JP2012507661A - 低感度ロケットモータ - Google Patents

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Abstract

中心部が穿孔されている固体燃料グレインを含む固体燃料ロケットモータが開示されている。通常動作モード中に一次点火薬によって点火された場合に、中心穿孔部に面している中心表面から外に向かって燃えるように、固体燃料グレインを構成することができる。更に、安全動作モード中に二次点火薬によって点火された場合に、端部面から長手方向に燃えるように、固体燃料グレインを構成することができる。
【選択図】 図2

Description

この記述はロケットモータに関する。
ロケットとミサイルを推進させるために、固体燃料ロケットモータが、様々な構成で一般的に使用されている。更に、ミサイルやロケットやその他の発射体の姿勢と操縦とを制御するために、小さな固体燃料ロケットモータが使用される場合がある。
ロケットモータによって生成される推力又は力は、以下の式によって与えられる。
F=m×U+(P−P)×A (1)
ここで、mは、推進薬の質量の流量(propellant mass flow rate)であり、
は、ノズルの出口の圧力であり、
は、周囲温度であり、
は、ノズルの出口の面積であり、
は、ノズルの出口面におけるガス速度である。
式(1)の右側の1つ目の項は、ロケットモータからの排気流の運動量により生じる「運動量推力」である。式(1)の右側の2つ目の項は、ノズルの出口面における圧力差による「圧力」推力である。ロケットモータは、運動量推力が全推力の主要な要素になるように、通常設計されている。
ある状況では、ロケットモータは、ノズルの出口の圧力と周囲の圧力とが等しくなるような「最適膨張比」を有するように設計され得る。この場合に、ロケットモータによって生成される推力又は力は、運動量推力のみに相当し、以下の式により与えられる。
F=m×U (2)
推進薬の質量の流量mは以下の式により与えられる。
=A×R×P (3)
ここで、Aは、推進薬の表面積であり、
は、推進薬の燃焼速度であり、
は、推進薬の密度である。
このように、推進薬の表面積Aは、固体燃料ロケットによって生成される推力を制御するのに使用され得るファクターの一つである。
低感度弾薬は、不注意な点火や爆発の可能性を最小にして、不注意な点火が生じた際に、武器プラットフォームと、他の機材と、隊員とに対する、二次的なダメージの深刻さの程度を最小にする弾薬である。特に、低速又は高速加熱された場合か、砕片、弾丸、破片、又は成形装薬の衝突を受けた場合か、或いは、隣接する類似のモータの爆発を受けた場合に、低感度ロケットモータは、燃焼ほど激しく反応しないモータである。低感度弾薬に求められる必要条件は、MIL−STD−2105B、非核兵器法令に対する有害性評価テスト(Hazard Assessment Test for Non-Nuclear Ordinance)に概ね記載されている。特定のテストの必要条件は、NATO標準化協定(STANAG, Standardization Agreement)の文書に記載されている。
特に、本発明は、STANAG4240とSTANAG4382とに規定されている「高速自然発射」テストと「低速自然発射」テストとに関する。高速自然発射テストは、船上又は弾薬庫施設内における偶発的火災をシミュレートすることを目的とする。高速自然発射テスト中に、法令は、テストのもとで、燃焼している航空機燃料のプール上で保留される。低速自然発射テストでは、反応が生じるまで、1時間当たりに3.3℃の速度で、法令の温度を上昇させる。テスト時間をできるだけ短くするために、法令の予測点火温度よりも55℃低い温度から、テストを始めてもよい。何れのテストにおいても、許容される最も激しい反応は燃焼である。ロケットモータの場合に、モータ内の燃料を燃やすことができても、ロケットを発射させるのに十分な推力を、モータが生成しない場合がある。
通常、低感度ロケットモータは、弾丸、砕片、又は成形装薬の衝突によって点火しない推進薬物質を含んでいる。更に、通常、ロケットモータ内の圧力を制御して爆発を防ぎ、ロケットモータによって生成される推力を制限するために、低感度ロケットモータは何らかの方式を組み込んでいる。ロケットモータ内の圧力を制限する公知のやり方は、ベント又は他の形態の圧力除去装置を含む。ベント又は他の形態の圧力除去装置は、ロケットモータの外部の火災又は高温によって作動する。
従来の固体燃料ロケットモータの概略的断面図である。 低感度固体燃料ロケットモータの概略的断面図である。 通常動作モードでの点火中の低感度固体燃料ロケットモータの概略的断面図である。 通常動作モード中の低感度固体燃料ロケットモータの概略的断面図である。 安全動作モードでの点火中の低感度固体燃料ロケットモータの概略的断面図である。 安全動作モード中の低感度固体燃料ロケットモータの概略的断面図である。 従来のロケットモータと低感度ロケットモータとによって生成される推力を比較するグラフである。 低感度ロケットモータによって生成される推力を示すグラフである。
この記載を通じて、グラフ以外の図に示されている要素は、3桁の参照符号を割り当てられているが、上位桁は図の番号を示し、2つの下位桁は要素を特定している。図に関連して記載されていない要素は、同じ下位桁の参照符号を有する、既に記載された要素と同じ特性と機能とを有すると想定されている。
装置の説明
ここで、図1の概略的断面図を参照すると、一般に、従来のロケットモータ100は、ケース110と、固体燃料の推進装薬120と、ノズル140と、点火薬150とを含んでいる。固体燃料の推進装薬120は、通常、「グレイン(grain)」と称される。この説明の中では、この用語を使用する。用語「グレイン」は、推進装薬120を全体として述べるために使用されているが、推進装薬の重量、推進装薬を構成している物質の粒子サイズ、又は推進装薬の表面の質感を指していないことに留意すべきである。
グレイン120の表面積を大きくして、より大きな推力を提供するために、多くの場合に、グレイン120の中に長手方向の空胴130を形成する。通常、長手方向の空胴130は、「中心穿孔部」と称される。一般に、長手方向の空胴130は、ケース110の長手方向軸に中心を置いている。グレイン120が点火薬150によって点火されると、長手方向の空胴130の全表面と、場合によっては、ノズル140に近接するグレインの端部とを含むように、燃焼域が素早く広がり得る。長手方向の開口部を有するグレイン、例えば、長手方向の空胴130を備えたグレイン120は、通常、「中心部が穿孔されたグレイン」又は「内面燃焼型グレイン」と称される。
一般に、点火薬150は、可燃性物質の少量の装薬であり、燃えると、所定量の高温燃焼ガスを放出する。例えば、ヒータ線(示されない)を通って流れる電流によって、点火薬の燃焼を開始させることができる。グレイン120に点火するために、点火薬150によって生成されるガスの温度と圧力との両者が、グレイン120を確実に点火させるのに必要な所定値を超えなければならない。
グレインの点火は、点火薬150に近接する端部において始まって、次に、中心穿孔部130の長さに沿って進むので、グレインが消耗されるときに比較的に一定の燃焼表面積を維持するために、中心穿孔部130を僅かにテーパにする(示されていない)ことが多い。既知のロケットモータの中心穿孔部130は、円形断面、「鍵穴」形断面、星形断面、フィノクル(finocyl)断面(円の中心から放射状に伸びているスロット)、又は他の断面形状を有する。
ここで、図2の概略的断面図を参照すると、低感度ロケットモータ200は、ケース210と、中心穿孔部230を有するグレイン220と、ノズル240と、一次点火薬250とを含み得る。これらのコンポーネントは、従来のロケットモータ100に関する記載と本質的に同様に機能し得る。低感度ロケットモータ200は、抑制剤235を含み得る。抑制剤235は、中心穿孔部230に面しているグレイン220の中心表面222上に配置されている。更に、低感度ロケットモータ200は、二次点火薬260を含み得る。二次点火薬260は、ノズル240に隣接しているグレイン220の端部表面224に、又は端部表面224の近くに配置されている。
グレイン220は、任意の固体燃料の推進薬物質であり得る。グレインは、ヒドロキシル基末端ポリブタジエン(hydroxl-terminated polybutadiene, HTPD)バインダのような、複合推進薬物質であり得る。HTPDバインダは、過塩素酸アンモニウム酸化剤(ammonium perchlorate oxidizer)の粒子と、アルミニウム燃料の粒子とを含む。更なる例として、グレイン220は、ダブルベース推進薬物質であってもよい。ダブルベース推進薬物質は、主として、ニトログリセリンとニトロセルロースとから構成されている。
抑制剤235は、緩燃性物質又は不燃性物質の1つ以上のコーティング又は層であり得る。グレインが二次点火薬によって点火された場合に、抑制剤235が、下にあるグレイン表面の点火を抑制する。しかしながら、抑制剤235は、一次点火薬によるグレインの点火をあまり抑制しない。この機能を果たすために、より低い温度を断熱し、且つ一次点火薬250又はグレイン220の燃焼によって生成された高温ガスに直接に晒されたときに、燃えるか、蒸発するか、分解するか、又はさもなければ取り除かれる物質を、抑制剤235が含み得るか、或いは抑制剤235がこのような物質であり得る。抑制剤235は、グレイン220の中心表面222全体を覆ってもよい。一次点火薬250がグレイン220に確実に点火することを保証するために、一次点火薬250に隣接する表面222の一部分226を、抑制剤235によって覆わなくてもよい。
ロケットモータの上昇時に要求される機能を確実に果たすために、ロケットモータに対する予測最高周囲温度に長期間晒された後でさえ、抑制剤235は、化学的及び力学的に安定していなければならない。更に、長期保管中におけるロケットモータの潜在的な劣化を避けるために、抑制剤235は、グレイン220と化学的に適合性がなければならない。更に、要求される機能を果たすために、高温及び低温への過度の変化及び衝撃と、振動と、他の力学的ストレスとを受けた後に、抑制剤235がグレインに付着していなければならない。抑制剤235は、コーティング、処理、又は温度の過度の変化中に亀裂が入らない、柔らかい又はフレキシブルな物質であり得る。
抑制剤235に適した物質は、エチレンプロピレンジエンモノマーゴム(ethylene propylene diene monomer rubber, EPDM)又はヒドロキシル官能基ポリブタジエンゴム(hydroxyl functionalized polybutadiene rubber)のようなポリマーゴム物質、ポリウレタン(polyurethane, PU)のようなポリマー物質、或いは他の物質を含み得る。抑制剤は、複数の層又は物質を含み得る。複数の層又は物質は、例えば、接着層によってグレインの表面に結合される断熱層である。抑制剤235の1つ以上の層は、充填物質又は添加剤を含んでもよく、充填物質又は添加剤が、抑制剤235が燃えるか、蒸発するか、分解するか、又はさもなければグレイン220の表面222から取り除かれる速度を制御する。充填物質又は添加剤は、エネルギ物質を含んでもよく、エネルギ物質が、抑制剤235の燃焼速度を高める。
抑制剤は、断熱材として機能し得る。断熱材は、グレイン220の他の部分の燃焼によって生成された高温ガスの熱からグレイン220を隔離することによって、グレイン220の表面の点火を抑制する。抑制剤235の1つ以上の層は、充填物質又は添加剤を含んでもよく、充填物質又は添加剤が、抑制剤235の熱伝導率を制御して、グレイン220の表面222が点火する速度を制御する。
抑制剤235は、塗布、ディッピング、吹き付け、接着、接合、キャスティング、又は他の適用方法によって、グレイン220の中心表面222に適用され得る。抑制剤235の厚さは、抑制剤物質の構成と適用方法とによって決まり得る。抑制剤235は、抑制剤によって覆われたグレイン220の表面の点火を防ぐ又は遅らせる機能を果たすのに十分な厚さであり得る。ポリウレタン発泡体(polyurethane foam)のような発泡体物質から成る抑制剤層の場合は、2.5乃至3.0ミリメートルの厚さが適切であり得る。ゴム物質をグレイン220の表面222に塗布する場合は、約1.0ミリメートルの厚さが適切であり得る。複数の層を含む抑制剤の場合には、層は、異なる厚さを有していてもよく、同じ方法によって適用されても又は異なる方法によって適用されてもよい。
一次点火薬250は、従来の固体燃料ロケットモータの点火薬であり得る。一次点火薬は、例えば、主として、ホウ素硝酸カリウム(Boron Potassium Nitrate, BKNO3)又は亜鉛過塩素酸カリウム(Zinc Potassium Perchlorate, ZPP)とから構成され得る。点火薬物質内の又は点火薬物質に隣接するヒータ線を通して送られる電気インパルスによって、一次点火薬250をトリガさせることができる。
低速自然発射又は高速自然発射のテスト中に、ロケットモータ200が160℃乃至190℃の温度に加熱されると、グレイン220は自然に点火し得る。グレイン220が自然点火すると、グレイン物質を素早く燃焼させて、ロケットモータのハイレベルの推力を生成するか、又はロケットモータが爆発する可能性が生じ得る。
グレイン220の自然点火を回避するために、グレイン全体の温度が自然点火温度に達する前に、二次点火薬260が、所定の温度で点火して、グレインの少なくとも実質的な部分を制御可能に燃やすように構成され得る。二次点火薬(点火器)260は、例えば、米国特許第5,466,537号と第7,377,690号とに記載されている金属間熱センサ(intermetallic thermal sensors)であり得る。二次点火薬260は、グレイン220に点火するのに効果的な別のタイプの熱センサであってもよい。二次点火薬260の点火温度は、グレインの自然点火温度よりも相当に低くてもよい。二次点火薬260の点火温度は、最高予測周囲温度よりも相当に高くてもよい。最高予測周囲温度は、通常の保管及び使用条件下にあるロケットモータ200の場合に、85℃までであり得る。例えば、二次点火薬260の点火温度は、115℃乃至140℃であり得る。二次点火薬260の温度が、その点火温度まで上昇すると、二次点火薬260は、グレイン220の低速制御燃焼を開始し得る。
図3は、低感度ロケットモータ300の概略断面図を示している。低感度ロケットモータ300は、中心穿孔部330を有するグレイン320と、ノズル340と、一次点火薬350と、抑制剤層335とを有する。抑制剤層335は、中心穿孔部330に面したグレイン320の中心表面322をコーティングしている。更に、低感度ロケットモータ300は、二次点火薬360を含み得る。二次点火薬360は、ノズル340に隣接しているグレイン320の端部表面324に、又は端部表面324の近くに配置されている。図3は、通常動作モードにおける点火中のロケットモータ300を示している。通常動作モードは、一次点火薬350を使用して、固体燃料グレイン320に点火して、次に、中心穿孔部330から外に向かって固体燃料グレイン320を燃やすことを含み得る。通常動作モードにおいて、低感度ロケットモータ300は、ロケットモータ100のような従来のロケットモータと本質的に同じやり方で動作し得る。設計により、通常動作モードにおいて、低感度ロケットモータ300と、ロケットモータ100のような従来のロケットモータは、同じ時間間隔に同量の推力を生成することができる。
通常動作モードで低感度ロケットモータ300に点火するために、電流又は他の機構によって、一次点火薬350を発火させることができる。一次点火薬は、高温燃焼ガス370を生成し得る。高温燃焼ガスは、抑制剤のコーティング335に対して作用し得る。高温燃焼ガスは、抑制剤のコーティングがされていないグレイン320の表面322の一部分326に対して作用し得る。高温燃焼ガス370が、中心表面322の一部分326から抑制剤のコーティングを素早く取り除くように、一次点火薬350と、グレイン320と、抑制剤のコーティング335とを適応させてもよい。
固体燃料グレイン320の表面322の少なくとも一部分は、抑制剤のコーティングを有していない、又は抑制剤のコーティングが取り除かれた場所である。高温燃焼ガス370は、この部分に点火し得る。固体燃料グレイン320は、点火されると、実線の矢印375によって示されているように、燃焼表面に直交する方向に燃え得る。固体燃料グレインの表面326の点火された部分は、更なる燃焼ガスを生成し得る。更なる燃焼ガスは、一次点火薬350によって生成されたガスと共に、(矢印372によって示されているように)中心穿孔部を通ってノズルに長手方向に流れる。固体燃料グレイン320の中心表面322に沿って高温燃焼ガスが流れるので、中心表面322の全域から抑制剤層335を素早く取り除いて、中心表面全体に点火することができる。
中心表面322から抑制剤のコーティング335を取り除くのに要する時間は、ロケットモータ300の点火よりも僅かに遅くてもよい。より大きな又はより多くのエネルギを有する一次点火薬350を使用することによって、この遅れを少なくとも部分的に補うことができる。
図4は、低感度ロケットモータ400の概略断面図を示している。低感度ロケットモータ400は、中心穿孔部430を有する固体燃料グレイン420と、ノズル440とを含む。図4は、通常動作モード中における、固体燃料グレイン420のおよそ50%を消耗した後の低感度ロケットモータ400を示している。中心穿孔部430に面している固体燃料グレイン420の全中心表面422が燃えて、高温燃焼ガス470を生成し得る。実線の矢印475によって示されているように、中心穿孔部430から外に向かって、燃焼は進み得る。白抜きの矢印472によって示されているように、高温燃焼ガス470は、中心穿孔部430を長手方向に流れ得る。高温燃焼ガスは、ノズル440を通ってロケットモータ400から出て行き、推力を生成し得る。通常動作モードでは、低感度ロケットモータ400は、ロケットモータ100のような従来のロケットモータと本質的に同じやり方で動作し得る。
図5は、低感度ロケットモータ500の概略断面図を示している。低感度ロケットモータ500は、中心穿孔部530を有する固体燃料グレイン520と、ノズル540と、一次点火薬550と、抑制剤層525とを含んでいる。抑制剤層525は、中心穿孔部530に面している固体燃料グレイン520の中心表面522をコーティングしている。更に、低感度ロケットモータ500は、二次点火薬560を含み得る。二次点火薬560は、ノズル540に隣接しているグレイン520の端部表面524に、又は端部表面524の近くに配置されている。図5は、安全動作モードで点火された固体燃料ロケットモータ500を示している。安全動作モードは、二次点火薬560を使用して、固体燃料に点火して、次に、端部表面524から長手方向に固体燃料グレイン520を燃やすことを含み得る。安全動作モードにおいて、低感度ロケットモータ500は、ロケットモータ100のような従来のロケットモータよりも、相当に小さい推力を生成し得る。
安全動作モードで低感度ロケットモータ500に点火するために、外部から加えられた熱に応答して、二次点火薬560が点火し得る。二次点火薬560が点火すると、高温燃焼ガス580を生成し得る。白抜きの矢印582によって示されているように、高温燃焼ガスは、ノズル540を通ってロケットモータ500から流れ出ることができる。二次点火薬560は、ロケットモータ500内のノズル540に近接して配置され得るので、二次点火薬560によって生成された高温燃焼ガス580は、中心穿孔部530を通って長手方向に流れないかもしれない。従って、高温燃焼ガス580は、固体燃料グレイン520の中心表面522から、抑制剤のコーティング525を取り除くのに効果的でないかもしれない。
更に、高温燃焼ガス580は、固体燃料グレインの端部表面524の少なくとも一部分に点火し得る。固体燃料グレインは、一旦点火されると、実線の矢印585によって示されているように、燃えている端部表面524に直交する方向に燃え得る。端部表面524の点火された部分は、更なる燃焼ガスを生成し得る。更なる燃焼ガスも、ノズルを通って流れ得る。高温燃焼ガスは、固体燃料グレイン520の中心表面522に沿って流れないので、抑制剤層525は、所定の位置に残って、中心表面522の全て又は殆どが点火するのを防ぐことができる。
図6は、低感度ロケットモータ600の概略断面図を示している。低感度ロケットモータ600は、中心穿孔部630を有する固体燃料グレイン620と、ノズル640と、一次点火薬650と、抑制剤層635とを含む。抑制剤層635は、中心穿孔部630に面しているグレイン620の中心表面622をコーティングしている。図6は、安全動作モード中における、固体燃料グレイン620のおよそ50%を消耗した後の低感度ロケットモータ600を示している。固体燃料グレイン620の端部表面624が燃えて、高温燃焼ガス680を生成し得る。実線の矢印685によって示されているように、端部表面624から長手方向に、燃焼は進み得る。高温燃焼ガス680は、ノズル640を通ってロケットモータ600から出て行き得る。
ノズルを通って出て行く高温燃焼ガスから生じる推力は、図3と図4とに関連して記載されている通常動作モード中に生成される推力よりも相当に小さいかもしれない。式(2)と(3)とを組み合わせると、ロケットモータによって生成される運動量推力は、以下の式によって与えられる。
F=A×R×P×U (4)
ここで、Aは、推進薬の表面積であり、
は、推進薬の燃焼速度であり、
は、推進薬の密度であり、
は、ノズルの出口面におけるガス速度である。
図4と図6とを検討すると、安全動作モードにおける燃焼表面積は、通常動作モードにおける燃焼表面積よりも相当に小さいかもしれないことが明らかになる。一般的な固体燃料グレインの幾何学的形状の場合に、安全動作モードにおける燃焼表面積は、通常動作モードにおける燃焼表面積の10%未満であり得る。燃焼表面積自体が小さくなると、比例して、ロケットモータの推力を下げる。しかしながら、燃焼表面積が小さくなると、燃焼ガスの生成速度を下げ、従って、ロケットモータ内の圧力を下げ得る。モータ内の圧力が下がると、推進薬の燃焼速度と、ノズルの出口面におけるガス速度との両者を下げることになり得る。これらの要因の全てが組み合わさって、安全動作モードにおいてロケットモータによって生成される推力を下げ得る。
ある状況では、例えば、長くて小径のロケットモータの場合には、固体燃料グレイン620を端部から燃やすと、ロケットモータのケース610とノズル640が、長期間にわたって高温に晒されて、ケース及び/又はノズルの熱破損を引き起こし得る。熱破損を防ぐために、抑制剤635の厚さ及び/又は構成物を選択して、グレイン620を燃やすのに要する合計時間を制御してもよい。合計燃焼時間を短くすると、安全動作モードでロケットモータを燃焼させた場合に生成される推力を高めることになり得る。安全動作モードでロケットモータを燃焼させた場合に、ケースとノズルとにかかる熱応力と、生成される推力との間の妥協点として、抑制剤635の厚さ及び/又は構成物を選択してもよい。
図7は、抑制剤層を備えている場合と、抑制剤層を備えていない場合とにおいて、実験用の固体燃料ロケットモータによって生成された、測定された推力のグラフ700を示している。実線710は、抑制剤層を備えていない実験用のロケットモータによって生成された推力のプロットである。点線720は、抑制剤層を備えている同様のロケットモータによって生成された推力である。両者のモータは、直径12mmの中心開口部を備えた、長さ約240mm及び直径約50mmの複合グレインを有している。一次点火薬によって両者のモータに点火して、通常動作モードで燃焼させた。
実線710と点線720とを比較すると、2つのモータによって生成された、推力と全インパルス(ある期間にわたる推力の積分したもの)とが、本質的に同じであることが明らかになる。点火してから、各モータが90ポンド(400ニュートン)の力を生成するまでの時間遅延は、抑制剤を備えていないモータ(実線710)の場合に、約100ミリ秒であり、抑制剤層を有しているモータ(点線720)の場合に、250ミリ秒である。抑制剤層を有しているモータが比較的にゆっくり点火するのは、ロケットモータの長さに沿って抑制剤層を徐々に取り除くからであり得る。
図8は、通常動作モードと安全動作モードとにおいて、燃焼する実験用の固体燃料ロケットモータによって生成された、測定された推力のグラフ800を示している。実線810は、一次点火薬による点火後に通常通りに燃焼する、抑制剤層を備えていない実験用のロケットモータによって生成された推力のプロットである。点線820は、ノズルに近接しているモータの最後尾に配置されている点火薬による点火後に安全動作モードで燃焼する、抑制剤層を備えた同様のロケットモータによって生成された推力である。両者のモータは、直径12mmの中心開口部を備えた、長さ240mm及び直径35mmの複合グレイン220を有している。
実線810は、実験用のロケットモータが、(図7に示されているように)通常動作モードで、3.5秒間に約100ポンドの推力を生成することを示している。点線820は、実験用のロケットモータが、安全動作モードで115秒間燃焼して、5ポンド未満の推力を生成することを示している。
高速又は低速の自然発射テスト中に点火されるロケットモータの燃焼時間を大幅に増加させるために、抑制剤層と機尾端部の二次点火薬との組み合わせが有効であり得ることを、図8の実験データは証明している。燃焼時間が増加すると、モータによって生成される推力は、対応して小さくなり得る。更に、高速又は低速の自然発射テスト中のロケットモータの性能が改善すると、通常の動作中のモータの性能に殆ど影響を及ぼさなくなり得ることを、図7の実験データは示している。
結語
この説明の全体を通して、示されている実施形態と例は、開示されている又は請求項に係る装置と手順とを制限しているのではなく、例示として見なされるべきである。ここに提示されている例の多くは、方法の動作又はシステムの要素の特定の組み合わせを含むが、同じ目的を達成するために、これらの動作とこれらの要素とを他のやり方で組み合わせてもよいと理解されるべきである。フローチャートに関して、ステップを追加しても、少なくしてもよく、ここに記載されている方法を達成するために、示されているステップを組み合わせても、更に改善してもよい。1つの実施形態のみに関連して記載されている動作と、要素と、特徴とを、他の実施形態における同様の役割から除外することは、意図していない。
請求項に記載されているミーンズプラスファンクション(means-plus-function)の制限について、記載されている機能を行なうためにここに開示されている手段に、手段を制限することは、意図しておらず、記載されている機能を行なう任意の手段であって、現在知られている又は将来開発される任意の手段の範囲をカバーすることを意図している。
ここで使用されているように、「複数」は、2以上を意味する。
ここで使用されているように、アイテムの「組」は、そのようなアイテムの1つ以上を含み得る。
ここで使用されているように、明細書又は請求項において、用語「具備する」、「含む」、「保持する」、「有する」、「構成する」、「伴う」、等は、限度を設定しない(open-ended)、即ち、〜を含むが、〜に制限されない(including but not limited to)ことを意味すると理解されるべきである。移行句「から成る」と「から本質的に成る」のみが、それぞれ、請求項に関する排他的又は半排他的な移行句である。
請求項の要素を修飾するために、請求項の中で「第1」、「第2」、「第3」、等の順序を示す用語を使用していることは、それ自体で、1つの請求項の要素が他の請求項の要素に対して優位であること、先行すること、又は順序を示唆しているのでも、或いは、方法の動作を行なう時間的順序を示唆しているのでもなく、請求項の要素を区別するために、特定の名称を有する1つの請求項の要素と、(使用されている序数を除いて)同じ名称を有する別の要素とを区別するラベルとして使用されているだけである。
ここで使用されているように、「及び/又は」は、列挙されている事項が選択肢であることを意味しているが、更に、列挙されている事項の任意の組み合わせも、選択肢に含まれることを意味している。
100・・・従来のロケットモータ、110、210、610・・・ケース、120、220、320、420、520、620・・・グレイン、130・・・長手方向の空胴、140、240、340、440、540、640・・・ノズル、150・・・点火薬、200、300、400、500、600・・・低感度ロケットモータ、222、322、422、522・・・中心表面、224、324、524、624・・・端部表面、226、326・・・表面の一部分、230、330、430、530、630・・・中心穿孔部、235・・・抑制剤、335、525、635・・・抑制剤層、250、350、550、650・・・一次点火薬、260、360、560・・・二次点火薬、370、470、580、680・・・高温燃焼ガス、372、375、472、582、685・・・矢印、700、800・・・測定された推力のグラフ、710、810・・・実線、720、820・・・点線。

Claims (22)

  1. 一次点火薬によって点火された場合に、中心穿孔部に面している中心表面から外に向かって燃えて、
    二次点火薬によって点火された場合に、端部面から長手方向に燃える、
    ように構成されている固体燃料グレイン、
    を具備する、固体燃料ロケットモータ。
  2. 前記二次点火薬の温度が所定の点火温度を超えた場合に、前記二次点火薬が前記固体燃料グレインの前記端部面に点火する、請求項1の固体燃料ロケットモータ。
  3. 前記所定の点火温度は、前記固体燃料グレインの自然点火温度よりも低い、請求項2に記載の固体燃料ロケットモータ。
  4. 前記固体燃料グレインが前記二次点火薬によって点火された場合に、前記固体燃料グレインの前記中心表面の点火を抑制する抑制剤層、
    を更に具備する、請求項1の固体燃料ロケットモータ。
  5. 前記抑制剤層は、エチレンプロピレンジエンモノマーゴムと、ヒドロキシル官能基ポリブタジエンゴムと、ポリウレタンとから成るグループから選択される物質を具備する、請求項4の固体燃料ロケットモータ。
  6. 前記抑制剤層は、前記固体燃料グレインの前記中心表面の少なくとも一部分をコーティングする、請求項4の固体燃料ロケットモータ。
  7. 前記抑制剤層は、前記固体燃料グレインの前記中心表面の全体をコーティングする、請求項4の固体燃料ロケットモータ。
  8. 前記固体燃料グレインの前記端部面に近接して配置されているノズル、
    を更に具備する、請求項4の固体燃料ロケットモータ。
  9. 前記通常動作モード中に、前記固体燃料グレインの前記中心表面の少なくとも一部分に点火する一次点火薬、
    を更に具備する、請求項4の固体燃料ロケットモータ。
  10. 前記一次点火薬に近接している、前記固体燃料グレインの前記中心表面の少なくとも一部分は、前記抑制剤層でコーティングされていない、請求項9の固体燃料ロケットモータ。
  11. 前記一次点火薬の点火によって生成される燃焼ガスは、
    前記固体燃料グレインの前記中心表面の少なくとも一部分から前記抑制剤のコーティングを取り除いて、
    前記抑制剤のコーティングがされていない、前記固体燃料グレインの前記中心表面の少なくとも一部分に点火する、
    請求項9の固体燃料ロケットモータ。
  12. 前記一次点火薬によって点火された場合に、前記固体燃料ロケットモータは、第1のレベルの推力を生成し、
    前記二次点火薬によって点火された場合に、前記固体燃料ロケットモータは、前記第1のレベルの推力よりも相当に小さい、第2のレベルの推力を生成する、
    請求項1の固体燃料ロケットモータ。
  13. 端部表面と、中心穿孔部に面している中心表面と、を有する固体燃料グレインと、
    前記中心表面の少なくとも一部分をコーティングしている抑制剤層と、
    前記中心表面に点火するために配置されている一次点火薬と、
    前記端部表面に点火するために配置されている二次点火薬と、
    を具備する、固体燃料ロケットモータ。
  14. 機首端部と機尾端部とにおいて終端している長手方向軸を有するケースであって、前記固体燃料グレインと、前記一次点火薬と、前記二次点火薬と、を少なくとも部分的に取り囲んでいる、前記ケースと、
    前記固体燃料グレインの前記端部表面に近接している前記ケースの前記機尾端部に接続されたノズルであって、前記固体燃料グレインの燃焼によって生成される燃焼ガスを排出する、前記ノズルと、
    を更に具備する、請求項13の固体燃料ロケットモータ。
  15. 前記一次点火薬は、前記ケースの前記機首端部に配置されており、
    前記中心穿孔部は、前記一次点火薬から前記ノズルへの、燃焼ガスのための通路を提供する、
    請求項14の固体燃料ロケットモータ。
  16. 前記一次点火薬に点火したときに前記一次点火薬によって生成された燃焼ガスが、前記固体燃料グレインの前記中心表面の少なくとも一部分から前記抑制剤のコーティングを取り除くように、前記一次点火薬と前記抑制剤層とが構成されている、請求項15の固体燃料ロケットモータ。
  17. 前記一次点火薬によって生成された燃焼ガスが、前記固体燃料グレインの前記中心表面の少なくとも一部分の点火を生じさせるように、前記一次点火薬と前記抑制剤層とが構成されている、請求項16の固体燃料ロケットモータ。
  18. 外部から加えられた熱に応答して、前記二次点火薬が点火するように構成されている、請求項13の固体燃料ロケットモータ。
  19. 前記二次点火薬は、前記固体燃料グレインの自然点火温度よりも低い第1の点火温度を有する、請求項18の固体燃料ロケットモータ。
  20. 高速自然発射テスト中と低速自然発射テスト中とのうちの少なくとも一方において、前記二次点火薬は、前記固体燃料グレインの前記端部面に点火するように構成されている、請求項18の固体燃料ロケットモータ。
  21. 通常動作モードにおいて中心穿孔部から外に向かって燃えるように構成されている固体燃料グレインを有する固体燃料ロケットモータを操作する方法であって、
    安全動作モード中に、端部面から長手方向に前記固体燃料グレインを燃やすステップ、
    を具備する、固体燃料ロケットモータを動作させる方法。
  22. 外部から加えられた熱に応答して、前記端部面に点火して、前記安全動作モードで前記固体燃料グレインを燃やすステップ、
    を更に具備する、請求項21に記載の固体燃料ロケットモータを動作させる方法。
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