JP2012230979A - 太陽電池モジュールの補強フレーム取付装置及び取付方法 - Google Patents

太陽電池モジュールの補強フレーム取付装置及び取付方法 Download PDF

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Abstract

【課題】太陽電池パネルへの補強フレームの取り付けに際し枠状フレームが干渉することがない補強フレーム取付装置を提供すること。
【解決手段】補強フレーム取付装置100は、枠状フレームの対向する2辺間の間隔を側長するY方向寸法測定機構(枠状フレーム幅測長手段)5と、補強フレーム3の長さを測長する補強フレーム測長機構(補強フレーム長さ測長手段)14と、枠状フレームの貫通穴(ネジ穴)の位置及び補強フレーム3の端面ネジ穴(ネジ穴)の位置を検出する撮像カメラ(撮像手段)7と、Y方向寸法測定機構5、補強フレーム測長機構14、及び撮像カメラ7の出力から補強フレーム3を回転させる位置及び角度を算出し、この位置及び角度に基づいて太陽電池パネル20上で補強フレーム3を回転させるθ回転部(補強フレーム回転手段)とを備えている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、住宅やビルなどの建物に設置される太陽電池モジュールにおいて、補強フレームを太陽電池モジュールに取り付ける太陽電池モジュールの補強フレーム取付装置及び取付方法に関するものである。
従来、太陽電池モジュールとしては、受光面側に透明基板(ガラス)を配置し、この透明基板の裏面側に直列或いは並列に接続された複数の太陽電池セルを並べて配置し、これら複数の太陽電池セルを封止樹脂にて封止して太陽電池パネルを構成し、さらにこの太陽電池パネルの周縁部にフレームを取り付けた構造の太陽電池モジュールが多用されている。
この太陽電池モジュールでは、近年、単位出力当たりの価格低減や、施工作業に費やす時間及び結線作業に費やす時間を短縮する目的で大型化が進められている。この大型化により、透明基板面の耐荷重性能は低減している。
また、太陽電池モジュールは、一般に住宅やビルなどの建物に設置されて風雨にさらされる。そのため、透明基板は表面に堆積した積雪などによる鉛直下方に押し下げるように働く正圧と、逆に風などにより上方に引っ張られるように働く負圧とが作用する。太陽電池モジュールは、表面を受光面とする大面積の平板状を成すので、この正圧、負圧を受けて上下に湾曲するようにたわむことになる。
これらの鉛直下方に押し下げるように働く正圧に対して、太陽電池パネルが下方に湾曲して破損することがないように、従来、太陽電池パネルの周縁部のフレームのほかに、太陽電池パネルの裏面側に補強フレームを用いるものが多く見受けられる。この補強フレームは、一般には、太陽電池パネルの相対向する2辺を保持する一対のフレームの相互間に架設され、太陽電池パネルを下面側から保持するように構成されている。
従来、この補強フレームの太陽電池パネルのフレームへの取り付けは、例えば特許文献1に開示されているように、補強フレームは、補強フレーム(1)の主軸と補強フレーム(2)の主軸とが立体交差するようにして架設させ、補強フレーム(2)を枠部材間に架設する方法として、直角よりも小さい角度で、補強フレーム(1)と交差させた補強フレーム(2)を、この交差角度が直角になるように、補強フレーム(2)を回動させてフレーム間に架設している。
また、特許文献2や特許文献3に開示されているようにフレームに補強フレームを取り付けるための複数の接合穴を形成し、補強フレームをそのフレームにスライドして脱着可能な構造としたり、補強フレームがフレームの裏面に形成された嵌合切り欠きに嵌め込まれる構造としたりすることで、補強フレームを容易に取り付けられるようにしている。
特開2009−302485号公報 特開2004−6625号公報 国際公開第2008/139610号
しかしながら、このような太陽電池モジュールの補強フレームの取り付けに関して、先行例の補強フレームを回動させてフレーム間に架設する場合、フレームと補強フレームの干渉により補強フレームがきちんと回動せずに取り付かないといった問題や、干渉が無い場合でもフレームの穴と補強フレームのネジ穴が一致せず、ネジで締結できないといった問題がある。
さらに、フレームに補強フレームを取り付けるための複数の接合穴を施し、補強フレームをそのフレームにスライドして脱着可能な構造にしたり、補強フレームがフレームの裏面に形成された嵌合切り欠きに嵌め込まれる構造にしたりした場合は、穴や切り欠きがフレームに施されることにより、フレーム自体の剛性を低下させ、本来の目的である太陽電池モジュールの補強が十分でないといった問題がある。
この発明は上述のような課題を解決するためになされたもので、太陽電池モジュールの剛性を低下させることなく、補強フレームを容易に取り付けけられて、ネジ固定することのできる太陽電池モジュールの補強フレーム取付装置及び方法を得ることを目的とする。さらには、太陽電池パネルと補強フレームの大きさのバラツキを許容し、容易に取り付けられて、ネジ固定することのできる太陽電池モジュールの補強フレーム取付装置及び取付方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の太陽電池モジュールの補強フレーム取付装置は、複数の太陽電池セルを配置して成る太陽電池パネルと、太陽電池パネルの外縁部を全周にわたって囲み外縁部を支持する概略矩形の枠状フレームと、枠状フレームの対向する2辺間に架け渡されて、太陽電池パネルがたわんだときに太陽電池パネルの裏面に当接して太陽電池パネルを支持する補強フレームとを有し、補強フレームは、締結位置に対して傾けた状態で枠状フレーム内に挿入され、回転することにより枠状フレームとの締結位置に配設される太陽電池モジュールの製造工程に用いられる装置であり、枠状フレームの対向する2辺間の間隔を測長する枠状フレーム幅測長手段と、補強フレームの長さを測長する補強フレーム長さ測長手段と、枠状フレームのネジ穴位置及び補強フレームのネジ穴位置を検出する撮像手段と、枠状フレーム幅測長手段、補強フレーム長さ測長手段、及び撮像手段の出力から補強フレームを回転させる位置及び角度を算出し、この位置及び角度に基づいて太陽電池パネル上で補強フレームを回転させる補強フレーム回転手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の太陽電池モジュールの補強フレーム取付方法によれば、複数の太陽電池セルを配置して成る太陽電池パネルと、太陽電池パネルの外縁部を全周にわたって囲み外縁部を支持する概略矩形の枠状フレームと、枠状フレームの対向する2辺間に架け渡されて、太陽電池パネルがたわんだときに太陽電池パネルの裏面に当接して太陽電池パネルを支持する補強フレームとを有し、補強フレームは、締結位置に対して傾けた状態で枠状フレーム間に挿入され、回転することにより枠状フレームとの締結位置に配設される太陽電池モジュールの製造工程において、枠状フレームの対向する2辺間の間隔を枠状フレーム幅測長手段で測長し、補強フレームの長さを補強フレーム長さ測長手段で測長し、枠状フレームのネジ穴位置及び補強フレームのネジ穴位置を撮像手段で検出し、枠状フレーム幅測長手段、補強フレーム長さ測長手段、及び撮像手段の出力から補強フレームを回転させる位置及び角度を算出し、この位置及び角度に基づいて補強フレーム回転手段にて太陽電池パネル上で補強フレームを回転させることを特徴とする。
この発明によれば、枠状フレーム(太陽電池パネル)の寸法およびネジ穴の位置を測定して補強フレームを取り付けるので、補強フレームを常に太陽電池パネル中心で回動させることができ、補強フレームと枠状フレームが干渉することはない。また、枠状フレーム及び補強フレームのネジ穴位置情報もあわせて測定するので、穴位置ずれによりネジ締めが出来ないといった不具合が解消される。
図1は、本発明にかかる太陽電池モジュールの補強フレーム取付装置の実施の形態の概略の斜視図である。 図2は、太陽電池モジュール製造工程の初期工程の様子を示す斜視図である。 図3は、長辺フレームの断面図である。 図4は、補強フレームの端面の正面図である。 図5は、補強フレームを太陽電池パネル裏面上に配置した様子を示す図である。 図6は、補強フレームが締結位置に対して傾けた状態で枠状フレーム内に挿入され、回転することにより締結位置に位置決めされる様子を示す図である。 図7は、補強フレーム搬送機構の概略図である。 図8は、撮像カメラにて認識する貫通穴と端面ネジ穴の様子を示す図である。 図9は、枠状フレームの対向する2辺間の間隔を押し広げる様子を示す図である。
以下に、本発明にかかる太陽電池モジュールの補強フレーム取付装置及び取付方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態
図1は、本発明にかかる太陽電池モジュールの補強フレーム取付装置の実施の形態の概略の斜視図である。図1において、補強フレーム取付装置100には、基台40の上面に太陽電池パネル20を載置する場所が設けられている。
基台40上面には、太陽電池パネル20を挟むようにして、太陽電池パネル20のX方向寸法を測定するX方向寸法測定機構4と太陽電池パネル20のY方向寸法を測定するY方向寸法測定機構(枠状フレーム幅測長手段)5とが設けられている。X方向寸法測定機構4は、太陽電池パネル20のY方向の2箇所に設けられ、具体的には、短辺フレーム2A,2Bの端部位置に、それぞれ太陽電池パネル20を挟むようにして2対が配設されている。一方、Y方向寸法測定機構5は、太陽電池パネル20のX方向の2箇所に設けられ、長辺フレーム1A,1Bの端部位置に、それぞれ太陽電池パネル20を挟むようにして2対が配設されている。
基台40上面の長辺フレーム1A,1Bの中央部外側に補強フレーム3の端面に形成された端面ネジ穴(ネジ穴)3d(図8)の位置と長辺フレーム1A,1Bの中央部に穿孔された貫通穴(ネジ穴)1d(図8)の位置を検出する撮像カメラ(撮像手段)7が配設されている。長辺フレーム1A,1Bと短辺フレーム2A,2Bをネジ締結するため、及び長辺フレーム1A,1Bと補強フレーム3とをネジ締結するためのネジ締め機構8が各締結部に対応して配設されている。
長辺フレーム1A,1Bの内側に、長辺フレーム1A,1Bの間隔を広げるフレームY寸法押し広げシリンダ(押し広げ手段)13が設けられている。フレームY寸法押し広げシリンダ13は、太陽電池パネル20の外側より図示しないステイによって基台40から支持されており、伸縮するシリンダを長辺フレーム1A,1Bの内側に押し当てて長辺フレーム1A,1Bの間隔を広げる。
基台40の上方に所定高さ離れて補強フレーム3を太陽電池パネル20上に搬送する補強フレーム搬送機構6が設けられている。また、補強フレーム3をつかみ取る所定位置に補強フレーム3の長さを計測する補強フレーム測長機構(補強フレーム長さ測長手段)14が設けられている。補強フレーム測長機構14は、補強フレーム3を長さ方向に挟み込んで補強フレーム3の長さを測定する。
図7は、補強フレーム搬送機構6の概略図である。補強フレーム搬送機構6は、図7に示すように、補強フレーム3を把持する把持チャック(把持手段)12、把持チャック12を回転自在に支持して補強フレーム3を回動させるθ回転部(補強フレーム回転手段)9、補強フレーム3の端面ネジ穴3d(図8)及び長辺フレーム1A,1Bの形成された貫通穴(ネジ穴)1d(図8)のZ方向位置を合わせるためのZ軸駆動機構10、及び補強フレーム3を搬送するY軸駆動機構11を備えている。
図2は、太陽電池モジュール製造工程の初期工程の様子を示す斜視図である。太陽電池パネル20は、縦横に整列して並べられ直列或いは並列に接続された複数の太陽電池セル18を有している。太陽電池セル18の受光面側は図示しない透明基板(ガラス)により全面的に覆われている。また、複数の太陽電池セル18は封止樹脂にて封止されている。
枠状フレーム1は、例えばアルミニウムの押出成型品であり、対向する一対の長辺フレーム(第一フレーム)1A,1Bと、この長辺フレーム1A,1Bの両端部間に連結された一対の短辺フレーム(第二フレーム)2A,2Bとから構成されている。一対の長辺フレーム1A,1Bと一対の短辺フレーム2A,2Bとは、相互に連結されて矩形枠状の枠状フレーム1となる。この枠状フレーム1は、太陽電池パネル20を補強するとともに住宅やビルなどの建物に設けられた図示しない架台に取り付けられるようにするものである。補強フレーム3は、この枠状フレーム1に太陽電池パネル20の裏面側から取り付けられ、締結ネジ16によって締結される。
図3は、対向する一対の長辺フレーム1A,1Bの断面図であり、所定の強度を有するように断面略コ字状とされ、太陽電池パネル20に対して垂直方向に延びる平板状のフレーム本体1aと、フレーム本体1aの太陽電池パネル20側の縁部から枠状フレーム1の内側に延び太陽電池パネル20を支持するパネル支持部1bと、フレーム本体1aのパネル支持部1bの反対側の縁部から枠状フレーム1の内側に延びて形成された内フランジ部1cとから構成されている。パネル支持部1bは、枠状フレーム1内側に開口を有する断面略U字状とされU字の内側に太陽電池パネル20の外縁部をくわえ込んで支持する。
内フランジ部1cは、太陽電池パネル20に対して平行に広がる。枠状フレーム1は、この内フランジ部1cを図示しない架台に取り付けられ、当該架台から太陽電池パネル20を支持する。
図4は、太陽電池パネル20を補強するための補強フレーム3の端面の正面図である。補強フレーム3は、断面略H字状を成し、太陽電池パネル20に対して垂直方向に延びる平板状のフレーム本体3aと、フレーム本体3aの裏面側の縁部から両側方へ太陽電池パネル20と平行に広がる裏面側フランジ部3bと、フレーム本体3aの太陽電池パネル20側の縁部から両側方へ太陽電池パネル20と平行に広がるパネル側フランジ部3cとから成り、フレーム本体3aの端面には2個の端面ネジ穴3dが螺刻されている。
図5は、補強フレーム3を太陽電池パネル裏面上に配置した様子を示す図である。図5は、太陽電池パネル20を裏面側から見た様子と側面側から見た様子を示している。図5において、補強フレーム3を太陽電池パネル20の相対向する2辺を保持する一対のフレームの相互間に設置するため、補強フレーム3を太陽電池パネル20の2本の長辺フレーム1A,1Bの裏面中央部に配置する。なお、太陽電池パネル20の裏面には、端子ボックス20aとこの端子ボックス20aから延びるケーブル20bが設けられている。
図6は、補強フレーム3が、締結位置に対して傾けた状態で枠状フレーム1内に挿入され、回転することにより枠状フレーム1との締結位置に位置決めされる様子を示す図である。図6は、太陽電池パネル20を裏面側から見た様子と側面側から見た様子を示している。2本の長辺フレーム1A,1Bの裏面中央部に補強フレーム3を太陽電池パネル20の相対向する2辺を保持する一対のフレームの相互間に設置するため、太陽電池パネル20のY軸に対してある角度(たとえば約30°)に、補強フレーム3を回転させた状態で補強フレーム3を、太陽電池パネル20上に位置させた状態を示す。補強フレーム3を太陽電池パネル20上に位置させたのち、補強フレーム3を図6の状態から長辺フレーム1A,1Bの各々の中央部に形成れている穴位置を結んだ直線に重なるように、補強フレーム3を回動させて図2で示す長辺フレーム1A,1Bの断面略コ字状内に補強フレーム3が挿入され、ネジ締め機構8を用いて、締結ネジ16(図2)により、長辺フレーム1A,1Bと補強フレーム3が締結される。
補強フレーム3を取り付ける工程について説明をする。
(1)太陽電池モジュールは、概略矩形平板状の太陽電池パネル20と、太陽電池パネル20の外縁部を全周にわたって囲繞して、この外縁部を介して太陽電池パネル20を支持する矩形枠状の枠状フレーム1から構成されている。この状態において、太陽電池パネル20を基台40(図1)上に載置して、太陽電池パネル20を図示しない位置決め機構にてX方向、Y方向、Z方向に位置決めする。その状態で太陽電池パネル20のX方向寸法を測定するX方向寸法測定機構4、Y方向寸法を測定するY方向寸法測定機構5を、それぞれ長辺フレーム1A,1B、短辺フレーム2A,2Bに当接させ、太陽電池パネル20のX寸法、Y寸法を求め、太陽電池パネル20の中心位置を算出する。なお、本実施の形態のX方向寸法測定機構4、及びY方向寸法測定機構5は、寸法測定方法として被測長部材(長辺フレーム、短辺フレーム)に当接させて2点間の距離(幅)を計測する方式を採用しているが、光センサー等の非接触式の方式の機構を用いてもよい。
(2)一方、補強フレーム3の搬送する工程の中で、補強フレーム3の長さを補強フレーム測長機構14で計測し、補強フレーム搬送機構6の把持チャック12で補強フレーム3の中央部を把持する。
(3)補強フレーム搬送機構6を用いて図5に示すように補強フレーム3を枠状フレーム1の長辺フレーム1A,1B上に供給する。このときX位置、Y位置については (1)で計測した太陽電池パネル20の中心位置に補強フレーム3の中央部がくるように搬送する(補強フレーム3の回転中心を太陽電池パネル20の中心と合わした状態)。
図8は、撮像カメラ7にて認識する貫通穴1dと端面ネジ穴の様子を示す図である。Z位置については、図8に示すように撮像カメラ7(図1)の視野内に補強フレーム3の端面ネジ穴3d及び長辺フレーム1A,1Bの貫通穴1dが入る位置とする。この状態で補強フレーム3の端面ネジ穴3d及び長辺フレーム1A,1Bの貫通穴1dの位置を計測する(逆面のフレーム1についても同様に計測を実施)。
(4)補強フレーム3を長辺フレーム1A,1Bにおいて対向した位置に形成されている貫通穴1d、1d位置を直線で結んだ軸線15(図6)に対してある角度(補強フレーム3を長辺フレーム穴1d高さまでZ方向に移動させたときに補強フレーム3と長辺フレーム1A,1Bが干渉しない角度:たとえば30度)だけ回動させて補強フレーム3の端面ネジ穴3d(図8)と長辺フレーム穴1dの高さをあわせる(図6の状態)。
(5)補強フレーム3を長辺フレーム1A,1Bの貫通穴1d、1dを結んだ軸線15にあうように補強フレーム搬送機構6のθ回転部9を回動させる。このように補強フレーム3の回転角度を調整することで穴位置を両辺であわせられる。
(6)この状態でネジ締め機構8をもちいて長辺フレーム1A,1Bと補強フレーム3をネジ締結する。
このような手順にて補強フレーム3を枠フレーム1に締結することで、補強フレーム3は常に太陽電池パネル20の中心で回動させることができるので、補強フレーム3と長辺フレーム1A,1Bが干渉することはない。また、長辺フレーム1A,1B及び補強フレーム3のネジ穴位置についてもあわせて計測するので、穴位置ずれによるネジ締めが出来ないといった不具合が解消される。
図9は、枠状フレーム1の対向する2辺間の間隔を押し広げる様子を示す図である。上述の補強フレーム取り付け工程において、補強フレーム3の長さが、太陽電池パネル20のY方向寸法より大きいときは、図9に示すようにフレームY寸法押し広げシリンダ(押し広げ手段)13を用いてY方向寸法が補強フレーム3より大きくなるように押し広げる。
次ぎに、補強フレーム3を長辺フレーム1A,1Bの貫通穴1d、1dを結んだ軸15にあうように補強フレーム搬送機構6のθ回転部9を回動させる。このような、フレームを押し広げる機構を用いることで、太陽電池パネル20や補強フレーム3の大きさ(長さ)にバラツキがあっても補強フレーム3を干渉無く取り付けることが出来る。
以上のように本実施の形態の太陽電池モジュールの補強フレーム取付装置100は、太陽電池モジュールの製造工程に用いられる装置であり、太陽電池モジュールは、複数の太陽電池セル18を配置して成る太陽電池パネル20と、太陽電池パネル20の外縁部を全周にわたって囲み外縁部を支持する概略矩形の枠状フレーム1と、枠状フレーム1の対向する2辺間に架け渡されて、太陽電池パネル20がたわんだときに太陽電池パネル20の裏面に当接して太陽電池パネル20を支持する補強フレーム3とを有するものであり、補強フレーム3は、締結位置に対して傾けた状態で枠状フレーム1内に挿入され、回転することにより枠状フレーム1との締結位置に配設されるものである。
そして、補強フレーム取付装置100は、枠状フレーム1の対向する2辺間の間隔を側長するY方向寸法測定機構(枠状フレーム幅測長手段)5と、補強フレーム3の長さを測長する補強フレーム測長機構(補強フレーム長さ測長手段)14と、枠状フレーム1の貫通穴(ネジ穴)1dの位置及び補強フレーム3の端面ネジ穴(ネジ穴)3dの位置を検出する撮像カメラ(撮像手段)7と、Y方向寸法測定機構5、補強フレーム測長機構14、及び撮像カメラ7の出力から補強フレーム3を回転させる位置及び角度を算出し、この位置及び角度に基づいて太陽電池パネル20上で補強フレーム3を回転させるθ回転部(補強フレーム回転手段)9とを備えている。
そのため、補強フレーム3を常に太陽電池パネル20の中心で回動させることができ、補強フレーム3を所定の角度傾けた状態で枠フレーム1内に挿入することで、補強フレーム3と枠フレーム1の干渉を回避することができる。また、また、長辺フレーム1A,1B及び補強フレーム3のネジ穴位置についてもあわせて計測するので、穴位置ずれによるネジ締めが出来ないといった不具合を解消することができる。
本実施の形態の太陽電池モジュールの補強フレーム取付装置100は、さらに、枠状フレーム1の対向する2辺間の距離が補強フレーム3の長さより小さいときに、枠状フレーム1の対向する2辺間の間隔を押し広げるY寸法押し広げシリンダ(押し広げ手段)13を備えているので、太陽電池パネル20や補強フレーム3の大きさ(長さ)バラツキがあっても補強フレーム3を干渉無く取り付けることができる。
この発明の太陽電池モジュールの補強フレーム取付装置及び取付方法は、太陽電池モジュールの製造工程に用いられて好適なものであり、特に太陽電池モジュールが、太陽電池パネルと、太陽電池パネルの外縁部を全周にわたって囲み外縁部を支持する概略矩形の枠状フレームと、枠状フレームの対向する2辺間に架け渡されて、太陽電池パネルがたわんだときに太陽電池パネルの裏面に当接して太陽電池パネルを支持する補強フレーム3とを有するものであり、この補強フレームが、締結位置に対して傾けた状態で枠状フレーム内に挿入され、回転することにより枠状フレーム1との締結位置に配設される太陽電池モジュールの補強フレーム取付装置及び取付方法に最適なものである。
1 枠状フレーム
1A,1B 長辺フレーム
2A,2B 短辺フレーム
1a フレーム本体
1b パネル支持部
1c 内フランジ
1d 貫通穴(ネジ穴)
3 補強フレーム
3a フレーム本体
3b 裏面側フランジ部
3c パネル側フランジ部
3d 端面ネジ穴(ネジ穴)
4 X方向寸法測定機構
5 Y方向寸法測定機構(枠状フレーム幅測長手段)
6 補強フレーム搬送機構
7 撮像カメラ(撮像手段)
8 ネジ締め機構
9 θ回転部(補強フレーム回転手段)
10 Z軸駆動機構
11 Y軸駆動機構
12 把持チャック
13 フレームY寸法押し広げシリンダ(押し広げ手段)
14 補強フレーム測長機構(補強フレーム長さ測長手段)
15 対向する長辺フレームの貫通穴(ネジ穴)を結んだ軸線
16 締結ネジ
18 太陽電池セル
20 太陽電池パネル
20a 端子ボックス
20b ケーブル
40 基台
100 補強フレーム取付装置

Claims (4)

  1. 複数の太陽電池セルを配置して成る太陽電池パネルと、前記太陽電池パネルの外縁部を全周にわたって囲み外縁部を支持する概略矩形の枠状フレームと、前記枠状フレームの対向する2辺間に架け渡されて、前記太陽電池パネルがたわんだときに前記太陽電池パネルの裏面に当接して前記太陽電池パネルを支持する補強フレームとを有し、前記補強フレームは、締結位置に対して傾けた状態で前記枠状フレーム内に挿入され、回転することにより枠状フレームとの前記締結位置に配設される太陽電池モジュールの製造工程に用いられる装置であり、
    前記枠状フレームの対向する2辺間の間隔を側長する枠状フレーム幅測長手段と、
    前記補強フレームの長さを測長する補強フレーム長さ測長手段と、
    前記枠状フレームのネジ穴位置及び前記補強フレームのネジ穴位置を検出する撮像手段と、
    前記枠状フレーム幅測長手段、前記補強フレーム長さ測長手段、及び前記撮像手段の出力から前記補強フレームを回転させる位置及び角度を算出し、この位置及び角度に基づいて前記太陽電池パネル上で前記補強フレームを回転させる補強フレーム回転手段と、を備えた
    ことを特徴とする太陽電池モジュールの補強フレーム取付装置。
  2. 前記枠状フレームの対向する2辺間の距離が前記補強フレームの長さより小さいとき、前記枠状フレームの対向する2辺間の間隔を押し広げる押し広げ手段をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュールの補強フレーム取付装置。
  3. 複数の太陽電池セルを配置して成る太陽電池パネルと、太陽電池パネルの外縁部を全周にわたって囲み外縁部を支持する概略矩形の枠状フレームと、枠状フレームの対向する2辺間に架け渡されて、太陽電池パネルがたわんだときに太陽電池パネルの裏面に当接して太陽電池パネルを支持する補強フレームとを有し、前記補強フレームは、締結位置に対して傾けた状態で前記枠状フレーム間に挿入され、回転することにより前記枠状フレームとの前記締結位置に配設される太陽電池モジュールの製造工程において、
    前記枠状フレームの対向する2辺間の間隔を枠状フレーム幅測長手段で側長し、
    前記補強フレームの長さを補強フレーム長さ測長手段で測長し、
    前記枠状フレームのネジ穴位置及び前記補強フレームのネジ穴位置を撮像手段で検出し、
    前記枠状フレーム幅測長手段、前記補強フレーム長さ測長手段、及び前記撮像手段の出力から前記補強フレームを回転させる位置及び角度を算出し、この位置及び角度に基づいて補強フレーム回転手段にて前記太陽電池パネル上で前記補強フレームを回転させる
    ことを特徴とする太陽電池モジュールの補強フレーム取付方法。
  4. 前記枠状フレームの対向する2辺間の距離が前記補強フレームの長さより小さいとき、前記補強フレームを回転させる前に、前記枠状フレームの対向する2辺間の間隔を押し広げる
    ことを特徴とする請求項3に記載の太陽電池モジュールの補強フレーム取付方法。
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