JP2012230538A - ソフトウェア評価装置、ソフトウェア評価方法およびシステム評価装置 - Google Patents

ソフトウェア評価装置、ソフトウェア評価方法およびシステム評価装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ソフトウェアを正確かつ容易に評価することができるソフトウェア評価装置を得ること。
【解決手段】ソフトウェアのソースコード1と、ソフトウェアの構成要素間の依存関係の種類である依存種類毎に依存種類の重要度である重みを示す重み情報と、を入力する入力部201と、ソースコード1から、構成要素間と、構成要素間の依存関係の数である依存頻度と、依存種類と、の対応関係を構成要素間毎に依存関係リスト3として抽出する依存関係抽出部2と、依存関係リスト3と重み情報とを用いて依存頻度に重みに応じた重み付けを行うことにより、構成要素間と当該構成要素間の依存種類との組み合わせに応じた依存強度を算出する重み付依存強度算出部5と、依存強度が閾値以下となる構成要素の範囲を、ソースコード1を修正した際の影響範囲として抽出する影響度分析部9と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ソフトウェアの構造分析や影響範囲分析に利用可能なソフトウェア評価装置およびソフトウェア評価方法、システムの構造分析や影響範囲分析に利用可能なシステム評価装置に関するものである。
ソフトウェア(S/W)アーキテクチャ評価技術の1つとして、DSM(Design Structure Matrix)を用いた方法がある。このDSMでは、「関数の呼び出し」や「変数の参照」等により、サービス提供者と使用者との間に発生する依存をソースコードから求めている。このようなDSMは、複雑なプロセスのタスク間の依存関係を簡潔に表現し、タスクの関連性を分析するのに適している。
例えば、DSMをS/Wに応用し、プログラムの構成要素間の依存関係をその発生頻度(依存強度)で重み付けを行い、表形式で表示することで、複雑なS/Wのアーキテクチャ構造を簡潔に表現することができる。
特許文献1に記載の情報フロー・モデルの作成方法では、DSMの依存関係に重み付けしておき、この重み付けされたDSMを、予めパターン化しておいた情報フロー・モデルに写像することで、大規模なプロセスのシミュレーションに使用する情報フロー・モデルを簡易に作成している。
また、特許文献2に記載のプロジェクト管理方法では、プロジェクトに含まれる複数のタスク間の依存性を示す依存度(プロジェクトへの影響度)をマトリクス形式で表したDSMで作成し、DSMに重み付けを行ってプロジェクト管理での後戻り・並列工程のリスクを定量化している。
特開2003−141314号公報 特開2003−030395号公報
しかしながら、S/Wの依存関係には依存関係が「関数の呼び出し」や「変数の参照」等のように複数種類存在し、それぞれ意味が異なり、同じ依存頻度でも依存種類によって依存の強さが異なることが経験的にわかっている。例えば、「関数の呼び出し2回」と「変数の参照2回」では、同じ2回の依存でも「関数の呼び出し2回」の方が、依存が強いことが経験上わかっている。
そのため、上記前者および後者の従来技術のように、依存の発生頻度のみから算出した依存強度からは依存の強さは判断できないという問題があった。例えば、あるモジュール(提供者)と他モジュール(使用者)との間の結合の度合を正確に把握することや、ソースコード修正影響の範囲を機械的に特定することは難しい。このように、依存関係の種類が複数存在し、それぞれによって依存の強さが異なる場合、依存の強さを判断することは困難であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ソフトウェアを正確かつ容易に評価することができるソフトウェア評価装置およびソフトウェア評価方法、システムを正確かつ容易に評価することができるシステム評価装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ソフトウェアのソースコードと、前記ソフトウェアの構成要素間の依存関係の種類である依存種類毎に前記依存種類の重要度である重みを示す重み情報と、を入力する入力部と、前記入力部に入力されたソースコードおよび重み情報を記憶する記憶部と、前記記憶部内のソースコードから、前記構成要素間と、前記構成要素間の依存関係の数である依存頻度と、前記依存種類と、の対応関係を前記構成要素間毎に依存関係情報として抽出する依存関係抽出部と、前記依存関係情報と前記重み情報とを用いて前記依存頻度に前記重みに応じた重み付けを行うことにより、前記構成要素間と当該構成要素間の依存種類との組み合わせに応じた依存強度を算出する依存強度算出部と、前記依存強度が閾値以下となる構成要素の範囲を、前記ソースコードを修正した際の影響範囲として抽出する影響範囲抽出部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ソフトウェアを正確かつ容易に評価することが可能になるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係る影響度分析装置の構成を示すブロック図である。 図2は、依存関係リストの構成例を示す図である。 図3は、依存種類テーブルの構成例を示す図である。 図4は、重み付依存関係リストの構成例を示す図である。 図5は、実施の形態1に係る重み付DSMの構成例を示す図である。 図6は、図5に示した重み付DSMをファイル単位で示した図である。 図7は、重み付依存強度の算出処理手順を示すフローチャートである。 図8は、依存種類を考慮せずに作成されたDSMの構成例を示す図である。 図9は、依存種類を考慮せずに作成されたDSMをファイル単位で示した図である。 図10は、実施の形態2に係る影響度分析装置の構成を示すブロック図である。 図11は、依存強度に対する出現頻度を示す図である。 図12は、実施の形態3に係る影響度分析装置の構成を示すブロック図である。 図13は、実施の形態4に係る影響度分析装置の構成を示すブロック図である。 図14は、実施の形態5に係る影響度分析装置の構成を示すブロック図である。 図15は、重みの算出方法の一例を説明するための図である。 図16は、実施の形態6に係る影響度分析装置の構成を示すブロック図である。 図17は、実施の形態6に係る重み付DSMの構成例を示す図である。 図18は、影響度分析装置のハードウェア構成を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態に係るソフトウェア評価装置、ソフトウェア評価方法およびシステム評価装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、これらの実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る影響度分析装置の構成を示すブロック図である。影響度分析装置101は、ソフトウェア(S/W)構成要素間(依存関係)の種類毎に設定された重み付け(重要度)に応じたS/W構成要素の影響度に関する分析を行うコンピュータなどの装置である。影響度分析装置101は、S/Wの構造分析や影響範囲分析に利用可能なようS/W構造を可視化する。影響度分析装置101は、S/W構造を評価する際に、DSM(Design Structure MatrixまたはDependency Structure Matrix)(設計構造行列)を用いる。
影響度分析装置101は、入力部201と、記憶部Mと、依存関係抽出部2と、重み付依存強度算出部5と、重み付DSM生成部7と、影響度分析部(影響範囲抽出部)9と、出力部202と、表示部203と、を備えている。
入力部201は、ソースコード1やS/W構成要素11を外部装置などから入力して記憶部Mに送る。また、入力部201は、ユーザから入力される依存種類テーブル4、閾値Tを記憶部Mに送る。ソースコード1は、S/W(コンピュータプログラム)の元となる文字の羅列(コンピュータに対する一連の指示)である。
閾値Tは、S/W構成要素が所定値以上の影響度(後述する重み付依存強度)を有するか否かの判断基準となる値であり、ユーザによってS/W構成要素毎に設定される。重み付DSM8は、依存元のS/W構成要素と、依存先のS/W構成要素と、の組み合わせ(S/W構成要素間)毎に算出された重み付依存強度を示す情報である。S/W構成要素11は、S/W構成要素のうち依存関係の判定対象となるS/W構成要素(ユーザ所望のS/W構成要素)であり、ユーザによって指定される。
依存関係抽出部2は、ソースコード1からS/W構成要素間の依存関係を抽出し、依存関係リスト3を作成する。依存関係抽出部2は、作成した依存関係リスト3を記憶部Mに記憶させる。図2は、依存関係リストの構成例を示す図である。依存関係リスト3は、依存元のS/W構成要素と、依存先のS/W構成要素と、依存種類と、依存頻度と、が対応付けされた情報(依存関係情報)である。
依存元のS/W構成要素は、依存関係のある関数のうち依存元となる関数(S/W構成要素)であり、依存先のS/W構成要素は、依存関係のある関数のうち依存先となる関数(S/W構成要素)である。
依存種類は、依存関係の種類であり、例えば、「インクルード」、「マクロ」、「関数の呼び出し」などである。依存頻度は、依存関係の回数である。例えば、依存関係リスト3の行13では、file1.cppのfunc関数からfile2.cppのexp1関数への「関数の呼び出し」という依存頻度が4回あることを示している。
重み付依存強度算出部5は、依存関係抽出部2で作成された依存関係リスト3と、依存種類テーブル4と、を用いて、依存関係リスト3を重み付依存関係リスト6に変換する。重み付依存強度算出部5は、変換した重み付依存関係リスト6を記憶部Mに記憶させる。
図3は、依存種類テーブルの構成例を示す図である。依存種類テーブル4は、依存種類と、重みと、が対応付けされた情報(重み情報)であり、ユーザによって設定される。重みは、依存種類に設定されている重み付けである。本実施の形態では、依存種類毎に重みが設定されている。例えば、依存種類テーブル4の行15では、「関数の呼び出し」という依存種類の重みが、0.9であることを示している。
図4は、重み付依存関係リストの構成例を示す図である。図4では、図2の依存関係リスト3と、図3の依存種類テーブル4と、を用いて作成された重み付依存関係リスト6の構成例を示している。重み付依存関係リスト6は、依存元のS/W構成要素と、依存先のS/W構成要素と、依存種類と、重み付依存強度と、が対応付けされた情報である。
重み付依存強度は、依存種類の重みを考慮した依存頻度である。重み付依存強度は、例えば、依存関係リスト3の依存頻度と、依存種類テーブル4の重みと、を掛け合わせることによって算出される。
図2に示した依存関係リスト3の行13では、file1.cppのfunc関数からfile2.cppのexp1関数へ「関数の呼び出し」が設定されている。そして、依存関係リスト3の行13での依存頻度が4回あり、図3に示した依存種類テーブル4の行15での「関数の呼び出し」の重みが0.9である。したがって、重み付依存強度算出部5は、依存頻度(4回)×重み(0.9)=重み付依存強度によって、重み付依存強度=3.6を算出する。これにより、重み付依存関係リスト6の行16では、file1.cppのfunc関数からfile2.cppのexp1関数への「関数の呼び出し」という依存関係の重み付依存強度が3.6となる。このように、本実施の形態では、依存種類毎に、重み付依存強度が算出される。
重み付DSM生成部7は、重み付依存強度算出部5が作成した重み付依存関係リスト6(処理結果)に基づいて、重み付DSM8を生成する。また、重み付DSM生成部7は、重み付DSM8を用いて、後述のファイル単位重み付DSM40を生成する。重み付DSM生成部7は、生成した重み付DSM8、ファイル単位重み付DSM40を記憶部Mに記憶させる(ファイル単位重み付DSM40は、図1内に図示せず)。
図5は、実施の形態1に係る重み付DSMの構成例を示す図である。図5では、図4の重み付依存関係リスト6を用いて作成された重み付DSM8の構成例を示している。重み付DSM8は、S/W構成要素間毎に算出された重み付依存強度を示す情報である。図5の重み付DSM8では、列方向に依存元のS/W構成要素が並べられ、行方向に依存先のS/W構成要素が並べられている。そして、依存元のS/W構成要素と、依存先のS/W構成要素と、の組み合わせである、依存元のS/W構成要素と依存先のS/W構成要素との交点の位置に、重み付依存強度の値が入れられている。例えば、範囲24A内のセル17では、file1.cppのfunc関数(依存元)からfile2.cppのexp1関数(依存先)への重み付依存強度が3.6であることを示している。
重み付DSM生成部7は、重み付依存関係リスト6から各依存関係を重み付DSM8内の該当するセルに加算していくことで、重み付DSM8を生成する。例えば、セル17は、依存元がfile1.cppのfunc関数、依存先がfile2.cppのexp1関数である図4に示した行16の値である。
図6は、図5に示した重み付DSMをファイル単位で示した図である。ファイル単位重み付DSM40は、図5に示した重み付DSM8をファイル単位で示した情報である。ファイル単位重み付DSM40では、依存元のS/W構成要素と、依存先のS/W構成要素と、の組み合わせ毎に算出された重み付依存強度を、ファイル単位で表現している。したがって、ファイル単位重み付DSM40は、依存元のファイと、依存先のファイルと、の組み合わせ毎に算出された重み付依存強度を示す情報である。
図5に示した重み付DSM8には、依存元のファイとしてfile1.cpp、file2.cpp、file2.h、file3.h、file4.hのファイルがあり、依存先のファイとしてfile1.cpp、file2.cpp、file2.h、file3.h、file4.hのファイルがある。このため、ファイル単位重み付DSM40では、file1.cpp、file2.cpp、file2.h、file3.h、file4.hと、file1.cpp、file2.cpp、file2.h、file3.h、file4.hと、の組み合わせ毎に算出された重み付依存強度を示している。
例えば、図5に示した重み付DSM8では、依存元のfile1.cppのファイルとして、file1.cpp、file1.cpp/main()、file1.cpp/func()がある。また、依存先のfile2.hのファイルとして、file2.h、file2.h/exp1(int)がある。そして、これらの組み合わせのうち、依存元のfile1.cppと、依存先のfile2.hと、の組み合わせに対する重み付依存強度として0.3が設定され、依存元のfile1.cpp/func()と、依存先のfile2.h/exp1(int)と、の組み合わせに対する重み付依存強度として0.4が設定されている。このため、ファイル単位重み付DSM40では、依存元のfile1.cppのファイルと、依存先のfile2.hのファイルと、の組み合わせに対する重み付依存強度として、0.3+0.4=0.7が設定されている。
影響度分析部9は、ファイル単位重み付DSM40(重み付DSM8)内のS/W構成要素のうち、S/W構成要素11に依存するS/W構成要素であって重み付依存強度が閾値Tを超えるS/W構成要素を抽出し、抽出したS/W構成要素を用いて影響範囲リスト12を作成する。影響度分析部9は、作成した影響範囲リスト12を記憶部Mに記憶させる。影響範囲リスト12は、S/W構成要素11に依存するS/W構成要素であって重み付依存強度が閾値Tを超えるS/W構成要素のリストである。影響範囲リスト12は、ソースコードを修正した場合の影響の範囲として、閾値Tを超える重み付依存強度を有したS/W構成要素が登録される。
記憶部Mは、ソースコード1、依存種類テーブル4、閾値T、S/W構成要素11、依存関係リスト3、重み付依存関係リスト6、重み付DSM8、影響範囲リスト12を記憶するメモリなどである。
出力部202は、依存関係リスト3、重み付依存関係リスト6、重み付DSM8、ファイル単位重み付DSM40、影響範囲リスト12を外部装置などに出力する。なお、出力部202からは、ソースコード1、依存種類テーブル4、閾値T、S/W構成要素11を出力してもよい。
表示部203は、依存関係リスト3、重み付依存関係リスト6、重み付DSM8、ファイル単位重み付DSM40、影響範囲リスト12、ソースコード1、依存種類テーブル4、閾値T、S/W構成要素11などを表示する液晶モニタなどの装置である。
つぎに、S/Wの影響度の分析処理手順(影響範囲リスト12の作成処理手順)について説明する。入力部201へは、予めソースコード1、依存種類テーブル4、閾値Tが入力される。入力部201は、ソースコード1、依存種類テーブル4、閾値Tを記憶部Mに記憶させる。
依存関係抽出部2は、ソースコード1から依存関係を抽出し、依存関係リスト3を作成する。そして、依存関係抽出部2は、作成した依存関係リスト3を記憶部Mに記憶させる。さらに、重み付依存強度算出部5は、依存関係抽出部2で作成された依存関係リスト3と、依存種類テーブル4と、を用いて、依存関係リスト3を重み付依存関係リスト6に変換する。重み付依存強度算出部5は、変換した重み付依存関係リスト6を記憶部Mに記憶させる。
ここで、重み付依存強度算出部5による重み付依存強度の算出処理手順について説明する。図7は、重み付依存強度の算出処理手順を示すフローチャートである。重み付依存強度算出部5は、依存関係リスト3内の全てのS/W構成要素(依存元のS/W構成要素と依存先のS/W構成要素の組)に対して、重み付依存関係リスト6への変換を行ったか否かを判定する(ステップS101)。
依存関係リスト3内の全てのS/W構成要素に対して、重み付依存関係リスト6への変換を行っている場合(ステップS101、Yes)、全依存関係の重み付依存強度の算出処理が完了しているので終了する。
一方、依存関係リスト3内の全てのS/W構成要素に対して、重み付依存関係リスト6への変換を行っていない場合(ステップS101、No)、重み付依存強度の算出処理が終わっていない依存関係があるので、重み付依存強度の算出処理を行う。すなわち、ステップS102〜S105の処理を実行する。
具体的には、重み付依存強度算出部5は、重み付依存強度の算出処理が未実施の依存関係から1つの依存関係(依存元のS/W構成要素と依存先のS/W構成要素の組)を選択する(ステップS102)。そして、重み付依存強度算出部5は、選択した依存関係の依存種類に一致する依存種類を依存種類テーブル4から検索し、依存種類に対応する重みを求める(ステップS103)。さらに、重み付依存強度算出部5は、選択した依存関係の依存頻度と、取得した重みと、を掛け合わせて重み付依存強度を計算する(ステップS104)。
そして、重み付依存強度算出部5は、算出した重み付依存強度と、ステップS102の処理で選択した依存関係(依存元のS/W構成要素および依存先のS/W構成要素の組と、依存種類)と、を重み付依存関係リスト6に追加する(ステップS105)。この後、依存関係リスト3内の全てのS/W構成要素に対して、重み付依存関係リスト6への変換を行なうまで、ステップS101〜S105の処理が繰り返される。
重み付依存関係リスト6が作成された後、重み付DSM生成部7は、重み付依存関係リスト6に基づいて、重み付DSM8を生成する。また、重み付DSM生成部7は、重み付DSM8を用いてファイル単位重み付DSM40を生成する。重み付DSM生成部7は、生成した重み付DSM8、ファイル単位重み付DSM40を記憶部Mに記憶させる。
表示部203は、重み付DSM8、ファイル単位重み付DSM40、影響範囲リスト12などを表示する。この後、ユーザによって入力部201からS/W構成要素11が入力され、記憶部Mで記憶される。
影響度分析部9は、ファイル単位重み付DSM40内のS/W構成要素のうち、S/W構成要素11に依存するS/W構成要素であって重み付依存強度が閾値Tを超えるS/W構成要素を抽出し、抽出したS/W構成要素を用いて影響範囲リスト12を作成する。
S/W構成要素11では、例えば、ユーザによって図6のファイル単位重み付DSM40のS/W構成要素「file4.h」が指定される。この場合、影響度分析部9は、S/W構成要素「file4.h」に直接的または間接的に依存するS/W構成要素であって、閾値T=3.0を超えるS/W構成要素を抽出する。まず、影響度分析部9は、「file4.h」に依存するS/W構成要素であって、閾値T=3.0を超えるS/W構成要素を抽出する。ファイル単位重み付DSM40に登録されているS/W構成要素のうち、S/W構成要素「file4.h」に依存しているものは、行18より「file1.cpp」(依存強度:2.7)と「file2.cpp」(依存強度:3.9)である。このため。影響度分析部9は、例えば、S/W構成要素「file4.h」の影響範囲が閾値T=3.0である場合、閾値T=3.0を超える「file2.cpp」を抽出する。
さらに、影響度分析部9は、抽出した「file2.cpp」に依存するS/W構成要素であって、閾値T=3.0を超えるS/W構成要素を抽出する。ファイル単位重み付DSM40に登録されているS/W構成要素「file2.cpp」に依存しているものは、行19より「file1.cpp」(依存強度:3.6)である。このため、影響度分析部9は、「file2.cpp」に依存している「file1.cpp」を抽出する。そして、抽出した「file1.cpp」に依存しているS/W構成要素で閾値T=3.0を超えるものはないので、影響範囲リスト12には「file1.cpp」、「file2.cpp」の2つが登録されることとなる。
このように、影響度分析部9は、ユーザによって指定されたS/W構成要素に依存するS/W構成要素を抽出し、抽出したS/W構成要素に依存するS/W構成要素を抽出するという処理を繰り返す。換言すると、影響度分析部9は、S/W構成要素に依存するS/W構成要素を順番に辿っていく。そして、影響度分析部9は、抽出したS/W構成要素を影響範囲リスト12に登録することによって、影響範囲リスト12を作成する。
影響度分析部9は、作成した影響範囲リスト12を記憶部Mに記憶させる。表示部203は、重み付依存関係リスト6、重み付DSM8、ファイル単位重み付DSM40、影響範囲リスト12などを表示する。また、出力部202は、必要に応じて、重み付依存関係リスト6、重み付DSM8、影響範囲リスト12などを外部装置などに出力する。
ここで、本実施形態の重み付DSM8と、従来手法により生成したDSMと、の相違点について説明する。図8は、依存種類を考慮せずに作成されたDSMの構成例を示す図である。DSM51は、従来手法によって作成されたDSMであり、関数や変数といったS/W構成要素を最小粒度で表現したDSMである。DSM51では、列方向に依存元のS/W構成要素が並べられ、行方向に依存先のS/W構成要素が並べられている。そして、依存元のS/W構成要素と、依存先のS/W構成要素と、の組み合わせである、依存元のS/W構成要素と依存先のS/W構成要素との交点の位置に、依存強度(依存頻度)の値が入れられている。このDSM51における依存頻度は、依存種類や重み付を考慮せずに算出された依存頻度である。例えば、セル14では、file1.cppのfunc関数からfile2.cppのexp1関数への依存強度が4であることを示している。
図9は、依存種類を考慮せずに作成されたDSMをファイル単位で示した図である。ファイル単位DSM52は、図8に示したDSM51をファイル単位で示したものである。このように、従来のDSM51やファイル単位DSM52は、依存種類や重み付を考慮せずに作成されているので、依存の強さを判断することは困難である。
このように、実施の形態1によれば、依存種類毎の重みを考慮してDSM(重み付DSM8、ファイル単位重み付DSM40)を作成している。このため、数値による依存強度の強弱把握、修正影響範囲を自動検出でき、属人性排除によるアーキテクチャ解析技術の高度化および解析作業の効率化が可能となる。したがって、S/Wを正確かつ容易に評価することが可能になるという効果を奏する。
実施の形態2.
つぎに、図10および図11を用いてこの発明の実施の形態2について説明する。前述の実施の形態1では、影響度分析部9に入力する閾値Tが、ユーザによって与えられていた。本実施の形態では、閾値Tを、重み付DSM8を元に自動調整(算出)する。
図10は、実施の形態2に係る影響度分析装置の構成を示すブロック図である。図10の各構成要素のうち図1に示す実施の形態1の影響度分析装置101と同一機能を達成する構成要素については同一番号を付しており、重複する説明は省略する。
実施の形態2に係る影響度分析装置102は、影響度分析装置101が有する機能に加えて閾値自動調整部(閾値設定部)20を有している。具体的には、影響度分析装置102は、入力部201と、記憶部Mと、依存関係抽出部2と、重み付依存強度算出部5と、重み付DSM生成部7と、影響度分析部9と、出力部202と、表示部203と、閾値自動調整部20と、を備えている。
閾値自動調整部20は、記憶部Mに接続されており、記憶部M内の重み付DSM8を用いて記憶部M内に閾値Tを設定する。閾値自動調整部20は、重み付DSM8から依存情報(依存強度毎の出現頻度)を抽出し、依存情報に基づいて統計的に閾値Tを算出する。本実施の形態の影響度分析部9は、閾値自動調整部20が算出した閾値Tを用いて影響範囲リスト12を作成する。
つぎに、閾値Tの自動調整方法の一例を、実施の形態1の図5に示した重み付DSM8を用いて説明する。図11は、依存強度に対する出現頻度を示す図である。図11では、依存強度と出現頻度との関係を示しており、横軸が依存強度であり縦軸が出現頻度(系列2)である。
系列1は、S/W構成要素の個数であり、系列2は、S/W構成要素の割合である。具体的には、系列1は、横軸に示す依存強度の範囲に含まれるS/W構成要素の重み付DSM8内での個数であり、系列2は、横軸に示す依存強度の範囲に含まれるS/W構成要素が重み付DSM8の全体に占める割合(個数の割合)である。例えば、図5の重み付DSM8には、依存強度が0.5以内であるS/W構成要素が10個ある。また、重み付DSM8には、依存強度の登録されているS/W構成要素が全部で15個ある。したがって、依存強度が登録されているS/W構成要素のうち、依存強度が0.5以内のS/W構成要素は10/15=0.67であり、全体の約67%である。これにより、系列2として67%が示されている。また、依存強度の0〜1.0は、出現頻度が約0.87(87%)である。
例えば、出現頻度が80%を超える依存強度を閾値Tに設定する場合、閾値自動調整部20は、図11の関係に基づいて、閾値Tを1.0に設定する。このように、依存強度に対する出現頻度の関係を用いて閾値Tを自動調整しておくので、影響度分析部9は、所定値以上の出現頻度があるS/W構成要素を抽出することが可能となる。なお、閾値自動調整部20は、依存強度に対する出現頻度の関係を用いた方法以外の方法で閾値Tを自動調整してもよい。
このように、実施の形態2によれば、依存強度に対する出現頻度の関係を用いて閾値Tを自動調整するので、属人性を排除した閾値Tの自動設定が可能となる。したがって、S/Wアーキテクチャ解析技術の高度化および解析作業の高効率化が可能となる。
実施の形態3.
つぎに、図12を用いてこの発明の実施の形態3について説明する。前述の実施の形態2では、閾値自動調整部20が、S/W全体の依存関係の統計データから閾値Tの自動設定を行っていた。本実施の形態では、閾値Tを自動調整する際に用いるS/W構成要素の範囲を指定しておく。
図12は、実施の形態3に係る影響度分析装置の構成を示すブロック図である。図12の各構成要素のうち図1に示す実施の形態1の影響度分析装置101と同一機能を達成する構成要素については同一番号を付しており、重複する説明は省略する。
実施の形態3に係る影響度分析装置103は、影響度分析装置101が有する機能に加えて算出範囲付閾値自動調整部22を有している。具体的には、影響度分析装置103は、入力部201と、記憶部Mと、依存関係抽出部2と、重み付依存強度算出部5と、重み付DSM生成部7と、影響度分析部9と、出力部202と、表示部203と、算出範囲付閾値自動調整部22と、を備えている。
入力部201へは、予め算出範囲23が入力され、記憶部Mで記憶される。算出範囲23は、閾値Tの自動算出に用いるS/W構成要素の一覧(算出範囲情報)である。したがって、本実施の形態では、算出範囲23で指定されたS/W構成要素の依存情報(依存強度毎の出現頻度)を用いて閾値Tが算出される。
算出範囲付閾値自動調整部22は、算出範囲23で指定されたS/W構成要素の範囲にある依存情報を重み付DSM8から抽出し、抽出した依存情報を用いて閾値Tを算出する。例えば、図5に示した重み付DSM8から閾値Tを算出する際に、算出範囲23として以下のS/W構成要素を指定した場合には、範囲24Aの依存強度が閾値Tの算出に用いられる。
算出範囲23:
File1.cpp、file1.cpp/main()、file1.cpp/func()
file2.cpp、file2.cpp/exp1(int)
file2.h、file2.h/exp1(int)
算出範囲付閾値自動調整部22は、算出した閾値Tを記憶部Mに記憶させる。影響度分析部9は、算出範囲付閾値自動調整部22が算出した閾値Tを用いて影響範囲リスト12を作成する。
このように、実施の形態3によれば、閾値Tの算出に用いるS/W構成要素を算出範囲23によって詳細に設定することができる。そして、算出範囲23で指定されたS/W構成要素の範囲にある依存情報を用いて閾値Tを算出するので、閾値Tの確からしさを向上させることが可能となる。
実施の形態4.
つぎに、図13を用いてこの発明の実施の形態4について説明する。前述の実施の形態2では、閾値自動調整部20が、1つの計算方法によって閾値Tの自動設定を行っていた。本実施の形態では、S/Wの特徴に合わせた閾値算出方法のテンプレートを準備しておき、閾値自動調整部20がテンプレートに応じた閾値Tを算出する。
図13は、実施の形態4に係る影響度分析装置の構成を示すブロック図である。図13の各構成要素のうち図1に示す実施の形態1の影響度分析装置101と同一機能を達成する構成要素については同一番号を付しており、重複する説明は省略する。
実施の形態4に係る影響度分析装置104は、影響度分析装置101が有する機能に加えてテンプレート使用閾値自動調整部25を有している。具体的には、影響度分析装置103は、入力部201と、記憶部Mと、依存関係抽出部2と、重み付依存強度算出部5と、重み付DSM生成部7と、影響度分析部9と、出力部202と、表示部203と、テンプレート使用閾値自動調整部25と、を備えている。
入力部201へは、予め算出テンプレート26が入力され、記憶部Mで記憶される。算出テンプレート26は、閾値Tの算出に用いる閾値算出方法(閾値Tの調整方法)を複数保持している。したがって、この算出テンプレート26内に設定されている閾値算出方法を切り替えることで、閾値Tの算出方法を切り替えることができる。閾値算出方法は、S/Wの言語の特性やS/Wの組成に応じて種々設定される。
テンプレート使用閾値自動調整部25は、重み付DSM8から依存情報を抽出し、ユーザなどによって指定された算出テンプレート26内の閾値算出方法を用いて閾値Tを算出する。
このように、実施の形態4によれば、S/Wの言語の特性やS/Wの組成に応じて閾値算出方法を選択できるので、S/Wに応じた閾値算出方法を設定することが可能となる。したがって、閾値Tの確からしさを向上させることが可能となる。
実施の形態5.
つぎに、図14および図15を用いてこの発明の実施の形態5について説明する。前述の実施の形態1では、ユーザによって依存種類テーブル4が与えられていた。本実施の形態では、依存種類テーブル4を過去の解析データに基づいて自動調整する。
図14は、実施の形態5に係る影響度分析装置の構成を示すブロック図である。図14の各構成要素のうち図1に示す実施の形態1の影響度分析装置101と同一機能を達成する構成要素については同一番号を付しており、重複する説明は省略する。
実施の形態5に係る影響度分析装置105は、影響度分析装置101が有する機能に加えて解析データ蓄積装置(蓄積部)27、重み自動調整部(重み情報生成部)28を有している。具体的には、影響度分析装置105は、入力部201と、記憶部Mと、依存関係抽出部2と、重み付依存強度算出部5と、重み付DSM生成部7と、影響度分析部9と、出力部202と、表示部203と、解析データ蓄積装置27と、重み自動調整部28と、を備えている。
解析データ蓄積装置27は、S/Wの解析(影響範囲リスト12の作成)を行うたびに、依存種類テーブル4に関する情報(蓄積データ)を蓄積する。なお、解析データ蓄積装置27は、重み付DSM8を参照して依存種類テーブル4に関する情報を蓄積してもよい。
重み自動調整部28は、解析データ蓄積装置27に蓄積された蓄積データに基づいて各依存種類の重みを算出し、依存種類テーブル4を生成する。重み自動調整部28では、蓄積データから所定の算式によって重みを算出し、これにより依存種類テーブル4を生成する。そして、必要に応じてユーザにより重みの補正が行なわれる。
重み自動調整部28による重みの算出方法の一例について説明する。図15は、重みの算出方法の一例を説明するための図である。ここでは、直近5回のS/W解析(重み付依存関係リスト6の作成)に用いた重みの平均値に基づいて、次に用いる重みを算出する場合について説明する。図15では、直近5回分の依存種類テーブル4の重みの設定値と、この設定値を用いて算出された重みと、を依存種類毎に示している。
重み1〜重み5は、直近5回のS/W解析に用いた重みである。また、重み6は、重み1〜重み5の平均値であり、次のS/W解析に設定される重みである。したがって、重み自動調整部28によって自動調整された重みは、列29の重みとなる。これにより、重み自動調整部28は、依存種類テーブル4に重み6を設定しておく。そして、次のS/W解析では、重み6が設定された依存種類テーブル4を用いて、依存関係リスト3を重み付依存関係リスト6に変換する。
なお、直近N回(Nは自然数)のS/W解析に用いた重みの平均値に基づいて次に用いる重みを算出する場合、初回〜(N−1)回目のS/W解析を行う際には、ユーザによって与えられた依存種類テーブル4が用いられる。
このように、実施の形態5によれば、過去の解析データから自動で依存種類の重みを設定できるので、さらに属人性排除によるS/Wアーキテクチャ解析技術の高度化および解析作業の高効率化が可能となる。
実施の形態6.
つぎに、図16および図17を用いてこの発明の実施の形態6について説明する。前述の実施の形態1では、重み付DSM8によって全ての依存情報を表示していた。本実施の形態では、閾値T以下の依存情報を表示しないよう依存情報のフィルタリングを行う。
図16は、実施の形態6に係る影響度分析装置の構成を示すブロック図である。図16の各構成要素のうち図1に示す実施の形態1の影響度分析装置101と同一機能を達成する構成要素については同一番号を付しており、重複する説明は省略する。
実施の形態6に係る影響度分析装置106は、影響度分析装置101が有する機能に加えて依存強度フィルタリング部(抽出部)30を有している。具体的には、影響度分析装置106は、入力部201と、記憶部Mと、依存関係抽出部2と、重み付依存強度算出部5と、重み付DSM生成部7と、影響度分析部9と、出力部202と、表示部203と、依存強度フィルタリング部30と、を備えている。
依存強度フィルタリング部30は、閾値Tを元に閾値Tよりも小さい重み付依存強度を重み付DSM8から非表示にする。換言すると、依存強度フィルタリング部30は、閾値Tと重み付DSM8内の重み付依存強度を比較し、閾値Tよりも小さい重み付依存強度を重み付DSM8から除外する。表示部203は、依存強度フィルタリング部30で除外されなかった重み付依存強度を重み付DSM8として表示する。
ここで、依存情報のフィルタリングについて説明する。図17は、実施の形態6に係る重み付DSMの構成例を示す図である。図17では、図5の重み付DSM8に対して依存情報(重み付依存強度)のフィルタリングが行われた重み付DSM8の構成例を示している。
例えば、閾値Tが1.0の場合、フィルタリングを行った後の重み付DSM8は、図17に示した重み付DSM8となる。具体的には、図5の重み付DSM8から、閾値Tが1.0未満の重み付依存強度が非表示にされて、新たな重み付DSM8が表示部203で表示される。例えば、範囲24Bでは、セル17の重み付依存強度のみが残され、他の重み付依存強度は非表示にされる。
このように、実施の形態6によれば、閾値Tよりも小さい重み付依存強度を重み付DSM8から非表示にするので、重み付依存強度の弱い依存関係見る必要がなくなる。このため、非表示にされた依存関係よりも依存関係の強い依存関係に容易に着目することが可能となり、その結果、解析作業の高効率化が可能となる。
なお、実施の形態1〜6で説明した影響度分析装置101〜106の機能を組み合わせてもよい。例えば、影響度分析装置102と影響度分析装置105の機能を組み合わせた影響度分析装置は、入力部201と、記憶部Mと、依存関係抽出部2と、重み付依存強度算出部5と、重み付DSM生成部7と、影響度分析部9と、出力部202と、表示部203と、閾値自動調整部20と、解析データ蓄積装置27と、重み自動調整部28と、を備える構成となる。
つぎに、影響度分析装置101〜106のハードウェア構成について説明する。なお、影響度分析装置101〜106は、それぞれ同様のハードウェア構成を有しているので、ここでは影響度分析装置101のハードウェア構成について説明する。
図18は、影響度分析装置のハードウェア構成を示す図である。影響度分析装置101は、CPU(Central Processing Unit)91、ROM(Read Only Memory)92、RAM(Random Access Memory)93、表示部94、入力部95を有している。影響度分析装置101では、これらのCPU91、ROM92、RAM93、表示部94、入力部95がバスラインBを介して接続されている。
CPU91は、コンピュータプログラムである影響度分析プログラム90を用いてパターンの判定を行う。表示部94は、液晶モニタなどの表示装置であり、CPU91からの指示に基づいて、依存関係リスト3、重み付依存関係リスト6、重み付DSM8、影響範囲リスト12などを表示する。入力部95は、マウスやキーボードを備えて構成され、使用者から外部入力される指示情報(S/Wの影響度分析に必要なパラメータ等)を入力する。入力部95へ入力された指示情報は、CPU91へ送られる。
影響度分析プログラム90は、ROM92内に格納されており、バスラインBを介してRAM93へロードされる。CPU91はRAM93内にロードされた影響度分析プログラム90を実行する。具体的には、影響度分析装置101では、使用者による入力部95からの指示入力に従って、CPU91がROM92内から影響度分析プログラム90を読み出してRAM93内のプログラム格納領域に展開して各種処理を実行する。CPU91は、この各種処理に際して生じる各種データをRAM93内に形成されるデータ格納領域に一時的に記憶させておく。
影響度分析装置101で実行される影響度分析プログラム90は、依存関係抽出部2と、重み付依存強度算出部5と、重み付DSM生成部7と、影響度分析部9と、を含むモジュール構成となっており、これらが主記憶装置上にロードされ、これらが主記憶装置上に生成される。
なお、上記した実施の形態1〜6では、S/W(S/W構成要素)の評価を行う場合について説明したが、システム(システム構成要素)の評価を行ってもよい。システム構成要素は、例えばS/W構成要素以外の互いに依存関係のある構成要素であり、プロセスを構成するタスクなどである。システム構成要素の評価を行なう場合、例えば、依存関係抽出部2は、システムのソースコードから依存関係リストを抽出する。
以上のように、本発明に係るソフトウェア評価装置およびソフトウェア評価方法は、ソフトウェアの構造分析や影響範囲分析に適し、本発明に係るシステム評価装置は、システムの構造分析や影響範囲分析に適している。
1 ソースコード
2 依存関係抽出部
3 依存関係リスト
4 依存種類テーブル
5 重み付依存強度算出部
6 重み付依存関係リスト
7 重み付DSM生成部
8 重み付DSM
9 影響度分析部
12 影響範囲リスト
20 閾値自動調整部
22 算出範囲付閾値自動調整部
23 算出範囲
25 テンプレート使用閾値自動調整部
26 算出テンプレート
27 解析データ蓄積装置
28 重み自動調整部
30 依存強度フィルタリング部
40 ファイル単位重み付DSM
101〜106 影響度分析装置
201 入力部
202 出力部
203 表示部
M 記憶部
T 閾値

Claims (8)

  1. ソフトウェアのソースコードと、前記ソフトウェアの構成要素間の依存関係の種類である依存種類毎に前記依存種類の重要度である重みを示す重み情報と、を入力する入力部と、
    前記入力部に入力されたソースコードおよび重み情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部内のソースコードから、前記構成要素間と、前記構成要素間の依存関係の数である依存頻度と、前記依存種類と、の対応関係を前記構成要素間毎に依存関係情報として抽出する依存関係抽出部と、
    前記依存関係情報と前記重み情報とを用いて前記依存頻度に前記重みに応じた重み付けを行うことにより、前記構成要素間と当該構成要素間の依存種類との組み合わせに応じた依存強度を算出する依存強度算出部と、
    前記依存強度が閾値以下となる構成要素の範囲を、前記ソースコードを修正した際の影響範囲として抽出する影響範囲抽出部と、
    を備えることを特徴とするソフトウェア評価装置。
  2. 前記構成要素間における依存強度と、当該依存強度の前記組み合わせ内における出現頻度との対応関係を算出し、算出した対応関係に基づいて、所定値以上の出現頻度に対応する依存強度の値を前記閾値に設定する閾値設定部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のソフトウェア評価装置。
  3. 前記入力部は、前記閾値の算出に用いる構成要素の範囲を算出範囲情報として入力し、
    前記記憶部は、前記算出範囲情報を記憶し、
    前記閾値設定部は、前記算出範囲情報で指定された構成要素の範囲に対して前対応関係を算出し、算出した対応関係に基づいて前記閾値を設定することを特徴とする請求項2に記載のソフトウェア評価装置。
  4. 前記入力部は、前記閾値を算出する際に用いる閾値算出方法の算出テンプレートとして、前記ソフトウェアの特徴に応じた算出テンプレートを複数入力し、
    前記記憶部は、前記算出テンプレートを記憶し、
    前記閾値設定部は、前記影響範囲の抽出対象となるソフトウェアに応じた算出テンプレートを用いて、前記閾値を設定することを特徴とする請求項2または3に記載のソフトウェア評価装置。
  5. 前記依存強度を算出する際に用いた過去の重み情報を蓄積する蓄積部と、
    前記蓄積部で蓄積された重み情報を用いて、新たな重み情報を生成する重み情報生成部と、
    をさらに備え、
    前記依存強度算出部は、前記重み情報生成部が生成した新たな重み情報を用いて前記依存強度を算出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のソフトウェア評価装置。
  6. 前記依存強度算出部が算出した依存強度のうち、前記閾値より大きい依存強度を抽出する抽出部と、
    前記抽出部が抽出した依存強度を表示する表示部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のソフトウェア評価装置。
  7. ソフトウェアのソースコードと、前記ソフトウェアの構成要素間の依存関係の種類である依存種類毎に前記依存種類の重要度である重みを示す重み情報と、を入力する入力ステップと、
    前記ソースコードおよび前記重み情報を記憶する記憶ステップと、
    前記ソースコードから、前記構成要素間と、前記構成要素間の依存関係の数である依存頻度と、前記依存種類と、の対応関係を前記構成要素間毎に依存関係情報として抽出する依存関係抽出ステップと、
    前記依存関係情報と前記重み情報とを用いて前記依存頻度に前記重みに応じた重み付けを行うことにより、前記構成要素間と当該構成要素間の依存種類との組み合わせに応じた依存強度を算出する依存強度算出ステップと、
    前記依存強度が閾値以下となる構成要素の範囲を、前記ソースコードを修正した際の影響範囲として抽出する影響範囲抽出ステップと、
    を含むことを特徴とするソフトウェア評価方法。
  8. システムのソースコードと、前記システムの構成要素間の依存関係の種類である依存種類毎に前記依存種類の重要度である重みを示す重み情報と、を入力する入力部と、
    前記入力部に入力されたソースコードおよび重み情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部内のソースコードから、前記構成要素間と、前記構成要素間の依存関係の数である依存頻度と、前記依存種類と、の対応関係を前記構成要素間毎に依存関係情報として抽出する依存関係抽出部と、
    前記依存関係情報と前記重み情報とを用いて前記依存頻度に前記重みに応じた重み付けを行うことにより、前記構成要素間と当該構成要素間の依存種類との組み合わせに応じた依存強度を算出する依存強度算出部と、
    前記依存強度が閾値以下となる構成要素の範囲を、前記ソースコードを修正した際の影響範囲として抽出する影響範囲抽出部と、
    を備えることを特徴とするシステム評価装置。
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