JP2012509638A - ハンドオーバ、変換、及びルーティング機能を提供するように構成されたネットワークゲートウェイ - Google Patents

ハンドオーバ、変換、及びルーティング機能を提供するように構成されたネットワークゲートウェイ Download PDF

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Abstract

【課題】ハンドオーバ手順を改良する。
【解決手段】一態様において、本発明は、ソースネットワークノードからターゲットネットワークノードへと接続をハンドオーバするための改良された手順を提供する。いくつかの実施形態では、この手順は以下のステップを含む。すなわち、(a)ネットワークゲートウェイにおいてソースネットワークノードから送信されたハンドオーバ必要メッセージを受信する、(b)ゲートウェイにおいてハンドオーバ必要メッセージの受信に応答してハンドオーバ要求メッセージを発生する、(c)ゲートウェイからターゲットネットワークノードにハンドオーバ要求メッセージを送信する。別の態様においては、本発明は、ハンドオーバシグナリングを傍受して処理するように構成された、改良されたネットワークゲートウェイを提供する。
【選択図】図3

Description

[001] 本発明は、無線通信に関する。一態様において、本発明は、ハンドオーバ、変換、及びルーティング機能を提供するように構成されたネットワークゲートウェイに関する。
[002] 現在、次世代無線アクセスネットワーク(RAN)のための仕様が、3GPP(3rd Generation Partnership Project)によって開発されている。この、いわゆる次世代RANは、「E−UTRAN(次世代ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク:Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)」と称される。E−UTRANの別名は、「LTE(Long Term Evolution)」RANである。
[003] LTE RANは、「EPC(Evolved Packet Core)ネットワーク」又は「SAE(System Architecture Evolution)ネットワーク」と呼ばれるコアネットワーク(CN)に接続されるように設計されている。E−UTRAN及びEPCネットワークの組み合わせは、「EPS(Evolved Packet System)」又は「LTE/SAEネットワーク」と称される。E−UTRANにおける基地局は、「E−UTRAN NodeB」(略して「eNodeB」又は「eNB」)と呼ばれる。
[004] 従来の(すなわち「マクロの」)セル式基地局が提供するカバレージエリアよりも小さいカバレージエリアを提供する基地局を有するということが考えられている。例えば、家庭のみ又は学校のみにカバレージエリアを提供する基地局を有することが考えられている。かかる基地局のことを本明細書では「ホーム基地局(home base station)」と称する。ホーム基地局の他の名称は、「HeNB(Home E-UTRAN NodeB)」、「LTE HAP(LTE Home Access Point)」、「LTE FAP(LTE Femto Access Point)」、及び「フェムト基地局」である。UTRAN(「ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク、3Gとしても知られる)システムにおいては、ホーム基地局のことを「ホームノードB(HNB)」と称する。簡略化のため、「ホーム基地局」をHeNBと称する。
[005] HeNBは、eNBと実質的に同一のサービスをエンドユーザに提供するように規定されており、例えばある種のインターネットプロトコル(IP)ベースの伝送を用いることによってコアネットワークに接続される。この文書においては、HeNBがサービスを提供するカバレージエリアのことをフェムトセルと呼び(また、これは、例えばHeNBによって提供されるカバレージエリアが大きいオフィスビル又は学校を包含する場合にはピコセルとも称される)、eNBがサービスを提供するカバレージエリアのことをマクロセルと呼ぶ。このため、HeNB(又は他のホーム基地局)のことを、本明細書においては「フェムト基地局」と称することができ、eNB(又はフェムト基地局よりも大きいカバレージエリアを提供する他の基地局)のことを「マクロ基地局」と称することができる。
[006] 認識されているHeNBの利点は、ネットワークアクセスのためにHeNBを使用することとネットワークアクセスのためにeNBを使用することを比較した場合に、エンドユーザが安価にサービスを受けられることである。ほとんどの場合HeNBは、エンドユーザのすでに存在する広帯域接続(例えばxDSL、ケーブル等)を用いて、オペレータのCN、及び、場合によっては他のeNB/HeNBに対する接続性を達成する。
[007] 3GPP LTE RAN仕様における現在の動作想定は、「X2インタフェース」をHeNBによって用いず、eNBによってX2インタフェースを用いて相互に通信を行うということである。eNB間のX2インタフェースは、いわゆる「X2ベースのハンドオーバ」というハンドオーバのために、更に、セル間干渉制御(ICIC)のために用いられる。2つのeNB間でX2をセットアップした場合、これらのeNBは、eNBが対応するマクロセルに関する情報を交換する。典型的に、X2接続は、ハンドオーバを実行することができるセルに対応するeNB間でのみセットアップされる。X2制御面のために用いられるプロトコルは、「X2アプリケーションプロトコル(X2AP)」と呼ばれる。2つのeNB間でX2接続を確立するために用いられるX2APメッセージは、X2SETUP REQUEST及びX2 SETUP RESPONSEである。
[008] 1つのモバイルネットワークは、100万まで又はそれ以上のHeNBを有する場合がある。CNにおける制御ノード(例えばMME(Mobility Management Entity)又は他のコアネットワーク制御ノード)の容量が、そういった多くのHeNBを処理可能であるかは疑わしい。従って、CNから多数のHeNBを隠すために、ゲートウェイ(コンセントレータノードの1つのタイプであるHeNBゲートウェイ(HeNB−GW)としても知られる)が用いられる。すなわちHeNB−GWは、CNの観点から見ると、多くのセルを有するeNBのように見える。従って、HeNB−GWは、eNBが「S1インタフェース」を用いてCNの制御ノードと通信を行うのと同じ方法で、S1インタフェースを用いてCNの制御ノードと通信を行う。機能的には、HeNB−GWは、HeNB−GWに接続された全てのHeNBのためのCN制御ノードのプロキシとして作用する(すなわちHeNBの観点から見ると、HeNB−GWはCN制御ノードのように見える)。すなわちHeNBは、eNBがS1インタフェースを用いてCNの制御ノードと通信を行うのと同じ方法で、S1インタフェースを用いてHeNB−GWと通信を行う。UTRANシステムにおいては、ゲートウェイはホームノードBゲートウェイ又はHNB−GWと称される。
[009] HeNB−GWに接続されるHeNBの数は、100,000まで又はそれ以上とすることができる。このため、HeNBが2つまでのフェムトセルにサーブすると想定すると、HeNB−GWが「対応」するフェムトセルの数は200,000まで又はそれ以上とすることができる。
[0010] eNB間でハンドオーバを実行するために2つの異なる手順が存在する。すなわち、(1)「S1ベース」のハンドオーバ手順、及び(2)「X2ベース」のハンドオーバ手順である。これらの名称が示唆するとおり、S1ベースのハンドオーバ手順はE−UTRANのノードとCNの制御ノードとの間でS1インタフェースを用い、これに対してX2ベースのハンドオーバ手順は、E−UTRANのノード間で主としてX2インタフェースを用いる。S1ベースのハンドオーバ手順は3GPP TS23.401に記載されており、X2ベースのハンドオーバ手順は3GPP TS36.300に記載されている。HeNB間のハンドオーバ手順には、S1ベースのハンドオーバ手順及びX2ベースのハンドオーバ手順の双方を適用することができる。しかしながら、X2インタフェースを用いる場合は後者のみである。
[0011] S1ベースのハンドオーバ手順を用いてソースHeNBからターゲットHeNbへと接続を移すことに伴う問題は、S1ベースのハンドオーバ手順がコアネットワーク制御ノードへのシグナリングを必要とすることである。RANが多数のHeNBを含むことが予想されるので、例えば企業又は学校の場合においてHeNB間で多数のハンドオーバが行われると予想される。この結果、フェムト環境においてS1ベースのハンドオーバ手順を用いると、コアネットワーク制御ノードにかかるシグナリング負荷が著しく増加する。X2ベースのハンドオーバ手順はこのシグナリング負荷を軽減することができるが、このためにはHeNBがX2プロトコルの少なくともいくつかの態様を実施する必要があり、HeNBのコスト及び複雑さを増すことになる。HeNBは量販デバイスになることが予想されるので、HeNBはできる限り簡単かつ安価に保つことが望ましい。
[0012] 従って、改良されたハンドオーバ手順が望まれている。
[0013] 一態様において、本発明は、ソース基地局(例えばHeNB)からターゲット基地局(例えば別のHeNB)へと接続をハンドオーバするための改良された方法を提供する。いくつかの実施形態では、この方法は、ゲートウェイに接続された複数の基地局のためのコアネットワーク制御ノードのプロキシとして作用するゲートウェイ(例えばHeNB−GW、HNB−GW、又は他のゲートウェイ)によって実行される。いくつかの実施形態では、ゲートウェイは、ソース基地局から送信されたハンドオーバ必要メッセージ(例えばS1AP HANDOVER REQUIRED(ハンドオーバ必要)メッセージ)を受信するように動作可能である。このハンドオーバ必要メッセージは、ソース基地局がサービスを提供するユーザ機器(UE)接続をターゲット基地局にハンドオーバすべきことを示す。ハンドオーバ必要メッセージの受信に応答して、ゲートウェイは、ハンドオーバ要求メッセージ(例えばS1AP HANDOVER REQUEST(ハンドオーバ要求)メッセージ)を発生して、このハンドオーバ要求メッセージをターゲット基地局に送信する。
[0014] 好都合なことに、ソース基地局から送信されたハンドオーバ必要メッセージの受信に応答して、ゲートウェイは、(ゲートウェイが直接ターゲット基地局と通信可能であると想定すれば)どのコアネットワーク制御ノードにもハンドオーバメッセージを送信しない。このように、この方法は、コアネットワーク制御ノード(例えばMME)にかかるシグナリング負荷を軽減するという明らかな利点を提供し、また同時に、HeNBがX2プロトコルのいずれの部分も実施する必要がない。
[0015] いくつかの実施形態においては、ハンドオーバ要求メッセージをターゲット基地局に送信した後、ゲートウェイはターゲット基地局から承認メッセージ(例えばS1AP HANDOVER REQUEST ACKNOWLEDGE(ハンドオーバ要求承認)メッセージ)を受信することができる。承認メッセージに応答して、ゲートウェイはハンドオーバ命令メッセージ(例えばS1AP HANDOVER COMMAND(ハンドオーバ命令)メッセージ)をソース基地局に送信する。
[0016] いくつかの実施形態においては、ハンドオーバ要求メッセージをターゲット基地局に送信するステップは、ゲートウェイとターゲット基地局との間でセットアップされた既存のインタフェースを介してハンドオーバ要求メッセージを送信することを含む。
[0017] いくつかの実施形態においては、この方法は、(e)ターゲット基地局がUEから送信されたハンドオーバ確認メッセージを受信したことに応答して、ゲートウェイにおいてターゲット基地局から送信されたハンドオーバ通知メッセージを受信するステップと、(f)ゲートウェイにおけるハンドオーバ通知メッセージの受信に応答して、ゲートウェイにおいて経路切り換え要求メッセージを発生するステップと、(g)ゲートウェイからコアネットワーク制御ノード(例えばMME又は別のコアネットワーク制御ノード)に経路切り換え要求メッセージを送信するステップと、(h)ゲートウェイにおいてコアネットワーク制御ノードから送信された経路切り換え要求承認メッセージを受信するステップと、(i)経路切り換え要求承認メッセージの受信に応答してゲートウェイにおいてUEコンテキストリリース命令メッセージを発生するステップと、(j)ゲートウェイからソース基地局にUEコンテキストリリース命令メッセージを送信するステップと、(k)ゲートウェイにおいてソース基地局から送信されたUEコンテキストリリース完了メッセージを受信するステップと、も含む。ソース基地局は、ゲートウェイから送信されたハンドオーバ命令の受信に応答してハンドオーバ命令をUEに送信するように構成されている。
[0018] いくつかの実施形態においては、ゲートウェイは、ハンドオーバ必要メッセージの受信に直接応答して、ターゲット基地局との接続が存在するか否かを判定し、接続が存在すると判定された場合には、ゲートウェイはハンドオーバ要求メッセージを発生してハンドオーバ要求メッセージをその接続を介してターゲット基地局に送信し、他の場合にはゲートウェイはハンドオーバ必要メッセージをコアネットワークノードに転送する。
[0019] いくつかの実施形態においては、ハンドオーバ要求メッセージを発生するステップは、(i)ハンドオーバ必要メッセージから何らかの情報を抽出して抽出した情報をハンドオーバ要求メッセージに含めるステップ、(ii)ゲートウェイにおいて以前に受信した1つ以上の制御メッセージ(例えばS1AP INITIAL CONTEXT SETUP REQUEST(初期コンテキストセットアップ要求)メッセージ)に含まれた、以前に記憶された情報を検索するステップであって、制御メッセージがUEによって確立された接続に関連し、更に、検索した情報をハンドオーバ要求メッセージに含めるステップ、(iii)ハンドオーバ必要メッセージに含まれた情報を、ハンドオーバ要求メッセージに含める必要のある情報にマッピングするステップ、(iv)ハンドオーバ要求メッセージに1つ以上の所定のデフォルト値を追加するステップ、の1つ以上を含む。
[0020] 別の態様において、本発明は、ソース基地局からターゲット基地局への接続のハンドオーバを容易にするためのゲートウェイ装置を提供する。いくつかの実施形態では、ゲートウェイ装置は、コンピュータソフトウェアを記憶するデータ記憶システムと、コンピュータソフトウェアを実行するためのデータ処理システムと、(a)ソース基地局がサービスを提供するユーザ機器(UE)をターゲット基地局にハンドオーバすべきことを示すハンドオーバ必要メッセージ等の、ソース基地局から送信されたメッセージを受信し、(b)メッセージを送信するための、送信及び受信モジュールと、を含む。好都合なことに、コンピュータソフトウェアがデータ処理システムによって実行された場合に、処理システムがターゲットネットワークノードと通信可能であるならば、データ処理システムが、ハンドオーバ必要メッセージの受信に応答して、送信及び受信モジュールを用いて、処理システムが発生したハンドオーバ要求メッセージをターゲット基地局に送信するように、コンピュータソフトウェアが構成され、また、コンピュータソフトウェアがデータ処理システムによって実行された場合に、データ処理システムが、ゲートウェイ装置に通信可能に接続された複数の基地局のためのコアネットワーク制御ノードのプロキシとして機能するように動作可能に、コンピュータソフトウェアが更に構成されている。
[0021] 上述及び他の態様及び実施形態について、添付図面を参照して以下に記載する。
[0022] 本明細書に組み込まれてその一部を形成する添付図面は、本発明の様々な実施形態を例示し、説明と共に、本発明の原理を説明して、当業者が本発明を生成し使用することを可能とするように機能する。図面において、同様の参照番号は同一又は機能的に同様の要素を示す。
[0023] 本発明の一実施形態に従ったネットワークを示す。 [0024] 本発明の一実施形態に従ったプロセスを示すフローチャートである。 [0025] 図2に示したプロセスを更に示すメッセージフロー図である。 [0026] 本発明の一実施形態に従ったゲートウェイの機能ブロック図である。
[0027] 本発明について、本明細書ではLTE/SAEネットワークの文脈で説明するが、本発明はそのように限定されるわけではない(すなわち、本発明は3Gネットワーク等の他のネットワークにも適用可能である)。
[0028] ここで図1を参照すると、図1は、本発明の一実施形態に従った無線通信システム100を示す。図示のように、システム100は、フェムトセルに対応する複数のネットワークノード101(例えば基地局101a、101b、...、101n)、ゲートウェイ102(例えばHeNB−GW又はHNB−GW)、及び少なくとも1つの制御ノード(例えばMME392(図3を参照のこと))を有するCN104を含む。これらのコンポーネントによって、ユーザ機器(UE)192のユーザは、他のデバイス及びシステム(例えば公衆網110に接続された他のデバイス及びシステム)と通信を行うことができる。また、システム100は、マクロセルに対応する1つ以上のeNB103を含むことができる。
[0029] 本発明の一態様は、改良されたハンドオーバ手順を実施するように構成された改良されたゲートウェイ102を提供する。いくつかの実施形態においては、ゲートウェイ102によって、UE192接続をソースネットワークノード101aからターゲットネットワークノード101bへとハンドオーバすることができ、ソースネットワークノードはコアネットワーク104における制御ノード(例えばMME)と通信を行う必要がない(例えば、ハンドオーバ手順を正常に完了するために、ソースネットワークノードから送信した3GPP TS36.413に定義されたようなS1AP HANDOVER REQUIREDメッセージをMMEが受信する必要はない)。
[0030] 例えば、いくつかの実施形態において、ゲートウェイは、(a)ソース基地局から送信されたハンドオーバ必要メッセージを傍受し(ハンドオーバ必要メッセージは、ソース基地局がサービスを提供するユーザ機器(UE)をターゲット基地局にハンドオーバすべきことを示す)、(b)これに応答してハンドオーバ要求メッセージを発生してターゲット基地局に送信し、(c)ターゲット基地局から承認メッセージを受信し、(d)承認メッセージに応答してハンドオーバ命令メッセージをソース基地局に送信するように構成されている。好都合なことに、ソース基地局から送信されたハンドオーバ必要メッセージの受信に応答して、ゲートウェイは、(ゲートウェイが直接ターゲット基地局と通信可能であると想定すれば)どのコアネットワーク制御ノードにもハンドオーバメッセージを送信しない。このように、この方法は、コアネットワーク制御ノード(例えばMME)にかかるシグナリング負荷を軽減するという明らかな利点を提供し、また同時に、ソース基地局がターゲット基地局と直接に通信可能であることを必要としない。ゲートウェイは、ゲートウェイとソース基地局との間のインタフェースを用いてソース基地局と通信を行うことができる。同様に、ゲートウェイは、ゲートウェイとターゲット基地局との間のインタフェースを用いてターゲット基地局と通信を行うことができる。ゲートウェイとターゲット基地局との間のこのインタフェースは、以前に確立されている場合があり、又は、これは必要に応じて、すなわち上述したハンドオーバ手順の一部としてセットアップすることも可能である。以下の説明は、本解決策のいくつかの実施形態を例示するためにS1APインタフェース及び関連するメッセージに言及するが、ハンドオーバプロセスは、ゲートウェイとターゲット基地局との間及びゲートウェイとソース基地局との間で別のタイプのインタフェースを用いて実施することも可能である。
[0031] ここで図2を参照すると、図2は、上述したプロセスを実施するためにゲートウェイ102が実行する1つの具体的なプロセス200を示すフローチャートである。プロセス200はステップ202において開始することができ、ここでゲートウェイ102は1つ以上の制御メッセージを受信する。例えば、ステップ202においてゲートウェイ102は、UE192を用いたセッションを確立するための手順の一部として、ソースネットワークノード(例えばHeNB101a)から又はコアネットワーク104から1つ以上の制御メッセージを、又は、ソースネットワークノードに対するUE192セッションのハンドオーバに関連した1つ以上の制御メッセージを、受信することができる。例えば、ゲートウェイ102は、例えばソースネットワークノード101a又はコアネットワーク104ノードから、例えばS1AP INITIAL CONTEXT SETUP REQUESTメッセージ及びS1AP E−RAB SETUP/MODIFY REQUEST(E−RABセットアップ/変更要求)メッセージ(複数のメッセージ)等のS1APプロトコル制御メッセージを受信することができる。同様にステップ202において、ゲートウェイ102は、eNB103からX2APハンドオーバ関連メッセージを受信することができる。次に(ステップ204)、ゲートウェイ102は、上述のS1AP/X2APメッセージに含まれた関連情報(例えば関連情報要素(IE)又は関連IEの部分)を、ハンドオーバ手順の後の段階で使用するために記憶する。
[0032] 次に(ステップ206)、ゲートウェイ102は、ソースネットワークノードから、ターゲットネットワークノード(例えばHeNB101b)を識別するか又はこれを識別するための情報を含むハンドオーバ必要メッセージ302(例えばS1AP HANDOVER REQUIREDメッセージ)を受信する(本発明の一実施形態によるメッセージフローを示す図3を参照のこと。)メッセージ302は1組のIEを含む。典型的に、UE192からソースHeNB101aに送信された1つ以上の測定リポートメッセージ301(例えば、1つ以上のハンドオーバ候補を含む3GPP TS36.331に定義されたようなRRC測定リポートメッセージ)が、ソースHeNB101aをトリガしてハンドオーバプロセスを開始させる(すなわちソースHeNB101にハンドオーバ決定を行わせ、ハンドオーバ要求メッセージ302を送信させる)。
[0033] メッセージ302の受信に直接応答して、ゲートウェイ102は、ターゲットネットワークノードに対するS1インタフェースが存在するか否かを判定することができる。この判定は、ターゲットネットワークノードとゲートウェイ102との間で実行されたS1セットアップに基づいている。このS1セットアップの間、ターゲットネットワークノードはそのアイデンティティすなわちeNB−IDをゲートウェイ102に送信する。現在の定義ではeNB−IDはセルアイデンティティに含まれるので、これは、ゲートウェイ102がそれに接続されたHeNBのeNB−IDを知っていることを意味する(少なくとも各HeNBが単一のフェムトセルに対応する場合)。ゲートウェイ102が、ターゲットネットワークノードに対するS1インタフェースが存在すると判定した場合、プロセスはステップ208に進む。
[0034] ステップ208において、ゲートウェイ102は、単にメッセージ302をCN104内の制御ノードに再送信するのではなく、(1)メッセージ302の受信及びゲートウェイ102がターゲットネットワークノードとのS1インタフェースを有することの検出に応答して、ハンドオーバ要求メッセージ304(例えばS1AP HANDOVER REQUESTメッセージ)を発生し、(2)メッセージ304をターゲットネットワークノードに送信する。
[0035] S1AP HANDOVER REQUESTメッセージ304は特定の1組のIEを必要とする。ここで下に示す表1を参照すると、表1は、S1AP HANDOVER REQUESTメッセージ304に含まなければならないIEの少なくとも一部のリストを示す。
Figure 2012509638

[0036] 表1に示すように、S1AP HANDOVER REQUESTメッセージ304に含まなければならない情報の一部は、(a)S1AP HANDOVER REQUIREDメッセージ302に含まれる、(b)ステップ202で受信したメッセージに含まれる、及び/又は(c)ゲートウェイ102によって以前に発生されたか又は割り当てられている。従って、いくつかの実施形態においては、ゲートウェイ102は、(i)S1AP HANDOVER REQUIREDメッセージ302から何らかの情報を抽出する、(ii)ステップ204で記憶した情報を検索する、(iii)以前に割り当てた情報(デフォルト値)を検索する、及び/又は(iv)S1AP HANDOVER REQUIREDメッセージ302に含まれる情報をS1AP HANDOVER REQUESTメッセージ304に含まなければならない情報にマッピングすることによって、S1AP HANDOVER REQUESTメッセージ304を発生する。表1は、ソースネットワークノードにおいてシグナリング接続及び関連するベアラが活性化されているので、ゲートウェイ102が関連するS1APシグナリングを認識することができると共に後のハンドオーバ論理に必要な値を記憶することができる場合を示す。また、他の場合にも同様の原理を適用することができる(例えば、シグナリング接続及び関連するベアラが最初にeNBにおいて確立され、ゲートウェイ102が関連するS1APシグナリングを認識することができなかった場合)。かかる場合には、eNBからソースネットワークノードへのハンドオーバに関連したX2AP又はS1APシグナリングが、必要な情報を含み、ソースネットワークノードから別のネットワークノードへの後のハンドオーバのためにゲートウェイ102によって記憶することができる。本明細書において記載する全てのハンドオーバ論理に、この同じ原理が適用される。
[0037] 換言すると、以下は、どのように必要な情報を見出すことができるかについていくつかの異なる可能性を示す。(1)ゲートウェイ102は、(例えば初期コンテキストセットアップ又はE−RABセットアップ/変更又はHeNBへの以前のハンドオーバの間に、HeNB−GWを介して)ハンドオーバされるシグナリング接続(及び関連する搬送側)に関連した以前のシグナリングからの状態及び関連する情報を保持し、(2)ゲートウェイ102は、ハンドオーバ手順をトリガするメッセージ(例えばS1AP HANDOVER REQUIREDメッセージ)からS1AP HANDOVER REQUESTメッセージへと情報をコピーし、(3)ゲートウェイ102は、ハンドオーバ準備からハンドオーバ実行の間に状態及び関連する情報を保持し(例えば第1メッセージから第3メッセージまで。一例では、情報はS1AP HANDOVER REQUIREDメッセージからHeNB−GWにおいて記憶され、次いでS1AP HANDOVER COMMANDメッセージで用いられる)、(4)ゲートウェイ102は、IEのいくつかについてデフォルト値を用いる。ハンドオーバプロセスの一部として、ソース及びターゲットのネットワークノードは、受信したユーザデータのステータスについて知らせるためにメッセージを送信することができる(例えばS1については、送信側エンティティに応じてS1AP eNB STATUS TRANSFERメッセージ及びMME STATUS TRANSFERメッセージ)。これらのメッセージは図3に示したメッセージフローには示さず、マッピング表も示さないが、これは、接続識別子(すなわち接続に関連したもので置換する必要があるMME UE S1AP ID及びeNB UE S1AP ID)を除いて、情報の直接コピーである。
[0038] 次に(ステップ210)、ゲートウェイ102は、ターゲットネットワークノードから承認メッセージ306(例えばS1AP HANDOVER REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージ)を受信する。このメッセージは、メッセージ304に応答してターゲットネットワークノードが送信したものである。承認メッセージ306に応答して、ゲートウェイ102は、承認メッセージ306がメッセージ304に応答して送信されたか否かを判定する。そうである場合、プロセスはステップ212に進む。ステップ212において、ゲートウェイ102は、ハンドオーバ命令メッセージ308(例えばS1AP HANDOVER COMMANDメッセージ)を発生し、このメッセージ308をソースネットワークノードに送信する。
[0039] S1AP HANDOVER COMMANDメッセージ308は、特定の1組のIEを必要とする。ここで以下に示す表2を参照すると、表2は、S1AP HANDOVER COMMANDメッセージ308に含まなければならないIEの少なくとも一部のリストを示す。
Figure 2012509638

[0040] 表2に示すように、S1AP HANDOVER COMMANDメッセージ308に含まなければならないIEの一部は、(a)S1AP HANDOVER REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージ306に含まれるか、又は(b)ステップ202で受信したメッセージに含まれる。従って、いくつかの実施形態においては、ゲートウェイ102は、(i)S1AP HANDOVER REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージ306から何らかの情報を抽出し、(ii)ステップ204で記憶した情報を検索し、(iii)以前に割り当てた情報(デフォルト値)を検索することによって、S1AP HANDOVER COMMANDメッセージ308を発生する。
[0041] S1AP HANDOVER COMMANDメッセージ308に応答して、ソースネットワークノードは、ハンドオーバ命令メッセージ310(例えばRRC RRCConnectionReconfigurationメッセージ)をUE192に送信する。ハンドオーバ命令メッセージ310に応答して、UE192は、ハンドオーバ確認メッセージ312(例えばRRC RRCConnectionReconfigurationCompleteメッセージ)をターゲットネットワークノードに送信し、ターゲットネットワークノードは次いでゲートウェイ102に、ハンドオーバ通知メッセージ314(例えばS1AP HANDOVER NOTIFY(ハンドオーバ通知)メッセージ)を送信する。
[0042] ステップ214において、ゲートウェイ102は、ハンドオーバ通知メッセージ314を受信し、メッセージ314がメッセージ306に関連するか否かを判定する。ゲートウェイ102はこれまでコアネットワーク104制御ノードから進行中のハンドオーバを隠しているので、ゲートウェイ102は実行したハンドオーバについてコアネットワーク制御ノードを更新する必要がある。これは、S1AP PATH SWITCH REQUEST(経路切り換え要求)メッセージ316を発生し、メッセージ316をコアネットワーク104(例えばコアネットワークのMME)に送信することによって達成される(このメッセージは通常X2ベースのハンドオーバのためにのみ用いられる)(ステップ216)。ゲートウェイ102は、先に開示した原理を用いて、メッセージ316のために必要な情報を見出す。すなわち、ゲートウェイ102は、本明細書に記載したような、以前に記憶、発生、及び/又は受信した情報を用いて、メッセージ316を発生する。
[0043] ここで以下に示す表3を参照すると、表3は、S1AP PATH SWITCH REQUESTメッセージ316に含まなければならないIEの少なくとも一部のリストを示す。
Figure 2012509638

[0044] 表3に示すように、S1AP PATH SWITCH REQUESTメッセージ312に含まなければならないIEの一部は、(a)S1AP HANDOVER REQUIREDメッセージ302に含まれる、(b)S1AP HANDOVER REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージ306に含まれる、又は(c)ステップ202で受信したメッセージに含まれる。従って、いくつかの実施形態においては、ゲートウェイ102は、(i)メッセージ302及び306から何らかの情報を抽出する、及び/又は(ii)ステップ204で記憶した情報を検索することによって、S1AP PATH SWITCH REQUESTメッセージ312を発生する。
[0045] 次に(ステップ218)、ゲートウェイ102は、コアネットワークから(例えばMMEから)、S1AP PATH SWITCH REQUEST ACKNOWLEDGE(経路切り換え要求承認)メッセージ318を受信する。
[0046] ステップ220において、ゲートウェイ102は、S1AP UE CONTEXT RELEASE COMMAND(UEコンテキストリリース命令)メッセージ320を発生し、これをソースネットワークノードに送信し、これによってソースネットワークノードにおけるリソースのリリースをトリガする。ゲートウェイ102は、先に開示した原理を用いてメッセージ302のために必要なIEを見出す。すなわち、ゲートウェイ102は、本明細書に記載したような、以前に記憶、発生、及び/又は受信した情報を用いて、メッセージ320を発生する。ステップ222において、ゲートウェイ102は、ソースネットワークノードからS1AP UE CONTEXT RELEASE COMPLETE(UEコンテキストリリース完了)メッセージ322を受信する。
[0047] 図3は、MMEも対応するGWもこれらの図に再割り当てされていないという意味で簡略化されていることに留意すべきである。これらのノードの再割り当ては、いかなるHeNBの具体的なシグナリングも含まない。また、ユーザデータの転送の詳細も図示していない。これらはこのフローには重要でないからである(すなわち周知のシグナリングフローと著しい相違はない)。
[0048] プロセス200を実行するようにゲートウェイ102を構成することの利点は、これによってコアネットワーク制御ノードに対するシグナリング負荷が軽減されることである。
[0049] ここで図4を参照すると、図4は、本発明のいくつかの実施形態によるゲートウェイ102の機能ブロック図である。図示のように、ゲートウェイ102は、データ処理システム402(例えば1つ以上のマイクロプロセッサ)、データ記憶システム406(例えば1つ以上の不揮発性記憶デバイス)、及び記憶システム406上に記憶されたコンピュータソフトウェア408を含むことができる。また、記憶システム406に構成パラメータ410を記憶することも可能である。また、ゲートウェイ102は、eNB103、HeNB101、及びCN104と通信を行うための送信/受信(Tx/Rx)回路を含むことができる。例えば、ゲートウェイ102は、HeNB101にデータを送信しHeNB101からデータを受信するためのTx/Rxモジュール404、例えばコアネットワーク104にデータを送信しコアネットワーク104からデータを受信するためのTx/Rxモジュール405、及び、eNB103にデータを送信しeNB103からデータを受信するためのTx/Rxモジュール407を含むことができる。ソフトウェア408は、処理システム402がソフトウェア408を実行した場合にゲートウェイ102が図2に示したフローチャートを参照して上述のステップを実行するように構成されている。すなわち、例えば、ソフトウェア408は、ゲートウェイ102がHeNBから別のHeNBをハンドオーバのターゲットとして識別するS1AP HANDOVER REQUIREDメッセージを受信したことに応答してS1AP HANDOVER REQUESTメッセージを発生するためのモジュールを含むことができる。
[0050] 本発明の様々な実施形態について上述したが、これらは限定ではなく一例としてのみ提示したことは理解されよう。例えば、これらの実施形態は、HeNB及びHeNB−GWから成るシステム以外の場合にも適用される。かかる1つの例は、1つ以上の基地局とコアネットワークとの間で基地局ゲートウェイが用いられ、基地局ゲートウェイの両側で同一又は類似のインタフェースが用いられる場合のソリューションである。このため、本発明の範囲は、上述の例示的な実施形態のいずれによっても限定されるものではない。
[0051] さらに、上述し図面に示したプロセスはステップのシーケンスとして示したが、これは例示のためのみに行ったものである。従って、いくつかのステップの追加、いくつかのステップの省略、ステップの順序の再配置、更に、いくつかのステップの平行した実行が可能であることが考えられる。
[001] 本発明は、無線通信に関する。一態様において、本発明は、ハンドオーバ、変換、及びルーティング機能を提供するように構成されたネットワークゲートウェイに関する。
[002] 現在、次世代無線アクセスネットワーク(RAN)のための仕様が、3GPP(3rd Generation Partnership Project)によって開発されている。この、いわゆる次世代RANは、「E−UTRAN(次世代ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク:Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)」と称される。E−UTRANの別名は、「LTE(Long Term Evolution)」RANである。
[003] LTE RANは、「EPC(Evolved Packet Core)ネットワーク」又は「SAE(System Architecture Evolution)ネットワーク」と呼ばれるコアネットワーク(CN)に接続されるように設計されている。E−UTRAN及びEPCネットワークの組み合わせは、「EPS(Evolved Packet System)」又は「LTE/SAEネットワーク」と称される。E−UTRANにおける基地局は、「E−UTRAN NodeB」(略して「eNodeB」又は「eNB」)と呼ばれる。
[004] 従来の(すなわち「マクロの」)セル式基地局が提供するカバレージエリアよりも小さいカバレージエリアを提供する基地局を有するということが考えられている。例えば、家庭のみ又は学校のみにカバレージエリアを提供する基地局を有することが考えられている。かかる基地局のことを本明細書では「ホーム基地局(home base station)」と称する。ホーム基地局の他の名称は、「HeNB(Home E-UTRAN NodeB)」、「LTE HAP(LTE Home Access Point)」、「LTE FAP(LTE Femto Access Point)」、及び「フェムト基地局」である。UTRAN(「ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク、3Gとしても知られる)システムにおいては、ホーム基地局のことを「ホームノードB(HNB)」と称する。簡略化のため、「ホーム基地局」をHeNBと称する。
[005] HeNBは、eNBと実質的に同一のサービスをエンドユーザに提供するように規定されており、例えばある種のインターネットプロトコル(IP)ベースの伝送を用いることによってコアネットワークに接続される。この文書においては、HeNBがサービスを提供するカバレージエリアのことをフェムトセルと呼び(また、これは、例えばHeNBによって提供されるカバレージエリアが大きいオフィスビル又は学校を包含する場合にはピコセルとも称される)、eNBがサービスを提供するカバレージエリアのことをマクロセルと呼ぶ。このため、HeNB(又は他のホーム基地局)のことを、本明細書においては「フェムト基地局」と称することができ、eNB(又はフェムト基地局よりも大きいカバレージエリアを提供する他の基地局)のことを「マクロ基地局」と称することができる。
[006] 認識されているHeNBの利点は、ネットワークアクセスのためにHeNBを使用することとネットワークアクセスのためにeNBを使用することを比較した場合に、エンドユーザが安価にサービスを受けられることである。ほとんどの場合HeNBは、エンドユーザのすでに存在する広帯域接続(例えばxDSL、ケーブル等)を用いて、オペレータのCN、及び、場合によっては他のeNB/HeNBに対する接続性を達成する。
[007] 3GPP LTE RAN仕様における現在の動作想定は、「X2インタフェース」をHeNBによって用いず、eNBによってX2インタフェースを用いて相互に通信を行うということである。eNB間のX2インタフェースは、いわゆる「X2ベースのハンドオーバ」というハンドオーバのために、更に、セル間干渉制御(ICIC)のために用いられる。2つのeNB間でX2をセットアップした場合、これらのeNBは、eNBが対応するマクロセルに関する情報を交換する。典型的に、X2接続は、ハンドオーバを実行することができるセルに対応するeNB間でのみセットアップされる。X2制御面のために用いられるプロトコルは、「X2アプリケーションプロトコル(X2AP)」と呼ばれる。2つのeNB間でX2接続を確立するために用いられるX2APメッセージは、X2SETUP REQUEST及びX2 SETUP RESPONSEである。
[008] 1つのモバイルネットワークは、100万まで又はそれ以上のHeNBを有する場合がある。CNにおける制御ノード(例えばMME(Mobility Management Entity)又は他のコアネットワーク制御ノード)の容量が、そういった多くのHeNBを処理可能であるかは疑わしい。従って、CNから多数のHeNBを隠すために、ゲートウェイ(コンセントレータノードの1つのタイプであるHeNBゲートウェイ(HeNB−GW)としても知られる)が用いられる。すなわちHeNB−GWは、CNの観点から見ると、多くのセルを有するeNBのように見える。従って、HeNB−GWは、eNBが「S1インタフェース」を用いてCNの制御ノードと通信を行うのと同じ方法で、S1インタフェースを用いてCNの制御ノードと通信を行う。機能的には、HeNB−GWは、HeNB−GWに接続された全てのHeNBのためのCN制御ノードのプロキシとして作用する(すなわちHeNBの観点から見ると、HeNB−GWはCN制御ノードのように見える)。すなわちHeNBは、eNBがS1インタフェースを用いてCNの制御ノードと通信を行うのと同じ方法で、S1インタフェースを用いてHeNB−GWと通信を行う。UTRANシステムにおいては、ゲートウェイはホームノードBゲートウェイ又はHNB−GWと称される。
[009] HeNB−GWに接続されるHeNBの数は、100,000まで又はそれ以上とすることができる。このため、HeNBが2つまでのフェムトセルにサーブすると想定すると、HeNB−GWが「対応」するフェムトセルの数は200,000まで又はそれ以上とすることができる。
[0010] eNB間でハンドオーバを実行するために2つの異なる手順が存在する。すなわち、(1)「S1ベース」のハンドオーバ手順、及び(2)「X2ベース」のハンドオーバ手順である。これらの名称が示唆するとおり、S1ベースのハンドオーバ手順はE−UTRANのノードとCNの制御ノードとの間でS1インタフェースを用い、これに対してX2ベースのハンドオーバ手順は、E−UTRANのノード間で主としてX2インタフェースを用いる。S1ベースのハンドオーバ手順は3GPP TS23.401に記載されており、X2ベースのハンドオーバ手順は3GPP TS36.300に記載されている。HeNB間のハンドオーバ手順には、S1ベースのハンドオーバ手順及びX2ベースのハンドオーバ手順の双方を適用することができる。しかしながら、X2インタフェースを用いる場合は後者のみである。
[0011] S1ベースのハンドオーバ手順を用いてソースHeNBからターゲットHeNbへと接続を移すことに伴う問題は、S1ベースのハンドオーバ手順がコアネットワーク制御ノードへのシグナリングを必要とすることである。RANが多数のHeNBを含むことが予想されるので、例えば企業又は学校の場合においてHeNB間で多数のハンドオーバが行われると予想される。この結果、フェムト環境においてS1ベースのハンドオーバ手順を用いると、コアネットワーク制御ノードにかかるシグナリング負荷が著しく増加する。X2ベースのハンドオーバ手順はこのシグナリング負荷を軽減することができるが、このためにはHeNBがX2プロトコルの少なくともいくつかの態様を実施する必要があり、HeNBのコスト及び複雑さを増すことになる。HeNBは量販デバイスになることが予想されるので、HeNBはできる限り簡単かつ安価に保つことが望ましい。
[0012] 従って、改良されたハンドオーバ手順が望まれている。
[0013] 一態様において、本発明は、ソース基地局(例えばHeNB)からターゲット基地局(例えば別のHeNB)へと接続をハンドオーバするための改良された方法を提供する。いくつかの実施形態では、この方法は、ゲートウェイに接続された複数の基地局のためのコアネットワーク制御ノードのプロキシとして作用するゲートウェイ(例えばHeNB−GW、HNB−GW、又は他のゲートウェイ)によって実行される。いくつかの実施形態では、ゲートウェイは、ソース基地局から送信されたハンドオーバ必要メッセージ(例えばS1AP HANDOVER REQUIRED(ハンドオーバ必要)メッセージ)を受信するように動作可能である。このハンドオーバ必要メッセージは、ソース基地局がサービスを提供するユーザ機器(UE)接続をターゲット基地局にハンドオーバすべきことを示す。ハンドオーバ必要メッセージの受信に応答して、ゲートウェイは、ハンドオーバ要求メッセージ(例えばS1AP HANDOVER REQUEST(ハンドオーバ要求)メッセージ)を発生して、このハンドオーバ要求メッセージをターゲット基地局に送信する。
[0014] 好都合なことに、ソース基地局から送信されたハンドオーバ必要メッセージの受信に応答して、ゲートウェイは、(ゲートウェイが直接ターゲット基地局と通信可能であると想定すれば)どのコアネットワーク制御ノードにもハンドオーバメッセージを送信しない。このように、この方法は、コアネットワーク制御ノード(例えばMME)にかかるシグナリング負荷を軽減するという明らかな利点を提供し、また同時に、HeNBがX2プロトコルのいずれの部分も実施する必要がない。
[0015] いくつかの実施形態においては、ハンドオーバ要求メッセージをターゲット基地局に送信した後、ゲートウェイはターゲット基地局から承認メッセージ(例えばS1AP HANDOVER REQUEST ACKNOWLEDGE(ハンドオーバ要求承認)メッセージ)を受信することができる。承認メッセージに応答して、ゲートウェイはハンドオーバ命令メッセージ(例えばS1AP HANDOVER COMMAND(ハンドオーバ命令)メッセージ)をソース基地局に送信する。
[0016] いくつかの実施形態においては、ハンドオーバ要求メッセージをターゲット基地局に送信するステップは、ゲートウェイとターゲット基地局との間でセットアップされた既存のインタフェースを介してハンドオーバ要求メッセージを送信することを含む。
[0017] いくつかの実施形態においては、この方法は、(e)ターゲット基地局がUEから送信されたハンドオーバ確認メッセージを受信したことに応答して、ゲートウェイにおいてターゲット基地局から送信されたハンドオーバ通知メッセージを受信するステップと、(f)ゲートウェイにおけるハンドオーバ通知メッセージの受信に応答して、ゲートウェイにおいて経路切り換え要求メッセージを発生するステップと、(g)ゲートウェイからコアネットワーク制御ノード(例えばMME又は別のコアネットワーク制御ノード)に経路切り換え要求メッセージを送信するステップと、(h)ゲートウェイにおいてコアネットワーク制御ノードから送信された経路切り換え要求承認メッセージを受信するステップと、(i)経路切り換え要求承認メッセージの受信に応答してゲートウェイにおいてUEコンテキストリリース命令メッセージを発生するステップと、(j)ゲートウェイからソース基地局にUEコンテキストリリース命令メッセージを送信するステップと、(k)ゲートウェイにおいてソース基地局から送信されたUEコンテキストリリース完了メッセージを受信するステップと、も含む。ソース基地局は、ゲートウェイから送信されたハンドオーバ命令の受信に応答してハンドオーバ命令をUEに送信するように構成されている。
[0018] いくつかの実施形態においては、ゲートウェイは、ハンドオーバ必要メッセージの受信に直接応答して、ターゲット基地局との接続が存在するか否かを判定し、接続が存在すると判定された場合には、ゲートウェイはハンドオーバ要求メッセージを発生してハンドオーバ要求メッセージをその接続を介してターゲット基地局に送信し、他の場合にはゲートウェイはハンドオーバ必要メッセージをコアネットワークノードに転送する。
[0019] いくつかの実施形態においては、ハンドオーバ要求メッセージを発生するステップは、(i)ハンドオーバ必要メッセージから何らかの情報を抽出して抽出した情報をハンドオーバ要求メッセージに含めるステップ、(ii)ゲートウェイにおいて以前に受信した1つ以上の制御メッセージ(例えばS1AP INITIAL CONTEXT SETUP REQUEST(初期コンテキストセットアップ要求)メッセージ)に含まれた、以前に記憶された情報を検索するステップであって、制御メッセージがUEによって確立された接続に関連し、更に、検索した情報をハンドオーバ要求メッセージに含めるステップ、(iii)ハンドオーバ必要メッセージに含まれた情報を、ハンドオーバ要求メッセージに含める必要のある情報にマッピングするステップ、(iv)ハンドオーバ要求メッセージに1つ以上の所定のデフォルト値を追加するステップ、の1つ以上を含む。
[0020] 別の態様において、本発明は、ソース基地局からターゲット基地局への接続のハンドオーバを容易にするためのゲートウェイ装置を提供する。いくつかの実施形態では、ゲートウェイ装置は、コンピュータソフトウェアを記憶するデータ記憶システムと、コンピュータソフトウェアを実行するためのデータ処理システムと、(a)ソース基地局がサービスを提供するユーザ機器(UE)をターゲット基地局にハンドオーバすべきことを示すハンドオーバ必要メッセージ等の、ソース基地局から送信されたメッセージを受信し、(b)メッセージを送信するための、送信及び受信モジュールと、を含む。好都合なことに、コンピュータソフトウェアがデータ処理システムによって実行された場合に、処理システムがターゲットネットワークノードと通信可能であるならば、データ処理システムが、ハンドオーバ必要メッセージの受信に応答して、送信及び受信モジュールを用いて、処理システムが発生したハンドオーバ要求メッセージをターゲット基地局に送信するように、コンピュータソフトウェアが構成され、また、コンピュータソフトウェアがデータ処理システムによって実行された場合に、データ処理システムが、ゲートウェイ装置に通信可能に接続された複数の基地局のためのコアネットワーク制御ノードのプロキシとして機能するように動作可能に、コンピュータソフトウェアが更に構成されている。
[0021] 上述及び他の態様及び実施形態について、添付図面を参照して以下に記載する。
[0022] 本明細書に組み込まれてその一部を形成する添付図面は、本発明の様々な実施形態を例示し、説明と共に、本発明の原理を説明して、当業者が本発明を生成し使用することを可能とするように機能する。図面において、同様の参照番号は同一又は機能的に同様の要素を示す。
[0023] 本発明の一実施形態に従ったネットワークを示す。 [0024] 本発明の一実施形態に従ったプロセスを示すフローチャートである。 [0025] 図2に示したプロセスを更に示すメッセージフロー図である。 [0026] 本発明の一実施形態に従ったゲートウェイの機能ブロック図である。
[0027] 本発明について、本明細書ではLTE/SAEネットワークの文脈で説明するが、本発明はそのように限定されるわけではない(すなわち、本発明は3Gネットワーク等の他のネットワークにも適用可能である)。
[0028] ここで図1を参照すると、図1は、本発明の一実施形態に従った無線通信システム100を示す。図示のように、システム100は、フェムトセルに対応する複数のネットワークノード101(例えば基地局101a、101b、...、101n)、ゲートウェイ102(例えばHeNB−GW又はHNB−GW)、及び少なくとも1つの制御ノード(例えばMME392(図3を参照のこと))を有するCN104を含む。これらのコンポーネントによって、ユーザ機器(UE)192のユーザは、他のデバイス及びシステム(例えば公衆網110に接続された他のデバイス及びシステム)と通信を行うことができる。また、システム100は、マクロセルに対応する1つ以上のeNB103を含むことができる。
[0029] 本発明の一態様は、改良されたハンドオーバ手順を実施するように構成された改良されたゲートウェイ102を提供する。いくつかの実施形態においては、ゲートウェイ102によって、UE192接続をソースネットワークノード101aからターゲットネットワークノード101bへとハンドオーバすることができ、ソースネットワークノードはコアネットワーク104における制御ノード(例えばMME)と通信を行う必要がない(例えば、ハンドオーバ手順を正常に完了するために、ソースネットワークノードから送信した3GPP TS36.413に定義されたようなS1AP HANDOVER REQUIREDメッセージをMMEが受信する必要はない)。
[0030] 例えば、いくつかの実施形態において、ゲートウェイは、(a)ソース基地局から送信されたハンドオーバ必要メッセージを傍受し(ハンドオーバ必要メッセージは、ソース基地局がサービスを提供するユーザ機器(UE)をターゲット基地局にハンドオーバすべきことを示す)、(b)これに応答してハンドオーバ要求メッセージを発生してターゲット基地局に送信し、(c)ターゲット基地局から承認メッセージを受信し、(d)承認メッセージに応答してハンドオーバ命令メッセージをソース基地局に送信するように構成されている。好都合なことに、ソース基地局から送信されたハンドオーバ必要メッセージの受信に応答して、ゲートウェイは、(ゲートウェイが直接ターゲット基地局と通信可能であると想定すれば)どのコアネットワーク制御ノードにもハンドオーバメッセージを送信しない。このように、この方法は、コアネットワーク制御ノード(例えばMME)にかかるシグナリング負荷を軽減するという明らかな利点を提供し、また同時に、ソース基地局がターゲット基地局と直接に通信可能であることを必要としない。ゲートウェイは、ゲートウェイとソース基地局との間のインタフェースを用いてソース基地局と通信を行うことができる。同様に、ゲートウェイは、ゲートウェイとターゲット基地局との間のインタフェースを用いてターゲット基地局と通信を行うことができる。ゲートウェイとターゲット基地局との間のこのインタフェースは、以前に確立されている場合があり、又は、これは必要に応じて、すなわち上述したハンドオーバ手順の一部としてセットアップすることも可能である。以下の説明は、本解決策のいくつかの実施形態を例示するためにS1APインタフェース及び関連するメッセージに言及するが、ハンドオーバプロセスは、ゲートウェイとターゲット基地局との間及びゲートウェイとソース基地局との間で別のタイプのインタフェースを用いて実施することも可能である。
[0031] ここで図2を参照すると、図2は、上述したプロセスを実施するためにゲートウェイ102が実行する1つの具体的なプロセス200を示すフローチャートである。プロセス200はステップ202において開始することができ、ここでゲートウェイ102は1つ以上の制御メッセージを受信する。例えば、ステップ202においてゲートウェイ102は、UE192を用いたセッションを確立するための手順の一部として、ソースネットワークノード(例えばHeNB101a)から又はコアネットワーク104から1つ以上の制御メッセージを、又は、ソースネットワークノードに対するUE192セッションのハンドオーバに関連した1つ以上の制御メッセージを、受信することができる。例えば、ゲートウェイ102は、例えばソースネットワークノード101a又はコアネットワーク104ノードから、例えばS1AP INITIAL CONTEXT SETUP REQUESTメッセージ及びS1AP E−RAB SETUP/MODIFY REQUEST(E−RABセットアップ/変更要求)メッセージ(複数のメッセージ)等のS1APプロトコル制御メッセージを受信することができる。同様にステップ202において、ゲートウェイ102は、eNB103からX2APハンドオーバ関連メッセージを受信することができる。次に(ステップ204)、ゲートウェイ102は、上述のS1AP/X2APメッセージに含まれた関連情報(例えば関連情報要素(IE)又は関連IEの部分)を、ハンドオーバ手順の後の段階で使用するために記憶する。
[0032] 次に(ステップ206)、ゲートウェイ102は、ソースネットワークノードから、ターゲットネットワークノード(例えばHeNB101b)を識別するか又はこれを識別するための情報を含むハンドオーバ必要メッセージ302(例えばS1AP HANDOVER REQUIREDメッセージ)を受信する(本発明の一実施形態によるメッセージフローを示す図3を参照のこと。)メッセージ302は1組のIEを含む。典型的に、UE192からソースHeNB101aに送信された1つ以上の測定リポートメッセージ301(例えば、1つ以上のハンドオーバ候補を含む3GPP TS36.331に定義されたようなRRC測定リポートメッセージ)が、ソースHeNB101aをトリガしてハンドオーバプロセスを開始させる(すなわちソースHeNB101にハンドオーバ決定を行わせ、ハンドオーバ必要メッセージ302を送信させる)。
[0033] メッセージ302の受信に直接応答して、ゲートウェイ102は、ターゲットネットワークノードに対するS1インタフェースが存在するか否かを判定することができる。この判定は、ターゲットネットワークノードとゲートウェイ102との間で実行されたS1セットアップに基づいている。このS1セットアップの間、ターゲットネットワークノードはそのアイデンティティすなわちeNB−IDをゲートウェイ102に送信する。現在の定義ではeNB−IDはセルアイデンティティに含まれるので、これは、ゲートウェイ102がそれに接続されたHeNBのeNB−IDを知っていることを意味する(少なくとも各HeNBが単一のフェムトセルに対応する場合)。ゲートウェイ102が、ターゲットネットワークノードに対するS1インタフェースが存在すると判定した場合、プロセスはステップ208に進む。
[0034] ステップ208において、ゲートウェイ102は、単にメッセージ302をCN104内の制御ノードに再送信するのではなく、(1)メッセージ302の受信及びゲートウェイ102がターゲットネットワークノードとのS1インタフェースを有することの検出に応答して、ハンドオーバ要求メッセージ304(例えばS1AP HANDOVER REQUESTメッセージ)を発生し、(2)メッセージ304をターゲットネットワークノードに送信する。
[0035] S1AP HANDOVER REQUESTメッセージ304は特定の1組のIEを必要とする。ここで下に示す表1を参照すると、表1は、S1AP HANDOVER REQUESTメッセージ304に含まなければならないIEの少なくとも一部のリストを示す。
Figure 2012509638
[0036] 表1に示すように、S1AP HANDOVER REQUESTメッセージ304に含まなければならない情報の一部は、(a)S1AP HANDOVER REQUIREDメッセージ302に含まれる、(b)ステップ202で受信したメッセージに含まれる、及び/又は(c)ゲートウェイ102によって以前に発生されたか又は割り当てられている。従って、いくつかの実施形態においては、ゲートウェイ102は、(i)S1AP HANDOVER REQUIREDメッセージ302から何らかの情報を抽出する、(ii)ステップ204で記憶した情報を検索する、(iii)以前に割り当てた情報(デフォルト値)を検索する、及び/又は(iv)S1AP HANDOVER REQUIREDメッセージ302に含まれる情報をS1AP HANDOVER REQUESTメッセージ304に含まなければならない情報にマッピングすることによって、S1AP HANDOVER REQUESTメッセージ304を発生する。表1は、ソースネットワークノードにおいてシグナリング接続及び関連するベアラが活性化されているので、ゲートウェイ102が関連するS1APシグナリングを認識することができると共に後のハンドオーバ論理に必要な値を記憶することができる場合を示す。また、他の場合にも同様の原理を適用することができる(例えば、シグナリング接続及び関連するベアラが最初にeNBにおいて確立され、ゲートウェイ102が関連するS1APシグナリングを認識することができなかった場合)。かかる場合には、eNBからソースネットワークノードへのハンドオーバに関連したX2AP又はS1APシグナリングが、必要な情報を含み、ソースネットワークノードから別のネットワークノードへの後のハンドオーバのためにゲートウェイ102によって記憶することができる。本明細書において記載する全てのハンドオーバ論理に、この同じ原理が適用される。
[0037] 換言すると、以下は、どのように必要な情報を見出すことができるかについていくつかの異なる可能性を示す。(1)ゲートウェイ102は、(例えば初期コンテキストセットアップ又はE−RABセットアップ/変更又はHeNBへの以前のハンドオーバの間に、HeNB−GWを介して)ハンドオーバされるシグナリング接続(及び関連する搬送側)に関連した以前のシグナリングからの状態及び関連する情報を保持し、(2)ゲートウェイ102は、ハンドオーバ手順をトリガするメッセージ(例えばS1AP HANDOVER REQUIREDメッセージ)からS1AP HANDOVER REQUESTメッセージへと情報をコピーし、(3)ゲートウェイ102は、ハンドオーバ準備からハンドオーバ実行の間に状態及び関連する情報を保持し(例えば第1メッセージから第3メッセージまで。一例では、情報はS1AP HANDOVER REQUIREDメッセージからHeNB−GWにおいて記憶され、次いでS1AP HANDOVER COMMANDメッセージで用いられる)、(4)ゲートウェイ102は、IEのいくつかについてデフォルト値を用いる。ハンドオーバプロセスの一部として、ソース及びターゲットのネットワークノードは、受信したユーザデータのステータスについて知らせるためにメッセージを送信することができる(例えばS1については、送信側エンティティに応じてS1AP eNB STATUS TRANSFERメッセージ及びMME STATUS TRANSFERメッセージ)。これらのメッセージは図3に示したメッセージフローには示さず、マッピング表も示さないが、これは、接続識別子(すなわち接続に関連したもので置換する必要があるMME UE S1AP ID及びeNB UE S1AP ID)を除いて、情報の直接コピーである。
[0038] 次に(ステップ210)、ゲートウェイ102は、ターゲットネットワークノードから承認メッセージ306(例えばS1AP HANDOVER REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージ)を受信する。このメッセージは、メッセージ304に応答してターゲットネットワークノードが送信したものである。承認メッセージ306に応答して、ゲートウェイ102は、承認メッセージ306がメッセージ304に応答して送信されたか否かを判定する。そうである場合、プロセスはステップ212に進む。ステップ212において、ゲートウェイ102は、ハンドオーバ命令メッセージ308(例えばS1AP HANDOVER COMMANDメッセージ)を発生し、このメッセージ308をソースネットワークノードに送信する。
[0039] S1AP HANDOVER COMMANDメッセージ308は、特定の1組のIEを必要とする。ここで以下に示す表2を参照すると、表2は、S1AP HANDOVER COMMANDメッセージ308に含まなければならないIEの少なくとも一部のリストを示す。
Figure 2012509638
[0040] 表2に示すように、S1AP HANDOVER COMMANDメッセージ308に含まなければならないIEの一部は、(a)S1AP HANDOVER REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージ306に含まれるか、又は(b)ステップ202で受信したメッセージに含まれる。従って、いくつかの実施形態においては、ゲートウェイ102は、(i)S1AP HANDOVER REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージ306から何らかの情報を抽出し、(ii)ステップ204で記憶した情報を検索し、(iii)以前に割り当てた情報(デフォルト値)を検索することによって、S1AP HANDOVER COMMANDメッセージ308を発生する。
[0041] S1AP HANDOVER COMMANDメッセージ308に応答して、ソースネットワークノードは、ハンドオーバ命令メッセージ310(例えばRRC RRCConnectionReconfigurationメッセージ)をUE192に送信する。ハンドオーバ命令メッセージ310に応答して、UE192は、ハンドオーバ確認メッセージ312(例えばRRC RRCConnectionReconfigurationCompleteメッセージ)をターゲットネットワークノードに送信し、ターゲットネットワークノードは次いでゲートウェイ102に、ハンドオーバ通知メッセージ314(例えばS1AP HANDOVER NOTIFY(ハンドオーバ通知)メッセージ)を送信する。
[0042] ステップ214において、ゲートウェイ102は、ハンドオーバ通知メッセージ314を受信し、メッセージ314がメッセージ306に関連するか否かを判定する。ゲートウェイ102はこれまでコアネットワーク104制御ノードから進行中のハンドオーバを隠しているので、ゲートウェイ102は実行したハンドオーバについてコアネットワーク制御ノードを更新する必要がある。これは、S1AP PATH SWITCH REQUEST(経路切り換え要求)メッセージ316を発生し、メッセージ316をコアネットワーク104(例えばコアネットワークのMME)に送信することによって達成される(このメッセージは通常X2ベースのハンドオーバのためにのみ用いられる)(ステップ216)。ゲートウェイ102は、先に開示した原理を用いて、メッセージ316のために必要な情報を見出す。すなわち、ゲートウェイ102は、本明細書に記載したような、以前に記憶、発生、及び/又は受信した情報を用いて、メッセージ316を発生する。
[0043] ここで以下に示す表3を参照すると、表3は、S1AP PATH SWITCH REQUESTメッセージ316に含まなければならないIEの少なくとも一部のリストを示す。
Figure 2012509638
[0044] 表3に示すように、S1AP PATH SWITCH REQUESTメッセージ316に含まなければならないIEの一部は、(a)S1AP HANDOVER REQUIREDメッセージ302に含まれる、(b)S1AP HANDOVER REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージ306に含まれる、又は(c)ステップ202で受信したメッセージに含まれる。従って、いくつかの実施形態においては、ゲートウェイ102は、(i)メッセージ302及び306から何らかの情報を抽出する、及び/又は(ii)ステップ204で記憶した情報を検索することによって、S1AP PATH SWITCH REQUESTメッセージ316を発生する。
[0045] 次に(ステップ218)、ゲートウェイ102は、コアネットワークから(例えばMMEから)、S1AP PATH SWITCH REQUEST ACKNOWLEDGE(経路切り換え要求承認)メッセージ318を受信する。
[0046] ステップ220において、ゲートウェイ102は、S1AP UE CONTEXT RELEASE COMMAND(UEコンテキストリリース命令)メッセージ320を発生し、これをソースネットワークノードに送信し、これによってソースネットワークノードにおけるリソースのリリースをトリガする。ゲートウェイ102は、先に開示した原理を用いてメッセージ302のために必要なIEを見出す。すなわち、ゲートウェイ102は、本明細書に記載したような、以前に記憶、発生、及び/又は受信した情報を用いて、メッセージ320を発生する。ステップ222において、ゲートウェイ102は、ソースネットワークノードからS1AP UE CONTEXT RELEASE COMPLETE(UEコンテキストリリース完了)メッセージ322を受信する。
[0047] 図3は、MMEも対応するGWもこれらの図に再割り当てされていないという意味で簡略化されていることに留意すべきである。これらのノードの再割り当ては、いかなるHeNBの具体的なシグナリングも含まない。また、ユーザデータの転送の詳細も図示していない。これらはこのフローには重要でないからである(すなわち周知のシグナリングフローと著しい相違はない)。
[0048] プロセス200を実行するようにゲートウェイ102を構成することの利点は、これによってコアネットワーク制御ノードに対するシグナリング負荷が軽減されることである。
[0049] ここで図4を参照すると、図4は、本発明のいくつかの実施形態によるゲートウェイ102の機能ブロック図である。図示のように、ゲートウェイ102は、データ処理システム402(例えば1つ以上のマイクロプロセッサ)、データ記憶システム406(例えば1つ以上の不揮発性記憶デバイス)、及び記憶システム406上に記憶されたコンピュータソフトウェア408を含むことができる。また、記憶システム406に構成パラメータ410を記憶することも可能である。また、ゲートウェイ102は、eNB103、HeNB101、及びCN104と通信を行うための送信/受信(Tx/Rx)回路を含むことができる。例えば、ゲートウェイ102は、HeNB101にデータを送信しHeNB101からデータを受信するためのTx/Rxモジュール404、例えばコアネットワーク104にデータを送信しコアネットワーク104からデータを受信するためのTx/Rxモジュール405、及び、eNB103にデータを送信しeNB103からデータを受信するためのTx/Rxモジュール407を含むことができる。ソフトウェア408は、処理システム402がソフトウェア408を実行した場合にゲートウェイ102が図2に示したフローチャートを参照して上述のステップを実行するように構成されている。すなわち、例えば、ソフトウェア408は、ゲートウェイ102がHeNBから別のHeNBをハンドオーバのターゲットとして識別するS1AP HANDOVER REQUIREDメッセージを受信したことに応答してS1AP HANDOVER REQUESTメッセージを発生するためのモジュールを含むことができる。
[0050] 本発明の様々な実施形態について上述したが、これらは限定ではなく一例としてのみ提示したことは理解されよう。例えば、これらの実施形態は、HeNB及びHeNB−GWから成るシステム以外の場合にも適用される。かかる1つの例は、1つ以上の基地局とコアネットワークとの間で基地局ゲートウェイが用いられ、基地局ゲートウェイの両側で同一又は類似のインタフェースが用いられる場合のソリューションである。このため、本発明の範囲は、上述の例示的な実施形態のいずれによっても限定されるものではない。
[0051] さらに、上述し図面に示したプロセスはステップのシーケンスとして示したが、これは例示のためのみに行ったものである。従って、いくつかのステップの追加、いくつかのステップの省略、ステップの順序の再配置、更に、いくつかのステップの平行した実行が可能であることが考えられる。
[0052] 以下の実施形態は、ゲートウェイ装置の他の例を説明するものである。
実施形態1:ソース基地局(101a)からターゲット基地局(101b)への接続のハンドオーバを容易にするためのゲートウェイ装置(102)であって、
(a)コンピュータソフトウェア(408)を記憶するデータ記憶システム(406)と、
(b)前記コンピュータソフトウェアを実行するためのデータ処理システム(402)と、
(c)(i)前記ソース基地局がサービスを提供するユーザ機器(192)接続を前記ターゲット基地局にハンドオーバすべきことを示すハンドオーバ必要メッセージ等の、前記ソース基地局から送信されたメッセージを受信し、(ii)メッセージを送信するための、送信及び受信モジュール(404)と、
(d)(i)コアネットワーク制御ノードにメッセージを送信し、(ii)コアネットワーク制御ノードからメッセージを受信するための、送信及び受信モジュール(405)と、
を含み、前記コンピュータソフトウェアが前記データ処理システムによって実行された場合に、前記処理システムが前記ターゲットネットワークノードと通信可能であるならば、前記データ処理システムが、前記ハンドオーバ必要メッセージの受信に応答して、前記送信及び受信モジュールを用いて、前記処理システムが発生したハンドオーバ要求メッセージを前記ターゲット基地局に送信するように、前記コンピュータソフトウェアが構成され、
前記コンピュータソフトウェアが前記データ処理システムによって実行された場合に、前記データ処理システムが、前記ゲートウェイ装置(102)に通信可能に接続された複数の基地局(101)のためのコアネットワーク制御ノード(392)のプロキシとして機能するように動作可能に、前記コンピュータソフトウェアが更に構成されている、ゲートウェイ装置。
実施形態2:前記データ処理システムが、前記送信及び受信モジュールを用いて、前記ゲートウェイ装置と前記ターゲット基地局との間でセットアップされた既存のインタフェースを介して前記ターゲット基地局に前記ハンドオーバ要求メッセージを送信することを含む、実施形態1に記載のゲートウェイ装置。
実施形態3:前記ハンドオーバ必要メッセージがS1AP HANDOVER REQUIREDメッセージであり、
前記ハンドオーバ要求メッセージがS1AP HANDOVER REQUESTメッセージである、実施形態1から2のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
実施形態4:前記コンピュータソフトウェアが前記データ処理システムによって実行された場合に、前記データ処理システムが、前記ターゲット基地局から送信されたハンドオーバ要求承認メッセージ(306)の受信に応答して、ハンドオーバ命令メッセージ(308)を発生し、前記送信及び受信モジュール(404)を用いて前記ハンドオーバ命令メッセージ(308)を前記ソース基地局に送信するように、前記コンピュータソフトウェアが更に構成されている、実施形態1から3のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
実施形態5:前記コンピュータソフトウェアが前記データ処理システムによって実行された場合に、前記データ処理システムが、前記ターゲット基地局が前記ユーザ機器(192)から送信されたハンドオーバ確認メッセージ(312)を受信したことに応答して前記ターゲット基地局から送信されたハンドオーバ通知メッセージ(314)の受信に応答して、経路切り換え要求メッセージ(316)を発生し、前記送信及び受信モジュール(405)を用いて前記経路切り換え要求メッセージ(316)をコアネットワークノード(392)に送信するように、前記コンピュータソフトウェアが更に構成されている、実施形態1から4のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
実施形態6:前記コアネットワーク制御ノードがMME(Mobility Management Entity)である、実施形態5に記載のゲートウェイ装置。
実施形態7:前記コンピュータソフトウェアが前記データ処理システムによって実行された場合に、前記データ処理システムが、前記コアネットワークノードから送信された経路切り換え要求承認メッセージ(318)の受信に応答して、UEコンテキストリリース命令メッセージ(320)を発生し、前記送信及び受信モジュール(404)を用いて前記UEコンテキストリリース命令メッセージ(320)を前記ソース基地局に送信するように、前記コンピュータソフトウェアが更に構成されている、実施形態5から6のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
実施形態8:前記ソース基地局が、前記ゲートウェイから送信された前記ハンドオーバ命令(308)の受信に応答して、ハンドオーバ命令メッセージ(310)を前記ユーザ機器に送信するように構成されている、実施形態4から7のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
実施形態9:前記ソース基地局から送信された前記ハンドオーバ必要メッセージ(302)の受信に応答して前記ゲートウェイ装置がいずれのコアネットワーク制御ノードにもハンドオーバメッセージを送信しないように、前記ゲートウェイ装置が構成されている、実施形態1から8のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
実施形態10:前記コンピュータソフトウェアが前記データ処理システムによって実行された場合に、前記データ処理システムが、前記ハンドオーバ必要メッセージ(302)の受信に直接応答して、前記ターゲット基地局との接続が存在するか否かを判定し、接続が存在すると判定された場合には、前記ハンドオーバ要求メッセージ(304)を発生して前記ハンドオーバ要求メッセージ(304)を前記接続を介して前記ターゲット基地局に送信し、他の場合には前記ハンドオーバ必要メッセージ(302)をコアネットワークノード(392)に転送するように、前記コンピュータソフトウェアが構成されている、実施形態1から9のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
実施形態11:前記コンピュータソフトウェアが前記データ処理システムによって実行された場合に、前記データ処理システムが、(i)前記ハンドオーバ必要メッセージから何らかの情報を抽出して前記抽出した情報を前記ハンドオーバ要求メッセージに含める、(ii)前記ゲートウェイにおいて以前に受信した1つ以上の制御メッセージに含まれた、以前に記憶された情報を検索し、前記制御メッセージが前記UEによって確立された接続に関連し、更に、前記検索した情報を前記ハンドオーバ要求メッセージに含める、(iii)前記ハンドオーバ必要メッセージに含まれた情報を、前記ハンドオーバ要求メッセージに含める必要のある情報にマッピングする、及び/又は(iv)前記ハンドオーバ要求メッセージに所定のデフォルト値を追加することによって、前記ハンドオーバ要求メッセージ(304)を発生するように、前記コンピュータソフトウェアが構成されている、実施形態1から10のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
実施形態12:前記1つ以上の制御メッセージの1つがS1AP INITIAL CONTEXT SETUP REQUESTメッセージである、実施形態11に記載のゲートウェイ装置。
実施形態13:前記ソース基地局がフェムト基地局であり、前記ターゲット基地局がフェムト基地局である、実施形態1から12のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。

Claims (27)

  1. ソース基地局(101a)からターゲット基地局(101b)へと接続をハンドオーバするための方法であって、
    (a)ゲートウェイ(102)において、前記ソース基地局から送信されたハンドオーバ必要メッセージ(302)を受信すること(202)であって、前記ハンドオーバ必要メッセージが、前記ソース基地局がサービスを提供するユーザ機器(UE)(192)接続をターゲット基地局にハンドオーバすべきことを示す、ことと、
    (b)前記ゲートウェイにおいて、前記ハンドオーバ必要メッセージ(302)の受信に応答して、ハンドオーバ要求メッセージ(304)を発生すること(208)と、
    (c)前記ゲートウェイから前記ターゲット基地局に前記ハンドオーバ要求メッセージ(304)を送信すること(208)と、
    を含み、前記ゲートウェイが、前記ゲートウェイ(102)に接続された複数の基地局(101)のためのコアネットワーク制御ノード(104)のプロキシとして作用する、方法。
  2. 前記ハンドオーバ要求メッセージを前記ターゲット基地局に送信する前記ステップが、前記ゲートウェイと前記ターゲット基地局との間でセットアップされた既存のインタフェースを介して前記ハンドオーバ要求メッセージを送信することを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ハンドオーバ必要メッセージがS1AP HANDOVER REQUIREDメッセージであり、
    前記ハンドオーバ要求メッセージがS1AP HANDOVER REQUESTメッセージである、請求項1から2のいずれか1項に記載の方法。
  4. (d)前記ゲートウェイにおいて、前記ターゲット基地局から送信されたハンドオーバ要求承認メッセージ(306)を受信すること(210)と、
    (e)前記ゲートウェイにおける前記ハンドオーバ要求承認メッセージ(306)の受信に応答して、前記ゲートウェイにおいてハンドオーバ命令メッセージ(308)を発生すること(212)と、
    (f)前記ゲートウェイから前記ソース基地局に前記ハンドオーバ命令メッセージ(308)を送信すること(212)と、
    を更に含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  5. (g)前記ターゲット基地局が前記UE(192)から送信されたハンドオーバ確認メッセージ(312)を受信したことに応答して、前記ゲートウェイにおいて前記ターゲット基地局から送信されたハンドオーバ通知メッセージ(314)を受信すること(214)と、
    (h)前記ゲートウェイにおける前記ハンドオーバ通知メッセージ(314)の受信に応答して、前記ゲートウェイにおいて経路切り換え要求メッセージ(316)を発生すること(216)と、
    (i)前記ゲートウェイからコアネットワーク制御ノード(104)に前記経路切り換え要求メッセージ(316)を送信すること(216)と、
    を更に含む、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記コアネットワーク制御ノードがMME(Mobility Management Entity)(392)である、請求項5に記載の方法。
  7. (i)前記ゲートウェイにおいて、前記コアネットワーク制御ノードから送信された経路切り換え要求承認メッセージ(318)を受信すること(218)と、
    (k)前記経路切り換え要求承認メッセージ(318)の受信に応答して、前記ゲートウェイにおいてUEコンテキストリリース命令メッセージを発生すること(220)と、
    (l)前記ゲートウェイから前記ソース基地局に前記UEコンテキストリリース命令メッセージ(320)を送信すること(220)と、
    を更に含む、請求項5から6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記ゲートウェイにおいて前記ソース基地局から送信されたUEコンテキストリリース完了メッセージ(322)を受信すること(222)を更に含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記ソース基地局が、前記ゲートウェイから送信された前記ハンドオーバ命令メッセージ(308)の受信に応答して、ハンドオーバ命令メッセージ(310)を前記UEに送信するように構成されている、請求項4から8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記ソース基地局から送信された前記ハンドオーバ必要メッセージ(302)の受信に応答して、前記ゲートウェイがいずれのコアネットワーク制御ノードにもハンドオーバメッセージを送信しない、請求項1から9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記ハンドオーバ必要メッセージ(302)の受信に直接応答して、前記ゲートウェイが前記ターゲット基地局との接続が存在するか否かを判定し、接続が存在すると判定された場合には、前記ゲートウェイが前記ハンドオーバ要求メッセージ(304)を発生して前記ハンドオーバ要求メッセージ(304)を前記接続を介して前記ターゲット基地局に送信し、他の場合には前記ゲートウェイが前記ハンドオーバ必要メッセージ(302)をコアネットワークノード(392)に転送する、請求項1から10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 前記ハンドオーバ要求メッセージ(304)を発生する前記ステップが、
    (i)前記ハンドオーバ必要メッセージから何らかの情報を抽出して前記抽出した情報を前記ハンドオーバ要求メッセージに含めるステップ、
    (ii)前記ゲートウェイにおいて以前に受信した1つ以上の制御メッセージに含まれた、以前に記憶された情報を検索するステップであって、前記制御メッセージが前記UEによって確立された接続に関連し、更に、前記検索した情報を前記ハンドオーバ要求メッセージに含めるステップ、
    (iii)前記ハンドオーバ必要メッセージに含まれた情報を、前記ハンドオーバ要求メッセージに含める必要のある情報にマッピングするステップ、
    (iv)前記ハンドオーバ要求メッセージに1つ以上の所定のデフォルト値を追加するステップ、
    の1つ以上を含む、請求項1から11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 前記1つ以上の制御メッセージの1つが前記S1AP INITIAL CONTEXT SETUP REQUESTメッセージである、請求項12に記載の方法。
  14. 前記ソース基地局がフェムト基地局であり、前記ターゲット基地局がフェムト基地局である、請求項1から13のいずれか1項に記載の方法。
  15. ソース基地局(101a)からターゲット基地局(101b)への接続のハンドオーバを容易にするためのゲートウェイ装置(102)であって、
    (a)コンピュータソフトウェア(408)を記憶するデータ記憶システム(406)と、
    (b)前記コンピュータソフトウェアを実行するためのデータ処理システム(402)と、
    (c)(i)前記ソース基地局がサービスを提供するユーザ機器(UE)(192)接続を前記ターゲット基地局にハンドオーバすべきことを示すハンドオーバ必要メッセージ等の、前記ソース基地局から送信されたメッセージを受信し、(ii)メッセージを送信するための、送信及び受信モジュール(404)と、
    (d)(i)コアネットワーク制御ノードにメッセージを送信し、(ii)コアネットワーク制御ノードからメッセージを受信するための、送信及び受信モジュール(405)と、
    を含み、前記コンピュータソフトウェアが前記データ処理システムによって実行された場合に、前記処理システムが前記ターゲットネットワークノードと通信可能であるならば、前記データ処理システムが、前記ハンドオーバ必要メッセージの受信に応答して、前記送信及び受信モジュールを用いて、前記処理システムが発生したハンドオーバ要求メッセージを前記ターゲット基地局に送信するように、前記コンピュータソフトウェアが構成され、
    前記コンピュータソフトウェアが前記データ処理システムによって実行された場合に、前記データ処理システムが、前記ゲートウェイ装置(102)に通信可能に接続された複数の基地局(101)のためのコアネットワーク制御ノード(392)のプロキシとして機能するように動作可能に、前記コンピュータソフトウェアが更に構成されている、ゲートウェイ装置。
  16. 前記データ処理システムが、前記送信及び受信モジュールを用いて、前記ゲートウェイ装置と前記ターゲット基地局との間でセットアップされた既存のインタフェースを介して前記ターゲット基地局に前記ハンドオーバ要求メッセージを送信することを含む、請求項15に記載のゲートウェイ装置。
  17. 前記ハンドオーバ必要メッセージがS1AP HANDOVER REQUIREDメッセージであり、
    前記ハンドオーバ要求メッセージがS1AP HANDOVER REQUESTメッセージである、請求項15から16のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
  18. 前記コンピュータソフトウェアが前記データ処理システムによって実行された場合に、前記データ処理システムが、前記ターゲット基地局から送信されたハンドオーバ要求承認メッセージ(306)の受信に応答して、ハンドオーバ命令メッセージ(308)を発生し、前記送信及び受信モジュール(404)を用いて前記ハンドオーバ命令メッセージ(308)を前記ソース基地局に送信するように、前記コンピュータソフトウェアが更に構成されている、請求項15から17のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
  19. 前記コンピュータソフトウェアが前記データ処理システムによって実行された場合に、前記データ処理システムが、前記ターゲット基地局が前記UE(192)から送信されたハンドオーバ確認メッセージ(312)を受信したことに応答して前記ターゲット基地局から送信されたハンドオーバ通知メッセージ(314)の受信に応答して、経路切り換え要求メッセージ(316)を発生し、前記送信及び受信モジュール(405)を用いて前記経路切り換え要求メッセージ(316)をコアネットワークノード(392)に送信するように、前記コンピュータソフトウェアが更に構成されている、請求項15から18のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
  20. 前記コアネットワーク制御ノードがMME(Mobility Management Entity)である、請求項19に記載のゲートウェイ装置。
  21. 前記コンピュータソフトウェアが前記データ処理システムによって実行された場合に、前記データ処理システムが、前記コアネットワークノードから送信された経路切り換え要求承認メッセージ(318)の受信に応答して、UEコンテキストリリース命令メッセージ(320)を発生し、前記送信及び受信モジュール(404)を用いて前記UEコンテキストリリース命令メッセージ(320)を前記ソース基地局に送信するように、前記コンピュータソフトウェアが更に構成されている、請求項19から20のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
  22. 前記ソース基地局が、前記ゲートウェイから送信された前記ハンドオーバ命令(308)の受信に応答して、ハンドオーバ命令メッセージ(310)を前記UEに送信するように構成されている、請求項18から21のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
  23. 前記ソース基地局から送信された前記ハンドオーバ必要メッセージ(302)の受信に応答して前記ゲートウェイ装置がいずれのコアネットワーク制御ノードにもハンドオーバメッセージを送信しないように、前記ゲートウェイ装置が構成されている、請求項15から22のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
  24. 前記コンピュータソフトウェアが前記データ処理システムによって実行された場合に、前記データ処理システムが、前記ハンドオーバ必要メッセージ(302)の受信に直接応答して、前記ターゲット基地局との接続が存在するか否かを判定し、接続が存在すると判定された場合には、前記ハンドオーバ要求メッセージ(304)を発生して前記ハンドオーバ要求メッセージ(304)を前記接続を介して前記ターゲット基地局に送信し、他の場合には前記ハンドオーバ必要メッセージ(302)をコアネットワークノード(392)に転送するように、前記コンピュータソフトウェアが構成されている、請求項15から23のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
  25. 前記コンピュータソフトウェアが前記データ処理システムによって実行された場合に、前記データ処理システムが、(i)前記ハンドオーバ必要メッセージから何らかの情報を抽出して前記抽出した情報を前記ハンドオーバ要求メッセージに含める、(ii)前記ゲートウェイにおいて以前に受信した1つ以上の制御メッセージに含まれた、以前に記憶された情報を検索し、前記制御メッセージが前記UEによって確立された接続に関連し、更に、前記検索した情報を前記ハンドオーバ要求メッセージに含める、(iii)前記ハンドオーバ必要メッセージに含まれた情報を、前記ハンドオーバ要求メッセージに含める必要のある情報にマッピングする、及び/又は(iv)前記ハンドオーバ要求メッセージに所定のデフォルト値を追加することによって、前記ハンドオーバ要求メッセージ(304)を発生するように、前記コンピュータソフトウェアが構成されている、請求項15から24のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
  26. 前記1つ以上の制御メッセージの1つが前記S1AP INITIAL CONTEXT SETUP REQUESTメッセージである、請求項25に記載のゲートウェイ装置。
  27. 前記ソース基地局がフェムト基地局であり、前記ターゲット基地局がフェムト基地局である、請求項15から26のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
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