは一般に、直流電圧を約12Vにする。
情報処理システムとは、たとえばローカルネットワークで相互に接続されるコンピュータサーバの集合であり、一般にHPC(英語のHigh Performance Computing)計算機と呼ばれる高性能の計算機を形成するものである。この場合はほかの高感度の機器(コンピュータサーバ、デスクトップまたはノート型のパーソナルコンピュータ、電気通信用の無線周波数局など)に適用する場合と同じく、電気システムの動作が交流電源網の瞬間停電に妨害されないようにすることが重要である。実際に、このような瞬間停電が起きると、それが数100ミリ秒しか続かないとしても、大きな不利益をもたらすHPC計算機の計算エラー、データ損失または機能異常が発生するおそれがある。
ところが、このような瞬間停電はかなり頻繁に起こり、交流電源網の管理プログラムで電源網の一部を一時的に送電停止にする必要があることがある。瞬間停電の継続時間は一般に、交流電流の数周期に相当する時間である。具体的に50ヘルツの交流電流の場合、10〜12周期の瞬間停電であれば200〜250ミリ秒継続する。さらに、瞬間停電が起きたあとにAC−DCコンバータを再起動させるのにも100〜200ミリ秒かかり、これは電気システムにとっては瞬間停電となり、450ミリ秒まで継続することがある。
電源網の瞬間停電に対して高感度タイプの情報処理の電気システムを有する設備は一般に、交流電源網に何が起こっても瞬間停電を生じることなく安定して給電することができる無停電電源装置を備えている。この無停電電源装置は一般に電源網に直接接続されていることから、交流電流を直流電流に変換する整流器を有する。無停電電源装置はこのほか、蓄電池またはスーパーキャパシタの集合などの蓄電装置、および蓄電装置によって生じる直流電流を交流電流に変換するインバータを備えている。無停電電源装置は、設備の交流電源網とAC−DCコンバータとの間に設置されるため、瞬間停電が起きた際に電気システムに給電するための電源網の代役となる。このような無停電電源装置は、たとえば1997年に公表された「燃料電池を基盤とする無停電電源装置(Fuel cell based uninterrupted power sources)」と題するSukumaraらによる文献(非特許文献1参照)に記載されている。
欧州特許公報第EP1639684号に開示されているように、蓄電装置は、電力の充電速度を最大にするために、連続配置されるスーパーキャパシタで構成することができる。この充電は、電源が電源網から独立している場合、または電源網の交流電流があらかじめ直流電流に変換されている場合は直流電流で供給する充電器で行い、交流電流で供給する充電器で行う場合は、充電器が固有のAC−DCコンバータを備えている必要がある。
さらに正確な例を挙げると、欧州特許公報第EP1661226号には、スーパーキャパシタを基盤とするストレージモジュールの充電器が記載されている。この充電器は、燃料電池、バッテリなどのエネルギー源またはその他のエネルギー源によって給電され、特にAC−DCコンバータを組み合わせた交流電流源から給電されることができる。
いずれの場合でも、上記のような無停電電源装置では寸法がある程度大きくなってしまう。その上、放電する状況で強力な電流を供給する必要があれば、この無停電電源装置を複数個並列して配置する必要が生じることもある。
欧州特許公報第EP1639684号 欧州特許公報第EP1661226号
Sukumara et al、Fuel cell based uninterrupted power sources、International Conference on Power Electronics and Drive Systems Proceedings(パワーエレクトロニクスとドライブシステムに関する国際会議)、 第2巻、第728〜733頁、第26〜29行、1997年5月
よって、前述の問題および制約の少なくとも一部を緩和することができる直流バックアップ電源装置を備えることが望ましい。
よって、本発明は、超低電圧で給電される計算機を少なくとも1つ有する情報処理システムの直流バックアップ電源装置であって、その直流電源が交流電流を直流電流に変換するAC−DCコンバータを介して交流電源網に接続するように設計され、電力貯蔵手段を有する装置において、該装置がさらに、
− AC−DCコンバータから供給される直流電流の一部を情報処理システムの超低電圧の電源に充電する電力貯蔵手段の充電手段と、
− 電源網の瞬間停電を検知したのちに、ほぼ一定である所定の超低電圧で、電力貯蔵手段に貯蔵した電力を情報処理システムの超低電圧の電源に対して放電する放電手段
とを有することを特徴とする直流バックアップ電源装置を目的とする。
実際に、本発明によるバックアップ電源装置は、電気システムのAC−DCコンバータから供給される電流によって直接充電され、電気システムの直流電源に対して直接放電するように設計されているため、瞬間停電が起きた場合に給電するようになっている情報処理の電気システムを最善の形で搭載することで寸法が小さく抑えられている。
選択的に、貯蔵手段は、電気二重層を有する少なくとも1つのスーパーキャパシタを有する。
同じく選択的に、貯蔵手段は、連続配置される少なくとも1つのスーパーキャパシタ回路を有する。
同じく選択的に、スーパーキャパシタの各回路は、連続配置されるスーパーキャパシタの充電ばらつきを補正する補正手段を有する。
同じく選択的に、充電ばらつきを補正する補正手段は、連続配置されるスーパーキャパシタの充電電流の迂回路を有し、各迂回路は、連続配置されるスーパーキャパシタのうちの1つの端子間に取り付けられて、このスーパーキャパシタの端子で測定される電位差と基準の電位差との差に応じてこの迂回路を通過する電流を調整する調整手段を有する。
同じく選択的に、調整手段は電界効果MOSトランジスタを有し、そのグリッド電圧は、このスーパーキャパシタの端子で測定される電位差と基準の電位差との前記差によって決まる。
同じく選択的に、放電手段は、AC−DCコンバータから供給される直流電流の電圧低下を検出することができる制御器と、この制御器が制御する整流子とを有する。
同じく選択的に、整流子は、並列に配置されて制御器に制御される複数の遮断器を有し、各遮断器は特に、互い違いに配置されて電界効果N−MOSトランジスタの1ペアを基に設計される。
同じく選択的に、制御器は、所定の放電の最小閾値電圧および最大閾値電圧に応じて、貯蔵手段から1サイクル放電する間に整流子の連続的な開放および閉鎖を制御するように設計される制御ロジックを有する。
すなわち、本発明は、交流電源網に接続するように設計される電気設備であって、交流電流を直流電流に変換するAC−DCコンバータと、第1の電源回路を介してこのAC−DCコンバータに接続される、超低電圧で給電される少なくとも1つの計算機を有する情報処理システムと、第1の回路に並列して配置されるAC−DCコンバータから供給される直流電流の一部を分流する第2の分流回路と、この第2の分流回路に配置される上に定義したようなバックアップ電源装置とを有する電気設備も目的とする。
本発明は、添付の図を参照しながら、例としてのみ挙げた以下の説明を読めばさらによく理解できるであろう。
本発明の一実施形態による電気設備の一般構造を示す概略図である。 本発明によるバックアップ電源装置のさまざまな素子を、支持体を形成する基板上に配置可能な分布を示す概略図である。 図2のバックアップ電源装置の電力貯蔵手段の一般構造を示す概略図である。 図2のバックアップ電源装置の放電制御器の動作ロジックを示す概略図である。 図4に動作ロジックの詳細を示した放電制御器の動作の一例を示す時間グラフである。 交流電源網に瞬間停電が起きている間の図1の設備の動作の一例を示す時間グラフである。 交流電源網に瞬間停電が起きている間の図1の設備の動作の一例を示す時間グラフである。
図1に示す電気設備10は、たとえば230Vの電圧で50Hzの電流を流す網のような交流電源網12に接続されている。
電気設備10は、直流電流で給電されるように設計されている情報処理の電気システム14を有し、電気システム14によって決まる電流強度と、ほぼ一定である所定の電圧を有する。純粋に一例を挙げると、電気システム14は、HPC計算機を形成するコンピュータサーバの集合である。同システムはたとえば、ほぼ一定の12Vの電圧で700Aの直流電流を給電されるように設計されている。
「ほぼ一定」とは、電気システム14が情報処理の構成部品に損傷を与えることなく耐え得るような、基準値(この場合の適用例では12V)に対する変動が著しく少ない直流電圧のことである。たとえば計算機タイプの情報処理システムは、消費する電流を入力電圧に応じて調整する内部変換の段階を備え、1Vまで下げることができるきわめて規則的な電圧を供給することから、このシステムの入力部に供給される前記ほぼ一定の直流電圧が基準値に対して10〜15%変動することは許容範囲内となる。したがって、たとえばほぼ一定の12Vの直流電圧であれば11〜13Vの範囲で変動してもよいと考えることができる。このようなほぼ一定の電圧は、たとえば電気システム14に供給される直流電圧を、基準となる最大閾値電圧と最小閾値電圧を利用して調整することによって得られる。
そのため、電気設備10はこの供給を確実に行うために、電圧230Vで50Hzの交流電流を12Vの電圧で流れる直流電流に変換するAC−DCコンバータ16を有する。電気システム14、さらに詳細にはその直流電源は、第1の電源回路18を介してAC−DCコンバータ16に接続している。
AC−DCコンバータ16から供給される直流電流の一部が流れる第2の分流回路20は、AC−DCコンバータ16と電気システム14との間で第1の回路18と並列して配置される。この第2の回路20は直流バックアップ電源装置22を有する。したがって、同回路によってバックアップ電源装置22は、AC−DCコンバータ16から電気システム14に対して流れる直流電流の一部を取り込んで蓄電することができ、電源網12に瞬間停電が起きた場合は、貯蔵した電力から取り込んだ直流電流を電気システム14に供給することができる。換言すると、バックアップ電源装置22は、瞬間停電が起きた場合に電源網12の代役を果たすように設定されている。
バックアップ電源装置22は、電力貯蔵手段24を有する。この貯蔵手段24は、1つまたは複数の従来の電池を有することができる。蓄電池は一般に、体積単位あたりの貯蔵電力の比率が良好であるが、逆に体積単位あたりの放出ピーク電力の比率は悪いため、電気システム14が強度の直流電流を消費するような適用例ではほとんど利点がない。特に電気システム14がHPC計算機である場合は、700Aの直流電流が必要となるためほとんど利点がない。この場合、電力貯蔵手段24は、有利なように、少なくとも1つのスーパーキャパシタを有し、好ましくは体積単位あたりの放出ピーク電力の比率が特に良好となる少なくとも1つの連続配置されるスーパーキャパシタ回路を有する。ただし、このピーク電力はそれほど長時間にわたって放出されることはなく、交流電源網の瞬間停電を確実に緩和するには十分であり、瞬間停電は一般に数100ミリ秒を超えることはない。
図3を参照しながら、スーパーキャパシタを有する電力貯蔵手段24を説明する。スーパーキャパシタは一般に、EDLC(英語のElectrochemical Double Layer Capacitor、電気二重層キャパシタ)タイプのものであり、電気二重層の製造プロセスに従って設計されている。スーパーキャパシタは、電池の抵抗を厳密に下回る内部抵抗器を備えている。スーパーキャパシタを有する電力貯蔵手段24は、一方をアース接続し、もう一方を第2の回路20に接続する抵抗器Rと静電容量CからなるRCタイプの並列回路(たとえば、抵抗器とコンデンサを並列して有する回路)でモデル化することができる。
このほかバックアップ電源装置22は、AC−DCコンバータ16から供給される直流電流の一部を電気システム14の電源へ充電する電力貯蔵手段24の充電手段26を有する。この充電手段26は従来のスーパーキャパシタの充電器で構成されているため、詳しい説明はしない。スーパーキャパシタによって電力貯蔵手段24を数分で、一般的には3分以内で充電することができるため、電気システム14の動作が妨害されることはほとんどない。
また、バックアップ電源装置22は、電源網12に起きる瞬間停電を検知したのちに電力貯蔵手段24に貯蔵した電力を電気システム14の電源に対して放電する放電手段28、30も有し、(電気システム14が必要とする)ある所与の強度の電流と、ほぼ一定である所定の電圧を有する。
この放電手段は、制御器30が制御する整流子28を有する。整流子28は、たとえば、連続して互い違いに配置される電界効果N−MOSトランジスタを少なくとも1ペア有する。ペアごとにこのように配置することによって、スーパーキャパシタの端子および電気システム14の端子の電圧がいくらであってもスーパーキャパシタを電気システム14の電力貯蔵手段24から隔離することができる。このほか、放電の瞬間に整流子28を通過するようになっている電流が、このようなトランジスタのペアが耐え得る電流よりも強い場合、同じ制御器30に制御されるトランジスタのペアを複数個並列に配置して整流子28を形成することができる。
整流子28は、内部抵抗器32とつながる理想の遮断器として図1に示している。制御器30の動作は図4〜7に詳細に示している。制御器は特に、電気システムに供給される電圧値が所定の閾値電圧を下回ると直ちに電源網12の瞬間停電を検知するように設計されている。
前述したように、AC−DCコンバータ16から電気システム14の電源に供給される700Aの直流電流は、たとえば第1の回路18では12Vの電圧である。よって第2の回路20から得られた電流は、これと同じ12Vの電圧であると考えられる。しかし、瞬間停電が起きた場合に電力貯蔵手段24がこれと同じ12Vの電圧で電気システム14に直流電流を供給できるようにするには、特に電力貯蔵手段24の内部抵抗器および整流子28の内部抵抗器があるために、電力貯蔵手段はこれよりも高い電圧で充電される必要がある。たとえば、必要とされるこれよりも高い電圧は、15V前後にすることができる。さらに整流子28は、グリッドに給電する必要がある電界効果MOSトランジスタで構成されていることから、制御器30は一般に20Vを上回る電圧を供給しなければならない。
このような理由により、第2の回路20にある充電器26および制御器30の上流に従来タイプの昇圧器34を設置し、電圧をたとえば12Vから21Vへ上昇させる。別の変形例によれば、2つの異なる昇圧器を考案してもよく、この両昇圧器が必要とする電圧は同じではないことから、ひとつを充電器26に、もうひとつを制御器30に設置することができる。
バックアップ電源装置22は、次のように動作する。
− 電気システム14がAC−DCコンバータ16から直流電流で給電される際は、電力貯蔵手段24がまだ完全に充電されていないかぎり、この電流の一部が第2の回路20の方へ迂回してこの電力貯蔵手段を充電する。
− 制御器30によって瞬間停電が検知されると、電力貯蔵手段24が電力の低下している電源網12の代役となるように、この制御器は整流子28の閉鎖を命令する。
しかしながら、整流子28が閉鎖されて電力貯蔵手段24から来る電流を通過させるのにかかる時間が長ければ、電気システム14の動作を妨害してしまうおそれがある。そのため、バックアップ電源装置22は有利なように、予備電力貯蔵手段36を有し、これはたとえば整流子28の出力部に並列して配置されるいわゆる平滑コンデンサなどの単なるコンデンサで構成される。予備電力貯蔵手段36は、スーパーキャパシタを有する貯蔵手段24と同じく、一方をアース接続し、もう一方を第2の回路20上で整流子28の出力部に接続する抵抗器rと静電容量cからなるRCタイプの並列回路でモデル化することができる。非限定的な例として、0.5mΩの抵抗器rおよび0.01Fの静電容量cに対しては、整流子28の出力部に20数個の平滑コンデンサを配置することができる。
これらの予備電力貯蔵手段36があることにより、バックアップ電源装置22は次のようにさらに正確に機能する。
− 電気システム14がAC−DCコンバータ16から直流電流で給電される際は、電力貯蔵手段24がまだ完全に充電されていないかぎり、この電流の一部が一定時間第2の回路20の方へ迂回してこの電力貯蔵手段を充電する。
− 予備電力貯蔵手段36まだ完全に充電されていないかぎり、この電流のごく一部が一定時間同じく迂回してこの予備電力貯蔵手段を充電する。
− 制御器30によって瞬間停電が検知されると、この制御器が整流子28の閉鎖を命令する。
− 瞬間停電の開始から整流子28が確実に閉鎖されるまでの間、予備電力貯蔵手段36に蓄積された電力の一部が電気システム14に伝送される。
− 整流子28が確実に閉鎖されると、電力貯蔵手段24が電力の低下している電源網12の代役を果たす。
予備電力貯蔵手段36にスーパーキャパシタを備えることは有用ではないことがわかるだろう。なぜなら、同手段は自らの貯蔵電力を約数ミリ秒という非常に短時間の間のみ供給するように設計されており、これは明らかに瞬間停電の時間よりも短いからである。
具体的には、バックアップ電源装置22はその充電器26、制御器30、昇圧器34、整流子28、貯蔵手段24および36とともに、支持体を形成する基板に取り付けられ、たとえば0.1mΩの内部抵抗器38を備える。符号40を付したこの基板は、図2に示した概略分布図にある前述の素子を有する。
電気システム14はAC−DCコンバータ16によって、第1の回路18を介して230Vの交流電流から12Vの直流電流を供給されるが、第2の回路20も第1の回路18に接続されているため、この12Vの直流電流を用いてバックアップ電源装置22を充電することが可能になる。この充電は、一般に0.5〜18Aの直流電流を消費することによって成り立つ。また、第2の回路20によって、制御器30がAC−DCコンバータ16から供給される直流電流の電圧値を取り出して、瞬間停電が発生することによって起こりうる電源網12の電力低下を検知できるようにすることも可能である。
たとえばDC−DCスイッチングコンバータなどの昇圧器34は、バックアップ電源装置22が充電状態にあるか否かによって、第2の回路20から供給される直流電流の電圧を21Vで強度0〜9Aの直流電流に昇圧させる。この電流は制御器30および充電器26に供給される。
すると充電器26は、バックアップ電源装置22が充電状態にあるか否かによって、強度が0〜12Aにわたる直流電流を電力貯蔵手段24に供給する。
電力貯蔵手段24は、充電状態にあるときは、たとえば480ミリ秒よりも長い間、少なくとも所定の既定値(たとえば11V)を常に上回る約12Vの電圧で700Aの電流を供給できるようにその寸法を設計する必要がある。
具体的には、電力貯蔵手段24は、連続配置される6つのスーパーキャパシタ回路を少なくとも1つ有する。許容範囲内の寸法にするには、次の特徴を持つスーパーキャパシタであればよい。静電容量が600F、内部抵抗器が0.83mΩ、および最大電位差が2.7Vのスーパーキャパシタの端子で耐え得る値である。したがって、連続配置される6つのスーパーキャパシタ回路は、静電容量がC=100Fであり、内部抵抗器がR=4.98mΩである。スーパーキャパシタから放電される間にこのような回路を流れる電流の電圧変化は、次の式で表されることがわかる。
V=(V−IT/C)−RI(1)
式中Vは充電器26が流す充電圧であり、I=700Aは回路を流れる電流であり、T=480ミリ秒は放電の最長時間である。
以上の条件で、回路を流れる電流の電圧Vが常に11Vを上回るようにするには、充電圧Vは少なくとも17.85Vでなければならない。すなわち、前述の6つのコンデンサの端子で耐え得る最大電位差は6×2.7V=16.2Vである。よって、6つのコンデンサを持つ回路1つのみでは不十分であることがわかる。
前述したような並列配置される6つのコンデンサを持つ回路を2つ備え、Cの値が200Fである静電容量と、Rの値が2.49mΩである内部抵抗器の電力貯蔵手段24を構想する。この新たな条件の下で、電力貯蔵手段24を流れる電流の電圧Vが常に11Vを上回るようにするには、充電圧Vは少なくとも14.42Vでなければならない。実際に、整流子28の端子の電圧低下により充電圧がわずかに上昇し、たとえばV=14.8Vとなる。さらに、電力貯蔵手段24の内部抵抗器を考えると、バックアップ電源装置22が放電状態であるときに、AC−DCコンバータ16の再起動を含めた瞬間停電の最大継続時間480ミリ秒の間、第2の回路20にほぼ一定の電圧、すなわち常に11〜13Vの電圧で700Aの電流を流すことも可能である。また、スーパーキャパシタを用いるのと同等であるこれらの抵抗器および静電容量のパラメータを持つ電力貯蔵手段24であれば、充電器26を用いて少なくとも3分で充電できることもわかる。
図2は、電力貯蔵手段24にある6つのスーパーキャパシタを持つ回路を二重にしたものを示している。実用的な理由により、昇圧器34、充電器26、制御器30および整流子28をそれぞれ2つにすることも可能である。
最後に、前述したように、また図2に示すように、整流子28は並列配置される複数のMOSトランジスタのペアを形成することができるため、MOSトランジスタの各ペアは、電力貯蔵手段24が放電状態であるときに供給されるI=700Aの電流強度のうちの一部しか受け入れない。たとえば、整流子28は6ペアのトランジスタを有する。
電力貯蔵手段24のいずれのスーパーキャパシタ回路も、例として図3に示したものと同じ構造である。
この構造では、6つのスーパーキャパシタC、C、C、C、C、CおよびCは、アースと充電器26の出力部である第2の回路20との間に連続配置されている。6つのスーパーキャパシタがあるこの回路が充電されている間、その端子の電圧(V−V)は最大値14.8Vまで上昇する。理想としては、6つのスーパーキャパシタが厳密に同じであれば、電荷はそれぞれに同じように分配されるため、局地的にはそれぞれのスーパーキャパシタが耐え得る2.7Vを超えることはない。残念ながら、実際にはスーパーキャパシタのパラメータが製造によってばらつきがあることは避けられず、その結果、1つのスーパーキャパシタから別のスーパーキャパシタに対して約20%の変動が特に静電容量に対して起こることがある。したがって、このばらつきを補正するものを何も備えていなければ、6つのスーパーキャパシタは同じ速度では充電されず、端子それぞれの電位差(V−V)、(V−V)、(V−V)、(V−V)、(V−V)、(V−V)は1回の充電サイクルの間に別々の速度で上昇する。したがって、理論的には充電が完全に終了していなくても、端子によっては対応するスーパーキャパシタが耐え得る最大値2.7Vを超えるものがある。
よって、スーパーキャパシタの充電のばらつきを補正する手段を備えることが有利である。この補正手段は、6つのスーパーキャパシタを持つ回路から各スーパーキャパシタの端子へ充電電流を迂回させる迂回路の存在を想定するものである。各迂回路は、対応するスーパーキャパシタの端子で測定される電位差と基準の電位差との差に応じて流れる電流を調整する調整手段を有する。
したがって、第1のスーパーキャパシタCの端子に第1の迂回路42を備える。この迂回路は抵抗器rを特徴とし、電界効果MOSトランジスタTを有し、このトランジスタのグリッド電圧によって迂回路42に迂回する充電電流の一部を調整してスーパーキャパシタCの充電を加速したり抑制したりすることができる。実際に、トランジスタTのグリッド電圧が大きくなるほど充電電流はさらに容易に第1の迂回路42を通過し、スーパーキャパシタCの充電速度は遅くなる。したがって、トランジスタTのグリッド電圧は、有利なように、第1のスーパーキャパシタCの端子間の実際の電位差(V−V)と理想とする電位差(V−V)/6との差の値を常に提供するコンパレータCPによって提供される。この理想の電位差は、どのスーパーキャパシタも同じ速度で充電される場合に第1のスーパーキャパシタCの端子で測定するものである。このコンパレータCPは、正の入力が電圧V(第1のスーパーキャパシタの超高電位の端子から得られる電圧)で、負の入力が電圧V(第1のスーパーキャパシタの超低電位の端子から得られる電圧)および(V−V)/6で接続される減算器に搭載される演算増幅器を用いて作製することができる。このように減算器に搭載するのは従来の方法であるため、詳述しない。
同じく、迂回がコンパレータCPと類似のコンパレータCP、CP、CP、CPおよびCPによって調整される回路42と類似の迂回路42、42、42、42および42は、スーパーキャパシタC、C、C、CおよびCの端子に備えられる。
コンパレータCP、CP、CP、CP、CPおよびCPのいずれにも、6つのスーパーキャパシタを持つ回路の端子から電圧を取り出してそれを6等分する分圧器44によって電圧(V−V)/6が供給される。
したがって、前述した補正手段によって、電力貯蔵手段24の各回路の6つのコンデンサを14.8Vの電圧まで同じように充電することができる。
次に、制御器30の動作ロジックを図4および図5を参照しながら説明する。
この制御器30の第1の機能は、瞬間停電によって起こる第1の回路18の電圧低下をすべて検知することであり、第2の機能は、電気システム14のバックアップ電源装置22が放電状態であるときに電力貯蔵手段24によって供給される電力量を調整することである。
制御器は、電気システム14に供給される直流電流から取り出される電圧Vを11〜12Vの基準の最小電圧VLと比較する第1のコンパレータ46を有する。このコンパレータ46の出力部で提供される信号tgは、たとえば、電圧Vが基準の最小電圧VLを下回る場合は「1」、それ以外は「0」とし、タイマー48の入力部で提供される。このタイマー48は、所定の時間(たとえば25ミリ秒)にわたって「1」に保持される信号st1を提供する。すると信号tgおよびst1は、出力部で信号st=tg OR st1を提供する論理モジュール「OR」50に伝送される。この論理を搭載することによって、制御器30は整流子28を用いて電圧Vが基準の最小電圧VLを下回ると直ちにバックアップ電源装置22の電力貯蔵手段24からの放電を有効にして、タイマー48によってこの放電を所定の最小時間にわたって維持し、整流子28が不適切な時機に切り替えられるのを避けるようにすることができる。
さらに制御器30は、バックアップ電源装置22から供給される電圧が、電気システム14が耐え得る最大電圧(たとえば13V)を上回ることがないように設計されている。
そのため、制御器は、電気システム14に供給される直流電圧Vと12〜13Vの基準の最大電圧VHとを比較する第2のコンパレータ52を有し、Vがこの基準の最大電圧VHよりも大きい場合に、一時的に電力貯蔵手段24からの放電を禁止する信号rtを出力部で提供する。このコンパレータ52の出力部で提供される信号rtは、たとえば電圧Vが基準の最大電圧VHよりも小さければ「1」、それ以外は「0」とする。同じくこの状況で、電圧VH前後で整流子28が不適切な時機に切り替えられるのを避けるため、第2のコンパレータ52は、ヒステリシス電圧がたとえばVHよりも低い値VTに設定される「シュミットトリガ」タイプのヒステリシスを持つコンパレータであることが好ましい。一実施変形例では、第1のコンパレータ46を「シュミットトリガ」タイプのヒステリシスを持つコンパレータとすることもできる。
電力貯蔵手段24からの放電を信号rtで禁止する操作は、信号stおよびrtが供給する、出力部で信号s=st AND rtを提供する論理モジュール「AND」54を用いて行う。整流子28の開放(sが「0」)または閉鎖(バックアップ電源装置22の放電状態でsが「1」)を命令することができるのはこの信号sである。さらに具体的には、信号sは整流子28を構成するトランジスタのペアを制御する。
たとえば、図5を見てわかるように、最初の瞬間tでは信号sがなく整流子28が開放されているが、電圧Vが値VL未満で通過するとき、信号tgおよび信号st1は値「1」で通過する。信号rtは最初の値が「1」であるため、信号sは整流子28の閉鎖を命令して値「1」で通過する。このように、電圧Vを電力貯蔵手段24から放電することによって上昇させることができる。
数ミリ秒後に信号tgが値「1」で再度通過したとしても、信号st1はtの瞬間まで値「1」のままであり、タイマー48の所定時間は(t−t)=25ミリ秒のようになる。この図に示す特定の例では、論理モジュールOR50の出力部で提供される信号stは信号st1と同じである。
次に、tの瞬間で、同じく電力貯蔵手段24からの放電によって上昇する電圧VがVH+VT/2を上回る値で通過するとき、最初の値が「1」である信号rtは値「0」で通過する。すると信号sは、整流子28の開放を命令して値「0」で通過する。次に電圧Vは、tの瞬間に値VH−VT/2に達するまで再度低下し始める。すると信号rtおよびsは、整流子28の開放を命令して値「1」で再度通過する。
これよりも時間の規模が大きい場合、図6からわかるように、制御器30によるこの制御ロジックによって、バックアップ電源装置22から放電される間は常に整流子28の開閉を連続的に行うことで、電気システム14に供給される電圧をほぼ一定(すなわち11〜13V)に保つとともに、基準の電圧VLおよびVHを用いてとりわけ最大値13Vを超えないようにすることができる。
さらにこれよりも時間の規模が大きい場合、図7からわかるように、バックアップ電源装置22から供給される電圧は、式(1)で予想されるとおり低下する傾向にある。よって整流子28の連続的な開閉は、瞬間停電が続くかぎりは整流子28が閉鎖したままとなるtの瞬間まで間隔が開く傾向にある。最後に、tの瞬間では、瞬間停電が終了したとき、および電源網12が新たにAC−DCコンバータ16に交流電流を供給することができるとき、制御器30は整流子28の開放を命令し、電力貯蔵手段24は再び最大充電圧14.8Vを取ることができる。
これまで詳細に説明した例では、瞬間停電の合計継続時間は、全体で480ミリ秒を超えることはなく、実際にはAC−DCコンバータ16から直流電流が給電されて電気システム14が再稼働する時間に瞬間停電の継続時間そのものを加算した時間であることを明記しておく。
技術の選択および純粋に例として挙げた前述のパラメータにより、およそ長さ48cm×幅22cm(実質的には面積は基板40の寸法による)×高さ4cm(実質的には電力貯蔵手段24の12個のスーパーキャパシタのサイズによる)のケースに収まるきわめて小型のバックアップ電源装置を構想することが可能であることがわかる。
提供した実施形態による前述したようなバックアップ電源装置であれば、小型であるとともに、瞬間停電から保護しなければならないあらゆる電気システムへの搭載が、周知の無停電電源装置よりも良好な状態で可能になることは明らかである。同装置は、有利なように、交流電源網が高質(数100ミリ秒の瞬間停電)である地理的領域では周知の無停電電源装置に代替することができるが、小型で原価がわずかであるため、先行技術による電源装置をすでに備えている設備に追加することもできる。
このほか、スーパーキャパシタを使用することにより、充電時も放電時も反応性がきわめて高くなり、強力なピーク電力を要する電気システムと併用することもできる。蓄電池に対するスーパーキャパシタのもうひとつの利点は、15時間を達成する顕著に優れた寿命である。

Claims (10)

  1. 超低電圧で給電される計算機を少なくとも1つ有する情報処理システム(14)の直流バックアップ電源装置(22)であって、その直流電源が交流電流を直流電流に変換するAC−DCコンバータ(16)を介して交流電源網(12)に接続するように設計され、電力貯蔵手段(24)を有する装置において、該装置がさらに、
    − 前記AC−DCコンバータ(16)から供給される直流電流の一部を前記情報処理システム(14)の超低電圧の電源に充電する前記電力貯蔵手段(24)の充電手段(26)と、
    − 前記電源網(12)の瞬間停電を検知したのちに、ほぼ一定である所定の超低電圧で、前記電力貯蔵手段(24)に貯蔵した電力を前記情報処理システム(14)の超低電圧の電源に対して放電する放電手段(28、30)
    とを有することを特徴とする直流バックアップ電源装置。
  2. 前記貯蔵手段(24)は、電気二重層を有する少なくとも1つのスーパーキャパシタ(C、C、C、C、C、C)を有する、請求項1に記載の直流バックアップ電源装置(22)。
  3. 前記貯蔵手段(24)は、連続配置される少なくとも1つのスーパーキャパシタ(C、C、C、C、C、C)の回路を有する、請求項2に記載の直流バックアップ電源装置(22)。
  4. スーパーキャパシタの各回路は、連続配置されるスーパーキャパシタ(C、C、C、C、C、C)の充電ばらつきを補正する補正手段(44、CP、CP、CPCP、CP、CP、42、42、4242、42、42)を有する、請求項3に記載の直流バックアップ電源装置(22)。
  5. 充電ばらつきを補正する前記補正手段(44、CP、CP、CPCP、CP、CP、42、42、4242、42、42)は、連続配置される前記スーパーキャパシタ(C、C、C、C、C、C)の充電電流の迂回路(42、42、4242、42、42)を有し、各迂回路は、連続配置される前記スーパーキャパシタのうちの1つの端子間に取り付けられて、このスーパーキャパシタの端子で測定される電位差と基準の電位差との差に応じてこの迂回路を通過する電流を調整する調整手段(T、T、T、T、T、T)を有する、請求項4に記載の直流バックアップ電源装置(22)。
  6. 前記調整手段は電界効果MOSトランジスタ(T、T、T、T、T、T)を有し、そのグリッド電圧は前記スーパーキャパシタの端子で測定される電位差と基準の電位差との前記差によって決まる、請求項5に記載の直流バックアップ電源装置(22)。
  7. 前記放電手段(28、30)は、前記AC−DCコンバータ(16)から供給される直流電流の電圧低下を検出することができる制御器(30)と、該制御器(30)が制御する整流子(28)とを有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の直流バックアップ電源装置(22)。
  8. 前記整流子(28)は、並列に配置されて前記制御器(30)に制御される複数の遮断器を有し、各遮断器は特に、互い違いに配置されて電界効果N−MOSトランジスタの1ペアに基づいて設計される、請求項7に記載の直流バックアップ電源装置(22)。
  9. 前記制御器(30)は、所定の放電の最小閾値電圧および最大閾値電圧に応じて、前記貯蔵手段(24)から1サイクル放電する間に前記整流子(28)の連続的な開放および閉鎖を制御するように設計され制御ロジック(46、48、50、52、54)を有する、請求項7または8に記載の直流バックアップ電源装置(22)。
  10. 交流電源網(12)に接続するように設計される電気設備(10)であって、交流電流を直流電流に変換するAC−DCコンバータ(16)と、第1の電源回路(18)を介して前記AC−DCコンバータ(16)に接続される、超低電圧で給電される少なくとも1つの計算機を有する情報処理システム(14)と、前記第1の回路(18)に並列して配置される前記AC−DCコンバータ(16)から供給される直流電流の一部を分流する第2の分流回路(20)と、該第2の分流回路(20)に配置される、請求項1〜9のいずれか一項に記載のバックアップ電源装置(22)とを有する電気設備。
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