JP2012245240A - マスカラ塗布具 - Google Patents

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Abstract

【課題】まつ毛を放射状に広がった状態に梳くことができるマスカラ塗布具を提供すること。
【解決手段】マスカラ化粧料を塗布する塗布部12が、塗布部軸20と該塗布部軸20に沿って配列された複数の円環状櫛歯21からなるマスカラ塗布具10である。塗布部軸20を横からみたときに、塗布部12の長手方向中央域12Cを挟んで前方域12F及び後方域12Rそれぞれに位置する円環状櫛歯群が、中央域12Cに向けて傾斜している。前方域12F及び後方域12Rそれぞれに位置する円環状櫛歯群の傾斜方向は反対向きになっている。中央域12Cから前方域12F及び後方域12Rそれぞれに向かうにつれ、円環状櫛歯12の傾斜の程度が徐々に大きくなっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、まつ毛にマスカラ化粧料を塗布するための塗布具に関する。
マスカラ化粧料に求められる効果としては、まつ毛をより太く濃く見せるボリュームアップ効果、より長く見せるロング効果、まつ毛をカールさせて目を大きくはっきりと見せるカールアップ効果、マスカラ化粧料によってまつ毛同士が付着してしまうことを防ぐセパレート効果などがあるが、それらに加えて、まつ毛をまつ毛の根元から広がるように放射状にクセ付けることは、目周りをより美しく魅力的で洗練された外観を与える上で非常に効果的な役割を果たす。これらの効果は、マスカラ化粧料と塗布具との相乗効果で機能を発揮するが、特にまつ毛を放射状に梳くことは塗布具の機能に因るところが大きく、簡単にできる塗布具はこれまでなかった。従来、使用者がまつ毛を放射状に梳く場合は、梳く箇所を部分毎に分けて、それぞれ異なる方向に梳いていたので梳く回数が多くなって面倒であったり、梳いたそれぞれの部分毎ではまつ毛同士は平行なので、まつ毛全体としてみたときに、等間隔のきれいな放射状にならなかったり、若しくはきれいな放射状にするためにはまつ毛を梳く部分を更に細分化して梳かねばならず、多大な時間を必要としていた。
また、まぶたは眼球の曲面に沿って円弧状になっており、一方、1本1本のまつ毛はまぶたの縁にほぼ垂直に生えているので、まつ毛全体では、そのままでも自然と略放射状になっているが、図9に示すように、ディスクが平行に延びる従来の塗布具では、まつ毛を平行にしか梳けないので、放射状の広がりの角度を減少させてしまい、仕上がりの魅力を減退させてしまう不具合があった。
マスカラ塗布具として、樹脂成形によって多数のディスク状櫛歯を形成してなるものが知られている。例えば特許文献1には、合成樹脂製の棒状本体の先端部を、中央がなだらかにくびれた形状に構成し、その先端部の外周に、各独立した凹溝の多数条を長さ方向に並設して塗布部を形成したマスカラ用刷子が記載されている。隣り合う凹溝の間は、棒状本体の周方向に連続して延びる凸条になっている。
また特許文献2及び3には、ブラシ部が、ブラシ棒の先端部に、ディスクを積層したような形状をしている多数の板櫛歯を有するディスクタイプのマスカラブラシが記載されている。
特許文献1に記載の凸条は棒状本体に対して直交する方向に突出している。同様に、特許文献2及び3に記載の板櫛歯も、ブラシ棒に対して直交する方向に突出している。したがって、これらのマスカラブラシをその軸回りに回転させても、隣り合う凸条(板櫛歯)間の距離に変化は生じない。その結果、これらのマスカラブラシを用いてまつ毛を梳いても、まつ毛を放射状に広げるように梳くことはできない。
実開昭47−20476号公報 特開2008−532615号公報 特開2008−532616号公報
本発明の課題は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得るマスカラ塗布具を提供することにある。
本発明は、マスカラ化粧料を塗布する塗布部が、塗布部軸と該塗布部軸に沿って配列された複数の円環状櫛歯を有するマスカラ塗布具であって、
塗布部軸を横からみたときに、塗布部の長手方向中央域を挟んで前方域及び後方域それぞれに位置する円環状櫛歯群が、該中央域に向けて傾斜しており、
前方域及び後方域それぞれに位置する円環状櫛歯群の傾斜方向が反対向きになっており、
中央域から前方域及び後方域それぞれに向かうにつれ、円環状櫛歯の傾斜の程度が徐々に大きくなっているマスカラ塗布具を提供するものである。
また本発明は、前記のマスカラ塗布具を用いてマスカラをまつ毛に塗布する美容のための化粧方法であって、
マスカラ化粧料を保持させた塗布部をまつ毛に当接させて、該塗布部の円環状櫛歯間にまつ毛を挿入し、まつ毛を梳きながらまつ毛にマスカラ化粧料を塗布するに際し、
塗布部の上面側から円環状櫛歯間にまつ毛を挿入し、該塗布部を塗布部軸回りに90度回転させながらまつ毛にマスカラ化粧料を塗布する化粧方法を提供するものである。
本発明によれば、マスカラ塗布具をその軸回りに回転させながらまつ毛を梳くだけの簡単な操作で、まつ毛が放射状に広がった状態になり、その状態下にマスカラ化粧料が塗布されるので、ボリューム感のあるきれいな仕上がりとなる。
図1は、本発明のマスカラ塗布具の一実施形態を示す斜視図である。 図2(a)は、図1に示すマスカラ塗布具を上からみた図であり、図2(b)は、図1に示すマスカラ塗布具を横からみた図であり、図2(c)は、図1に示すマスカラ塗布具を、塗布部軸の軸線からみた図である。 図3は、図1に示すマスカラ塗布具における塗布部の要部を拡大して示す模式図である。 図4は、図1に示すマスカラ塗布具における塗布部の要部を拡大して示す模式図である。 図5(a)及び(b)は、本発明のマスカラ塗布具の別の実施形態における塗布部の要部を拡大して示す模式図である。 図6は、本発明のマスカラ塗布具の更に別の実施形態における塗布部を上からみた図である。 図7は、本発明のマスカラ塗布具の更に別の実施形態における塗布部を横からみた図である。 図8(a)ないし(c)はそれぞれ、図1に示すマスカラ塗布具でまつ毛を梳いたときの、まつ毛の広がりを示す模式図である。 図9は従来の塗布具でまつ毛を梳いたときの、まつ毛の状態を示す模式図である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1及び図2に示す実施形態のマスカラ塗布具10は、支持軸11の先端に、マスカラ化粧料を塗布する塗布部12を有している。図1及び図2においては、支持軸11は、塗布部12との連結部付近しか示されていないが、支持軸11はその全体が直線の棒状体から構成されている。支持軸11と塗布部12とは、樹脂の一体成形によって形成されているか、あるいは別々に製造された支持軸11と塗布部12とが、接着剤による接着、嵌合、螺合等の手段によって連結されている。
塗布部12は、一方向に延びる塗布部軸20と、該塗布部軸20に沿って配列された複数の円環状櫛歯21とから構成されている。塗布部軸20は、その長手方向を、支持軸11の長手方向と一致させて、支持軸11の先端に連結している。塗布部12は、塗布部軸20を横からみたときに(つまり、図2(b)に示す方向からみたときに)、塗布部軸20の長手方向中央域12Cと、該中央域12Cよりも先端側に位置する前方域12Fと、該中央域12Cよりも後端側(支持軸11との連結部側)に位置する後方域12Rとに大別される。
図2(b)に示すように、塗布部12における塗布部軸20は、支持軸11と同様に、直線状に延びている。以下の説明においては、塗布部軸20を横からみたときに、該塗布部軸20における上側の面を上面20Aといい、下側の面を下面20Bという。本実施形態における塗布部軸20は直線状であるが、塗布部軸20の形状はこれに限られず、例えば上面20A側に向けて(図2(b)中、上方に向けて)、凸状に緩やかに湾曲していてもよい。塗布部軸がこのように湾曲している場合には、該塗布部軸20の湾曲の頂部は、上述した中央域12Cの位置とほぼ一致していることが好適である。塗布部軸20がこのように湾曲していることで、マスカラ塗布具10を用い、これを下方から上方へ向けて移動させてまつ毛を梳いたときに、塗布部12がまぶたに沿う状態となるからである。また、マスカラ化粧料を塗布してまつ毛を放射状に広げた(詳細は後述する)あと、塗布具10を180度反転させて、塗布部軸20のうち、凹状に湾曲している側をまつ毛に押し当てて、マスカラ化粧料が乾燥するまでの間、まつ毛の毛先から中央域部付近を押さえることで、まつ毛が放射状に広がった状態を保持したまま、まつ毛のカールアップ効果が期待できる。
塗布部軸20の断面形状に特に制限はなく、円形、楕円形、多角形等とすることができる。塗布部軸の太さに特に制限はないが、好ましくは0.5mmから5mmであり、更に好ましくは1〜3mmである。塗布部軸20の断面形状や太さは塗布部12のうちの各部位(中央域12C、前方域12F、後方域12R)に応じて任意に変えることができる。
各櫛歯21は、対向する2つの面を有し、かつ所定の厚みを有する円環の板状体である。この円環は略真円である。そして、円環状の櫛歯21の略中心位置と塗布部軸20の軸線とが略一致するように、各櫛歯21は塗布部軸20に沿って串刺し状に配列されている。図2(b)に示すように塗布部軸20を横からみたときに、各櫛歯21は、塗布部軸20の上面20A側から上方に向けて突出している上部櫛歯部21aと、塗布部軸20下面20B側から下方に向けて突出している下部櫛歯部21bとを有している。上方櫛歯部21aと下方櫛歯部21bの突出の程度は略同じになっている。
各櫛歯21における2つの面は、いずれも略平面であり、かつ互いに略平行になっている。尤も、各櫛歯21における2つの面は、このような形態であることを要せず、例えば2つの面がいずれも、櫛歯21の厚さ方向外方へ膨出する凸曲面であってもよく、逆に櫛歯21の厚さ方向内方へ湾曲する凹曲面であってもよい。あるいは、2つの面を、平面、凸曲面及び凹曲面のうちの任意の2つの組み合わせにしてもよい。櫛歯21における面がいずれの形態である場合においても、図2(a)に示す方向からみたとき、櫛歯21は、その面が塗布部軸20の長手方向と略直交するように配置されている。各櫛歯21の円環の大きさは同じでもよく、あるいは塗布部12のうちの各部位(中央域12C、前方域12F、後方域12R)に応じて大きさが異なっていてもよい。各櫛歯21の厚みは0.1〜2mmであることが好ましく、0.2〜1mmであることがより好ましい。
本実施形態のマスカラ塗布具10は、円環状櫛歯21の傾斜状態に特徴の一つを有する。詳細には次のとおりである。塗布部12の中央域12Cに位置する櫛歯21Cは、図2(b)に示す方向からみたとき、すなわち塗布部軸20を横からみたときに、該塗布部軸20の上面20A及び下面20Bに対して略法線方向に延びている。すなわち、櫛歯21Cと上面20A及び下面20Bとは略直交している。これに対して、塗布部12の前方域12Fに位置する櫛歯21Fは、その上部櫛歯部21aが、中央域12C側へ向くように、該櫛歯21Fの全体が、中央域12C側に向けて傾斜している。一方、塗布部12の後方域12Rに位置する櫛歯21Rは、その上部櫛歯部21aが、中央域12C側へ向くように、該櫛歯21Rの全体が、中央域12C側に向けて傾斜している。したがって、下部櫛歯部21bに着目すると、櫛歯21Fの下部櫛歯部21bは、塗布部12の先端側を向いている。これとは反対に、櫛歯21Rの下部櫛歯部21bは、支持軸11の側を向いている。ここでいう傾斜とは、図3に示すように、円環の板状体からなる櫛歯21の面が、塗布部軸20の軸線の法線Lに対して角度θをなしていることをいう。また、傾斜の程度が大きいとは、角度θが大きいことをいう。
なお、塗布部軸20の上面20A及び下面20Bの区別はもともとはなく、上面20A及び下面20Bは本発明の説明を容易にするための便宜的な表現であり、本来的には櫛歯21の傾斜方向によって決定されるものである。すなわち、塗布部軸20を、櫛歯21が中央域Cに向かって内向きに傾斜している面が上になるように水平に支持したときの上側を、便宜的に上と定めたものである。後述のように上瞼のまつ毛にマスカラを塗布する際には、ほぼこの配置で塗布部12の上側をまつ毛の下側から接触させる。
櫛歯21(21C,21F,21R)は、塗布部12の中央域12Cから前方域12F及び後方域12Rそれぞれに向かうにつれ、傾斜の角度θが徐々に大きくなっている。つまり櫛歯21は、その配置位置が中央域12Cから先端側及び後端側に向けて離れるにつれて、該櫛歯21の上部櫛歯部21aが、塗布部軸20の上面20Aに近づいていく。同様に、櫛歯21は、その配置位置が中央域12Cから先端側12F及び後端側12Rに向けて離れるにつれて、該櫛歯21の下部櫛歯部21bが、塗布部軸20の下面20Bに近づいていく。傾斜の角度θは、0°<θ≦75°の範囲で徐々に増加することが好ましく、特に0°<θ≦45°の範囲で徐々に増加することが、まつ毛が放射状に広がったときの美しさや、まつ毛が櫛歯斜面から受ける摩擦力が少なさの面から好ましい。傾斜角度の増分は必ずしも均等である必要はない。また、例えばあえて塗布部軸20の先端側あるいは根元側の数本の櫛歯の傾斜の角度を大きくして放射状の広がり感を強調するなど、マスカラメイクの表現意図によって角度を設定することができる。櫛歯21は基本的には、塗布部軸20の先端側あるいは根元側に向かうにつれて徐々に傾斜角度を増すが、部分的に傾斜角度の増分を減少させるか、又は部分的に傾斜角度を減らしてもよい。そうすることで放射状に広がったまつ毛に粗密を与えることができ、また違ったまつ毛の表現が可能になる。
塗布部12においては、各櫛歯21(21C,21F,21R)の周縁を結んで形成される三次元の包絡面が、円柱の側面になるように、各櫛歯21の大きさ、傾き及び形状等が調整されている。かつ包絡面である円柱の側面に対応する円柱の軸線が、塗布部軸20の軸線及び支持軸11の軸線と略一致するようになっている。このような構成になっていることに起因して、本実施形態のマスカラ塗布具10によれば、まつ毛を各櫛歯21間に保持したまま塗布部12を軸線回りに回転させ易くなり、また、まつ毛が櫛歯21間から意図せず外れて自由な状態になりにくいので、使用者は簡単に手早くマスカラ化粧料を塗布できるという有利な効果が奏される。なお、各櫛歯21(21C,21F,21R)の周縁を結んで形成される包絡面は、円柱の側面であることを要せず、その他に、回転軸が塗布部軸20の軸線と一致する略回転楕円体の面(楕円面)であってもよい。また、回転軸が塗布部軸20の軸線と一致する略回転双曲面(単葉双曲面)であってもよい。
塗布部12においては、櫛歯21の傾斜の程度が大きい部位に位置する櫛歯21ほど、隣り合う櫛歯21の配置のピッチが大きくなっている。例えば、図4に示すように、塗布部12の前方域12Fは、中央域12Cよりも櫛歯21の傾斜の程度が大きいところ、前方域12Fに位置する櫛歯21Fの配置のピッチP1と、中央域12Cに位置する櫛歯21Cの配置のピッチP2とを対比すると、P1の方がP2よりも大きくなっている。そして、P1とP2とがこのような関係になっていることで、前方域12Fに位置する櫛歯21Fにおける下方櫛歯部21bの先端間の距離Da1と、中央域12Cに位置する櫛歯21Cにおける下方櫛歯部21bの先端間の距離Da2とを対比すると、Da1の方がDa2よりも大きくなっている。上方櫛歯部21aに関しても同様であり、前方域12Fに位置する櫛歯21Fにおける上方櫛歯部21a間の距離Db1と、中央域12Cに位置する櫛歯21Cにおける上方櫛歯部21a間の距離Db2とを対比すると、Db1の方がDb2よりも大きくなっている。
まつ毛が、傾斜した櫛歯21の間を櫛歯の先端から根元へと通る際、まつ毛は櫛歯21の斜面に沿った摩擦力を受ける。この摩擦力を受けると、まつ毛の進行が遅れたり、櫛歯21の先端付近でまつ毛が櫛歯間から意図せず外れて自由な状態になってしまったり、まつ毛が櫛歯21を飛び越えて隣の櫛歯21間に移動して放射状のまつ毛の並び方が乱れたりしてしまうことがある。この不具合は、櫛歯21の傾斜角度が大きいほど顕著になる。しかし、本実施形態においては、Db1の方がDb2よりも大きくなっているので、まつ毛を梳くときに、隣り合う櫛歯21の間にまつ毛が入りやすくなり、上述の不具合を解消できる。この観点からDb2の値は0.1mm以上5mm以下であることが好ましく、Db1/Db2の値は1以上10以下であることが好ましい。以上の距離関係及びそれに起因して奏される効果は、後方域12Rについても同様に適用される。
本実施形態においては、塗布部12の塗布部軸20は直線状であるが、先に述べたとおり、これに代えて塗布部軸20を、上方へ向けて凸の湾曲形状にしてもよい。この場合には、例えば図5(a)に示すように、塗布部軸20を横からみたときに、塗布部12の前方域12Fにおいては、塗布部軸20の上面20Aは、櫛歯21Fの傾斜する方向(図5(a)中、矢印Aで示す方向)と反対方向(図5(a)中、矢印Bで示す方向)に傾斜している。櫛歯21Fと上面20Aとがこのような位置関係になっていることで、マスカラ塗布具10を用い、これを図5(a)中、矢印Cで示す方向に向けて(下方から上方に向けて)移動させ、まつ毛を梳くと、まつ毛は、図5(a)中、櫛歯21Fの表面及び上面20Aに沿って移動する。つまり、同図中、EL1→EL2→EL3という順序で移動する。その結果、まつ毛の梳き始めから梳き終わりの間におけるまつ毛の水平移動量が大きくなり、まつ毛が放射状に広がる効果が一層向上する。この効果は、塗布部12の後方域12Rにおいても同様に奏される。後方域12Rにおいても、上面20Aは、櫛歯21Rの傾斜する方向と反対方向に傾斜しているからである。なお、塗布部12の中央域12Cにおいては、上面20Aと櫛歯21Cとは略直交しているので、まつ毛の梳き始めと梳き終わりとで、まつ毛の広がりの程度に大きな差は生じない。したがって、まつ毛の梳き始めから梳き終わりの間におけるまつ毛の水平移動量は、塗布部12の先端及び後端に近づくほど大きくなる。
前記の実施形態に代えて、塗布部12の塗布部軸20を、図5(b)に示すように、塗布部軸20は略直線状であるが、塗布部軸20の上面20Aが傾斜している形状としてもよい。本形状においては、円環状櫛歯21によって仕切られた塗布部軸20が、円柱ではなく傾いた略截頭円錐(截頭斜円錐)状をなしているか、あるいは略直円錐を、マスカラ塗布具10軸の軸線に対して傾けて配置し、円環状櫛歯21に合わせてその頂点を切り取った形状をなしている。塗布部軸20をこのような形状とすることで、図5(a)で説明した効果と同じように、まつ毛をより広い角度に広げることができる。この効果を一層顕著なものとする観点から、図5(b)において、塗布部軸20の上面20Aと水平軸とのなす角度αは0°≦α≦90°−θとすることが好ましく、所望のまつ毛の広がりの程度に合わせて適宜設定できる。
塗布部軸20の下面20Bの形状に特に制限はないが、水平であることが、放射状に広がったまつ毛の形を崩さずに、押え付けてカールを固定させることができる点で好ましい。
前記の実施形態に代えて、塗布部12の塗布部軸20を、図6に示す方向からみたとき、すなわち塗布部を水平に支持し、塗布部軸20を上からみたときに、該塗布部軸20は、中央域が端部域よりも細くなるような形状とすることができる。塗布部軸20をこのような形状とすることで、塗布部軸20をまぶたの自然なカーブに適合させることができ、まつ毛を三次元的に自然に広がった形状に仕上げることができる。
更に、前記の実施形態に代えて、塗布部12の塗布部軸20を、図7に示す方向からみたとき、すなわち塗布部を水平に支持し、塗布部軸20を横からみたときに、該塗布部軸20は、中央域が端部域よりも太くなるような形状とすることができる。このような形状とすることでも、塗布部軸20をまぶたの自然なカーブに適合させることができ、まつ毛を三次元的に自然に広がった形状に仕上げることができる。
図5(a)、図5(b)、図6及び図7の各実施形態は互いに組み合わせることが可能である。特に図6及び図7の形態を組み合わせると、まつ毛を一層三次元的で自然に広がった形状に仕上げることができるので好ましい。
塗布部12の寸法(塗布部12を横からみたときの長さ)は、目的とする効果やマスカラ剤の性質によって変わるが、まつ毛全体を放射状に広げる効果の観点から、15〜40mmであることが好ましく、20〜35mmであることがより好ましい。塗布部12における櫛歯21の数は5〜40本が好ましく、8〜30本がより好ましい。
以上の構成を有するマスカラ塗布具10を用いてまつ毛を梳くことで、まつ毛を放射状にきれいに広げることができる。このことを、本実施形態のマスカラ塗布具の使用方法とともに、図8(a)ないし(c)を参照しながら説明する。
まず図8(a)に示すように、マスカラ化粧料(図示せず)を保持させた塗布部12をまつ毛に当接させて、該塗布部12の櫛歯21間にまつ毛ELを挿入する。まつ毛ELは、1本1本のまつ毛、又は数本が束になった毛束を表している。まつ毛ELの挿入に際しては、塗布部12のうち、塗布部軸の上面(櫛歯21間のピッチの最狭部)側からまつ毛ELを円環状櫛歯間に挿入する。本実施形態の場合には、塗布部12における塗布部軸20の上面20A側(図2(b)参照)からまつ毛ELを円環状櫛歯間に挿入する。つまり図2(a)に示す方向からまつ毛ELを円環状櫛歯間に挿入する。したがって、図8(a)に示す状態は、上体を起こした使用者の頭部を上から下に見おろした視線での状態である(図8(b)及び(c)についても同様である。)。
次に、塗布部12を、塗布部軸20回りに回転させる。回転と同時に、マスカラ塗布部10を上方へ移動させてもよい。塗布部12における櫛歯21が傾斜していることに起因して、塗布部12を塗布部軸20回りに回転させることで、隣り合う櫛歯21内に入り込んだまつ毛ELは、傾斜している櫛歯21に沿って、塗布部軸20の先端方向及び後端方向に移動していく。その結果、図8(a)に示す初期時点に比較して、まつ毛の間隔が大きくなり、放射状に広げられる。図8(b)には、図8(a)に示す状態から45度まで塗布部12を回転させてまつ毛ELを広げた状態が示されている。更に回転を続行し、図8(a)に示す状態から90度まで塗布部12を回転させた状態が、まつ毛ELが最も広げられる状態である。この状態を図8(c)に示す。以上の操作を行うことで、放射状に広がった状態のまつ毛ELにマスカラ化粧料が塗布されることになる。その結果、ボリューム感のあるきれいな仕上がりのまつ毛となる。
再び図1及び図2に戻ると、塗布部12の先端には、塗布部12の長手方向に延びる突起22が複数形成されている。錐体突起22の延びる方向と水平線(支持軸11の軸線)とのなす角度は0度であるか、あるいは30度以内の比較的小さい角度である。突起22は細長い三角形の板状をしている。突起22は、塗布部軸20の上面20Aから下面20Bの方向に向けて突起列をなして配置されている。図2(b)に示すようにこの突起列22Aは2列形成されている。各突起列22Aにおいては、突起22の板面は、塗布部軸20の上面20Aから下面20Bの方向と直交している。
塗布部軸20を横からみた状態では、図2(b)に示すように、各突起列22Aにおいては、塗布部軸20の上面20Aから下面20Bの方向に向かうにつれて、突起22の先端が、塗布部20の先端へ向けて張り出している。すべての突起22を結んで形成される包絡面P(図2(b)参照)は平面であり、この包絡面Pは、櫛歯12Fと同様に、塗布部12の長手方向中央域に向けて傾斜している。
突起22は、細かい部分、例えば目頭付近及び目尻付近のまつ毛の部分やまつ毛の本数の少ない部分、例えば下まつ毛の部分にマスカラ化粧料を塗布するのに適している。
マスカラ塗布部10は、熱可塑性樹脂の成形によって製造することができる。また、櫛歯21に関しては、成形によって大まかな形状を形成しておき、その後に切削加工等の後加工によって、所望の形状に形成してもよい。更に、櫛歯になるディスク部材と、塗布部軸になる円柱部材との両方に穴を開けておき、2種類の部材を交互に積重ねて、別体の細い針金などでそれらを串刺しにして固定することによって形成してもよい。用いることのできる樹脂は、当該技術分野においてこれまで用いられてきた樹脂と同様のものである。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば前記実施形態においては、円環状櫛歯21の中心位置と、塗布部軸20の軸線との位置が一致するように円環状櫛歯21が配置されていたが、これに代えて、一部又はすべての円環状櫛歯の中心位置を、塗布部軸20の軸線から偏倚させてもよい。
また円環状櫛歯21は、その形状が真円の円環であることを要せず、例えば一部又はすべてが楕円の輪郭を有する円環であってもよい。
10 マスカラ塗布具
11 支持軸
12 塗布部
12C 中央域
12F 前方域
12R 後方域
20 塗布部軸
21 櫛歯

Claims (8)

  1. マスカラ化粧料を塗布する塗布部が、塗布部軸と該塗布部軸に沿って配列された複数の円環状櫛歯を有するマスカラ塗布具であって、
    塗布部軸を横からみたときに、塗布部の長手方向中央域を挟んで前方域及び後方域それぞれに位置する円環状櫛歯群が、該中央域に向けて傾斜しており、
    前方域及び後方域それぞれに位置する円環状櫛歯群の傾斜方向が反対向きになっており、
    中央域から前方域及び後方域それぞれに向かうにつれ、円環状櫛歯の傾斜の程度が徐々に大きくなっているマスカラ塗布具。
  2. 塗布部軸が、略直線であるか又は凸状に湾曲している請求項1記載のマスカラ塗布具。
  3. 塗布部軸を横からみたときに、塗布部軸の上面が、円環状櫛歯の傾斜する方向と反対方向に傾斜している請求項1又は2記載のマスカラ塗布具。
  4. 塗布部のうち、円環状櫛歯の傾斜の程度が大きい部位に位置する円環状櫛歯ほど、隣り合う円環状櫛歯の配置のピッチが大きくなっている請求項1ないし3のいずれか一項に記載のマスカラ塗布具。
  5. 塗布部を水平に支持し、塗布部軸を横からみたときに、該塗布部軸は、中央域が端部域よりも太くなっている請求項1ないし4のいずれか一項に記載のマスカラ塗布具。
  6. 塗布部を水平に支持し、塗布部軸を上からみたときに、該塗布部軸は、中央域が端部域よりも細くなっている請求項1ないし5のいずれかに記載のマスカラ塗布具。
  7. 塗布部の前方域における先端部に、該塗布部の長手方向に延びる突起が複数形成されている請求項1ないし6のいずれかに記載のマスカラ塗布具。
  8. 請求項1記載のマスカラ塗布具を用いてマスカラをまつ毛に塗布する美容のための化粧方法であって、
    マスカラ化粧料を保持させた塗布部をまつ毛に当接させて、該塗布部の円環状櫛歯間にまつ毛を挿入し、まつ毛を梳きながらまつ毛にマスカラ化粧料を塗布するに際し、
    塗布部の上面側から円環状櫛歯間にまつ毛を挿入し、該塗布部を塗布部軸回りに90度回転させながらまつ毛にマスカラ化粧料を塗布する化粧方法。
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