JP2012234654A - 電気コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は簡単な構造で、ケーブルの引き出し方向の自由度を持たせることができ、ケーブルの接続性や作業性が良い構造の電気コネクタを提供する。
【解決手段】本目的は相手コンタクトと接続する接触部121とケーブル80と接続する接続部とを有する複数のコンタクト12と、コンタクト12を配列・保持する少なくとも1つの絶縁物とを備える電気コネクタ10において、少なくとも1つの絶縁物には、コンタクト12が保持される保持手段を設け、コンタクト12の接続部には、第1ナット22が動かないように保持される空間122とボルト20が入る貫通孔123とを設け、ケーブル80が固定された端子26を、空間122に保持した状態の第1ナット22と第2ナット24とをボルト20に螺着することにより挟持し、ケーブル80を、ケーブル80の突出方向を90度変位できるように保持できることを特徴とする電気コネクタ10により達成できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車載機器や通信機器や電気機器や電子機器に使用される電気コネクタに関するもので、特に、接続されるケーブルの突出方向に自由度(突出方向を変えられる)を持たせる構造に関するものである。
一般的に、ケーブルが接続される電気コネクタは、相手コンタクトと接続する接触部とケーブルと接続する接続部とを有する複数のコンタクトと、該コンタクトを配列・保持する少なくとも1つの絶縁物とを備えている。下記に示す特許文献1の図1や図2のように、ケーブルは一方向側に突出されている。
下記に、ケーブルが接続した本出願人が提案した文献として、特許文献1(特願2011−27148)を挙げます。
特願2011−27148の要約によると、簡単な構造で、コネクタの小型化ができ、感電の恐れの無い電気コネクタを提供することを目的とし、少なくともプラグハウジング112とプラグコンタクト126とを有するプラグコネクタ110と、少なくともレセプタクルハウジング152とレセプタクルコンタクト166とを有するレセプタクルコネクタ150と、が着脱自在に嵌合する電気コネクタ100であって、レセプタクルコネクタ150のレセプタクルコンタクト収容孔174内に収容されたレセプタクルコンタクト166の先端より嵌合側に近い位置に感電防止部176を設け、プラグコネクタ110のプラグコンタクト126の先端側に感電防止部176を逃げるプラグコンタクトスリット136が設けることを特徴とする電気コネクタ100が開示されている。
従来は、接続端子とケーブルを圧着した後に、コネクタに装着していた為、特許文献1のように、ケーブルを一方向にしか引き出すことが出来なく、ケーブルの接続性や作業性が悪いと言った課題があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、簡単な構造で、ケーブルの引き出し方向の自由度を持たせることができ、ケーブルの接続性や作業性が良い構造の電気コネクタを提供せんとするものである。
本目的は、請求項1記載のように、相手コンタクトと接続する接触部とケーブルと接続する接続部とを有する複数のコンタクトと、該コンタクトを配列・保持する少なくとも1つの絶縁物とを備える電気コネクタにおいて、
少なくとも1つの前記絶縁物には、前記コンタクトが保持される保持手段を設け、
前記コンタクトの接続部には、第1ナットが動かないように保持される空間とボルトが入る貫通孔とを設け、
前記ケーブルが固定された端子を、前記空間に保持した状態の前記第1ナットと第2ナットとを前記ボルトに螺着することにより挟持し、
前記ケーブルを、前記ケーブルの突出方向を90度変位できるように保持できることを特徴とする電気コネクタにより達成できる。
請求項2記載の電気コネクタは、前記空間は、2つの側壁部と該側壁部より略90度折曲られた折曲部と前記貫通孔の端部と連設した突出片とにより形成し、2つの側壁部と2つの折曲部と突出片により前記第1ナットを保持することを特徴とする請求項1記載の電気コネクタにある。
また、請求項3記載の電気コネクタは、前記ボルトと前記第1ナットとの間に、ネジ緩み防止手段を設けることを特徴とする請求項1または2記載の電気コネクタにある。
さらに、請求項4記載の電気コネクタは、2本の検出コンタクトを配置することを特徴とする請求項1または2、3記載の電気コネクタにある。
以上の説明から明らかなように、本発明の電気コネクタによると、次のような優れた効果が得られる。本電気コネクタでは、コネクタに配置された後のコンタクトに第1ナットと第2ナットとで共締めしているため、ケーブルの引き出し方向の自由度(突出方向を90度変位させられる)を持たせることができ、ケーブルの接続性や作業性が良く、安定した接続が得られる。
(1)請求項1記載のように、相手コンタクトと接続する接触部とケーブルと接続する接続部とを有する複数のコンタクトと、該コンタクトを配列・保持する少なくとも1つの絶縁物とを備える電気コネクタにおいて、少なくとも1つの前記絶縁物には、前記コンタクトが保持される保持手段を設け、前記コンタクトの接続部には、第1ナットが動かないように保持される空間とボルトが入る貫通孔とを設け、前記ケーブルが固定された端子を、前記空間に保持した状態の前記第1ナットと第2ナットとを前記ボルトに螺着することにより挟持し、前記ケーブルを、前記ケーブルの突出方向を90度変位できるように保持できることを特徴とする電気コネクタにしているので、簡単な構造で、ケーブルの引き出し方向の自由度を持たせることができ、ケーブルの接続性や作業性が良く、安定した接続が得られる。
(2)請求項2記載の電気コネクタは、前記空間は、2つの側壁部と該側壁部より略90度折曲られた折曲部と前記貫通孔の端部と連設した突出片とにより形成し、2つの側壁部と2つの折曲部と突出片により前記第1ナットを保持することを特徴とする請求項1記載の電気コネクタにしているので、簡単に、コネクタに配置された後のコンタクトに第1ナットと第2ナットとで共締めでき、ケーブルの引き出し方向の自由度を持たせることができ、ケーブルの接続性や作業性が良く、安定した接続が得られる。
(3)請求項3記載の電気コネクタは、前記ボルトと前記第1ナットとの間に、ネジ緩み防止手段を設けることを特徴とする請求項1または2記載の電気コネクタにしているので、簡単に、コネクタに配置された後のコンタクトに第1ナットと第2ナットとで共締めでき、第1ナットが緩み難く、ケーブルの引き出し方向の自由度を持たせることができ、ケーブルの接続性や作業性が良く、安定した接続が得られる。
(4)請求項4記載の電気コネクタは、2本の検出コンタクトを配置することを特徴とする請求項1または2、3記載の電気コネクタにしているので、簡単に、コネクタに配置された後のコンタクトに第1ナットと第2ナットとで共締めでき、第1ナットが緩み難く、ケーブルの引き出し方向の自由度を持たせることができ、ケーブルの接続性や作業性が良く、安定した接続が得られ、2本の検出コンタクトとコンタクトの配置位置によって相手コネクタとの嵌合時の方向性を無くすことも可能である。
る。
(A) ケーブルが接続されていない状態での本発明の電気コネクタを嵌合方向より見た斜視図である。(B) ケーブルが接続されていない状態での本発明の電気コネクタを接続方向より見た斜視図である。(C) ケーブルが接続されていない状態での本発明の電気コネクタをコンタクト部分で断面した断面図である。 (A) ケーブルが真下に接続された状態での本発明の電気コネクタを接続方向より見た斜視図である。(B) ケーブルが90度方向に接続された状態での本発明の電気コネクタを接続方向より見た斜視図である。 (A) ケーブルが接続された状態での本発明の電気コネクタを、あるコンタクト部分で断面した断面図である。(B) ケーブルが接続された状態での本発明の電気コネクタを、検出コンタクト部分で断面した断面図である。 ケーブルが接続され、ハウジングを外した状態の本発明の電気コネクタを、嵌合方向よりみた斜視図である。 (A) コンタクト及びボルト、ナットの斜視図である。(B) ボルト及びナットが保持された状態のコンタクトの斜視図である。(C) コンタクトを中央部分で断面した断面図である。 (A) ハウジングを嵌合方向より見た斜視図である。(B) ハウジングを接続方向より見た斜視図である。(C) ハウジングを、あるコンタクト挿入部分で断面した断面図である。(D) ハウジングを、ある検出コンタクト挿入部分で断面した断面図である。 (A) ブロックを嵌合方向より見た斜視図である。(B) ブロックを接続方向より見た斜視図である。(C) ブロックを、あるコンタクト装着部分で断面した断面図である。(D) ブロックを、中央部分で断面した断面図である。 (A) 検出用コンタクトを嵌合方向より見た斜視図である。(B) 検出用コンタクトを接続方向より見た斜視図である。 電気コネクタとパネルに取り付け状態の斜視図である。
本発明の特徴は、相手コンタクトと接続する接触部121とケーブル80と接続する接続部とを有する複数のコンタクト12と、該コンタクト12を配列・保持する少なくとも1つの絶縁物とを備える電気コネクタ10において、少なくとも1つの前記絶縁物には、前記コンタクト12が保持される保持手段を設け、前記コンタクト12の接続部には、第1ナット22が動かないように保持される空間122とボルト20が入る貫通孔123とを設け、前記ケーブル80が固定された端子26を、前記空間122に保持した状態の前記第1ナット22と第2ナット24とを前記ボルト20に螺着することにより挟持し、前記ケーブル80を、前記ケーブル80の突出方向を90度変位できるように保持できることを特徴とする電気コネクタ10である。
つまり、本電気コネクタ10では、前記コンタクト12に2つの側壁部124と2つの折曲部125と突出片126とで形成する空間122を設け、該空間122に第1ナット22を入れ、ケーブル80が接続された端子26を、前記空間122に保持した状態の前記第1ナット22と第2ナット24とを前記ボルト20に螺着することにより挟持し、前記ケーブル80を、前記ケーブル80の突出方向を90度変位できるようにしたものである。
図に基づいて、本発明の電気コネクタ10について説明する図1(A)はケーブルが接続されていない状態での本発明の電気コネクタを嵌合方向より見た斜視図であり、(B)はケーブルが接続されていない状態での本発明の電気コネクタを接続方向より見た斜視図であり、(C)はケーブルが接続されていない状態での本発明の電気コネクタをコンタクト部分で断面した断面図である。図2(A)はケーブルが真下に接続された状態での本発明の電気コネクタを接続方向より見た斜視図であり、(B)はケーブルが90度方向に接続された状態での本発明の電気コネクタを接続方向より見た斜視図である。図3(A)はケーブルが接続された状態での本発明の電気コネクタを、あるコンタクト部分で断面した断面図であり、(B)はケーブルが接続された状態での本発明の電気コネクタを、検出コンタクト部分で断面した断面図である。図4はケーブルが接続され、ハウジングを外した状態の本発明の電気コネクタを、嵌合方向よりみた斜視図である。図5(A)はコンタクト及びボルト、ナットの斜視図であり、(B)はボルト及びナットが保持された状態のコンタクトの斜視図であり、(C)はコンタクトを中央部分で断面した断面図である。図6(A)はハウジングを嵌合方向より見た斜視図であり、(B)はハウジングを接続方向より見た斜視図であり、(C)はハウジングを、あるコンタクト挿入部分で断面した断面図であり、(D)はハウジングを、ある検出コンタクト挿入部分で断面した断面図である。図7(A)はブロックを嵌合方向より見た斜視図であり、(B)はブロックを接続方向より見た斜視図であり、(C)はブロックを、あるコンタクト装着部分で断面した断面図であり、(D)はブロックを、中央部分で断面した断面図である。図8(A)は検出用コンタクトを嵌合方向より見た斜視図であり、(B)は検出用コンタクトを接続方向より見た斜視図である。図9は電気コネクタとパネルに取り付け状態の斜視図である。
電気コネクタ10は少なくとも複数のコンタクト12と該コンタクト12が保持・配列される絶縁体とを備えている。本実施例では、前記絶縁体をハウジング14とブロック16との分割にし、さらに、検出コンタクト18を備えている。
本発明の電気コネクタ10について説明する前に、前記電気コネクタ10に接続されるケーブル80、82について説明する。前記ケーブル80、82は、端子やコンタクトに半田付けや圧着等により接続する芯線と該芯線を覆う編組と該編組を覆う外皮から構成されることが一般的である。
図に基づいて、本発明の電気コネクタ10について説明する。まず、本発明のポイントである前記コンタクト12について説明する。このコンタクト12は金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。前記コンタクト12の材質としては、バネ性や導電性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。
前記コンタクト12は、本実施例では図5のように略箱型形状をしている。前記コンタクト12は、少なくとも相手物と接触する接触部121と前記ケーブル80が接続する接続部とを有している。前記コンタクト12は、本実施例ではハウジング14とブロック16とで挟み込むことで保持されている。
前記接触部121は相手物に接触できればよく、その形状・大きさは相手形状や接続安定性や加工性等を考慮して適宜設計する。本実施例では略ソケット形状にしている。
前記接続部としては、2つの側壁部124と2つの折曲部125と突出片126とで前記第1ナット22が入る空間122を形成している。また、前記接続部にはボルト20が入る貫通孔123が設けられている。前記空間122に前記第1ナット22を入れ、前記ケーブル80が接続された端子26を、前記空間122に保持した状態の前記第1ナット22と第2ナット24とを前記ボルト20に螺着することにより挟持し、前記ケーブル80を、前記ケーブル80の突出方向を90度変位できるようにしている。
2つの側壁部124と2つの折曲部125と突出片126とで形成している前記空間122は、前記第1ナット22が入ればよく、前記第1ナット22の形状に沿い、かつ、安定した接続が得られるように、保持力や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。2つの側壁部124と2つの折曲部125と突出片126も、同様に、保持力や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。
次に、前記検出用コンタクト18について説明する。この検出用コンタクト18は金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。前記検出用コンタクト18の材質としては、バネ性や導電性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。
前記検出用コンタクト18は、本実施例では略箱型形状をしている。前記検出用コンタクト18は、少なくとも相手物と接触する接触部181と前記ケーブル82が接続する接続部183とを有している。前記検出用コンタクト18はハウジング14に保持できれば、如何なる方法でも保持してもよく、圧入や引っ掛け(ランス)や溶着等が挙げられるが、本実施例では引っ掛け(ランス182)よって保持されている。
前記接触部181は相手物と接触できればよく、接続安定性や寸法安定性や加工性等を考慮して適宜設計する。本実施例では、相手物が挿入できるように、ソケット形状にしている。
前記接続部183は前記ケーブル82と接続できればよく、圧着や圧接や半田付け等によって接続されている。本実施例では圧着によって接続されている。
前記検出用コンタクト18は使用しない場合もあるが、車載に用いる場合には安全装置(インターロック)のために使用されることが多い。
次に、ハウジング14について説明する。このハウジング14は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。
前記ハウジング14は略箱型形状をしており、相手コネクタと嵌合する嵌合部141と筐体に取り付けるためのフランジ142を有している。前記フランジ142には筐体に取り付けるための孔148が設けられている。前記孔148の形状・大きさは筐体に取り付けられればよく、保持力や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。
前記ハウジング14の嵌合部141には前記コンタクト12が入る挿入孔143が設けられている。本実施例では前記嵌合部141の中心を対称として4つ設けられている。前記挿入孔143は前記コンタクト12が入ればよく、その形状・大きさは接続安定性や保持力や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。上記のように、前記嵌合部141の中心を点対称に配置することにより相手コネクタとの嵌合の方向性がないようにしている。
前記ハウジング14の嵌合部141のほぼ中心には、前記検出用コンタクト18が入る挿入穴144が設けられている。前記挿入穴144は前記検出用コンタクト18が入り、保持できればよく、その形状・大きさは接続安定性や保持力や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。本実施例では、引っ掛け(ランス)によって保持されているため、前記挿入穴144内には、前記検出用コンタクト18のランスが引っかかる溝や孔等が設けられている。
前記ハウジング14の嵌合部141の4辺のほぼ中央には、前記ブロックと固定するための係合手段(係止孔145、145と係止穴146、146)が設けられている。前記係止孔145には、前記ブロック16の係合部164が係合する。前記係止孔145は、前記ブロック16の係合部164が入り、前記ハウジング14と前記ブロック16とが一体に保持出来ればよく、その形状・大きさは保持力や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。
前記係止穴146には、前記ブロック16の係合片165が係合する。前記係止穴146は、前記ブロック16の係合片165が入り、前記ハウジング14と前記ブロック16とが一体に保持出来ればよく、その形状・大きさは保持力や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。
前記ハウジング14の4辺の内の2辺で、前記嵌合部141の中心を対称に、相手コネクタと嵌合するための2つの係合部147が設けられている。前記係合部147は相手コネクタとの嵌合時に相手コネクタと係合する部分であり、略L形状をしている。前記係合部147の先端の突出部分が相手コネクタに引っかかることで嵌合している。前記係合部147は相手コネクタと係合し、安定した保持力が得られればよく、その形状・大きさは保持力や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。
最後に、ブロック16について説明する。このブロック16は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。
前記ブロック16は略板状片であり、本体部161とその4辺のほぼ中央には前記ハウジング14と固定するための係合手段(係合部164、164と係合片165、165)が設けられている。また、前記ハウジング14の挿入孔143及び挿入穴144に対応する位置には保持部162及び逃げ部163が設けられている。
前記保持部162は、前記コンタクト12を前記ハウジング14とで挟み込むことで、前記コンタクト12を保持する部分である。前記保持部162は、前記コンタクト12を前記ハウジング14とで挟み込むことができ、保持できればよく、その形状・大きさは、前記コンタクト12の形状・大きさに沿い、接続安定性や保持力や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。
前記逃げ部163は、前記検出用コンタクト18に接続されたケーブル82を逃げるための部分である。前記逃げ部163は前記検出用コンタクト18に接続されたケーブル82を逃げられればよく、その形状・大きさはこの役割や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。
前記係合手段(係合部164、164と係合片165、165)は、前記ハウジング14と前記ブロック16とを一体に保持するためのものである。前記係合部164は、前記ハウジング14の係止孔145に係合する部分である。前記係合部164は前記係止孔145に入り、前記ハウジング14と前記ブロック16とを一体に保持できればよく、その形状・大きさは保持力や強度や弾性や加工性等を考慮して適宜設計する。本実施例では略V字形状をして二股形状にし、2つの自由端が前記係止孔145に引っかかるようにしている。
前記係合片165は、前記ハウジング14の係止穴146に係合する部分である。前記係合片165は前記係止穴孔146に入り、前記ハウジング14と前記ブロック16とを一体に保持できればよく、その形状・大きさは保持力や強度や弾性や加工性等を考慮して適宜設計する。本実施例では略L字形状をし、自由端の突出部が前記係止穴146に引っかかるようにしている。
さらに、図9に基づいて、電気コネクタ10をパネル28に取り付けた場合について説明する。本実施例では、前記パネル28を前記ハウジング14のフランジ142の下側に取り付けているが、場合によっては前記フランジ142の上側に取り付けてもよい。客先の仕様等によって変更する。
本発明は、車載機器や通信機器や電気機器や電子機器に使用される電気コネクタに活用され、特に、接続されるケーブルの突出方向に自由度(突出方向を変えられる)を持たせる構造に関するものである。
10 電気コネクタ
12 コンタクト
121 接触部
122 空間
123 貫通孔
124 側壁部
125 折曲部
126 突出片
14 ハウジング
141 嵌合部
142 フランジ
143 挿入孔
144 挿入穴
145 係止孔
146 係止穴
147 係合部
16 ブロック
161 本体部
162 保持部
163 逃げ部
164 係合部
165 係合片
18 検出コンタクト
181 接触部
182 保持部(ランス)
183 接続部
20 ボルト
201 螺着部
22 第1ナット
24 第2ナット
26 端子
28 パネル
80 ケーブル
82 ケーブル(検出用)

Claims (4)

  1. 相手コンタクトと接続する接触部とケーブルと接続する接続部とを有する複数のコンタクトと、該コンタクトを配列・保持する少なくとも1つの絶縁物とを備える電気コネクタにおいて、
    少なくとも1つの前記絶縁物には、前記コンタクトが保持される保持手段を設け、
    前記コンタクトの接続部には、第1ナットが動かないように保持される空間とボルトが入る貫通孔とを設け、
    前記ケーブルが固定された端子を、前記空間に保持した状態の前記第1ナットと第2ナットとを前記ボルトに螺着することにより挟持し、
    前記ケーブルを、前記ケーブルの突出方向を90度変位できるように保持できることを特徴とする電気コネクタ。
  2. 前記空間は、2つの側壁部と該側壁部より略90度折曲られた折曲部と前記貫通孔の端部と連設した突出片とにより形成し、2つの側壁部と2つの折曲部と突出片により前記第1ナットを保持することを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
  3. 前記ボルトと前記第1ナットとの間に、ネジ緩み防止手段を設けることを特徴とする請求項1または2記載の電気コネクタ。
  4. 2本の検出コンタクトを配置することを特徴とする請求項1または2、3記載の電気コネクタ。
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