JP2012255995A - 現像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】2成分現像と1成分現像との併用型の現像装置において、高画質、高画像安定性の利点を確保しつつ、画像メモリーの発生を抑える。
【解決手段】静電潜像担持体10に対してその回転方向上流側に配置されたトナーとキャリアとからなる現像剤を保持する現像剤担持体21と、静電潜像担持体10に対してその回転方向下流側にかつ現像剤担持体21と近接して配置されたトナーのみを保持するトナー担持体22と、トナーとキャリアとからなる現像剤を保持し、該現像剤がトナー担持体22に接触するように配置された現像剤担持体23と、バイアス電圧印加手段33,34,35とを備えた現像装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、現像装置、特に、電子写真方式による画像形成装置において感光体上に形成された静電潜像を現像するための現像装置に関する。
従来、電子写真方式による画像形成装置において、感光体上に形成された静電潜像の現像方式としては、トナーとキャリアとを攪拌/混合した現像剤を用いる2成分現像方式と、トナーのみを用いる1成分現像方式とが知られている。
2成分現像方式は、トナーの帯電量が安定した状態では現像トナー量の変動が少なく、グラデーション画像の階調再現性に優れているが、現像剤によって形成される磁気ブラシの接触ノイズによるドット再現性の低下、現像後に磁気ブラシ状のカウンターチャージによる現像後のトナー回収によるリード部の白抜けなどの問題点を有している。
1成分現像方式においてトナー層を感光体と非接触とした構成では、非接触ゆえにドット再現性が高いが、2成分現像方式に比べて階調再現性に劣り、現像領域での電界強度の変動に伴う濃度むらが生じやすく、現像ローラ上のトナー層の厚みのむらに起因する現像量の変動による濃度むらが生じやすいという問題点を有している。
前記二つの現像方式の問題点を解決しつつ、各現像方式の利点である、高いドット再現性、階調再現性、濃度むらの解消を達成する現像方式として、感光体に対して2成分現像ローラと1成分現像ローラとを並設配置する方式がいくつか提案されている。感光体の回転方向に対して2成分現像ローラを上流側に配置し、1成分現像ローラを下流側に配置した構成(特許文献1〜4参照)と、その逆に配置した構成とが提案されている。ドットの均一な再現性の高い高精細な画像を得るためには非接触の1成分現像ローラを下流側に配置することが望ましい。
さらに、フルカラーの画像形成装置でのコスト低減、省スペース化を目的とすると、二つの現像方式(2成分現像ローラと1成分現像ローラ)を単一の現像器内に配置することが望ましい。この場合には、1成分現像ローラ上にトナー層を形成するのに、2成分現像ローラ上の現像剤(キャリアとトナーとが混在)からトナーのみを電界の作用で移動させることになる。
このように、単一の現像器内で感光体の回転方向上流側に2成分現像ローラを、下流側に1成分現像ローラを並設した現像方式は、従来の2成分現像方式及び1成分現像方式のそれぞれに比べて、高画質、高画像安定性を確保できる現像方式として、特に、軽印刷事業に対応したフルカラーデジタル印刷機に最適である。
しかしながら、現像ローラ上のトナー層の電位が現像電位差に大きく影響する非接触1成分現像方式においては、現像ローラ上のトナーの層厚のむらが現像トナー量のむらを引き起こすという原理的な課題が存在し、濃度むらが顕著に現われる画像メモリーの発生が品質課題として残っている。画像メモリーの要因である1成分現像ローラ上のトナーの層厚のむらを解消するには、現像後の現像ローラ上のトナー層を除去・分離してリセットすることが必要となる。しかし、1成分現像ローラと2成分現像ローラとの対向部分では、現像剤の磁気ブラシが1成分現像ローラに接触することによって現像後のトナーを1成分現像ローラから回収することができても、平均電界としてはトナーを1成分現像ローラ側に移動させる方向の電界を形成しなければならないため、1成分現像ローラ上の現像後のトナー層のリセットは不十分なものとなる。
さらには、高精細画像を得るために、1成分現像ローラを下流側に配置しているため、1成分現像領域で生じた現像トナー量の差は軽減、解消することなく、画像メモリーが残ることになる。軽印刷機では、1ジョブでの印刷枚数が、オフィスに設置される通常のプリンターにおけるプリント枚数に比べて格段に多く、例えば、低い印字比率での大量のジョブが実行される際には、トナーへの現像器内部での機械的なストレスにより、外添材がトナーから離脱したり、埋没することに伴い、1成分現像ローラとトナーとの間での付着力が増大し、画像メモリーがより顕著となる場合が生じる。
特開平08−179622号公報 特開平10−171252号公報 特開2001−290364号公報 特開2008−286836号公報
本発明の目的は、高画質、高画像安定性の利点を確保しつつ、1成分現像ローラ上での現像後のトナー層のリセットを十分に行うことができて画像メモリーの発生を抑えることのできる、2成分現像と1成分現像との併用型の現像装置を提供することにある。
本発明の一形態である現像装置は、
静電潜像担持体に対してその回転方向上流側に配置されたトナーとキャリアとからなる現像剤を保持する第1の現像剤担持体と、
前記静電潜像担持体に対してその回転方向下流側にかつ前記第1の現像剤担持体と近接して配置されたトナーのみを保持するトナー担持体と、
トナーとキャリアとからなる現像剤を保持し、該現像剤が前記トナー担持体に接触するように配置された第2の現像剤担持体と、
前記第1の現像剤担持体と前記静電潜像担持体との間、第1の現像剤担持体と前記トナー担持体との間、トナー担持体と静電潜像担持体との間、及び、前記第2の現像剤担持体とトナー担持体との間のそれぞれに電界を形成するバイアス電圧印加手段と、
を備え、
前記バイアス電圧印加手段は、
前記トナー担持体と前記第1及び第2の現像剤担持体との間に形成されるそれぞれの電界の平均電界が、前記静電潜像担持体との対向位置を基準に、トナー担持体の回転方向上流側で、第1の現像剤担持体に保持された現像剤からトナーのみがトナー担持体に向けて移動する方向に設定され、かつ、トナー担持体の回転方向下流側で、トナー担持体に保持されたトナーが第2の現像剤担持体に向けて移動する方向に設定されていること、
を特徴とする。
前記現像装置においては、トナー担持体と第1及び第2の現像剤担持体との間に形成されるそれぞれの電界の平均電界が、静電潜像担持体との対向位置を基準に、トナー担持体の回転方向上流側で、第1の現像剤担持体に保持された現像剤からトナーのみがトナー担持体に向けて移動する方向に設定され、かつ、トナー担持体の回転方向下流側で、トナー担持体に保持されたトナーが第2の現像剤担持体に向けて移動する方向に設定されている。それゆえ、第1の現像剤担持体上の現像剤からトナーのみがトナー担持体に供給され、トナー担持体上の現像後のトナーは第2の現像剤担持体にほぼ完全に回収されることになる。
即ち、トナー担持体上の現像後のトナーを電界の作用により回収するための第2の現像剤担持体を第1の現像剤担持体とは別に配置することにより、トナー担持体上の現像後のトナー層のリセットが十分に行われることになり、2成分現像と1成分現像とを併用する現像方式で、高画質、高画像安定性の利点を確保しつつ、トナー担持体上の現像後のトナー層のリセット不足による画像メモリーの発生が抑制される。
本発明によれば、2成分現像と1成分現像とを併用する現像方式において、高画質、高画像安定性の利点を確保しつつ、1成分現像ローラ上での現像後のトナー層のリセットを十分に行うことができ、その結果画像メモリーの発生を抑えることができる。
一実施例である現像装置を含む画像形成装置の要部を示す概略構成図である。 前記現像装置と感光体ドラム及びその周辺機器を示す断面図である。 前記現像装置における2成分現像ローラに印加されるバイアス電圧と現像領域での感光体電位との関係を示すチャート図である。 前記現像装置における1成分現像ローラに印加されるバイアス電圧と現像領域での感光体電位との関係を示すチャート図である。 前記現像装置におけるトナー供給領域での電位を示すチャート図である。 前記現像装置におけるトナー回収領域での電位を示すチャート図である。 画像メモリーの説明図である。
以下、本発明に係る現像装置の実施例について、添付図面を参照して説明する。なお、各図面において、同じ部材、部分には共通する符号を付し、重複する説明は省略する。
(画像形成装置の概略構成、図1参照)
一実施例である現像装置を含む電子写真方式のフルカラー画像形成装置は、図1に示すように、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)のトナー画像を感光体ドラム10上に形成するための作像ユニット1Y,1M,1C,1Kを並置したタンデム型として構成されている。各感光体ドラム10上に形成された各色のトナー画像は矢印x方向に回転する中間転写ベルト15上に転写ローラ16から付与される電界の作用で1次転写して合成され、転写ローラ17から付与される電界の作用で用紙などの記録媒体P上に2次転写される。その後、記録媒体Pは定着ユニット18に搬送され、トナーの定着が施され、図示しないトレイに排出される。それぞれの作像ユニット1Y,1,M,1C,1Kは、帯電チャージャー11、露光装置12、現像装置13、残留トナーのクリーニングブレード14などを備えている。
なお、電子写真方式によるタンデム型画像形成装置での画像形成の基本的なプロセスは周知であり、その詳細な説明は省略する。
(現像装置、図2参照)
一実施例である現像装置13は、図2に示すように、感光体ドラム10上に形成された静電潜像をトナーによって可視像化するものであり、概略、トナー補給槽29、トナーとキャリアとからなる現像剤を収容する現像剤槽28、現像剤を外周面に担持してその回転方向に搬送する現像剤搬送ローラ23、現像剤搬送ローラ23から現像剤を受け渡されて感光体ドラム10と対向する現像領域Aにおいて静電潜像を現像する2成分現像ローラ21、及び、2成分現像ローラ21上の現像剤から分離供給されたトナーを担持して感光体ドラム10と対向する現像領域Bにおいて静電潜像を現像する1成分現像ローラ22を備えている。
2成分現像ローラ21は感光体ドラム10の回転方向yの上流側に矢印y’方向に回転駆動可能に配置されている。1成分現像ローラ22は感光体ドラム10の回転方向yの下流側に矢印y’方向に回転駆動可能に配置されている。現像剤搬送ローラ23は現像剤槽28の上部に位置するとともに、2成分現像ローラ21及び1成分現像ローラ22のそれぞれの周面に近接して矢印y’方向に回転駆動可能に配置されている。これらのローラ21,22,23は互いに非接触で近接して配置されている。2成分現像ローラ21及び1成分現像ローラ22のそれぞれの回転方向y’は、それぞれの周面の移動方向がともに感光体ドラム10の周面の移動方向(矢印y)と対向部分で同一になるように設定されている。また、現像剤搬送ローラ23の回転方向y’は1成分現像ローラ22の回転方向y’と同一になるように設定されている。
また、2成分現像ローラ21には高圧電源回路33が接続され、1成分現像ローラ22には高圧電源回路34が接続され、現像剤搬送ローラ23には高圧電源回路35が接続されている。
現像剤槽28内の現像剤のトナー濃度は磁気センサ25によって検出され、不足分のトナーはトナー補給槽29から補給ローラ27の回転に基づいて補給される。現像剤槽28の底部には二つの攪拌搬送ローラ26が配置されている。補給されたトナーはローラ26の回転に基づいてキャリアと攪拌/混合され、所定の電位に帯電されて現像剤搬送ローラ23の直下に搬送される。攪拌搬送ローラ26による現像剤の攪拌/混合作用は従来の現像装置と同様であり、その詳細な説明は省略する。
現像剤搬送ローラ23は、その表面がブラスト処理されたスリーブ23aとその内部に位置固定された磁石23bとで構成されている。ローラ23の近傍に搬送された現像剤は、磁石23bの磁力によってスリーブ23aの表面に引き付けられ、スリーブ23aの回転に伴って矢印y’方向に搬送され、規制板24によって通過量を規制・計量された後、2成分現像ローラ21との対向部分に搬送される。
2成分現像ローラ21は、スリーブ21aとその内部に位置固定された磁石21bとで構成され、磁石21bは前記磁石23bとはその対向部分において異なる磁性の磁極が対向配置されている。その結果、現像剤搬送ローラ23上の現像剤は、2成分現像ローラ21に受け渡され、スリーブ21aの矢印y’方向の回転に伴って感光体ドラム10と対向する2成分現像領域Aに供給される。現像領域Aにおいて、2成分現像ローラ21上の現像剤は磁気ブラシ状となって感光体ドラム10の表面に接触する。そして、2成分現像ローラ21に高圧電源回路33から印加されるバイアス電圧によって、感光体ドラム10上の静電潜像と2成分現像ローラ21との間に形成される電界により、トナーが静電潜像へ移動(現像)する。感光体ドラム10と2成分現像ローラ21との間の電位差による電場が平衡状態に到達した時点で現像を終了する。このとき、現像領域Aに供給されたトナーのうち、感光体ドラム10上の静電潜像を現像するのに使用されるトナーはソリッド部分を現像した場合であっても現像剤中の1割程度であり、現像に寄与しなかった残りのトナーを含む現像剤はさらに1成分現像ローラ22との対向部分(トナー供給領域C)へと搬送される。
トナー供給領域Cにおいて、2成分現像ローラ21上の現像剤は磁気ブラシ状となって1成分現像ローラ22の表面に接触する。そして、1成分現像ローラ22に高圧電源回路34から印加されるバイアス電圧によって、2成分現像ローラ21と1成分現像ローラ22との間に形成される電界により、トナーが1成分現像ローラ22へ移動し、1成分現像ローラ22上にトナー層が形成される。
さらに、2成分現像ローラ21の回転に伴ってローラ21上の現像剤は現像剤搬送ローラ23との対向部分に搬送され、この対向部分において、磁石21bと磁石23bとは異なる磁性の磁極が対向配置されていることから、現像剤は現像剤搬送ローラ23へ受け渡される。受け渡された現像剤は、ローラ23の回転に伴って矢印y’方向に搬送され、磁石23bの磁極S,S間で磁気保持力を失い、重力の作用で現像剤槽28へ落下・回収される。
一方、1成分現像ローラ22上に供給されたトナーは、ローラ22の回転に伴って感光体ドラム10と対向する1成分現像領域Bに供給される。現像領域Bにおいて、1成分現像ローラ22に高圧電源回路34から印加されるバイアス電圧によって、感光体ドラム10上の静電潜像と1成分現像ローラ22との間に形成される電界により、トナーが静電潜像へ移動(現像)する。感光体ドラム10と1成分現像ローラ22との間の電位差による電場が平衡状態に到達した時点で現像を終了する。
このとき、現像領域Bに供給されたトナーのうち、現像に寄与しなかった残りのトナーはさらに現像剤搬送ローラ23との対向部分(トナー回収領域D)へと搬送される。トナー回収領域Dにおいて、現像剤搬送ローラ23上の現像剤は1成分現像ローラ22上のトナー層と接触する。そして、現像剤搬送ローラ23に高圧電源回路35から印加されるバイアス電圧によって、現像剤搬送ローラ23と1成分現像ローラ22との間に形成される電界により、1成分現像ローラ22上のトナーは全てローラ22から分離されて現像剤搬送ローラ23上の現像剤へと回収される。
ところで、前記1成分現像ローラ22は、金属材からなる導電性ローラ、例えば、アルマイト加工を表面に施したアルミニウム製ローラで構成されている。導電性の基体上にポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリスルホン樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂などのコーティングを施したり、シリコーンゴム、ウレタンゴムなどのコーティングを施したものであってもよい。但し、コーティング材料としてはこれらに限定されることはない。
ちなみに、トナーとキャリアとの混合物である現像剤において、トナーとしては、一般に用いられている、バインダ樹脂中に着色剤や必要に応じて荷電制御材や離型材などを含有させ、外添材を処理したものを使用することができる。トナー粒径としては3〜10μm程度が望ましい。キャリアとしては、一般に使用されている、バインダ型キャリアやコート型キャリアなどを使用することができる。キャリア粒径としては15〜100μm程度が好ましい。トナーとキャリアとの混合比は、弱帯電や未帯電トナーによる画像へのかぶりが発生することなく、2成分現像ローラ21、1成分現像ローラ22から現像領域A,Bへのトナーの供給不足が生じないように調整されていればよく、実際上、キャリアの表面に対するトナーの被覆率が20〜40%程度となるように設定される。
以下に、実験を行った現像装置13の具体例と、2成分現像ローラ21、1成分現像ローラ22及び現像剤搬送ローラ23に印加されるバイアス電圧の具体的数値について説明する。システム速度(記録媒体Pの搬送速度)は800mm/secである。
図3に、2成分現像ローラ21に印加する交流バイアス電圧V1と現像領域Aにおける静電潜像電位との関係を示し、図4に、1成分現像ローラ22に印加する交流バイアス電圧V2と現像領域Bにおける静電潜像電位との関係を示す。
図3に示すように、2成分現像ローラ21には、振幅V1pp1200V、V1min−850V、V1max350V、V1dc−250V、マイナス側デューティ比50%、周波数5kHzの矩形波を印加した。図4に示すように、1成分現像ローラ22には、振幅V2pp2000V、V2min−1150V、V2max850V、V2dc−150V、マイナス側デューティ比50%、周波数5kHzの矩形波を印加した。感光体ドラム10上の静電潜像の背景部電位Voは−400V、ソリッド部電位Viは−50Vである。2成分現像ローラ21上の現像剤搬送量は600g/m2、1成分現像ローラ22上のトナー搬送量は4g/m2に設定されている。
2成分現像ローラ21及び1成分現像ローラ22の回転方向は前述のとおりであり、感光体ドラム10の回転周速度に対する各ローラ21,22の回転周速度の比率は、ローラ21が1.2、ローラ22が1である。ローラ21と感光体ドラム10との間隔は0.2mm、ローラ22と感光体ドラム10との間隔は0.25mmである。
前記交流バイアス電圧V1,V2の印加で発生する交流電界の作用により、現像領域A,Bにおいてトナーは、往復動を繰り返しながら、2成分現像領域Aにおいては、トナー移動後の感光体上の表面電位とトナー移動後にカウンターチャージが発生する2成分現像ローラ21上の磁気ブラシ先端部電位とが釣り合う平衡状態で平均的なトナー移動を終了する。1成分現像領域Bにおいては、トナー移動後の感光体上の表面電位と1成分現像ローラ22上のトナー層の表層電位とが釣り合う平衡状態で平均的なトナー移動を終了する。この1成分現像によって、2成分現像時の磁気ブラシによる機械的な摺擦や磁気ブラシの先端部のカウンターチャージによるトナーの回収でのドット、ライン画像などの再現性の低下が修正される。
図5に、2成分現像ローラ21と1成分現像ローラ22の対向部分であるトナー供給領域Cにおいてローラ21,22に印加されるバイアス電圧V1,V2と、その結果トナー供給領域Cにおいてトナーに作用する電界の関係を示す。ローラ21,22には前述のバイアス電圧V1,V2が印加され、交流バイアス電圧の位相が他方の逆極性位相と一致するように位相を反転して設定されている。その結果、振幅ΔV1pp3200V、平均電位ΔV1avg−100V、トナー供給位相デューティ比50%、周波数5kHzのトナー供給電界が形成される。2成分現像ローラ21と1成分現像ローラ22との間隔は0.25mmに設定されており、前記供給電界の作用により、1成分現像ローラ22上に4g/m2のトナー層が形成される。
図6に、1成分現像ローラ22と現像剤搬送ローラ23との対向部分であるトナー回収領域Dにおいて、ローラ22,23に印加されるバイアス電圧V2,V3と、その結果トナー回収領域Dにおいてトナーに作用する電界の関係を示す。1成分現像ローラ22には前述のバイアス電圧V2が印加され、現像剤搬送ローラ23には、振幅V3pp1200V、V3min−650V、V3max550V、V3dc−50V、マイナス側デューティ比50%、周波数5kHzの矩形波交流バイアス電圧V3を印加した。ローラ22,23に印加される交流バイアス電圧の位相は、他方の逆極性位相と一致するように位相を反転して設定されている。その結果、振幅ΔV2pp3200V、平均電位ΔV2avg100V、トナー回収位相デューティ比50%、周波数5kHzのトナー回収電界が形成される。1成分現像ローラ22と現像剤搬送ローラ23との間隔は0.25mmに設定されており、前記回収電界の作用により、1成分現像ローラ22上の現像後トナーは全て現像剤搬送ローラ23上の現像剤へと移動・回収される。
現像剤としては以下のものを用いた。トナーは、湿式造粒法により作成された体積平均粒径約6.5μmのトナー母材100重量部に対し、第1の疎水性シリカ0.2重量部と第2の疎水性シリカ0.5重量部と疎水性酸化チタン0.5重量部を外添処理した負極性のものを用いた。キャリアは、磁性体からなるキャリアコア粒子にアクリル系樹脂コートがなされているコート型キャリアで、平均粒径約33μmのものを用いた。現像剤中のトナー比率(現像剤全量に対するトナー量の割合)は8wt%とした。
前記条件において、印字比率が0%、2%、5%、10%、20%のA4サイズ片面連続印字出力を行った後、図7に示す「ABCD」の画像を有するチャートを印字出力した。その際、1by1網点部での画像メモリーを目視で評価したところ、全ての印字比率の出力後において画像メモリーは発生しなかった。
(他の実施例)
なお、本発明に係る現像装置は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更できる。
例えば、2成分現像ローラ21と現像剤搬送ローラ23との間で直接的に現像剤を受け渡すことなく、他のローラを介して受け渡すように構成してもよい。また、感光体ドラム10、2成分現像ローラ21、1成分現像ローラ22及び現像剤搬送ローラ23の回転方向は前記実施例に記載した方向に限定するものではない。各種ローラは種々の材料にて製作することができる。また、トナーやキャリアも種々の材料を用いることができる。現像方式も従来知られている正規現像あるいは反転現像のいずれであってもよい。
以上のように、本発明は、2成分現像と1成分現像との併用型の現像装置に有用であり、特に、高画質、高画像安定性の利点を確保しつつ、画像メモリーの発生を抑えることができる点で優れている。
10…感光体ドラム
13…現像装置
21…2成分現像ローラ(第1の現像剤担持体)
22…1成分現像ローラ(トナー担持体)
23…現像剤搬送ローラ(第2の現像剤担持体)
33,34,35…高圧電源回路(バイアス電圧印加手段)
A…2成分現像領域
B…1成分現像領域
C…トナー供給領域
D…トナー回収領域

Claims (3)

  1. 静電潜像担持体に対してその回転方向上流側に配置されたトナーとキャリアとからなる現像剤を保持する第1の現像剤担持体と、
    前記静電潜像担持体に対してその回転方向下流側にかつ前記第1の現像剤担持体と近接して配置されたトナーのみを保持するトナー担持体と、
    トナーとキャリアとからなる現像剤を保持し、該現像剤が前記トナー担持体に接触するように配置された第2の現像剤担持体と、
    前記第1の現像剤担持体と前記静電潜像担持体との間、第1の現像剤担持体と前記トナー担持体との間、トナー担持体と静電潜像担持体との間、及び、前記第2の現像剤担持体とトナー担持体との間のそれぞれに電界を形成するバイアス電圧印加手段と、
    を備え、
    前記バイアス電圧印加手段は、
    前記トナー担持体と前記第1及び第2の現像剤担持体との間に形成されるそれぞれの電界の平均電界が、前記静電潜像担持体との対向位置を基準に、トナー担持体の回転方向上流側で、第1の現像剤担持体に保持された現像剤からトナーのみがトナー担持体に向けて移動する方向に設定され、かつ、トナー担持体の回転方向下流側で、トナー担持体に保持されたトナーが第2の現像剤担持体に向けて移動する方向に設定されていること、
    を特徴とする現像装置。
  2. 前記第1の現像剤担持体及び前記トナー担持体のそれぞれの回転方向は、それぞれの周面の移動方向がともに前記静電潜像担持体の周面の移動方向と対向部分で同一になるように設定されており、
    前記第2の現像剤担持体の回転方向は前記トナー担持体の回転方向と同一になるように設定されていること、
    を特徴とする現像装置。
  3. 前記第1及び第2の現像剤担持体の間で現像剤の受け渡しが行われること、を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
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