JP2012227677A - 映像システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の映像システムが存在する環境では、表示装置から眼鏡装置へ送信される同期信号が他の映像システムと混信する可能性がある。
【解決手段】表示装置の同期信号送信部の前面に同期信号を伝搬する光の特性を制限するフィルタを設ける。また、眼鏡装置の同期信号受信部の前面に受光する同期信号の光の特性を制限する受信フィルタを設ける。このフィルタと受信フィルタの特性を合わせることで、両者は一致する特性を持った光で同期信号の送受信を行うことが可能となり、従来と比較して混信を抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、視聴者に3次元的に知覚される映像を提供するための映像システムに関する。
近年の映像技術の発達により、視聴者に3次元的に知覚される映像(3次元映像)を提供するための映像システムが開発されてきている。多くの場合、このような映像システムは、左眼で視聴されるための左眼フレーム画像と、右眼で視聴されるための右眼フレーム画像とを含む映像を表示する表示装置と、表示装置が表示する映像の視聴を補助する眼鏡装置とを備える。例えば、特許文献1に開示される映像システムの表示装置は、映像のフレーム画像の表示に同期する同期信号を赤外線で送信し、眼鏡装置は、同期信号に基づいて映像の視聴を補助するための立体視補助動作を実行する。眼鏡装置が、映像のフレーム画像の表示に同期した立体視補助動作を実行することにより、視聴者は表示装置が表示する映像を立体的に知覚することが可能となる。
特開平8−317426号公報
複数の映像システムを隣り合わせで使用する場合、眼鏡装置に向けて表示装置から送信するお互いの同期信号となる赤外線が干渉して各々の眼鏡装置で安定して立体視補助動作を実行できないという問題が生じる。
例えば2台の表示装置A、表示装置Bに対して、各々の表示装置に対する眼鏡装置A、眼鏡装置Bを想定する。通常は2台の表示装置は全く別々の映像信号により非同期で映像を表示しているので、各々の同期信号はタイミングが異なる。通常は表示装置Aから送られる同期信号により眼鏡装置Aで表示装置Aの映像を立体視できる。また表示装置Bから送られる同期信号により眼鏡装置Bで表示装置Bの映像を立体視できる。ここで表示装置Aと表示装置Bが隣り合っている場合、眼鏡装置Aと眼鏡装置Bの視聴位置も近くなってしまい、表示装置Bの同期信号が眼鏡装置Aで受信されることが起こり得る。表示装置Bの同期信号は表示装置Aの同期信号とタイミングが合っていないので、表示装置Bの同期信号を受けた眼鏡装置Aでは表示装置Aの映像を立体視することはできなくなる。同様に表示装置Aの同期信号が眼鏡装置Bで受信されることも起こり得て、同じように眼鏡装置Bで表示装置Bの映像を立体視することはできなくなる。
また、表示装置Aと表示装置Bの両方の同期信号が眼鏡装置Aで受信されることも起こり得る。この場合は眼鏡装置Aが正常に動作せず、表示装置A、表示装置B何れの映像も立体視することはできなくなる。同様に眼鏡装置Bの方も、表示装置A、表示装置B何れの映像も立体視できなくなることが起こり得る。
上記実情を鑑みて、本発明は、赤外線による同期信号の混信を好適に抑制することができる表示装置及び眼鏡装置からなる映像システムを提供することを目的とする。
本発明の映像システムは、3次元映像を表示する表示装置と、前記3次元映像の視聴を補助する眼鏡装置と、を備える映像システムであって、表示装置は、3次元映像を表示する表示部と、表示部に表示される3次元映像と同期した同期信号を赤外線で眼鏡装置へ送信する同期信号送信部と、同期信号送信部から送信された赤外線の光特性を制限するフィルタと、を有し、眼鏡装置は、表示装置からの同期信号を赤外線で受信する同期信号受信部と、同期信号受信部が受信した同期信号に基づいて、視聴者の左眼、右眼へ入射する前記3次元映像の光を制御するシャッタ部と、同期信号受信部が受光する赤外線の光特性を、フィルタ部の光特性と同じ光特性に制限する受信フィルタと、を備える。
上記の映像システムにおいて、フィルタ及び受信フィルタは直線偏光の光特性を有するものであってもよい。
また、上記の映像システムにおいて、フィルタ及び受信フィルタは、円偏光の光特性を有するものであってもよい。
さらに、上記の映像システムにおいて、フィルタ及び受信フィルタは偏光特性を有し、その偏光方向が可変であってもよい。
つまり、本出願の発明では表示装置から眼鏡装置へ送る同期信号の光特性を特定の性質を持った光に制限することで、他の映像システムや他の機器との同期信号の混信を抑制することができる。これらの光特性は、直線偏光や円偏光を用いることが可能である。さらに、映像システム毎にこれらの偏光方向を変えることで、より混信を抑制することができる。
上述の如く、本発明に係る表示装置及び眼鏡装置からなる映像システムは、赤外線による同期信号の混信を好適に抑制することができる。
本実施の形態に係る映像システムの概略構成図 本実施の形態で説明する複数の映像システムを備えた場合の構成図 映像システムの表示装置が備える同期信号送信部の概略構成図 映像システムの眼鏡装置が備える同期信号受信部の概略構成図 偏光フィルタによる光の透過と遮蔽を説明する図 第1の実施形態において、第1同期信号送信部からの同期信号送信と、第1同期信号受信部及び第2同期信号受信部での同期信号受信と、の状況を説明する図 第1の実施形態において、第2同期信号送信部からの同期信号送信と、第1同期信号受信部及び第2同期信号受信部での同期信号受信と、の状況を説明する図 第2の実施形態において、第1同期信号送信部からの同期信号送信と、第1同期信号受信部及び第2同期信号受信部での同期信号受信と、の状況を説明する図 第2の実施形態において、第2同期信号送信部からの同期信号送信と、第1同期信号受信部及び第2同期信号受信部での同期信号受信と、の状況を説明する図 第3の実施の形態において、第1同期信号送信部と第2同期信号送信部の前面に配置した偏光フィルタを説明する図 第3の実施の形態において、第1同期信号受信部と第2同期信号受信部の前面に配置した受信偏光フィルタを説明する図
以下、本発明に係る表示装置及び眼鏡装置からなる3次元映像(立体映像)が表示、視聴可能な映像システムについて図面を参照して説明する。尚、図面に示される構成、配置或いは形状等並びに図面に関連する記載は、単に本発明の原理を説明することを目的とするものであり、本発明の内容がこれらの実施の形態で説明する態様に限定するものではない。
(実施の形態1)
図1に3次元映像システムを概略的に示す。図1の3次元映像システム100は、表示装置200と、眼鏡装置300とを備える。表示装置200は、3次元映像(立体映像)を表示する。眼鏡装置300は、表示装置200の表示面202に表示された映像を、視聴者に立体的に知覚させるための立体視補助動作を行う。
表示装置200は、同期信号送信部201と、表示パネル202と、筐体203と、偏光フィルタ204と、を備える。
同期信号送信部201は、表示パネル202に表示される3次元映像(立体映像)の左眼用映像、右眼用映像の表示と同期した同期信号を、目願装置300へ送信する。本実施の形態では、同期信号の送信に、赤外線域の波長を持つ光を用いるものとして説明する。
表示パネル202は、表示装置200が外部から入力された3次元映像信号、または表示装置300内部で生成、または読み出された3次元映像信号にしたがって、左眼用の映像と右眼用の映像を時間的に交互に表示する。なお、本実施の形態ではフレーム単位で映像を表示する場合を例に説明するが、本発明の内容はこれに限定されるものではない。フィールド単位で左眼用の映像と右眼用の映像が時間的に交互、または一定間隔毎に表示されるものであってもよい。つまり、3次元映像信号に含まれる左眼用の映像と右眼用の映像が時間的に異なるタイミングで表示されるものであればいずれのものであってもよい。
筐体203は、表示装置200の同期信号送信部201、表示パネル202等を支持する。
偏光フィルタ204は、同期信号送信部201から送出される光の特性、特に偏光方向を変える、または所定の偏光方向のみに制限する、等の光学的な調整を施すものである。
眼鏡装置300は、左眼シャッタ301と、右眼シャッタ302と、同期信号受信部303と、受信偏光フィルタ304と、を備える。
左眼シャッタ301と、右眼シャッタ302と、は表示装置200の表示パネル202に表示される3次元映像と同期して、それぞれ開閉動作を行う。具体的には、表示パネル202に左眼用映像が表示されている際に、左眼シャッタ301が開状態、右眼シャッタ302が閉状態となる。反対に、表示パネル202に右眼用映像が表示されている際に、左眼シャッタ301が閉状態、右眼シャッタ302が開状態となる。これにより、視聴者の左右の眼にはそれぞれ、左眼用映像の光のみ、右眼用映像の光のみがはいり、視聴者は表示パネル202に表示される映像が3次元映像であると知覚できる。
同期信号受信部303は、表示装置200の同期信号送信部201から送信される同期信号を受信する。
受信偏光フィルタ304は、同期信号受信部303の前面(表示装置200側)に設けられ、同期信号受信部303へ入射する光の特性を変えるものである。
図2は、図1で説明した3次元映像システム100を2つ並べた場合の映像システム構成を示す図である。図2の映像システム400は、第1の映像システム410と、第2の映像システム420とを、備える。第1の映像システム410、第2の映像システム420ともに、図1で示した3次元映像システム100と同等のものである。
第1の表示装置210、第2の表示装置220、は表示装置200と同じものである。第1の同期送信部211、第2の同期送信部221、はともに同期送信部201と同じである。第1の表示パネル212、第2の表示パネル222、はともに表示パネル202と同じである。第1の筐体213、第2の筐体223、は筐体203と同じである。第1の偏光フィルタ214、第2の偏光フィルタ224、は偏光フィルタ204と同じである。
第1のメガネ装置310、第2のメガネ装置320は、メガネ装置300と同じものである。第1の同期信号受信部313、第2の同期信号受信部323、は同期信号受信部303と同じである。第1の受信偏光フィルタ314、第2の受信偏光フィルタ324は、受信偏光フィルタ304と同じである。
図2で示すように、第1の映像システム410と第2の映像システム420とを2つ(複数)並べて設置すると、第1の同期信号送信部211から送信された同期信号が、第2同期信号受信部323で受信される可能性がある。また、同様に第2の同期信号送信部221から送信された同期信号が、第1の同期信号受信部313で受信される場合もある。このような場合に複数のシステム間で同期信号の送受信が混信し、視聴者が正しく3次元映像を視聴できなくなる可能性がる。
図3は、第1の同期信号送信部211、第2の同期信号送信部221、の構成を示す図である。図3(a)に第1同期信号送信部211の内部を上面から示す。なお、図3(a)、(b)では、第1の同期信号送信部211を用いて説明するが、第2の同期信号送信部221も同じ内容である。第1同期信号送信部211は、赤外線LED211aと、駆動回路211bと、を有する。
赤外線LED211aは、電気信号を赤外線等の光に変換して出力する。駆動回路211bは、赤外線LED211aへ供給する電力(電流)を制御することで、意図する赤外線を赤外線LED211aから発光させる。
第1の偏光フィルタ214は、第1の同期信号送信部211の前面(映像の表示出力側)に設けられる。第1の偏光フィルタ214は、赤外線LED211aから出力された光の特性を変える、特に偏光方向を変える、または、特性の偏光方向のみに制限する等、をする。図3(b)は、第1の同期信号送信部211、第1の偏光フィルタ214をその前面(映像の表示出力側)から見た場合の図である。
図4は、第1の同期信号受信部313、第2の同期信号受信部323の構成を示す図である。図4(a)は、第1のメガネ装置310、第2のメガネ装置320の外観図を示す図である。図4(b)は、第1の同期信号受信部313、第2の同期信号受信部323を上から見た図である。なお、図4(b)、(c)では第1の同期信号受信部313を用いて以下説明を行うが、第2の同期信号受信部323も同様の内容である。
図4(b)に示すように、第1の同期信号受信部313は、第1の赤外線センサ313aと、第1の信号処理回路313bと、を備える。第1の赤外線センサ313aは、表示装置210の第1の同期信号送信部211から送信された同期信号(赤外線)を受光し、電気信号に変換する。第1の信号処理回路313bは、第1の赤外線センサ313aが出力した電気信号を所定の信号処理、例えば、信号レベルの増幅、フィルタ処理、アナログ信号からデジタル信号への変換等、を行う。第1の同期信号受信部313の前面(表示装置210側)には、第1の受信偏光フィルタ314が設けられている。
図4(c)は、第1の同期信号受信部313を前面から見た場合の図である。第1の同期信号受信部313の前面には、第1の受信偏光フィルタ314が設けられている。
図5は、光の偏光方向と偏光フィルタを用いた場合の性質について説明する図である。光源から発せられた赤外光はランダムな偏光特性を持っている。その前面に図5(a)に示すように縦方向の偏光フィルタ1を配設すると、偏光フィルタ1を通過した赤外光は縦方向の偏光を持つ。この縦方向に偏光特性を持った赤外光は更に縦方向の偏光を持った偏光フィルタ2を通過することができるので、光源からの光は透過することになる。一方図5(b)に示すように縦方向の偏光フィルタ1を配設すると、偏光フィルタ1を通過した赤外光は縦方向の偏光を持ち、この縦方向に偏光特性を持った赤外光は横方向の偏光を持った偏光フィルタ3は通過することができないので、光源からの光は透過しないことになる。
図6、図7で同期信号送信部211、221、偏光フィルタ214、224、同期信号受信部313、323の関係を説明する。図6(a)で第1の同期信号送信部211から送信された赤外線は、第1の偏光フィルタ214を通る。ここでは縦方向の直線偏光の例を示す。第1の偏光フィルタ214を通すことで縦方向の偏光特性を持った赤外線は、更に第1眼鏡装置310にて同じ縦方向の第1の受信偏光フィルタ314を透過して、第1の同期信号受信部313で受信される。
同様に図6(b)で第1の同期信号送信部211から送信された赤外線は第1の偏光フィルタ214を通る。ここでも縦方向の直線偏光の例を示す。第1の偏光フィルタ214を通すことで縦方向の偏光特性を持った赤外線は、更に第2の眼鏡装置320にて、第1の偏光フィルタ214と直交する横方向の偏光特性を持った第2の受信偏光フィルタ324を透過できない。その結果、第2の同期信号受信部323では第1の同期信号送信部211が送信・出力した同期信号を受信しない。
図7(a)で第2の同期信号送信部221から送信された赤外線は、第2の偏光フィルタ224を通る。第2の偏光フィルタ224を通過した赤外線は、横方向の偏光特性を持つ。更に第1の眼鏡装置310にて、第2の偏光フィルタ224と直交する方向の縦方向の偏光特性を持った第1の受信偏光フィルタ314を、赤外線は透過できず、第1の同期信号受信部313は、第2の同期信号送信部221が送信した同期信号を受信しない。
図7(b)で第2の同期信号送信部221から送信された赤外線は、横方向の第2の偏光フィルタ224を通る。第2偏光フィルタ224を通すことで横方向の偏光特性を持った赤外線は、第2の眼鏡装置320にて同じ横方向の第2の受信偏光フィルタ324を透過して、第2の同期信号受信部323で受信される。
第1の表示装置210と第2の表示装置220との間で、同期信号送信部211、221から送信される赤外線の偏光特性がお互いに直交したもので、第1の表示装置210と第2の表示装置220と、から送信される赤外線の偏光方向に合った偏光特性を眼鏡装置側にも持たせるようにすることで、第1の同期信号送信部211から送信される同期信号は、第1の眼鏡装置310で受信される。同様に、第2の同期信号送信部221から送信される同期信号は、第2の眼鏡装置320によって受信される。第1の表示装置210から送信される同期信号を第1同期信号と称し、第2の表示装置220から送信される同期信号を第2同期信号と称すと、第1の眼鏡装置310は、第1同期信号に基づき、上述の立体視補助動作を実行する。第1のメガネ装置310は、第2の表示装置220から送信される第2同期信号を受信しない。この結果、第1眼鏡装置310を装着した視聴者は、第2の表示装置220が送信する第2同期信号の影響をうけることなく、第1表示装置210が表示する左眼フレーム画像を左眼で視聴し、右眼フレーム画像を右眼で視聴することが可能となる。第2のメガネ装置320は、第1の表示装置210から送信される第1同期信号を受信しない。この結果、第2の眼鏡装置320は、第1の表示装置210が送信する第1同期信号の影響を受けることなく、第2同期信号に基づき、上述の立体視補助動作を実行する。この結果、第2眼鏡装置320を装着した視聴者は、第2表示装置220が表示する左眼フレーム画像を左眼で視聴し、右眼フレーム画像を右眼で視聴することが可能となる。
かくして、第1表示装置210と第2表示装置220が隣接して設置された状態においても、第1眼鏡装置310を装着した視聴者は、第1表示装置210が表示する映像を立体的に知覚することができ、第2眼鏡装置320を装着した視聴者は、第2表示装置220が表示する映像を立体的に知覚することができる。
以上より、本実施の形態で説明したように、第1の映像システム410と第2の映像システムが存在する場合に、それぞれの映像システムにおける同期信号の送受信における偏光方向を互いに異なる特性とすることで、第1の映像システムと第2の映像システムの両システムが近接した場所に設置されている場合でも、同期信号送受信の混信を抑制することができ、それぞれの映像システムにおいてより好適に3次元映像の視聴が可能となる。
また、なお本実施の形態では、第1の映像システム410と第2の映像システム420が共存する場合について説明したが、本発明はこの場合のみに有効ではない。例えば、第1の映像システム410があって、ほかにも赤外線を出力する機器、例えば、リモートコントロールのような遠隔制御装置や、赤外線によるオーディオデータ伝送を行う装置が、ある環境においても有効である。このような環境下では、表示装置200から送信され眼鏡装置300へ送信される赤外線は、これらの機器等から出力される赤外線による外乱の影響を受ける。その場合にも本実施の形態で説明した偏光フィルタ204、受信偏光フィルタ304を用いれば、映像システム100は、他の装置等からの赤外線の混信を防ぐことができ、より好適に3次元映像を視聴することが可能となる。
つまり、本実施の形態で説明した、表示装置側の偏光フィルタと眼鏡装置側の受信偏光フィルタの偏光特性を併せることで、映像システムは同期信号の送受信をより混信を抑制して行うことができる。
(実施の形態2)
実施の形態1において、第1の偏光フィルタ214、第2の偏光フィルタ224、第1の受信偏光フィルタ314、第2の受光偏光フィルタ324、に円偏光フィルタを用いた場合について説明する。3次元映像システムの概略は図1と同じである。
図8、図9で同期信号送信部、偏光フィルタ、同期信号受信部の関係を説明する。図8(a)は、第1の同期信号送信部211から送信された赤外線が、第1の同期信号受信部313で受信されるまでの内容を示す図である。第1の同期信号送信部211から送信された赤外線は、第1の偏光フィルタ214を通る。ここで第1の偏光フィルタ214は、第1の同期信号送信部211から赤外線の進行方向に向かって左回転の円偏光の特性を持つフィルタである。第1の偏光フィルタ214を通すことで左回転の偏光特性を持った赤外線は、第1の眼鏡装置310にて同じ左回転の第1の受信偏光フィルタ314を透過して、第1の同期信号受信部313で受信される。
図8(b)は、同様に第1の同期信号送信部211から送信された赤外線が、第2の同期信号受信部323へ伝搬されるまでの内容を示す図である。第1の同期信号送信部211から送信された赤外線は、第1の偏光フィルタ214を通り、左回転の偏光特性を持つ。この左回転の偏光特性を持った赤外線は、第2の眼鏡装置320にて第1の偏光フィルタ214と反対方向の右回転の偏光特性を持った第2の受信偏光フィルタ324を透過できない。これは、第1の偏光フィルタ214と第2の受信偏光フィルタ324は同じ円偏光の特性を持つフィルタであるものの、その方向が左回転の円偏光と右回転の円偏光とで、異なるためである。そのため、第2の同期信号受信部323は、第1の同期信号送信部211が送信した同期信号を受信しない。
図9(a)は、第2の同期信号送信部221から送信された赤外線が、第1の同期信号受信部313へ伝搬されるまでの内容を示す図である。第2の同期信号送信部221から送信された赤外線は、右回転の偏光特性を持った第2の偏光フィルタ224を通過する。第2の偏光フィルタ224を通過することで右回転の偏光特性を持った赤外線は、第1の眼鏡装置310にて、第2の偏光フィルタ224と反対方向の左回転の偏光特性を持った第1の受信偏光フィルタ314を透過できない。これは、上記と同様に、第2の偏光フィルタ224と第1の受信偏光フィルタ314の円偏光の方向が異なるためである。第1の同期信号受信部313は、第2の同期信号送信部221で送信された同期信号を受信しない。
図9(b)は、第2の同期信号送信部221から送信された赤外線が、第2の同期信号受信部323で受信されるまでの内容を示す図である。第2の同期信号送信部221から送信された赤外線は、右回転の偏光特性を持った第2の偏光フィルタ224を通る。第2の偏光フィルタ224を通過することで右回転の偏光特性を持った赤外線は、第2の眼鏡装置320にて同じ右回転の偏光特性を持った第2の受信偏光フィルタ324を透過する。通過した赤外線は、第2の同期信号受信部323で受信される。
第1の表示装置210と第2の表示装置220との間で、同期信号送信部211、221から送信される赤外線を通過させる偏光フィルタ214、224の円偏光の特性を互いに反対方向にすることで、それぞれの表示装置から出力される赤外線は、互いに反対方向の円偏光特性をもつ赤外線となる。第1のメガネ装置310と第2のメガネ装置320は、受信対象とする赤外線の円偏光の方向と同一の受信偏光フィルタ314、324を備えることで、受信対象とする赤外線のみを受信することができ、他の偏光特性を持つ赤外線を受光しない。
これにより、第1の表示装置210で表示された3次元映像と同期して第1のメガネ装置310は、適切に左右のシャッタを開閉制御することができる。同様に第2の表示装置220、第2のメガネ装置320でも好適に視聴者は3次元映像の左眼用映像と右眼用映像を視聴することが可能となる。
以上より、本実施の形態で説明したように、第1の映像システム410と第2の映像システム420とで同期信号の送受信に用いる赤外線の偏光特性を円偏光において異なる方向特性と持たせることにより、それぞれの映像システムにおいて赤外線の送受信を混信すること無く実現できる。これにより視聴者は好適に3次元映像の視聴が可能となる。
また、なお本実施の形態では、第1の映像システム410と第2の映像システム420が共存する場合について説明したが、本発明はこの場合のみに有効ではない。例えば、第1の映像システム410があって、ほかにも赤外線を出力する機器、例えば、リモートコントロールのような遠隔制御装置や、赤外線によるオーディオデータ伝送を行う装置が、ある環境においても有効である。このような環境下では、表示装置200から送信され眼鏡装置300へ送信される赤外線は、これらの機器等から出力される赤外線による外乱の影響を受ける。その場合にも本実施の形態で説明した偏光フィルタ204、受信偏光フィルタ304を用いれば、映像システム100は、他の装置等からの赤外線の混信を防ぐことができ、より好適に3次元映像を視聴することが可能となる。
つまり、本実施の形態で説明した、表示装置側の偏光フィルタと眼鏡装置側の受信偏光フィルタの偏光特性を併せることで、映像システムは同期信号の送受信をより混信を抑制して行うことができる。
(実施の形態3)
実施の形態1において、偏光フィルタ214、224、受信偏光フィルタ314、324に回転できる直線偏光フィルタを用いた場合について説明する。3次元映像システムの概略は図1、図2と同じである。本実施の形態では、実施の形態1とは、偏光フィルタ214、224、受信偏光フィルタ314、324の配置方法が異なる。
図10に、第1の同期信号送信部211、第2の同期信号送信部221、の前面に配置する第1の偏光フィルタ214、第2の偏光フィルタ224を示す。第1の偏光フィルタ214と第2の偏光フィルタ224とは、図10に示すようにその偏光方向を回転できる構造を持っている。具体的には、偏光フィルタ214、224は、手動でその偏光方向を回転して偏光できるようにそれぞれの偏光フィルタが略円形の形状となりその一部に、回転させる摘みを備えたものである。偏光フィルタ214、224は直線偏光特性を持っており、この摘みを動かす(回転させる)ことにより偏光の方向を変える。
例えば図10(a)では、同期信号送信部211、221に向かって右側に回転させた時、矢印で示す横方向の偏光方向になる。また、図10(b)に示すように、同期信号送信部211、221に向かって左側に90°回転させると、矢印で示す縦方向の偏光方向となる。
図11に、第1の同期信号受信部313と第2の同期信号受信部323との前面に配置する第1の受信偏光フィルタ314と第2の受信偏光フィルタ324を示す。
第1の受信偏光フィルタ314と第2の受信偏光フィルタ324とは、図10で示した偏光フィルタ214、224と同様に、そのフィルタを回転する構造を有する。メガネ装置310、320でも受信偏光フィルタ314、324は直線偏光特性を持っており、回転させることにより偏光の方向を変えることができる。
例えば図11(a)に示すように同期信号受信部313、323に向かって右側に回転させた時、矢印で示す横方向の偏光方向になる。図10(b)に示すように同期信号受信部313、323に向かって左側に90°回転させると、矢印で示す縦方向の偏光方向となる。
以上より、本実施の形態で説明したように、映像システム410と映像システム420が混在して存在するような環境において、視聴者は、それぞれの映像システムにおける偏光フィルタ214、224と受信偏光フィルタ314、324を互いのシステム間で異なる偏光方向の特性を持つように調整することで、両映像システム間で同期信号の混信を防ぐことができる。その結果、視聴者はより好適に3次元映像の視聴が可能となる。
また、本実施の形態で説明したように、視聴者等は、両映像システム間で混信が発生する場合にのみ、偏光フィルタ214、224と受信偏光フィルタ314、324の組み合わせを変更することで、必要に応じて変更方向の特性を変えることが可能となる。そのため、映像システム420の視聴者が、映像システム410の3次元映像の視聴を希望した場合には、それまで使用していた第2のメガネ装置320の受信変更フィルタ324の偏光方向のみを変えることで対応することが可能となる。つまり、偏光方向を変化できるようにすることで、一つのメガネ装置で複数の表示装置に対応することが可能となる。
(その他の実施の形態)実施の形態1では直線偏光、実施の形態2では円偏光を用いて説明したが、これらを組み合わせたものであってもよい。たとえば、
第1の映像システム410では、直線偏光のフィルタを用い、第2の映像システム420では円偏光のフィルタをもちいたものであってもよい。この場合でも、同様に同期信号の混信を抑制することが可能となる。
また、実施の形態3では、視聴者等が手動で偏光方向を変える場合を例に説明したが、本出願の内容はこれに限定されるものではない。例えば、メガネ装置310、320が受信した同期信号から混信の可能性を判断し、混信の可能性が所定以上の場合には自動的に受信偏光フィルタ314、324の偏光方向をかえるものであってもよい。
この場合には、メガネ装置が自動で、混信の有無を判断し偏光方向を調整するため、視聴者はこれらの作業に煩わされることなく、より好適に3次元映像の視聴が可能となる。
本発明は、3次元映像を視聴する際に、表示装置と眼鏡装置との間で同期信号を送受信する映像システムに利用することが可能である。
100 3次元映像表示システム
200、210、220 表示装置
300、310、320 眼鏡装置
201、211、221 同期信号送信部
204、214、224 偏光フィルタ
301 左眼シャッタ
302 右眼シャッタ
303、313、323 同期信号受信部
304、314、324 受信偏光フィルタ

Claims (4)

  1. 3次元映像を表示する表示装置と、前記3次元映像の視聴を補助する眼鏡装置と、を備える映像システムであって、
    前記表示装置は、
    3次元映像を表示する表示部と、
    前記表示部に表示される3次元映像と同期した同期信号を赤外線で前記眼鏡装置へ送信する同期信号送信部と、
    前記同期信号送信部から送信された赤外線の光特性を制限するフィルタと、
    を有し、
    前記眼鏡装置は、
    前記表示装置からの同期信号を赤外線で受信する同期信号受信部と、
    前記同期信号受信部が受信した同期信号に基づいて、視聴者の左眼、右眼へ入射する前記3次元映像の光を制御するシャッタ部と、
    前記同期信号受信部が受光する赤外線の光特性を、前記フィルタ部の光特性と同じ光特性に制限する受信フィルタと、
    を備える映像システム。
  2. 前記フィルタは、その光特性が直線偏光である偏光フィルタであり、
    前記受信フィルタは、その光特性が直線偏光である受信偏光フィルタである、
    請求項1に記載の映像システム。
  3. 前記フィルタは、その光特性が円偏光である偏光フィルタであり、
    前記受信フィルタは、その光特性が円偏光である受信偏光フィルタである、
    その請求項1に記載の映像システム。
  4. 前記フィルタ、及び、受信フィルタの光特性は、偏光特性であり、その偏光方向が可変である請求項1に記載の映像システム。
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