JP2012249719A - 電動歯ブラシ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電動歯ブラシ1は、電池29を収容する本体ケース22と、ブラシ毛61が植えられた植毛部分62を有するアタッチメント60とを有する。本体ケース22は、アタッチメント60を取り付けるための取付軸32を有する。この取付軸32のうちのアタッチメント60に覆われる部分には、光源27が設けられている。
【選択図】図3
Description
この電動歯ブラシの本体部材の内部には、歯の清掃時に口腔内を照らすための光源が設けられている。
・本発明の電動歯ブラシは、電源を収容する本体部材と、ブラシ毛が植えられた植毛部分を有する清掃部材とを備え、前記本体部材への前記清掃部材の取り付けおよび前記本体部材からの前記清掃部材の取り外しが可能であり、前記清掃部材を取り付けるための取付軸が前記本体部材に設けられていること、ならびに、前記取付軸のうちの前記清掃部材に覆われる部分に光源が設けられていることを特徴としている。
・この電動歯ブラシにおいては、前記光源が前記植毛部分に向けて光を照射することが好ましい。
・この電動歯ブラシにおいては、前記清掃部材を覆うキャップを含むこと、ならびに、前記ブラシ毛の中心軸および前記本体部材の中心軸と平行な断面を側断面とし、この側断面において前記本体部材の中心線に対して前記ブラシ毛の先端部分が含まれる側を本体前側とし、前記植毛部分のうちの前記ブラシ毛が設けられる面を植毛面としたとき、この植毛面が前記本体前側に設けられていることが好ましい。
電動歯ブラシ1は、使用者が自身または他人の歯を清掃するときに使用する歯ブラシ本体10と、使用者が歯ブラシ本体10を保管するときに歯ブラシ本体10に取り付けるキャップ90とを有する。
(A)歯ブラシ本体10の中心線(以下、「本体中心線C1」)に沿う方向を「高さ方向Y」とし、歯ブラシ本体10の正面視(図1(a))において高さ方向Yに直交する方向を「奥行方向Z」とし、歯ブラシ本体10の側面視(図1(b))において高さ方向Yに直交する方向を「幅方向X」とする。
(B)高さ方向Yにおいて、把持ケース21からアタッチメント60に向かう方向を「上方」とし、高さ方向Yにおいて上方とは反対の方向を「下方」とする。
(C)奥行方向Zにおいて、ブラシ毛61の根元部分から先端部分に向かう方向を「前方」とし、奥行方向Zにおいて前方とは反対の方向を「後方」とする。
(D)電動歯ブラシ1の任意の位置を基準として、高さ方向Yにおいて相対的に上方にある部分を「上側」とし、高さ方向Yにおいて相対的に下方にある部分を「下側」とする。
(E)電動歯ブラシ1の任意の位置を基準として、奥行方向Zにおいて相対的に前方にある部分を「前側」とし、奥行方向Zにおいて相対的に後方にある部分を「後側」とする。
(F)本体中心線C1およびブラシ毛61の中心線と平行な断面(図3)を「側断面」とする。
キャップ90は、図1のブラシ柄70の周囲を覆う円筒状の周壁91と、図1の植毛部分62の上方の部分を覆う半球状の上壁92とを有する。上壁92は、動物の頭部を模した形状を有する意匠部分として構成されている。
本体ケース22は、複数の部品が取り付けられたインナーケース40と、インナーケース40の一部を覆うアウターケース30とを有する。
(A)制御基板23は、高さ方向Yにおいて電池29よりも上側に設けられている。
(B)中継基板24は、高さ方向Yにおいて制御基板23よりも上側に設けられている。
(C)振動発生装置50は、高さ方向Yにおいて中継基板24の一部と重なり合う位置に設けられている。
(D)光源27は、高さ方向Yにおいて中継基板24および振動発生装置50よりも上側に設けられている。
(E)光源27は、奥行方向Zにおいて植毛面71Aよりも後側かつ頭背面71Bよりも前側に設けられている。
(F)光源27の頂部は、高さ方向Yにおいてカバー28の底面に対応する位置に設けられている。
(G)透光部材80は、高さ方向Yにおいて光源27よりも上側かつ植毛部分62よりも下側に設けられている。
(H)透光部材80の下端部分は、高さ方向Yにおいて取付軸32の上端部分の付近に設けられている。
側断面においてブラシ柄70の各部分を以下のように定義する。
(A)長手方向のブラシ毛61側の端部を「先端70A」とする。
(B)長手方向の本体装置20側の端部を「基端70B」とする。
(C)先端70Aから基端70Bまでの前面70Cに沿う長さを「前面長さV」とする。
(D)先端70Aから基端70Bまでの後面70Dに沿う長さを「後面長さW」とする。
(E)前側傾斜部分72Aのうちの外壁部分72と先端部分71との境界と光源27の上部との間に対応する部分を「上側傾斜部分72AU」とする。
(F)前側傾斜部分72Aのうちの振動発生装置50および光源27に対応する部分を「下側傾斜部分72AL」とする。
(G)後側傾斜部分72Bのうちの外壁部分72と先端部分71との境界と光源27の上部との間に対応する部分を「上側傾斜部分72BU」とする。
(H)後側傾斜部分72Bのうちの振動発生装置50および光源27に対応する部分を「下側傾斜部分72BL」とする。
側断面において、本体装置20の各部分を以下のように定義する。
(A)本体ケース22の外面のうちの前方の面を「前面22A」とする。
(B)本体ケース22の外面のうちの後方の面を「後面22B」とする。
(C)アウターケース30の外面のうちの前方の面を「前面30A」とする。
(D)アウターケース30の外面のうちの後方の面を「後面30B」とする。
(E)インナーケース40の外面のうちの前方の面を「前面40A」とする。
(F)インナーケース40の外面のうちの後方の面を「後面40B」とする。
(G)把持ケース21と対向する前面22Aの部分の長さを「前壁長さP」とする。
(H)把持ケース21と対向する後面22Bの部分の長さを「後壁長さQ」とする。
把持ケース21および本体ケース22の取付部分には、把持ケース21と本体ケース22との間をシールする把持側シール部材22Cが設けられている。把持側シール部材22Cは、インナーケース40に取り付けられている。また、高さ方向Yにおいて第1取付部分41よりも上側かつ把持ケース21の上端面よりも下側に取り付けられている。
図4(a)に示されるように、透光部材80は、図1のブラシ柄70の開口部分73に挿入される窓部分81と、ブラシ柄70に対する透光部材80の前方への移動を規制する外部抜止部分82と、ブラシ柄70に対する透光部材80の下方への移動を規制する内部抜止部分83とを有する。外部抜止部分82は、窓部分81の上端部分および下端部分に形成されている。
ブラシ柄70は、図4のフック83Aが引っ掛けられる嵌合部分74と、図4の嵌合部分85に嵌め込まれる突出部分75と、羽根部分84が挿入される平板状の挿入部分76とを有する。各挿入部分76は、奥行方向Zにおいて互いに離間している。
透光部材80は、次の手順によりブラシ柄70に取り付けられる。
(A)透光部材80をブラシ柄70の下端の開口部分から内部に挿入する。
(B)内部抜止部分83のフック83Aを嵌合部分74に引っ掛ける。
(C)嵌合部分85をブラシ柄70の突出部分75に嵌め込む。
(D)各羽根部分84をブラシ柄70の各挿入部分76に挿入する。
マイコン23Bの制御により光源27に電圧が加えられているとき、光源27から光が照射される。光源27から照射された光は、カバー28を介してブラシ柄70の内部を照らす。また、透光部材80を介して植毛部分62およびその付近を照らす。
マイコン23Bは、操作部材26の操作に応じて歯ブラシ本体10の動作を制御するモード制御と、電動モータ51の回転速度を調整する回転速度制御と、歯ブラシ本体10の動作時間を管理するタイマ制御とを行なう。
(A)電源がオフの状態において操作部材26を押し下げる操作が1回行なわれたとき、電源がオフの状態から第1動作モードを選択した状態に変更する。
(B)第1動作モードを選択した状態において操作部材26を押し下げる操作が1回行なわれたとき、動作モードを第1動作モードから第2動作モードに変更する。
(C)第2動作モードを選択した状態において操作部材26を押し下げる操作が1回行なわれたとき、第2動作モードを選択した状態から電源がオフの状態に変更する。
(A)電池29の電圧の測定値が基準電圧よりも高いとき、電動モータ51の駆動電圧と基準電圧との差に応じてデューティー比を小さくする。
(B)電池29の電圧の測定値が基準電圧よりも低いとき、電動モータ51の駆動電圧と基準電圧との差に応じてデューティー比を大きくする。
(C)電池29の電圧の測定値が基準電圧と等しいとき、デューティー比を維持する。
(A)電源がオフの状態から第1動作モードを選択した状態に変更したとき、第1動作モードを選択してからの経過時間(以下、「第1動作時間TA」)のカウントを開始する。そして、第1動作時間TAが判定時間TAX以上のとき、電源をオフにする。
(B)第1動作モードから第2動作モードに変更したとき、動作モードを変更してからの経過時間(以下、「第2動作時間TB」)のカウントを開始する。そして、第2動作時間TBが判定時間TBX以上のとき、電源をオフにする。
本実施形態の電動歯ブラシ1によれば以下の効果が得られる。
(1)電動歯ブラシ1においては、取付軸32に光源27が設けられている。この構成によれば、本体装置20においての光源27の位置が植毛部分62に近くなるため、植毛部分62をより明るくすることができる。
(3)電動歯ブラシ1においては、ブラシ柄70の前面70Cに透光部材80が設けられている。この構成によれば、上記(1)の効果がより高められる。
(A)取付軸32から光源27が省略されている。
(B)取付軸32の体格が電動歯ブラシ1よりも小さい。
(C)ブラシ柄70の前側傾斜部分72Aの傾斜度合が電動歯ブラシ1よりも大きい。
(D)ブラシ柄70の後側傾斜部分72Bの傾斜度合が電動歯ブラシ1よりも小さい。
(E)植毛部分62が電動歯ブラシ1よりも奥行方向Zの後方に位置している。すなわち、植毛面71Aが電動歯ブラシ1よりも奥行方向Zの後方に位置している。
本発明の実施態様は、上記実施形態の内容に限られるものではなく、例えば以下のように変更することもできる。また、以下の変形例は上記実施形態についてのみ適用されるものではなく、異なる変形例同士を互いに組み合わせて実施することもできる。
(A)図6(a)に示されるように、キャップ90の各突起93に貫通孔93Aを形成する。そして、この貫通孔93Aにストラップ98を取り付ける。
(B)キャップ90の一方の突起93だけに貫通孔93Aを形成する。そして、この貫通孔93Aにストラップ98を取り付ける。
(C)図6(b)に示されるように、換気孔94および換気孔97にストラップ98を挿入することにより、キャップ90にストラップ98を取り付ける。
(D)換気孔94〜97のうちの少なくとも2つの換気孔にストラップ98を挿入することにより、キャップ90にストラップ98を取り付ける。
・上記実施形態(図3)では、カバー28の上面を平面として形成しているが、カバー28の上面の形状はこれに限られない。例えば、高さ方向Yの上方に向けて突出する曲面形状に変更することもできる。また、奥行方向Zの後方に向かうにつれて高さ方向Yの上方に向けて傾斜する傾斜面に変更することもできる。
・上記モード追加変形例Aにおいて、使用者が動作モードを第1動作モードから第11動作モードまたは第12動作モードに変更するための別の操作部材を追加することもできる。この場合、マイコン23Bは、操作部材26の操作に対しては上記実施形態と同様に動作モードの変更、電源のオン、および電源のオフを行なう。そして、第1動作モードが選択されている状態において上記別の操作部材が操作される毎に第11動作モード、第12動作モード、および第1動作モードの順に動作モードを変更する。なお、上記別の操作部材の操作に対する動作モードの選択順序は、上記の例に限られるものではなく、予め任意のものを設定することができる。
・上記モード追加変形例Bにおいて、使用者が動作モードを第2動作モードから第21動作モードまたは第22動作モードに変更するための別の操作部材を追加することもできる。なお、別の操作部材の操作に対する動作モードの選択方法については、上記モード追加変形例Aに準じたものを採用することができる。
図8に、電動歯ブラシ1の構成の一部を変更した他の電動歯ブラシを示す。なお、同他の電動歯ブラシにおいて、電動歯ブラシ1と共通する構成要素については、電動歯ブラシ1の構成要素に付された符号と同様の符号を付している。
(A)取付軸32の先端部分には、光源27に代えてステインケアアタッチメント110が設けられている。
(B)取付軸32の先端軸32Aおよびカバー28が省略されている。
(C)アタッチメント60から透光部材80が省略されている。
(D)ブラシ柄70から開口部分73、嵌合部分74、突出部分75、および挿入部分76が省略されている。
(E)取付軸32の中間軸32Bには、頂壁32Eが形成されている。
(F)取付軸32の頂壁32Eには、ステインケアアタッチメント110を取り付けるための取付部分32Fが形成されている。
参考例1の電動歯ブラシにおいて、ステインケアアタッチメント110に代えて、歯の清掃に関連する機能を有する別の機能部材を取付軸32に設けることもできる。同機能部材の例としては、歯茎マッサージアタッチメント、ポイント磨き歯ブラシ、爪磨き用アタッチメント、歯間ブラシ、歯磨剤チューブ、振動調整用の鐘、および警告音等を出力する音声出力装置が挙げられる。
Claims (10)
- 電源を収容する本体部材と、ブラシ毛が植えられた植毛部分を有する清掃部材とを備え、前記本体部材への前記清掃部材の取り付けおよび前記本体部材からの前記清掃部材の取り外しが可能な電動歯ブラシにおいて、
前記清掃部材を取り付けるための取付軸が前記本体部材に設けられていること、
ならびに、前記取付軸のうちの前記清掃部材に覆われる部分に光源が設けられていること
を特徴とする電動歯ブラシ。 - 請求項1に記載の電動歯ブラシにおいて、
振動源となる振動発生装置が前記本体部材に設けられていること、
ならびに、前記振動発生装置の少なくとも一部が前記取付軸内に設けられていること
を特徴とする電動歯ブラシ。 - 請求項2に記載の電動歯ブラシにおいて、
前記取付軸のうちの前記振動発生装置よりも前記植毛部分に近い部分に前記光源が設けられていること
を特徴とする電動歯ブラシ。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の電動歯ブラシにおいて、
前記光源が前記植毛部分に向けて光を照射すること
を特徴とする電動歯ブラシ。 - 請求項4に記載の電動歯ブラシにおいて、
前記清掃部材には、前記取付軸の周囲を覆う外壁部分と前記植毛部分とが設けられていること、
ならびに、前記外壁部分のうちの前記植毛部分と前記光源との間の部分に光を透過しやすい透光部材が設けられていること
を特徴とする電動歯ブラシ。 - 請求項5に記載の電動歯ブラシにおいて、
前記ブラシ毛の中心軸および前記本体部材の中心軸と平行な断面を側断面とし、この側断面において前記本体部材の中心線に対して前記ブラシ毛の先端部分が含まれる側を本体前側として、前記外壁部分のうちの前記本体前側の部分に前記透光部材が設けられていること
を特徴とする電動歯ブラシ。 - 請求項6に記載の電動歯ブラシにおいて、
前記外壁部分のうちの前記本体前側の部分には、前記本体部材側から前記植毛部分側に向かうにつれて前記本体部材の中心線に近づくように傾斜する前側傾斜部分が設けられていること
を特徴とする電動歯ブラシ。 - 請求項5〜7のいずれか一項に記載の電動歯ブラシにおいて、
前記光源の光を前記透光部材に向けて反射する反射部材が設けられていること
を特徴とする電動歯ブラシ。 - 請求項1〜8のいずれか一項に記載の電動歯ブラシにおいて、
前記清掃部材を覆うキャップを含むこと、
ならびに、前記ブラシ毛の中心軸および前記本体部材の中心軸と平行な断面を側断面とし、この側断面において前記本体部材の中心線に対して前記ブラシ毛の先端部分が含まれる側を本体前側とし、前記植毛部分のうちの前記ブラシ毛が設けられる面を植毛面として、この植毛面が前記本体前側に設けられていること
を特徴とする電動歯ブラシ。 - 請求項1〜9のいずれか一項に記載の電動歯ブラシにおいて、
前記清掃部材を覆うキャップを含むこと、
ならびに、前記キャップのうちの前記ブラシ毛の先端面に対向する部分に換気孔が形成されていること
を特徴とする電動歯ブラシ。
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