JP2012226518A - 電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の機能を有する電子機器において、全機能のうち未使用機能の使用をユーザに対して積極的に喚起する。
【解決手段】複数の機能を有する電子機器であって、複数の機能のうち任意の機能の実行指示を受け付ける入力部と、電子機器の機能の使用状況を定める機能使用状況情報を記憶する記憶部と、機能の実行指示に応じて実行された機能の使用状況情報を出力する出力部と、出力部に出力される機能の使用状況情報を生成する出力内容生成部と、を備え、出力内容生成部は、機能使用状況情報から実行された機能の使用回数を基に、娯楽性の高い前記機能の使用状況情報を生成する。
【選択図】図1
【解決手段】複数の機能を有する電子機器であって、複数の機能のうち任意の機能の実行指示を受け付ける入力部と、電子機器の機能の使用状況を定める機能使用状況情報を記憶する記憶部と、機能の実行指示に応じて実行された機能の使用状況情報を出力する出力部と、出力部に出力される機能の使用状況情報を生成する出力内容生成部と、を備え、出力内容生成部は、機能使用状況情報から実行された機能の使用回数を基に、娯楽性の高い前記機能の使用状況情報を生成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数の機能を有する電子機器に関する。
携帯電話機等の電子機器は、複数の機能を有し、様々な機能をユーザに対して提供可能である。近年の電子機器の搭載機能数は飛躍的に多くなってきている。ユーザは、電子機器に搭載されている全ての機能を覚えられず、また覚えていても機能を適時に使えないことが多い。
このため、この様な電子機器においては、搭載されている全機能のうち一部の機能しか使用されていないことが多い。
未使用機能をユーザに使用させる為の方法として、例えば特許文献1に記載の電子機器及び情報処理方法が知られている。特許文献1においては、電子機器に実装されている全機能のうち、未使用機能を検出する。この検出された未使用機能を、図12に表す。
更に、特許文献1においては、電子機器は、未使用機能に係る情報を生成し、未使用機能に関する情報を表示部に表示する(図13参照)。図12は、従来の電子機器において未使用の機能一覧を表す説明図である。図13は、従来の電子機器において未使用の機能に関するヘルプ画面の一例を表す説明図である。特許文献1の電子機器によれば、電子機器に搭載されている全機能のうち未使用機能の存在をユーザに把握させることはできる。
しかしながら、上述した特許文献1の電子機器では、ユーザに対し、全機能のうち未使用機能を使用してみようとする意欲を積極的に喚起することは困難であると考えられる。
本発明は、上述した従来の事情に鑑みてなされたものであり、複数の機能を有する電子機器において、全機能のうち未使用機能の使用をユーザに対して積極的に喚起する電子機器を提供することを目的とする。
本発明は、上述した従来の課題を解決するために、複数の機能を有する電子機器であって、前記複数の機能のうち任意の機能の実行指示を受け付ける入力部と、前記電子機器の機能の使用状況を定める機能使用状況情報を記憶する記憶部と、前記機能の実行指示に応じて実行された機能の使用状況情報を出力する出力部と、前記出力部に出力される前記機能の使用状況情報を生成する出力内容生成部と、を備え、前記出力内容生成部は、前記機能使用状況情報から前記実行された機能の使用回数を基に、娯楽性の高い前記機能の使用状況情報を生成する。
上述した構成によれば、複数の機能を有する電子機器において、全機能のうち未使用機能の使用をユーザに対して積極的に喚起することができる。
本発明によれば、複数の機能を有する電子機器において、全機能のうち未使用機能の使用をユーザに対して積極的に喚起することができる。
以下、本発明に係る電子機器の各実施の形態について、図面を参照して説明する。各実施の形態においては、本発明に係る電子機器として、携帯電話機を例示して説明する。但し、本発明に係る電子機器は、携帯電話機に限定されず、例えばスマートフォン、PDA(personal digital assistant)、ノートPC(personal computer)、デジタルスチルカメラ又は電子書籍端末等でも良い。
なお、本発明は、携帯電話機の様な装置、又は携帯電話機をコンピュータとして動作させるためのプログラムとして表現することも可能である。更に、本発明は、携帯電話機により実行される処理(ステップ)を含む方法として表現することも可能である。即ち、本発明は、装置、方法及びプログラムのうちいずれのカテゴリーでも表現可能である。
以下の各実施の形態において、習得機能数を、携帯電話機において現在日付を基準に過去1年以内に使用され、且つ、合計2回以上使用された機能の数(使用回数の累計が2以上となる機能の数)と定義する。但し、習得機能数の定義において、過去1年以内又は合計2回以上としたのはあくまでも例示であり、各数値に限定されない。
(実施の形態1)
先ず、実施の形態1の携帯電話機100の構成及び動作について、図1〜図6を参照して説明する。
先ず、実施の形態1の携帯電話機100の構成及び動作について、図1〜図6を参照して説明する。
実施の形態1では、携帯電話機は、複数の機能を有し、一定の条件を満たすとき、実行された機能の使用回数を基に携帯電話機の習熟レベルを判定する。更に、携帯電話機は、判定された携帯電話機の習熟レベルを、娯楽性の高い出力内容(機能の使用状況情報)として出力部に出力する。
以下の各実施の形態においては、出力部による出力態様の一例としてLCD(Liquid Crystal Display)等のディスプレイを用いた表示形態とする。なお、出力部による出力態様の他の例としては、スピーカ等を用いた音声出力形態が該当する。
図1は、実施の形態1の電子機器100の内部構成の一例を表すブロック図である。電子機器100は、図1に表す様に、入力部111、記憶部112、制御部113、出力制御部114、出力部115、アンテナANが接続された無線通信部116、ROM117及びRAM118を含む構成である。
なお、図1において、入力部111、記憶部112、制御部113、出力制御部114、無線通信部116、ROM117及びRAM118は内部バスBSを介して接続されている。
入力部111は、ユーザが携帯電話機100に対する操作を入力するためのユーザインタフェースであり、ユーザの操作に応じて、携帯電話機100における複数の機能のうち任意の機能の実行指示を受け付ける。
入力部111は、例えば、電話番号等を入力するテンキー、オンフック又はオフフックを行う通話器キー及びファンクションキー等の各種キーで構成可能である。また、入力部111は、出力部115の上に配置され、ユーザの指又はスタイラスペン等による入力操作を受け付け可能なタッチパネル等で構成されても良い。
記憶部112は、携帯電話機100に内蔵されるハードディスク又はフラッシュメモリ等で構成され、機能使用状況情報120(図2参照)及び習熟レベル判定情報121(図3参照)を記憶している。
図2は、実施の形態1の機能使用状況情報120の一例をテーブル形式で表した説明図である。機能使用状況情報120は、携帯電話機100の機能を階層毎に分類して各機能の合計使用回数及び最終使用日を定める。
図2の機能使用状況情報120において、例えば電話機能の音声電話機能の合計使用回数は100回であり、電話機能の音声電話機能の最終使用日は2010年12月1日である。
同様に、電話機能のテレビ電話機能の合計使用回数は1回であり、電話機能のテレビ電話機能の最終使用日は2009年1月1日である。
同様に、電話機能の自局番号表示機能の合計使用回数は2回であり、電話機能の自局番号表示機能の最終使用日は2009年1月1日である。
同様に、電話機能の伝言メモ機能の合計使用回数は0回であり、電話機能の伝言メモ機能の最終使用日はNull(−)である。
同様に、電話帳機能の電話帳編集機能の合計使用回数は100回であり、電話帳機能の電話帳編集機能の最終使用日は2010年1月1日である。
同様に、電話帳機能の電話帳検索機能の合計使用回数は50回であり、電話帳機能の電話帳検索機能の最終使用日は2010年1月1日である。
同様に、電話帳機能のグループ設定機能の合計使用回数は10回であり、電話帳機能のグループ設定機能の最終使用日は2010年6月1日である。
同様に、電話帳機能の電話帳設定機能の合計使用回数は3回であり、電話帳機能の電話帳設定機能の最終使用日は2010年6月1日である。
なお、図2において、現在の日付を2010年12月31日とした場合に過去1年間に使用された機能を、図6のフローチャートの説明のために便宜的に網掛け表示している。
図3は、実施の形態1の習熟レベル判定情報121の一例をテーブル形式で表した説明図である。習熟レベル判定情報121は、携帯電話機100の習得機能数毎に習熟レベルを定める。
例えば、習得機能数が0(ゼロ)である場合には、習熟レベルは初心者レベルとなる。
同様に、習得機能数が1である場合には、習熟レベルは初心者レベルとなる。
同様に、習得機能数が2である場合には、習熟レベルは初級者レベルとなる。
同様に、習得機能数が3である場合には、習熟レベルは初級者レベルとなる。
同様に、習得機能数が4である場合には、習熟レベルは中級者レベルとなる。
同様に、習得機能数が5である場合には、習熟レベルは中級者レベルとなる。
同様に、習得機能数が6である場合には、習熟レベルは上級者レベルとなる。
同様に、習得機能数が7である場合には、習熟レベルは上級者レベルとなる。
同様に、習得機能数が8である場合には、習熟レベルは達人レベルとなる。なお、習得機能数が8以上である場合にも、習熟レベルは達人レベルとしても良い。
制御部113は、携帯電話機100に内蔵されるCPU(central processing unit)等で構成され、携帯電話機100の各部の動作を制御する。制御部113は、入力部111により入力された機能の実行指示に応じた情報処理を行い、又は、一定の間隔で特定の情報処理を行い、必要に応じて出力制御部114を介して出力部115に情報処理の結果を出力させる。
制御部113は、各種の情報処理の際に、RAM118又は記憶部112に情報を記憶し、又は記憶している情報を用いて情報処理を行う。
また、制御部113は、内部時計CLK、及び出力内容生成部119を少なくとも含む構成である。
内部時計CLKは、例えば携帯電話機100をコンピュータとして動作させるOS(Operating System)の機能の一つであり、携帯電話機100のシステムクロック(時計)である。内部時計CLKの出力信号、即ち情報処理装置101の時計情報は出力内容生成部119に出力される。
出力内容生成部119は、一定の条件が成立すると動作する。以下の各実施の形態においては、一定の条件として、例えば、入力部111が受け付けたユーザの操作に応じて、携帯電話機100の任意の機能が実行されたときとする。
出力内容生成部119は、入力部111が受け付けた機能の実行指示に応じて当該機能が実行されたとき、機能使用状況情報120及び習熟レベル判定情報121を基に、ユーザの携帯電話機100の習熟レベルを判定する。出力内容生成部119は、判定された習熟レベルを、娯楽性の高い出力内容として出力制御部114に出力する。なお、出力内容生成部119の動作は図6を用いて後述する。
出力制御部114は、制御部113又は出力内容生成部119からの出力に応じて、文字、表、画像、映像及びこれらのうちいずれかの組合せ等を含む出力内容である画面データを生成して出力部115に出力する様に出力部105を制御する。
出力部115は、例えば携帯電話機100のLCDにより構成され、出力制御部114の制御の下で、出力対象となる画面を表示する(図4及び図5参照)。図4は、実施の形態1における出力部115の出力例を表す表示例である。図5は、実施の形態1における機能使用状況の出力例を表す表示例である。
図4において、出力部115には、携帯電話機100のユーザに対し、「あなたの習熟レベルが[XXXXXレベル]になりました。」というメッセージ、及びリンク付きの機能使用状況401が表示されている。
図4において、ユーザの操作に応じてリンク付きの機能使用状況401が選択された場合には、図5に表す様に、出力制御部114は、出力部115に習熟レベルが出力された時点における携帯電話機100の機能の使用状況を出力する。なお、図5に表した機能の使用状況は、携帯電話機100の全機能の使用状況の一例である。
なお、以下の各実施の形態において、出力部115の出力形態は、画面表示に限定されず、例えば、音声出力でも構わない。この場合、出力制御部114は、制御部113又は出力内容生成部119からの出力に応じて、文字、表、画像、映像及びこれらのうちいずれかの組合せ等を含む出力内容である音声データを出力部115に出力する様に出力部105を制御する。更に、出力部115は、例えば携帯電話機100に内蔵されたスピーカ等により構成され、出力制御部114の制御の下で、出力対象となる音声を出力する。
無線通信部116は、アンテナANを介して不図示の基地局との間で、文字、画像、映像、音声又はこれらの組合せを送受信する。例えば、無線通信部116は、例えば携帯電話機100の電話機能において、アンテナANを介して受信した音声信号を復調して制御部113に出力する。制御部113は、復調された音声データを、出力制御部114を介してスピーカ等の出力部115に出力する。
また、無線通信部116は、例えば携帯電話機100のメール機能において、ユーザの操作に応じて入力部111により入力された文字等の入力データを含むメールを、アンテナANを介して不図示の基地局に送信する。
ROM117は、携帯電話機100における制御部113、出力制御部114及び出力内容生成部119の各部の動作が予め規定された各プログラムを記憶している。なお、制御部113、出力制御部114及び出力内容生成部119の各部は、ハードウェア又はソフトウェアで構成することが可能である。特に、これらの各部がソフトウェアにより構成される際には、携帯電話機100に内蔵されているCPUが当該各部の動作が予め規定されたプログラムをROM117から読み出すことにより、当該各部が動作可能となる。
RAM118は、制御部113、出力制御部114、無線通信部116及び出力内容生成部119の各部の動作における各々のワークメモリとして動作する。
次に、出力内容生成部119の動作を、図6を参照して説明する。図6は、実施の形態1の出力内容生成部119の動作を説明するフローチャートである。
図6では、ユーザが携帯電話機100の全機能のうちいずれかの機能を実行した場合の動作を説明する。
(第1の動作例)
例えば、図6における出力内容生成部119の第1の動作例として、現在日付を2010年12月31日とし、ユーザがこの日に携帯電話機100の伝言メモ機能を実行(使用)した場合を説明する。また、現在日付時点の機能使用状況情報120は図2の内容とする。
例えば、図6における出力内容生成部119の第1の動作例として、現在日付を2010年12月31日とし、ユーザがこの日に携帯電話機100の伝言メモ機能を実行(使用)した場合を説明する。また、現在日付時点の機能使用状況情報120は図2の内容とする。
なお、図2によれば、ユーザの習得機能数は5つであるため、ユーザが伝言メモ機能を実行する前の状態におけるユーザの習熟レベルは中級者レベルとなる(図3参照)。
図6において、ユーザが携帯電話機100の伝言メモ機能を実行(使用)した後(S101、YES)、出力内容生成部119は、制御部113から内部時計CLKの出力(現在日付)を取得して把握する(S102)。出力内容生成部119は、機能使用状況情報120を記憶部112から読み出し(S103)、機能使用状況情報120の伝言メモ機能の合計使用回数及び最終使用日を、「1」及び「2010年12月31日」に更新する(S103)。
出力内容生成部119は、ステップS103において更新した機能使用状況情報120から、過去1年以内の機能の使用有無及び合計2回以上使用された全機能数をカウントする。第1の動作例においては、現在日付において伝言メモ機能の実行前の過去1年以内の使用機能数は5つ(音声電話機能、電話帳編集機能、電話帳検索機能、グループ設定機能、電話帳設定機能)で、現在日付において伝言メモ機能の実行後の過去1年以内の使用機能数は6つ(音声電話機能、伝言メモ機能、電話帳編集機能、電話帳検索機能、グループ設定機能、電話帳設定機能)となる。
更に、これらの6つの機能のうち、合計2回以上使用された機能数は、伝言メモ機能の合計使用回数が「1」であるために5(音声電話機能、電話帳編集機能、電話帳検索機能、グループ設定機能、電話帳設定機能)となる。出力内容生成部119は、上述した習得機能数の定義に鑑み、ユーザの伝言メモ機能の実行後における習得機能数を5と判定する(S104)。
ステップS104の後、出力内容生成部119は、習熟レベル判定情報121を記憶部112から読み出して(S105)、習熟レベル判定情報121及び習得機能数を基に、ユーザの携帯電話機100における習熟レベルを判定する(S106)。第1の動作例においては、出力内容生成部119は、習熟レベルを中級者レベルと判定する。
出力内容生成部119は、ステップS107において前回判定したときの習熟レベルと比較する(S107)。なお、前回判定したときの習熟レベルは、記憶部112に記憶されているとする。前回判定したときの習熟レベルは中級者レベルであるとする。
ステップS106において判定された習熟レベル(中級者レベル)と同一であると(S107、YES)、出力内容生成部119は特に何も実施せず、図6のフローチャートの処理は終了する。
(第2の動作例)
次に、図6における出力内容生成部119の第2の動作例として、上述した第1の動作例における日付(2010年12月31日)から3日経過し、現在日付を2011年1月3日とし、ユーザがこの日に携帯電話機100の音声電話機能を実行(使用)した場合を説明する。
次に、図6における出力内容生成部119の第2の動作例として、上述した第1の動作例における日付(2010年12月31日)から3日経過し、現在日付を2011年1月3日とし、ユーザがこの日に携帯電話機100の音声電話機能を実行(使用)した場合を説明する。
第2の動作例の説明を簡単にするため、ユーザは、第1の動作例において伝言メモ機能を使用した時から2011年1月3日に音声電話機能を実行する前に、図2の各機能を一度も使用していないとする。従って、第2の動作例においてユーザが音声電話機能を使用する前における機能使用状況情報120の各機能の各合計使用回数は、第1の動作例においてユーザが伝言メモ機能を使用した直後における各回数となる。
なお、第2の動作例の前におけるユーザの習得機能数は第1の動作例において説明した様に5つであるため、ユーザが音声電話機能を実行する前の状態におけるユーザの習熟レベルは中級者レベルとなる。
図6において、ユーザが携帯電話機100の音声電話機能を実行(使用)した後(S101、YES)、出力内容生成部119は、制御部113から内部時計CLKの出力(現在日付)を取得して把握する(S102)。出力内容生成部119は、機能使用状況情報120を記憶部112から読み出し(S103)、機能使用状況情報120の音声電話機能の合計使用回数及び最終使用日を、「101」及び「2011年1月3日」に更新する(S103)。
出力内容生成部119は、ステップS103において更新した機能使用状況情報120から、過去1年以内の機能の使用有無及び合計2回以上使用された全機能数をカウントする。第2の動作例においては、現在日付において音声電話機能の実行前の過去1年以内の使用機能数は4つ(音声電話機能、伝言メモ機能、グループ設定機能、電話帳設定機能)で、現在日付において音声電話機能の実行後の過去1年以内の使用機能数は4つ(音声電話機能、伝言メモ機能、グループ設定機能、電話帳設定機能)となる。
更に、これらの4つの機能のうち、合計2回以上使用された機能数は、伝言メモ機能の合計使用回数が「1」であるために3(音声電話機能、グループ設定機能、電話帳設定機能)となる。出力内容生成部119は、上述した習得機能数の定義に鑑み、ユーザの音声電話機能の実行後における習得機能数を3と判定する(伝言メモ機能は習得機能数にカウントされない)。
ステップS104の後、出力内容生成部119は、習熟レベル判定情報121を記憶部112から読み出して(S105)、習熟レベル判定情報121及び習得機能数を基に、ユーザの携帯電話機100における習熟レベルを判定する(S106)。第2の動作例においては、出力内容生成部119は、習熟レベルを初級者レベルと判定する。
出力内容生成部119は、ステップS107において前回判定したときの習熟レベルと比較する(S107)。なお、前回判定したときの習熟レベルは、記憶部112に記憶されているとする。
ステップS106において判定された習熟レベル(初級者レベル)と同一でないため(S107、NO)、出力内容生成部119は表示内容(図4参照)を生成し(S108)、図6のフローチャートの処理は終了する。
(第3の動作例)
更に、図6における出力内容生成部119の第3の動作例として、上述した第2の動作例における日付(2011年1月3日)から1日経過し、現在日付を2011年1月4日とし、ユーザがこの日に携帯電話機100の伝言メモ機能を実行(使用)した場合を説明する。
更に、図6における出力内容生成部119の第3の動作例として、上述した第2の動作例における日付(2011年1月3日)から1日経過し、現在日付を2011年1月4日とし、ユーザがこの日に携帯電話機100の伝言メモ機能を実行(使用)した場合を説明する。
第3の動作例の説明を簡単にするため、ユーザは、第2の動作例において音声電話機能を使用した時から2011年1月4日に伝言メモ機能を実行する前に、図2の各機能を一度も使用していないとする。従って、第3の動作例においてユーザが伝言メモ機能を使用する前における機能使用状況情報120の各機能の各合計使用回数は、第2の動作例においてユーザが音声電話機能を使用した直後における各回数となる。
なお、第3の動作例の前におけるユーザの習得機能数は第2の動作例において説明した様に3つであるため、ユーザが伝言メモ機能を実行する前の状態におけるユーザの習熟レベルは初級者レベルとなる。
図6において、ユーザが携帯電話機100の伝言メモ機能を実行(使用)した後(S101、YES)、出力内容生成部119は、制御部113から内部時計CLKの出力(現在日付)を取得して把握する(S102)。出力内容生成部119は、機能使用状況情報120を記憶部112から読み出し(S103)、機能使用状況情報120の伝言メモ機能の合計使用回数及び最終使用日を、「2」及び「2011年1月4日」更新する(S103)。
出力内容生成部119は、ステップS103において更新した機能使用状況情報120から、過去1年以内の機能の使用有無及び合計2回以上使用された全機能数をカウントする。第3の動作例においては、現在日付において伝言メモ機能の実行前の過去1年以内の使用機能数は4つ(音声電話機能、伝言メモ機能、グループ設定機能、電話帳設定機能)で、現在日付において伝言メモ機能の実行後の過去1年以内の使用機能数は4つ(音声電話機能、伝言メモ機能、グループ設定機能、電話帳設定機能)となる。
更に、これらの4つの機能のうち、合計2回以上使用された機能数は、伝言メモ機能の合計使用回数が「2」であるために4(音声電話機能、伝言メモ機能、グループ設定機能、電話帳設定機能)となる。出力内容生成部119は、上述した習得機能数の定義に鑑み、ユーザの伝言メモ機能の実行後における習得機能数を4と判定する(伝言メモ機能は習得機能数にカウントされる)。
ステップS104の後、出力内容生成部119は、習熟レベル判定情報121を記憶部112から読み出して(S105)、習熟レベル判定情報121及び習得機能数を基に、ユーザの携帯電話機100における習熟レベルを判定する(S106)。第3の動作例においては、出力内容生成部119は、習熟レベルを中級者レベルと判定する。
出力内容生成部119は、ステップS107において前回判定したときの習熟レベルと比較する(S107)。なお、前回判定したときの習熟レベルは、記憶部112に記憶されているとする。
ステップS106において判定された習熟レベル(中級者レベル)と同一でないため(S107、NO)、出力内容生成部119は表示内容(図4参照)を生成し(S108)、図6のフローチャートの処理は終了する。
以上により、実施の形態1の携帯電話機100は、ユーザに対し、携帯電話機100の習熟レベルという娯楽性の高い内容で携帯電話機100の機能使用状況を認識させる。これにより、携帯電話機100によれば、ユーザが図4の出力内容を見た場合に、図5の機能使用状況情報をユーザに対して出力可能にすることで、全機能のうち未使用機能の使用をユーザに対して積極的に喚起することができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2の携帯電話機100の構成及び動作について、図1、図7〜図11を参照して説明する。
次に、実施の形態2の携帯電話機100の構成及び動作について、図1、図7〜図11を参照して説明する。
実施の形態2では、携帯電話機の構成は実施の形態1と同様とし、実行されたメール機能における文字入力機能の絵文字及び顔文字の合計使用回数を基に文字使用傾向を判定すると共に、判定された文字使用傾向を、娯楽性の高い機能の使用状況情報として出力部に出力する。
図7は、実施の形態2の機能使用状況情報120aの一例をテーブル形式で表した説明図である。図8は、実施の形態2の文字使用傾向判定情報121aの一例をテーブル形式で表した説明図である。
図7の機能使用状況情報120aは、機能及び合計使用回数の各項目を含む構成であり、例えばメール送信機能の合計使用回数は999回であり、絵文字入力機能の合計使用回数は149回であり、顔文字入力機能の合計使用回数は199回である。
図8の文字使用傾向判定情報121aは、絵文字顔文字使用頻度及び文字使用傾向の各項目を含む構成であり、例えば絵文字顔文字使用頻度が0(ゼロ)である場合には、文字使用傾向は「かなり男性的」となる。
以下、絵文字顔文字使用頻度は、1回のメール送信機能において絵文字又は顔文字が使用された割合と定義する。
同様に、絵文字顔文字使用頻度が「0より大きく0.5未満」である場合には、文字使用傾向は「やや男性的」である。
同様に、絵文字顔文字使用頻度が「0.5以上で3未満」である場合には、文字使用傾向は「標準的」である。
同様に、絵文字顔文字使用頻度が「3以上で5未満」である場合には、文字使用傾向は「やや女性的」である。
同様に、絵文字顔文字使用頻度が「5以上」である場合には、文字使用傾向は「女性的」である。
図9は、実施の形態2における出力部115の出力例を表す表示例である。図10は、実施の形態2における機能使用状況の出力例を表す表示例である。
図9において、出力部115には、携帯電話機100のユーザに対し、「あなたの文字使用傾向は[やや男性的]です。」というメッセージ、及びリンク付きの機能使用状況401aが表示されている。
図9において、ユーザの操作に応じてリンク付きの機能使用状況401aが選択された場合には、図10に表す様に、出力制御部114は、出力部115に文字使用傾向が出力された時点における携帯電話機100の文字使用状況を出力する。なお、図10に表した文字使用傾向は、携帯電話機100における文字使用傾向の一例である。
次に、実施の形態2において出力内容生成部119の動作を、図11を参照して説明する。図11は、実施の形態2の出力内容生成部119の動作を説明するフローチャートである。
図11では、ユーザが携帯電話機100のメール送信機能において絵文字又は顔文字を使用した場合の動作を説明する。
図11において、ユーザが携帯電話機100のメール送信機能、絵文字入力機能及び顔文字入力機能を実行(使用)した後(S201、YES)、出力内容生成部119は、機能使用状況情報120a(図7参照)を記憶部112から読み出し(S202)、機能使用状況情報120aのメール送信機能、絵文字入力機能及び顔文字入力機能の各合計使用回数を、「1000」、「150」及び「200」に更新する(S202)。
出力内容生成部119は、ステップS202において更新した機能使用状況情報120aから、メール送信機能の合計使用回数に対する絵文字入力機能及び顔文字入力機能の各合計使用回数をカウントする(S203)。ステップS202において更新した機能使用状況情報120aにおいては、メール送信機能の合計使用回数は1000回で、絵文字入力機能の合計使用回数は150回で、顔文字入力機能の合計使用回数は200回である。このため、出力内容生成部119は、絵文字顔文字使用頻度を、(150+200)/1000=0.35と計算する。
ステップS203の後、出力内容生成部119は、文字使用傾向判定情報121aを記憶部112から読み出して(S204)、絵文字顔文字使用頻度を基に、ユーザの携帯電話機100における文字使用傾向を判定する(S205)。
出力内容生成部119は、ステップS205において前回判定したときの文字使用傾向と比較する(S206)。なお、前回判定したときの文字使用傾向は、記憶部112に記憶されているとする。前回判定したときの文字使用傾向はやや女性的であるとする。
ステップS206において判定された文字使用傾向と同一であると(S206、YES)、出力内容生成部119は特に何も実施せず、図11のフローチャートの処理は終了する。
ステップS206において判定された文字使用傾向と同一でない場合(S206、NO)、出力内容生成部119は表示内容(図9参照)を生成し(S108)、図11のフローチャートの処理は終了する。
以上により、実施の形態2の携帯電話機100は、ユーザに対し、携帯電話機100の文字使用傾向という娯楽性の高い内容で携帯電話機100の機能使用状況を認識させる。これにより、携帯電話機100によれば、ユーザが図9の出力内容を見た場合に、図10の機能使用状況情報をユーザに対して出力可能にすることで、全機能のうち未使用機能の使用をユーザに対して積極的に喚起することができる。
例えば、「かなり男性的」あるいは「やや男性的」という分析結果が得られた場合には、実施の形態2の携帯電話機100は、ユーザに対し、女性的な使用方法ということに興味を持たせる様になり、メール送信機能の使用時に絵文字入力機能及び顔文字入力機能を使ってみようという意欲を喚起するという効果を奏する。
以上、図面を参照しながら各種の実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種実施の形態の変更例または修正例、更に各種実施の形態の組み合わせ例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、携帯電話機100は記憶部112を含む様に構成されているが、例えば、記憶部112は携帯電話機100とは別の機器等が含む様に構成されても良い。この場合、無線通信部116が当該別の機器と通信することにより、記憶部112の各情報を読み出したり、書き込んだりする。
なお、上述した各実施の形態では、携帯電話機100の機能は階層化されているが、特に階層化されている必要はない。
なお、上述した各実施の形態における各機能使用状況情報は、ユーザの操作によりリセットされても良い。
なお、上述した各実施の形態では、習得機能数の定義として、過去1年以内に使用され、且つ合計2回以上使用された機能の数としたが、この内容に限定されない。例えば、習得機能数を、過去1年以内に使用された機能の数を用いて決定しても良いし、単に機能の合計使用回数(累計)を用いて決定してもよい。
なお、上述した各実施の形態では、出力内容生成部119が動作するための一定の条件として、ユーザの操作に応じて携帯電話機100の任意の機能が実行されたときとした。
しかし、一定の条件としては、上述したときに限定されず、例えば、携帯電話機100の電源オン時、ユーザの操作に応じて画面が消灯状態から点灯状態に切り替わったタイミング、又は常に習熟レベルを表示する様にしても良い。
なお、図4又は図9の機能使用状況のリンクは必ずしも必要ではない。
なお、携帯電話機100の機能の使用回数に応じて習熟レベル又は文字使用傾向を判定しなくても良く、例えば使用ポイントに応じて習熟レベル又は文字使用傾向を判定しても良い。この場合、例えば携帯電話機100の使用ポイントは、携帯電話機100の機能毎に重み付けられた使用ポイントが設定可能である。
本発明にかかる電子機器は、電子機器のユーザに対して機能の使用状況情報を娯楽性の高い内容として出力することによって、ユーザは積極的に未使用機能を使用させることが可能になり、多くの機能を持つ電子機器全般に対して有用である。特に携帯電話機のようにパーソナル性の強い機器で特に効果的である。
100 電子機器
111 入力部
112 記憶部
113 制御部
114 出力制御部
115 出力部
116 無線通信部
117 ROM
118 RAM
119 出力内容生成部
120 機能使用状況情報
121 習熟レベル判定情報
AN アンテナ
BS 内部バス
CLK 内部時計
111 入力部
112 記憶部
113 制御部
114 出力制御部
115 出力部
116 無線通信部
117 ROM
118 RAM
119 出力内容生成部
120 機能使用状況情報
121 習熟レベル判定情報
AN アンテナ
BS 内部バス
CLK 内部時計
Claims (5)
- 複数の機能を有する電子機器であって、
前記複数の機能のうち任意の機能の実行指示を受け付ける入力部と、
前記電子機器の機能の使用状況を定める機能使用状況情報を記憶する記憶部と、
前記機能の実行指示に応じて実行された機能の使用状況情報を出力する出力部と、
前記出力部に出力される前記機能の使用状況情報を生成する出力内容生成部と、を備え、
前記出力内容生成部は、前記機能使用状況情報から前記実行された機能の使用回数を基に、娯楽性の高い前記機能の使用状況情報を生成する電子機器。 - 請求項1に記載の電子機器であって、
前記記憶部は、前記電子機器の習熟レベルを判定するための習熟レベル判定情報を更に記憶し、
前記出力内容生成部は、前記電子機器の習熟レベルを、前記習熟レベル判定情報を基に判定して前記娯楽性の高い前記機能の使用状況情報とする電子機器。 - 請求項1に記載の電子機器であって、
前記記憶部は、前記電子機器における文字の使用傾向を判定するための文字使用傾向判定情報を更に記憶し、
前記出力内容生成部は、前記電子機器における文字の使用傾向を、前記文字使用傾向判定情報を基に判定して前記娯楽性の高い前記機能の使用状況情報とする電子機器。 - 請求項2又は3に記載の電子機器であって、
前記出力内容生成部は、前記実行された機能の使用回数の累計を基に、前記電子機器の習熟レベル又は前記電子機器における文字の使用傾向を判定する電子機器。 - 請求項2又は3に記載の電子機器であって、
前記出力内容生成部は、前記実行された機能の所定の期間における使用有無及び使用回数の累計を基に、前記電子機器の習熟レベル又は前記電子機器における文字の使用傾向を判定する電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011092892A JP2012226518A (ja) | 2011-04-19 | 2011-04-19 | 電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2012226518A true JP2012226518A (ja) | 2012-11-15 |
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ID=47276624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011092892A Withdrawn JP2012226518A (ja) | 2011-04-19 | 2011-04-19 | 電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2012226518A (ja) |
-
2011
- 2011-04-19 JP JP2011092892A patent/JP2012226518A/ja not_active Withdrawn
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