JP2012218674A - Vehicle seat - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両用シートに関する。 The present invention relates to a vehicle seat.
従来、乗員が着座可能な通常モードから後部座席の乗員が乗降可能なウォークインモードにシートバックを前倒し可能な車両用シートが既に知られている。ここで、下記特許文献1には、ウォークインモードでは、シートバックがシートクッションに対して前傾姿勢となっている車両用シートが開示されている。これにより、後部座席の乗員の乗降性を高めることができる。
2. Description of the Related Art Conventionally, a vehicle seat that can be moved forward from a normal mode in which an occupant can be seated to a walk-in mode in which an occupant in a rear seat can get on and off is already known. Here,
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、例えば、後部座席の乗員の体格が大きい場合、シートバックを前傾姿勢に前倒ししただけでは、乗降する後部座席の乗員とシートバックとが干渉してしまうことがあった。
However, in the technique of
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、後部座席の乗員の乗降性をさらに高めることができる車両用シートを提供することである。 The present invention is intended to solve such a problem, and an object of the present invention is to provide a vehicle seat that can further enhance the passengers' ability to get on and off the rear seat.
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、乗員が着座可能な通常モードから後部座席の乗員が乗降可能なウォークインモードにシートバックを前倒し可能な車両用シートであって、ウォークインモードでは、シートバックがシートクッションに対して略重なり合う大倒し姿勢となっていることを特徴とする構成である。
この構成によれば、後部座席の乗員の体格が大きい場合でも、乗降する後部座席の乗員とシートバックとを干渉し難くできる。したがって、後部座席の乗員の乗降性をさらに高めることができる。
The present invention is for achieving the above object, and is configured as follows.
The invention according to
According to this configuration, even when the physique of the occupant of the rear seat is large, it is possible to make it difficult for the occupant of the rear seat to get on and off and the seat back to interfere with each other. Therefore, it is possible to further enhance the boarding / exiting ability of the passenger in the rear seat.
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用シートであって、シートスライドがロック解除されたウォークインモードと、シートスライドがロック状態である大倒しモードと、を選択可能に構成されていることを特徴とする構成である。
この構成によれば、乗員の使用目的に応じて、ウォークインモード、大倒しモードを選ぶことができる。
The invention according to
According to this configuration, the walk-in mode and the large-defeat mode can be selected according to the purpose of use of the occupant.
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の車両用シートであって、第1の切替手段と、第2の切替手段と、スライドロック機構とリクライナと、第1のケーブル操作リンクと、第2のケーブル操作リンクと、リク解除操作プレートと、スライド解除リンクとを備えており、ウォークインモードは、第1の切替手段の操作を行って、第1のケーブル操作リンクと第2のケーブル操作リンクとを回転させ、この回転させた第1のケーブル操作リンクによって、リク解除操作プレートも回転させ、このリク解除操作プレートの回転によって、リクライナをロック状態からロック解除状態に切り替え、この切り替えによるシートバックの前倒れによって、スライド解除リンクを回転させ、この回転させたスライド解除リンクによって、スライドロック機構をロック状態からロック解除状態に切り替えるものであり、大倒しモードは、第2の切替手段の操作を行って、リク解除操作プレートを回転させ、このリク解除操作プレートの回転によって、リクライナをロック状態からロック解除状態に切り替え、この切り替えによってシートバックが前倒れしても、スライドロック機構をロック状態のままとするものであることを特徴とする構成である。
この構成によれば、簡単な構成で実施できる。
The invention according to
This configuration can be implemented with a simple configuration.
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜12を用いて説明する。なお、以下の説明にあたって、「車両用シート」の例として、「後部座席(図示しない)が存在する助手席1」を例に説明していく。また、以下の説明にあたって、上、下、前、後、左、右とは、上述した図に記載した、上、下、前、後、左、右の方向、すなわち、この助手席1を基準にしたときの上、下、前、後、左、右の方向を示している。
Hereinafter, the form for implementing this invention is demonstrated using FIGS. In the following description, “
まず、図1〜5を参照して、本発明の実施例に係る助手席1の概略構成を説明する。図1に示すように、この助手席1は、主として、シートクッション2(図1において、クッションフレーム10の一部のみを示している)と、シートバック3(図1において、バックフレーム20のみを示している)とから構成されている。このシートバック3は、シートクッション2に対して左右に対を成すリクライナ4、5を介して組み付けられている。
First, with reference to FIGS. 1-5, schematic structure of the
このように左右のリクライナ4、5を介して組み付けられていることにより、通常モード(乗員が着座できるように、シートバック3が後傾姿勢となった状態であり、図3(A)、図3(F)に示す状態)において、シートクッション2に対するシートバック3の傾き角度を任意に調節できる。
By being assembled via the left and
また、このように左右のリクライナ4、5を介して組み付けられていることにより、通常モードからウォークインモード(後部座席の乗員が乗降できるように、シートバック3がシートクッション2に対して略重なり合う姿勢となった状態であり、図3(D)に示す状態)または大倒しモード(シートバック3の背面を荷物を置く面として使用できるように、ウォークインモードと同じく、シートバック3がシートクッション2に対して略重なり合う姿勢となった状態であり、図3(I)に示す状態))に切り替えることができる。
Further, by being assembled via the left and
以下に、これらシートクッション2と、シートバック3と左のリクライナ4とを個別に説明していく。なお、右のリクライナ5は、左のリクライナ4と同じであるため、その詳細な説明は省略することとする。
Hereinafter, the
はじめに、シートクッション2から説明していく。このシートクッション2は、主として、クッションフレーム10と、このクッションフレーム10を包み込むクッションパッド(図示しない)と、このクッションパッドの表面をカバーリングする表皮(図示しない)とから構成されている。
First, the
このクッションフレーム10は、ロアアーム12aを有する左のサイドフレーム12と、ロアアーム14aを有する右のサイドフレーム14と、この両サイドフレーム12、14の前端を橋渡すフロントロッド(図示しない)と、この両サイドフレーム12、14の後端を橋渡すリアロッド18とから、略矩形枠状に形成されている。
The
この左のサイドフレーム12の外面には、図4〜5に示すように、第1の切りお越し片66aと第2の切りお越し片66bとが形成されたブラケット66が締結されている。この左のロアアーム12aの内面には、後述する左のリクライナ4のラチェット40が締結されている。このことは、右のロアアーム14aにおいても同様である。
As shown in FIGS. 4 to 5, a
また、この左のロアアーム12aの外周には、後述するヒンジピン54の位置決めスペーサ56に当接可能な第1のストッパ12a1と第2のストッパ12a2とが形成されている。これにより、シートバック3が過剰に前倒れしたり後ろ倒れしたりすることを規制できる。このことは、右のロアアーム14aにおいても同様である。シートクッション2は、このように構成されている。
A first stopper 12a1 and a second stopper 12a2 are formed on the outer periphery of the left
また、この左のロアアーム12aの外面には、後述する左のリクライナ4のヒンジピン4aを介してスライド解除リンク60が枢着されている。このスライド解除リンク60の一端と、後述するスライドロック機構(図示しない)との間には、第1の操作ケーブル80が掛け留めされている。この第1の操作ケーブル80は、筒状に形成されたアウタケーブル80aと、このアウタケーブル80aの内側に差し込まれたインナケーブル80bとから2重構造となっている。
A
そして、この第1の操作ケーブル80におけるアウタケーブル80aの一端は、上述したブラケット66の第1の切りお越し片66aに掛け留めされ、同他端は、後述するスライドロック機構(図示しない)の近傍に設けられたブラケット(図示しない)の切りお越し片(図示しない)に掛け留めされている。一方、この第1の操作ケーブル80におけるインナケーブル80bの一端は、上述したスライド解除リンク60の一端に掛け留めされ、同他端は、上述したスライドロック機構(図示しない)のフック(図示しない)に掛け留めされている。
One end of the
また、このスライド解除リンク60の他端には、後述する第2のケーブル操作リンク52のピン52bを引っ掛け可能なフック60aが形成されている。なお、このスライド解除リンク60には、通常モードにおいて、その一端側が上述したブラケット66の第2の切りお越し片66bに押し当てられるように(図5において、スライド解除リンク60が時計回り方向(矢印A方向)に付勢されるように)、自身60と上述したブラケット66の第2の切りお越し片66bとの間にトーションばね68が掛け渡されている。
Further, a
このように構成されたシートクッション2は、公知のスライド機構(図示しない)を介して、床フロア(図示しない)に組み付けられている。これにより、助手席1を前後にスライドさせることができる。また、このスライド機構(図示しない)には、シートクッション2のスライドをロック可能な公知のスライドロック機構(図示しない)が組み付けられている。これにより、助手席1のスライド位置を任意に調節できる。シートクッション2は、このように構成されている。
The
次に、図1に戻って、シートバック3を説明する。このシートバック3も、主として、バックフレーム20と、このバックフレーム20を包み込むバックパッド(図示しない)と、このバックパッドの表面をカバーリングする表皮(図示しない)とから構成されている。
Next, returning to FIG. 1, the seat back 3 will be described. The seat back 3 also mainly includes a
このバックフレーム20も、左のサイドフレーム22と、右のサイドフレーム24と、この両サイドフレーム22、24の上端を橋渡すアッパフレーム26とから、略コ字状に形成されている。
The
このアッパフレーム26の左側(バックフレーム20の左側の肩口に相当する部位)には、ウォークインレバー82が枢着されている。また、このアッパフレーム26の左側には、切りお越し片28aが形成されたブラケット28が締結されている。一方、左のサイドフレーム22の下側にも、第1の切りお越し片62aと第2の切りお越し片62bとが形成されたブラケット62が締結されている。
A walk-in
また、図4〜5に示すように、左のサイドフレーム22の下側には、その内面側に第1のケーブル操作リンク50、その外面側に第2のケーブル操作リンク52が枢着されている。詳しくは、これら両ケーブル操作リンク50、52は、ヒンジピン54を介して一体と成るように左のサイドフレーム22の下側に枢着されている。
As shown in FIGS. 4 to 5, a first
この第1のケーブル操作リンク50の一端と、上述したウォークインレバー82との間に第2の操作ケーブル84が掛け留めされている。この第2の操作ケーブル84は、上述した第1の操作ケーブル80と同様に、筒状に形成されたアウタケーブル84aと、このアウタケーブル84aの内側に差し込まれたインナケーブル84bとから2重構造となっている。
A
そして、この第2の操作ケーブル84におけるアウタケーブル84aの一端も、上述したブラケット28の切りお越し片28aに掛け留めされ、同他端も、上述したブラケット62の第1の切りお越し片62aに掛け留めされている。一方、この第2の操作ケーブル84におけるインナケーブル84bの一端も、上述したウォークインレバー82に掛け留めされ、同他端も、上述した第1のケーブル操作リンク50の一端に掛け留めされている。
One end of the
また、この第1のケーブル操作リンク50の他端には、後述するリク解除操作プレート58の長孔58aと短孔58bとの内部を移動可能なピン50bが形成されている。なお、この第1のケーブル操作リンク50には、通常モードにおいて、その一端側が上述したブラケット62の第2の切りお越し片62bに押し当てられるように(図5において、第1のケーブル操作リンク50が反時計回り方向(矢印B方向)に付勢されるように)、自身50と上述したブラケット62の第1の切りお越し片62aとの間に引っ張りばね64が掛け渡されている。
In addition, a
一方、第2のケーブル操作リンク52の他端にも、後述するスライド解除リンク60を押し当て可能なピン52bが形成されている。
On the other hand, the other end of the second
また、左のサイドフレーム22の下側には、その内面側にリク解除操作プレート58が左のリクライナ4のヒンジピン4aに締結される格好で設けられている。このリク解除操作プレート58には、その略周方向に沿って長孔58aと、この長孔58aの一端と連通するようにその略半径方向に沿って短孔58bとが形成されている。これら両孔58a、58bの内部は、上述したように、第1のケーブル操作リンク50のピン50bが移動可能となっている。
Further, on the inner side of the
また、左のサイドフレーム22の下側には、その外面側にストラップ70を有する大倒しレバー72が伝達ロッド74を介して枢着されている。この伝達ロッド74は、左右のサイドフレーム22、24を端渡すように構成されており、乗員がストラップ70を操作すると、左右のリクライナ4、5がロック状態からロック解除状態に切り替わるように、ワイヤー76とリク解除操作リンク78とを介してリク伝達ロッド6を回転させることができるように枢着されている。シートバック3は、このように構成されている。
In addition, a
最後に、左のリクライナ4を説明する。このリクライナ4は、公知のものであり、図2に示すように、主として、ハウジング42によって相対的に回転可能に組み付けられたガイド30と、ラチェット40とから構成されている。このガイド30の外面は、左のサイドフレームの外面に締結されており、このラチェット40の外面は、ロアアーム12aの内面に締結されている。
Finally, the
このガイド30の内部には、リクライナ4のヒンジピン4aに係合するヒンジカム32と、このヒンジカム32の回転に伴ってスライドするスライドカム34と、このスライドカム34のスライドに伴ってスライドする一対のポール36、36とから構成されている。
Inside the
この両ポール36には、ラチェット40の内周面に形成された係合ゾーン40aと係合可能な係合歯36aが形成されている。なお、このヒンジカム32は、常時、両ポール36が外側に向けて付勢されるように、スパイラルスプリング38によって付勢されている。これにより、常時、リクライナ4をロック状態(ガイド30とラチェット40との相対回転が規制された状態)にできる。
Both the
また、この図2からも明らかなように、ラチェット40の内周面には、一対のフリーゾーン40b、40bが形成されている。このフリーゾーン40bは、係合ゾーン40aよりラチェット40の中心側に向けて盛り上がり状に形成されている。そのため、左のリクライナ4は、シートバック3の前倒れに伴って、ポール36の係合歯36aがフリーゾーン40bに到達すると、ヒンジカム32の回転がガイド30に対して規制された状態となるように構成されている。
As is clear from FIG. 2, a pair of
なお、さらなるシートバック3の前倒れに伴って、ポール36の係合歯36aがフリーゾーン40bを過ぎると、このポール36の係合歯36aとラチェット40の係合ゾーン40aとが再係合することとなる。なお、左右のリクライナ4、5の各ヒンジピン4a、5a(図示しない)は、リク伝達ロッド6を介して締結されている。これにより、左右のリクライナ4、5の状態(ロック状態またはロック解除状態)を同期させることができる。左のリクライナ4は、このように構成されている。
When the
そして、上述したシートクッション2と、上述したシートバック3とから助手席1は構成されており、これら左右のリクライナ4、5を介して、シートバック3は、シートクッション2に対して組み付けられている。このとき、このシートバック3は、シートクッション2に対して上述した左右のリクライナ4、5のみでなく、スパイラルスプリング(図示しない)も介して組み付けられている。
And the
これにより、常時、シートバック3を前倒れ方向に付勢できるため、これら左右のリクライナ4、5のロック解除を行うと、このスパイラルスプリング(図示しない)の付勢力を利用して、シートバック3を通常モードからウォークインモードまたは通常モードから大倒しモードに切り替えることができる。
As a result, the seat back 3 can always be urged in the forward tilting direction. Therefore, when the left and
続いて、上述した構成から成る助手席1の動作を説明する。なお、この説明にあたって、通常モードからウォークインモードに切り替える動作の説明と、通常モードから大倒しモードに切り替える動作との説明とを個別に行っていく。また、いずれの説明にあっても、通常モードでは、スライドロック機構はロック状態になっている。
Next, the operation of the
まず、図3および図5〜8を参照して、通常モードからウォークインモードに切り替える動作を説明していく。はじめに、図3(A)、図5に示す状態から、ウォークインレバー82を操作すると(図3(B)に示す状態)、第2の操作ケーブル84のインナケーブル84bが引っ張られる。これにより、第1のケーブル操作リンク50と第2のケーブル操作リンク52とが、ヒンジピン54の軸回りに引っ張りばね64の付勢力に抗して回転していく(図6参照)。
First, the operation for switching from the normal mode to the walk-in mode will be described with reference to FIG. 3 and FIGS. First, when the walk-in
このように第1のケーブル操作リンク50が回転していくと、そのピン50bがリク解除操作プレート58の短孔58bに入り込みながらその内面を押し当てるため、このリク解除操作プレート58を回転させることができる。これにより、左のリクライナ4のヒンジピン4aも回転するため、左のリクライナ4がロック状態からロック解除状態に切り替わる。
When the first
また、このように第2のケーブル操作リンク52が回転していくと、そのピン52bがスライド解除リンク60に対して当接可能な位置に近づいていく。なお、左のリクライナ4のヒンジピン4aが回転すると、リク伝達ロッド6を介して右のリクライナ5のヒンジピン5a(図示しない)も回転するため、右のリクライナ5もロック状態からロック解除状態に切り替わる。
Further, when the second
このように左右のリクライナ4、5がロック状態からロック解除状態に切り替わると、シートバック3は、上述したようにスパイラルスプリング(図示しない)の付勢力によって、前倒れしていく(図7参照)。すなわち、左右のリクライナ4、5において、その両ガイド30、30が、その両ラチェット40、40に対して回転していく。
As described above, when the left and
この回転によって、左右のリクライナ4、5の各ポール36の係合歯36aが各フリーゾーン40bに到達すると、既に説明したように、各ヒンジカム32は、その回転が各ガイド30に対して規制された状態となっている。
When the engaging
これにより、このヒンジカム32に係合された左のヒンジピン4aに締結されているリク解除操作プレート58も、その回転が左のサイドフレーム22に対して規制された状態となるため、リク解除操作プレート58の短孔58bに入り込んだ第1のケーブル操作リンク50のピン50bが引っ張りばね64の復元力よって戻ろうとしても、この戻りを防止できる。
As a result, the rick
そのため、左右のリクライナ4、5をロック解除状態に保持できる。このように戻りを防止できると、結果として、第2のケーブル操作リンク52のピン52bがスライド解除リンク60に対して当接可能な位置に近づいた状態に保持できる。
Therefore, the left and
さらに、シートバック3が前倒れしていくと、第2のケーブル操作リンク52のピン52bがスライド解除リンク60を押し当てはじめる。これにより、スライド解除リンク60が、左のリクライナ4のヒンジピン4aの軸回りにトーションばね68の付勢力に抗して回転していく。このとき、押し当てたピン52bがスライド解除リンク60のフック60aに引っ掛かるため、このピン52bの押し当て脱落することを防止できる。
Further, when the seat back 3 is tilted forward, the
このようにスライド解除リンク60が回転していくと、第1の操作ケーブル80のインナケーブル80bが引っ張られるため、スライドロック機構(図示しない)をロック状態からロック解除状態に切り替えることができる。なお、シートバック3の前倒れは、シートバック3がシートクッション2に対して略重なり合う大倒し姿勢になるまで行われる(図3(C)、図8参照)。
As the
この大倒し姿勢では、スライド解除リンク60は回転したままの状態であるため、第1の操作ケーブル80のインナケーブル80bの引っ張りも保持され、スライドロック機構(図示しない)のロック解除状態も保持されることとなる。そのため、この大倒し姿勢において、助手席1を前方へスライドさせることができる(図3(D)参照)。
In this greatly tilted posture, the
なお、この大倒し姿勢になっても、上述したように、リク解除操作プレート58も、その回転が左のサイドフレーム22に対して規制された状態となっているため、左右のリクライナ4、5において、ポール36の係合歯36aがラチェット40の係合ゾーン40aに再到達していても、この左右のリクライナ4、5をロック解除状態に保持できる。
Even in this greatly tilted posture, as described above, the recoil
このようにして、助手席1を通常モードからウォークインモードに切り替えることができる。このウォークインモードでは、上述したように、スライドロック機構(図示しない)はロック解除状態となっており、左右のリクライナ4、5もロック解除状態となっておいる。なお、ウォークインモードに切り替えた助手席1を通常モードに戻すには、シートバック3を引き起こせばよい(図3(E)参照)。
In this way, the
次に、図3および図9〜12を参照して、通常モードから大倒しモードに切り替える動作を説明していく。はじめに、図3(F)、図9に示す状態から、ストラップ70を操作すると(図3(G)に示す状態)、大倒しレバー72が引き起こされる。これにより、伝達ロッド74が回転していくと共に、この回転によりワイヤー76も引き起こされていく。
Next, with reference to FIG. 3 and FIGS. 9 to 12, an operation for switching from the normal mode to the large-scale mode will be described. First, when the
このようにワイヤーが引き起こされていくと、リク解除操作リンク78も引き起こされるため、リク伝達ロッド6を回転させることができる(図10参照)。これにより、左右のリクライナ4、5の各ヒンジピン4a、5a(図示しない)も回転するため、左右のリクライナ4、5がロック状態からロック解除状態に切り替わる。このとき、第1のケーブル操作リンク50のピン50bがリク解除操作プレート58の長孔58aの内部を移動する格好となりながら、リク解除操作プレート58も回転している。
When the wire is raised in this way, the rick
このように左右のリクライナ4、5がロック状態からロック解除状態に切り替わると、シートバック3は、上述したようにスパイラルスプリング(図示しない)の付勢力によって、前倒れしていく(図11参照)。
When the left and
さらに、シートバック3が前倒れしていくと、上述した通常モードからウォークインモードに切り替える動作の説明とは異なり、第2のケーブル操作リンク52のピン52bがスライド解除リンク60に対して当接可能な位置に近づいた状態になっていないため、第2のケーブル操作リンク52のピン52bがスライド解除リンク60を押し当てることがない。これにより、スライドロック機構はロック状態のままとなっている。
Further, when the seat back 3 is tilted forward, the
なお、シートバック3の前倒れは、シートバック3がシートクッション2に対して略重なり合う大倒し姿勢になるまで行われる(図3(H)、図12参照)。このように大倒し姿勢になると、上述したように、左右のリクライナ4、5において、ポール36の係合歯36aとラチェット40の係合ゾーン40aとが再係合するため、この左右のリクライナ4、5をロック状態に戻すことができる。
Note that the
このようにして、助手席1を通常モードから大倒しモードに切り替えることができる。この大倒しモードでは、上述したように、スライドロック機構(図示しない)はロック状態となっており、左右のリクライナ4、5もロック状態となっている。なお、大倒しモードに切り替えた助手席1を通常モードに戻すには、ストラップ70操作による左右のリクライナ4、5をロック解除状態にしてシートバック3を引き起こせばよい。
In this way, it is possible to switch the
本発明の実施例に係る助手席1は、上述したように構成されている。この構成によれば、ウォークインモードでは、シートバック3がシートクッション2に対して略重なり合う大倒し姿勢となっている。そのため、後部座席の乗員の体格が大きい場合でも、乗降する後部座席の乗員とシートバック3とを干渉し難くできる。したがって、後部座席の乗員の乗降性をさらに高めることができる。
The
また、この構成によれば、シートスライドがロック解除されたウォークインモードと、
シートスライドがロック状態である大倒しモードとを選択可能となっている。
そのため、乗員の使用目的に応じて、ウォークインモード、大倒しモードを選ぶことができる。
Further, according to this configuration, the walk-in mode in which the seat slide is unlocked,
It is possible to select a large-defeat mode in which the seat slide is locked.
Therefore, the walk-in mode or the large-defeat mode can be selected according to the purpose of use of the occupant.
また、この構成によれば、ウォークインモードは、ウォークインレバー82の操作を行って、第1のケーブル操作リンク50と第2のケーブル操作リンク52とを回転させ、この回転させた第1のケーブル操作リンク50によって、リク解除操作プレート58も回転させ、このリク解除操作プレート58の回転によって、リクライナ4、5をロック状態からロック解除状態に切り替え、この切り替えによるシートバック3の前倒れによって、スライド解除リンク60を回転させ、この回転させたスライド解除リンク60によって、スライドロック機構をロック状態からロック解除状態に切り替えるものであり、大倒しモードは、ストラップ70の操作を行って、リク解除操作プレート58を回転させ、このリク解除操作プレート58の回転によって、リクライナ4、5をロック状態からロック解除状態に切り替え、この切り替えによってシートバック3が前倒れしても、スライドロック機構をロック状態のままとする。
そのため、簡単な構成で実施できる。
According to this configuration, in the walk-in mode, the first
Therefore, it can be implemented with a simple configuration.
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例では、「車両用シート」の例として、「後部座席が存在する助手席1」を例に説明した。しかし、これに限定されるものでなく、例えば、「後部座席が存在する運転席」または「3列目座席が存在する2列目座席」であっても構わない。
The contents described above are only related to one embodiment of the present invention, and do not mean that the present invention is limited to the above contents.
In the embodiment, as an example of “vehicle seat”, “
1 助手席(車両用シート)
2 シートクッション
3 シートバック
1 Passenger seat (vehicle seat)
2
Claims (3)
ウォークインモードでは、シートバックがシートクッションに対して略重なり合う大倒し姿勢となっていることを特徴とする車両用シート。 A vehicle seat capable of moving a seat back forward from a normal mode in which an occupant can be seated to a walk-in mode in which an occupant in the rear seat can get on and off,
In the walk-in mode, a vehicular seat characterized in that the seat back is in an overlying posture that substantially overlaps the seat cushion.
シートスライドがロック解除されたウォークインモードと、
シートスライドがロック状態である大倒しモードと、を選択可能に構成されていることを特徴とする車両用シート。 The vehicle seat according to claim 1,
Walk-in mode with seat slide unlocked,
A vehicular seat characterized by being configured to be able to select a large-down mode in which the seat slide is locked.
第1の切替手段と、第2の切替手段と、スライドロック機構とリクライナと、第1のケーブル操作リンクと、第2のケーブル操作リンクと、リク解除操作プレートと、スライド解除リンクとを備えており、
ウォークインモードは、第1の切替手段の操作を行って、第1のケーブル操作リンクと第2のケーブル操作リンクとを回転させ、この回転させた第1のケーブル操作リンクによって、リク解除操作プレートも回転させ、このリク解除操作プレートの回転によって、リクライナをロック状態からロック解除状態に切り替え、この切り替えによるシートバックの前倒れによって、スライド解除リンクを回転させ、この回転させたスライド解除リンクによって、スライドロック機構をロック状態からロック解除状態に切り替えるものであり、
大倒しモードは、第2の切替手段の操作を行って、リク解除操作プレートを回転させ、このリク解除操作プレートの回転によって、リクライナをロック状態からロック解除状態に切り替え、この切り替えによってシートバックが前倒れしても、スライドロック機構をロック状態のままとするものであることを特徴とする車両用シート。
The vehicle seat according to claim 2,
A first switching means, a second switching means, a slide lock mechanism, a recliner, a first cable operation link, a second cable operation link, a recline release operation plate, and a slide release link; And
In the walk-in mode, the first switching means is operated to rotate the first cable operation link and the second cable operation link, and the rect release operation plate is rotated by the rotated first cable operation link. The recliner is switched from the locked state to the unlocked state by the rotation of the recoil release operation plate, the slide release link is rotated by the forward tilt of the seatback by this switching, and the rotated slide release link The slide lock mechanism is switched from the locked state to the unlocked state.
In the large fall mode, the second switching means is operated to rotate the recoil release operation plate, and the rotation of the recoil release operation plate switches the recliner from the locked state to the unlocked state. A vehicle seat characterized in that the slide lock mechanism remains in a locked state even if it is tilted forward.
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