JP2012254062A - 活魚運搬装置 - Google Patents
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Abstract
活魚等を活きたまま傷つけずに運搬でき、大きさの異なる活魚等を複数ないし数匹ずつであっても効率よく運搬でき、かつ、運搬用容器から傷つけることなく容易に運搬先の水槽等に移しかえることができる運搬装置、その装置を用いた運搬方法及びその装置に用いる運搬用具を提供すること。
【解決手段】
運搬用容器と、
容器の対向する側壁上部間に架け渡された一対の支持材と、
面材の一方側を一方の支持材に取着して垂れ下げ、そして折り返し、面材の他方側を他方の支持材に取着して垂れ下げてなる活魚収容面材とを備えてなる、活魚運搬装置。
【選択図】図3
Description
また、活魚、活海老等を氷水を入れた運搬用容器の中で長時間運搬すると、活魚等が泳ぎ回ることによる疲労、若しくは水中の酸素不足により死んでしまうという問題も生じていた。
そこで、活魚、活海老等が泳ぎ回って傷がつく或いは死んでしまわないように一匹ずつ区分けして運搬する方法が提案されている。
また、水、酸素発生剤及びアンモニア吸収体を入れたビニール製の耐水袋に魚1匹をいれて、外容器に並べて運搬する方法も提案されている(特許文献2参照)。
は移しかえる作業中に魚の歯、鰭、鱗等若しくは海老の触覚、甲殻等によって袋に切れ目が入り、水が流出してしまい、活魚、活海老等が死んでしまうという事故が起きるという問題があった。さらに、運搬する際に一匹ずつ袋詰めにして酸素発生剤等を準備する必要があり、加えて運搬先で活魚等を店舗の容器に移すのに、一袋ずつ開けて魚を取り出す必要があるので、費用と手間がかかるという問題があった。
即ち、本発明は、
運搬用容器と、
容器の対向する側壁上部間に架け渡された一対の支持材と、
面材の一方側を一方の支持材に取着して垂れ下げ、そして折り返し、面材の他方側を他方の支持材に取着して垂れ下げてなる活魚収容面材とを備えてなる、活魚運搬装置に関する。
前記活魚運搬装置において、さらに、一対の支持材を容器の側壁上部上に固定する固定部材を備えてなることが好ましい。
もしくは、前記活魚運搬装置において、容器の対向する側壁上部に、支持材の端部を嵌め入れて一対の支持材を支える嵌め凹部を形成してなることが好ましい。
また、前記活魚運搬装置において、前記活魚収容面材がポリオレフィン繊維とレーヨン繊維を混成した不織布であることが好ましい。
また、前記活魚運搬装置において、前記活魚収容面材は、その折り返し部の左右の側方のうち少なくとも一方が収容された活魚又は活海老の脱出を防止するように閉じられていることが好ましい。
また、運搬用容器の内側上部に、棚、箱又は袋体からなる氷を収容するための有孔部材を取り付けてなることが好ましい。
さらに、本発明は前記活魚運搬装置を用いた活魚又は活海老の運搬方法であって、
運搬用容器に海水、真水、氷入りの海水又は氷入りの真水をいれること、必要により氷を有孔部材に収容すること、
折り返された活魚収容面材を該容器中に垂れ下げ、一対の支持材を容器の対向する側壁上部上に架け渡すこと、
前記活魚収容面材の折り返し部に活魚又は活海老を、該面材の垂れ下がり部とこれに対向する垂れ下がり部との間に挟まれるように収容すること、
該容器中の水面の高さを、収容された活魚又は活海老が水中に没する高さに調節すること、並びに
必要により、該支持材を固定部材で固定すること
を含む方法に関する。
また、海水又は真水に入れる氷又は有孔部材に収容する氷として、酸素含有氷を用いることが酸素発生剤等の薬品を使用することなく、安価で安全に運搬できるので好ましい。
本発明はまた、前記活魚収容面材と前記一対の支持材とからなる活魚運搬用具に関する。
活海老を活かしたまま、傷つけることなく運搬することができる。
また、本発明の活魚運搬装置は、活魚又は活海老を収容する部分の大きさを調節することができ、大きさの異なる活魚等を複数ないし数匹ずつであっても同じ容器で効率よく運搬できる。そして、活魚運搬装置に設置された活魚運搬用具によって、活魚運搬装置から魚を傷つけることなく容易に運搬先の水槽等に移しかえることができる。
また、本発明の活魚運搬装置は、魚の大きさにかかわらず、運搬用容器の大きさに合わせた活魚運搬用具を準備し、既存の運搬用容器に設置すればよく、新たに容器や酸素発生機器等の準備や活魚ごとに活魚運搬用具を揃える必要がないので導入コストと手間を抑えられる。
また、本発明の活魚運搬方法は、運搬用容器に氷入りの或いは低温の海水又は真水を入れて活魚等を運搬することで、活魚等が低温状態に保たれて動きが抑えられるので、活魚等が容器の壁面等に接触し傷つくことを防止でき、かつ水中の酸素の消費も抑えることができる。さらに、運搬用容器内に氷を収容した有孔部材を取り付けて活魚等を運搬する場合は、容器内の海水又は真水に氷を直接入れた場合とは異なり、長期間にわたって氷融け水が容器内に少しずつ滴り落ちることにより、容器内の海水又は真水をより長い時間にわたって一定の低温に保つことができる。
また、海水若しくは真水に入れる氷又は有孔部材に収容する氷を酸素含有氷にすることで、運搬中に徐々に氷が融けて酸素ガスが溶解した水となり、容器内の水中の酸素濃度を運搬の間、高水準に保つことができる。従って、運搬中に活魚が酸素不足になって弱ってしまう又は死んでしまうことなく、活魚を運搬することができる。
また、酸素含有氷を用いる本発明の活魚運搬方法によればエアバブリング装置等の酸素供給機器を備え付けなくても活魚等を運搬できる。これにより、活魚運搬装置を軽量化でき、しかも電源若しくはバッテリー等を備えず運搬できるだけでなく、電気機器の使用が好ましくない空輸等も行える。
一般に海、河等に生息する魚等は常に危険にさらされているので、身を守るために海、河の中を頻繁に泳ぎ回っている。しかし、マグロ等の一部の回遊魚を除いて、多くの魚は海や河の中に海草、海藻、水草、流木、岩壁等の身を隠せる隙間の空間を見つけると、その空間内に入り込み、そしてその中では安心してか、鰭等を休め、じっとしていることが知られている。
本発明は、この魚の生態、即ち身が触れるほどの隙間内におかれたときは殆ど泳がず、じっとしているという生態に注目し、そのような隙間を作り出す運搬用具を用いた活魚運
搬装置及び方法により、トラック等による運搬途中でも活魚がそのような隙間の中で殆ど泳がず、じっとしているようにすることで、運搬途中に活魚等が暴れて傷がつくこと、或いは死んでしまうこと等の事態の発生を防ぐことができる活魚運搬装置及びそれを用いた運搬方法を提供するものである。
本発明は、運搬用容器の対向する側壁上部間に架け渡された一対の支持材と、面材の一方側を一方の支持材に取着して垂れ下げ、そして折り返し、面材の他方側を他方の支持材に取着して垂れ下げてなる活魚収容面材とを備えてなる、活魚運搬装置に関する。
容器の大きさとしては、支持材を架け渡す対向する側壁の間隔が魚の全長以上であればよく、特に魚の全長と略等しい場合は魚の動きを制限できるので好ましい。
支持材の材質としては合成樹脂、ガラス繊維や炭素繊維で補強した繊維強化樹脂、ステンレス、防錆加工したアルミ等の金属が挙げられ、水又は海水によって錆の発生や変形等しない材料であればより好ましい。
活魚収容面材はそれに吸収された水分量及び収容した活魚等の重さで破損しない水準以上の強度が少なくとも必要とされる。活魚収容面材と支持材は取り外し、取り付けが容易であると、活魚等を簡単に運搬することができるので好ましい。ポリプロピレン製の管形状の支持材が、耐水性が良く、軽くて充分な強度を有するので取り扱い易い。
また、支持材には、側壁上部の壁面に当接するようなフランジ部を設けてもよい。これにより運搬時に支持材がずれ動いて側壁の上面から外れて、運搬用容器の中に落ちることを防ぐことができる。
布状の面材としては従来知られている、アラミド繊維、ガラス繊維、セルロース繊維、ナイロン繊維、ビニロン繊維、ポリエステル繊維、ポリオレフィン繊維、レーヨン繊維若しくはこれらを組合わせた不織布、木綿、絹、麻等を撚り合せた天然繊維又はポリエチレン、ポリエチレン、ナイロン等の合成繊維を織合わせた織布等が挙げられる。これら不織布又は織布は通水用の孔等を設けてもよい。孔の形状、大きさに特に制限はないが、細かい孔の方が、魚の鱗や鰭又は海老の触覚や脚が引っかからず傷がつきにくいので好ましい。また、この多孔不織布は、吸水して面材が湿りやすく、水中への出し入れが容易であり、更に面材が吸水したとしても面材が重くなりすぎず、作業が容易である。
網状の面材としては、天然繊維及び合成繊維を編み込んだ網等が挙げられる。網としては、脚が太く、網目及び結節が小さい網が好ましい。脚が細く網目が大きい場合若しくは結節が大きい場合は、鱗や鰭が引っかかり傷つくおそれがある。
不織布、織布、網の製造方法としては特に制限がなく、公知の方法を用いることができる。
活魚収容面材の形状としては特に制限されず、長方形、長円形等の形状を用いることができる。
面材の両端に筒状部又は輪状部材を設けて支持材を挿通する方法が、着脱容易で、かつ運搬途中に外れるおそれが少ないので好ましい。
活魚は前方に動こうとするので、この閉じた側方が前方になるように活魚を収容することで、活魚の収容の際、活魚が動いたとしても、硬質の容器壁への衝突若しくは容器壁とシート本体の隙間から逃げることを防止できる。
また、活海老は車の揺れ等により驚いて後ろに下がるので、閉じた側方が後方になるように活海老を収容することで、活海老が動いたとしても硬質の容器壁への衝突若しくは容
器壁とシート本体の隙間から落ちることを防止できる。
一対の支持材を運搬用容器の側壁の上部上に固定することで、或いは一対の支持材を運搬用容器の側壁上部の嵌め凹部に嵌め入れることで、運搬時に一対の支持材がずれ移動し、魚の側部から活魚収容面材が離れて活魚が泳ぎ出してしまう事態を防ぐことができる。
また、運搬中のトラックが急発進又は急制動したとしても、支持材が一方の端によらないので、収容した活魚が圧迫されて傷がつくこと或いは死ぬのを防止できる。
有孔部材としては、収容した氷の氷融け水が好ましくは有孔部材内に溜まることなく、運搬用容器内の海水等に滴り落ちるように孔を設けてあるものでよい。例えば、棚や箱の底部に氷が落ちない程度の小さい孔を開けたもの、又は多孔不織布等からなる袋体などである。
取り付け方としては、例えば、棚や箱に脚をつけて運搬用容器内に設置する方法、棚や箱に係止具を設けて容器の側壁上部間に架け渡す方法、袋体に紐を付けて、これを側壁上部等に固定し袋体を吊り下げる方法等がある。有孔部材は運搬中に動いて活魚等に接触し、活魚等を傷つけないように固定することが好ましい。
折り返された活魚収容面材を該容器中に垂れ下げ、一対の支持材を容器の対向する側壁
上部上に架け渡すこと、
前記活魚収容面材の折り返し部に活魚又は活海老を、該面材の垂れ下がり部とこれに対向する垂れ下がり部との間に挟まれるように収容すること、
該容器中の水面の高さを、収容された活魚又は活海老がほぼ水中に没する高さに調節すること、並びに
必要により、該支持材を固定部材で固定すること
を含む活魚運搬方法に関する。
容器内の海水又は真水を氷或いは恒温冷却器等によって活魚が弱らない程度に低温に維持することで、魚の体温を低下させて活動を鈍らし、泳ぎ回れないようにすると、活魚等に傷がつきにくいばかりか水中の酸素の消費も抑えられて好ましい。
特に、氷を入れた有孔部材を併用することで、恒温冷却器等を用いずとも長時間の間、水温を当初の水温のまま一定に保つことができるので、例えば電子機器等の使用が好ましくない航空便での活魚等を運搬する方法として好適である。
活魚運搬用具は、魚の大きさにかかわらず、運搬用容器の大きさに合わせて予め準備すればよい。そのため、魚の大きさごとに区分けされた運搬ケースを製造し準備する方法と比べて、手間と時間が掛からず、広い用具収納場所を必要としない。
本実施例は、図1に示される活魚運搬用具1に関する。
活魚収容面材3として、ポリエチレン樹脂及びレーヨン樹脂を混成してスパンボンド溶融法にて作製した35cm×50cmの長方形の不織布を使用し、その短手の両端部を夫々2.5cmの長さだけ折り返し、その折り返された端部を不織布の生地にミシンで縫い合わせて筒状の支持部4を作製した。この支持部4、4に、直径1cm、長さ41cmのポリプロピレン製の管状の支持材2、2を挿通して、活魚運搬用具1を作製した(図1)。
本実施例は、図2及び図3に示す活魚運搬装置5aに関する。
活魚の運搬用容器6として、内径の長さ50cm、幅38cm、高さ25cmで厚みが5cmの発泡スチロール製容器を準備した。この運搬用容器6の対向する側壁上面の内縁をカッターで切り取り、長さ1.5cm、幅2cm、深さ1cmの嵌め凹部7を2組み設けた。この嵌め凹部7に、実施例1で作製した活魚運搬用具1の一対の支持材2、2を嵌め込むことで、一対の支持材2、2から垂れ下がり、中央で折り返された活魚収容面材3を運搬用容器6内に備えた活魚運搬装置5aを作製した(図2)。
本実施例は、図4及び図5に示す活魚運搬装置5bに関する。
まず、係止具13を両側に設けた箱型容器からなる有孔部材11を、ポリプロピレン樹脂の成形加工により製造した(図4及び図5参照)。箱型容器としては、底部に一辺が1cmの正方形の多数の孔12を有し、上部が開口した長さ15cm、幅10cm、深さ6cmのものを使用した。
そして、実施例2の活魚運搬装置5aの対向する側壁上部間に上記の有孔部材11を取り付けて、活魚運搬装置5bを作製した(図4)。
本実施例は、実施例2の活魚運搬装置5aを使用した活魚の運搬方法に関する。
活魚の運搬用容器6に半分程度の深さまで海水を注ぎいれ、酸素ガスを封入した氷8を1kg加えた。活魚運搬用具1の一方の支持材2を嵌め凹部7に嵌め込み、折り返された活魚収容面材3を一対の支持材2、2から運搬用容器6内に垂れ下げ、この活魚収容面材3の折り返し部に活きた活魚のキチジ9を収容し、他方の支持材2を嵌め凹部7に嵌め込んで固定した。同様に、もう一匹のキチジ9を収容した。そして、キチジ9の背部が僅かに水中から出る程度まで海水を注ぎ足した(図3)。これにより、キチジ9は腹部、側部及び背部が活魚収容面材3と接し、背部が僅かに水中から出ている状態に収容され、殆ど動かなくなった。そして、活魚運搬装置5aに蓋(図示せず)をして、容器と蓋の接合部をOPPテープで巻いて固定し、トラックのコンテナに積んで、約24時間の間運搬した。
運搬後、活魚運搬装置5aの蓋を開けたところ、キチジ9に鱗のはがれや鰭の傷などは生じてなかった。次いで、嵌め凹部7に嵌め込んだ活魚運搬用具1の一対の支持材2、2を持って運搬用容器6から取り出し(図6)、そのまま運搬先の水槽に移したところ、キチジ9に鱗のはがれや鰭の傷などつけることなく移すことができ、キチジ9は元気に泳ぎ回った。
また、運搬後の運搬用容器6内の海水中に酸素ガスを封入した氷8は残っていた。さらに24時間の間、運搬用容器6に蓋をして置いておいたところ、活魚運搬用容器6内の海水中に僅かに酸素ガスを封入した氷8が融けきらずに残っていた。
本実施例は、実施例3の活魚運搬装置5bを使用した活魚の運搬方法に関する。
活魚の運搬用容器6に半分程度の深さまで5℃に冷却した海水を注ぎいれた。活魚運搬用具1の一方の支持材2を嵌め凹部7に嵌め込み、折り返された活魚収容面材3を支持材2、2から容器内に垂れ下げ、この活魚収容面材3の折り返し部に活魚の鯵10を収容し、他方の支持材2を嵌め凹部7に嵌め込んで固定した。同様に、もう一匹の鯵10を収容した。そして、鯵10の背部が僅かに水中から出る程度まで海水を注ぎ足し、取り付けられた有孔部材11に酸素ガスを封入した氷8を1kg収容した(図5)。これにより、鯵10は腹部、側部及び背部が活魚収容面材3と接し、背部が僅かに水中から出ている状態に収容され、殆ど動かなくなった。そして、活魚運搬装置5bに蓋(図示せず)をして、容器と蓋の接合部をOPPテープで巻いて固定し、トラックのコンテナに積んで、約24時間の間運搬した。
運搬後、活魚運搬装置5bの蓋を開けたところ、鯵10に鱗のはがれや鰭の傷などは生じてなかった。次いで、嵌め凹部7に嵌め込んだ活魚運搬用具1の一対の支持材2、2を持って運搬用容器6から取り出し(図6)、そのまま運搬先の水槽に移したところ、鯵10に鱗のはがれや鰭の傷などつけることなく移すことができ、鯵10は元気に泳ぎ回った。
また、運搬後の運搬用容器6内の有孔部材11に酸素ガスを封入した氷8は残っており、海水の温度は約5℃に保たれていた。さらに24時間の間、この運搬用容器6に蓋をして置いておいたところ、有孔部材11に収容した酸素ガスを封入した氷8は十分に残っており、活魚収容容器6内の海水の温度は約5℃に保たれていた。
5a、5b 活魚運搬装置、 6 運搬用容器、 7 嵌め凹部、
8 酸素ガスを封入した氷、 9、10 活魚、 11 有孔部材、
12 孔、 13 係止具、 14 運搬ケース、 15 仕切り板。
Claims (9)
- 運搬用容器と、
容器の対向する側壁上部間に架け渡された一対の支持材と、
面材の一方側を一方の支持材に取着して垂れ下げ、そして折り返し、面材の他方側を他方の支持材に取着して垂れ下げてなる活魚収容面材とを備えてなる、活魚運搬装置。 - さらに、一対の支持材を容器の側壁上部上に固定する固定部材を備えてなる、請求項1に記載の活魚運搬装置。
- 容器の対向する側壁上部に、支持材の端部を嵌め入れて一対の支持材を支える嵌め凹部を形成してなる、請求項1記載の活魚運搬装置。
- 前記活魚収容面材がポリオレフィン繊維とレーヨン繊維を混成した不織布であることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の活魚運搬装置。
- さらに、前記活魚収容面材は、その折り返し部の左右の側方のうち少なくとも一方が収容された活魚又は活海老の脱出を防止するように閉じられていることを特徴とする、請求項1乃至3の何れか1項に記載の活魚運搬装置。
- さらに、運搬用容器の内側上部に、棚、箱又は袋体からなる氷を収容するための有孔部材を取り付けてなる、請求項1に記載の活魚運搬装置。
- 請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の活魚運搬装置を用いた活魚又は活海老の運搬方法であって、
運搬用容器に海水、真水、氷入りの海水又は氷入り真水をいれること、必要により氷を有孔部材に収容すること、
折り返された活魚収容面材を該容器中に垂れ下げ、一対の支持材を容器の対向する側壁上部上に架け渡すこと、
前記活魚収容面材の折り返し部に活魚又は活海老を、該面材の垂れ下がり部とこれに対向する垂れ下がり部との間に挟まれるように収容すること、
該容器中の水面の高さを、収容された活魚又は活海老が水中に没する高さに調節すること、並びに
必要により、該支持材を固定部材で固定すること
を含む方法。 - 前記氷が酸素ガスを封入した氷であることを特徴とする、請求項7に記載の運搬方法。
- 請求項1、請求項4又は請求項5の何れか1項に記載の、活魚収容面材と一対の支持材とからなる、活魚運搬用具。
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