JP2012222468A - 移動通信システムにおけるユーザ装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャリアアグリゲーションを行うことが可能なユーザ装置において、挿入損失の小さなダイプレクサを使用できるようにすること。
【解決手段】ユーザ装置は、コンポーネントキャリア(CC)が異なる上り及び下りの周波数帯域を分離するダイプレクサと、複数のCCの各々について、上り及び下りの周波数帯域を分離するデュプレクサと、基地局から受信した制御情報を用いて、下限値及び少なくとも下限値より大きい基準値を計算する基準値計算部と、1つ以上のCCの上りの周波数帯域において制御信号が指定している無線リソースを用いて、基準値から計算された送信電力により上り信号を送信する送信部とを有し、制御信号が2つ以上のCCの無線リソースを指定している場合の下限値は、制御信号が2つ以上のCCの無線リソースを指定していない場合の下限値より低い値である。
【選択図】図2

Description

本発明は、移動通信システムにおけるユーザ装置及び方法に関連する。
この種の技術分野では、いわゆる第3世代の後継となる移動通信方式が標準化団体3GPPにより検討されている。具体的には、3GPPは、W-CDMA方式、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)方式、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)方式、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution:LTE)方式、LTEアドバンスト(LTE−Advanced)方式等の標準仕様を規定する。LTEアドバンスト方式については、非特許文献1に記載されている。
LTEアドバンスト方式では、広帯域化の要請に応じるために「キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation:CA)」が行われる。キャリアアグリゲーション方式は、同時に複数のキャリアを用いて下りリンクの信号を受信する一方、同時に複数のキャリアを用いて上りリンクの信号を送信できるようにする。キャリアアグリゲーションが行われる場合の各キャリアは、コンポーネントキャリア(Component Carrier:CC)と呼ばれる。「コンポーネントキャリアCC」は、LTE方式等のこれまでの無線通信システムにおける1つのシステムキャリアに相当する。例えば、1つのシステムキャリアは、5MHz、10MHz又は20MHz等のようなシステム帯域幅のシステムにより、通信サービスを提供する。
キャリアアグリゲーションを行う場合、ユーザ装置(User Equipment:UE)は、あるコンポーネントキャリアの上りの周波数帯域及び別のコンポーネントキャリアの下りの周波数帯域を分離するダイプレクサと、個々のコンポーネントキャリアにおける上りの周波数帯域及び下りの周波数帯域を分離するデュプレクサとを備えている。この場合において、デュプレクサが分離する上り及び下りの周波数帯域各々の帯域幅は比較的に近いため、一般的に大きな信号が漏れこんでくることが多い。そのため、このデュプレクサでは十分に分離できるように設計されているのが一般的である。通信回線の設計等においても、この際に発生するロスを考慮して設計がされる。これに加えて、複数の帯域を同時に利用するために、これまでの無線方式にはなかった、それらの帯域間で発生する上り信号が下り信号に漏れこむ干渉の影響を緩和するためにダイプレクサが挿入される。これまでのLTE方式等においては、このダイプレクサがなかった状態で設計されていた。つまり、キャリアアグリゲーション技術を適用するためには、このダイプレクサを追加する必要があり、その分だけ挿入損失が発生する。一般に、挿入損失は入力された電力の平方根Ainと出力された電力の平方根Aoutとの比率から求められる。例えば、挿入損失は、−20log10|Aout/Ain|から求められてもよい。しかしながら、挿入損失が大きなダイプレクサを使用することは、ユーザ装置における消費電力及びカバレッジの観点からは好ましくない。なぜなら、アンテナからあるレベルの電力で信号を送信する場合、挿入損失が小さい場合に消費する電力よりも、挿入損失が大きい場合に消費する電力の方が大きいからである。
このように、従来技術において挿入損失の小さなダイプレクサを使用してバッテリの寿命やカバレッジを確保することは困難であった。
3GPP TS36.913(V8.0.1)
本発明の課題は、キャリアアグリゲーションを行うことが可能なユーザ装置において、挿入損失の小さなダイプレクサを使用できるようにすることである。
一実施例によるユーザ装置は、
キャリアアグリゲーションを行うことが可能なユーザ装置であって、
第1のコンポーネントキャリアの上りの周波数帯域と第2のコンポーネントキャリアの下りの周波数帯域とを分離するダイプレクサと、
複数のコンポーネントキャリアの各々について、上りの周波数帯域と下りの周波数帯域とを分離するデュプレクサと、
基地局から受信した制御情報を用いて、下限値及び少なくとも下限値より大きい基準値を計算する基準値計算部と、
1つ以上のコンポーネントキャリアの上りの周波数帯域において前記制御信号が指定している無線リソースを用いて、前記基準値から計算された送信電力により上り信号を送信する送信部と
を有し、前記制御信号が2つ以上のコンポーネントキャリアの無線リソースを指定している場合の下限値は、前記制御信号が2つ以上のコンポーネントキャリアの無線リソースを指定していない場合の下限値より低い値である、ユーザ装置である。
一実施例によれば、キャリアアグリゲーションを行うことが可能なユーザ装置において、挿入損失の小さなダイプレクサを使用できるようになる。
実施例において使用可能なシステムの概念図。 ユーザ装置の概念図。 図2に示す送信部及び受信部に関する機能ブロック図。 5つのCCが存在することを示す図。 CCの組み合わせ毎にΔTCAが設定されている様子を示す図。 実施例における動作例を示す図。
以下の観点から実施例を説明する。
1.システム
2.ユーザ装置(概略)
3.ユーザ装置(詳細)
4.動作例
<1.システム>
図1は実施例において使用可能なシステムの概念図を示す。図示の例では、3つのセルと、各セルの基地局BSと、ユーザ装置UEが示されている。このシステムは、キャリアアグリゲーションを行うことが可能な任意のシステムであり、典型的にはLTEアドバンスト方式のシステムである。ユーザ装置UEは、第1のコンポーネントキャリアの上りの周波数帯域と第2のコンポーネントキャリアの下りの周波数帯域とを分離するダイプレクサと、複数のコンポーネントキャリアの各々について、上りの周波数帯域と下りの周波数帯域とを分離するデュプレクサとを少なくとも有する。背景技術において言及したように、コンポーネントキャリア間の上り信号の洩れ込みを抑制するためにダイプレクサが一般的には必要となる。ダイプレクサを挿入することにより、ある帯域の上り信号が他の帯域の下り信号に対して干渉となることを防ぐことができる。しかしながら、ダイプレクサを挿入するためにその挿入損失が発生してしまうので、カバレッジの範囲が小さくなってしまう。図中、破線で示されているカバレッジの範囲は、キャリアアグリゲーション技術に対応していない一般的な現行のユーザ装置UEの場合のものであり、実線の範囲は、ダイプレクサを使用しキャリアアグリゲーション技術に対応したユーザ装置のものである。
<2.ユーザ装置(概略)>
図2は、ユーザ装置の概念図を示す。ユーザ装置は、キャリアアグリゲーションを行うことが可能な任意の通信装置であり、具体的には、携帯電話、情報端末、高機能携帯電話、スマートフォン、タブレット型コンピュータ、パーソナルディジタルアシスタント、携帯用パーソナルコンピュータ等であるが、これらに限定されない。ユーザ装置は、アンテナ201、アンテナに結合されたダイプレクサ203、ダイプレクサにそれぞれ結合されたデュプレクサ205、207、209、デュプレクサに結合された送信部211、213、215及びデュプレクサに結合された受信部217、219、221を有する。
アンテナ201は、無線信号を送信及び受信するのに使用される。なお、本ダイプレクサに接続するアンテナは、各帯域に対応するために複数が接続されていてもよい。送信及び受信される信号は、1つ以上のコンポーネントキャリアの信号である。本実施例の場合、送信及び受信に同じアンテナが使用されるので、ダイプレクサ203及びデュプレクサ205、207、209が使用される。図示の簡明化のため、アンテナは1本しか描かれていないが、アンテナ数は2つ以上でもよい。
ダイプレクサ203は、アンテナに結合され、コンポーネントキャリアの上りの周波数帯域と、別のコンポーネントキャリアの下りの周波数帯域とを分離する。本実施例におけるダイプレクサ203の挿入損失(insertion loss)は、小さいものとする。すなわち、ダイプレクサに入力された電力に対する出力された電力の比率が大きい。したがって、ダイプレクサ203及びアンテナ201を介して送信される送信信号が受ける減衰は十分に小さいものとする。図示の例では、3つのコンポーネントキャリアが存在することが想定され、それぞれ周波数バンド1、2、3として示されているが、コンポーネントキャリア数は任意である。ただし、キャリアアグリゲーションを行う場合、同時に通信に利用可能なコンポーネントキャリア数は2つ以上存在する。1つのコンポーネントキャリアは、LTE方式等の通信システムにおける1つのキャリアに相当する。そのようなキャリアは、例えば、1.4MHz、3MHz、5MHz、10MHz、15MHz又は20MHz等のようなシステム帯域幅のシステムにより、通信サービスを提供する。
デュプレクサ205、207、209はそれぞれダイプレクサ203に結合される。これら複数のデュプレクサは、複数のコンポーネントキャリアの各々について、上りの周波数帯域と下りの周波数帯域とを分離する。ダイプレクサもデュプレクサも上下の周波数帯域を分離する点では共通する。しかしながら、分離する上下の周波数帯域が、ダイプレクサにおいては異なるコンポーネントキャリアのものであるのに対し、デュプレクサにおいては同じコンポーネントキャリアのものである点で相違する。
送信部211、213、215は、各自に対応するデュプレクサに結合され、各自のコンポーネントキャリアにおける上り信号の送信信号を生成する。送信部は、後述するように、適切に調整された送信電力の送信信号を生成し、送信する。
受信部217、219、221も、各自に対応するデュプレクサに結合され、各自のコンポーネントキャリアにおける下り信号を受信する。後述するように、下り信号はデータ信号及び制御信号等を含み、制御信号は、RRCシグナリングメッセージや、スケジューリング情報等を含む。
背景技術において言及したように、あるコンポーネントキャリアの上り信号が、別のコンポーネントキャリアの下りの周波数帯域に漏れこまないようにするためダイプレクサを設計した場合、そのダイプレクサの挿入損失は大きくなってしまう。このような洩れ込みの信号成分が、矢印21、22として示されており、また、個々のコンポーネントキャリアの周波数帯域において、上り信号が下りの周波数帯域に洩れ込んでしまうことも理論上懸念される。ただし、一般的なLTEシステムのような場合には、デュプレクサは隣接する帯域からの漏れ込みであるので、その影響を受けないように十分に大きい減衰特性を持つように設計され、それによる挿入損失の影響は受信感度等のRF規格に考慮されている。なお、このような洩れ込みの信号成分が、矢印23、24として示されている。同じコンポーネントキャリアにおける洩れ込みの成分23、24は、上記に記載したように、適切に漏れ込みが発生しないように設計されている。これに対して、キャリアアグリゲーションのためにダイプレクサを挿入した場合には、その影響で挿入損失が発生してしまう。一般的にダイプレクサとしての周波数特性を考慮する帯域幅が広いことも起因し、コンポーネントキャリア間における信号の洩れ込みの成分21、22に対して、洩れ込みを抑制しつつ挿入損失も小さくすることは困難である。なお、一般的には漏れこみの影響を抑制するように設計される。なぜなら、漏れこみが発生するということは、上り送信信号の電力を下げる必要があることを示している。
本実施例では、上記に対して、漏れ込みが発生することを許容し、挿入損失の影響を小さくすることにより、受信感度等の性能や消費電力の改善を実現する。その場合、挿入損失の影響により、送信電力が制限されてしまう。本実施例は、挿入損失の小さいが送信電力が制限されてしまうユーザ装置において以下に説明するような動作と変更することで、その場合の制御に対する問題に対処できる。
なお、図示の簡明化のため、周波数バンド1及び2に関する洩れ込みの成分しか矢印で示していないが、周波数バンド3に関連する洩れ込みの成分も実際には存在する。
<3.ユーザ装置(詳細)>
図3は、図2に示すユーザ装置の送信部211、213、215及び受信部217、219、221に関する機能ブロック図を示す。図3には、RRCシグナリングメッセージ受信部301、スケジューリング情報受信部303、CA状況判断部304、最大送信電力に対する下限値(Pcmax,c_L)計算部305、減衰許容値(ΔTCA)格納部307、最大送信電力に対する上限値(Pcmax,c_H)計算部309、最大送信電力(Pcmax,c)計算部311、送信電力決定部313、送信信号生成部315が示されている。
RRCシグナリングメッセージ受信部301は、何れかのコンポーネントキャリアの下り周波数帯域を通じてRRCシグナリングメッセージを含む制御信号を受信し、RRCシグナリングメッセージからコンフィギュレーション情報を取得する。コンフィギュレーション情報は、キャリアアグリゲーションを行うか否か及びキャリアアグリゲーションを行う場合に使用する複数のコンポーネントキャリアを示す。
スケジューリング情報受信部303は、何れかのコンポーネントキャリアの下り周波数帯域を通じて受信した制御信号からスケジューリング情報を取得する。スケジューリング情報は、ユーザ装置に割り当てられた無線リソースを示す。キャリアアグリゲーションが行われる場合、無線リソースはコンポーネントキャリア毎に指定される。制御信号は、例えば、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)でもよい。
CA状況判断部304は、RRCシグナリングメッセージ受信部301により受信したコンフィギュレーション情報、及びスケジューリング情報受信部303により受信したスケジューリング情報に基づいて、無線リソースの割り当て状況を判別し、最大送信電力の下限値(Pcmax,c_L)計算部305に通知する。ここで、最大送信電力の下限値とは、そのリソース割り当て状況や利用する帯域情報に基づいて、規格として定められた最大送信電力として設定しなければならない最大送信電力の範囲の下限値を示す。無線リソースの割り当て状況は、キャリアアグリゲーションが行われているか否か、及び行われていた場合にどのコンポーネントキャリアにどの無線リソースが割り当てられているか等により判別される。例えば、ユーザ装置UEの通信環境において、コンポーネントキャリアの候補が5つ(B1、B2、B3、B4、B5)存在し、そのうちの3つ(B1、B4、B5)がキャリアアグリゲーションに使用されるように、基地局が決定したとする。この場合、コンフィギュレーション情報は、キャリアアグリゲーションが行われること、及び3つ(B1、B4、B5)のコンポーネントキャリアが使用されることを示す。
使用されることとなったコンポーネントキャリアにおいて、具体的にどの無線リソースが使用されるかはスケジューリング情報に基づいて判別される。この場合において、スケジューリング情報は、ユーザ装置に割り当てられた無線リソースがどのコンポーネントキャリアにおけるものであるかを直接的に指定していなくてもよい。例えば、コンポーネントキャリアの候補が5つ(B1、B2、B3、B4、B5)存在し、そのうちの3つ(B1、B4、B5)がキャリアアグリゲーションに使用されるように、基地局が決定したとする。この場合、スケジューリング情報は、3つのコンポーネントキャリアのうちの第1のものにおいて割り当てたリソースブロック番号NRB1、第2のものにおいて割り当てたリソースブロック番号NRB2及び第3のものにおいて割り当てたリソースブロック番号NRB3を指定するだけでもよい。キャリアアグリゲーションに使用される3つのコンポーネントキャリアが、B1、B4、B5であることは、コンフィギュレーション情報から判別できるからである。なお、スケジューリング情報において、使用される3つのコンポーネントキャリアが、B1、B4、B5であることを具体的に示す情報が含まれていてもよい。
下限値(Pcmax,c_L)計算部305は、CA状況判断部304から取得した無線リソースの割り当て状況の情報に基づいた最大送信電力を示す基準値Pcmax,cの下限値Pcmax,c_Lを決定する。基準値Pcmax,cは、無線リソースが割り当てられたサブフレームにおいて、下限値Pcmax,c_Lと最大送信電力の上限値Pcmax,c_Hとの間にある。下限値Pcmax,c_L、基準値Pcmax,c及び上限値Pcmax,c_Hは、ユーザ装置においてコンポーネントキャリア毎に算出される。下限値Pcmax,c_Lは、例えば次の数式から求められる:
Pcmax,c_L=MIN{PEMAX−ΔTc,PPowerClass−(MPR+A−MPR)−ΔTc−ΔTCA
ここで、MIN{x,y}はx及びyのうち小さい方を返す関数である。PEMAXはネットワークからユーザ装置UEに通知されるUEが設定してもよい最大送信電力を表す。例えば、病院のような環境における最大送信電力PEMAXは、市街地におけるものよりも小さく設定されてもよい。ΔTcは、あるコンポーネント内において周波数割り当て位置に大きな変動があった場合に、その際にも送信電力を十分実現できるわけではないため、その影響を考慮して規定される緩和量を表す。PPowerClassは、ユーザ装置のハードウェアとしての性能による最大送信電力を表す。MPR(Maximum Power Reduction)及びA−MRP(Additional−MPR)は伝送フォーマット及びリソースブロック数から決定される緩和量、および、利用帯域において隣接システムが存在し、そのシステムへの与干渉レベルが定められ、大きな送信電力ではその与干渉レベルを満足できない場合に最大送信電力に対する緩和量である。例えば、連続する一群のリソースブロックが割り当てられた場合、そのシステムが利用する無線帯域に隣接する周波数やシステムに対して干渉が生じるおそれがある。この干渉を抑制するように、緩和量が決定される。本実施例において導入されているΔTCAについては後述する。
減衰許容値(ΔTCA)格納部307は、本実施例により導入された減衰許容項(ΔTCA)の値を格納する。減衰許容項は、キャリアアグリゲーションが行われる場合において、2つ以上のコンポーネントキャリアの無線リソースがユーザ装置に割り当てられた場合に、予め定められた値をとる。それ以外の場合、減衰許容項ΔTCAはゼロとしてもよい。それ以外の場合とは、キャリアアグリゲーションが行われない場合、及びキャリアアグリゲーションが行われていたとしても、実際に割り当てられた無線リソースが1つのコンポーネントキャリアのものであった場合である。この減衰許容項はダイプレクサの追加挿入に伴う挿入損失と、キャリアアグリゲーションを利用したことにより他コンポーネントキャリアへ干渉を与えないように送信電力を緩和する値の両方を考慮して値が設計される。つまり、減衰許容項ΔTCAはダイプレクサの挿入損失量と、キャリアアグリゲーション時に他帯域に与える干渉量を考慮して低減する送信電力量の両方を考慮して決定される。そのため、キャリアアグリゲーションを行っていない場合には、他帯域への与干渉がないため、ΔTCAをキャリアアグリゲーション時に比べて小さくすることが出来る。
予め定められた値は、例えばテーブルとして保存されていてもよい。減衰許容項の値は、2つ以上のコンポーネントキャリアの組み合わせに応じて予め決定されている。例えば、5つのコンポーネントキャリアB1−B5が図4に示されているように存在していた場合、コンポーネントキャリアの様々な組み合わせに応じて、減衰許容値ΔTCAが、図5に示されるように決定されていてもよい。3つのコンポーネントキャリアの無線リソースが割り当てられた場合、例えば、B1、B2、B3が割り当てられた場合、(B1,B2)、(B1,B3)、(B2,B3)の3つの組み合わせが考えられる。この場合、最も大きな減衰許容値((B1,B2)の場合の5dBm)がΔTCAの値として使用されてもよいが、最大値を使用することは必須ではない。
図3の最大送信電力の上限値(Pcmax,c_H)計算部309は、最大送信電力を決定する際に使用される基準値Pcmax,cの上限値Pcmax,c_Hを決定する。上限値Pcmax,c_Hは、例えば次の数式から求められる:
Pcmax,c_H=MIN{PEMAX,PPowerClass
上述したように、MIN{x,y}はx及びyのうち小さい方を返す関数である。PEMAXは既に記載しているため個々では省略する。
基準値(Pcmax,c)計算部311は、下限値Pcmax,c_Lと上限値Pcmax,c_Hとの間で十分な与干渉レベルを実現できるように設定される。
Pcmax,c_L<Pcmax,c<Pcmax,c_H
ユーザ装置は基準値Pcmax,cで送信している状態において、あらかじめ規定されている受信性能を満たす必要がある。一般に、ユーザ装置UEが信号を送信した場合、送信部からデュプレクサ又はダイプレクサを介して受信部へいくらかの信号が洩れ込む。この洩れ込んだノイズ成分は、下り信号の受信品質を維持できる程度に低くなければならない。すなわち、受信性能とは送信部から受信部に洩れ込むノイズ成分に対して、下り信号の受信品質を維持できることを示している。
ところで、キャリアアグリゲーションが行われ、2つ以上のコンポーネントキャリアの無線リソースがユーザ装置に割り当てられた場合、送信部からデュプレクサ又はダイプレクサを介して受信部へ洩れ込むノイズ成分は、そうでない場合に比べて多い。このため、受信性能に対する条件がより厳しくなる。このような場合には、最大送信電力を緩和するか、対象となる受信性能を緩和することが必要となる。例えば、最大送信電力を緩和する場合には、これまでのユーザ装置であれば受信性能を満たすことができる最大送信電力が23dBmであった場合に、キャリアアグリゲーション技術を適用した場合には、それ以下の送信電力、たとえば20dBmなどとなる。しかしながら、このような場合には、最大送信電力の基準値の1つでありその下限値を示すPcmax,cよりも小さくなってしまい、受信品質を満足しながら送信を行うことが出来ない。本実施例では、下限値Pcmax,c_Lを算出する際に、例えば5dBmのような減衰許容項ΔTCAが加味する。これにより、下限値Pcmax,c_Lは、より低い値をとるようになる。
上述したように、キャリアアグリゲーションが行われ、2つ以上のコンポーネントキャリアの無線リソースがユーザ装置に割り当てられた場合に、減衰許容項ΔTCAは所定の値(図5)をとる。それ以外の場合には0としてもよい。したがって、受信条件が厳しくなったことに応じて下限値Pcmax,c_Lを減衰許容項ΔTCAの分だけ、より低い送信電力を許容する上記の動作は、2つ以上のコンポーネントキャリアの無線リソースがユーザ装置に割り当てられた場合にのみ行われ、それ以外の場合における減衰許容項ΔTCAは0であるとしてもよい。言い換えれば、キャリアアグリゲーションが行われ、2つ以上のコンポーネントキャリアの無線リソースがユーザ装置に割り当てられた場合、下限値Pcmax,c_Lを十分に低くして受信条件を満足できるように、減衰許容項ΔTCAが予め決定するとしてもよい。受信条件は、割り当てられる2つ以上のコンポーネントキャリアの組み合わせに応じて異なるので、減衰許容項ΔTCAも、コンポーネントキャリアの組み合わせに応じて予め決定されている。
送信電力決定部313は、計算された基準値Pcmax,cから送信電力を決定する。具体的には、送信電力決定部は、送信信号の送信電力が基準値Pcmax,c以下であるように決定する。
送信信号生成部315は、1つ以上のコンポーネントキャリアの上りの周波数帯域において、コンフィギュレーション情報及びスケジューリング情報により指定されている無線リソースを用いて、基準値から計算された送信電力により上り送信信号を生成する。送信信号は、デュプレクサ、ダイプレクサ及びアンテナを経由して無線送信される。
<4.動作例>
図6は、図1に示すようなシステムにおいて、図2、3に示すようなユーザ装置UEと基地局BSとの間で行われる動作例を示す。図4に示すような5つのコンポーネントキャリアが存在し、減衰許容項ΔTCAは図5に示されているように予め決定されているものとする。
ステップS61において、ユーザ装置UEは、報知情報を受信し、基地局BSとの間の無線チャネル及び交換局との間の論理チャネルを確立し、通信を開始する。
ステップS62において、基地局BSは、スケジューリング情報をユーザ装置UEに通知する。このスケジューリング情報は、上りリンクにおいてユーザ装置UEに許可した無線リソースが何であるか及び伝送フォーマット(データ変調方式及びチャネル符号化方式)等を示す。この時点において、キャリアアグリゲーションは未だ行われていないものとする。したがって、スケジューリング情報は、何れか1つのコンポーネントキャリアの無線リソースを指定している。
ステップS63において、ユーザ装置UEは、基準値Pcmax,cを計算する。上述したように、基準値Pcmax,cは、Pmax,c_L<Pcmax,c<Pcmax,c_H の不等式を満たし、その送信電力において、あらかじめ定められた受信性能を満たさなければならない。目下の例の場合、キャリアアグリゲーションは行われていないので、下限値Pcmax,c_Lを求める際の減衰許容項ΔTCAは0である。動作フローには具体的に示されていないが、スケジューリング情報にて通知される割り当てられている無線リソースの情報を用いて、この基準値Pcmax,c以下の送信電力により上りの送信信号が送信される。
ステップS64において、基地局BSは、RRCシグナリングメッセージをユーザ装置UEに通知する。このRRCシグナリングメッセージは、キャリアアグリゲーションが行われること、及び使用する2つ以上のコンポーネントキャリアを示すコンフィギュレーション情報を含む。説明の便宜上、図4に示すような5つのコンポーネントキャリアのうち、B1、B2、B5の3つを使用することが、ユーザ装置UEに通知されたものとする。
ステップS65において、基地局BSは、スケジューリング情報をユーザ装置UEに通知する。このスケジューリング情報は、上りリンクにおいてユーザ装置UEに許可した無線リソースが何であるか及び伝送フォーマット(データ変調方式及びチャネル符号化方式)等を示す点で、ステップS62におけるものと共通する。しかしながらステップS65において通知されるスケジューリング情報は、3つのコンポーネントキャリア毎にリソースブロック等が指定されている点で、ステップS62におけるものと異なる。例えば、スケジューリング情報は、第1のコンポーネントキャリアCC1におけるリソースブロック番号NRB1、第1のコンポーネントキャリアCC2におけるリソースブロック番号NRB2及び第3のコンポーネントキャリアCC3におけるリソースブロック番号NRB3を示す。第1、第2、第3のコンポーネントキャリアCC1、CC2、CC3が具体的に何であるかは、ステップS64において受信したコンフィギュレーション情報がB1、B2、B5を指定していることから判定できる(CC1=B1、CC2=B2、CC3=B5)。
ステップS66において、ユーザ装置UEは、基準値Pcmax,cを計算する。上述したように、基準値Pcmax,cは、Pmax,c_L<Pcmax,c<Pcmax,c_H の不等式を満たし、かつ受信性能を満たすようにユーザ装置は動作しなければならない。目下の例の場合、キャリアアグリゲーションが行われ、かつ2つ以上のコンポーネントキャリアの無線リソースが割り当てられているので、下限値Pcmax,c_Lを求める際の減衰許容項ΔTCAは、図5に示されているような所定の値である。図5に示す例の場合、現在割り当てられているコンポーネントキャリアはB1、B2、B5であるので、(B1,B2)の5dBm、(B1,B5)の0dBm、及び(B2,B5)の1dBmが得られる。このうち、(B1,B2)の5dBmが最も大きいので、減衰許容項ΔTCAは5dBmに設定される。ただし、最も大きな値に設定することは必須ではない。上述したように、減衰許容項ΔTCA=5dBmに起因して、下限値Pcmax,c_LはΔTCA=0dBmの場合よりも低い値をとる。そのため、基準値Pcmax,cもΔTCA=0dBmの場合より低い値をとることが可能となる。
ステップS67において、基地局BSは、スケジューリング情報をユーザ装置UEに通知する。このスケジューリング情報は、上りリンクにおいてユーザ装置UEに許可した無線リソースが何であるか及び伝送フォーマット(データ変調方式及びチャネル符号化方式)等を示す点で、ステップS64におけるものと共通する。しかしながらステップS67において通知されるスケジューリング情報は、1つのコンポーネントキャリアの無線リソースしか割り当てていない点で、ステップS65におけるものと異なる。
ステップS68において、ユーザ装置UEは、基準値Pcmax,cを計算する。上述したように、基準値Pcmax,cは、Pmax,c_L<Pcmax,c<Pcmax,c_H の不等式を満たす。この送信電力の条件で、あらかじめ定められた受信品質を満たさなければならない。目下の例の場合、キャリアアグリゲーションが行われてはいるが、1つのコンポーネントキャリアの無線リソースしか割り当てられていないので、下限値Pcmax,c_Lを求める際の減衰許容項ΔTCAは0であってもよい。動作フローには具体的に示されていないが、スケジューリング情報で指定されている無線リソースを用いて、この基準値Pcmax,c以下の送信電力により上りの送信信号が送信される。
このように、キャリアアグリゲーションが行われる場合においては、2つ以上のコンポーネントキャリアの無線リソースがユーザ装置UEに割り当てられる場合に、その上り信号の影響が割り当てられている他のコンポーネントキャリアの受信性能に影響してしまう。このような場合には、これまではダイプレクサを挿入しその挿入損失をある程度大きくなったとしても、十分な周波数特性を維持した。しかしながらこの場合には既存システムである、例えばLTEシステムを運用した場合にも、挿入損失の影響により十分な受信品質の確保や送信電力の確保が困難であった。本実施例では、それに対して、コンポーネント間の上り信号から下り信号帯域への干渉の影響を許容する。その場合、実際に干渉により下り信号の受信品質の低下が大きくならないように、上り信号の最大送信電力の下限値Pcmax,c_Lに対して、そのための許容量を考慮する。このようにすることで、最大送信電力Pcmax,cも低い値をとることが可能となる。その結果、送信部から送信された送信信号がダイプレクサを介して別のコンポーネントキャリアの下りの周波数帯域に洩れ込んでしまうおそれを軽減でき、適切な受信品質と送信電力を維持することが出来る。
一方、キャリアアグリゲーションが行われない場合、及び1つのコンポーネントキャリアの無線リソースしか割り当てられていなかった場合、コンポーネント間で漏れ込みが発生しないため、減衰許容項ΔTCAは0または、キャリアアグリゲーション時に加えて小さな値とすることができる。この場合、2つ以上のコンポーネントキャリアの無線リソースが割り当てられた場合よりも、送信部は送信電力を強くするように促される。ダイプレクサの挿入損失は小さいので、ダイプレクサを介して送信される送信信号は、そのまま強く送信され、カバレッジは広く確保できる。または、消費電力を低減することが出来る。
以上本発明は特定の実施例を参照しながら説明されてきたが、それらは単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。例えば、本発明は、キャリアアグリゲーションを行う適切な如何なる移動通信システムに適用されてもよい。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。発明の理解を促すため具体的な数式を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数式は単なる一例に過ぎず適切な如何なる数式が使用されてもよい。実施例又は項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。説明の便宜上、本発明の実施例に係る装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。ソフトウェアは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に用意されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
201 アンテナ
203 ダイプレクサ
205、207、209 デュプレクサ
211、213、215 送信部
217、219、221 受信部
301 RRCシグナリングメッセージ受信部
303 スケジューリング情報受信部
304 CA状況判断部
305 下限値(Pcmax,c_L)計算部
307 減衰許容値(ΔTCA)格納部
309 上限値(Pcmax,c_H)計算部
311 基準値(Pcmax,c)計算部
313 送信電力決定部
315 送信信号生成部

Claims (8)

  1. キャリアアグリゲーションを行うことが可能なユーザ装置であって、
    第1のコンポーネントキャリアの上りの周波数帯域と第2のコンポーネントキャリアの下りの周波数帯域とを分離するダイプレクサと、
    複数のコンポーネントキャリアの各々について、上りの周波数帯域と下りの周波数帯域とを分離するデュプレクサと、
    基地局から受信した制御情報を用いて、下限値及び少なくとも下限値より大きい基準値を計算する基準値計算部と、
    1つ以上のコンポーネントキャリアの上りの周波数帯域において前記制御信号が指定している無線リソースを用いて、前記基準値から計算された送信電力により上り信号を送信する送信部と
    を有し、前記制御信号が2つ以上のコンポーネントキャリアの無線リソースを指定している場合の下限値は、前記制御信号が2つ以上のコンポーネントキャリアの無線リソースを指定していない場合の下限値より低い値である、ユーザ装置。
  2. 前記下限値の計算に使用される減衰許容項の値が、2つ以上のコンポーネントキャリアの組み合わせに応じて予め決定されている、請求項1記載のユーザ装置。
  3. 前記制御信号が2つ以上のコンポーネントキャリアの無線リソースを指定していない場合における前記減衰許容項の値は、ゼロである、請求項2記載のユーザ装置。
  4. 前記制御情報が、キャリアアグリゲーションを行うか否か及びキャリアアグリゲーションを行う場合に使用する複数のコンポーネントキャリアを示すコンフィギュレーション情報を含む、請求項1ないし3の何れか1項に記載のユーザ装置。
  5. 前記コンフィギュレーション情報がRRCシグナリングメッセージにより通知される、請求項4記載のユーザ装置。
  6. 前記制御情報が、当該ユーザ装置に割り当てられた無線リソースを示すスケジューリング情報を含む、請求項1ないし5の何れか1項に記載のユーザ装置。
  7. 前記スケジューリング情報が物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)により通知される、請求項6記載のユーザ装置。
  8. 第1のコンポーネントキャリアの上りの周波数帯域と第2のコンポーネントキャリアの下りの周波数帯域とを分離するダイプレクサと、
    複数のコンポーネントキャリアの各々について、上りの周波数帯域と下りの周波数帯域とを分離するデュプレクサと
    を有する、キャリアアグリゲーションを行うことが可能なユーザ装置における方法であって、
    基地局から受信した制御情報を用いて、下限値及び少なくとも下限値より大きい基準値を計算し、
    1つ以上のコンポーネントキャリアの上りの周波数帯域において前記制御信号が指定している無線リソースを用いて、前記基準値から計算された送信電力により上り信号を送信するステップ
    を有し、前記制御信号が2つ以上のコンポーネントキャリアの無線リソースを指定している場合の下限値は、前記制御信号が2つ以上のコンポーネントキャリアの無線リソースを指定していない場合の下限値より低い値である、方法。
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