JP2012509141A - 移植式医療用リード線のためのオーバーモールド部品および関連方法 - Google Patents

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Abstract

本明細書中に開示された様々な実施形態は医療用電気リード線に関する。より具体的には、ある実施形態は、リード線であって該リード線上にオーバーモールドされるかまたは他の方法で配置された1つ以上の薬物溶出性の部品を有するリード線に関する。他の実施形態は、例えば1つ以上のパターン化表面を備え該表面の上に1つ以上の薬物溶出性の部品が配置された、いくつかのリード線など、1つ以上のパターン化表面を有するリード線に関する。さらなる実装は、1つ以上のオーバーモールドされたパターン化表面を有するリード線、例えばオーバーモールドされた表面が少なくとも1つの薬物溶出性の部品を含んでいるいくつかの実施形態などに関する。

Description

本明細書中に開示された実施形態は、身体移植式医療用デバイスに関し、より具体的には、医療用電気リード線に関する。
心調律管理システムで使用するための多種類の医療用電気リード線が知られている。そのようなリード線は、典型的には、患者の心臓内部または心臓上の移植位置まで血管内を伸び進められた後、心臓の電気的活性の感知、治療刺激の送達などのためパルス発生器または他の移植式デバイスに接続される。リード線は、望ましくは自然な患者の動きに対応するために高い可撓性を有しつつも、さらに最小限にとどめた外形を有するように構築される。同時に、リード線は、例えばヒトの筋肉系および骨格系、パルス発生器、他のリード線、ならびに移植処置および外移植処置の際に使用される外科用器具によって与えられる、様々な外力に曝される。改善されたリード線の設計が依然として必要とされている。
本発明の目的は、上記した問題を解決することができる改善された医療用電気リード線を提供することにある。
本明細書中に開示された1つの実施形態は、移植式医療用リード線に関する。該リード線は、電極、電極に接続されたリード線本体、およびオーバーモールド部品を有する。リード線本体は、電極に隣接する凹部を有し、オーバーモールド部品は凹部の中に形成される。1つの代替例では、オーバーモールド部品は、薬物溶出性のオーバーモールド成形されたカラーである。別の代替例では、部品はプラグ、ストリップ、らせん状物、ドット、または歯状物である。
別の実施形態は、電極と、電極に接続されたリード線本体とを有する移植式医療用リード線に関する。リード線本体は外側表面およびパターン化構造を有する。この実施形態では、パターン化構造は、リード線本体の外側構造の上に形成され、かつパターン化された凹部を含んでなる。パターン化構造は、組織へのリード線本体の固定を増強するように構成される。1つの代替例では、薬物溶出性の材料がパターン化された凹部の内側に配置される。
さらなる実装は、電極と、電極に接続されたリード線本体とを有する移植式医療用リード線に関する。リード線本体は、外側表面、パターン化表面、およびオーバーモールド部品を有する。パターン化表面は、リード線本体の外側表面に形成され、かつパターン化された凹部を有する。該パターン化構造は、組織へのリード線本体の固定を増強するように構成される。オーバーモールド部品は、電極に実質的に隣接しているパターン化された凹部の一部の中に形成される。
別の実装は、外側表面を備えた長尺状のポリマーの本体を有する移植式医療用電気リード線を形成する方法に関する。該方法は、リード線本体の外側表面に複数のパターン化された凹部を形成するステップと、第1のパターン化された凹部の中に少なくとも部分的に第1の薬物溶出性の部品をオーバーモールドするステップとを含む。1つの代替例では、複数のパターン化された凹部を形成するステップは、レーザーエネルギーを適用してリード線本体の外側表面から材料を選択的に取り除くことを含む。別の代替例では、該方法は、第2のパターン化された凹部の中に少なくとも部分的に第2の薬物溶出性の部品をオーバーモールドするステップをさらに含む。
さらなる実施形態は、外側表面を備えた長尺状のポリマーの本体を有する移植式医療用電気リード線を形成する方法に関する。該方法は、リード線本体の外側表面上に第1の薬物溶出性の部品を配置するステップと、リード線本体の外側表面上にパターン化表面を形成するステップとを含み、パターン化表面の少なくとも一部は第1の薬物溶出性の部品を含んでなることを特徴とする。1つの代替の実装では、外側表面上に第1の薬物溶出性の部品を配置するステップは、外側表面の上に第1の薬物溶出性の部品をオーバーモールドすることを含む。
多数の実施形態が開示されるが、当業者には、本発明の実例となる実施形態を示しかつ説明する以下の詳細な説明から、本発明のさらに別の実施形態が明白となるであろう。したがって、図面および詳細な説明は当然例示としてみなされるべきであり、限定的なものとみなされるべきではない。
一実施形態による、患者の心臓内に設置された2つのリード線に接続されたパルス発生器を備えている心調律管理システムを示す概略図。 一実施形態による、図1に示されたリード線のうち一方の斜視図。 一実施形態による、薬物溶出性のカラーを備えたリード線本体の断面図。 一実施形態による、歯状物を有する薬物溶出性の部品を備えたリード線本体の断面図。 一実施形態による、ミキサー要素を示す概略図。 一実施形態による、モールドの下半分を示す斜視図。 一実施形態による、図5Aのモールドの下半分およびリード線本体を示す斜視図。 一実施形態による、図5Aのモールドの下半分およびリード線本体と結合した上半分を示す斜視図。 一実施形態による、図5Aのモールドの下半分およびリード線本体と結合した上半分を示す斜視図。 一実施形態による、図5Aのモールドの下半分を示す平面図。 一実施形態による、図5Aのモールドの下半分の拡大斜視図。 一実施形態による、2つのカラーを備えたリード線本体を示す斜視図。 一実施形態による、液体注入システムを示す概略図。 一実施形態による、パターン化されたリード線本体表面の側面図。 別の実施形態による、別のパターン化されたリード線本体表面の側面図。 一実施形態による、オーバーモールドされたパターン化リード線本体表面の断面図。 一実施形態による、図8Cのオーバーモールドされたパターン化リード線本体表面の斜視図。 一実施形態による、リード線本体表面上のパターン化されたフィーチャを示す概略図。 一実施形態による、オーバーモールドされた薬物溶出性の部品を備えたパターン化リード線本体表面の側面図。
本明細書中に開示された様々な実施形態は、オーバーモールドまたはプレモールドされた薬物溶出性の部品を有する医療用電気リード線に関する。他の実施形態は、リード線本体の上にパターン化表面を有する医療用電気リード線に関する。さらなる実施形態は、パターン化表面と、パターン化表面の一部の上にオーバーモールドされた、またはプレモールドされてからパターン化表面の一部の上に配置された薬物溶出性の部品との両方を有するリード線に関する。
本発明の様々な実施形態によるリード線は、内因性の電気的活性の感知、または患者への治療的な電気刺激の付与のうち少なくともいずれかに適している。典型的な用途には、限定するものではないが、心調律管理(CRM)システムおよび神経刺激システムが挙げられる。例えば、ペースメーカー、移植式除細動器、または心臓再同調療法(CRT)デバイスを利用する典型的なCRMシステムでは、本発明の実施形態による医療用電気リード線は、心臓の電気的活性を感知して心臓内部の心組織に治療的電気刺激を与えるように、1つ以上の心腔内に部分的に移植されるように構成された心内膜リード線であってよい。さらに、本発明の実施形態によって形成されたリード線は、CRTまたはCRT‐Dシステムにおける両室ペーシングを容易にするように、心臓の左側に隣接している冠状静脈中に配置するのに特に適切となりうる。さらに加えて、本発明の実施形態により形成されるリード線は、心臓の外表面に固定されるように(すなわち心外膜リード線として)構成されてもよい。
図1は、患者の心臓18に設置された1対の医療用電気リード線14,16に接続されたパルス発生器12を含んでいる心調律管理システム10の概略図であり、心臓18は、右心房20および右心室22、左心房24および左心室26、右心房20の中の冠状静脈洞口28、冠状静脈洞30、ならびに冠状静脈洞30から分かれた典型的な分枝血管32を含む様々な冠状静脈を備えている。
1つの実施形態によれば、図1に示されるように、リード線14は、基端側部分42および先端側部分36を備え、先端側部分36は図のように右心房20、冠状静脈洞口28および冠状静脈洞30を通り、冠状静脈洞30の分枝血管32の中へ導入されている。先端側部分36はさらに先端38および電極40を備え、該先端および電極はいずれも分枝血管32の内部に配置されている。図示されたリード線14の配置は、心臓18の左側にペーシング刺激を送達するために使用可能である。さらに、リード線14は、心臓18の左側または右側に治療を施すために、冠状静脈系の他の領域、例えば大心臓静脈内または他の分枝血管内に部分的に設置されてもよい。
図示された実施形態では、電極40は、内因性の電気的心律動の感知または分枝冠状静脈32の内部から左心室26への比較的低電圧のペーシング刺激の送達のうち少なくともいずれか一方のために構成された、比較的小さな低電圧電極である。様々な実施形態において、リード線14は、多極ペーシング用または選択的なペーシング部位設定用のうち少なくともいずれか一方のための、追加のペーシング電極/センシング(感知)電極を備えることができる。
さらに示されているように、図の実施形態では、リード線16は、基端側部分34と、右心室22に埋め込まれた先端側部分44とを備えている。他の実施形態では、CRMシステム10は、さらなる追加のリード線、例えば右心房20に埋め込まれたリード線を備えていてもよい。先端側部分44は、いずれも図の実施形態の右心室22に移植された、可撓性の高圧電極46、比較的低電圧のリング電極48、および低電圧のチップ電極50をさらに備えている。高圧電極46はリング電極48およびチップ電極50と比べて比較的大きな表面積を有し、したがって、除細動/電気除細動療法のために心組織へ比較的高電圧の電気刺激を送達するために構成され、一方リング電極48およびチップ電極50は比較的低電圧のペーシング電極/センシング電極として構成される。電極48、50は双極のペーシング/センシング能力をリード線16に提供する。
様々な実施形態において、リード線16は、多極の除細動/電気除細動能力を提供するように、リード線16に沿って追加の除細動/電気除細動電極または追加のペーシング/センシング電極のうち少なくともいずれかを備えている。1つの典型的な実施形態では、リード線16は、移植時に右心房20(または上大静脈)の中に位置するように、リード線16に沿って配置された電極46以外の基端側高圧電極を備えている。さらなる電極構成をリード線16とともに利用することが可能である。つまり、いかなる電極構成も、本発明の意図する範囲から逸脱することなくリード線16に使用することができる。
パルス発生器12は、典型的には、患者の胸部または腹部の移植位置または嚢状腔の内部に皮下移植される。パルス発生器12は、患者に治療的な電気刺激を送達するための、当分野で既知または後に開発される任意の移植式医療用デバイスであってよい。様々な実施形態において、パルス発生器12は、ペースメーカー、移植式除細動器、両室ペーシング用に構成された心臓再同調(CRT)デバイスであるか、またはペーシング能力、CRT能力および除細動能力の組み合わせを備えている。
図2は、図1に示されたリード線16の斜視図である。上記のように、リード線16は、心臓を刺激するための電気パルスの送達か、または心臓を監視するための電気パルスの受信のうち少なくともいずれかを行うようになされている。リード線16は、長尺状のポリマーのリード線本体52を備え、該リード線本体は、ポリウレタン、シリコーンゴムなどのような任意のポリマー材料から形成可能である。
さらに示されるように、リード線16はリード線本体52の基端部に作動可能なように結合されたコネクタ54をさらに備えている。コネクタ54は、リード線16をパルス発生器12に機械的かつ電気的に接続するように構成され、任意の標準的な型、大きさまたは形状であってよい。コネクタ54は、リード線本体52内部の1つ以上の導電ワイヤ(図示せず)経由で電極46,48,50に電気的かつ機械的に連結される。利用される導電ワイヤは、必要な機能性を提供する任意の形状を呈することができる。例えば、電極48,50のうち少なくともいずれか一方をコネクタ54に(したがってパルス発生器12に)接続する導電ワイヤは、リード線送達用のスタイレットまたはガイドワイヤを受け入れるための内部ルーメンを画成しているコイル状の導電体であってもよい。逆に、様々な実施形態において、高圧電極46への導電ワイヤはマルチストランドケーブル導体であってもよい。
加えて、リード線16は薬物溶出性の部品58も備えている。ある実施形態では、薬物溶出性の部品58はリード線16の先端または先端付近に配置される。しかしながら、薬物溶出性の部品58は、リード線16の長さに沿った任意の場所に位置することができる。さらに、リード線16は1つ以上の薬物溶出性の部品を有することができる。リード線16が移植されると、薬物溶出性の部品58は、移植および異物の存在に伴う炎症性反応またはその他の望ましくない生物学的プロセスのうち少なくともいずれかを抑制する、生物活性物質を溶出することができる。さらに、生物活性物質は、電極(例えばカプセル)の周囲や電極付近において、非興奮性の結合組織の増殖の低減、または筋細胞の細胞機能障害もしくは壊死のうち少なくともいずれかの防止、のうち少なくともいずれかをなすことも考えられる。
1つの実施形態によれば、薬物溶出性の部品はカラーである。別例として、部品は、プラグ、ストリップ、らせん状物、ドット、歯状物、または患者に生物活性物質を送達するために使用することが考えられるその他任意の既知の形状もしくは構成のうち1つ以上の形態をとることができる。
図3Aは、一実施形態の薬物溶出性の部品60を示している。この実施形態では、部品60は、リード線本体62の凹状部分64の中に配置された、オーバーモールドされた薬物溶出性のカラーである。別例として、上記に説明されるように、薬物溶出性の部品60は、オーバーモールドされてもプレモールドされてもよく、かつリード線本体62の長さに沿った任意の場所に配置可能である。さらなる代替例では、2以上の薬物溶出性の部品60が、リード線本体62の長さに沿って配置されてもよい。
図3Bは、別の実装の薬物溶出性の部品61を示している。この実施形態では、部品61は、歯状物63を有するオーバーモールドされた薬物溶出性の部品である。
1つの実施形態によれば、薬物溶出性の部品60は大きさが約0.1cm〜約5cmの範囲の露出表面積を有する。別例として、該表面積は約0.03cm〜約0.3cmの範囲にある。
1つの実装によれば、薬物溶出性の部品60はポリマーと作用物質との組み合わせであり、該作用物質は任意の薬物または生物活性物質であってよい。例えば、1つの実施形態では、ポリマーは液状シリコーンゴム(「LSR」)であり、薬物は酢酸デキサメタゾン(「DXA」)である。DXAは抗炎症薬である。別例として、薬物溶出性の部品60は2以上の生物活性物質を有することもできる。
ポリマーとしては、1つの実施形態によれば、限定するものではないが、次のポリマーのうち1つ以上、すなわち:Solef(登録商標)(Solef(登録商標)21508ポリマー);ベルギー国ブリュッセル所在のソルベイ社(Solvay)のポリビニリデン‐ヘキサフルオロプロピレンまたはVF2‐HFPコポリマー;アセトキシ硬化性の室温硬化(RTV)シリコーンエラストマー;UV硬化性シリコーン;UV硬化性ポリマー;白金触媒性の付加型液状シリコーンゴム;スチレン・イソブチレン・スチレン(SIBS);過酸化物硬化性シリコーンゴム;Nafion(登録商標);シリコーン(LSRを含む)、ポリマーであって構造単位RSiO(Rは有機基である)をベースとするもの;医療用接着剤;シアノアクリレート;Rehau 1511;エチレンビニルアルコール(E/VAL;熱可塑性ポリマー);ポリエチレングリコール(PEG);ポリビニルアルコール;ポリビニルプロピレン;ヒアルロン酸;ポリアクリルアミド;ポリカプロラクトン、ポリラクチド(PLA);ポリグリコリド(PGA);ラクチド‐グリコリドコポリマー(PLGA);ポリウレタン;ポリメチルメタクリラート;ポリエチレン;ポリビニルピロリドン;ポリアクリル酸;ポリ(2‐ヒドロキシエチルメタクリレート);pHEMAポリアクリルアミド;エチレン酢酸ビニルコポリマー;ポリ無水物;ポリオルトエステル;ポリイミド;ポリアミド;ポリ無水物;ポリエーテルケトン;ポリアリールエーテルケトン;ポリシロキサン・ウレタン;ポリイソブチレンコポリマー;ならびにこれらのコポリマーおよび組み合わせ、が挙げられる。
生物活性物質は、患者の体内へ放出された時に有用な治療薬、予防薬、または診断薬としての役割をも果たすことができる、任意の薬物または生物活性物質であってよい。例示の生物活性物質には、限定されるものではないが、下記すなわち:抗炎症薬;抗増殖薬;抗不整脈薬;遊走阻害剤;抗腫瘍薬;抗生物質;再狭窄抑制薬;抗凝血(anti−coagulation)薬;消毒剤;抗酸化剤;抗マクロファージ剤(例えばビスホスホネート);抗凝固(anti−clotting)薬(例えばヘパリン、クーマディン、アスピリン);抗血栓薬;免疫抑制剤;ステロイド(例えばグルココルチコステロイド)または再内皮化剤のような治癒を促進する作用物質;ならびにこれらの組み合わせ、が挙げられる。
より具体的には、1つ以上の生物活性物質としては、限定されるものではないが、下記すなわち:パクリタキセル;プロピオン酸クロベタゾール;ラパマイシン;シロリムス;エベロリムス;タクロリムス;アクチノマイシンD;デキサメタゾン(例えばデキサメタゾン、リン酸デキサメタゾンナトリウムまたは酢酸デキサメタゾン);ベタメタゾン;フランカルボン酸モメタゾン;ビタミンE;ミコフェノール酸;シクロスポリン;ベクロメタゾン(例えばジプロピオン酸ベクロメタゾン無水物);これらの誘導体、アナログ体、塩類;およびこれらの組み合わせが挙げられる。さらに、1つ以上の生物活性物質はビスホスホネートを含んでもよい。ビスホスホネートは、マクロファージ様の活動を抑制することによって局所的な炎症性反応を制限する。さらに他の実施形態によれば、1つ以上の生物活性物質には、非ステロイド性抗炎症薬、例えばアスピリン、イブプロフェン、アセトアミノフェン、およびCOX阻害剤(例えばセレコキシブおよび/またはジクロフェナク)を挙げることもできる。
別の実施形態によれば、1つ以上の生物活性物質として、1つ以上の診断薬、例えば放射線不透過性材料、例えば硫酸バリウム、白金粉末、タングステン粉末、二酸化ジルコニウム、三酸化ビスマスまたは次炭酸ビスマスのうち少なくともいずれかを挙げることができる。1つの実施形態では、1つ以上の診断薬が1つ以上の他の生物活性物質と組み合わされてもよい。別例として、1つ以上の診断薬は必ずしも何らかの他の物質と組み合わされる必要はない。
生物活性物質は、任意の有効な量で薬物溶出性の部品の中に存在することができる。「有効な量」とは、一般に所望の局所作用または全身作用を提供する量を意味する。例えば、有効な用量は、有益または所望の臨床結果を与えるのに十分な量である。有効な用量とみなされうる量の正確な決定は、各患者に特有の要因、例えば患者の体格および年齢などに基づいてよい。1つの実施形態では、治療薬は、約1μg/cm〜約20mg/cmの範囲の濃度で存在する。別例として、治療薬は、約1〜約20mg/cmの範囲の濃度で存在する。さらなる別例では、治療薬は、約20mg/cmより高い濃度で存在してもよい。
薬物溶出性の部品は、有効な薬物対ポリマー比(D:P)を備えるように形成可能である。薬物対ポリマー比(D:P)は特定の放出特性のために選択可能である。部品からの薬物の放出速度は、所望の薬物放出プロファイルを達成するための適切な薬物対ポリマー比の選択を通じて操作することができる。部品における薬物対ポリマー比は、薬物放出プロファイルが即時放出性、短期放出性、または徐放性であるように選択することができる。即時放出プロファイルを有する薬物溶出性の部品は、移植後数分〜約1時間以内に含有薬物を放出する。短期放出プロファイルを有する薬物溶出性の部品は、より緩やかに、移植に続いて数日〜数週間以内に含有物を放出する。最後に、徐放性プロファイルを有する薬物溶出性の部品は、極めて緩やかに含有物を放出し、含有物の完全な放出に数か月〜数年を要する。1つの実施形態によれば、薬物溶出性の部品における薬物対ポリマー比は、1:50〜1:1の範囲にあるように選択可能である。別の実施形態によれば、薬物溶出性の部品における薬物対ポリマー比は、1:10〜1:1の範囲にあるように選択可能である。典型的には、より高い薬物対ポリマー比を備えている薬物溶出性の部品ほど、より速い薬物放出プロファイルを有することになる。さらに、部品に含まれるポリマーの選択も薬物の放出速度に影響する場合がある。
1つの実施形態では、薬物溶出性の部品は、ポリマーと作用物質とを混合することにより製造される。例えば、1つの実装は、薬物溶出性の部品を生産するためにポリマーと生物活性物質とを混合することを要する。ポリマーがLSRであり生物活性物質がDXAである1つの実施形態では、LSRは液体形態で提供され、DXAは粉末形態で提供される。
具体的な成分にかかわらず、ポリマーおよび生物活性物質は一般にミキサーの中で組み合わされて混合される。1つの実施形態では、ミキサーはスタティックミキサーである。当分野では当然のことであるが、スタティックミキサーは少なくとも2つの材料を混成または混合するためのデバイスである。ミキサーは円筒形または矩形のハウジング内に配置されたミキサー要素を有する。使用時には、混合すべき材料はミキサーの中へ送達され、またミキサーを通して送達される。材料がミキサーを通って流れるにつれて、円筒部内に配置された非可動性のミキサー要素により材料が混成または混合される。一例のミキサー要素68が図4に示されている。同図に示されるように、材料は円筒形ハウジング(図示せず)を通り、かつ矢印Aによって示されるようにミキサー要素68の周囲/表面を流れる。
混合の程度は、ミキサーの長さ、ハウジングの内径、ミキサー要素の数、ミキサー要素の設計、および流速によって影響を受ける。
1つの態様では、スタティックミキサーは他の種類のミキサーによって一般に達成可能であるよりも均質な成分混合物を可能にすることができる。そのような均質性により、偏りの少ないより頑丈な成形部品が得られ、よって、より薄い側壁およびより均一な薬物分布を備えた部品が可能となり、その結果、より再現性の高い薬物放出がもたらされる。
別例として、ミキサーは遠心ミキサーであってもよい。さらなる別例では、成分を混合するためのミキサーを備えた液体注入システム(以下に開示されるシステムに類似)が提供される。さらなる実装によれば、混合は、計量混合(meter mixing)としても知られている連続式ライン混合(continuous line mixing)を使用して遂行することができる。混合は、超音波混合(acoustic mixing)を使用して別の実施形態で遂行することも可能である。さらに別の代替例では、任意の既知のミキサーを使用することができる。
1つの実施形態では、ともに混合される成分の量は約1g〜約100kgの範囲であってよい。別例として、遠心ミキサーを使用する1つの実装では、成分の量は約10g〜約1kgの範囲にある。スタティックミキサーまたは連続式ミキサーを使用するさらなる代替例では、成分の量は約1kg〜約100kgの範囲にある。
遠心型またはその他の種類の回転ミキサーが使用される1つの実装では、成分は、約700rpm〜約3500rpmの範囲の速度で約10秒間〜約10分間にわたり混合される。別例として、成分は、約1700rpm〜約2500rpmの範囲の速度で作動しているミキサーで混合される。別の代替例では、成分は、約30秒間〜約2分間にわたり混合される。
さらなる代替例では、成分は、両方の種類のミキサーを利用する工程で混合される。すなわち、1つの実施形態によれば、成分は最初に遠心ミキサーで混合されてから続いてスタティックミキサーで混合される。別例として、成分は最初にスタティックミキサーで混合されてから続いて遠心ミキサーで混合されてもよい。
1つの実装によれば、成分は二段階で混合される。第1段階では、ポリマーの第1の部分および生物活性物質の第1の部分がミキサーに添加されて混合される。続く第2段階では、ポリマーの第2の部分および生物活性物質の第2の部分が添加されて混合される。1つの実施形態では、遠心ミキサーが使用されて、第1段階の材料が約10秒間〜約10分間、または別例として約30秒間〜約2分間にわたり混合される。続いて、第2段階の材料が約10秒間〜約10分間、または別例として約30秒間〜約2分間にわたり混合される。1つの実施形態では、上記2つの部分の混合物はその後スタティックミキサーでさらに混合される。
別例として、成分はスタティックミキサーにおいて二段階で混合される。さらなる代替例では、混合物はその後遠心ミキサーでさらに混合される。
混合が完了した時、1つの実施形態によれば、該液体混合物は、図5A〜5Fに描出された例示のモールド70およびリード線本体72のような、リード線本体を含んでいるモールドに添加される。この実施形態では、図5Cおよび5Dで最も良く示されているように、モールド70は2つの部分すなわち:第1の部分(または下位半分)74Aおよび第2の部分(または上位半分)74Bを有している。
図5Aは、1つの実装による、2つの部分74A,74Bが連結されていない非連結状態でモールド70の下位半分74Aを示している。下位半分74Aはその接触面76に沿って凹部および孔を画成している。下位半分74Aの凹部は、リード線受入凹部78およびオーバーモールド用凹部80である。上位半分74Bの接触面(図示せず)は同一の凹部を有し、該凹部は、図5Cおよび5Dに示されるように2つの部分がともに連結されたときに、下位半分74Aに画成された凹部と組み合わさって、中にリード線が配置されるリード線受入キャビティ82と、中に上記の混合物が添加されてリード線上にオーバーモールドされるオーバーモールド用キャビティ84とを画成する。
モールドが連結された状態で示されている図5Dでは、下位半分74Aは中実または不透明の物体として描出される一方、上位半分74Bはモールド70の内部部分の描出を可能にするために輪郭が描かれた状態の透明な物体として概略的に描出されていることがわかる。しかしながら、当然であるが実際のモールドは典型的には不透明である。
ここで図5Dを参照すると、リード線受入キャビティ82は、図のように中にリード線本体72またはその部品を配置可能なキャビティであり、一方オーバーモールド用キャビティ84は、中に液体混合物を注入するかまたは他の方法で配置して、リード線本体72を覆って薬物溶出性の部品を形成することができるキャビティである。リード線受入キャビティ82の形状は、1つ以上の薬物溶出性の部品を付加することが望まれる任意の様々な形態のリード線本体を受け入れるように、所望通りに画成可能である。同様に、オーバーモールド用キャビティ84の形状は、任意の様々な形態の薬物溶出性の部品を生産するように、所望通りに画成可能である。例えば、上述のように、得られる部品は、1つ以上のプラグ、ストリップ、らせん状物、ドット、歯状物、または患者に生物活性物質を送達するために使用することが考えられるその他任意の既知の形状もしくは構成の形態をとることができる。
図5A〜5Fに描出されたモールド70のようなモールドは、1つの実施形態によれば次の方法で使用することができる。図5Bに示されるように、薬物溶出性の部品が付加されるべきリード線本体72は、モールド70の第1の部分74Aに配置され、より具体的には図5Aに最もよく示されるようなリード線受入キャビティ78の中に配置される。別例として、リード線本体72は、第2の部分74Bのリード線受入キャビティ(図示せず)の中に配置されてもよい。
リード線本体72が所望の通りに配置されると、第1の部分74Aおよび第2の部分74Bは図5Cおよび5Dに最もよく示されるように連結されて、第1の部分74Aのリード線受入凹部78が第2の部分74Bのリード線受入凹部(図示せず)と連通しかつ合致して、リード線受入キャビティ82が作り上げられようになっている。2つの部分74A,74Bがうまく連結されると、前駆体成分の混合物(上述のように既に混合済み)をモールド70に注入することができる。図5C〜5Fに示されるような1つの実施形態では、上位半分74Bはオーバーモールド用キャビティ84と連通しているチャネル86を有し、該チャネルを通して前駆体成分をキャビティ84の中に注入することができる。これらの図で分かるように、該成分は、チャネル86を通してオーバーモールド用キャビティ84の中へ、注入または他の方法で配置される。成分がキャビティ84を満たすにつれて、該成分は、キャビティ84の中に配置されているリード線本体72の2つの部分において、リード線本体72またはその部品を取り囲みかつ付着する。リード線本体72またはその部品はポリマーでも金属でもよく、またはリード線本体72の部品の任意の他の材料であってもよい。別例として、前駆体成分は、任意の既知の機構または方法によってオーバーモールド用キャビティ84に注入されてもよい。
1つの実装によれば、図6に示されるように、得られるリード線本体72は2つのオーバーモールドされた薬物カラー90,92を有する。
代替実施形態では、該処理法は、リード線本体上に1つのカラーまたは任意の他の部品の構成をオーバーモールドするために使用することができる。別例として、該処理法は本体上に2つ以上の部品をオーバーモールドするために使用することもできる。上記の処理法を使用してリード線本体上に任意の数の部品を配置することが考えられる。これを遂行するためには、所望の数の部品を提供するためにリード線本体受入キャビティに沿ってそれぞれ所望の位置にオーバーモールド用キャビティを画成するように、モールドを構成することができる。
1つの実施形態によれば、該処理法は2以上のオーバーモールドステップを必要とする場合もある。すなわち、該処理法は、リード線本体上に第1の組の1以上の成分をオーバーモールドする第1のオーバーモールドステップと、第1の組の成分を直接覆って配置されるかまたは何らかのオーバーラップする構成で配置される第2の組の1以上の成分をオーバーモールドする第2のオーバーモールドステップとを含むことができる。さらに、該処理法は、3つ以上のオーバーモールドステップを含み、その結果として多数の部品または多層のオーバーモールド成型された材料を有する部品が得られてもよい。層状の部品または多数の部品を作出するために2つ以上の層が付加される任意の実施形態において、1つ以上の層が生物活性物質を含有してもよい一方で、1つ以上の層は含有しなくてもよい。さらなる実施形態では、1つ以上の層が接着を促進する部品であることも考えられる一方で、1つ以上の層が1つ以上の他の層の生物活性物質の放出を制御することも考えられる。
さらなる実装では、上述の処理法を使用して、2つ以上のリード線本体の上に1つ以上のカラーを同時にオーバーモールドすることもできる。すなわち、モールドは、2以上のリード線本体が配置されることになる2以上のリード線本体受入キャビティを画成するように構成可能である。この実施形態では、オーバーモールド用キャビティは、各々のリード線本体受入キャビティと流体連通している単一のキャビティである。別例として、モールドは、各々のリード線本体受入キャビティについて個別のオーバーモールド用キャビティを有することもできる。
図7に最もよく図式的に描出されている1つの実施形態では、液体注入システム100を使用して混合物がモールド(図示せず)内に注入される。この実施形態では、液体注入システム100はポリマーコンテナ102および生物活性物質コンテナ104を有し、これらのコンテナはそれぞれライン108,110経由でミキサー106と連通している。別例では、第1のコンテナ102が第1のポリマーおよび生物活性物質を受け入れ、第2のコンテナ104は第2のポリマーおよび生物活性物質を受け入れる。さらに、ミキサー106はライン114経由でプレス112と連通している。
別例として、システム100はポリマーと生物活性物質との混合物を受け入れる単一のコンテナを(個別のポリマーコンテナおよび生物活性物質コンテナの代わりに)有することもできる。そのような実施形態では、成分が混合されてから該混合物がコンテナへ添加される。例えば、2つのポリマー成分および1つの生物活性物質がある場合、3つの成分はコンテナに添加される前に混合される。
さらなる代替例では、システム100は、第1のポリマー成分コンテナ、第2のポリマー成分コンテナ、および生物活性物質コンテナを含む3つのコンテナを有することができる。この実施形態では、2つのポリマー成分は、該ポリマー成分が混じり合って硬化し始めるのを防止するために個別のコンテナの中に維持される。3つのコンテナを有する1つの実装では、第1および第2のポリマーコンテナは、2つのポリマーがミキサー内で合わさって混合され、次いで生物活性物質が該混合物に添加されて3つの成分すべてが第2のミキサー内で混合されるように、配置可能である。
使用時には、ポリマーはポリマーコンテナ102の中に置かれ、生物活性物質は生物活性物質コンテナ104の中に置かれる。さらに、例えば上述のモールドの実施形態に類似のモールドのようなモールド(図示せず)がプレス112の中に配置され、プレス112は該モールドを保持するように作動する。その後、システム100は水圧を使用するように作動して、ポリマーをポリマーコンテナ102からライン108に沿ってミキサー106の中に押し進め、同時に生物活性物質を生物活性物質コンテナ104からライン110に沿ってミキサー106の中に押し進めることができる。ミキサー106は2つの成分を混合し、得られた混合物はプレス112に配置されたモールドへとライン114に沿って押し進められる。上記に議論されるように、混合物は、モールドのオーバーモールド用キャビティ(図示せず)の中へ混合物を押し込むことにより、モールド内に注入される。
そのようなオーバーモールド手法において使用するための任意の種類のモールドについて、本明細書中に記載された液体注入システムの実施形態と共に使用することが考えられる。
液体注入システム100の使用により、先行技術の方法によって生産される薬物溶出性の部品と比較して寸法および構造における偏りが有意に低減された1つ以上の薬物溶出性の部品を有するリード線を生産する、迅速で、効率的で、一貫した、再現性の高いオーバーモールド処理が可能となる。図7に関して上記に説明されたシステム100に類似のあらゆる既知の液体注入システムを、薬物溶出性の部品を生産するために使用することが考えられる。
別例として、混合物がトランスファープレスを使用して既知の方法でモールド内に挿入されうる、トランスファーオーバーモールド処理法を利用することができる。この実施形態では、モールドはトランスファープレス内に配置され、次いで混合物がミキサーからトランスファー装置へと移される。この実施形態では、トランスファー装置はプランジャを備えたシリンジ状の装置である。その後、トランスファー装置はモールドに接続され、混合物がモールド内に注入される。
さらに別の代替例では、1つ以上の薬物溶出性の部品は、任意の既知の注入法または圧縮法によってリード線本体上に設けられてもよい。さらに、任意の既知の方法を、本明細書中に記載されるような薬物溶出性の部品を生産し、かつ該部品をリード線本体上に設けるために使用することができる。
混合物がモールド内に注入されてしまうと、リード線および薬物溶出性の部品は硬化することが可能となり、その後、部品を備えたリード線はモールドから取り外される。この実施形態では、モールドはモールド内の液体混合物に熱を加えるために加熱されるが、この熱は硬化工程を促進する。
トランスファー成形処理法を利用する1つの実装では、加熱されたモールド中の硬化時間は約15分間〜約1時間の範囲であってよい。別のトランスファー成形実施形態では、硬化時間の間に加わる熱は約80℃〜約200℃であってよい。
液体射出成形処理法を利用する別の実装では、硬化時間は約1秒間〜約1時間の範囲であってよい。別例として、硬化時間は約10秒間〜約1分間の範囲であってよい。別の液体注入の実施形態では、硬化時間の間に加わる熱は約100℃〜200℃であってよい。
硬化時間が終了したとき、少なくとも1つの薬物溶出性の部品を有するリード線をモールドから取り外すことができる。
代替実施形態では、1つ以上の薬物溶出性の部品は、リード線本体の上にオーバーモールドされる必要はない。すなわち、代わりに1つ以上の薬物溶出性の部品は、「プレモールド成形」と呼ばれる処理で上述の処理法に類似のモールド成形処理によって(オーバーモールドするステップなしで)作出されることも考えられ、次いで任意の既知の適用方法によってリード線本体の上に物理的に配置されてもよい。
上記のように、様々な実施形態によれば、使用時には、薬物溶出性のリード線は、患者の体内の所望部位に送達可能である。移植されると、生物活性物質は移植物の表面から溶出して隣接する組織内へ拡散することができる。このようにして、移植および異物の存在に関連した炎症プロセスおよび/または他の望ましくない生物学的プロセスが抑制可能となる(例えば炎症および/または炎症性反応の毒性の低減)。別例として、電極周囲における非興奮性の結合組織の増殖(例えば繊維性カプセル)を低減することが可能であり(例えば、繊維性カプセル厚さの縮小が観察される場合がある)、したがって、術後の刺激閾値の上昇は小さくなり、よって急性および慢性いずれにおいても安定した低い閾値がもたらされる。さらに別の代替例では、本明細書中に開示される薬物溶出性のデバイスは、線維性カプセルの形成が少ないことによりリード線本体の摘出を容易にすることもできる。加えて、該デバイスおよび方法は、電極の周囲、電極付近または電極上における筋細胞の細胞機能不全および/または壊死を防止する場合もあり、このことがさらに低い閾値を安定させる可能性がある。
さらなる実施形態によれば、本明細書中に記載されるような薬物溶出性の部品は、パターン化表面を有するリード線本体の一部の上にオーバーモールドされてもよい。別の実施形態では、薬物溶出性の部品は、薬物溶出性の部品自体がパターン化表面を作出するかまたはパターン化表面の一部であるように、リード線本体の一部の上にパターン化された構成でオーバーモールドまたは他の方法で配置されてもよい。本明細書中で使用されるように、用語「パターン化表面」または「パターン化されたリード線本体表面」とは、リード線本体の表面上における任意のパターンの段差かつ/もしくは間隙(gap)またはその他の機械加工されたフィーチャ(features)を意味するものとする。
図8Aおよび8Bは、パターン化されたリード線本体表面の2つの典型的な実施形態を示している。これらは非限定的な実施形態であり、リード線本体表面上の任意のパターンの機械加工されたフィーチャが利用可能である。
1つの実装によれば、適切な基材で構成されたリード線本体の外表面が、任意の既知のレーザー切削処理法によって表面処理されてもよい。例えば、1つの実施形態では、ポリウレタンまたはシリコーンゴムを含んでなるリード線本体が、レーザー切削処理法を使用して表面処理される。この処理法では、レーザーエネルギーが使用されてポリウレタンまたはシリコーンゴムのチューブ基材から材料が選択的に取り除かれてパターン化表面が作出される。
別の実施形態によれば、パターン化表面は、オーバーモールド処理法によってリード線本体上に作出されてもよい。すなわち、パターン化表面は、任意の既知のオーバーモールド処理法によって、リード線本体上にオーバーモールドすることができる。例えば、図8Cおよび8Dは、パターン化されたリード線本体表面の代替実装であって、該表面がオーバーモールドされた表面111である実装を示している。この実施形態では、表面111はリード線本体113を覆ってモールド成形されており、段差および間隙のパターン化表面111である。1つの実装では、パターン化表面を作出するためにリード線本体113を覆ってモールド成形される材料は、生物活性物質を含有している。別例では、該材料は生物活性物質を含有しない。
別例として、パターン化表面を作出するために任意の既知の表面機械加工処理法を利用することができる。1つの実施形態では、機械加工処理法は、任意の適切な金属または機械加工可能なポリマーで作られたリード線本体上に、パターン化表面を機械加工するために使用することができる。1例では、スイス式旋盤または類似装置のような既知のデバイスを使用して、基材から材料を取り除くことによりリード線本体上にパターン化表面を作出することができる。
さらに別の代替例では、任意の既知のパターン化処理法、例えばポジティブスタンピング、スプレーパターニング、化学エッチング、またはマスキングなどを、リード線本体上にパターン化表面を作出するために使用可能である。
上述のような特定の実施形態では、本明細書中に記載されるようなパターン化表面は薬物溶出性の部品を受承するように構成可能である。別例では、パターン化表面は薬物溶出性の部品を伴わずにリード線本体に組み込まれる。
パターン化表面はリード線本体上のどの場所にあってもよい。1つの実施形態では、パターン化表面はリード線本体の先端側チップに位置する。別例では、パターン化表面は、先端側チップに、さらに先端側チップの基端側の本体に沿ってある程度の長さに、配置される。さらなる代替例では、パターン化表面はリード線本体に沿って任意の場所に配置される。
パターン化されたリード線本体表面について可能な1つの利点は、1つの実施形態によれば、固定の増強である。すなわち、パターン化表面によって作られた表面粗さの上昇は、リード線本体表面と静脈壁との間の摩擦または静止摩擦を増大させることができる。この摩擦または静止摩擦の増大により、静脈壁へのリード線本体の固定の改善をもたらすことができる。パターン化表面が固定を増強しうる別の方法は、マイクロ凝着力および組織の内部成長を介している。例えば、図9は、リード線本体表面122の上の、1つの例示のパターン化されたフィーチャ120を描出している。この実施形態では、壁面組織はフィーチャ120の中へ増殖し始めている。同様に、そのような内部成長がパターン化表面に沿った多くの凹部において生じることにより、壁面へのリード線の固定が増強されることが考えられる。
この固定の増強は、組織の固定がリード線の運転性または有用性の助けとなるあらゆるリード線について有益になると考えられる。加えて、この増強は、ボストン・サイエンティフィック社(Boston Scientific)から入手可能なACUITY Spiral(商標)のような、バイアスチップを備えたリード線に特に有効となりうる(すなわち静脈壁上での高い垂直抗力)。
パターン化表面が固定の増強を提供する実施形態では、パターン化表面はリード線本体に沿って固定が有益なあらゆる場所に配置可能である。例えば、リード線本体の先端側チップにおける固定が望ましい1つの実施形態では、先端側チップがパターン化表面を有する。別例として、固定がリード線本体のある程度の長さに沿って望まれる場合、その長さはパターン化表面を有することができる。
別例として、パターン化されたリード線本体表面の別の可能な利点は、パターン化表面の一部を、上述のような任意のオーバーモールドされた薬物溶出性の部品の実施形態を受け入れるための凹部として使用することができることである。例えば、図10に示されるように、リード線本体130は、オーバーモールドされた薬物溶出性の部品136を受け入れるように構成された規定の凹部134を有するパターン化表面132(図8Bのパターン化表面に類似)を有している。部品136は、本明細書中に記載された任意の方法によって凹部134の中にオーバーモールドすることができる。別例として、さらに、部品136は別個にモールド成形されてリード線本体130の上に物理的に配置されることも考えられる。
様々な実装によれば、任意のパターン化されたリード線本体表面が、オーバーモールドされた薬物溶出性の部品を受け入れるように構成された凹部を有することができる。ある実施形態では、薬物溶出性の部品が配置される凹部は表面のうちパターン化された部分のみであり、リード線本体表面の残りの部分は平滑であるかまたはパターン化されない。別例では、リード線本体表面の他の部分は同様にパターン化される。
オーバーモールドされたパターン化表面のさらなる代替例では、パターン化表面のパターン化された凹部に薬物溶出性の部品がオーバーモールドされる代わりに、オーバーモールドされたパターン化表面に生物活性物質が組み込まれて、パターン化表面自体が薬物溶出性の部品であるため別個の薬物溶出性の部品を必要としない。この実施形態では、オーバーモールドされたパターン化表面の部品はポリマーと生物活性物質との組み合わせである。使用されるポリマーおよび生物活性物質は、他の実施形態に関して上述されたもののうち任意のものであってよい。
オーバーモールドされたパターン化表面の部品が薬物溶出性の部品であるこの実施形態では、パターン化表面は、上述のような固定の増強という利点を提供しうると同時に、該部品から溶出されている生物活性物質が上述の薬物溶出性の部品の利点を提供することができる。
さらなる代替例の実装では、パターン化表面の一部が薬物溶出性の部品であってよく、かつパターン化表面の一部は薬物非溶出性の組成物であってよい。
リード線本体表面のパターン化の別の可能な利点は、リード線本体の剛性に影響を与えるかまたは剛性を制御するかのうち少なくともいずれかの能力である。すなわち、本体表面のリード線トラックのパターン化はリード線本体の剛性に影響を及ぼすために使用することができる。例えば、リード線本体の剛性を増強するために、リード線本体表面(内側または外側)に特定のパターンまたは構成を付与することが考えられる。別例として、リード線本体の剛性を低減するために、リード線本体の内側または外側表面に異なるパターンまたは構成を付与することも考えられる。この剛性の制御は、リード線本体およびパターン化表面の設計に応じて、リード線本体の曲げ剛性、軸方向剛性、または捩り剛性のうち少なくともいずれかに対する影響力を備えることができる。
本発明には様々な改変形態および代替形態の可能性があるが、特定の実施形態が例として図面に示されており、かつ以下に詳細に説明される。しかしながら、本発明を記載の特定の実施形態に限定することが目的ではない。本発明は、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲内にあるすべての改変形態、等価物、および代替形態を包含するように意図される。
議論された典型的な実施形態に対し、本発明の範囲から逸脱することなく様々な改変および追加を加えることができる。例えば、上述の実施形態は特定の特徴を表しているが、本発明の範囲には、様々な組み合わせの特徴を有する実施形態および記載された特徴を必ずしも全て含んでいない実施形態も含まれる。したがって、本発明の範囲は、特許請求の範囲の範囲内にあるそのような全ての代替形態、改変形態および変更形態を、それらの等価物全てとともに包含するように意図されている。
【0002】
心調律管理システムで使用するための多種類の医療用電気リード線が知られている。そのようなリード線は、典型的には、患者の心臓内部または心臓上の移植位置まで血管内を伸び進められた後、心臓の電気的活性の感知、治療刺激の送達などのためパルス発生器または他の移植式デバイスに接続される。リード線は、望ましくは自然な患者の動きに対応するために高い可撓性を有しつつも、さらに最小限にとどめた外形を有するように構築される。同時に、リード線は、例えばヒトの筋肉系および骨格系、パルス発生器、他のリード線、ならびに移植処置および外移植処置の際に使用される外科用器具によって与えられる、様々な外力に曝される。改善されたリード線の設計が依然として必要とされている。
特許文献1は、機械的結合特性を備えたリング部品と、リング部品の機械的結合特性と機械的に結合された少なくとも1つのポリマー部品とを備えるリードアセンブリを開示している。ポリマー部品をリング部品に結合するための方法の1つの例は、リング部品の上にポリマー部品をオーバーモールドすることである。
特許文献2は、心臓またはその付近に移植するための、かつ、心臓活動をモニタおよび刺激するためのシステムに接続されるリードなどの移植式デバイスを開示している。移植式デバイスは、該デバイスを組織に固定するための能動型固定アセンブリを備えており、このアセンブリは中に1つ以上のくぼみ部分を有する固定らせん体を含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【特許文献1】 米国特許出願公開第2008/0057784号明細書
【特許文献2】 米国特許出願公開第2005/0070988号明細書

Claims (23)

  1. 移植式医療用リード線であって、
    電極と、
    電極に対して作動可能に接続されたリード線本体であって、該リード線本体の周囲に沿って形成された、電極に隣接する凹部を含んでなるリード線本体と、
    凹部の中に形成されたオーバーモールド部品と
    を含んでなる移植式医療用リード線。
  2. オーバーモールド部品は薬物溶出性のオーバーモールド成形されたカラーである、請求項1に記載の移植式医療用リード線。
  3. オーバーモールド部品はプラグ、ストリップ、らせん状物、ドットおよび歯状物のいずれかである、請求項1に記載の移植式医療用リード線。
  4. 移植式医療用リード線であって、
    電極と、
    電極に対して作動可能に接続されたリード線本体と
    を含んでなり、該リード線本体は、
    外側表面と、
    リード線本体の外側構造の上に形成された、パターン化された凹部を含んでなるパターン化構造であって、組織へのリード線本体の固定を増強するように構成されているパターン化構造と
    を含んでなる、移植式医療用リード線。
  5. パターン化構造は、リード線本体の剛性に選択的に影響を与えるようにさらに構成される、請求項4に記載の移植式医療用リード線。
  6. パターン化された凹部の内側に配置された薬物溶出性の材料をさらに含んでなる、請求項4に記載の移植式医療用リード線。
  7. パターン化構造は、オーバーモールドされたパターン化構造である、請求項4に記載の移植式医療用リード線。
  8. オーバーモールドされたパターン化構造は、オーバーモールドされたパターン化構造の中に組み込まれた薬物溶出性の材料を含んでなる、請求項7に記載の移植式医療用リード線。
  9. パターン化構造は、レーザーでパターン化された構造である、請求項4に記載の移植式医療用リード線。
  10. 移植式医療用リード線であって、
    電極と、
    電極に対して作動可能に接続されたリード線本体と
    を含んでなり、該リード線本体は、
    外側表面と、
    リード線本体の外側表面に形成された、パターン化された凹部を含んでなるパターン化構造であって、組織へのリード線本体の固定を増強するように構成されているパターン化構造と、
    電極に隣接しているパターン化された凹部の一部の中に形成されたオーバーモールド部品と
    を含んでなる、移植式医療用リード線。
  11. パターン化された凹部は、リード線本体の外側表面から内側へ向かって伸びる長手方向に間隔をおいて配置された複数の周方向のスロットを含む、請求項10に記載の移植式医療用リード線。
  12. 周方向のスロットのうち1つの内側に少なくとも部分的にオーバーモールド部品が形成される、請求項11に記載の移植式医療用リード線。
  13. パターン化された凹部は、リード線本体の外側表面から内側へ向かって伸びる周方向に間隔をおいて配置された複数の長手方向のスロットをさらに含む、請求項11に記載の移植式医療用リード線。
  14. 周方向のスロットのうち1つの内側に少なくとも部分的にオーバーモールド部品が形成される、請求項13に記載の移植式医療用リード線。
  15. 外側表面を備えた長尺状のポリマーの本体を有する移植式医療用電気リード線を形成する方法であって、
    リード線本体の外側表面に複数のパターン化された凹部を形成するステップと、
    第1のパターン化された凹部の内側に少なくとも部分的に第1の薬物溶出性の部品をオーバーモールドするステップと
    を含んでなる方法。
  16. 複数のパターン化された凹部を形成するステップは、外側表面から径方向に内側へ向かって伸びる長手方向に間隔をおいて配置された複数の周方向のスロットを形成することを含む、請求項15に記載の方法。
  17. 複数のパターン化された凹部を形成するステップは、レーザーエネルギーを適用してリード線本体の外側表面から材料を選択的に取り除くことを含む、請求項15に記載の方法。
  18. 薬物溶出性の部品をオーバーモールドするステップは、リード線本体をモールド内に配置するステップと、該モールドの中に生物活性物質を含むポリマーマトリクスを注入するステップとを含んでなる、請求項15に記載の方法。
  19. ポリマーマトリクスを注入するステップは、液体注入システムを使用してポリマーマトリクスを注入することを含んでなる、請求項18に記載の方法。
  20. ポリマーマトリクスを注入するステップは、トランスファープレスを使用してポリマーマトリクスを注入することを含んでなる、請求項18に記載の方法。
  21. 第2のパターン化された凹部の内側に少なくとも部分的に第2の薬物溶出性の部品をオーバーモールドするステップをさらに含んでなる、請求項15に記載の方法。
  22. 外側表面を備えた長尺状のポリマーの本体を有する移植式医療用電気リード線を形成する方法であって、
    リード線本体の外側表面上に第1の薬物溶出性の部品を配置するステップと、
    リード線本体の外側表面上にパターン化表面を形成するステップであって、パターン化表面の少なくとも一部は第1の薬物溶出性の部品を含んでなる、ステップと
    を含んでなる方法。
  23. 外側表面上に第1の薬物溶出性の部品を配置するステップは、外側表面の上に第1の薬物溶出性の部品をオーバーモールドすることを含んでなる、請求項22に記載の方法。
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