JP2012221817A - ロック機能付コネクタカバー - Google Patents
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Abstract
【課題】汎用性があるとともにケーブルを引き抜くことなく装着することができるロック機能付コネクタカバーを提供する。
【解決手段】LANケーブル2が接続されたRJ45型コネクタ1のレバー操作することができなくなるようにするためのロック機能付コネクタカバーであって、差込口3aを備えたハブ3にRJ45型コネクタ1を差し込んでLANケーブル2をハブ3に接続したときにRJ45型コネクタ1の差込口3aから露出している露出部分全体をカバーするためのコネクタカバー部材10と、LANケーブル2のRJ45型コネクタ1との接続部分に固定されるとともにコネクタカバー部材10を取り外すことができないようにするためのロック部材20とを具備する。
【選択図】図3
【解決手段】LANケーブル2が接続されたRJ45型コネクタ1のレバー操作することができなくなるようにするためのロック機能付コネクタカバーであって、差込口3aを備えたハブ3にRJ45型コネクタ1を差し込んでLANケーブル2をハブ3に接続したときにRJ45型コネクタ1の差込口3aから露出している露出部分全体をカバーするためのコネクタカバー部材10と、LANケーブル2のRJ45型コネクタ1との接続部分に固定されるとともにコネクタカバー部材10を取り外すことができないようにするためのロック部材20とを具備する。
【選択図】図3
Description
本発明は、RJ45型コネクタなどのロック機構を備えたコネクタに使用するのに好適なロック機能付コネクタカバーに関する。
従来、コンピュータとネットワーク機器との相互間のLANケーブルによる接続はRJ45型コネクタ(ロック機構としてレバーを備える。)による方法が一般的であるが、RJ45型コネクタはレバー操作により容易に着脱が可能である。
そのため、複数のコンピュータを集線するハブなどは一般ユーザーが執務するフロアに設置されるのが通常であるが、RJ45型コネクタが容易に着脱できることから、悪意のあるユーザーがパケットキャプチャをする、管理外のコンピュータを接続することでウィルスなどが拡散するなど、情報セキュリティ上の脅威になっている。また、不用意なケーブル接続でLAN上にループが構成されて、システム障害に発展する可能性もある。
同様な問題は、コンピュータ側のRJ45型コネクタでも存在する。
同様な問題は、コンピュータ側のRJ45型コネクタでも存在する。
このような問題の解決手法として、以下に示すものがある。
下記の特許文献1には、ハブなどにあるRJ45型コンセント内部に施錠用ロックピンを配し、RJ45型コネクタに施錠用台座を設けることにより、RJ45型コネクタを挿入して鍵で施錠をするようにした施錠機能付加RJ45型コネクタが開示されている。
下記の特許文献1には、ハブなどにあるRJ45型コンセント内部に施錠用ロックピンを配し、RJ45型コネクタに施錠用台座を設けることにより、RJ45型コネクタを挿入して鍵で施錠をするようにした施錠機能付加RJ45型コネクタが開示されている。
下記の特許文献2には、LANケーブルの先端に一体的に取り付けられ、抜取り可能にコンピュータの差込口に挿入されて、その挿入状態をラッチされるLANケーブル用コネクタに着脱自在に取り付けられ、取り付けた状態ではLANケーブル用コネクタの差込口への挿入状態をロックし、取り外された状態ではLANケーブル用コネクタを差込口から抜取り可能にしたロック用組体が開示されている。
また、専用工具のラインと本体のラインとを合わせた状態で工具を本体に挿入し、工具を時計回りに90°回転させた状態でプラグをジャックに挿入したのち、工具を反時計回りに90°度回転させて工具を抜くようにしたパッチコードロックがパンドウィット社から市販されている。
しかしながら、上記の特許文献1に開示された施錠機能付加RJ45型コネクタは、ハブなどの内部にロック機構を設ける必要があるため、汎用品のハブなどには使用することが難しい。
上記の特許文献2に開示されたロック用組体は、コンピュータの盗難防止効果を図る目的で作られたものであり、外部にロック用の装置を設ける必要があるため、外形が大きくなりがちで、ハブなどのポートが密集している場合には使用が難しい。また、ハブなどの複数のLANケーブルのロック機構も提案されているが、現実的には機種ごとにポート数および寸法が違うため、汎用性に難点がある。
上記の特許文献2に開示されたロック用組体は、コンピュータの盗難防止効果を図る目的で作られたものであり、外部にロック用の装置を設ける必要があるため、外形が大きくなりがちで、ハブなどのポートが密集している場合には使用が難しい。また、ハブなどの複数のLANケーブルのロック機構も提案されているが、現実的には機種ごとにポート数および寸法が違うため、汎用性に難点がある。
パンドウィット社のパッチコードロックは、ハブなどに挿入する前のコネクタにロックカバーを装着する形態であるため、運用中のケーブル・ポートに適用するにはLANケーブルを一旦ハブなどから引き抜く作業が必要になる。また、スイッチのアップリンクポートなど停止が難しいところもあり、適用が困難な場合もある。
本発明の目的は、汎用性があるとともにケーブルを引き抜くことなく装着することができるロック機能付コネクタカバーを提供することにある。
本発明のロック機能付コネクタカバーは、ケーブル(2)が接続されたかつロック機構を備えたコネクタ(1)の該ロック機構を操作することができなくなるようにするためのロック機能付コネクタカバーであって、前記コネクタの差込口(3a)を備えた機器(3)に該コネクタを差し込んで前記ケーブルを該機器に接続したときに該コネクタの前記差込口から露出している露出部分全体をカバーするためのコネクタカバー手段(10;30,40)と、前記ケーブルの前記コネクタとの接続部分に固定される、かつ、前記コネクタカバー手段を取り外すことができないようにするためのロック手段(20;30,40)とを具備することを特徴とする。
ここで、前記コネクタカバー手段が、両側面の内面に係合穴(11a)が形成された第1のカバー部(11)と、両側面の外面に前記係合穴と係合する係合爪(12a)が形成された第2のカバー部(12)とを備え、前記係合爪を前記係合穴と係合させて前記第1のカバー部と前記第2のカバー部とを結合すると、該第1のカバー部と該第2のカバー部とで囲まれたかつ前記コネクタの前記露出部分全体を収納するためのコネクタ収納空間が形成され、前記ロック手段が、両側面の内面に他の係合穴(21a)が形成された第1のロック部(21)と、両側面の外面に前記他の係合穴と係合する他の係合爪(22a)が形成された第2のロック部(22)と、前記第1のロック部に取り付けられたケーブル押え部(23)とを備え、前記他の係合爪を前記他の係合穴と係合させて前記第1のロック部と前記第2のロック部とを結合すると、該第1のロック部と該第2のロック部とで囲まれたかつ前記ケーブルの前記接続部分を収納するためのケーブル収納空間が形成され、該ケーブル収納空間に収納された前記ケーブルの前記接続部分の一部を前記第2のロック部と前記ケーブル押え部とで挟持させてもよい。
前記コネクタカバー手段と前記ロック手段とが上側部材(30)と下側部材(40)とを用いて一体化されており、前記上側部材が、両側面の内面に別の係合穴(31a)が形成された上側本体(31)と、該上側本体に取り付けられたケーブル押え部(32)とを備え、前記下側部材が、両側面の外面に前記別の係合穴と係合する別の係合爪(41a)が形成された下側本体(41)を備えてもよい。
前記機器が前記コネクタを複数個一列に並べて取り付ける機器である場合には、前記コネクタカバー手段が、前記複数個のコネクタを収納することができる寸法にされており、前記複数個のコネクタと同数の前記ロック手段を備え、前記ロック手段が、前記複数個のコネクタにそれぞれ接続された複数本のケーブルに1個ずつ固定されてもよい。
前記ケーブル押え部が、特殊頭部形状の頭部付きネジと、該頭部付きネジの末端に回転自在に取り付けられた押え板とを備えてもよい。
ここで、前記コネクタカバー手段が、両側面の内面に係合穴(11a)が形成された第1のカバー部(11)と、両側面の外面に前記係合穴と係合する係合爪(12a)が形成された第2のカバー部(12)とを備え、前記係合爪を前記係合穴と係合させて前記第1のカバー部と前記第2のカバー部とを結合すると、該第1のカバー部と該第2のカバー部とで囲まれたかつ前記コネクタの前記露出部分全体を収納するためのコネクタ収納空間が形成され、前記ロック手段が、両側面の内面に他の係合穴(21a)が形成された第1のロック部(21)と、両側面の外面に前記他の係合穴と係合する他の係合爪(22a)が形成された第2のロック部(22)と、前記第1のロック部に取り付けられたケーブル押え部(23)とを備え、前記他の係合爪を前記他の係合穴と係合させて前記第1のロック部と前記第2のロック部とを結合すると、該第1のロック部と該第2のロック部とで囲まれたかつ前記ケーブルの前記接続部分を収納するためのケーブル収納空間が形成され、該ケーブル収納空間に収納された前記ケーブルの前記接続部分の一部を前記第2のロック部と前記ケーブル押え部とで挟持させてもよい。
前記コネクタカバー手段と前記ロック手段とが上側部材(30)と下側部材(40)とを用いて一体化されており、前記上側部材が、両側面の内面に別の係合穴(31a)が形成された上側本体(31)と、該上側本体に取り付けられたケーブル押え部(32)とを備え、前記下側部材が、両側面の外面に前記別の係合穴と係合する別の係合爪(41a)が形成された下側本体(41)を備えてもよい。
前記機器が前記コネクタを複数個一列に並べて取り付ける機器である場合には、前記コネクタカバー手段が、前記複数個のコネクタを収納することができる寸法にされており、前記複数個のコネクタと同数の前記ロック手段を備え、前記ロック手段が、前記複数個のコネクタにそれぞれ接続された複数本のケーブルに1個ずつ固定されてもよい。
前記ケーブル押え部が、特殊頭部形状の頭部付きネジと、該頭部付きネジの末端に回転自在に取り付けられた押え板とを備えてもよい。
本発明のロック機能付コネクタカバーは、以下に示す効果を奏する。
(1)コネクタの差込口から露出している露出部分全体をコネクタカバー手段でカバーするとともにケーブルのコネクタとの接続部分にロック手段を固定することにより、コネクタカバー手段を取り外せないようにすることができるため、汎用性を持たせることができるとともにケーブルを引き抜くことなく装着することができる。
(2)コンピュータやハブなどにおいてLANケーブルを引き抜いて、空いたポートにコンピュータを接続してパケットキャプチャなどをすることを防止したり、空きポートにユーザーが管理外のコンピュータを接続することによるウィルス拡散などを防止したりすることができる。
(3)ハブなどにおいてLANケーブルを引き抜き、LANコードをLAN間で接続してループが発生するなどのシステム障害を防止することができる。
(4)ユーザーがLANケーブルを抜くことができず、LAN信号は監視が可能なため、これを利用して盗難通知に利用することができる(副次効果)。
(5)RJ45型コネクタに限らず、コネクタ本体にロック機構があるものは、本発明のロック機能付コネクタカバーを用いたケーブル固定による方法を適用することができる(副次効果)。
(1)コネクタの差込口から露出している露出部分全体をコネクタカバー手段でカバーするとともにケーブルのコネクタとの接続部分にロック手段を固定することにより、コネクタカバー手段を取り外せないようにすることができるため、汎用性を持たせることができるとともにケーブルを引き抜くことなく装着することができる。
(2)コンピュータやハブなどにおいてLANケーブルを引き抜いて、空いたポートにコンピュータを接続してパケットキャプチャなどをすることを防止したり、空きポートにユーザーが管理外のコンピュータを接続することによるウィルス拡散などを防止したりすることができる。
(3)ハブなどにおいてLANケーブルを引き抜き、LANコードをLAN間で接続してループが発生するなどのシステム障害を防止することができる。
(4)ユーザーがLANケーブルを抜くことができず、LAN信号は監視が可能なため、これを利用して盗難通知に利用することができる(副次効果)。
(5)RJ45型コネクタに限らず、コネクタ本体にロック機構があるものは、本発明のロック機能付コネクタカバーを用いたケーブル固定による方法を適用することができる(副次効果)。
上記の目的を、コネクタの差込口から露出している露出部分全体をコネクタカバー手段でカバーするとともにケーブルのコネクタとの接続部分にロック手段を固定してコネクタカバー手段を取り外せないようにすることにより実現した。
以下、本発明のロック機能付コネクタカバーの実施例について、図面を参照して説明する。
本発明の一実施例によるロック機能付コネクタカバーは、図1(a),(b)に示すコネクタカバー部材10と、図1(c),(d)に示すロック部材20とを具備する。
本発明の一実施例によるロック機能付コネクタカバーは、図1(a),(b)に示すコネクタカバー部材10と、図1(c),(d)に示すロック部材20とを具備する。
ここで、コネクタカバー部材10が、ハブ3の差込口3aに差し込まれたRJ45型コネクタ1(図2(a)参照)のハブ3から露出している部分(以下、「露出部分」と称する。)全体をカバーしてRJ45型コネクタ1のレバー操作ができないようにするためのものであり、図1(a)に示すように上側カバー部11と下側カバー部12との上下2分割構造とされている。
上側カバー部11は、先端側から見たときの形状がコの字形状しており、両側面の下部の内面には係合穴11aが形成されている。
下側カバー部12は、先端側から見たときの形状がコの字形状しており、両側面の上部の外面には、上側カバー部11の係合穴11aと係合する係合爪12aが形成されている。
これにより、図1(b)に示すように下側カバー部12の係合爪12aを上側カバー部11の係合穴11aと係合させて上側カバー部11と下側カバー部12とを結合すると、コネクタカバー部材10の先端側から見ると上側カバー部11および下側カバー部12に囲まれた矩形状のコネクタ収納空間が形成されて、同図に破線で示すRJ45型コネクタ1の露出部分全体をこのコネクタ収納空間に収納することができるようにされている。
下側カバー部12は、先端側から見たときの形状がコの字形状しており、両側面の上部の外面には、上側カバー部11の係合穴11aと係合する係合爪12aが形成されている。
これにより、図1(b)に示すように下側カバー部12の係合爪12aを上側カバー部11の係合穴11aと係合させて上側カバー部11と下側カバー部12とを結合すると、コネクタカバー部材10の先端側から見ると上側カバー部11および下側カバー部12に囲まれた矩形状のコネクタ収納空間が形成されて、同図に破線で示すRJ45型コネクタ1の露出部分全体をこのコネクタ収納空間に収納することができるようにされている。
ロック部材20は、LANケーブル2のRJ45型コネクタ1との接続部分(以下、「接続部分」と称する。)に取り付けてコネクタカバー部材10を取り外すことができないようにするためのものであり、図1(c)に示すように上側ロック部21と下側ロック部22との上下2分割構造とされているとともに、ケーブル押え部23を備える。
上側ロック部21は、先端側から見たときの形状がコの字形状しており、両側面の下部の内面には係合穴21aが形成されている。
下側ロック部22は、先端側から見たときの形状がコの字形状しており、両側面の上部の外面には、上側ロック部21の係合穴21aと係合する係合爪22aが形成されている。
これにより、図1(d)に示すように下側ロック部22の係合爪22aを上側ロック部21の係合穴21aと係合させて上側ロック部21と下側ロック部22とを結合すると、ロック部材20の先端側から見ると上側ロック部21および下側ロック部22に囲まれた矩形状のケーブル収納空間が形成されて、同図に破線で示すLANケーブル2の接続部分をこのケーブル収納空間に収納することができるようにされている。
下側ロック部22は、先端側から見たときの形状がコの字形状しており、両側面の上部の外面には、上側ロック部21の係合穴21aと係合する係合爪22aが形成されている。
これにより、図1(d)に示すように下側ロック部22の係合爪22aを上側ロック部21の係合穴21aと係合させて上側ロック部21と下側ロック部22とを結合すると、ロック部材20の先端側から見ると上側ロック部21および下側ロック部22に囲まれた矩形状のケーブル収納空間が形成されて、同図に破線で示すLANケーブル2の接続部分をこのケーブル収納空間に収納することができるようにされている。
ケーブル押え部23は、ロック部材20のケーブル収納空間に収納されたLANケーブル2の接続部分の一部を下側ロック部22の底部内面と共に挟んで固定するためのものであり、上側ロック部21の上面の中央部を貫通する頭部付きネジと、頭部付きネジの末端に回転自在に取り付けられた押え板とを備える。
上側ロック部21の上面の中央部には、ケーブル押え部23の頭部付きネジと螺合するネジ溝が形成されている。
これにより、図1(d)に矢印で示すようにケーブル押え部23の頭部付きネジを時計方向に回してケーブル押え部23の押え板を下げると、ロック部材20のケーブル収納空間に収納されたLANケーブル2の接続部分の一部がケーブル押え部23の押え板と下側ロック部22の底部内面とで挟持されて、ロック部材20をLANケーブル2に固定することができる。
上側ロック部21の上面の中央部には、ケーブル押え部23の頭部付きネジと螺合するネジ溝が形成されている。
これにより、図1(d)に矢印で示すようにケーブル押え部23の頭部付きネジを時計方向に回してケーブル押え部23の押え板を下げると、ロック部材20のケーブル収納空間に収納されたLANケーブル2の接続部分の一部がケーブル押え部23の押え板と下側ロック部22の底部内面とで挟持されて、ロック部材20をLANケーブル2に固定することができる。
なお、ケーブル押え部23の押え板の形状は、好ましくは、LANケーブル2の形状に合わせたものにする。
たとえば、図1(d)に破線で示すLANケーブル2のように丸型形状のLANケーブルについては横断面形状(ロック部材20の先端側から見たときの形状)が円弧板状の押え板とし、平型形状のLANケーブルについては平板状の押え板とすればよい。
たとえば、図1(d)に破線で示すLANケーブル2のように丸型形状のLANケーブルについては横断面形状(ロック部材20の先端側から見たときの形状)が円弧板状の押え板とし、平型形状のLANケーブルについては平板状の押え板とすればよい。
また、ケーブル押え部23の頭部付きネジを特殊頭部形状のネジ(たとえば、極めて特殊な立体形状の窪みが頭部に形成されたネジ)として、専用工具以外の工具では頭部付きネジを回すことができないようにして、管理者のみがロック部材20のLANケーブル2への着脱ができるようにしてもよい。
次に、このように構成された本実施例によるロック機能付コネクタカバーの使用方法について、図2および図3を参照して説明する。
管理者は、図2(a)に矢印で示すように、ハブ3の差込口3aに差し込まれたRJ45型コネクタ1の上方からコネクタカバー部材10の上側カバー部11を下方にスライドさせて、上側カバー部11でRJ45型コネクタ1の露出部分の上側をカバーする。
このとき、管理者は、好ましくは、上側カバー部11の先端面がハブ3の前面(差込口3aが形成されている面)に接するようにしながら上側カバー部11をスライドさせる。
管理者は、図2(a)に矢印で示すように、ハブ3の差込口3aに差し込まれたRJ45型コネクタ1の上方からコネクタカバー部材10の上側カバー部11を下方にスライドさせて、上側カバー部11でRJ45型コネクタ1の露出部分の上側をカバーする。
このとき、管理者は、好ましくは、上側カバー部11の先端面がハブ3の前面(差込口3aが形成されている面)に接するようにしながら上側カバー部11をスライドさせる。
続いて、管理者は、図2(b)に矢印で示すように、コネクタカバー部材10の下側カバー部12の係合爪12aが上側カバー部11の係合穴11aに係合するまでRJ45型コネクタ1の下方から下側カバー部12を上方にスライドさせる。
このとき、管理者は、好ましくは、下側カバー部12の先端面がハブ3の前面に接するようにしながら下側カバー部12をスライドさせる。
このとき、管理者は、好ましくは、下側カバー部12の先端面がハブ3の前面に接するようにしながら下側カバー部12をスライドさせる。
これにより、RJ45型コネクタ1の露出部分の下側が下側カバー部12でカバーされるため、図2(c)に示すようにRJ45型コネクタ1の露出部分全体が上側カバー部11および下側カバー部12で囲まれたコネクタ収容空間に収容されてコネクタカバー部材10でカバーされるので、RJ45型コネクタ1のレバー操作を行うことができないようにすることができる。
続いて、管理者は、図3(a)に矢印で示すように、LANケーブル2の上方からロック部材20の上側ロック部21を下方へスライドさせて、上側ロック部21でLANケーブル2の接触部分の上側をカバーする。
このとき、管理者は、好ましくは、上側ロック部21の先端面がコネクタカバー部材10の上側カバー部11の末端面に接するようにしながら上側ロック部21をスライドさせる。
このとき、管理者は、好ましくは、上側ロック部21の先端面がコネクタカバー部材10の上側カバー部11の末端面に接するようにしながら上側ロック部21をスライドさせる。
続いて、管理者は、図3(b)に矢印で示すように、ロック部材20の下側ロック部22の係合爪22aが上側ロック部21の係合穴21aに係合するまでLANケーブル2の下方から下側ロック部22を上方へスライドさせる。
このとき、管理者は、好ましくは、下側ロック部22の先端面がコネクタカバー部材10の下側カバー部12の末端面に接するようにしながら下側ロック部22をスライドさせる。
このとき、管理者は、好ましくは、下側ロック部22の先端面がコネクタカバー部材10の下側カバー部12の末端面に接するようにしながら下側ロック部22をスライドさせる。
これにより、LANケーブル2の接触部分の下側が下側ロック部22でカバーされるため、図3(c)に示すようにLANケーブル2の接触部分が上側ロック部21および下側ロック部22で囲まれたケーブル収納空間に収納されてロック部材20でカバーされる。
続いて、管理者は、ロック部材20をコネクタカバー部材10に向けて押すことによりコネクタカバー部材10をハブ3の前面に向けて押し付けたのち、図3(d)に矢印で示すようにケーブル押え部23の頭付きネジを工具で時計方向に回して、ロック部材20のケーブル収納空間に収納されたLANケーブル2の接続部分の一部をケーブル押え部23の押え板と下側ロック部22の底部内面とで挟持する。
これにより、ロック部材20がLANケーブル2に固定されるとともに、コネクタカバー部材10がロック部材20とハブ3の前面とで挟持されて固定されるため、コネクタカバー部材10を取り外せないようにすることができる。
なお、RJ45型コネクタ1をハブ3の差込口3aから抜く際には、管理者は、ケーブル押え部23の頭付きネジを工具で反時計方向に回してケーブル押え部23の押え板をLANケーブル2から離す。その後、管理者は、ロック部材20をLANケーブル2に沿ってスライドさせてコネクタカバー部材10から離したのち、コネクタカバー部材10をLANケーブル2に沿ってスライドさせてハブ3から離す。
これにより、コネクタカバー部材10のコネクタ収納空間に収納されていたRJ45型コネクタ1の露出部分全体が露出されるため、管理者は、RJ45型コネクタ1のレバーを押し下げてRJ45型コネクタ1をハブ3の差込口3aから抜くことができる。
これにより、コネクタカバー部材10のコネクタ収納空間に収納されていたRJ45型コネクタ1の露出部分全体が露出されるため、管理者は、RJ45型コネクタ1のレバーを押し下げてRJ45型コネクタ1をハブ3の差込口3aから抜くことができる。
このようにコネクタカバー部材10およびロック部材20を取付け後にも遊動可能状態にすることができるため、コネクタカバー部材10の上側カバー部11および下側カバー部12とロック部材20の上側ロック部21および下側ロック部22とは一度結合すると分解不可能な構造としてもよい。
この場合には、たとえば、コネクタカバー部材10については、係合穴11aの先端部に下向き係合穴を形成するとともに係合爪12aの先端部に係合穴11aの下向き係合穴と係合する下向き係合爪を形成して、上側カバー部11と下側カバー部12とを結合したのちに上側カバー部11の両側面をコネクタ収納空間に向けて強く押すと係合爪12aの下向き係合爪が係合穴11aの下向き係合穴と係合するようにすればよい。
ロック部材20についても同様である。
この場合には、たとえば、コネクタカバー部材10については、係合穴11aの先端部に下向き係合穴を形成するとともに係合爪12aの先端部に係合穴11aの下向き係合穴と係合する下向き係合爪を形成して、上側カバー部11と下側カバー部12とを結合したのちに上側カバー部11の両側面をコネクタ収納空間に向けて強く押すと係合爪12aの下向き係合爪が係合穴11aの下向き係合穴と係合するようにすればよい。
ロック部材20についても同様である。
以上の説明では、コネクタカバー部材10およびロック部材20を上下2分割構造としたが、左右2分割構造としてもよい。
この場合には、コネクタカバー部材10の上側カバー部11および下側カバー部12を90°回転させたものを左側カバー部および右側カバー部とし、ロック部材20の上側ロック部21および下側ロック部22を90°回転させたものを左側ロック部および右側ロック部とすればよい。
この場合には、コネクタカバー部材10の上側カバー部11および下側カバー部12を90°回転させたものを左側カバー部および右側カバー部とし、ロック部材20の上側ロック部21および下側ロック部22を90°回転させたものを左側ロック部および右側ロック部とすればよい。
また、ロック機能付コネクタカバーをコネクタカバー部材10とロック部材20とに分割したが、両者を一体化してもよい。
この場合には、ロック機能付コネクタカバーは、たとえば、図4に示すように上側部材30と下側部材40とを具備する。
ここで、上側部材30は、両側面の内面に係合穴31aが形成された、かつ、図1(a)に示した上側カバー部11と同様の形状の上側本体31と、上側本体31の末端部の上面の中央部に取り付けられた、かつ、図1(c)に示したケーブル押え部23と同様の構成のケーブル押え部32とを備える。
下側部材40は、両側面の外面に上側部材30の係合穴31aと係合する係合爪41aが形成された、かつ、図1(a)に示した下側カバー部12と同様の形状の下側本体41を備える。
この場合には、ロック機能付コネクタカバーは、たとえば、図4に示すように上側部材30と下側部材40とを具備する。
ここで、上側部材30は、両側面の内面に係合穴31aが形成された、かつ、図1(a)に示した上側カバー部11と同様の形状の上側本体31と、上側本体31の末端部の上面の中央部に取り付けられた、かつ、図1(c)に示したケーブル押え部23と同様の構成のケーブル押え部32とを備える。
下側部材40は、両側面の外面に上側部材30の係合穴31aと係合する係合爪41aが形成された、かつ、図1(a)に示した下側カバー部12と同様の形状の下側本体41を備える。
さらに、1個のRJ45型コネクタ1について使用するロック機能付コネクタカバーについて説明したが、複数ポートのハブのように複数個のRJ45型コネクタ1が一列に並べて取り付けられるような場合には、図1(a)に示したコネクタカバー部材10を複数個のRJ45型コネクタ1をコネクタ収納空間に収納することができる寸法にするとともに、ロック部材20をRJ45型コネクタ1と同数だけ用意して、複数個のRJ45型コネクタ1にそれぞれ接続された複数本のLANケーブル2にロック部材20を1個ずつ固定するようにすればよい。
本発明のロック機能付コネクタカバーは、RJ45型コネクタ1の他に、ロック機構として2本のネジを備えたRS232Cのようなシリアルポートや、ロック機構として回転外周部を備えた高周波同軸ケーブル用コネクタにも適用することができる。
たとえば、RS232Cの場合には、図1(a)に示したコネクタカバー部材10と同様の構成のコネクタカバー部材でRS232C全体をカバーして、RS232Cを機器に取り付けるための2本のネジ(ロック機構)を回すことができないようにすればよい。
また、高周波同軸ケーブル用コネクタの場合には、図1(a)に示したコネクタカバー部材10と同様の構成のコネクタカバー部材で高周波同軸ケーブル用コネクタ全体をカバーして、先端部に取り付けられた回転させて高周波同軸ケーブル用コネクタを機器に取り付けるための回転外周部(ロック機構)を回すことができないようにすればよい。
たとえば、RS232Cの場合には、図1(a)に示したコネクタカバー部材10と同様の構成のコネクタカバー部材でRS232C全体をカバーして、RS232Cを機器に取り付けるための2本のネジ(ロック機構)を回すことができないようにすればよい。
また、高周波同軸ケーブル用コネクタの場合には、図1(a)に示したコネクタカバー部材10と同様の構成のコネクタカバー部材で高周波同軸ケーブル用コネクタ全体をカバーして、先端部に取り付けられた回転させて高周波同軸ケーブル用コネクタを機器に取り付けるための回転外周部(ロック機構)を回すことができないようにすればよい。
1 RJ45型コネクタ
2 LANケーブル
3 ハブ
3a 差込口
10 コネクタカバー部材
11 上側カバー部
11a,21a,31a 係合穴
12 下側カバー部
12a,22a,41a 係合爪
20 ロック部材
21 上側ロック部
22 下側ロック部
23,32 ケーブル押え部
30 上側部材
31 上側本体
40 下側部材
41 下側本体
2 LANケーブル
3 ハブ
3a 差込口
10 コネクタカバー部材
11 上側カバー部
11a,21a,31a 係合穴
12 下側カバー部
12a,22a,41a 係合爪
20 ロック部材
21 上側ロック部
22 下側ロック部
23,32 ケーブル押え部
30 上側部材
31 上側本体
40 下側部材
41 下側本体
Claims (5)
- ケーブル(2)が接続されたかつロック機構を備えたコネクタ(1)の該ロック機構を操作することができなくなるようにするためのロック機能付コネクタカバーであって、
前記コネクタの差込口(3a)を備えた機器(3)に該コネクタを差し込んで前記ケーブルを該機器に接続したときに該コネクタの前記差込口から露出している露出部分全体をカバーするためのコネクタカバー手段(10;30,40)と、
前記ケーブルの前記コネクタとの接続部分に固定される、かつ、前記コネクタカバー手段を取り外すことができないようにするためのロック手段(20;30,40)と、
を具備することを特徴とする、ロック機能付コネクタカバー。 - 前記コネクタカバー手段が、
両側面の内面に係合穴(11a)が形成された第1のカバー部(11)と、
両側面の外面に前記係合穴と係合する係合爪(12a)が形成された第2のカバー部(12)とを備え、
前記係合爪を前記係合穴と係合させて前記第1のカバー部と前記第2のカバー部とを結合すると、該第1のカバー部と該第2のカバー部とで囲まれたかつ前記コネクタの前記露出部分全体を収納するためのコネクタ収納空間が形成され、
前記ロック手段が、
両側面の内面に他の係合穴(21a)が形成された第1のロック部(21)と、
両側面の外面に前記他の係合穴と係合する他の係合爪(22a)が形成された第2のロック部(22)と、
前記第1のロック部に取り付けられたケーブル押え部(23)とを備え、
前記他の係合爪を前記他の係合穴と係合させて前記第1のロック部と前記第2のロック部とを結合すると、該第1のロック部と該第2のロック部とで囲まれたかつ前記ケーブルの前記接続部分を収納するためのケーブル収納空間が形成され、
該ケーブル収納空間に収納された前記ケーブルの前記接続部分の一部を前記第2のロック部と前記ケーブル押え部とで挟持させる、
ことを特徴とする、請求項1記載のロック機能付コネクタカバー。 - 前記コネクタカバー手段と前記ロック手段とが上側部材(30)と下側部材(40)とを用いて一体化されており、
前記上側部材が、
両側面の内面に別の係合穴(31a)が形成された上側本体(31)と、
該上側本体に取り付けられたケーブル押え部(32)とを備え、
前記下側部材が、両側面の外面に前記別の係合穴と係合する別の係合爪(41a)が形成された下側本体(41)を備える、
ことを特徴とする、請求項1記載のロック機能付コネクタカバー。 - 前記機器が前記コネクタを複数個一列に並べて取り付ける機器である場合には、
前記コネクタカバー手段が、前記複数個のコネクタを収納することができる寸法にされており、
前記複数個のコネクタと同数の前記ロック手段を備え、
前記ロック手段が、前記複数個のコネクタにそれぞれ接続された複数本のケーブルに1個ずつ固定される、
ことを特徴とする、請求項1乃至3いずれかに記載のロック機能付コネクタカバー。 - 前記ケーブル押え部が、
特殊頭部形状の頭部付きネジと、
該頭部付きネジの末端に回転自在に取り付けられた押え板と、
を備えることを特徴とする、請求項2乃至4いずれかに記載のロック機能付コネクタカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011087919A JP2012221817A (ja) | 2011-04-12 | 2011-04-12 | ロック機能付コネクタカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011087919A JP2012221817A (ja) | 2011-04-12 | 2011-04-12 | ロック機能付コネクタカバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012221817A true JP2012221817A (ja) | 2012-11-12 |
Family
ID=47273088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011087919A Withdrawn JP2012221817A (ja) | 2011-04-12 | 2011-04-12 | ロック機能付コネクタカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012221817A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016110828A (ja) * | 2014-12-05 | 2016-06-20 | 中国電力株式会社 | ラッチ解除阻止筐体及びラッチ解除用工具 |
-
2011
- 2011-04-12 JP JP2011087919A patent/JP2012221817A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016110828A (ja) * | 2014-12-05 | 2016-06-20 | 中国電力株式会社 | ラッチ解除阻止筐体及びラッチ解除用工具 |
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