JP2012252104A - 偏光モジュール及び画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】環境耐性の高い偏光モジュール及び画像表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 偏光板1と、偏光板1上に配置され、偏光板1の偏光軸に対して、光学軸が45度傾くように配置された複数の第1の1/4波長板2とを含んで偏光モジュール100を構成する。また、この偏光板上1に配置され、偏光板1の偏光軸に対して、第1の1/4波長板2の光学軸とは反対方向に光学軸が45度傾くように配置された複数の第2の1/4波長板3を含んで偏光モジュール100を構成する。さらに、複数の第1及び第2の1/4波長板上に配置され、光学的等方性を有する透明な樹脂板4を含んで偏光モジュール100を構成する。また、右目用の画像を表示する第1の画素領域と、左目用の画像を表示する第2の画素領域と、を有する表示パネル10上に、上述の偏光モジュール100を配置することにより画像表示装置400を構成する。
【選択図】図1

Description

本技術は、立体画像を表示するための偏光モジュール、及び、これを用いた画像表示装置に関する。
近年、立体画像を提供する画像表示装置の開発が進められている。こうした画像表示装置では、右目と左目との間の視差に対応した画像がそれぞれ表示される。観察者は、例えばこの右目用の画像からの光を選択透過するフィルタと、左目用の画像からの光を選択透過するフィルタとが、右目用レンズ、及び、左目用レンズにそれぞれ設けられたメガネをかけることで、立体画像を視認することができる。
例えば、右目用の画像及び左目用の画像は、上述のフィルタ等によってどちらか一方を選択可能にするために、偏光方向が互いに異なる光によってそれぞれ表示される(例えば下記特許文献1参照)。
例えば、下記特許文献1では、偏光方向が互いに90度異なる2種類の直線偏光を用いることにより、右目用の画像と左目用の画像を分けることが開示されている。
すなわち、液晶パネルからの光は、まず偏光板によって直線偏光に変換される。次いで、直線偏光とされた光のうち、例えば右目用の画像の光は、位相差フィルムを透過することにより偏光方向が90度回転される。一方で、左目用の画像の光は、位相差フィルムを透過しないので、偏光方向は変化しない。これにより、互いに90度偏光方向が異なる右目用の画像の光と左目用の画像の光とが、観察者に提供される。
また、観察者は、右目用の直線偏光のみを透過する偏光フィルタと、左目用の直線偏光のみを透過する偏光フィルタとが、それぞれ右目用レンズ及び左目用レンズに配置されたメガネをかけることで、立体画像を視認する。
また、下記特許文献2では、この位相差フィルム(波長板フィルタ)を、液晶表示部の画素の1水平ラインおきに、帯状に配置することが開示されている。
特開2004−109528号公報 特開2005−173033号公報
このように、立体画像を提供する画像表示装置では、右目用の光と左目用の光とを分けて出射するために、従来の2次元画像表示装置と比べて、例えば上述の偏光板や位相差フィルムのように、新たな部材を設けることが必要である。
こうした部材は、画像表示装置の画像表示面側に配置されるので、周囲環境に対する高い耐性が求められる。
上述のような点を鑑みて、本技術は、環境耐性の高い偏光モジュール及び画像表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本技術の偏光モジュールは、偏光板と、偏光板上に配置され、偏光板の偏光軸に対して、光学軸が45度傾くように配置された複数の第1の1/4波長板を含む。
また、本技術の偏光モジュールは、偏光板上に配置され、偏光板の偏光軸に対して、第1の1/4波長板の光学軸とは反対方向に光学軸が45度傾くように配置された複数の第2の1/4波長板を含む。
さらに、本技術の偏光モジュールは、複数の第1の1/4波長板及び複数の第2の1/4波長板上に配置され、光学的等方性を有する透明な樹脂板を含む。
また、本技術の画像表示装置は、右目用の画像を表示する第1の画素領域と、左目用の画像を表示する第2の画素領域と、を有する表示パネルと、この表示パネル上に配置された上述の偏光モジュールとを含む。
さらに、このとき、第1の1/4波長板は、表示パネルの第1の画素領域に対向して配置され、第2の1/4波長板は、表示パネルの第2の画素領域に対向して配置される。
本技術の偏光モジュール及び画像表示装置によれば、第1の1/4波長板と第2の1/4波長板とが、光学的等方性を有する透明な樹脂板によって覆われる。このため、右目用及び左目用の偏光に影響を与えることなく、第1の1/4波長板と第2の1/4波長板とを保護することができる。
本技術の偏光モジュール及び画像表示装置によれば、環境耐性を向上させることができる。
図1A、図1B、図1Cは、本技術の第1の実施形態に係る偏光モジュールの構成を示す概略構成図である。 本技術の第1の実施形態に係る偏光モジュールと表示パネルを示す図である。 複数の樹脂板を継ぎ合わせて構成した偏光モジュールを示す図である。 図4A、図4B、図4Cは、第2の実施の形態に係る偏光モジュールの構成を示す図である。 図5A、図5B、図5Cは、第3の実施の形態に係る偏光モジュールの構成を示す図である。 第4の実施の形態に係る画像表示装置を示す斜視図である。
以下、本技術を実施するための形態の例を説明するが、本技術は以下の例に限定されるものではない。
説明は以下の順で行う。
1.第1の実施形態(一次元方向に波長板を配列する例)
2.第2の実施形態(二次元方向に波長板を配列する例)
3.第3の実施形態(複合板を形成する例)
4.第4の実施形態(画像表示装置の例)
1.第1の実施形態(一次元方向に波長板を配列する例)
図1A〜図1Cは、第1の実施形態に係る偏光モジュール100の構成を示す概略構成図である。図1Aは、偏光モジュール100を、一方の主面に垂直な方向(Z軸方向)から見た図であり、図1Bは、偏光モジュール100をY軸方向から見た図である。また、図1Cは、偏光モジュール100をX軸方向から見た図である。
本実施形態の偏光モジュール100は、偏光板1と、偏光板1の一方の主面上に配置された複数の第1の波長板2(第1の1/4波長板)及び第2の波長板3(第2の1/4波長板)と、複数の第1の波長板2及び第2の波長板3上に配置された樹脂板4とを備える。
偏光板1は、所定の偏光方向の光のみを透過させるものであれば、特に限定するものではない。例えば、画像表示装置に用いられる代表的な偏光板は、ヨウ素や二色性色素等の二色性物質を含有し、ポリビニールアルコール(PVA)を主成分とする樹脂を一軸延伸したフィルムと、このフィルムの両面に張り合わせた保護膜とによって構成される。本実施形態の偏光板1は、これと同様の構成であってよい。
偏光板1の一方の主面上には、複数の第1の波長板2と複数の第2の波長板3とが配置される。第1の波長板2及び第2の波長板3は、偏光板1に対して接着層5により固着される。この接着層5は、例えば光学接着剤、紫外線硬化樹脂、光学弾性樹脂、光学粘着テープ等によって構成される。
第1の波長板2及び第2の波長板3には、同一の1/4波長板を用いることができる。
ただし、第1の波長板2は、その光学軸が、偏光板1の偏光軸に対して例えば+45°傾けて配置されるのに対し、第2の波長板3は、その光学軸が、偏光板1の偏光軸に対して−45°傾けて配置される。すなわち、第2の波長板3の光学軸は、偏光板1の偏光軸に対し、第1の波長板2の光学軸とは逆方向に45°傾けて配置される。
したがって、第1の波長板2の表裏をひっくり返して偏光板1上に配置したものが第2の波長板3である。
また、隣り合う第1の波長板2と第2の波長板3との間の隙間は、極力設けないようにすることが好ましい。例えば、ここに隙間が開いていると、樹脂板4と偏光板1の間には空気層が存在することになる。すると、樹脂板4と空気層との界面、及び、空気層と偏光板1との界面において反射が生じやすくなり、反射された光が別の像を形成する(映りこみ)恐れがあるためである。
図1Aに示すように、第1の波長板2及び第2の波長板3は、それぞれ長方形の主面を有し、その短辺方向に第1の波長板2と第2の波長板3とが交互に配列される。
また、複数の第1の波長板2と第2の波長板3上には、光透過性を有する透明な樹脂板4が配設される。この樹脂板4は、光学的等方性を有していることが好ましい。これにより、第1の波長板2及び第2の波長板3をそれぞれ透過した偏光に影響を与えることなく、第1の波長板2及び第2の波長板3を保護することができる。
光学的等方性を有する樹脂板4の材料としては、例えばポリメチルメタクリレート(PMMA)等が挙げられる。こうした樹脂板4は、例えばガラス板等に比べて軽く、かつ割れにくいので、大画面の表示パネルに偏光モジュール100を取り付ける場合において特に有効である。
この樹脂板4は、第1の波長板2及び第2の波長板3に対して接着層6により固着される。接着層6には、接着層5と同じものを用いてよい。複数の第1の波長板2及び複数の第2の波長板3上に樹脂板4を配設することにより、偏光モジュール100の表面を平坦化することができる。
図2に示すように、この偏光モジュール100は、表示パネル10の画像表示面側に重ねて取り付けられる。このとき、偏光モジュール100は、表示パネル10に対して偏光板1側を重ねて配置される。表示パネル10から発せられた光は、矢印A1に示すように、偏光モジュール100を透過して、観察者の目に届く。
表示パネル10の画像表示面には、例えばR(red),G(green),B(blue)の3原色の画素11がマトリクス状に配設されている。この画素11は、例えば液晶表示画素であってもよいし、大面積の表示画面を構成する場合には、LED(Light Emitting Diode)や有機EL(Organic Electro-Luminescence)等の自発光素子であってもよい。
また、これらの画素11のうち、例えば列R1〜R4に示す第1の画素領域に配列された画素は、右目用の画像を表示し、また、列L1〜L4に示す第2の画素領域に配列された画素は、左目用の画像を表示する。
表示パネル10上に偏光モジュール100を重ねることにより、列R1〜列R4の第1の画素領域上には、例えば第1の波長板2が配置され、列L1〜L4の第2の画素領域上には、例えば第2の波長板3が配置される。
なお、図1A〜図1C及び図2では、偏光モジュール100と表示パネル10とを模式的に表してあり、第1の波長板2、第2の波長板3、画素11等の各種構成部材のサイズ、配置数等は適宜変更される。
列R1〜R4の第1の画素領域に配置された画素から発せられた光は、偏光モジュール100の偏光板1を透過することにより直線偏光となり、その後、その直線偏光は第1の波長板2に入射する。第1の波長板2の光学軸は、偏光板1の偏光軸に対して45°傾いているので、第1の波長板2を透過した光は、円偏光となる。
また、列L1〜L4の第2の画素領域に配置された画素から発せられた光は、偏光板1を透過することにより直線偏光となり、その後、その直線偏光は第2の波長板3に入射する。第2の波長板3の光学軸は、偏光板1の偏光軸に対して、第1の波長板2の光学軸とは逆方向に45°傾いているので、第2の波長板3を透過した光は、第1の波長板2を透過した光とは回転方向が逆の円偏光となる。
このように、列R1〜R4の第1の画素領域に配置された画素から発せられた光と、列L1〜L4の第2の画素領域に配置された画素から発せられた光とは、偏光モジュール100を透過することにより、回転方向が互いに逆の円偏光となる。
観察者は、列L1〜L4の画素領域からの円偏光を透過する円偏光フィルタが左目用レンズに対して配置され、列R1〜R4の画素領域からの円偏光を透過する円偏光フィルタが右目用レンズに対して配置されたメガネをかけることにより、立体画像を視認できる。
従来、例えば画素がLEDによって構成されるような、大画面の表示装置に立体画像を表示させる場合には、LEDの配置に合わせて網目状に形成した金属枠または樹脂枠等に1/4波長板を一つずつ貼り合わせていた。このため、金属枠または樹脂枠に貼り付けられた複数の偏光板を同一平面上に配列するのが困難であり、表示装置表面の平面性の確保に難点があった。
これに対して、本実施形態では、複数の第1の波長板2及び第3の波長板3上を一枚の樹脂板4により覆っているため、偏光モジュール100の表面を平坦化することが可能となる。
また、樹脂板4の表面には、例えば反射防止膜、紫外線カット膜、ハードコート膜等の機能性膜を形成してもよい。なお、反射防止膜は、偏光板1の樹脂板4とは反対側の主面に設けることが好ましい。例えば、偏光モジュール100を表示パネル等に取り付けた際には、偏光板1と表示パネルとの間にエアギャップが生じる。すると、偏光板1と空気との界面において反射が生じやすくなるため、上述の位置に反射防止膜を設けることが望ましい。なお、上述のエアギャップを光学接着剤によって埋める場合には、反射防止膜を設けなくてもよい。
また、樹脂板4の成型時において、予め微細な凹凸形状を樹脂板4の表面に形成することにより防眩処理を施してもよい。
樹脂板4を偏光モジュール100の表面に設けることによって、上述のような各種表面加工を容易に施すことが可能となる。特に、紫外線カット機能を樹脂板4に付与することで、比較的紫外線に弱い第1の波長板2及び第2の波長板3(1/4波長板)を保護することができるので好ましい。また、樹脂板4内に紫外線カット剤を含有させることも可能である。
また、大画面の表示パネル用に偏光モジュールを構成する場合には、複数枚の樹脂板を継ぎ合わせてもよい。図3は、複数枚の樹脂板4aを継ぎ合わせることにより構成した偏光モジュール110の概略構成図である。
図3に示すように、画素のピッチをp、表示パネルの光源を点光源7とし、その視野角をθとすると、樹脂板4aの第1及び第2の波長板2a,2bとは反対側の表面から点光源7までの長さdは下記式1を満たすことが好ましい。

0.8(mm)<d<Xtan((π−θ)/2)(mm) ・・・(1)
(X=p/2)
樹脂板4の厚さdがxtan((π−θ)/2)以上になると、視野角θ内における画素(点光源7)からの光が樹脂板4の継ぎ目8に入射する恐れがある。
継ぎ目8に入射した光が継ぎ目8によって散乱または反射されると、継ぎ目8に入射する直前の光の進行方向からは、画像を視認することが困難となる。このため、樹脂板4の厚さdは、xtan((π−θ)/2)より薄くすることが好ましい。
また、樹脂板4の厚さを薄くしすぎると、樹脂板4はフィルム状となり硬度が不足する。このため、第1の波長板2及び第2波長板3上に樹脂板4を配置しても、偏光モジュール100の平面性及び強度を確保することが困難となる。したがって、樹脂板4の厚さは、少なくとも0.8mmよりも厚くすることが好ましい。
また、本実施形態の偏光モジュール100では、図1A〜図1Cに示すように、全ての第1の波長板2と第2の波長板3とが、一枚の偏光板1上に配置される。
例えば、複数の第1の波長板及び第2の波長板に対して、第1の波長板及び第2の波長板と同じ形状の複数の偏光板を一つずつ貼り合わせると、偏光板のエッジ部の面積の合計は大きくなる。このため偏光板のエッジ部からの劣化が生じやすくなる。
例えば、一般的な偏光板を構成する樹脂材料の一つにポリビニルアルコールがあるが、ポリビニルアルコールは親水性が非常に強い。このため、偏光板のエッジ部の面積の合計が大きいと、例えば周囲の湿度が高い場合には、偏光板のエッジ部からビニルアルコールが水滴等に溶出し、偏光板が劣化する恐れがある。
これに対し、本実施形態の偏光モジュール100では、全ての第1の波長板2及び第2の波長板3が一枚の偏光板1上に配置されている。これにより、偏光板1のエッジ部の面積を小さくすることができるので、エッジ部から例えばポリビニルアルコール等の水溶性成分が水分に対し溶出することを抑制できる。このため、湿気に対する耐性を高めることが可能である。
また、一枚の偏光板1によって偏光モジュール100を構成することにより、偏光モジュール100の表面を平坦化することが可能であり、また、偏光モジュール100の機械的強度を向上させることができる。
2.第2の実施形態(二次元方向に波長板を配列する例)
波長板の外形や配置パターンは、表示パネルの右目用の画素及び左目用の画素の配列に対応して、適宜変更してよい。
例えば、ここでは、第1の波長板及び第2の波長板をマトリクス状(市松模様状)に配置する場合について説明する。
図4A〜図4Cは、第2の実施形態に係る偏光モジュール200の構成を示す概略構成図である。図4Aは、偏光モジュール200を、一方の主面に垂直な方向(Z軸方向)から見た図であり、図4Bは、偏光モジュール200をY軸方向から見た図である。また、図4Cは、偏光モジュール200をX軸方向から見た図である。
なお、第1の実施形態(図1参照)と対応する部位には同一符号を付し、重複した説明を避ける。
本実施形態の偏光モジュール200は、一枚の偏光板1と、第1の波長板2aと、第2の波長板3aと、樹脂板4とを備える。これらの構成、及びこれらを接着する接着層5,6の構成は、基本的に第1の実施形態において示した偏光板1、第1の波長板2、第2の波長板3、樹脂板4とそれぞれ同様であってよい。ただし、本実施形態では、第1の波長板2a及び第2の波長板3aの外形と、第1の波長板a2及び第2の波長板3aの配列とが第1の実施形態のそれらと異なる。
例えば、第1の波長板2a及び第2の波長板3aは、光の出射方向(Z軸方向)から見た外形が正方形とされている。また、第1の波長板2aと第2の波長板3aとは、偏光板1の面内方向において、互いに直交する二軸方向(図4中X軸方向及びY軸方向)に交互に配置される。
このような偏光モジュール200は、左目用の画像を表示する画素領域と、右目用の画像を表示する画素領域とが、第1の波長板2a及び第2の波長板3aと同様に市松模様状に配列された表示パネルに取り付けられる。一つの第1の波長板2a及び第2の波長板3aのそれぞれに対して、何個の画素を割り当てるかは、適宜設定してよい。また、表示パネルのそれぞれの画素領域の大きさに応じて、第1の波長板2a及び第2の波長板3aのサイズが決定される。
本実施形態の偏光モジュール200においても、全ての第1の波長板2aと第2の波長板3aとが一枚の偏光板1上に配置される。これにより、偏光板1のエッジ部の面積を小さくすることができるので、偏光モジュール200の耐湿性能を向上させることができる。
また、その他の効果についても、第1の実施の形態と同様である。
3.第3の実施形態(複合板を形成する例)
図5A〜図5Cは、第3の実施形態に係る偏光モジュール300の構成を示す概略構成図である。図5Aは、偏光モジュール300を、一方の主面に垂直な方向(Z軸方向)から見た図であり、図5Bは、偏光モジュール300をY軸方向から見た図である。また、図5Cは、偏光モジュール300をX軸方向から見た図である。
なお、第1の実施形態(図1参照)と対応する部位には同一符号を付し、重複した説明を避ける。
本実施形態の偏光モジュール300は、樹脂板4上にポリカーボネートで形成された補強板9を配設しているところが第1の実施の形態(図1参照)と異なる。その他の構成については、第1の実施の形態と同様である。
例えば、屋外の表示パネルに対して偏光モジュールを取り付ける場合等には、偏光モジュールができるだけ高い耐衝撃性を有していることが望ましい。本実施形態のように、樹脂板4上にポリカーボネートからなる補強板9を配設し、複数種の板による複合板を形成することで、偏光モジュール300の耐衝撃性を向上させることができる。
ただし、補強板9は、樹脂板4に対して表示パネルからの光の入射側、すなわち、第1の波長板2及び第2の波長板3と、樹脂板4との間に配置される。
例えば、樹脂板4に対して表示パネルからの光の出射側に補強板9を配置すると、樹脂板4及び補強板9の複合板には異方性が生じ、透過する光の偏光方向に影響を及ぼしてしまう。これに対して、第1の波長板2及び第2の波長板3と、樹脂板4との間に補強板9を配置した場合には、樹脂板4及び補強板9の複合板に等方性を確保することが可能であり、透過する光の偏光方向に影響を与えるのを抑制することができる。
なお、補強板9は、例えば光学接着剤、紫外線硬化樹脂、光学弾性樹脂、光学粘着テープ等によって樹脂板4、第1の波長板2及び第2の波長板3に固着される。
本実施形態の偏光モジュール300のその他の構成による効果は、第1の実施形態と同じである。
また、第2の実施の形態(図4参照)においても、第1の波長板2及び第2の波長板3と、樹脂板4との間に補強板9を配置することで、本実施形態と同じ効果を得ることが可能である。
4.第4の実施形態(画像表示装置の例)
図6は、第4の実施形態に係る画像表示装置400を示す斜視図である。本実施形態の画像表示装置400には、その画像表示部31上に、偏光モジュール32が配設されている。
画像表示部31は、例えば第1の実施の形態において示した表示パネル10(図2参照)によって構成される。例えば、画像表示部31では、複数の走査線と、走査線に直交する方向に配設される複数の信号線の交差毎に一つの画素エリアが割り当てられる。また、一つの画素毎に、画素を駆動する例えば半導体装置が配設される。
例えば走査線は、図示しない走査線駆動回路に接続され、走査線駆動回路からのパルス電圧によって半導体装置をオン状態にする。
半導体装置がオン状態になると、輝度情報に応じた映像信号が、信号駆動回路から発光素子に供給される。発光素子が、この映像信号の電流値に応じた輝度で発光することにより、画像が表示される。
また、表示パネル10の右目用の画像を表示する画素領域及び左目用の画像を表示する画素領域における発光素子には、それぞれ右目用の画像及び左目用の画像に対応した映像信号が信号駆動回路より供給される。
偏光モジュール32には、例えば第1〜第3の実施形態(図1,図4,図5参照)において示した偏光モジュール100,200,300のいずれかが用いられる。
偏光モジュール100,200,300は、既述のように、第1の波長板2及び第2の波長板3上に一枚の樹脂板4を配置しているので、表面の平面性が確保されるとともに、第1の波長板2及び第2の波長板3を保護することができる。本実施形態の画像表示装置400では、こうした偏光モジュール100,200,300のいずれかを用いているので、環境耐性を向上させることが可能であり、高品質な立体画像を提供することができる。
以上、偏光モジュール及び画像表示装置の実施形態について説明した。本技術は上記実施形態にとらわれることなく、特許請求の範囲に記載した本技術の要旨を逸脱しない限りにおいて、考えられる種々の形態を含むものである。
また、本技術は、以下のような構成を取ることもできる。
(1)
偏光板と、
前記偏光板上に配置され、前記偏光板の偏光軸に対して、光学軸が45度傾くように配置された複数の第1の1/4波長板と、
前記偏光板上に配置され、前記偏光板の偏光軸に対して、前記第1の1/4波長板の前記光学軸とは反対方向に光学軸が45度傾くように配置された複数の第2の1/4波長板と、
前記複数の第2の1/4波長板上に配置され、光学的等方性を有する透明な樹脂板と、
を含む
偏光モジュール。
(2)
前記樹脂板は、PMMAで形成されている
(1)に記載の偏光モジュール。
(3)
前記複数の第1の1/4波長板及び前記複数の第2の1/4波長板と、前記樹脂板との間に、ポリカーボネートで形成した補強板を備える
(1)または(2)に記載の偏光モジュール。
(4)
前記偏光板側の前記樹脂板側とは反対側の表面に取り付けられる表示パネルの画素のピッチの1/2の値をx、前記画素の視野角をθ、前記表示パネルの光源を点光源とすると、前記樹脂板の前記第1及び第2の1/4波長板とは反対側の表面から前記点光源までの長さdは、0.8(mm)<d<xtan((π−θ)/2)(mm)を満たす
(1)〜(3)に記載の偏光モジュール。
(5)
前記複数の第1の1/4波長板及び前記複数の第2の1/4波長板は、一枚の前記偏光板上に配置される(1)〜(4)に記載の偏光モジュール。
(6)
右目用の画像を表示する第1の画素領域と、左目用の画像を表示する第2の画素領域と、を有する表示パネルと、
前記表示パネル上に配置され、偏光板と、前記偏光板上に配置され、前記偏光板の偏光軸に対して、光学軸が45度傾くように配置された複数の第1の1/4波長板と、前記偏光板上に配置され、前記偏光板の偏光軸に対して、前記第1の1/4波長板の前記光学軸とは反対方向に光学軸が45度傾くように配置された複数の第2の1/4波長板と、前記複数の第1の1/4波長板及び前記複数の第2の1/4波長板上に配置され、光学的等方性を有する透明な樹脂板と、を含み、前記偏光板の前記樹脂板側とは反対側の表面に前記表示パネルが取り付けられ、前記複数の第1の1/4波長板が、前記表示パネルの前記第1の画素領域と対向して配置され、前記複数の第2の1/4波長板が、前記表示パネルの前記第2の画素領域と対向して配置される偏光モジュールと、
を含む
画像表示装置。
(7)
前記画素は、LEDまたは有機EL等の自発光素子により構成される(6)に記載の画像表示装置。
1・・・偏光板、2,2a・・・第1の波長板、3,3a・・・第2の波長板、4・・・樹脂板、5・・・接着層、6・・・接着層、7・・・画素、8・・・継ぎ目、9・・・補強板、10・・・表示パネル、11・・・画素、31・・・画像表示部、32,100,200,300・・・偏光モジュール、400・・・画像表示装置

Claims (7)

  1. 偏光板と、
    前記偏光板上に配置され、前記偏光板の偏光軸に対して、光学軸が45度傾くように配置された複数の第1の1/4波長板と、
    前記偏光板上に配置され、前記偏光板の偏光軸に対して、前記第1の1/4波長板の前記光学軸とは反対方向に光学軸が45度傾くように配置された複数の第2の1/4波長板と、
    前記複数の第1の1/4波長板及び前記複数の第2の1/4波長板上に配置され、光学的等方性を有する透明な樹脂板と、
    を含む
    偏光モジュール。
  2. 前記樹脂板は、PMMAで形成されている請求項1に記載の偏光モジュール。
  3. 前記複数の第1の1/4波長板及び前記複数の第2の1/4波長板と、前記樹脂板との間に、ポリカーボネートで形成された補強板を備える請求項2に記載の偏光モジュール。
  4. 前記偏光板側の前記樹脂板側とは反対側の表面に取り付けられる表示パネルの画素のピッチの1/2の値をx、前記画素の視野角をθ、前記表示パネルの光源を点光源とすると、前記樹脂板の前記第1及び第2の1/4波長板とは反対側の表面から前記点光源までの長さdは、0.8(mm)<d<xtan((π−θ)/2)(mm)を満たす請求項3に記載の偏光モジュール。
  5. 前記複数の第1の1/4波長板及び前記複数の第2の1/4波長板は、一枚の前記偏光板上に配置される請求項4に記載の偏光モジュール。
  6. 右目用の画像を表示する第1の画素領域と、左目用の画像を表示する第2の画素領域と、を有する表示パネルと、
    前記表示パネル上に配置され、偏光板と、前記偏光板上に配置され、前記偏光板の偏光軸に対して、光学軸が45度傾くように配置された複数の第1の1/4波長板と、前記偏光板上に配置され、前記偏光板の偏光軸に対して、前記第1の1/4波長板の前記光学軸とは反対方向に光学軸が45度傾くように配置された複数の第2の1/4波長板と、前記複数の第1の1/4波長板及び前記複数の第2の1/4波長板上に配置され、光学的等方性を有する透明な樹脂板と、を含み、前記偏光板の前記樹脂板側とは反対側の表面に前記表示パネルが取り付けられ、前記複数の第1の1/4波長板が、前記表示パネルの前記第1の画素領域と対向して配置され、前記複数の第2の1/4波長板が、前記表示パネルの前記第2の画素領域と対向して配置される偏光モジュールと、
    を含む
    画像表示装置。
  7. 前記画素は、LEDまたは有機EL等の自発光素子により構成される請求項6に記載の画像表示装置。
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