JP2012248338A - 照明装置及び点灯方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の照明装置よりも、高い電力効率を実現できると共に、低コストで製造できる照明装置を提供する。
【解決手段】照明装置1は、第1LED列2と第2LED列3とが設けられられており、各LED列のそれぞれのアノードへ印加電圧を供給する電圧供給部4と、第1LED列及び第2LED列のうち、点灯させるLED列を選択するスイッチ制御回路6とを備えている。電圧供給部4は、印加電圧を変更可能に設けられており、照明装置1は、さらに、第1LED列2及び第2LED列3を流れる電流を検知する電流検知レベル出力回路C2と、電流検知レベル出力回路C2にて検知したスイッチ制御回路にて選択されたLED列を流れる電流が所望値となるように、電圧供給部4を制御する制御回路C1と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、LEDを発光素子として用いる照明装置、特に、発光色または明るさを切り替え可能な照明装置に関するものである。
近年、照明装置に関し、省エネや長寿命といった観点から、その構成に変化が見られ、特に光源(負荷)は白熱電灯(温度放射型光源)から、熱陰極管(蛍光灯)を経て、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)に代表される固体発光素子が使われるようになってきている。LEDは直流で駆動され、発光効率も比較的高いが、定電圧特性を示し、光量または輝度の制御が、従来より普及している直流定電圧制御では難しい。そのため、電流可変制御や、光源に用いるLEDの直列数を切り替えることで対応している。
図3は、従来の照明装置100の回路図である。従来の照明装置100は、大略的に、1次側定電圧回路420、1次側への帰還回路410、第1LED列2、第2LED列3、制御回路C10を備えている。
照明装置100は、外部の交流電源(商用電源)ACに接続している。交流電源(商用電源)ACの電圧は、1次側定電圧回路420、1次側への帰還回路410を介して、アノード電圧として出力され、第1LED列2及び第2LED列3のアノードに印加される。
第1LED列は、ここではN個の発光ダイオード(LED11〜LED1N)が直列接続されたものであり、通常点灯時に使用される。第1LED列2は、ここでは、昼光色を発光するものとする。第2LED列3は、ここではM個の発光ダイオード(LED21〜LED2M)が直列接続されたものであり、第1LED列2とは別の通常点灯時に使用される。第2LED列3は、第1LED列2とは発光色が異なり電球色を発光するものとする。また、LED21、LED22は、就寝時等に使用される常夜灯を構成するものとする。このLED21、LED22は、電球色を発光する第2LED列3の一部でもある。LED21、LED22からなるLED列を、第3LED列5と称する。各LED列2,3,5は、それぞれ固有の順方向降下電圧VFを有している。
第1LED列2はインダクタL1及びMOSFETQ1を介して第1DC−DCコンバータ21に接続している。同様に、第2LED列3はインダクタL2及びMOSFETQ2を介して第2DC−DCコンバータ22に接続している。さらに、第3LED列5はインダクタL3及びMOSFETQ3を介して第3DC−DCコンバータ23に接続している。
各MOSFETQ1,Q2,Q3のソースには、抵抗R1,R2,R3がそれぞれ接続されている。
また、第1LED列2にはインダクタL1を介して転流ダイオードD1、第2LED列3にはインダクタL2を介して転流ダイオードD2、第3LED列5にはインダクタL3を介して転流ダイオードD3、が接続されている。
各LED列2,3,5は、スイッチング素子である各MOSFETQ1,Q2,Q3の入/切により、排他的に使用される。
第1DC−DCコンバータ21は、第1LED列2に印加されるアノード電圧と、第1LED列2の順方向降下電圧VFとの差異を吸収するために電圧を調整する。同様に、第2DC−DCコンバータ22は、第2LED列3に印加されるアノード電圧と、第2LED列3の順方向降下電圧VFとの差異を吸収するために電圧を調整する。また、第3DC−DCコンバータ23は、第3LED列5に印加されるアノード電圧と、第3LED列5の順方向降下電圧VFとの差異を吸収するために電圧を調整する。各DC−DCコンバータ21,22,23は、制御回路C10に接続しており、制御回路C10からの点灯、消灯、PMW(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)調光についての制御信号を受けて作動する。
従来の照明装置100では、1次側への帰還回路410には、各LED列2,3,5と並列接続された抵抗R4,R5が接続されている。この抵抗R5の一端が電気的に接地されているので、抵抗R4と抵抗R5との接続点の電位が一定である。このため、フォトカプラPCの帰還信号の波形が一定(または略一定)である。よって、1次側定電圧回路420が備えるスイッチング素子のスイッチング波形が一定(または略一定)となる。従って、トランスTの出力が一定となる結果、各LED列2,3,5へのアノード電圧が固定される。つまり、交流電源(商用電源)ACが出力する電圧から、2次側のアノード電圧への変換は、定電圧駆動を行っている。
このように、従来の照明装置100では、アノード電圧が固定されているので、各LED列2,3,5のVFとの差異を吸収するために、各LED列2,3,5に独立したDC−DCコンバータ21,22,23が接続されており、調整している。
第1DC−DCコンバータは、MOSFETQ1のソースに接続した抵抗R1に流れる電流を検知して電圧を測定し、この電圧を平滑して、第1LED列2に流れる電流を一定に保つようにしている。同様に第2DC−DCコンバータ、第3DC−DCコンバータも、それぞれ、第2LED列3、第3LED列5に流れる電流を一定に保つようにしている。
他方で、特許文献1には、供給電圧がLED列の点灯可能な値に満たない場合には、LED列を構成する個別のLEDに電流を流す照明装置が開示されている。
特開2009−123681号公報(2009年6月4日公開)
上記したように、図3に示す従来の照明装置100では、固定された電圧を各LED列2,3,5に供給するため、各LED列2,3,5に、各DC−DCコンバータ21,22,23のように何らかの変換回路を介在させる必要がある。そのため、これら変換回路の存在により電力損失(変換ロス)が発生し、非効率である。また、変換回路を作成するコストが必要となる。
また、特許文献1の技術では、LED列の全てのLEDに電流を流すあるいは一部に流すといった制御であるため、LED列が備えるLEDの数は常に最高入力電圧分を用意しておく必要があり、不経済である。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、従来の照明装置よりも、高い電力効率を実現できると共に、低コストで製造できる照明装置を提供することにある。
本発明に係る照明装置は、上記課題を解決するために、1つの発光ダイオードから成る、又は複数の発光ダイオードが直列接続されて成る、LED列が、複数設けられ、各LED列のそれぞれのアノードへ印加電圧を供給する電圧供給手段と、当該複数のLED列のうち点灯させるLED列を選択するスイッチ手段と、を備えた照明装置において、前記電圧供給手段は、上記印加電圧を変更可能に設けられており、前記各LED列を流れる電流を検知する電流検知手段と、前記電流検知手段にて検知された前記スイッチ手段にて選択されたLED列を流れる電流が所望値となるように、前記電圧供給手段を制御する電圧制御手段と、を備えたことを特徴としている。
上記構成によると、電圧供給手段は、各LED列のそれぞれのアノードへ印加する印加電圧を変更可能に設けられている。この電圧供給手段は、電圧制御手段によって、電流検知手段にて電流が検知されたLED列でありスイッチ手段にて選択されたLED列、を流れる電流が、所望値となるように制御される。よって、電圧供給手段は、各LED列に適切な電圧を印加することが可能となる。上記構成では、各LED列全てに固定電圧を供給するのではなく、各LED列それぞれに適切な電圧(アノード電圧)を印加することで、照明装置として、高い電力効率を実現でき、省エネ化を実現することができる。つまり、各LED列全てに固定電圧を供給する場合のように、各LED列にそれぞれ何らかの変換回路を介在させる必要がないため、電力損失(変換ロス)を抑制することができる。加えて、このような変換回路を作成するコストが不要となる。
以上のことからわかるように、本発明に係る照明装置は、高い電力効率を実現できると共に、低コストで製造することが可能である。
なお、LED列とは、1つの発光ダイオードから構成されているもの、又は複数の発光ダイオードが直列接続されて構成されているもの、を指すものとする。
本発明に係る照明装置では、前記電圧供給手段は、1次側回路と2次側回路とを有し、前記電圧制御手段からの制御により、1次側回路からの出力電圧の周波数を制御することで前記印加電圧を変更してもよい。
上記構成によると、電圧供給手段が有する1次側回路からの出力電圧の周波数を制御することで、電圧供給手段は各LED列に供給する印加電圧を最適化することができる。
本発明に係る照明装置は、前記複数のLED列のうち任意のLED列の一部である部分LED列を点灯させることを選択する部分点灯スイッチ手段を備え、前記部分点灯スイッチ手段により部分LED列が選択されると、前記電流検知手段は、前記部分LED列を流れる電流を検知し、前記電圧制御手段は、前記電流検知手段にて検知された前記部分LED列を流れる電流が所望値となるように、前記電圧供給手段を制御してもよい。
上記構成によると、任意のLED列の一部である部分LED列を点灯させることが可能となり、電圧供給手段は、任意のLED列の一部である部分LED列に流れる電流が所望値となるように、部分LED列に最適な電圧を供給することが可能となる。
本発明に係る照明装置では、前記電圧供給手段は、前記複数のLED列は、互いに順方向降下電圧が異なっていてもよい。
上記構成によると、互いに順方向降下電圧の異なるLED列に、それぞれ適切なアノード電圧を印加することができる。複数のLED列において、順方向降下電圧の異なれば、LED列の発光色が異なる。あるいは、発光色が同じでも発光量が異なる。よって、本発明を、発光色あるいは発光量を排他的に切り替える照明装置に適用することできる。
本発明に係る照明装置では、前記電圧供給手段は、前記複数のLED列は、互いに発光色が異なっていてもよい。
上記構成によると、互いに発光色の異なるLED列に、それぞれ適切なアノード電圧を印加することができ、本発明を、発光量を排他的に切り替える照明装置に適用することできる。
本発明の点灯方法は、上記課題を解決するために、1つの発光ダイオードから成る、又は複数の発光ダイオードが直列接続されて成る、LED列が複数設けられた照明装置の、前記複数のLED列のうち選択されたLED列を点灯させる点灯方法において、
前記選択されたLED列を流れる電流を検知するステップと、前記検知された前記選択されたLED列を流れる電流が所望値となるように、前記選択されたLED列のアノードへの印加電圧を変更するステップと、を含むことを特徴としている。
上記方法によると、上記照明装置と同様の効果を奏し、高い電力効率を実現できる。
本発明の証明装置は、以上のように、前記電圧供給手段は、前記印加電圧を変更可能に設けられており、前記各LED列を流れる電流を検知する電流検知手段と、前記電流検知手段にて検知された前記スイッチ手段にて選択されたLED列を流れる電流が所望値となるように、前記電圧供給手段を制御する電圧制御手段と、を備えている。
上記構成によると、電圧供給手段は、電圧制御手段による制御にて、各LED列に適切な電圧を印加することが可能となる。上記構成では、各LED列全てに固定電圧を供給するのではなく、各LED列それぞれに適切な電圧を印加することで、照明装置として、高い電力効率を実現でき、省エネ化を実現することができる。つまり、各LED列全てに固定電圧を供給する場合のように、各LED列にそれぞれ何らかの変換回路を介在させる必要がないため、電力損失(変換ロス)を抑制することができる。加えて、このような変換回路を作成するコストが不要となる。上のことからわかるように、本発明に係る照明装置は、高い電力効率を実現できると共に、低コストで製造することが可能である。
本実施形態の照明装置の回路図である。 (a)は電流を検知した抵抗の電圧の波形の一例を表す図であり、(b)は、(a)の電圧と目標レベル電圧との比較結果である電流検知レベル信号を示す波形を表す図であり、(c)は、(b)の電流検知レベル信号から生成されるパルス信号の波形を表す図であり、(d)は、(c)のパルス信号から生成される電圧情報フィードバック信号の波形を表す図である。 従来の照明装置の回路図である。
本発明の一実施形態の照明装置について図1、2に基づいて説明すれば、以下の通りである。以下の、本実施形態で、LED列とは、1つの発光ダイオードから構成されているもの、又は複数の発光ダイオードが直列接続されて構成されているもの、を指すものとする。
(照明装置の回路構成)
図1は、本実施形態の照明装置1の回路を示す図である。照明装置1は、大略的に、複数のLED列(本実施形態では、第1LED列2、及び第2LED列3)と、1次側定電圧回路(1次側回路)42及び1次側への帰還回路(2次回側路)41を備えた電圧供給部(電圧供給手段)4と、制御回路C1と、電流検知レベル出力回路C2と、を備えている。
照明装置1は、外部の交流電源(商用電源)ACに接続している。交流電源(商用電源)ACの電圧は、1次側定電圧回路42、1次側への帰還回路41を介して、アノード電圧(印加電圧)として出力され、第1LED列2及び第2LED列3のアノードに印加される。
第1LED列2は、1つのLEDから構成されているか、複数のLEDが直列接続されて構成される。本実施形態では、第1LED列2は、N個の発光ダイオード(LED11〜LED1N)が直列接続されたものである。また、本実施形態では、第1LED列2は、昼光色(色温度が2700K〜3000K程度)の光を発光し、通常点灯時に使用されるものとする。
第2LED列3は、1つのLEDから構成されているか、複数のLEDが直列接続されて構成される。本実施形態では、第2LED列3は、M個の発光ダイオード(LED21〜LED2M)が直列接続されたものである。なお、本実施形態では、第2LED列3の個数であるMは、第1LED列2の個数であるNとは異なる数値とするが、同じ数値であってもよい。また、本実施形態では、第2LED列3は、電球色(色温度が5000K〜6000K程度)の光を発光し、第1LED列2の通常点灯時とは別の通常点灯時に使用されるものとする。つまり、第1LED列2と第2LED列3とは排他的に使用される。
本実施形態では、第2LED列3の一部である、LED21、LED22は、就寝時等に使用される常夜灯を構成する。LED21、LED22からなるLED列を、第3LED列(部分LED列)5と称する。第3LED列5も、第2LED列3の一部であるため、第1LED列2とは排他的に使用される。
各LED列2,3,5は、それぞれ固有の順方向降下電圧VFを有している。第1LED列2と第2LED列3とは、VFが異なっているため、LED列同士で発光色が異なる。本実施形態では、照明装置1で用いる各LEDは同一のものを用いているが、第1LED列2と第2LED列3とでは、列に含まれるLEDの個数が異なっているため、VFが異なる。
なお、例えば、第1LED列2に用いるLED自体の発光色と、第2LED列に用いるLED自体の発光色とが異なっていてれば、列に含まれるLEDの個数が同じでも、第1LED列の発光色と第2LED列の発光色とを異なるようにすることができる。
ここで、1つのLED列(または部分LED列)が有するLEDの数や、照明装置1が有するLED列の数は、単なる一例であり、上記した数値に限定されない。また、発光色も上記された色に限定されない。
第1LED列2はMOSFET(スイッチ手段)Q1を介して制御回路C1に接続している。同様に、第2LED列3はMOSFETQ(スイッチ手段)2を介して制御回路C1に接続している。さらに、第3LED列5はMOSFET(スイッチ手段、部分点灯スイッチ手段)Q3を介して制御回路C1に接続している。MOSFETQ1〜Q3はスイッチング素子(スイッチ手段)であり、制御回路C1のスイッチ制御部(スイッチ手段)からの制御により、各LED列2,3,5の点灯/消灯が制御される。各LED列2,3,5は、スイッチング素子である各MOSFETQ1,Q2,Q3の入/切により、排他的に使用される。
制御回路C1は、照明装置1を統括的に制御するブロックである。制御回路C1は、スイッチ制御回路(スイッチ手段)6と、電圧情報生成回路(電圧制御手段)7とを備えている。スイッチ制御回路6は、各MOSFETQ1、Q2,Q3を制御し、各LED列2,3,5の点灯/消灯の制御を行うブロックである。電圧情報生成回路7は、後述する電圧情報フードバック信号を生成するブロックである。
各MOSFETQ1,Q2,Q3のソースには、抵抗R1,R2,R3がそれぞれ接続されている。
電流検知レベル出力回路(電流検知手段)C2は、各MOSFETQ1、Q2,Q3のソースに接続した抵抗R1、R2,R3に流れる電流、すなわち、各LED列2,3,5を流れる電流を検知するブロックである。
電流検知レベル出力回路C2は、スイッチ制御回路6により選択されたLED列の電流の検知結果を、制御回路C1へ出力する。検知結果を元に、制御回路C1の電圧情報生成回路7は、電圧情報フィードバック信号を生成してとして、1次側への帰還回路41に送信(フィードバック)する。電圧供給部4は、制御回路C1から出力される電圧情報フィードバック信号に応じて、1次側への帰還回路41から1次電圧回路へ信号を伝えるフォトカプラPCの帰還信号の波形が変化する。これにより、1次側定電圧回路42が備えるスイッチング素子(図示せず)のスイッチング波形が変化し、1次側定電圧回路42のトランスTの出力が変化する。その結果、電圧供給部4から出力されるアノード電圧が可変となる。このアノード電圧の変更の詳細については後述する。
以上のように変更されたアノード電圧が、選択されたLED列に印加される。電流の検知、フィードバックが繰り返され、選択されたLED列に流れる電流を適正値(所望値)になるようにすることができる。このように、検知した電流の大小により、1次側への帰還量を決めることで、点灯している(スイッチ制御回路6により選択された)LED列に応じた適正なアノード電圧が得られる。
各LED列2,3,5の光量については、スイッチ制御回路6からスイッチング素子である各MOSFETQ1,Q2,Q3へのパルス信号であるPWM信号のデューティーを変更することで、調光することができる。
(電圧変更動作)
ここでは、第1LED列2の点灯が選択されたものとして説明する。この選択は、例えば照明装置1への、ユーザ入力、あるは、タイマーなどの自動的制御により、制御回路C1のスイッチ制御回路6に入力され、実行される。
制御回路C1では、どのLED列が点灯されているかを管理している。そこで、制御回路C1から、スイッチ制御回路6が第1LED列2を選択したことを示す情報を、電流検知レベル出力回路C2に、出力する。
電流検知レベル出力回路C2は、第1LED列2が選択されたことを示す情報を受信すると、第1LED列2に接続した抵抗R1の電流ILEDを測定する。図2(a)は、抵抗R1の電圧を示している。第1LED列2を流れる電流ILEDが増加すると、抵抗R1の電圧は高くなり、反対に、第1LED列2を流れる電流ILEDが減少すると、抵抗R1の電圧は低くなる。
電流検知レベル出力回路C2は、検知した抵抗R1の電流から電圧(ILED×R1)を測定し、測定した電圧と目標レベル電圧(閾値)とを比較する。この比較結果を、図2(b)に示される電流検知レベル信号として、制御回路C1に出力する。電流検知レベル出力回路C2は、電流検知レベル信号を次のように出力する。電圧が、電圧目標レベル電圧を越える(上回る)までHを出力し続け、越えた後にLに切り替える。そして、電圧が、目標レベル電圧を下回るまでLを出力し続け、下回った後にHに切り替える。なお、求めた電圧が目標レベル電圧を越えてから、比較結果の出力が、HからL(あるいはLからH)になるまでに、若干の遅延が生じるため、図2(a),(b)にはズレが生じている。
制御回路C1は、受信した電流検知レベル信号からパルス信号列を生成する。電流検知レベルがH(ハイ)の場合には、パルス信号列を生成し、レベル信号がL(ロー)の場合には、パルス信号列は生成しない。
そして、制御回路C1の電圧情報生成回路7は、生成されたパルス信号列に応じて、図3(d)に表される電圧情報フィードバック信号を生成する。電圧情報生成回路7はパルス信号列を検知すると、正の電圧として電圧情報フィードバック信号を、抵抗R5へ出力する。電圧情報生成回路7はパルス信号列を検知しない場合は、負の電圧である電圧情報フィードバック信号を、抵抗R5へ出力する。
ここで、電圧情報フィードバック信号が正の電圧である場合の、抵抗R4と抵抗R5との接続点の電圧をV1、電圧情報フィードバック信号が負の電圧である場合の、抵抗R4と抵抗R5との接続点の電圧をV1’とする。V1>V1’となる。このように、抵抗R4と抵抗R5との接続点の電位が、制御回路C1から出力される電圧情報フィードバック信号に応じて変更される。
電圧情報フィードバック信号が電圧供給部4に入力されると、1次側への帰還回路41から1次電圧回路へ信号を伝えるフォトカプラPCの帰還信号の波形が変化し、1次側定電圧回路42が備えるスイッチング素子(図示せず)の発振周波数fが、変化する。ここで、抵抗R4と抵抗R5との接続点の電圧がV1であれば、発振周波数fが高くなる結果、電圧供給部4から出力されるアノード電圧が高くなる。反対に接続点の電圧がV1’であれば、発振周波数fが低くなる結果、電圧供給部4から出力されるアノード電圧が低くなる。
以上のように、アノード電圧を変化させて、抵抗R1に流れる、すなわち、第1LED列2に流れる電流が、適正値になる(近づく)ようにすることができる。ここで、電流検知レベル出力回路にて比較する目標レベル電圧を適切に設定することで、アノード電圧を最適化することができる。同様に第2LED列3、第3LED列5についても、それぞれのLED列を流れる電流を測定して、電圧供給部4にフィードバックすることで、適正値になる(近づく)ようにすることができる。
本実施形態の照明装置1は、図3に示す従来の照明装置100と比較して、各LED列2,3,5に接続した各DC−DCコンバータ21,22,23を有していないため、これらによる、電力損失(変換ロス)の発生がない。つまり、本実施形態の照明装置1は、図3に示す従来の照明装置100よりも、電力効率を向上させること(電力損失を低減させることが)できる。さらに、各DC−DCコンバータ21,22,23が不要になることで、代表的なチョッパ回路を構成した場合、その重要な構成要素である、インダクタL1〜L3、転流ダイオードD1〜D3が削減できる。このように、部品点数を減らすことができる。
よって、本発明の照明装置1は、従来の照明装置よりも、高い電力効率を実現できると共に、低コストで製造することができる。
また、本実施形態の照明装置1は、例えば特許文献1のように、供給電圧がLEDの点灯に不適正となった場合に、他のLEDに電流を流すようなものではなく、1次側に帰還することで適正値を得ようとするもので、全く異なる技術である。
なお、上記した本実施形態では、照明装置1を、発光色が異なる複数のLED列について、その発光色を排他的に切り替えるものとして説明したが、発光色が同一である複数のLED列について、その光量(または輝度、明るさ)を排他的に切り替える照明装置にも用いることができる。例えば、各LED列でVFが異なると、光量を異ならせることができる。この場合、各LED列で光量が異なるので、各LED列を排他的に切り換ることで、光量を制御することができる。さらに細かく光量を制御するには、各LED列の光量を、パルス信号であるPWM信号のデューティーを変更することで調光してもよい。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、実施形態に開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の照明装置は、LEDを発光素子として用いる照明装置、例えば、家屋あるいは宿泊施設等で使用される、シーリングライト等のLED照明機器に好適に用いることが出来る。
1 照明装置
2 第1LED列
3 第2LED列
4 電圧供給部(電圧供給手段)
5 第3LED列
6 スイッチ制御回路(スイッチ手段)
7 電圧情報生成回路(電圧制御手段)
11,12〜1N,21,22〜2M LED
21 第1DC−DCコンバータ
22 第2DC−DCコンバータ
23 第3DC−DCコンバータ
41 1次側への帰還回路(2次回側路)
42 1次側定電圧回路(1次側回路)
100 従来の照明装置
AC 電源
C1 制御回路
C2 電流検知レベル出力回路(電流検知手段)
PC フォトカプラ
Q1,Q2 MOSFET(スイッチ手段)
Q3 MOSFET(スイッチ手段、部分点灯スイッチ手段)
R1〜R5 抵抗
T トランス

Claims (6)

  1. 1つの発光ダイオードから成る、又は複数の発光ダイオードが直列接続されて成る、LED列が、複数設けられ、
    前記複数のLED列のそれぞれのアノードへ印加電圧を供給する電圧供給手段と、
    前記複数のLED列のうち点灯させるLED列を選択するスイッチ手段と、を備えた照明装置において、
    前記電圧供給手段は、前記印加電圧を変更可能に設けられており、
    前記各LED列を流れる電流を検知する電流検知手段と、
    前記電流検知手段にて検知された前記スイッチ手段にて選択されたLED列を流れる電流が所望値となるように、前記電圧供給手段を制御する電圧制御手段と、
    を備えたことを特徴とする照明装置。
  2. 前記電圧供給手段は、1次側回路と2次側回路とを有し、前記電圧制御手段からの制御により、1次側回路からの出力電圧の周波数を制御することで前記印加電圧を変更することを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記スイッチ手段は、前記複数のLED列のうち任意のLED列の一部である部分LED列を点灯させることを選択する部分点灯スイッチ手段を有し、
    前記部分点灯スイッチ手段により部分LED列が選択されると、
    前記電流検知手段は、前記部分LED列を流れる電流を検知し、
    前記電圧制御手段は、前記電流検知手段にて検知された前記部分LED列を流れる電流が所望値となるように、前記電圧供給手段を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。
  4. 前記複数のLED列は、互いに順方向降下電圧が異なることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の照明装置。
  5. 前記複数のLED列は、互いに発光色が異なることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の照明装置。
  6. 1つの発光ダイオードから成る、又は複数の発光ダイオードが直列接続されて成る、LED列が複数設けられた照明装置の、前記複数のLED列のうち選択されたLED列を点灯させる点灯方法において、
    前記選択されたLED列を流れる電流を検知するステップと、
    前記検知された前記選択されたLED列を流れる電流が所望値となるように、前記選択されたLED列のアノードへの印加電圧を変更するステップと、
    を含む、点灯方法。
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