JP2012239014A - ネットワーク装置及び待ち受け指示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザ(移動機)の通信状況や通信履歴を考慮した適切な待ち受けRATを指示できるネットワーク装置及び待ち受け指示方法を提供する。
【解決手段】ネットワーク装置100は、移動機が無線基地局と無線通信を実行する際に、移動機が無線基地局との間で用いる無線アクセスベアラの種類と、移動機とが対応付けられたユーザ情報を取得し、取得したユーザ情報を蓄積する記憶部120と、記憶部120に蓄積されているユーザ情報に基づいて、移動機が用いる頻度が高い無線アクセスベアラを判定するとともに、判定した無線アクセスベアラに応じて移動機が待ち受けを行うべき無線アクセス技術を決定する待ち受けRAT決定部115と、待ち受けRAT決定部115によって決定された無線アクセス技術を移動機に指示する待ち受けRAT指示部117とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、無線アクセス技術(RAT)が異なる複数の移動通信システムに接続可能な移動機に対して、移動機が待ち受けを行うべき移動通信システムを指示するネットワーク装置及び待ち受け指示方法に関する。
3rd Generation Partnership Project(3GPP)では、3G(W-CDMA)やLong Term Evolution(LTE)など、無線アクセス技術(RAT)が異なる複数の移動通信システムに関する仕様が規定されている。LTEは、回線交換ドメイン(CSドメイン)は用いられず、パケット交換ドメイン(PSドメイン)のみで構成される。
しかしながら、LTEの導入当初から暫くの間においては、LTEが展開されるエリアの広さや設備計画などの理由から、3GとLTEとを併用したサービスの提供が予定されている。
具体的には、音声通話やShort Message Service(SMS)など、従来CSドメインの機能を用いて提供されていたサービスは、3GのCSドメインを活用することが検討されている。そこで、LTEにおいて待ち受けを行っている移動機であっても、当該サービスを利用する場合には、3GのCSドメインに切り替えるCSフォールバックが規定されている(例えば、非特許文献1)。
また、3GとLTEとが併存する環境では、優先的に待ち受けを行うべき無線アクセス技術(移動通信システム)を移動機の種別毎に指定する制御方法が検討されている。
NTT DOCOMOテクニカル・ジャーナルVol. 17 No.3、2009年10月
しかしながら、上述した従来の制御方法には、次のような問題があった。すなわち、上述した従来の制御方法は、移動機の種別毎に優先的に待ち受けを行うべきRATを指定するため、実際のユーザ(移動機)の通信状況や通信履歴に対応した待ち受けを行うことが難しい問題があった。
具体的には、(1)ユーザ単位で待ち受けRATを指示することできない、(2)移動機の直前の通信状況を考慮した待ち受けRATを指示することができない、(3)移動機が主に通信に用いる無線アクセスベアラ(RAB)を考慮した待ち受けRATを指示することができない、といった問題があった。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザ(移動機)の通信状況や通信履歴を考慮した適切な待ち受けRATを指示できるネットワーク装置及び待ち受け指示方法の提供を目的とする。
上述した問題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、無線アクセス技術が異なる複数の移動通信システム(LTEシステム10、3Gシステム20)に接続可能な移動機(移動機300)に対して、前記移動機が待ち受けを行うべき移動通信システムを指示するネットワーク装置(例えば、ネットワーク装置100)であって、前記移動機が無線基地局と無線通信を実行する際に、前記移動機が前記無線基地局との間で用いる無線アクセスベアラ(PSベアラ、CSベアラ)の種類と、前記移動機とが対応付けられたユーザ情報を取得し、取得した前記ユーザ情報を蓄積する情報蓄積部(ユーザ情報更新部111及び記憶部120)と、前記情報蓄積部に蓄積されている前記ユーザ情報に基づいて、前記移動機が用いる頻度が高い無線アクセスベアラを判定するとともに、判定した前記無線アクセスベアラに応じて前記移動機が待ち受けを行うべき無線アクセス技術を決定する決定部(待ち受けRAT決定部115)と、前記決定部によって決定された前記無線アクセス技術を前記移動機に指示する指示部(待ち受けRAT指示部117)とを備えることを要旨とする。
本発明の第1の特徴において、前記情報蓄積部は、前記移動機が前記無線基地局と無線アクセスベアラを用いて無線通信を開始した場合に前記ユーザ情報を取得し、前記指示部は、前記移動機が前記無線通信を終了した場合に、前記決定部によって決定された前記無線アクセス技術を前記移動機に指示してもよい。
本発明の第1の特徴において、前記決定部によって決定された前記無線アクセス技術を、前記ネットワーク装置が属する移動通信システムと異なる無線アクセス技術を用いる他の移動通信システムに属する他のネットワーク装置(例えば、ネットワーク装置200)に通知する情報交換部(情報交換部113)を備えてもよい。
本発明の第1の特徴において、前記決定部は、前記移動機が用いる頻度が高い無線アクセスベアラを判定する際に、少なくとも何れかの無線アクセスベアラに適用されるオフセット値を用いて、前記移動機が用いる頻度が高い無線アクセスベアラを判定してもよい。
本発明の第1の特徴において、前記決定部は、前記移動機が用いる無線アクセスベアラの頻度が所定の閾値を超えた場合、前記所定の閾値を超えた無線アクセスベアラに対応する無線アクセス技術を前記移動機が待ち受けを行うべき無線アクセス技術として決定してもよい。
本発明の第2の特徴は、無線アクセス技術が異なる複数の移動通信システムに接続可能な移動機に対して、前記移動機が待ち受けを行うべき移動通信システムを指示する待ち受け指示方法であって、前記移動機が無線基地局と無線通信を実行する際に、前記移動機が前記無線基地局との間で用いる無線アクセスベアラの種類と、前記移動機とが対応付けられたユーザ情報を取得し、取得した前記ユーザ情報を蓄積するステップと、蓄積されている前記ユーザ情報に基づいて、前記移動機が用いる頻度が高い無線アクセスベアラを判定するとともに、判定した前記無線アクセスベアラに応じて前記移動機が待ち受けを行うべき無線アクセス技術を決定するステップと、決定された前記無線アクセス技術を前記移動機に指示するステップとを備えることを要旨とする。
本発明の特徴によれば、ユーザ(移動機)の通信状況や通信履歴を考慮した適切な待ち受けRATを指示できるネットワーク装置及び待ち受け指示方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る移動通信システムの全体概略構成図である。 本発明の実施形態に係るネットワーク装置100の機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る記憶部120に蓄積されるユーザ情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るネットワーク装置100を含む移動通信システムによるRAT指示シーケンスを示す図である。 本発明の実施形態に係るネットワーク装置100による待ち受けRAT決定処理フローを示す図である。 本発明の実施形態に係るネットワーク装置100による待ち受けRAT決定処理フローの変形例を示す図である。
次に、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(1)移動通信システムの全体概略構成
図1は、本実施形態に係る移動通信システムの全体概略構成図である。図1に示すように、本実施形態に係る移動通信システムは、LTEシステム10と、3Gシステム20とによって構成される。LTEシステム10は、パケット交換(PS)ドメインのみで構成される。一方、3Gシステム20は、PSドメイン及び回線交換(CS)ドメインによって構成される。
LTEシステム10は、Long Term Evolution(LTE)方式に従った移動通信システムである。3Gシステム20は、3G方式(W-CDMA)に従った移動通信システムである。すなわち、LTEシステム10と3Gシステム20とでは、使用する無線通信技術(RAT)が異なっている。
LTEシステム10は、ネットワーク装置100及びeNodeB 150を含む。3Gシステム20は、ネットワーク装置200、RNC 210及びNodeB 250を含む。移動機300は、複数の移動通信システム(LTEシステム10、3Gシステム20)に接続することができる。
ネットワーク装置100は、eNodeB 150及びネットワーク装置200と接続される。ネットワーク装置100及びネットワーク装置200は、コアネットワーク(不図示)上に設けられる。ネットワーク装置100は、例えば、eNodeB 150を収容し、移動機300のモビリティ制御などを提供するMobility Management Equipment(MME)が該当し得る。特に、本実施形態では、ネットワーク装置100は、移動機300に対して、移動機300が待ち受けを行うべき移動通信システムを指示する機能を提供する。
eNodeB 150は、LTE方式に従った無線アクセスベアラ(RAB)を移動機300と設定し、無線通信を実行する無線基地局である。具体的には、eNodeB 150は、パケット通信用のRABであるPSベアラを移動機300と設定する。
ネットワーク装置200は、NodeB 250及びネットワーク装置100と接続される。ネットワーク装置200は、例えば、回線交換(CS)機能を有する論理ノードであるMobile Switching Center(MSC)が該当し得る。
RNC 210は、NodeB 250を介して移動機300を制御する。NodeB 250は、3G方式に従った無線アクセスベアラ(RAB)を移動機300と設定し、無線通信を実行する無線基地局である。具体的には、NodeB 250は、パケット通信用のRABであるPSベアラ、または回線交換用のRABであるCSベアラを移動機300と設定する。
(2)ネットワーク装置の機能ブロック構成
図2は、ネットワーク装置100の機能ブロック図である。なお、ネットワーク装置200もネットワーク装置100と同様の機能を有していてもよい。
図2に示すように、ネットワーク装置100は、制御部110及び記憶部120を備える。制御部110は、ユーザ情報更新部111、情報交換部113、待ち受けRAT決定部115及び待ち受けRAT指示部117を備える。
記憶部120は、制御部110と接続されたメモリやハードディスクなどの記憶媒体である。記憶部120には、後述するように、ユーザ(移動機)毎のRABの使用履歴などを含む通信履歴が記憶される。
ユーザ情報更新部111は、移動機300が無線基地局(eNodeB 150またはNodeB 250)と無線通信を実行する際に、移動機300が当該無線基地局との間で用いるRAB(PSベアラ、CSベアラ)の種類と、移動機300とが対応付けられたユーザ情報を取得し、取得したユーザ情報を記憶部120に蓄積する。本実施形態では、ユーザ情報更新部111及び記憶部120によって、情報蓄積部が構成される。
具体的には、ユーザ情報更新部111は、移動機300がeNodeB 150とRAB(PSベアラ)を用いて無線通信を開始した場合、移動機300がeNodeB 150と設定した当該RABの情報をeNodeB 150から取得する。一方、移動機300がNodeB 250とRAB(CSベアラまたはPSベアラ)を用いて無線通信を開始した場合、移動機300がNodeB 250と設定した当該RABの情報をネットワーク装置200から取得する。
ユーザ情報更新部111は、取得したRABの情報と、移動機300(ユーザ)の識別子とを対応付けたユーザ情報を記憶部120に蓄積する。
ここで、図3は、記憶部120に蓄積されるユーザ情報の一例を示す。図3に示すように、ユーザ情報は、ユーザ(移動機)識別子、CSベアラ及びPSベアラの設定回数(CSカウンタ及びPSカウンタ)、CSカウンタ及びPSカウンタの合計値である「累計」、及びCSベアラ及びPSベアラの設定回数のカウント開始日時によって構成される。なお、ユーザ情報に含まれる項目は、図3に示した例に限られず、例えば、後述するオフセット値などを含んでもよい。
情報交換部113は、ユーザ情報更新部111から出力されたユーザ情報をネットワーク装置200に通知する。また、情報交換部113は、待ち受けRAT決定部115によって決定されたRATをネットワーク装置200、つまり、ネットワーク装置100が属するLTEシステム10と異なるRATを用いる3Gシステム20(他の移動通信システム)に属するネットワーク装置200(他のネットワーク装置)に通知する。本実施形態において、情報交換部113は、通知部を構成する。
待ち受けRAT決定部115は、移動機300が設定したRABの設定状況に基づいて、移動機300が待ち受けを行うべきRATを決定する。具体的には、待ち受けRAT決定部115は、記憶部120に蓄積されているユーザ情報(図3参照)に基づいて、移動機300が用いる頻度が高いRABを判定する。さらに、待ち受けRAT決定部115は、判定したRABに応じて移動機300が待ち受けを行うべきRATを決定する。
例えば、待ち受けRAT決定部115は、移動機300が設定したCSベアラの設定回数がPSベアラの設定回数よりも多い場合、CSベアラを提供する3G方式を移動機300が待ち受けを行うべきRATとして決定する。
また、待ち受けRAT決定部115は、移動機300が用いる頻度が高いRABを判定する際に、少なくとも何れかのRABに適用されるオフセット値を用いて、移動機300が用いる頻度が高いRABを判定してもよい。なお、当該オフセット値を用いたRABの判定方法については後述する。
さらに、待ち受けRAT決定部115は、移動機300が用いるRABの頻度が所定の閾値(例えば、10回/日)を超えた場合、当該所定の閾値を超えたRABに対応するRATを移動機300が待ち受けを行うべきRATとして決定してもよい。
待ち受けRAT指示部117は、待ち受けRAT決定部115によって決定されたRATを移動機300に指示する。具体的には、待ち受けRAT指示部117は、eNodeB 150を介して移動機300に送信される報知情報を用いて、移動機300が待ち受けを行うべきRATを指示する。なお、当該RATを指示する報知情報としては、例えば、RRC CONNECTION RELEASEのIdleModeMobilityControlInfoを用いることができる。なお、3Gシステム20(NodeB 250)を介して移動機300が待ち受けを行うべきRATを指示する場合には、例えば、Utran Mobility InformationのDedicated priority Informationを用いることができる。
また、待ち受けRAT指示部117は、移動機300が無線基地局との無線通信を終了した場合に、待ち受けRAT決定部115によって決定されたRATを移動機300に指示してもよい。
(3)ネットワーク装置の動作
次に、上述したネットワーク装置100の動作について説明する。具体的には、ネットワーク装置100を含む移動通信システムによるRAT指示シーケンス、及び待ち受けRAT決定処理フローについて説明する。
(3.1)RAT指示シーケンス
図4は、ネットワーク装置100を含む移動通信システムによるRAT指示シーケンスを示す。図4に示すように、移動機300は、eNodeB 150を介してネットワーク装置100と通信を開始する(S10)。ネットワーク装置100は、移動機300がeNodeB 150と設定したRAB(PSベアラ)を取得するとともに、取得したRABを移動機300の識別子と対応付けたユーザ情報を記憶する(S20)。
次いで、ネットワーク装置100は、取得したRABの情報(ユーザ情報)をネットワーク装置200に通知する(S30)。ネットワーク装置200は、当該RABの情報を記憶する(S40)。
移動機300は、eNodeB 150との間で設定したPSベアラを用いた通信を終了に伴い、ネットワーク装置100との通信を終了する(S50)。ネットワーク装置100は、蓄積されている移動機300のユーザ情報(図3参照)に基づいて、移動機300が待ち受けるべきRATを決定する(S60)。例えば、移動機300のユーザ情報が図3に示す「#A」である場合、CSカウンタの値がPSカウンタの値よりも大きいため、CSベアラを設定可能な3G方式が待ち受けRATとして決定される。
ネットワーク装置100は、決定したRATを移動機300に通知する(S70)。この結果、移動機300は、3Gシステム20のNodeB 250によって形成される3Gセル(図1参照)において待ち受けを開始する。
(3.2)待ち受けRAT決定処理フロー
図5は、ネットワーク装置100による待ち受けRAT決定処理フローを示す。図5に示すように、ネットワーク装置100は、記憶部120に蓄積されているCSベアラ及びPSベアラの設定回数(CSカウンタ及びPSカウンタ)を検索する(S110)。ここで、図5に示すRAT決定処理フローでは、CSカウンタに加算されるオフセット値が用いられる。ネットワーク装置100は、例えば、ユーザ「#A」のユーザ情報として、CSカウンタ(10)、PSカウンタ(1025)及びオフセット(1000)を取得する。
ネットワーク装置100は、取得したCSカウンタ、PSカウンタ及びオフセットの値に基づいて、移動機300が待ち受けるべきRATを決定する(S120〜S140)。具体的には、「PSカウンタ≦CSカウンタ+オフセット値」に基づいて、RATを決定する。ユーザ「#A」の場合、1025>1010(=10+1000)であり、「PSカウンタ≦CSカウンタ+オフセット値」は偽であるため、PSドメインのみによって構成されるLTEシステム10(LTE方式)がRATとして決定される(S140)。一方、「PSカウンタ≦CSカウンタ+オフセット値」が真である場合、CSドメインを備える3Gシステム20(3G方式)がRATとして決定される。
なお、図5に示すように、オフセット値は、ユーザ毎に変更してもよいし、値の異なるオフセット値をユーザにランダムに割り当てるようにしてもよい。或いは、オフセット値は「0」、つまり、オフセット値は用いなくても構わない。また、オフセット値は、局データとしてネットワーク装置100に提供されて設定されるものであってもよい。
さらに、ネットワーク装置100は、記憶部120に記憶されている古いRABの情報(CSカウンタ及びPSカウンタ)を削除してもよい。例えば、「累計」(図3参照)が1000を超えた場合、最も古いRABの情報エントリを削除してもよい。当該エントリを削除する場合には、「カウンタ開始日時」も更新される。或いは、「カウント開始日時」から72時間を超えた場合、該当するRABの情報エントリを削除するようにしてもよい。当該エントリを削除する場合には、「累計」も更新される。
また、ネットワーク装置100は、CSカウンタの値が所定の閾値(例えば、30)を超えている場合、つまり、移動機300が用いるRABの頻度が所定の閾値を超えた場合、3G方式に待ち受けをするように移動機300に指示してもよい。同様に、ネットワーク装置100は、PSカウンタの値が所定の閾値(例えば、1000)を超えている場合、LTE方式に待ち受けをするように移動機300に指示してもよい。なお、所定の閾値は、局データとしてネットワーク装置100に提供されて設定されるものであってもよい。
(3.3)変形例
図6は、上述した待ち受けRAT決定処理フローの変形例を示す。図6に示す待ち受けRAT決定処理フローでは、ネットワーク装置100は、移動機300が実行した直前の通信において用いたRABがCSベアラまたはPSベアラであるかを判定する(S210)。当該RABがCSベアラの場合、ネットワーク装置100は、3G方式に待ち受けをするように移動機300に指示する(S220)。一方、当該RABがPSベアラの場合、ネットワーク装置100は、LTE方式に待ち受けをするように移動機300に指示する(S230)。このように、ネットワーク装置100は、移動機300が実行した直前の通信において用いたRABに基づいて、移動機300が待ち受けるべきRATを決定してもよい。このような変形例によれば、通信終了後に同一種類の通信を再度実行する際に、移動機300の接続遅延を効果的に軽減できる。
(5)作用・効果
本実施形態に係るネットワーク装置100(ネットワーク装置200)によれば、記憶部120に蓄積されているユーザ情報に基づいて、移動機300が用いる頻度が高いRABが判定されるとともに、判定したRABに応じて移動機300が待ち受けを行うべきRATが決定される。そして、移動機300は、決定されたRATを用いる移動通信システムにおいて待ち受けを行う。このため、ユーザ(移動機)の通信状況や通信履歴を考慮した適切な待ち受けRATを指示できる。つまり、ネットワーク装置100によれば、(1)ユーザ単位で待ち受けRATを指示することできない、(2)移動機の直前の通信状況を考慮した待ち受けRATを指示することができない、(3)移動機が主に通信に用いる無線アクセスベアラ(RAB)を考慮した待ち受けRATを指示することができない、といった問題を解消し得る。
さらに、このように、通信状況や通信履歴を考慮した適切な待ち受けRATを指示できるため、移動機300の接続遅延を軽減し、スムーズな通信開始が可能となる。
また、本実施形態では、移動機300が無線通信を開始した場合にユーザ情報が取得され、移動機300が無線通信を終了した場合に、決定されたRATが移動機300に指示される。このため、移動機300の無線通信終了後、最新の通信状況や通信履歴を考慮した最適な待ち受けRATを指示できる。
本実施形態では、ネットワーク装置100によって決定されたRATが、3Gシステム20に属するネットワーク装置200に通知される。このため、RATの種別に関わらず待ち受けるべきRATを移動機300に確実に指示できる。
本実施形態では、オフセット値を用いたRATの決定や、所定の閾値を超えた場合における特定のRATの決定が行われるため、移動通信システムの環境や複数ユーザ(移動機)の実施の通信状況や通信履歴を考慮した柔軟な待ち受けRATの決定が可能となる。
(6)その他の実施形態
上述したように、本発明の一実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態が明らかとなろう。
例えば、上述した実施形態では、移動機300が無線通信を開始した場合にユーザ情報が取得され、移動機300が無線通信を終了した場合に、決定されたRATが移動機300に指示される形態としたが、ユーザ情報の取得タイミングや、RATの移動機300への指示タイミングは、必ずしもこのようなタイミングに限定されない。例えば、移動機300に対して、定期的に待ち受けるべきRATを指示するようにしてもよい。ユーザ情報を取得するタイミングは、移動機300が無線通信を終了した場合としてもよい。
上述した実施形態では、3GとLTEとを例として説明したが、本発明は、3GやLTE以外の無線アクセス技術(例えば、GSMや無線LAN)にも勿論適用することができる。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
10…LTEシステム
20…3Gシステム
100…ネットワーク装置
110…制御部
111…ユーザ情報更新部
113…情報交換部
115…待ち受けRAT決定部
117…待ち受けRAT指示部
120…記憶部
150…eNodeB
200…ネットワーク装置
210…RNC
250…NodeB
300…移動機

Claims (6)

  1. 無線アクセス技術が異なる複数の移動通信システムに接続可能な移動機に対して、前記移動機が待ち受けを行うべき移動通信システムを指示するネットワーク装置であって、
    前記移動機が無線基地局と無線通信を実行する際に、前記移動機が前記無線基地局との間で用いる無線アクセスベアラの種類と、前記移動機とが対応付けられたユーザ情報を取得し、取得した前記ユーザ情報を蓄積する情報蓄積部と、
    前記情報蓄積部に蓄積されている前記ユーザ情報に基づいて、前記移動機が用いる頻度が高い無線アクセスベアラを判定するとともに、判定した前記無線アクセスベアラに応じて前記移動機が待ち受けを行うべき無線アクセス技術を決定する決定部と、
    前記決定部によって決定された前記無線アクセス技術を前記移動機に指示する指示部と
    を備えるネットワーク装置。
  2. 前記情報蓄積部は、前記移動機が前記無線基地局と無線アクセスベアラを用いて無線通信を開始した場合に前記ユーザ情報を取得し、
    前記指示部は、前記移動機が前記無線通信を終了した場合に、前記決定部によって決定された前記無線アクセス技術を前記移動機に指示する請求項1に記載のネットワーク装置。
  3. 前記決定部によって決定された前記無線アクセス技術を、前記ネットワーク装置が属する移動通信システムと異なる無線アクセス技術を用いる他の移動通信システムに属する他のネットワーク装置に通知する情報交換部を備える請求項1に記載のネットワーク装置。
  4. 前記決定部は、前記移動機が用いる頻度が高い無線アクセスベアラを判定する際に、少なくとも何れかの無線アクセスベアラに適用されるオフセット値を用いて、前記移動機が用いる頻度が高い無線アクセスベアラを判定する請求項1に記載のネットワーク装置。
  5. 前記決定部は、前記移動機が用いる無線アクセスベアラの頻度が所定の閾値を超えた場合、前記所定の閾値を超えた無線アクセスベアラに対応する無線アクセス技術を前記移動機が待ち受けを行うべき無線アクセス技術として決定する請求項1に記載のネットワーク装置。
  6. 無線アクセス技術が異なる複数の移動通信システムに接続可能な移動機に対して、前記移動機が待ち受けを行うべき移動通信システムを指示する待ち受け指示方法であって、
    前記移動機が無線基地局と無線通信を実行する際に、前記移動機が前記無線基地局との間で用いる無線アクセスベアラの種類と、前記移動機とが対応付けられたユーザ情報を取得し、取得した前記ユーザ情報を蓄積するステップと、
    蓄積されている前記ユーザ情報に基づいて、前記移動機が用いる頻度が高い無線アクセスベアラを判定するとともに、判定した前記無線アクセスベアラに応じて前記移動機が待ち受けを行うべき無線アクセス技術を決定するステップと、
    決定された前記無線アクセス技術を前記移動機に指示するステップと
    を備える待ち受け指示方法。
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