JP2012232512A - 配管用インナーチューブの設置方法及び配管 - Google Patents

配管用インナーチューブの設置方法及び配管 Download PDF

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Abstract

【課題】配管の洗浄及び殺菌作業をなくした使い捨てで、常に衛生的な配管を提供することが出来る配管用インナーチューブの設置方法及び配管を提供する。
【解決手段】液体、ペースト状の流動物を送液する配管内に配設するチューブであって、インフレーションチューブを配管内に貫通して載置し、一方の端辺を封鎖した該チューブの他端から該チューブ内に送気して該チューブを膨らませて配管内に密着させた後に該チューブ両端をチューブ内側から配管の端部に密着固定させる配管用インナーチューブの設置方法及び配管とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、配管内へ設置されるインナーチューブの設置方法とインナーチューブが設置された配管に関し、とりわけ、洗浄をせずに使い捨てができる食品に用いられるサニタリー配管用のインナーチューブの設置に関する。
食品の液体、ペーストなどの流体物はタンクから充填機など目的のところに運搬する手段としてポンプが一般的に用いられている。それらの経路は、主に配管が用いられ、洗浄殺菌が出来ることからステンレスのサニタリー配管が多く用いられている。送液装置の一部として設置されている配管経路は人の通行の妨げにならない位置に配設されることが多く、分解洗浄に際しては手間のかかる仕事になる傾向があった。さらにアレルギーの問題から分解洗浄の必要性が増加の傾向にある。また、洗浄では装置を分解しないで組立てたまま定置洗浄する所謂CIP洗浄が提案されている。(たとえば、特許文献1、2参照)。
特開2009-11894 特開2003-93992
しかしながら、CIPの自動洗浄は装置そのものが大掛かりであり、しかも洗浄の時間がかかることから、少量多品種の製造には適さない選択であるといえる。また、医療現場において一部ではテフロン(登録商標)チューブなどを送液配管として使用して使用後は廃棄するなどが行われているが工業的な使用方法ではない。
さらに、洗浄は設備が送液する内容物にあわせた洗剤や洗浄時間を設定する必要があり、多品種の場合は設定が繁雑となってしまう。
そこで、本発明は、これらの問題点に鑑み、過剰な洗浄設備に頼ることがなく、全く発想を変えた新たな使い捨ての配管経路を採用出来るようにした。
即ち、小分けなどに用いるポリ袋の使い捨てからヒントを得て、配管を設置した状態で配管の内側に筒状のインフレーションチューブ(インフレーションフィルム)を用いることにより、配管内に送液する内容物と接する部分のインフレーションチューブのみを使い捨てにする。それにより、洗浄及び殺菌作業をなくした使い捨てで、常に衛生的な配管経路を提供することが出来る配管用インナーチューブの設置方法及び配管を提供することを目的とする。
即ち、液体又はペースト状の流動物を送液する配管内に配設するチューブにおいて、チューブを配管内に貫通して載置し、一方の端辺を封鎖した該チューブの他端から該チューブ内に送気して該チューブを膨らませて管路内に密着させた後に該チューブ両端をチューブの内側から配管の端部に密着固定する配管用インナーチューブの設置方法とすることができる。
また、前記チューブが設置する配管の内径と略同サイズの筒状のインフレーションチューブであり、前記チューブ両端をそれぞれチューブ内側から中央部が空洞のプラグにより配管の端部に密着固定させる配管用インナーチューブの設置方法とするとさらに良く、前記液体又はペースト状の流動物が食品であると好ましい。
他の観点として、液体又はペースト状の流動物を送液する配管内にチューブが配設された配管であって、チューブを配管内に貫通して載置し、該チューブ両端を配管の端部に密着固定してある配管とすることができる。
また、前記チューブが設置する配管の内径と略同サイズの筒状のインフレーションチューブが配管内に密着載置して、前記チューブ両端をそれぞれチューブ内側に中央部が空洞のプラグを挿入させて配管の端部に密着固定してある配管とするとさらに良く、前記液体又はペースト状の流動物が食品であるとさらに良い配管を提供することが出来る。
インフレーションチューブは高温で溶解した樹脂を除菌されたクリーンな圧縮空気で筒状の連続フィルムとする製造方法で製造されており、チューブ内部のクリーン度は確保されている。さらに、既設の配管内にチューブのフィルムを密着させて使用する為にチューブの強度は必要なく、比較的肉厚の薄いものを選択できるのでコストも抑えることが出来る。また、実質の使い捨ての配管として常に新しい管路を提供して使用することが出来るのでチューブを交換するだけで新たな内容物を送液することが可能となり、分解洗浄やCIP、殺菌に要する時間を短縮できることから生産性の向上が図れる。
図1は、本発明に係る配管用インナーチューブの構成を説明する説明図である。 図2は、本発明に係る配管内に設置するチューブの設置の一例を説明する断面説明図である。 図3は、本発明に係る配管内に設置するチューブの設置の一例を説明する断面詳細説明図である。 図4は、本発明に係る配管内に設置するチューブの設置方法の一例を説明する説明図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1はインフレーションチューブ(インフレーションフィルムという表現を用いる場合もある)2、継手3、インナープラグ5と配管接続のパッキン6を説明する構成の説明である。
それらは図2に示すように配管1(配管経路)にチューブ2を密着させて、配管1より一定寸法だけ長くしておき、チューブ2の内側にインナープラグ5を挿入する。(図2の上図参照)
インナープラグ5の外径は継手3の内径寸法より若干小さく設計されている。インナープラグ5をチューブ2内に挿入し、さらに継手3内に挿入することにより、配設されたOリング7によりチューブ2を挟持し、内容物が漏洩することを防止することができる。(図2の下図参照)
さらに詳細について図3を示して説明する。図2の上図で説明したチューブ2の長い寸法分はインナープラグ5の鍔5aの部分にチューブ溜り8となる。チューブ溜り8は該インナープラグ5に配設されたOリング7と共に継手3の溝3a内に設けられた空間に収められ、チューブ2の流れ方向の固定を行うことができる。また、鍔5aは継手3に設けられた溝3aに収まり、パッキン6とともに接続先の配管へルール4と固定される構造としてある。
次に、図4を用いてチューブ2の設置の方法について説明する。
図4の1は配管内にチューブ2の設置が無い状態で新たにチューブ2を設置する際に配管にチューブ2の貫通を始める時の説明図である。
まず、リード線等を用いてインフレーションチューブ2を畳んだ状態で空の配管1内に貫通させる。
図4の2は配管に貫通させたチューブ2の一方の端を閉鎖して、他方から圧縮空気を送気して、チューブ2を膨らませて配管1内に密着させる工程の説明図である。
この工程で用いる圧縮空気は、例えば食品を移送するチューブ2の内側に送気することから、除菌フィルターを用いると共に乾燥した圧縮空気を用いることが好ましい。インフレーションチューブ2は高温で溶解した樹脂を除菌されたクリーンな圧縮空気で筒状の連続フィルム状のチューブに作成してあるので内部のクリーン度は確保されていることから殺菌洗浄を行わずにそのまま使用できる。そのため製品と洗浄水や殺菌水との混合によるロスが削減できる。
また、チューブ2を膨らませて配管1に密着させる他の方法として後に述べる送気口9から配管1内の空気を吸引して陰圧にする方法を選択することができる。
図4の3、4は配管1より一定寸法長く切断したチューブ2内にインナープラグ5を挿入して、前後のポンプや配管1と接続固定する工程の説明図である。
この時、一定寸法長く切断したチューブ2はインナープラグ5の顎5aの隅にチューブ溜り8が形成される様に挿入し、さらに継手3内に挿入する時には配設されているOリング7でチューブ2のシールできていることを確認して押込み、チューブ2を固定する。インナープラグ5の挿入が完了後は接続するヘルール継手4とパッキン6をもちいて接続する。
図4の5は、使用後に行うインナーチューブ2の交換や取外しの工程の説明図である。
上流側或いは配管内容物を送り出す側の接続するヘルール継手4を外して、継手3に盲栓(プラグ)を取り付ける。その後、送気口9(図2又は図3参照)から圧縮空気を送気すると配管1に密着していたチューブ2が外側から押し潰されチューブ2は畳まれた状態となり、チューブ2内の内容物が盲栓の反対側に押出される。この際の圧縮空気の送気量は内容物が押出される量に調整するとチューブ内の内容物の残量が軽減できる。十分に内容物が押出されたならば配管1は折りたたまれたチューブ2と空の空間とすることができる。
図4の6は図4の1と略同様の状態であり、リード線を用いて使用済みのチューブ2の取り出しと新しく敷設するチューブ2を同時に設置することが出来る説明図である。
インフレーションチューブ2の折り径はサニタリー配管1Sサイズでは約3.9cm、1.5Sサイズでは約6cm、2Sサイズでは約7.9cmとすると配管内寸法と略同寸法であり、配管内に密着設置ができることになる。これらの折り径は製幕によるのが好ましいが、製幕の効率などの理由で大きな寸法のチューブを必要な寸法に溶着、切断して折り径を変更したチューブについてもインフレーションチューブと同様に用いることができる。また、前記の数字は計算上の数字であり、略同サイズとは、先に説明したように継手3にOリング7とインナープラグ5で挟持でき、内容物が漏洩することを防止できる程度のサイズであり、用いられるチューブ2の厚みによりこれらの寸法は多少の異なりが生じる場合がある。
さらに、チューブ2の材質は無延伸のポリエチレン(LDPE)又は高密度ポリエチレン(HDPE)などのポリエチレンを優位に用いることが出来る。さらに、必要に応じて材質にポリプロピレンを選択することも出来る。
厚みは0.03mmから0.1mmのものを選択することができる。さらに厚みは0.2mmなどの厚手をも選択できるがインナープラグ、継手の形状の修正が必要になる場合もある。これら材質、厚みは交換頻度や配管の口径により適宜選択することができる。
これらにより、使い捨ての配管と同様に考えられるので配管の洗浄ならびに殺菌作業を省略すると共に細菌的な問題や混タミの問題を防止できるものである。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能である。
1 配管(配管経路)
2 (インフレーション)チューブ・インナーチューブ
3 継手
3a 溝
4 ヘルール継手
5 インナープラグ
5a 鍔
6 パッキン
7 Oリング
8 チューブ溜り
9 送気口

Claims (6)

  1. 液体又はペースト状の流動物を送液する配管内に配設するチューブにおいて、チューブを配管内に貫通して載置し、一方の端辺を封鎖した該チューブの他端から該チューブ内に送気して該チューブを膨らませて管路内に密着させた後に該チューブ両端をチューブの内側から配管の端部に密着固定することを特徴とする配管用インナーチューブの設置方法
  2. 前記チューブが設置する配管の内径と略同サイズの筒状のインフレーションチューブであり、前記チューブ両端をそれぞれチューブ内側から中央部が空洞のプラグにより配管の端部に密着固定させる請求項1記載の配管用インナーチューブの設置方法
  3. 前記液体又はペースト状の流動物が食品である請求項1又は2記載の配管用インナーチューブの設置方法
  4. 液体又はペースト状の流動物を送液する配管内にチューブが配設された配管であって、チューブを配管内に貫通して載置し、該チューブ両端を配管の端部に密着固定してあることを特徴とする配管
  5. 前記チューブが設置する配管の内径と略同サイズの筒状のインフレーションチューブが配管内に密着載置して、前記チューブ両端をそれぞれチューブ内側に中央部が空洞のプラグを挿入させて配管の端部に密着固定してある請求項4記載の配管
  6. 前記液体又はペースト状の流動物が食品である請求項4又は5記載の配管
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