JP2012231807A5 - 連棟型栽培用ハウスおよび合成樹脂製のフィルム又はシート - Google Patents

連棟型栽培用ハウスおよび合成樹脂製のフィルム又はシート Download PDF

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本発明は、連棟型栽培用ハウスおよび合成樹脂製のフィルム又はシートに関するものである。更に詳しくは、躯体に合成樹脂製のフィルム又はシートを展張して形成した外張りや骨組に展張した内張りを開閉する巻取器を有する栽培用ハウスにおいて、巻取器より上側の外張り又は内張りに雨水又は結露水が溜まらないようにしたものに関する。
(本発明の目的)
本発明は、骨組等の躯体に合成樹脂製のフィルム又はシートを展張して形成した外張りや内張りを開閉する巻取器を有する栽培用ハウスにおいて、展張状態の外張りや内張りと巻き取られたロール状態の外張りや内張り又は巻取軸との間で形成される窪みに雨水又は結露水が溜まらないようにすることにより、溜まった水の凍結により巻取器の操作ができなくなることや巻取軸を変形させたり破損させることを防止した連棟型栽培用ハウスおよび合成樹脂製のフィルム又はシートを提供することを目的とする。
(1)本発明は、
中央部分が高く、両側部分が前記中央部分より低い屋根部分を有する単棟型の栽培用ハウスを幅方向に並設し、隣り合う棟の間に棟の長さ方向に設けられている排水樋を有する谷部を備える連棟型栽培用ハウスであって、
躯体と、
該躯体に展張されている合成樹脂製のフィルム又はシートからなる外張りと、
を有し、
前記谷部の排水樋は、底板と、該底板の幅方向の両側に斜め上方に傾斜して設けられた斜板を備え、
前記躯体の幅方向の両側には、
前記外張りの端縁部を固定している巻取軸を有し、前記外張りを開閉するときに前記巻取軸自体が前記躯体上又は躯体に沿って移動しながら外張りを巻き取り又は繰り出す巻取器を備え、
前記谷部側は、
前記外張りの端縁部を固定している巻取軸を有し、前記外張りを開閉するときに前記巻取軸自体が前記躯体上又は躯体に沿って移動しながら外張りを巻き取り又は繰り出す巻取器を備え、前記外張りは前記巻取器に巻かれた状態で前記排水樋の斜板上に載せ置かれており、
前記屋根部分の下側にアーチ状のパイプで構成された内張り用の骨組をハウス内に備え、該骨組の上面側には合成樹脂製のフィルム又はシートを展張して内張りが設けられており、
該内張りの両側には、
内張りの端縁部を固定している巻取軸を有し、前記内張りを開閉するときに前記巻取軸自体が前記骨組上又は骨組に沿って移動しながら内張りを巻き取り又は繰り出す巻取器を備え、
該巻取器で前記内張りを、閉じたときの位置から開き位置まで巻き上げて停止させたときの巻取器より上側の巻き取られていない展張状態の内張りには、巻き取られたロール状態の内張りとの間で形成される窪みに溜まる結露水を排出するための透水孔が備わる、
連棟型栽培用ハウスである。
連棟型栽培用ハウスは、巻取器で外張りの下側を、閉じたときの位置から開き位置まで巻き上げて停止させたときの前記巻取器より上側の巻き取られていない展張状態の外張りには、巻き取られたロール状態の外張りとの間で形成される窪みに溜まる雨水を排出するための透水孔が備わっているのが推奨される。
(2)本発明は、
中央部分が高く両側部分が前記中央部分より低い屋根部分を有する単棟型の栽培用ハウスを幅方向に並設し、前記屋根部分の下側にアーチ状のパイプで構成された内張り用の骨組を備える連棟型栽培用ハウスの前記骨組の上面側に展張する合成樹脂製のフィルム又はシートであって、
該合成樹脂製のフィルム又はシートを前記骨組の上面側に展張して内張りが設けられ、
該内張の両側に、前記内張りの端縁部を固定する巻取軸を有し、前記内張りを開閉するときに前記巻取軸自体が前記骨組上又は骨組に沿って移動しながら内張りを巻き取り又は繰り出す巻取器が備えられ、
該巻取器で前記内張りを、閉じたときの位置から開き位置まで巻き上げて停止させたときの巻取器より上側の巻き取られていない展張状態の内張りには、巻き取られたロール状態の内張りとの間で形成される窪みに溜まる結露水を排出するための透水孔を有する、
栽培用ハウスに使用する合成樹脂製のフィルム又はシートである。
本明細書及び特許請求の範囲にいう「展張」とは、フィルム又はシートを展開して(拡げて)張設するという意味を含むものである。
また、本明細書及び特許請求の範囲にいう「外張り」、「内張り」は、透光性を有する合成樹脂製のフィルム又は概念的にはその厚さがフィルムよりやや厚いとされるシートからなるものである。合成樹脂製のフィルム又はシートの材料としては、例えばポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエステル(PE)、ポリプロピレン(PP)等があげられるが、これらに限定されるものではない。
(作用)
本発明に係る栽培用ハウスの作用を説明する。
栽培用ハウスは、巻取器の停止位置に、展張状態の外張りや内張りと巻き取られたロール状態の外張りや内張り又は前記巻取軸との間で形成される窪みに溜まる雨水又は結露水を排出するための透水孔が所要数設けられているので、前記窪みに雨水又は結露水が溜まらないようにすることができる。
これにより、前記窪みに溜まった水の凍結により巻取器の操作ができなくなることや巻取軸を変形させたり破損させることを防止することができる。
本発明は、躯体に合成樹脂製のフィルム又はシートを展張して形成した外張りや骨組に展張された内張りに、それらを開閉する巻取器を有する栽培用ハウスにおいて、巻取器の停止位置に、展張状態の外張り又は内張りと巻き取られたロール状態の外張り又は内張り若しくは巻取軸との間で形成される窪みに溜まる雨水又は結露水を排出するための透水孔が所要数設けられているので、前記窪みに雨水又は結露水が溜まらないようにすることができる。
これにより、前記窪みに溜まった水の凍結により巻取器の巻取軸を回転させる操作ができなくなることや内部で凍結した水によって巻取軸を変形させたり破損させることを防止した栽培用ハウスを提供することができる。
本発明に係る単棟型の栽培用ハウスの参考例を示す概略正面図。 図1におけるP1部の斜視説明図。 本発明に係る連棟型の栽培用ハウスの実施の形態を示す概略正面図。 図3におけるP2部の斜視説明図。
参考例
図1及び図1のP1部分を説明する図2を参照する。
外張り2においてパイプ10の軸線方向の両端部には、それぞれ巻取器4を備えている。巻取器4は、栽培用ハウスA1の長さとほぼ同じ長さの巻取軸40を有し、巻取軸40の両端部に巻取軸40を手動で回転させるためのハンドル41(図2では省略)を有している。巻取軸40には、外張り2の先端縁部が固定具(図示省略)で固定されている。
〔実施の形態
図3及び図3のP2部分を説明する図4を参照する。
連棟型の栽培用ハウスA2は、躯体1a、1bに合成樹脂製(本実施の形態ではポリ塩化ビニル製)のフィルムを展張して外張り2a、2bが形成されており、単棟型の栽培用ハウスを幅方向に一体に並設した構造を有している。栽培用ハウスA2は、幅方向の中央に多数の支柱6を有しており、各支柱6の上端には、栽培用ハウスA2の長さ方向に排水樋7が水平に固定されている。排水樋7は、水平な底板70と、その幅方向両側に斜め上方へ傾斜して設けられた斜板71で構成されている。
栽培用ハウスA2において、両棟の幅方向の外側には、前記栽培用ハウスA1と同様にして外張り2aの先端に巻取器4a、外張り2bの先端に巻取器4bを備えている。外張り2a、2bの幅方向下側を開けるときの巻取器4a、4bの巻き上げ位置(開き位置)H3は、前記栽培用ハウスA1の巻取器4の開き位置H2よりやや高くなるように、具体的には後述する内張り8a、8bのパイプ80の取付位置近傍とほぼ同じ高さになるように設定されている。
また、栽培用ハウスA2において、両棟の外張り2a、2bで形成される谷部(P2部分)には、外張り2a、2bの基端に前記栽培用ハウスA1の各巻取器4と同様にして巻取器4a、4bを備えている。これら巻取器4a、4bは、前記排水樋7の底板70近傍に位置させることができる。外張り2a、2bにおいて、谷部にある巻取器4a、4bで外張り2a、2bを巻き戻して外張り2a、2bの下側を閉じたとき(図3、図4参照)の位置(閉じ位置)H4より上側の巻き取られていない部分には、透水孔21a、21bが前記外張り2の透水孔21と同様に形成されている。
内張り8a、8bにおいてパイプ80の軸線方向の両端部には、それぞれ前記栽培用ハウスA1の外張り2に設けられている巻取器4と同様の巻取器4c、4dを備えている。巻取器4c、4dは、巻取軸(符号省略)を回転させて内張り8a、8bを巻き取ることにより、巻取器4c、4dが内方向へ移動して内張り8a、8bの幅方向の両側を開けることができる。また、巻取軸を前記とは逆方向に回転させて内張り8a、8bを巻き戻すことにより、巻取器4c、4dを外方向へ移動させて内張り8a、8bを閉じることができる。

Claims (3)

  1. 中央部分が高く、両側部分が前記中央部分より低い屋根部分を有する単棟型の栽培用ハウスを幅方向に並設し、隣り合う棟の間に棟の長さ方向に設けられている排水樋を有する谷部を備える連棟型栽培用ハウスであって、
    躯体と、
    該躯体に展張されている合成樹脂製のフィルム又はシートからなる外張りと、
    を有し、
    前記谷部の排水樋は、底板と、該底板の幅方向の両側に斜め上方に傾斜して設けられた斜板を備え、
    前記躯体の幅方向の両側には、
    前記外張りの端縁部を固定している巻取軸を有し、前記外張りを開閉するときに前記巻取軸自体が前記躯体上又は躯体に沿って移動しながら外張りを巻き取り又は繰り出す巻取器を備え、
    前記谷部側は、
    前記外張りの端縁部を固定している巻取軸を有し、前記外張りを開閉するときに前記巻取軸自体が前記躯体上又は躯体に沿って移動しながら外張りを巻き取り又は繰り出す巻取器を備え、前記外張りは前記巻取器に巻かれた状態で前記排水樋の斜板上に載せ置かれており、
    前記屋根部分の下側にアーチ状のパイプで構成された内張り用の骨組をハウス内に備え、該骨組の上面側には合成樹脂製のフィルム又はシートを展張して内張りが設けられており、
    該内張りの両側には、
    内張りの端縁部を固定している巻取軸を有し、前記内張りを開閉するときに前記巻取軸自体が前記骨組上又は骨組に沿って移動しながら内張りを巻き取り又は繰り出す巻取器を備え、
    該巻取器で前記内張りを、閉じたときの位置から開き位置まで巻き上げて停止させたときの巻取器より上側の巻き取られていない展張状態の内張りには、巻き取られたロール状態の内張りとの間で形成される窪みに溜まる結露水を排出するための透水孔が備わる、
    連棟型栽培用ハウス。
  2. 巻取器で外張りの下側を、閉じたときの位置から開き位置まで巻き上げて停止させたときの前記巻取器より上側の巻き取られていない展張状態の外張りには、巻き取られたロール状態の外張りとの間で形成される窪みに溜まる雨水を排出するための透水孔が備わっている、
    請求項1記載の連棟型栽培用ハウス。
  3. 中央部分が高く両側部分が前記中央部分より低い屋根部分を有する単棟型の栽培用ハウスを幅方向に並設し、前記屋根部分の下側にアーチ状のパイプで構成された内張り用の骨組を備える連棟型栽培用ハウスの前記骨組の上面側に展張する合成樹脂製のフィルム又はシートであって、
    該合成樹脂製のフィルム又はシートを前記骨組の上面側に展張して内張りが設けられ、
    該内張の両側に、前記内張りの端縁部を固定する巻取軸を有し、前記内張りを開閉するときに前記巻取軸自体が前記骨組上又は骨組に沿って移動しながら内張りを巻き取り又は繰り出す巻取器が備えられ、
    該巻取器で前記内張りを、閉じたときの位置から開き位置まで巻き上げて停止させたときの巻取器より上側の巻き取られていない展張状態の内張りには、巻き取られたロール状態の内張りとの間で形成される窪みに溜まる結露水を排出するための透水孔を有する、
    栽培用ハウスに使用する合成樹脂製のフィルム又はシート。
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